JP4669178B2 - 遊技島の紙幣収納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技島の各遊技台の間に設けられた遊技媒体貸出機に投入された複数金種の紙幣を紙幣搬送装置にて搬送すると共に、搬送された紙幣を金種毎に分別し、分別した複数金種の紙幣をそれぞれ計数して対応する金種毎(複数個)の各紙幣収納部に整列収納する紙幣収納装置に関り、特に紙幣収納装置内には複数金種毎の紙幣を、各々水平姿勢で整列収納する紙幣収納部と、各々垂直姿勢で整列収納する紙幣収納部とから構成した紙幣収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、遊技店の遊技島においては、横方向に複数台の遊技台(例えば、パチンコ台等)と、該遊技台の間に複数台の遊技媒体貸出機(例えば、パチンコ玉貸機等)とを直線状に配設して、遊技島を構築している。
このような遊技島においては、遊技島に配設する遊技台の仕様によって、遊技媒体貸出機の仕様も異なってくる。
例えば、遊技島に配設する複数台のパチンコ台が現金にて遊技する仕様のパチンコ台を配設した現金仕様の遊技島においては、パチンコ台に隣接する遊技媒体貸出機は(貨幣が投入可能な貨幣式遊技媒体貸出機)となる。
一方、遊技島に配設する複数台のパチンコ台がカードにて遊技する仕様のパチンコ台(CRパチンコ台)を配設したカード仕様の遊技島においては、パチンコ台に隣接する遊技媒体貸出機は(購入したカードが投入可能なカード式CR遊技媒体貸出機)となる。
【0003】
上記の貨幣式遊技媒体貸出機に投入される貨幣は、例えば千円紙幣が主流であったが、昨今、千円紙幣以外の紙幣札(複数金種の紙幣)でも貸出し可能な構成の貨幣式遊技媒体貸出機が出現してきている。
例えば、千円紙幣以外の紙幣札(複数金種の紙幣及び硬貨)でも貸出し可能な構成の貨幣式遊技媒体貸出機を遊技島に配設し、各貨幣式遊技媒体貸出機に投入された紙幣を貨幣搬送装置にて島の一端側の島管理装置内に搬送し、選別手段(選別センサ)にて選別した後、金種毎に積み重ね構造の紙幣収納装置に整列収納する構成のものが、本出願人にて開示した特開平6−40589(以下、先行技術という)がある。
【0004】
上記カード式CR遊技媒体貸出機をカードにて遊技する仕様のパチンコ台(CRパチンコ台)に配設したカード仕様の遊技島において遊技する場合、先ず、遊技客は、遊技する前に遊技島の一端側に設置されたカード発券機にて所望額のカード(金額情報等が書き込まれたプリペイド等)を購入した後、そのカードを持って、席に着き遊技を開始していた。
しかし、遊技者は購入したカードで遊技するが、購入したカードの残高がゼロ(使い切ってしまう)になると、わざわざ遊技島の一端側に設置されたカード発券機まで行き、再度所望額のカードを購入しなくてはならず、不便であった。
【0005】
そこで、近時、このような不便をなくした新たな仕様のカード発券式CR遊技媒体貸出機が提供されている。該カード発券式CR遊技媒体貸出機は、カードにて遊技する仕様のパチンコ台(CRパチンコ台)の間に配設されものであって、遊技客は、選択したパチンコ台(CRパチンコ台)の席に居ながらにして貨幣(特定額の千円紙幣のみ)を貸出機本体部の上方寄りの位置に設けた貨幣投入口に投入し、単一額のカードを購入することが出来る構成と成しているものである。
【0006】
さらに、カード発券式CR遊技媒体貸出機においては、席に居ながらにして貨幣(複数金種の紙幣も可能)を投入し、複数額のカードを購入することも出来る構成のものも提供されてきている。
このカード発券式CR遊技媒体貸出機においては、貸出機本体部の上方寄りの位置に貨幣投入口を設けると共に、下方寄りの位置にカード投入口が設けられていて、複数金種の紙幣(例えば、千円紙幣、五千円紙幣、一万円紙幣)と、さらに最近市場に出回りだした二千円紙幣も対応することが可能な構成と成っている。
尚、上記したカード発券式CR遊技媒体貸出機を遊技島に配設した場合、複数金種の紙幣(千円紙幣、二千円紙幣、五千円紙幣、一万円紙幣)を一端側に搬送するための紙幣搬送装置を島内部に備えると共に、紙幣搬送装置にて混在した紙幣を金種毎に分別して整列収納するための紙幣収納装置を島管理装置に備える必要がある。
【0007】
さらに、上記したカード発券式CR遊技媒体貸出機においては、遊技客は席に居ながらにして貨幣(複数金種の紙幣も可能)を投入してカードを購入した後、遊技を行い、購入したカードの残高がゼロ(使い切ってしまう)になると、カード発券式CR遊技媒体貸出機から内部に取り込み、貸出機本体部内の下部(カード収納箱)に収納している。
しかし、このカードはリサイクル可能なカードと成しているため、遊技店において各カード発券式CR遊技媒体貸出機の貸出機本体部内の下部(カード収納箱)に収納しているカードを店員が回収しなくてはならなかった。
