JP2009238146A - 補助保管装置および釣銭機システム - Google Patents

補助保管装置および釣銭機システム Download PDF

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Abstract

【課題】紙葉類や棒金以外の硬貨を収納するとともに、棒金以外の硬貨を容易に収納したり、投入された貨幣の枚数を把握して、補助収納部内に収納された貨幣を管理すること。
【解決手段】補助保管装置1は、棒金を収納する。補助保管装置1は、収納筐体2と、収納筐体2に対して引き出し自在に設けられるとともに、棒金を収納する棒金収納部5と、棒金以外の硬貨を収納する硬貨収納部16,17を含む補助収納部10とを有する収納ドロア3と、を備えている。収納ドロア3の正面壁のうち硬貨収納部16,17に対応する位置に、硬貨を投入するための硬貨投入用スリット16a,17aが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、棒金を収納して保管する補助保管装置と、このような補助保管装置と釣銭を処理する釣銭機とを有する釣銭機システムに関する。
従来、収納庫本体と、この収納庫本体に対して引出し自在に設けられ、特定金種の棒金硬貨をそれぞれ1本ずつ収納可能な複数の棒金収納部が設けられた棒金ドロアと、この棒金ドロアの棒金収納部ごとに棒金硬貨の有無を検知する棒金有無検知手段と、この有無検知手段による検知結果を硬貨釣銭機へ送信する検知結果送信手段と、を備えた棒金収納庫が知られている(特許文献1参照)。
特開2006−85332
しかしながら、従来の棒金収納庫には、棒金のみを収納するスペースしかなく、棒金以外のものを収納するスペースがなかった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、紙葉類や棒金以外の硬貨を容易に収納することができ、投入された貨幣の枚数を把握することができ、補助収納部内に収納された貨幣を管理することができる補助保管装置および釣銭機システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様による補助保管装置は、
棒金を収納する補助保管装置において、
収納筐体と、
前記収納筐体に対して引き出し自在に設けられるとともに、棒金を収納する棒金収納部と、該棒金収納部に対して引き出し方向側に配置され、棒金以外の硬貨を収納する硬貨収納部を含む補助収納部とを有する収納ドロアと、
を備え、
前記収納ドロアの正面壁のうち前記硬貨収納部に対応する位置に、硬貨を投入するための硬貨投入用スリットが設けられている。
本発明の第1の態様による補助保管装置において、
前記硬貨収納部は二つ設けられ、
前記硬貨投入用スリットは、水平方向に沿って二つ存在し、
一方の硬貨収納部に対応する位置に一方の硬貨投入用スリットが設けられ、
他方の硬貨収納部に対応する位置に他方の硬貨投入用スリットが設けられていることが好ましい。
本発明の第1の態様による補助保管装置において、
前記硬貨投入用スリットに、硬貨の投入を検知するための投入検知手段が設けられていることが好ましい。
本発明の第1の態様による補助保管装置において、
前記硬貨投入用スリットのうちの一つを覆うスリット蓋が設けられていることが好ましい。
本発明の第1の態様による補助保管装置において、
二つの硬貨収納部が設けられ、一方の硬貨収納部に対応する位置に一方の硬貨投入用スリットが設けられ、他方の硬貨収納部に対応する位置に他方の硬貨投入用スリットが設けられ、一方の硬貨収納部はオーバーフロー硬貨を収納するために用いられ、他方の硬貨収納部はリジェクト硬貨を収納するために用いられることが好ましい。
本発明の第1の態様による補助保管装置において、
前記補助収納部は、紙葉類または棒金以外の硬貨を収納し、
前記補助収納部内の紙葉類または棒金以外の硬貨について有無検知を行う検知センサが設けられたことが好ましい。
本発明の第1の態様による釣銭機システムは、
釣銭に関する処理を行う釣銭機と、
前記釣銭機の下方に配置され、棒金を収納する補助保管装置と、を備え、
前記補助保管装置が、
収納筐体と、
前記収納筐体に対して引き出し自在に設けられるとともに、棒金を収納する棒金収納部と、棒金以外の硬貨を収納する硬貨収納部を含む補助収納部とを有する収納ドロアと、
を有し、
前記収納ドロアの正面壁のうち前記硬貨収納部に対応する位置に、硬貨を投入するための硬貨投入用スリットが設けられている。
