JP2011255117A - 遊技情報表示装置、遊技媒体計数機、遊技情報表示システムおよび遊技媒体計数システム - Google Patents

遊技情報表示装置、遊技媒体計数機、遊技情報表示システムおよび遊技媒体計数システム Download PDF

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Abstract

【課題】遊技客が保有する貯玉や持玉などの遊技媒体を他の貸出レートへ振り替える場合の利便性を向上させること。
【解決手段】計数部が、遊技客が獲得した遊技媒体数を計数し、レート換算部が、計数部によって計数された計数値で他の貸出レートへの乗り入れを行った場合の乗り入れ値を算出し、表示処理部が、計数部によって遊技媒体数が計数されるごとに、計数値および乗り入れ値をタッチパネルに対して表示させるように島端計数機を構成した。
【選択図】図3

Description

この発明は、遊技に関する情報を表示する遊技情報表示装置および遊技情報表示システム、遊技客が獲得した遊技媒体を計数する遊技媒体計数機および遊技媒体計数システムに関し、特に、遊技客が保有する貯玉や持玉などの遊技媒体を他の貸出レートへ振り替える場合の利便性を向上させることができる遊技情報表示装置、遊技媒体計数機、遊技情報表示システムおよび遊技媒体計数システムに関する。
従来、パチンコ店等の遊技店では、会員登録を行った遊技客に対して貯玉サービスを提供している。この貯玉サービスは、遊技客が獲得した遊技媒体を貯玉として遊技店が預かり、遊技客がこの貯玉を用いて再プレイできるようにしたものである(たとえば、特許文献1参照)。
かかる貯玉サービスを提供する遊技店では、各遊技客の貯玉を管理装置で管理するとともに、かかる貯玉を島端等に設置された再プレイ機で引き出す貯玉システムが導入されることが多い。
一方、近年では、複数の貸出レートの遊技コーナーが開設されるのに伴って貯玉についても各貸出コーナーで行わせる仕組みが導入されつつある。かかる場合、遊技店では、低レートコーナーで遊技する遊技客を高レートコーナーへ誘導する観点から、再プレイが行われる遊技コーナーとは異なる貸出レートの貯玉を遊技コーナーの貸出レートへ振り替えるサービスを行う場合がある。このように、ある貸出レートに対応する遊技媒体を他の貸出レートへ振り替えることを「乗り入れ」と呼ぶ場合もある。
ここで、貯玉の乗り入れを行う場合には、再プレイ機が利用されるのが一般的である。たとえば、1円レートの貯玉を1000玉、4円レートの貯玉を500玉保有する遊技客が、4円レートコーナーに設置された再プレイ機に対して会員カードを挿入すると、かかる再プレイ機には、まず、貸出レートごとの貯玉数が表示される。ここでは、1円レートの貯玉数「1000玉」および4円レートの貯玉数「500玉」が表示される。
つづいて、遊技客によって「乗り入れボタン」が押下されると、再プレイ機は、1円レートの貯玉数「1000玉」を4円レートへ振り替えるように管理装置へ指示する。そして、管理装置による貯玉の乗り入れ処理が完了すると、再プレイ機は、乗り入れ後の貯玉数をディスプレイに対して表示させる。ここでは、1円レートの貯玉数「1000玉」が4円レートへ換算されて「250玉」となり、かかる「250玉」を4円レートの貯玉数「500玉」へ加算した「750玉」が乗り入れ後の貯玉数として表示されることとなる。
特開2003−210818号公報
しかしながら、従来の貯玉サービスには、乗り入れを行う前に乗り入れ後の貯玉数を把握することが困難であるという問題があった。これは、従来の貯玉サービスでは、実際に乗り入れを行うまで乗り入れ後の貯玉数が表示されることがなかったためである。
たとえば、遊技客は、1円レートで獲得した遊技媒体数(持玉数)が4円レートへの乗り入れによってどのくらいの数量になるかを把握したい場合であっても、実際に再プレイ機まで赴いて乗り入れを行わなければ乗り入れ後の数量を把握することができなかった。
なお、従来の貯玉サービスには、持玉で乗り入れを行う場合には、まず、島端計数機へ赴いて持玉を一旦貯玉したうえで、再プレイ機へ赴いて乗り入れ操作を行わなければならないという問題もある。
また、乗り入れ後の遊技媒体数を暗算で求めることとしてもよいが、再プレイ手数料を徴収する運用がなされている場合には、単にレート換算するだけでなく、再プレイ手数料を差し引く計算もしなければならず、遊技客に大きな負担をかけることとなるため、好ましくない。
さらに、従来の貯玉サービスでは、乗り入れ後の貯玉数を確認したうえで乗り入れを実行するといったことができないため、乗り入れが正常に行われたのだろうかという疑念を遊技客に対して抱かせるおそれもある。そして、このような疑念を抱いた遊技客が従業員に対して説明を求めた場合、従業員は、電卓等を使って実際に計算を行い、乗り入れが正常に行われたことを遊技客に対して証明しなければならず、業務に支障を来すおそれがある。
このように、貯玉や持玉の乗り入れを行う場合の利便性が悪いと、乗り入れサービスが普及せず、低レートコーナーで遊技する遊技客を高レートコーナーへ誘導するという遊技店側の目的を達成することができない。このため、乗り入れを行う場合の利便性をいかにして向上させるかが大きな課題になっている。