JPH07121768A - 金銭登録機 - Google Patents

金銭登録機

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JPH07121768A
JPH07121768A JP28028093A JP28028093A JPH07121768A JP H07121768 A JPH07121768 A JP H07121768A JP 28028093 A JP28028093 A JP 28028093A JP 28028093 A JP28028093 A JP 28028093A JP H07121768 A JPH07121768 A JP H07121768A
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JP
Japan
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banknote
storage unit
bill
value
banknotes
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JP28028093A
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English (en)
Inventor
Masaru Nogami
勝 野上
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NCR International Inc
NCR Voyix Corp
Original Assignee
AT&T Global Information Solutions Co
AT&T Global Information Solutions International Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金銭登録機の金銭収納部に収納される高額紙
幣保管の安全性を高めるとともに、高額紙幣の収納を容
易にした金銭登録機を提供する。 【構成】 高額紙幣収納部5を少額紙幣収納トレイ3か
ら隔離して施錠可能に設け、該高額紙幣収納部に貫通す
るスリット6、7をキャッシュドロアー1の前面部及び
高額紙幣収納部の前面部に設けて、該スリット6、7か
ら高額紙幣を挿入するように構成した。開閉権限を有す
るものだけが解錠でき、高額紙幣を取り出すことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金銭登録機の金銭収
納部に関する。
【0002】
【従来技術】従来の金銭登録機の金銭収納部の構造を、
図10に示す。金銭収納部は開閉可能なキャッシュドロ
アー1からなり、キャッシュドロアー1には現金を硬貨
と各種紙幣とに分けて収納するよう仕切られたキャッシ
ュトレイ3が乗せられている。キャッシュトレイ3はキ
ャッシュドロアー1から取り外すことができる。入金さ
れた現金は硬貨及び紙幣の種類毎に各々の収納部に保管
され、釣銭の支払等に使用される。ただし、最高額紙幣
(日本では1万円)は、釣銭に使用されることはないた
め、安全の見地からドロアー1内のキャッシュトレイ3
の下に収納されるのが慣例となっている(通常コイント
レイ41の下に収納される)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1万円札を受
領する度にコイントレイ41を持ち上げ1万円をその下
に入れるのはオペレータに煩雑な作業を強いるのみなら
ず、精算処理の遅れを招来する。より大きな問題は、オ
ペレータが高額紙幣をいつでも取り出せる状態にあるの
で、安全対策上好ましくないという点である。この発明
は、上記問題点に鑑みて成されたもので、高額紙幣を簡
単に収納でき、かつ特定の権限者以外は高額紙幣を取り
出すことができないようにした金銭登録機を提供するこ
とを目的とする。
【0004】また、高額紙幣収納部への入出金及び高額
紙幣を取り出した者等を記録可能にして、安全対策をよ
り強化した金銭登録機を提供することを目的とする。
