JP2003103035A - 遊技島の紙幣収納装置 - Google Patents

遊技島の紙幣収納装置

Info

Publication number
JP2003103035A
JP2003103035A JP2001301063A JP2001301063A JP2003103035A JP 2003103035 A JP2003103035 A JP 2003103035A JP 2001301063 A JP2001301063 A JP 2001301063A JP 2001301063 A JP2001301063 A JP 2001301063A JP 2003103035 A JP2003103035 A JP 2003103035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bill
banknote
banknotes
yen
bills
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001301063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4669178B2 (ja
Inventor
Masaaki Ichikawa
雅章 市川
Masaharu Hata
真晴 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sayama Precision Ind Co Ltd
Original Assignee
Sayama Precision Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sayama Precision Ind Co Ltd filed Critical Sayama Precision Ind Co Ltd
Priority to JP2001301063A priority Critical patent/JP4669178B2/ja
Publication of JP2003103035A publication Critical patent/JP2003103035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4669178B2 publication Critical patent/JP4669178B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、各金種の紙幣を識別し、金種毎に
分別して収納する各紙幣収納部を水平姿勢及び垂直姿勢
に構成したことにより、紙幣収納装置の高さ方向のスペ
ースを小型化することが出来、一端側の筐体内の紙幣収
納装置の下方側にカード回収装置も上下に取り付けるこ
とが可能となり、加えて従前遊技島の一端側に備えられ
たカード発券機の囲み枠等を改築、壊すことなく、その
囲み枠のスペース内に紙幣収納装置を設置することが出
来る遊技島の紙幣収納装置を提供する。 【解決手段】 遊技島の各遊技台の間に設けられた遊技
媒体貸出機に投入された複数金種の紙幣を紙幣搬送装置
にて搬送し、該遊技島の一端にて金種毎の紙幣に分別
し、分別した複数金種の紙幣をそれぞれ計数して対応す
る金種毎の紙幣収納部に整列収納する遊技島の紙幣収納
装置において、上記紙幣収納装置内で、複数金種の紙幣
を収納する複数個の紙幣収納部は、紙幣を水平姿勢に整
列収納する紙幣収納部と、紙幣を垂直姿勢に整列収納す
る紙幣収納部とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技島の各遊技台
の間に設けられた遊技媒体貸出機に投入された複数金種
の紙幣を紙幣搬送装置にて搬送すると共に、搬送された
紙幣を金種毎に分別し、分別した複数金種の紙幣をそれ
ぞれ計数して対応する金種毎(複数個)の各紙幣収納部
に整列収納する紙幣収納装置に関り、特に紙幣収納装置
内には複数金種毎の紙幣を、各々水平姿勢で整列収納す
る紙幣収納部と、各々垂直姿勢で整列収納する紙幣収納
部とから構成した紙幣収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、遊技店の遊技島においては、横方
向に複数台の遊技台(例えば、パチンコ台等)と、該遊
技台の間に複数台の遊技媒体貸出機(例えば、パチンコ
玉貸機等)とを直線状に配設して、遊技島を構築してい
る。このような遊技島においては、遊技島に配設する遊
技台の仕様によって、遊技媒体貸出機の仕様も異なって
くる。例えば、遊技島に配設する複数台のパチンコ台が
現金にて遊技する仕様のパチンコ台を配設した現金仕様
の遊技島においては、パチンコ台に隣接する遊技媒体貸
出機は(貨幣が投入可能な貨幣式遊技媒体貸出機)とな
る。一方、遊技島に配設する複数台のパチンコ台がカー
ドにて遊技する仕様のパチンコ台(CRパチンコ台)を
配設したカード仕様の遊技島においては、パチンコ台に
隣接する遊技媒体貸出機は(購入したカードが投入可能
なカード式CR遊技媒体貸出機)となる。
【0003】上記の貨幣式遊技媒体貸出機に投入される
貨幣は、例えば千円紙幣が主流であったが、昨今、千円
紙幣以外の紙幣札(複数金種の紙幣)でも貸出し可能な
構成の貨幣式遊技媒体貸出機が出現してきている。例え
ば、千円紙幣以外の紙幣札(複数金種の紙幣及び硬貨)
でも貸出し可能な構成の貨幣式遊技媒体貸出機を遊技島
に配設し、各貨幣式遊技媒体貸出機に投入された紙幣を
貨幣搬送装置にて島の一端側の島管理装置内に搬送し、
選別手段(選別センサ)にて選別した後、金種毎に積み
重ね構造の紙幣収納装置に整列収納する構成のものが、
本出願人にて開示した特開平6−40589(以下、先
行技術という)がある。
【0004】上記カード式CR遊技媒体貸出機をカード
にて遊技する仕様のパチンコ台(CRパチンコ台)に配
設したカード仕様の遊技島において遊技する場合、先
ず、遊技客は、遊技する前に遊技島の一端側に設置され
たカード発券機にて所望額のカード(金額情報等が書き
込まれたプリペイド等)を購入した後、そのカードを持
って、席に着き遊技を開始していた。しかし、遊技者は
購入したカードで遊技するが、購入したカードの残高が
ゼロ(使い切ってしまう)になると、わざわざ遊技島の
