JP6225700B2 - 現金取扱装置、及び入出金システム - Google Patents

現金取扱装置、及び入出金システム Download PDF

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本発明は、現金取扱装置、及び入出金システムに関し、特に、装置内部に収納された硬貨を計数するために、出金口と入金口との間を硬貨精査補助ユニットで接続し、装置内部の硬貨を出金口に放出する現金取扱装置、及び入出金システムに関する。
従来、現金を取り扱う現金取扱装置の中には、精査処理機能を有する装置があった。なお、「精査処理」とは、装置の内部の現金の有高を計数する処理(すなわち、装置の内部の貨幣の枚数を金種別に計数する処理)を意味している。
このような現金取扱装置としては、例えば、販売店等に設置されたキャッシュレジスタの下に配置される釣銭機等がある(例えば、特許文献1,2参照)。ここでは、その釣銭機が硬貨の精査処理を行う場合を想定して説明する。そのため、ここでは、硬貨を取り扱う機構を中心にして説明する。
特許文献1に記載されるように、従来の現金取扱装置は、硬貨を金種毎に硬貨収納庫に収納していた。これら各硬貨収納庫に収納された硬貨の精査を行う際に、出金口と入金口との間を接続するように硬貨精査補助ユニットを装着してから、硬貨収納庫に収納された硬貨を出金口に放出した。これにより、硬貨精査補助ユニットは、現金取扱装置の出金口から放出された硬貨を内部に取り込み、搬送して現金取扱装置の入金口へ放出した。その後、現金取扱装置は、入金口に格納された硬貨に対して精査処理を行った。
特開2013−200623号公報 特開2001−351136号公報
しかしながら、従来の現金取扱装置は、硬貨を出金口に放出するときに、ある1金種の硬貨収納庫に収納された全ての硬貨を放出させてから、別の金種の硬貨収納庫から硬貨を放出させていた。このように、従来の現金取扱装置は、1金種ずつ硬貨収納庫から硬貨を放出させていたため、精査が完了するまでに時間が掛かるという問題点があった。
なお、硬貨精査補助ユニットは、取り込める硬貨の枚数に制限があり、その制限を超えた枚数の硬貨が現金取扱装置の出金口から放出されると、硬貨精査補助ユニットの硬貨取込口から硬貨があふれてしまうという問題点もある。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであり、硬貨精査補助ユニットが取り込める硬貨の枚数を考慮した上で、精査が完了するまでの時間を短縮することができる現金取扱装置、及び入出金システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の現金取扱装置は、硬貨が投入される入金口(31)と、前記投入された硬貨が金種毎に収納される硬貨収納庫(62)と、前記収納された硬貨が放出される出金口(32)と、前記投入された硬貨を精査して金種毎の枚数を数える硬貨精査部(鑑別部53)とを備える現金取扱装置(1)であって、前記現金取扱装置は、前記出金口から放出された硬貨を蓄積する硬貨格納部(203)と、蓄積された硬貨を前記入金口まで搬送する搬送路(205)とを有する硬貨精査補助ユニットが装着されるものであり、前記硬貨精査補助ユニット(2)が装着された際に、前記硬貨格納部が前記出金口の下方に位置し、前記硬貨格納部の最大収納可能枚数以下の範囲で、前記硬貨収納庫(62)から一度に2以上の金種の硬貨を前記出金口(32)に供給する硬貨回収部(出金繰出部56,回収枚数判定部112)を備える。なお、( )内の文字、記号は例示である。
このように、硬貨精査補助ユニットの最大収納可能枚数を考慮して、硬貨収納庫から一度に2以上の金種の硬貨を出金口に供給することができる。
本発明によれば、硬貨精査補助ユニットに供給する硬貨の枚数を制御することで、精査が完了するまでの時間を短縮することができる。
第1実施形態に係る現金取扱装置と硬貨精査補助ユニットとを示す全体図である。 第1実施形態に係る現金取扱装置の主要部の斜視図である。 上方向から見た硬貨入出金部の断面図である。 右方向から見た硬貨入出金部の断面図である。 第1実施形態に係る現金取扱装置の構成を示すブロック図である。 現金取扱装置に装着された状態の硬貨精査補助ユニットの断面図である。 第1実施形態に係る現金取扱装置の回収精査動作のフローチャートである。 第2実施形態に係る現金取扱装置の回収精査動作のフローチャートである。 図8Aから続く第2実施形態に係る現金取扱装置の回収精査動作のフローチャートである。 第3実施形態に係る現金取扱装置の回収精査動作のフローチャートである。 図9Aから続く第3実施形態に係る現金取扱装置の回収精査動作のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明について概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態に係る現金取扱装置としての釣銭機1と、釣銭機1に装着された硬貨精査補助ユニット2とを示す全体図である。
硬貨精査補助ユニット2は、釣銭機1が備える硬貨入出金部3の入金口31(図2参照)と出金口32(図2参照)とを接続し、出金口32から放出された硬貨を内部に取り込み、上方に搬送して入金口31に投入する構成部である。
[現金取扱装置の入出金システム]
ここで、第1実施形態に係る現金取扱装置としての釣銭機1の入出金システムについて、図2〜図6を用いて説明する。図2は、第1実施形態に係る釣銭機(現金取扱装置)の主要部の斜視図である。図3は、上方向から見た硬貨入出金部の断面図である。図4は、右方向から見た硬貨入出金部の断面図である。図5は、第1実施形態に係る釣銭機(現金取扱装置)の構成を示すブロック図である。図6は、釣銭機(現金取扱装置)に装着された状態の硬貨精査補助ユニットの断面図である。
図2に示すように、釣銭機1は、硬貨入出金部3と操作部4とを備える。硬貨入出金部3は、硬貨を取り扱う機構として、入金口31、出金口32、及び、リジェクト口33を有している。
操作部4は、オペレータによって操作される構成要素である。図2に示す例では、操作部4は、入力部4aと表示部4bとを備える。入力部4aは、テンキーや十字キー等によって構成されており、各種の指示や情報が入力される。表示部4bは、LCD等によって構成されており、各種の情報が表示される。