【0005】さらに、オペレータの作業の簡素化及び精
算処理の高速化の観点、並びに低額紙幣の安全対策等の
観点から、紙幣を自動的に収納するとともに、釣銭用紙
幣を入金額額及び購入代金から算出し自動的に排出する
ようにした金銭登録機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を達成するための手段】この発明は金銭登録機の
現金保管部を、低額紙幣及び硬貨を収納する低額金銭収
納部と、前面に紙幣挿入口が設けられており前記低額金
銭収納部から隔離された独立して施錠可能な高額紙幣収
納部とから構成することにより上記目的を達成した。ま
た、前記現金保管部を、低額紙幣及び硬貨を収納する低
額金銭収納部と、前面に紙幣挿入口が設けられており前
記金銭収納部から隔離された独立して施錠可能な高額紙
幣収納部と、前記高額紙幣収納部を施錠しており権限者
に割り当てられた所定の暗唱番号または所定のカードに
より解錠し、解錠の度その解錠者を特定するデータを記
録するようにした前記高額紙幣収納部の施錠装置とから
構成して、高額紙幣保管の安全性をより高めるようにし
た。さらに、データ入力部と、各種紙幣毎に紙幣を収納
し必要に応じて排出する紙幣収納部と、硬貨収納部と、
紙幣を挿入する紙幣挿入部と、紙幣を排出する紙幣排出
部と、前記紙幣挿入部に挿入された紙幣を識別して対応
する前記紙幣収納部に搬送し、または前記各紙幣収納部
から前記紙幣排出部へ釣銭用紙幣を搬送する紙幣搬送手
段と、前記紙幣収納部の近くに設けられ、該紙幣収納部
から紙幣を繰り出し前記紙幣搬送手段に送出する紙幣取
り出し手段と、受領金額の合計から購入金額の合計を差
引いて釣銭用紙幣を計算し、前記紙幣取り出し手段を駆
動させて前記各紙幣収納部から釣銭用紙幣を排出させる
制御部とを設けた金銭登録機により上記第3の課題を達
成した。
【0007】
【実施例】図面を用いて本発明の実施例を説明する。図
1は、本発明の第1の実施例にかかる金銭登録機を示す
分解斜視図である。図中、1は金銭収納ユニット10に
引出し自在に設けられるキャッシュドロアーである。2
はキャッシュボックスである。キャッシュボックス2の
4隅には、支持部材11が設けられ、この上に低額紙幣
及び硬貨を収納するキャッシュトレイ(低額紙幣収納
部)3が着脱自在に載せられてる。該トレイ3はロック
(施錠装置)4によりキャッシュボックス2に施錠され
た状態で取付られている。キャッシュトレイ3の底とキ
ャッシュボックス2の低面との間の空間は高額紙幣収納
部5を構成する。キャッシュボックス2の前面には、高
額紙幣収納部5に高額紙幣を挿入するためのスリット6
が設けられている。キャッシュボックス2はキャッシュ
ドロアー1内に取り外し自在に収納されており、キャッ
シュドロアー1の前面のキャッシュボックス2のスリッ
ト6に対応する位置にはスリット7が設けられている。
このスリット6及び7を介して高額紙幣を高額紙幣収納
部5に挿入することができる(スリット6及び7を併せ
て紙幣挿入口と称す)。収納された高額紙幣はロックさ
れたトレイ3の低面とキャッシュボックス2の低面との
間に密閉され、ロックを外してトレイ3を取り外さない
限り、取り出すことはできない。 スリット6の溝穴
は、一度挿入した紙幣を取り出すことができないよう
に、入口がやや広く奥に行くに従って徐々に狭くなるよ
うな構造になっている。スリット6の溝穴の内側上下に
高額紙幣収納部内に突出するような紙幣挿入ガイドを設
けても良い。
【0008】現金の集計の際には、金銭収納ユニット1
0からキャッシュボックス2を取り外して、集計場所に
運ぶ。キャッシュボックス2を運ぶ際には、トレイ3に
蓋(図示せず)をする。このように高額紙幣収納部5を
ロックした構造とすることにより、金銭登録機のオペレ
ータは高額紙幣を取り出すことができないので、安全対
策上きわめて有効である。また、高額紙幣の収納も極め
て容易である。尚、高額紙幣とは、原則として最高額紙
幣であるが、これに限らず2番目に高額な紙幣(例えば
5千円札)を含めても良い。この場合、高額紙幣収納部
を2種類設けても良い。また、高額紙幣収納部5内に手
形等の重要書類を入れる隔離された収納部を設けること
もできる。このよう高額収納5部内に複数の収納部を設