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであって、遊技客が保有する貯玉や持玉などの遊技媒体を他の貸出レートへ振り替える場合の利便性を向上させることができる遊技情報表示装置、遊技媒体計数機、遊技情報表示システムおよび遊技媒体計数システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技に関する情報を表示する遊技情報表示装置であって、遊技客が保有する遊技媒体数を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数を算出する算出手段と、前記取得手段によって前記遊技媒体数が取得された場合に、当該遊技媒体数とともに前記算出手段によって算出された遊技媒体数を所定のディスプレイに対して表示させる表示処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記算出手段は、前記取得手段によって取得された遊技媒体数を他の貸出レートへ換算するとともに、換算後の遊技媒体数から再プレイ手数料あるいは換算手数料に相当する遊技媒体数を差し引くことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、各種操作を受け付ける操作受付手段と、前記取得手段によって取得された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えるべき旨の操作を前記操作受付手段が受け付けた場合に、前記遊技客によって預け入れられた遊技媒体数を前記貸出レートごとに管理する管理装置に対し、前記算出手段によって算出された遊技媒体数を該当する貸出レートの遊技媒体数へ加算するように指示する指示手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記指示手段は、前記算出手段によって算出された遊技媒体数に対して所定の遊技媒体数を上乗せしたうえで、上乗せ後の遊技媒体数を該当する貸出レートの遊技媒体数へ加算するように前記管理装置に対して指示することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記表示処理手段は、前記取得手段によって取得された遊技媒体数の目安となる所定の画像および前記算出手段によって算出された遊技媒体数の目安となる所定の画像を前記所定のディスプレイに対してさらに表示させることを特徴とする。
また、本発明は、遊技客によって獲得された遊技媒体を計数する遊技媒体計数機であって、前記遊技媒体を計数する計数手段と、前記計数手段によって計数された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数を算出する算出手段と、前記取得手段によって前記遊技媒体数が取得された場合に、当該遊技媒体数とともに前記算出手段によって算出された遊技媒体数を所定のディスプレイに対して表示させる表示処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技に関する情報を表示する遊技情報表示システムであって、遊技客が保有する遊技媒体数を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数を算出する算出手段と、前記取得手段によって前記遊技媒体数が取得された場合に、当該遊技媒体数とともに前記算出手段によって算出された遊技媒体数を所定のディスプレイに対して表示させる表示処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技客によって獲得された遊技媒体を計数する遊技媒体計数システムであって、前記遊技媒体を計数する計数手段と、前記計数手段によって計数された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数を算出する算出手段と、前記取得手段によって前記遊技媒体数が取得された場合に、当該遊技媒体数とともに前記算出手段によって算出された遊技媒体数を所定のディスプレイに対して表示させる表示処理手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、取得手段が、遊技客が保有する遊技媒体数を取得し、算出手段が、取得手段によって取得された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数を算出し、表示処理手段が、取得手段によって遊技媒体数が取得された場合に、当該遊技媒体数とともに算出手段によって算出された遊技媒体数を所定のディスプレイに対して表示させることとしたため、遊技客が保有する貯玉や持玉などの遊技媒体を他の貸出レートへ振り替える場合の利便性を向上させることができるという効果を奏する。たとえば、遊技客は、他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数を、実際に振り替えを行う前に把握することができるため、振り替えを行うか否かの判断を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、算出手段が、取得手段によって取得された遊技媒体数を他の貸出レートへ換算するとともに、換算後の遊技媒体数から再プレイ手数料あるいは換算手数料に相当する遊技媒体数を差し引くこととしたため、再プレイ手数料を徴収する運用が行われる場合であっても、振り替え後の遊技媒体数を正確に把握することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、操作受付手段が、各種操作を受け付け、指示手段が、取得手段によって取得された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えるべき旨の操作を操作受付手段が受け付けた場合に、遊技客によって預け入れられた遊技媒体数を貸出レートごとに管理する管理装置に対し、算出手段によって算出された遊技媒体数を該当する貸出レートの遊技媒体数へ加算するように指示することとしたため、振り替え後の遊技媒体数を確認したその場で即座に振り替えを行うことができる。