JP4516278B2 - 紙幣搬送ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣搬送ユニット、特に、遊技台の配列方向に紙幣搬送を行うべく遊技台に対応して設置される紙幣搬送ユニットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ店等の遊技店では、パチンコ台やスロットマシン等の遊技台を横方向に直線状に配置して遊技島を形成しているのが一般的である。図19には、遊技台2を複数台配列した遊技島1の例が示されている。図19において、遊技台2はスロットマシンとして例示されている。遊技台2の間には、遊技台2の2台に1台の割合で、遊技媒体貸出機3が配設されている。図示するスロットマシンに対応する遊技媒体は、メダルであるので、この貸出機3はメダル貸出機である。遊技台がパチンコ台であれば、遊技媒体貸出機は、パチンコ玉貸出機となる。遊技島1には、さらに各遊技台2の上方に設けられた呼び出しランプ等の遊技島設備品5及びその上方にストック箱等を置いておく玉箱収納部6が設けられている。
【0003】
上記した遊技島1は、図示しない柱部材と水平部材により構築された支持枠体内に各遊技台2及び遊技媒体貸出機3を組み込むとともに、各遊技台2の上方に遊技島設備品5及びストック箱等を置いておく玉箱収納部6を配置することにより組み立てられている。
【0004】
一般的に、遊技島1に設置された遊技媒体貸出機3は、投入した紙幣を紙幣識別した後、内部の収納装置付紙幣識別装置に収納するように構成されている。遊技媒体貸出機3が投入された紙幣で満杯になったときは、遊技店の店員が遊技媒体貸出機3の前面扉を開き、収納装置付紙幣識別装置に収納された紙幣を手作業にて回収する必要があった。
【0005】
これに対して、例えば下記特許文献1には、紙幣の手作業による回収を排除するため、各遊技媒体貸出機3が設置される遊技島内部に、紙幣搬送装置を備えた遊技島が提案されている。
【0006】
例えば、図20、図21及び図22に示されるように、遊技媒体の貸出のために投入された紙幣は、各遊技媒体貸出機3の上方に設けられた紙幣投入口3aから紙幣識別装置3bを介して、紙幣を起立姿勢で搬送する紙幣搬送装置4により遊技島1の端部に設けた紙幣回収器8に搬送され、整列・収納されるようになっている。
【0007】
このような構成の遊技島1によれば、各遊技台2に、遊技媒体貸出機3が設けられており、遊技者は、遊技台2に隣接した遊技媒体貸出機3の紙幣投入口3aから紙幣を投入することにより、遊技媒体の貸出を受けることができる。また、店員は従来のように各遊技媒体貸出機3の内側の収納装置付紙幣識別装置に収納された紙幣をわざわざ巡回して回収する手作業がなくなる。
【0008】
【特許文献1】
実開平04−90389号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1で示されている発明には、以下のような問題があった。紙幣投入口3aから投入された紙幣は、紙幣識別装置3bによって正常な紙幣であると認識されると売り上げカウントされ、紙幣回収器8に備えられた制御部とホールコンピュータに売り上げが計上されている。しかし、紙幣搬送装置4において紙幣詰まり等の不具合が発生した場合には、紙幣回収器8まで紙幣が搬送されず、紙幣回収器8に備えられた制御部とホールコンピュータに計上された売上額と紙幣回収器8に回収された紙幣の合計金額との間に不整合が生じてしまうことになる。一般的に、紙幣詰まり等の不具合が発生した紙幣は、店員によって取り除かれた後、別に設けた金庫等に一時保管され、遊技店の閉店後に売り上げデータを修正するという作業が行われている。この集計作業は非常に面倒であるばかりでなく、店員による紙幣の抜き取り等の発生も考えられる。そのため、紙幣詰まり等で売り上げカウントされながら紙幣回収器8に搬送できなかった紙幣を再投入することによって、紙幣回収器8に備えられた制御部とホールコンピュータに計上された売上額と紙幣回収器8に回収された紙幣の合計金額との間に不整合を生じさせることのない紙幣搬送ユニットが求められていた。
