JP6753279B2 - 現金処理装置 - Google Patents

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本発明は、現金処理装置に関する。
銀行等の金融機関の支店等には、現金の入出金管理や店舗内の現金在高を管理する現金出納機として現金処理装置が設置されている。現金処理装置における紙幣リジェクト回収取引でリジェクト紙幣を計数する際に、行員等のオペレータがリジェクトカセットから手で取り出した紙幣を装置で計数させて、その結果を、リジェクトカセット内の紙幣計数値としている。
特許文献1には、現金処理装置のリジェクト庫に収納された紙幣を現金処理装置に投入し、鑑別部で再鑑別して金種の確定した紙幣を計数して、金種別の紙幣の計数結果に加算することが記載されている。特許文献1において、精査を完全に自動化でき、オペレータがリジェクト券に手を触れることをなくすことが記載されている。
特開2012−178058号公報
現金処理装置における紙幣リジェクト回収において、リジェクトカセットから取り出した紙幣の枚数が1回に紙幣投入できる上限の200枚を越えていた場合や、オペレータが紙幣の投入を忘れてしまった場合、紙幣の計数が複数回にわたる。このような時、手元にある未計数の紙幣と受け取った計数済みの紙幣の区別がつかなくなってしまうことがある。
この結果、計数済みの紙幣を再度計数してしまう等の違算になる計数誤りが発生し、回収額と本来の金額に差分が出てしまうため、締上時の締上残高にその差分のずれが生じてしまうという間題がある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、オペレータが既に計数済みの紙幣を再び装置で計数してしまうことを防止するため、オペレータの計数操作誤りがあったかを確認し、誤りがあった場合は計数を最初からやり直しさせることが可能な現金処理装置を提供することを目的とする。
本発明の現金処理装置は、表示装置と、紙幣投入部と、前記紙幣投入部から投入された紙幣の鑑別及び計数を行う鑑別手段と、前記鑑別手段で入金不適及び出金不適と鑑別されたリジェクト紙幣を収納し放出するリジェクトカセットと、を有する現金処理装置であって、
前記リジェクトカセットから放出されたリジェクト紙幣を前記紙幣投入部を介して前記鑑別手段で計数した前記リジェクト紙幣の枚数を記憶するリジェクト紙幣記憶手段と、
前記放出されたリジェクト紙幣に関する紙幣枚数の閾値を記憶する閾値記憶手段と、
前記リジェクト紙幣記憶手段に記憶された前記リジェクト紙幣の枚数が前記閾値記憶手段に記憶された前記紙幣枚数の閾値を超えている場合に前記リジェクト紙幣の枚数の計数不正確表示を前記表示装置に表示する計数判定手段と、
を有することを特徴とする。
実施例1の現金処理装置の内部構成を示すブロック図である。 実施例1の現金処理装置の構成を示す構成図である。 実施例1の現金処理装置におけるリジェクト回収取引の手順を概略的に示したフローチャートである。 実施例1の現金処理装置におけるリジェクト回収取引の手順のリジェクト紙幣取り出しステップを示したフローチャートである。 実施例1の現金処理装置におけるリジェクト回収取引の手順のリジェクト紙幣計数ステップを示したフローチャートである。 実施例1の現金処理装置におけるリジェクト回収取引の手順のリジェクト紙幣計数ステップで表示部に表示される計数結果画面である。 実施例1の現金処理装置におけるリジェクト回収取引の手順のリジェクト紙幣計数ステップで表示部に表示される再計数画面である。 実施例1の現金処理装置におけるリジェクト回収取引の手順のリジェクト紙幣計数ステップで表示部に表示される回収結果画面である。
以下に、本発明の現金処理装置を、銀行の支店に設置される現金処理装置を例に、添付の図面を参照しつつ説明する。
[現金処理装置の内部構成]
