JP2005275586A - 貨幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 正規の貨幣、または金券がリジェクトクトされ、釣り銭処理等が煩わしくならない貨幣処理装置を提供する。
【解決手段】 硬貨入金口4に投入された硬貨の金種を選別する金種別選別穴11a〜11fと、選別された硬貨を各金種別に収納する金種別収納庫6a〜6fと、投入された硬貨を強制的にリジェクト部20へ収納させる強制リジェクトモード設定手段を備え、強制リジェクトモード設定手段による設定がなされ、当該設定により、入金口4に投入された貨幣をリジェクト部へ収納させるようにした。
【選択図】 図2

Description

この発明は、スーパーマーケット、コンビニエンスストア等の店舗のレジにて使用されるPOSレジスタに接続して使用する自動釣銭機における貨幣処理装置に関するものである。
従来の貨幣処理装置の紙幣入金機は、紙幣搬送路により搬送される紙幣の金種、真偽、二重搬送などを鑑別する入金鑑別部、リジェクト口、収納スタッカ等を備え、硬貨入出金機は、入金搬送路の上流に設けられ、硬貨の真偽、金種等を鑑別する入金鑑別部と、リジェクトゲートと、入金搬送路を通じて搬送された入金硬貨を金種別に選別する選別通路と、金種別に分類された入金硬貨を貯留する貯留部を備え、操作部の強制入金キーを操作することにより、リジェクトされた貨幣の中で、例えば、汚損が激しく、真であるにもかかわらずリジェクトされてしまった汚損貨幣を収納させることが可能となっている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2942136号公報(段落0013〜0029、0038〜0044、図5〜13)
従来の貨幣処理装置では、貨幣の真偽、金種等の鑑別を行う入金鑑別部が必要であった。また、正規の貨幣以外のものを排除するため、正貨判定範囲をある範囲に限定しているので、正規の貨幣であっても、正貨判定範囲から外れリジェクト判定してしまう場合があるという問題があった。
また、例えば、旧5円(穴なし)等の旧貨も、正貨判定範囲から外れリジェクト判定されるが、お釣りとしての利用は好ましくないので、店員の対応となりわずらわしいという問題があった。
また、スーパーやコンビニ等では金券による支払いがあり、また、硬貨においても旧5円等の旧貨は、お釣りとして利用できないので、機器に投入するとリジェクト判定となり返却やリジェクトとなるので店員対応となりわずらわしいという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、正規の貨幣、または金券がリジェクトクトされ、釣り銭処理等が煩わしくならない貨幣処理装置を提供することを目的とする。
この発明に係る貨幣処理装置は、入金口に投入された貨幣の金種を選別する金種選別手段と、選別された前記貨幣を各金種別に収納する金種別収納庫とを備えた貨幣処理装置において、前記入金口に投入された貨幣を強制的にリジェクト部へ収納させるための強制リジェクトモード設定手段を備え、前記強制リジェクトモード設定手段による設定がなされ、当該設定により、前記入金口に投入された貨幣を全て前記リジェクト部へ収納させるようにしたものである。
この発明は、投入された貨幣を強制的にリジェクト部へ収納させる強制リジェクトモード設定手段を備え、店員が顧客から預かった貨幣を正規のものかどうか判断し、正規の貨幣をそのまま前記入金口に投入し、正規でない貨幣を前記強制リジェクトモード設定手段により強制リジェクトモードとし、前記入金口に投入して前記リジェクト部へ収納させるので、認識部を搭載しないという簡単な構成でありながら、正規でない貨幣、または汚れた貨幣等、金種別収納庫へ収納させるべきではない貨幣を、正規の貨幣とは正しく分離して収納することができ、釣り銭処理等が煩わしくないようにすることができ、さらに、安価なものとすることができる。
