JP2512722B2 - 自動入出金装置 - Google Patents

自動入出金装置

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JP2512722B2 JP23111386A JP23111386A JP2512722B2 JP 2512722 B2 JP2512722 B2 JP 2512722B2 JP 23111386 A JP23111386 A JP 23111386A JP 23111386 A JP23111386 A JP 23111386A JP 2512722 B2 JP2512722 B2 JP 2512722B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は銀行等の金融機関で使用される自動入出金装
置に関するもので、特に出金時においてリジエクト処理
を行う機能を持つ自動入出金装置に関するものである。
〔従来の技術〕
銀行等の金融機関で使用される自動取引機の1つとし
て、顧客自身の操作により入金及び出金取引を行うもの
があり、このような自動取引機では、一般に入金取引を
行う場合、顧客により機内に一括投入された現金、例え
ば紙幣を1枚ずつ分離して鑑別部へ搬送し、この鑑別部
において取引に必要な真偽鑑別等を行い、鑑別後の紙幣
を真券と偽券とに区分して一時的に貯留し、そして真券
つまり入金可能な紙幣の合計金額を顧客に表示すると共
に、前記偽券の紙幣を一括して顧客に返却した後、顧客
の指示を待つてその後の処理を実行する。
すなわち、顧客により取引実行承認の指示がなされた
場合は、前述の入金可能な紙幣を金種別に振分けてそれ
ぞれ金庫に収納し、また取引実行非承認の指示がなされ
た場合は、前記紙幣を偽券の紙幣と同様に顧客に返却す
る。
このような機能を有する自動取引機として、例えば特
開昭58-140890号公報に開示されるものがあり、その側
断面図を第6図に示す。
図において1は自動取引機の筐体で、この筐体1内に
は、以下に述べる構成要素が設けられていて、自動入出
金装置を構成している。
まず2は顧客等が紙幣を投入したりあるいは受取るた
めの紙幣投入受取部で、前記装置筐体1の上部に設けら
れたシヤツタを有する投入受取口の内側に位置してい
る。
3は前記紙幣投入受取部2の直下に設けられた分離給
送部で、吸引ドラム4を有しており、紙幣投入受取部2
から受渡される紙幣を吸引ドラム4により1枚ずつ吸引
分離して給送するようになつている。
5は図示しない光学センサや磁気センサ及び鑑別回路
等を備えていて前記分離給送部3から搬送されてくる紙
幣の真偽鑑別や損券鑑別及び入出金紙幣の金種鑑別等を
行う紙幣鑑別部、6と7は羽根車、8は一方の羽根車6
の上方に設けられた真券一時貯留部、9は他方の羽根車
7の上方に設けられた偽券一時貯留部で、これらは装置
筐体1内の上部側に設けられており、前記鑑別部5で真
券と鑑別された紙幣は羽根車6により真券一時貯留部8
に集積され、また偽券と鑑別された紙幣は羽根車7によ
り偽券一時貯留部9に集積されるようになつている。
10は千円紙幣を収納する千券金庫、11は万円紙幣を収
納する万券金庫、12は前記鑑別部5で損券と鑑別された
入金紙幣を収納する損券金庫、13は出金時に前記鑑別部
5による金種鑑別や図示しないセンサによる2枚検知等
で不良と判定された紙幣を収納するリジエクト金庫でこ
れらは装置筐体1の下部に並べて配置されている。
14,15,16,17は前記各金庫10,11,12,13上にそれぞれ配
置された羽根車で、これらの羽根車14〜17により前記紙
幣が金庫10〜13に集積されて収納されるようになつてい
る。
18は前記千券金庫10から紙幣を1枚ずつ吸引分離して
給送する吸引ドラムで、この吸引ドラム18は羽根車14と
組合せて設けられており、また19は前記万券金庫11から
紙幣を1枚ずつ吸引分離して給送する吸引ドラムで、こ
の吸引ドラム19は羽根車15と組合せて設けられている。
20は前記各構成要素間を結ぶ搬送路で、この搬送路20
は紙幣を搬送する搬送ローラや搬送ベルト及び紙幣の搬
送方向を切替える切替ブレードにより構成されている。
次に上述した構成の作用について説明すると、入金取
引の場合、まず顧客により紙幣投入受取部2に一括投入
された入金紙幣は分離給送部3に渡された後、該分離給
送部3の吸引ドラム4により1枚ずつ分離給送され、搬
送路20を通り鑑別部5に送られて、該鑑別部5で真偽鑑
別、金種鑑別、計数等が行われ、そして偽券と判別され
た紙幣は搬送路20を通つて羽根車7へ送込まれ、該羽根
車7により偽券一時貯留部9に順次集積される。
また、鑑別部5で真券と判別された紙幣は搬送路20を
通つて羽根車6へ送込まれ、該羽根車6により真券一時
貯留部8に集積される。
このようにして、投入されたすべての紙幣がその真偽
に応じてそれぞれ一時貯留部8,9に貯留された後、入金