したがって、遊技客が保有する貯玉や持玉などの遊技媒体を他の貸出レートへ振り替える場合の利便性をさらに向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、指示手段が、算出手段によって算出された遊技媒体数に対して所定の遊技媒体数を上乗せしたうえで、上乗せ後の遊技媒体数を該当する貸出レートの遊技媒体数へ加算するように管理装置に対して指示することとしたため、他の貸出レートへの振り替えが促進され、これに伴って遊技客が再プレイを行う機会が増加する結果、遊技台の稼働率を高めることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、表示処理手段が、取得手段によって取得された遊技媒体数の目安となる所定の画像および算出手段によって算出された遊技媒体数の目安となる所定の画像を所定のディスプレイに対してさらに表示させることとしたため、振り替え前の遊技媒体数が振り替えによってどのくらいの数量となるかを遊技客に対してより直感的に把握させることができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る遊技情報表示手法の概要を示す図である。 図2は、本実施例に係る島端計数機が接続されるネットワーク環境を示す図である。 図3は、本実施例に係る島端計数機の構成を示すブロック図である。 図4は、島端計数機の動作例を示す図である。 図5は、島端計数機の他の動作例を示す図である。 図6は、本実施例に係る島端計数機が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図7は、本発明に係る遊技情報表示手法を各台対応装置に対して適用した場合の適用例を示す図である。 図8は、本発明に係る遊技情報表示手法の運用例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る遊技情報表示装置、遊技媒体計数機、遊技情報表示システムおよび遊技媒体計数システムの実施例を詳細に説明する。まず、実施例の詳細な説明に先立って、本発明に係る遊技情報表示手法の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明に係る遊技情報表示手法の概要を示す図である。なお、以下では、ある貸出レートに対応する遊技媒体(貯玉および持玉を含む)を他の貸出レートへ振り替えることを「乗り入れ」と呼ぶこととする。
本発明に係る遊技情報表示手法は、たとえば、遊技客が獲得した遊技媒体を計数する遊技媒体計数機に対して適用されるものであって、乗り入れ前の遊技媒体数(計数値)および乗り入れを行った場合の遊技媒体数(乗り入れ値)をリアルタイムに表示する点に主たる特徴を有する。なお、本発明に係る「遊技媒体計数機」には、遊技島の島端に設置される島端計数機だけでなく、計数機能付きの各台対応装置も含まれるものとする。
また、本発明に係る遊技情報表示手法は、遊技客によって遊技店へ預け入れられた貯玉を引き出す再プレイ機に対しても適用可能であり、実際に乗り入れを行う前に、乗り入れ前の貯玉数とともに乗り入れを行った場合の貯玉数を表示する。
本発明に係る遊技情報表示手法では、まず、遊技客が保有する遊技媒体数を取得する(同図の(A−1)参照)。ここで、遊技客が保有する遊技媒体数とは、遊技客が獲得した遊技媒体である持玉の数量あるいは遊技客が遊技店へ預け入れた遊技媒体である貯玉の数量を示す。
たとえば、本発明に係る遊技情報表示手法を遊技媒体計数機に対して適用した場合には、計数機能を用いて持玉を計数することで、遊技客が保有する持玉数を取得する。また、本発明に係る遊技情報表示手法を再プレイ機に対して適用した場合には、各遊技客の貯玉数を貸出レートごとに管理する管理装置から該当する遊技客の貯玉数を取得する。
つづいて、本発明に係る遊技情報表示手法では、取得した遊技媒体数で他の貸出レートへの乗り入れを行った場合の遊技媒体数を算出する(同図の(A−2)参照)。たとえば、1円レートで獲得した遊技媒体数が「5236玉」である場合には、かかる「5236玉」を4円レートへ換算した「1309玉(5236玉×(1円/4円))」を、4円レートへの乗り入れを行った場合の遊技媒体数として算出する。なお、再プレイ時に再プレイ手数料が徴収される場合には、上記のレート換算だけでなく、再プレイ手数料の減算も併せて行うこととしてもよい。
つづいて、本発明に係る遊技情報表示手法では、同図の(A−1)において取得した遊技媒体数とともに、同図の(A−2)において算出した乗り入れ後の遊技媒体数をディスプレイへ表示させる(同図の(A−3)参照)。ここでは、遊技客が保有する1円レートの遊技媒体数「5236玉」とともに、かかる遊技媒体数で4円レートへの乗り入れを行った場合の遊技媒体数「1309玉」がディスプレイへ表示されることとなる。
このように、本発明に係る遊技情報表示手法では、遊技客が保有する遊技媒体数を取得し、取得した遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数を算出する。そして、本発明に係る遊技情報表示手法では、遊技客が保有する遊技媒体数とともに、かかる遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数をディスプレイに対して表示させることとした。
これにより、遊技客は、実際に乗り入れを行う前に乗り入れ後の遊技媒体数を把握することができるため、振り替えを行うか否かの判断を容易に行うことができる。また、乗り入れ後の遊技媒体数を確認したうえで乗り入れを行うこととなるため、乗り入れが正常に行われたのかという疑念を遊技客に対して抱かせるおそれもなく、従業員が、乗り入れが正常に行われたことを説明するために業務を中断する必要もない。
このように、本発明に係る遊技情報表示手法によれば、遊技客が保有する貯玉や持玉などの遊技媒体を他の貸出レートへ振り替える場合の利便性を向上させることができる。
なお、本発明に係る遊技情報表示手法を遊技媒体計数機に対して適用した場合、同図の(A−1)〜(A−3)の処理は、計数中においても行われる。すなわち、本発明に係る遊技情報表示手法を適用した遊技媒体計数機では、現時点で計数済みの遊技媒体数とともに、この遊技媒体数に対応する乗り入れ後の遊技媒体数がリアルタイムに表示されることとなる。