一端側に設置されたカード発券機まで行き、再度所望額
のカードを購入しなくてはならず、不便であった。
【0005】そこで、近時、このような不便をなくした
新たな仕様のカード発券式CR遊技媒体貸出機が提供さ
れている。該カード発券式CR遊技媒体貸出機は、カー
ドにて遊技する仕様のパチンコ台(CRパチンコ台)の
間に配設されものであって、遊技客は、選択したパチン
コ台(CRパチンコ台)の席に居ながらにして貨幣(特
定額の千円紙幣のみ)を貸出機本体部の上方寄りの位置
に設けた貨幣投入口に投入し、単一額のカードを購入す
ることが出来る構成と成しているものである。
【0006】さらに、カード発券式CR遊技媒体貸出機
においては、席に居ながらにして貨幣(複数金種の紙幣
も可能)を投入し、複数額のカードを購入することも出
来る構成のものも提供されてきている。このカード発券
式CR遊技媒体貸出機においては、貸出機本体部の上方
寄りの位置に貨幣投入口を設けると共に、下方寄りの位
置にカード投入口が設けられていて、複数金種の紙幣
(例えば、千円紙幣、五千円紙幣、一万円紙幣)と、さ
らに最近市場に出回りだした二千円紙幣も対応すること
が可能な構成と成っている。尚、上記したカード発券式
CR遊技媒体貸出機を遊技島に配設した場合、複数金種
の紙幣(千円紙幣、二千円紙幣、五千円紙幣、一万円紙
幣)を一端側に搬送するための紙幣搬送装置を島内部に
備えると共に、紙幣搬送装置にて混在した紙幣を金種毎
に分別して整列収納するための紙幣収納装置を島管理装
置に備える必要がある。
【0007】さらに、上記したカード発券式CR遊技媒
体貸出機においては、遊技客は席に居ながらにして貨幣
(複数金種の紙幣も可能)を投入してカードを購入した
後、遊技を行い、購入したカードの残高がゼロ(使い切
ってしまう)になると、カード発券式CR遊技媒体貸出
機から内部に取り込み、貸出機本体部内の下部(カード
収納箱)に収納している。しかし、このカードはリサイ
クル可能なカードと成しているため、遊技店において各
カード発券式CR遊技媒体貸出機の貸出機本体部内の下
部(カード収納箱)に収納しているカードを店員が回収
しなくてはならなかった。そこで、その手間を省くため
にカードを自動的に回収することが出来るカード搬送装
置が提供されている。該カード搬送装置は、残高がゼロ
のカードを取り込み、遊技島内の下方寄りの位置に備え
られたカード搬送装置にて搬送し、遊技島の一端側に設
置した島管理装置内のカード収納装置に回収することが
出来るように成ってきている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た先行技術の金種毎に積み重ね構造の紙幣収納装置を一
端側の島管理装置内に備えて、複数金種の紙幣を整列収
納する構造では、高さ方向にスペースを要するために紙
幣収納装置が大型と成ってしまい、下方側にはカード収
納装置を備えることが出来ない。
【0009】また、従前カード発券機が遊技島の一端側
に備えられた遊技店においては、カード発券機を囲み枠
等で改築して囲んだ遊技島もあり、このような遊技店の
遊技島に上記した複数金種の紙幣が投入可能なカード発
券式CR遊技媒体貸出機と、複数金種の紙幣対応可能な
紙幣収納装置を配設する場合、カード発券機は不要にな
って取り除くが囲み枠はそのまま取り壊さず、その囲み
枠内に収まるスペースの紙幣収納装置が要望されてい
た。
【0010】さらに、上記した遊技島に複数金種の紙幣
が投入可能なカード発券式CR遊技媒体貸出機を配設し
た場合、一端側の島管理装置内には複数金種の紙幣対応
可能な紙幣収納装置を備える必要があり、また、残高が
ゼロのカードを取り込み搬送して回収するカード収納装
置も備えて欲しいという遊技店の要望に対応する必要が
ある。この遊技店の要望に応じるために、遊技島の一端
側の島管理装置内には紙幣収納装置とカード収納装置の
両方を備える必要があり、必然的に上方側が紙幣収納装
置と成り、下方側がカード収納装置と成るが、特に紙幣
収納装置は複数金種の紙幣を多数枚収納する構造となる
ため、装置全体の高さスペースが長くなってしまい、そ
の結果、カード収納装置を紙幣収納装置の下方側に取り
付けることが出来なかった。
【0011】本発明は、以上の点に鑑み、複数金種の紙
幣を識別し、金種毎に分別した後、収納する紙幣収納部
が水平姿勢と、垂直姿勢の構成にしたことにより、紙幣
収納装置の高さ方向のスペースを小型化することが出
来、一端側の島管理装置内の紙幣収納装置の下方側にカ
ード収納装置も上下に取り付けることが可能となり、加
えて従前遊技島の一端側に備えられたカード発券機の囲
み枠等を改築、壊すことなく、その囲み枠のスペース内
に紙幣収納装置を設置することが出来る遊技島の紙幣収
納装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記、請求項1の目的
は、遊技島の各遊技台の間に設けられた遊技媒体貸出機
に投入された複数金種の紙幣を紙幣搬送装置にて搬送
し、該遊技島の一端側にて金種毎の紙幣に分別し、分別
した複数金種の紙幣をそれぞれ計数して対応する金種毎
の紙幣収納部に整列収納する遊技島の紙幣収納装置にお
いて、上記紙幣収納装置内で、複数金種の紙幣を収納す
る複数個の紙幣収納部は、紙幣を水平姿勢に整列収納す
る紙幣収納部と、紙幣を垂直姿勢に整列収納する紙幣収
納部とから構成されていることによって、達成される。
【0013】上記、請求項2の目的は、請求項1に記載
の遊技島の紙幣収納装置において、上記複数個の紙幣収
納部は、上下の位置に水平姿勢にて紙幣を整列収納する
第一紙幣収納部及び第二紙幣収納部と、該第一紙幣収納
部及び第二紙幣収納部との間に垂直姿勢にて紙幣を整列
収納する第三紙幣収納部及び第四紙幣収納部とから構成
されたことによって、達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。図1乃至図2は、遊
技島の一端側に設置したカード発券機囲み枠内に備えた
島管理装置(紙幣収納装置及びカード収納装置)の実施
形態を示している。尚、ここでは複数金種として四金種
の紙幣を各紙幣収納部に収納する説明とするが、金種の
数に限定されるものでない。
【0015】遊技店における遊技島(パチンコ遊技島)
