JP3965291B2 - 磁気処理装置および券類処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気記録媒体を磁気処理する磁気処理装置及び券類処理装置に関し、特に、情報の記録、読出しを確実に行なえる磁気処理装置、及び該磁気処理装置を備えた券類処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
券類処理装置では、磁気記録媒体である券類を高速搬送し、その搬送中に券類の情報を磁気処理装置により確実に記録、読出しする必要がある。そこで、従来から位置決めされた磁気ヘッドとピンチローラとの間を複数の搬送ベルトにより券類を搬送することで対応していた。さらに、磁気処理装置の磁気ヘッドとピンチローラは、券類へある程度の圧力を与える間隔で対向して固定されていた。また、このような券類処理装置で使用される券類は、例えば、普通乗車券や回数券のようなロール状の券紙から発券されるもの(以後乗車券等という)と、プリペイドカードや定期券のようなカードによるもの(以後定期券等という)との2種類があり、大きさや厚さが異なる。そのため磁気ヘッドとピンチローラとの間隔は、券類の最小厚みのものが通過して記録、読出しを可能とするもので、これより厚い券類が通過する場合には、ピンチローラの弾性変形による変位で対応していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、以上のような従来の券類処理装置によれば、使用する券類で最も厚いものが磁気ヘッドとピンチローラの間を通過する際には、ピンチローラの変位が大きくなってしまう。さらに券類が磁気ヘッドとピンチローラに高速搬送で突入するため、その外的圧力が大きくなり、ピンチローラの変位がさらに大きくなってしまう。このため、磁気ヘッドとピンチローラとの間隔が、許容される搬送変動範囲を逸脱してしまい記録(書き込みビットの歯抜け)、または読出し(ビットの読出し不良)に支障の生じることがあった。また、磁気ヘッドとピンチローラは、券類の通過により汚れが付着し、摩耗する。このため、定期的に清掃および調整等の保守が必要であるが、これを容易に行うことができなかった。
【0004】
そこで本発明は、磁気記録媒体の情報の記録または読出しをより正確に行うことができ、保守の容易な磁気処理装置および該磁気処理装置を備えた券類処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明による磁気処理装置1は、例えば図2、図3に示すように、磁気記録媒体2を搬送し、磁気記録媒体2に情報を記録又は磁気記録媒体2から情報の読出しをする磁気処理装置において;磁気記録媒体2に接触し、磁気記録媒体2に情報を記録又は磁気記録媒体2から情報の読出しをする磁気ヘッド12と;磁気ヘッド12に対向し、磁気記録媒体2を磁気ヘッド12との間に挟持して搬送する、回転可能に軸24(例えば図8(b)参照)に取り付けられたピンチローラ23と;磁気ヘッド12を、ピンチローラ23の軸24に対して平行な軸15、16上で弾性保持する磁気ヘッド保持手段13とを備え;磁気ヘッド12は、磁気記録媒体2が搬送される方向に直交する幅方向の端部14mを動作支点として磁気記録媒体2が搬送される方向回りに回動可能に構成されている。
【0006】
このように構成すると、磁気記録媒体2に接触し、磁気記録媒体2に情報を記録又は磁気記録媒体2から情報の読出しをする磁気ヘッド12と、磁気ヘッド12に対向し、磁気記録媒体2を磁気ヘッド12との間に挟持して搬送する、回転可能に軸24に取り付けられたピンチローラ23と、磁気ヘッド12を、ピンチローラ23の軸24に対して平行な軸15、16上で弾性保持する磁気ヘッド保持手段13とを備え、磁気ヘッド12は、磁気記録媒体2が搬送される方向に直交する幅方向の端部14mを動作支点として磁気記録媒体2が搬送される方向回りに回動可能に構成されているので、例えば、厚めの磁気記録媒体2を挟持する際には、磁気ヘッド12がピンチローラ23の軸24に対して平行な軸15、16上で弾性保持されていることにより圧力が吸収されるので、磁気記録媒体2の情報の記録または読出しをより正確に行うことができ、また保守の容易な磁気処理装置を提供することができる。
【0007】
また、以上の磁気処理装置1では、磁気記録媒体2は、所定の方向に搬送され、磁気ヘッド保持手段13は、前記所定の方向回りに回動可能に弾性保持するように構成することが望ましい。また、例えば図3に示すように、磁気ヘッド保持手段は、ヘッドブラケット14と、ヘッドブラケット14に磁気ヘッド12を保持する軸15、16であって、ピンチローラ23の軸24(例えば図8(b)参照)に対して平行な軸15、16と、磁気ヘッドを保持する軸15、16に挿入されるコイルバネ15a、16a(例えば図7(b)参照)とを有し;磁気ヘッド12は、ヘッドブラケット14に動作支点14mで支えられ構成されているとよい。
【0008】
このように構成すると、磁気ヘッド保持手段13は、前記所定の方向回りに回動可能に弾性保持するように構成されているので、例えば大きさの異なる磁気記録媒体2を搬送する際に、異なる磁気記録媒体2毎に磁気ヘッド12にかかる圧力が異なっても、磁気ヘッド12が前記所定の方向回りに回動可能に弾性保持されていることにより圧力が吸収され、磁気記録媒体2の情報の記録または読出しをより正確に行うことができ、また磁気ヘッド12の偏摩耗が発生しにくくなる。また、例えば、大きさの異なる磁気記録媒体2を片寄せして搬送する場合でも、前記所定の方向回りに回動可能に弾性保持されていることにより圧力が吸収され、磁気記録媒体2の情報の記録または読出しをより正確に行うことができる。
【0009】
また、以上の磁気処理装置1では、磁気ヘッド保持手段13は、動作支点14mを支点として磁気記録媒体が搬送される方向回りに磁気ヘッド12の傾きを調整できるヘッド傾き調整手段17を備えるとよい。
【0010】
このように構成すると、磁気ヘッド保持手段13は、動作支点14mを支点として磁気記録媒体が搬送される方向回りに磁気ヘッド12の傾きを調整できるヘッド傾き調整手段17を備えるので、例えば、大きさの異なる磁気記録媒体2が通過することにより磁気ヘッド12が偏摩耗した場合でも、容易に前記傾きを調整できる。したがって、保守の容易な磁気処理装置を提供することができる。
【0011】
また、以上の磁気処理装置1では、例えば図8に示すように、ピンチローラ23は、ピンチローラ23の軸24から着脱自在に構成するとよい。
【0012】
このように構成すると、ピンチローラ23は、回転可能に軸24に取り付けられ、軸24から着脱自在に構成するので、例えば、ピンチローラ23や磁気ヘッド12を清掃する場合に、容易にピンチローラ23を取り外すことができる。したがって、保守の容易な磁気処理装置を提供することができる。