可能な紙幣つまり真券の紙幣の合計金額が図示しない表
示手段により表示されると共に、偽券一時貯留部9に貯
留されている偽券の紙幣が搬送路20により紙幣投入受取
部2に一括して送られ、ここから顧客に返却される。
ここで、顧客は入金取引の実行を承認するか否かを判
断し、図示しない指示手段により承認または非承認の指
示を行う。
この指示により承認の場合、真券一時貯留部8に貯留
されている真券の紙幣は偽券一時貯留部9を経て搬送路
20により紙幣投入受取部2に一括して送られ、ここから
分離給送部3に渡された後、この分離給送部3の吸引ド
ラム4により再び1枚ずつ分離給送されて搬送路20によ
り鑑別部5に送られる。
こうして、再度鑑別部5に送られた紙幣は、この鑑別
部5で損券鑑別や金種鑑別された後、搬送路20により羽
根車14,15、または16に送込まれ、これらの羽根車14〜1
6により千券金庫10,万券金庫11、及び損券金庫12にそれ
ぞれ収納される。
一方、顧客の指示が非承認の場合、前記の紙幣は真券
一時貯留部8から偽券一時貯留部9を経て搬送路20によ
り紙幣投入受取部2に一括して送られ、顧客に返却され
る。
また、出金取引の場合に、図示しない操作部を介して
顧客により指定された金種と枚数の紙幣が千券金庫10及
び万券金庫11から吸引ドラム18,19により順次1枚づつ
分離給送され、搬送路20によつて鑑別部5へ搬送され
る。そして鑑別部5により金種鑑別や2枚検知等が行わ
れ、これにより不良と鑑別された紙幣は搬送路20を経て
羽根車17によりリジエクト金庫13に集積収納される。ま
た、不良と鑑別されず良と鑑別された紙幣は搬送路20を
経て羽根車6により真券一括集積部8に集積され、ここ
から偽券一括集積部9,搬送路20を通り紙幣投入受取部2
に送られて該紙幣受取部2から顧客に支払われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上従来の自動入出金装置について説明したが、これ
によると入金取引時において一時貯留後の真券の紙幣を
再度分離給送したり、鑑別したりする必要があるため、
紙幣ジヤム等の障害を起す頻度が高くなると共に、障害
が生じた場合、装置の構造上末だ顧客側に所有権のある
取引処理中の紙幣の返却処理が長くかかり、その結果装
置の稼動中止時間が長くなつて、金融機関の取引業務に
支障をきたすばかりでなく、顧客等に対してもサービス
低下等の迷惑をかける等の問題を有している。
これをより具体的に説明すると、前記の如く従来の自
動入出金装置においては、紙幣投入受取部に投入された
紙幣を1枚ずつ分離給送して鑑別を行い、その後紙幣を
真券と偽券とに区分してそれぞれ一時貯留部に貯留し、
顧客により入金取引実行の指示が出されると、真券を再
度1枚ずつ分離給送して、再び鑑別を行つた後、金種別
に金庫に収納するという工程で入金処理が行われるた
め、比較的紙幣ジヤム等の障害を生じ易い分離給送を2
度にわたつて行うことになり、しかもこれらの処理を行
うために長い搬送路によりその都度紙幣の搬送を行うた
め障害が発生する頻度が高いという問題がある。
また、顧客が入金取引実行の承認または非承認の指示
を出す段階では、紙幣が既に顧客の手の届かない一時貯
留部に貯留されるようになつているため、例えば紙幣投
入後に紙幣ジヤム等の障害が発生した場合、金融機関側
のものとなつていない紙幣つまり末だ顧客に所有権の有
る取引処理中の紙幣が、金融機関側に所有権のある装置
内部に取込まれたまま、装置の稼動が中止されるという
不都合を生じ、これを回復して顧客に紙幣を返却するに
は金融機関側の係員による作業を待つしか方法がないた
め、返却処理が長くかかることになる。
更に、顧客により非承認の指示が出された後、一時貯
留部から紙幣投入受取部に紙幣を搬送する工程等におい
ても紙幣ジヤム等の障害を生じることもあり、これによ
り装置の稼動が中止された場合も金融機関側の係員によ
る返却処理を待たなければならないため、同様に返却処
理が長くかかることになる。
従つて、このような場合、前述したように稼動中止時
間が長くなり、取引業務に支障をきたし、また顧客にも
迷惑をかけるという問題がある。
一方、出金取引においても、金庫から繰出された紙幣
の異常搬送つまり紙幣の2重搬送、連鎖、及び破れ等が
発生した場合、これらの紙幣を装置内で長距離搬送して
リジエクト金庫に収納する必要があるので、入金時と同
様にジヤム等が発生して装置の稼動が中止されるという
事態が生じ易く、前記と同様に取引業務に支障をきたす
と共に、顧客にも迷惑をかけるという問題がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたも
ので、紙幣ジヤム等の障害を起す頻度を少なくすること
ができると共に、取引業務に支障をきたしたり、顧客に
迷惑をかけるという事態を極力回避することが可能な自