図1はこの発明の実施の形態1を示すPOSレジスタに搭載された貨幣処理装置の斜視図、図2は貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の平面図、図3は図2の側面図、図4は硬貨出金処理のフローチャート、図5は硬貨出金処理の表示説明図、図6は硬貨入金処理のフローチャート、図7、図8は硬貨入金処理の表示説明図である。
図1において、貨幣処理装置は硬貨レジ釣銭機1と紙幣レジ釣銭機2から構成され、POSレジスタ3に搭載される。硬貨レジ釣銭機1は、顧客から受け取った硬貨を投入する硬貨入金口4、顧客へ釣銭として支払う硬貨を払い出す出金口8、受け入れ不能と判別された硬貨を収納するリジェクト部20を設けられている。紙幣レジ釣銭機2は、顧客から受け取った紙幣を入金したり、顧客へ釣銭として支払う紙幣を払い出す紙幣入出金口12、紙幣レジ釣銭機内に収納されている紙幣を回収し、収納する回収カセット部14が設けられている。POSレジスタ3には、硬貨レジ釣銭機1と紙幣レジ釣銭機2内の硬貨や紙幣を回収したり、また補充したりする際に、店員により回収指示や補充指示を入力するためのキーなどの操作パネル13と、店員が入力した内容や、装置の情報を表示するための表示部31とタッチパネル32が設けられている。また、図示してないが音声でガイダンスする音声ガイダンス部が設けられている。
図2、図3において、硬貨レジ釣銭機1は、顧客から受け取った入金硬貨を入金する硬貨入金口4と、入金硬貨を搬送し金種を選別する搬送路5と、入金された硬貨を金種別に収納、出金する金種別収納庫6a〜6fと、金種別収納庫から出金された硬貨を搬送する出金搬送部7と、出金硬貨を放出する出金口8により構成されている。
搬送路5の搬送面10には金種別選別穴が形成されており、各金種の硬貨の外径よりわずかに大きい幅の穴で、硬貨の搬送方向に対して、硬貨の外径の小さい順に1円選別穴11a、50円選別穴11b、5円選別穴11c、100円選別穴11d、10円選別穴11e、500円選別穴11fの順に並んで設けられている。穴15は1円選別穴11dと、硬貨入金口4間に設けられたリジェクト用の穴であり、図示せぬ手段により遮断可能に構成されている。
なお、硬貨の外形や材質により、硬貨の金種識別を行い、正規なものと正規でないのを判別す認識部を搭載していない。
次に、硬貨レジ釣銭機1の動作を説明する。
まず、硬貨出金の動作を図4により説明する。顧客が購入した商品金額と、顧客から預かった代金の金額をそれぞれPOSレジスタ3に入力し(ステップS1)、預かった代金金額と商品金額を比較して(ステップS2)、差額がある場合は、その差額分の硬貨をレジ釣銭機から支払うよう指示が出される(ステップS3)。次に、出金搬送路7に設けられ、硬貨を載せて搬送する図示しない無端搬送ベルトを出金方向に回転駆動し(ステップS4)、各金種別収納庫6a〜6fから図示しない繰出し機構にて、指示された該当金種及び枚数を繰出し(ステップS5)、繰出された硬貨は、出金搬送路7の搬送ベルトにより、出金口8へ排出され(ステップS6)、指示された該当金種及び枚数の繰出しが完了する(ステップS7)。次に、搬送路内の硬貨が出金口8に排出されるまでの一定時間経過後に搬送ベルトの揺動動作を行う(ステップS8)。そして、店員により出金口8の硬貨が取り出され(ステップS9)、出金処理が終了する。
ここで、表示部31を図5により説明する。図5(a)は表示部31はタッチパネルからなり、「顧客の買上金額」、「預り金額」、「お釣り」の表示部があり、操作表示は、テンキー、カード支払い用の「カード」、後述の強制リジェクトの「強制RJ」、テンキーの「訂正」、「確認」があり、2万円預かりのときは「2」「万」「確認」キーを押す。
また、図5(b)はテンキーで硬貨預かりの入力例を示し、金種を指定することなく合計金額30、861円を入力すると、3万円は紙幣レジ釣銭機2へ、861円は硬貨レジ釣銭機1へ投入することを表示する。
次に、硬貨入金処理について図6により説明する。
上述の出金処理で、店員が顧客から預かった代金の内、硬貨について、正規の硬貨以外のもの、例えばメダル類、外貨、または、汚損が激しい硬貨、または、再利用不適な硬貨で、正規でも釣銭として入金させることが好ましくないもの等有るかどうか目視で判断する(ステップS11)。正規でない硬貨がなければ、硬貨入金口4に投入する(ステップS12)。正規でないものがあった場合は、正規なものと、正規でないものを選別し(ステップS21)、正規なものおよび汚れのないものは(ステップS22)、硬貨入金口4に投入する(ステップS12)。硬貨入金口4に投入された硬貨は硬貨入金口4に設けられた図示しない検知手段により、硬貨の投入を検知し(S13)、搬送路5に設けられた無端搬送ベルトが駆動され(ステップS14)、また、硬貨入金口4の底部に設けられている図示しない回転円盤が駆動し搬送路5内に送り込まれる(ステップS15)。
強制リジェクトモードの設定操作がなければ(ステップS16)、リジェクト用の穴15は遮蔽されたままであり、そのまま進み、搬送路5に設けられた選別穴11a〜11fにより、入金された硬貨の外形に適応して落下し(ステップS17)、各金種別収納庫6a〜6fに収納される(ステップS18)。硬貨入金口4内の硬貨の繰出しが終了し、空になる(ステップS19)と、投入された金額が表示され(ステップS20)、入金処理を終了する。
一方、ステップS21で、硬貨が正規でも釣銭として好ましくないものを、店員がPOSレジスタの操作パネルで「強制リジェクト」キーを押して強制リジェクトモードとして(ステップS24)から、硬貨入金口4に投入する(ステップS12)。硬貨入金口4に投入された硬貨は投入が検知され(S13)、搬送路5の無端搬送ベルトが駆動され(ステップS14)、回転円盤が駆動し搬送路5内に送り込まれる(ステップS15)。強制リジェクトモードの設定操作がされているので(テップS16)店員は金種と枚数を入力する(詳細は後述する)リジェクト用の穴15が開き、リジェクト部20に収納され(ステップS25)、収納された硬貨は、図示しない検出手段で枚数が計数され、先に入金処理された正規の硬貨と不足分として入力した硬貨の総枚数が一致していれば、「終了」が表示され(ステップS20)、入金処理を終了する。なお、不足分があれば入金処理が終了しない。
次に、店員の入金処理と操作パネル13の表示について図7により説明する。
例えば、硬貨入金される金額として861円を顧客が500円×1、100円×3、10円×6、1円×1ケで支払った場合、それらの硬貨は店員が正規のものであり“真”であるが、10円×1ケと1円×1ケは変色および傷があり金銭としての支払いには不向きで強制リジェクト分と判断した場合は、店員が図7(a)に示すように、操作パネル13の入金額を金種別に各数量キーを触指入力する。
例えば、500円は1、100円は3のキーを触指入力する。そして、500円×1、100円×3、10円×5を正規の硬貨として、強制リジェクトモードにせず硬貨入金口4に投入すると、入金処理が行われ、500円は500円選別穴11fから金種別収納庫6fに、100円は11dから金種別収納庫6dに、10円は11eから金種別収納庫6eに収納される。
すると、表示画面が図7(b)のようになり、強制リジェクト分が不足分11円と表示され、さらに10円×1、1円×1ケが表示される。
なお、0円×1ボタンが押されたとき、5円表示を消してもよい。
また、図7(b)の「追加投入」キーを押すと、以後、投入された硬貨は通常の入金処理がされる。
次に、強制リジェクト分の10円と1円は、「強制RJ」キーを押して強制リジェクトモードにして、硬貨入金口4に投入すると、搬送路5のリジェクト用の穴15が開き、リジェクト部20に収納される。このとき、10円と1円が10円×1、1円×1ケと判断され、入金額一致と判定され入金処理が終了する。
以上のように、正規でない硬貨、旧貨幣、または汚れた硬貨等、金種別収納庫へ収納させるべきではない貨幣を、正規の硬貨とは正しく分離して収納することができ、釣り銭処理等が煩わしくないようにすることができる。
さらに、認識部を搭載しないという簡単な構成であるため安価なものとすることができる。
なお、本実施の形態では、入金処理で、不足分があったとき、図7(b)のように強制リジェクトの表示になるものを示したが、図8に示すように入金額の入力画面で、最初からリジェクト扱いの入力を行ってもよい。この場合は、例えば、正規の硬貨について、500×「1」、100×「3」、10×「5」の各キーを押して、「正規入金」キーを押す。続けて、10×「1」、1×「1」キーを押して、「強制リジェクト」キーを押す。そして、合計金額が一致すると、まず、“正規入金硬貨を投入して下さい”と音声ガイダンス部からガイダンスされ、それらを取込み、計数後、“続けて、強制リジェクト分の硬貨を投入して下さい”とガイダンスされ、店員はリジェクト硬貨を取込み、数量チェックのみで入金額の一致を判定する。
実施の形態2.
実施の形態1では、強制リジェクトモード設定により、投入された硬貨をリジェクト機構によりリジェクト部へ収納する例を記載したが、本実施の形態は正規でも釣銭として好ましくない硬貨を直接、投入するリジェクト口を設けたものである。
図9はこの発明の実施の形態2を示すPOSレジスタに搭載された貨幣処理装置の斜視図、図10は貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の平面図、図11は硬貨入金処理のフローチャートである。
図9は実施の形態1の図1において、リジェクト用の穴15はなく、正規でない硬貨を直接、手収納し、蓋22を有し手によりリジェクトする収納口21を設けたものであり、リジェクト部20に連通している。他の構成は図1と同じであり説明を省略する。
次に、この構成における、図10、図11により、硬貨入金処理について説明する。
店員が顧客から預かった代金の内、硬貨について、正規の硬貨以外のもの、例えばメダル類、外貨、または、汚損が激しい硬貨等有るかどうか目視で判断する(ステップS31)。正規でない硬貨がなければ、硬貨入金口4に投入する(ステップS32)。正規でないものがあった場合は、正規なものと、正規でないものを選別し(ステップS40)、正規なものおよび汚れのないものは(ステップS41)、硬貨入金口4に投入する(ステップS32)。硬貨入金口4に投入された硬貨は図示しない検知手段により、硬貨の投入を検知し(S33)、搬送路5に設けられた無端搬送ベルトが駆動され(ステップS34)、また、硬貨入金口4の底部に設けられている図示しない回転円盤が駆動し搬送路5内に送り込まれる(ステップS35)。
次に、搬送路5に設けられた選別穴11a〜11fにより、入金された硬貨の外形に適応した選別穴から落下し(ステップS36)、各金種別収納庫6a〜6fに収納される(ステップS37)。硬貨入金口4内の硬貨の繰出しが終了し、空になる(ステップS38)と、投入された金額が表示され(ステップS39)、入金処理を終了する。
一方、ステップS40で、硬貨が正規でも釣銭として好ましくないもの(ステップS42)は、収納口21の蓋22を開いて投入する(ステップS43)。投入された釣銭として好ましくない硬貨は、リジェクト部20に収納され、収納された硬貨は、図示しない検出手段で投入検知され、先に入金処理された正規の硬貨の合計と投入有り情報が加わり、「終了」が表示され(ステップS39)、入金処理を終了する。なお、不足分があっても収納口21よりの投入情報があれば入金処理が終了する。
なお、収納口21の蓋22の開閉チェックを行うことによりリジェクトされた硬貨が投入されたことが検出されることでもよい。
以上のように、認識部を搭載せず、また、強制リジェクトモードにする必要がなく、タッチパネル32の「強制リジェクト」キーも不要な簡単な構成でありながら、正規でない硬貨、旧貨幣、または汚れた硬貨等、金種別収納庫へ収納させるべきではない貨幣を、正規の硬貨とは正しく分離して収納することができ、釣り銭処理等が煩わしくないようにすることができ、さらに、安価なものとすることができる。
なお、本実施の形態では、収納口21の蓋22の開閉チェックでリジェクトされた硬貨のチエックを行ったが、リジェクト部20の硬貨量(重量)を監視して投入有無チェックをしてもよい。
また、実施の形態1、2では、硬貨レジ釣銭機1について、説明したが、紙幣レジ釣銭機2も、同様な構成として、正規でない紙幣、旧紙幣、または汚れた紙幣、金券(ギフト券、図書券等)も、正規の紙幣とは正しく分離して収納することができ、釣り銭処理等が煩わしくないようにすることができる。このとき、紙幣レジ釣銭機2も真偽の判別をする認識部は有せず、金種を選別する金種選別手段を備えたものとする。
実施の形態3.
実施の形態1では、認識部を有しないで、強制リジェクトモード設定により、投入された硬貨をリジェクト機構によりリジェクト部へ収納する例を記載したが、本実施の形態は認識部を有するものである。
図12はこの発明の実施の形態3を示すPOSレジスタに搭載された貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の平面図、図13は図12の側面図、図14は硬貨入金処理のフローチャートである。
図12、図13において、硬貨レジ釣銭機1内部の入金硬貨を搬送し金種を選別する搬送路5の入り口には、外径、穴の有無、材質を検出することにより、硬貨の金種を判別する認識部9が設けられている。他の構成は実施の形態1の図1と同じなので説明を省略する。
従来の硬貨レジ釣銭機は、通常は、正規の硬貨以外のものを排除するため、外径と材質それぞれにおいて正貨判定範囲をある範囲に限定している。
そのため、硬貨の変形、摩耗、汚れなどにより、外径や材質の検出値が正規の硬貨であっても、正貨判定範囲から外れ、リジェクト判定してしまう場合があるので、認識部9は判別レベルの切換えを行えるレベル設定機能を備えている。
この構成において、リジェクトされた硬貨を、店員が見て正規の硬貨と判断した場合は、認識部9の正貨判定範囲を広げる方向にレベル切換えを行い、硬貨を再投入することにより当該硬貨を正貨として判別させることができる。
次に、この発明の硬貨レジ釣銭機1の硬貨入金処理を、図14により説明する。
まず、認識部9の判定レベルを通常の標準レベルに設定し(ステップS71)。店員が顧客から預かった硬貨を硬貨入金口4に投入する(ステップS72)。硬貨入金口4に投入された硬貨は検知手段により、硬貨の投入が検知され(S73)、搬送路5に設けられた無端搬送ベルトが駆動され(ステップS74)、また、硬貨入金口4の底部に設けられている回転円盤が駆動し搬送路5内に送り込まれ(ステップS75)、認識部9で、硬貨の外形や材質により、硬貨の金種及び正規な硬貨かどうか識別を行う(ステップS76)。正規な硬貨のときは、リジェクト用の穴15は遮蔽されたままであり、そのまま進み、搬送路5に設けられた選別穴11a〜11fにより、入金された硬貨の外形に適応した選別穴から落下し(ステップS77)、各金種別収納庫6a〜6fに収納される(ステップS78)。
ステップS76で識別できない硬貨や正規でない硬貨は、図示しないリジェクト機構により、搬送路5に設けられたリジェクト用の穴15から、リジェクト部20内に収納される(ステップS82)。次に、硬貨入金口4内の硬貨の繰出しが終了し、空になる(ステップS79)と、投入された金額が表示され(ステップS80)、入金不足があるかどうかチックし(ステップS81)、不足がなければ入金処理を終了する。
ステップS81で入金不足があるときは、リジェクト部20に収納された硬貨を取り出して店員が使用可能かどうか判定をし(ステップS83)、使用可能なら認識部9の判定レベルを標準より広く設定して(ステップS84)、硬貨入金口4に再投入して(ステップS72)、再度入金処理をする。
以上のように構成することにより、通常はリジェクトしてしまう硬貨でも、正規の硬貨であると店員が判断することを条件として、正貨として判別できるようになり、レジに入力された預り金の金額と、釣銭機に入金計数された預り金の金額との差異の要因を少なくすることができ、金額の突き合わせが容易にすることができる。
なお、本実施の形態、硬貨レジ釣銭機1について、説明したが、紙幣レジ釣銭機2も、同様な構成として、正規でない紙幣、旧紙幣、または汚れた紙幣、金券(ギフト券、図書券等)も、正規の紙幣とは正しく分離して収納することができ、釣り銭処理等が煩わしくないようにすることができる
この発明の実施の形態1を示すPOSレジスタに搭載された貨幣処理装置の斜視図である。 この発明の実施の形態1を示す貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の平面図である。 図2の断面図である。 この発明の実施の形態1を示す貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の硬貨出金処理のフローチャートである。 この発明の実施の形態1を示す貨幣処理装置の表示説明図である。 この発明の実施の形態1を示す貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の入金処理のフローチャートである。 この発明の実施の形態1を示す貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の表示説明図である。 この発明の実施の形態1を示す貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の表示説明図である。 この発明の実施の形態2を示すPOSレジスタに搭載された貨幣処理装置の斜視図である。 この発明の実施の形態2を示す貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の平面図である。 この発明の実施の形態2を示す貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の硬貨出金処理のフローチャートである。 この発明の実施の形態1を示す貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の平面図である。 図12の側面図である。 この発明の実施の形態4を示す貨幣処理装置の硬貨レジ釣銭機の硬貨入金処理のフローチャートである。
符号の説明
1 硬貨レジ釣銭機、4 硬貨入金口、6a〜6f 金種別収納庫、9 認識部、11a〜11f 金種別選別穴、20 リジェクト部、21 収納口。

Claims (4)

  1. 入金口に投入された貨幣の金種を選別する金種選別手段と、選別された前記貨幣を各金種別に収納する金種別収納庫とを備えた貨幣処理装置において、
    前記入金口に投入された貨幣を強制的にリジェクト部へ収納させるための強制リジェクトモード設定手段を備え、
    前記強制リジェクトモード設定手段による設定がなされ、当該設定により、前記入金口に投入された貨幣を全て前記リジェクト部へ収納させるようにしたことを特徴とする貨幣処理装置。
  2. 入金口に投入された貨幣の金種を選別する金種選別手段と、選別された前記貨幣を各金種別に収納する金種別収納庫とを備えた貨幣処理装置において、
    再利用不適な貨幣が投入され、リジェクト部に収納させる収納口を備えたことを特徴とする貨幣処理装置。
  3. 金種別収納庫に収納された貨幣と、リジェクト部へ収納された貨幣のそれぞれの合計金額が、入金されるべき金額と一致するとき、入金を成立させることを特徴とする請求項1または請求項2記載の貨幣処理装置。
  4. 入金口に投入された貨幣の金種を選別する金種選別手段と、選別された前記貨幣を各金種別に収納する金種別収納庫とを備えた貨幣処理装置において、
    投入された前記貨幣の真偽を判別する認識部を備え、
    前記認識部は、前記貨幣の真偽の判定レベルの切換えを行うレベル設定手段を備え、
    、前記レベル設定手段は、前記認識部により前記貨幣がリジェクトされた貨幣が店員により正規であると判断されたときに前記判定レベルが低く設定されることを特徴とする貨幣処理装置。
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