【0013】
上記目的を達成するために、本発明の券類処理装置100は、例えば図9に示すように、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の磁気処理装置1と;磁気記録媒体2を搬送する搬送手段104と;搬送手段104により搬送された磁気記録媒体2を外部に放出する送出口107とを備えている。
【0014】
このように構成すると、券類処理装置100は、磁気処理装置1と、搬送手段104と、送出口107とを備えているので、磁気記録媒体2の情報の記録または読出しをより正確に行うことができ、保守の容易な券類処理装置を提供することができる。
【0015】
また、券類処理装置100は、磁気記録媒体2の対価としての貨幣を処理する貨幣処理装置103を備えるとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において互いに同一あるいは相当する部材には同一符号または類似符号を付し、重複した説明は省略する。
【0017】
図1の正面図を参照して、本発明の第1の実施の形態である磁気処理装置1の構成を説明する。磁気処理装置1は、搬送部3、駆動手段5、磁気ヘッド固定機構10を含んで構成されている。各構成要素の詳細については後述する。また、磁気処理装置1は、板金のベース部7に取り付けられる。図示では、ベース部7は、一部を破断して独立して示してある。磁気処理装置1は、磁気記録媒体としての券類2(図2参照)を搬送し、券類2に情報を記録又は券類2から情報の読出し(再生)をするように構成されている。また、券類2については図2を参照して後で説明する。また、情報は例えば磁気により表される磁気情報である。
【0018】
搬送部3は、第1の搬送部31と、第1の搬送部31の下部に対向して設けられた第2の搬送部32とを有しており、券類2を一定速度で搬送するものである。第1の搬送部31は、複数の第1の搬送プーリ33、第1の駆動プーリ34、第1の搬送ベルト35を含んで構成される。第1の搬送プーリ33は、ベース部7に回転可能に複数個取り付けられている。また、第1の駆動プーリ34は、第1の搬送プーリ33のベース部7の反対側(図中奥側)に、同軸に固着された歯車を有したものである。複数の第1の搬送プーリ33と第1の駆動プーリ34とには第1の搬送ベルト35が2本平行に張架されている。
【0019】
また、第2の搬送部32は、複数の第2の搬送プーリ36、第2の駆動プーリ37、第2の搬送ベルト38を含んで構成される。第2の搬送プーリ36は、ベース部7に回転可能に複数個取り付けられている。また、第2の駆動プーリ37は、第2の搬送プーリ36のベース部7の反対側に、同軸に固着された歯車を有したものである。複数の第2の搬送プーリ36と第2の駆動プーリ37とには第2の搬送ベルト38が2本平行に張架されている。第1の搬送ベルト35、第2の搬送ベルト38は、例えば平ベルトである。
【0020】
搬送部3は、2本のベルトがそれぞれ対応するように、第1の搬送ベルト35の一部と第2の搬送ベルト38の一部を当接させ、図中右側から第1の当接面41、第2の当接面42、第3の当接面43を形成している。搬送部3は、これらの当接面に券類2を挟持して搬送する。例えば券類2の搬送方向が図中右から左方向の場合には、第1の当接面41、第2の当接面42、第3の当接面43の順に券類2を挟持して搬送する。第1の当接面41、第2の当接面42、第3の当接面43は、本実施の形態では平面であるが曲面であってよい。さらにこの平面は、図示では水平面であるが、およそ鉛直面であってもよいし傾斜している傾斜面であってもよい。
【0021】
また、搬送部3は、例えば券類2をベース部7側(図中奥側)に片寄せして搬送する。以下、ベース部7側を基準側として説明する。また、このように搬送することで、大きさの異なる券類2でも、搬送部3の搬送位置、及び磁気ヘッド12の処理面12c(図5参照)上の通過位置が大きさの異なる券類2毎にそれぞれ決まるので、磁気ヘッド12により正確に情報の記録または読出しが行なえる。さらに、このように搬送することで、磁気処理装置1は、例えば券類2を搬送方向に対して斜めに搬送してしまうことなく垂直に搬送できるので、後述の磁気ヘッド12により正確に情報の記録または読出しが行なえる。
【0022】
また、磁気ヘッド固定機構10には、第1の磁気ヘッド固定機構10aと、第2の磁気ヘッド固定機構10bとがあり、第1の当接面41と第2の当接面42との間に、第1の磁気ヘッド固定機構10aが、第2の当接面42と第3の当接面43との間に、第2の磁気ヘッド固定機構10bがそれぞれ配置されており、またそれぞれベース部7に取り付けられている。第1の磁気ヘッド固定機構10aには、記録用の磁気ヘッド12aが備えられており、第2の磁気ヘッド固定機構10bには、再生用の磁気ヘッド12bが備えられている。
【0023】
さらに、第1の磁気ヘッド固定機構10a、第2の磁気ヘッド固定機構10bには、それぞれ第1のピンチローラ23a、第2のピンチローラ23bが備えられている。以下、第1の磁気ヘッド固定機構10aと第2の磁気ヘッド固定機構10b、磁気ヘッド12aと磁気ヘッド12b、及び第1のピンチローラ23aと第2のピンチローラ23bを特に区別しないときは、それぞれ単に磁気ヘッド固定機構10、磁気ヘッド12、ピンチローラ23という。また、磁気ヘッド固定機構10については、図3を参照して後で詳細に説明する。
【0024】
さらに搬送部3は、第1の当接面41と第1の磁気ヘッド固定機構10aとの間、第3の当接面43と第2の磁気ヘッド固定機構10bとの間に、それぞれテンションローラ45a、45bを有している。テンションローラ45a、45bは、磁気ヘッド固定機構10に搬送される券類2をガイドするものである。テンションローラ45a、45bは、それぞれ第1の搬送プーリ33の1つに対向する位置で、2本の第1の搬送ベルト35にそれぞれ当接している。さらにテンションローラ45a、45bは、不図示のバネにより第1の搬送ベルト35に付勢されている。テンションローラ45a、45bは、例えば転がり軸受けである。
【0025】
さらに、搬送部3は、ベース部7に取り付けられた駆動手段5により駆動される。駆動手段5は、例えば正逆回転可能なステッピングモータである。ステッピングモータ5は、ベース部7の反対側(図中奥側)に回転軸が突出するように取り付けられ、回転軸には、歯車5aが取り付けられている。そして、歯車5aと、第1の駆動プーリ34の歯車と、第2の駆動プーリ37の歯車とに、第1の駆動ベルト51が張架されている(図中破線で表示)。これにより、第1の搬送部31と第2の搬送部32は、第1の駆動ベルト51を介してステッピングモータ5により駆動される。