そこで、その手間を省くためにカードを自動的に回収することが出来るカード搬送装置が提供されている。該カード搬送装置は、残高がゼロのカードを取り込み、遊技島内の下方寄りの位置に備えられたカード搬送装置にて搬送し、遊技島の一端側に設置した島管理装置内のカード収納装置に回収することが出来るように成ってきている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した先行技術の金種毎に積み重ね構造の紙幣収納装置を一端側の島管理装置内に備えて、複数金種の紙幣を整列収納する構造では、高さ方向にスペースを要するために紙幣収納装置が大型と成ってしまい、下方側にはカード収納装置を備えることが出来ない。
【0009】
また、従前カード発券機が遊技島の一端側に備えられた遊技店においては、カード発券機を囲み枠等で改築して囲んだ遊技島もあり、このような遊技店の遊技島に上記した複数金種の紙幣が投入可能なカード発券式CR遊技媒体貸出機と、複数金種の紙幣対応可能な紙幣収納装置を配設する場合、カード発券機は不要になって取り除くが囲み枠はそのまま取り壊さず、その囲み枠内に収まるスペースの紙幣収納装置が要望されていた。
【0010】
さらに、上記した遊技島に複数金種の紙幣が投入可能なカード発券式CR遊技媒体貸出機を配設した場合、一端側の島管理装置内には複数金種の紙幣対応可能な紙幣収納装置を備える必要があり、また、残高がゼロのカードを取り込み搬送して回収するカード収納装置も備えて欲しいという遊技店の要望に対応する必要がある。
この遊技店の要望に応じるために、遊技島の一端側の島管理装置内には紙幣収納装置とカード収納装置の両方を備える必要があり、必然的に上方側が紙幣収納装置と成り、下方側がカード収納装置と成るが、特に紙幣収納装置は複数金種の紙幣を多数枚収納する構造となるため、装置全体の高さスペースが長くなってしまい、その結果、カード収納装置を紙幣収納装置の下方側に取り付けることが出来なかった。
【0011】
本発明は、以上の点に鑑み、複数金種の紙幣を識別し、金種毎に分別した後、収納する紙幣収納部が水平姿勢と、垂直姿勢の構成にしたことにより、紙幣収納装置の高さ方向のスペースを小型化することが出来、一端側の島管理装置内の紙幣収納装置の下方側にカード収納装置も上下に取り付けることが可能となり、加えて従前遊技島の一端側に備えられたカード発券機の囲み枠等を改築、壊すことなく、その囲み枠のスペース内に紙幣収納装置を設置することが出来る遊技島の紙幣収納装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記、請求項1の目的は、遊技島の各遊技台の間に設けられた遊技媒体貸出機に投入された複数金種の紙幣を紙幣搬送装置にて搬送し、該遊技島の一端側にて金種毎の紙幣に分別し、分別した複数金種の紙幣をそれぞれ計数して対応する金種毎の紙幣収納部に整列収納する遊技島の紙幣収納装置において、
上記紙幣収納装置内で、複数金種の紙幣を収納する複数個の紙幣収納部は、紙幣を水平姿勢に整列収納する紙幣収納部と、紙幣を垂直姿勢に整列収納する紙幣収納部とから構成されていることによって、達成される。
【0013】
上記、請求項2の目的は、請求項1に記載の遊技島の紙幣収納装置において、上記複数個の紙幣収納部は、上下の位置に水平姿勢にて紙幣を整列収納する第一紙幣収納部及び第二紙幣収納部と、該第一紙幣収納部及び第二紙幣収納部との間に垂直姿勢にて紙幣を整列収納する第三紙幣収納部及び第四紙幣収納部とから構成されたことによって、達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図2は、遊技島の一端側に設置したカード発券機囲み枠内に備えた島管理装置(紙幣収納装置及びカード収納装置)の実施形態を示している。尚、ここでは複数金種として四金種の紙幣を各紙幣収納部に収納する説明とするが、金種の数に限定されるものでない。
【0015】
遊技店における遊技島(パチンコ遊技島)の構成を下記の一実施形態に基づいて説明する。尚、遊技島は(パチスロ遊技島)であっても良い。
図1に示すように、遊技店の遊技島1は、横方向に複数台の遊技台2(ここでは、CRパチンコ台)と、該遊技台2に隣接した位置に複数台の遊技媒体貸出機2a(ここでは、複数額のカードを購入できるカード発券式CR遊技媒体貸出機)とを直線状に配設し、一端側のカード発券機囲み枠7内に紙幣収納装置10とカード収納装置5を備えた島管理装置6を備えて構築されている。
【0016】
上記CRパチンコ台2及びカード発券式CR遊技媒体貸出機2aは、貸出機本体部側の上方寄りの位置に複数金種紙幣(例えば、四金種の紙幣である千円紙幣、二千円紙幣、五千円紙幣、一万円紙幣)が投入可能な貨幣投入口2bと、下方寄りの位置にカード投入口2cがそれぞれ設けられている。遊技客は、遊技するにあたって貨幣投入口2bに紙幣を投入すると、その投入した紙幣に相当する額のカードがカード投入口2cから発券され、そのカードによってCRパチンコ台の貸出操作部をすると貸玉が貸出され遊技を開始することが出来る。
