JPH0731329Y2 - 2枚取り込み式カードリーダ - Google Patents

2枚取り込み式カードリーダ

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JPH0731329Y2
JPH0731329Y2 JP1990025431U JP2543190U JPH0731329Y2 JP H0731329 Y2 JPH0731329 Y2 JP H0731329Y2 JP 1990025431 U JP1990025431 U JP 1990025431U JP 2543190 U JP2543190 U JP 2543190U JP H0731329 Y2 JPH0731329 Y2 JP H0731329Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、プリペイドカード等を用いることが
できる2枚取り込み式カードリーダに関する。
(従来の技術) 例えば、プリペイドカードを用いるカードリーダ等で
は、挿入されたカードの残額が不足している場合などに
2枚目のカードを追加することができるように、あるい
は、現金を投入することができるように、1枚目のカー
ドについての記録再生処理したあとこの1枚目のカード
を暫定的に保留するための保留部を設けたものがある。
第6図はこのようなカードリーダの従来例を示してお
り、記録再生部76の後部に連続してカード保留部78を設
け、記録再生部76のカード搬送路77に沿って直線的に搬
送しながら記憶、再生処理したあと、上記カード保留部
78にカードを搬送して暫定的に保留するようになってい
る。第7図は上記従来例をより具体的に示すもので、カ
ード挿入口75から挿入されたカードは記録再生部76の搬
送路77に導かれ、直線状に搬送されながら磁気ヘッド81
により記録、再生処理が行われ、そのあと記録再生部76
の後部に設けられたカード保留部78に搬送される。カー
ド保留部78のカード搬送路はカード取り込み部85に至る
搬送路と保留部搬送路79とに分岐されていて、フラップ
83の回転位置によって上記搬送路のうちの何れかがカー
ドを搬送すべき搬送路として選択される。以上述べたよ
うなカードリーダに類するものとして特開昭64−64097
号公報記載のものがある。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のカードリーダによれば、記録再生部の後部に
カード保留部を設けているため、カードリーダの奥行き
寸法が大きくなり、大嵩化するという問題がある。
また、2枚取り込み式カードリーダにおいて、カードの
記録情報を読み取ったあと、一旦、その情報の無効化処
理を行う必要がある場合、上記従来のカードリーダによ
れば、カード保留部が奥の方にあるめ、カードの往動で
記録情報の読み出し、復動で記録情報の無効化を行い、
そのあとカードを保留するために再びカードを往動方向
に搬送する必要があり、カードの搬送動作が複雑になる
という問題もある。
本考案は、かかる従来技術の問題点を解消するためにな
されたもので、カード保留部を記録再生部の搬送路と並
列的に設けることによってカードリーダの全長を小さく
することができ、また、カードの搬送動作を簡単化する
ことができる2枚取り込み式カードリーダを提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、カード挿入口より挿入されたカードを搬送
し、往動でカードの読み取りを行い、復動でカード情報
信号の記録を行なうことのできるカードリーダであっ
て、1枚目のカードについて情報信号の記録、再生を行
ったあと2枚目のカードを搬送して情報信号の記憶、再
生を行い、2枚目のカードの処理後に1枚目のカードを
記録再生部導くために、情報信号の記録再生部よりもカ
ード挿入口側のカード搬送路を分岐してカード保留部を
設けると共に、カード搬送路内に進出し、カードをカー
ド搬送路からカード保留部に分岐させる分岐手段を上記
記録再生部からの距離がカード長よりも短い位置に設け
たことを特徴とする。
(作用) 1枚目のカードについて情報信号の記録、再生を行った
あと、2枚目のカードについて情報信号の記録、再生を
行うときは、1枚目のカードを逆向きに搬送してカード
保留部に導いたあと、2枚目のカードを記録再生部に導
いて記録、再生処理を行う。挿入されたカードの情報を
読み取ったあとカード情報を一旦無効化して保留する場