【0026】
さらに、ベース部7には、第3の駆動プーリ53が回転可能に取り付けられている。第3の駆動プーリ53は、ベース部7の搬送部3が取り付けられている側(図中手前側)と、ベース部7の反対側(図中奥側)とに、それぞれ歯車を有している。反対側の歯車には、第1の駆動ベルト51が張架されており、第3の駆動プーリ53は、第1の駆動ベルト51を介してステッピングモータ5により駆動される。さらに、手前側の歯車と、第1の磁気ヘッド固定機構10aに備えられた第1のピンチローラ23a、第2の磁気ヘッド固定機構10bに備えられた第2のピンチローラ23bとには、第2の駆動ベルト55が張架されている。これにより、第1のピンチローラ23a、第2のピンチローラ23bは、第1の駆動ベルト51と第2の駆動ベルト55とを介してステッピングモータ5により駆動される。
【0027】
またベース部7には、テンションプーリ57が、回動可能に取り付けられ、バネ57aにより第2の駆動ベルト55にテンションを与えている。なお、テンションプーリ57は、清掃や交換時にピンチローラを取り外す場合に、テンションに抗する方向に移動させることで、第2の駆動ベルト55をピンチローラ23から外すことができる。
【0028】
ここで、図2の外観図を参照して、本実施の形態で用いる券類2について説明する。図2(a)は、上が乗車券2aの平面図、下が乗車券2aの側面図であり、図2(b)は、上がカード2bの平面図、下がカード2bの側面図である。本実施の形態では、券類2は、普通乗車券や回数券のようなロール状の券紙から発券されるもの(以後単に乗車券2a(図2参照)という)と、プリペイドカードや定期券のようなカードによるもの(以後単にカード2b(図2参照)という)との2種類である(以下、これらを特に区別しないときは単に券類2という)。
【0029】
乗車券2aは、カード2bよりも小さい。また、乗車券2aの厚さ2dは、カード2bの厚さ2d’よりも厚く形成されている(2d<2d’)。乗車券2a及びカード2bの磁気処理装置1内での搬送方向は、それぞれ長辺方向(図中左右方向)である。また、乗車券2a及びカード2bは、共にそれぞれ側面2e、2e’を基準側に片寄せして搬送される。
【0030】
図3を参照して、磁気ヘッド固定機構10について説明する。図3(a)は正面図、図3(b)は側面図、図3(c)は裏面図である。ここで、第1の磁気ヘッド固定機構10aと第2の磁気ヘッド固定機構10bは、同様の構成であるため、区別せずに磁気ヘッド固定機構10として説明する。磁気ヘッド固定機構10は、磁気ヘッド部11と、ピンチローラ部21とを含んで構成される。磁気ヘッド固定機構10は、磁気ヘッド部11がピンチローラ部21に取り付けられ、一体に構成されている。
【0031】
また、図4の平面図に示すように、磁気ヘッド固定機構10は、ピンチローラ部21に取り付けられたピンチローラ23の回転軸がベース部7に対しておよそ垂直になるようベース部7に取り付けられている。この場合、券類2(図2参照)を搬送する方向vは、ベース部7の面に対して平行である。即ち、図示のように券類2(乗車券2a、カード2b)は、それぞれの側面2e、2e’(図2参照)をベース部7に当接させて(基準側に片寄せされて)ピンチローラ23の回転軸に対して垂直に搬送される。
【0032】
図5の平面図を参照して、磁気ヘッド部11について説明する。磁気ヘッド部11は、券類2(図2参照)に接触し、券類2に情報を記録又は券類2から情報の読出しをする磁気ヘッド12と、磁気ヘッド12を、弾性保持する磁気ヘッド保持手段としてのヘッドブラケット部13とを含んで構成される。これにより、例えば、券類2を挟持する際には、磁気ヘッド12がヘッドブラケット部13により弾性保持されていることにより圧力が吸収される。このようにして、券類2の情報の記録または読出しをより正確に行うことができる。
【0033】
ヘッドブラケット部13は、磁気ヘッド12を所定の方向としての券類2を搬送する方向v回りに回動可能に弾性保持している。言いかえれば券類2を搬送する方向vに垂直でかつ搬送される券類2の磁気ヘッド部11に接触する面に垂直な方向の傾きs(図7参照)方向に弾性保持するように構成されている。このような構成は、設計段階で、基準となる支点(例えば後述の磁気ヘッド動作支点14m)を決めることができるので、設計の際に磁気ヘッド側の検討だけで済み、設計の容易性につながる。また、例えば大きさの異なる券類2が基準側に片寄せ搬送される場合では、基準となる支点側の磁気ヘッド12にかかる圧力が異なるが、ヘッドブラケット部13による弾性保持により券類2の大きさに対応して磁気ヘッド12への外的圧力が吸収されるので、券類2の情報の記録または読出しをより正確にでき、磁気ヘッド12の偏摩耗が発生しにくい。
【0034】
また磁気ヘッド12には、再生用と記録用があり、本実施の形態では同一形状として説明する。磁気ヘッド12は、券類2との接触面12c(以下単に処理面12cという)を上にして、ヘッドブラケット部13に取り付けられている。また、本実施の形態では、磁気ヘッド12は、券類2の複数のトラックについて同時に処理する多ヘッド型であり、処理面12cには、搬送方向vに対して垂直な方向に複数トラック分の処理が可能な複数のヘッド溝12dが所定の間隔で設けられている。さらに、ヘッドブラケット部13は、ヘッドブラケット14と、ヘッドねじ付軸15と、第1のコイルバネ15aと、ヘッド固定軸16と、第2のコイルバネ16aとを含んで構成されている。また、ヘッドブラケット部13は、搬送方向v回りの傾きs(図7参照)を調整できるヘッド傾き調整手段としてのヘッド傾き調整軸17が備えられている。したがって、磁気ヘッド12が、例え偏摩耗しても、傾きsを調整できるので、保守容易である。
【0035】
図6の斜視図を参照して、ヘッドブラケット14について説明する。図6は、ヘッドブラケット14のおよそ裏面方向から見た斜視図である。ヘッドブラケット14は、磁気ヘッド12の処理面12cの搬送方向vの傾きr(図5参照)方向の動きを抑制し、さらに、券類2(図2参照)が処理面12cに突入する際のガイドを兼ねるものである。ヘッドブラケット14は、裏面14aが略四角形の板の正面14bの上部2つの角部に、それぞれ2つの略四角柱形状のガイド14e、14fが形成されている。即ち、上面14cが略凹字形、側面14dがL字形の形状をしている。また、ヘッドブラケット14には、非帯磁性である材料、例えばベークライトを用いることが好ましい。
【0036】