ところで、本発明に係る遊技情報表示手法では、乗り入れを行った場合の遊技媒体数を確認したその場で実際に乗り入れを行うこともできる。具体的には、同図の(B)に示したように、本発明に係る遊技情報表示手法では、遊技客から「乗入ボタン」の押下などの乗り入れ操作を受け付けると(同図の(B−1)参照)、乗り入れ後の遊技媒体数を該当する貸出レートの貯玉数へ加算するように管理装置に対して指示する(同図の(B−2)参照)。ここでは、4円レートの貯玉数に「1309玉」が加算されることとなる。
このように、乗り入れを行った場合の遊技媒体数を確認したその場で即座に乗り入れを行うことができるため、乗り入れの利便性をさらに向上させることができる。なお、乗り入れを行う遊技客を増やして遊技台の稼働率を高めたいという遊技店側のニーズに応えるために、その場で乗り入れを行った場合には再プレイ手数料を軽減することとしてもよい。かかる点については、実施例において後述することとする。
なお、遊技客の中には、乗り入れによる遊技媒体数の変動等を計数値や乗り入れ値といった数字で理解するのが苦手な遊技客もいる。そこで、本発明による遊技情報表示手法では、計数値や乗り入れ値等の数値の目安となる所定の画像(たとえば、玉箱の画像)を計数値や乗り入れ値と併せて表示することとしてもよい。かかる点についても、実施例において後述することとする。
以下では、図1を用いて説明した遊技情報表示手法を島端計数機に対して適用した場合の実施例を詳細に説明する。ただし、本発明に係る遊技情報表示手法は、島端計数機に限らず、計数機能を備えた各台対応装置(各台計数機)や再プレイ機に対して適用することも可能である。また、以下では、1円レートおよび4円レートの2種類の貸出レートが存在する場合について説明するが、貸出レートは3種類以上であってもよい。
図2は、本実施例に係る島端計数機が接続されるネットワーク環境を示す図である。同図に示すように、本実例に係る島端計数機100は、店舗内LAN(Local Area Network)などのネットワーク経由で、島端再プレイ機200、各台対応装置300、遊技台400、島コントローラ500、管理装置600といった各機器と接続される。
また、遊技店には、所属レートが1円のコーナーである「1円コーナー」と4円のコーナーである「4円コーナー」とが設けられており、島端計数機100、島端再プレイ機200、各台対応装置300、遊技台400および島コントローラ500が各コーナーに設置されている。
島端計数機100は、遊技客が遊技台400で獲得した遊技媒体を計数する装置である。なお、遊技客は、1円コーナーで獲得した遊技媒体については1円コーナーに設置された島端計数機100を用いて計数し、4円コーナーで獲得した遊技媒体については4円コーナーに設置された島端計数機100を用いて計数するものとする。
島端再プレイ機200は、遊技店の会員である遊技客が遊技店へ預け入れた貯玉を引き出すための装置である。なお、島端再プレイ機200は、貯玉の引き出しを行う際に、遊技客に対して自分の貯玉状況を知らせるために、かかる遊技客の貯玉情報を管理装置600から取得してディスプレイへ表示させる処理を行う。
各台対応装置300は、遊技台400と対応して設けられる装置であり、挿入された記録媒体(以下、「カード」と記載する)に関連付けられたプリペイド価値を用いて遊技媒体の貸し出しを行う。なお、各台対応装置300は、島端計数機100と同様の計数機能を兼ね備えていてもよい。さらに、貯玉再プレイ機能を備えていてもよい。
島コントローラ500は、台間装置300および遊技台400が設置される遊技島ごとに設けられる中継装置であり、管理装置600/台間装置300間、あるいは、管理装置600/遊技台400間の通信データを中継する。
管理装置600は、島端計数機100、島端再プレイ機200、各台対応装置300、遊技台400および島コントローラ500等を管理する管理装置であり、貯玉DB(データベース)610および持玉DB(データベース)620を有している。
貯玉DB610は、遊技店の会員に対して配布される会員カードに付与された貯玉サービスを行うためのデータベースである。具体的には、貯玉DB610は、会員ごとに割り当てられた会員IDと関連付けて、貸出レートごとの貯玉数を記憶している。また、持玉DB620は、遊技客が獲得した持玉価値を管理するデータベースである。
次に、本実施例に係る島端計数機100の構成について図3を用いて説明する。図3は、島端計数機100の構成を示すブロック図である。なお、同図には、島端計数機100の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
同図に示すように、島端計数機100は、計数部11と、タッチパネル12と、リーダライタ部13と、制御部14とを備えている。また、制御部14は、レート換算部14aと、表示処理部14bと、乗り入れ指示部14cとを備えている。
計数部11は、遊技客が獲得した遊技媒体を計数し、計数した計数値をレート換算部14aおよび表示処理部14bへ通知する処理部である。なお、かかる計数値は、カウントアップされるたびにレート換算部14aおよび表示処理部14bへ通知されるものとする。
タッチパネル12は、島端計数機100に対する操作を受け付けるボタンなどの入力デバイスと、各種情報を表示するためのディスプレイなどの表示デバイスとから構成される。たとえば、タッチパネル12は、遊技客によって「乗入ボタン」が押下された場合には、乗入ボタンが押下された旨を示す信号を乗り入れ指示部14cに対して通知する。なお、かかる信号には、乗り入れ先の貸出レートおよび乗り入れ後の遊技媒体数が含まれるものとする。