図1は、実施例1の現金処理装置10の内部構成を示すブロック図である。図2は実施例1の現金処理装置を示す構成図である。現金処理装置としての現金処理装置は、図1、図2に示すように、主制御部M1、カードリーダ部2、操作表示部3、レシートプリンタ部4、紙幣処理部BLL、硬貨処理部CINを備えている。
主制御部M1はCPU(Central Processing Unit)、記憶部(例えば、ROM、RAM、EEPROM等)、入出力インタフェース部等を有する回路で構成され、記憶部に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて、カードリーダ部2、操作表示部3、レシートプリンタ部4、紙幣処理部BLL及び硬貨処理部CINの各部並びに紙幣及び硬貨の搬送部(図示せず)を制御する。
主制御部M1は、操作表示部3を介したオペレータの操作を受けて、以下の各部を制御して、出金処理、入金処理、集計処理等の機能を実行する。
カードリーダ部2は、取引開始時に、オペレータのIDカード等の記録媒体に格納されている情報を読み取るものである。カードリーダ部2は、例えば、IDカードの記録媒体に記録されているオペレータ識別情報(例えば、氏名、ID等の識別情報)等の情報を読み取る。なお、カードリーダ部2は、磁気カード、ICカード等様々な媒体からオペレータ識別情報等の情報を読取可能であってもよい。
操作表示部3は、取引の際に、オペレータの操作を受け付ける操作手段や現金処理装置の状態等を表示する表示手段の機能する入力受付部である。これは、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示画面と、表示画面に設けたタッチパネル等の入力手段とを備えており、表示画面に、オペレータが入金処理や出金処理、施封処理等を行うことを指示するための指示ボタン等を表示する機能を有している。
レシートプリンタ部4は、現金処理装置による入金処理や出金処理の金額等の取引結果をレシートに印刷して出力する。
紙幣処理部BLLは、図1に示すように、紙幣投入部11、紙幣一時保留部12、リサイクルカセット13、退避カセット14、紙幣鑑別部15、リジェクトカセット16、施封部17、紙幣搬送路(図示せず)等で構成される。
紙幣投入部11は、紙幣が投入される紙幣投入口と内部に紙幣を収容する空間を有すると共に、紙幣を1枚ずつ紙幣搬送路(図示せず)へ順次送る場所である。また、紙幣投入部11は、入金の取り消しが行なわれたときに返却される紙幣、出金する出金紙幣、偽券等としてリジェクトされた入金リジェクト紙幣が出金(放出)される出金口ともなる。
紙幣一時保留部12は、紙幣投入部11から取り込まれた紙幣又は紙幣投入部11へ放出される紙幣が一時的に集積、滞留される領域である。紙幣一時保留部12は、例えば、入金紙幣又は出金紙幣の計数時に、一時的に紙幣を集積、滞留させることができる。
リサイクルカセット13は、紙幣投入部11から投入された金種毎の紙幣を収納する収納庫である。例えば、リサイクルカセット13として、1万円紙幣を収納する万券カセット13a、5千円紙幣を収納する5千券カセット13b及び千円紙幣を収納する千券カセット13cがセットされている。また、紙幣投入部11から紙幣が出金される場合、リサイクルカセット13に収納されている紙幣が、紙幣投入部11に搬送されて出金される。なお、リサイクルカセット13は、通常時には施錠されており、収納されている紙幣の抜き取りが防止される。
退避カセット14は、紙幣の自動計数処理を自動で行う場合に、紙幣を一時的に退避させるカセットである。自動計数処理とは、入金処理時や出金処理時に搬送異常が発生した場合に、リサイクルカセット13に収納されている紙幣の金種と枚数とを確定させる精査処理である。具体的には、自動計数処理は、リサイクルカセット13の各々に収納されている紙幣を全て、一旦、繰り出して、紙幣の識別及び計数をし、その後、その紙幣を再び、収納部に戻すことで行う。