の構成を下記の一実施形態に基づいて説明する。尚、遊
技島は(パチスロ遊技島)であっても良い。図1に示す
ように、遊技店の遊技島1は、横方向に複数台の遊技台
2(ここでは、CRパチンコ台)と、該遊技台2に隣接
した位置に複数台の遊技媒体貸出機2a(ここでは、複
数額のカードを購入できるカード発券式CR遊技媒体貸
出機)とを直線状に配設し、一端側のカード発券機囲み
枠7内に紙幣収納装置10とカード収納装置5を備えた
島管理装置6を備えて構築されている。
【0016】上記CRパチンコ台2及びカード発券式C
R遊技媒体貸出機2aは、貸出機本体部側の上方寄りの
位置に複数金種紙幣(例えば、四金種の紙幣である千円
紙幣、二千円紙幣、五千円紙幣、一万円紙幣)が投入可
能な貨幣投入口2bと、下方寄りの位置にカード投入口
2cがそれぞれ設けられている。遊技客は、遊技するに
あたって貨幣投入口2bに紙幣を投入すると、その投入
した紙幣に相当する額のカードがカード投入口2cから
発券され、そのカードによってCRパチンコ台の貸出操
作部をすると貸玉が貸出され遊技を開始することが出来
る。
【0017】カード発券式CR遊技媒体貸出機2に投入
された紙幣は、遊技島内部に備えられた紙幣搬送装置3
によって、一端側のカード発券機囲み枠7内の島管理装
置6に備えた紙幣収納装置10(スタック装置30)内
へと混在紙幣のまま搬送され、一端側にて紙幣を分別し
た後に四金種の紙幣をそれぞれ、整列収納するように成
っている。尚、この遊技島1内部に備えられた紙幣搬送
装置3の取り付け位置は、貸出機本体部の上方寄りの位
置に設けられた貨幣投入口2bの位置と略同じ位置で横
方向に備えられている。一方、カード発券式CR遊技媒
体貸出機2aにおいて、遊技していき、カードの残高が
ゼロになったと判定されたカードは、内部に取込まれ、
遊技島1内部に備えられたカード搬送装置4によって、
一端側のカード発券機囲み枠7の島管理装置6のカード
収納装置5内へと搬送され、回収されるように成ってい
る。尚、この遊技島1内部に備えられたカード搬送装置
4の取り付け位置は、貸出機本体部の下方寄りの位置に
設けられたカード投入口2cの位置の略下側の位置で横
方向に備えられている。このように、CRパチンコ台2
及びカード発券式CR遊技媒体貸出機2aを配設した遊
技島1の一端側のカード発券機囲み枠7内の島管理装置
6には、上方寄りの位置に紙幣収納装置10と、下方寄
りの位置にカード収納装置5の両方が備えられている。
【0018】始めに、カード搬送装置4にて回収した残
額ゼロのカードを整列収納させるカード収納装置5につ
いて説明する。カード搬送装置4は、貸出機本体部の下
方寄りの位置に設けられたカード投入口2cの位置の略
下側の位置で横方向に備えられている。カード搬送装置
4は、遊技島1の一端側と他端側に設けた回転ローラに
コンベア等から成る回収ベルトが巻回され、図示せぬ駆
動モータによって駆動し、搬送するように成している。
そして、一端側のカード発券機囲み枠7内の島管理装置
6の下方寄りの位置に設けたカード収納装置5内に搬送
され、回収されるのである。
【0019】次に、紙幣搬送装置3にて回収する複数金
種の紙幣を整列収納させる紙幣収納装置10について説
明する。紙幣収納装置10は、遊技島1の一端側に設置
したカード発券機囲み枠7内の島管理装置6の上方側に
設けられ、カード発券式CR遊技媒体貸出機2a(以
下、遊技媒体貸出機という)に投入された複数金種の混
在した紙幣を紙幣搬送装置3により搬送し、搬送された
紙幣を内部に受け渡す紙幣進入装置15と、該紙幣進入
装置15から紙幣受容口11内の紙幣を搬送する紙幣分
別搬送装置20と、該紙幣分別搬送装置20からスタッ
ク装置30の各紙幣収納部に受け渡す紙幣連結部23
と、から大略構成されている。尚、紙幣進入装置15か
ら紙幣分別搬送装置20に搬送する間(紙幣受容口11
の付近)に紙幣の金種を識別する紙幣金種識別手段(図
示せず)が設けられている。
【0020】上記紙幣進入装置15の下方に連接して設
けられた紙幣分別搬送装置20は、紙幣受容口11から
進入してきた複数金種の紙幣をスタック装置30側に受
け渡すもので、紙幣連結部23(紙幣連結口23a)と
接続される位置に設けられている。また、紙幣分別搬送
装置20は、上部に設けたレールロック部24aを操作
すると、下部に設けたガイドレール24bに沿って前後
方向にスライドするように支持されている。さらに、紙
幣分別搬送装置20の前面には透明状の開閉扉20bが
設けられている(図3は、開放状態)。よって、該紙幣
分別搬送装置20の搬送途中にて紙幣詰まり等が発生し
た場合、該紙幣分別搬送装置20の紙幣搬送路20aは
レールロック部24aを操作すると、手前側に引き出さ
れ、前面の開閉扉20bを開けて詰まった紙幣を取り除
くことが出来る。
【0021】上記紙幣受容口11の付近には、搬送され
てきた複数金種の紙幣の金種を識別する紙幣金種識別手
段(図示せず)が設けられ、該紙幣金種識別手段によっ
て識別された何れか金種の紙幣は紙幣分別搬送装置20
と紙幣連結部23を通過した後、何れかのスタック装置
30内へと搬送されていく。尚、この紙幣金種識別手段
にて、識別エラーの紙幣や重なって搬送された紙幣は第
一仕切弁22にて搬送路が切替わってスタック装置30
内には搬送されず、紙幣分別搬送路20aから千円紙幣
用スタック部40の最下段に設けた補助スタック部の8
0補助紙幣収納箱81内に一旦、回収される。
【0022】この第一仕切弁22は、スタック装置30
の各紙幣用スタック部40乃至70が収納した紙幣で満
杯になった時、紙幣取出しのために、各紙幣用スタック
部40乃至70の各紙幣収納箱41乃至71が引き出さ
れる時、さらには紙幣分別搬送装置20の紙幣搬送トラ
ブル発生時等、紙幣が円滑に収納され得なくなった時
等、検出部(図示せず)の検出によって動作位置に切替
えられ、紙幣を一旦、補助紙幣収納箱81内に導くよう
に成っている。この補助紙幣収納箱81を設けることに
よって、営業中に満杯収納部の紙幣回収作業やトラブル
が発生しても紙幣搬送装置3の駆動(遊技媒体貸出機2
aを中止)を停止させることなく営業することが出来
る。
【0023】次に、本発明の紙幣収納装置10のスタッ
ク装置30の外部構成について説明する。図3乃至図5