けた場合でも、施錠装置は高額紙幣収納部5全体で1つ
設ければ良い。これらの複数収納部を有する点及び全体
で1つの施錠装置でも良い点については以下の実施例の
高額収納部でも同じである。
【0009】次に図2を用いて本発明の第2の実施例を
説明する。第2の実施例では、第1の実施例のようなキ
ャッシュボックス2がなく、トレイ3の一部に、施錠可
能な高額紙幣収納部8が設けられている。高額収納部8
の前面及びキャッシュドロアー1の前面には実施例1と
同様にそれぞれスリット6、7が設けられており、ここ
から高額紙幣が投入される。また、図中に2点鎖線で示
すように、高額紙幣収納部8の上部の手前側(端部から
少し間隔をおいて設けてもよい)に浅いコイン収納部を
設けることもできる。その場合、スリット6、7を少し
下側に設けるか、またはコイン収納部の前面から奥に向
かってを緩やかな傾斜を設けると良い。
【0010】図3に本発明の第3の実施例を示す。第3
の実施例においては、トレイ3の一部に取付可能な高額
紙幣収納部9が設けられている。高額紙幣収納部9の上
面12にはスリット13が設けられており、上面板12
はロック14を外すことにより開閉可能となる。上面板
12の上には、一端がヒンジ止めされた紙幣挿入具16
が設けられている。紙幣挿入具16には、スリット13
に対応する突出部18が設けられている。高額紙幣の挿
入の際には、高額紙幣が高額紙幣収納部の上に置いてか
ら紙幣挿入具16を下に下ろすことにより、挿入具の突
出部18により紙幣をスリット13を通して内部に押し
込む。
【0011】次に第4の実施例について説明する。図4
(A)は本発明の第4の実施例の分解斜視図を示す。第
4の実施例においても第1の実施例と同じ部分は同一番
号を付す。第4の実施例でも金銭収納ユニット10、キ
ャッシュドロアー1及びトレイ3は、第1の実施例と同
様である。第4の実施例にもキャッシュボックスはな
く、高額紙幣収納部20はトレイ3から独立している。
高額紙幣収納部20がキャッシュドロアー1に収納さ
れ、その上にトレイ3が配置される。
【0012】第4の実施例では高額紙幣収納部20に特
徴がある。高額紙幣収納部20は薄いボックス形状であ
り、上面には開閉可能な蓋22が設けられている。前面
には第1の実施例と同様のスリット24を有している。
蓋22は通常ロックされており、特定の権限者のみが開
閉できる。
【0013】また、第4の実施例においては、ロック制
御装置26が設けられている。ロック制御装置26は、
図4(B)に示すように、データ入力部28と、データ
記憶部30と、ロック駆動部32と電源部34と制御部
39とから構成されており、高額紙幣収納部と結合され
ている機器収納部36に収納される。ロック制御装置2
6は、キーボードまたはカードリーダ等から入力された
識別データとデータ記憶部30に登録されている登録デ
ータを比較し、一致した場合のみロック駆動部32を動
作させロックを解除する。識別データの入力にはカード
と暗唱番号の双方を使用するようにしてより厳重なチェ
ックをするようにしてもよい。入力されたデータ及びロ
ック解除の時刻等開閉データは、データ記憶部30に記
憶され、要求に応じて外部に出力される。例えば、開閉
記録をプリントアウトしたい場合には、金銭登録機のキ
ーボードからその旨を指示することにより、コネクタ3
8、40を介して高額紙幣収納部20のデータ記憶部3
0から開閉データが金銭登録機に送られ、金銭登録機の
プリンタによりプリントアウトされる。外部とのデータ
の授受は光を用いて行うことができ、この場合コネクタ
38としてフォトカプラーを用いる。これにより、高額
紙幣収納部20の着脱が容易となる。
【0014】次に、紙幣の出し入れを自動化して、金銭
処理の安全及びオペレータ負荷の軽減を図った第5の実
施例について、説明する。図5に第5の実施例を概念的
に表わす。第5の実施例においては、紙幣の出し入れは
完全に自動化されている。硬貨は、従来通り、オペレー
タによりコイントレイ41に収納される。まず、紙幣の
処理について説明する。オペレータは受領した紙幣44
を紙幣挿入口42から挿入する。挿入された紙幣44
は、紙幣分別手段46に送られ、紙幣の種類を識別され
