JPH10247264A - 硬貨入金装置 - Google Patents

硬貨入金装置

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JPH10247264A
JPH10247264A JP9049251A JP4925197A JPH10247264A JP H10247264 A JPH10247264 A JP H10247264A JP 9049251 A JP9049251 A JP 9049251A JP 4925197 A JP4925197 A JP 4925197A JP H10247264 A JPH10247264 A JP H10247264A
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Kyoichi Kashiwagi
恭一 柏木
Hirotoshi Norita
浩利 乗田
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TEC CORP
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オーバーフローした正貨と偽硬貨とを混同しな
いように収納して、オーバーフローした硬貨を必要に応
じて効率的に再利用できる。 【解決手段】紙幣収納部39、オーバーフロー収納部3
5及びリジェクト収納部36と、リジェクトシャッタ3
2により開口するリジェクト口33とオーバーフロー収
納部35及びリジェクト収納部36とを択一的に連通さ
せる切替プレート37及び切替ソレノイド38と、リジ
ェクト収納部36に収納された偽硬貨の枚数をカウント
する偽硬貨枚数カウンタ63と、オーバーフロー収納部
35に収納された正貨の枚数を各金種毎にカウントする
硬貨オーバーフロー枚数カウンタ64-1〜64-6とを設
け、偽硬貨をリジェクト収納部36に収納し、オーバー
フローした正貨をオーバーフロー収納部35に収納する
ようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、投入口及び収納
部を備え、投入口に投入された複数枚の硬貨を金種毎に
収納部へ選別収納する硬貨入金装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、POS(point of sales)端末/E
CR(electronic cash register)と接続されて使用され
る硬貨入出金装置は、投入口と、硬貨収納部と、払出口
とを備え、投入口に一度に投入された複数枚の硬貨を1
枚ずつその外形( 外径 )をチェックして金種を判定し、
金種毎に硬貨収納部に選別して収納する。この硬貨収納
部に金種毎に収納した硬貨を、POS端末/ECRから
の払出制御により、その払出金額に一致する各種金種の
硬貨を組合わせて硬貨収納部から抽出して払出口に払出
するものである。
【0003】ところで、投入された硬貨について硬貨収
納部の該当する金種の収納スペースが満杯になった時に
は、オーバーフローとして硬貨収納部とは異なるリジェ
クト収納部に収納されるようになっている。また、投入
された物が正貨と認められない異物( 偽硬貨を含む )の
場合にも、上記の同じリジェクト収納部に収納されるよ
うになっている。その収納の際にはオーバーフローした
硬貨も異物( 偽硬貨 )もまとめてリジェクト枚数として
カウントされる。
【0004】すなわち、リジェクト収納部には、硬貨収
納部に入りきれずオーバーフローした硬貨及び偽硬貨を
含む異物が一緒に集めて収納されるようになっており、
このリジェクト収納部に収納されたオーバーフローした
硬貨及び偽硬貨を含む異物の合計枚数がカウントされ記
憶されている。このリジェクト収納部に収納された硬貨
は、必要に応じて偽硬貨を含む異物とは分別して、取出
して再利用するようになっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにPOS
端末/ECRと接続されて使用されている従来の硬貨入
出金装置、あるいは硬貨入金装置は、内部の硬貨収納部
に入りきれずオーバーフローした硬貨及び正貨と認めら
れない異物( 偽硬貨を含む )を、リジェクト収納部一ヶ