【0017】
カード発券式CR遊技媒体貸出機2に投入された紙幣は、遊技島内部に備えられた紙幣搬送装置3によって、一端側のカード発券機囲み枠7内の島管理装置6に備えた紙幣収納装置10(スタック装置30)内へと混在紙幣のまま搬送され、一端側にて紙幣を分別した後に四金種の紙幣をそれぞれ、整列収納するように成っている。
尚、この遊技島1内部に備えられた紙幣搬送装置3の取り付け位置は、貸出機本体部の上方寄りの位置に設けられた貨幣投入口2bの位置と略同じ位置で横方向に備えられている。
一方、カード発券式CR遊技媒体貸出機2aにおいて、遊技していき、カードの残高がゼロになったと判定されたカードは、内部に取込まれ、遊技島1内部に備えられたカード搬送装置4によって、一端側のカード発券機囲み枠7の島管理装置6のカード収納装置5内へと搬送され、回収されるように成っている。
尚、この遊技島1内部に備えられたカード搬送装置4の取り付け位置は、貸出機本体部の下方寄りの位置に設けられたカード投入口2cの位置の略下側の位置で横方向に備えられている。
このように、CRパチンコ台2及びカード発券式CR遊技媒体貸出機2aを配設した遊技島1の一端側のカード発券機囲み枠7内の島管理装置6には、上方寄りの位置に紙幣収納装置10と、下方寄りの位置にカード収納装置5の両方が備えられている。
【0018】
始めに、カード搬送装置4にて回収した残額ゼロのカードを整列収納させるカード収納装置5について説明する。
カード搬送装置4は、貸出機本体部の下方寄りの位置に設けられたカード投入口2cの位置の略下側の位置で横方向に備えられている。
カード搬送装置4は、遊技島1の一端側と他端側に設けた回転ローラにコンベア等から成る回収ベルトが巻回され、図示せぬ駆動モータによって駆動し、搬送するように成している。そして、一端側のカード発券機囲み枠7内の島管理装置6の下方寄りの位置に設けたカード収納装置5内に搬送され、回収されるのである。
【0019】
次に、紙幣搬送装置3にて回収する複数金種の紙幣を整列収納させる紙幣収納装置10について説明する。
紙幣収納装置10は、遊技島1の一端側に設置したカード発券機囲み枠7内の島管理装置6の上方側に設けられ、カード発券式CR遊技媒体貸出機2a(以下、遊技媒体貸出機という)に投入された複数金種の混在した紙幣を紙幣搬送装置3により搬送し、搬送された紙幣を内部に受け渡す紙幣進入装置15と、該紙幣進入装置15から紙幣受容口11内の紙幣を搬送する紙幣分別搬送装置20と、該紙幣分別搬送装置20からスタック装置30の各紙幣収納部に受け渡す紙幣連結部23と、から大略構成されている。
尚、紙幣進入装置15から紙幣分別搬送装置20に搬送する間(紙幣受容口11の付近)に紙幣の金種を識別する紙幣金種識別手段(図示せず)が設けられている。
【0020】
上記紙幣進入装置15の下方に連接して設けられた紙幣分別搬送装置20は、紙幣受容口11から進入してきた複数金種の紙幣をスタック装置30側に受け渡すもので、紙幣連結部23(紙幣連結口23a)と接続される位置に設けられている。
また、紙幣分別搬送装置20は、上部に設けたレールロック部24aを操作すると、下部に設けたガイドレール24bに沿って前後方向にスライドするように支持されている。さらに、紙幣分別搬送装置20の前面には透明状の開閉扉20bが設けられている(図3は、開放状態)。
よって、該紙幣分別搬送装置20の搬送途中にて紙幣詰まり等が発生した場合、該紙幣分別搬送装置20の紙幣搬送路20aはレールロック部24aを操作すると、手前側に引き出され、前面の開閉扉20bを開けて詰まった紙幣を取り除くことが出来る。
【0021】
上記紙幣受容口11の付近には、搬送されてきた複数金種の紙幣の金種を識別する紙幣金種識別手段(図示せず)が設けられ、該紙幣金種識別手段によって識別された何れか金種の紙幣は紙幣分別搬送装置20と紙幣連結部23を通過した後、何れかのスタック装置30内へと搬送されていく。
尚、この紙幣金種識別手段にて、識別エラーの紙幣や重なって搬送された紙幣は第一仕切弁22にて搬送路が切替わってスタック装置30内には搬送されず、紙幣分別搬送路20aから千円紙幣用スタック部40の最下段に設けた補助スタック部の80補助紙幣収納箱81内に一旦、回収される。
【0022】
この第一仕切弁22は、スタック装置30の各紙幣用スタック部40乃至70が収納した紙幣で満杯になった時、紙幣取出しのために、各紙幣用スタック部40乃至70の各紙幣収納箱41乃至71が引き出される時、さらには紙幣分別搬送装置20の紙幣搬送トラブル発生時等、紙幣が円滑に収納され得なくなった時等、検出部(図示せず)の検出によって動作位置に切替えられ、紙幣を一旦、補助紙幣収納箱81内に導くように成っている。この補助紙幣収納箱81を設けることによって、営業中に満杯収納部の紙幣回収作業やトラブルが発生しても紙幣搬送装置3の駆動(遊技媒体貸出機2aを中止)を停止させることなく営業することが出来る。