【0010】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、紙幣搬送ユニットに紙幣再投入口を設け、紙幣詰まり等の不具合が発生した紙幣をこの紙幣再投入口に再投入することによって、売り上げ集計作業の負荷軽減を図るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本発明に係る紙幣搬送ユニットは、横方向に配列された遊技台の上方近傍に延在する取付板に個々の遊技台に対応して設置され、それぞれが接続されることによって遊技台配列方向に紙幣搬送を行う紙幣搬送装置を構成する紙幣搬送ユニットであって、紙幣を投入するための紙幣投入口と、回動自在に取り付けられて投入された紙幣が正常な紙幣であるかを識別する紙幣識別器と、投入された紙幣を搬送するための駆動力を発生させる搬送駆動部と、搬送駆動部からの駆動力を伝達された紙幣が、次の紙幣搬送ユニットあるいは紙幣回収器に搬送されるために通過する搬送部とを有する。搬送駆動部は、上流に設置されている別の紙幣搬送ユニットからの紙幣が搬送される主搬送路と、紙幣投入口及び紙幣識別器により形成される紙幣投入路と、これらの通路が合流する合流部とを有し、搬送駆動部には、合流部の紙幣投入路側近傍に、紙幣投入路を通過せずに次の紙幣搬送ユニットあるいは紙幣回収器に紙幣を搬送するための紙幣再投入口が設けられることを特徴とする。
【0012】
また、本発明に係る紙幣搬送ユニットが有する前記紙幣再投入口は、紙幣検知センサを有している。紙幣再投入口に紙幣が投入されたとき、この紙幣検知センサは紙幣を検知して搬送駆動部に紙幣搬送のための駆動開始を指示することを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明に係る紙幣搬送ユニットが有する前記紙幣再投入口は、常にはメンテナンス扉によって閉鎖されている。このメンテナンス扉は、紙幣再投入口を閉鎖するとき、回動自在に取り付けられている紙幣識別器の開き動作を規制するストッパとしての役割を果たすことを特徴とする。
【0014】
またさらに、本発明に係る紙幣搬送ユニットが有する前記紙幣識別器は、開閉検知センサを有しており、前記メンテナンス扉を開放するとともに回動自在に取り付けられている紙幣識別器が開状態となったとき、開閉検知センサが紙幣識別器の開状態を検知して、搬送駆動部に紙幣搬送のための駆動開始を指示することを特徴とする。
【0015】
さらにまた、本発明に係る紙幣搬送ユニットが有する前記搬送部は、搬送路支持部と、この搬送路支持部に着脱可能に設置され、紙幣再投入口が設けられる搬送路カバー部とから構成されており、搬送路支持部と搬送路カバー部が嵌合してその間に形成される空間が紙幣搬送通路となり、搬送路支持部と搬送路カバー部の対向する面がそれぞれ一方の紙幣搬送通路壁面を構成したことを特徴とする。
【0016】
本発明に係る紙幣搬送ユニットにおいては、前記紙幣搬送通路と紙幣投入路との合流部にメンテナンス扉を設けることが好適である。
【0017】
さらに、前記メンテナンス扉は、紙幣再投入口側の面によって紙幣搬送通路と紙幣投入路の合流部における紙幣搬送通路壁面を構成することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る紙幣搬送ユニットの好適な実施の形態について、図を用いて説明する。図1は、本発明に係る紙幣搬送装置が適用される遊技島10の概略構成を示す斜視図である。遊技島10は、複数の遊技台12を横方向に配列して構成されている。図示する遊技台12はスロットマシンとして示されているが、他の種類、例えば、パチンコ台であってもよい。また、店内のレイアウトによっては、遊技台12同士が背中合わせとなるように2列に配列することも可能である。各遊技台12の間には、遊技媒体貸出機14が配置される。また、各遊技台12の背面に沿って遊技台12の上方近傍に延在する取付板16には、遊技台12の配列ピッチと略同じ長さを有する紙幣搬送ユニット18が配置され、各紙幣搬送ユニット18が横方向に接続されることによって紙幣搬送装置20を構成している。紙幣搬送ユニット18が配置されたさらに上方には、ストック箱を置いておく玉箱収納部22が設けられている場合の島もある。
【0019】