動入出金装置を実現することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した目的を達成するため、本発明は、第1の発明
として、顧客自身の操作により現金の入出金取引を行う
自動入出金装置において、顧客が現金を投入したり受取
ったりするための投入受取口及び顧客が投入した現金を
返却するための返却口を並設した接客部と、前記投入受
取口に設けられた開閉可能な第1のシャッタと、前記返
却口に設けられた開閉可能な第2のシャッタと、前記投
入受取口の直下に配置された入出金用集積部と、前記返
却口の直下に設けられ、鑑別部により鑑別された現金を
真と偽とに区分して一時的に貯留でき、かつ開閉可能な
底板を有する一時貯留部と、この入出金用集積部に設け
られ、入出金用集積部の現金を一枚ずつ分離して給送す
る分離給送手段と、この分離給送手段に隣接するように
前記接客部の裏面側に沿って設けられ、入金取引時に前
記分離給送手段から送られてくる現金の真偽,金種等を
鑑別する鑑別部と、前記接客部の裏面側に沿って前記鑑
別部と前記一時貯留部との間にほぼ直線的に設けられ、
前記鑑別部で鑑別された紙幣を前記一時貯留部に搬送す
る第1の搬送手段と、入金取引時に前記一時貯留部の底
板が開放されたとき、一時貯留部から落下する紙幣を直
接的に収納できるように、上面を開口して前記一時貯留
部の直下に配置された入金取引用の入金金庫と、前記入
出金用集積部の下方に配置された出金取引用の出金金庫
と、出金取引時に前記出金金庫から1枚ずつ現金を繰り
出す繰り出し手段と、この繰り出し手段と前記入出金用
集積部との間に直線的に配置され、前記繰り出し手段に
より繰り出された現金を前記入出金用集積部に搬送する
第2の搬送手段と、入金取引時に前記一時貯留部に偽の
紙幣が貯留されたとき、この偽の紙幣が貯留された部分
を開放するように前記第2のシャッタを半開させる制御
手段を備えたものである。
また第2の発明として、前記構成要素のほかに、第2
の搬送手段により搬送される現金の搬送状態を検出する
検出手段と、この検出手段により現金の搬送異常が検出
されたとき、この現金と共に前記入出金用集積部に一時
集積されている現金を前記一時貯留部に送り、該一時貯
留部から入金金庫に収納して回収するよう制御する制御
部とを備えたものである。
〔作用〕
上述した構成を有する本発明は、入金取引の場合、顧
客により投入口から投入された現金を入出金用集積部で
分離給送手段により1枚づつ分離給送し、鑑別部で真偽
及び金種等の鑑別を行った後、第1の搬送手段により一
時貯留部に搬送すると共に前記現金を真偽に区分して一
時貯留して、その後、一時貯留部に偽の紙幣が貯留され
ているときは、この偽の紙幣が貯留された部分を開放す
るように第2のシャッタを半開させるという動作が制御
手段により制御され、これにより一時貯留部における偽
と鑑別された現金のみを直接顧客に抜取らせて返却す
る。
そして、顧客による入金取引実行の承認,非承認の指
示を待ち、承認が指示された場合、一時貯留部の底板を
開放して真と鑑別された現金を一時貯留部から入金金庫
に落下させて収納し、また、非承認が指示された場合
は、真と鑑別された紙幣が貯留された部分を開放するよ
うに第2のシャッタを全開させるという動作が制御手段
により制御され、これにより真の紙幣を直接顧客に抜取
らせて返却する。
また、顧客により承認,非承認の指示が行われる前に
装置に紙幣ジャム等の障害が発生した場合は、少なくと
も投入口と返却口を開放するように第1、第2のシャッ
タを全開させる動作が制御手段により制御され、これに
より顧客に投入されて装置内に残存する現金を、すべて
顧客自身に抜取らせることで返却する。
一方、出金取引の場合、顧客の要求に応じて現金を出
金金庫から繰出し、繰出した現金を第2の搬送手段によ
り入出金用集積部に搬送し、その後第1のシャッタを開
いて顧客に支払うが、前記第2の搬送手段により搬送し
ているときに2重送り、連鎖、破れ等の異常搬送が検出
手段により検出された場合には、この異常搬送の現金を
入出金用集積部に集積した紙幣と共に分離給送して第1
の搬送手段により一時貯留部に送り、貯留後一時貯留部
の底板を開放して入金金庫に収納して回収するというリ
ジェクト処理の動作が制御手段により制御される。
従つて、これによれば顧客により投入された紙幣の分
離給送、及び鑑別をそれぞれ1回行うだけで済み、従来
のように2度行う必要がなく、かつ紙幣の搬送路も従来
に比べて格段に短かくできるので、紙幣ジヤム等の障害
を起す頻度を少なくすることができると共に、一時貯留
部に現金が一時貯留された後は、紙幣ジヤム等の障害を
起す心配が殆んどなくなる。
また、顧客が入金取引実行の承認,非承認を指示する
前に障害が発生したときは、少なくとも投入口及び返却
口を開放することで、顧客により投入されて装置内に残
存する現金を、顧客自身が抜取つて回収を行えるように