【0023】
次に、本発明の紙幣収納装置10のスタック装置30の外部構成について説明する。
図3乃至図5に示すように、上記スタック装置30は、スタック本体部30Aと側面搬送部31Bと紙幣連結部23とから構成され、全体を覆う略長方形状から成る筐体30aから形成されている。
該筐体30a(スタック本体部30A)は、下部に設けたレールロック部10bと、島管理装置6に取り付けられた前後方向に延びる両側上下に設けたガイドレール10aによって前後方向に例えば筐体30aの奥行き程度だけスライド可能で出し入れ自在に支持されている。
よって、側面搬送部31Bと連結部23に設けた各紙幣投入口53、63、73と紙幣投入口23a(紙幣連結口と兼用)に各紙幣を投入する作業の時は、レールロック部10bを操作すると、両側上下に設けたガイドレール10aに沿って前後方向にスライドするように支持されているため、紙幣詰まり又は各紙幣投入口23a、53、63、73に投入する際の作業がし易くなっている。
【0024】
また、上記スタック装置30の筐体30aは、前面に開閉自在の本体部カバー30bにより覆われている。また、該本体部カバー30bには施錠装置30dが設けられ、該施錠装置30dの開閉操作によって、筐体30aに対して開閉する構成と成し、図において右側の蝶軸を中心に開いた状態で、内部の各紙幣用スタック部40乃至70の各紙幣収納箱41乃至71が紙幣満杯時等の時は、挿脱(カートリッジ式)することが出来るように成っている。
尚、上記した本体部カバー30bには好ましくは、それぞれ図4に示すように、筐体30aの内部の各紙幣用スタック部の収納状況(例えば、紙幣の収納具合等)を視認し得るように、複数個の矩形状から成る各透明窓30cが対応する位置に設けられている。
【0025】
上記スタック装置30のスタック本体部30Aの側面に設けた側面搬送部31Bは、裏面側に側面紙幣搬送路31aと表面側に紙幣投入口53、63、73とが設けられていて、上端に設けた係止機構31bと下端の係止部31cによって着脱可能に支持されており、裏面側の側面紙幣搬送路31a内における紙幣搬送トラブル(紙幣詰まり等)をトラブルセンサ31eで検知した場合、着脱して対処することが出来るように構成されている。
また、上記スタック装置30のスタック本体部30Aの下部に紙幣連結口23aを設けた紙幣連結部23の側面側にも透明の開閉扉23cが設けられていて、紙幣分別搬送装置20から湾曲搬送路23bを介してスタック装置30に紙幣を受け渡す際、紙幣搬送トラブル(紙幣詰まり等)が生じた場合は開放して対処することが出来るように構成されている。
【0026】
次に、本発明の要旨である紙幣収納装置10の各スタック装置30の内部構成について詳細に説明する。
上記スタック装置30の各紙幣用スタック部40乃至70の紙幣収納部は、図6乃至図8に示すように、筐体30aの内部に複数金種の紙幣(四金種の紙幣)を収納する複数個の紙幣収納部は、紙幣を水平姿勢に整列収納する千円紙幣用スタック部40(第一紙幣収納部40A)及び二千円紙幣用スタック部50(第二紙幣収納部50A)と、紙幣を垂直姿勢に整列収納する五千円紙幣用スタック部60(第三紙幣収納部60A)及び一万円紙幣用スタック部70(第四紙幣収納部70A)とから構成されている。
上記複数個の紙幣収納部は、上下の位置に水平姿勢(横姿勢)にて紙幣を整列収納する千円紙幣用スタック部40(第一紙幣収納部40A)及び二千円紙幣用スタック部50(第二紙幣収納部50A)と、該千円紙幣用スタック部40及び二千円紙幣用スタック部50との間に垂直姿勢(縦姿勢)にて紙幣を整列収納する五千円紙幣用スタック部60(第三紙幣収納部60A)及び一万円紙幣用スタック部70(第四紙幣収納部70A)とを並列して構成されている。
例えば、下段の水平姿勢に収納する千円紙幣用スタック部40には、最も使用頻度の多い千円紙幣を整列収納する紙幣収納部とし、上段の水平姿勢に収納する二千円紙幣用スタック部50は、使用頻度の少ない二千円紙幣を整列収納する紙幣収納部としている。
【0027】
また、該千円紙幣用スタック部40及び二千円紙幣用スタック部50との間に垂直姿勢にて収納する五千円紙幣用スタック部60(向かって左側)には高額紙幣の五千円紙幣を整列収納する紙幣収納部とし、一万円紙幣用70スタック部70(向かって右側)には高額紙幣の一万円紙幣を整列収納する紙幣収納部と成している。
上記した上下の水平姿勢及び中央で並列して垂直姿勢にて収納する構成は、店員が紙幣の回収作業を容易にするために配置したもので、最も使用頻度(最も回収される枚数)の多い千円紙幣が搬送され、満杯となる回数が多いために下段位置に千円紙幣用スタック部40を配置した。
尚、下段の水平姿勢に収納する千円紙幣用スタック部40の最下段には補助スタック部80(補助紙幣収納箱81)が隣接して設けられている。
【0028】