所に集めて収納していた。このため、リジェクト収納部
が満杯になった時には、手作業でオーバーフローした硬
貨と異物とを分別して別途保管していた。この分別の
際、明らかに正貨と認められない偽硬貨であると判る場
合は問題はないが、オーバーフローした硬貨かあるいは
正貨と認められない異物( 偽硬貨 )として分別されたも
のか区別がつかない場合には、硬貨を検査する装置を使
用するなどの対処をしなければならないという問題があ
った。
【0006】リジェクト収納部で異物としての偽硬貨と
収納フル時の硬貨とが同一の扱いでカウントされていた
ので、リジェクト収納部に収納されている硬貨の枚数を
正確に把握できず、リジェクト収納部に収納されている
硬貨を必要に応じて効率的に再利用できないという問題
があった。そこでこの発明は、オーバーフローした正貨
としての硬貨と正貨と認められない偽硬貨とを混同しな
いように収納することができ、しかもオーバーフローし
た硬貨を必要に応じて効率的に再利用できる硬貨入金装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
投入口及び収納部を備え、投入口に投入された複数枚の
硬貨を金種毎に収納部へ選別収納する硬貨入金装置にお
いて、投入口から収納部へ1枚ずつ硬貨を搬送する搬送
機構と、この搬送機構により搬送される硬貨の金種を検
査する金種検査手段と、この金種検査手段による検査に
より硬貨ではない異物と判明した場合及び金種検査手段
による検査結果の金種の硬貨について収納部の該当する
選別収納空間が満杯の場合に該当する異物又は該当する
金種の硬貨を収納する除外物収納部とを設け、除外物収
納部は、複数の収納空間を備え、金種検査手段により異
物と判明したものと正貨と判明したものとを別々の収納
空間に選別収納するものである。
【0008】請求項2対応の発明は、投入口及び収納部
を備え、投入口に投入された複数枚の硬貨を金種毎に収
納部へ選別収納する硬貨入金装置において、投入口から
収納部へ1枚ずつ硬貨を搬送する搬送機構と、この搬送
機構により搬送される硬貨の金種を検査する金種検査手
段と、この金種検査手段による検査により硬貨ではない
異物と判明した場合及び金種検査手段による検査結果の
金種の硬貨について収納部の該当する選別収納空間が満
杯の場合に該当する異物又は該当する金種の硬貨を収納
する除外物収納部と、除外物収納部に収納した異物の枚
数及び各種金種の硬貨の枚数をそれぞれ計数する除外物
計数手段と、この除外物計数手段によりそれぞれ計数さ
れた異物の枚数情報及び各種金種の硬貨の枚数情報を出
力可能に記憶する除外物情報記憶手段とを設けたもので
ある。
【0009】請求項3対応の発明は、投入口及び収納部
を備え、投入口に投入された複数枚の硬貨を金種毎に収
納部へ選別収納する硬貨入金装置において、投入口から
収納部へ1枚ずつ硬貨を搬送する搬送機構と、この搬送
機構により搬送される硬貨の金種を検査する金種検査手
段と、この金種検査手段による検査により硬貨ではない
異物と判明した場合及び金種検査手段による検査結果の
金種の硬貨について収納部の該当する選別収納空間が満
杯の場合に該当する異物又は該当する金種の硬貨を収納
する除外物収納部と、除外物収納部に収納した異物の枚
数及び各種金種の硬貨の枚数をそれぞれ計数する除外物
計数手段と、この除外物計数手段によりそれぞれ計数さ
れた異物の枚数情報及び各種金種の硬貨の枚数情報を出
力可能に記憶する除外物情報記憶手段とを設け、除外物
収納部は、複数の収納空間を備え、金種検査手段により
異物と判明したものと正貨と判明したものとを別々の収
納空間に選別収納するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は、この発明を適用した硬
貨入金装置を含む硬貨入出金装置1を示す斜視図であ
る。この硬貨入出金装置1には、扱い者が、右手だけで
硬貨を投入することができるように前面右側に投入口2
が設けられ、両手で払出された硬貨を取出すことができ
るように前面中央に払出口23が設けられている。
【0011】図2は、この硬貨入出金装置1の概略の構
成を示す図である。まず、不規則に投入された硬貨を1
枚ずつ搬送するための投入ブロックは、複数枚の硬貨を