紙幣搬送ユニット18の紙幣投入口33aに投入された紙幣は、紙幣搬送ユニット18内部に送り込まれ、下流側(図中左隣)の紙幣搬送ユニット18に順次送られる。最終的に、紙幣は遊技島10の端(図中左端)に設けられた紙幣回収器24に送られ、ここに揃えて金種別もしくは混在して収容される。この紙幣回収器24は、点灯ランプ24aを有しており、トラブル発生時には点灯ランプ24aを点灯あるいは点滅させて、店員にトラブル発生を報知することができる。また、紙幣搬送ユニット18の前面には、遊技の内容や状況に応じた表示、動作を行うための操作部を有する呼び出しランプ26が設けられている。
【0020】
図2は、1つの紙幣搬送ユニット18の構造を示す分解斜視図である。また、図3は、実際に使用される状態での紙幣搬送ユニット18を示しており、搬送路蓋部32を閉じることによって搬送本体部31が収納された状態を示している。紙幣搬送ユニット18は、取付板16に固定設置される取付金具30と、取付金具30に設置されて紙幣の搬送を行う搬送本体部31と、取付金具30に開閉自在に設置されて搬送本体部31を覆う搬送路蓋部32とから構成されている。これら取付金具30と搬送本体部31と搬送路蓋部32で構成されている紙幣搬送ユニット18は、各遊技台の横幅と略同じ大きさで設置されることになる。なお、図示される紙幣搬送ユニット18の場合、紙幣は右下から左上へと向けて送られる。また、搬送路蓋部32を開閉する際には、紙幣投入口カバー33に設置されている鍵を操作して開閉動作を行うことになる。
【0021】
搬送本体部31は、紙幣搬送ユニット18の一端側に紙幣を投入するための紙幣投入口33aを有する紙幣投入口カバー33と、投入された紙幣が正常な紙幣であるかを識別する紙幣識別器34と、投入された紙幣を搬送するための駆動力を発生させる搬送駆動部35と、搬送駆動部35からの駆動力を伝達された紙幣が次の紙幣搬送ユニット18あるいは紙幣回収器24に搬送されるために通過する搬送部36とを有している。なお、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18では、千円紙幣、二千円紙幣、五千円紙幣、一万円紙幣という全種類の紙幣を搬送することが可能となっている。
【0022】
紙幣投入口カバー33が有する紙幣投入口33aは、紙幣を紙幣識別器34に正しく挿入するために設けられており、この紙幣投入口33aに対して、紙幣は起立姿勢で投入される。また、紙幣投入口カバー33には動作ランプ33bが設置されており、紙幣搬送ユニット18が正常に運転されているときには青色のLED(発光ダイオード)によって青色点灯し、トラブルが発生したときには、赤色のLEDによって赤色点灯することになる。この動作ランプ33bによって店員にトラブル発生を報知することができる。紙幣識別器34には、磁気センサ等投入された紙幣の正偽及び券種を識別するためのセンサ類が装備されている。この紙幣識別器34が備える識別装置については、周知のあらゆる紙幣識別技術を採用することが可能である。搬送駆動部35は、駆動力を発生するモータとそのモータ回転軸に掛け回された搬送ベルトから構成されている。この搬送ベルトは、搬送駆動部35から搬送部36全体にわたって掛け回されている。搬送ベルトの対面には着脱自在なローラが設置されており、投入された紙幣は搬送ベルトとローラによって挟持され、搬送されることになる。このような機構によって、紙幣投入口33aから投入された紙幣は、次の紙幣搬送ユニット18あるいは紙幣回収器24に搬送される。なお、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18では、紙幣が投入されたときのみ搬送を実施する間欠運転が行われている。
【0023】
紙幣搬送ユニット18について、図4及び図5を用いてさらに詳細に説明する。図4は、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の横断面を示す図であり、紙幣投入口カバー33を外した状態を示している。また、図5は、図4で示した本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の外観斜視図である。
【0024】