に示すように、上記スタック装置30は、スタック本体
部30Aと側面搬送部31Bと紙幣連結部23とから構
成され、全体を覆う略長方形状から成る筐体30aから
形成されている。該筐体30a(スタック本体部30
A)は、下部に設けたレールロック部10bと、島管理
装置6に取り付けられた前後方向に延びる両側上下に設
けたガイドレール10aによって前後方向に例えば筐体
30aの奥行き程度だけスライド可能で出し入れ自在に
支持されている。よって、側面搬送部31Bと連結部2
3に設けた各紙幣投入口53、63、73と紙幣投入口
23a(紙幣連結口と兼用)に各紙幣を投入する作業の
時は、レールロック部10bを操作すると、両側上下に
設けたガイドレール10aに沿って前後方向にスライド
するように支持されているため、紙幣詰まり又は各紙幣
投入口23a、53、63、73に投入する際の作業が
し易くなっている。
【0024】また、上記スタック装置30の筐体30a
は、前面に開閉自在の本体部カバー30bにより覆われ
ている。また、該本体部カバー30bには施錠装置30
dが設けられ、該施錠装置30dの開閉操作によって、
筐体30aに対して開閉する構成と成し、図において右
側の蝶軸を中心に開いた状態で、内部の各紙幣用スタッ
ク部40乃至70の各紙幣収納箱41乃至71が紙幣満
杯時等の時は、挿脱(カートリッジ式)することが出来
るように成っている。尚、上記した本体部カバー30b
には好ましくは、それぞれ図4に示すように、筐体30
aの内部の各紙幣用スタック部の収納状況(例えば、紙
幣の収納具合等)を視認し得るように、複数個の矩形状
から成る各透明窓30cが対応する位置に設けられてい
る。
【0025】上記スタック装置30のスタック本体部3
0Aの側面に設けた側面搬送部31Bは、裏面側に側面
紙幣搬送路31aと表面側に紙幣投入口53、63、7
3とが設けられていて、上端に設けた係止機構31bと
下端の係止部31cによって着脱可能に支持されてお
り、裏面側の側面紙幣搬送路31a内における紙幣搬送
トラブル(紙幣詰まり等)をトラブルセンサ31eで検
知した場合、着脱して対処することが出来るように構成
されている。また、上記スタック装置30のスタック本
体部30Aの下部に紙幣連結口23aを設けた紙幣連結
部23の側面側にも透明の開閉扉23cが設けられてい
て、紙幣分別搬送装置20から湾曲搬送路23bを介し
てスタック装置30に紙幣を受け渡す際、紙幣搬送トラ
ブル(紙幣詰まり等)が生じた場合は開放して対処する
ことが出来るように構成されている。
【0026】次に、本発明の要旨である紙幣収納装置1
0の各スタック装置30の内部構成について詳細に説明
する。上記スタック装置30の各紙幣用スタック部40
乃至70の紙幣収納部は、図6乃至図8に示すように、
筐体30aの内部に複数金種の紙幣(四金種の紙幣)を
収納する複数個の紙幣収納部は、紙幣を水平姿勢に整列
収納する千円紙幣用スタック部40(第一紙幣収納部4
0A)及び二千円紙幣用スタック部50(第二紙幣収納
部50A)と、紙幣を垂直姿勢に整列収納する五千円紙
幣用スタック部60(第三紙幣収納部60A)及び一万
円紙幣用スタック部70(第四紙幣収納部70A)とか
ら構成されている。上記複数個の紙幣収納部は、上下の
位置に水平姿勢(横姿勢)にて紙幣を整列収納する千円
紙幣用スタック部40(第一紙幣収納部40A)及び二
千円紙幣用スタック部50(第二紙幣収納部50A)
と、該千円紙幣用スタック部40及び二千円紙幣用スタ
ック部50との間に垂直姿勢(縦姿勢)にて紙幣を整列
収納する五千円紙幣用スタック部60(第三紙幣収納部
60A)及び一万円紙幣用スタック部70(第四紙幣収
納部70A)とを並列して構成されている。例えば、下
段の水平姿勢に収納する千円紙幣用スタック部40に
は、最も使用頻度の多い千円紙幣を整列収納する紙幣収
納部とし、上段の水平姿勢に収納する二千円紙幣用スタ
ック部50は、使用頻度の少ない二千円紙幣を整列収納
する紙幣収納部としている。
【0027】また、該千円紙幣用スタック部40及び二
千円紙幣用スタック部50との間に垂直姿勢にて収納す
る五千円紙幣用スタック部60(向かって左側)には高
額紙幣の五千円紙幣を整列収納する紙幣収納部とし、一
万円紙幣用70スタック部70(向かって右側)には高
額紙幣の一万円紙幣を整列収納する紙幣収納部と成して
いる。上記した上下の水平姿勢及び中央で並列して垂直
姿勢にて収納する構成は、店員が紙幣の回収作業を容易
にするために配置したもので、最も使用頻度(最も回収
される枚数)の多い千円紙幣が搬送され、満杯となる回
数が多いために下段位置に千円紙幣用スタック部40を
配置した。尚、下段の水平姿勢に収納する千円紙幣用ス
タック部40の最下段には補助スタック部80(補助紙
幣収納箱81)が隣接して設けられている。
【0028】次に、水平姿勢に収納する千円紙幣用スタ
ック部40(第一紙幣収納部40A)及び二千円紙幣用
スタック部50(第二紙幣収納部50A)と、垂直姿勢
に収納する五千円紙幣用スタック部60(第三紙幣収納
部60A)及び一万円紙幣用スタック部70(第四紙幣
収納部70A)に各紙幣を搬送する搬送機構(各搬送駆
動部)を図8に基づいて説明する。先ず、紙幣分別搬送
装置20に連接された紙幣連結部23から千円紙幣を水
平姿勢に収納する千円紙幣用スタック部40(以下、第
一紙幣収納部40Aと称す)と、上方へ搬送する側面搬
送部31Bの機構について説明する。紙幣連結部23の
紙幣連結口23aに第二仕切弁42(OFF状態)が設
けられ、該第二仕切弁42に隣接して図示せぬ駆動モー
タの駆動にて回転する駆動モータ付プーリ44が設けら
れ、駆動モータ付プーリ44は他方の従動プーリ46と
搬送ベルト47にて巻回されている。この従動プーリ4
6に対向する位置に歯車付プーリ35が設けられ、他方
の従動プーリ36と搬送ベルト37にて巻回されてい
る。尚、搬送ベルト37に対向する着脱自在の側面搬送
部31Bには適宜間隔をおいて複数の搬送プーリ31d
が設けられ、この間を紙幣が挟持して第二、第三、第四
紙幣収納部の何れかに搬送されていく。
【0029】先ず、第一紙幣収納部40Aに搬送する機
構(以下、第一紙幣収納搬送機構という)は、第二仕切
弁42の後方に設けた歯車付プーリ45と他方の従動プ