紙幣鑑別部15は、現金処理装置10内で搬送される紙幣が正券・偽券であるか、紙幣が損券、重送等であるか、紙幣が表面・裏面であるか等の紙幣の状態を鑑別するものである。紙幣識別部17は、例えば、入金時に紙幣一時保留部12からリサイクルカセット13に紙幣が搬送されるとき、出金時にリサイクルカセット13から紙幣一時保留部12に紙幣が搬送されるとき、自動計数処理においてリサイクルカセット13から退避カセット14に紙幣が搬送されるときに、当該搬送される紙幣を鑑別する。
入金時において、紙幣鑑別部15による鑑別結果に応じて、正券の紙幣はリサイクルカセット13に搬送される。また、紙幣鑑別部15により重送等であると判断されたリジェクト紙幣は、後述するリジェクトカセット16に搬送される。
リジェクトカセット16は、紙幣鑑別部15により重送等の問題あると鑑別されたリジェクト紙幣を収納するものである。リジェクトカセット16は、例えば、入金時に紙幣一時保留部12からリサイクルカセット13に搬送される際に鑑別されたリジェクト紙幣、リサイクルカセット13から出金する際の搬送時に鑑別されたリジェクト紙幣、自動計数処理においてリサイクルカセット13から退避カセット14に搬送される際に鑑別されたリジェクト紙幣を集積する。なお、リサイクルカセット13、退避カセット14及びリジェクトカセット16は、現金処理装置に着脱可能に装着された収納カセットである。
施封部17は、搬送された施封対象の紙幣を例えば100枚等の規定枚数で、積層して集積し、重ねられた状態で紙幣を結束帯で結束する装置である。施封部17は、結束された紙幣を取り出せるようにオペレータによるアクセスが可能なように構成されている。
図2に示さないが、紙幣処理部BLL内の各部の間は搬送路によって接続され、その分岐部には紙幣の搬送方向を切替える図示しない切替機構が設けられ、紙幣搬送路の適切な部位には紙幣の通過を検知する図示しない紙幣検知センサ等が設けられている。
硬貨処理部CINは、図1、図2に示すように、硬貨投入部21、硬貨鑑別部22、硬貨一時保留部23、硬貨返却箱24、出金ホッパ25、硬貨出金箱26等で構成されている。
硬貨投入部21は、入金時に硬貨が投入される硬貨投入口と内部に硬貨を収容する空間を有すると共に、硬貨を1枚ずつ硬貨搬送路(図示せず)へ順次送る場所である。
硬貨鑑別部22は、硬貨投入部21から投入された硬貨が正常貨か否か鑑別するものである。
硬貨一時保留部23は、入金計数時に、投入された硬貨を一時的に集積、滞留させる領域である。
硬貨返却箱24は、入金の取り消しが行なわれたときに、返却される硬貨を収納するものである。
出金ホッパ25は、入金時に硬貨鑑別部22によって正常貨と鑑別された硬貨を収納しておく領域である。また、出金時には、出金ホッパ25から硬貨出金箱26に硬貨が搬送されて出金される。出金ホッパ25は、通常時には施錠されている。
硬貨出金箱26は、出金の際に、出金ホッパ25から搬送されて出金される硬貨の出金口である。なお、硬貨出金箱26、出金ホッパ25及び硬貨返却箱24は、現金処理装置に着脱可能に装着された収納箱である。
図2に示さないが、硬貨処理部CIN内の硬貨投入部21から下流の各部は、搬送路(搬送シュート)によって接続されている。
[現金処理装置の紙幣処理部における主な動作]
主な動作の1つの紙幣の入金を説明する。オペレータにより紙幣投入部11に紙幣が投入されると、それら紙幣が1枚ずつ繰出され、搬送路を介して紙幣鑑別部15に送られて、金種等の鑑別が行われる。重送等によるリジェクトと鑑別された紙幣は入金リジェクト紙幣として搬送路を介してリジェクトカセット16に送られて集積される。金種が確定された紙幣は、金種毎に計数が行われた後、搬送路を介して紙幣一時保留部12に搬送されて集積される。
