JP2597984Y2 - カード送り装置 - Google Patents

カード送り装置

Info

Publication number
JP2597984Y2
JP2597984Y2 JP1993059902U JP5990293U JP2597984Y2 JP 2597984 Y2 JP2597984 Y2 JP 2597984Y2 JP 1993059902 U JP1993059902 U JP 1993059902U JP 5990293 U JP5990293 U JP 5990293U JP 2597984 Y2 JP2597984 Y2 JP 2597984Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
belt
roller
pair
belts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993059902U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0729648U (ja
Inventor
茂貴 小口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP1993059902U priority Critical patent/JP2597984Y2/ja
Publication of JPH0729648U publication Critical patent/JPH0729648U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2597984Y2 publication Critical patent/JP2597984Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、薄手の磁気カードを搬
送するカード送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気情報を記録再生できる磁気カードの
一つであるプリペイドカードや航空券等のようなフレキ
シブルで薄い磁気カードのカード送り装置では、ローラ
に掛け渡されたベルトの間に磁気カードを挟んでカード
排出口やカード回収箱に搬送している。ローラは、カー
ドを高速で搬送するために高回転で回転駆動されるの
で、ローラ駆動時にベルトが外れないように太鼓状に形
成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述したカード送り装
置では、装置のコンパクト化に伴いカード搬送路を限ら
れたスペース内で形成しなければならず、搬送路の形状
が複雑になる傾向にある。このように複雑に形成された
搬送路をカードが通過する場合、カードがフレキシブル
であるので、ローラ形状に倣って湾曲して搬送される傾
向にあり、カード通路の複雑さと相まってカードの折れ
曲がりやシワ、あるいは、カード詰まり等が発生し易い
という問題がある。
【0004】さらに、カード搬送路の近傍には、板金加
工や樹脂成形されたカードガイドを設けてカードを搬送
方向に導いているのであるが、搬送路の複雑化に伴いこ
れらガイドの加工も複雑となり、コストの上昇を否めな
いという問題がある。
【0005】また、上述したカード送り装置では、回収
箱の手前にフラップが設けられていて高速で搬送されて
くるカードをその種類に応じて振り分けているのである
が、機器の設計などの制約から搬送スピードが十分に取
れない場合、カードに十分なカード搬送力が得られず、
フラップ近傍においてカード詰まりのおそれがある。
【0006】本考案の目的は、薄い磁気カードの搬送を
簡単な構成で確実かつ低コストでスムーズに行うことの
できるカード送り装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
考案では、複数のローラ間に巻きかけられて互いに対向
配置されて湾曲通路を形成し、このカード通路の両側寄
りにそれぞれ配置されて回転移動する第1のベルト対及
び第2のベルト対と、第1のベルト対と第2のベルト対
の間に配置され同第1のベルト対と第2のベルト対の間
まで延出形成された固定の支持軸と、支持軸に揺動可能
に設けられて、カード通路の出口に配置されたフラップ
と、支持軸の、第1のベルト対と第2のベルト対と対向