リーダライタ部13は、遊技店の会員が所持する会員カードから会員IDを読み取る情報読取装置である。また、リーダライタ部13は、会員カードから読み取った会員IDを乗り入れ指示部14cへ渡す処理も併せて行う。なお、会員IDは、遊技店の各会員を識別する識別情報である。
制御部14は、島端計数機100全体を制御する制御部であり、レート換算部14aと、表示処理部14bと、乗り入れ指示部14cとを備えている。
レート換算部14aは、計数部11から計数値を受け取った場合に、受け取った計数値から、他の貸出レートへの乗り入れを行った場合の遊技媒体数である乗り入れ値を算出する処理部である。具体的には、レート換算部14aは、計数部11から受け取った計数値に対して自装置の所属レートから他の所属レートへのレート換算を行う。また、レート換算部14aは、算出した乗り入れ値を表示処理部14bへ渡す処理も併せて行う。
表示処理部14bは、各種の情報をタッチパネルに対して表示させる処理部である。具体的には、表示処理部14bは、計数部11から受け取った計数値およびレート換算部14aから受け取った乗り入れ値をタッチパネル12に対して表示させる。また、表示処理部14bは、計数部11による計数が完了した場合に、タッチパネル12に対して乗入ボタンを表示させる処理も行う。
なお、表示処理部14bは、計数値や乗り入れ値といった数字だけでなく、計数値や乗り入れ値の目安となる画像も併せて表示させることとしている。具体的には、表示処理部14bは、計数値および乗り入れ値に相当する玉箱の画像をそれぞれ表示させる。かかる点については、図4を用いて後述する。
乗り入れ指示部14cは、乗入ボタンが押下された旨の信号をタッチパネル12から受け取った場合に、管理装置600に対して乗り入れ指示を送信する処理部である。ここで、乗り入れ指示には、リーダライタ部13から受け取った会員IDと、乗入ボタンが押下された旨の信号に含まれる乗り入れ先の貸出レートおよび乗り入れ後の遊技媒体数とが含まれるものとする。
次に、島端計数機100の動作例について図4を用いて説明する。図4は、島端計数機100の動作例を示す図である。なお、同図の(A)には計数中の動作例を、同図の(B)には計数後の動作例を、同図の(C)には乗入ボタンが押下された場合の動作例をそれぞれ示している。また、ここでは、1円コーナーに設置された島端計数機100に対して遊技媒体が投入された場合について説明する。
同図の(A)に示したように、島端計数機100に対して遊技媒体が投入されると、島端計数機100では、計数部11が、投入された遊技媒体の計数を行う(同図の(A−1)参照)。すると、レート換算部14aが、計数値を1円レートから4円レートへ換算した値を乗り入れ値として算出し、表示処理部14bが、計数値および乗り入れ値をタッチパネル12に対して表示させる(同図の(A−2)参照)。
たとえば、同図の(A)では、計数中の値「2732玉」が、かかる計数値で4円レートへの乗り入れを行った場合の乗り入れ値「683玉(2732玉×(1円/4円))」とともに表示されている。このように、計数中においても、計数値とともに乗り入れ値を表示させることによって、乗り入れ値が正常に計算されているという安心感を遊技客に対して与えることができる。
また、表示処理部14bは、計数値および乗り入れ値の目安となる玉箱画像12aを計数値および乗り入れ値と併せて表示させる。ここでは、2000玉で1箱となるように設定されており、計数値「2732玉」の目安となる「1箱半」の玉箱画像と、乗り入れ値「683玉」の目安となる「半箱」の玉箱画像とが表示されている。
このように、表示処理部14bが、計数部11によって計数された計数値の目安となる玉箱画像およびレート換算部14aによって算出された乗り入れ値の目安となる玉箱画像をタッチパネル12に対してさらに表示させることとした。したがって、乗り入れ前の遊技媒体数が乗り入れによってどのくらいの数量になるかを遊技客に対してより直感的に把握させることができる。
つづいて、同図の(B)に示したように、遊技客が獲得した遊技媒体の計数が全て完了すると、表示処理部14bは、乗り入れボタン12bをタッチパネル12へ表示させる。そして、遊技客によって乗り入れボタン12bが押下されるとともに(同図の(B−1)参照)、会員カードから会員IDが読み取られると(同図の(B−2)参照)、乗り入れ指示部14cは、管理装置600に対して乗り入れ指示を送信する。なお、ここでは、会員カードID「001」が読み取られたものとする。
また、同図の(C)に示したように、乗り入れ指示部14cが管理装置600に対して乗り入れ指示を送信すると(同図の(C−1)参照)、管理装置600は、かかる乗り入れ指示に従って乗り入れ処理を実行する。具体的には、管理装置600は、乗り入れ指示を受信すると、まず、乗り入れ指示から会員ID「001」、乗り入れ先の貸出レート「4円レート」および乗り入れ後の遊技媒体数「1309玉」を取り出す。
そして、管理装置600は、会員ID「001」と関連付けられた貯玉データを貯玉DB610から特定し、特定した貯玉データのうち、乗り入れ先の貸出レート「4円レート」の貯玉数に対して乗り入れ後の遊技媒体数「1309」を加算する(同図の(C−2)参照)。これにより、遊技客が1円コーナーで獲得した遊技媒体「5236玉」の4円レートへの乗り入れが完了する。
このように、乗り入れ指示部14cが、乗り入れボタンが押下された旨の通知をタッチパネル12から受けた場合に、該当する貸出レートに対して乗り入れ値を加算するように管理装置600へ指示することとした。すなわち、乗り入れを行った場合の遊技媒体数を確認したその場で即座に乗り入れを行うことができるようにしたため、乗り入れの利便性をさらに向上させることができる。
ところで、これまでは、レート換算部14aが、単にレート換算だけを行う場合について説明したが、遊技店が再プレイ手数料を徴収する運用を行っている場合には、再プレイ手数料を加味した乗り入れ値を算出してもよい。