投入された紙幣がすべて鑑別、計数されて紙幣一時保留部12に集積された紙幣については、1枚ずつ繰出され、紙幣鑑別部15で金種の鑑別が行われた後、金種に応じてリサイクルカセットの万券カセット13a、五千券カセット13b、千券カセット13cにそれぞれ搬送されて収納される。
この入金処理において、各金種のリサイクルカセット13a、13b、13c及びリジェクトカセット16に収納された紙幣の金種別の枚数及び金額のデータは主制御部M1の記憶部に記憶され、入金が行われる毎に累積加算される。また、リジェクトが発生した場合は、その発生回数(リジェクト回数)も主制御部M1の記憶部に記憶される。これらが紙幣データとなる。
他の主な動作の紙幣の出金について説明する。オペレータにより出金金額が入力されると、対応するリサイクルカセット13a、13b、13cから紙幣が1枚ずつ繰出され、搬送路を介して紙幣鑑別部15に送られて、金種等の鑑別が行われる。重送等によるリジェクトと鑑別された紙幣は出金リジェクト紙幣として搬送路を介してリジェクトカセット16に送られて収納される。金種が確定された紙幣は、金種毎に計数が行われた後、搬送路を介して紙幣投入部11に送られて集積される。そして出金金額分の紙幣が紙幣投入部11に集積されると、オペレータに支払われる。
この出金処理において、出金された紙幣の金種別の枚数及び金額の紙幣データは主制御部M1の記憶部に記憶されると共に、出金が行われる毎に出金された紙幣の金種別の枚数及び金額分が紙幣データから減算される。また、リジェクトが発生した場合は、そのリジェクト回数も主制御部M1の記憶部に記憶される。これらが紙幣データとなる。
現金処理装置においては、上記のように入出金処理の際に入金又は出金された紙幣の金種別の枚数及び金額を計数しているので、その計数結果から、主制御部M1は、システム時刻毎の装置内に存在する各金種の紙幣の金種別の枚数及び金額並びに収納場所についての紙幣データを保持している。つまり、主制御部M1は、装置内における紙幣リジェクト回収等の取引前後の金種毎の紙幣の枚数(装置内枚数ともいう)を管理する管理部、すなわち装置内枚数記憶手段(実施例1)として機能する。また、主制御部M1は、金種毎の紙幣リジェクト回数を管理する管理部(実施例2)、すなわちリジェクト回数記憶手段としても機能する。さらに、主制御部M1は、リジェクトカセット内枚数を管理する管理部(実施例3)、すなわちリジェクトカセット内枚数記憶手段としても機能する。
[現金処理装置における紙幣リジェクト回収方法]
現金処理装置における紙幣リジェクト回収取引では、社員証をカードリーダ部にタッチすることにより、ID認証を行う。ID認証された後にリジェクト回収ボタンを押下することにより紙幣リジェクト回収取引を行う。
リジェクト回収取引は、図3に示すように、リジェクト紙幣取り出しステップCOLとリジェクト紙幣計数ステップACTとからなる。
図4に示すように、リジェクト紙幣取り出しステップCOLでは、現金処理装置において、リジェクト回収ボタンを押下に応じて紙幣フロント扉の電磁ロックを解錠し(ステップS11)、紙幣フロント扉を開けるよう誘導表示をして(ステップS12)、オペレータに紙幣フロント扉を開けてリジェクトカセットを取り外してリジェクトカセット内の紙幣(リジェクト紙幣)を取り出すよう誘導表示をする(ステップS13)。オペレータにリジェクト紙幣を取り出したら紙幣フロント扉を閉じるよう誘導表示をする(ステップS14)。該扉が閉じられたら、紙幣フロント扉を施錠して(ステップS15)、紙幣処理部のイニシャル動作を行う(ステップS16)。紙幣処理部イニシャルの結果、リジェクトカセット内の残留紙幣の有無を調べ(ステップS17)、残留を検知した場合(ステップS17:Y)は、リジェクト紙幣が全て取り出されていないということなので、再度、紙幣フロント扉の電磁ロックの解錠(ステップS11)からリジェクト紙幣取り出しをやり直す。
