JP6225715B2 - 紙幣処理装置及び紙幣取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は紙幣処理装置及び紙幣取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するようになされている。
現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別し記番号を読み取る鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納する紙幣収納庫とを有するものがある。
このような現金自動取引装置には、一方の紙幣収納庫から鑑別部へ紙幣を搬送して当該紙幣の金種及び真偽を鑑別した後に、他方の紙幣収納庫へ当該紙幣を移動させる自動精査を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−108160号公報
また現金自動取引装置においては、出金用として現金自動取引装置に装填された紙幣の記番号を管理する場合、顧客が出金取引を選択して紙幣収納庫から紙幣が取り出されて鑑別部を通過した際に記番号を認識するものがある。
このような現金自動取引装置においては、出金取引の前に、行員により紙幣収納庫が当該現金自動取引装置の外部へ取り外されてしまった場合、当該紙幣収納庫に残留している紙幣の記番号を把握することができず、記番号の管理を行うことができなかったため、信頼性が低下してしまうおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信頼性を高め得る紙幣処理装置及び紙幣取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の紙幣処理装置においては、紙幣を収納する収納庫と、紙幣に付された固有の識別情報を読み取る識別情報読取部と、収納庫から紙幣を識別情報読取部へ搬送し識別情報を読み取った後に他の収納庫に移動させる識別情報確認処理を行い、入出金取引を行う際は、識別情報確認処理を中断する制御部とを設けるようにした。
この紙幣処理装置は、収納庫に収納された紙幣の識別情報を迅速に把握することができる。
また本発明の紙幣取引装置においては、紙幣に関する取引を受け付ける接客部と、接客部により受け付けた紙幣を収納する収納庫と、紙幣に付された固有の識別情報を読み取る識別情報読取部と、収納庫から紙幣を識別情報読取部へ搬送し識別情報を読み取った後に他の収納庫に移動させる識別情報確認処理を行い、入出金取引を行う際は、識別情報確認処理を中断する制御部とを設けるようにした。
この紙幣取引装置は、収納庫に収納された紙幣の識別情報を迅速に把握することができる。
本発明によれば、収納庫に収納された紙幣の識別情報を迅速に把握することができ、かくして本発明は、信頼性を高め得る紙幣処理装置及び紙幣取引装置を実現できる。
現金自動取引装置の構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す右側面図である。 紙幣入出金機の制御構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(1)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(2)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(3)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(4)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(5)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(6)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(7)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(8)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(9)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(10)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(11)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(12)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(13)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(14)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(15)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(16)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(17)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による紙幣の流れ(18)を示す右側面図である。 第2の実施の形態による紙幣の流れ(1)を示す右側面図である。 第2の実施の形態による紙幣の流れ(2)を示す右側面図である。 第2の実施の形態による紙幣の流れ(3)を示す右側面図である。 第3の実施の形態による紙幣の流れ(1)を示す右側面図である。 第3の実施の形態による紙幣の流れ(2)を示す右側面図である。 第3の実施の形態による紙幣の流れ(3)を示す右側面図である。 第3の実施の形態による紙幣の流れ(4)を示す右側面図である。 第3の実施の形態による紙幣の流れ(5)を示す右側面図である。 第3の実施の形態による紙幣の流れ(6)を示す右側面図である。 第3の実施の形態による紙幣の流れ(7)を示す右側面図である。 第3の実施の形態による紙幣の流れ(8)を示す右側面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになされている。
筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所、すなわち前面の上部から上面に渡る部分が斜めに切り落とされたような形状となっており、この部分に接客部3が設けられている。
接客部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされている。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉鎖するようになされている。操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。
以下では、現金自動取引装置1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
筐体2は、前面を覆う前扉2A及び後面を覆う後扉(図示せず)がそれぞれ開閉可能に構成されている。すなわち筐体2は、顧客との間で現金に関する取引を行う取引動作時には、前扉2A等を閉塞することにより、内部に保有している紙幣や硬貨等を保護する。一方筐体2は、金融機関の職員等の保守作業者が紙幣の補充・回収等を行う保守作業時には、必要に応じて前扉2A等を開放することにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせ得るようになされている。
