JP2017134509A - 取引装置 - Google Patents

取引装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017134509A
JP2017134509A JP2016012494A JP2016012494A JP2017134509A JP 2017134509 A JP2017134509 A JP 2017134509A JP 2016012494 A JP2016012494 A JP 2016012494A JP 2016012494 A JP2016012494 A JP 2016012494A JP 2017134509 A JP2017134509 A JP 2017134509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
errors
upper limit
banknote
limit value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016012494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6728712B2 (ja
Inventor
岩月 敬
Takashi Iwatsuki
敬 岩月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2016012494A priority Critical patent/JP6728712B2/ja
Priority to CN201611184104.8A priority patent/CN107038799A/zh
Publication of JP2017134509A publication Critical patent/JP2017134509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6728712B2 publication Critical patent/JP6728712B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/50Sorting or counting valuable papers
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/20Controlling or monitoring the operation of devices; Data handling
    • G07D11/30Tracking or tracing valuable papers or cassettes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】 効率的に装置を稼働できる取引装置を提供する。【解決手段】 本発明の取引装置は、複数の紙幣を鑑別する鑑別部と、前記鑑別部による鑑別結果を基に、各紙幣に対しリジェクトエラーが発生したか否かを判断する判断部と、前記リジェクトエラーのエラー回数をカウントするカウント部と、前記カウント部によりカウントされるエラー回数に対してエラー回数の上限値を設定する設定部と、前記エラー回数と、前記エラー回数の上限値とに基づき、所定の制御を行う制御部とを有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、取引装置に関し、例えば、ユーザとの間で紙幣等の媒体を取引する現金自動預払機(ATM)等に適用し得るものである。
従来、ATMは、紙幣が投入された接客部で紙幣を1枚ずつ分離し、鑑別部において、投入紙幣を1枚ずつ鑑別する処理が行われている。そして、ATMは、正常券(真券)をEscrow部(一時保留部)に一時保留し、偽券や不明券等のリジェクト(以下、単に「RJ」とも呼ぶ)券を、接客部に搬送し、接客部内の未分離紙幣の後続に集積する。
ここで、RJ券は、元々接客部内に存在した紙幣が全て分離された後も、接客部に残留する。そのため、入金取引において、RJが発生すると、接客部に搬送されたRJ紙幣が再度分離され、紙幣の分離が半永久的に継続することになる。
上記事象を回避するため、ATMには、鑑別部で紙幣の記番号を記録し、入金中に一度鑑別した記番号と同じ記番号を検出した場合には、接客部内に元々あった紙幣は全て分離し、後続のRJ券を再度分離していると考え、接客部内の分離を終了する検知方式が導入されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−165503号公報
しかしながら、紙幣入金時に、粗悪紙幣や偽造券が投入されると、RJが多発する場合があり、従来のATMでは、投入された紙幣を全て分離するまで入金を停止しないため、RJが多発する場合でも入金を途中で停止できなかった。