一括して投入することが可能な上方に開口した前記投入
口2、投入された硬貨を検出する投入センサ3、投入さ
れた硬貨を1枚ずつ分離して送出す投入ローラ4、その
送出された硬貨を右側手前から右側奥へ搬送する投入ベ
ルト5から構成されている。次に、硬貨の間隔を広げ、
ベルトで押付けて強制的に搬送及び硬貨外形をチェック
するための搬送ブロックは、第1搬送ベルト6、外形チ
ェック部7、リジェクト/オーバーフロー部8、リジェ
クトセンサ9、第2搬送ベルト10から構成されてい
る。
【0012】選別ブロックは、収納部搬送及び選別/計
数のための第3搬送ベルト11、計数センサ12、選別
孔13から構成されている。収納ブロックは、硬貨を収
納するための収納部14、収納ベルト15、各金種毎に
前記収納部14で最大限に硬貨を収納している状態( 満
杯状態 )をそれぞれ検出する各金種収納フルセンサ16
から構成されている。払出ブロックは、硬貨を払出する
ための払出待機部ローラ17、払出待機部センサ18、
払出待機部ベルト19、払出センサ20、払出シャッタ
−21、材質センサ22、前記払出口23から構成され
ている。前記材質センサ22は、一般的な近接スイッチ
の原理を流用して、硬貨の抵抗率の違いによる発振波形
の振幅の大きさから材質を識別できるようになってい
る。例えば白銅系の硬貨と白銅以外の硬貨とを識別でき
る。表示操作ブロックは、表示及びキー入力するための
表示/キー部24から構成されている。
【0013】図3は、前記投入口2から前記第2搬送ベ
ルト10までを上方から見た詳細な構成を示す図であ
り、図4は、前記投入口2から前記第2搬送ベルト10
までを側方から見た詳細な構成を示す図である。上方が
開放した前記投入口2の底面を前記投入ベルト5が形成
し、前記投入口2に投入された複数枚の硬貨は前記投入
ベルト5の外周上面を前記第1搬送ベルト6の方向へ搬
送される。前記投入ベルト5の外周上面の途中に対向し
て配置されている前記投入ローラ4により硬貨は1枚ず
つ重ならずに前記第1搬送ベルト6へ搬送される。
【0014】この第1搬送ベルト6の外周下面には搬送
路ガイド31が接触するように設けられており、1枚ず
つ搬送された硬貨は前記第1搬送ベルト6により前記搬
送路ガイド31上面に押え付けられながら前記第2搬送
ベルト10へ搬送される。前記第1搬送ベルト6の途中
に配置された前記外形チェック部7は、4個の光学式セ
ンサを備えて、4個の光学式センサの検出/非検出の組
合わせにより、前記第1搬送ベルト6により搬送される
硬貨の外形( 外径 )をチェックするようになっている。
【0015】前記搬送路ガイド31の前記外形チェック
部7と前記第2搬送ベルト10との間には、リジェクト
シャッタ32が設けられ、このリジェクトシャッタ32
を搬送方向に移動させてリジェクト口33の上方を開口
するオープン状態( 硬貨搬送中止、リジェクト収納 )と
し、搬送の逆方向に戻して前記リジェクト口33を閉鎖
するクローズ状態( 硬貨搬送可能 )にするリジェクトソ
レノイド34が設けられている。
【0016】前記リジェクト口33の下部には、前記収
納部14が満杯でオーバーフローした硬貨を収納するオ
ーバーフロー収納部35と、前記外形チェック部7で異
物(偽硬貨 )と判定されたものを収納するリジェクト収
納部36とがいずれも上方に開口して配置されている。
前記リジェクト口33の底面には、切替プレート37が
設けられており、この切替プレート37を回動させる切
替ソレノイド38が設けられている。前記切換プレート
37の下端は軸支されていて、この軸支部分より上方に
前記切替ソレノイド38の一端が連接されている。この
切替ソレノイド38により前記切替プレート37の上端
を上方に回動させると、前記リジェクト口33と前記オ
ーバーフロー収納部35とが連通すると共に前記リジェ
クト口33から前記リジェクト収納部37への連通路が
遮蔽される。また、前記切替ソレノイド38により前記
切替プレート37の上端を下方に回動させると、前記リ
ジェクト口33と前記リジェクト収納部37とが連通す
ると共に前記リジェクト口33から前記オーバーフロー
収納部36への連通路が遮蔽される。前記リジェクト収
納部36及び前記オーバーフロー収納部35は、ドロワ
として引出し式に構成されており、その引出し式構成の