ガイド14e、14fには、それぞれ面取部14gが形成されているので、券類2を磁気ヘッド12の処理面12cへ円滑に導くことができる。裏面14aには、中央部の上下方向に、凸部14hが形成されている。さらに、凸部14hの上端には、円筒形の凸部14iが形成されており、その中心には、ヘッド傾き調整軸17用の貫通孔14jが形成されている。また、貫通孔14jの正面14b側には、座ぐり加工が施されている。さらに、裏面14aには、ヘッドねじ付軸15用の貫通孔14kと、貫通孔14kの上にヘッド固定軸16用の貫通孔14lとが凸部14hに対して対称にそれぞれ形成されている。また、貫通孔14kと貫通孔14lとは、好ましくはそれぞれ挿入する部材の径より僅かに大きく形成し、さらに裏面14a側から座ぐり加工を施すとよい。
【0037】
また、正面14bの下部には、左右方向に延伸した凸部で形成された磁気ヘッド動作支点14mが設けられている。
【0038】
図7を参照して、磁気ヘッド部11についてさらに説明する。図7(a)は正面図、図7(b)は図7(c)のA−A’断面を示した断面図、図7(c)は裏面図である。磁気ヘッド12は、2箇所で、第1のコイルバネ15aと、ヘッドブラケット14の貫通孔14k(図6参照)とに挿入されたヘッドねじ付軸15の先端部を磁気ヘッド12にねじ込むことにより、ヘッドブラケット14に弾性的に保持されている。
【0039】
さらに、磁気ヘッド12は、2箇所で、第2のコイルバネ16aと、磁気ヘッド12に形成された貫通穴12eと、ヘッドブラケット14の貫通孔14l(図6参照)とに挿入されたヘッド固定軸16の先端部に形成された雄ねじをナット16bで固定することにより、ヘッドブラケット14に弾性的に保持されている。即ち、磁気ヘッド12は、第1のコイルバネ15aと、第2のコイルバネ16aとで弾性保持されている。また、磁気ヘッド12は、ヘッドブラケット14の磁気ヘッド動作支点14mに下部を当接させて保持されている。 これにより、磁気ヘッド12は、傾きr方向の動きを抑制しながら、磁気ヘッド動作支点14mを支点として傾きs方向に弾性保持することができる。
【0040】
また、ヘッドブラケット14には、ヘッド傾き調整軸17が一方の端面を磁気ヘッド12の上部に当接させて取り付けられている。またヘッド傾き調整軸17には、雄ねじが形成されている。ヘッド傾き調整軸17は、貫通孔14jの正面14b側の座ぐり加工部分に取り付けられたナット17bにねじ込まれ、ヘッドブラケット14の貫通孔14j(図6参照)に挿入され、他端部を固定ナット17aで固定されている。磁気ヘッド12は、ヘッド傾き調整軸17を回転させることにより、磁気ヘッド12の上部を押すことで、傾きsを調整できる。
【0041】
図8を参照して、ピンチローラ部21について説明する。図8(a)は正面図、図8(b)は断面図、図8(c)は裏面図である。ピンチローラ部21は、ブラケットヘッドベース22と、磁気ヘッド12に対向し、券類2(図2参照)を磁気ヘッド12との間に挟持して搬送するピンチローラ23と、ピンチローラ軸24と、ピンチローラ固定部材25とを含んで構成される。ピンチローラ23は、回転可能に、軸としてのピンチローラ軸24に取り付けられ、ピンチローラ軸24から着脱自在に構成されている。また、ピンチローラ軸24には、両端部に雌ねじが加工されている。
【0042】
ブラケットヘッドベース22は、略凹字形の断面を有した略台形の形状に形成されている。正面には、中央部の上下方向に、溝部22aが形成されている。溝部22aの上端には、貫通孔22bが形成されている。さらに貫通孔22bの上部には、ピンチローラ軸24が嵌合するための貫通孔22cが形成されている。貫通孔22cには、裏面側から座ぐり加工を施すとよい。また、ブラケットヘッドベース22には、ヘッドねじ付軸15用の貫通孔22dと、貫通孔22dの上にヘッド固定軸16用の貫通孔22eとが溝部22aに対して対称にそれぞれ形成されている。
【0043】
ピンチローラ23は、一方の端部に歯車を有した円筒形状の部材23cと、部材23の外周に巻回された弾性のある合成樹脂部材23d(以下単に弾性部材23dという)と、部材23cの両端部に取り付けられた転がり軸受け23eとを含んで構成される。また弾性部材23dは、前述のヘッド溝12d(図5参照)の所定の間隔に対応するように、表面に凸部23fが所定の間隔で形成されている。さらに磁気ヘッド部11をピンチローラ部21に取り付けた際には、ヘッド溝12dの間隔の間に凸部23fが対向するように形成することが好ましい。ピンチローラ23は、前述のように、歯車に張架された第2の駆動ベルト55(図1参照)により駆動され、回転する。
【0044】
ピンチローラ部21は、ピンチローラ軸24が、ブラケットヘッドベース22の貫通孔22cに嵌合され、裏面からねじで固定されている。そして、ピンチローラ軸24には、ピンチローラ23が、転がり軸受け23eの内径とピンチローラ軸24の外径を滑合させて回転可能に取り付けられる。ピンチローラ23は、ピンチローラ軸24から抜け落ちないように、ピンチローラ固定部材25により固定される。ピンチローラ固定部材25には、ドライバー等の工具を必要とせずにピンチローラ23を取り外せるもの、例えば化粧ねじを用いるとよい。このようにすることで、ピンチローラ23は、ピンチローラ軸24から、容易に着脱することができるので、非常に簡便である。
【0045】
図3に戻って、磁気ヘッド固定機構10についてさらに説明する。磁気ヘッド固定機構10は、磁気ヘッド部11とピンチローラ部21とが、取付ねじ27により、ヘッドブラケット14の凸部14h(図6参照)がピンチローラ部21のブラケットヘッドベース22の溝部22a(図8参照)に嵌合させて、取付ねじ27により2箇所で取り付けられている。磁気ヘッド固定機構10は、磁気ヘッド部11とピンチローラ部21とを、凸部14hを溝部22aに嵌合させて取り付けることで、磁気ヘッド部11の搬送方向への動きを抑制する。またこのとき、ブラケットヘッドベース22の貫通孔22b、貫通孔22d、貫通孔22eには、それぞれヘッド傾き調整軸17、ヘッドねじ付軸15、ヘッド固定軸16が挿入されており、ヘッド傾き調整軸17、ヘッドねじ付軸15、ヘッド固定軸16は、磁気ヘッド固定機構10の裏面から露出している。以上で説明した磁気ヘッド固定機構10は、第1の磁気ヘッド固定機構10aと、第2の磁気ヘッド固定機構10bとして、ベース部7の前述した位置に取り付けられる。
【0046】
また、本実施の形態では、ヘッドブラケット14とブラケットヘッドベース22とは別体の構成として説明したが、一体に構成してもよい。
【0047】
以上では、磁気処理装置1は、磁気ヘッド固定機構10を、記録用(第1の磁気ヘッド固定機構10a)と再生用(第2の磁気ヘッド固定機構10b)との2つ備える場合で説明したが、どちらか一方でもよいし、記録と読出しを1つで行なえる磁気ヘッドがある場合には、それを1つ備えるようにするとよい。