ーリ46とが搬送ベルト47にて巻回され、この従動プ
ーリ46の他方の従動プーリ46とが搬送ベルト47に
て巻回されている。尚、図示せぬが上記した駆動モータ
付プーリ44と歯車付プーリ45とが搬送ベルトにて巻
回されている。このように駆動モータ付プーリ44の回
転が各歯車付プーリ及び各従動プーリによって回転が伝
達され紙幣を搬送することが出来るように成っている。
上記した搬送する機構により、第二仕切弁42を通過し
た千円紙幣は、千円紙幣収納箱41内に搬送され、内部
の伸縮式のスタック機構41Aにて水平姿勢の状態で収
納される。この時、検知センサ48にて検知され、収納
枚数が検出される。尚、検出した計数値は島管理装置6
の制御部及び図示せぬホールコンピュータに売上出力す
るように成っている。
【0030】次に、紙幣連結部23の第二仕切弁42
(ON状態)を通過して側面搬送部31B内を搬送さ
れ、第四仕切弁72及び第三仕切弁62(何れもOFF
状態)を通過する紙幣である、二千円紙幣を水平姿勢に
て二千円紙幣用スタック部50(以下、第二紙幣収納部
50Aと称す)に搬送する機構(以下、第二紙幣収納搬
送機構という)について説明する。紙幣受容口11の付
近に設けられた紙幣金種識別手段によって、二千円紙幣
であると識別した場合、ON状態の第二仕切弁42にて
搬送路が切替わるが、第四仕切弁72及び第三仕切弁6
2は、OFF状態となっているため、二千円紙幣は側面
搬送部31B内を上方(上段方向)に沿って搬送されて
いく。
【0031】上記した第二紙幣収納搬送機構は、側面搬
送部31Bの終端付近に図示せぬ駆動モータの駆動にて
回転する駆動モータ付プーリ54が設けられ、該駆動モ
ータ付プーリ54は、他方の歯車付プーリ55と中央の
従動プーリ56とを搬送ベルト57にて巻回されてい
る。この歯車付プーリ55に隣接して歯車付プーリ55
と二個の従動プーリ56とが搬送ベルト57にて巻回さ
れている。このように駆動モータ付プーリ54の回転が
各歯車付プーリ及び各従動プーリによって回転が伝達さ
れ二千円紙幣を搬送することが出来るように成ってい
る。上記した搬送する機構により、第四仕切弁72及び
第三仕切弁62を通過した二千円紙幣は、二千円紙幣収
納箱51内に搬送され、内部の伸縮式のスタック機構5
1Aにて水平姿勢の状態で収納される。この時、検知セ
ンサ58にて検知され、収納枚数が検出される。尚、検
出した計数値は島管理装置6の制御部及び図示せぬホー
ルコンピュータに売上出力するように成っている。
【0032】次に、紙幣連結部23の第二仕切弁42
(ON状態)を通過して側面搬送部31B内を搬送さ
れ、第四仕切弁72(OFF状態)を通過後、第三仕切
弁62(ON状態)によって搬送路が切替わる紙幣であ
る、五千円紙幣を垂直姿勢に収納する五千円紙幣用スタ
ック部60(以下、第三紙幣収納部60Aと称す)に搬
送する機構(以下、第三紙幣収納搬送機構という)につ
いて説明する。紙幣受容口11の付近に設けられた紙幣
金種識別手段によって、五千円紙幣であると識別した場
合、ON状態の第二仕切弁42にて搬送路が切替わり、
第四仕切弁72がOFF状態となっているが、第三仕切
弁62がON状態となっているため、五千円紙幣は側面
搬送部31B内を上方していき側面搬送部31B内の屈
曲付近から左方向に沿って搬送されていく。
【0033】上記した第三紙幣収納搬送機構は、側面搬
送部31B内の屈曲付近を搬送してきた五千円紙幣を側
面搬送部31Bの屈曲付近に図示せぬ駆動モータの駆動
にて回転する駆動モータ付プーリ64が設けられ、該駆
動モータ付プーリ64は、他方の歯車付プーリ65と二
個の従動プーリ66とを搬送ベルト67にて巻回されて
いる。この歯車付プーリ65に隣接して歯車付プーリ6
5と二個の従動プーリ66とが搬送ベルト67にて巻回
されている。このように駆動モータ付プーリ64の回転
が各歯車付プーリ及び各従動プーリによって回転が伝達
され五千円紙幣を搬送することが出来るように成ってい
る。上記した搬送する機構により、第四仕切弁72を通
過し第三仕切弁62によって搬送方向が切替った五千円
紙幣は、五千円紙幣収納箱61内に搬送され、内部の伸
縮式のスタック機構61Aにて垂直姿勢の状態で収納さ
れる。この時、検知センサ68にて検知され、収納枚数
が検出される。尚、検出した計数値は島管理装置6の制
御部及び図示せぬホールコンピュータに売上出力するよ
うに成っている。
【0034】次に、紙幣連結部23の第二仕切弁42
(ON状態)を通過して側面搬送部31B内を搬送さ
れ、第四仕切弁72によって搬送路が切替わる紙幣であ
る、一万円紙幣を垂直姿勢に収納する一万円紙幣用スタ
ック部70(以下、第四紙幣収納部70Aと称す)に搬
送する機構(以下、第四紙幣収納搬送機構という)につ
いて説明する。紙幣受容口11の付近に設けられた紙幣
金種識別手段によって、一万円紙幣であると識別した場
合、第二仕切弁42がON状態となって搬送路が切替わ
り、第四仕切弁72もON状態となっているため、一万
円紙幣は側面搬送部31B内を上方していき側面搬送部
31B内の屈曲付近から左方向に沿って搬送されていく
【0035】上記した第四紙幣収納搬送機構は、側面搬
送部31B内の屈曲付近を搬送してきた一万円紙幣は、
側面搬送部31Bの屈曲付近に図示せぬ駆動モータの駆
動にて回転する駆動モータ付プーリ74が設けられ、駆
動モータ付プーリ74は他方の歯車付プーリ75と従動
プーリ76とを搬送ベルト77にて巻回されている。こ
の歯車付プーリ75に隣接して歯車付プーリ75と二個
の従動プーリ76とが搬送ベルト77にて巻回されてい
る。このように駆動モータ付プーリ74の回転が各歯車
付プーリ及び各従動プーリによって回転が伝達され一万
円紙幣を搬送することが出来るように成っている。上記
した搬送する機構により、ON状態の第二仕切弁42を
通過し、ON状態の第四仕切弁72によって搬送方向が
切替った一万円紙幣は、一万円紙幣収納箱71内に搬送
され、内部の伸縮式のスタック機構71Aにて垂直姿勢
の状態で収納される。この時、検知センサ78にて検知
され、収納枚数が検出される。尚、検出した計数値は島
管理装置6の制御部及び図示せぬホールコンピュータに
売上出力するように成っている。
【0036】上記したように各紙幣収納装置10内に回