次に、水平姿勢に収納する千円紙幣用スタック部40(第一紙幣収納部40A)及び二千円紙幣用スタック部50(第二紙幣収納部50A)と、垂直姿勢に収納する五千円紙幣用スタック部60(第三紙幣収納部60A)及び一万円紙幣用スタック部70(第四紙幣収納部70A)に各紙幣を搬送する搬送機構(各搬送駆動部)を図8に基づいて説明する。
先ず、紙幣分別搬送装置20に連接された紙幣連結部23から千円紙幣を水平姿勢に収納する千円紙幣用スタック部40(以下、第一紙幣収納部40Aと称す)と、上方へ搬送する側面搬送部31Bの機構について説明する。
紙幣連結部23の紙幣連結口23aに第二仕切弁42(OFF状態)が設けられ、該第二仕切弁42に隣接して図示せぬ駆動モータの駆動にて回転する駆動モータ付プーリ44が設けられ、駆動モータ付プーリ44は他方の従動プーリ46と搬送ベルト47にて巻回されている。この従動プーリ46に対向する位置に歯車付プーリ35が設けられ、他方の従動プーリ36と搬送ベルト37にて巻回されている。
尚、搬送ベルト37に対向する着脱自在の側面搬送部31Bには適宜間隔をおいて複数の搬送プーリ31dが設けられ、この間を紙幣が挟持して第二、第三、第四紙幣収納部の何れかに搬送されていく。
【0029】
先ず、第一紙幣収納部40Aに搬送する機構(以下、第一紙幣収納搬送機構という)は、第二仕切弁42の後方に設けた歯車付プーリ45と他方の従動プーリ46とが搬送ベルト47にて巻回され、この従動プーリ46の他方の従動プーリ46とが搬送ベルト47にて巻回されている。尚、図示せぬが上記した駆動モータ付プーリ44と歯車付プーリ45とが搬送ベルトにて巻回されている。
このように駆動モータ付プーリ44の回転が各歯車付プーリ及び各従動プーリによって回転が伝達され紙幣を搬送することが出来るように成っている。
上記した搬送する機構により、第二仕切弁42を通過した千円紙幣は、千円紙幣収納箱41内に搬送され、内部の伸縮式のスタック機構41Aにて水平姿勢の状態で収納される。この時、検知センサ48にて検知され、収納枚数が検出される。尚、検出した計数値は島管理装置6の制御部及び図示せぬホールコンピュータに売上出力するように成っている。
【0030】
次に、紙幣連結部23の第二仕切弁42(ON状態)を通過して側面搬送部31B内を搬送され、第四仕切弁72及び第三仕切弁62(何れもOFF状態)を通過する紙幣である、二千円紙幣を水平姿勢にて二千円紙幣用スタック部50(以下、第二紙幣収納部50Aと称す)に搬送する機構(以下、第二紙幣収納搬送機構という)について説明する。
紙幣受容口11の付近に設けられた紙幣金種識別手段によって、二千円紙幣であると識別した場合、ON状態の第二仕切弁42にて搬送路が切替わるが、第四仕切弁72及び第三仕切弁62は、OFF状態となっているため、二千円紙幣は側面搬送部31B内を上方(上段方向)に沿って搬送されていく。
【0031】
上記した第二紙幣収納搬送機構は、側面搬送部31Bの終端付近に図示せぬ駆動モータの駆動にて回転する駆動モータ付プーリ54が設けられ、該駆動モータ付プーリ54は、他方の歯車付プーリ55と中央の従動プーリ56とを搬送ベルト57にて巻回されている。この歯車付プーリ55に隣接して歯車付プーリ55と二個の従動プーリ56とが搬送ベルト57にて巻回されている。
このように駆動モータ付プーリ54の回転が各歯車付プーリ及び各従動プーリによって回転が伝達され二千円紙幣を搬送することが出来るように成っている。
上記した搬送する機構により、第四仕切弁72及び第三仕切弁62を通過した二千円紙幣は、二千円紙幣収納箱51内に搬送され、内部の伸縮式のスタック機構51Aにて水平姿勢の状態で収納される。この時、検知センサ58にて検知され、収納枚数が検出される。尚、検出した計数値は島管理装置6の制御部及び図示せぬホールコンピュータに売上出力するように成っている。
【0032】
次に、紙幣連結部23の第二仕切弁42(ON状態)を通過して側面搬送部31B内を搬送され、第四仕切弁72(OFF状態)を通過後、第三仕切弁62(ON状態)によって搬送路が切替わる紙幣である、五千円紙幣を垂直姿勢に収納する五千円紙幣用スタック部60(以下、第三紙幣収納部60Aと称す)に搬送する機構(以下、第三紙幣収納搬送機構という)について説明する。
紙幣受容口11の付近に設けられた紙幣金種識別手段によって、五千円紙幣であると識別した場合、ON状態の第二仕切弁42にて搬送路が切替わり、第四仕切弁72がOFF状態となっているが、第三仕切弁62がON状態となっているため、五千円紙幣は側面搬送部31B内を上方していき側面搬送部31B内の屈曲付近から左方向に沿って搬送されていく。
【0033】
上記した第三紙幣収納搬送機構は、側面搬送部31B内の屈曲付近を搬送してきた五千円紙幣を側面搬送部31Bの屈曲付近に図示せぬ駆動モータの駆動にて回転する駆動モータ付プーリ64が設けられ、該駆動モータ付プーリ64は、他方の歯車付プーリ65と二個の従動プーリ66とを搬送ベルト67にて巻回されている。この歯車付プーリ65に隣接して歯車付プーリ65と二個の従動プーリ66とが搬送ベルト67にて巻回されている。