【0048】
図1を参照して、磁気処理装置1の作用について説明する。以下、券類2(図2参照)を図中右側から左側へ搬送する場合で説明する。まず、磁気処理装置1は、ステッピングモータ5を図中時計回りに回転させることで、第1の駆動ベルト51、第2の駆動ベルト55、第1の搬送ベルト35をそれぞれ時計回りに、第2の搬送ベルト38を反時計回りに駆動する。不図示の外部装置により図中右方向から磁気処理装置1に搬送された券類2は、第1の搬送ベルト35と第2の搬送ベルト38とに挟み込まれ、第1の当接面41を搬送される。そして、第1の当接面41から搬送されてきた券類2は、第1の搬送ベルト35とテンションローラ45aとに挟持され、第1の磁気ヘッド固定機構10aに搬送される。
【0049】
第1の磁気ヘッド固定機構10aに搬送された券類2は、高速で磁気ヘッド12aとピンチローラ23aとの間に突入する。そして券類2は、磁気ヘッド12aとピンチローラ23aとの間を、ピンチローラ23aの回転により搬送されながら磁気ヘッド12aの処理面12c(図5参照)を通過する。この通過の際、券類2に、複数のヘッド溝12d(図5参照)により情報が記録される。この際にピンチローラ23aは、弾性部材23d(図8参照)の変位により、券類2の突入による外部的圧力の一部を吸収する。また、ピンチローラ23aにより吸収できなかった外部的圧力は、磁気ヘッド12aの傾きs方向(図3参照)の動作により吸収される。これにより、磁気ヘッド12aとピンチローラ23aとの間隔の搬送による変動が、一定となり、許容範囲内に収まるので、磁気ヘッド12aとピンチローラ23aとの間を通過する券類2に情報が確実に記録される。
【0050】
また、券類2が磁気ヘッド12aを通過する際には、乗車券2a、カード2b(図2参照)共にベース部7側(図4参照)を通過する。特に乗車券2aが通過する場合には、乗車券2aがカード2bより厚く、小さいので、磁気ヘッド12aのベース部7側のみ圧力が高くなる。このような場合でも、磁気ヘッド12aは、傾きs方向の動作により圧力が吸収されので、情報の記録、読出しを正確に行うことができるだけでなく、偏摩耗が発生しにくくなる。
【0051】
次に、情報が記録された券類2は、ピンチローラ23aにより第2の当接面42に搬送される。そして券類2は、第2の当接面42を第1の搬送ベルト35と第2の搬送ベルト38とに挟持され、第2の磁気ヘッド固定機構10bに搬送される。そして前述と同様に、第2の磁気ヘッド固定機構10bに搬送された券類2は、高速で磁気ヘッド12bとピンチローラ23bとの間に突入する。そして券類2は、磁気ヘッド12bとピンチローラ23bとの間を、ピンチローラ23bの回転により搬送されながら磁気ヘッド12bの処理面12c(図5参照)を通過する。この通過の際、券類2に、複数のヘッド溝12d(図5参照)により情報が読み出される。ここで、磁気処理装置1は、券類2から読み出された情報が、第1の磁気ヘッド12aにより記録した情報と一致するのか、即ち第1の磁気ヘッド12aにより情報が券類2に正しく記録されたのかの確認を行う。この確認は、磁気処理装置1ではなく、さらに上位の装置、例えば後述の券類処理装置により行うようにしてもよい。
【0052】
次に、情報が読み出された券類2は、ピンチローラ23bにより搬送され、次に第1の搬送ベルト35とテンションローラ45bとに挟持され、第3の当接面43に搬送される。そして券類2は、第3の当接面43を第1の搬送ベルト35と第2の搬送ベルト38とに挟持され、不図示の外部装置まで搬送される。
【0053】
次に、図3を参照して、磁気ヘッド固定機構10の清掃、調整について説明する。まず、磁気ヘッド固定機構10の清掃は、まずテンションプーリ57(図1参照)をテンションに抗する方向に移動させることで、第2の駆動ベルト55(図1参照)をピンチローラ23から外す。次に、ピンチローラ固定部材25(化粧ねじ)を手で緩めて取り外し、ピンチローラ23をピンチローラ軸24から抜き取る。抜き取ったピンチローラ23は、表面に付着した汚れを拭き取るなどして取り去る。この際、ピンチローラ23は、取り外されているので、作業が簡便に行なえる。また、磁気ヘッド12は、処理面12c(図5参照)の汚れを拭き取るなどして取り去る。この際、磁気ヘッド12は、ピンチローラ23が取り外されたことにより、処理面12cが露出するので、作業が簡便に行なえる。
【0054】
磁気ヘッド固定機構10の清掃が終了した際には、ピンチローラ23をピンチローラ軸24に取り付けて、さらにピンチローラ固定部材25を手で締め込んで固定する。そして、ピンチローラ23に第2の駆動ベルト55を架け、テンションプーリ57により第2の駆動ベルト55にテンションをかける。このように、磁気ヘッド固定機構10の清掃は、ドライバー等の工具を必要とせずに行うことができるので、非常に簡便である。
【0055】
そして、磁気ヘッド固定機構10の調整は、傾きsと、磁気ヘッド12とピンチローラ23との隙間(間隔)の調整を行う。傾きsの調整は、まず磁気ヘッド固定機構10の裏面にある固定ナット17aを緩めることで、ヘッドブラケット14に固定されているヘッド傾き調整軸17を調整可能とする。そして、ヘッド傾き調整軸17を回転させることにより、磁気ヘッド12とピンチローラ23との隙間がおよそ均等になるように、磁気ヘッド12の傾きsを調節する。磁気ヘッド12は、ヘッド傾き調整軸17を回転させることで、磁気ヘッド動作支点14mを支点として、傾きs方向に動く。即ち、ヘッド傾き調整軸17は、裏面から見て時計回りに回転させると、磁気ヘッド12の正面側の先端が下がり、反時計回りに回転させると、磁気ヘッド12の正面側の先端が上がる。傾きsの調整が終了した際には、固定ナット17aを締めて、ヘッドブラケット14にヘッド傾き調整軸17を固定する。
【0056】
磁気ヘッド12とピンチローラ23との隙間の調整は、2箇所の取付ねじ27を軽く緩め、磁気ヘッド12とピンチローラ23との隙間が適正値になるように調節する。ここでの適正値は、好ましくは0.01〜0.2mm程度、さらに好ましくは0.05〜0.1mm程度とする。隙間の調整が終了した際には、取付ねじ27を締めて固定する。また、隙間の調整は、隙間ゲージを用いると、更に容易に調整が行なえる。このように、磁気ヘッド固定機構10の調整は、傾きs、磁気ヘッド12とピンチローラ23との隙間共に正確且つ円滑に行なえるので、非常に簡便である。即ち、磁気ヘッド12とピンチローラ23との両者を調整する必要がないので、非常に簡便である。
【0057】