収された紙幣は、各検知センサにて検知される。ここ
で、一日の閉店後(営業終了後)において、売上集計を
行なう場合、ホールコンピュータには、各遊技媒体貸出
機2aから投入された各金種の紙幣の計数値が売上出力
されると共に、紙幣収納装置10の各紙幣用スタック部
40乃至70から、島管理装置6の制御部を介してホー
ルコンピュータに計数値が売上金額として出力される。
その際、紙幣収納装置10にて、金種の識別が出来なっ
た紙幣や二枚以上重なって搬送されてきた紙幣等が一
旦、補助スタック部80に収納されているため、ホール
コンピュータと紙幣収納装置10又は島管理装置6の制
御部での売上集計に不一致が発生することがある。
【0037】このような売上集計に不一致の時、対応す
るために、紙幣収納装置10のスタック装置30をガイ
ドレール10aに沿って手前に引き出すと上記紙幣連結
部23の紙幣連結口23aと側面搬送部31Bに設けた
各紙幣投入口53、63、73が露出する。各紙幣投入
口23a、53、63、73は各々紙幣収納部と搬送路
を介して接続されている。尚、紙幣連結口23a(紙幣
投入口と兼用)は第一紙幣収納部40Aに、紙幣投入口
53は第二紙幣収納部50Aに、紙幣投入口63は第三
紙幣収納部60Aに、紙幣投入口73は第四紙幣収納部
70Aに接続されている。この時、店員は、補助スタッ
ク部80に収納された未計数の紙幣を再投入することが
出来る。つまり、紙幣収納装置10のスタック装置30
をガイドレール10aに沿って手前に引き出すと紙幣連
結部23の紙幣連結口23aと側面搬送部31Bに設け
た各紙幣投入口53、63、73が露出し、紙幣連結口
23aに投入された千円紙幣は第一紙幣収納部40A
に、紙幣投入口53から投入された二千円紙幣は第二紙
幣収納部50Aに、紙幣投入口63から投入された五千
円紙幣は第三紙幣収納部60Aに、紙幣投入口73から
投入された一万円紙幣は第四紙幣収納部70Aにそれぞ
れ収納することが出来るように成っているのである。
【0038】これにより、未計数の各金種の紙幣は各紙
幣用スタック部40乃至70に導かれ、検知センサ4
8、58、68、78で計数(既に計数された計数値に
追加)された後、各紙幣収納箱41、51、61、71
に収納されることになる。 従って、補助スタック部8
0に一旦、収納された紙幣は、上述した各紙幣用スタッ
ク部40乃至70への追加投入により、正しく計数され
ることに成り、その計数値が島管理装置6の制御部、そ
してホールコンピュータに売上出力されることにより、
各遊技島における回収紙幣の計数が正確に行なわれ、売
上集計が一致することになる。このように投入される紙
幣が高額紙幣である故に、遊技店としては売上金額の集
計が一致するように要求されている。また、上記した紙
幣収納装置10の各スタック装置30内の各紙幣収納
部、各紙幣搬送機構、各仕切弁、各センサ等の構成は互
いに関連付けられ、島管理装置6の制御部(制御手段)
によって的確な動作制御するように成している。
【0039】本発明の実施形態による遊技島1の紙幣収
納装置10は、以上のように構成されており、その動作
を図9乃至図12に基づいて説明する。先ず、遊技島1
に配設された各遊技媒体貸出機2aに投入された複数金
種の紙幣は混在したまま紙幣搬送装置3によって搬送さ
れ、島端に設けられた島管理装置6内の紙幣進入装置1
5から紙幣分別搬送装置20及び紙幣連結部23を経由
して紙幣収納装置10のスタック装置30(スタック本
体部30A)内へと引き渡される。尚、紙幣進入装置1
5から紙幣分別搬送装置20に受け渡す紙幣受容口11
の付近に設けた紙幣金種識別手段により搬送された紙幣
の金種が識別される。
【0040】そして、紙幣進入装置15から紙幣分別搬
送装置20の上端の紙幣受容口11から紙幣搬送路20
a内に導かれた紙幣は、紙幣金種識別手段で検出された
紙幣識別信号により、紙幣分別搬送装置20内の第一仕
切弁22にて、識別された金種に対応する第一仕切弁2
2が動作位置に移動されることにより、紙幣は対応する
何れかの紙幣用スタック部40乃至70内若しくは補助
スタック部80へと導かれる。
【0041】先ず、上記した紙幣金種識別手段で検出さ
れた紙幣識別信号が千円紙幣の場合について説明する。
図9に示すように、紙幣分別搬送装置20から第一仕切
弁22の動作により、紙幣連結部23側に搬送してきた
千円紙幣は、第二仕切弁42をそのまま通過し、上述し
た第一紙幣収納搬送機構の搬送によって千円紙幣用スタ
ック部40(第一紙幣収納部40A)内に導かれ、スタ
ック機構41Aの動作にて千円紙幣収納箱41内に水平
姿勢で整列収納される。上記第二仕切弁42は、通常、
OFF状態の開放する位置となっている。つまり、千円
紙幣は、搬送されてくる頻度が多いため、常に開放した
位置で、後述する紙幣金種識別手段で検出された紙幣識
別信号が千円紙幣以外の時にON状態となって閉鎖する
位置に可変するのである。
【0042】次に、上記した紙幣金種識別手段で検出さ
れた紙幣識別信号が二千円紙幣の場合について説明す
る。図10に示すように、紙幣分別搬送装置20から第
一仕切弁22の動作により、紙幣連結部23側に搬送し
てきた二千円紙幣は、第二仕切弁42にて搬送路が切替
わり、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aの搬送
機構と、上述した第二紙幣収納搬送機構によって二千円
紙幣用スタック部50(第二紙幣収納部50A)内に導
かれ、スタック機構51Aの動作にて二千円紙幣収納箱
51内に水平姿勢で整列収納される。尚、側面搬送部3
1Bの側面紙幣搬送路31aを搬送していく際、第四仕
切弁72及び第三仕切弁62はOFF状態で開放する位
置となっている。よって、側面搬送部31Bの側面紙幣
搬送路31aを搬送していく二千円紙幣は搬送路が切替
わることなく、二千円紙幣用スタック部50側に導かれ
るのである。
【0043】次に、上記した紙幣金種識別手段で検出さ
れた紙幣識別信号が五千円紙幣の場合について説明す
る。図11に示すように、紙幣分別搬送装置20から第
一仕切弁22の動作により、紙幣連結部23側に搬送し
てきた五千円紙幣は、第二仕切弁42にて搬送路が切替
わり、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aの搬送