このように駆動モータ付プーリ64の回転が各歯車付プーリ及び各従動プーリによって回転が伝達され五千円紙幣を搬送することが出来るように成っている。
上記した搬送する機構により、第四仕切弁72を通過し第三仕切弁62によって搬送方向が切替った五千円紙幣は、五千円紙幣収納箱61内に搬送され、内部の伸縮式のスタック機構61Aにて垂直姿勢の状態で収納される。この時、検知センサ68にて検知され、収納枚数が検出される。尚、検出した計数値は島管理装置6の制御部及び図示せぬホールコンピュータに売上出力するように成っている。
【0034】
次に、紙幣連結部23の第二仕切弁42(ON状態)を通過して側面搬送部31B内を搬送され、第四仕切弁72によって搬送路が切替わる紙幣である、一万円紙幣を垂直姿勢に収納する一万円紙幣用スタック部70(以下、第四紙幣収納部70Aと称す)に搬送する機構(以下、第四紙幣収納搬送機構という)について説明する。
紙幣受容口11の付近に設けられた紙幣金種識別手段によって、一万円紙幣であると識別した場合、第二仕切弁42がON状態となって搬送路が切替わり、第四仕切弁72もON状態となっているため、一万円紙幣は側面搬送部31B内を上方していき側面搬送部31B内の屈曲付近から左方向に沿って搬送されていく
【0035】
上記した第四紙幣収納搬送機構は、側面搬送部31B内の屈曲付近を搬送してきた一万円紙幣は、側面搬送部31Bの屈曲付近に図示せぬ駆動モータの駆動にて回転する駆動モータ付プーリ74が設けられ、駆動モータ付プーリ74は他方の歯車付プーリ75と従動プーリ76とを搬送ベルト77にて巻回されている。この歯車付プーリ75に隣接して歯車付プーリ75と二個の従動プーリ76とが搬送ベルト77にて巻回されている。
このように駆動モータ付プーリ74の回転が各歯車付プーリ及び各従動プーリによって回転が伝達され一万円紙幣を搬送することが出来るように成っている。
上記した搬送する機構により、ON状態の第二仕切弁42を通過し、ON状態の第四仕切弁72によって搬送方向が切替った一万円紙幣は、一万円紙幣収納箱71内に搬送され、内部の伸縮式のスタック機構71Aにて垂直姿勢の状態で収納される。この時、検知センサ78にて検知され、収納枚数が検出される。尚、検出した計数値は島管理装置6の制御部及び図示せぬホールコンピュータに売上出力するように成っている。
【0036】
上記したように各紙幣収納装置10内に回収された紙幣は、各検知センサにて検知される。ここで、一日の閉店後(営業終了後)において、売上集計を行なう場合、ホールコンピュータには、各遊技媒体貸出機2aから投入された各金種の紙幣の計数値が売上出力されると共に、紙幣収納装置10の各紙幣用スタック部40乃至70から、島管理装置6の制御部を介してホールコンピュータに計数値が売上金額として出力される。
その際、紙幣収納装置10にて、金種の識別が出来なった紙幣や二枚以上重なって搬送されてきた紙幣等が一旦、補助スタック部80に収納されているため、ホールコンピュータと紙幣収納装置10又は島管理装置6の制御部での売上集計に不一致が発生することがある。
【0037】
このような売上集計に不一致の時、対応するために、紙幣収納装置10のスタック装置30をガイドレール10aに沿って手前に引き出すと上記紙幣連結部23の紙幣連結口23aと側面搬送部31Bに設けた各紙幣投入口53、63、73が露出する。各紙幣投入口23a、53、63、73は各々紙幣収納部と搬送路を介して接続されている。
尚、紙幣連結口23a(紙幣投入口と兼用)は第一紙幣収納部40Aに、紙幣投入口53は第二紙幣収納部50Aに、紙幣投入口63は第三紙幣収納部60Aに、紙幣投入口73は第四紙幣収納部70Aに接続されている。
この時、店員は、補助スタック部80に収納された未計数の紙幣を再投入することが出来る。
つまり、紙幣収納装置10のスタック装置30をガイドレール10aに沿って手前に引き出すと紙幣連結部23の紙幣連結口23aと側面搬送部31Bに設けた各紙幣投入口53、63、73が露出し、紙幣連結口23aに投入された千円紙幣は第一紙幣収納部40Aに、紙幣投入口53から投入された二千円紙幣は第二紙幣収納部50Aに、紙幣投入口63から投入された五千円紙幣は第三紙幣収納部60Aに、紙幣投入口73から投入された一万円紙幣は第四紙幣収納部70Aにそれぞれ収納することが出来るように成っているのである。
【0038】
これにより、未計数の各金種の紙幣は各紙幣用スタック部40乃至70に導かれ、検知センサ48、58、68、78で計数(既に計数された計数値に追加)された後、各紙幣収納箱41、51、61、71に収納されることになる。 従って、補助スタック部80に一旦、収納された紙幣は、上述した各紙幣用スタック部40乃至70への追加投入により、正しく計数されることに成り、その計数値が島管理装置6の制御部、そしてホールコンピュータに売上出力されることにより、各遊技島における回収紙幣の計数が正確に行なわれ、売上集計が一致することになる。このように投入される紙幣が高額紙幣である故に、遊技店としては売上金額の集計が一致するように要求されている。
