JPH08106555A - カードリーダのカードスタック装置 - Google Patents

カードリーダのカードスタック装置

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JPH08106555A
JPH08106555A JP24315194A JP24315194A JPH08106555A JP H08106555 A JPH08106555 A JP H08106555A JP 24315194 A JP24315194 A JP 24315194A JP 24315194 A JP24315194 A JP 24315194A JP H08106555 A JPH08106555 A JP H08106555A
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茂貴 小口
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順一 矢崎
Toshio Tatai
俊男 田多井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数枚のカードを確実かつ整列して収納でき、
作業効率の向上を図れるカードリーダのスタック装置を
提供すること。 【構成】 カード排出手段38,47によって送り出さ
れるカード1Aを収納するカード収納台57と、カード
収納台57の、カード排出方向Oの後端寄りに配置され
カード排出手段38で駆動されて、カード後端1Aを蹴
り出す可撓性の羽根52Bを有する回転体52と、回転
体52と摺接する部位に設けられ、カード収納台57に
対して接離自在に支持されたカード押えローラ54から
なるカード蹴り出し手段を具備するカードリーダのカー
ドスタック装置Z。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カードリーダから排出
される複数のカードを収納するカードスタック装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】航空券等に代表される薄くて長くフレキ
シブルなカードには、磁気情報を記録再生できる磁気記
録層としての磁気ストライプが一側に形成されていて、
必要に応じて磁気情報の書替えなどができると共に、ク
ーポン券とパス券とに分割できるようにミシン目が付け
られている。このようなカードは、磁気ヘッドとカッタ
ユニット及びスタンプ装置等を有するカードリーダによ
って所定の処理が行われた後、パス券は排出口近傍に配
置されたカード収納台と同カード収納台に圧接されたロ
ーラとからなるストック装置によって保持されて搭乗者
に渡され、クーポン券はカードリーダ内部に回収されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たストック装置においては、パス券をローラとカード収
納台との間に強固に挟持して一づつ保持しているので、
多量のパス券を処理する場合、例えば、個人毎にパス券
を渡すのではなく、団体利用時や家族単位での利用時に
おいて複数枚のパス券をまとめて一人に渡たす場合、複
数枚のパス券をストックすることが出来ないので1枚毎
づつストック装置から取らなければならず、パス券の抜
取り作業が面倒であった。本発明の目的は、複数枚のカ
ードを確実かつ整列して収納でき、作業効率の向上を図
れるカードリーダのスタック装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
カードリーダのカードスタック装置では、カードリーダ
から排出されるカードを収納するカード収納台と、上記
カード収納台にカードを送り出すカード排出手段と、上
記カード収納台の、カード排出方向の後端寄りに配置さ
れ上記カード排出手段で駆動され、上記カード収納台
に、上記カード排出手段により送り出されるカードの後
端を蹴り出す可撓性の羽根を有する回転体と、上記回転
体と摺接する部位に設けられ上記カード収納台に対して
接離自在に支持されたカード押えローラとを具備してい