て対応する紙幣収納部50a,50b,50cに送られ
る。紙幣収納部50は、紙幣の種類毎に設けられてい
る。紙幣分別手段46で紙幣が識別されると、その紙幣
の種類を表わす信号が制御部52に送られる。制御部5
2は紙幣の種類に応じて搬送路48上に設けられたゲー
ト手段56を駆動して紙幣を対応する各金銭収納部50
a,50b,50cに振り分ける。最高額紙幣収納部の場
合には排出の必要が無いので、ゲート56cには従来の
ゲートで良いが、それ以外のゲート手段56a及び56
bとしては、後述するゲート手段84を用いるのが望ま
しい。
【0015】紙幣収納部50に収納された紙幣は、最高
額の紙幣を除き釣銭として使用される。そのため、最高
額紙幣収納部50cを除く紙幣収納部50a,50b
は、収納した紙幣を繰り出すことができる様に構成され
る。釣銭として繰り出された紙幣は紙幣排出口54に排
出される。排出された紙幣は、オペレータにより取り出
され釣銭として顧客に渡される。釣銭として必要な硬貨
は、オペレータがコイントレイ41から取り出し紙幣と
一緒に渡す。釣銭として排出される紙幣は、オペレータ
により入力される受領金額と購入金額合計から計算さ
れ、割り出されて制御部52を介して最適な金種組合せ
が決定されそれぞれ必要な紙幣が繰り出される。必要に
応じ、釣銭紙幣の金種指定ができるようにすることもで
きる。
【0016】紙幣は、一枚づつ挿入するようにしても一
度に挿入する様にしてもよい。一度に挿入した場合、挿
入口42近くに設けられたフィード装置により一枚づつ
紙幣分別手段46に送り出され、そこで金種の判断が行
われる。フィード装置及び紙幣識別装置はATM装置な
どで公知の技術であるので、これ以上説明はしない。紙
幣分別手段46で金種が識別されると、金種識別信号が
制御部52に送られる。制御部52は金種に応じて各ゲ
ート56を開閉する。例えば、識別した紙幣が1万円札
であるとすると、ゲート56cを閉じて紙幣収納部50
cへ送り、5千円札の場合ゲート56cを開きゲート5
6bを閉じて紙幣収納部50bへ導く。紙幣収納部50
の入口近くには、紙幣を送り込みまたは取り出すための
搬送ローラ郡57が設けられており、紙幣収納部50の
横にはフィードローラ58と押し込みアーム59が設け
られている。
【0017】次に紙幣収納部50の構造について、図6
を用いて説明する。図6(A)は図5の紙幣収納部50
aまたは50bとフィードローラ58及び押し込みアー
ム59部分の拡大図であり、(B)は図6(A)の矢印
a方向から見た全体図、(C)は(A)図のA−A線断
面図である。
【0018】図6(A)に示すように、搬送路48を送
られてきた紙幣44は、搬送ローラ手段57及び紙幣収
納部の開口64を経てフィードローラ58の回転によ
り、一次収納部66に収納される。図6(C)に、紙幣
44が一次収納部66に収納された状態を示す。一次収
納部66の外側の上下端部には短いガイド68a,bが
設けられて紙幣44をガイドしている。内側にも短いガ
イド70a,bが設けられている。一次収納部66に収
納された紙幣44はガイド70a、70bによりその内
側の収納部72から隔離されており、収納部72に収納
済みの紙幣74も一次収納部と分離されている。従っ
て、搬送路からの送り込まれた紙幣44は収納済み紙幣
74に邪魔されることなく一次収納部66に収納され
る。
【0019】一次収納部66に収納された紙幣44は、
フィードローラ58及び押し込みアーム59により収納
部72に押し込まれる。紙幣収納部の側面には図6
(B)に示すような穴60a,b及び62a,bが設け
られている。60はフィードローラ58が通過する穴で
あり、62は押し込みアーム59が通過する穴である。
フィードローラ58及び押し込みアーム59は、図6
(A)に点線で示すように、図5に示すボールネジ等に
よる直動送り装置(以下送り装置という)73a〜cに
より図5において左の方向に移動可能である(押し込み
アーム用送り装置については図示していない)。2つづ
つ設けられたフィードローラ58a〜b及び押し込みア
ーム59a〜bは、それぞれ穴60a,b及び62a,
bを介して一次収納部66の紙幣44を左側に押し、紙