図4、図5に示すように、以上のリジェクト紙幣取り出しステップCOLの後のリジェクト紙幣計数ステップACTでは、リジェクト紙幣の残留を検知していない(ステップS17:N)ので、オペレータに紙幣投入口へ紙幣の投入をするよう誘導表示をする(ステップS18)。
ここで、取り出したリジェクト紙幣が無い又は紙幣投入をしないならば、オペレータは終了確認キーを押下し(ステップS19:Y)、回収結果画面を表示させる(ステップS26)。
取り出したリジェクト紙幣が紙幣投入口へ投入されたら(ステップS19:N)、紙幣鑑別部15を介して紙幣一時保留部12に搬送することで計数を行い(ステップS20)、例えば図6のような計数結果画面を表示する(ステップS21)。
オペレータの手元にまだ未計数の紙幣がある場合は、計数結果画面の追加計数ボタン30aを押下することで、追加ステップS22として、紙幣一時保留部の紙幣を紙幣投入口に返却(ステップS25a)した後、再度紙幣の投入の誘導を行う(ステップS18)。
未計数のリジェクト紙幣を紙幣投入口へ投入したら、ステップS19、ステップS20、ステップS21が繰り返される。
ここで、2回分のリジェクト紙幣の計数が終了した場合、計数結果画面(図6)の計数結果の確認キー30bを押下することで、計数誤り判定を実行し(ステップS23)、2回分の計数に誤りがあるか否か判定する。計数に誤りがある場合(ステップS23:Y)、図7の再計数画面を表示して(ステップS24)、オペレータの計数に誤りを告知する。オペレータは、再計数画面(図7)の確認キーを押下することで、追加ステップS22aとして、紙幣一時保留部の紙幣を紙幣投入口に返却した(ステップS25a)後、再度紙幣の投入の誘導を行う(ステップS18)。これによってオペレータは、計数を最初からやり直す再度の計数機会を得ることになる。
ステップS23の計数に誤りがない場合(ステップS23:N)、紙幣一時保留部の紙幣を紙幣投入口に返却し(ステップS25)、計数済み紙幣を受け取らせた後、図8のような回収結果画面を表示する(ステップS26)。
全てのリジェクト紙幣の計数が終了した後の回収結果画面(図8)において、確認キーを押下する(ステップS27)ことで、紙幣リジェクト回収用レシートを印字し(ステップS28)、リジェクト紙幣計数ステップACTが終わり、リジェクト回収取引が完了となる。紙幣リジェクト回収レシートには、リジェクト紙幣の計数結果を回収額として印字する。その回収額は、締上の際に、払い出された金額として計上され、集計される。
計数は1回につき紙幣一時保留部の容量までしか行えないため、全ての紙幣の計数が終了するまで、上記の紙幣投入から受け取りを繰り返す。この時、リジェクト紙幣の状態により計数できない紙幣については、金庫等で両替交換してから計数するようにする。ここで、全てのリジェクト紙幣を機械で計数させるのは、現金管理の厳格化のためである。
[計数誤り判定]
実施例1において、紙幣データを保持している主制御部M1は計数判定手段と機能する。主制御部M1は、紙幣データに基づいて、リジェクトカセットから取り出した紙幣の計数枚数と、紙幣リジェクト回収前の装置内に存在する紙幣の総枚数である装置内枚数とを、金種毎に比較している。リジェクトカセットから取り出した紙幣の計数枚数が装置内枚数を越えることはないため、金種毎に、リジェクトカセットから取り出した紙幣の計数枚数が、紙幣リジェクト回収前の装置内枚数を越えた場合は、主制御部M1は、投入された紙幣が過剰に計数したと判定する。リジェクトカセットから放出されたリジェクト紙幣に関する紙幣枚数の閾値をTHとし、計数したリジェクト紙幣の枚数NSとするとき、主制御部M1は、NS>THのとき、誤り計数したと判定する。主制御部M1は、実施例1において紙幣枚数の閾値THを装置内枚数すなわちリジェクト紙幣と同金種の紙幣(紙幣リジェクト回収前)の総数としている。また、主制御部M1は当該紙幣枚数の閾値を記憶する閾値記憶手段としても機能する。例えば、紙幣リジェクト回収前の装置内であって、リジェクトカセットには、千券のリジェクト紙幣が100枚収納され、千券カセットには150枚が収納されている場合は、千券の装置内枚数は250枚となる。
