JP4833451B2 - 遊技島の紙幣収納装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台の遊技機を一群に設置した遊技島において、遊技機に隣接した位置に設けた遊技媒体貸出機に投入された紙幣を紙幣搬送装置にて回収し、整列収納する遊技島の紙幣収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常、遊技店においては、横方向に複数台の遊技機(例えば、パチンコ遊技機等)を直線状に設置して、遊技島を構築している。
このような遊技島は、例えば図7に示すように設備を備えて構築されている。
図7において、遊技島1(紙幣が使用可能な島)は、直線状に横方向に配置された複数台のパチンコ遊技機2、2、・・・と、隣接した間に配置された遊技媒体貸出機3、3、(紙幣が投入可能な遊技媒体貸出機)・・・と、各遊技媒体貸出機3、3、・・・に投入された紙幣を島端まで搬送する紙幣搬送装置4と、島端に設けられた島管理装置5と、から構築されている。
このように構築された遊技島1によれば、各遊技媒体貸出機3、3、・・・に投入された紙幣は、遊技島内部等に設けられた紙幣搬送装置4により島端まで搬送され、島管理装置5内に備えられた紙幣収納装置に整列して収納されるように成っている。
【0003】
上記した各遊技媒体貸出機3、3、・・・においては、千円紙幣による貸出機が主流であったが、昨今、高額紙幣(例えば、五千円紙幣や一万円紙幣)でも貸出し可能になって来ている。
さらに、高額紙幣に加えて、二千円紙幣も出回って来ており、千円紙幣、二千円紙幣、五千円紙幣及び一万円紙幣の複数(四金種)の金種に対応した、分別して収納する紙幣収納装置が要請されている。
【0004】
ところで、複数の金種の紙幣に対応して、それぞれの金種の紙幣を個別に収納するために、例えば特開平6−227727号(以下、先行技術という)に示された所謂、金種別の紙幣収納装置の技術が開示されている。
この先行技術においては、図8に示すように千円紙幣、五千円紙幣及び一万円紙幣の三金種の紙幣を収納するための紙幣収納装置が示されており、この紙幣収納装置は、島管理装置5内にて、紙幣搬送装置4に接続された分別搬送路6と、この分別搬送路6にそれぞれ連接された各金種の紙幣をそれぞれ収納する各収納箱7a、7b、7cと、上記分別搬送路6の上流側に設けられた金種識別手段8と、分別搬送路6の収納箱7a、7bへの分岐点に設けられた各フラッパ9a、9bとを備えている。
該フラッパ9a、9bは、分別搬送路6の上流から搬送されてくる紙幣に関して、金種識別手段8により識別された金種に対応して、識別された金種毎に、該紙幣をそれぞれ対応する各収納箱7a、7b、7cに導くように開閉制御されるように成している。
また、図示していないが上記各収納箱7a、7b、7cの何れかが収納した紙幣で満杯になった時や、金種の識別が出来なかった紙幣や二枚以上重なって搬送されてきた紙幣等を一旦収納しておく補助収納箱が設けられている。
【0005】
このような構成の紙幣収納装置によれば、遊技媒体貸出機2、2、・・・の遊技島内部等に設けられた紙幣搬送装置4により、各金種の紙幣は、混在した状態(姿勢)搬送され、分別搬送路6に進入する。そして、金種識別手段8により該紙幣の金種が識別されることにより、フラッパ9a,9bが開閉制御されるので、各金種の紙幣は、それぞれ対応する各収納箱7a、7b、7c内に導かれる。
例えば、搬送されてきた紙幣が千円紙幣である場合は、フラッパ9aのみが開放して、千円紙幣が収納箱7a内に導かれ、また紙幣が五千円紙幣である場合には、フラッパ9bのみが開放して、五千円紙幣は収納箱7b内に導かれ、さらに紙幣が一万円紙幣である場合には、双方のフラッパ9a、9bが開放せずに、一万円紙幣は収納箱7c内へと導かれる。このようにして、各金種の紙幣が、それぞれ対応する各収納箱7a、7b、7cに分別して収納されるように成っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した遊技島1における各遊技媒体貸出機3、3、・・・は、投入された紙幣が使用可能か否かの真券識別,そして紙幣の金種識別等の識別機能(紙幣識別装置)を備えており、識別した各金種の紙幣を計数して、その各計数値を島管理装置5の制御部、そして遊技店全体の管理を行なう所謂、ホールコンピュータに貨幣投入情報の売上集計として出力するように成っている。