る。請求項2記載のカードリーダのカードスタック装置
では、カードの排出方向側に位置する収納部の一端に、
弾性を持ったストッパー部材が設けられている。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明によると、カード排出手段
によってカード収納台に向かって送り出されるカード
は、カード収納台のカード排出方向の後端寄りに配置さ
れた可撓性の羽根を有しカード排出手段で駆動される回
転体でその後端を蹴り出され、同回転体と摺接する部位
に設けられカード収納台に対して接離自在に支持された
カード押えローラとカード収納台との間に排出される。
この時、回転体に摺接されるカード押えローラは、回転
体の回転方向と逆方向に回転するので排出されるカード
の排出方向への移動に抵抗が与えられる。カード収納台
に排出されたカードが溜ってくるとカード押えローラが
カード収納台から離れる向きに移動する。請求項2記載
の発明によると、カード収納台に排出されたカードは、
カードの排出方向側に位置するカード収納部の一端に設
けた弾性を持ったストッパー部材に衝突してその排出方
向への移動が阻止され、その端部を整列されてカード収
容部上にストックされる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図7において、符号1は、カードの一例である航空
搭乗券(以下「ATB券」と称す)を示す。このATB
券1は、厚さが薄い紙材で券の搬送方向に向かって長く
作られていて、その表面には、出発地や目的地等の印字
データ(図示せず)が表示されると共に後述するスタン
プ装置により検印され、裏面の一側には、磁気記録層と
しての磁気ストライプ1aが券の長手方向に沿って設け
られている。磁気ストライプ1aには、表面の印字デー
タを含むデータが磁気的に記録されている。ATB券1
は、搭乗者に渡すパス券1Aと、機器内に回収されるク
ーポン券1Bとにミシン目1bで分割可能となってお
り、図1に示すカードリーダ2の挿入口3から取り込ま
れて処理が行なわれる。
【0007】図1,図2に示す磁気券リーダ2は、空港
の搭乗ゲートに配置されており、その構成を大別する
と、ATB券1の挿入口3が配置されるカードリーダ部
2AとATB券1の排出口4が配置されるカード排出部
2Bとから構成されている。カードリーダ部2Aは、そ
の下部に配置された正逆回転可能な駆動モータ5によっ
て駆動され、ATB券1を搬送する第1駆動ベルトユニ
ット6と第1従動ベルトユニット7、第1駆動ベルトユ
ニット6と第1従動ベルトユニット7及びフレーム8,
9によって形成され挿入口3と連通する搬送路を構成す
る前搬送路15A、挿入部3からATB券1を取り込む
取込みローラ10、挿入部3近傍に設けられたシャッタ
ー11と相まってATB券1の進入を規制すると共に、
ATB券1の逆搬送時における搬送方向を切替る第1フ
ラップ12、ATB券1の磁気情報を読み書きする磁気
ヘッド13A,13B及びATB券1をミシン目1bで
切断するカッター装置14とから主に構成されている。
シャッター11、第1フラップ12、磁気ヘッド13
A,13B及びカッター装置14は、矢印Cで示すカー
ド挿入方向に向かって挿入口3から順に配置されてい
る。
【0008】第1従動ベルトユニット7は、図2に示す
ように、カードリーダ部2Aの長手方向に延びる一対の
基板16の間に回転自在に配設された搬送ローラ7a,
7bに巻き掛けられた2本の無端状のベルト7cと、基
板16に回転自在に支持されていてベルト7cを下方に
向かって押圧するローラ7d,7eから構成されてい
る。ローラ7d,7eの両側に位置する基板16には、
磁気ヘッド13A,13Bに所定のパッド圧を与えるパ
ッドローラ17A,17Bがそれぞれ回転自在に支持さ
れている。第1駆動ベルトユニット6は、第1従動ベル
トユニット7の下方の対向位置に、駆動軸18と支持軸
19によってフレーム8,9に支持されて配設されてい
る。第1駆動ベルトユニット6では、ベルト7cと接触
するベルト6cが、駆動ローラ6aと従動ローラ6bと
に掛け渡されており、前搬送路15Aの略中央に配置さ
れている。