以上のように、磁気処理装置1は、磁気ヘッド12の傾きs方向の動作により、ピンチローラ23により吸収できなかった外部的圧力を吸収するので、券類2への情報の記録、読出しを正確に行うことができる。また磁気処理装置1は、磁気ヘッド12が弾性保持されているので、磁気ヘッド12が偏摩耗しにくく、経年変化に対して影響が少ないので、安定して券類2に情報の記録、読出しを正確に行うことができる。また、例え磁気ヘッド12が偏摩耗した場合でも、容易に前記傾きを調整できるので、保守の容易である。さらに磁気処理装置1は、磁気ヘッド12が弾性保持されているので、1つの磁気処理装置1で厚さ、大きさ共に異なる券類2を扱う場合でも、券類2に情報の記録、読出しを正確に行うことができる。さらに、磁気処理装置1は、清掃、調整等の保守が容易に行なえるので、運用が簡便である。
【0058】
また、磁気処理装置1は、磁気ヘッド固定機構10が磁気処理装置1から取り外された状態、例えば磁気ヘッド固定機構10の組立の際に、磁気ヘッド12のピンチローラ23に対する傾きs、磁気ヘッド12とピンチローラ23との隙間共に調整ができるので、磁気処理装置1に取付後の調整作業を省略できる。
【0059】
以上で説明した磁気処理装置1は、券類2を扱う装置、例えば鉄道の駅等に設置される発券装置、自動精算機、自動改札機などに用いることができる。以下、これらの実施例について説明する。
【0060】
図9のブロック図を参照して、本発明の第2の実施の形態である券類処理装置としての発券装置100について説明する。ここでの発券装置100は、乗車券2a(図2参照)を発行するものである。発券装置100は、前述の磁気処理装置1(図1参照)と、制御部102と、磁気記録媒体としての乗車券2aの対価としての貨幣を処理する貨幣処理装置としての貨幣処理部103と、乗車券2aを搬送する搬送手段としての搬送部104と、発券部105と、印字部106と、搬送部104により搬送された乗車券2aを外部に放出する送出口107と、回収部108とを含んで構成されている。制御部102は、各種信号の入出力を行ない発券装置100全体を制御する。貨幣処理部103は、乗車券2aの購入者が入金した硬貨や紙幣といった貨幣を処理するものである。
【0061】
発券部105は、乗車券2aの原紙としてのロール紙が収納されている。発券部105は、制御部102からの発券信号により、ロール紙の端部を繰出し、所定の大きさに切断して乗車券2aとするものである。印字部106は、乗車券2aに必要な情報例えば日付や料金等を印字するものである。送出口107は、乗車券2aを発券装置100の外部へ放出するものである。回収部108は、正常に発券することができなかった乗車券2a例えば、磁気処理装置1による情報の記録に失敗した乗車券2aを回収するものである。搬送部104は、発券部105と印字部106、印字部106と磁気処理装置1、磁気処理装置1と送出口107、磁気処理装置1と回収部108とをそれぞれ接続し、乗車券2aを搬送するものである。また、搬送部104は、発券部105、印字部106、磁気処理装置1、送出口107、回収部108のそれぞれが有するように構成してもよい。
【0062】
ここで、発券装置100の作用の一例について説明する。発券装置100は、まず利用者により所定の購入操作を行われ、必要金額の貨幣を入金が貨幣処理部103により確認されると、制御部102により、発券信号が発券部105に出力される。即ち発券装置100は、乗車券2aの発行動作を開始する。発券信号を入力した発券部105は、ロール紙を搬送し、所定の大きさに切断して乗車券2aとする。搬送部104は、所定の大きさに切断された乗車券2aを印字部106へ搬送する。印字部106は、搬送されてきた乗車券2aを搬送しつつ必要な情報の印字を行う。印字部106により印字がなされた乗車券2aは、搬送部104により、磁気処理装置1に搬送される。
【0063】
磁気処理装置1に搬送されてきた乗車券2aは、図1で説明したように、磁気処理装置1内を搬送され、磁気ヘッド12a(記録用)で情報が記録され、磁気ヘッド12b(再生用)で記録された情報が読み出される。ここで、制御部102は、乗車券2aから読み出された情報が、第1の磁気ヘッド12aにより記録した情報と一致するのか、即ち第1の磁気ヘッド12aにより情報が乗車券2aに正しく記録されたのかの確認を行う。乗車券2aに情報が正しく記録されている場合には、乗車券2aは、搬送部104により送出口107に搬送され、送出口107から利用者に受け渡される。発券装置100は、乗車券2aの発行動作を終了する。また、乗車券2aに情報が正しく記録されていない場合には、搬送部104により回収部108に搬送され、回収される。この場合には、再度上述した動作により乗車券2aが発行される。
【0064】
以上のように、発券装置100は、磁気処理装置1により情報が乗車券2aに正確に記録、読出しされるので、回収部108に回収される乗車券2aを減少させることができるので、乗車券2aが無駄にならず、効率良く運用することができる。さらに、発券装置100は、磁気処理装置1の磁気ヘッド12が弾性保持されているので、磁気ヘッド12が偏摩耗しにくく、経年変化に対する影響が少ないので、安定して乗車券2aに情報の記録、読出しを正確に行うことができる。また、発券装置100は、磁気処理装置1の清掃、調整等の保守が容易に行なえるので、運用が簡便である。
【0065】
図10のブロック図を参照して、本発明の第3の実施の形態である券類処理装置としての自動精算機200について説明する。ここでの自動精算機200は、利用者により挿入された券類2の情報を書き換えて放出するまたは代替の券類2を発行するもの、例えば乗り越した乗車券2aやカード2b(以下これらを適宜券類2(図2参照)という)を自動精算機200に挿入し差額を精算し、精算済みのカード又は精算したことを証明する精算券2a’を送出するものである。精算券2a’は、乗車券2aと同一な形状である。自動精算機200は、前述の発券装置100とほぼ同様な構成であり、さらに挿入口210を有している。
【0066】
自動精算機200は、前述の磁気処理装置1(図1参照)と、制御部202と、磁気記録媒体としての券類2の対価としての貨幣を処理する貨幣処理装置としての貨幣処理部203と、券類2を搬送する搬送手段としての搬送部204と、挿入口210と、印字部206と、搬送部204により搬送された券類2を外部に放出する送出口としての207と、挿入口210とを含んで構成されている。制御部202は、各種信号の入出力を行ない発券装置200全体を制御する。貨幣処理部203は、利用者が入金した硬貨や紙幣といった貨幣を処理するものである。挿入口210は、精算する券類2を受け付けるものであり、乗車券2a、カード2bの2種類の券類2を受け付けられるものである。
【0067】
