JP4162299B2 - 貨幣入出金装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の商店で顧客から預かった貨幣を入金するとともに、この入金に対する釣銭の出金を行う用に供される貨幣入出金装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種の商店において顧客との貨幣の受渡しを確実に行うとともに、入金された金額を記録して入出金管理を援助するように構成された、例えば特開平10−40437号公報に記載されたような貨幣入出金装置が知られている。この貨幣入出金装置は、金銭登録機に相当するPOS端末機を、紙幣入出金処理部と硬貨入出金処理部とが1つの箱型のケーシングに内装された一体型の偏平な貨幣入出金機の上に載置してなるものである。
【0003】
POS端末機には、入金される金額や入出金のための指示を入力する入力キーが設けられ、紙幣入出金処理部および硬貨入出金処理部には、それぞれ紙幣および硬貨を収納する収納部が設けられているとともに、紙幣入金口および紙幣出金口、並びに硬貨入金口および硬貨出金口がそれぞれ設けられ、紙幣入金口あるいは硬貨入金口から入金された貨幣は、その金種や金額が識別部で識別されて記録されたのち所定の収納部に収納され、POS端末機の入力キーからの所定の入力操作で所定の金額の出金が紙幣出金口あるいは硬貨出金口を通して行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、貨幣入出金装置を実際に使用するに当って、金銭登録機と紙幣入出金処理部とを組み合わせたものが便利であり、特に硬貨入出金処理部は不要であるというユーザーもいれば、逆に硬貨入出金処理部は必要であるが、紙幣入出金処理部は不要であるというユーザーもいる。しかしながら従来の上記のような貨幣入出金装置は、紙幣入出金処理部と硬貨入出金処理部とがケーシングに一体に組み込まれて形成されているため、例えば硬貨入金ユニットが不要なユーザーにとっては過剰装置になっており、その分装置コストが嵩んで高価なものになっている。このことについては紙幣入出金処理部が不要なユーザーにとっても同様である。
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、ユーザーの要望に応じて適宜必要なユニットを組み合わせることによって所望の貨幣出納機を得ることができるとともに、各ユニットを組み合わせても場所を取らない貨幣入出金装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の貨幣入出金装置は、計算機能を備えた金銭登録機と、入出金に使用される貨幣処理装置とで金銭出納機を形成する貨幣入出金装置であって、上記貨幣処理装置として硬貨を入出金する硬貨入出金装置と、紙幣を入出金する紙幣入出金装置と、貨幣を保管する貨幣保管装置とが備えられ、これら硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置はそれぞれ上面が略偏平でかつ略同一高さに寸法設定され、上記硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置の内のいずれか2台を選択的に取替え可能に上記金銭登録機と組み合わせることにより、上記金銭出納機が形成され、上記硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置の内の選択した2台を並列配置し、その上に直に金銭登録機を配置することを特徴とするものである。
【0007】
この貨幣入出金装置によれば、貨幣入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置の内の所望のものいずれか2種類を選択し、これら2種類のものと金銭登録機とで金銭出納機を構成することにより、得られた金銭出納機は、不要な貨幣処理装置が付設されていない、すなわち過剰装置になっていないユーザーが実質的に所望するものになっており、不要な機能が負荷されていない分、金銭出納機を安価なものにすることができる。
【0008】
そして、硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置はそれぞれ上面が略偏平でかつ略同一高さ寸法に設定されているため、選択された2種類の貨幣入出金装置は、それらを並設することによってそれぞれの上面が略面一状態になる。従って、並設された2台の上面を各種の物品を載置するテーブル等として有効に利用することが可能になる。
【0009】
そして、硬貨入出金装置と貨幣保管装置とを並置することにより上記三者からなる金銭出納機が形成される。かかる金銭出納機は、貨幣を硬貨で受け取って取引を行う場合が多い業種用のものとして適している。
【0010】
また、紙幣入出金装置と貨幣保管装置とを並置することにより上記三者からなる金銭出納機が形成される。かかる金銭出納機は、貨幣を紙幣で受け取って取引を行う場合が多い業種用のものとして適している。
【0011】
さらに、硬貨入出金装置と紙幣入出金装置とを並置することにより上記三者からなる金銭出納機が形成される。かかる金銭出納機は、貨幣を硬貨および紙幣の双方で受け取ることが多い業種用のものとして適している。
【0012】
そして、硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置の内の選択した2台を並列配置し、その上に直に金銭登録機を配置するようにしているため、並設された2台の上に金銭登録機を安定した状態で載置することが可能になり、2台の貨幣処理装置に並べて金銭登録機を配置する場合に比較して金銭出納機の占有面積が小さくなってその分金銭登録機の近傍の平面を物品の載置面やテーブルとして有効に利用することが可能になる。
【0013】
本発明の請求項記載の貨幣入出金装置は、請求項1記載の貨幣入出金装置において、上記金銭登録機に入力操作部が設けられているとともに、上記硬貨入出金装置および紙幣入出金装置に貨幣の入出金動作を行う入出金動作部と、金銭登録機に対して着脱可能な電気接続部とが設けられていることを特徴とするものである。
【0014】