する部位に回転自在に設けられたローラ部材と、出口よ
りもカード搬送方向の下流側に配置した回収部とを備
え、カード通路に挿入されたフレキシブルな磁気カード
を出口に搬送することを特徴とする。
【0008】
【0009】
【作用】請求項1記載の考案によると、複数のローラ間
に巻きかけられて互いに対向配置されて湾曲通路を形成
し、このカード通路の両側寄りにそれぞれ配置されて回
転移動する第1のベルト対及び第2のベルト対と、この
第1のベルト対と第2のベルト対の間に配置され同第1
のベルト対と第2のベルト対の間まで延出形成された固
定の支持軸と、支持軸に揺動可能に設けられてカード通
路の出口に配置されたフラップと、支持軸の、第1のベ
ルト対と第2のベルト対と対向する部位に回転自在に設
けられたローラ部材と、出口よりもカード搬送方向の下
流側に配置した回収部とを備え、カード通路に挿入され
るフレキシブルな磁気カードを出口に搬送するので、湾
曲通路を搬送される上記カードが出口付近に達すると、
各ベルト対とローラ部材によって挟持される。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図5は、磁気カードとしての搭乗券(以下「カー
ド」と称す)の一例を示す。このカード1は、厚さが薄
くフレキシブルな紙材で作られた薄いカードで、その表
面には出発地や目的地等のデータ(図示せず)が表示さ
れており、その裏面の一側には、磁気記録層(磁気スト
ライプ)1aが長手方向に沿って設けられている。磁気
ストライプ1aには、表面のデータと同様のデータが磁
気的に記録されている。
【0012】カード1は、ミシン目1bの部分で搭乗者
に渡す搭乗控え券1Aと回収券1Bとに切離可能となっ
ており、図1に示すカード送り装置2の挿入口3手前に
設けられたカッターユニット5によって切断された後、
搭乗控え券1Aをカード排出口4から装置外に排出さ
れ、回収券1Bを装置内に設けられる回収箱6,7に回
収される。本実施例においてカード1の裏面を下側にし
ての矢印A方向への挿入を順方向挿入とし、矢印B方向
への挿入を逆挿入と称す。
【0013】図1に示すカード送り装置2は、図示しな
いカード処理部で磁気処理を終えてカッターユニット5
に送られるカード1をカード排出部4やカード回収箱
6,7に搬送するもので、排出口4に一方がつながり他
方がカッターユニット5より下流側に位置するカード挿
入口3につながるカード通路としてのカード排出路8、
一方がカード排出路8につながり他方が装置の下部に配
置された回収箱6,7につながる湾曲通路としてのカー
ド回収路9、カード排出路8やカード回収路9を構成し
同内のカードを搬送するベルトユニット10,11,1
2,13、カード排出路8とカード回収路9との分岐部
近傍に設けられた第1フラップ14、カード回収路9の
出口9Aに設けられた第2フラップ15、カードに検印
するスタンプユニット16及び、駆動モータ17から主
に構成されている。
【0014】カッターユニット5は、回転刃5aと固定
刃5bとにより図示しないカード処理部のカード搬送路
18から搬送されてくるカード1を搭乗控え券1Aと回
収券1Bとに切断するもので、同ユニット5が動作する
と駆動モータ17を駆動するようになっている。
【0015】駆動モータ17の軸17aに固定されたプ
ーリ19に掛けられるタイミングベルト20は、フレー
ム21,22に支持された軸23,24に固定されたプ
ーリ23a,24aに掛け渡されていて、カード送り装
置2の駆動手段を構成している。
【0016】軸23,24には、ベルトユニット10,
12を構成する一対の駆動ローラ10a,12aがそれ
ぞれ固定されていて、各駆動ローラ10a,12aに
は、ローラ10bと軸25,26に設けられた一対のロ
ーラ12b,12cとの間で2本の搬送ベルト10c,
12dがそれぞれ独立に掛け渡されている。
【0017】ローラ12a,12b,12cは太鼓状に
形成されたローラであって、図2に示すように、フレー
ム21,22に軸受27を介して回転自在に支持された
軸24,25,26にそれぞれカード排出路8両側であ
るフレーム21,22寄りに配置固定されている。
【0018】ローラ12aとローラ12cとの間に位置
する軸24、軸25の略中央には、弾性部材で成形され
た突起部としてのサブローラ28,29がそれぞれ配置