RJが多発する場合とは、偽造券の投入が想定され、粗悪紙幣によるJAMが発生する可能性もあるため、このような問題のある入金取引によって、ATMが占有されてしまうことは、効率的にATMを稼働させているとは言えなかった。
そのため、効率的に装置を稼働できる取引装置が望まれている。
第1の本発明の取引装置は、(1)複数の紙幣を鑑別する鑑別部と、(2)前記鑑別部による鑑別結果を基に、各紙幣に対しリジェクトエラーが発生したか否かを判断する判断部と、(3)前記リジェクトエラーのエラー回数をカウントするカウント部と、(4)前記カウント部によりカウントされるエラー回数に対してエラー回数の上限値を設定する設定部と、(5)前記エラー回数と、前記エラー回数の上限値とに基づき、所定の制御を行う制御部とを有することを特徴とする。
第2の本発明の取引装置は、(1)複数の紙幣を鑑別する鑑別部と、(2)前記鑑別部による鑑別結果を基に、各紙幣に対しリジェクトエラーが発生したか否かを判断する判断部と、(3)前記リジェクトエラーのエラー回数をカウントするカウント部と、(4)前記カウント部によりカウントされるエラー回数に対してエラー回数の上限値を設定する設定部と、(5)前記エラー回数と、前記エラー回数の上限値とに基づき、所定の制御を行う制御部とを有し、(6)前記設定部は、前記エラー回数が、前記エラー回数の上限値を超えたとき、再度紙幣に関する所定の処理を行うか否かを設定する再処理設定手段をさらに有することを特徴とする。
本発明によれば、効率的に装置を稼働できる。
第1の実施形態に係るATMの制御系の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るATMの外観構成を示す外観斜視図である。 第1の実施形態に係る紙幣入出金部の詳細構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る記番号データの構造を示す説明図である。 第1の実施形態に係るATM(紙幣入出金部)の内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態に係るATM(紙幣入出金部)で入金取引が行われる際の動作について示したフローチャートである。 第2の実施形態に係るRJ上限値を設定する保守操作画面の一例(その1)を示す説明図である。 第3の実施形態に係る紙幣入出金部の詳細構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係るATM(紙幣入出金部)で入金取引が行われる際の動作について示したフローチャートである。 第3の実施形態に係るRJ上限値と、連続RJ上限値とを設定する保守操作画面の一例(その2)を示す説明図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による取引装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。この実施形態では、本発明の取引装置をATMに適用した例について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図2は、第1の実施形態に係るATMの外観構成を示す外観斜視図である。図2において、第1の実施形態のATM1は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に接客部3が設けられている。
接客部3は、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされており、カード入出口11、通帳入出口12、紙幣入出口13、硬貨入出口14、操作表示部15及び明細票排出口16を有する。
カード入出口11は、顧客がキャッシュカードを挿入したり又はキャッシュカードを取り出したりするものである。
通帳入出口12は、顧客が通帳を挿入したり又は通帳を取り出したりするものである。
紙幣入出口13は、顧客が紙幣を挿入したり又は紙幣を取り出したりするものである。紙幣入出口13は、例えば、開閉可能な開閉体を有するバケットタイプのものを用いることができる。顧客が紙幣を投入するときには、顧客はバケットの開口部に紙幣を投入し、その後ATM1は、開閉体が閉じて投入された紙幣を取り込む。またATM1が紙幣を返却するときには、ATM1はバケットに紙幣を繰り出し、その後、開閉体が開放する。
硬貨入出口14は、顧客が硬貨を投入したり又は硬貨を取り出したりするものである。硬貨入出口14も、例えば、開閉可能なバケットタイプのものを用いることができる。この場合も、紙幣入出口13と同様に、顧客が硬貨を投入するときには、顧客はバケットの開口部に硬貨を投入し、その後ATM1は、開閉体を閉じて投入された硬貨を取り込む。またATM1が硬貨を返却するときには、ATM1はバケットに硬貨を繰り出し、その後、開閉体が開放する。