入金口31は、レジ係員によって入金用の硬貨が投入される部位である。第1実施形態では、硬貨精査補助ユニット2の排出口202(図6参照)から硬貨が落下することにより、投入される。
出金口32は、釣銭用の硬貨が排出される部位である。第1実施形態では、出金口32が、出金トレイとして、装置の前面側から前方向に突出するように設けられているものとして説明する。この出金口32の底部には、開口部32aとシャッタ32bとが設けられている。開口部32aは、硬貨を硬貨精査補助ユニット2の取込口201(図6参照)の中に放出するための開口である。シャッタ32bは、開口部32aを選択的に開放又は閉鎖する板状の部材であり、選択的に開くことで硬貨を下方向に落下させる。
リジェクト口33は、金種が鑑別不能な硬貨(以下リジェクト硬貨と称する)や、異物等が、排出される部位である。
硬貨精査補助ユニット2は、シュート部206(図6参照)が降下し、釣銭機1に装着される。この装着状態において、釣銭機1における入金口31及び出金口32の周りの部分が硬貨入出金部3と硬貨精査補助ユニット2との接合部となり、硬貨精査補助ユニット2の後記する排出口202(図6参照)が釣銭機1の入金口31に嵌め合わされ、後記する取込口201(図6参照)が釣銭機1の出金口32に嵌め合わされている。
[硬貨入出金部3の内部構成]
図3及び図4を用いて、硬貨入出金部3の内部構成について説明する。
図3は、上方向から見た硬貨入出金部3の断面図である。そして、図4は、右方向から見た硬貨入出金部3の断面図である。
この硬貨入出金部3において、入金口31に投入された硬貨は1枚ずつに分離されて、入金搬送部51により搬送路52に沿って、鑑別部53を経由して選別部54に搬送され、金種毎に分別されて金種別収納部55(何れかの硬貨収納庫62)に収納される。金種別収納部55に収納された硬貨は、出金繰出部56により出金口32に排出される。
入金搬送部51は、無端状に形成された2本の搬送ベルト51a,51bによって、構成されている。搬送ベルト51aは、入金口31に投入された硬貨を搬送路52の上流部分の途中まで搬送する搬送手段である。搬送ベルト51bは、硬貨を搬送路52の上流部分の途中から搬送路52の下流部分(厳密には、金種別収納部55の内部に設けられた該当金種の硬貨収納庫62の上)まで搬送する搬送手段である。
鑑別部53は、硬貨の種類及び真偽を鑑別する構成要素である。硬貨は、鑑別部53を経由して入金搬送部51に繰り出される。この鑑別部53にて正当であると鑑別された硬貨は、入金搬送部51に繰り出される。一方、鑑別部53にて不当であると鑑別された硬貨(リジェクト硬貨)は、搬送路52上のリジェクトゲート57が開口することにより、リジェクト口33に搬送する図示せぬ搬送ベルトの上に落下させる。これにより、硬貨入出金部3は、リジェクト硬貨をリジェクト口33に排出することができる。
選別部54は、鑑別部53で正常に鑑別されて金種別収納部55の上に搬送された硬貨を金種別に選別する構成要素である。選別部54は、硬貨を金種別に選別して、選別収納ゲート58から金種別収納部55の内部に設けられた該当金種の硬貨収納庫62の中に落下させる。
金種別収納部55は、硬貨を金種別に収納する構成要素である。金種別収納部55は、硬貨を収納する機能と硬貨を出金する機能とを併せ持つ。この金種別収納部55は、内部で複数枚の仕切り板61によって複数の硬貨収納庫62に仕切られている。
各硬貨収納庫62は、それぞれに固有の金種が割り当てられている。硬貨入出金部3は、各硬貨収納庫62に割り当てられた金種の硬貨を各硬貨収納庫62の中に収納する。ここでは、硬貨収納庫62が、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、及び五百円硬貨の6種類の金種に合わせて、6個設けられているものとして説明する。
各硬貨収納庫62は、装置の前後方向に延在するように、平行に配置されている。したがって、各硬貨収納庫62を仕切る仕切り板61も、装置の前後方向に延在するように、平行に配置されている。各硬貨収納庫62の底部には、硬貨を出金口32の方向(前方向)に搬送する搬送ベルト63(図4参照)が1本ずつ設けられている。
出金繰出部56は、硬貨収納庫62の中に収納されている硬貨を(釣銭用の硬貨として)出金口32に繰り出す構成要素である。出金繰出部56は、例えば、硬貨収納庫62の出金口32側にて硬貨を出口に導くガイド64(図4参照)や、硬貨を1枚ずつに分離する分離ローラ65(図4参照)、硬貨収納庫62の出口を開閉するピン67(図4参照)、出口から出金口32の方向に繰り出された硬貨を検知する光学センサ66(図4参照)等を備えている。
ピン67は、硬貨収納庫62からの硬貨の出金を塞き止める構成要素である。ピン67は、例えばソレノイドにより上下方向に移動し、硬貨収納庫62の出口を開閉する。このピン67が下がって(閉まって)いるときに硬貨は出口の近傍で塞き止められ、ピン67が上がって(開いて)いるときに硬貨は分離ローラ65により出口から出金口32の方向に繰り出される。
また、出金繰出部56は、後記する制御部11(回収枚数判定部112、図5参照)からの指示に応じて、硬貨回収対象の硬貨収納庫62の中に収納されている硬貨を出金口32に繰り出す。ここで、硬貨回収対象の硬貨収納庫62が2以上であれば、それらに収納されている硬貨を同時に出金口32に繰り出す。
ここで、分離ローラ65は、下方に位置する搬送ベルト63(図4参照)とで硬貨を挟み込むように設けられ、搬送ベルト63が回転する方向とは逆方向に回転するリバースローラである。これにより、搬送ベルト63上を2枚の硬貨が重なって搬送されたとしても、上側の硬貨を分離ローラ65が硬貨収納庫62内部に押し戻すため、下側の硬貨のみを搬送ベルト63は出金口32の方向に繰り出すことができる。
出金口32に排出された硬貨の枚数は、光学センサ66による検知数から得ることができる。
[硬貨精査補助ユニット2の内部構成]
ここで、図6を用いて、硬貨精査補助ユニット2の内部構成について説明する。
図6は、釣銭機1に装着された状態の硬貨精査補助ユニット2の断面図である。この硬貨精査補助ユニット2は、取込口201が釣銭機1の出金口32に嵌め合わされ、排出口202が釣銭機1の入金口31に嵌め合わされている。
