JP4233889B2 - 紙幣搬送ユニット - Google Patents

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雅章 市川
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣搬送ユニット、特に、遊技台の配列方向に紙幣搬送を行うべく遊技台に対応して設置される紙幣搬送ユニットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ店等の遊技店では、パチンコ台やスロットマシン等の遊技台を横方向に直線状に配置して遊技島を形成しているのが一般的である。図12には、遊技台2を複数台配列した遊技島1の例が示されている。図12において、遊技台2はスロットマシンとして例示されている。遊技台2の間には、遊技台2の2台に1台の割合で、遊技媒体貸出機3が配設されている。図示するスロットマシンに対応する遊技媒体は、メダルであるので、この貸出機3はメダル貸出機である。遊技台がパチンコ台であれば、遊技媒体貸出機は、パチンコ玉貸出機となる。遊技島1には、さらに各遊技台2の上方に設けられた呼び出しランプ等の遊技島設備品5及びその上方にストック箱等を置いておく玉箱収納部6が設けられている。
【0003】
上記した遊技島1は、図示しない柱部材と水平部材により構築された支持枠体内に各遊技台2及び遊技媒体貸出機3を組み込むとともに、各遊技台2の上方に遊技島設備品5及びストック箱等を置いておく玉箱収納部6を配置することにより組み立てられている。
【0004】
一般的に、遊技島1に設置された遊技媒体貸出機3は、投入した紙幣を紙幣識別した後、内部の収納装置付紙幣識別装置に収納するように構成されている。遊技媒体貸出機3が投入された紙幣で満杯になったときは、遊技店の店員が遊技媒体貸出機3の前面扉を開き、収納装置付紙幣識別装置に収納された紙幣を手作業にて回収する必要があった。
【0005】
これに対して、例えば下記特許文献1には、紙幣の手作業による回収を排除するため、各遊技媒体貸出機3が設置される遊技島内部に、紙幣搬送装置を備えた遊技島が提案されている。
【0006】
例えば、図13、図14及び図15に示されるように、遊技媒体の貸出のために投入された紙幣は、各遊技媒体貸出機3の上方に設けられた紙幣投入口3aから紙幣識別装置3bを介して、紙幣を起立姿勢で搬送する紙幣搬送装置4により遊技島1の端部に設けた紙幣回収器8に搬送され、整列・収納されるようになっている。
【0007】
このような構成の遊技島1によれば、各遊技台2に、遊技媒体貸出機3が設けられており、遊技者は、遊技台2に隣接した遊技媒体貸出機3の紙幣投入口3aから紙幣を投入することにより、遊技媒体の貸出を受けることができる。また、店員は従来のように各遊技媒体貸出機3の内側の収納装置付紙幣識別装置に収納された紙幣をわざわざ巡回して回収する手作業がなくなる。
【0008】
【特許文献1】
実開平04−90389号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に示された紙幣搬送装置4には、以下のような問題があった。すなわち、上記特許文献1に示された紙幣搬送装置4は、遊技島1の内部に紙幣搬送装置4が設けられている構造のため、紙幣の搬送過程において発生した紙幣詰まり等の不具合に迅速に対応することは非常に困難であった。
【0010】
特に、上流側から紙幣搬送装置4により搬送されてくる紙幣と紙幣投入口3aから紙幣識別装置3bを介して投入される紙幣の搬送路の合流部において紙幣詰まり等が発生した場合には、不具合対応に非常に時間がかかり、遊技店の売り上げに影響を及ぼす事態の発生も考えられる。
【0011】
本発明は、以上のような問題に鑑みて成されたものであり、紙幣詰まり等の不具合に迅速に対応することができる紙幣搬送ユニットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上のような課題を解決するために、本発明に係る紙幣搬送ユニットは、横方向に配列された遊技台の上方近傍に延在する取付板に個々の遊技台に対応して設置され、それぞれが接続されることによって遊技台配列方向に紙幣搬送を行う紙幣搬送装置を構成する紙幣搬送ユニットであって、紙幣を投入するための紙幣投入口と、回動自在に取り付けられ、投入された紙幣が正常な紙幣であるかを識別する紙幣識別器と、投入された