【0009】従動ローラ6bは、支持軸19に回転自在
に支持されていて、駆動ローラ6aは、フレーム8,9
に設けられたベアリング20により回転自在に支持され
た駆動軸18に固定されている。駆動軸18の一端18
aに固定されたベルトプーリ5dには、駆動モータ5の
出力軸5aに取付けられた駆動プーリ5bにつながるベ
ルト5cが掛け渡されている。駆動軸18の他端18b
には、手動で駆動軸18を回転させるためのツマミ21
が固定されている。前搬送路15Aは、図2に示すよう
に、フレーム8,9によってその幅Dが規制されてい
る。この幅Dは、図6に示すATB券1の幅dと略同寸
法に設定されていてATB券1の幅方向への位置決めを
行なっている。
【0010】磁気ヘッド13A,13Bは、読取りと書
込み機能を有するヘッドであって、ATB券1の磁気ス
トライプ1aの位置に合うようにベルト6cの両側に配
置されて前搬送路15A内に臨んでいる。磁気ヘッド1
3Aは、図7において矢印Aで示す順方向に挿入される
ATB券1に対応し、他方の磁気ヘッド13Bは、同図
に矢印Bで示す逆方向に挿入されるATB券1に対応す
るものである。磁気ヘッド13A,13Bは、ATB券
1が矢印Cで示すカード挿入方向に搬送されるときに磁
気ストライプ1aから磁気情報を読取り(リード)し、
ATB券1が挿入口3に向かって搬送されるときに磁気
情報の書込み(ライト)を行なうようになっている。
【0011】取込みローラ10は、フレーム8,9に回
転自在に支持された支軸22に回転可能に支持されてベ
ルト7cに圧接している。駆動及び従動ベルトユニット
6,7の両側に位置する支軸22上には、第1フラップ
12が固定されて前搬送路15A内に位置されている。
シャッター11は、その突端11aを前搬送路15A内
に臨むように支軸22に固定されていて、支軸22を中
心に揺動自在とされている。シャッター11の側面上部
11bには、電磁ソレノイド24の可動片24aに連結
されるレバー23がピン結合されていて、電磁ソレノイ
ド24を駆動させることで第1フラップ12と一緒に動
作するようになっている。
【0012】シャッター11及び第1フラップ12は、
通常、前搬送路15A内に進入する位置に、図示しない
コイルバネによって付勢されており、電磁ソレノイド2
4が動作すると前搬送路15Aから退避する位置まで回
動するようになっている。また、第1フラップ12は、
図1に示すように前搬送路15A内に置かれているとき
は、シャッター11と相まって前搬送路15Aを閉じる
と共に、駆動ローラ6aに巻かれたベルト6cとの間に
分岐路Xを形成する。この分岐路Xは、取込みローラ1
0の下方に形成される余剰空間Yと連通していて、戻り
方向に搬送されるATB券1が導入されるようになって
いる。
【0013】シャッター11と挿入部3との間に位置す
る前搬送路15A上には、挿入されるATB券1の幅を
検出するカードセンサーS1,S2が配置されている。
カードセンサーS1,S2は、フレーム8,9にそれぞ
れ固定されていて、ATB券1の幅が規定のものである
と、電磁ソレノイド24を動作させてシャッター11と
第1フラップ12とを前搬送路15A内から退避させる
と共に、駆動モータ5と後述するカード排出部2Bを駆
動する駆動モータ33とを起動させるようになってい
る。駆動モータ5,駆動モータ33は、ステッピングモ
ータであって、その起動時にカード1をカード挿入方向
に搬送すべく時計回り方向に回転駆動し、磁気ヘッド1
3A,13Bによる磁気情報の読取りエラーや磁気情報
の書込み時になると、ATB券1を矢印Eで示す戻り方
向に搬送すべく反時計回り方向に回転駆動するように、
カードセンサS1,S2及び後述する複数のカードセン
サ等で制御される。
【0014】搬送ローラ7dと磁気ヘッド13A,13
B及び搬送ローラ7eと磁気ヘッド13A,13Bとの
間には、カードセンサーS3とカードセンサーS4がそ
れぞれフレーム9に固定されて配置されている。カード
センサーS3は、搬送方向におけるATB券1の後端側
を検知してカッター装置14の動作タイミングをカウン
トすると共に、シャッター11及び第1フラップ12を
前搬送路15Aへの侵入位置に置くべく電磁ソレノイド