また、上記した紙幣収納装置10の各スタック装置30内の各紙幣収納部、各紙幣搬送機構、各仕切弁、各センサ等の構成は互いに関連付けられ、島管理装置6の制御部(制御手段)によって的確な動作制御するように成している。
【0039】
本発明の実施形態による遊技島1の紙幣収納装置10は、以上のように構成されており、その動作を図9乃至図12に基づいて説明する。
先ず、遊技島1に配設された各遊技媒体貸出機2aに投入された複数金種の紙幣は混在したまま紙幣搬送装置3によって搬送され、島端に設けられた島管理装置6内の紙幣進入装置15から紙幣分別搬送装置20及び紙幣連結部23を経由して紙幣収納装置10のスタック装置30(スタック本体部30A)内へと引き渡される。尚、紙幣進入装置15から紙幣分別搬送装置20に受け渡す紙幣受容口11の付近に設けた紙幣金種識別手段により搬送された紙幣の金種が識別される。
【0040】
そして、紙幣進入装置15から紙幣分別搬送装置20の上端の紙幣受容口11から紙幣搬送路20a内に導かれた紙幣は、紙幣金種識別手段で検出された紙幣識別信号により、紙幣分別搬送装置20内の第一仕切弁22にて、識別された金種に対応する第一仕切弁22が動作位置に移動されることにより、紙幣は対応する何れかの紙幣用スタック部40乃至70内若しくは補助スタック部80へと導かれる。
【0041】
先ず、上記した紙幣金種識別手段で検出された紙幣識別信号が千円紙幣の場合について説明する。
図9に示すように、紙幣分別搬送装置20から第一仕切弁22の動作により、紙幣連結部23側に搬送してきた千円紙幣は、第二仕切弁42をそのまま通過し、上述した第一紙幣収納搬送機構の搬送によって千円紙幣用スタック部40(第一紙幣収納部40A)内に導かれ、スタック機構41Aの動作にて千円紙幣収納箱41内に水平姿勢で整列収納される。
上記第二仕切弁42は、通常、OFF状態の開放する位置となっている。つまり、千円紙幣は、搬送されてくる頻度が多いため、常に開放した位置で、後述する紙幣金種識別手段で検出された紙幣識別信号が千円紙幣以外の時にON状態となって閉鎖する位置に可変するのである。
【0042】
次に、上記した紙幣金種識別手段で検出された紙幣識別信号が二千円紙幣の場合について説明する。
図10に示すように、紙幣分別搬送装置20から第一仕切弁22の動作により、紙幣連結部23側に搬送してきた二千円紙幣は、第二仕切弁42にて搬送路が切替わり、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aの搬送機構と、上述した第二紙幣収納搬送機構によって二千円紙幣用スタック部50(第二紙幣収納部50A)内に導かれ、スタック機構51Aの動作にて二千円紙幣収納箱51内に水平姿勢で整列収納される。
尚、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aを搬送していく際、第四仕切弁72及び第三仕切弁62はOFF状態で開放する位置となっている。よって、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aを搬送していく二千円紙幣は搬送路が切替わることなく、二千円紙幣用スタック部50側に導かれるのである。
【0043】
次に、上記した紙幣金種識別手段で検出された紙幣識別信号が五千円紙幣の場合について説明する。
図11に示すように、紙幣分別搬送装置20から第一仕切弁22の動作により、紙幣連結部23側に搬送してきた五千円紙幣は、第二仕切弁42にて搬送路が切替わり、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aの搬送機構と、上述した第三紙幣収納搬送機構によって五千円紙幣用スタック部60(第三紙幣収納部60A)内に導かれ、スタック機構61Aの動作にて五千円紙幣収納箱61内に垂直姿勢で整列収納される。
尚、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aを搬送していく際、第四仕切弁72はOFF状態で開放しているが、第三仕切弁62がON状態で閉鎖する位置となっている。よって、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aを搬送してきた五千円紙幣は屈曲部付近にて搬送路が切替わり、五千円紙幣用スタック部60側に導かれるのである。
【0044】
次に、上記した紙幣金種識別手段で検出された紙幣識別信号が一万円紙幣の場合について説明する。
図12に示すように、紙幣分別搬送装置20から第一仕切弁22の動作により、紙幣連結部23側に搬送してきた一万円紙幣は、第二仕切弁42にて搬送路が切替わり、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aの搬送機構と、上述した第四紙幣収納搬送機構によって一万円紙幣用スタック部70(第四紙幣収納部70A)内に導かれ、スタック機構71Aの動作にて一万円紙幣収納箱71内に垂直姿勢で整列収納される。
