JP2015125607A - 現金取扱装置、硬貨放出方法及び硬貨放出プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
このような現金取扱装置としては、例えば、販売店等に設置されたキャッシュレジスタの下に配置される釣銭機等がある(例えば、特許文献1,2参照)。ここでは、その釣銭機が硬貨の精査処理を行う場合を想定して説明する。そのため、ここでは、硬貨を取り扱う機構を中心にして説明する。
なお、硬貨精査補助ユニットは、取り込める硬貨の枚数に制限があり、その制限を超えた枚数の硬貨が現金取扱装置の出金口から放出されると、硬貨精査補助ユニットの硬貨取込口から硬貨があふれてしまうという問題点もある。
図1は、第1実施形態に係る現金取扱装置としての釣銭機1と、釣銭機1に装着された硬貨精査補助ユニット2とを示す全体図である。
硬貨精査補助ユニット2は、釣銭機1が備える硬貨入出金部3の入金口31(図2参照)と出金口32(図2参照)とを接続し、出金口32から放出された硬貨を内部に取り込み、上方に搬送して入金口31に投入する構成部である。
ここで、第1実施形態に係る現金取扱装置としての釣銭機1の入出金システムについて、図2〜図6を用いて説明する。図2は、第1実施形態に係る釣銭機(現金取扱装置)の主要部の斜視図である。図3は、上方向から見た硬貨入出金部の断面図である。図4は、右方向から見た硬貨入出金部の断面図である。図5は、第1実施形態に係る釣銭機(現金取扱装置)の構成を示すブロック図である。図6は、釣銭機(現金取扱装置)に装着された状態の硬貨精査補助ユニットの断面図である。
出金口32は、釣銭用の硬貨が排出される部位である。第1実施形態では、出金口32が、出金トレイとして、装置の前面側から前方向に突出するように設けられているものとして説明する。この出金口32の底部には、開口部32aとシャッタ32bとが設けられている。開口部32aは、硬貨を硬貨精査補助ユニット2の取込口201(図6参照)の中に放出するための開口である。シャッタ32bは、開口部32aを選択的に開放又は閉鎖する板状の部材であり、選択的に開くことで硬貨を下方向に落下させる。
リジェクト口33は、金種が鑑別不能な硬貨(以下リジェクト硬貨と称する)や、異物等が、排出される部位である。
図3及び図4を用いて、硬貨入出金部3の内部構成について説明する。
図3は、上方向から見た硬貨入出金部3の断面図である。そして、図4は、右方向から見た硬貨入出金部3の断面図である。
この硬貨入出金部3において、入金口31に投入された硬貨は1枚ずつに分離されて、入金搬送部51により搬送路52に沿って、鑑別部53を経由して選別部54に搬送され、金種毎に分別されて金種別収納部55(何れかの硬貨収納庫62)に収納される。金種別収納部55に収納された硬貨は、出金繰出部56により出金口32に排出される。
出金口32に排出された硬貨の枚数は、光学センサ66による検知数から得ることができる。
ここで、図6を用いて、硬貨精査補助ユニット2の内部構成について説明する。
図6は、釣銭機1に装着された状態の硬貨精査補助ユニット2の断面図である。この硬貨精査補助ユニット2は、取込口201が釣銭機1の出金口32に嵌め合わされ、排出口202が釣銭機1の入金口31に嵌め合わされている。
この硬貨格納部203の底部には、硬貨Cを搬送路205の方向(前方向)に搬送する搬送ベルト208が設けられている。
また、搬送路205に繋がる硬貨格納部203の出口には、分離ローラ207が下方に位置する搬送ベルト208とで硬貨Cを挟み込むように設けられている。この分離ローラ207は、搬送ベルト208が回転する方向とは逆方向に回転するリバースローラである。これにより、搬送ベルト208上を2枚の硬貨Cが重なって搬送されたとしても、分離ローラ207により、上側の硬貨Cを硬貨格納部203内部に押し戻し、下側の硬貨Cのみを搬送路205に繰り出すことができる。
図5に示すように、釣銭機1は、前記した硬貨入出金部3及び操作部4が備える各種構成部の他に、制御部11、記憶部12、通信部13とを備える。
制御部11は、釣銭機1が備える入金搬送部51や鑑別部53、出金繰出部56等の各部の動作を制御する機能手段であり、例えばCPUで構成される。これらの機能は、CPUが記憶部12に格納されるプログラムを実行することによって実現される。詳細を後記する。
記憶部12は、データやプログラムを記憶する記憶手段であり、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、RAM(Random Access Memory)、PROM(Programmable Read Only Memory)、光ディスク等である。詳細を後記する。
この通信部13は、外部装置と通信可能に接続され、例えば、外部装置から送信されるレジ業務時の入出金データが記録された履歴データを記憶部12に記憶させたり、記憶部12に記憶されたデータ(後記する管理有高情報121)を取得して外部装置に送信したり、外部装置からの要求に応じて記憶部12に記憶されたデータ(後記する最大回収可能枚数122)を更新したりする。
記憶部12は、管理有高情報121と、最大回収可能枚数122(L)とを記憶する。
すなわち、管理有高情報121に含まれる入出金データから、硬貨収納庫62に収納されている各金種の硬貨の枚数を取得することができる。
ここでエラーと判定される場合として、例えば悪意のある者が硬貨収納庫62から直接硬貨を盗んだ場合や、リジェクト硬貨発生による枚数不一致等が考えられる。
制御部11は、金種別入出金枚数管理部111と、回収枚数判定部112とを備える。
金種別入出金枚数管理部111は、鑑別部53が精査した後の各金種の硬貨の枚数情報を管理有高情報121として記憶部12に記憶させる機能手段である。
この回収枚数判定部112は、管理有高情報121から各金種の硬貨収納庫62の収納枚数情報を取得し、最大回収可能枚数122(L)を取得する。そして、回収枚数判定部112は、最大回収可能枚数122以下の範囲内に収まるように各金種の硬貨収納庫62の収納枚数を組み合わせて、一度に2以上の金種の硬貨を回収できるように、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定する。そして、回収枚数判定部112は、決定した硬貨回収対象の硬貨収納庫62を出金繰出部56に通知する。
例えば、最大回収可能枚数122(L)が160枚であり、一円硬貨収納庫に80枚、五円硬貨収納庫に70枚の硬貨が収納されている場合について説明する。
(1)まず、回収枚数判定部112は、一円硬貨収納庫を基準として最初の判定を行う。一円硬貨収納庫の80枚は最大回収可能枚数122以下であるため、次の五円硬貨収納庫も硬貨回収対象候補となる。ここで硬貨回収対象候補の選定処理を終了する。
(2)以上により、回収枚数判定部112は、一円硬貨収納庫及び五円硬貨収納庫の2つを硬貨回収対象に決定する。
(3)この一円硬貨収納庫及び五円硬貨収納庫の硬貨を回収後、回収枚数判定部112は、新たに十円硬貨収納庫を基準として再度判定を行う。このようにして、回収枚数判定部112は、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定し、出金繰出部56に指示する。
図7に示すフローチャートを用いて、第1実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)の回収精査動作について説明する。
ここで、精査対象の金種は6金種であり、予め、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨の順番で回収されることとする。
そして、回収枚数判定部112は、N=1とする(ステップS102)。このNの最大値は最大金種数の6である。
合計枚数が最大回収可能枚数122(L)より多ければ(ステップS103,No)、第N金種の硬貨収納庫62のみを硬貨回収対象に決定する(ステップS104)。そして、ステップS107の処理を行う。
通知を受けた出金繰出部56は、硬貨回収対象となった金種の硬貨収納庫62の中に収納されている硬貨を、出金口32に繰り出す(ステップS108)。これにより、精査処理が行われる(ステップS109)。この制御部11が行う精査処理は、一般的に行われている処理であるため、簡単な説明とする。
硬貨精査補助ユニット2は、出金口32から放出された硬貨を内部に取り込み、搬送後、硬貨入出金部3の入金口31に投入する。入金口31に投入された硬貨は、鑑別部53を通過する。このとき鑑別部53が取得した情報に基づき制御部11により有高情報が精査される。金種別入出金枚数管理部111は、精査後の有高情報(回収後有高情報123)を記憶部12の管理有高情報121に追記する。これにより、管理有高情報121が更新される(ステップS110)。
N≠6であれば(ステップS111,No)、回収枚数判定部112は、N=N+1とし(ステップS112)、再びステップS103の処理を行う。
一方、N=6であれば(ステップS111,Yes)、制御部11は、釣銭機1の回収精査動作を終了する。
第1実施形態の釣銭機1によれば、硬貨精査補助ユニット2の動作時間も短縮できるため、省電力化及び構成部品の長寿命化が期待できる。
第2実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)について説明する。
第2実施形態に係る現金取扱装置は、第1実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)とは一部機能が異なる回収枚数判定部112を備える。そこで当該構成部には同名称別符号を付し、回収枚数判定部112Aとした。その他の構成は第1実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)と同様なので、説明を便宜的に省略する。
回収枚数判定部112Aは、第1実施形態に係る回収枚数判定部112と同様に、記憶部12に記憶された情報に基づいて、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定し、出金繰出部56に指示する機能手段である。
そして、この回収枚数判定部112Aは、3つ以上の金種の硬貨収納庫62を硬貨回収対象にする機能手段である。
この回収枚数判定部112Aが行う詳細の処理については、後記する図8A及び図8Bに示すフローチャートを用いて説明する。
例えば、最大回収可能枚数122(L)が160枚であり、一円硬貨収納庫に60枚、五円硬貨収納庫に50枚、十円硬貨収納庫に40枚、五十円硬貨収納庫に30枚の硬貨が収納されている場合について説明する。
(1)まず、回収枚数判定部112Aは、一円硬貨収納庫を基準として最初の判定を行う。一円硬貨収納庫の60枚は最大回収可能枚数122以下であるため、次の五円硬貨収納庫も硬貨回収対象候補となる(この時点の合計枚数=60)。
(3)この十円硬貨収納庫の40枚を加えても最大回収可能枚数122以下であるため、その次の五十円硬貨収納庫も硬貨回収対象候補となる(この時点の合計枚数=150)。
(4)しかしながら、この五十円硬貨収納庫の30枚を加えることで最大回収可能枚数122を超えるため、ここで硬貨回収対象候補の選定処理を終了する。
(6)この一円硬貨収納庫、五円硬貨収納庫及び十円硬貨収納庫の硬貨を回収後、回収枚数判定部112Aは、新たに五十円硬貨収納庫を基準として再度判定を行う。このようにして、回収枚数判定部112Aは、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定し、出金繰出部56に指示する。
図8A及び図8Bに示すフローチャートを用いて、第2実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)の回収精査動作について説明する。
ここで、精査対象の金種は6金種であり、予め、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨の順番で回収されることとする。
そして、回収枚数判定部112Aは、N=1,S=1とする(ステップS201)。このNの最大値は最大金種数の6である。また、Sは回収する金種数を示す。
さらに、回収枚数判定部112Aは、管理有高情報121から情報を抽出して、第N+1金種の硬貨枚数をBとする(ステップS203)。
次に、回収枚数判定部112Aは、AとBとの合計枚数と、最大回収可能枚数122(L)とを比較する(ステップS204;A+B≦L?)。
通知を受けた出金繰出部56は、硬貨回収対象となった金種の硬貨収納庫62の中に収納されている硬貨を、出金口32に繰り出す(ステップS108)。これにより、精査処理が行われる(ステップS109(図8B))。この制御部11が行う精査処理は、一般的に行われている処理であるため、簡単な説明とする。
硬貨精査補助ユニット2は、出金口32から放出された硬貨を内部に取り込み、搬送後、硬貨入出金部3の入金口31に投入する。入金口31に投入された硬貨は、鑑別部53を通過する。このとき鑑別部53が取得した情報に基づき、有高情報が制御部11により精査される。金種別入出金枚数管理部111は、精査後の有高情報(回収後有高情報123)を記憶部12の管理有高情報121に追記する。これにより、管理有高情報121が更新される(ステップS110)。
N≠6であれば(ステップS111,No)、回収枚数判定部112Aは、N=N+1とし(ステップS112)、再びステップS202(図8A)の処理を行う。
一方、N=6であれば(ステップS111,Yes)、制御部11は、釣銭機1の回収精査動作を終了する。
第3実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)について説明する。
第3実施形態に係る現金取扱装置は、第1実施形態及び第2実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)とは一部機能が異なる回収枚数判定部112及び記憶部12を備える。そこで当該構成部には同名称別符号を付し、回収枚数判定部112B、記憶部12Bとした。この記憶部12Bには回収記録部(不図示)が記憶される。その他の構成は第1実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)と同様なので、説明を便宜的に省略する。
回収枚数判定部112Bは、第1実施形態に係る回収枚数判定部112と同様に、記憶部12に記憶された情報に基づいて、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定し、出金繰出部56に指示する機能手段である。
そして、この回収枚数判定部112Bは、最大回収可能枚数122(L)に達するまでの残り枚数に応じて、硬貨収納庫62を飛ばして次の金種の硬貨収納庫62を硬貨回収対象にする機能手段である。
この回収枚数判定部112Bが行う詳細の処理については、後記する図9A及び図9Bに示すフローチャートを用いて説明する。
例えば、最大回収可能枚数122(L)が160枚であり、一円硬貨収納庫に80枚、五円硬貨収納庫に100枚、十円硬貨収納庫に50枚、五十円硬貨収納庫に40枚、百円硬貨収納庫に30枚、五百円硬貨収納庫に20枚の硬貨が収納されている場合について説明する。
(1)まず、回収枚数判定部112Bは、一円硬貨収納庫を基準として最初の判定を行う。一円硬貨収納庫の80枚は最大回収可能枚数122以下であるため、次の五円硬貨収納庫も硬貨回収対象候補となる(この時点の合計枚数=80)。
(3)しかしながら、この五十円硬貨収納庫の40枚を加えることで最大回収可能枚数122を超えるため、五十円硬貨収納庫を飛ばして次の金種の百円硬貨収納庫を硬貨回収対象候補となる(この時点の合計枚数=130)。
(5)この五百円硬貨収納庫の20枚を加えても最大回収可能枚数122以下であるが、五百円硬貨収納庫が最大数の金種であるため、ここで硬貨回収対象候補の選定処理を終了する(この時点の合計枚数=150)。
(7)この一円硬貨収納庫、十円硬貨収納庫及び五百円硬貨収納庫の硬貨を回収後、回収枚数判定部112Bは、新たに五円硬貨収納庫を基準として再度判定を行う。このようにして、回収枚数判定部112Bは、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定し、出金繰出部56に指示する。
記憶部12Bは、不図示の回収記録部を備え、精査対象の金種別の硬貨収納庫についての情報が記録される。この回収記録部は、例えば回収有無が記録可能なフラグやデータベースでよい。第3実施形態において、この回収記録部には、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨の各硬貨収納庫62が「硬貨回収対象」である否か、及び「硬貨回収済」であるか否かが記録される。
図9A及び図9Bに示すフローチャートを用いて、第3実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)の回収精査動作について説明する。
ここで、精査対象の金種は6金種であり、予め、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨の順番で回収されることとする。
そして、回収枚数判定部112Bは、N=1、Sum=0とする(ステップS302)。このNの最大値は最大金種数の6であり、Sumは回収対象硬貨の合計枚数を示す。
N=6であれば(ステップS303,Yes)、回収枚数判定部112Bは、ステップS311の処理を行う(図9B)。
そして、回収枚数判定部112Bは、N=N+1とし(ステップS309)、ステップS303の処理に戻る。
回収枚数判定部112Bは、(ステップS308にて)硬貨回収対象に決定した各金種の硬貨回収対象を出金繰出部56に通知する(ステップS311)。
硬貨精査補助ユニット2は、出金口32から放出された硬貨を内部に取り込み、搬送後、硬貨入出金部3の入金口31に投入する。入金口31に投入された硬貨は、鑑別部53を通過する。このとき鑑別部53が取得した情報に基づき制御部11により有高情報が精査される。金種別入出金枚数管理部111は、精査後の有高情報(回収後有高情報123)を記憶部12の管理有高情報121に追記する。これにより、管理有高情報121が更新される(ステップS110)。
未回収の金種の硬貨収納庫62があれば(ステップS313,No)、再びステップS302(図9A)の処理を行う。
一方、全ての金種の硬貨収納庫62が「硬貨回収済」であれば(ステップS313,Yes)、制御部11は、釣銭機1の回収精査動作を終了する。
また、精査は一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨の順で行う例を説明をしたが、精査を行う金種の順番に制限がなく、任意に変更可能である。
例えば、実施例として、現金取扱装置は釣銭機1のみの構成としたが、紙幣の入出金及び収納を行う釣札機をさらに備える構成であってもよい。
出金口32に放出する直前の位置に鑑別部53を取り付けてもよい。
この場合、出金口32に放出する直前の位置で鑑別部53が精査処理に必要な情報を取得することで、各金種の硬貨の枚数情報を取得することができる。回収枚数判定部112は、この各金種の硬貨の枚数情報と最大回収可能枚数122(L)とを比較すればよい。例えば、回収枚数判定部112は、2金種の硬貨収納庫62から硬貨を繰り出させればよい。もし、それら硬貨の枚数情報が最大回収可能枚数122に達した時、ピン67を下げさせて、全ての金種の硬貨収納庫62の出口を閉じ、繰り出した硬貨を硬貨収納庫62に戻させてから、次は1金種の硬貨収納庫62のみから硬貨を繰り出させればよい。
このようにすることで、最大回収可能枚数122の比較対象である「出金口32から放出される硬貨の金種毎の枚数情報」を得ることができるため、管理有高情報121が必要ない。そのため、金種別入出金枚数管理部111も必要ない。
2 硬貨精査補助ユニット
3 硬貨入出金部
4 操作部
4a 入力部
4b 表示部
8 キャッシュレジスタ
11 制御部
12(12B) 記憶部
13 通信部
31 入金口
32 出金口
32a 開口部
32b シャッタ
33 リジェクト口
51 入金搬送部
51a,51b 搬送ベルト
52 搬送路
53 鑑別部
54 選別部
55 金種別収納部
56 出金繰出部
57 リジェクトゲート
58 選別収納ゲート
61 仕切り板
62 硬貨収納庫
63 搬送ベルト
64 ガイド
65 分離ローラ
66 光学センサ
67 ピン(硬貨収納庫の出口)
111 金種別入出金枚数管理部
112(112A,112B) 回収枚数判定部
121 管理有高情報
122 最大回収可能枚数
123 回収後有高情報
201 取込口
202 排出口
203 硬貨格納部
204 搬送部
204a,204b 搬送ベルト
205 搬送路
206 シュート部
207 分離ローラ
208 搬送ベルト
Claims (9)
- 硬貨が投入される入金口と、前記投入された投入硬貨が金種毎に収納される硬貨収納庫と、前記収納された硬貨が放出される出金口と、前記投入硬貨を精査して金種毎の枚数を数える硬貨精査部とを備える現金取扱装置であって、
前記出金口から前記入金口まで放出硬貨を搬送する硬貨精査補助ユニットが装着され、
前記硬貨精査補助ユニットの最大収納可能枚数以下の範囲で、前記硬貨収納庫から一度に2以上の金種の硬貨を前記出金口に供給する硬貨回収部を備えることを特徴とする現金取扱装置。 - 前記硬貨回収部は、
前記投入硬貨の金種毎の枚数及び前記出金口から放出された放出硬貨の金種毎の枚数を含む管理有高情報から前記硬貨収納庫内に現在収納されている硬貨の金種毎の枚数情報を取得し、
前記硬貨の金種毎の枚数情報を組み合わせて、前記最大収納可能枚数以下の範囲で、前記硬貨収納庫から一度に2以上の金種の硬貨を前記出金口に供給する
ことを特徴とする請求項1に記載された現金取扱装置。 - 前記硬貨回収部は、
前記管理有高情報から取得したいずれか1つの金種の枚数情報と前記金種とは別金種の枚数情報とを組み合わせた合計枚数が前記最大収納可能枚数以下であれば、前記金種の硬貨収納庫及び前記別金種の硬貨収納庫から一度に2以上の金種の硬貨を前記出金口に供給する
ことを特徴とする請求項2に記載された現金取扱装置。 - 各金種毎の前記硬貨収納庫に予め順番を決めておき、
前記硬貨回収部は、
前記管理有高情報から取得した第N金種(Nは整数)から第(N+S)金種(Sは整数)までの枚数情報を組み合わせた合計枚数が前記最大収納可能枚数を超えるのであれば、前記第N金種から第(N+S−1)金種までの硬貨収納庫から一度にSの金種の硬貨を前記出金口に供給する
ことを特徴とする請求項2に記載された現金取扱装置。 - 前記硬貨回収部は、
前記管理有高情報から取得した第N金種から第(N+S)金種までの枚数情報を組み合わせた合計枚数が前記最大収納可能枚数を超えるのであれば、
前記第(N+S)金種を除いた前記第N金種から次の第(N+S+1)金種の枚数情報を組み合わせて、その合計枚数が前記最大収納可能枚数以下の範囲であるか否かを判定する
ことを特徴とする請求項4に記載された現金取扱装置。 - 前記管理有高情報は、記憶部に記憶され、外部から入力された入出金履歴データにより更新されることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載された現金取扱装置。
- 前記硬貨回収部は、前記最大収納可能枚数を、供給対象の金種の硬貨の体積に応じて変えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載された現金取扱装置。
- 硬貨が投入される入金口と、前記投入された投入硬貨が金種毎に収納される硬貨収納庫と、前記収納された硬貨が放出される出金口と、前記投入硬貨の金種毎の枚数及び前記出金口から放出された放出硬貨の金種毎の予測枚数を含む管理有高情報が予め格納された記憶部と、前記硬貨収納庫に収納された硬貨を前記出金口に繰り出させる出金繰出部とを備える現金取扱装置に、前記出金口から前記入金口まで放出硬貨を搬送する硬貨精査補助ユニットが装着された現金取扱装置が有するコンピュータの硬貨放出制御方法であって、
前記コンピュータに、
前記管理有高情報から前記硬貨収納庫内に現在収納されている硬貨の金種毎の予測枚数情報を取得するステップと、
前記硬貨の金種毎の予測枚数情報に基づき、前記最大収納可能枚数以下の内に収まるように前記硬貨収納庫を組み合わせて、2以上の前記硬貨収納庫を硬貨回収対象に決定するステップと、
前記出金繰出部に、前記硬貨回収対象の硬貨収納庫から硬貨を繰り出させるステップと
を実行させることを特徴とする硬貨放出制御方法。 - 硬貨が投入される入金口と、前記投入された投入硬貨が金種毎に収納される硬貨収納庫と、前記収納された硬貨が放出される出金口と、前記投入硬貨の金種毎の枚数及び前記出金口から放出された放出硬貨の金種毎の予測枚数を含む管理有高情報が予め格納された記憶部と、前記硬貨収納庫に収納された硬貨を前記出金口に繰り出させる出金繰出部とを備える現金取扱装置に、前記出金口から前記入金口まで放出硬貨を搬送する硬貨精査補助ユニットが装着された現金取扱装置が有するコンピュータを、
前記管理有高情報から前記硬貨収納庫内に現在収納されている硬貨の金種毎の予測枚数情報を取得する手段、
前記硬貨の金種毎の予測枚数情報に基づき、前記最大収納可能枚数以下の内に収まるように前記硬貨収納庫を組み合わせて、2以上の前記硬貨収納庫を硬貨回収対象に決定する手段、
前記出金繰出部に、前記硬貨回収対象の硬貨収納庫から硬貨を繰り出させる手段
として機能させることを特徴とする硬貨放出プログラム。
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---|---|---|---|
JP2013269836A JP6225700B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | 現金取扱装置、及び入出金システム |
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