ここで、自動精算機200の作用の一例について説明する。自動精算機200は、まず利用者により精算が必要な券類2が挿入口210より挿入される。自動精算機200は、挿入された券類2を、搬送部204により磁気処理装置1へ搬送する。磁気処理装置1に搬送されてきた券類2は、磁気処理装置1内を搬送され、磁気ヘッド12b(再生用)で記録された情報が読み出される。ここで、制御部102は、券類2から読み出された情報から、請求金額(乗越し金額)を算出し、不図示の表示部にこの金額を表示する。そして利用者は、表示された金額を貨幣処理部203から入金する。
【0068】
挿入された券類2が乗車券2aである場合には、自動精算機200は、必要金額の貨幣を入金が貨幣処理部203により確認されると、制御部202により、発券信号が発券部205に出力される。即ち自動精算機200は、精算券2a’の発行動作を開始する。挿入された乗車券2aは、回収部208に回収され、発券信号を入力した発券部205は、ロール紙を搬送し、所定の大きさに切断して精算券2a’とする。以下前述の発券装置100と同様に送出口207より精算券2a’が発行される。
【0069】
また、挿入された券類2がカード2bである場合には、自動精算機200は、必要金額の貨幣を入金が貨幣処理部203により確認されると、カード2bに印字が必要な場合には、カード2bを搬送部204により印字部206へ搬送する。印字部206は、搬送されてきたカード2bを搬送しつつ必要な情報の印字を行う。印字部206により印字がなされたカード2bは、搬送部204により、磁気処理装置1に搬送される。カード2bに印字が必要でない場合には、印字部206搬送せずに磁気処理装置1に搬送される。
【0070】
磁気処理装置1に搬送されてきたカード2bは、図1で説明したように、磁気処理装置1内を搬送され、磁気ヘッド12a(記録用)で情報が記録され、磁気ヘッド12b(再生用)で記録された情報が読み出される。ここで、制御部202は、カード2bから読み出された情報が、第1の磁気ヘッド12aにより記録した情報と一致するのか、即ち第1の磁気ヘッド12aにより情報がカード2bに正しく記録されたのかの確認を行う。カード2bに情報が正しく記録されている場合には、カード2bは、搬送部204により挿入口210に搬送され、挿入口210から利用者に戻される。また、カード2bに情報が正しく記録されていない場合には、再度上述した動作により情報をカード2bに記録しなおす。
【0071】
以上のように、自動精算機200は、1つの磁気処理装置1で厚さ、大きさ共に異なる券類2を扱う場合でも、券類2に情報の記録、読出しを正確に行なえるので、効率良く運用できる。また、自動精算機200は、磁気処理装置1の清掃、調整等の保守が容易に行なえるので、運用が簡便である。さらに、自動精算機200は、磁気処理装置1により情報が精算券2a’に正確に記録、読出しされるので、回収部108に回収される精算券2a’を減少させることができるので、精算券2a’が無駄にならず、効率良く運用することができる。
【0072】
図11のブロック図を参照して、本発明の第4の実施の形態である券類処理装置としての自動改札機300について説明する。ここでの自動改札機300は、利用者によって挿入された乗車券2aやカード2b(以下これらを適宜券類2(図2参照)という)により、駅構内への入場及び駅構内からの退場を許可するものである。即ち、自動改札機300の通過を許可するものである。自動改札機300は、前述の磁気処理装置1(図1参照)と、制御部302と、扉装置303と、磁気記録媒体としての券類2を搬送する搬送手段としての搬送部304と、印字部306と、搬送部304により搬送された乗車券2aを外部に放出する送出口307と、挿入口308とを含んで構成されている。制御部302は、各種信号の入出力を行ない自動改札機300全体を制御する。扉装置303は、開閉可能な不図示の扉を有しており、扉が閉状態の場合には利用者の通過を阻止するものである。
【0073】
挿入口308は、券類2を受け付けるものであり、乗車券2a、カード2bの2種類の券類2を受け付けられるものである。印字部306は、カード2bに必要な情報例えば日付や料金等を印字するものである。送出口307は、券類2を自動改札機300の外部へ放出するものである。搬送部304は、挿入口308と磁気処理装置1、磁気処理装置1と印字部306、印字部306と送出口307とをそれぞれ接続し、券類2を搬送するものである。また、搬送部304は、挿入口308、磁気処理装置1、印字部306、送出口307のそれぞれが有するように構成してもよい。
【0074】
自動改札機300の作用の一例として利用者が駅構内へ入場する場合について説明する。まず利用者により券類2が挿入口308より挿入される。自動改札機300は、挿入された券類2を、搬送部304により磁気処理装置1へ搬送する。磁気処理装置1に搬送されてきた券類2は、図1で説明したように、磁気処理装置1内を搬送され、磁気ヘッド12a(記録用)で情報が記録され、磁気ヘッド12b(再生用)で記録された情報が読み出される。
【0075】
ここで、制御部302は、券類2から読み出された情報が、第1の磁気ヘッド12aにより記録した情報と一致するのか、即ち第1の磁気ヘッド12aにより情報が乗車券2aに正しく記録されたのかの確認を行う。券類2に情報が正しく記録されている場合には、自動改札機300は、券類2を搬送部104により印字部306に搬送し、印字が必要な場合には、印字部306により券類2に印字をして、印字が必要ない場合には、印字部306を通過させる。さらに自動改札機300は、券類2を搬送部104により送出口307に搬送し、送出口307から放出することで利用者に返却し、同時に扉装置303により扉を開状態とする。また、乗車券2aに情報が正しく記録されていない場合には、券類2を搬送部104により送出口307に搬送し、送出口307から放出することで利用者に返却し、同時に扉装置303により扉を閉状態とする。
【0076】
以上のように、自動改札機300は、磁気処理装置1を備えているので、速い搬送速度と大量な処理量とが要求される場合でも安定して運用できる。また、自動改札機300は、磁気処理装置1の清掃、調整等の保守が容易に行なえるので、運用が簡便である。
【0077】
また以上では、券類処理装置は、発券装置100、自動精算機200、自動改札機300として説明したが、券類2が搬送され、磁気処理装置1により所定の処理がなされる装置全般に用いることができる。
【0078】