しているので、障害発生時における現金の返却処理を速
く行えるだけでなく、装置の稼動中止時間を無くすかあ
るいは短縮できることになり、これによつて金融機関側
の取引業務に支障をきたしたり、顧客に迷惑をかける等
の事態を最小限に抑えることが可能となる。
更に、入金金庫と出金金庫とを別々に備えているた
め、出金金庫と入出金用集積部との間を最短の搬送手段
で結ぶことが可能となり、出金取引時のリジエクト処理
時における現金の搬送距離を短かくできるので、ジヤム
等の障害発生を少なくすることができる。
そのため、この点からも取引業務に支障をきたした
り、顧客に迷惑をかける等の事態を減少できることにな
る。
〔実施例〕
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による自動入出金装置の一実施例の内
部構造を示す正面図、第2図は第1図の平面図、第3図
は第1図における自動出金装置側の側面図、第4図は自
動入金装置側の側面図である。
図において21は装置の筐体で、この筐体21には上部に
設定された接客部22に現金つまり紙幣の投入受取を行う
ための投入受取口23と返却専用の返却口24が並設されて
いる他、その内部には以下の構成要素が設けられてい
る。
すなわち25は前記投入受取口23に設けられた開閉自在
なシヤツタ(第1のシヤツタ)、26は投入受取口23の近
傍に配置された入出金用集積部で、この入出金用集積部
26は投入受取口23から投入された紙幣を1枚ずつ分離給
送する吸引ドラムあるいはピツクアツプローラ,フイー
ドローラ及びリバースローラ等から成る分離給送手段27
を有する他、第2図及び第3図に示す紙幣押え28を有し
ていて、この紙幣押え28が前記分離給送手段27により分
離給送される紙幣及び後述する搬送路から入出金用集積
部26に送込まれてくる紙幣の倒れや飛散等を防止するた
め、矢印方向に適宜に移動してこれらの紙幣を押えるよ
うになつている。
29は前記返却口24に設けられた開閉自在なシヤツタ
(第2のシヤツタ)、30は返却口24の近傍に配置された
一時貯留部で、この一時貯留部30は第2図及び第4図に
示すように真券と偽券の紙幣を区分してそれぞれ貯留す
ることができるように仕切板等で仕切られた真券貯留部
30aと偽券貯留部30bとを有しており、そして一時貯留部
30の底板31は矢印で示したように移動可能となつてい
る。
32は前記入出金用集積部26と一時貯留部30との間に設
けられた鑑別部で、従来のものと同様に紙幣の真偽,正
損,金種の鑑別、及び金額,枚数の計数等を行う機能を
有している。
そして、この鑑別部32に入出金用集積部26から入金用
の紙幣が分離給送手段27により直接もしくは極く短かい
搬送路を介して送込まれるようになつており、また鑑別
部32と一時貯留部30は第2図に示すように搬送ローラ,
搬送ベルト及び切替ブレード33等から成る第1の搬送手
段としてのほぼ直線的な短い搬送路34で結ばれており、
これら分離給送手段27,鑑別部32,搬送路34が接客部22の
裏面側に沿つて配置された構造となつている。
35は入金紙幣を収納する入金金庫で、上面を開口して
紙幣取入口とし、この紙幣取入口が前記一時貯留部30の
直下に位置するようにその底板31と対向させて配置され
ている。
36と37は出金金庫で、ここでは上下に2段に配置され
ており、例えば万円と千円の紙幣を金種毎に収納する
か、あるいは同一金種の紙幣を2倍の容量で収納するよ
うになつている。
この出金金庫36,37の各々の紙幣繰出口には、吸引ド
ラムあるいはピツクアツプローラ,フイードローラ及び
リバースローラ等から成る紙幣繰出手段38,39が設けら
れており、これらの紙幣繰出手段38,39により出金金庫3
6,37から1枚ずつ分離されて繰出された紙幣が搬送ロー
ラ,搬送ベルト等から成る第2の搬送手段としての直線
的な搬送路40により搬送され、出金紙幣確認用の簡易鑑
別部41を経て入出金用集積部26に送込まれるようになつ
ている。
更に、前記簡易鑑別部41または搬送路40には図示しな
いセンサ等の検出手段が設けられ、該検出手段により紙
幣の異常搬送、例えば紙幣の2重搬送、連鎖搬送、ある
いは破れ等を検出した場合、後述するリジエクト処理が
行われる。
42は前記自動入金装置及び自動出金装置を含む後述の
自動取引機全体を制御する制御部で、図示しない電源装
置もここに具備されている。
第5図は上述した構成による自動入金装置及び自動出
金装置を含む自動取引機の外観を示す斜視図で、この図
に見られるように接客部22には投入受取口23及び返却口
24の他43〜52の構成要素が設けられている。
すなわち、43は預金通帳の挿入及び返却を行う通帳挿
入返却口で、その奥には通帳記帳機が配設されており、
金融機関から顧客に発行された通帳が、取引時にこの通
帳挿入返却口43より挿入されると、該通帳に取引内容を