24をオフさせるもので、カードセンサーS4は、AT
B券1の位置を検知して磁気データの書込み(ライト)
タイミングをカウントするものである。具体的には、カ
ード挿入方向に対するATB券1の後端側をカードセン
サーS3が検知して予め設定されたステップ角度となる
と、駆動モータ5と駆動モータ33とが停止し、カッタ
ー装置14を動作させると共に後述するスタンプ装置を
カッター装置14と同時に動作させる。
【0015】カッター装置14は、前搬送路15A内の
ATB券1をパス1Aとクーポン券1Bとに分割切断す
るもので、図1に示すように、カッター駆動用モータ
(以下、「カッターモータ」と記す)25にリンク機構
250を介して連結されており、フレーム8,9に回動
自在に支持された回転刃14aを往復動させるようにな
っている。カッター装置14は、カードセンサーS3か
ら送られる駆動指令によりATB券1のミシン目1bが
切断位置にくると作動するように制御されている。
【0016】カード排出部2Bは、駆動モータ33によ
って駆動される第2駆動ベルトユニット37と第2従動
ベルトユニット38で構成された後搬送路15Bと排出
路26、第2駆動ベルトユニット37と第3従動ベルト
ユニット39によって構成された回収路29、カッター
装置14によって切断されたATB券1を排出路26か
回収路29の何れかに案内する第2フラップ30、回収
路29内に案内されたATB券を装置下方に配置された
回収箱27,28に振り分ける第3フラップ31、AT
B券1に検印するスタンプ装置32及びカードスタック
装置Zを備えている。
【0017】駆動モータ33は駆動モータ5と並設され
ていて、その軸33aに固定されたプーリ34に掛けら
れる駆動ベルト35を、フレーム8,9に支持された駆
動軸36に固定されたプーリ36aに掛け渡たしてい
る。第2駆動ベルトユニット37は、駆動軸36に固定
された駆動ローラ37aと側板8,9に回転自在に支持
された搬送ローラ37b,37c、及びこれらローラに
掛けられたベルト37dで構成されいる。
【0018】第2駆動ベルトユニット37の上方には、
搬送ローラ38a,38b,38cにベルト38dが掛
けられて構成された第2従動ベルトユニット38が、第
2駆動ベルトユニット37の右側には、搬送ローラ39
a,39bにベルト39cが掛けられた第3従動ベルト
ユニット39がそれぞれ対向配置されている。ベルト3
8dは、駆動ローラ37bと搬送ローラ37aとの間で
ベルト37dと圧接し、ベルト39cは駆動ローラ37
aと搬送ローラ37cとの間でベルト37dに圧接して
おり、それぞれの間に後搬送路15Bと回収路29を構
成している。
【0019】搬送ローラ38a近傍には、ベルト38d
に圧接するパッドローラ47が回転自在に配置されてい
て、一方を排出口4につながり他方を後搬送路15Bと
連通する排出路26を第2従動ベルトユニット38と相
まって構成している。排出路26は、機器の上方に向か
って斜めに形成されていて、パス券1Aが搬送されるよ
うになっている。回収路29は、その一方をなす駆動ロ
ーラ37aと搬送ローラ39a側を第2フラップ30を
介して第2搬送路15と接続し、先端をなす搬送ローラ
37cと搬送ローラ39b側を第3フラップ31を介し
て回収箱27,28と接続しておりクーポン券1Bを搬
送するようになってる。
【0020】搬送ローラ39aを支持するフラップ軸4
0には、第2フラップ30が回動自在に支持されてい
る。第2フラップ30は、三又形状であって、後搬送路
15Bと排出路26および回収路29との分岐部に配置
されている。第2フラップ30には、揺動自在な連結レ
バー45と同連結レバー45とピン結合する連結板44
を介して電磁ソレノイド41の可動片41aと接続する
可動板42がピン43で連結されている。第2フラップ
30は、通常、連結レバー45に設けられたバネ46に
よって後搬送路15Bと回収路29とを連通させる第1
位置に付勢されていて、電磁ソレノイド41が駆動され
ると、後搬送路15Bと排出路26とを連通させる第2
位置まで回動させるようになっている。
【0021】第3フラップ31は、レバー49,50を