されている。サブローラ28は、軸24に固定されてい
て、ローラ12aと一体回転するようになっている。サ
ブローラ29は、ベアリング30を介して軸25に回転
自在に支持されている。サブローラ28,29は、それ
ぞれローラ12a,12bよりやや小径に形成されてい
る。
【0019】駆動ベルトユニット10,12の対向側に
は、図1に示すようにローラ13a,13b,13cに
従動ベルト13dが掛けられたベルトユニット13と、
ローラ11a,11bに従動ベルト11cが掛けられた
ベルトユニット11がそれぞれ配置されている。つま
り、ベルトユニット10,12は駆動ユニットを構成
し、ベルトユニット11,13は、従動ユニットを構成
すると共にベルトユニット10,12に対するパッドユ
ニットもなす。
【0020】従動ベルト11cは、ローラ12aとロー
ラ12cとの間で搬送ベルト12dに接触している。ロ
ーラ11a,11bは、極力縦方向に並ぶように配置さ
れている。従動ベルト13dは、ローラ12bとローラ
12aの間で搬送ベルト12dと接触し、ローラ10a
とローラ10bの間で搬送ベルト10cと接触してい
る。すなわち、ローラ10aは、ベルト13dから離れ
る方向に、ローラ10bはローラ13c寄りに設けられ
いて、カード排出路8の曲部Cにおいて、ベルト10c
をベルト13dに当接させている。
【0021】第1フラップ14は、ローラ11bを支持
する軸31に設けられていて、カード排出路8とカード
回収路9とを切り替えるもので、図示しないソレノイド
によって適時駆動されるようになっている。
【0022】第2フラップ15は図3に示すように、ロ
ーラ12cとローラ11aの間に配置される支持軸32
に設けられている。この支持軸32の一端32aには、
図示しないアクチュエータにつながるレバー33がねじ
34で固定されている。第2フラップ15は、カードの
長さ等を検知して搭乗控え券1Aと回収券1Bとを判別
する図示しないセンサーによって作動する図示しないア
クチュエータにより切換え制御される。第2フラップ1
5は、図示しない制御装置に設定される切替えモードに
よって切り替えられる。この切替えモードとしては、座
席のクラスや行き先等が挙げられる。
【0023】第2フラップ15の両側の位置には、ロー
ラ部材となる一対のローラ35がそれぞれ配置されてい
る。このローラ35は、べアリング36を介して支持軸
32に回転自在に支持されていて、ローラ11a及びロ
ーラ12cより外側に位置していると共に、ベルト11
cとベルト12dの接触部位から外れた位置に配置され
ている。
【0024】ローラ35の大径部35aは、図4に示す
ように、ローラ11a,12cに巻き掛けられたベルト
11c,12dの外周部11d,12eとの直径方向に
対するクリアランスLが双方均等になると共に、クリア
ランスLがマイナスとなるような大きさに設定されてい
る。すなわち、大径部35aがベルト側に突出する大き
さに設定されている。
【0025】ローラ35の小径部35bは、ベルト11
c,12dと接触しない大きさとされていて、大径部3
5aをベルト11c,12d側に移動させないスペーサ
の役割をしている。
【0026】クリアランスLは、大径部35aの外周の
延長線Bとベルト外周部11d,12eの延長線B1,
B2が同一線上にあるときをクリアランス0とし、延長
線Bが延長線B1,B2よりベルト側に位置するときを
クリアランスのマイナス、延長線Bが延長線B1,B2
より支持軸32側に位置するときをクリアランスのプラ
としている。
【0027】スタンプユニット16は、図1に示すよう
に、排出口4近傍に配置されていて、アクチュエータ1
6aによって適時駆動されてカード排出路8に侵入し、
同搬送路8を搬送される搭乗控え券1Aに検印するよう
に動作する。スタンプユニット16の対向部には、ロー
ラ10aの近傍から排出口4まで延びるプラテンガイド
37が配置されている。
【0028】プラテンガイド37付近のカード排出路8
では、従動ベルト13dがプラテンガイド37から浮い
た状態とされていて、曲部Cを通過する搭乗控え券1A
への過大な挟持力が作用しないようになっている。
【0029】従動ベルトユニット13は、略三角形状に
形成されていて、図6に示すように、ローラ13aの支
軸38を支点として側板21,22に対して回動自在に
支持されており、通常(装置作動時)は、カード排出路