紙幣を搬送するための駆動力を発生させる搬送駆動部と、搬送駆動部からの駆動力を伝達された紙幣が、次の紙幣搬送ユニットあるいは紙幣回収器に搬送されるために通過する搬送部とを有し、紙幣投入口と紙幣識別器によって構成される紙幣投入路での紙幣詰まりに対応するために、紙幣投入路と主搬送路の合流部にメンテナンス扉を設け、メンテナンス扉は、上下開き及び取り外し可能であり、具体的には、メンテナンス扉は、搬送駆動部に上側と下側に固定された固定ピンに対してスライドしてそれぞれ嵌る上側と下側の摺動部材により搬送駆動部に取り付けられ、上側の摺動部材をスライドさせて上側の固定ピンから外すことによって、メンテナンス扉を上開きとすることができ、下側の摺動部材をスライドさせて下側の固定ピンから外すことによって、メンテナンス扉を下開きとすることができ、また、上下側の摺動部材を上下側の固定ピンからそれぞれ外すことによって、メンテナンス扉を取り外すことができることを特徴とする。
【0013】
他の本発明に係る紙幣搬送ユニットは、横方向に配列された遊技台の上方近傍に延在する取付板に個々の遊技台に対応して設置され、それぞれが接続されることによって遊技台配列方向に紙幣搬送を行う紙幣搬送装置を構成する紙幣搬送ユニットであって、紙幣を投入するための紙幣投入口と、回動自在に取り付けられ、投入された紙幣が正常な紙幣であるかを識別する紙幣識別器と、投入された紙幣を搬送するための駆動力を発生させる搬送駆動部と、搬送駆動部からの駆動力を伝達された紙幣が、次の紙幣搬送ユニットあるいは紙幣回収器に搬送されるために通過する搬送部と、紙幣投入口と紙幣識別器によって構成される紙幣投入路と、上流の紙幣搬送ユニットの搬送部から搬送されてくる紙幣が通過する主搬送路とを分離し、紙幣投入路と主搬送路から搬送される紙幣の合流部における接触を避けるために設けられる分離ガイドとを有している。この紙幣搬送ユニットには、紙幣投入路での紙幣詰まりに対応するために紙幣投入路と主搬送路の合流部にメンテナンス扉が設けられており、さらに、主搬送路での紙幣詰まりに対応するために分離ガイドを取り付け・取り外し自在としたことを特徴とする。
【0014】
また、他の本発明に係る紙幣搬送ユニットが有する前記分離ガイドは、紙幣投入路と主搬送路から搬送される紙幣の合流部における接触を避けるため、紙幣投入路において紙幣が待機できる長さを有することを特徴とする。
【0015】
さらに、前記メンテナンス扉は、回動自在に取り付けられている紙幣識別器の開き動作を規制するストッパとしての役割を果たすことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る紙幣搬送ユニットの好適な実施の形態について、図を用いて説明する。図1は、本発明に係る紙幣搬送装置が適用される遊技島10の概略構成を示す斜視図である。遊技島10は、複数の遊技台12を横方向に配列して構成されている。図示する遊技台12はスロットマシンとして示されているが、他の種類、例えば、パチンコ台であってもよい。また、店内のレイアウトによっては、遊技台12同士が背中合わせとなるように2列に配列することも可能である。各遊技台12の間には、遊技媒体貸出機14が配置される。また、各遊技台12の背面に沿って遊技台12の上方近傍に延在する取付板16には、遊技台12の配列ピッチと略同じ長さを有する紙幣搬送ユニット18が配置され、各紙幣搬送ユニット18が横方向に接続されることによって紙幣搬送装置20を構成している。紙幣搬送ユニット18が配置されたさらに上方には、ストック箱を置いておく玉箱収納部22が設けられている場合の島もある。
【0017】
紙幣搬送ユニット18の紙幣投入口33aに投入された紙幣は、紙幣搬送ユニット18内部に送り込まれ、下流側(図中左隣)の紙幣搬送ユニット18に順次送られる。最終的に、紙幣は遊技島10の端(図中左端)に設けられた紙幣回収器24に送られ、ここに揃えて金種別もしくは混在で収容される。この紙幣回収器24は、点灯ランプ24aを有しており、トラブル発生時には点灯ランプ24aを点灯あるいは点滅させて、店員にトラブル発生を報知することができる。また、紙幣搬送ユニット18の前面には、遊技の内容や状況に応じた表示、動作を行うための操作部を有する呼び出しランプ26が設けられている。
【0018】
図2は、1つの紙幣搬送ユニット18の構造を示す分解斜視図である。また、図3は、実際に使用される状態での紙幣搬送ユニット18を示しており、搬送路蓋部32を閉じることによって搬送本体部31が収納された状態を示している。紙幣搬送ユニット18は、取付板16に固定設置される取付金具30と、取付金具30に設置されて紙幣の搬送を行う搬送本体部31と、取付金具30に開閉自在に設置されて搬送本体部31を覆う搬送路蓋部32とから構成されている。これら取付金具30と搬送本体部31と搬送路蓋部32で構成されている紙幣搬送ユニット18は、各遊技台の横幅と略同じ大きさで設置されることになる。なお、図示される紙幣搬送ユニット18の場合、紙幣は右下から左上へと向けて送られる。また、搬送路蓋部32を開閉する際には、紙幣投入口カバー33に設置されている鍵を操作して開閉動作を行うことになる。
【0019】
搬送本体部31は、紙幣搬送ユニット18の一端側に紙幣を投入するための紙幣投入口33aを有する紙幣投入口カバー33と、投入された紙幣が正常な紙幣であるかを識別する紙幣識別器34と、投入された紙幣を搬送するための駆動力を発生させる搬送駆動部35と、搬送駆動部35からの駆動力を伝達された紙幣が次の紙幣搬送ユニット18あるいは紙幣回収器24に搬送されるために通過する搬送部36とを有している。なお、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18では、千円紙幣、二千円紙幣、五千円紙幣、一万円紙幣という全種類の紙幣を搬送することが可能となっている。
【0020】
紙幣投入口カバー33が有する紙幣投入口33aは、紙幣を紙幣識別器34に正しく挿入するために設けられており、この紙幣投入口33aに対して、紙幣は起立姿勢で投入される。また、紙幣投入口カバー33には動作ランプ33bが設置されており、紙幣搬送ユニット18が正常に運転されているときには青色のLED(発光ダイオード)によって青色点灯し、トラブルが発生したときには、赤色のLEDによって赤色点灯することになる。この動作ランプ33bによって店員にトラブル発生を報知することができる。紙幣識別器34には、磁気センサ等投入された紙幣の正偽及び券種を識別するためのセンサ類が装備されている。この紙幣識別器34が備える識別装置については、周知のあらゆる紙幣識別技術を採用することが可能である。搬送駆動部35は、駆動力を発生するモータとそのモータ回転軸に掛け回された搬送ベルトから構成されている。この搬送ベルトは、搬送駆動部35から搬送部36全体にわたって掛け回されている。搬送ベルトの対面には着脱自在なローラが設置されており、投入された紙幣は搬送ベルトとローラによって挟持され、搬送されることになる。このような機構によって、紙幣投入口33aから投入された紙幣は、次の紙幣搬送ユニット18あるいは紙幣回収器24に搬送される。なお、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18では、紙幣が投入されたときのみ搬送を実施する間欠運転が行われている。
【0021】
紙幣搬送ユニット18について、図4及び図5を用いてさらに詳細に説明する。図4は、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の横断面を示す図であり、紙幣投入口カバー33を外した状態を示している。また、図5は、図4で示した本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の外観斜視図である。
【0022】
紙幣投入口33aから投入された紙幣は、矢印(A)で示される紙幣投入路を通過することになる。ここで、紙幣識別器34によって、不正な紙幣が投入されたと判断されると、紙幣識別器34自身が備える駆動機構38によって不正紙幣は払い出されることになる。なお、この駆動機構38は、常には紙幣の搬送を行うものであり、紙幣の搬送及び排除という2種類の機能を果たしている。矢印(B)で示される主搬送路には、上流に設置されている別の紙幣搬送ユニット18からの紙幣が搬送されてくる。紙幣投入路(A)と主搬送路(B)は、分離ガイド40によって分離されている。ここで、紙幣投入路(A)と主搬送路(B)の合流部(X)において紙幣を接触させないため、紙幣投入路(A)には、紙幣が待機できるだけの長さが確保されている。この待機長の確保によって、主搬送路(B)の搬送を優先して行うことになる。すなわち、主搬送路(B)から搬送されてくる紙幣を検知するためのセンサ(不図示)からの信号によって、主搬送路(B)に紙幣が搬送されているときには、紙幣投入路(A)に投入された紙幣は搬送を停止して待機状態とし、主搬送路(B)の紙幣が合流部(X)を通過後に紙幣投入路(A)の紙幣を搬送することになる。その後、紙幣は搬送部36が形成する紙幣搬送通路(C)を通過する。このような搬送を行うことにより、搬送途中において紙幣が重なることはなく、一枚づつ正確に搬送することができるので、正確な売り上げカウントを行うことが可能となる。なお、投入された紙幣が正札であれば、遊技媒体貸出機14から遊技媒体が貸し出されることになる。
【0023】
ここで、本実施の形態において特徴的なことは、紙幣搬送ユニット18が開閉可能なメンテナンス扉41を備えるとともに、回動自在な紙幣識別器34と取り付け・取り外し自在な分離ガイド40をも備えているということである。回動自在な紙幣識別器34と開閉可能なメンテナンス扉41は、紙幣投入路(A)において紙幣詰まりが発生した場合に、紙幣投入路(A)を開放して不具合対応をするために設けられており、取り付け・取り外し自在な分離ガイド40は、主搬送路(B)において紙幣詰まりが発生した場合に、主搬送路(B)を開放して不具合対応をするために設けられている。これら回動自在な紙幣識別器34、開閉可能なメンテナンス扉41及び取り付け・取り外し自在な分離ガイド40によって、従来対応が困難であった搬送通路奥部での紙幣詰まりに対して簡易に対応することが可能となっている。
【0024】
以下、紙幣識別器34、メンテナンス扉41及び分離ガイド40の動きについて図6、図7、図8及び図9を用いて詳細に説明する。なお、図6は、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の横断面を示す図であり、メンテナンス扉41及び紙幣識別器34を開いた状態を示している。図7は、図6で示した本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の外観斜視図である。また、図8は、本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の横断面を示す図であり、メンテナンス扉41及び紙幣識別器34を開いた図6の状態からさらに、分離ガイド40を外した状態を示している。図9は、図8で示した本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18の外観斜視図である。
【0025】
本実施の形態に係る紙幣搬送ユニット18が備えるメンテナンス扉41は、紙幣投入路(A)と主搬送路(B)の合流部(X)近傍に設けられている。メンテナンス扉41は、閉じた状態において回動自在な紙幣識別器34を押さえており、紙幣識別器34の開放動作を規制するストッパとしての役割を果たしている。また、メンテナンス扉41は、閉めた状態において紙幣投入路(A)と主搬送路(B)の合流部(X)における紙幣搬送通路の壁面を構成している。(第4図参照)。紙幣投入路(A)で紙幣詰まり等の不具合(例えば、紙幣が飲み込まれてしまい取り外しが不可能である場合。取り除く際に破損してしまうおそれがある場合等。)が発生した場合には、まず、メンテナンス扉41を矢印(I)の方向に開いて詰まった紙幣を取り除くことになる。紙幣投入路(A)は、前述したように、紙幣が待機できる長さを有しているので、メンテナンス扉41を開けただけでは紙幣を取り除くことができない場合もある。その際には、回動可能な紙幣識別器34を矢印(II)の方向に開くことによって詰まった紙幣を取り除くことが可能となる。
【0026】
また、主搬送路(B)において紙幣詰まり等の不具合が発生した場合には、分離ガイド40を取り外すことによって対応する。紙幣投入路(A)と主搬送路(B)を分けていた分離ガイド40は、矢印(III)の方向に取り外すことが可能となっている。そのため、紙幣投入路(A)よりも奥にある主搬送路(B)で紙幣詰まり等の不具合が発生した場合であっても、容易にメンテナンス作業を行うことができる。
【0027】
なお、メンテナンス扉41及び分離ガイド40の取付構造については、周知のあらゆる取付構造を採用することが可能である。
【0028】
メンテナンス扉41の取付構造の例としては、図10で示すような摺動部材50a,50bとその摺動部材50a,50bに嵌り止めされる固定ピン51a,51bという構成を採用しても良い。図10で示すような構造とすることによって、メンテナンス扉41を上下開き及び取り外し可能な構造とすることが可能である。すなわち、上側の摺動部材50aをスライドさせて固定ピン51aから外すことによってメンテナンス扉41を上開きとすることができる。逆に、下側の摺動部材50bをスライドさせて固定ピン51bから外すことによってメンテナンス扉41を上開きとすることができる。さらに、両方の摺動部材50a,50bを固定ピン51a,51bから外すことによってメンテナンス扉41を取り外すことができる。
【0029】
分離ガイド40の取付構造の例としては、図11で示すような分離ガイド40に設けた凸部構造60と、この凸部構造60に嵌り合うように搬送駆動部35に設けられる凹部構造61という構成を採用することができる。分離ガイド40は内側に容易にたわむ構造となっているので、簡単に取り付け・取り外しが可能となっている。
【0030】
なお、本実施の形態では、メンテナンス扉41と紙幣識別器34が分離している場合を例示したが、メンテナンス扉41と紙幣識別器34が一体型として構成されていても良い。
【0031】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明では、紙幣投入路を開放するために回動自在に設置される紙幣識別器及び開閉可能に設置されるメンテナンス扉と、主搬送路を開放するために取り付け・取り外し自在に設置される分離ガイドを設けた。分離ガイドによって紙幣投入路と主搬送路が分離されているので、紙幣投入路で紙幣詰まり等の不具合が発生した場合には、主搬送路側の運転を停止することなくメンテナンス作業を実施することが可能である。これにより、紙幣詰まり等の不具合発生時においても紙幣搬送装置全体を停止させることがないので、売り上げ減少を最小限に抑えることが可能となった。
【0032】
また、メンテナンス扉の設置や分離ガイドを取り付け・取り外し自在としたことで、従来対応が困難であった搬送通路奥部での紙幣詰まりに対しても簡易に対応することが可能となった。したがって、紙幣詰まり等の不具合に迅速に対応することが可能な紙幣搬送ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る紙幣搬送装置が適用される遊技島の概略構成を示す斜視図である。
【図2】 1つの紙幣搬送ユニットの構造を示す分解斜視図である。
【図3】 実際に使用される状態での紙幣搬送ユニットを示しており、搬送路蓋部を閉じることによって搬送本体部が収納された状態を示す図である。
【図4】 本発明に係る紙幣搬送ユニットの横断面を示す図であり、紙幣投入口を外した状態を示している。
【図5】 図4で示した本発明に係る紙幣搬送ユニットの外観斜視図である。
【図6】 本発明に係る紙幣搬送ユニットの横断面を示す図であり、メンテナンス扉及び紙幣識別器を開いた状態を示している。
【図7】 図6で示した本発明に係る紙幣搬送ユニットの外観斜視図である。
【図8】 本発明に係る紙幣搬送ユニットの横断面を示す図であり、メンテナンス扉及び紙幣識別器を開いた図6の状態からさらに、分離ガイドを外した状態を示している。
【図9】 図8で示した本発明に係る紙幣搬送ユニットの外観斜視図である。
【図10】 本発明に係る紙幣搬送ユニットが備えるメンテナンス扉の取付構造を例示する図である。
【図11】 本発明に係る紙幣搬送ユニットが備える分離ガイドの取付構造を例示する図である。
【図12】 従来の技術に係る遊技島を例示したものであり、遊技台を複数台配列した状態を示す図である。
【図13】 従来の技術に係る紙幣搬送装置を説明する図である。
【図14】 従来の技術に係る紙幣搬送装置を説明する図である。
【図15】 従来の技術に係る紙幣搬送装置を説明する図である。
【符号の説明】
1,10 遊技島、2,12 遊技台、3,14 遊技媒体貸出機、3a 紙幣投入口、3b 紙幣識別装置、4 紙幣搬送装置、5 遊技島設備品、6,22 玉箱収納部、8,24 紙幣回収器、16 取付板、18 紙幣搬送ユニット、20 紙幣搬送装置、24a 点灯ランプ、26 呼び出しランプ、30 取付金具、31 搬送本体部、32 搬送路蓋部、33 紙幣投入口カバー、33a 紙幣投入口、33b 動作ランプ、34 紙幣識別器、35 搬送駆動部、36 搬送部、38 駆動機構、40 分離ガイド、41 メンテナンス扉、50a,50b 摺動部材、51a,51b 固定ピン、60 凸部構造、61凹部構造。

Claims (6)

  1. 横方向に配列された遊技台の上方近傍に延在する取付板に個々の遊技台に対応して設置され、それぞれが接続されることによって遊技台配列方向に紙幣搬送を行う紙幣搬送装置を構成する紙幣搬送ユニットであって、
    紙幣を投入するための紙幣投入口と、
    回動自在に取り付けられ、投入された紙幣が正常な紙幣であるかを識別する紙幣識別器と、
    投入された紙幣を搬送するための駆動力を発生させる搬送駆動部と、
    搬送駆動部からの駆動力を伝達された紙幣が、次の紙幣搬送ユニットあるいは紙幣回収器に搬送されるために通過する搬送部と、
    を有し、
    紙幣投入口と紙幣識別器によって構成される紙幣投入路での紙幣詰まりに対応するために、紙幣投入路と主搬送路の合流部にメンテナンス扉を設け
    メンテナンス扉は、上下開き及び取り外し可能である、
    ことを特徴とする紙幣搬送ユニット。
  2. 請求項1に記載の紙幣搬送ユニットにおいて、
    メンテナンス扉は、搬送駆動部に上側と下側に固定された固定ピンに対してスライドしてそれぞれ嵌る上側と下側の摺動部材により搬送駆動部に取り付けられ、
    上側の摺動部材をスライドさせて上側の固定ピンから外すことによって、メンテナンス扉を上開きとすることができ、下側の摺動部材をスライドさせて下側の固定ピンから外すことによって、メンテナンス扉を下開きとすることができ、また、上下側の摺動部材を上下側の固定ピンからそれぞれ外すことによって、メンテナンス扉を取り外すことができる、
    ことを特徴とする紙幣搬送ユニット。
  3. 横方向に配列された遊技台の上方近傍に延在する取付板に個々の遊技台に対応して設置され、それぞれが接続されることによって遊技台配列方向に紙幣搬送を行う紙幣搬送装置を構成する紙幣搬送ユニットであって、
    紙幣を投入するための紙幣投入口と、
    回動自在に取り付けられ、投入された紙幣が正常な紙幣であるかを識別する紙幣識別器と、
    投入された紙幣を搬送するための駆動力を発生させる搬送駆動部と、
    搬送駆動部からの駆動力を伝達された紙幣が、次の紙幣搬送ユニットあるいは紙幣回収器に搬送されるために通過する搬送部と、
    紙幣投入口と紙幣識別器によって構成される紙幣投入路と、上流の紙幣搬送ユニットの搬送部から搬送されてくる紙幣が通過する主搬送路とを分離し、紙幣投入路と主搬送路から搬送される紙幣の合流部における接触を避けるために設けられる分離ガイドと、
    を有し、
    紙幣投入路での紙幣詰まりに対応するために紙幣投入路と主搬送路の合流部にメンテナンス扉を設け、さらに、
    主搬送路での紙幣詰まりに対応するために分離ガイドを取り付け・取り外し自在としたこと、
    を特徴とする紙幣搬送ユニット。
  4. 請求項3に記載の紙幣搬送ユニットにおいて、
    前記分離ガイドは、
    紙幣投入路と主搬送路から搬送される紙幣の合流部における接触を避けるため、紙幣投入路において紙幣が待機できる長さを有すること、
    を特徴とする紙幣搬送ユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1に記載の紙幣搬送ユニットにおいて、
    前記メンテナンス扉は、
    回動自在に取り付けられている紙幣識別器の開き動作を規制するストッパとしての役割 を果たすこと、
    を特徴とする紙幣搬送ユニット。
  6. 横方向に配列された遊技台の上方近傍に延在する取付板に個々の遊技台に対応して設置され、それぞれが接続されることによって遊技台配列方向に紙幣搬送を行う紙幣搬送装置を構成する紙幣搬送ユニットであって、
    紙幣を投入するための紙幣投入口と、
    回動自在に取り付けられ、投入された紙幣が正常な紙幣であるかを識別する紙幣識別器と、
    投入された紙幣を搬送するための駆動力を発生させる搬送駆動部と、
    搬送駆動部からの駆動力を伝達された紙幣が、次の紙幣搬送ユニットあるいは紙幣回収器に搬送されるために通過する搬送部と、
    を有し、
    紙幣投入口と紙幣識別器によって構成される紙幣投入路での紙幣詰まりに対応するために、紙幣投入路と主搬送路の合流部にメンテナンス扉を設け、
    前記メンテナンス扉は、
    回動自在に取り付けられている紙幣識別器の開き動作を規制するストッパとしての役割を果たすこと、
    を特徴とする紙幣搬送ユニット。
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