機構と、上述した第三紙幣収納搬送機構によって五千円
紙幣用スタック部60(第三紙幣収納部60A)内に導
かれ、スタック機構61Aの動作にて五千円紙幣収納箱
61内に垂直姿勢で整列収納される。尚、側面搬送部3
1Bの側面紙幣搬送路31aを搬送していく際、第四仕
切弁72はOFF状態で開放しているが、第三仕切弁6
2がON状態で閉鎖する位置となっている。よって、側
面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aを搬送してきた
五千円紙幣は屈曲部付近にて搬送路が切替わり、五千円
紙幣用スタック部60側に導かれるのである。
【0044】次に、上記した紙幣金種識別手段で検出さ
れた紙幣識別信号が一万円紙幣の場合について説明す
る。図12に示すように、紙幣分別搬送装置20から第
一仕切弁22の動作により、紙幣連結部23側に搬送し
てきた一万円紙幣は、第二仕切弁42にて搬送路が切替
わり、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aの搬送
機構と、上述した第四紙幣収納搬送機構によって一万円
紙幣用スタック部70(第四紙幣収納部70A)内に導
かれ、スタック機構71Aの動作にて一万円紙幣収納箱
71内に垂直姿勢で整列収納される。尚、側面搬送部3
1Bの側面紙幣搬送路31aを搬送していく際、第四仕
切弁72はON状態で閉鎖する位置となっている。よっ
て、側面搬送部31Bの側面紙幣搬送路31aを搬送し
てきた一万円紙幣は屈曲部付近にて搬送路が切替わり、
一万円紙幣用スタック部70側に導かれるのである。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、遊技島の
各遊技台の間に設けられた遊技媒体貸出機に投入された
複数金種の紙幣を紙幣搬送装置にて搬送し、該遊技島の
一端側にて金種毎の紙幣に分別し、分別した複数金種の
紙幣をそれぞれ計数して対応する金種毎の紙幣収納部に
整列収納する遊技島の紙幣収納装置において、上記紙幣
収納装置内で、複数金種の紙幣を収納する複数個の紙幣
収納部は、紙幣を水平姿勢に整列収納する紙幣収納部
と、紙幣を垂直姿勢に整列収納する紙幣収納部とから構
成されていることによって、複数金種の紙幣が投入可能
なカード発券式CR遊技媒体貸出機を遊技島に配設して
も、搬送されてくる複数金種(四金種毎)の紙幣は正確
に識別され、紙幣搬送路及び各紙幣収納部内に紙幣詰ま
りすることなく、搬送して整列収納することが出来る。
また、複数金種の紙幣が投入可能なカード発券式CR遊
技媒体貸出機を配設した遊技島の一端側に、使用済みに
なったカードをカード搬送装置にて回収するカード回収
装置を紙幣収納装置の下方側に取り付けることが出来
る。よって、本発明の構成により遊技店側の要望に応じ
ることが出来る。加えて、従前遊技島の一端側に備えら
れたカード発券機の囲み枠等を改築、壊すことなく、そ
の囲み枠のスペース内に本発明の紙幣収納装置を設置す
ることが出来るため、取り付け費用、取り付け時間が最
小限で済むように成る効果は、顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙幣収納装置の一実施形態を組み込ん
だ島管理装置を設置した遊技島を示す概略正面図であ
る。
【図2】カード発券機の囲み枠内の島管理装置に備えた
紙幣収納装置を示す正面図である。
【図3】カード発券機の囲み枠内の島管理装置に備えた
紙幣収納装置を拡大した正面図である。
【図4】スタック装置を示す外観斜視図である。
【図5】スタック装置の本体部用カバーを開いた状態を
示す斜視図である。
【図6】スタック装置の本体部用カバーを外した状態を
示す斜視図である。
【図7】スタック装置の側面搬送部を外した状態を示す
側面図である。
【図8】スタック装置における各紙幣収納部及び各搬送
機構部の駆動機構部分を示す側面図である。
【図9】千円紙幣を千円紙幣用スタック部内に導く搬送
動作を示す側面図である。
【図10】二千円紙幣を二千円紙幣用スタック部内に導
く搬送動作を示す側面図である。
【図11】五千円紙幣を五千円紙幣用スタック部内に導
く搬送動作を示す側面図である。
【図12】一万円紙幣を一万円紙幣用スタック部内に導
く搬送動作を示す側面図である。
【符号の説明】
6 島管理装置 10 紙幣収納装置 30 スタック装置 40 千円紙幣用スタック部 40A 第一紙幣収納部 50 二千円紙幣用スタック部 50A 第二紙幣収納部 60 五千円紙幣用スタック部 60A 第三紙幣収納部 70 一万円紙幣用スタック部 70A 第四紙幣収納部 80 補助スタック部 41 51 61 71 各紙幣収納箱 22 42 62 72 各仕切弁 23a 53 63 73 紙幣投入口 48 58 68 78 検知センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技島の各遊技台の間に設けられた遊技
    媒体貸出機に投入された複数金種の紙幣を紙幣搬送装置
    にて搬送し、該遊技島の一端側にて金種毎の紙幣に分別
    し、分別した複数金種の紙幣をそれぞれ計数して対応す
    る金種毎の紙幣収納部に整列収納する遊技島の紙幣収納
    装置において、 上記紙幣収納装置内で、複数金種の紙幣を収納する複数
    個の紙幣収納部は、紙幣を水平姿勢に整列収納する紙幣
    収納部と、紙幣を垂直姿勢に整列収納する紙幣収納部と
    から構成されていることを特徴とする、遊技島の紙幣収
    納装置。
  2. 【請求項2】 上記複数個の紙幣収納部は、上下の位置
    に水平姿勢にて紙幣を整列収納する第一紙幣収納部及び
    第二紙幣収納部と、該第一紙幣収納部及び第二紙幣収納
    部との間に垂直姿勢にて紙幣を整列収納する第三紙幣収
    納部及び第四紙幣収納部とから構成されていることを特
    徴とする、請求項1に記載の遊技島の紙幣収納装置。