前方部にはさらに紙幣収納部39が形成されている。す
なわち、この引出し( ドロワ )を引出すと、まず、紙幣
が収納された紙幣収納部39が開放され、さらに引出す
と正貨が収納されたオーバーフロー収納部35が開放さ
れ、さらに引出すと異物( 偽硬貨 )が収納されたリジェ
クト収納部36が開放される。
【0017】図5は、この硬貨入出金装置1の要部回路
構成を示すブロック図である。41は、制御部本体を構
成するCPU(central processing unit )である。この
CPU41が行う処理のプログラムデータが記憶された
ROM(read onlymemory)42、前記CPU41が処理
を行う時に使用する各種メモリのエリアが形成されたR
AM(random access memory)43、各種硬貨の枚数を(
ソフトウエア的又はハードウエア的に )カウントするカ
ウンタ部44はそれぞれ、システムバス45を介して前
記CPU41と接続されている。また、前記CPU41
は前記システムバス45を介して、前記投入ベルト5を
駆動する投入モータ46及び前記第1搬送ベルト6を駆
動する搬送1モータ47並びに前記第2搬送ベルト10
を駆動する搬送2モータ48をそれぞれ駆動制御するモ
ータ駆動制御部49、前記リジェクトソレノイド34及
び前記切替ソレノイド38をそれぞれ駆動制御するソレ
ノイド駆動制御部50、各種センサから構成されたセン
サ部51からの出力信号を入力するセンサインターフェ
イス52と接続されている。
【0018】図6は、前記カウンタ部44の要部構成を
示すブロック図である。このカウンタ部44には、投入
された硬貨の総枚数をカウントするための投入総枚数カ
ウンタ61、前記リジェクト口33へリジェクトされた
オーバーフローされた硬貨及び異物( 偽硬貨 )の総枚数
をカウントするリジェクト総枚数カウンタ62、前記リ
ジェクト収納部37に収納された異物( 偽硬貨 )の枚数
をカウントする偽硬貨枚数カウンタ63、前記外形チェ
ック部7により1円硬貨と判定されて前記オーバーフロ
ー収納部36に収納された硬貨枚数をカウントする1円
硬貨オーバーフロー枚数カウンタ64-1、図示しないが
5円硬貨、10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨、5
00円硬貨についても同様に各金種と判定された前記オ
ーバーフロー収納部36に収納された硬貨枚数をそれぞ
れカウントするカウンタ( 64-2〜64-6 )があり、前
記収納部14に各金種毎に選別収納された硬貨の総枚数
をカウントする収納枚数カウンタ65、前記収納部14
の1円硬貨を収納する収納空間に収納された硬貨枚数を
カウントする1円硬貨枚数カウンタ66-1、図示しない
が5円硬貨、10円硬貨、50円硬貨、100円硬貨、
500円硬貨についても同様に前記収納部14の各金種
の収納空間にそれぞれ収納された硬貨枚数をカウントす
るカウンタ( 66-2〜66-6 )が設けられている。
【0019】図7は、前記センサ部51の要部構成を示
すブロック図である。このセンサ部51は、前記投入セ
ンサ3と、前記外形チェック部7と、前記リジェクト口
33にリジェクトされた硬貨を検出する前記リジェクト
センサ9と、前記収納部14に各金種毎に選別収納され
た硬貨をそれぞれ検出する各金種収納計数センサ71
と、前記核金種収納フルセンサ16等から構成されてい
る。
【0020】図8は、前記CPU41が行う入金処理の
流れを示す図である。まず、ステップ1( ST1 )の処
理として、投入センサ3がON状態か否かを判断する。
ここで、投入センサ3がON状態ではないと判断する
と、モータ( 投入モータ、搬送1モータ、搬送2モータ
)を一定時間( 予め設定された時間 )継続させるための
モータ駆動タイマ( RAM43に形成されていても良い
し、電子部品としてのタイマでも良い )がタイムアウト
しているか否かを判断する。上述した一定時間( 設定時
間 )は、投入ローラ4を最後に通過した硬貨硬( 500
円硬貨と仮定する )が最長距離にある( 500円硬貨を
選別する )選別孔13まで搬送するための十分な時間で
ある。すなわち、投入センサ3及び外形チェック部7の
光学式センサが硬貨を検出しなくなってから、一番搬送
距離が長い500円硬貨を選別する選別孔13まで十分
に搬送でき、しかもその選別孔13により収納部14へ
落下させるまでにかかる時間( この実施の形態では約3
秒 )である。
【0021】ここで、モータ駆動タイマがタイムアウト
していないと判断すると、後述するステップ2( ST2
)の処理へ移行するようになっている。また、モータ駆
動タイマがタイムアウトしていると判断すると、全ての
モータをOFFして( 停止させて )、再び前述のステッ
プ1の処理に戻るようになっている。前述のステップ1
の処理で、投入センサ3がON状態であると判断する
と、自動的に投入総枚数カウンタ61に投入された硬貨
の枚数が加算更新処理され、モータ駆動タイマをセット
( リセット )して、全てのモータをON( 駆動開始 )す
る。次にステップ2の処理に移行する。
【0022】ステップ2の処理は、外形チェック部7に
よる硬貨の外形( 外径 )の検出が行われているか否かを
判断する。ここで、外形チェック部7による硬貨の外形
の検出は行われていないと判断すると、再び前述のステ
ップ1の処理に戻るようになっている。また、外形チェ
ック部7による硬貨の外形の検出が行われていると判断
すると、その検出に基づいて硬貨の金種の判定を行う。
この硬貨の金種の判定結果から硬貨は正貨か否かを判断
する。
【0023】ここで、硬貨が正貨ではない( 異物、偽硬
貨である )と判断すると、リジェクトシャッタ32を搬
送方向に移動させてリジェクト口33をオープン状態に
し、リジェクトソレノイド34により切替プレート37
の上端を下方に回動させて異物( 偽硬貨 )をリジェクト
収納部36に収納するリジェクト異物収納を行う。この
とき、リジェクトセンサ71によるリジェクトされる異
物の検出に基づいて、リジェクト総枚数カウンタ62に
対して+1の加算更新処理を行い、偽硬貨枚数カウンタ
63に対して+1の加算更新処理を行い、再び前述のス
テップ2の処理へ戻るようになっている。
【0024】また、硬貨が正貨であると判断すると、外
形チェック部7により判定した金種に該当する収納部1
4の収納空間の収納フルセンサ16からの出力信号に基
づいて該当金種は収納フル状態か否かを判断する。ここ
で、該当金種は収納フル状態であると判断すると、リジ
ェクトシャッタ32を搬送方向に移動させてリジェクト
口33をオープン状態にし、リジェクトソレノイド34
により切替プレート37の上端を上方に回動させて正貨
をオーバフロー収納部35に収納するリジェクトオーバ
フロー収納を行う。このとき、リジェクトセンサ71に
よるリジェクトされる正貨の検出に基づいて、リジェク
ト総枚数カウンタ62に対して+1の加算更新処理を行
い、該当する金種の硬貨オーバフロー枚数カウンタ64
-xに対して+1の加算更新処理を行い、再び前述のステ
ップ2の処理へ戻るようになっている。
【0025】また、該当金種は収納フル状態ではないと
判断すると、収納総枚数カウンタ65に対して+1の加
算更新処理を行い、リジェクトシャッタ32を搬送の逆
方向に移動させてリジェクト口33をクローズ状態に
し、搬送ブロック、選別ブロック及び収納ブロックによ
り該当金種の硬貨を収納部14の該当する金種の収納空
間に収納する該当金種選別収納を行う。このとき、該当
する金種の収納計数センサ72による硬貨の検出に基づ
いて該当する金種の硬貨枚数カウンタ66-xに対して+
1の加算更新処理を行い、再び前述のステップ2の処理
へ戻るようになっている。もちろん、図及び説明は省略
するが、各種カウンタ61〜66のカウント値は、メカ
ニカル的なメーターあるいはソフトウエア的に必要に応
じて表示器に表示出力できるようになっている。
【0026】このような構成のこの実施の形態において
は、投入口2に投入され搬送されている硬貨は、外形チ
ェック部7によりその金種が判定される。該当する金種
が判定できればその硬貨は正貨であり、該当する金種が
判定できなければその硬貨は異物( 偽硬貨 )である。こ
こで、外形チェック部7により硬貨について該当する金
種が判定できなければ、その異物( 偽硬貨 )をリジェク
ト収納部36に収納し、リジェクト総枚数カウンタ62
及び偽硬貨枚数カウンタ63に対して+1加算更新処理
を行う。これにより、リジェクト収納部36に収納され
ている異物( 偽硬貨 )の枚数を確実に操作者が把握する
ことできる。
【0027】また、外形チェック部7により硬貨につい
て該当する金種が判定できれば、その金種について収納
部14の該当する収納空間の金種収納フルセンサからの
出力信号により収納フル状態を確認する。ここで、該当
する収納空間が収納フル状態であれば、その正貨と判定
された硬貨をオーバーフロー収納部35に収納し、リジ
ェクト総枚数カウンタ62及び該当する金種の硬貨オー
バーフロー枚数カウンタ64-xに対して+1の加算更新
処理を行う。これにより、オーバーフロー収納部35に
収納されている硬貨( 正貨)の枚数を各金種毎に確実に
操作者が把握することができる。また、該当する収納空
間が収納フル状態でなければ、リジェクト/オーバーフ
ロー部8を作動させずに、その正貨と判定された硬貨を
収納部14の上記該当する収納空間に選別収納し、収納
総枚数カウンタ65及び該当する金種の硬貨枚数カウン
タ66-xに対して加算更新処理を行う。これにより、収
納部14に収納されている硬貨( 正貨 )の枚数を各金種
毎に確実に操作者が把握することができる。
【0028】このようにこの実施の形態によれば、リジ
ェクト/オーバーフロー部8として、オーバーフロー収
納部35及びリジェクト収納部36と、リジェクトシャ
ッタ32により開口するリジェクト口33とオーバーフ
ロー収納部35及びリジェクト収納部36とを択一的に
連通させる切替プレート37及びこの切替プレート37
を回動駆動する切替ソレノイド38と、リジェクト収納
部36に収納された偽硬貨( 異物 )の枚数をカウントす
る偽硬貨枚数カウンタ63と、オーバーフロー収納部3
5に収納された正貨の枚数を各金種毎にカウントする各
金種の硬貨オーバーフロー枚数カウンタ64-1〜64-6
とを設け、外形チェック部7により偽硬貨と判定された
異物をリジェクト収納部36に収納し、正貨と判定され
しかもオーバーフローした硬貨をオーバーフロー収納部
35に収納するようにしたことにより、オーバーフロー
した正貨としての硬貨と正貨と認められない偽硬貨とを
混同しないように収納することができる。しかも、オー
バーフロー収納部35に収納した正貨と判定された硬貨
は、各金種毎にそれぞれの収納枚数が各金種の硬貨オー
バーフロー枚数カウンタ64-1〜64-6でカウントされ
ているので、必要に応じていつでも効率的に再利用する
ことができる。
【0029】また、この実施の形態においては、リジェ
クト収納部36、オーバーフロー収納部35及び紙幣収
納部39が、引出し式に構成されており、引出し動作の
順番に応じて取り出し頻度の高い順番に、紙幣が収納さ
れた紙幣収納部39、正貨が収納されたオーバーフロー
収納部35、偽硬貨( 異物 )が収納されたリジェクト収
納部36が配列されており、この取出し頻度の高い順番
で開放されることになるので、紙幣を取出すのに最小の
引出し動作で済み、効率的に紙幣、正貨、偽硬貨を取出
すことができ、操作性の向上を図ることができるという
効果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
オーバーフローした正貨としての硬貨と正貨と認められ
ない偽硬貨とを混同しないように収納することができ、
しかもオーバーフローした硬貨を必要に応じて効率的に
再利用できる硬貨入金装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の硬貨入金装置を含む硬
貨入出金装置を示す斜視図。
【図2】同実施の形態の硬貨入出金装置の概略の構成を
示す図。
【図3】同実施の形態の硬貨入出金装置の投入口から第
2搬送ベルトまでを上方から見た詳細な構成を示す図。
【図4】同実施の形態の硬貨入出金装置の投入口から第
2搬送ベルトまでを側方から見た詳細な構成を示す図。
【図5】同実施の形態の硬貨入出金装置の要部回路構成
を示すブロック図。
【図6】同実施の形態の硬貨入出金装置のカウンタ部の
要部構成を示すブロック図。
【図7】同実施の形態の硬貨入出金装置のセンサ部の要
部構成を示すブロック図。
【図8】同実施の形態の硬貨入出金装置が行う入金処理
の流れを示す図。
【符号の説明】
1…硬貨入出金装置、 2…投入口、 7…外形チェック部、 8…リジェクト/オーバーフロー部、 9…リジェクトセンサ、 32…リジェクトシャッタ、 33…リジェクト口、 34…リジェクトソレノイド、 35…オーバーフロー収納部、 36…リジェクト収納部、 37…切替プレート、 38…切替ソレノイド、 39…紙幣収納部、 41…CPU、 63…偽硬貨枚数カウンタ、 64-1〜64-6…各金種の硬貨オーバーフロー枚数カウ
ンタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入口及び収納部を備え、前記投入口に
    投入された複数枚の硬貨を金種毎に前記収納部へ選別収
    納する硬貨入金装置において、 前記投入口から前記収納部へ1枚ずつ硬貨を搬送する搬
    送機構と、 この搬送機構により搬送される硬貨の金種を検査する金
    種検査手段と、 この金種検査手段による検査により硬貨ではない異物と
    判明した場合及び前記金種検査手段による検査結果の金
    種の硬貨について前記収納部の該当する選別収納空間が
    満杯の場合に該当する異物又は該当する金種の硬貨を収
    納する除外物収納部とを設け、 前記除外物収納部は、複数の収納空間を備え、前記金種
    検査手段により異物と判明したものと正貨と判明したも
    のとを別々の収納空間に選別収納することを特徴とする
    硬貨入金装置。
  2. 【請求項2】 投入口及び収納部を備え、前記投入口に
    投入された複数枚の硬貨を金種毎に前記収納部へ選別収
    納する硬貨入金装置において、 前記投入口から前記収納部へ1枚ずつ硬貨を搬送する搬
    送機構と、 この搬送機構により搬送される硬貨の金種を検査する金
    種検査手段と、 この金種検査手段による検査により硬貨ではない異物と
    判明した場合及び前記金種検査手段による検査結果の金
    種の硬貨について前記収納部の該当する選別収納空間が
    満杯の場合に該当する異物又は該当する金種の硬貨を収
    納する除外物収納部と、 前記除外物収納部に収納した異物の枚数及び各種金種の
    硬貨の枚数をそれぞれ計数する除外物計数手段と、 この除外物計数手段によりそれぞれ計数された異物の枚
    数情報及び各種金種の硬貨の枚数情報を出力可能に記憶
    する除外物情報記憶手段とを設けたことを特徴とする硬
    貨入金装置。
  3. 【請求項3】 投入口及び収納部を備え、前記投入口に
    投入された複数枚の硬貨を金種毎に前記収納部へ選別収
    納する硬貨入金装置において、 前記投入口から前記収納部へ1枚ずつ硬貨を搬送する搬
    送機構と、 この搬送機構により搬送される硬貨の金種を検査する金
    種検査手段と、 この金種検査手段による検査により硬貨ではない異物と
    判明した場合及び前記金種検査手段による検査結果の金
    種の硬貨について前記収納部の該当する選別収納空間が
    満杯の場合に該当する異物又は該当する金種の硬貨を収
    納する除外物収納部と、 前記除外物収納部に収納した異物の枚数及び各種金種の
    硬貨の枚数をそれぞれ計数する除外物計数手段と、 この除外物計数手段によりそれぞれ計数された異物の枚
    数情報及び各種金種の硬貨の枚数情報を出力可能に記憶
    する除外物情報記憶手段とを設け、 前記除外物収納部は、複数の収納空間を備え、前記金種
    検査手段により異物と判明したものと正貨と判明したも
    のとを別々の収納空間に選別収納することを特徴とする
    硬貨入金装置。
JP9049251A 1997-03-04 1997-03-04 硬貨入金装置 Pending JPH10247264A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009238146A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Glory Ltd 補助保管装置および釣銭機システム
JP2013069331A (ja) * 2012-12-13 2013-04-18 Glory Ltd 補助保管装置および釣銭機システム

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