しかしながら、上述した先行技術の紙幣収納装置においては、金種毎の紙幣収納及び収納した紙幣で満杯になった時等は補助収納箱に収納され、また金種の識別が出来なかった紙幣や二枚以上重なって搬送されてきた紙幣等は一旦、補助収納箱に収納するように構成されているが、当該補助収納箱内に収納した紙幣(未計数紙幣)に関しては、ホールコンピュータでの売上集計における各金種の計数値との照合を行なうようには構成されておらず、場合によっては、売上集計と実際に収納した紙幣との間に不一致(回収された枚数と各貸出機に投入された枚数に枚数誤差)が発生することがあった。
また、売上集計の不一致に対応して、各金種の紙幣をそれぞれ追加収納する補充作業(各収納箱への補充対策)はまったく示されていない。
【0007】
本発明は、以上の点に鑑み、各金種の紙幣を識別し、金種毎に収納すると共に、補助収納箱に収納された紙幣(未計数紙幣)をそれぞれに対応する金種毎の収納部に投入することが出来る金種毎の紙幣投入口を備えて、追加投入して計数することを可能にした、遊技島の紙幣収納装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記、請求項1の目的は、遊技島を構成する各遊技機の間に設けられた遊技媒体貸出機から搬送されてくる紙幣を収納する島管理装置を島端に設け、搬送されてくる紙幣を金種毎に分別して、分別した紙幣をそれぞれ計数して対応する金種毎の紙幣収納部に搬送する、遊技島の紙幣収納装置において、
各紙幣収納部には、それぞれ対応する金種の紙幣を投入するための紙幣投入口を備えている構成によって、達成される。
【0009】
上記、構成によれば、補助収納箱内に収納された金種を識別出来なかった紙幣等(未計数紙幣)を、金種毎の紙幣収納部にそれぞれ対応する紙幣投入口から投入することにより、搬送された全ての紙幣を金種毎の各紙幣収納部に確実に収納することが出来る。
その結果、各紙幣収納部に収納される紙幣が計数されるので、各紙幣収納部で計数された金種毎の紙幣の計数値が、ホールコンピュータに出力される場合、各遊技媒体貸出機からホールコンピュータに売上出力される金種毎の紙幣の計数値と、紙幣収納装置における金種毎の紙幣の計数値とが、一致する。従って、閉店後に行う遊技店の売上集計が確実に一致することになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図6は、本発明による遊技島の紙幣収納装置の一実施形態を示している。尚、ここでは四金種の紙幣を各紙幣収納部に収納する説明とするが、金種の数は複数金種であれば良く、金種の数には限定されるものでない。
図1において、紙幣収納装置10は島端の島管理装置5内に設けられており、各遊技媒体貸出機2、2、・・・から紙幣搬送装置4により搬送されてくる紙幣を受容する受容口11と、受容口11から進入する紙幣を金種毎に収納するスタック装置30へ導く紙幣進入装置20と、から構成されている。
【0013】
上記紙幣進入装置20は、紙幣搬送装置4により搬送され、受容口11から進入する紙幣を、スタック装置30の搬送路入口31に合わせて変更する。
尚、受容口11の終端付近には搬送されてきた紙幣の金種を識別する紙幣金種識別手段(図示せず)が設けられ、該紙幣金種識別手段によって識別された紙幣は紙幣進入装置20を通過した後、何れかのスタック装置30へと搬送されていく。
【0014】
上記スタック装置30は、全体を覆う長方形状から成る筐体32から成り、この筐体32は、島管理装置5に取り付けられた前後方向に延びる両側上下に設けたガイドレール5aに沿って前後方向に例えば筐体32の奥行き程度だけスライド可能で出し入れ自在に支持されている。
尚、スタック装置30は、前方に引き出された時、図4に示すように、左側のガイドレール5aに対して、回転軸5bにより回動可能に支持されており、右側が手前にさらに引き出され得るように構成されている。
よって、壁島等の遊技島の端部に設置した場合でも、各紙幣投入口への投入作業が容易に行える。
【0015】
また、上記スタック装置30は、その前面が、スタック部用カバー32a及び搬送路前面用カバー32bにより覆われていると共に、図1にて右側の側面が、スタック装置側面カバー32cにより覆われている。