また、遊技店には、低レートコーナーで遊技する遊技客を高レートコーナーへ誘導することで遊技台の稼働率を高めたいというニーズがある。そこで、島端計数機100で獲得玉計数時に乗り入れを行った場合に再プレイ手数料を軽減することとしてもよい。
以下では、これらの点について図5を用いて説明する。図5は、島端計数機100の他の動作例を示す図である。なお、同図の(A)には、レート換算部14aおよび表示処理部14bの動作例を、同図の(B)には、乗り入れ指示部14cの動作例をそれぞれ示している。
同図の(A)に示したように、レート換算部14aは、まず、計数部11によって計数された計数値を乗り入れ元の貸出レートから乗り入れ先の貸出レートへレート換算する(同図の(A−1)参照)。ここでは、1円コーナーで獲得した遊技媒体「5236玉」を4円レートへレート換算して「1309玉」が得られる。
さらに、レート換算部14aは、レート換算後の遊技媒体数から再プレイ手数料を減算する(同図の(A−2)参照)。たとえば、再プレイ手数料が「10%」である場合には、レート換算部14aは、レート換算後の遊技媒体数「1309玉」から再プレイ手数料10%に相当する「130玉」を減算し、減算結果である「1179玉」を乗り入れ値とする。
そして、表示処理部14bは、再プレイ手数料を加味した乗り入れ値を計数値とともにタッチパネル12へ表示させる(同図の(A−3)参照)。
このように、レート換算部14aが、計数値を乗り入れ先の貸出レートに換算するとともに、換算後の遊技媒体数から再プレイ手数料に相当する遊技媒体数を差し引くこととしたため、再プレイ手数料を徴収する運用が行われる場合であっても、乗り入れ後の遊技媒体数を正確に把握することができる。
また、表示処理部14bは、計数部11による計数が完了すると、乗り入れボタン12bとともに、乗り入れを勧めるメッセージをタッチパネル12に対して表示させる(同図の(同図の(A−4)参照)。たとえば、同図の(A)に示した場合には、その場で乗り入れを行うと再プレイ手数料が10%から5%へ軽減される旨のメッセージが表示されている。
そして、遊技客によって乗り入れボタン12bが押下されると、同図の(B)に示したように、乗り入れ指示部14cが、管理装置600に対して乗り入れ指示を送信する。このとき、乗り入れ指示部14cは、レート換算部14aによって算出された乗り入れ値に対して再プレイ手数料の軽減量に相当する遊技媒体数を上乗せした数を含んだ乗り入れ指示を送信する(同図の(B−1)参照)。
なお、ここでは、再プレイ手数料10%に相当する「130玉」から5%に相当する「65玉」を差し引いた「65玉」を乗り入れ値「1179玉」に対して上乗せした「1244玉」を含んだ乗り入れ指示が送信されることとなる。この結果、貯玉DB610の該当する貯玉数には、レート換算部14aによって算出された乗り入れ値「1179玉」ではなく、「65玉」が上乗せされた「1244玉」が加算されることとなる(同図の(B−2)参照)。
なお、ここでは、乗り入れ値の5%分を上乗せする場合について説明したが、これに限ったものではなく、あらかじめ設定された固定値(たとえば、「50玉」)を加算することとしてもよい。
このように、乗り入れ指示部14cが、レート換算部14aによって算出された乗り入れ値に対して所定の遊技媒体数を上乗したうえで、上乗せ後の遊技媒体数を該当する貸出レートの貯玉数へ加算するように管理装置600に対して指示することとした。したがって、他の貸出レートへの乗り入れが促進され、これに伴って遊技客が再プレイを行う機会が増加する結果、遊技台の稼働率を高めることができる。
次に、本実施例に係る島端計数機100の具体的動作について図6を用いて説明する。図6は、本実施例に係る島端計数機100が実行する処理手順を示すフローチャートである。
同図に示すように、島端計数機100では、計数部11が遊技媒体の計数を行うと(ステップS101)、レート換算部14aが、計数値を他の貸出レートへ換算するとともに(ステップS102)、換算後の計数値から再プレイ手数料を減算して乗り入れ値とする(ステップS103)。
つづいて、表示処理部14bは、ステップS101において計数された計数値およびステップS103において算出された乗り入れ値をタッチパネル12へ表示させる(ステップS104)。また、島端計数機100では、計数部11による計数が完了したか否かを判定し(ステップS105)、完了していない場合には(ステップS105、No)計数が完了するまでステップS101〜S104の処理を繰り返す。
つづいて、計数部11による計数が完了すると(ステップS105、Yes)、表示処理部14bは、乗り入れボタン12bをタッチパネル12に対して表示させる(ステップS106)。また、島端計数機100では、乗り入れボタン12bが押下されたか否かを判定し(ステップS107)、乗り入れボタンが押下されなかった場合には(ステップS107、No)、処理を終える。
一方、乗り入れボタン12bが押下された場合には(ステップS107、Yes)、乗り入れ指示部14cが、乗り入れ値に所定の遊技媒体数を上乗せしたうえで(ステップS108)、乗り入れ指示を管理装置600に対して送信し(ステップS109)、処理を終える。
上述してきたように、本実施例では、計数部が、遊技客が獲得した遊技媒体数を計数し、レート換算部が、計数部によって計数された計数値で他の貸出レートへの乗り入れを行った場合の乗り入れ値を算出し、表示処理部が、計数部によって遊技媒体数が計数されるごとに、計数値および乗り入れ値をタッチパネルに対して表示させることとした。したがって、乗り入れを行う場合の利便性を向上させることができる。
ところで、上述してきた実施例では、遊技情報表示装置の一例として島端計数機100を用いて説明してきたが、本発明に係る遊技情報表示装置は、島端計数機100以外の機器に対しても適用することができる。そこで、以下では、各台対応装置300に対して本発明に係る遊技情報表示装置を適用した場合について図7を用いて説明する。