ここで、硬貨精査補助ユニット2の内部における硬貨Cの移動について説明する。釣銭機1の出金口32から放出された硬貨Cは、硬貨精査補助ユニット2の取込口201を介して、硬貨格納部203に蓄積される。硬貨格納部203内の硬貨Cは1枚ずつに分離されて、分離された硬貨Cは搬送部204により搬送路205に沿ってシュート部206まで搬送される。シュート部206に搬送された硬貨Cは、排出口202から硬貨精査補助ユニット2の外部に排出される。これにより、硬貨Cが釣銭機1の入金口31に投入される。
この硬貨精査補助ユニット2は、不図示の制御部及びセンサを備える。硬貨格納部203内に硬貨Cが格納されたことをセンサが検知したときに、CPU(Central Processing Unit)で構成される制御部が搬送部204を駆動させることで、硬貨Cが硬貨格納部203内から搬出される。
硬貨格納部203は、硬貨Cを一時的に格納する構成要素である。
この硬貨格納部203の底部には、硬貨Cを搬送路205の方向(前方向)に搬送する搬送ベルト208が設けられている。
また、搬送路205に繋がる硬貨格納部203の出口には、分離ローラ207が下方に位置する搬送ベルト208とで硬貨Cを挟み込むように設けられている。この分離ローラ207は、搬送ベルト208が回転する方向とは逆方向に回転するリバースローラである。これにより、搬送ベルト208上を2枚の硬貨Cが重なって搬送されたとしても、分離ローラ207により、上側の硬貨Cを硬貨格納部203内部に押し戻し、下側の硬貨Cのみを搬送路205に繰り出すことができる。
搬送部204は、上方に位置するシュート部206まで搬送する搬送手段である。搬送部204は、無端状に形成された2本の搬送ベルト204a,204bと、それらを回転駆動させる不図示の駆動部とによって、構成されている。硬貨格納部203から搬送路205に繰り出された硬貨Cは、搬送ベルト204a,204bの双方により挟持されて、上方に移動する。
シュート部206は、搬送ベルト204a,204bによる搬送路205の終端部に備えられ、その終端部より下方に排出口202を有する構成要素である。このシュート部206にて、搬送ベルト204a,204bの双方に挟持された硬貨Cが解放される。これにより、硬貨Cは排出口202へと落下(滑落)して、釣銭機1の入金口31に投入される。
[現金取扱装置の構成]
図5に示すように、釣銭機1は、前記した硬貨入出金部3及び操作部4が備える各種構成部の他に、制御部11、記憶部12、通信部13とを備える。
制御部11は、釣銭機1が備える入金搬送部51や鑑別部53、出金繰出部56等の各部の動作を制御する機能手段であり、例えばCPUで構成される。これらの機能は、CPUが記憶部12に格納されるプログラムを実行することによって実現される。詳細を後記する。
記憶部12は、データやプログラムを記憶する記憶手段であり、例えば、HDD(Hard Disc Drive)、RAM(Random Access Memory)、PROM(Programmable Read Only Memory)、光ディスク等である。詳細を後記する。
通信部13は、外部装置(例えばPOS(Point Of Sales)機能を有するキャッシュレジスタ8や不図示のサーバ等)と通信する構成要素である。
この通信部13は、外部装置と通信可能に接続され、例えば、外部装置から送信されるレジ業務時の入出金データが記録された履歴データを記憶部12に記憶させたり、記憶部12に記憶されたデータ(後記する管理有高情報121)を取得して外部装置に送信したり、外部装置からの要求に応じて記憶部12に記憶されたデータ(後記する最大回収可能枚数122)を更新したりする。
[記憶部12]
記憶部12は、管理有高情報121と、最大回収可能枚数122(L)とを記憶する。
管理有高情報121は、入金口31に投入された硬貨の金種毎の枚数及び出金口32から放出された硬貨の金種毎の枚数とが記録された取引履歴データである。ここで、入金口31に投入された硬貨の金種毎の枚数は、業務取引時に鑑別部53により精査された後で硬貨収納庫62に収納された硬貨の金種毎の枚数である。また、出金口32から放出された硬貨の金種毎の枚数は、業務取引時に出金繰出部56により出金口32に繰り出された硬貨の金種毎の枚数である。
すなわち、管理有高情報121に含まれる入出金データから、硬貨収納庫62に収納されている各金種の硬貨の枚数を取得することができる。
この管理有高情報121と、回収後に鑑別部53により精査された後で硬貨収納庫62に収納された硬貨の金種毎の枚数、すなわち、新たに管理有高情報121として追加された情報(回収後有高情報123とする)とが一致しなければ、不図示の精査処理を行う制御部11(後記する回収枚数判定部112)によりエラーと判定されることになる。
ここでエラーと判定される場合として、例えば悪意のある者が硬貨収納庫62から直接硬貨を盗んだ場合や、リジェクト硬貨発生による枚数不一致等が考えられる。
最大回収可能枚数122は、予め決められた数値であり、第1実施形態における最大回収可能枚数122は、硬貨精査補助ユニット2の硬貨格納部203に格納できる硬貨の最大枚数である。
[制御部11]
制御部11は、金種別入出金枚数管理部111と、回収枚数判定部112とを備える。
金種別入出金枚数管理部111は、鑑別部53が精査した後の各金種の硬貨の枚数情報を管理有高情報121として記憶部12に記憶させる機能手段である。
回収枚数判定部112は、記憶部12に記憶された情報に基づいて、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定し、出金繰出部56に指示する機能手段である。
この回収枚数判定部112は、管理有高情報121から各金種の硬貨収納庫62の収納枚数情報を取得し、最大回収可能枚数122(L)を取得する。そして、回収枚数判定部112は、最大回収可能枚数122以下の範囲内に収まるように各金種の硬貨収納庫62の収納枚数を組み合わせて、一度に2以上の金種の硬貨を回収できるように、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定する。そして、回収枚数判定部112は、決定した硬貨回収対象の硬貨収納庫62を出金繰出部56に通知する。
第1実施形態において、回収枚数判定部112は、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を組み合わせる順番が予め決まっており、一円硬貨収納庫、五円硬貨収納庫、十円硬貨収納庫、五十円硬貨収納庫、百円硬貨収納庫、五百円硬貨収納庫の順番で組み合わせる。
[実施例]