実施例1によれば、リジェクト紙幣の計数が複数回にわたり、オペレータが手元にある未計数の紙幣と受け取った計数済みの紙幣の区別がつかなくなってしまった場合、リジェクトカセットから取り出した紙幣の計数を過剰に行ってしまうことがあるが、計数を最初からやり直しさせることにより、オペレータの計数誤りによる違算を防止することができる。
以下に、本発明の実施例2及び3の現金処理装置について説明する。なお、実施例2及び3の現金処理装置10は、実施例1の現金処理装置10と主制御部M1の実行機能の使うパラメータ特に、リジェクトカセットから放出されたリジェクト紙幣に関する紙幣枚数の閾値が異なる以外、同様の構成を有している。従って、実施例2及び3の現金処理装置10の内部構成については説明を省略する。
実施例2において、リジェクト紙幣に関する紙幣枚数の閾値は、紙幣リジェクト回数を利用して設定する。例えば、紙幣リジェクト回数の2倍とする。実施例2の現金処理装置10においては、リジェクトカセットから取り出した紙幣の計数枚数と、紙幣リジェクト回数の2倍を、金種毎に比較している。金種毎に、リジェクトカセットから取り出した紙幣の計数枚数が、紙幣リジェクト回数の2倍以上となった場合は、主制御部M1は、投入された紙幣が過剰に計数したと判定する。ここで、紙幣リジェクト回数とは、紙幣鑑別部がリジェクト紙幣であると判断してリジェクトカセットに搬送した回数のことである。
ここで、例えば、リジェクト回数が1回で、それが重走(紙幣が重なって搬送される状態)だった場合を考える。この場合、上記の比較を行うと、リジェクトカセットから取り出した紙幣の計数結果が2(2重走)、紙幣リジェクト回数が1回のため2倍すると2となる。そのためリジェクトカセットから取り出した紙幣の計数枚数が、紙幣リジェクト回数の2倍以上となり、投入された紙幣が過剰に計数したと判定され計数のやり直しになってしまう。
このような状況を回避するために実施例2においては、紙幣枚数の閾値による比較を行う際に、この比較を行うかどうかを先に判定するようにしてもよい。例えば、紙幣リジェクト回数が特定の回数以上発生している場合に、紙幣枚数の閾値による比較を行うようにする。
上記例の場合、紙幣枚数の閾値による比較を行うかの判定に利用する紙幣リジェクト回数の発生回数を2回と設定しおく。そうすると、発生したリジェクト回数は1回であり、予め設定した発生回数の2回より小さいため比較が行われず、計数のやり直しにはならない。ここで、紙幣リジェクト回数の発生回数は、金種毎に予め設定できるようにしておくことが好ましい。しかし、不明券や3重走以上の重走等が発生していた場合、上記の処理のみだけだと計数のやり直しの無限ループに陥ってしまう可能性がある。本発明は、オペレータの計数誤りによる違算防止が目的なので、計数のやり直しは2回までとし、無限ループとならないようにする。
実施例3において、リジェクト紙幣に関する紙幣枚数の閾値は、リジェクトカセット内に収納されたリジェクト紙幣の搬送状態を利用して設定する。入金や出金等での紙幣リジェクト発生時、紙幣鑑別部の鑑別によりリジェクトカセットに搬送された紙幣の状態は把握されており、その紙幣状態の情報は記憶されている。例えば、搬送されたリジェクト紙幣の状態が重走券や連鎖券の場合は3枚とし、その他の搬送状態の場合は1枚としてリジェクトカセット内に搬送されたリジェクト紙幣の枚数を加算する。このような加算方法でカウントした枚数をリジェクトカセット内枚数として記憶する。
例えば、リジェクト回数が2回で2重走と通常搬送の場合は、リジェクトカセット内枚数は4枚で、リジェクトカセットから取り出した紙幣の計数枚数は3枚となる。
全金種合計で、リジェクトカセットから取り出した紙幣の計数枚数が、リジェクトカセット内枚数を越えた場合は、誤り計数として、計数を最初からやり直すようにする。しかし、不明券や3重走以上の重走等が発生していた場合、上記の処理のみだけだと計数のやり直しの無限ループに陥ってしまう可能性がある。本発明は、オペレータの計数誤りによる違算防止が目的なので、計数のやり直しは2回までとし、無限ループとならないようにする。
また、上記実施例1〜3の現金処理装置は、単体でオフラインで運用されるが、ネットワークに接続されて、金融機関の管理システム等の上位サーバ又は他の機器と連携してオンラインで運用されてもよい。
また、上記実施例1〜3では金融機関における現金処理装置を例として説明したが、上記構成及び手順は小売店やスーパーマーケット等の流通及び商業施設等に設置されるキャッシュレジスタ等、出金及び入金を行う店舗に設置される様々な現金処理装置に適用可能である。
上述した実施例における種々の構成、手順は例示に過ぎず、用途等に応じて適宜選択及び変更可能である。
2 カードリーダ部
3 操作表示部
10 現金処理装置
11 紙幣投入部
12 紙幣一時保留部
13a 万券カセット
13b 五千券カセット
13c 千券カセット
14 退避カセット
15 紙幣鑑別部
16 リジェクトカセット
21 硬貨投入部
22 硬貨鑑別部
23 硬貨一時保留部
24 硬貨返却箱
25 出金ホッパ
26 硬貨出金箱
M1 主制御部
P 処理部

Claims (6)

  1. 表示装置と、紙幣投入部と、前記紙幣投入部から投入された紙幣の鑑別及び計数を行う鑑別手段と、前記鑑別手段で入金不適及び出金不適と鑑別されたリジェクト紙幣を収納し放出するリジェクトカセットと、を有する現金処理装置であって、
    前記リジェクトカセットから放出されたリジェクト紙幣を前記紙幣投入部を介して前記鑑別手段で計数した前記リジェクト紙幣の枚数を記憶するリジェクト紙幣記憶手段と、
    前記放出されたリジェクト紙幣に関する紙幣枚数の閾値を記憶する閾値記憶手段と、
    前記リジェクト紙幣記憶手段に記憶された前記リジェクト紙幣の枚数が前記閾値記憶手段に記憶された前記紙幣枚数の閾値を超えている場合に前記リジェクト紙幣の枚数の計数不正確表示を前記表示装置に表示する計数判定手段と、
    を有することを特徴とする現金処理装置。
  2. 前記リジェクト紙幣と同種の金種の紙幣を収納する紙幣収納部と、前記放出されたリジェクト紙幣の放出前の装置内に存在する前記リジェクト紙幣と同種の金種の紙幣の総数を示す装置内枚数を記憶する装置内枚数記憶手段と、を有し、前記紙幣枚数の閾値が前記装置内枚数であることを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  3. 前記放出されたリジェクト紙幣のリジェクト回数を記憶するリジェクト回数記憶手段と、を有し、
    前記紙幣枚数の閾値は前記リジェクト回数を利用して設定することを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  4. 前記紙幣枚数の閾値が前記リジェクト回数の2倍であることを特徴とする請求項3に記載の現金処理装置。
  5. 前記リジェクトカセットに収納されたリジェクト紙幣の搬送状態を記憶する搬送状態記憶手段と、を有し、
    前記紙幣枚数の閾値は前記リジェクトカセット内に収納されたリジェクト紙幣の前記搬送状態を利用して設定することを特徴とする請求項1に記載の現金処理装置。
  6. 前記リジェクトカセットに収納されたリジェクト紙幣の枚数に対して、前記搬送状態記憶手段に記憶された前記搬送状態に応じて枚数を加算した値をリジェクトカセット内枚数として記憶するリジェクトカセット内枚数記憶手段と、を有し、
    前記紙幣枚数の閾値が前記リジェクトカセット内枚数であることを特徴とする請求項5に記載の現金処理装置。
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