JP2001301063A 2001-09-28 2001-09-28 遊技島の紙幣収納装置 Expired - Fee Related JP4669178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001301063A JP4669178B2 (ja) 2001-09-28 2001-09-28 遊技島の紙幣収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001301063A JP4669178B2 (ja) 2001-09-28 2001-09-28 遊技島の紙幣収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003103035A true JP2003103035A (ja) 2003-04-08
JP4669178B2 JP4669178B2 (ja) 2011-04-13

Family

ID=19121535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001301063A Expired - Fee Related JP4669178B2 (ja) 2001-09-28 2001-09-28 遊技島の紙幣収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4669178B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061527A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Sayama Precision Ind Co 紙幣判別装置
JP2006127102A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Sayama Precision Ind Co 遊技島の紙幣収納装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08249519A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Sayama Precision Ind Co 紙幣収納処理方法及びその装置
JP2001113029A (ja) * 1999-10-14 2001-04-24 Sankyo Kk 遊技島

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08249519A (ja) * 1995-03-14 1996-09-27 Sayama Precision Ind Co 紙幣収納処理方法及びその装置
JP2001113029A (ja) * 1999-10-14 2001-04-24 Sankyo Kk 遊技島

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006061527A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Sayama Precision Ind Co 紙幣判別装置
JP2006127102A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Sayama Precision Ind Co 遊技島の紙幣収納装置
JP4708763B2 (ja) * 2004-10-28 2011-06-22 シルバー電研株式会社 遊技島の紙幣収納装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4669178B2 (ja) 2011-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5105364A (en) Bank note handling system for strictly controlling the resupplying of bank note cassettes
JPH01121993A (ja) 窓口用自動取引装置
JPH10162198A (ja) 価値媒体の収納装置および現金の収納装置
JP4689858B2 (ja) 硬貨処理装置
JP2003103035A (ja) 遊技島の紙幣収納装置
WO2016140141A1 (ja) 紙幣収納カセット、紙幣処理システムおよび紙幣処理方法
JP4370656B2 (ja) 紙幣入出金装置
JP4689857B2 (ja) 硬貨処理装置
JP2018097634A (ja) 媒体収納庫及び媒体取引装置
CN112863078A (zh) 自动柜员机及其包括的钞箱
JP4375279B2 (ja) 釣銭払出機
JP2016162435A (ja) 紙幣処理装置および紙幣の精査処理方法
JP2001224824A (ja) 貨幣および遊技用記録媒体の回収搬送装置
JP4833451B2 (ja) 遊技島の紙幣収納装置
JP2718808B2 (ja) 自動取引装置
JP2002056426A (ja) 紙幣出金ユニット
JP2003296794A (ja) 遊技島の紙幣収納装置
JP2614312B2 (ja) 現金入出金装置
JP7507546B2 (ja) 硬貨収納部、硬貨処理装置及び自動取引装置
JPS60123991A (ja) 硬貨処理装置
JP2002224268A (ja) 遊技島設備及びその設備用の台間機
JP3341167B2 (ja) 紙幣搬送装置
ES2663506B1 (es) Aparato para recibir y dispensar dinero en efectivo
JP2615197B2 (ja) 現金入出金装置
JP4286386B2 (ja) 遊技設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080925

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20091023

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110114

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4669178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees