JP2002197511A - 紙幣回収システム - Google Patents

紙幣回収システム

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JP2002197511A
JP2002197511A JP2000399481A JP2000399481A JP2002197511A JP 2002197511 A JP2002197511 A JP 2002197511A JP 2000399481 A JP2000399481 A JP 2000399481A JP 2000399481 A JP2000399481 A JP 2000399481A JP 2002197511 A JP2002197511 A JP 2002197511A
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Japan
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bill
banknote
value
banknotes
bills
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JP2000399481A
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English (en)
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Junichi Matsubara
純一 松原
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Glory Ltd
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回収した低額紙幣および高額紙幣をそれぞれ
迅速に運用し、紙幣の回収過程でトラブルが生じた場合
であっても回収した紙幣を一元管理し、店員による高額
紙幣の不正行為を未然に防止することを課題とする。 【解決手段】 搬送装置によって搬送されてきた紙幣を
受入部100に一時的に収納し、受入部100の紙幣の
金種を識別部109において判別し、この判別結果に基
づいて、振り分け機構110が紙幣を振り分けて収納部
に収納する。すなわち、高額紙幣(1万円札)について
は高額紙幣収納部113に収納し、他の紙幣は低額紙幣
収納部111に収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の遊技機と、
各遊技機にそれぞれ対応して設けられ紙幣を受け付けて
所定量の遊技媒体を遊技機に供給する貸出機とを列設配
置した遊技機島内に設けられ、貸出機が受け入れた紙幣
を遊技機島の島端に設けた紙幣回収装置に収納する紙幣
回収システムに関し、特に、回収した低額紙幣および高
額紙幣をそれぞれ迅速に運用し、紙幣の回収過程でトラ
ブルが生じた場合であっても回収した紙幣を一元管理
し、店員による高額紙幣の不正行為を未然に防止する紙
幣回収システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近のパチンコ店では、各パチンコ台や
各スロットマシンの台間にそれぞれ貸出機を設け、遊技
台1台ごとにパチンコ玉やコインを貸し出すようにして
いる。
【0003】この貸出機には様々な種類のものが存在し
ており、たとえばパチンコ玉やメダルを投出する投出装
置をどこに備えているかによって種類が異なり、また貸
出機へ投入する媒体の種類や金額情報の扱い方によって
も種類が異なる。
【0004】投出装置をどこに備えるかによって種類が
異なる場合の具体例としては、(1)貸出機自身にパチ
ンコ玉などを投出する投出装置と投出口を設け、貸出操
作がおこなわれた場合に貸出機自身の投出装置を駆動し
て投出口へパチンコ玉などを投出するか、または投出口
からシュートを介して遊技台の上皿にパチンコ玉などを
投出する投出装置内蔵型の貸出機と、(2)貸出機自身
には投出装置を設けず、貸出操作がおこなわれた場合に
遊技台自身の投出装置を利用して遊技台の受け皿に直接
パチンコ玉などを投出する遊技台投出装置利用型の貸出
機などがある。
【0005】また、貸出機に投入できる媒体によって種
類が異なる場合の具体例としては、硬貨だけが投入可能
なもの、紙幣と硬貨の両方が投入可能なもの、プリペイ
ドカードだけが投入可能なもの、プリペイドカードと硬
貨の両方が投入可能なもの、プリペイドカードと硬貨と
紙幣の3種類が投入可能なものなどが存在している。
【0006】そして、プリペイドカードと貨幣(紙幣や
硬貨)が投入可能なものにおいては、プリペイドカード
と貨幣とがそれぞれ独立して使用できるものや、貨幣の
金額情報を一旦プリペイドカードの価値情報に変換して
から使用するものなど様々な形態が存在していた。
【0007】そして、遊技客が貸出機に紙幣や硬貨、あ
るいはプリペイドカードを投入して所定の貸出操作をお
こなうことによって、前述のようにパチンコ玉やメダル
の投出動作がおこなわれるようになっていた。なお、こ
の明細書では、これらの種類に関係なくあらゆる種類の
貸出機を「貸出機」と総称して用いている。
【0008】このように、各パチンコ台またはスロット
マシンの台間にそれぞれ貸出機を設けることとすると、
パチンコ店が貸出機から貨幣をどのように回収するかが
問題となる。たとえば、パチンコ店の店員が、各貸出機
を巡回して貨幣を回収することも考えられるが、これで
は店員による回収労力が大きく、また遊技者の遊技に支
障をきたす可能性もある。
【0009】このため、パチンコ台が列設配置される島
の端部に島端金庫を設け、各貸出機内の貨幣をパチンコ
台の背面を搬送して島端金庫に収納することが多い。か
かる紙幣回収システムおよび島端金庫には様々なものが
あるが、たとえば、特許第3081257号公報には、
遊技客が貸出機に投入した紙幣を島端金庫に搬送し、こ
の島端金庫では、この紙幣が両替または釣り銭として使
用可能であるか否かを判別し、その判別結果に応じて紙
幣の収納先(収納部)を分けるよう構成した技術が開示
されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来技術のものは、あくまでも千円札や2千円札のような
両替または釣り銭として良く利用される紙幣(以下「低
額紙幣」と言う)のみを取扱対象とするものであるの
で、両替または釣り銭として通常使われない5千円札や
1万円札(以下「高額紙幣」と言う)しか持ちあわせて
いない遊技客は、島端などに配設された両替機で両替せ
ねばならず不便である。
【0011】このため、上記従来技術を拡張して、高額
紙幣を取り扱うことができる貸出機を用いることも考え
られるが、この場合には、その後の高額紙幣と低額紙幣
の用途の違いを考慮した収納をおこなえないという問題
が生ずる。
【0012】すなわち、回収した低額紙幣は、通常は精
算機や両替機の中にセットして循環使用されるという用
途があるが、回収した高額紙幣は、両替や釣り銭などに
用いられることはなく、むしろ早期に回収して資金とし
て運用すべきものであるという差異がある。
【0013】このような差異があるにも関わらず、貸出
機が低額紙幣だけでなく高額紙幣をも取り扱えることと
し、島端金庫の収納部には低額紙幣と高額紙幣が混合さ
れた状態で収納したのでは、回収した低額紙幣および高
額紙幣を迅速に運用することができない。
【0014】また、店員等による不正を未然に防止する
ためにも、高額紙幣についてはより厳重に管理すべきで
あるので、回収した低額紙幣と高額紙幣が同じ収納部に
混合しているのは適切ではない。
【0015】さらに、貸出機から島端金庫に紙幣を搬送
する搬送装置に何らかのトラブルが生じた場合には、店
員が搬送途中の紙幣を手作業で回収することになるが、
従来の島端金庫には、正常に搬送された紙幣しか収納で
きないため、手作業で回収した紙幣と島端金庫内の紙幣
を一元管理することができないという問題もある。
【0016】これらのことから、回収した低額紙幣およ
び高額紙幣をそれぞれ迅速に運用することができ、ま
た、紙幣の回収過程でトラブルが生じた場合であっても
回収した紙幣を一元管理することができ、店員による高
額紙幣の不正行為を未然に防止することができる紙幣回
収システムをいかに実現するかが極めて重要な課題とな
っている。
【0017】本発明は、上記従来技術による課題を解決
するためになされたものであり、回収した低額紙幣およ
び高額紙幣をそれぞれ迅速に運用することができ、ま
た、紙幣の回収過程でトラブルが生じた場合であっても
回収した紙幣を一元管理することができ、店員による高
額紙幣の不正行為を未然に防止することができる紙幣回
収システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る紙幣回収装置は、複数の遊技機
と、各遊技機にそれぞれ対応して設けられ紙幣を受け付
けて所定量の遊技媒体を前記遊技機に供給する貸出機と
を列設配置した遊技機島内に設けられ、前記貸出機が受
け入れた紙幣を前記遊技機島の島端に設けた紙幣回収装
置に収納する紙幣回収システムであって、前記紙幣回収
装置は、高額紙幣を収納する高額紙幣収納手段と、前記
高額紙幣以外の低額紙幣を収納する低額紙幣収納手段
と、前記貸出機から受け付けた紙幣の金種を判別する金
種判別手段と、前記金種判別手段により前記貸出機から
受け付けた紙幣が高額紙幣であると判別された場合には
該紙幣を前記高額紙幣収納手段に振り分けて搬送し、前
記紙幣が低額紙幣であると判別された場合には該紙幣を
前記低額紙幣収納手段に振り分けて搬送する振分搬送手
段とを備えたことを特徴とする。
【0019】また、請求項2に係る紙幣回収システム
は、請求項1の発明において、前記高額紙幣収納手段の
扉体を施錠する第1の施錠手段と、前記低額紙幣収納手
段の扉体を施錠する第2の施錠手段とをさらに備え、前
記第1の施錠手段と第2の施錠手段を異なるものとする
ことを特徴とする。
【0020】また、請求項3に係る紙幣回収システム
は、請求項1または2の発明において、前記高額紙幣収
納手段は、前記紙幣回収装置から着脱可能な金庫体であ
ることを特徴とする。
【0021】また、請求項4に係る紙幣回収システム
は、請求項1、2または3の発明において、遊技客によ
って貸出機に投入された複数の金種が混合した複数枚の
紙幣を前記紙幣回収装置まで一括して搬送する搬送装置
を備え、前記紙幣回収装置は、前記搬送装置から複数枚
の紙幣を受け付けて一枚ずつ繰り出す紙幣繰出手段をさ
らに備えたことを特徴とする。
【0022】また、請求項5に係る紙幣回収システム
は、請求項4の発明において、前記紙幣繰出手段は、外
部から紙幣を受け付ける外部受付口を有することを特徴
とする。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る紙幣回収システムの好適な実施の形態を詳細
に説明する。なお、本実施の形態では、主として本発明
をパチンコ遊技に適用した場合を示すこととする。ま
た、本実施の形態で言う高額紙幣とは「1万円札」を指
し、低額紙幣とは「千円札、2千円札、5千円札」を指
すものとする。
【0024】この実施の形態に係る遊技機システムで
は、遊技客が貸出機に投入した紙幣を低額紙幣と高額紙
幣に分けて島端金庫50に別個に収納するよう構成する
ことにより、回収した低額紙幣および高額紙幣をそれぞ
れ迅速に運用できるようにしている。また、高額紙幣収
納部のロック機構と低額紙幣収納部のロック機構を別個
のものとして、店員による高額紙幣の不正行為を未然に
防止できるようにしている。さらに、島端金庫に直接紙
幣50を投入できるよう構成することにより、紙幣の回
収過程でトラブルが生じた場合であっても回収した紙幣
を一元管理することができるようにしている。
【0025】まず、本実施の形態における遊技機システ
ムの概要について図1を用いて説明する。この遊技機シ
ステムでは、パチンコ台10を列設配置したグループを
「島」と呼び、この島は、パチンコ台列の背面を互いに
対向させて配置された2列のパチンコ台列で構成され
る。また、各島には、パチンコ玉を貸し出すための貸出
機20が各パチンコ台10ごとにパチンコ台の台間に配
設されている。
【0026】遊技者が貸出機20の紙幣投入口21に紙
幣を投入して所定の貸出操作をおこなうと、所定量の玉
が貸し出される。遊技者は、このようにして貸し出され
た玉を用いてパチンコ台10で遊技することになる。
【0027】また、島の内部、つまり、パチンコ台10
および貸出機20の背面側には、一時保留部30および
主搬送機構40が、遊技客の目に触れないように設置さ
れており、この島の端部には、島端金庫50が設置され
ている。
【0028】貸出機20に投入された紙幣は、この一時
保留部30に一旦保持され、その後、かかる紙幣は、主
搬送機構40によって島端金庫50まで搬送され、この
島端金庫50内に収納される。具体的には、この一時保
留部30に保持された紙幣は、主搬送機構40の回収ユ
ニット42へと回収され、この回収ユニット42に保持
された紙幣はコンベアベルト41によって島端金庫50
まで搬送される。そして、回収ユニット42に収納され
ていた紙幣が島端金庫50に受け入れられる。なお、本
実施の形態に係る島端金庫50は、複数の紙幣収納部を
有し、紙幣の金種ごとに紙幣を収納するよう構成されて
いる。
【0029】また、紙幣を搬送している間は、各島の上
部パネルに設けられた搬送表示ランプ43が点灯され、
主搬送機構40が作動中であることをパチンコ店内の店
員に知らせる。
【0030】上記一連の動作は、島ごとに設けられた図
示しない島コントローラによって管理されており、ま
た、各種データは、さらに上位の図示しないターミナル
コントローラによってパチンコ店全体として管理されて
いる。特に、紙幣の搬送などは、島ごとに設けられた搬
送制御部60によって制御されている。
【0031】次に、図1に示した島端金庫50について
具体的に説明する。この島端金庫50は、原則として主
搬送機構40により搬送された紙幣を収納する金庫であ
る。特に、本実施の形態では、各紙幣をその金種に応じ
て低額紙幣と高額紙幣に分けて異なる収納部に収納する
よう構成している。
【0032】図2に示すように、この島端金庫50は、
受入部100と、繰り出し部104、搬送路108、識
別部109、振り分け機構110、低額紙幣収納部11
1、高額紙幣収納部113および制御部120を有す
る。また、これらは開閉可能な扉並びにこの扉を施錠す
る施錠機構を備えた筐体115内に収納されている。
【0033】受入部100は、複数枚の紙幣を受け入れ
る受入室を形成する部分であり、主搬送機構40によっ
て搬送されてきた紙幣はこの受入室に一時的に収納され
る。また、この受入部100には、管理者が手作業で受
入室へ紙幣を収納するための外部受入口101も設けら
れている。具体的には、筐体115の扉を開いてその前
面部分を解放状態とした場合に、この受入部100の一
部が外部受入口101となる。
【0034】また、同図に示す受入部100の左端面は
開口状態となっており、繰り出し部104はこの開口部
分から紙幣を繰り出すこととなる。この繰り出し部10
4による紙幣の繰り出しを助勢すべく、受入部100は
紙幣を後述するキッカーローラ105側に押しつける機
構を有する。具体的には、かかる機構は、受入室100
の右内壁に一端が取り付けられたバネ102と、該バネ
102の他端に取り付けられた押圧板103とで構成さ
れている。このため、紙幣は、押圧板103の左側に収
納されことになるので、バネ102の付勢力を受けた押
圧板103によって紙幣が図中の左方向(キッカーロー
ラ105側)に押圧されることになる。
【0035】また、この受入部100には、紙幣が受け
入れられたことを検出する図示しないセンサが設けられ
ており、該センサは、紙幣の検出結果を制御部120に
出力する。
【0036】繰り出し部104は、受入部100に受け
入れられている紙幣を1枚ずつ繰り出す機構であり、受
入部100に隣接して設置されている。具体的には、こ
の繰り出し部104は、キッカーローラ105、繰り出
しローラ106、逆転ローラ107および図示しない駆
動モータなどによって構成されている。
【0037】キッカーローラ105は、受入室内にある
紙幣を最初に送り出すローラであり、受入部100の左
端面の開口部分に設置されている。このため、このキッ
カーローラ105は、受入室100内の紙幣と直接接触
する。
【0038】繰り出しローラ106および逆転ローラ1
07は、キッカーローラ105により送り出された紙幣
を搬送路108へ繰り出すためのローラである。この繰
り出しローラ106と逆転ローラ107は、互いに対向
接触した状態で設置されており、紙幣を挟持して繰り出
すことになる。
【0039】この繰り出しローラ106は、紙幣を下流
側に搬送する役割を担っており、搬送方向(この図の例
では、時計周り)に回転駆動されている。これに対し、
逆転ローラ107は、紙幣の重ね送りを抑止するための
役割を担っており、逆転方向(この図の例では、時計回
り)に回転する駆動力が加えられている。ただし、この
逆転ローラ107は、搬送方向に回転させる所定値以上
の外力が加わる場合(紙幣が1枚だけである場合等)に
は、この外力にしたがって搬送方向に回転するので、紙
幣の搬送を妨げることはない。
【0040】搬送路108は、繰り出し部104によっ
て繰り出された紙幣を紙幣収納部111または113へ
と搬送する搬送路であり、図示省略したが、この搬送路
108の各所には搬送用ローラが設けられている。
【0041】この搬送路108は、振り分け機構110
において分岐しているので、この振り分け機構110に
よって紙幣が低額紙幣収納部111または高額紙幣収納
部113のいずれかに搬送される。
【0042】また、この搬送路108には、紙幣の金種
を識別する識別部109設けられている。紙幣は、該紙
幣の所定部位における色や模様等に基づいて識別され
る。なお、この識別技術はいかなるものでもよい。この
識別部109は、振り分け機構110よりも搬送路10
8の上流側に設けられており、搬送されてきた紙幣のそ
れぞれについての金種を識別する。
【0043】この識別部109は、識別結果(金種)あ
るいはこれに応じた所定の信号を制御部120へ通知
し、この通知内容が振り分け機構110の制御に利用さ
れる。この識別部109で金種を識別された紙幣は、そ
の後さらに搬送路108の下流側へと搬送される。
【0044】振り分け機構110は、搬送路108上の
2つの分岐した搬送経路のいずれかを選択し、選択した
搬送経路へと紙幣を導くものである。この振り分け機構
110は、いずれか一方の搬送経路を選択する案内部材
(フラップ)をこの分岐位置に備えている。この振り分
け機構110は、制御部120からの指示にしたがって
この案内部材(フラップ)を作動させ、搬送経路の選択
をおこなう。ただし、この振り分け機構110は、制御
部120からの指示に応じて案内部材(フラップ)を作
動させているだけなので、いずれの搬送経路を選択する
かは制御部120が決定することになる。
【0045】低額紙幣収納部111および高額紙幣収納
部113は、搬送路108からそれぞれ搬送されてきた
紙幣を収納する収納部であり、この低額紙幣収納部11
1には低額紙幣が収納され、高額紙幣収納部113には
高額紙幣が収納される。なお、すでに説明したように、
ここで言う高額紙幣とは1万円札を指し、低額紙幣と
は、千円札、2千円札、5千円札を指す。これらの収納
部に収納される紙幣は、高額紙幣よりも低額紙幣の方が
通常多いため、高額紙幣収納部113よりも低額紙幣収
納部111大きくしている。
【0046】また、低額紙幣収納部111と高額紙幣収
納部113のそれぞれに紙幣を収納する収納室の扉とこ
の扉を施錠するロック機構112,114が備えられて
いる。
【0047】ここで、本実施の形態では、この低額紙幣
収納部111を施錠するロック機構112の鍵と、高額
紙幣収納部113を施錠するロック機構114の鍵を別
個のものとしている。鍵を別個にした理由は、低額紙幣
と高額紙幣とではその後の紙幣の用途が異なるためであ
る。これにより、店員に対して低額紙幣収納部111の
開錠のみを許可し、高額紙幣収納部113の開錠を認め
ないという運用が可能となる。なお、このロック機構1
12,114は、必ずしも物理的な鍵を用いたものであ
る必要はなく、あらかじめ登録した暗証番号や指紋など
を「鍵」として用いることもできる。なお、この高額紙
幣収納部113は、島端金庫50から取り外して持ち運
ぶことができ、この取り外しをロック機構114により
施錠することもできる。
【0048】制御部120は、この島端金庫50を構成
する上記各部の動作を統括制御するものであり、具体的
には、識別部109から通知された紙幣の金種に係る情
報に応じて振り分け機構110を制御する。ここで、振
り分け機構110における搬送経路に切り換えは、図示
しないディップスイッチなどで金種ごとにあらかじめ設
定されている
【0049】なお、識別部109から振り分け機構11
0に至るまでに要する時間はあらかじめ計測されてお
り、複数枚の紙幣が連続して搬送されてきた場合であっ
ても、制御部120はこの時間を考慮してそれぞれに適
切な搬送経路を選択する。
【0050】なお、この制御部120は、プロセッサや
メモリなどを含んで構成され、上述した金種と紙幣収納
部との対応関係や識別部109からの通知内容と振り出
し機構110に対する指示内容との対応関係に関する情
報は、このメモリに格納されている。
【0051】次に、図2に示した島端金庫50の動作に
ついて説明する。主搬送機構40により貸出機20から
搬送されてきた紙幣は、受入部100の受入室に一時的
に収納される。なお、この主搬送機構40に異常が発生
した場合には、手作業で回収した紙幣がこの受入部10
0に収納される。かかる収納を可能にした理由は、主搬
送機構40に異常が発生して手作業で紙幣を取り除かざ
るを得ないような場合でも、島端金庫50で回収した紙
幣を一元管理できるようにするためである。
【0052】このとき、制御部120は、紙幣が収納さ
れたことを受入部100内のセンサの検出結果に基づい
て検知する。すると、制御部120は各部を制御して以
下に述べる一連の動作を行わせることで、この紙幣を低
額紙幣収納部111または高額紙幣収納部113に収納
させる。
【0053】すなわち、受入部100内の紙幣Pは、押
圧板103などによってこのキッカーローラ105に押
しつけられている。この状態においてキッカーローラ1
05等を所定方向に回転させると、キッカーローラ10
5によって最上位(図における最も左側)の紙幣が受入
室から送り出され、該送りだされた紙幣は、繰り出しロ
ーラ106および逆転ローラ107によって搬送路10
8へと繰り出される。
【0054】ここで、逆転ローラ107は、逆転方向
(時計回り)に回転しようとするので、紙幣の重ね送り
が防止される。ただし、逆転ローラ107が逆転方向に
回転するのは重ね送りが生じている場合だけである。繰
り出された紙幣が1枚だけの場合には搬送方向に回転さ
せようとする所定値以上の外力が加わるため、逆転ロー
ラ107はこれにしたがって搬送方向(反時計周り)に
回転する。このため、紙幣の搬送を妨げることはない。
【0055】その後、この紙幣は、この島端金庫50内
に設けられた搬送路108に沿って搬送され、識別部1
09に到達する。そして、この識別部109では、搬送
されてきた紙幣の金種を判別し、その判別結果を制御部
120へ通知する。制御部120は、この通知内容に含
まれる紙幣の金種に応じて振り分け機構110を制御す
る。
【0056】その後、この紙幣は、搬送路108に沿っ
てさらに搬送され、振り分け機構110へと到達する。
この振り分け機構110は、制御部120からの指示に
したがって案内部材(フラップ)を作動させ、いずれか
の搬送経路を選択し、選んだ搬送経路へと紙幣を振り分
ける。この結果、低額紙幣は低額紙幣収納部111へ搬
送され、高額紙幣は高額紙幣収納部113へ搬送され、
それぞれの収納部に収納される。
【0057】このようにして収納された紙幣の取り扱い
は、高額紙幣と、低額紙幣とで異なる。たとえば、この
低額紙幣については、釣り銭としてまた両替機に移して
店内で再利用される。これに対して、高額紙幣について
は両替に使用されることはない。この実施の形態では、
高額紙幣と、他の金種の紙幣とを分けて収納しているた
め、高額紙幣を別途手作業で分類し直す必要がない。ま
た、筐体115内に複数の独立した紙幣収納部を設ける
と、装置が大型化しがちであるが、本実施の形態では2
つの収納部に留めているため、装置が大型化することも
ない。
【0058】また、低額紙幣収納部111のロック機構
112と、高額紙幣収納部113のロック機構114と
では、施錠/開錠に必要な鍵が互いに異なるため、低額
紙幣収納部111と高額紙幣収納部113とを別々の人
間によって管理することができる。すなわち、ロック機
構114については鍵を店長が所持管理することで、収
納されている金額の高い高額紙幣収納部113の安全性
が高まる。また、店員による不正行為を未然に防止する
ことができる。
【0059】また、高額紙幣収納部113から高額紙幣
を取り出す場合に、この高額紙幣収納部113自体を筐
体115から取り外し、これを別室へと移動させた上で
紙幣の取り出しを行えばより安全である。また、この高
額紙幣収納部113をロック機構114によって施錠し
たままの状態で移動することとすれば、かかる移動時の
危険も少なくなり、防犯性に優れることになる。
【0060】一方、低額紙幣収納部111については、
両替機等の管理(たとえば、低額紙幣の補充作業)を担
当する店員が所持管理することで、当該店員は業務を円
滑に遂行できる。低額紙幣収納部111に収納されてい
る金額は、高額紙幣収納部113に収納される金額の総
計よりも比較的少ないものと考えられるため、万が一不
正行為がおこなわれたとしてもその被害額は少ない。
【0061】遊技店によっては、1万円札のみならず5
千円札も、“高額紙幣”としてできるだけ早く回収する
ことを望む場合もある。このような場合には、制御部1
20のディップスイッチを操作し、5千円札も高額紙幣
収納部113へと収納するように設定することで容易に
対応できる。このようにすれば、高額紙幣収納部113
に1万円札および5千円札を収納させ、低額紙幣収納部
111に千円札および2千円札を収納させることにな
る。なお、これ以外の態様で高額紙幣と低額紙幣を規定
することもできる。
【0062】上述してきたように、本実施の形態では、
島端金庫50に回収した紙幣を高額紙幣と低額紙幣に分
けて別個の収納部に収納するよう構成したので、回収し
た低額紙幣および高額紙幣をそれぞれ別個に迅速に運用
することができ、また防犯、不正防止に寄与できる。
【0063】また、島端金庫50に手動で紙幣を収納で
きるよう構成したので、紙幣の回収過程でトラブルが生
じた場合であっても回収した紙幣を一元管理することが
できる。
【0064】なお、本実施の形態では、紙幣収納部を低
額紙幣収納部111と高額紙幣収納部113の2つに分
けた場合を説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、3つ以上の収納部に分けることもできる。た
とえば、図3に示したように、すべての金種(千円札、
2千円札、5千円札、1万円札)並びにリジェクト紙幣
それぞれの紙幣収納部130〜133および113を設
け、各紙幣を別個の収納部に収納することもできる。こ
のようにすれば、両替などの紙幣の運用をより効率良く
おこなうことができる。この場合に、各紙幣収納部ごと
にロック機構を設けることもできる。
【0065】また、多数の紙幣収納部を設ける場合、一
つの金種に対して複数個の紙幣収納部を対応づけること
もできる。ただし、この場合には、同じ金種に割り当て
られている複数の紙幣収納部のうちいずれに収納させる
かを決定するための他の条件(優先順位等)を設定し、
これに基づいて紙幣の振り分けをおこなうことになる。
【0066】さらに、状況に応じて動的に紙幣収納部を
割り当てるよう構成することもできる。すなわち、それ
まで使用していた紙幣収納部が一杯になった時点で、あ
るいは、それまで1枚も収納されていない新たな金種の
紙幣が搬送されてきた時点で、当該紙幣を収納する紙幣
収納部をあらかじめ定めた優先順位などに基づいて自動
的に決定するようにしてもよい。これは、各紙幣収納部
に収納している紙幣の枚数を監視(管理)するととも
に、紙幣収納部間の優先順位をあらかじめ規定しておく
ことで可能である。
【0067】
【発明の効果】上述してきたように、請求項1に係る発
明によれば、貸出機から受け付けた紙幣の金種を判別
し、この紙幣が高額紙幣であると判別された場合には該
紙幣を高額紙幣収納手段に振り分けて搬送し、この紙幣
が低額紙幣であると判別された場合には該紙幣を低額紙
幣収納手段に振り分けて搬送するよう構成したので、回
収した低額紙幣および高額紙幣をそれぞれ迅速に運用す
ることができる。
【0068】また、請求項2に係る発明によれば、高額
紙幣収納手段の扉体を施錠する第1の施錠手段と、低額
紙幣収納手段の扉体を施錠する第2の施錠手段とを異な
るものとするよう構成したので、店員による高額紙幣の
不正行為を未然に防止することができる。
【0069】また、請求項3に係る発明によれば、高額
紙幣収納手段を紙幣回収装置から着脱可能な金庫体でと
するよう構成したので、さらに安全に高額紙幣の回収を
おこなうことができる。
【0070】また、請求項4に係る発明によれば、遊技
客によって貸出機に投入された複数の金種が混合した複
数枚の紙幣を紙幣回収装置まで一括して搬送する搬送装
置を設け、紙幣回収装置には、搬送装置から複数枚の紙
幣を受け付けて一枚ずつ繰り出す紙幣繰出手段を設ける
よう構成したので、貸出機の紙幣を迅速に紙幣回収装置
に受け付け、紙幣搬送時の安全性を向上することができ
る。
【0071】また、請求項5に係る発明によれば、紙幣
繰出手段には外部から紙幣を受け付ける外部受付口を設
けるよう構成したので、紙幣の回収過程でトラブルが生
じた場合であっても回収した紙幣を一元管理することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である遊技機システムの概
要を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面部分
透視図である。
【図2】島端金庫の構成を示す図である。
【図3】変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 パチンコ台 50 島端金庫 100 受入部 101 外部受入口 104 繰り出し部 108 搬送路 109 識別部 110 振り分け機構 111 低額紙幣収納部 112 ロック機構 113 高額紙幣収納部 114 ロック機構 115 筐体 120 制御部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の遊技機と、各遊技機にそれぞれ対
    応して設けられ紙幣を受け付けて所定量の遊技媒体を前
    記遊技機に供給する貸出機とを列設配置した遊技機島内
    に設けられ、前記貸出機が受け入れた紙幣を前記遊技機
    島の島端に設けた紙幣回収装置に収納する紙幣回収シス
    テムであって、 前記紙幣回収装置は、 高額紙幣を収納する高額紙幣収納手段と、 前記高額紙幣以外の低額紙幣を収納する低額紙幣収納手
    段と、 前記貸出機から受け付けた紙幣の金種を判別する金種判
    別手段と、 前記金種判別手段により前記貸出機から受け付けた紙幣
    が高額紙幣であると判別された場合には該紙幣を前記高
    額紙幣収納手段に振り分けて搬送し、前記紙幣が低額紙
    幣であると判別された場合には該紙幣を前記低額紙幣収
    納手段に振り分けて搬送する振分搬送手段とを備えたこ
    とを特徴とする紙幣回収システム。
  2. 【請求項2】 前記高額紙幣収納手段の扉体を施錠する
    第1の施錠手段と、前記低額紙幣収納手段の扉体を施錠
    する第2の施錠手段とをさらに備え、前記第1の施錠手
    段と第2の施錠手段を異なるものとすることを特徴とす
    る請求項1に記載の紙幣回収システム。
  3. 【請求項3】 前記高額紙幣収納手段は、前記紙幣回収
    装置から着脱可能な金庫体であることを特徴とする請求
    項1または2に記載の紙幣回収システム。
  4. 【請求項4】 遊技客によって貸出機に投入された複数
    の金種が混合した複数枚の紙幣を前記紙幣回収装置まで
    一括して搬送する搬送装置を備え、前記紙幣回収装置
    は、前記搬送装置から複数枚の紙幣を受け付けて一枚ず
    つ繰り出す紙幣繰出手段をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項1、2または3に記載の紙幣回収システム。
  5. 【請求項5】 前記紙幣繰出手段は、外部から紙幣を受
    け付ける外部受付口を有することを特徴とする請求項4
    に記載の紙幣回収システム。
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