【0016】
上記スタック部用カバー32aは施錠操作により、筐体32に対して開閉可能に構成されており、図において左側の蝶軸を中心に開いた状態で、内部の各スタック部40乃至70の収納箱41乃至71を挿脱(カートリッジ式)することが出来るように成っている。
また、上記搬送路前面用カバー32bは、図1にて左端が開閉可能に支持されており、開放時に、紙幣分別搬送路33内における紙幣搬送トラブル(紙幣詰まり等)に対処することが出来るように成っている。
尚、これらのカバー32a、32bは好ましくは、それぞれ図2に示すように、筐体32内部状況を視認し得るように、複数個の透明窓32d、32eが設けられている。
【0017】
さらに、上記スタック装置側面カバー32cは、その突起(図示せず)が、筐体32の背面に設けられた係合孔32fに係合し得るように構成されており、筐体32に対して着脱可能になっている(図5参照)。
よって、紙幣分別搬送路33内の奥内部で紙幣搬送トラブル(紙幣詰まり等)が生じても紙幣を破くことなく取り除くことが出来る。
尚、上記スタック装置側面カバー32cは、筐体32に対して例えば蝶番等により開閉可能に支持しても良い。
【0018】
そして、上記スタック装置30は、図2及び図3に示すように、例えば、筐体32の内部が縦方向に積み重なった四段から成り、上段から順に一万円紙幣用スタック部40、五千円紙幣用スタック部50、二千円紙幣用スタック部60さらに最も使用頻度の高い千円紙幣用スタック部70は下段に位置して紙幣の回収作業を容易にする構成と成している。
尚、一万円紙幣用スタック部40の最上段には後述する補助収納箱38が備えられている。
【0019】
さらに、上記スタック装置30は、これらの四つのスタック部40乃至70を垂直方向に貫通するように、紙幣分別搬送路33を備えており、この紙幣分別搬送路33は、筐体32の上部にて、前記搬送路入口31として開口しており、スタック装置30の筐体32が前方に引き出された時、紙幣分別搬送路33から外れ、搬送路入口31が外部に露出し後述する紙幣投入口43を兼ねるように成っている。
【0020】
上記紙幣分別搬送路33は、図3に示すように紙幣を下方に搬送すると共に、各スタック部40乃至70に導くために、図3にて左側に示された複数個の搬送ベルト34及び複数個のプーリ35を含んでおり、これらのプーリ35は、図6に示す二個の駆動モータを含む駆動装置36により、それぞれ回転駆動されるように成っている。
さらに、紙幣分別搬送路33は、図3にて右側にて、前記スタック装置側面カバー32c内に取り付けられ、上記プーリ35に対抗する案内プーリ33aにより、構成されている。
【0021】
また、紙幣分別搬送路33は、図3に示すように一万円紙幣用スタック部40、五千円紙幣用スタック部50、二千円紙幣用スタック部60及び千円紙幣用スタック部70に対応する高さ位置に、それぞれ仕切り弁37を備えている。
これらの仕切り弁37は、退避位置にある時は、紙幣分別搬送路33を搬送される紙幣をそのまま通過させるが動作位置にある時は、紙幣分別搬走路33を搬送される紙幣をそれぞれ対応する一万円紙幣用スタック部40、五千円紙幣用スタック部50、二千円紙幣用スタック部60及び千円紙幣用スタック部70に導くように成っている。
尚、最下段の千円紙幣用スタック部70に対応する仕切り弁37は、搬送されてくる頻度(搬送枚数)が多いことから常時動作位置に固定されている。
【0022】
また、上段の一万円紙幣用スタック部40に対応する仕切り弁37の上方には、さらに紙幣進入装置20にて金種識別出来なかった紙幣や二枚以上重なって搬送されてきた紙幣を分別するための仕切り弁(図示せず)が設けられており、この仕切り弁により分別された紙幣は、スタック装置30の筐体32の最上段に載置された補助収納箱38内に一旦、収納されるように成っている。
尚、この仕切り弁は、スタック装置30の各スタック部40乃至70が収納した紙幣で満杯になった時、紙幣取出しのために、スタック部40乃至70の収納箱41乃至71が引き出される時、さらには紙幣分別搬送路33の紙幣搬送トラブル発生時等、紙幣が円滑に収納され得なくなった時等、検出部(図示せず)の検出によって動作位置に切換えられ、紙幣を一旦、補助収納箱38内に導くように成っている。この補助収納箱38を設けることによって、営業中に満杯収納部の紙幣回収作業やトラブルが発生しても紙幣搬送装置の駆動(遊技媒体貸出機の中止)を停止させることなく営業することが出来る。