紙幣投入口33aから投入された紙幣は、矢印(A)で示される紙幣投入路を通過することになる。ここで、紙幣識別器34によって、不正な紙幣が投入されたと判断されると、紙幣識別器34自身が備える駆動機構38によって不正紙幣は払い出されることになる。なお、この駆動機構38は、常には紙幣の搬送を行うものであり、紙幣の搬送及び排除という2種類の機能を果たしている。矢印(B)で示される主搬送路には、上流に設置されている別の紙幣搬送ユニット18からの紙幣が搬送されてくる。紙幣投入路(A)と主搬送路(B)は、分離ガイド40によって分離されている。ここで、紙幣投入路(A)と主搬送路(B)の合流部(X)において紙幣を接触させないため、紙幣投入路(A)には、紙幣が待機できるだけの長さが確保されている。この待機長の確保によって、主搬送路(B)の搬送を優先して行うことになる。すなわち、主搬送路(B)から搬送されてくる紙幣を検知するためのセンサ(不図示)からの信号によって、主搬送路(B)に紙幣が搬送されているときには、紙幣投入路(A)に投入された紙幣は搬送を停止して待機状態とし、主搬送路(B)の紙幣が合流部(X)を通過後に紙幣投入路(A)の紙幣を搬送することになる。その後、紙幣は搬送部36が形成する紙幣搬送通路(C)を通過する。このような搬送を行うことにより、搬送途中において紙幣が重なることはなく、一枚づつ正確に搬送することができるので、正確な売り上げカウントを行うことが可能となる。なお、投入された紙幣が正札であれば、遊技媒体貸出機14から遊技媒体が貸し出されることになる。
【0025】
紙幣搬送ユニット18は、回動自在な紙幣識別器34と開閉可能なメンテナンス扉41を備えている。回動自在な紙幣識別器34と開閉可能なメンテナンス扉41は、紙幣投入路(A)において紙幣詰まりが発生した場合に、紙幣投入路(A)を開放して不具合対応をするために設けられている。
【0026】
紙幣識別器34、メンテナンス扉41の動きについて図6及び図7を用いて詳細に説明する。なお、図6は、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の横断面を示す図であり、紙幣識別器34及びメンテナンス扉41を開いた状態を示している。図7は、図6で示した本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の外観斜視図である。
【0027】
本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18が備えるメンテナンス扉41は、紙幣投入路(A)と主搬送路(B)の合流部(X)近傍に設けられている。メンテナンス扉41は、閉じた状態において回動自在な紙幣識別器34を押さえており、紙幣識別器34の開放動作を規制するストッパとしての役割を果たしている。また、メンテナンス扉41は、閉めた状態において紙幣投入路(A)と主搬送路(B)の合流部(X)における紙幣搬送通路の壁面を構成している。(第4図参照)。紙幣投入路(A)で紙幣詰まり等の不具合(例えば、紙幣が飲み込まれてしまい取り外しが不可能である場合。取り除く際に破損してしまうおそれがある場合等。)が発生した場合には、まず、メンテナンス扉41を矢印(I)の方向に開いて詰まった紙幣を取り除くことになる。紙幣投入路(A)は、前述したように、紙幣が待機できる長さを有しているので、メンテナンス扉41を開けただけでは紙幣を取り除くことができない場合もある。その際には、回動可能な紙幣識別器34を矢印(II)の方向に開くことによって詰まった紙幣を取り除くことが可能となる。
【0028】
なお、メンテナンス扉41の取付構造については、周知のあらゆる取付構造を採用することが可能である。メンテナンス扉41の取付構造の例としては、図8及び図9で示すような摺動部材50a,50bとその摺動部材50a,50bに嵌り止めされる固定ピン51a,51bという構成を採用しても良い。ここで、図8は、メンテナンス扉41の取り付け位置及び構造を説明するための正面図である。また、図9において、図9(a)は、ロック状態のメンテナンス扉41を示す外観斜視図であり、図9(b)は、上側のロックを解除した状態のメンテナンス扉41を示す外観斜視図である。
【0029】