図7は、本発明に係る遊技情報表示手法を各台対応装置に対して適用した場合の適用例を示す図である。なお、同図には、計数機能を兼ね備えた各台対応装置300を示している。また、同図に示した各台対応装置300は、図3に示した島端計数機100の制御部14と同様の処理部を備えているものとする。
同図に示したように、各台対応装置300は、ディスプレイなどの表示部およびテンキー、各種のボタンといった操作部を含んだ操作・表示部310と、遊技客が獲得した遊技媒体を計数する計数部320と、獲得玉を受け入れる玉受入部330を含んで構成される。ここで、遊技台400の下皿から落下した遊技媒体は、玉受入部330を経て計数部320へと導かれることになる。また、玉受入部330には、計数部11によって計数された計数値を表示する持玉表示部330a等が設けられている。
かかる各台対応装置300では、計数部320によって計数された計数値が持玉表示部330aに表示されるとともに、他の貸出レート(たとえば、4円レート)へ乗り入れた場合の乗り入れ値が操作・表示部310に表示される。このように、本発明に係る遊技情報表示装置を各台対応装置300に適用した場合であっても、計数値および乗り入れ値をリアルタイムに表示させることができる。
なお、各台対応装置300の操作・表示部310が、7セグメントディスプレイ310aを備えたタイプのものである場合には、乗り入れ後の貸出レートおよび乗り入れ値を同図の(1)〜(3)に示したように表示させればよい。なお、同図では、乗り入れ後の貸出レートおよび乗り入れ値が、(1)→(2)→(3)の順にスクロールして表示される場合について示している。
また、以下に、本発明に係る遊技情報表示手法の運用例について図8を用いて説明する。図8は、本発明に係る遊技情報表示手法の運用例を示す図である。なお、同図の(A)には、各台対応装置300に計数機能が設けられていない場合の運用例を、同図の(B)には、各台対応装置300に計数機能が設けられている場合の運用例をそれぞれ示している。また、ここでは、遊技客が、1円コーナーで獲得した遊技媒体を使って4円レートへの乗り入れを行う場合について示している。
同図の(A)に示したように、遊技客が、1円コーナーに設置された遊技台400で5236玉獲得したとすると(同図の(A−1)参照)、かかる遊技客は、獲得した遊技媒体を持って島端計数機100へ赴き、この遊技媒体の計数を行う(同図の(A−2)参照)。このとき、島端計数機100には、計数値とともに4円レートへの乗り入れ値が表示されるため、遊技客は、乗り入れを行うか否かの判断を容易に行うことができる。
つづいて、遊技客は、島端計数機100のタッチパネル12に表示された乗り入れボタンを押下して4円レートへの乗り入れを確定させたのち(同図の(A−3)参照)、会員カードだけを持って4円コーナーへ移動し、1円レートから乗り入れた1179玉を用いて再プレイを行う。このように、乗り入れ値の確認を行ったその場で即座に乗り入れを行うことができるため、乗り入れの利便性をさらに向上させることができる。
また、同図の(B)に示したように、各台対応装置300に計数機能が設けられている場合には、各台対応装置300に計数値および乗り入れ値が表示され、乗り入れを行うか否かの判断や乗り入れ指示を島端計数機100へ赴くことなくその場で行うことができる。
ここで、遊技客は、各台対応装置300で4円レートへの乗り入れを確定させた場合には(同図の(B−1a)、そのまま4円コーナーへ移動し、1円レートから乗り入れた1179玉を用いて再プレイを行う(同図の(B−2a)参照)。
一方、各台対応装置300では4円レートへの乗り入れを行わなかったものの(同図の(B−1b)、その後、乗り入れを行おうと思い直した場合、遊技客は、4円コーナーに設置された島端再プレイ機200へ赴き乗り入れ操作を行う。このとき、島端再プレイ機200のディスプレイ210には、遊技客が遊技店へ預け入れた貯玉数(ここでは、「5236玉」)とともに、かかる貯玉数で4円レートへの乗り入れを行った場合の4円レートの貯玉数(ここでは、「1179玉」)が表示される。なお、4円レートに貯玉残高がある場合には、1円レートからの乗り入れ値および貯玉残高の合算値が表示されることとなる。
また、遊技客が、4円レートへの乗り入れを確定させると(同図の(B−2b)、島端再プレイ機200は、乗り入れ後の4円レートの貯玉数(ここでは、「1179玉」)を払い出す。そして、遊技客は、島端再プレイ機200から払い出された1179玉を用いて再プレイを行う(同図の(B−3b)参照)。このように、本発明に係る遊技情報表示装置は、島端再プレイ機200に対しても適用可能である。
なお、かかる場合、島端再プレイ機200は、図3に示した島端計数機100の制御部14と同様の処理部を備えるものとする。また、島端再プレイ機200は、島端計数機100と同様、乗り入れ前の貯玉数の目安となる玉箱画像および乗り入れ後の貯玉数の目安となる玉箱画像を併せて表示させてもよい。
なお、上述してきた実施例では、1台の各台対応装置300が、玉貸機能と各台計数機能とを兼ね備える場合について説明したが、玉貸機能を有する第1の台間装置(CRユニット)と、各台計数機能を有する第2の台間装置(計数サンド)とを併設するシステム(ダブルサンド方式)を採用してもよい。
また、上述してきた実施例では、図7に示したように、計数部320が各台対応装置300の下部に設けられている場合について示したが、これに限ったものではなく、計数部320は、遊技台400前方の膳板上や遊技台上方に配置してもよい。
また、上述してきた実施例では、再プレイ手数料を徴収する場合について説明してきたが、これに限ったものではなく、たとえば、換算手数料を徴収することとしてもよい。すなわち、持玉の計数時に、換算後の遊技媒体数から「換算手数料」を差し引いた遊技媒体数を表示するとともに、乗り入れを行った場合には、かかる換算手数料を減算後の遊技媒体を貯玉することとしてもよい。