【0023】
そして、これらの仕切り弁37は受容口11の終端付近に設けられた紙幣金種識別手段によって紙幣の金種を識別し、該紙幣金種識別信号に基づいて駆動制御されることにより、対応する紙幣が搬送されてきた時、動作位置に移動され、当該紙幣を対応する何れかのスタック部40乃至71内に導くように成っている。
例えば、紙幣金種識別信号にて通過紙幣が一万円紙幣であることが検出した場合、一万円紙幣用スタック部40に対応する仕切り弁37が動作位置に移動され、これにより当該紙幣は、紙幣分別搬送路33から仕切り弁37により一万円紙幣用スタック部40内に導かれるように成っている。
【0024】
上記各スタック部40乃至70は、互いに同じ構成である故に、以下一万円紙幣用スタック部40について説明する。
一万円紙幣用スタック部40(50、60、70)は、紙幣分別搬送路33から仕切り弁37により導かれてきた紙幣を、収納する収納箱41(51、61、71)を備えていると共に、さらに収納箱41(51、61、71)への搬送路中に、検知センサ42(52、62、72)を備えている。
該検知センサ42(52、62、72)は、一万円紙幣用スタック部40(50、60、70)に導かれてきた紙幣をその都度計数し、その計数値を島管理装置5の制御部及びホールコンピュータに売上出力するように成っている。
【0025】
さらに、上記スタック装置側面カバー32cは、図2及び図3に示すように各スタック部50、60、70に対応してその右側面に、細長方形状から成る紙幣投入口53、63、73が設けられている。
尚、スタック部40に関しては、スタック装置30がガイドレール5aに沿って島管理装置5から前方に引き出された時、筐体32の上部に開口する搬送路入口31が外部に露出して、同様にスタック部40のための紙幣投入口43として利用(兼用)することが出来る。
尚、上記においては搬送路入口31をスタック部40のための紙幣投入口43としたが、上記紙幣投入口43、53、63、73をそれぞれの紙幣収納部40、50、60、70に対応して、例えばスタック装置30の筐体32の側面に設けるようにしても良い。
【0026】
本発明の実施形態による遊技島の紙幣収納装置10は、以上のように構成されており、以下に示すように動作する。ここでの遊技島は、例えば高額紙幣迄、使用可能な遊技島の説明とする。
先ず、遊技島に配設された各遊技媒体貸出機2に投入された紙幣は混在したまま紙幣搬送装置4を介して搬送され、島端に設けられた島管理装置内の紙幣収納装置10の受容口11付近の紙幣金種識別手段により金種が識別され、次いで紙幣進入装置20に導入された後、スタック装置30内へと引き渡される。
【0027】
そして、スタック装置30の搬送路入口31から紙幣分別搬送路33内に導かれた紙幣は、搬送ベルト34及びプーリ35そして案内プーリ33aにより下方に向かって搬送される。その際、紙幣金種識別手段で検出された紙幣識別信号により、紙幣分別搬送路33内の各仕切り弁37のうち、識別された金種に対応する仕切り弁37が動作位置に移動されることにより、当該紙幣は対応する何れかのスタック部40乃至70内に導かれる。
【0028】
ここで、当該紙幣は各スタック部40乃至70の検知センサ42乃至72により計数され、収納箱41乃至71内に積層した状態で整列収納される。ここで、各スタック部40乃至70は、検知センサ42乃至72による計数値を島管理装置5の制御部、そしてホールコンピュータに売上出力する。
このようにして、各遊技媒体貸出機2に投入され、紙幣搬送装置にて搬送されてくる混在紙幣は、紙幣収納装置10内の紙幣金種識別手段によって金種が識別され、その金種に対応したスタック部40乃至70に、それぞれ分別して収納される。
その際、各スタック部40乃至70に導入された紙幣は、それぞれ検知センサ42乃至72により計数され、その計数値が島管理装置5の制御部及びホールコンピュータに売上出力されることに成る。
【0029】