本発明の第1の態様による釣銭機システムにおいて、
前記硬貨収納部は二つ設けられ、前記硬貨投入用スリットは、水平方向に沿って二つ存在し、一方の硬貨収納部に対応する位置に一方の硬貨投入用スリットが設けられ、他方の硬貨収納部に対応する位置に他方の硬貨投入用スリットが設けられていることが好ましい。
本発明の第1の態様による釣銭機システムにおいて、
前記釣銭機は正面側に突出した突出部を有し、一方の硬貨投入用スリットは、前記釣銭機の突出部の下方近傍に位置するとともに、スリット蓋で覆われていることが好ましい。
本発明の第1の態様による釣銭機システムにおいて、
前記釣銭機は、硬貨を処理する硬貨用釣銭機を有し、一方の硬貨投入用スリットは、前記硬貨用釣銭機の下方に位置し、他方の硬貨投入用スリットは、スリット蓋で覆われていることが好ましい。
本発明の第2の態様による補助保管装置は、
棒金を収納する補助保管装置において、
収納筐体と、
前記収納筐体に対して引き出し自在に設けられるとともに、棒金を収納する棒金収納部と、該棒金収納部に対して引き出し方向側に配置され、紙葉類または棒金以外の硬貨の少なくとも一方を収納する補助収納部とを有する収納ドロアと、
を備え、
前記収納ドロアの正面壁のうち前記補助収納部に対応する位置に、貨幣を投入するための貨幣投入用スリットが設けられ、
前記貨幣投入用スリットから投入される貨幣を検知する投入検知手段が設けられ、
前記投入検知手段からの検知結果を記憶する記憶部が設けられている。
本発明の第2の態様による補助保管装置において、
前記補助収納部内の紙葉類または棒金以外の硬貨について有無検知を行う検知センサが設けられたことが好ましい。
本発明の第2の態様による釣銭機システムは、
外部装置と、
釣銭に関する処理を行う釣銭機と、
前記釣銭機の下方に配置され、棒金を収納する補助保管装置と、
を備え、
前記外部装置および前記釣銭機のうちのいずれかは、貨幣の枚数を入力することができ、
前記補助保管装置は、
収納筐体と、
前記収納筐体に対して引き出し自在に設けられるとともに、棒金を収納する棒金収納部と、紙葉類または棒金以外の硬貨の少なくとも一方を収納する補助収納部とを有する収納ドロアと、を有し、
前記収納ドロアの正面壁のうち前記補助収納部に対応する位置に、貨幣を投入するための貨幣投入用スリットが設けられ、
前記貨幣投入用スリットから投入される貨幣を検知する投入検知手段が設けられ、
前記投入検知手段からの検知結果に基づく貨幣の枚数を記憶する記憶部が設けられ、
前記外部装置または前記釣銭機で入力された貨幣の枚数を記憶部に記憶させる制御部が設けられている。
本発明の第2の態様による釣銭機システムにおいて、
前記制御部は、前記記憶部に記憶された、前記投入検知手段による検知結果に基づく貨幣の枚数と、前記外部装置または前記釣銭機で入力された貨幣の枚数とが一致しない場合に、一致しない旨を出力することが好ましい。
本発明の第2の態様による釣銭機システムにおいて、
前記外部装置は、前記記憶部に記憶された、前記投入検知手段による検知結果に基づく貨幣の枚数と、前記外部装置または前記釣銭機で入力された貨幣の枚数とが一致しない場合に、一致しない旨を出力することが好ましい。
本発明の第2の態様による釣銭機システムにおいて、
前記釣銭機は、前記記憶部に記憶された、前記投入検知手段による検知結果に基づく貨幣の枚数と、前記外部装置または前記釣銭機で入力された貨幣の枚数とが一致しない場合に、一致しない旨を出力することが好ましい。
本発明によれば、棒金以外の収納スペース(補助収納部)を設けたので、紙葉類や棒金以外の硬貨を収納することができる。また、収納ドロアの正面壁のうち前記硬貨収納部に対応する位置に、硬貨を投入するための硬貨投入用スリットが設けられているので、棒金以外の硬貨を容易に収納することができる。さらに、貨幣投入用スリットから投入される貨幣を検知する投入検知手段と、投入検知手段と通信可能であり、投入検知手段からの検知結果を記憶する記憶部とが設けられているので、投入された貨幣の枚数を把握することができ、補助収納部内に収納された貨幣を管理することができる。
発明を実施するための形態
第1の実施の形態
以下、本発明に係る補助保管装置1および釣銭機システムの第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。ここで、図1乃至図5は本発明の第1の実施の形態を示す図である。