記帳し、取引が終了すると、通帳を通帳挿入返却口43か
ら顧客へ返却するようになつている。
44はカード挿入返却口で、このカード挿入返却口44の
奥にはカードリーダが設けられており、金融機関から顧
客に発行されたカードがカード挿入返却口44より挿入さ
れると、該カードに書込まれているデータをカードリー
ダで読取るようになつている。
45はインターフオンで、このインターフオン45はその
下方に設けられている係員呼出キー46を押して係員と相
談等の会話を行うときに使用されるものである。
46は取引状況表示部で、この取引状況表示部46に現在
指定されている取引内容、例えば「お引出し」,「通帳
記入」,「ご入金」等が選択表示されるようになつてい
る。
47は装置の状態つまり取扱いまたは使用中止の状態を
表示する状態表示部である。
48はCRTデイスプレイによる操作誘導表示部で、操作
の手順を順次表示するものであり、顧客はこの操作誘導
表示部48に表示された手順に従つて以下に述べる各キー
を操作することができる。
49は取引選択キーで、この取引選択キー49により預貯
金等の入金取引や支払取引を指定することができ、また
50はテンキーで、このテンキー50は暗証番号や支払い金
額を置数するものである。
51は預貯金等の入金取引時に取引を中止することなく
続行を了承したときに押下する確認キー、52は取引を中
止するときに押下する取消キーである。この両キー51,5
2は顧客が取引実行の承認,非承認を指示する指示手段
として用いられるものである。
次に上述した構成の作用について説明する。
まず、取引を行う場合、顧客は取引選択キー49を押下
して取引の種類を指定した後、カードをカード挿入返却
口44に挿入し、テンキー50で暗証番号を入力すること
で、顧客とカードとの対応がチエツクされる。但し、こ
のチエツクは取引が入金の場合は必ずしも必要ではな
い。
入金取引を行う場合、投入受取口23のシヤツタ25が開
き、ここで顧客により投入受取口23から入出金用集積部
26に紙幣が一括して投入されると、その紙幣は前記シヤ
ツタ25が閉じられた後紙幣押え28により分離給送手段27
に適宜に押圧され、この分離給送手段27により1枚ずつ
分離給送されて鑑別部32へ送込まれる。
そして、この鑑別部32により真偽,金種の鑑別が行わ
れ、その結果真券と鑑別された紙幣はその金額,枚数が
計数された後、切替ブレード33の案内により搬送路34を
通つて一時貯留部30の真券貯留部30aに送込まれ、また
偽券と鑑別された紙幣は予じめ案内方向が切替えられる
前記切替ブレード33の案内により搬送路34を通つて偽券
貯留部30bに送込まれてそれぞれ一時貯留される。この
とき返却口24のシヤツタ29は閉じられた状態にある。
このようにして、顧客により投入されたすべての紙幣
が一時貯留部30に送込まれた後、偽券貯留部30bに紙幣
が存在する場合は、返却口24のシヤツタ29が半分だけ開
いて偽券貯留部30bのみが開放され、これにより偽券貯
留部30b内の紙幣が顧客に返却されるが、このとき偽券
貯留部30bからの紙幣の抜取りを顧客に促すためのガイ
ダンスが、操作誘導表示部48の表示あるいは図示しない
音声発生手段により行われる。
そして、顧客により偽券貯留部30bから紙幣が抜取ら
れると、つまり偽券と鑑別された紙幣が返却されるとシ
ヤツタ29が閉じられるが、このとき投入受取口23のシヤ
ツタ25を再び開き、顧客に返却された紙幣を再投入させ
ることにより、一度偽券と鑑別された紙幣を再鑑別し
て、その結果真券と鑑別された紙幣を前記と同様に真券
貯留部30aに送り、また偽券と鑑別された紙幣を再び偽
券貯留部30bに送つて、顧客に返却する動作を繰返すこ
とも可能である。
無論、最初に顧客によつて投入された紙幣がすべて真
券と鑑別された場合は、前記の返却処理は行われず、次
の処理に移る。
すなわち、前記真券貯留部30aに貯留された紙幣の金
額及び金種の数量を操作誘導表示部48に表示し、同時に
その紙幣の入金の実行の承認,非承認の意思決定を促す
ガイダンスを行つて、顧客の指示を待つ。
ここで、顧客が入金取引の実行を承認して、確認キー
51を押下すると、一時貯留部30の底板31が第4図に示す
矢印方向に移動し、これにより前記真券貯留部30a内の
紙幣が入金金庫35内に落下して収納される。
そして、一時貯留部30内に紙幣が存在しないことが図
示しないセンサ等により確認されると前記底板31が元の
位置に戻り、更にカード挿入返却口44から前記カードが
顧客に返却されると共に、図示しない伝票印字部から入
金の明細を印字したレシートが入出金用集積部26に送ら
れてシヤツタ25が開き、投入受取口23からこのレシート
が顧客により抜取られた後、シヤツタ25が閉じることに
よつて装置はリセツト状態となり、次の取引に備えて待
機する。
尚、顧客により予じめ通帳挿入返却口43に通帳が挿入
されている場合は、前記入金の金額及び入金日,残高等