介して電磁ソレノイド51の可動片51aと連結した搬
送ローラ37cと搬送ローラ39bの間に設けられたフ
ラップ軸48に固定されている。フラップ軸48は、レ
バー49,50を介して電磁ソレノイド51の可動片5
1aと連結しており第3フラップ31を揺動自在として
いる。第3フラップ31は、回収路29と回収箱28と
連通させる位置に図示しないバネで付勢されていて、電
磁ソレノイド51が駆動されると回収路29と回収箱2
7とを連通させる位置まで回動される。電磁ソレノイド
51は、図示しない制御装置に設定される切替モードに
よって駆動される。
【0022】回収箱27,28は、クーポン券1BやA
TB券1を回収するもので、ATB券1の全長1Cより
も長い長さを有し、第3フラップ31を境としてカード
リーダ2内に収まるように並列配置されている。
【0023】スタンプ装置32は、搬送ローラ38b,
38cに位置する後搬送路15B上に配置されていて、
図示しないアクチュエータによってカッター装置14の
動作と同時に駆動されて後搬送路15Bに侵入し、カッ
ター装置14で切断されて切断カードとなるパス券1A
とクーポン券1Bとにそれぞれ検印するようになってい
る。駆動モータ33は、カッター装置14とスタンプ装
置32、またはスタンプ装置32のみが駆動終了する
と、再駆動されるようになっている。
【0024】第2フラップ30とパッドローラ47の間
に位置する排出路26にはカードセンサS6が、駆動ロ
ーラ37aと搬送ローラ39bとの間に位置する回収路
29にはカードセンサーS7が、それぞれ配置されてい
る。カードセンサS6は、排出路26を搬送されるパス
券1Aを検知するもので、カードセンサS6上をパス券
1Aが通過すると第2フラップ30を駆動停止させるべ
く電磁ソレノイド41を駆動停止すると共に、駆動モー
タ5及び駆動モータ33も停止するようになっている。
カードセンサS7は、回収路29に導入されるクーポン
券1Bを検知するもので、クーポン券1Bが通過すると
駆動モータ5及び駆動モータ33を停止するようになっ
ている。スタンプ装置32より排出路26側に位置する
後搬送路15Bには、カードセンサS5が配置されてい
る。カードセンサS5は、カッター装置14で切断され
たATB券1における後から搬送される切断券を検知す
るもので、この後送切断券を検知すると、駆動モータ
5,33を一時停止させるようになっている。
【0025】カードスタック装置Zは、図3に示すよう
に排出口4から排出されるパス券1Aを収納するカード
収納台57、カード収納台57にパス券1Aを送り出す
カード排出手段としての駆動モータ33を含む第2駆動
ベルトユニット37と第2従動ベルトユニット38及び
パッドローラ47と第2フラップ30、カード収納台5
7における矢印Oで示すカード排出方向の後端寄りに配
置された回転体としての羽根車52、羽根車52と摺接
すると共にカード収納台57と接触するカード押えロー
ラ54から構成されている。
【0026】カード収納台57は、断面コの字状に屈曲
形成されていて、側板8A,9Aに支持された軸61,
62によって排出路26の終端近傍に配置されており、
カード押えローラ54と相まって排出口4を構成してい
る。カード収納部57におけるカード排出方向に位置す
る前端57cから全長の1/3位まで範囲には、排出路
26側に臨む平坦状の接触面57bが形成されている。
接触面57bより下方には、接触面57bより排出路2
6側に突出した突起爪部57Aが形成されている。突起
爪部57Aの先端は、排出路26から送り出されるパス
券1Aを接触面57bに案内する傾斜面57aとされて
いて、突起爪部57Aの上面57dは排出されたパス券
1Aの収納部とされる。このカード収納台57に収容で
きるパス券1Aの量は、接触面57bに対する突起爪部
57Aの突出量Lと引張りコイルバネ60のバネ力によ
って略決められる。実施例ではパス券1Aを20枚程度
収容できる設定となっている。
【0027】前端57c側には、コイルバネからなるス
トッパー部材58が配置されている。ストッパー部材5
8は、その一端を、カード収納部57に摺動自在に支持