8を構成するべく、ロック機構39によって側板21,
22の間に固定されている。
【0030】ローラ13bとローラ12bとの間に構成
されるカード挿入口3は、カッターユニット5から送ら
れるカードを略水平状態で挟持(クリップ)する位置に
配置されている。ローラ13cはローラ13aよりもや
やローラ13b寄りに配置されている。また、カード排
出路8に沿って位置するローラ12b、12a、10
b、13c、10a、13aのそれぞれの間隔は、搭乗
控え券1Aが搬送可能な間隔に設定されている。
【0031】支軸38は、ローラ13a,13b,13
cの外径よりも小さく、かつ、各ローラに掛け渡された
ときのベルト形状と略同様となるように形成された一対
の側板40に軸受41を介して回転自在に支持されてい
る。ローラ13b,13cは、側板40に支持された軸
42,43に回転自在に支持されている。軸受41は、
図6に示すように、側板40に形成された孔に側板内側
から圧入されていて、その外端部41aを側板から突出
させている。
【0032】側板40の外方に配置されたフレーム2
1,22の、軸受41と対向する部位には、図6に示す
ようにキャップ44がねじ45で固定されている。キャ
ップ44は、フレーム21,22に形成される孔46に
嵌入されて側板側にその一部を突出させて外端部41a
を支持している。
【0033】ここで、ロック機構39の構成について説
明する。ロック機構39は、図6,7に示すように、フ
レーム21,22の内側面21a,22aに固定された
ロックガイド47、一方にロックバー48が固定され、
他方に側板40に固定されたガイドピン50と係合する
長孔49aが設けられたスライダー49、及びガイドピ
ン50とロックバー48に係止して、スライダー49を
図7に実線で示すロック位置に付勢するコイルバネ51
から構成されている。
【0034】ロックガイド47は、プレート状であっ
て、ロックバー48の端部を係合凹部47aに案内する
案内面47bが水平に設けられている。スライダー49
は、断面がコの字形状で側面形状が略L字型をしてお
り、上端部49bに把手49cが固定されている。スラ
イダー49は、ロックバー48と案内面47b及びガイ
ドピン50と長孔49aによって水平方向に摺動自在と
されている。
【0035】一方、ローラ13a,13aの間に位置す
る支軸38上には、一方向クラッチ52を介して排出ロ
ーラ53が支持されていて、同ローラ53には、パッド
部材としてのパッドローラ54が対向配置されている。
【0036】一方向クラッチ52は、図6,7に示すよ
うに排出ローラ53に圧入されていて、支軸38が排出
方向である反時計方向に回転駆動する時に軸38と排出
ローラ53とを一体回転可能としている。言い替える
と、支軸38が時計方向に回転するときや、支軸38が
停止状態にあって排出ローラ53を反時計方向に回転さ
せるときには、排出ローラ53が支軸38に対して自由
回転するようになっている。
【0037】排出ローラ53は、その外周に吸湿性を有
する弾性部材が圧着されていて、回収ローラ13aに巻
かれた搬送ベルト13dよりもカード排出路8側に突出
するローラ径に形成されており、パッドローラ54に当
接している。
【0038】スタンプユニット16と排出ローラ53と
の間には、搭乗控え券1Aの後端を検知するカードセン
サS2が設けられていて、このカードセンサS2が搭乗
控え券1Aの後端を検知すると駆動モータ17の駆動を
停止させるようになっている。 カードセンサS2から
カード排出口4までの距離は、搭乗控え券1Aの全長よ
りも短く設定されていて、駆動モータ17の停止より
ード排出路8内に停止した搭乗控え券1Aの先端がカー
ド排出部4から突出するようになっている。
【0039】このように構成されたカード送り装置2の
動作を説明する。先ずカッターユニット5にカード1が
搬送されると駆動モータ17が駆動される。すると、タ
イミングベルト20が時計方向に回転し、このベルトの
駆動によってプーリ23a,24aが駆動され、駆動ベ
ルトユニット10,12のベルト10cとベルト12d
が時計方向回転する。ベルト10c、ベルト12dの回
転により、従動ベルトユニット13の従動ベルト13d
と従動ベルトユニットのベルト11cがそれぞれ反時計
方向に回転する。
【0040】従動ベルト13dが反時計方向に回転する