この貨幣入出金装置によれば、金銭登録機の入力操作部に対する所定の入力操作によって電気的に接続されている硬貨入出金装置あるいは紙幣入出金装置の入出金動作部を動作させることが可能になり、これによって特に硬貨入出金装置や紙幣入出金装置を操作しなくても貨幣の入出金処理を行うことが可能になる。
【0015】
本発明の請求項記載の貨幣入出金装置は、請求項1または2記載の貨幣入出金装置において、上記硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置の内から選択された2台は、金銭登録機に対し一方を介して他方に電気的に接続されていることを特徴とするものである。
【0016】
この貨幣入出金装置によれば、金銭登録機に接続用の端子を1つだけ設けておくことで、2台の入出金装置を金銭登録機に接続することが可能になり、その分金銭登録機の部品コストおよび組付けコストが軽減される。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の貨幣入出金装置の一実施形態を示す斜視図である。なお、図1において、X−X方向を幅方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。この図に示すように、貨幣入出金装置1は、電子式の金銭登録機2と、この金銭登録機2に対して2種類のものが選択的に接続される3種類の貨幣処理装置3とからなる基本構成を有している。上記貨幣処理装置3としては、硬貨入出金装置4、紙幣入出金装置5および貨幣保管装置6が採用されている。
【0018】
そして、金銭登録機2に硬貨入出金装置4および貨幣保管装置6とが接続されることにより、第1金銭出納機11(図5)が形成され、金銭登録機2に紙幣入出金装置5および貨幣保管装置6が接続されることにより第2金銭出納機12(図6)が形成され、金銭登録機2に硬貨入出金装置4および紙幣入出金装置5が接続されることにより第3金銭出納機13(図7)が形成されるようになっている。
【0019】
上記金銭登録機2は、前方が段状で先下がりに低位に形成された異型箱型のケーシング21に所定の電子機器が内装されて形成されている。かかるケーシング21の前方上面には操作パネル部22が形成され、この操作パネル部22には、テンキーが配列された金額入力部22aと、各種の制御用あるいは操作用の入力キーが配列された操作用入力部22bが設けられている。また、パネル部22の中央上部にはキー孔22cが設けられ、このキー孔22cに図略のコントロールキーを差し込んで操作することにより、金銭登録機2における登録モード、設定モード、点検モードあるいは精算モード間のモード切り換えを行い得るようになっている。上記金額入力部22aと操作用入力部22bとキー孔22cとで本発明の入力操作部が形成されている。
【0020】
また、操作パネル部22の後方における前方に向いたケーシング21の傾斜面に出力パネル23が形成され、この出力パネル23の右方部分に金額入力部22aから入力した金額等の数値などを表示するディスプレー24が設けられているとともに、出力パネル23の左方部分には入力金額や釣銭等が印刷されたレシートを出力するレシート発行口25が設けられている。
【0021】
そして、金額入力部22aや操作用入力部22bからの入力データに基づいて、組み合わせて使用される硬貨入出金装置4、紙幣入出金装置5あるいは貨幣保管装置6が入金および出金に必要な所定の動作を行い、これによって第1〜第3金銭出納機11,12,13が後に詳述するそれぞれ独自の所定の機能を果たすようになっている。
【0022】
この機能を果たすために、金銭登録機2にはマイクロコンピュータからなる統括制御手段26が内装されているとともに、硬貨入出金装置4および紙幣入出金装置5に硬貨制御手段401および紙幣制御手段501がそれぞれ内装されている。そして、統括制御手段26からは、硬貨入出金装置4および紙幣入出金装置5に向けて釣銭情報が出力されるとともに、この釣銭情報を受けた硬貨制御手段401および紙幣制御手段501は、それぞれ所定の機器に駆動信号を出力し、これによって釣銭が払い出されるようになっている。また、硬貨入出金装置4および紙幣入出金装置5は、ローカルな入出金処理(釣銭用の貨幣の入金や、入金されている貨幣のチェック等)については、硬貨制御手段401および紙幣制御手段501が統括制御手段26から独立して独自に制御すようになっている。なお、貨幣保管装置6は、ローカルな制御手段を介さずに金銭登録機2と直結され、操作用入力部22bからの入力信号によって貨幣収納ボックス62を開閉させることができるようになっている。
【0023】
上記硬貨入出金装置4は、前後方向に長尺の箱型を呈したケーシング41に所定の機器が内装されて形成されている。かかるケーシング41の前方上面には、操作キー42aおよびLED等からなる表示部42bの配設された操作部42が設けられているとともに、この操作部42の左方には、硬貨を入金するための硬貨投入口43が設けられている。また、ケーシング41の前面には、受皿44aを備えた硬貨払出口44が設けられている。
【0024】
そして、操作キー42aに所定の操作を施した後、硬貨投入口43に硬貨を投入することによって硬貨はケーシング41内に導入され、後述する硬貨投入センサ430(図2)によって金種が検出され、この検出結果は、硬貨制御手段401に入力されるようになっている。また、所定の操作ですでに入金されている硬貨を出金することができるようになっている。また、硬貨制御手段401から出力された制御信号に基づいて釣銭が硬貨払出口44の受皿44aに排出されるようになっている。
【0025】
また、上記硬貨入出金装置4、紙幣入出金装置5および貨幣保管装置6には、金銭登録機2を介して電源からの電力や各種の電気的な制御信号、検出信号等を導通させる、先端部にそれぞれ接続端子40a,50a,60aが付設されたリード線40,50,60(電気接続部)が設けられているともに、各ケーシング41,51,61の適所には硬貨入出金装置4、紙幣入出金装置5および貨幣保管装置6間で電気的な接続を行うために、それぞれの接続端子を嵌挿する図略の被接続端子が設けられている。一方、金銭登録機2には、外部の商用電源からの電力を取り入れるための動力線20が設けられているとともに、上記接続端子40a,50a,60aのいずれかを嵌挿するための図略の被接続端子が設けられている。