された支持体の枝部58aに係止され、他端59b側を
接触面57bに対して直交する向きに延出されており、
パス券1Aとの衝突部を形成している。
【0028】カード押えローラ54は、フレーム8,9
に設けた一対の長孔55に係止される支軸56に回転自
在に支持されて、接触面57bとの対向する部位に配置
されている。一対の長孔55は接触面57bに対して近
接する方向)に延出されていて、支軸56を摺動自在と
している。
【0029】支軸56と側板8A,9Aに固定された支
柱63との間には、弱い引張りコイルバネ60の端部6
0b,60aがそれぞれ掛けられていて、カード押えロ
ーラ54を緩く接触面57bに圧接させている。このバ
ネ60のバネ力は、パス券1Aがカード押えーラ54と
接触面57bの間に侵入したときに容易にカード押えロ
ーラ54が接触面57bから離間できる程度の力とされ
ている。
【0030】羽根車52は、搬送ローラ38aを支持す
る支軸53にその本体52Aが固定されていて、複数の
羽根52Bが本体52Aに当間隔に植設されており、平
面視において排出路26の中央に配置されている(図2
参照)。羽根52Bは、可撓性を有する弾性材、例えば
柔らかいゴム材で形成されている。羽根車52は、羽根
52Bが排出路26内に侵入して突起爪部の傾斜面57
aと接触せず、かつ、カード押えローラ54の軸部54
aと摺接できる大きさで排出路26の終端26a近傍に
配置されている。
【0031】このように構成されたカードリーダ2とカ
ードスタック装置Zの動作を説明する。ATB券1が挿
入口3に挿入されて図1,図2に示すセンサーS1,S
2によりその幅dを検知されて適正な券であるとされる
と、電磁ソレノイド24が駆動してシャッター11と第
1フラップ12が前搬送路15Aから退避して、駆動モ
ータ5,33が正回転に駆動してベルト6c,37dが
時計回り方向に回動し、ATB券1がリーダ内に取り込
まれる。取込まれたATB券1は、前搬送路15A内を
搬送されながら磁気ヘッド13A,13Bにより磁気デ
ータの読取りがなされ、読取りエラーや磁気データの変
更がなければATB券1の後端がカードセンサS3上を
通過した時点から一定時間経った後、駆動モータ5,3
3が一時停止する。そして、カッター装置14とスタン
プ装置32が同時に駆動され、ATB券1がパス券1A
とクーポン券1Bとに切断されて前方側に位置する切断
された券が検印され、駆動モータ33のみが再駆動す
る。
【0032】ここでの磁気ヘッド13A,13Baによ
る磁気データからATB券1の挿入された向きが判断さ
れ、第2フラップ30が後搬送路15Bと回収路29と
を連通させる状態に置かれる。例えば、ATB券1が順
方向挿入であると、クーポン券1B側がATB券1の前
方に位置することになるので、同クーポン券1Bが、再
駆動する駆動モータ33により駆動される第2駆動ベル
トユニット37と従動する第2従動ベルトユニット38
及び第3従動ベルトユニット39によって後搬送路15
Bから回収路29内に搬送される。回収路29に搬送さ
れたクーポン券1Bは、第3フラップ31の位置により
回収箱27か回収箱28の何れかに案内される。
【0033】クーポン券1BがカードセンサS7上を通
過すると、電磁ソレノイド41が駆動されて第2フラッ
プ30が第1位置から第2位置まで回動して後搬送路1
5Bと排出路26を連通状態とすると共に、一時停止状
態にあった駆動モータ5が再駆動し、パス券1Aが前搬
送路15Aから後搬送路15Bに搬送される。パス券1
AがカードセンサS5によって検知されると、駆動モー
タ5,33が再度一時停止し、スタンプ装置32が駆動
してパス券1Aを検印する。スタンプ装置32が動作終
了すると駆動モータ5,33が駆動してパス券1Aが後
搬送路15Bから第2フラップ30で排出路26に案内
される。案内されたパス券1Aは、図3に示すように、
第2従動ベルトユニット38とパッドローラ47による
搬送力によって排出路26から送り出されて、カード収
容台57とカード押えローラ54の間に搬送され、カー
ド押えローラ54によって押え込まれる。
【0034】第2従動ベルトユニット38の動作により
支軸53に固定された羽根車53もベルト38dと同一
方向に回転するので、図4に示すように、パス券1Aの
後端1Aaが羽根車52の回動範囲に位置すると羽根5
2Aによって排出方向に向かって蹴り出される。すなわ
ち、羽根車52の回転によりパス券1Aに押出し力が与
えられ、ベルト38cとパッドローラ47とによる搬送
力、言い替えると両者による挟持が無くなっても羽根車
52の回転力によってパス券1Aを確実に回収路26内
からカード収納部57に送り出すことができる。
【0035】羽根車52が送り出し方向である反時計回
り方向に回転すると、羽根の先端52Baに摺接される
カード押えローラ54が時計回り方向に回転し、カード
押えローラ54と接触面57bとの間を通過するパス券
1Aの走行抵抗となり、パス券1Aの搬送スピードが低
下する。送り出されたパス券1Aは、接触面57bに沿
って排紙方向に進んでストッパーの衝突端59bに衝突
するので、その進行が阻まれることになり、カード収納
部57外への飛び出しが防止される。この時、カード押
えローラ54は未だ時計回り方向に回転しているので、
衝突したパス券1Aは、このローラ54によって突起爪
部の上面57d側に送られて同面57d上に収容され
る。
【0036】羽根車52が取込み方向にあたる時計回り
方向に回転した場合、カード押えローラ54は反時計回
り方向に回転するので、上面57dに積載されたパス券
1Aには排出方向へ搬送力が伝わりパス券1Aのカード
リーダ内への逆取り込みが防止される。また、支軸56
は、接触面57bに対して接離する方向に向かって形成
された長孔55と係合し、接触面57bに対して弱い引
張りコイルバネ60で付勢されているので、接触面57
bと押圧ローラ54との間にパス券1Aが搬送されると
同ローラ54が接触面57bから離れる向きに容易に変
位する。従って、カード押えローラ54と接触面57b
との間にパス券1Aが複数枚搬送されて積載されてもカ
ード押えローラ54に対するバネ力がそれほど強くなら
ず、容易にローラを変位でき複数枚のパス券1Aを収容
することができる。
【0037】本実施例では、羽根車52の羽根52Aを
ゴム材で形成したが、この他の例としれは、図5に示す
ように支軸53に支持する本体52A’にゴム材の羽根
52Bよりも薄く走行抵抗の小さいフィルム材からなる
羽根52B’を複数植設してもよい。この羽根52B’
を有する羽根車52’を用いるか上記羽根車52を用い
るかは、例えば、パス券1Aの搬送スピードに応じて使
いわける。搬送スピードが早く、パス券1Aに走行抵抗
を多く掛けたいときには、羽根52Bの厚くパス券1A
との摩擦抵抗が大きい羽根車52を用い、搬送スピード
がそれほど速くない場合には、羽根52B’が薄くパス
券1Aとの摩擦抵抗が小さい羽根車52’を用いる。
【0038】羽根車52は平面視において排出路26の
中央に1つだけ配置されているが、図6に示すように、
同一構成の羽根車52を対に設けてもよい。この場合に
おいても、羽根52はカード押えローラ54に摺接する
ことが肝心である。図6における羽根車52は羽根車5
2’で合ってもよい。
【0039】ストッパ部材の変形例について説明する。
上述したストッパー59はカード収容台57に摺動自在
な支持体58に設けられたバネで構成したが、この他
に、カード収容台57の側方に位置するフレーム8,9
の内面8a,9aに排出されるパス券1Aと接触する摩
擦部材590を配置してもよい。この摩擦部材しては、
凹凸部を有する着脱可能な布製帯体(通称「マジックテ
ープ」)や、板状の樹脂、ゴム材等が挙げられるが、排
出路26の幅は略カード幅に形成されているので余裕が
なく、またパス券1Aとの相性から見ると着脱可能な布
製帯体を用いることが好ましい。
【0040】このように摩擦部材590を配設すること
で、排出路26内から送り出されるパス券1Aに走行抵
抗を与えてることができるので、パス券1Aの搬送スピ
ードを低下させてカード収容台57上に収容することが
できる。なお、本実施例では、回収箱27,28にクー
ポン券1Bを回収しているが、寸法的には、ATB券1
を回収することも可能である。従って、ATB券1を再
読取り(リトライ)して、なおも読取りエラーがでた場