本発明の補助保管装置1は、棒金と、紙葉類および棒金以外の硬貨を収納するために用いられる。この補助保管装置1は、図1および図4に示すように、収納筐体2と、収納筐体2に対して引き出し自在に設けられる収納ドロア3と、を備えている。
このうち、収納ドロア3は、図1および図4に示すように、棒金を収納する棒金収納部5と、当該棒金収納部5に対して引き出し方向側に配置された補助収納部10とを有している。
また、図1および図4に示すように、補助収納部10は、現金以外の紙葉類を収納する現金外紙葉類収納部12と、予備紙幣を収納する予備紙幣収納部11と、予備硬貨を収納する予備硬貨収納部13と、オーバーフロー硬貨やリジェクト硬貨などを収納する硬貨収納部16,17と、を有している。なお、現金以外の紙葉類とは、例えば小切手や商品券などのことを意味する。また、オーバーフロー硬貨とは、後述する硬貨用釣銭機55の収容量が満たされ、処理を継続するため硬貨用釣銭機55から回収した一部の硬貨のことを意味し、リジェクト硬貨とは、汚損などが原因で硬貨用釣銭機55において識別することができず、リジェクトされた硬貨のことを意味する。
また、図1および図4に示すように、収納ドロア3の正面壁のうち硬貨収納部16,17に対応する二箇所の位置には、硬貨を投入するための硬貨投入用スリット16a,17aが設けられている。また、収納ドロア3の正面壁のうち現金外紙葉類収納部12に対応する位置には、現金外紙葉類を投入するための紙葉類投入用スリット12aが設けられている。
ここで、硬貨投入用スリット16a,17aと紙葉類投入用スリット12aによって貨幣投入用スリットが構成されている。なお、本願において貨幣投入用スリットとは、硬貨または紙幣を投入するためのスリットのことを意味しており、本実施の形態では、硬貨投入用スリット16a,17aおよび紙葉類投入用スリット12aの両方を、意味している。
また、図4に示すように、硬貨投入用スリット16a,17aの各々には、制御部40に接続され、硬貨の投入を検知するための投入検知手段61,62が設けられている。また、図4に示すように、紙葉類投入用スリット12aには、制御部40に接続され、紙葉類の投入を検知するための投入検知手段65が設けられている。
また、図2に示すように、補助保管装置1上には、釣銭に関する処理を行う釣銭機50,55が載置されている。この釣銭機50,55は、硬貨を処理する硬貨用釣銭機55と、紙幣を処理する紙幣用釣銭機50とからなっている。このうち、硬貨用釣銭機55は、正面側に突出した硬貨排出口(突出部)56を有している。なお、この硬貨排出口56の下方には一方の硬貨投入用スリット17aが位置しており、この硬貨投入用スリット17aはスリット蓋69で覆われている。
なお、このスリット蓋69は取り外し自在になっており、使用態様に合わせて、他方の硬貨投入用スリット16aを覆うようにしてもよく(図5参照)、一方の硬貨投入用スリット17aと他方の硬貨投入用スリット16aとを選択的に使用することができる。このため、例えば、図5に示すように、硬貨用釣銭機55の硬貨排出口56の大きさが比較的小さい場合には、一方の硬貨投入用スリット17aをスリット蓋69で覆う代わりに、他方の硬貨投入用スリット16aをスリット蓋69で覆ってもよい。
また、図4において、制御部40は、紙幣用釣銭機50を介して、POSレジスタ(外部装置)70に連結されている。なお、このPOSレジスタ70は、図4に示すように、ストアコントローラ75と通信可能となっており、ストアコントローラ75へ信号を送信したり、ストアコントローラ75から信号を受信したりする。さらに、このストアコントローラ75は、図4に示すように、ホストコンピュータ80と通信可能となっており、ホストコンピュータ80へ信号を送信したり、ホストコンピュータ80から信号を受信したりする。
なお、硬貨投入用スリット16a,17aをスリット蓋69で覆うことなく、両方の硬貨投入用スリット16a,17aを使用することもできる。このときには、例えば、一方の硬貨収納部17をオーバーフロー硬貨を収納するために用い、この硬貨収納部17に一方の硬貨投入用スリット17aからオーバーフロー硬貨を投入するようにし、他方の硬貨収納部16をリジェクト硬貨を収納するために用い、この硬貨収納部16に他方の硬貨投入用スリット16aからリジェクト硬貨を投入するようにしてもよい。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について述べる。
最初に、硬貨投入用スリット16a,17aにスリット蓋69が取り付けられておらず、両硬貨投入用スリット16a,17aを用いることができる態様を用いて説明する(図1参照)。
このように両硬貨投入用スリット16a,17aを用いることができる場合には、硬貨投入用スリット16a,17aを介して、容易に硬貨を硬貨収納部16,17に投入することができる。このため、オーバーフロー硬貨やリジェクト硬貨などを、容易に硬貨収納部16,17に収納させることができる。このときには、硬貨投入用スリット16a,17aを、収納される硬貨の種類(オーバーフロー硬貨やリジェクト硬貨などの種類)に合わせて選択的に用いることができる。
また、硬貨投入用スリット16a,17aの各々には、硬貨の投入を検知するための投入検知手段61,62が設けられている。このため、オーバーフロー硬貨やリジェクト硬貨などの硬貨が硬貨投入用スリット16a,17aを介して投入されると、このことを制御部40に認識させることができる。また、同様に、紙葉類投入用スリット12aには、紙葉類の投入を検知するための投入検知手段65が設けられている。このため、現金外紙葉類が紙葉類投入用スリット12aを介して投入されると、このことを制御部40に認識させることができる。
なお、このように、両硬貨投入用スリット16a,17aを用いる場合でも、硬貨投入用スリット16a,17aの一方のみに(例えば、リジェクト硬貨が投入される硬貨投入用スリット16aのみに)、投入検知手段61を設けてもよい。このように、投入検知手段61を一方のみに設けることによって、投入の有無についての必要最小限の情報(例えば、リジェクト硬貨の投入の有無についての情報)を収集しつつ、補助保管装置1の製造コストを抑えることができる。
次に、硬貨投入用スリット16a,17aの一方に、スリット蓋69が取り付けられた態様を用いて説明する(図2、図3および図5参照)。
本実施の形態によれば、硬貨投入用スリット16a,17aにスリット蓋69を選択的に取り付けることができる。このため、補助保管装置1の利用態様に応じて、用いる硬貨投入用スリット16a,17aを選択することができる。
例えば、硬貨用釣銭機55が、正面側に突出した比較的大きな硬貨排出口56を有している場合には、この硬貨排出口56の下方の硬貨投入用スリット17aをスリット蓋69で覆って、他方の硬貨投入用スリット16aのみを用いればよい(図2参照)。
このように、硬貨排出口56の下方に位置していない方の硬貨投入用スリット16aを用いることによって、釣銭機システムの操作性を向上させることができる。すなわち、硬貨用釣銭機55の硬貨排出口56が比較的大きい場合には、この硬貨排出口56の下方に位置する硬貨投入用スリット17aを用いようとしても、硬貨排出口56が邪魔になる。これに対して、硬貨排出口56の下方に位置していない方の硬貨投入用スリット16aを用いることによって、このように硬貨排出口56が邪魔になることがなくなるので、釣銭機システムの操作性を向上させることができるのである。
他方、例えば、硬貨用釣銭機55が、正面側に突出した比較的小さな硬貨排出口56を有している場合には、この硬貨排出口56の下方の硬貨投入用スリット17aのみを用い、他方の硬貨投入用スリット16aをスリット蓋69で覆えばよい(図5参照)。
このように、硬貨排出口56の下方に位置する硬貨投入用スリット17aを用いることによって、釣銭機システムの操作性を向上させることができる。すなわち、硬貨用釣銭機55の硬貨排出口56が比較的小さい場合には、この硬貨排出口56の下方に位置する硬貨投入用スリット17aを用いても、硬貨排出口56は邪魔にならない。他方、リジェクト硬貨などは硬貨排出口56を介して排出されるので、このようなリジェクト硬貨などを、近傍に位置する硬貨投入用スリット17aからすぐに投入することができる。このため、釣銭機システムの操作性を向上させることができるのである。
なお、硬貨用釣銭機55が正面側に突出した部材を有していない場合(硬貨排出口56が突出していない場合など)にも、上述のように、硬貨排出口56の下方の硬貨投入用スリット17aのみを用い、他方の硬貨投入用スリット16aをスリット蓋69で覆うことによって、釣銭機システムの操作性を向上させることができる。
ところで、補助保管装置1の利用態様に応じて用いる硬貨投入用スリット16a,17aを選択する場合としては、上述のように硬貨排出口56の大きさだけに依存するものではない。例えば、釣銭機システムの配置位置にも依存し、壁に隣接して釣銭機システムが配置される場合などには、壁側の硬貨投入用スリット16a,17aをスリット蓋69で覆い、壁とは逆側に位置する硬貨投入用スリット17a,16aのみを用いるようにすればよい。
また、本実施の形態によれば、図4に示すように、硬貨投入用スリット16a,17aの各々に、硬貨の投入を検知するための投入検知手段61,62が設けられている。このため、上述のように、用いる硬貨投入用スリット16a,17aを自由に選択しても、オーバーフロー硬貨やリジェクト硬貨などの硬貨の投入を、制御部40に認識させることができる。
第2の実施の形態
次に、図6により、本発明の第2の実施の形態について説明する。図6に示す第2の実施の形態は、補助収納部10内の紙葉類および棒金以外の硬貨について有無検知を行う検知センサを設けたものであり、その他の構成は図1乃至図5に示す第1の実施の形態と略同一である。
図6に示す第2の実施の形態において、図1乃至図5に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6に示すように、予備硬貨収納部13には、当該予備硬貨収納部13内に硬貨が収納されていないかの有無検知を行う検知センサ21a,21bが設けられ、収納筐体2の下面内方であって収納ドロア3が閉鎖位置にあるときの予備紙幣収納部11の下方の位置には、当該予備紙幣収納部11内に予備紙幣が収納されていないかの有無検知を行う反射式の検知センサ22a,22bが設けられ、収納筐体2の下面内方であって収納ドロア3が閉鎖位置にあるときの現金外紙葉類収納部12の下方の位置には、当該現金外紙葉類収納部12内に現金外紙葉類が収納されていないかの有無検知を行う反射式の検知センサ23a,23bが設けられている。また、予備紙幣収納部11の下面であって(収納ドロア3が閉鎖位置にあるときに)検知センサ22a,22bに対応する位置にはスリット37が設けられ、現金外紙葉類収納部12の下面であって(収納ドロア3が閉鎖位置にあるときに)検知センサ23a,23bに対応する位置にはスリット38が設けられている。
また、図7に示すように、収納筐体2の下面内方には光を発光する発光部26aが設けられ、収納筐体2の上面内方には発光部26aによって発光された光を受光する受光部26bが設けられている。また、図6に示すように、棒金収納部5の下面にはスリット31,32,33が設けられており、発光部26aから発光された光は、このスリット31,32,33内を通過することができる。すなわち、センサ26a,26bは、スリット31,32,33に対応する箇所(三箇所)に設けられており、発光部26aから発光された光は、各スリット31,32,33内を通過できるようになっている。ところで、図7は、棒金収納庫1に収納された棒金を検知するためのセンサ26a,26bを示す概略縦断面図である。
また、収納ドロア3と収納筐体2との間には、制御部40に接続されたロータリエンコーダ(変位検出手段)29が設けられており、収納ドロア3の収納筐体2に対する位置を検出することができるようになっている。
そして、図6において、制御部40は、検知センサ21a−23bからの信号を受けて、予備硬貨収納部13、予備紙幣収納部11および現金外紙葉類収納部12の各々についての有無検知の結果をPOSレジスタ70に送信する。このため、操作者は、補助収納部10内の棒金以外の硬貨や紙葉類の有無を容易に認識することができ、補助収納部10内の回収忘れを防止することができる。
また、制御部40は、ロータリエンコーダ29とセンサ26a,26bから得られる情報に基づいて、棒金の直径を検出し、金種の判定を行うとともに、この判定結果をPOSレジスタ70に送信する。このため、操作者は、棒金収納部5内に収納された棒金については、棒金の有無だけでなく金種についても、容易に認識することができる。
第3の実施の形態
次に、図8および図9により、本発明の第3の実施の形態について説明する。図8および図9に示す第3の実施の形態は、投入検知手段61,62,65およびPOSレジスタ70と通信可能であり、投入検知手段61,62,65からの検知結果に基づく貨幣の枚数と、POSレジスタ70で入力されてこのPOSレジスタ70から受信された貨幣の枚数とを記憶することができる記憶部45が設けられたものであり、その他の構成は図6および図7に示す第2の実施の形態と略同一である。
図8および図9に示す第3の実施の形態において、図6および図7に示す第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図8において、記憶部45は、投入検知手段61,62,65およびPOSレジスタ70と通信可能であり、投入検知手段61,62,65からの検知結果に基づく貨幣の枚数と、POSレジスタ70から受信された貨幣の枚数とを記憶することができる。そして、投入検知手段61,62,65による検知結果に基づく貨幣の枚数と、POSレジスタ70から受信された貨幣の枚数とが一致しない場合には、制御部40によって、一致していないことを示すフラグが、補助保管装置1の記憶部45、紙幣用釣銭機50の記憶部(図示せず)、硬貨用釣銭機55の記憶部(図示せず)などに記録されたログにたてられる。
このため、本実施の形態によれば、紙幣用釣銭機50や硬貨用釣銭機55で認識することができずリジェクトされた貨幣を追跡することができる。すなわち、従来であれば、紙幣用釣銭機50や硬貨用釣銭機55で認識されずリジェクトされた貨幣は、手入力によってPOSレジスタ70から入力されるだけであった。
これに対して、本実施の形態によれば、手入力によってPOSレジスタ70から入力された貨幣の枚数と、投入検知手段61,62,65によって検知された貨幣の枚数とを比較するとともに、これらの枚数が一致していない場合にはフラグがたてられる。このため、補助保管装置1に収納された貨幣の総額と、POSレジスタ70で入力されてこのPOSレジスタ70から受信された貨幣の総額とが一致しない場合に、どの時間帯での作業に不備があった可能性が高いかを、容易に確認することができる。
具体的な例を、ログを示した図9を用いて説明する。なお、以下の説明では、硬貨投入用スリットとして硬貨投入用スリット16aを用いた態様によって説明する。
図9に示すように、10:10に、300円分の硬貨が硬貨用釣銭機55に入金され、1000円分の紙幣が紙幣用釣銭機50に入金されたことが分かる。そして、このとき、2枚の10円硬貨がリジェクトされて硬貨排出口56へ排出されたことがわかる。
また、10:11に、2枚の10円硬貨を補助保管装置1内に投入したことがPOSレジスタ70から入力され、10:12に、1枚の硬貨が硬貨投入用スリット16aから硬貨収納部16内に投入されたことが分かる。そして、このように、POSレジスタ70から入力された貨幣の枚数(2枚)と、投入検知手段61によって検知された貨幣の枚数(1枚)とを比較するとともに、これらの枚数が一致しないのでフラグがたてられる(図9では、投入検知の硬貨の欄に○が表示されている)。
このため、操作者は、10:12の作業で、補助保管装置1に収納された貨幣の総額とPOSレジスタ70から入力された貨幣の総額とが一致しない原因となる作業が行われた可能性が高いことを、容易に認識することができる。
なお、POSレジスタ70から入力された貨幣の枚数と、投入検知手段61,62,65によって検知された貨幣の枚数が一致しない場合とは、POSレジスタ70から手入力がされた時点から、所定の時間範囲内(例えば、2分以内)に投入検知手段61,62,65によって検知された貨幣の枚数が、POSレジスタ70から手入力された枚数と一致しない場合のことを意味している。
ところで、上述した本実施の形態では、二つの硬貨投入用スリット16a,17aが設けられている態様を用いて説明したが、これに限られることなく、硬貨投入用スリット16a,17aが一つだけ設けられていてもよい。また、紙葉類投入用スリット12aのみが設けられ、硬貨投入用スリット16a,17aが設けられていなくてもよく、反対に、硬貨投入用スリット16a,17aのみが設けられ、紙葉類投入用スリット12aが設けられていなくてもよい。
上記では、POSレジスタ70として貨幣の枚数を入力することができるものを用いて説明したが、これに限られることなく、例えば、POSレジスタ70が貨幣の枚数が入力可能となる代わりに、釣銭機50,55として貨幣の枚数を入力することができるものを用いてもよい。
また、上記では、制御部40によって、記憶部45に記憶された、POSレジスタ70から受信した貨幣の枚数と、投入検知手段61,62,65によって検知された貨幣の枚数が一致しているか否かが判断される態様を用いて説明した。しかしながら、これに限られることなく、例えば、POSレジスタ70が、記憶部45に記憶された、POSレジスタ70から受信した貨幣の枚数と、投入検知手段61,62,65によって検知された貨幣の枚数が一致しているか否かを判断してもよいし、釣銭機50,55が、記憶部45に記憶された、POSレジスタ70から受信した貨幣の枚数と、投入検知手段61,62,65によって検知された貨幣の枚数が一致しているか否かを判断してもよい。
さらに、上記のように、POSレジスタ70が貨幣の枚数が入力可能となる代わりに、釣銭機50,55として貨幣の枚数を入力することができるものを用いた場合には、POSレジスタ70が、記憶部45に記憶された、釣銭機50,55から受信した貨幣の枚数と、投入検知手段61,62,65によって検知された貨幣の枚数が一致しているか否かを判断してもよいし、釣銭機50,55が、記憶部45に記憶された、釣銭機50,55から受信した貨幣の枚数と、投入検知手段61,62,65によって検知された貨幣の枚数が一致しているか否かを判断してもよい。
ところで、上記では、補助保管装置1が、投入検知手段61,62,65からの検知結果に基づく貨幣の枚数と、POSレジスタ70または釣銭機50,55から受信した貨幣の枚数とを記憶する記憶部45と、これらの貨幣の枚数を記憶部45に記憶させる制御部40を有する態様を用いて説明した。しかしながら、これに限られることなく、例えば、POSレジスタ70が、このような機能を果たす記憶部と制御部を有していたり、釣銭機50,55が、このような機能を果たす記憶部と制御部を有していたりしてもよい。
本発明の第1の実施の形態による補助保管装置を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態による釣銭機システムの一方の硬貨投入用スリットがスリット蓋で覆われている態様を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態による補助保管装置の一方の硬貨投入用スリットがスリット蓋で覆われている態様を示す斜視図。 本発明の第1の実施の形態による釣銭機システムを示す概略構成図。 本発明の第1の実施の形態による釣銭機システムの他方の硬貨投入用スリットがスリット蓋で覆われている態様を示す斜視図。 本発明の第2の実施の形態による釣銭機システムを示す概略構成図。 本発明の第2の実施の形態による補助保管装置に収納された棒金を検知するためのセンサを示す概略縦断面図。 本発明の第3の実施の形態による釣銭機システムを示す概略構成図。 本発明の第3の実施の形態による釣銭機システムにおけるログを示す図。
符号の説明
1 補助保管装置
2 収納筐体
3 収納ドロア
5 棒金収納部
10 補助収納部
12a 紙葉類投入用スリット
16,17 硬貨収納部
16a,17a 硬貨投入用スリット
40 制御部
45 記憶部
50 紙幣用釣銭機
55 硬貨用釣銭機
56 硬貨排出口(突出部)
61,62,65 投入検知手段
69 スリット蓋
70 POSレジスタ(外部装置)

Claims (16)

  1. 棒金を収納する補助保管装置において、
    収納筐体と、
    前記収納筐体に対して引き出し自在に設けられるとともに、棒金を収納する棒金収納部と、該棒金収納部に対して引き出し方向側に配置され、棒金以外の硬貨を収納する硬貨収納部を含む補助収納部とを有する収納ドロアと、
    を備え、
    前記収納ドロアの正面壁のうち前記硬貨収納部に対応する位置に、硬貨を投入するための硬貨投入用スリットが設けられていることを特徴とする補助保管装置。
  2. 前記硬貨収納部は二つ設けられ、
    前記硬貨投入用スリットは、水平方向に沿って二つ存在し、
    一方の硬貨収納部に対応する位置に一方の硬貨投入用スリットが設けられ、
    他方の硬貨収納部に対応する位置に他方の硬貨投入用スリットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の補助保管装置。
  3. 前記硬貨投入用スリットに、硬貨の投入を検知するための投入検知手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の補助保管装置。
  4. 前記硬貨投入用スリットのうちの一つを覆うスリット蓋が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の補助保管装置。
  5. 一方の硬貨収納部はオーバーフロー硬貨を収納するために用いられ、
    他方の硬貨収納部はリジェクト硬貨を収納するために用いられることを特徴とする請求項2に記載の補助保管装置。
  6. 前記補助収納部は、紙葉類または棒金以外の硬貨を収納し、
    前記補助収納部内の紙葉類または棒金以外の硬貨について有無検知を行う検知センサが設けられたことを特徴とする請求項1に記載の補助保管装置。
  7. 釣銭に関する処理を行う釣銭機と、
    前記釣銭機の下方に配置され、棒金を収納する補助保管装置と、を備え、
    前記補助保管装置は、
    収納筐体と、
    前記収納筐体に対して引き出し自在に設けられるとともに、棒金を収納する棒金収納部と、棒金以外の硬貨を収納する硬貨収納部を含む補助収納部とを有する収納ドロアと、
    を有し、
    前記収納ドロアの正面壁のうち前記硬貨収納部に対応する位置に、硬貨を投入するための硬貨投入用スリットが設けられていることを特徴とする釣銭機システム。
  8. 前記硬貨収納部は二つ設けられ、
    前記硬貨投入用スリットは、水平方向に沿って二つ存在し、
    一方の硬貨収納部に対応する位置に一方の硬貨投入用スリットが設けられ、
    他方の硬貨収納部に対応する位置に他方の硬貨投入用スリットが設けられていることを特徴とする請求項7に記載の釣銭機システム。
  9. 前記釣銭機は正面側に突出した突出部を有し、
    一方の硬貨投入用スリットは、前記釣銭機の突出部の下方近傍に位置するとともに、スリット蓋で覆われていることを特徴とする請求項8に記載の釣銭機システム。
  10. 前記釣銭機は、硬貨を処理する硬貨用釣銭機を有し、
    一方の硬貨投入用スリットは、前記硬貨用釣銭機の下方に位置し、
    他方の硬貨投入用スリットは、スリット蓋で覆われていることを特徴とする請求項8に記載の釣銭機システム。
  11. 棒金を収納する補助保管装置において、
    収納筐体と、
    前記収納筐体に対して引き出し自在に設けられるとともに、棒金を収納する棒金収納部と、該棒金収納部に対して引き出し方向側に配置され、紙葉類または棒金以外の硬貨の少なくとも一方を収納する補助収納部とを有する収納ドロアと、
    を備え、
    前記収納ドロアの正面壁のうち前記補助収納部に対応する位置に、貨幣を投入するための貨幣投入用スリットが設けられ、
    前記貨幣投入用スリットから投入される貨幣を検知する投入検知手段が設けられ、
    前記投入検知手段からの検知結果を記憶する記憶部が設けられていることを特徴とする補助保管装置。
  12. 前記補助収納部内の紙葉類または棒金以外の硬貨について有無検知を行う検知センサが設けられたことを特徴とする請求項11に記載の補助保管装置。
  13. 外部装置と、
    釣銭に関する処理を行う釣銭機と、
    前記釣銭機の下方に配置され、棒金を収納する補助保管装置と、
    を備え、
    前記外部装置および前記釣銭機のうちのいずれかは、貨幣の枚数を入力することができ、
    前記補助保管装置は、
    収納筐体と、
    前記収納筐体に対して引き出し自在に設けられるとともに、棒金を収納する棒金収納部と、紙葉類または棒金以外の硬貨の少なくとも一方を収納する補助収納部とを有する収納ドロアと、を有し、
    前記収納ドロアの正面壁のうち前記補助収納部に対応する位置に、貨幣を投入するための貨幣投入用スリットが設けられ、
    前記貨幣投入用スリットから投入される貨幣を検知する投入検知手段が設けられ、
    前記投入検知手段からの検知結果に基づく貨幣の枚数を記憶する記憶部が設けられ、
    前記外部装置または前記釣銭機で入力された貨幣の枚数を記憶部に記憶させる制御部が設けられていることを特徴とする釣銭機システム。
  14. 前記制御部は、前記記憶部に記憶された、前記投入検知手段による検知結果に基づく貨幣の枚数と、前記外部装置または前記釣銭機で入力された貨幣の枚数とが一致しない場合に、一致しない旨を出力することを特徴とする請求項13に記載の釣銭機システム。
  15. 前記外部装置は、前記記憶部に記憶された、前記投入検知手段による検知結果に基づく貨幣の枚数と、前記外部装置または前記釣銭機で入力された貨幣の枚数とが一致しない場合に、一致しない旨を出力することを特徴とする請求項13に記載の釣銭機システム。
  16. 前記釣銭機は、前記記憶部に記憶された、前記投入検知手段による検知結果に基づく貨幣の枚数と、前記外部装置または前記釣銭機で入力された貨幣の枚数とが一致しない場合に、一致しない旨を出力することを特徴とする請求項13に記載の釣銭機システム。
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