が通帳記帳機により記帳された後、前記通帳挿入返却口
43から顧客に返却される。
一方、顧客が入金取引の実行を承認せず、取消キー52
を押下した場合は、返却口24のシヤツタ29が全開し、そ
して一時貯留部30の真券貯留部30aに貯留されている紙
幣の抜取りを促すガイダンスが前記操作誘導表示部48、
あるいは音声発生手段により行われる。
これにより、顧客が前記紙幣を抜取り、これが図示し
ないセンサ等により確認されると、シヤツタ29が閉じら
れると共に、カード挿入返却口44からカードが顧客に返
却されて、装置はリセツト状態となり、次の取引に備え
て待機する。
以上説明した手順で入金取引の処理が行われるが、こ
の入金取引において取引の実行が顧客により承認される
以前の段階では、入金処理中の紙幣の所有権はまだ顧客
にあるので、この段階で紙幣ジヤム等の障害が発生した
場合は、入金処理中のすべての紙幣を顧客に返却する必
要があることは既に述べた通りであるが、本実施例では
前述したように一時貯留部30が接客部22にある返却口24
の近傍に設けられていて、顧客が一時貯留部30から直接
紙幣を抜取ることができる構造としているため、前記の
障害発生時に以下のように対処することが可能である。
すなわち、まず顧客に対して操作誘導表示部48により
障害発生のガイダンスを行う。
そして、入出金用集積部26内に紙幣が存在するか否か
を図示しないセンサ等により検知し、存在する場合はシ
ヤツタ25を開いて投入受取口23から入出金用集積部26内
の紙幣を顧客に抜取らせる。
同様に一時貯留部30の真券貯留部30a及び偽券貯留部3
0bにそれぞれ紙幣が存在するか否かを図示しないセンサ
等により検知し、存在する場合は返却口24のシヤツタ29
を開いて、これら真券貯留部30a及び偽券貯留部30b内の
紙幣を顧客により返却口24から抜取らせる。
無論、この場合紙幣の抜取りを顧客に促すガスダンス
を操作誘導表示部48で行えばよく、これら一連の装置の
動作は制御部42の制御により自動的に行わせることがで
きる。
また、前記入出金用集積部26と一時貯留部30との間に
配置される分離給送手段27,鑑別部32,及び搬送路34は前
記投入受取口23と返却口24が設けられている接客部22の
裏面近傍に配置されているため、例えばこの接客部22の
一部を予じめ開閉可能な構造にして、この部分を前記障
害発生時のみ制御部42により開くようにすれば、入金取
引中の紙幣に関する処理ルートをすべて顧客に開放する
ことが可能となり、これにより障害発生時に入金処理中
のすべての紙幣を顧客が自ら回収できることになるの
で、装置の稼動を中止することなく、正常な取引が可能
な状態に回復させることができる。
次に、出金取引の場合は、前述した顧客とカードとの
対応のチエツクに、操作誘導表示部48にて行われるガイ
ダンスに従つて、顧客がテンキー50を押下することによ
り希望の金種及び金額が指示されると、それに応じて出
金金庫36,37からそれぞれ紙幣繰出手段38,39により紙幣
が順次1枚ずつ繰出され、繰出された紙幣は搬送路40に
より簡易鑑別部41に送られて、この簡易鑑別部41で紙幣
が正確に繰出されたか否かの鑑別及び計数が行われた
後、入出金用集積部26内に送込まれて集積される。
そして、顧客により指示された金種及び金額の分だけ
紙幣が入出金用集積部26に集積されると、投入受取口23
のシヤツタ25が開き、予め伝票印字部から送られてきて
いる出金の明細を印字したレシートと共に前記紙幣が顧
客に支払われる。
そして、紙幣の抜取りがセンサ等により確認される
と、シヤツタ25が閉じ、更にカード挿入返却口44からカ
ードが返却されることで、装置はリセツト状態となり、
次の取引に備えて待機する。
以上が通常の出金処理の動作であるが、この出金処理
動作において、出金金庫36,37から繰出された紙幣の異
常搬送、例えば紙幣の2重送り、連鎖送り、あるいは破
れ等が簡易鑑別部41あるいは搬送路40に設けられている
図示しない検出手段で検出された場合、その紙幣を入出
金用集積部26に送込み、すでに集積されている紙幣と共
に前述した入金処理と同様のルートつまり分離給送手段
27,鑑別部32,搬送路34及び一時貯留部30を経て入金金庫
35内に回収する。
但し、この場合鑑別部32の機能は停止させておき、ま
た返却口24のシヤツタ29は閉じたまま紙幣の回収を行
う。
このようにして、顧客の手に触れることなく異常搬送
の紙幣をリジエクト処理し、これにより装置を正常な状
態に回復させた後、再び出金動作を最初から行つて正常
な取引を成立させる。
尚、上述した実施例では紙幣の入出金を行う場合につ
いて述べたものであるが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、硬貨を含む現金の入出金を行う装置に適用す
ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、顧客が現金を投入した
り受取ったりするための投入受取口及び顧客が投入した
現金を返却するための返却口を並設した接客部と、前記
投入受取口に設けられた開閉可能なシャッタと、前記返
却口に設けられた開閉可能なシャッタと、前記投入受取
口の直下に配置された入出金用集積部と、前記返却口の
直下に設けられ、鑑別部により鑑別された現金を真と偽
とに区分して一時的に貯留でき、かつ開閉可能な底板を
有する一時貯留部と、この入出金用集積部に設けられ、
入出金用集積部の現金を一枚ずつ分離して給送する分離
給送手段と、この分離給送手段に隣接するように前記接
客部の裏面側に沿って設けられ、入金取引時に前記分離
給送手段から送られてくる現金の真偽,金種等を鑑別す
る鑑別部と、前記接客部の裏面側に沿って前記鑑別部と
前記一時貯留部との間にほぼ直線的に設けられ、前記鑑
別部で鑑別された紙幣を前記一時貯留部に搬送する第1
の搬送手段と、入金取引時に前記一時貯留部の底板の開
放されたとき、一時貯留部から落下する紙幣を直接的に
収納できるように、上面を開口して前記一時貯留部の直
下に配置された入金取引用の入金金庫と、前記入出金用
集積部の下方に配置された出金取引用の出金金庫と、出
金取引時に前記出金金庫から1枚ずつ現金を繰り出す繰
り出し手段と、この繰り出し手段と前記入出金用集積部
との間に直線的に配置され、前記繰り出し手段により繰
り出された現金を前記入出金用集積部に搬送する第2の
搬送手段と、入金取引時に前記一時貯留部に偽の紙幣が
貯留されたとき、この偽の紙幣が貯留された部分を開放
するように前記第2のシャッタを半開させる制御手段を
備え、更に前記構成要素に加えて、第2の搬送手段によ
り搬送される現金の搬送状態を検出する検出手段を設
け、この検出手段により現金の搬送異常が検出されたと
き、この現金と共に前記入出金用集積部に一時集積され
ている現金を前記一時貯留部に送り、該一時貯留部から
入金金庫に収納して回収するよう制御する制御部とを備
えた構成としている。
そのため、入金取引時においては従来のように現金の
分離給送及び鑑別を2回行う必要がなく、それぞれ1回
行うのみで済むことになり、しかも鑑別部と一時貯留部
との間の距離は極めて短かいものにでき、この鑑別部と
一時貯留部との間の第1の搬送手段の経路長も短くでき
るので、紙幣ジャム等の等の障害を起こす頻度を少なく
することができ、かつ、一時貯留部に現金を一時貯留し
た後は、この一時貯留部から搬送手段を介することなく
偽券の紙幣を含めて、すべての紙幣を直接顧客に返却し
たり、入金可能な真券の紙幣を入金金庫に直接収納した
りすることができるので、処理を迅速に行うことができ
ると共に、紙幣ジャム等の障害を起こす心配もなくなる
という効果も得られる。
また、顧客が入金取引実行の承認,非承認を指示する
前にジヤム等の障害が発生した場合、少なくとも投入口
及び返却口を開放することにで顧客により投入されて装
置内に残存する現金を、顧客自身が抜取つて回収できる
ようにしているので、障害発生時における現金の返却処
理を、金融機関の係員の作業を待つことなく、短時間で
早く行うことができるだけでなく、装置の稼動中止時間
を無くすかあるいは短縮することができることになり、
これによつて金融機関の取引業務に支障をきたしたり、
顧客に迷惑をかける等の事態を最小限に抑えることが可
能になるという効果も得られる。
また、前記のように入金金庫と出金金庫とを別々に設
けているため、出金金庫と入出金用集積部とを最短の搬
送手段で結ぶことが可能となり、かつ出金取引時のリジ
エクト処理時における現金の搬送距離を短かくできるの
で、ジヤム等の障害発生を少なくすることができ、この
点からも取引業務に支障をきたしたり、顧客に迷惑をか
ける等の事態を減少できるという効果がある。
また、前記のように入金金庫と出金金庫とを別々に配
置すると共に、鑑別部と一時貯留部との間に第1の搬送
手段を設け、出金金庫と入出金用集積部との間に第2の
搬送手段を設けることで、現金の逆送りを必要としない
構造つまり現金の搬送方向を一方向とする構造にしてい
るため、これらの搬送手段の経路長を最短に設定するこ
とができ、そのため出金取引時に搬送異常が検出された
現金を入金金庫に回収する際の処理を迅速に行うことが
できると共に、搬送手段の経路長が短くなることで機構
が簡単になって低価格になるという効果もあり、装置運
用上及びコストパフオーマンスのよい自動入出金装置と
して金融機関に広く提供できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動入出金装置の一実施例の内部
構造を示す概略正面図、第2図は第1図の実施例の平面
図、第3図は第1図における投入受取口側の側面図、第
4図は返却口側の側面図、第5図は第1図の実施例を含