合、そのまま回収路29に導入して回収箱27,28の
何れかに回収することができる。また、カードリーダ2
の非使用時には、不使用のATB券1を収納することも
可能である。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、カード収
納台のカード排出方向の後端寄りに、カード排出手段に
よってカード収納台に向かって送り出されるカードの後
端を蹴り出す回転体を配置することで、カード排出手段
による搬送力が低下しても回転体による蹴り出し(押出
し力)によってカードを排出できるので、カード排出を
確実に行なうことができる。カード収納台とカード押え
ローラとの間にカードが搬送されると、カード押えロー
ラがカード収納台から離れる向きに移動するので、多数
枚のカードが搬送されても、カード収容台とカード押え
ローラの間で挟持でき、複数枚のカードをカード収納台
に収納することができ、作業効率の向上を図れる。請求
項2記載の発明によると、カードの排出方向側に位置す
るカード収納部の一端に弾性を持ったストッパー部材を
設けることで、カード収納台に排出されたカードが同ス
トッパー部材と衝突してその排出方向への移動が阻止さ
れるので、カード収納台からのカードの飛び出しを防止
できると共に、カードの端部を揃えてカード収納部に積
載することができる。従って、本発明の複数枚のカード
を確実かつ整列して収納でき、作業効率の向上を図れる
カードリーダのスタック装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示す側面図で
ある。
【図2】第1実施例の概略構成を示す一部破断平面図で
ある。
【図3】本発意目の要部であるスタック装置の構成を示
す拡大側面図である。
【図4】スタック装置の動作を示す側面図である。
【図5】カード押えローラの変形例を示す一部破断側面
図である。
【図6】回転体の配置位置の変形例を示す一部破断平面
図である。
【図7】カードの一例である航空搭乗券の平面図であ
る。
【符号の説明】
1A カード(パス券) 1Aa カード後端 2 カードリーダ 38,47 カード排出手段 52 回転体 52B 羽根 54 カード押えローラ 57 カード収納台 59 ストッパー部材 O カード排出方向 Z カードスタック装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カードリーダから排出されるカードを収納
    するカード収納台と、 上記カード収納台にカードを送り出すカード排出手段
    と、 上記カード収納台の、カード排出方向の後端寄りに配置
    され上記カード排出手段で駆動されて、上記カード収納
    台に、上記カード排出手段により送り出されるカードの
    後端を蹴り出す可撓性の羽根を有する回転体と、 上記回転体と摺接する部位に設けられ、上記カード収納
    台に対して接離自在に支持されたカード押えローラとを
    具備するカードリーダのカードリーダのカードスタック
    装置。
  2. 【請求項2】カードの排出方向側に位置する収納部の一
    端に、弾性を備えたストッパー部材を設けたことを特徴
    とする請求項1記載のカードリーダのカードスタック装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6220511B1 (en) 1998-11-10 2001-04-24 Datacard Corporation Card issuance system and process
US6446832B1 (en) 1998-03-27 2002-09-10 Datacard Corporation Virtual multihopper card feeder
JP2016056020A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 日本電産サンキョー株式会社 カード収容排出モジュール

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