ここで、例えば何れかのスタック部40乃至70が収納した紙幣で満杯になった時、島管理装置5はその表示部(図示せず)に、当該スタック部40乃至70の満杯である旨の表示を行なう。これにより、店員は当該紙幣収納装置10のスタック装置30のスタック部用カバー32aを開放して、当該スタック部40乃至70の収納箱41乃至71を引き出して、収納された満杯の紙幣を取り出した後、再び収納箱41乃至71をスタック部40乃至70内に戻し、スタック部用カバー32aを閉じる。これにより、満杯紙幣の取り出し作業が完了する。
尚、上記においてスタック装置30のスタック部用カバー32aが開放されると検出部の検出時の間に対応する金種の紙幣が搬送されてきた時は、仕切り弁の駆動制御により、当該紙幣は一旦、補助収納箱38内に導くことにより、円滑に紙幣の収納が行なわれる。
【0030】
ここで、一日の閉店後(営業終了後)において、売上集計を行なう場合、ホールコンピュータには、各遊技媒体貸出機2から投入された各金種の紙幣の計数値が売上出力されると共に、紙幣収納装置10の各スタック部40乃至70から、島管理装置5の制御部を介してホールコンピュータに計数値が売上金額として出力される。その際、紙幣収納装置10にて、金種の識別が出来なった紙幣や二枚以上重なって搬送されてきた紙幣等が一旦、補助収納箱38に収納されているため、ホールコンピュータと紙幣収納装置10又は島管理装置5の制御部での売上集計に不一致が発生することがある。
【0031】
このように不一致が生じた場合、確認するために店員は紙幣収納装置10のスタック部30をガイドレール5aに沿って手前に引き出して、筐体32の右側面を島管理装置5の外に露出させる。そして、筐体32の最上段に載置された補助収納箱38に一旦、収納された未計数紙幣を取り出して筐体32のスタック装置側面カバー32cに設けられたそれぞれに対応する紙幣投入口43(31)、53、63、73から投入する。これにより、未計数の各金種の紙幣は、それぞれスタック部40乃至70に導かれ、検知センサ42、52、62、72で計数(既に計数された計数値に追加)された後、各収納箱41、51、61、71に収納されることになる。
従って、補助収納箱38に一旦、収納された紙幣は、上述した各スタック部40乃至70への追加投入により、正しく計数されることに成り、その計数値が島管理装置5の制御部、そしてホールコンピュータに売上出力されることにより、各遊技島における回収紙幣の計数が正確に行なわれ、売上集計が一致することになる。このように投入される紙幣が高額紙幣である故に、遊技店としては売上金額の集計が一致するように要求されている。
【0032】
また、紙幣収納装置10にて紙幣詰まり等の紙幣搬送トラブルが発生した場合、店員は島管理装置5内の紙幣収納装置10のスタック装置30のカバー32a及び32bの透明窓32d、32eから筐体内部を伺う。
これにより、何れの箇所で紙幣詰まり等が直ぐに発生しているかが容易に分かる。そして、店員は紙幣詰まり等が発生している箇所に関して、カバー32a、32b又は32cを開放し、筐体32の内部を露出させることにより、紙幣詰まり等の紙幣搬送トラブルに容易に短時間のうちに対処することが出来る。
【0033】
対処する場合、上記側面カバー32cがスタック装置30の筐体32に対して着脱可能に、又は回動可能に構成されているので、筐体32の側面が開放出来ることとなり、この側面から筐体32内部の各紙幣収納部及び紙幣搬送路33の紙幣搬送トラブル等で詰まった紙幣を破くことなく対処することが出来、また、上記筐体32が島管理装置5から引出し可能に構成されているので、筐体32を島管理装置5から引き出すことにより、筐体32の側面カバー32cが島管理装置5の外側に位置することになり側面カバー32cに設けられた各紙幣投入口43、53、63及び73への紙幣投入が容易に行うことが出来る。
また、上記筐体32が島管理装置5から引き出された状態にて、さらに紙幣投入口43、53、63及び73が手前に引き出されるように回動可能に構成されている場合には、島管理装置5から引き出された筐体32をさらに回動(任意の角度)させることにより、筐体32の側面カバー32cが島管理装置5の外側に確実に位置することになるので、壁島等であっても、側面カバー32cに設けられた各紙幣投入口43、53、63及び73への紙幣投入がより一層容易且つ安全に行うことが出来る。