例えば、最大回収可能枚数122(L)が160枚であり、一円硬貨収納庫に80枚、五円硬貨収納庫に70枚の硬貨が収納されている場合について説明する。
(1)まず、回収枚数判定部112は、一円硬貨収納庫を基準として最初の判定を行う。一円硬貨収納庫の80枚は最大回収可能枚数122以下であるため、次の五円硬貨収納庫も硬貨回収対象候補となる。ここで硬貨回収対象候補の選定処理を終了する。
(2)以上により、回収枚数判定部112は、一円硬貨収納庫及び五円硬貨収納庫の2つを硬貨回収対象に決定する。
(3)この一円硬貨収納庫及び五円硬貨収納庫の硬貨を回収後、回収枚数判定部112は、新たに十円硬貨収納庫を基準として再度判定を行う。このようにして、回収枚数判定部112は、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定し、出金繰出部56に指示する。
[回収精査動作(1)]
図7に示すフローチャートを用いて、第1実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)の回収精査動作について説明する。
ここで、精査対象の金種は6金種であり、予め、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨の順番で回収されることとする。
まず、オペレータにより、釣銭機1の硬貨入出金部3に硬貨精査補助ユニット2が装着される。オペレータによって操作部4が操作されて回収精査開始の指示が入力されることで、硬貨入出金部3の制御部11が回収精査処理を開始する。
回収枚数判定部112は、記憶部12から管理有高情報121と最大回収可能枚数122(L)とを取得する(ステップS101)。
そして、回収枚数判定部112は、N=1とする(ステップS102)。このNの最大値は最大金種数の6である。
回収枚数判定部112は、管理有高情報121から情報を抽出して、第N金種の硬貨収納庫62内の硬貨枚数と、第N+1金種の硬貨収納庫62内の硬貨枚数との合計枚数が、最大回収可能枚数122(L)以下であるか否かを判定する(ステップS103)。
合計枚数が最大回収可能枚数122(L)より多ければ(ステップS103,No)、第N金種の硬貨収納庫62のみを硬貨回収対象に決定する(ステップS104)。そして、ステップS107の処理を行う。
一方、合計枚数が最大回収可能枚数122(L)以下であれば(ステップS103,Yes)、第N金種の硬貨収納庫62及び第N+1金種の硬貨収納庫62の双方を硬貨回収対象に決定する(ステップS105)。そして、回収枚数判定部112は、N=N+1とする(ステップS106)。
そして、回収枚数判定部112は、決定した硬貨回収対象を出金繰出部56に通知する(ステップS107)。
通知を受けた出金繰出部56は、硬貨回収対象となった金種の硬貨収納庫62の中に収納されている硬貨を、出金口32に繰り出す(ステップS108)。これにより、精査処理が行われる(ステップS109)。この制御部11が行う精査処理は、一般的に行われている処理であるため、簡単な説明とする。
≪精査処理≫
硬貨精査補助ユニット2は、出金口32から放出された硬貨を内部に取り込み、搬送後、硬貨入出金部3の入金口31に投入する。入金口31に投入された硬貨は、鑑別部53を通過する。このとき鑑別部53が取得した情報に基づき制御部11により有高情報が精査される。金種別入出金枚数管理部111は、精査後の有高情報(回収後有高情報123)を記憶部12の管理有高情報121に追記する。これにより、管理有高情報121が更新される(ステップS110)。
回収枚数判定部112は、管理有高情報121が更新されたことを受けて、Nの値を判定する(ステップS111;N=6?)。
N≠6であれば(ステップS111,No)、回収枚数判定部112は、N=N+1とし(ステップS112)、再びステップS103の処理を行う。
一方、N=6であれば(ステップS111,Yes)、制御部11は、釣銭機1の回収精査動作を終了する。
ここで、ステップS109の精査処理により、全ての金種の硬貨を精査した後の有高情報(回収後有高情報123)が、予め記憶されている枚数情報(例えばレジ業務時の入出金データが記録された履歴データ)と一致していれば確定となり、精査完了となる。一方、不一致であれば不確定となる。そのため、再度回収精査動作を行う場合もある。
以上のように、第1実施形態の釣銭機1によれば、硬貨収納庫62内に収納されている硬貨の枚数を確認し、精査対象の金種の枚数とその次の金種の枚数とを合計する。合計枚数が硬貨精査補助ユニットの最大収納枚数以下であれば、2金種同時に回収・入金動作を実行するため、精査処理時間を短縮することが期待できる。
第1実施形態の釣銭機1によれば、硬貨精査補助ユニット2の動作時間も短縮できるため、省電力化及び構成部品の長寿命化が期待できる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)について説明する。
第2実施形態に係る現金取扱装置は、第1実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)とは一部機能が異なる回収枚数判定部112を備える。そこで当該構成部には同名称別符号を付し、回収枚数判定部112Aとした。その他の構成は第1実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)と同様なので、説明を便宜的に省略する。
[回収枚数判定部112A]
回収枚数判定部112Aは、第1実施形態に係る回収枚数判定部112と同様に、記憶部12に記憶された情報に基づいて、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定し、出金繰出部56に指示する機能手段である。
そして、この回収枚数判定部112Aは、3つ以上の金種の硬貨収納庫62を硬貨回収対象にする機能手段である。
この回収枚数判定部112Aが行う詳細の処理については、後記する図8A及び図8Bに示すフローチャートを用いて説明する。
第1実施形態と同様に、第2実施形態においても、回収枚数判定部112Aは、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を組み合わせる順番が予め決まっており、一円硬貨収納庫、五円硬貨収納庫、十円硬貨収納庫、五十円硬貨収納庫、百円硬貨収納庫、五百円硬貨収納庫の順番で組み合わせる。
[実施例]