幣44を撓ませることにより、ガイド70a,bを通過
させて収納部72内に紙幣44を押し込む。収納済み紙
幣74はスプリング76a,bによりガイド70a,b
に押圧されている。
【0020】紙幣の繰り出しについて、図7を用いて説
明する。紙幣排出の際には、一次収納部66には紙幣4
4は存在していない。従って、フィードローラ58を左
方向に移動させると、穴60a,60bを介してフィー
ドローラ58が収納部72に収納されている紙幣74に
当接することになる。制御部は、受領金額と購入額とか
ら算出された釣銭から、釣銭に必要な紙幣を排出するよ
うフィードローラ送り装置73a,b及びフィードロー
ラ58a,bを制御する。これにより、フィードローラ
58が左に移動して穴60を介して紙幣74に押圧さ
れ、その後フィードローラ58が回転駆動されて紙幣が
開口部78から一枚ずつ繰り出される。同時に複数種類
の紙幣の排出が行われないように、各収納部毎に排出時
間をずらすよう制御される。また紙幣排出時には、搬送
ローラ手段57は、開口78と搬送ローラ手段57の位
置が整合するように軸80を支点として時計方向に僅か
に回転される。回転駆動手段としてはソレノイド等を用
いることができる。
【0021】さらにこの時搬送路48は、ゲート手段5
6により排出口54の方に通じるように切り換えられて
いる。従って、搬送ローラ手段57から搬送路上に送り
出された紙幣は、排出口54まで搬送されることにな
る。
【0022】紙幣排出の際のダブルフィードを防止する
ため、紙幣排出のときに限り搬送ローラ手段57のロー
ラ82を逆回転するように構成することもできる。ま
た、搬送路上にセンサー等(図示せず)を設けて、ダブ
ルフィードのチェック及び排出枚数の検出するのが望ま
しい。
【0023】搬送路のゲート手段には、従来のゲートを
用いても良いが、図8(A)のようなゲート手段84を
用いるとゲートの数を減らすことができる。図8(A)
のゲートは回転軸86に固定されており軸86を中心と
して回転可能に設けられる。回転軸86はモータ(図示
せず)で駆動される。図8(A)は紙幣を次の紙幣収納
部に通過させる状態を示し、紙幣はそのまま通路を通過
する。図8(B)は対応する紙幣収納部に紙幣を取り込
む場合のゲートの位置を示す。ゲート手段84が軸86
を中心に反時計方向に回転することにより紙幣を矢印の
紙幣収納部方向に取り込むことができる。図8(C)は
紙幣を排出する場合のゲートの位置を示す。ゲート手段
84を図8(B)の位置から時計方向に回転駆動するこ
とにより、紙幣を矢印で示す紙幣排出口54の方に送り
出すことができる。このゲート手段84により、従来の
ゲートを用いると、1つの紙幣収納部につき図8(D)
にa,b,cで示すように3個ゲートが必要であったとこ
ろを、1個のゲート手段により切り替え可能となる。
【0024】金銭集計のための紙幣の取り出しについて
説明する。金銭の集計のためには、金銭登録機から金銭
収納部90を取り外して金銭集計場所まで運ぶ必要があ
る。そのため、紙幣収納部の密封性を維持したまま金銭
収納部90を取り外すことができる必要がある。図9
(A)に本発明の金銭収納部90を引き出した状態を示
し、図9(B)に金銭収納部90を取り出した状態を示
す。取り出された金銭収納部90には、図9(B)に点
線で示すようなカバーをかけ施錠した状態で集計所に運
ばれる。集計所では、開閉権限者がロックをはずして紙
幣収納部を開けて紙幣を取り出すことができる。
【0025】
【発明の効果】この発明は、高額紙幣収納部を少額紙幣
とは別個にした施錠可能な高額紙幣収納部を設け、該高
額紙幣収納部にはキャッシュドロアーの前面に設けられ
たスリットから高額紙幣を簡単に挿入できるようにし
て、金銭登録機における高額紙幣保管の安全性を高めか
つオペレータの操作性を向上させることができた。
【0026】また、高額紙幣を取り出した者をすべて記
録するように構成したことにより、安全対策をより強化
した金銭登録機を提供することができた。
【0027】さらに、紙幣を自動的に収納するととも
に、釣銭用紙幣を入金額及び購入代金から算出し自動的
に排出するようにした金銭登録機を提供することによ