図8で示すような構造とすることによって、メンテナンス扉41を上下開き及び取り外し可能な構造とすることが可能である。すなわち、上側の摺動部材50aをスライドさせて固定ピン51aから外すことによってメンテナンス扉41を上開きとすることができる(第9図(b)参照)。逆に、下側の摺動部材50bをスライドさせて固定ピン51bから外すことによってメンテナンス扉41を下開きとすることができる。さらに、両方の摺動部材50a,50bを固定ピン51a,51bから外すことによってメンテナンス扉41を取り外すことができる。
【0030】
ここで、本実施の形態で特徴的なことは、紙幣投入路と主搬送路との合流部(X)近傍に紙幣再投入口60を設けていることである。この紙幣再投入口60について図を用いて詳細に説明する。
【0031】
図10は、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の横断面を示す図であり、メンテナンス扉41を開けた状態を示している。また、図11は、図10で示した本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の外観斜視図である。
【0032】
図10及び図11からも明らかな通り、紙幣再投入口60は、常にはメンテナンス扉41によって閉鎖されている。この紙幣再投入口60は、例えば、入口近傍に紙幣検知センサ61を有している。紙幣再投入口60に紙幣が投入されると、紙幣検知センサ61は紙幣の投入を検知して搬送駆動部34に紙幣搬送のための駆動開始を指示し、紙幣の再投入が可能となるのである。このような構成とすることによって、一旦売り上げカウントされながら紙幣詰まり等の不具合発生によって紙幣回収器24に回収できなかった紙幣を再投入することができるので、売り上げ計上金額の不整合が解消され、閉店後の集計作業の負荷を軽減することが可能となる。
【0033】
図10及び図11で示したような紙幣検知センサ61を設けた理由は、一般的に、紙幣搬送ユニット18においては、紙幣が投入されたときのみ搬送駆動機構が働く構成となっているためであり、常に搬送駆動部34を駆動させる方式を採用しても良い。また、紙幣再投入時における紙幣搬送の駆動開始方法は、紙幣検知センサ61を用いるものに限られるものではない。例えば、図12及び図13で示すように、搬送駆動部34を開状態とすることによって搬送駆動部34に設置された開閉検知センサ(不図示)が搬送駆動部34の開状態を検知し、搬送駆動部34に紙幣搬送のための駆動開始を指示してもよい。また、図14及び図15で示すように、搬送駆動部34に備わる分割ユニット70を開状態とすることにより、分割ユニット70に設置された開閉検知センサ71が分割ユニット70の開状態を検知し、搬送駆動部34に紙幣搬送のための駆動開始を指示することも可能である。
【0034】
続いて、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18が有する搬送部36について図16、図17及び図18を用いて説明する。図16は、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18が有する搬送部36を示す図であり、搬送路カバー部43が上開きの状態を示す図である。また、図17は、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18が有する搬送部36を示す図であり、搬送路カバー部43が下開きの状態を示す図である。さらに、図18は、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18が有する搬送部36を示す図であり、搬送路カバー部43を取り外した状態を示す図である。
【0035】
搬送部36は、取付金具に設置される搬送路支持部42と、搬送路支持部42に着脱可能に設置される搬送路カバー部43とから構成されている。搬送路支持部42と搬送路カバー部43は、それぞれが有する取付構造42a,43a,43bによって接続されている。また、搬送路支持部42と搬送路カバー部43は、お互いが嵌合することによってその間に空間を形成している。この空間が紙幣搬送通路(第4図中の矢印(C))となり、搬送路支持部42と搬送路カバー部43の対向する面がそれぞれ一方の紙幣搬送通路(C)壁面を構成している。