合には、カードの記録再生部への往動で読み取り、保留
部への復動でカード情報を無効化する記録を行なう。
(実施例) 以下、図面を参照しながら本考案にかかる2枚取り込み
式カードリーダの実施例について説明する。
まず、カードリーダの本体部分の構成の概略を説明す
る。第3図において、符号8は前側のケースを、符号4
は後側のケースをそれぞれ示しており、ケース8には相
対向する一対のシャーシ6,7が左右に固定され、ケース
4にはU字状のシャーシ64が固定されている。上記ケー
ス4は上記シャーシ6,7の下端後部と上記シャーシ64の
下端部を貫通して支持された軸3を中心にケース8に対
し垂直面内で回転可能に支持されていて、ケース4がケ
ース8に対し回転することにより、ケース8の後側を開
閉することができる。
第1図、第2図において、ケース8の上部前側(第1図
において右側)にはカード挿入口45が設けられている。
ケース4の上端には、ケース4でケース8の後側を閉じ
た状態でケース4とケース8を固定するための固定金具
10が設けられている。
ケース8のカード挿入口45の後方には比較的大径の送り
ローラ2が回転可能に支持されている。送りローラ2の
下部後方には駆動ローラ13が、送りローラ2の上方には
従動ローラ12が、カード挿入口45の上部には従動ローラ
11がそれぞれ回転可能に支持されており、これら駆動ロ
ーラ13、従動ローラ12、従動ローラ11には送りベルト1
が掛けわたされている。送りベルト1の外側の一部は上
記送りローラ2に約90度の範囲にわたって掛けられてい
る。送りベルト1は従動ローラ11によって送りローラ2
の位置からカード挿入口45側に延出している。従動ロー
ラ11から送りローラ2に至るベルト1の下方にはこのベ
ルト1と平行に下側ガイド29が配置されている。下側ガ
イド29と平行に上側ガイドが配置されるが、上側ガイド
の図示は省略されている。上側ガイドと下側ガイド29と
の間にはカード搬送路が形成されており、このカード搬
送路の前端(第1図において右端)はカード挿入口45に
続いている。上記カード搬送路に沿って搬送されたカー
ドは、送りローラ2と送りベルト1の間に挟み込まれて
湾曲しながら搬送されるようになっている。
上記カード搬送路の下方にはローラ支持体32が軸33を中
心にして垂直面内において回転可能に支持されている。
ローラ支持体32の前端部には従動ローラ5が回転可能に
支持されている。従動ローラ5は前記従動ローラ11の下
に位置している。ローラ支持体32の後端はソレノイド25
のプランジャ25aに長孔とピンとの係合関係によって連
結されている。上記軸33の外周にはコイル状のばね34が
嵌められ、このばね34の弾力により、ローラ支持体32
が、その従動ローラ5が従動ローラ11の位置におけるベ
ルト1に圧接する向きに、即ち、第2図において反時計
方向に回転付勢されている。
上記ローラ支持体32を抱え込むようにしてシャッタ板38
が配置されている。シャッタ板38は従動ローラ11の下方
の軸28を中心に垂直面内において回転可能に支持されて
いる。シャッタ板38からは軸33の後方においてシャッタ
38cが立ち上がっている。シャッタ38cは前記下側ガイド
29の直下に配置され、シャッタ板38が軸28を中心に回転
することにより前記カード搬送路に出入するようになっ
ている。シャッタ板38の後端部はソレノイド25のプラン
ジャ25aに長孔とピンとの係合関係によって連結されて
いる。
第1図、第2図において、送りローラ2の下方には、モ
ータ14が取付けられ、モータ14の回転力が減速歯車列1
5,16,17を経てプーリ18に伝達されるようになってい
る。プーリ18は前記シャーシ6,7で支持された軸に取付
けられ、プーリ18の上方の前記駆動ローラ13の近傍にも
シャーシ6,7で支持された軸にプーリ19が取付けられて
いる。これらプーリ18,19間には駆動ベルト21が掛けわ
たされている。前記ケース8の後面とケース4の前面に
はそれぞれガイドブロック51,52が固定されていて、ケ
ース4でケース8の後面を閉じた状態ではガイドブロッ
ク51,52が一定の間隔をおき相対向してその間に縦方向
のカード搬送路20が形成されるようになっている。この
カード搬送路20は、前記送りローラ2と送りベルト1と
の間で湾曲されながら搬送されたカードを下方に向かっ
て搬送する。上記駆動ベルト21は、上記カード搬送路20
の一方側に面している。上記プーリ18の近傍には、記録
再生用磁気ヘッド40からなるカード処理部50が設けられ