また、上述してきたい実施例では、遊技店の会員が会員カードを所持する場合について説明したが、これに限ったものではなく、IDm等の識別情報があらかじめ登録された携帯端末装置を会員カード代わりに用いてもよい。かかる場合、リーダライタ部13が、携帯端末装置からIDm等の識別情報を読み取るようにすればよい。
また、上述してきた実施例では、貸出レートが2種類である場合について説明したが、貸出レートが3種類以上である場合には、遊技媒体の計数後に、乗り入れ先の貸出レートを遊技客に対して選択させればよい。
たとえば、4円レート、2円レートおよび1円レートの3種類の貸出レートが存在する遊技店において、1円コーナーで獲得した遊技媒体を計数後に乗り入れ操作を行う場合、「4円レート」に乗り入れるのか、「2円レート」に乗り入れるのかを選択する選択ボタンをタッチパネル12に表示して、どちらの貸出レートへ乗り入れるかを遊技客に選択させればよい。
以上のように、本発明に係る遊技情報表示装置、遊技媒体計数機、遊技情報表示システムおよび遊技媒体計数システムは、遊技客が保有する貯玉や持玉などの遊技媒体を他の貸出レートへ振り替える場合の利便性を向上させたい場合に有用であり、特に、再プレイ手数料や換算手数料の徴収を行う遊技店への適用に適している。
100 島端計数機
11 計数部
12 タッチパネル
12a 玉箱画像
12b 乗り入れボタン
13 リーダライタ部
14 制御部
14a レート換算部
14b 表示処理部
14c 乗り入れ指示部
200 島端再プレイ機
210 ディスプレイ
300 各台対応装置
310 操作・表示部
310a 7セグメントディスプレイ
320 計数部
330 玉受入部
330a 持玉表示部
400 遊技台
500 島コントローラ
600 管理装置
610 貯玉DB
620 持玉DB

Claims (8)

  1. 遊技に関する情報を表示する遊技情報表示装置であって、
    遊技客が保有する遊技媒体数を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数を算出する算出手段と、
    前記取得手段によって前記遊技媒体数が取得された場合に、当該遊技媒体数とともに前記算出手段によって算出された遊技媒体数を所定のディスプレイに対して表示させる表示処理手段と
    を備えたことを特徴とする遊技情報表示装置。
  2. 前記算出手段は、
    前記取得手段によって取得された遊技媒体数を他の貸出レートへ換算するとともに、換算後の遊技媒体数から再プレイ手数料あるいは換算手数料に相当する遊技媒体数を差し引くことを特徴とする請求項1に記載の遊技情報表示装置。
  3. 各種操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記取得手段によって取得された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えるべき旨の操作を前記操作受付手段が受け付けた場合に、前記遊技客によって預け入れられた遊技媒体数を前記貸出レートごとに管理する管理装置に対し、前記算出手段によって算出された遊技媒体数を該当する貸出レートの遊技媒体数へ加算するように指示する指示手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技情報表示装置。
  4. 前記指示手段は、
    前記算出手段によって算出された遊技媒体数に対して所定の遊技媒体数を上乗せしたうえで、上乗せ後の遊技媒体数を該当する貸出レートの遊技媒体数へ加算するように前記管理装置に対して指示することを特徴とする請求項3に記載の遊技情報表示装置。
  5. 前記表示処理手段は、
    前記取得手段によって取得された遊技媒体数の目安となる所定の画像および前記算出手段によって算出された遊技媒体数の目安となる所定の画像を前記所定のディスプレイに対してさらに表示させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の遊技情報表示装置。
  6. 遊技客によって獲得された遊技媒体を計数する遊技媒体計数機であって、
    前記遊技媒体を計数する計数手段と、
    前記計数手段によって計数された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数を算出する算出手段と、
    前記取得手段によって前記遊技媒体数が取得された場合に、当該遊技媒体数とともに前記算出手段によって算出された遊技媒体数を所定のディスプレイに対して表示させる表示処理手段と
    を備えたことを特徴とする遊技媒体計数機。
  7. 遊技に関する情報を表示する遊技情報表示システムであって、
    遊技客が保有する遊技媒体数を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数を算出する算出手段と、
    前記取得手段によって前記遊技媒体数が取得された場合に、当該遊技媒体数とともに前記算出手段によって算出された遊技媒体数を所定のディスプレイに対して表示させる表示処理手段と
    を備えたことを特徴とする遊技情報表示システム。
  8. 遊技客によって獲得された遊技媒体を計数する遊技媒体計数システムであって、
    前記遊技媒体を計数する計数手段と、
    前記計数手段によって計数された遊技媒体数を他の貸出レートへ振り替えた場合の遊技媒体数を算出する算出手段と、
    前記取得手段によって前記遊技媒体数が取得された場合に、当該遊技媒体数とともに前記算出手段によって算出された遊技媒体数を所定のディスプレイに対して表示させる表示処理手段と
    を備えたことを特徴とする遊技媒体計数システム。
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