【0036】
搬送路支持部42と搬送路カバー部43の大きさは、遊技台に対応して決定されている。すなわち、搬送路支持部42と搬送路カバー部43の長さを変更することによって紙幣搬送ユニット全体の大きさを調節し、遊技台に対応した大きさの紙幣搬送ユニットを提供することが可能となる。この際、搬送路支持部42と搬送路カバー部43が有する凹凸構造によって、切断加工を簡単に実施することが可能となっている。
【0037】
なお、搬送路支持部42と搬送路カバー部43は、四隅に取付構造42a,43a,43bを有している。さらに、搬送路カバー部43が内側に有する取付構造43bは摺動可能となっており、ストッパの役目を果たしている。すなわち、搬送路カバー部43は、搬送路支持部42に対して上下のどちら側でも開くことができ、さらに、取り外すことも可能である。したがって、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニットは、紙幣詰まり等に対するメンテナンス性に大変優れた構造を有している。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、紙幣搬送ユニットに紙幣再投入口を設けたので、紙幣詰まり等の不具合が発生した紙幣をこの紙幣再投入口に再投入することによって、閉店後の売り上げ集計作業の軽減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る紙幣搬送装置が適用される遊技島の概略構成を示す斜視図である。
【図2】 1つの紙幣搬送ユニットの構造を示す分解斜視図である。
【図3】 実際に使用される状態での紙幣搬送ユニットを示しており、搬送路蓋部を閉じることによって搬送本体部が収納された状態を示す図である。
【図4】 本発明に係る紙幣搬送ユニットの横断面を示す図であり、紙幣投入口を外した状態を示している。
【図5】 図4で示した本発明に係る紙幣搬送ユニットの外観斜視図である。
【図6】 本発明に係る紙幣搬送ユニットの横断面を示す図であり、メンテナンス扉及び紙幣識別器を開いた状態を示している。
【図7】 図6で示した本発明に係る紙幣搬送ユニットの外観斜視図である。
【図8】 メンテナンス扉の取り付け位置及び構造を説明するための正面図である。
【図9】 メンテナンス扉の取り付け動作を説明するための図であり、図9中(a)は、ロック状態のメンテナンス扉を示す外観斜視図であり、図9中(b)は、上側のロックを解除した状態のメンテナンス扉を示す外観斜視図である。
【図10】 本実施の形態に係る紙幣搬送ユニットの横断面を示す図であり、メンテナンス扉を開けた状態を示している。
【図11】 図10で示した本実施の形態に係る紙幣搬送ユニットの外観斜視図である。
【図12】 紙幣再投入のための別の搬送駆動方式を説明するための、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニットの横断面を示す図である。
【図13】 紙幣再投入のための別の搬送駆動方式を説明するための、図12で示した本実施の形態に係る紙幣搬送ユニットの外観斜視図である。
【図14】 紙幣再投入のための別の搬送駆動方式を説明するための、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニットの横断面を示す図である。
【図15】 紙幣再投入のための別の搬送駆動方式を説明するための、図14で示した本実施の形態に係る紙幣搬送ユニットの外観斜視図である。
【図16】 本発明に係る紙幣搬送ユニットが有する搬送部を示す図であり、搬送路カバー部が上開きの状態を示す図である。
【図17】 本発明に係る紙幣搬送ユニットが有する搬送部を示す図であり、搬送路カバー部が下開きの状態を示す図である。
【図18】 本発明に係る紙幣搬送ユニットが有する搬送部を示す図であり、搬送路カバー部を取り外した状態を示す図である。
【図19】 従来の技術に係る遊技島を例示したものであり、遊技台を複数台配列した状態を示す図である。
【図20】 従来の技術に係る紙幣搬送装置を説明する図である。
【図21】 従来の技術に係る紙幣搬送装置を説明する図である。
【図22】 従来の技術に係る紙幣搬送装置を説明する図である。
【符号の説明】