ている。前記プーリ19の回転力は歯車の噛み合いによっ
て駆動ローラ13に伝達される。
前記後側のケース4には、上記プーリ18の上方であっ
て、上記カード処理部50からの距離がカード長よりも短
い位置にフラップ41が設けられている。フラップ41は軸
62を中心に回転可能に支持され、先端部が下方に向いて
いる。フラップ41は、回転することによりその先端部が
カード搬送路20に後退することができる。フラップ41
は、上記カード搬送路20のうち記録再生部50よりカード
挿入口45側を分岐させるためのもので、フラップ41が上
記カード搬送路20に進出した状態でカードが逆向きに搬
送されると、カードがフラップ41の先端ですくわれるよ
うにしてカード搬送路20から脇の方に逃されるようにな
っている。フラップ41でカード搬送路20から逃されたカ
ードの進路上には、一対の保留ガイド47,48が一定の間
隔をおいて対向配置されることによりカード保留部42が
形成され、このカード保留部42に搬送されたカードが暫
定的に保留されるようになっている。保留ガイド47,48
は、前記駆動ローラ13の後方を上方に向かって立ち上が
ったあと、従動ローラ12の上方に至るように円弧状に湾
曲している。また、第4図に示すように、保留ガイド4
7,48の上端部にはその上端円からガイド47,48の長手方
向に向かって切欠47a,48aがそれぞれ形成されている。
上記フラップ41の側面にはピン61が固植されており、ピ
ン61はスライド板56に形成されたカム溝6に嵌まってい
る。スライド板56はその一対の縦方向の長孔57が前記シ
ャーシ64に固植された一対のピン58にそれぞれ嵌められ
ることにより上下方向にスライド可能に設けられてい
る。スライド板56はソレノイド53のプランジャ54にピン
55によって連結されている。スライド板56とプランジャ
54はばね59によって上方に移動する向きに付勢されてい
る。第2図はスライド板56及びプランジャ54がばね59に
よって上方に移動した状態を示しており、この状態では
スライド板56のカム溝60によりピン61が左方に移動させ
られてフラップ41が時計方向に回転させられ、フラップ
41全体がカード搬送路20から退避している。
後側のケース4を第1図に破線4Aで示すように回転させ
て前側のケース8の後側を開放すると、フラップ41及び
カード保留部42もそれぞれ第1図に破線41A,42Aで示す
ようにケース4とともにケース8側から離れ、カード挿
入口45から記録再生部50に至るカード搬送路及び記録再
生部50から下方に至る搬送路を開放するようになってい
る。
次に、上記実施例の動作を説明する。
カードが挿入口45に挿入されない通常の状態では、ソレ
ノイド25が非励磁の状態になっていて、プランジャ25a
が付勢ばね(図示されず)によりソレノイド25か突出
し、ローラ支持体32をばね34の付勢力に抗することなく
時計方向に回転させ、シャッタ板38も軸28を中心に時計
方向に回転させる。軸33は従動ローラ5よりも後方にあ
り、軸28はシャッタ38cよりも前方にあるあめ、従動ロ
ーラ5は送りベルト1から離間するのに対しシャッタ38
cはカード通路に進出してカード通路を閉じる。
いま、カード挿入口45からカードを挿入すると、カード
の先端がシャッタ38cに当接してカードの取り込みを阻
止する。またカードの挿入により前側のセンサ(図示さ
れず)がカードを検知し、この検知信号によってソレノ
イド25を励磁するとともに、モータ14を回転駆動する。
モータ14の回転力は歯車列15,16,17を介しプーリ18に伝
達されて同プーリ18を第2図において反時計方向に回転
駆動し、これとともに駆動ベルト21を駆動する。駆動ベ
ルト21の駆動力はプーリ19に伝達され、プーリ19の回転
力は歯車を介して駆動ローラ13に伝達され、駆動ローラ
13を時計方向に回転駆動する。この駆動ローラ13の回転
駆動に伴い送りベルト1が駆動される。
一方、ソレノイド25の励磁により、第2図に示すそう
に、プランジャ25aがばね34を付勢しながらソレノイド2
5に吸引され、ローラ支持体32はばね34の付勢力により
反時計方向に回転し、シャッタ板38も反時計方向に回転
する。軸33は従動ローラ5よりも後方に、軸28はシャッ
タ38cよりも前方にあるため、従動ローラ5は送りベル
ト1に圧接するのに対し、シャッタ38cはカード搬送路
から退避しカード搬送路を開く。
上記のようにして、駆動されている送りベルト1に対し
て従動ローラ5が圧接し、かつ、シャッタ38cがカード
通路を開くことにより、送りベルト1と従動ローラ5の
間に挿入されたカードが前記下側ガイド29と上側ガイド
で構成されるカード搬送路内に取り込まれるとともに、
ベルト1の駆動方向に搬送されていく。
カードが所定距離搬送されてその後端を送りローラ2の
近傍に設けられた後側センサ(図示されず)が検知する
と、その検知信号によってソレノイド25が非励磁とな
る。これによりシャッタ38cはカード搬送路を閉じ、従
動ローラ5は送りベルト1から離間し、従って、仮りに
2枚目のカードが挿入口45から挿入されたとしてもカー
ドをシャッタ38cで阻止してカードの取り込みを禁止す
る。
カード搬送路を搬送された1枚目のカードは送りローラ
2とこれに圧接する送りベルト1との間に挟み込まれて
ほぼ90度の範囲にわたり湾曲されながら搬送方向を下方
に曲げられる。カードはガイドブロック51,52で形成さ
れるカード搬送路20内をベルト21によって下方に搬送さ
れ、磁気ヘッド40からなるカード処理部50に至り、記
録、再生処理が行われる。
1枚目のカードの記録、再生処理の結果所定の情報信号
である場合は、ソレノイド53は励磁してプランジャ54を
吸引させ、スライド板56を下方に移動させることによっ
てフラップ41を反時計方向に回転させ、その先端部をカ
ード搬送路20に進出させる。この状態でモータ14を逆転
させ、カードを逆向きに搬送する。逆向きに搬送された
カードはフラップ41の先端部にすくわれるようにしてカ
ード搬送路20から分岐させられ、保留ガイド47,48で構
成されるカード保留部42に取り込まれ、暫定的に保留さ
れる。
そのあとソレノイド53を非励磁としてフラップ41をカー
ド搬送路20から退避させる。この状態で2枚目のカード
が挿入口45から挿入されると、これを前記センサが検知
してソレノイド25を励磁し、ローラ支持体32とシャッタ
38cを第2図に示すような動作態様とし、カード挿入口4
5に挿入されている2枚目のカードを前述の動作と同様
の動作によって取り込み、記録再生処理する。処理した
2枚目のカードはカード挿入口45から排出する。さら
に、ソレノイド53を励磁してフラップ41をカード搬送路
20に進出させ、カード保留部42に保留していた1枚目の
カードを記録再生部50に戻り、次に、ソレノイド53を非
励磁としてフラップ41をカード搬送路20から退避させた
状態でカードを逆向きに搬送しながら上方信号を書き直
し、引き続き逆向きに搬送してカード挿入口45から排出
する。情報信号の書き直しに伴ってカードにパンチ孔を
穿つこともありうる。
なお、カードに記録されている情報信号を読み取った結
果そのカードが不正なカードであれば、所定の取り込み
部に取り込むことも可能である。例えば、図示の実施例
ではカード搬送路20が記録再生部50の下方まで延長して
おり、このカード搬送路20の下方への延長部を搬送して
所定の取り込み部に取り込む。
上記カード保留部42でカードを搬送するためのカード駆
動系はモータ14を共通の駆動源として用いることができ
る。カード保留部42におけるカード駆動系には、カード
をカード保留部42に取り込みかつカード保留部42から送
り出す場合にのみ駆動するための切り換え機構を設け
る。
以上説明した実施例によれば、2枚のカードを取り込み
可能とするためにカード保留部42を設けるに当たり、情
報信号の記録再生部50よりもカード挿入口45側のカード
搬送路20を分岐してカード保留部42を設けたため、カー
ドリータの全長、特に奥行き寸法を小さくすることがで
きる。また、挿入されたカードの情報を読み取ったあと
カードの情報を一旦無効化して保留という動作を行う場
合、カードの記録再生部50への往動で読み取り、保留部
42への復動で無効化を行うことができ、カード搬送動作
の簡略化を図ることができる。この点、従来のカードリ
ーダでは、往動で読み取り、復動で無効化、往動で保留
部への保留という動作になり、カードを保留部に保留す
るに当たってのカード動作が複雑になるという問題があ
ったが、上記実施例によれば、このような問題を解消す
ることができる。
カードの情報を無効化するときは、カードがフラップ41
によって進路を変えられるのでカードが湾曲されながら
記録再生部50で処理されることになり、カードに対する
磁気ヘッド40の摺接が必ずしも万全ではないが、無効化
処理の場合は高い信頼性は要求されないから、カードに
対する磁気ヘッド40の摺接が万全でなくても問題はな
い。
カード挿入口45及びカード搬送路20の駆動系と、カード
保留部42の駆動系は、共通のモータ14を駆動源としてい
るため、1枚目のカードを保留部42に保留した状態で2
枚目のカードを搬送しているとき、保留部42の駆動系も
回転駆動されるが、保留されているカードは保留部42の
湾曲に従って湾曲しているため、カードは駆動ローラか
ら逃げており、駆動ローラがカードを摺ることはない。
また、カード搬送路にカードが詰まった場合はこれを除
去する必要があるが、上記実施例によれば、第1図に鎖
線4Aで示すように、軸3を中心にして後側ケース4を前
側ケース8に対し回転させて前側ケース8の後部を開放
することができ、これによって送りベルト1の一部を露
呈させるとともに、カード搬送路20を二分することがで
きるため、送りベルト1の部分やカード搬送路20に詰ま
っているカードを容易に除去することができる。一方、
フラップ41やカード保留部42は第1図にそれぞれ鎖線41
A,42Aで示すように、ケース4とともに移動し、カード
保留部42を構成するガイド47,48は分離できない。しか
し、第4図に示すように、ガイド47,48の端部には切欠4
7a,48aが形成されているため、この切欠部47a,48aから
カードを除去することができる。
なお、第5図に示すように、カード挿入口65に続いて記
録再生部67に至るカード搬送路66と、記録再生部67に続
くカード搬送路68を直線状に設けてもよい。そして、カ
ード挿入口65側のカード搬送路66の側方にフラップ70を
設けてカード搬送路を分岐させ、カード保留部を設けて
もよい。第5図では、カード保留部を、挿入口65側に向
かって伸ばしたカード保留部69と、反転させて記録再生
部67側に伸ばしたカード保留部71の例について描かれて
いる。カードリーダの全長を短くするためには、カード
保留部71のように、途中から反転させて記録再生部67側
に伸ばした方が好ましい。
(考案の効果) 本考案によれば、2枚のカードを取り込み可能とするた
めにカード保留部を設けるに当たり、情報信号の記録再
生部よりもカード挿入口側のカード搬送路を分岐してカ
ード保留部を設けると共に、記録再生部から復動される
カードをカード搬送路からカード保留部に分岐させる分
岐手段を記録再生部からの距離がカード長よりも短い位
置に設けたことから、カードリーダの全長、特に奥行き
寸法を小さくすることができる。また、挿入されたカー
ドの情報を読み取ったあとカードの情報を一旦無効化し
て保留という動作を行う場合、カードの記録再生部への
往動で読み取り、保留部への復動で無効化を行うことが
でき、カード搬送動作の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる2枚取り込み式カードリーダの
実施例を示す側面図、第2図は同上実施例の内部構成を
示す側面図、第3図は上記実施例中のケース及びシャー
シの構成を示す分解斜視図、第4図は上記実施例中の保
留ガイドの一部を示す斜視図、第5図は本考案にかかる
2枚取り込み式カードリーダの別の実施例を概略的に示
す側面図、第6図は従来の2枚取り込み式カードリーダ
の例を概略的に示す側面図、第7図は同上従来例をより
具体的に示す側面図である。 20,66……カード搬送路、41,70……分岐手段としてのフ
ラップ、42,69,71……カード保留部、45,65……カード
挿入口、50,67……記録再生部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード挿入口より挿入されたカードを搬送
    し、往動でカードの読み取りを行い、復動でカード情報
    信号の記録を行うカードリーダであって、 1枚目のカードについて情報信号の記録、再生を行った
    あと2枚目のカードを搬送して情報信号の記録、再生を
    行い、2枚目のカードの処理後に1枚目のカードを記録
    再生部に導くために、情報信号の記録再生部よりもカー
    ド挿入口側のカード搬送路を分岐してカード保留部を設
    けると共に、カード搬送路内に進出し、記録再生部から
    復動されるカードをカード搬送路からカード保留部に分
    岐させる分岐手段を上記記録再生部からの距離がカード
    長よりも短い位置に設けたことを特徴とする2枚取り込
    み式カードリーダ。
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