【0026】
従って、動力線を外部電源に接続した状態で、上記接続端子40a,50a,60aのいずれかを金銭登録機2に接続することにより、硬貨入出金装置4、紙幣入出金装置5および貨幣保管装置6のいずれかが金銭登録機2と電気的に接続され、また、残りのものを金銭登録機2に接続されたものに接続することにより、金銭登録機2を介していずれか2台の貨幣処理装置3に電力が供給されるようになるとともに、選択された3者間で電気的な信号の遣り取りを行い得るようになる。
【0027】
図2は、硬貨入出金装置4の内部構造の概要を説明するための側面断面視の説明図である。この図に示すように、硬貨入出金装置4のケーシング41内には、硬貨投入口43に対向したコインフィーダ45と、このコインフィーダ45に連設された硬貨選別部46と、この硬貨選別部46から下流側に向けて延設された搬送路47と、この搬送路47の下部に並設された6槽の硬貨貯留ホッパー48と、これら6槽の硬貨貯留ホッパー48のそれぞれに対向して下部に配設された搬送コンベヤ49とが設けられている。
【0028】
上記コインフィーダ45は、硬貨投入口43に対向し、かつ、垂直軸45b回りに同心で共回り可能に設けられた受入れ円盤45aと、駆動軸が同心で上記垂直軸45bに結合された受入れモータ45cとからなっている。硬貨投入口43内の適所には、硬貨が投入されたことを検出する硬貨投入センサ430が設けられ、この硬貨投入センサ430が硬貨の投入を検出すると、この検出信号によって受入れモータ45cが駆動され、この駆動による受入れ円盤45aの垂直軸45b回りの回転によって硬貨投入口43内の硬貨が硬貨選別部46に向けて送り出されるようになっている。
【0029】
そして、受入れ円盤45aの表面には、各種の硬貨の内、最大径寸法のものが入り得る複数の円形凹部が周方向に所定角度ピッチで凹設され、硬貨投入口43に投入された硬貨は、1つずつがこれら円形凹部に嵌まり込んだ状態で受入れ円盤45aの回転によって周方向に移動され、排出位置の適所に設けられた図略のピンに干渉して硬貨選別部46に向けて排出されるようになっている。
【0030】
上記硬貨選別部46は、供給された硬貨の種類と真贋とを検出する硬貨判別センサ460を有している。この硬貨判別センサ460が硬貨でないと判別したものは図略のリジェクト手段によってリジェクトされ、リジェクトダクト46aを通って硬貨払出口44に排出される一方、硬貨であると判別されたものは、搬送路47に向けて搬出されるとともに、逐一その金種が硬貨制御手段401に入力されるようになっている。
【0031】
上記搬送路47は、最も大きい径寸法を有する硬貨が面接触で滑りながら通過し得る溝幅寸法を備えた樋体によって形成され、溝底に上流側から順次対象となる硬貨の径寸法より僅かに幅寸法が大きくなるように穿設された長孔状態の選別孔47xを有している。具体的には、選別孔47xは、最上流側の1円硬貨のみが孔を抜ける第1選別孔47a、この第1選別孔47aの下流側に設けられた50円硬貨の孔抜け用の第2選別孔47b、続いて5円硬貨孔抜け用の第3選別孔47c、100円硬貨孔抜け用の第4選別孔47d、10円硬貨孔抜け用の第5選別孔47e、および500円硬貨孔抜け用の第6選別孔47fからなっており、各選別孔47a,47b,47c,47d,47e,47fの孔幅は上流側から下流側に向かうに従い順次大きくしてある。
【0032】
かかる搬送路47の上部には、下面側が硬貨の上面に当接して周回する搬送用ベルト47gが敷設され、硬貨はこの搬送用ベルト47gの周回によって搬送路47の表面を滑りながら下流側に向けて搬送されるようになっている。従って、硬貨選別部46から搬送路47に供給された硬貨は、搬送用ベルト47gの周回で搬送路47を下流側に向かって移動し、硬貨の種類に応じて各選別孔47a,47b,47c,47d,47e,47fのいずれかから下方に落下することになる。
【0033】
上記硬貨貯留ホッパー48は、上記選別孔47xの下方に配設されている。かかる硬貨貯留ホッパー48としては、第1選別孔47aに対応した第1ホッパー48a、第2選別孔47bに対応した第2ホッパー48b、第3選別孔47cに対応した第3ホッパー48c、第4選別孔47dに対応した第4ホッパー48d、第5選別孔47eに対応した第5ホッパー48e、および第6選別孔47fに対応した第6ホッパー48fの合計6槽が設けられている。
【0034】
従って、搬送路47を搬送されつつある硬貨は、その金種に応じて選別孔47a〜47fのいずれかから下方に落下してその孔に対応した硬貨貯留ホッパー48内に投入されて貯留される。具体的には1円硬貨は第1ホッパー48aに、50円硬貨は第2ホッパー48bに、5円硬貨は第3ホッパー48cに、100円硬貨は第4ホッパー48dに、10円硬貨は第5ホッパー48eに、500円硬貨は第6ホッパー48fにそれぞれ選別されて貯溜されることになる。
【0035】
各硬貨貯留ホッパー48(第1〜第6ホッパー48a〜48f)の底部には、駆動モータの駆動で動作する硬貨払出し用の硬貨払出し機構48gが設けられている。この硬貨払出し機構48gは、上記コインフィーダ45と同様に硬貨を嵌め込む円形凹部を備えた受入れ円盤を有しており、この受入れ円盤の回転で硬貨貯留ホッパー48内の硬貨が順次払い出されるようになっている。
【0036】
また、硬貨払出し機構48gの近傍には、排出された硬貨の枚数を検出する硬貨枚数検出センサ480が設けられ、硬貨が払い出される都度この硬貨枚数検出センサ480によって枚数が計数されるようになっている。そして、この枚数が統括制御手段26からの釣銭情報による払出し枚数に一致したとき硬貨払出し機構48gが停止されるようになっている。
【0037】
上記搬送コンベヤ49は、ケーシング41内の底部であって、各硬貨貯留ホッパー48(第1〜第6ホッパー48a〜48f)の硬貨払出し機構48gに対応した位置から硬貨払出口44に向けて延びるように配設され、その周回によって硬貨払出し機構48gの駆動で落下した硬貨を硬貨払出口44に向けて搬送するようになされている。
【0038】
かかる硬貨入出金装置4の構成によれば、硬貨を硬貨入出金装置4に入金するに際し各金種の硬貨を取り混ぜて硬貨投入口43に投入すると、この投入が硬貨投入センサ430によって検出され、この検出信号に基づく受入れモータ45cの駆動で受入れ円盤45aが垂直軸45b回りに回転し、硬貨投入口43内の硬貨を硬貨選別部46に向けて送り出す。そして、硬貨選別部46に到達した硬貨は、ここで逐一硬貨判別センサ460によって金種が検出されたのち搬送路47に向けて搬出される。上記硬貨判別センサ460による検出結果は、逐一硬貨制御手段401に入力されて記憶される。
【0039】
搬送路47に送り出された硬貨は、搬送用ベルト47gの駆動で搬送路47に沿って搬送され、金種に応じてそれぞれ所定の硬貨貯留ホッパー48(第1〜第6ホッパー48a〜48f)に貯留される。従って、硬貨投入口43内が空になったときには、金種毎の硬貨が、それぞれ対応した第1〜第6ホッパー48a〜48f内に貯留されるとともに、各硬貨貯留ホッパー48にそれぞれ貯留された硬貨の枚数が硬貨制御手段401に記憶された状態になる。
【0040】
硬貨入出金装置4からの硬貨の払い出しは、金銭登録機2の操作用入力部22bにおける所定のキーイン操作によって行われる。すなわち、操作用入力部22bに対して所定のキーイン操作を行うことにより、硬貨制御手段401から払い出しが必要な硬貨貯留ホッパー48の硬貨払出し機構48gに向けてを介して制御信号が出力され、これによる硬貨払出し機構48gの駆動によってその硬貨貯留ホッパー48内の硬貨が搬送コンベヤ49に向けて払い出される。払い出された硬貨の枚数は逐一硬貨枚数検出センサ480によって検出され、その枚数が予め設定された枚数に到達すると、制御信号が硬貨制御手段401から出力され、これによって硬貨払出し機構48gが停止されて硬貨の払い出しが中止される。
【0041】
そして、硬貨貯留ホッパー48から払い出された各金種の硬貨は、搬送コンベヤ49の駆動で硬貨払出口44まで運ばれ、硬貨払出口44内に向けて排出されることになる。
【0042】
上記紙幣入出金装置5は、図1に示すように、外形寸法が硬貨入出金装置4と略同一の長尺箱型のケーシング51に各種の機器が内装されることによって構成されている。かかるケーシング51の前方上面には、操作キー52aおよびLED等からなる表示部52bの配設された操作部52が設けられている。また、ケーシング51の前面上部には紙幣を入金するための紙幣入金口53が設けられているとともに、同前面下部には紙幣を払い出すための紙幣出金口54が設けられている。
【0043】
そして、紙幣を紙幣入金口53に差し入れることによって、後述する紙幣差入れセンサ530(図3)が紙幣の差し入れを検出し、紙幣はケーシング51内に導入される一方、金銭登録機2から出力された制御信号に基づいてスタッカー58に貯留されている紙幣が紙幣出金口54に排出されるようになっている。
【0044】
図3は、紙幣入出金装置5の内部構造の概要を説明するための側面断面視の説明図である。この図に示すように、紙幣入出金装置5のケーシング51内には、紙幣入金口53に沿って付設された紙幣フィーダ55と、この紙幣フィーダ55の下流側で金種および真贋を識別する紙幣識別部56と、この紙幣識別部56からの紙幣を搬送する送込み搬送ベルト57と、この送込み搬送ベルト57からの紙幣を貯留するスタッカー58と、このスタッカー58からの紙幣を紙幣出金口54に向けて送り出す紙幣排出機構59とが設けられている。
【0045】
上記紙幣フィーダ55は、受入れモータ55bの駆動で水平軸55c回りに回転する受入れローラ55aと、上方でこの受入れローラ55aに接触対向したガイドプレート55eとを備えて構成されている。ガイドプレート55eは、図略の付勢手段の付勢力によって受入れローラ55aの周面に押し付けられている。紙幣入金口53に差し入れられた紙幣は、受入れローラ55aの回転に引きずられてガイドプレート55eを僅かに上方に押し広げた状態で1枚ずつが紙幣識別部56に向けて繰り出されるようになっている。
【0046】
かかる紙幣フィーダ55の近傍には紙幣入金口53に紙幣が差し入れられたことを検出する紙幣差入れセンサ530が設けられ、紙幣フィーダ55は、紙幣差入れセンサ530が紙幣入金口53に紙幣の差し入れられたことを検出することによって駆動するようになっている。
【0047】
上記紙幣識別部56は、内部に金種および真贋を識別する所定の紙幣識別センサ560を有し、紙幣識別部56に送り込まれた紙幣は、この紙幣識別センサ560によって金種および真贋が識別された後、第1および第2の金種(1,000円札および5,000円札)であって真正と判別された紙幣は送込み搬送ベルト57に向けて送り出される一方、第3の金種(10,000円札)および偽物または不良と判別された紙幣は紙幣識別部56と送込み搬送ベルト57との間で下方に向けて延設されたリジェクト搬送路56aに向けて送り出されるようになっている。リジェクト搬送路56aに送り出された紙幣は、このリジェクト搬送路56aの途中に設けられた分岐手段56cで第3の金種の紙幣と不良紙幣とに別けられ、ケーシング51の底部に設けられた抽斗51a内の第3金種ホッパー51bおよびリジェクトホッパー51cにそれぞれ回収されるようになっている。
【0048】
上記送込み搬送ベルト57は、第1搬送ベルト57aと、この第1搬送ベルト57aの下流端に直列に連設された第2搬送ベルト57bとからなっている。各搬送ベルト57a,57bは、上下で対向しかつ表面が互いに当接した上ベルトと下ベルトとからなり、紙幣はこれら上下のベルトに挟持された状態で各ベルトの周回によって下流側に向けて搬送されるようになっている。
【0049】
第1搬送ベルト57aの上流端近傍には、水平軸回りに回動して紙幣識別部56から送り出された紙幣を真正のものと偽物とに振り分ける真贋振分けフラッパ56bが設けられている。この真贋振分けフラッパ56bは、水平方向に延びるように位相設定された状態でその表面に紙幣識別部56から第1搬送ベルト57aに橋渡しする搬送路が形成される一方、水平軸に立設された状態に位相設定されることにより、不良紙幣がその裏面に誘導されることによってリジェクト搬送路56aに送り込まれるようになっている。
【0050】
また、第1搬送ベルト57aと第2搬送ベルト57bとの間には、上記真贋振分けフラッパ56bと同様の構成を有する金種振分けフラッパ57cが設けられ、第1の金種(1,000円札)は、立設姿勢に設定された金種振分けフラッパ57cに誘導されて下方に落される一方、第2の金種は、水平姿勢に設定された金種振分けフラッパ57cに誘導されて第2搬送ベルト57bに送り出され、下流端から下方に落されるようになっている。