り、オペレータの作業の簡素化及び精算処理の高速化、
並びに低額紙幣の安全対策をはかることができた。ま
た、ゲート手段84により通路の切り替えを簡単な構造
にすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例にかかるECRを示す分
解斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す分解斜視図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す。
【図4】本発明の第4の実施例の分解斜視図を示す。
【図5】本発明の第5の実施例を概念的に表わす平面
図。
【図6】紙幣収納部50の構造を説明するための図。
【図7】紙幣の繰り出し動作を説明するための紙幣収納
部50の断面図。
【図8】本発明に使用するゲート手段84の平面。
【図9】金銭収納部を金銭登録機から引き出し取り出し
た状態を示す斜視図。
【図10】従来の金銭登録機の金銭収納部の構造を示す
分解斜視図。
【符合の説明】
1 キャッシュドロワー 2 キャッシュボックス 3 キャッシュトレイ 4 ロック 5 高額紙幣収納部 8 第2の実施例にかかる高額紙幣収納部 9 第3の実施例にかかる高額紙幣収納部 10 金銭収納ユニット 20 第4の実施例にかかる高額紙幣収納部 26 ロック制御装置 42 紙幣挿入口 44 紙幣 48 搬送路 50 第5の実施例にかかる紙幣収納部 54 排出口 56 ゲート 57 搬送ローラ手段 58 フィードローラ 73 ボールネジ等による直動送り装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低額紙幣及び硬貨を収納する低額金銭収
    納部と、 前面に紙幣挿入口が設けられ、前記低額金銭収納部から
    隔離されており独立して施錠可能な高額紙幣収納部とを
    有する金銭登録機。
  2. 【請求項2】 低額紙幣及び硬貨を収納する低額金銭収
    納部と、 前面に紙幣挿入口が設けられ、前記金銭収納部から隔離
    されており独立して施錠可能な高額紙幣収納部と、 前記高額紙幣収納部を施錠しており、権限者に割り当て
    られた所定の暗唱番号または所定のカードにより解錠
    し、解錠の度その解錠者を特定するデータを記録するよ
    うにした前記高額紙幣収納部の施錠装置とを有する金銭
    登録機。
  3. 【請求項3】 データ入力部と、 硬貨収納部と、 紙幣を挿入する紙幣挿入部と、 紙幣を排出する紙幣排出部と、 前記紙幣挿入部から挿入された紙幣を紙幣の種類毎に収
    納し、かつ要求に応じて前記紙幣排出部に1枚づつ排出
    可能な紙幣収納部と、 前記紙幣挿入部に挿入された紙幣を識別して前記紙幣収
    納部に搬送し、または前記各紙幣収納部から前記紙幣排
    出部へ釣銭用紙幣を搬送する紙幣搬送手段と、 前記紙幣収納部の近くに設けられ、該紙幣収納部から紙
    幣を繰り出し前記紙幣搬送手段に送出する紙幣取り出し
    手段と、 受領金額の合計から購入金額の合計を差引いて釣銭用紙
    幣を計算し、前記紙幣取り出し手段を駆動させて前記各
    紙幣収納部から釣銭用紙幣を排出させる制御部とを有す
    る金銭登録機。
JP28028093A 1993-10-14 1993-10-14 金銭登録機 Pending JPH07121768A (ja)

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JPH08329336A (ja) * 1995-10-16 1996-12-13 Kazutaka Nishiyama つり銭が出るレジー
JP2009238146A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Glory Ltd 補助保管装置および釣銭機システム
JP2013069331A (ja) * 2012-12-13 2013-04-18 Glory Ltd 補助保管装置および釣銭機システム

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