すると、一体の支軸38も同一方向に回転し、一方向ク
ラッチ52の作用により送りローラ53が排出方向に回
転駆動され、当接するパッドローラ54を従動させる。
【0041】仮に、挿入されたカード1が順方向でカッ
ターユニット5に搬送され同ユニットが動作すると、搭
乗控え券1Aが先にカード挿入口3に送られ、後に回収
券1Bが送られる。この時、カード挿入口3とカッター
ユニット5が水平に設けられているので、カッターユニ
ット5によるカードのカット動作及びカット後のカード
の搬送をスムーズに行うことができる。
【0042】また、ローラ12bの軸25にサブローラ
29が設けられているので、カード挿入口3からの取り
込み時におけるカード1の中央部の変形がサブローラ2
9によって阻止される。
【0043】カード1が順方向で挿入された場合、第1
フラップ14は、最初、カード排出路8から退避した状
態を採り、搭乗控え券1Aをカード排出路8に案内す
る。案内された搭乗控え券1Aは、従動ベルト13dと
ベルト12d、10cの間に挟持されてカード排出路8
の曲部Cを通り、スタンプユニット16まで搬送され、
所定のタイミングで検印をされて排出口4に向かって搬
送される。
【0044】曲部通過中の搭乗控え券1Aは、ローラ1
0aがベルト13dから離れる向きに配置されているた
め、曲部Cを通過するとプラテンガイド37に貼り付く
ように搬送される。従って、スタンプ時の検印がきれい
に搭乗控え券1Aに押される。
【0045】また、ローラ13cの位置をローラ13a
よりローラ13b寄りに位置させたことで排出路30の
曲部Cの曲率が大きくなり、搭乗控え券1Aの通過時の
変形が抑えられ、カードの過度な変形による詰まりなど
の危険が低減する。
【0046】さらに、カード排出路8に沿って配置され
たローラ12b、12a、10b、13c、10a、1
3aのそれぞれの間隔を搭乗控え券1Aが搬送可能な間
隔に設定したので、ベルトの汚れや摩耗があっても安定
して搭乗控え券1Aを搬送することができる。
【0047】搬送ベルト10c,12dに対して従動ベ
ルト13d,11cを当接させているので、搬送ベルト
10c,12dと従動ベルト13d,11cとの周速差
が極力抑えされ、ベルトのローラからの外れを防止でき
る。
【0048】カードセンサS2によって搭乗控え券1A
の後端が検知されると、駆動モータ17が停止する。す
ると、搭乗控え券1Aは、その先端をカード排出口4か
ら突出させつつ、カード排出路8に搬送ベルト13bよ
り突出した排出ローラ53によって同ベルト13bから
離れた状態で排出ローラ53とパッドローラ54の間に
挟持される。
【0049】搭乗控え券1Aの先端をユーザが摘んで図
1において上方に引き抜くと、一方向クラッチ52の作
用により支軸38に対して排出ローラ53が回転自在と
なっていて、トルクの掛かった従動ベルト13dから離
れた状態にあるので、搭乗控え券1Aをカード排出口4
からスムーズに抜き取ることができると共に、排出ロー
ラに無理な回転負荷を与えずに済み、排出ローラ53の
摩耗低減につながる。
【0050】また、スタンプユニット16による搭乗控
え券1Aへの検印時のインクを排出ローラ53で吸収す
ることができるので、カード抜取り時におけるすり汚れ
が軽減でき、搭乗控え券1Aや機器の汚れ防止につなが
る。
【0051】さらに、排出ローラ53とパッドローラ5
4が対向してカード排出口4の手前に配置されているの
で、搭乗控え券1Aを曲げずにカード排出口4まで搬送
することができ、ユーザの搭乗控え券1Aの取り易さに
つながる。
【0052】一方、回収券1Bがカッターユニット5か
ら送り出されると、駆動モータ17が再び駆動され、駆
動ベルトユニット10,12が時計方向に回転して、従
動ベルトユニット13,11が反時計方向に回転する。
【0053】すると、第1フラップ14は、カード排出
路8上に図示しないソレノイドによって位置され、搬送
される回収券1Bをカード回収路9、すなわち、ベルト
12dとベルト11cの間に導入する。
【0054】この時、回収券1Bは、ローラ12aに沿
って大きく湾曲しながらカード回収路9に導入されるの
で、従来のものでは、ローラ12aの形状に習ってその
中央部が進行方向に対して下方にあたる軸24方向に向
かって変形するのであるが、本実施例では、ローラ12
aの軸24にサブローラ28を設けているので、軸24