例えば、最大回収可能枚数122(L)が160枚であり、一円硬貨収納庫に60枚、五円硬貨収納庫に50枚、十円硬貨収納庫に40枚、五十円硬貨収納庫に30枚の硬貨が収納されている場合について説明する。
(1)まず、回収枚数判定部112Aは、一円硬貨収納庫を基準として最初の判定を行う。一円硬貨収納庫の60枚は最大回収可能枚数122以下であるため、次の五円硬貨収納庫も硬貨回収対象候補となる(この時点の合計枚数=60)。
(2)この五円硬貨収納庫の50枚を加えても最大回収可能枚数122以下であるため、その次の十円硬貨収納庫も硬貨回収対象候補となる(この時点の合計枚数=110)。
(3)この十円硬貨収納庫の40枚を加えても最大回収可能枚数122以下であるため、その次の五十円硬貨収納庫も硬貨回収対象候補となる(この時点の合計枚数=150)。
(4)しかしながら、この五十円硬貨収納庫の30枚を加えることで最大回収可能枚数122を超えるため、ここで硬貨回収対象候補の選定処理を終了する。
(5)以上により、回収枚数判定部112Aは、一円硬貨収納庫、五円硬貨収納庫及び十円硬貨収納庫の3つを硬貨回収対象に決定する。
(6)この一円硬貨収納庫、五円硬貨収納庫及び十円硬貨収納庫の硬貨を回収後、回収枚数判定部112Aは、新たに五十円硬貨収納庫を基準として再度判定を行う。このようにして、回収枚数判定部112Aは、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定し、出金繰出部56に指示する。
[回収精査動作(2)]
図8A及び図8Bに示すフローチャートを用いて、第2実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)の回収精査動作について説明する。
ここで、精査対象の金種は6金種であり、予め、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨の順番で回収されることとする。
まず、オペレータにより、釣銭機1の硬貨入出金部3に硬貨精査補助ユニット2が装着される。オペレータによって操作部4が操作されて回収精査開始の指示が入力されることで、硬貨入出金部3の制御部11が回収精査処理を開始する。
回収枚数判定部112Aは、記憶部12から管理有高情報121と最大回収可能枚数122(L)とを取得する(ステップS101)。
そして、回収枚数判定部112Aは、N=1,S=1とする(ステップS201)。このNの最大値は最大金種数の6である。また、Sは回収する金種数を示す。
次から説明するステップS202〜S206の処理で、回収枚数判定部112Aは、管理有高情報121から硬貨収納庫62内に収納されているはずの硬貨の枚数情報を抽出して、第N金種の硬貨収納庫62内の硬貨枚数と、第N+1金種の硬貨収納庫62内の硬貨枚数との合計枚数が、最大回収可能枚数122(L)以下であるか否かを判定する。ここで、連続する2金種以上の硬貨を回収可能か否かを判定している。
まず、回収枚数判定部112Aは、管理有高情報121から情報を抽出して、第N金種の硬貨枚数をAとする(ステップS202)。
さらに、回収枚数判定部112Aは、管理有高情報121から情報を抽出して、第N+1金種の硬貨枚数をBとする(ステップS203)。
次に、回収枚数判定部112Aは、AとBとの合計枚数と、最大回収可能枚数122(L)とを比較する(ステップS204;A+B≦L?)。
合計枚数(A+B)が最大回収可能枚数122(L)以下であれば(ステップS204,Yes)、合計枚数(A+B)の値をAとし(ステップS205;A=A+B)、Nの値をN+1とし、Sの値をS+1とする(ステップS206)。そして、ステップS203の処理に戻る。
一方、合計枚数(A+B)が最大回収可能枚数122(L)より多ければ(ステップS204,No)、回収枚数判定部112Aは、Sの値を判定する(ステップS207;S=1?)。
S=1であれば(ステップS207,Yes)、第N金種の硬貨収納庫62のみを硬貨回収対象に決定する(ステップS104)。そして、ステップS107の処理を行う。
一方、S≠1であれば(ステップS207,No)、第N金種から第N+(S−1)金種までの硬貨収納庫62を硬貨回収対象に決定する(ステップS208)。そして、回収枚数判定部112Aは、N=N+(S−1)とする(ステップS209)。
そして、回収枚数判定部112Aは、決定した硬貨回収対象を出金繰出部56に通知する(ステップS107)。
通知を受けた出金繰出部56は、硬貨回収対象となった金種の硬貨収納庫62の中に収納されている硬貨を、出金口32に繰り出す(ステップS108)。これにより、精査処理が行われる(ステップS109(図8B))。この制御部11が行う精査処理は、一般的に行われている処理であるため、簡単な説明とする。
≪精査処理≫
硬貨精査補助ユニット2は、出金口32から放出された硬貨を内部に取り込み、搬送後、硬貨入出金部3の入金口31に投入する。入金口31に投入された硬貨は、鑑別部53を通過する。このとき鑑別部53が取得した情報に基づき、有高情報が制御部11により精査される。金種別入出金枚数管理部111は、精査後の有高情報(回収後有高情報123)を記憶部12の管理有高情報121に追記する。これにより、管理有高情報121が更新される(ステップS110)。
回収枚数判定部112Aは、管理有高情報121が更新されたことを受けて、Nの値を判定する(ステップS111;N=6?)。
N≠6であれば(ステップS111,No)、回収枚数判定部112Aは、N=N+1とし(ステップS112)、再びステップS202(図8A)の処理を行う。
一方、N=6であれば(ステップS111,Yes)、制御部11は、釣銭機1の回収精査動作を終了する。
ここで、ステップS109の精査処理により、全ての金種の硬貨を精査した後の有高情報(回収後有高情報123)が、予め記憶されている枚数情報(例えばレジ業務時の入出金データが記録された履歴データ)と一致していれば確定となり、精査完了となる。一方、不一致であれば不確定となる。そのため、再度回収精査動作を行う場合もある。
以上のように、第2実施形態の釣銭機1によれば、硬貨収納庫62内に収納されている硬貨の枚数を確認し、予め決められた金種順の第N金種目から収納枚数を合計していく。合計枚数が硬貨精査補助ユニットの最大収納枚数以下の範囲で、最大となる複数金種を同時に回収・入金動作を繰り返し実行するため、第1実施形態の釣銭機1よりも精査処理時間を短縮することが期待できる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)について説明する。
第3実施形態に係る現金取扱装置は、第1実施形態及び第2実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)とは一部機能が異なる回収枚数判定部112及び記憶部12を備える。そこで当該構成部には同名称別符号を付し、回収枚数判定部112B、記憶部12Bとした。この記憶部12Bには回収記録部(不図示)が記憶される。その他の構成は第1実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)と同様なので、説明を便宜的に省略する。
[回収枚数判定部112B]
回収枚数判定部112Bは、第1実施形態に係る回収枚数判定部112と同様に、記憶部12に記憶された情報に基づいて、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定し、出金繰出部56に指示する機能手段である。
そして、この回収枚数判定部112Bは、最大回収可能枚数122(L)に達するまでの残り枚数に応じて、硬貨収納庫62を飛ばして次の金種の硬貨収納庫62を硬貨回収対象にする機能手段である。
この回収枚数判定部112Bが行う詳細の処理については、後記する図9A及び図9Bに示すフローチャートを用いて説明する。
第1実施形態と同様に、第3実施形態においても、回収枚数判定部112Bは、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を組み合わせる順番が予め決まっており、一円硬貨収納庫、五円硬貨収納庫、十円硬貨収納庫、五十円硬貨収納庫、百円硬貨収納庫、五百円硬貨収納庫の順番で組み合わせる。
[実施例]
例えば、最大回収可能枚数122(L)が160枚であり、一円硬貨収納庫に80枚、五円硬貨収納庫に100枚、十円硬貨収納庫に50枚、五十円硬貨収納庫に40枚、百円硬貨収納庫に30枚、五百円硬貨収納庫に20枚の硬貨が収納されている場合について説明する。
(1)まず、回収枚数判定部112Bは、一円硬貨収納庫を基準として最初の判定を行う。一円硬貨収納庫の80枚は最大回収可能枚数122以下であるため、次の五円硬貨収納庫も硬貨回収対象候補となる(この時点の合計枚数=80)。
(2)この五円硬貨収納庫の100枚を加えると、最大回収可能枚数122以上となるため、五円硬貨収納庫を飛ばして次の金種の十円硬貨収納庫を硬貨回収対象候補とする。この十円硬貨収納庫の50枚を加えても最大回収可能枚数122以下であるため、その次の五十円硬貨収納庫も硬貨回収対象候補となる(この時点の合計枚数=130)。
(3)しかしながら、この五十円硬貨収納庫の40枚を加えることで最大回収可能枚数122を超えるため、五十円硬貨収納庫を飛ばして次の金種の百円硬貨収納庫を硬貨回収対象候補となる(この時点の合計枚数=130)。
(4)しかしながら、この百円硬貨収納庫の30枚を加えることで最大回収可能枚数122を超えるため、百円硬貨収納庫を飛ばして次の金種の五百円硬貨収納庫が硬貨回収対象候補となる(この時点の合計枚数=130)。
(5)この五百円硬貨収納庫の20枚を加えても最大回収可能枚数122以下であるが、五百円硬貨収納庫が最大数の金種であるため、ここで硬貨回収対象候補の選定処理を終了する(この時点の合計枚数=150)。
(6)以上により、回収枚数判定部112Bは、一円硬貨収納庫、十円硬貨収納庫及び五百円硬貨収納庫の3つを硬貨回収対象に決定する。
(7)この一円硬貨収納庫、十円硬貨収納庫及び五百円硬貨収納庫の硬貨を回収後、回収枚数判定部112Bは、新たに五円硬貨収納庫を基準として再度判定を行う。このようにして、回収枚数判定部112Bは、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を決定し、出金繰出部56に指示する。
[記憶部12B]
記憶部12Bは、不図示の回収記録部を備え、精査対象の金種別の硬貨収納庫についての情報が記録される。この回収記録部は、例えば回収有無が記録可能なフラグやデータベースでよい。第3実施形態において、この回収記録部には、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨の各硬貨収納庫62が「硬貨回収対象」である否か、及び「硬貨回収済」であるか否かが記録される。
[回収精査動作(3)]
図9A及び図9Bに示すフローチャートを用いて、第3実施形態に係る現金取扱装置(釣銭機1)の回収精査動作について説明する。
ここで、精査対象の金種は6金種であり、予め、一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨の順番で回収されることとする。
まず、オペレータにより、釣銭機1の硬貨入出金部3に硬貨精査補助ユニット2が装着される。オペレータによって操作部4が操作されて回収精査開始の指示が入力されることで、硬貨入出金部3の制御部11が回収精査処理を開始する。
回収枚数判定部112Bは、記憶部12から管理有高情報121と最大回収可能枚数122(L)とを取得する(ステップS101)。
そして、回収枚数判定部112Bは、N=1、Sum=0とする(ステップS302)。このNの最大値は最大金種数の6であり、Sumは回収対象硬貨の合計枚数を示す。
回収枚数判定部112Bは、Nの値を判定する(ステップS303;N=6?)。
N=6であれば(ステップS303,Yes)、回収枚数判定部112Bは、ステップS311の処理を行う(図9B)。
一方、N≠6であれば(ステップS303,No)、回収枚数判定部112Bは、記憶部12Bの回収記録部(不図示)を参照して、第N金種の硬貨収納庫62は既に「硬貨回収済」であるか否かを判定する(ステップS304)。
未回収であれば(ステップS304,No)、回収枚数判定部112Bは、管理有高情報121から情報を抽出して、第N金種の硬貨収納庫62内の硬貨枚数を取得し、取得した硬貨枚数をMとする(ステップS305)。
そして、回収枚数判定部112Bは、SumとMとの合計枚数が、最大回収可能枚数122(L)以下であるか否かを判定する(ステップS306;Sum+M≦L?)。
合計枚数(Sum)が最大回収可能枚数122(L)以下であれば(ステップS306,Yes)、回収枚数判定部112Bは、Sum=Sum+Mとし(ステップS307)、さらに、第N金種の硬貨収納庫62を硬貨回収対象に決定する(ステップS308)。
そして、回収枚数判定部112Bは、N=N+1とし(ステップS309)、ステップS303の処理に戻る。
ここで、ステップS304の判定で、「硬貨回収済」である場合(ステップS304,Yes)、または、ステップS306の判定で、合計枚数(Sum)が最大回収可能枚数122(L)より多い場合(ステップS306,No)においても、回収枚数判定部112Bは、N=N+1とし(ステップS309)、ステップS303の処理に戻る。
≪ステップS311(図9B)≫
回収枚数判定部112Bは、(ステップS308にて)硬貨回収対象に決定した各金種の硬貨回収対象を出金繰出部56に通知する(ステップS311)。
通知を受けた出金繰出部56は、硬貨回収対象となった金種の硬貨収納庫62の中に収納されている硬貨を、出金口32に繰り出す(ステップS108)。これにより、精査処理が行われる(ステップS109)。この制御部11が行う精査処理は、一般的に行われている処理であるため、簡単な説明とする。
≪精査処理≫
硬貨精査補助ユニット2は、出金口32から放出された硬貨を内部に取り込み、搬送後、硬貨入出金部3の入金口31に投入する。入金口31に投入された硬貨は、鑑別部53を通過する。このとき鑑別部53が取得した情報に基づき制御部11により有高情報が精査される。金種別入出金枚数管理部111は、精査後の有高情報(回収後有高情報123)を記憶部12の管理有高情報121に追記する。これにより、管理有高情報121が更新される(ステップS110)。
回収枚数判定部112Bは、管理有高情報121が更新されたことを受けて、(ステップS311で通知した)硬貨回収対象の各金種の硬貨収納庫62の回収記録部(不図示)を「硬貨回収済」にする(ステップS312)。
回収枚数判定部112Bは、全ての金種の硬貨収納庫62が「硬貨回収済」であるか否かを判定する(ステップS313)。
未回収の金種の硬貨収納庫62があれば(ステップS313,No)、再びステップS302(図9A)の処理を行う。
一方、全ての金種の硬貨収納庫62が「硬貨回収済」であれば(ステップS313,Yes)、制御部11は、釣銭機1の回収精査動作を終了する。
ここで、ステップS109の精査処理により、全ての金種の硬貨を精査した後の有高情報(回収後有高情報123)が、予め記憶されている枚数情報(例えばレジ業務時の入出金データが記録された履歴データ)と一致していれば確定となり、精査完了となる。一方、不一致であれば不確定となる。そのため、再度回収精査動作を行う場合もある。
図9A及び図9Bのフローチャートでは、ステップS313でNoの場合、再びN=1、つまり第1金種である一円硬貨収納庫を対象として処理を行うが、ステップS312において、回収記録部(不図示)には、一円硬貨収納庫に対応する「硬貨回収済」が記録されている。よって、ステップS304でYesとなり、再び一円硬貨収納庫が「硬貨回収対象」となることはない。このようにして、ステップS313でNoの場合、回収枚数判定部112Bは、次の「硬貨回収済」が記録されていない硬貨収納庫(前記した実施例であれば、飛ばされた五円硬貨収納庫)を基準として処理を行う。
以上のように、第3実施形態の釣銭機1によれば、硬貨収納庫62内に収納されている硬貨の枚数を確認し、予め決められた金種順から順番に収納枚数を合計していく。合計枚数がN金種目で硬貨精査補助ユニット2の最大収納枚数以上となってしまった場合には、N金種目は同時に精査不可能と判断して、N金種目の硬貨収納庫62を飛ばし(硬貨回収対象とせず)、次のN+1金種目を確認する。このように金種順に依らず最大収納枚数以下の範囲内で複数金種を同時に回収・入金動作を実行するため、第2実施形態の釣銭機1よりも精査処理時間を短縮することが期待できる。
上記実施例は、硬貨精査補助ユニット2が装着された釣銭機1による精査時の動作を説明したが、その他の硬貨現金処理機、または複数金種を扱う紙幣現金処理機にも適用可能である。
また、精査は一円硬貨、五円硬貨、十円硬貨、五十円硬貨、百円硬貨、五百円硬貨の順で行う例を説明をしたが、精査を行う金種の順番に制限がなく、任意に変更可能である。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、実施例として、現金取扱装置は釣銭機1のみの構成としたが、紙幣の入出金及び収納を行う釣札機をさらに備える構成であってもよい。
釣銭機1は、機種毎に、硬貨入出金部3の入金口31や出金口32の位置を違えて設計することができる。ただし、この場合、硬貨精査補助ユニット2は、排出口202が釣銭機1の入金口31の中に挿入自在な構成になるとともに、後記する取込口201(図6参照)が釣銭機1の出金口32(開口部32a)の下に配置された構成になるように、装着の対象となる釣銭機1の機種に合わせて、設計される必要がある。
第1〜3実施形態において、回収枚数判定部112は、処理手順を簡素化するため、硬貨回収対象の硬貨収納庫62を組み合わせる順番が予め決まっているとしたが、硬貨回収対象となった硬貨収納庫62が再び硬貨回収対象とならなければ、組み合わせる順番はランダムであってもよい。また、一円硬貨収納庫を基準として最初の判定を行うとしたが、いずれかの硬貨収納庫62であればよい。
管理有高情報121は、外部装置(例えば、POS(Point Of Sales)機能を有するキャッシュレジスタ8や不図示のサーバ等)から送信されるレジ業務時の入出金データが記録された履歴データの一部であってもよい。この場合、履歴データを受信した後、記憶部12に記憶された管理有高情報121は更新される。
最大回収可能枚数122(L)は、硬貨精査補助ユニット2に収納できる硬貨の最大枚数と、釣銭機1の入金口31に溜めておける硬貨の最大枚数とを加えた数であってもよい。また、この硬貨精査補助ユニット2に収納できる硬貨の最大枚数は、硬貨格納部203に格納できる硬貨の最大枚数だけでなく、搬送路205を移動する硬貨の枚数を加えた数であってもよい。
また、最大回収可能枚数122(L)は、回収対象の硬貨の金種の体積に応じて変えてもよい。例えば、一円硬貨(単位硬貨)を基準として各金種の枚数を定義する。すなわち、五百円硬貨は一円硬貨2.5枚分、十円硬貨は一円硬貨2枚分に相当すると定義することで、例えば、五百円硬貨の場合の最大回収可能枚数122が160枚であれば、この定義により、一円硬貨の場合の最大回収可能枚数122は400枚となり、回収できる硬貨の枚数を金種によって増やすことができる。これにより、最大限まで硬貨を回収することができる。
[出金口に放出する直前で精査する場合]
出金口32に放出する直前の位置に鑑別部53を取り付けてもよい。
この場合、出金口32に放出する直前の位置で鑑別部53が精査処理に必要な情報を取得することで、各金種の硬貨の枚数情報を取得することができる。回収枚数判定部112は、この各金種の硬貨の枚数情報と最大回収可能枚数122(L)とを比較すればよい。例えば、回収枚数判定部112は、2金種の硬貨収納庫62から硬貨を繰り出させればよい。もし、それら硬貨の枚数情報が最大回収可能枚数122に達した時、ピン67を下げさせて、全ての金種の硬貨収納庫62の出口を閉じ、繰り出した硬貨を硬貨収納庫62に戻させてから、次は1金種の硬貨収納庫62のみから硬貨を繰り出させればよい。
このようにすることで、最大回収可能枚数122の比較対象である「出金口32から放出される硬貨の金種毎の枚数情報」を得ることができるため、管理有高情報121が必要ない。そのため、金種別入出金枚数管理部111も必要ない。
1 釣銭機(現金取扱装置)
2 硬貨精査補助ユニット
3 硬貨入出金部
4 操作部
4a 入力部
4b 表示部
8 キャッシュレジスタ
11 制御部
12(12B) 記憶部
13 通信部
31 入金口
32 出金口
32a 開口部
32b シャッタ
33 リジェクト口
51 入金搬送部
51a,51b 搬送ベルト
52 搬送路
53 鑑別部
54 選別部
55 金種別収納部
56 出金繰出部
57 リジェクトゲート
58 選別収納ゲート
61 仕切り板
62 硬貨収納庫
63 搬送ベルト
64 ガイド
65 分離ローラ
66 光学センサ
67 ピン(硬貨収納庫の出口)
111 金種別入出金枚数管理部
112(112A,112B) 回収枚数判定部
121 管理有高情報
122 最大回収可能枚数
123 回収後有高情報
201 取込口
202 排出口
203 硬貨格納部
204 搬送部
204a,204b 搬送ベルト
205 搬送路
206 シュート部
207 分離ローラ
208 搬送ベルト

Claims (8)

  1. 硬貨が投入される入金口と、前記投入された硬貨が金種毎に収納される硬貨収納庫と、前記収納された硬貨が放出される出金口と、前記投入された硬貨を精査して金種毎の枚数を数える硬貨精査部とを備える現金取扱装置であって、
    前記現金取扱装置は、前記出金口から放出された硬貨を蓄積する硬貨格納部と、蓄積された硬貨を前記入金口まで搬送する搬送路とを有する硬貨精査補助ユニットが装着されるものであり、
    前記硬貨精査補助ユニットが装着された際に、前記硬貨格納部が前記出金口の下方に位置し、
    前記硬貨格納部の最大収納可能枚数以下の範囲で、前記硬貨収納庫から一度に2以上の金種の硬貨を前記出金口に供給する硬貨回収部を備えることを特徴とする現金取扱装置。
  2. 前記硬貨回収部は、
    前記投入された硬貨の金種毎の枚数及び前記出金口から放出された硬貨の金種毎の枚数を含む管理有高情報から前記硬貨収納庫内に現在収納されている硬貨の金種毎の枚数情報を取得し、
    前記硬貨の金種毎の枚数情報を組み合わせて、前記最大収納可能枚数以下の範囲で、前記硬貨収納庫から一度に2以上の金種の硬貨を前記出金口に供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載された現金取扱装置。
  3. 前記硬貨回収部は、
    前記管理有高情報から取得したいずれか1つの金種の枚数情報と前記金種とは別金種の枚数情報とを組み合わせた合計枚数が前記最大収納可能枚数以下であれば、前記金種の硬貨収納庫及び前記別金種の硬貨収納庫から一度に2以上の金種の硬貨を前記出金口に供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載された現金取扱装置。
  4. 各金種毎の前記硬貨収納庫に予め順番を決めておき、
    前記硬貨回収部は、
    前記管理有高情報から取得した第N金種(Nは整数)から第(N+S)金種(Sは整数)までの枚数情報を組み合わせた合計枚数が前記最大収納可能枚数を超えるのであれば、前記第N金種から第(N+S−1)金種までの硬貨収納庫から一度にSの金種の硬貨を前記出金口に供給する
    ことを特徴とする請求項2に記載された現金取扱装置。
  5. 前記硬貨回収部は、
    前記管理有高情報から取得した第N金種から第(N+S)金種までの枚数情報を組み合わせた合計枚数が前記最大収納可能枚数を超えるのであれば、
    前記第(N+S)金種を除いた前記第N金種から次の第(N+S+1)金種の枚数情報を組み合わせて、その合計枚数が前記最大収納可能枚数以下の範囲であるか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載された現金取扱装置。
  6. 前記管理有高情報は、記憶部に記憶され、外部から入力された入出金履歴データにより更新されることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一項に記載された現金取扱装置。
  7. 前記硬貨回収部は、前記最大収納可能枚数を、供給対象の金種の硬貨の体積に応じて変えることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載された現金取扱装置。
  8. 硬貨が投入される入金口と、前記投入された硬貨が金種毎に収納される硬貨収納庫と、前記収納された硬貨が放出される出金口と、前記投入された硬貨を精査して金種毎の枚数を数える硬貨精査部とを備える現金取扱装置と、前記出金口から放出された硬貨を蓄積する硬貨格納部と蓄積された硬貨を前記入金口まで搬送する搬送路とを有する硬貨精査補助ユニットとを備える入出金システムであって、
    前記硬貨精査補助ユニットは、前記現金取扱装置に装着された際に、前記硬貨格納部が前記出金口の下方に位置するものであり、
    前記現金取扱装置は、前記硬貨格納部の最大収納可能枚数以下の範囲で、前記硬貨収納庫から一度に2以上の金種の硬貨を前記出金口に供給する硬貨回収部を備える
    ことを特徴とする入出金システム。
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