以上のように本実施の形態の磁気処理装置1は、磁気ヘッド12が弾性保持されていることにより、券類2の通過の際に発生する大きな外部圧力を吸収することができ、券類2の情報の記録または読出しを正確にできる。また、磁気ヘッド12の傾きs方向の動作により、対向するピンチローラ23の偏摩耗が抑制され、保守が容易である。また、ヘッドブラケット部13は、磁気ヘッド12を傾きs方向に弾性保持するように構成されているので、例えば大きさの異なる券類2が基準側に片寄せして搬送される場合でも、券類2の大きさに対応して磁気ヘッド12への外的圧力が吸収されるので、券類2の情報の記録または読出しをより正確にでき、磁気ヘッド12の偏摩耗が発生しにくくなる。
【0079】
また、磁気ヘッド固定機構10は、ヘッド傾き調整軸17により、磁気ヘッド12とピンチローラ23との間の傾きの調整ができるので、磁気ヘッド12側の設計のみで調整手段を構成できる。さらに、磁気ヘッド12とピンチローラ23との間の傾きの調整が、磁気ヘッド12側のみで可能となり、保守容易である。
【0080】
また、磁気ヘッド12とピンチローラ23は、券類2の通過により汚れが付着し、また摩耗もするので定期的に清掃、調整等の保守が必要になるが、それぞれの摩耗率が異なるので、両者の摩耗状態により調整を行う。さらに、大きさの異なる券類2を基準側に片寄せさせながら通過させるので、ピンチローラ23及び磁気ヘッド12の摩耗状態が一定とならず隙間に傾きが生じるため傾きの調整も必要となる。一般的には、この調整は、傾きがピンチローラ側で行われ、隙間が磁気ヘッド側ので行われるが、磁気ヘッド固定機構10では、磁気ヘッド12側で傾き、隙間が調整できる、即ち磁気ヘッド12とピンチローラ23との両者を調整する必要がないので、保守が容易である。
【0081】
以上のように本実施の形態の券類処理装置は、発券装置100、自動精算機200、自動改札機300の何れであっても券類2の情報の記録または読出しをより正確にでき、保守の容易な磁気処理装置1が備えられているので、運用が簡便である。
【0082】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る磁気処理装置によれば、磁気記録媒体を搬送し、前記磁気記録媒体に情報を記録又は前記磁気記録媒体から情報の読出しをする磁気処理装置において、前記磁気記録媒体に接触し、前記磁気記録媒体に情報を記録又は前記磁気記録媒体から情報の読出しをする磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドに対向し、前記磁気記録媒体を前記磁気ヘッドとの間に挟持して搬送するピンチローラと、前記磁気ヘッドを、弾性保持する磁気ヘッド保持手段とを備えているので、磁気記録媒体の情報の記録または読出しをより正確に行うことができ、保守の容易な磁気処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る磁気処理装置の正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る券類を説明する外観図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る磁気ヘッド固定機構の正面図(a)、側面図(b)、裏面図(c)である。
【図4】図3の磁気ヘッド固定機構を説明する平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る磁気ヘッド部を説明する平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るヘッドブラケットを説明する斜視図である。
【図7】図5の磁気ヘッド部の正面図(a)、断面図(b)、裏面図(c)である。
【図8】本発明の実施の形態に係るピンチローラ部の正面図(a)、断面図(b)、裏面図(c)である。
【図9】本発明の実施の形態に係る発券装置を説明するブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る自動精算機を説明するブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態に係る自動改札機を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1 磁気処理装置
2 券類
3 搬送部
5 駆動手段
10 磁気ヘッド固定機構
11 磁気ヘッド部
12 磁気ヘッド
13 ヘッドブラケット部
14 ヘッドブラケット
17 ヘッド傾き調整軸
21 ピンチローラ部
23 ピンチローラ
24 ピンチローラ軸
100 発券装置
103 貨幣処理部
104 搬送部
107 送出口
200 自動精算機
203 貨幣処理部
204 搬送部
207 送出口
300 自動改札機
304 搬送部
307 送出口

Claims (5)

  1. 磁気記録媒体を搬送し、前記磁気記録媒体に情報を記録又は前記磁気記録媒体から情報の読出しをする磁気処理装置において;
    前記磁気記録媒体に接触し、前記磁気記録媒体に情報を記録又は前記磁気記録媒体から情報の読出しをする磁気ヘッドと;
    前記磁気ヘッドに対向し、前記磁気記録媒体を前記磁気ヘッドとの間に挟持して搬送する、回転可能に軸に取り付けられたピンチローラと;
    前記磁気ヘッドを、前記ピンチローラの軸に対して平行な軸上で弾性保持する磁気ヘッド保持手段とを備え;
    前記磁気ヘッドは、前記磁気記録媒体が搬送される方向に直交する幅方向の端部を動作支点として前記磁気記録媒体が搬送される方向回りに回動可能に構成された;
    磁気処理装置。
  2. 前記磁気ヘッド保持手段は、
    ヘッドブラケットと、
    前記ヘッドブラケットに前記磁気ヘッドを保持する軸であって、前記ピンチローラの軸に対して平行な軸と、
    前記磁気ヘッドを保持する軸に挿入されるコイルバネとを有し;
    前記磁気ヘッドは、前記ヘッドブラケットに前記動作支点で支えられ構成された;
    請求項1に記載の磁気処理装置。
  3. 前記磁気ヘッド保持手段は、前記動作支点を支点として前記磁気記録媒体が搬送される方向回りに前記磁気ヘッドの傾きを調整できるヘッド傾き調整手段を備えた;
    請求項1又は請求項2に記載の磁気処理装置。
  4. 前記ピンチローラは、前記ピンチローラの軸から着脱自在に構成された、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の磁気処理装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の磁気処理装置と;
    前記磁気記録媒体を搬送する搬送手段と;
    前記搬送手段により搬送された前記磁気記録媒体を外部に放出する送出口とを備えた;
    券類処理装置。
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