【0051】
そして、上記真贋振分けフラッパ56b、金種振分けフラッパ57c、および分岐手段56cは、いずれも紙幣識別センサ560の検出結果に基づく紙幣制御手段501からの制御信号によって動作するように構成されており、各種の紙幣が混在した紙幣束を紙幣入金口53に差し入れることによって、紙幣の1枚ずつが紙幣フィーダ55によって紙幣識別部56に順次送り込まれ、ここで紙幣識別センサ560により金種および真贋が判別され、真贋振分けフラッパ56b、金種振分けフラッパ57c、および分岐手段56cが上記判別結果に基づく所定の動作を行うことによってそれぞれの振り分け先に送り込まれることになる。
【0052】
上記スタッカー58は、送込み搬送ベルト57の下部であって、上面開口の左端部が上記金種振分けフラッパ57cに対向した第1スタッカー58aと、同左端部が上記第2搬送ベルト57bの下流端に対向した第2スタッカー58bとからなっている。第1スタッカー58aは、第1の金種(1,000円札)の紙幣が貯留されるものであり、第2スタッカー58bは、第2の金種(5,000円札)の紙幣が貯留されるものである。これらのスタッカー58に投入された紙幣は、水平姿勢を維持したまま緩やかに下降してスタッカー58の底部に順次積層されるようになっている。
【0053】
かかるスタッカー58は、底板の図3における右端部が開口されているとともに、上記底板の下方位置に敷設された繰出しベルト58cと、この繰出しベルト58cの右端部に形成され、かつ、上記開口部分に位置した紙幣の先端部が当接するように位置設定された繰出しローラ58dと、この繰出しローラ58dの外周面を覆った円弧カバー58eを有しており、図略の駆動手段の駆動による、互いに同期した繰出しベルト58cの周回および繰出しローラ58dの回転によって、スタッカー58内で底板上に積層された紙幣が右方に向けて繰り出され、引き続き円弧カバー58eに誘導されて進行方向が逆転された状態で外部に排出されるようになっている。また、繰出しローラ58dの近傍には紙幣が繰り出されたことを検出する紙幣繰出しセンサ580が設けられている。この紙幣繰出しセンサ580によって検出された繰り出し枚数は、紙幣制御手段501に入力されて計数されるようになっている。
【0054】
そして、上記繰出しベルト58cおよび繰出しローラ58dは、紙幣制御手段501からの駆動開始の制御信号によって駆動され、予め設定された枚数の紙幣の繰り出しが行われたことが紙幣繰出しセンサ580の検出結果から判別されると、紙幣制御手段501からは駆動停止の制御信号が出力され、これによる繰出しベルト58cおよび繰出しローラ58dの停止によってスタッカー58からの紙幣の繰り出しが止められることになる。
【0055】
上記紙幣排出機構59は、払出しコンベヤ59aと、この払出しコンベヤ59aの下流端に近接して設けられた払出しスタッカー59bとを備えて形成されている。払出しコンベヤ59aは、往きベルトが各スタッカー58a,58bの円弧カバー58eの紙幣排出口に対向するとともに、各繰出しベルト58cの返りベルトに当接するように前後方向に長尺に配設され、これによって円弧カバー58eに誘導されつつ繰出しローラ58dの駆動で繰り出された紙幣は、払出しコンベヤ59aの往きベルトと、繰出しベルト58cの返りベルトに挟持された状態で払出しスタッカー59bに向けて送り出されるようになっている。
【0056】
上記払出しスタッカー59bは、角筒状のスタッカー本体59cと、このスタッカー本体59cの底面開口を塞ぐように配設された前後方向に延びる払出しベルト59dと、スタッカー本体59c内で昇降する昇降ベルト59eとからなっている。昇降ベルト59eは、前後のプーリー間で周回しながら図略の昇降手段の駆動によって全体的に昇降するように構成されている。そして、払出しコンベヤ59aの駆動でスタッカー本体59c内に1バッチ当り1枚または複数枚の紙幣が供給された後に昇降ベルト59eが下降され、これによってスタッカー本体59c内の紙幣が昇降ベルト59eと払出しベルト59dとによって挟持された状態になるようにしている。この状態で昇降ベルト59eを時計方向に周回させるとともに、払出しベルト59dを反時計方向に周回させることによって、スタッカー本体59c内で積層された紙幣が紙幣出金口54に向けて払い出されるようになっている。
【0057】
かかる紙幣入出金装置5の構成によれば、第1および第2の貨幣を紙幣入金口53に差し入れることにより、紙幣差入れセンサ530がそれを検出して紙幣フィーダ55のが駆動し、紙幣は1枚ずつが紙幣識別部56に供給されてここで金種および真贋が逐一判別され、この判別結果に基づいて第1の紙幣(1,000円札)は第1スタッカー58aに送り込まれるとともに、第2の紙幣(5,000円札)は第2スタッカー58bに送り込まれる。また、第3の紙幣(10,000円札)は、第3金種ホッパー51bに送り込まれる。因に、第3の紙幣が自動的な払い出し操作を行うことができない第3金種ホッパー51bに収納されるのは、最高額紙幣である第3の紙幣は、顧客から受け取って紙幣入出金装置5に入金することがあっても、釣銭として払い出すことがないからである。また、紙幣識別部56での紙幣識別センサ560による検出の結果、不良紙幣であると判定されたものは、リジェクトホッパー51cに貯留される。
【0058】
そして、紙幣入出金装置5からの出金に際しては、金銭登録機2の操作用入力部22bにおける所定のキーイン操作によって行われる。すなわち、操作用入力部22bに対して所定のキーイン操作を行うことにより、統括制御手段26から釣銭情報が紙幣制御手段501に向けて出力され、これを受けた紙幣制御手段501が払い出しの必要な繰出しローラ58dに向けて駆動信号を出力し、これによる繰出しローラ58dの駆動、および繰出しベルト58cと払出しコンベヤ59aの駆動によってそのスタッカー58内の紙幣が払出しコンベヤ59aに向けて払い出される。払い出された紙幣の枚数は逐一紙幣繰出しセンサ580によって検出され、その枚数が予め設定された枚数に到達すると、紙幣制御手段501からの停止信号が出力され、これによって繰出しベルト58cおよび繰出しローラ58dが停止して紙幣の払い出しが中止される。
【0059】
そして、スタッカー58から払い出された各金種の紙幣は、払出しコンベヤ59aの駆動で払出しスタッカー59b向けて送られ、ここで一旦貯留された後、払出しベルト59dおよび昇降ベルト59eの駆動で紙幣出金口54に繰り出されることになる。
【0060】
図4は、貨幣保管装置6の内部構造の概要を説明するための側面断面視の説明図である。貨幣保管装置6は、硬貨入出金装置4および紙幣入出金装置5の補助として用いられるものであり、硬貨入出金装置4と組み合わせて使用されるときには、主に紙幣を保管する用に供され、紙幣入出金装置5と組み合わせて使用されるときは、主に硬貨を保管する用に供されるものである。
【0061】
かかる貨幣保管装置6は、図4に示すように、硬貨入出金装置4および紙幣入出金装置5と略同一の立体形状を呈した長尺箱型のケーシング61と、このケーシング61に挿脱自在に装着された抽斗状の貨幣収納ボックス62とからなっている。ケーシング61の前面には、貨幣収納ボックス62を装着するための開口61aが設けられ、貨幣収納ボックス62は、この開口61aを通してケーシング61に対して挿脱自在に嵌め込まれている。
【0062】
貨幣収納ボックス62は、四面を囲む周壁と、底部を覆う底板と、ボックス内を仕切る仕切り板とを備えて形成され、ボックス内は仕切り板によって仕切られた複数の貨幣収納空間を有している。具体的には、貨幣収納ボックス62の前方側(図4の左方側)に硬貨を収納する硬貨トレイ62aが着脱自在に設けられているとともに、この貨幣収納空間62aの下方部分に紙幣を収納する紙幣収納空間62bが形成されている。また、貨幣収納ボックス62の後方側には、積み重ねた硬貨を紙で包んだ、いわゆる棒金を収納する棒金収納空間62cが形成されている。かかる貨幣収納ボックス62は、コイルばね等の付勢手段63の付勢力によってケーシング61から引き出される方向に付勢されているとともに、奥部にまで押し込まれた状態で所定のロック手段64によってロックされ、これによってケーシング61への収納状態がロックされるようになっている。
【0063】
このロック手段64は、金銭登録機2の操作用入力部22bの所定の操作キーを操作することによってロック状態が解除されるように構成されている。従って必要の都度、キー操作を行って貨幣収納ボックス62をケーシング61から引き出すことができるとともに、ケーシング61内に納めるときには、手で貨幣収納ボックス62を押し込めばよく、こうすることによっ貨幣収納ボックス62はロック手段64によってロックされて引き出しが阻止された収納状態になる。
【0064】
そして、本発明の貨幣入出金装置1は、上記のような金銭登録機2が、貨幣処理装置3である硬貨入出金装置4、紙幣入出金装置5および貨幣保管装置6のいずれか2つ同士と組み合わされることによって、実際の現場第一線での出納処理のための金銭出納機が形成されるようにしたものである。
【0065】
そのために本発明においては、直方体状に形成された硬貨入出金装置4、紙幣入出金装置5および貨幣保管装置6の幅寸法は金銭登録機2の幅寸法の2分の1より若干大きめに寸法設定されているとともに、前後寸法は金銭登録機2の前後寸法の略1.5倍に寸法設定されている。こうすることによって、硬貨入出金装置4、紙幣入出金装置5および貨幣保管装置6の内のいずれか2台を並設した状態で、その上面後方に金銭登録機2を安定的に載置して各種の金銭出納機を構成することができるようになっている。
【0066】
図5は、本発明に係る金銭出納機の第1実施形態(第1金銭出納機11)を示す斜視図である。この図に示すように、第1金銭出納機11は、上記硬貨入出金装置4と、上記貨幣保管装置6とを並設した状態で、これらの後部上面に金銭登録機2を載置することによって形成されている。金銭登録機2の統括制御手段26と、硬貨入出金装置4内の硬貨制御手段401とは信号線によって接続され、釣銭情報が統括制御手段26から硬貨制御手段401に向けて出力されるようになっている。そして、釣銭情報の入力された硬貨制御手段401は、各種の機器(例えばコインフィーダ45の受入れモータ45cや硬貨投入センサ430、硬貨選別部46の硬貨判別センサ460、あるいは硬貨貯留ホッパー48の硬貨枚数検出センサ480や硬貨払出し機構48g等)に向けて駆動信号を出力するとともに、各種のセンサーからの検出信号が硬貨制御手段401に入力されるようになっている。
【0067】
こうすることによって硬貨入出金装置4の硬貨投入センサ430や硬貨判別センサ460からの検出信号が硬貨制御手段401に入力される一方、金銭登録機2の金額入力部22aや操作用入力部22bからの入力信号が統括制御手段26および硬貨制御手段401を介して硬貨入出金装置4に制御信号として伝達されることになる。この制御信号の出力に際しては、上記検出信号が参酌され、これによって適正な指令(駆動信号)が統括制御手段26から硬貨入出金装置4内の各機器に向けて出力され、各機器が所期の動作を行うことによって硬貨入出金装置4に対する硬貨の入出金操作を適正に行うことになる。
【0068】
因に、第1金銭出納機11においては、紙幣の入出金は、貨幣保管装置6を用いてマニュアルで行う。金銭登録機2と貨幣保管装置6とは、ロック手段64(図4)による貨幣収納ボックス62のロック状態を解除するための制御信号を伝達する信号線のみで電気的に接続されているのみである。なお、金銭登録機2と貨幣保管装置6とは、本実施形態のように従来通りの方式で電気的に直接接続してもよいし、硬貨入出金装置4を介して接続するようにしてもよい。
【0069】
第1金銭出納機11の具体的な操作例は以下の通りである。まず、顧客が購入した商品の金額は、金額入力部22aのキーイン操作によって、あるいは図略のバーコードリーダーによって読み取られて統括制御手段26に入力される。この合計金額が例えば6,540円であり、顧客から1万円札を預かったとする。この場合、まず預かり金額の1万円が金額入力部22aから入力され、これによって統括制御手段26で釣銭の3,460円が演算される。そして、操作用入力部22bに所定の入力操作を行うことによって貨幣収納ボックス62が引き出されるため、これに預かった1万円を収納する。
【0070】
一方、統括制御手段26からは、硬貨制御手段401に向けて釣銭の内の硬貨の部分の情報、すなわち460円が出力される。この情報の入力された硬貨制御手段は、硬貨貯留ホッパー48の所定の硬貨払出し機構48gに出金のための制御信号を出力するため、所定の硬貨払出し機構48gの駆動によって460円(100円硬貨4枚と50円硬貨1枚と10円硬貨1枚)が搬送コンベヤ49を介して硬貨払出口44に排出される。この硬貨の460円と、開いている貨幣収納ボックス62から取り出した1,000円札3枚との合計金額である3,460円が顧客に釣銭として戻されることになる。
【0071】
かかる第1金銭出納機11は、硬貨を釣銭として使用することが多い業種、例えば日用雑貨品等の小物や食料品を扱う小売店、スーパーマーケット等への適用が好ましい。
【0072】
図6は、本発明に係る金銭出納機の第2実施形態(第2金銭出納機12)を示す斜視図である。この図に示すように、第2金銭出納機12は、上記紙幣入出金装置5と、上記貨幣保管装置6とを並設した状態で、これらの上面後部に金銭登録機2を載置することによって形成されている。金銭登録機2の統括制御手段26と紙幣入出金装置5内の紙幣制御手段501とは、信号線によって互いに接続されている。紙幣入出金装置5内の各種の機器(例えば紙幣フィーダ55の紙幣フィーダ55や紙幣差入れセンサ530、紙幣識別部56の紙幣識別センサ560、あるいはスタッカー58の紙幣繰出しセンサ580や繰出しベルト58cおよび繰出しローラ58d等)には、紙幣制御手段501からの駆動信号が出力されるようになっている。また、各センサーからの検出信号は紙幣制御手段501に入力されるようになっている。
【0073】
こうすることによって金銭登録機2の釣銭情報が紙幣制御手段501を介して紙幣入出金装置5に制御信号として伝達され、これを受けた紙幣制御手段501は、各センサからの検出信号を参照しながら適正な指令(制御信号)を紙幣入出金装置5内の各機器に向けて出力し、各機器が所期の動作を行うことによって紙幣入出金装置5に対する紙幣の入出金操作を適正に行うことができるようになっている。
【0074】
因に、第2実施形態においては、硬貨の入出金は、貨幣保管装置6を用いてマニュアルで行う。金銭登録機2と貨幣保管装置6とは、ロック手段64(図4)による貨幣収納ボックス62のロック状態を解除するための制御信号を伝達する信号線のみで電気的に接続されているのみである。なお、金銭登録機2と貨幣保管装置6とは、本実施形態のように従来通りの方式で電気的に直接接続してもよいし、紙幣入出金装置5を介して接続するようにしてもよい。
【0075】
第2金銭出納機12の具体的な操作例は以下の通りである。まず、顧客が購入した商品の金額は、金額入力部22aのキーイン操作によって、あるいは図略のバーコードリーダーによって読み取られて統括制御手段26に入力される。この合計金額が例えば36,540円であり、顧客から1万円札を4枚預かったとする。この場合、まず預かり金額の4万円が金額入力部22aから入力され、これによって統括制御手段26で釣銭の3,460円が演算される。そして、操作用入力部22bに所定の入力操作を行うことによって貨幣収納ボックス62が引き出される。
【0076】
一方、紙幣制御手段501からは、スタッカー58の繰出しベルト58c、繰出しローラ58dおよび払出しコンベヤ59aに出金のための制御信号が出力され、これによる繰出しベルト58c等の駆動によって3,000円(千円札3枚)が紙幣排出機構59を介して紙幣出金口54に排出される。この3,000円と、開いている貨幣収納ボックス62から取り出した硬貨の460円との合計金額である3,460円が顧客に釣銭として戻されることになる。受け取った1万円札4枚は、紙幣入金口53を介して第3金種ホッパー51bに収納される。
【0077】
かかる第2金銭出納機12は、紙幣を釣銭として使用することが多い高額商品を扱う業種の小売店等への適用が好ましい。
【0078】
図7は、本発明に係る金銭出納機の第3実施形態(第3金銭出納機13)を示す斜視図である。この図に示すように、第3金銭出納機13は、上記硬貨入出金装置4と紙幣入出金装置5とを並設した状態で、これらの上面後部に金銭登録機2を載置することによって形成されている。金銭登録機2の統括制御手段26と、硬貨入出金装置4および紙幣入出金装置5内の各種の機器との間には、硬貨制御手段401および紙幣制御手段501を介して制御信号や検出信号等の各種のデータを授受するための信号線が接続されている。硬貨入出金装置4および紙幣入出金装置5の機能については先に説明した通りであり、貨幣保管装置6を用いることなく、硬貨入出金装置4および紙幣入出金装置5によって硬貨および紙幣の入出金操作を自動的に行うことが可能になる。
【0079】
このように第3実施形態においては、硬貨の入出金を硬貨入出金装置4で行うとともに、紙幣の入出金を紙幣入出金装置5で行うようにしているため、先の第1および第2実施形態のように貨幣保管装置6を用いてマニュアル操作で釣銭の勘定を行う必要がなくなり、入出金操作を迅速にかつ正確に行う上で極めて好都合である。かかる第3金銭出納機13は、あらゆる業種に適用することができ、汎用性に富んでいる。
【0080】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の貨幣入出金装置によれば、計算機能を備えた金銭登録機と、入出金に使用される貨幣処理装置とで金銭出納機を形成する貨幣入出金装置であって、貨幣処理装置として硬貨を入出金する硬貨入出金装置と、紙幣を入出金する紙幣入出金装置と、貨幣を保管する貨幣保管装置とを備え、金銭登録機と、硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置の内のいずれか2台とで金銭出納機を形成しているため、選択した2種類のものと金銭登録機とで金銭出納機を構成することにより、得られた金銭出納機は、不要な貨幣処理装置が付設されていない、すなわち過剰装置になっていないユーザーが実質的に所望するものになっており、不要な機能が負荷されていない分、金銭出納機を安価なものにすることができる。
【0081】
そして、硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置はそれぞれ上面が略偏平でかつ略同一高さ寸法に設定したため、選択された2種類の貨幣入出金装置は、それらを並設することによってそれぞれの上面を略面一状態にすることができる。従って、並設された2台の上面を各種の物品を載置するテーブル等として有効に利用することができる。
【0082】
また、硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置の内の選択した2台を並列配置し、その上に金銭登録機を配置するようにしたため、2台の貨幣処理装置に並べて金銭登録機を配置する場合に比較して金銭出納機の占有面積が小さくなり、その分金銭登録機の近傍の平面を物品の載置面やテーブルとして有効に利用することができる。
【0083】
本発明の請求項記載の貨幣入出金装置によれば、金銭登録機に入力操作部を設けるとともに、硬貨入出金装置および紙幣入出金装置に貨幣の入出金動作を行う入出金動作部と、金銭登録機に対して着脱可能な電気接続部とを設けたため、金銭登録機の入力操作部に対する所定の入力操作によって電気的に接続されている硬貨入出金装置あるいは紙幣入出金装置の入出金動作部を動作させることが可能になり、これによって特に硬貨入出金装置や紙幣入出金装置を操作しなくても貨幣の入出金処理を行うことができる。
【0084】
本発明の請求項記載の貨幣入出金装置によれば、硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置の内から選択された2台を、金銭登録機に対し一方を介して他方に電気的に接続するようにしたため、金銭登録機に接続用の端子を1つだけ設けておくことで、2台の入出金装置を金銭登録機に接続することが可能になり、その分金銭登録機の部品コストおよび組付けコストを軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の貨幣入出金装置の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】硬貨入出金装置の内部構造の概要を説明するための側面断面視の説明図である。
【図3】紙幣入出金装置の内部構造の概要を説明するための側面断面視の説明図である。
【図4】貨幣保管装置の内部構造の概要を説明するための側面断面視の説明図である。
【図5】本発明に係る金銭出納機の第1実施形態(第1金銭出納機)を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る金銭出納機の第2実施形態(第2金銭出納機)を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る金銭出納機の第3実施形態(第3金銭出納機)を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 貨幣入出金装置 11 第1金銭出納機
12 第2金銭出納機 13 第3金銭出納機
2 金銭登録機 21 ケーシング
22 操作パネル部 22a 金額入力部
22b 操作用入力部 23 出力パネル
24 ディスプレー 25 レシート発行口
26 統括制御手段 3 貨幣処理装置
4 硬貨入出金装置 40 リード線
40a 接続端子 41 ケーシング
42 操作部 43 硬貨投入口
430 硬貨投入センサ 44 硬貨払出口
45 コインフィーダ 45a 受入れ円盤
45b 垂直軸 45c 受入れモータ
46 硬貨選別部 46a リジェクトダクト
460 硬貨判別センサ 47 搬送路
47x 選別孔 47a〜47f 第1〜第6選別孔
48 硬貨貯留ホッパー 480 硬貨枚数検出センサ
48a〜48f 第1〜第6ホッパー
48g 硬貨払出し機構 49 搬送コンベヤ
5 紙幣入出金装置 50 リード線
50a 接続端子 51 ケーシング
52 操作部 52a 操作キー
52b 表示部 53 紙幣入金口
530 紙幣差入れセンサ 54 紙幣出金口
55 紙幣フィーダ 55a 受入れローラ
55b 受入れモータ 55c 水平軸
56 紙幣識別部 560 紙幣識別センサ
56a リジェクト搬送路 56b 真贋振分けフラッパ
56c 分岐手段 57 送込み搬送ベルト
57a 第1搬送ベルト 57b 第2搬送ベルト
58 スタッカー 580 紙幣繰出しセンサ
58a 第1スタッカー 58b 第2スタッカー
59 紙幣排出機構 59a 払出しコンベヤ
59b 払出しスタッカー 59c スタッカー本体
59d 払出しベルト 59e 昇降ベルト
6 貨幣保管装置 60 リード線
60a 接続端子 61 ケーシング
62 貨幣収納ボックス 63 付勢手段
64 ロック手段

Claims (3)

  1. 計算機能を備えた金銭登録機と、入出金に使用される貨幣処理装置とで金銭出納機を形成する貨幣入出金装置であって、上記貨幣処理装置として硬貨を入出金する硬貨入出金装置と、紙幣を入出金する紙幣入出金装置と、貨幣を保管する貨幣保管装置とが備えられ、これら硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置はそれぞれ上面が略偏平でかつ略同一高さに寸法設定され、上記硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置の内のいずれか2台を選択的に取替え可能に上記金銭登録機と組み合わせることにより、上記金銭出納機が形成され、上記硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置の内の選択した2台を並列配置し、その上に直に金銭登録機を配置することを特徴とする貨幣入出金装置。
  2. 上記金銭登録機に入力操作部が設けられているとともに、上記硬貨入出金装置および紙幣入出金装置に貨幣の入出金動作を行う入出金動作部と、金銭登録機に対して着脱可能な電気接続部とが設けられていることを特徴とする請求項1記載の貨幣入出金装置。
  3. 上記硬貨入出金装置、紙幣入出金装置および貨幣保管装置の内から選択された2台は、金銭登録機に対し一方を介して他方に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の貨幣入出金装置。
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