む自動取引機の外観を示す斜視図、第6図は従来例の内
部構造を示す概略側面図である。 21……筐体、22……接客部、23……投入受取口、24……
返却口、25……シヤツタ、26……入出金用集積部、27…
…分離給送手段、29……シヤツタ、30……一時貯留部、
31……底板、32……鑑別部、33……切替ブレード、34…
…搬送路、35……入金金庫、36,37……出金金庫、40…
…搬送路、41……簡易鑑別部、42……制御部、51……確
認キー、52……取消キー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顧客自身の操作により現金の入出金取引を
    行う自動入出金装置において、 顧客が現金を投入したり受取ったりするための投入受取
    口及び顧客が投入した現金を返却するための返却口を並
    設した接客部と、 前記投入受取口に設けられた開閉可能な第1のシャッタ
    と、 前記返却口に設けられた開閉可能な第2のシャッタと、 前記投入受取口の直下に配置された入出金用集積部と、 前記返却口の直下に設けられ、鑑別部により鑑別された
    現金を真と偽とに区分して一時的に貯留でき、かつ開閉
    可能な底板を有する一時貯留部と、 この入出金用集積部に設けられ、入出金用集積部の現金
    を一枚ずつ分離して給送する分離給送手段と、 この分離給送手段に隣接するように前記接客部の裏面側
    に沿って設けられ、入金取引時に前記分離給送手段から
    送られてくる現金の真偽,金種等を鑑別する鑑別部と、 前記接客部の裏面側に沿って前記鑑別部と前記一時貯留
    部との間にほぼ直線的に設けられ、前記鑑別部で鑑別さ
    れた紙幣を前記一時貯留部に搬送する第1の搬送手段
    と、 入金取引時に前記一時貯留部の底板が開放されたとき、
    一時貯留部から落下する紙幣を直接的に収納できるよう
    に、上面を開口して前記一時貯留部の直下に配置された
    入金取引用の入金金庫と、 前記入出金用集積部の下方に配置された出金取引用の出
    金金庫と、 出金取引時に前記出金金庫から1枚ずつ現金を繰り出す
    繰り出し手段と、 この繰り出し手段と前記入出金用集積部との間に直線的
    に配置され、前記繰り出し手段により繰り出された現金
    を前記入出金用集積部に搬送する第2の搬送手段と、 入金取引時に前記一時貯留部に偽の紙幣が貯留されたと
    き、この偽の紙幣が貯留された部分を開放するように前
    記第2のシャッタを半開させる制御手段を備えたことを
    特徴とする自動入出金装置。
  2. 【請求項2】顧客自身の操作により現金の入出金取引を
    行う自動入出金装置において、 顧客が現金を投入したり受取ったりするための投入受取
    口及び顧客が投入した現金を返却するための返却口を並
    設した接客部と、 前記投入受取口に設けられた開閉可能な第1のシャッタ
    と、 前記返却口に設けられた開閉可能な第2のシャッタと、 前記投入受取口の直下に配置された入出金用集積部と、 前記返却口の直下に設けられ、鑑別部により鑑別された
    現金を真と偽とに区分して一時的に貯留でき、かつ開閉
    可能な底板を有する一時貯留部と、 この入出金用集積部に設けられ、入出金用集積部の現金
    を一枚ずつ分離して給送する分離給送手段と、 この分離給送手段に隣接するように前記接客部の裏面側
    に沿って設けられ、入金取引時に前記分離給送手段から
    送られてくる現金の真偽,金種等を鑑別する鑑別部と、 前記接客部の裏面側に沿って前記鑑別部と前記一時貯留
    部との間にほぼ直線的に設けられ、前記鑑別部で鑑別さ
    れた紙幣を前記一時貯留部に搬送する第1の搬送手段
    と、 入金取引時に前記一時貯留部の底板が開放されたとき、
    一時貯留部から落下する紙幣を直接的に収納できるよう
    に、上面を開口して前記一時貯留部の直下に配置された
    入金取引用の入金金庫と、 前記入出金用集積部の下方に配置された出金取引用の出
    金金庫と、 出金取引時に前記出金金庫から1枚ずつ現金を繰り出す
    繰り出し手段と、 この繰り出し手段と前記入出金用集積部との間に直線的
    に配置され、前記繰り出し手段により繰り出された現金
    を前記入出金用集積部に搬送する第2の搬送手段と、 この第2の搬送手段により搬送される現金の搬送状態を
    検出する検出手段と、 この検出手段により現金の搬送異常が検出されたとき、
    この現金と共に前記入出金用集積部に一時集積されてい
    る現金を前記一時貯留部に送り、該一時貯留部から入金
    金庫に収納して回収するよう制御する制御部とを備えた
    ことを特徴とする自動入出金装置。
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