に向かう回収券1Bの変形や変形によるシワを防止する
ことができる。従って、カード回収路9への回収券1B
の導入がスムーズに行われるので、この回収路近傍での
カード詰まり等の発生の低減につながる。
【0055】導入された回収券1Bは、ベルト11cと
ベルト12dの間に挟持されて第2フラップ15に向か
って搬送され、出口9A近傍に設けられたフラップ15
の位置によって、回収箱6か回収箱7の何れかに振り分
けられる。
【0056】この時、例えばフラップ15が回収券1B
を回収箱6に導入する位置に置かれていると、軸32に
回転自在に設けられたローラ35とベルト12dの間を
回収券1Bが通る。すると、ローラ35とベルトとのク
リアランスLは、マイナスに設定されているので、ロー
ラ35がパッドローラとして作用する。よって、ベルト
11c,12dの間から搬送され、搬送力の小さくなっ
た回収券1Bは、ローラ35とベルト12dに挟持され
てベルト12dの回転が伝達される。フラップ15が回
収券1Bを回収箱7に導入する位置に置かれている場
合、ローラ35とベルト11cに挟持されてベルト11
dの回転が伝達される。
【0057】従って、ベルトの回転を受けて回転するロ
ーラ35を設けることで、高速で搬送される回収券1B
の第2フラップ15近傍における搬送力の低下を抑える
ことができるので、第2フラップ15に案内されつつ確
実にカード回収箱6または回収箱7に排出することがで
きると共に、この近辺でのカード詰まりの低減につなが
る。
【0058】なお、本実施例において、サブローラ2
8,29は、ベルトユニット12のローラ12a,12
bと同軸に設けたが、湾曲の大きな部位に設けられたロ
ーラと同軸状に配置して構わない。
【0059】次に、従動ベルトユニット13の開閉動作
を図6,図7を用いて説明する。握手49cを矢印A方
向に引いて、コイルバネ51のバネ力に抗してスライダ
ー49を摺動させて係合凹部47aからロックバー48
を移動させ、従動ベルトユニット13のロックを解除す
ることで、従動ベルトユニット13が軸38を中心にカ
ード送り装置2に対して開閉自在となる。
【0060】さらに、この状態からキャップ44を固定
しているねじ45を外してキャップ44をフレーム2
1,22から取り外す。この時、ロック機構39や従動
ベルトユニット13は、側板40に支持されているの
で、フレーム21,22からロック機構39や従動ベル
トユニット13を簡単かつ容易に取り出すことができ
る。
【0061】
【考案の効果】本考案によれば、湾曲通路の出口に同通
路を構成するベルトの回転を受けて回転するローラ部材
を設けることで、フレキシブルな磁気カードの搬送力の
低下を抑えられるので、湾曲通路を用いながらも、確実
に上記磁気カードを回収部に排出することができるとと
もに、出口近傍におけるカード詰まりも低減できる。
【0062】
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すカード送り装置の概略
構成側面図である。
【図2】請求項1の要部である突起部の構成を示す一部
破断平面視図である。
【図3】請求項2の要部であるローラの構成を示す一部
破断底面視図である。
【図4】ローラとベルトの関係を示す拡大図である。
【図5】本考案に使用たれる磁気カードとしての搭乗券
を示す底面図である。
【図6】カード送り装置における従動ベルトユニットの
ロック機構の構成示す一部破断平面視図である。
【図7】カード送り装置における従動ベルトユニットの
ロック機構の構成と動作を示す側面図である。
【符号の説明】
1 カード 2 カード送り装置 6,7 回収部 9 湾曲通路(カード回収路) 9A 湾曲通路の出口 11c,12d ベルト対 12a 駆動ローラ 15 フラップ(第2フラップ) 32 支持軸 35 ローラ部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のローラ間に巻きかけられて互いに対
    向配置されて湾曲通路を形成し、このカード通路の両側
    寄りにそれぞれ配置されて回転移動する第1のベルト対
    及び第2のベルト対と、上記第1のベルト対と第2のベ
    ルト対の間に配置され同第1のベルト対と第2のベルト
    対の間まで延出形成された固定の支持軸と、上記支持軸
    に揺動可能に設けられて上記カード通路の出口に配置さ
    れたフラップと、上記支持軸の、上記第1のベルト対と
    上記第2のベルト対と対向する部位に回転自在に設けら
    れたローラ部材と、上記出口よりもカード搬送方向の下
    流側に配置した回収部とを備え、上記カード通路に挿入
    されたフレキシブルな磁気カードを上記出口に搬送する
    ことを特徴とするカード送り装置。
JP1993059902U 1993-11-08 1993-11-08 カード送り装置 Expired - Fee Related JP2597984Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993059902U JP2597984Y2 (ja) 1993-11-08 1993-11-08 カード送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993059902U JP2597984Y2 (ja) 1993-11-08 1993-11-08 カード送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0729648U JPH0729648U (ja) 1995-06-02
JP2597984Y2 true JP2597984Y2 (ja) 1999-07-26

Family

ID=13126522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993059902U Expired - Fee Related JP2597984Y2 (ja) 1993-11-08 1993-11-08 カード送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2597984Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58211283A (ja) * 1982-06-02 1983-12-08 Toshiba Corp 帳票整位機構
JP2913218B2 (ja) * 1991-02-28 1999-06-28 アマノ株式会社 カード処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0729648U (ja) 1995-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4463939A (en) Slip issuing device
JP2018070319A (ja) シート搬送装置
JP2597984Y2 (ja) カード送り装置
JP4370730B2 (ja) 印刷用紙の搬送装置、その制御方法及びプログラム
JPH10193710A (ja) プリンタ
JP2782667B2 (ja) カード振分け送り装置
JP2826048B2 (ja) カード排出装置
JPH03259850A (ja) カード送り装置
JP3631795B2 (ja) 紙葉類識別収納装置
JPH11120390A (ja) 自動改札機用集札装置
US5583664A (en) Sheet holding mechanism for an image forming apparatus
JPH09234924A (ja) プリンタ
JPH042059Y2 (ja)
JP3676045B2 (ja) 記録媒体の一時待機部を備えた媒体搬送装置
US8833756B2 (en) Sheet-shaped medium feeding device and sheet-shaped medium processing device
JP2975809B2 (ja) 自動改札装置
JP2580668Y2 (ja) カード印字部の送り装置
JP2510913Y2 (ja) カ―ド等の受入装置
JPH0524672Y2 (ja)
JP3991844B2 (ja) 印字機能付カード処理装置
JP4196202B2 (ja) 搬送路開閉機構および画像読取装置
JPS6113276B2 (ja)
JP2842563B2 (ja) 用紙搬送装置
JPS6142199Y2 (ja)
JP2865521B2 (ja) 用紙搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees