JP4361408B2 - 貨幣入出金機 - Google Patents

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本発明は、釣銭を自動的に払い出す貨幣入出金機に関する。
例えばPOSレジ等の上位機に接続されて釣銭を自動的に払い出す釣銭機として用いられる貨幣入出金機がある(例えば特許文献1参照)
特許第2938747号公報
上記した貨幣入出金機においては、受け入れた貨幣を金種別に収納部に収納させることになるが、いずれかの収納部が満杯になったことが検出されると、それ以上の収納ができないことから、取引を中止して収納部の貨幣を回収するように操作者に何らかの指示を発する。このようなことがあると、例え1金種であっても、次にどの金種が投入されるかが未知であるために機械を停止させなければならず、したがって運用効率の低下およびサービスの低下を招くという問題があった。
したがって、本発明は、運用効率およびサービスの向上を図ることができる貨幣入出金機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、貨幣が投入される入金口と、該入金口に投入された貨幣を金種判定および計数する貨幣識別計数手段と、該貨幣識別計数手段で金種判定および計数された貨幣を金種毎に分けて収納する収納部と、該収納部より指定金種の貨幣を指定枚数繰り出す繰出手段と、該繰出手段により繰り出された貨幣を機外に導く出金口とを有し、前記入金口に投入された投入貨幣を前記貨幣識別計数手段で金種判定および計数した結果の金額と収納する金額との差額の釣銭貨幣を前記繰出手段により前記収納部から前記出金口に出金させる通常運用モードを実行する貨幣入出金機において、前記収納部内に各金種毎に貨幣の収納量を検出する検出手段が設けられ、いずれかの金種において貨幣の収納量が所定量に達したことが前記検出手段で検出された場合には、前記入金口に投入された投入貨幣を前記貨幣識別計数手段で金種判定および計数させて前記収納部に収納させるとともに前記投入貨幣に対する同額の両替貨幣を前記収納量が所定量に達した収納部から優先的に前記繰出手段により前記出金口に出金させる多貨幣優先払出両替モードに切り替えるモード自動切替手段を有することを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記モード自動切替手段により前記多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、該多貨幣優先払出両替モードに切り替わった旨と、前記収納量が所定量に達した貨幣の金種とを表示手段に表示することを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に係る発明において、前記モード自動切替手段により前記多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、アラーム報知手段によりアラーム音を発生させることを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれか一項に係る発明において、前記モード自動切替手段により前記多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、前記収納量が所定量に達した貨幣の金種に対し予め定められた最適な投入金額を表示手段に表示することを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記最適な投入金額を超える金額が投入されたとき、これらの差額を、前記収納量が所定量に達した貨幣の金種を除いた金種によって、出金可能な貨幣の中で最少枚数払いとなる金種および枚数の組み合わせにより出金することを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に係る発明において、貨幣の収納量が前記所定量よりも少ない第2の所定量に達したことが前記検出手段で検出されると、貨幣の収納量が前記第2の所定量に達した旨と、前記収納量が前記第2の所定量に達した貨幣の金種とを表示手段に表示するとともに、前記多貨幣優先払出両替モードに切り替え可能な状態になることを特徴としている。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に係る発明において、前記多貨幣優先払出両替モードにおける前記収納量が所定量に達した貨幣の払い出し上限枚数が予め設定されていることを特徴としている。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれか一項に係る発明において、前記収納部の貨幣を収納可能な第2の収納部を有し、いずれかの金種において貨幣の収納量が所定量に達したことが前記検出手段にて検出された場合には、前記モード自動切替手段による前記多貨幣優先払出両替モードに優先して、前記収納量が所定量に達した前記収納部から前記第2の収納部に貨幣を移送する内部移送モードをさらに実行可能とされていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、いずれかの金種の収納部において貨幣の収納量が所定量に達したことが検出手段で検出された場合に、モード自動切替手段が、入金口に投入された投入貨幣を貨幣識別計数手段で金種判定および計数させて収納部に収納させるとともに投入貨幣に対する同額の両替貨幣を収納量が所定量に達した収納部から優先的に繰出手段により出金口に出金させる多貨幣優先払出両替モードに切り替えるため、手元金の一部を投入すれば、同額の両替貨幣を収納量が所定量に達した収納部から優先的に出金させることになって収納量が所定量に達した収納部の貨幣量を減らすことができる。よって、収納部から貨幣を回収する回収作業を行うことなく、また運用を停止させることなく続けることが可能になる。したがって、運用効率およびサービスの向上を図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、その旨と、収納量が所定量に達した貨幣の金種とを表示手段に表示するため、操作者は表示手段を確認することで、多貨幣優先払出両替モードに切り替わったこととその金種とを確認できる。したがって、収納量が所定量に達した貨幣を払い出させるために必要な投入すべき金種の貨幣および金額を容易に判断できる。
請求項3に係る発明によれば、多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、アラーム報知手段によりアラーム音を発生させるため、多貨幣優先払出両替モードに切り替わったことを操作者に確実に認識させることができる。
請求項4に係る発明によれば、多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、収納量が所定量に達した貨幣の金種に対し予め定められた最適な投入金額を表示手段に表示するため、操作者は表示にしたがって貨幣を投入すれば良くなる。したがって、収納量が所定量に達した貨幣を払い出させるために必要な投入すべき金種の貨幣および金額を即座に投入できる。
請求項5に係る発明によれば、表示手段に表示した最適な投入金額を超える金額が投入されたとき、これらの差額を、収納量が所定量に達した貨幣の金種を除いた金種によって、出金可能な貨幣の中で最少枚数払いとなる金種および枚数の組み合わせにより出金することになるため、操作者は、表示された投入すべき金額をあまり気にせずにそれを超える金額の貨幣を投入すれば済むことになる。
請求項6に係る発明によれば、貨幣の収納量が前記所定量よりも少ない第2の所定量に達したことが検出手段で検出されると、貨幣の収納量が第2の所定量に達した旨と、収納量が第2の所定量に達した貨幣の金種とを表示手段に表示するとともに、多貨幣優先払出両替モードに切り替え可能な状態になるため、操作者は表示手段を確認することで、多貨幣優先払出両替モードに切り替わることが近い状態にあることとその金種とを確認できる。よって、必要に応じて多貨幣優先払出両替モードに切り替えて第2の所定量に達した貨幣を両替貨幣として払い出し、減らすことができる。
請求項7に係る発明によれば、多貨幣優先払出両替モードにおける収納量が所定量に達した貨幣の払い出し上限枚数が予め設定されているため、不要に多量の貨幣を払い出してしまうことを防止することができる。
請求項8に係る発明によれば、いずれかの金種において貨幣の収納量が所定量に達したことが検出手段にて検出された場合には、モード自動切替手段による多貨幣優先払出両替モードに優先して、収納量が所定量に達した収納部から第2の収納部に貨幣を移送する内部移送モードを実行すれば、両替をすることなく、収納量が所定量に達した収納部から第2の収納部に貨幣を移送してその収納量を減らすことができる。
本発明の一実施形態の貨幣入出金機を図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、本実施形態の貨幣入出金機10は、硬貨の入出金が可能な硬貨部11と紙幣の入出金が可能な紙幣部12とが一体に並設されたもので、例えばPOSレジ等の上位機に接続されて釣銭機として用いられるものである。なお、以下の説明において、前は貨幣入出金機10の操作者側、後は貨幣入出金機10の操作者に対し反対側、左は貨幣入出金機10の操作者から見て左、右は貨幣入出金機10の操作者から見て右である。
硬貨部11は貨幣入出金機10の左右方向における一側具体的には右側に設けられており、紙幣部12は左右方向における逆側具体的には左側に設けられている。
硬貨部11には、前側つまり操作者側の上部の右側に、機外からバラ硬貨が金種が混在する状態で一括して投入される硬貨入金口(入金口)15が設けられ、この硬貨入金口15の左側に、操作者による操作入力が行われる操作部16および操作者への表示を行う案内表示部17が前後に並んで設けられている。また、硬貨部11には、これら硬貨入金口15、操作部16および案内表示部17の下側つまり前側の中間部の右側に、内部からバラ硬貨が機外に取出可能に出金される硬貨出金口(出金口)18が設けられ、この硬貨出金口18の左側にリジェクトされたリジェクト硬貨が排出される硬貨リジェクト口19が設けられている。
紙幣部12は、前側つまり操作者側の上部に、バラ紙幣が金種が混在する状態で機外から一括して投入される紙幣入金口(入金口)21が設けられており、その下側つまり前側の中間部に内部からバラ紙幣が金種が混在する状態で出金される紙幣出金口(出金口)22が設けられていて、この紙幣出金口22の下側に、図2に示す紙幣リジェクト庫23および紙幣回収庫24が一体とされた着脱可能な紙幣回収金庫25が設けられている。
まず、紙幣部12の概略構成について図2を参照して説明する。
紙幣部12は、紙幣入金口21に投入された紙幣を1枚ずつに分離して繰り出す入金紙幣繰出部30と、この入金紙幣繰出部30で繰り出された紙幣を搬送する入金紙幣搬送路31と、入金紙幣搬送路31の途中に設けられて紙幣の真偽、金種および正損等を判定しかつ真紙幣を金種毎に計数する紙幣識別部(貨幣識別計数手段)32とを有している。
また、紙幣部12は、入金紙幣搬送路31の紙幣識別部32よりも下流側に設けられた振分部34と、入金紙幣搬送路31の振分部34の位置から分岐する紙幣搬送路35とを有している。紙幣搬送路35は紙幣出金口22に接続する出金紙幣搬送路36に合流しており、振分部34は、紙幣識別部32の識別結果に応じて、偽券、汚損券および判別不能とされた紙幣を紙幣搬送路35側へと振り分ける。そして、該偽券、汚損券および判別不能とされた紙幣は、入金紙幣搬送路31から紙幣搬送路35へと搬送され、出金紙幣搬送路36を介して機外へ取出可能となるように紙幣出金口22に繰り出される。一方、振分部34は、真券でありかつ汚損のない正券とされた紙幣をそのまま入金紙幣搬送路31の下流側へと導く。紙幣部12は、この入金紙幣搬送路31の振分部34よりも下流側に、紙幣識別部32の識別結果に基づいて紙幣を選別収納する入出金可能な複数具体的には三つの収納部としての紙幣収納部38〜40を有している。
つまり、紙幣部12は、入金紙幣搬送路31の振分部34よりも下流側に、紙幣を分岐紙幣搬送路43側に振り分けて最も上流側の紙幣収納部38へと導く振分部42を有しており、入金紙幣搬送路31の振分部42よりも下流側に、紙幣を分岐紙幣搬送路45側に振り分けて中間の紙幣収納部39へと導く振分部44を有している。そして、入金紙幣搬送路31の振分部44よりも下流側には最も下流側の紙幣収納部40が接続されている。
紙幣収納部38は、上部から紙幣が1枚ずつ入金され、出金紙幣繰出部(繰出手段)47が下部から紙幣を1枚ずつ分離して出金させる。紙幣収納部39も、上部から紙幣が1枚ずつ入金され、出金紙幣繰出部(繰出手段)48が下部から紙幣を1枚ずつ分離して出金させる。紙幣収納部40も、上部から紙幣が1枚ずつ入金され、出金紙幣繰出部(繰出手段)49が下部から紙幣を1枚ずつ分離して出金させる。
紙幣収納部38の下部は繰出紙幣搬送路50を介して、上記した紙幣出金口22につながる出金紙幣搬送路36に接続されている。紙幣収納部39の下部は繰出紙幣搬送路51を介して出金紙幣搬送路36に接続されており、紙幣収納部40の下部は出金紙幣搬送路36の末端に接続されている。
紙幣部12は、出金紙幣搬送路36における紙幣搬送路35の合流位置よりも下流側に設けられた振分部54と、出金紙幣搬送路36の振分部54の位置から分岐する分岐紙幣搬送路55とを有しており、この分岐紙幣搬送路55には入金のみが可能な上記した紙幣回収庫24が接続されている。振分部54は、紙幣回収庫24に収納させるべき紙幣を分岐紙幣搬送路55側へ、またそれ以外の紙幣をそのまま出金紙幣搬送路36の下流側へと振り分ける。
また、紙幣部12は、出金紙幣搬送路36における振分部54よりも下流側に設けられた振分部57と、出金紙幣搬送路36の振分部57の位置から分岐する分岐紙幣搬送路58とを有しており、この分岐紙幣搬送路58には入金のみが可能な紙幣リジェクト庫23が接続されている。振分部57は、紙幣リジェクト庫23に収納させるべき紙幣を分岐紙幣搬送路58側へ、またそれ以外の紙幣をそのまま出金紙幣搬送路36の下流側つまり紙幣出金口22側へと振り分ける。
なお、紙幣部12は、入金された紙幣を出金用として使用する還流式のものであり、入金および出金が可能な三つの紙幣収納部38〜40に金種毎に分けて収納する。例えば、5000円券を紙幣収納部38に、1000円券を紙幣収納部39に、10000円券を紙幣収納部40にそれぞれ収納するようになっている。また、紙幣部12は、紙幣収納部38〜40の上流側に一時貯留部は設けられておらず、紙幣識別部32で真券でありかつ汚損のない正券と判定された紙幣をそのまま紙幣収納部38〜40に収納させる。なお、取り扱い数が最少の2000円券については、入金のみが可能な紙幣回収庫24に収納させ、還流させない。ここで、紙幣収納部38〜40の金種設定はこれに限らず変更可能である。
次に、硬貨部11の概略構成について主に図3を参照して説明する。
硬貨部11は、硬貨入金口15に投入された硬貨を1枚ずつに分離して繰り出す入金硬貨繰出部61と、入金硬貨繰出部61で繰り出された硬貨を搬送する入金硬貨搬送部62とを備えている。入金硬貨搬送部62には、その上流側に、通過する硬貨の真偽、金種および正損等を判定しかつ真硬貨を金種毎に計数する硬貨識別部63(貨幣識別計数手段)が設けられ、この硬貨識別部63の下流側には硬貨を入金硬貨搬送部62から排除可能なリジェクト部64が設けられており、このリジェクト部64の下流側に、硬貨を選別する選別部65〜71が設けられている。
各選別部65〜71で選別された硬貨は、各選別部65〜71に一対一で対応する各金種別の硬貨収納部(収納部)73に収納される。図3においては図示の向きから一つの硬貨収納部73のみが示されているが、各硬貨収納部73はそれぞれが前後方向に沿う状態で左右方向に並べられており硬貨を金種毎に分けて収納する。リジェクト部64で落下された硬貨はリジェクトシュート74で前側の硬貨リジェクト口19に案内される。例えば、硬貨収納部73は、1円硬貨を収納させるものと、50円硬貨を収納させるものと、5円硬貨を収納させるものと、100円硬貨を収納させるものと、10円硬貨を収納させるものと、500円硬貨を収納させるものとがある。
各硬貨収納部73は、それぞれの底部を形成するように前後方向に延在する状態で左右方向に並設されて正転時に硬貨出金口18側に硬貨を搬送する無端のベルトコンベア76と、ベルトコンベア76の搬送方向とは逆方向に対向部分を移動させるように回転する分離ローラ77とを有している。ここで、ベルトコンベア76は、下流側が上側に位置するように傾斜しており、その上部側所定位置に上記した分離ローラ77が配置されている。
そして、各金種別の硬貨収納部73は、すべてのベルトコンベア76が一度に駆動させられることでバラ硬貨を硬貨出金口18側に搬送することになり、このとき分離ローラ77がバラ硬貨を1枚ずつに分離する。
各金種別の硬貨収納部73は、それぞれ、分離ローラ77よりも下流側で硬貨の繰り出しを規制および許容する出金硬貨繰出部78を有している。
貨幣入出金機10の硬貨部11と紙幣部12とは、共通の制御部(両替動作手段,復帰手段)81によって制御されることになり、図4に示すように、制御部81は、制御プログラムが記憶されたROM(記憶手段)82と、紙幣識別部32の識別に基づく金種別の紙幣枚数および硬貨識別部63の識別に基づく金種別の硬貨枚数等を記憶するRAM(検出手段)83とに通信可能に接続されている。
また、制御部81は、紙幣部12の入金系を駆動する紙幣部入金系駆動部85と、紙幣部12の出金系を駆動する紙幣部出金系駆動部86と、硬貨部11の入金系を駆動する硬貨部入金系駆動部87と、硬貨部11の出金系を駆動する硬貨部出金系駆動部88とに通信可能に接続されており、これらを制御する。
加えて、制御部81は、5000円券用の紙幣収納部38内の紙幣の収納量がフル状態にあることおよびニアフル状態にあることを検出する検出センサ(検出手段)90と、1000円券用の紙幣収納部39内の紙幣の収納量がフル状態にあることおよびニアフル状態にあることを検出する検出センサ(検出手段)91と、10000円券用の紙幣収納部40内の紙幣の収納量がフル状態にあることおよびニアフル状態にあることを検出する検出センサ(検出手段)92と、2000円券が収納される紙幣回収庫24内の紙幣の収納量がフル状態にあることおよびニアフル状態にあることを検出する検出センサ(検出手段)93とに通信可能に接続されている。
さらに、制御部81は、1円硬貨用の硬貨収納部73内の硬貨の収納量がフル状態にあることおよびニアフル状態にあることを検出する検出センサ(検出手段)95と、50円硬貨用の硬貨収納部73内の硬貨の収納量がフル状態にあることおよびニアフル状態にあることを検出する検出センサ(検出手段)96と、5円硬貨用の硬貨収納部73内の硬貨の収納量がフル状態にあることおよびニアフル状態にあることを検出する検出センサ(検出手段)97と、100円硬貨用の硬貨収納部73内の硬貨の収納量がフル状態にあることおよびニアフル状態にあることを検出する検出センサ(検出手段)98と、10円硬貨用の硬貨収納部73内の硬貨の収納量がフル状態にあることおよびニアフル状態にあることを検出する検出センサ(検出手段)99と、500円硬貨用の硬貨収納部73内の硬貨の収納量がフル状態にあることおよびニアフル状態にあることを検出する検出センサ(検出手段)100とに通信可能に接続されている。
なお、フル状態とは、この状態が検出されたときにはそれ以上の貨幣の収納は不可となり制御部81はフル状態が解消されるまでそれ以上の貨幣の収納を規制するように処理を中断する状態である。また、ニアフル状態とは、この状態が検出されたときでもそれ以上の貨幣の収納は可能であり制御部はそれ以上の貨幣の収納を許容するように処理を続行することになるが、上記したフル状態に近いことを警告する必要がある状態である。
ここで、制御部81は検出センサ90〜93,95〜100の検出結果に加えてRAM83に記憶された金種毎の収納枚数から、全紙幣収納部38〜40、紙幣回収庫24および全硬貨収納部73のフル状態およびニアフル状態を検出するようになっている。例えば、検出センサ90〜93,95〜100の検出結果およびRAM83に記憶された金種毎の収納枚数のいずれで検出されてもフル状態およびニアフル状態と判定する。
加えて、制御部81は、操作部16と案内表示部17とに通信可能に接続されており、操作部16には、貨幣入出金機10のモードを通常運用モードから両替モードに切り替える指定操作が入力される両替モード切替キー(指定手段)102が設けられている。
ROM82には、貨幣入出金機10を釣銭機として作動させるための通常運用モード用のプログラムと、貨幣入出金機10を両替機として作動させるための両替モード用のプログラムと、いずれかの金種において貨幣の収納量が所定量に達したことが検出された場合に貨幣入出金機10を両替機として作動させしかもこの金種の貨幣を優先的に出金させる多貨幣優先払出両替モードのプログラムとが記憶されており、制御部81は、両替モードの指定操作がなされた場合に、その直後に硬貨入金口15および紙幣入金口21に投入された貨幣を処理する場合のみ両替モード用のプログラムを読み出して実行することになり、また、いずれかの金種において貨幣の収納量が所定量に達したことが検出された場合のみ多貨幣優先払出両替モードのプログラムを読み出して実行することになって、これら以外では通常運用モード用のプログラムを実行することになる。
ここで、貨幣入出金機10は、基本的には通常運用モードで運用される。
この通常運用モード用のプログラムに基づく作動を説明する。
通常運用モードでは、貨幣入出金機10が釣銭機として機能することになり、例えば、図示せぬ上位機で買い上げ金額が確定すると、次に、買い上げ金額に応じた貨幣が硬貨入金口15および紙幣入金口21の少なくともいずれか一方に投入されることになる。なお、制御部81は、硬貨入金口15および紙幣入金口21への貨幣の投入にそれぞれ待ち時間を設定しており、この待ち時間内に硬貨入金口15および紙幣入金口21の少なくともいずれか一方に投入された貨幣については一回の投入貨幣として取り扱う。
そして、操作部16に入金操作が入力されると、制御部81は、硬貨部11および紙幣部12に以下の入金動作を実行させる。
つまり、紙幣部12においては、紙幣入金口21の紙幣を入金紙幣繰出部30で1枚ずつ分離して入金紙幣搬送路31に繰り出し、入金紙幣搬送路31で搬送中に紙幣識別部32で識別する。そして、紙幣識別部32の識別結果に基づき、偽券、損券および判別不能とされた紙幣を、振分部34にて入金紙幣搬送路31から紙幣搬送路35に振り分け、紙幣搬送路35から出金紙幣搬送路36を介して振分部54および振分部57にてそのまま紙幣出金口22に繰り出すことで、機外にリジェクトする。
他方、紙幣識別部32の識別結果に基づき、振分部34は、真券かつ正券とされた紙幣をそのまま入金紙幣搬送路31の下流側に搬送させて、紙幣収納部38〜40のうちの金種に応じたいずれかに上部から収納させる。つまり、5000円券であれば、振分部42で振り分けて分岐紙幣搬送路43から紙幣収納部38に収納し、1000円券であれば、振分部42および振分部44で振り分けて分岐紙幣搬送路45から紙幣収納部39に収納し、10000円券であれば、振分部42および振分部44で振り分けて入金紙幣搬送路31を介して紙幣収納部40に収納する。なお、制御部81は、各紙幣収納部38〜40に収納された紙幣の数を把握しておりこの紙幣数から割り出される紙幣収納部38〜40に収納しきれないオーバーフロー紙幣と、2000円券とについては、振分部34にて入金紙幣搬送路31から紙幣搬送路35および出金紙幣搬送路36に振り分け、さらに振分部54にて分岐紙幣搬送路55に振り分けて、紙幣回収庫24に収納する。
制御部81は、紙幣識別部32の識別結果つまり金種毎の計数値をRAM83に記憶させており、紙幣入金口21に投入されたすべての紙幣が紙幣収納部38〜40、紙幣出金口22および紙幣回収庫24のいずれかに案内されたことがセンサにより検出されると、紙幣部12については入金動作が完了したと判定し、今回の入金動作で入金された紙幣の合計金額を算出する。
上記した紙幣の入金動作と並行して、硬貨部11では、硬貨入金口15の硬貨を入金硬貨繰出部61で1枚ずつ分離して入金硬貨搬送部62に繰り出し、入金硬貨搬送部62で搬送しつつ硬貨識別部63で識別する。そして、硬貨識別部63の識別結果に基づき、偽硬貨、汚損硬貨および判別不能とされた硬貨は、リジェクト部64がリジェクトシュート74を介して硬貨リジェクト口19に繰り出させることで、機外にリジェクトされる。
他方、硬貨識別部63の識別結果に基づき、真硬貨かつ汚損のない正硬貨とされた硬貨は、リジェクト部64によってそのまま入金硬貨搬送部62の下流側に移動させられる。その結果、真硬貨かつ汚損のない正硬貨とされた硬貨は、選別部65〜71の対応するもので選別されて各対応する金種の硬貨収納部73に収納される。つまり、1円硬貨は1円硬貨用の硬貨収納部73に、50円硬貨は50円硬貨用の硬貨収納部73に、5円硬貨は5円硬貨用の硬貨収納部73に、100円硬貨は100円硬貨用の硬貨収納部73に、10円硬貨は10円硬貨用の硬貨収納部73に、500円硬貨は500円硬貨用の硬貨収納部73にそれぞれ収納される。
ここで、制御部81は、硬貨識別部63の識別結果つまり金種毎の計数値をRAM83に記憶させており、硬貨入金口15に投入されたすべての硬貨が硬貨収納部73および硬貨リジェクト口19のいずれかに案内されたことがセンサで検出されると、硬貨部11については入金動作が完了したと判定し、今回の入金動作で入金された硬貨の合計金額を算出する。
そして、硬貨部11および紙幣部12がともに入金動作が完了すると、制御部81は、今回の入金動作で入金された硬貨および紙幣の合計金額を算出し、案内表示部17に表示させるとともに、その後の処理を促す表示を行う。すなわち、追加入金をするか、入金取消をするか、入金確定をするかを問う。
例えば、入金確定の指定操作がなされると、入金された貨幣の合計金額を上位機に送る。すると、上位機は入金された貨幣の合計金額から買い上げ金額を減算して釣銭金額を算出する。そして、釣銭金額を制御部81に出力する。
すると、制御部81は、この出金指令に基づいて紙幣部12および硬貨部11に最少枚数の貨幣を釣銭貨幣として出金させるように出金動作を実行させる。
つまり、制御部81は、紙幣部12において出金させる紙幣がある場合、出金紙幣繰出部47,48のうちの対応するものを駆動し、指定された金種の紙幣を指定された枚数だけ紙幣収納部38,39から繰り出させ、出金紙幣搬送路36を介して振分部54および振分部57で振り分けて紙幣出金口22に繰り出させる。その後、紙幣出金口22から紙幣が取り除かれたことが図示せぬセンサで検出されると制御部81は紙幣部12についての出金動作が完了したと判定する。
また、制御部81は、硬貨部11において出金させる硬貨がある場合、上記した紙幣の出金動作と並行して、硬貨収納部73のベルトコンベア76をすべて駆動するとともに、硬貨収納部73の出金硬貨繰出部78のうちの対応するものを駆動して、指定された金種の硬貨を指定された枚数だけ硬貨収納部73から硬貨出金口18に繰り出させる。その後、硬貨出金口18から硬貨が取り除かれたことが図示せぬセンサで検出されると制御部81は硬貨部11について出金動作が完了したと判定する。
そして、硬貨部11および紙幣部12がともに出金動作が完了すると、制御部81は、今回の一連の釣銭支払い用の入出金動作が完了したと判定する。
上記通常運用モードにおいて、制御部81は、図5のフローチャートの制御内容を並行して行っている。
つまり、制御部81は、検出センサ90〜92,95〜100の検出結果およびRAM83に記憶された金種毎の収納枚数から、全紙幣収納部38〜40および全硬貨収納部73のうちのいずれかの収納量が所定の基準量(所定値)に達したフル状態にあるか否かを判定し(ステップS1)、いずれも基準量に達していない場合、操作部16の両替モード切替キー102により両替モードの指定操作がなされたか否かを判定する(ステップS2)。両替モードの指定操作がなされていない場合には、通常運用モードを継続させる(ステップS3)。
ステップS2において、両替モードの指定操作がなされた場合、制御部81は、両替モードのプログラムを実行することになり、硬貨部11および紙幣部12の少なくともいずれか一方に貨幣が投入されたか否かセンサの出力により判定し(ステップS4)、投入されたことが検出されると、硬貨部11および紙幣部12のうち貨幣が投入されたものに上記と同様の入金動作を行わせる(ステップS5)。これにより、今回の両替モードで硬貨入金口15および紙幣入金口21の少なくともいずれか一方に投入された一回分の投入貨幣が、真偽および金種の識別および計数が行われた後に収納される。なお、制御部81は、硬貨部11の硬貨入金口15および紙幣部12の紙幣入金口21への貨幣の投入にそれぞれ待ち時間を設定しており、この待ち時間内に硬貨入金口15および紙幣入金口21の少なくともいずれか一方に投入された貨幣については同じ一回の投入貨幣として取り扱う。
そして、入金動作が完了すると(ステップS6)、制御部81は、今回の両替モードで投入された一回分の投入貨幣の金種および枚数の計数結果および合計金額を案内表示部17に表示させる(ステップS7)。続いて、制御部81は、今回の両替モードで投入された一回分の投入貨幣が、単数枚であるか複数枚であるかを判定する(ステップS8)。
ステップS8で単数枚であると判定した場合、今回の両替モードで投入された一回分の投入貨幣と同額の予め設定された金種および枚数の組み合わせの両替貨幣を、上記した出金動作を行うことで出金させるパターン両替を行う(ステップS9)。
ここで、ステップS9では、以下のように両替貨幣を設定する。
投入貨幣が1倍貨(10000円券、1000円券、100円硬貨および10円硬貨)の場合は、(一つ下の金種の貨幣×1)+(二つ下の金種の貨幣×5)を両替貨幣とする。
また、投入貨幣が5倍貨(5000円券、500円硬貨、50円硬貨および5円硬貨)の場合は、(一つ下の金種の貨幣×5)を両替貨幣とする。
さらに、投入貨幣が2000円券の場合は、(1000円券×2)を両替貨幣とする。
以上により、以下に示す両替貨幣が決められる。
10000円券1枚=5000円券1枚+1000円券5枚
5000円券1枚=1000円券5枚
2000円券1枚=1000円券2枚
1000円券1枚=500円硬貨1枚+100円硬貨5枚
500円硬貨1枚=100円硬貨5枚
100円硬貨1枚=50円硬貨1枚+10円硬貨5枚
50円硬貨1枚=10円硬貨5枚
10円硬貨1枚=5円硬貨1枚+1円硬貨5枚
5円硬貨1枚=1円硬貨5枚
1円硬貨1枚=1円硬貨1枚
他方、ステップS8で複数枚であると判定した場合、制御部81は、今回の両替モードで投入された一回分の投入貨幣の合計金額と同額であって、出金可能な貨幣による最少枚数となる金額の組み合わせを演算して該組み合わせの両替貨幣を、上記した出金動作を行うことで出金させる(ステップS10)。つまり、今回の両替モードで硬貨入金口15および紙幣入金口21の少なくともいずれか一方に投入された一回分の投入貨幣の総額を高額金種順に除算していく、いわゆる逆両替を行う。この場合、通常運用モードの釣銭払い出しでは出金されることがない10000円券用の紙幣収納部40からも必要により紙幣が繰り出される。
そして、ステップS9,S10で両替貨幣を出金させる出金動作つまり両替モード下で実行される入金動作および出金動作からなる両替動作が完了すると、制御部81は、両替モードのプログラムを、ROM82から読み出される通常運用モード用のプログラムに置き換える。つまり、両替モードを自動的に解除して通常運用モードに復帰させる(ステップS11)。その後、両替モードへの切り替え操作が入力されるまでは貨幣入出金機10は通常運用モードで動作する。
ステップS1で、全紙幣収納部38〜40および全硬貨収納部73のうちのいずれかの収納量が所定の基準量に達したフル状態にある場合、制御部81は、硬貨入金口15および紙幣入金口21の少なくともいずれか一方に投入された投入貨幣を硬貨識別部63および紙幣識別部32で金種判定および計数させて全紙幣収納部38〜40、紙幣回収庫24および全硬貨収納部73の対応するものに収納させるとともに投入貨幣に対する同額の両替貨幣を収納量が基準量に達した収納部から優先的に硬貨出金口18および紙幣出金口22の少なくともいずれか一方に出金させる多貨幣優先払出両替モードに切り替える。
多貨幣優先払出両替モードのプログラムを実行すると、まず、多貨幣優先払出両替モードに切り替わった旨と、収納量が所定量に達した貨幣の金種と、収納量が所定量に達した貨幣の金種に対し予め定められてROM82に記憶された最適な投入金額とを案内表示部17に表示させるとともに、図示せぬアラーム報知装置(アラーム報知手段)によりアラーム音を発生させる(ステップS12)。
ここで、最適な投入金額を設定するにあたり、500円硬貨以外の硬貨については最大払出枚数が1金種あたり50枚に設定されており、500円硬貨のみ、最大払出枚数が30枚に設定されている。この最大払出枚数は、この枚数の貨幣を放出しても収納部に残る貨幣量が極端に減ることにならず以後の取引に支障のない程度の数量であって、しかも硬貨出金口18および紙幣出金口22の容量を超えない数量に設定される。このような条件を満足すれば、最大払出枚数を上記に対し変更することも勿論可能である。
これにしたがって、例えば100円硬貨が基準量に達した場合に、ステップS12において、100円硬貨50枚分の金額、つまり5千円分の貨幣(100円硬貨を除く)の投入を促す表示を案内表示部17に表示させる。これにより、操作者は、基準量に達した金種の貨幣を効率良く両替放出させることのできる金額を容易に把握することが可能になる。そして、この金額分の貨幣が硬貨入金口15および紙幣入金口21の少なくともいずれか一方に投入されることで、基準量に達した貨幣の金種の収納部にほどよい収納可能空間を形成することができる。つまり、100円硬貨が基準量に達した場合に、千円分の貨幣である1000円券1枚または500円硬貨2枚が投入されると、100円硬貨は10枚しか両替放出されず、その後の取引によってはあまり時間が経過しない段階で再度基準量に達してしまう可能性が高いが、投入すべき金額を案内表示部17に表示させることで、基準量に達した貨幣の金種の収納部にほどよい収納可能空間を形成することができる。
以上により、基準量に達した場合に案内表示部17に表示させる表示は以下のようになる。
1円硬貨基準量到達検知・・・50円投入指示表示
5円硬貨基準量到達検知・・・250円投入指示表示
10円硬貨基準量到達検知・・・500円投入指示表示
50円硬貨基準量到達検知・・・2500円投入指示表示
100円硬貨基準量到達検知・・・5000円投入指示表示
500円硬貨基準量到達検知・・・25000円投入指示表示
1000円券基準量到達検知・・・50000円投入指示表示
5000円券基準量到達検知・・・250000円投入指示表示
10000円券基準量到達検知・・・紙幣回収庫24への移動操作指示表示(例えば50枚)
次に、硬貨部11および紙幣部12の少なくともいずれか一方に貨幣が投入されたか否かセンサの出力により判定し(ステップS13)、投入されたことが検出されると、硬貨部11および紙幣部12のうち貨幣が投入されたものに上記と同様の入金動作を行わせる(ステップS14)。これにより、今回硬貨入金口15および紙幣入金口21の少なくともいずれか一方に投入された一回分の投入貨幣が、真偽および金種の識別、計数が行われた後にそれぞれ対応する収納部に収納される。なお、制御部81は、硬貨部11の硬貨入金口15および紙幣部12の紙幣入金口21への貨幣の投入にそれぞれ待ち時間を設定しており、この待ち時間内に硬貨入金口15および紙幣入金口21の少なくともいずれか一方に投入された貨幣については同じ一回の投入貨幣として取り扱う。
そして、入金動作が完了すると(ステップS15)、制御部81は、今回投入された一回分の投入貨幣の金種および枚数の計数結果および合計金額を案内表示部17に表示させる(ステップS16)。続いて、制御部81は、今回投入された貨幣の総額から両替貨幣を演算設定し(ステップS17)、この設定にしたがって上記出金動作と同様に払い出しを行う(ステップS18)。
ステップS17では以下のようにして両替貨幣を設定する。
「投入貨幣の総額」÷「収納量が基準量に達した金種の単位金額」の商を「算出枚数」とする。
次に、「算出枚数」<「最大払出枚数」の場合は、「算出枚数」=「両替枚数」にするとともに、「投入貨幣の総額」−「収納量が基準量に達した金種の単位金額×両替枚数」=「両替残金額」とする。なお、最大払出枚数は上記のように金種毎に予め設定されるものである。
他方、「算出枚数」>「最大払出枚数」の場合は、「最大払出枚数」=「両替枚数」にするとともに、「投入貨幣の総額」−「収納量が基準量に達した金種の単位金額×両替枚数」=「両替残金額」とする。
そして、いずれにおいても、収納量が基準量に達した金種の貨幣を設定された「両替枚数」だけ出金させるとともに、「両替残金額」>0の場合は、両替残金額を、出金可能な貨幣の最少枚数で支払うように設定し出金させる。
ここで、例えば100円硬貨の硬貨収納部73がフル状態となる所定の基準量に達したことが検知された状態にある場合、投入貨幣として10000円券1枚が投入されたとすると、通常は5000円券1枚と1000円券5枚を両替貨幣として払い出すが、100円硬貨50枚と5000円券1枚とを両替貨幣として払い出すことになる。つまり、所定の基準量に達した貨幣と、残りを最少枚数になるような金種の組み合わせにして両替貨幣として払い出す。
そして、ステップS18で両替貨幣を出金させる出金動作が完了すると、制御部81は、多貨幣優先払出両替モードのプログラムを、ROM82から読み出される通常運用モード用のプログラムに置き換える。つまり、多貨幣優先払出両替モードを自動的に解除して通常運用モードに復帰させる(ステップS11)。
なお、入金処理時に2000円券を紙幣回収庫24ではなく5000円券と共通の紙幣収納部38に収納させるようにすることも可能であるが、出金用の紙幣を識別する出金識別部が設けられていないため、この紙幣収納部38から紙幣を出金させることはできなくなる。よって、通常運用モードおよび両替モードのいずれにおいても紙幣収納部38以外の紙幣収納部39,40からのみ、つまり1000円券と10000円券とを繰り出させることになる。
また、2000円券専用の紙幣収納部が設けられる場合には、1000円券および5000円券と同様な制御、つまり投入指示金額(100000円)を表示することが可能である。
紙幣については、紙幣回収庫24があることから、紙幣回収庫24への回収する内部移送モードが優先されるように設定しても良い。つまり、紙幣収納部38〜40のいずれかでフル状態となる基準量に達した場合には自動的にモードが内部移送モードに切り替わり、所定枚数の紙幣が紙幣回収庫24へと自動的に移動させられ、移動終了後、自動的に元のモードに復帰するように設定するのである。
この場合、紙幣回収庫24がフル状態になると、紙幣回収庫24の回収すなわち紙幣回収庫24の交換の指示表示を行う。
また、上記のように基準量に達したことが検知されて投入すべき金額を案内表示部17に表示させた場合に、これを超える投入金額があった場合には、その差額については、基準量に達したことが検知された金種を除いた金種によって、最少枚数払いとなる金種および枚数の組み合わせを算出して両替放出する。
加えて、収納量が基準量に達したか否かの判定は検出センサおよび計数結果の少なくともいずれか一方に基づいて行えば良い。
以上に述べた本実施形態の貨幣入出金機10によれば、検出センサ90〜92,95〜100の検出結果およびRAM83に記憶された金種毎の収納枚数から、全紙幣収納部38〜40および全硬貨収納部73のうちのいずれかの収納量が所定の基準量(所定値)に達したフル状態にある場合に、制御部81が、硬貨入金口15および紙幣入金口21の少なくともいずれか一方に投入された投入貨幣を硬貨識別部63および紙幣識別部32で金種判定および計数させて全硬貨収納部73、全紙幣収納部38〜40および紙幣回収庫24のいずれかに収納させるとともに投入貨幣に対する同額の両替貨幣を収納量が所定量に達した収納部から優先的に硬貨出金口18および紙幣出金口22の少なくともいずれか一方に出金させる多貨幣優先払出両替モードに切り替えるため、手元金の一部を投入すれば、同額の両替貨幣を収納量が所定量に達した収納部から出金させることになって収納量が所定量に達した収納部の貨幣量を減らすことができる。よって、収納部から貨幣を回収する回収作業を行うことなく、また運用を停止させることなく続けることが可能になる。したがって、運用効率およびサービスの向上を図ることができる。
つまり、検出センサ90〜92,95〜100の検出結果から、全紙幣収納部38〜40および全硬貨収納部73のうちのいずれかがフル状態となっている場合に制御部81は自動的に多貨幣優先払出両替モードに切り替えることになるが、操作者が、フル状態の金種よりも高額の貨幣を1枚投入すれば、投入貨幣が少額貨幣であるフル状態の金種の貨幣から払い出されることになり、フル状態の金種の貨幣について回収作業を行うことなく、貨幣入出金機10の運用を継続させることが可能になる。これは、全紙幣収納部38〜40および全硬貨収納部73のうちのいずれかがフル状態となっている場合に制御部81は通常の運用を中断させてしまうことになり、回収作業等を行ってフル状態の貨幣を減らさないと通常の運用を再開させることはできないが、多貨幣優先払出両替モードで両替をすることでフル状態の貨幣を優先的に減らすことができる。つまり、客を待たせて貨幣の回収作業を行うことは好ましくなく、また回収のみを行うと貨幣入出金機内の在り高をむやみに減らしてしまうことになり、管理上好ましくないが、両替であれば、両替用に僅かな貨幣を貨幣入出金機10の近くに保管しておくことで、素早く、しかも貨幣入出金機内の在り高をむやみに減らすことなく、フル状態またはニアフル状態の貨幣を減らすことができるのである。
また、多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、その旨と、収納量が所定量に達した貨幣の金種とを案内表示部17に表示するため、操作者は案内表示部17を確認することで、多貨幣優先払出両替モードに切り替わったこととその金種とを確認できる。したがって、収納量が所定量に達した貨幣を払い出させるために必要な投入すべき金種の貨幣または金額の貨幣を容易に判断できる。
さらに、多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、アラーム報知装置によりアラーム音を発生させるため、多貨幣優先払出両替モードに切り替わったことを操作者に確実に認識させることができる。
加えて、多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、収納量が所定量に達した貨幣の金種に対し予め定められた最適な投入金額を案内表示部17に表示するため、操作者は表示にしたがって貨幣を投入すれば良くなる。したがって、収納量が所定量に達した貨幣を払い出させるために必要な投入すべき金種の貨幣または金額の貨幣を即座に投入できる。
さらに、案内表示部17に表示した最適な投入金額を超える金額が投入されたとき、これらの差額を、収納量が所定量に達した貨幣の金種を除いた金種によって、出金可能な貨幣の中で最少枚数払いとなる金種および枚数の組み合わせにより出金することになるため、操作者は、表示された投入すべき金額をあまり気にせずにそれを超える金額の貨幣を投入すれば済むことになる。
加えて、多貨幣優先払出両替モードにおける収納量が所定量に達した貨幣の払い出し上限枚数が予め設定されているため、不要に多量の貨幣を払い出してしまうことを防止することができる。
さらに、紙幣について、いずれかの金種において貨幣の収納量が所定量に達したことが検出された場合には、多貨幣優先払出両替モードに優先して、収納量が所定量に達した紙幣収納部38〜40から紙幣回収庫24に紙幣を移送する内部移送モードを実行することで、両替をすることなく、収納量が所定量に達した紙幣収納部38〜40から紙幣回収庫24に紙幣を移送してその収納量を減らすことができる。
なお、紙幣収納部38〜40および硬貨収納部73の貨幣量がフル状態の基準量よりも少ない第2の基準量(第2の所定量)に達したことが検出センサ90〜92,95〜100で検出されると、貨幣の収納量が第2の基準量に達した旨と、収納量が第2の基準量に達した貨幣の金種とを案内表示部17に表示するとともに、多貨幣優先払出両替モードに切り替え可能な状態にしても良い。このようにすれば、操作者は案内表示部17を確認することで、多貨幣優先払出両替モードに切り替わることが近い状態にあることとその金種とを確認でき、そして、必要に応じて操作部16への入力等で多貨幣優先払出両替モードに切り替えて第2の所定量に達した貨幣を両替貨幣として払い出し、減らすことができる。
また、ニアフル状態になると自動的に多貨幣優先払出両替モードに切り替えるようにしても良い。
また、よりシンプルな両替処理を行うために、上記したステップS7,S16で、金種および枚数の計数結果を案内表示部17に表示させた後、自動的に、ステップS8,S17以降で、両替貨幣の払い出しを行うようにしたが、投入金額の確認を行わせるようにしても良い。つまり、ステップS7の後およびステップS16の後のそれぞれにおいて投入金額を了解する旨の操作入力が入力された場合に限り、その後のステップを実行し、投入金額を了解せず、再投入や取消等の操作入力が入力された場合は、それぞれ任意の処理を行えるようにしても良い。
本発明の一実施形態の貨幣入出金機を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の貨幣入出金機の紙幣部を概略的に示す側断面図である。 本発明の一実施形態の貨幣入出金機の硬貨部を概略的に示す側断面図である。 本発明の一実施形態の貨幣入出金機の制御系ブロック図である。 本発明の一実施形態の貨幣入出金機の両替モードの制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
10 貨幣入出金機
15 硬貨入金口(入金口)
18 硬貨出金口(出金部)
21 紙幣入金口(入金口)
22 紙幣出金口(出金部)
24 紙幣回収庫(第2の収納部)
32 紙幣識別部(貨幣識別計数手段)
38〜40 紙幣収納部(収納部)
47〜49 出金紙幣繰出部(繰出手段)
63 硬貨識別部(貨幣識別計数手段)
73 硬貨収納部(収納部)
81 制御部(モード自動切替手段)
83 RAM(検出手段)
90〜93,95〜100 検出センサ(検出手段)
102 両替モード切替キー(指定手段)

Claims (8)

  1. 貨幣が投入される入金口と、該入金口に投入された貨幣を金種判定および計数する貨幣識別計数手段と、該貨幣識別計数手段で金種判定および計数された貨幣を金種毎に分けて収納する収納部と、該収納部より指定金種の貨幣を指定枚数繰り出す繰出手段と、該繰出手段により繰り出された貨幣を機外に導く出金口とを有し、前記入金口に投入された投入貨幣を前記貨幣識別計数手段で金種判定および計数した結果の金額と収納する金額との差額の釣銭貨幣を前記繰出手段により前記収納部から前記出金口に出金させる通常運用モードを実行する貨幣入出金機において、
    前記収納部内に各金種毎に貨幣の収納量を検出する検出手段が設けられ、
    いずれかの金種において貨幣の収納量が所定量に達したことが前記検出手段で検出された場合には、前記入金口に投入された投入貨幣を前記貨幣識別計数手段で金種判定および計数させて前記収納部に収納させるとともに前記投入貨幣に対する同額の両替貨幣を前記収納量が所定量に達した収納部から優先的に前記繰出手段により前記出金口に出金させる多貨幣優先払出両替モードに切り替えるモード自動切替手段を有することを特徴とする貨幣入出金機。
  2. 前記モード自動切替手段により前記多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、該多貨幣優先払出両替モードに切り替わった旨と、前記収納量が所定量に達した貨幣の金種とを表示手段に表示することを特徴とする請求項1記載の貨幣入出金機。
  3. 前記モード自動切替手段により前記多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、アラーム報知手段によりアラーム音を発生させることを特徴とする請求項1または2に記載の貨幣入出金機。
  4. 前記モード自動切替手段により前記多貨幣優先払出両替モードに切り替わったときに、前記収納量が所定量に達した貨幣の金種に対し予め定められた最適な投入金額を表示手段に表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の貨幣入出金機。
  5. 前記最適な投入金額を超える金額が投入されたとき、これらの差額を、前記収納量が所定量に達した貨幣の金種を除いた金種によって、出金可能な貨幣の中で最少枚数払いとなる金種および枚数の組み合わせにより出金することを特徴とする請求項4記載の貨幣入出金機。
  6. 貨幣の収納量が前記所定量よりも少ない第2の所定量に達したことが前記検出手段で検出されると、貨幣の収納量が前記第2の所定量に達した旨と、前記収納量が前記第2の所定量に達した貨幣の金種とを表示手段に表示するとともに、前記多貨幣優先払出両替モードに切り替え可能な状態になることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の貨幣入出金機。
  7. 前記多貨幣優先払出両替モードにおける前記収納量が所定量に達した貨幣の払い出し上限枚数が予め設定されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項記載の貨幣入出金機。
  8. 前記収納部の貨幣を収納可能な第2の収納部を有し、いずれかの金種において貨幣の収納量が所定量に達したことが前記検出手段にて検出された場合には、前記モード自動切替手段による前記多貨幣優先払出両替モードに優先して、前記収納量が所定量に達した前記収納部から前記第2の収納部に貨幣を移送する内部移送モードをさらに実行可能とされていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項記載の貨幣入出金機。
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