尚、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aを搬送していく際、第四仕切弁72はON状態で閉鎖する位置となっている。よって、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aを搬送してきた一万円紙幣は屈曲部付近にて搬送路が切替わり、一万円紙幣用スタック部70側に導かれるのである。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、遊技島の各遊技台の間に設けられた遊技媒体貸出機に投入された複数金種の紙幣を紙幣搬送装置にて搬送し、該遊技島の一端側にて金種毎の紙幣に分別し、分別した複数金種の紙幣をそれぞれ計数して対応する金種毎の紙幣収納部に整列収納する遊技島の紙幣収納装置において、
上記紙幣収納装置内で、複数金種の紙幣を収納する複数個の紙幣収納部は、紙幣を水平姿勢に整列収納する紙幣収納部と、紙幣を垂直姿勢に整列収納する紙幣収納部とから構成されていることによって、複数金種の紙幣が投入可能なカード発券式CR遊技媒体貸出機を遊技島に配設しても、搬送されてくる複数金種(四金種毎)の紙幣は正確に識別され、紙幣搬送路及び各紙幣収納部内に紙幣詰まりすることなく、搬送して整列収納することが出来る。
また、複数金種の紙幣が投入可能なカード発券式CR遊技媒体貸出機を配設した遊技島の一端側に、使用済みになったカードをカード搬送装置にて回収するカード回収装置を紙幣収納装置の下方側に取り付けることが出来る。よって、本発明の構成により遊技店側の要望に応じることが出来る。
加えて、従前遊技島の一端側に備えられたカード発券機の囲み枠等を改築、壊すことなく、その囲み枠のスペース内に本発明の紙幣収納装置を設置することが出来るため、取り付け費用、取り付け時間が最小限で済むように成る効果は、顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙幣収納装置の一実施形態を組み込んだ島管理装置を設置した遊技島を示す概略正面図である。
【図2】カード発券機の囲み枠内の島管理装置に備えた紙幣収納装置を示す正面図である。
【図3】カード発券機の囲み枠内の島管理装置に備えた紙幣収納装置を拡大した正面図である。
【図4】スタック装置を示す外観斜視図である。
【図5】スタック装置の本体部用カバーを開いた状態を示す斜視図である。
【図6】スタック装置の本体部用カバーを外した状態を示す斜視図である。
【図7】スタック装置の側面搬送部を外した状態を示す側面図である。
【図8】スタック装置における各紙幣収納部及び各搬送機構部の駆動機構部分を示す側面図である。
【図9】千円紙幣を千円紙幣用スタック部内に導く搬送動作を示す側面図である。
【図10】二千円紙幣を二千円紙幣用スタック部内に導く搬送動作を示す側面図である。
【図11】五千円紙幣を五千円紙幣用スタック部内に導く搬送動作を示す側面図である。
【図12】一万円紙幣を一万円紙幣用スタック部内に導く搬送動作を示す側面図である。
【符号の説明】
6 島管理装置
10 紙幣収納装置
30 スタック装置
40 千円紙幣用スタック部
40A 第一紙幣収納部
50 二千円紙幣用スタック部
50A 第二紙幣収納部
60 五千円紙幣用スタック部
60A 第三紙幣収納部
70 一万円紙幣用スタック部
70A 第四紙幣収納部
80 補助スタック部
41 51 61 71 各紙幣収納箱
22 42 62 72 各仕切弁
23a 53 63 73 紙幣投入口
48 58 68 78 検知センサ

Claims (2)

  1. 遊技島の各遊技台の間に設けられた遊技媒体貸出機に投入された複数金種の紙幣を紙幣搬送装置にて搬送し、該遊技島の一端側にて金種毎の紙幣に分別し、分別した複数金種の紙幣をそれぞれ計数して対応する金種毎の紙幣収納部に整列収納する遊技島の紙幣収納装置において、
    上記紙幣収納装置内で、複数金種の紙幣を収納する複数個の紙幣収納部は、紙幣を水平姿勢に整列収納する紙幣収納部と、紙幣を垂直姿勢に整列収納する紙幣収納部とから構成されていることを特徴とする、遊技島の紙幣収納装置。
  2. 上記複数個の紙幣収納部は、上下の位置に水平姿勢にて紙幣を整列収納する第一紙幣収納部及び第二紙幣収納部と、該第一紙幣収納部及び第二紙幣収納部との間に垂直姿勢にて紙幣を整列収納する第三紙幣収納部及び第四紙幣収納部とから構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の遊技島の紙幣収納装置。
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