操作表示部15は、例えば、取引種類の選択メニュー画面、各取引の操作画面、取引内容の確認画面等を表示したり、顧客が入力した入力情報を取り込んだりするものである。操作表示部15は、例えば、タッチパネル方式の操作表示部を適用することができる(この実施形態では、タッチパネル方式で構成されているものとする)。なお、操作表示部15は、操作部と表示部とが一体となったタッチパネル方式のものに限らず、操作部と表示部とがそれぞれ物理的に別の構成のものであってもよい。
明細票排出口16は、取引内容を印刷した明細票(レシート)を排出するものである。
図1は、第1の実施形態に係るATMの制御系の構成を示すブロック図である。図1において、ATM1は、制御部21、操作表示制御部22、カード処理部23、紙幣入出金部24、硬貨入出金部25、通帳処理部26、明細票発行部27及び記録部28を有する。
制御部21は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、記録部28から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引、収納処理や出金取引等の種々の処理を行う。
記録部28は、制御部21が実行する処理プログラム等を記憶するものあり、例えば、フラッシュメモリやHDD等により構成される。
操作表示制御部22は、制御部21の制御の下、操作表示部15の動作を制御するものである。操作表示制御部22は、制御部21から画面情報に基づいて、操作表示部15に画面を表示させたり、又は操作表示部15から入力された情報を制御部21に与えたりするものである。
カード処理部23は、制御部21の制御の下、カード入出口11からキャッシュカードを取り込んだり又は排出したりするものである。また、カード処理部23は、カード入出口11から挿入されたキャッシュカードの格納部(例えば、磁気格納部やICチップ等)に格納されているカード情報を読み取り、そのカード情報を制御部21に与えるものである。
紙幣入出金部24は、制御部21の制御の下、紙幣を金種別に収納・管理するものである。
硬貨入出金部25は、制御部21の制御の下、硬貨を金種別に収納・管理するものである。
通帳処理部26は、制御部21の制御の下、通帳入出口12から通帳を取り込んだり又は排出したりするものである。また、通帳処理部26は、通帳入出口12から挿入された通帳の格納部(例えば、磁気データ格納部やICチップ等)に格納されている通帳情報(例えば、磁気ストライプデータ)を読み取り、その通帳情報を制御部21に与えるものである。
明細票発行部27は、制御部21の制御の下、取引明細票に取引結果を印刷して、明細票排出口16から発行(排出)を行うものである。
次に、紙幣入出金部24について、より詳細に説明を行う。
図3は、第1の実施形態に係る紙幣入出金部の詳細構成を示すブロック図である。
図3において、紙幣入出金部24は、先述の紙幣入出口13と、この紙幣入出口13に受け入れた紙幣を1枚ずつ分離して、紙幣の金種、記番号等を鑑別する鑑別部302と、この鑑別部302で鑑別された紙幣を集積して一時保留するEscrow部303と、入金紙幣を金種別に収納する着脱可能なカセット構造のリサイクル庫304と、損傷の程度が大きい紙幣等(再利用すべきではない紙幣)を収納する入金庫305と、各部を統括制御する紙幣入出金制御部310とを有して構成される。
鑑別部302は、内部に光学センサ、イメージセンサや磁気センサ等の各種センサを有しており、その内部で紙幣を搬送しながら、各センサによる鑑別結果を得て紙幣入出金制御部310へ供給する。これに応じて紙幣入出金制御部310は、鑑別部302において正常と鑑別された紙幣(いわゆる真券)をEscrow部303へ搬送する等して一時的に保留させる一方、取引すべきでないと鑑別された紙幣(いわゆる損券や偽券等)を紙幣入出口13へ搬送して顧客に返却する制御を行う。
紙幣入出金制御部310は、鑑別部302で偽券又は不明券と判別し、接客部3(紙幣入出口13)に戻した紙幣の記番号等を記録したデータ(以下、「記番号データ」とも呼ぶ)を保持する。
図4は、第1の実施形態に係る記番号データの構造を示す説明図である。図4において、記番号データDは、記録した日付を示す「日付」と、記録した時間(時刻)を示す「時間」と、ATM1内で行った取引内容を示す「取引」と、紙幣の記番号を示す「記番号」を項目として有する。なお、図4では、記番号データDは、各項目が入力されたデータを5件保持する例を示している。
図5は、第1の実施形態に係るATM(紙幣入出金部)の内部構成を示す内部構成図である。図5では、先述の図3で示した構成に加えて、紙幣入出金部24内の各部(紙幣入出口13、鑑別部302、Escrow部303、リサイクル庫304及び入金庫305)への紙幣の搬送を示す搬送路307が示されている。