【0034】
上述した本発明の実施形態においては、遊技島の紙幣収納装置10は、パチンコ遊技機の間に設けられた遊技媒体貸出装置2から搬送されてくる混在紙幣を収納するための紙幣収納装置として構成されているが、これに限らず、他の種類の遊技機(パチスロ遊技機)から成る遊技島の紙幣収納装置に対しても本発明を適用し得ることは明らかである。
また、ここでは紙幣を収納する紙幣収納装置としたが、使用済みカード等を再利用するため金種毎に収納するカード収納装置に本発明を適用し得ることは明らかである。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、金種を識別出来なかった紙幣等(未計数紙幣)が収納されている補助収納箱内の紙幣を閉店後において金種毎の紙幣収納部に対応する紙幣投入口から投入することにより、搬送されてくる全ての紙幣を金種毎の紙幣収納部に確実に収納することが出来る。
その結果、補助収納箱に一旦、収納された紙幣は、各スタック部への追加投入により、正しく計数されることに成り、その計数値が島管理装置の制御部、そしてホールコンピュータに売上出力されることにより、各遊技島における回収紙幣の計数が正確に行なわれ、売上集計が一致することになる。このように投入される紙幣が高額紙幣である故に、遊技店としては売上金額の集計にきびしいが、本発明の構成により遊技店側の要求に応じられる効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による紙幣収納装置の一実施形態を組み込んだ遊技島の島管理装置を示す概略斜視図である。
【図2】図1の紙幣収納装置におけるスタック装置を示す斜視図である。
【図3】図2のスタック装置の縦断面図である。
【図4】図2のスタック装置のスタック部用カバーを外し、搬送路前面用カバーを開いた状態を示す斜視図である。
【図5】図4のスタック装置の搬送路側面用カバーを外した状態を示す斜視図である。
【図6】図4のスタック装置における搬送路駆動部分を示す斜視図である。
【図7】従来の遊技島の一例の構成を示す概略斜視図である。
【図8】図7の遊技島における金種別紙幣収納装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
5 島管理装置
10 紙幣収納装置
30 スタック装置
31 搬送路入口
33 紙幣分別搬送路
37 仕切り弁
38 補助収納箱
40 一万円紙幣用スタック部(紙幣収納部)
50 五千円紙幣用スタック部(紙幣収納部)
60 二千円紙幣用スタック部(紙幣収納部)
70 千円紙幣用スタック部(紙幣収納部)
41、51、61、71 収納箱
42、52、62、72 検知センサ
43、53、63、73 紙幣投入口

Claims (1)

  1. 紙幣搬送装置の終端と連接する遊技島の紙幣収納装置は、
    紙幣搬送装置に連結する部位に位置し、紙幣搬送装置から搬送され進入する紙幣の金種識別を行う紙幣金種識別手段を備えた紙幣進入装置と、
    紙幣進入装置の下部に位置し、紙幣金種識別手段から金種判別されて送出される紙幣を金種別にそれぞれ積層収納するスタック部と紙幣金種識別手段から金種判別された紙幣を金種別のスタック部に導入させる紙幣分別搬送路とを備えたスタック装置と、
    スタック装置のトラブル時に一旦紙幣を収容する補助収納部と、から構成され、
    スタック装置のスタック部は金種別に積み重なって設けられ、
    積み重なったスタック部の側部の垂直方向に紙幣分別搬送路が設けられ、
    紙幣分別搬送路は各スタック部に対応する高さ位置の内部には紙幣分別搬送路からスタック部へ流入案内する仕切り弁と流入した紙幣を計数する検知センサーが備えられた遊技島の紙幣収納装置において、
    紙幣分別搬送路は、各スタック部に対応する高さ位置に外部から紙幣を挿入できる紙幣投入口が備えられ、
    売上集計を行う際に、補助収納箱に収容された未計数紙幣を取り出し、金種別に紙幣分別搬送路の紙幣投入口から挿入して、検知センサーを通過させて金種別スタッカー部へ収納させ、金種毎の収納と全回収紙幣の計数を行わせることを可能にした遊技島の紙幣収納装置。
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