1,10 遊技島、2,12 遊技台、3,14 遊技媒体貸出機、3a,33a 紙幣投入口、3b 紙幣識別装置、4,20 紙幣搬送装置、5 遊技島設備品、6,22 玉箱収納部、8,24 紙幣回収器、16 取付板、18 紙幣搬送ユニット、24a 点灯ランプ、26 呼び出しランプ、30 取付金具、31 搬送本体部、32 搬送路蓋部、33 紙幣投入口カバー、33b 動作ランプ、34 紙幣識別器、35 搬送駆動部、36 搬送部、38 排除機構、40 分離ガイド、41 メンテナンス扉、42 搬送路支持部、42a搬送路支持部取付構造、43 搬送路カバー部、43a,43b 搬送路カバー部取付構造、50a,50b 摺動部材、51a,51b 固定ピン、60 紙幣再投入口、61 紙幣検知センサ、70 分割ユニット、71 開閉検知センサ。

Claims (7)

  1. 横方向に配列された遊技台の上方近傍に延在する取付板に個々の遊技台に対応して設置され、それぞれが接続されることによって遊技台配列方向に紙幣搬送を行う紙幣搬送装置を構成する紙幣搬送ユニットであって、
    紙幣を投入するための紙幣投入口と、
    回動自在に取り付けられ、投入された紙幣が正常な紙幣であるかを識別する紙幣識別器と、
    投入された紙幣を搬送するための駆動力を発生させる搬送駆動部と、
    搬送駆動部からの駆動力を伝達された紙幣が、次の紙幣搬送ユニットあるいは紙幣回収器に搬送されるために通過する搬送部と、
    を有し、
    搬送駆動部は、上流に設置されている別の紙幣搬送ユニットからの紙幣が搬送される主搬送路と、紙幣投入口及び紙幣識別器により形成される紙幣投入路と、これらの通路が合流する合流部とを有し、
    搬送駆動部には、合流部の紙幣投入路側近傍に、紙幣投入路を通過せずに次の紙幣搬送ユニットあるいは紙幣回収器に紙幣を搬送するための紙幣再投入口が設けられること、
    を特徴とする紙幣搬送ユニット。
  2. 請求項1に記載の紙幣搬送ユニットにおいて、
    前記紙幣再投入口は紙幣検知センサを有し、
    紙幣再投入口に紙幣が投入されたとき、紙幣検知センサは紙幣を検知して搬送駆動部に紙幣搬送のための駆動開始を指示すること、
    を特徴とする紙幣搬送ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の紙幣搬送ユニットにおいて、
    前記紙幣再投入口は、常にはメンテナンス扉によって閉鎖されており、
    このメンテナンス扉は、さらに、
    紙幣再投入口を閉鎖するとき、回動自在に取り付けられている紙幣識別器の開き動作を規制するストッパとしての役割を果たすこと、
    を特徴とする紙幣搬送ユニット。
  4. 請求項1から3のいずれか1に記載の紙幣搬送ユニットにおいて、
    前記紙幣識別器は開閉検知センサを有し、
    前記メンテナンス扉を開放するとともに回動自在に取り付けられている紙幣識別器が開状態となったとき、
    開閉検知センサが紙幣識別器の開状態を検知して、搬送駆動部に紙幣搬送のための駆動開始を指示すること、
    を特徴とする紙幣搬送ユニット。
  5. 請求項1から4のいずれか1に記載の紙幣搬送ユニットにおいて、
    前記搬送部は、
    搬送路支持部と、
    この搬送路支持部に着脱可能に設置され、紙幣再投入口が設けられる搬送路カバー部と、
    から構成され、
    搬送路支持部と搬送路カバー部が嵌合してその間に形成される空間が紙幣搬送通路となり、搬送路支持部と搬送路カバー部の対向する面がそれぞれ一方の紙幣搬送通路壁面を構成したこと、
    を特徴とする紙幣搬送ユニット。
  6. 請求項5に記載の紙幣搬送ユニットにおいて、
    前記紙幣搬送通路と紙幣投入路との合流部にメンテナンス扉を設けたこと、
    を特徴とする紙幣搬送ユニット。
  7. 請求項6に記載の紙幣搬送ユニットにおいて、
    前記メンテナンス扉は、紙幣再投入口側の面によって紙幣搬送通路と紙幣投入路の合流部における紙幣搬送通路壁面を構成すること、
    を特徴とする紙幣搬送ユニット。
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