次に、紙幣入出金部24(紙幣入出金制御部310)が、紙幣のリジェクト(RJ)回数を管理し、このRJ回数に応じて入金の制御を行う仕組みを説明する。
紙幣入出金制御部310は、現在のRJ回数を示すRJカウンタC1と、RJ回数の上限値を示すRJ上限値M1とを有する。RJカウンタC1は、入金取引開始前に初期値として「0」が設定され、鑑別部302で、投入紙幣が紙幣入出口13へ戻すリジェクト紙幣(偽券又は不明券)と鑑定される度に、インクリメントされる。RJ上限値M1は、所定の固定値(例えば、15)が予め設定される。
紙幣入出金制御部310は、鑑別部302において投入紙幣が鑑定されるごとに、現在のRJカウンタC1と、RJ上限値M1との比較を行う。そして、紙幣入出金制御部310は、RJカウンタC1がRJ上限値M1を超えた場合には、これまで入金した金額を、操作表示部15に表示して、ユーザ操作(入金するか否かを選択)に応じて入金取引を終了する。なお、入金する場合には、リジェクト紙幣及び未分離(未鑑定)の紙幣は、紙幣入出口13から返却される。
一方、紙幣入出金制御部310は、RJカウンタC1がRJ上限値M1以下の場合には、入金取引を続行する。そして、紙幣入出金制御部310は、全ての紙幣の鑑定が終了した場合には、先と同様に、入金した金額を、操作表示部15に表示して、ユーザ操作(入金するか否かを選択)に応じて入金取引を終了する。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態のATM1の動作を説明する。
図6は、第1の実施形態に係るATM(紙幣入出金部)で入金取引が行われる際の動作について示したフローチャートである。以下、ATM1(紙幣入出金部24)は、ユーザにより所定枚数の紙幣が接客部3(紙幣入出口13)に投入され、入金取引の開始を受け付けたものとする。
紙幣入出金部24(紙幣入出金制御部310)は、RJカウンタC1をリセットする(RJカウンタC1に「0」を設定する)(S10)。
紙幣入出金制御部310は、接客部3(紙幣入出口13)から紙幣を1枚分離して、鑑別部302に搬送するよう制御を行う(S11)。
鑑別部302は、紙幣入出口13から搬送された投入紙幣の真偽鑑定を行う(S12)。また、鑑別部302は、紙幣の記番号を識別する(S13)。
紙幣入出金制御部310は、鑑別部302における鑑定結果に応じて、投入紙幣が入金可能か否か判定を行う(S14)。紙幣入出金制御部310は、投入紙幣が、真券の場合には次のステップS15の処理を実行し、偽券又は不明券の場合には後述するステップS16の処理を実行する。
紙幣入出金制御部310は、ステップS14の処理において、投入紙幣が入金可能と判定された場合には、投入紙幣をEscrow部303へ搬送するよう制御を行う(S15)。そして、紙幣入出金制御部310は、先述のステップS11から次の紙幣の入金処理を実行する。
一方、紙幣入出金制御部310は、ステップS14の処理において、投入紙幣が入金不可と判定された場合には、接客部3(紙幣入出口13)へ投入紙幣を搬送するよう制御を行う(S16)。なお、入金不可の紙幣(リジェクト紙幣)は、紙幣入出口13に積まれている投入紙幣の最後尾に戻される。
紙幣入出金制御部310は、先述のステップS13の処理で識別した投入紙幣の記番号に基づくデータが、記番号データD(図4)に存在するか否か判定を行う(S17)。紙幣入出金制御部310は、同一の記番号のデータが存在しない場合には、次のステップS18の処理を実行する。一方、紙幣入出金制御部310は、同一記番号のデータが存在する場合には、入金処理を終了する。この場合、投入紙幣の最後尾に戻された紙幣を再鑑定(一巡)したことにより、紙幣入出金制御部310は、投入紙幣を全て処理したことになるからである。
紙幣入出金制御部310は、先述のステップS17の処理において、同一の記番号のデータが存在しない場合には、RJカウンタC1をインクリメントする(S18)。
紙幣入出金制御部310は、RJカウンタC1とRJ上限値M1(この例では、「15」が予め設定)との比較を行う(S19)。そして、紙幣入出金制御部310は、RJカウンタC1が上限値Mを超えた場合には、入金処理を終了する。
一方、紙幣入出金制御部310は、RJカウンタC1がRJ上限値M1以下の場合には、識別した記番号に基づくデータを記番号データDに追加する(S20)。
なお、先述のステップS19の処理でRJカウンタC1がRJ上限値M1を超えて終了した場合も、既存の技術と同じく、紙幣入出金制御部310は、操作表示部15を介したユーザ指示により入金を受け付け、Escrow部303に一時保留した紙幣をリサイクル庫304又は入金庫305に搬送する。また、ATM1は、接客部3(紙幣入出口13)に積載された未鑑定の紙幣と、リジェクト紙幣とをユーザに返却する。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、紙幣入出金制御部310が、現在のリジェクト回数(入金不可の紙幣の枚数)をカウントするRJカウンタC1と、リジェクト回数の上限を示すRJ上限値M1とを有し、紙幣を1枚ずつ鑑定する度に、RJカウンタC1とRJ上限値M1とを比較する。そして、紙幣入出金制御部310は、上限を超えたRJが発生した場合には入金を終了するため、偽造券の投入や、粗悪紙幣によるJAMが発生する可能性のあるRJ多発時には、入金を中断することができる。これにより、ATM1は、問題のある入金取引を排除し、ATMの稼働率を上昇させることができる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による取引装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。この実施形態では、本発明の取引装置をATMに適用した例について説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態のATM1の構成についても、第1の実施形態と同様に図1〜図5を用いて示すことができる。
以下では、第2の実施形態のATM1の構成について、第1の実施形態との差異を中心に説明する。
第1の実施形態のRJ上限値M1(紙幣入出金制御部310が保持)は固定値であった。一方、第2の実施形態のRJ上限値M1は変動値である。第2の実施形態のRJ上限値M1の設定は、例えば、ATM1の操作表示部15を介して行っても良いし、ATM1を管理する管理装置(ホストサーバ等)を介して行っても良い。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、第2の実施形態に係るATM1の動作を説明する。
第2の実施形態のATM1の動作も、第1の実施形態と同様に図6を用いて説明することができる。ただし、第2の実施形態のステップS19の処理で用いるRJ上限値M1は、第1の実施形態のRJ上限値M1(「15」固定)とは異なり、変動値である。以下では、変動値のRJ上限値M1を設定する例について説明を行う。
図7は、RJ上限値M1を設定する保守操作画面の一例を示す説明図である。保守操作画面401は、RJ上限値M1の設定値を示す表示部402と、RJ上限値M1の設定値を1加算するプラスボタン403と、RJ上限値M1の設定値を1減算するマイナスボタン404とを有する。ATM1を管理する保守員は、操作表示部15に表示された保守操作画面401のプラスボタン403と、マイナスボタン404を押下することにより、自由にRJ上限値M1の設定を行うことができる。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。また、第2の実施形態では、保守員によりRJ回数の上限値(RJ上限値M1)を自由に設定できるため、第1の実施形態に比べて、より柔軟にATM1の運用を行うことができる。
(C)第3の実施形態
以下、本発明による取引装置の第3の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。この実施形態では、本発明の取引装置をATMに適用した例について説明する。
一般に、ATMでは、粗悪紙幣による入金JAMが発生するパターンとして、入金時における分離で紙幣にスキューが発生し、そのスキューがだんだん大きくなりJAMが発生することが考えられる。そのため、ATMの入金JAMのパターンとして、紙幣が分離不良などといった走行系の理由によってRJされたこと(走行RJ)が連続することが挙げられる。第3の実施形態のATM1は、このような連続する走行RJの問題も考慮に入れた実施形態である。
(C−1)第3の実施形態の構成
第3の実施形態のATM1の構成についても、第1の実施形態と同様に図1、2、4、5を用いて示すことができる。
以下では、第3の実施形態のATM1の構成について、第1の実施形態との差異を中心に説明する。
図8は、第3の実施形態に係る紙幣入出金部の詳細構成を示すブロック図である。図8において、紙幣入出金部24Aは、第1の実施形態の紙幣入出金部24(図3)と同様に、紙幣入出口13と、鑑別部302と、Escrow部303と、リサイクル庫304と、入金庫305と、及び紙幣入出金制御部310とを有する。ただし、第3の実施形態の紙幣入出金制御部310は、第1の実施形態と異なり、現在の連続RJ回数をカウントする連続RJカウンタC2と、連続RJ回数の上限値を示す連続RJ上限値M2とを有する。なお、この連続RJ上限値M2の設定は、第2の実施形態と同様に、例えば、ATM1の操作表示部15を介して行っても良いし、ATM1を管理する管理装置(ホストサーバ等)を介して行っても良い。
(C−2)第3の実施形態の動作
次に、第3の実施形態に係るATM1の動作を説明する。
図9は、第3の実施形態に係るATM(紙幣入出金部)で入金取引が行われる際の動作について示したフローチャートである。図9において、図6のフローチャートと同一符号の処理内容は、図6と同様であるので、その説明を省略する。
紙幣入出金制御部310は、連続RJカウンタC2をリセットする(「0」に設定)する(S30)。
紙幣入出金制御部310は、ステップS16〜ステップS19の処理実行後に、ステップS31に遷移した場合には、紙幣のRJが1回起きている状態であるので、連続RJカウンタC2をインクリメントする(S31)。
次に、紙幣入出金制御部310は、連続RJカウンタC2と連続RJ上限値M2との比較を行う(S32)。そして、紙幣入出金制御部310は、連続RJカウンタC2が連続RJ上限値M2を超えた場合には、入金処理を終了する。一方、紙幣入出金制御部310は、連続RJカウンタC2が連続RJ上限値M2以下の場合には、先述のステップS20の処理に遷移する。
また、第3の実施形態では、先述のステップS14の処理において、投入紙幣が入金可能と判定した場合には、リジェクトが連続して起こっていない状態でもあるので、連続RJカウンタC2をリセット(「0」に設定)する(S33)。
次に、連続RJ上限値M2を設定する例について説明を行う。
図10は、RJ上限値M1と、連続RJ上限値M2とを設定する保守操作画面の一例を示す説明図である。保守操作画面411は、RJ上限値M1の設定値を示す表示部402と、RJ上限値M1の設定値を1加算するプラスボタン403と、RJ上限値M1の設定値を1減算するマイナスボタン404と、連続RJ上限値M2の設定値を示す表示部412と、連続RJ上限値M2の設定値を1加算するプラスボタン413と、連続RJ上限値M2の設定値を1減算するマイナスボタン414とを有する。ATM1を管理する保守員は、操作表示部15に表示された保守操作画面411のプラスボタン413と、マイナスボタン414を押下することにより、自由に連続RJ上限値M2の設定を行うことができる。
(C−3)第3の実施形態の効果
第3の実施形態によれば、第1、2の実施形態と同様の効果を奏することができる。また、紙幣入出金制御部310が、現在の連続リジェクト回数(入金不可の紙幣の枚数)をカウントする連続RJカウンタC2と、連続リジェクト回数の上限を示す連続RJ上限値M2とを有し、紙幣を1枚ずつ鑑定する度に、連続RJカウンタC2と連続RJ上限値M2とを比較する。そして、紙幣入出金制御部310は、上限を超えた連続RJが発生した場合には入金を終了するため、第1、2の実施形態に比べて、通常の取引に影響なく、JAMが発生しそうな取引のみ入金を中断ことができる。
(D)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(D−1)上記の各実施形態では、本発明の取引装置をATM1に適用する例について説明したが、これに限らず、例えば、CD(Cash Dispenser)、VTM(Video Teller Machine)、発券機、現金処理機等の種々様々な装置に適用することができる。
(D−2)上記の各実施形態では、現金の入金を伴う入金取引を行う例を挙げて、本発明の取引装置をATM1に適用する例について説明したが、これに限らず、例えば、出金取引においても、本発明の技術的思想を適用することができる。
(D−3)上記の各実施形態では、リジェクトが多発した場合(例えば、ステップS109の処理で、RJカウンタC1がRJ上限値M1を超えた場合)には、接客部3(紙幣入出口13)にRJ紙幣を返却して入金取引を終了していた。変形例として、ATM1(紙幣入出金制御部310)は、上記のような場合でも、入金取引を終了するのでは無く、当該RJ紙幣を再度分離、認識し、正常券(真券)の場合には、正常券として受け付ける「入金リトライ処理」(例えば、図6のフローチャートの再処理)を行っても良い。ATM1は、この入金リトライ処理により入金受付率を向上させることができる。ATM1(紙幣入出金制御部310)は、例えば、入金リトライ処理の上限値(例えば、2回)を設定し、この上限値内であれば、入金リトライ処理を受け付ける構成としても良い。なお、この入金リトライ処理の上限値の設定は、顧客により操作表示部15を介して、その都度設定しても良いし、ATM1を管理する保守員により予め設定されても良い。また、ATM1は、この入金リトライ処理自体を行うか否かの設定を保守員により予め設定できるようにしても良い。さらに、入金リトライ処理の上限値の設定及び入金リトライ処理自体を行うか否かの設定は、ATM1を管理する管理装置(ホストサーバ等)を介して行っても良い。なお、リトライ処理自体を行うか否かの設定は、再処理設定手段の一例である。
1…ATM、3…接客部、11…カード入出口、12…通帳入出口、13…紙幣入出口、14…硬貨入出口、15…操作表示部、16…明細票排出口、21…制御部、22…操作表示制御部、23…カード処理部、24、24A…紙幣入出金部、25…硬貨入出金部、26…通帳処理部、27…明細票発行部、28…記録部、302…鑑別部、303…Escrow部、304…リサイクル庫、305…入金庫、307…搬送路、310…紙幣入出金制御部、C1…RJカウンタ、C2…連続RJカウンタ、M1…RJ上限値、M2…連続RJ上限値。

Claims (8)

  1. 複数の紙幣を鑑別する鑑別部と、
    前記鑑別部による鑑別結果を基に、各紙幣に対しリジェクトエラーが発生したか否かを判断する判断部と、
    前記リジェクトエラーのエラー回数をカウントするカウント部と、
    前記カウント部によりカウントされるエラー回数に対してエラー回数の上限値を設定する設定部と、
    前記エラー回数と、前記エラー回数の上限値とに基づき、所定の制御を行う制御部と
    を有することを特徴とする取引装置。
  2. 前記エラー回数の上限値は、所定のインタフェースを介して外部から設定を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  3. 前記カウント部は、前記リジェクトエラーが連続して発生したときの連続エラー回数をカウントし、
    前記設定部は、前記連続エラー回数の上限値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の取引装置。
  4. 前記制御部は、前記エラー回数が、前記エラー回数の上限値を超えたとき、紙幣に関する所定の処理を終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の取引装置。
  5. 前記制御部は、前記連続エラー回数が、前記連続エラー回数の上限値を超えたとき、紙幣に関する所定の処理を終了することを特徴とする請求項3に記載の取引装置。
  6. 前記所定の処理は、入金処理又は出金処理を含むことを特徴とする請求項4又は5に記載の取引装置。
  7. 前記設定部は、前記エラー回数が、前記エラー回数の上限値を超えたとき、再度紙幣に関する所定の処理を行うか否かを設定する再処理設定手段を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の取引装置。
  8. 複数の紙幣を鑑別する鑑別部と、
    前記鑑別部による鑑別結果を基に、各紙幣に対しリジェクトエラーが発生したか否かを判断する判断部と、
    前記リジェクトエラーのエラー回数をカウントするカウント部と、
    前記カウント部によりカウントされるエラー回数に対してエラー回数の上限値を設定する設定部と、
    前記エラー回数と、前記エラー回数の上限値とに基づき、所定の制御を行う制御部とを有し、
    前記設定部は、前記エラー回数が、前記エラー回数の上限値を超えたとき、再度紙幣に関する所定の処理を行うか否かを設定する再処理設定手段をさらに有することを特徴とする取引装置。
JP2016012494A 2016-01-26 2016-01-26 取引装置 Active JP6728712B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016012494A JP6728712B2 (ja) 2016-01-26 2016-01-26 取引装置
CN201611184104.8A CN107038799A (zh) 2016-01-26 2016-12-20 交易装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016012494A JP6728712B2 (ja) 2016-01-26 2016-01-26 取引装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017134509A true JP2017134509A (ja) 2017-08-03
JP6728712B2 JP6728712B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=59502656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016012494A Active JP6728712B2 (ja) 2016-01-26 2016-01-26 取引装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6728712B2 (ja)
CN (1) CN107038799A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107817782A (zh) * 2017-09-28 2018-03-20 广州御银科技股份有限公司 一种自修正故障率的atm

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007241762A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Oki Electric Ind Co Ltd 紙幣入出金機およびその紙幣入出金機を搭載した自動取引装置
JP2014049060A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Oki Electric Ind Co Ltd 情報処理装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4332379B2 (ja) * 2003-07-29 2009-09-16 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 紙幣取扱装置
US7886914B2 (en) * 2005-12-01 2011-02-15 Glory Ltd. Received banknote processing apparatus
US9875594B2 (en) * 2013-02-20 2018-01-23 Crane Payment Innovations, Inc. Banknote validator
CN104167045A (zh) * 2014-04-30 2014-11-26 昆山古鳌电子机械有限公司 一种纸币交易装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007241762A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Oki Electric Ind Co Ltd 紙幣入出金機およびその紙幣入出金機を搭載した自動取引装置
JP2014049060A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Oki Electric Ind Co Ltd 情報処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107817782A (zh) * 2017-09-28 2018-03-20 广州御银科技股份有限公司 一种自修正故障率的atm

Also Published As

Publication number Publication date
CN107038799A (zh) 2017-08-11
JP6728712B2 (ja) 2020-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005092421A (ja) 紙幣取扱装置
JP2011113472A (ja) 紙幣取扱装置
JP5778073B2 (ja) 紙葉類取扱装置および紙葉類取扱方法
JP5087889B2 (ja) 現金処理装置
JP4872993B2 (ja) 窓口用現金処理機および強制入金方法
JP5866834B2 (ja) 現金処理装置
JP5194413B2 (ja) 現金入出金機
JP6225715B2 (ja) 紙幣処理装置及び紙幣取引装置
JP6245029B2 (ja) 媒体取引装置
JP5464253B2 (ja) 現金入出金機
JPS58140890A (ja) 入出金自動取引装置
JP6728712B2 (ja) 取引装置
KR102336223B1 (ko) 지폐 입금기의 에스크로 기능 구현 장치 및 방법
WO2016063589A1 (ja) 紙幣取引装置
JP2626255B2 (ja) 現金自動取引機
JP2015135560A (ja) 入出金装置
JP6195816B2 (ja) 自動取引装置および紙幣枚数特定方法
JP7314681B2 (ja) 現金処理装置
JP6277747B2 (ja) 入出金装置及び入出金プログラム
JP7437852B2 (ja) 自動取引装置および自動取引装置における現金補充方法
JP2002367011A (ja) 紙幣取扱装置
JP6583198B2 (ja) 自動取引装置
JPS62216098A (ja) 紙幣取扱い装置
JP6753279B2 (ja) 現金処理装置
JP6671855B2 (ja) 自動取引装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6728712

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150