[1−2.紙幣入出金機の内部構成]
紙幣入出金機10は、図2及び図3に示すように、制御部12が各部(紙幣入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、紙幣収納庫26(26a、26b、26c及び26d)、リジェクト庫28、取忘れ回収庫22及び損券収納庫30)を統括制御する。制御部12は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部14から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引や記番号確認処理等の種々の処理を行う。また記憶部14は、鑑別部18が鑑別した結果や、紙幣を計数した枚数や、紙幣の記番号等を記憶する。
紙幣入出金機10の内部には、上側に紙幣入出金部16、紙幣の金種や真偽を判定し記番号を読み取る鑑別部18及び入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部20等が設けられている。
紙幣入出金部16は、紙幣を集積して収納する収納空間を有しており、当該収納空間内において前後方向に移動可能なビルプレス32と、当該収納空間内に一部が突出する繰出ローラ34とが設けられている。ビルプレス32と繰出ローラ34との間の空間、すなわちビルプレス32の前側の空間は、入出金口5から投入された紙幣や出金取引時に顧客へ払い出す紙幣を収納する。ビルプレス32の後側の空間は紙幣返却部36であり、顧客によって投入された紙幣の内、鑑別部18で偽券や金種不明と鑑別されたリジェクト紙幣を集積する。紙幣入出金部16は、顧客から投入された紙幣をビルプレス32によって繰出ローラ34に押圧し、当該繰出ローラ34を回転させることにより、紙幣を1枚ずつ分離し搬送部24へ繰り出す。
搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。また搬送部24の各所には光学式センサ等で構成された検知センサ38が複数設けられており、搬送されている紙幣の検知、重送や搬送ジャム等の搬送エラーの検知等を行い、その検出結果を制御部12(図1)へ通知する。制御部12は、当該検出結果に基づいて紙幣の枚数を計数する。搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、当該鑑別部18の後側と一時保留部20、紙幣入出金部16、紙幣収納庫26、損券収納庫30、取忘れ回収庫22及びリジェクト庫28とをそれぞれ接続している。また搬送部24は、鑑別部18の前側と一時保留部20、紙幣入出金部16、紙幣収納庫26、損券収納庫30、取忘れ回収庫22及びリジェクト庫28とをそれぞれ接続している。
鑑別部18は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部12へ通知する。また鑑別部18は、記番号読取部19により、撮像した紙幣の画像データから、紙幣毎に付与されその紙幣の一面に予め印刷された、紙幣を識別する英数字等で構成された情報である記番号を読み取ると共に、内部を搬送させた紙幣の枚数を計数し、読取結果及び計数結果を制御部12へ通知するようにもなされている。これに応じて制御部12は、取得した鑑別結果に基づいて当該紙幣の搬送先を決定する。
一時保留部20は、入金時に顧客が紙幣入出金部16へ投入した紙幣を一時的に保留し、鑑別部18で入金可能と鑑別された正常紙幣を入金が確定するまで一時的に保留する一方、入金不可と鑑別されたリジェクト紙幣を、紙幣入出金部16へ排出する。また一時保留部20は、後述する記番号確認処理時において、精査する対象である紙幣を収納している紙幣収納庫26である精査対象収納庫から他の紙幣収納庫26へ紙幣を移動させる際にも一時的に当該紙幣を保留する。
また紙幣入出金機10の内部には、下側に金種別の紙幣収納庫26と、鑑別部18においてリジェクト紙幣と鑑別された紙幣を格納する損券収納庫30と、取引時に顧客が紙幣入出金部16から取り忘れた紙幣を回収して格納する取忘れ回収庫22と、5千券や2千券等の還流されない金種の紙幣を格納するリジェクト庫28とが設けられている。
紙幣収納庫26は、複数の紙幣収納庫26a〜26dが前後方向に並んで配置されており、上方向に引き抜かれることによりそれぞれ筐体2から着脱可能な着脱式となっている。また紙幣収納庫26は、収納排出機構により、搬送部24から搬送されてきた紙幣を取り込んで収納すると共に、収納されている紙幣を排出して搬送部24へ供給するようになされている。
[1−3.記番号確認処理]
次に、紙幣入出金機10における記番号確認処理の動作について図4乃至図21を用いて説明する。この記番号確認処理は、鑑別部18において未だ記番号が読み取られていない未精査紙幣が紙幣収納庫26に存在する場合、可能な限り速やかに開始される。
まず制御部12は、紙幣収納庫26cを精査対象収納庫に設定する。紙幣収納庫26cが精査対象収納庫に設定され記番号確認処理が行われる際、紙幣収納庫26dには紙幣は収納されておらず、空になっている。
制御部12は、紙幣収納庫26cの収納排出機構により1枚ずつ紙幣を分離して搬送部24に繰り出し、図4に示すように順次鑑別部18へ搬送し、鑑別部18において紙幣の鑑別及び記番号の読み取りを行い、その鑑別結果から正券であることを確認した紙幣を精査済紙幣としてその枚数を計数し、当該精査済紙幣を一時保留部20へ搬送して集積する。制御部12は、精査済紙幣の枚数を、鑑別部18により鑑別された金種に関連づけて記憶部14に記憶する。一方制御部12は、鑑別部18によって正券と鑑別できなかった紙幣であるリジェクト紙幣を損券収納庫30へと搬送して集積する。また制御部12は、鑑別部18で読み取った記番号を記憶部14に記憶する。
ここで、一時保留部20に集積可能な紙幣の枚数は紙幣収納庫26a〜26dに収納可能な紙幣枚数に比べて少ない。このため制御部12は、予め所定枚数(例えば、一時保留部20に集積可能な紙幣枚数)分の紙幣を紙幣収納庫26cから繰り出し、所定枚数の紙幣を繰り出して一時保留部20に精査済紙幣を搬送した後は、紙幣収納庫26cからの紙幣の繰り出しを停止し、一時保留部20に集積している精査済紙幣を図5に示すように紙幣収納庫26dに搬送して収納する。
続いて制御部12は、紙幣収納庫26c内の紙幣の繰り出しを再開する。制御部12は、紙幣収納庫26cから1枚ずつ紙幣を分離して搬送部24に繰り出し、図6に示すように順次鑑別部18へ搬送し、鑑別部18において紙幣の鑑別及び記番号の読み取りを行い、精査済紙幣の枚数を計数し一時保留部20へ搬送して集積する。制御部12は、精査済紙幣の枚数をその金種に関連付けて、記憶部14に記憶している精査済紙幣の枚数に加えて記憶すると共に、鑑別部18で読み取った記番号を記憶する。
所定枚数の紙幣を紙幣収納庫26cから繰り出して一時保留部20に精査済紙幣を搬送した後、制御部12は、紙幣収納庫26cからの紙幣の繰り出しを停止し、一時保留部20に集積している精査済紙幣を図7に示すように紙幣収納庫26dに搬送して収納する。
続いて制御部12は、紙幣収納庫26c内の紙幣の繰り出しを再開し、紙幣収納庫26cから1枚ずつ紙幣を分離して搬送部24に繰り出し、図8に示すように順次鑑別部18へ搬送し、鑑別部18において紙幣の鑑別及び記番号の読み取りを行い、精査済紙幣の枚数を計数し一時保留部20へ搬送して集積する。制御部12は、精査済紙幣の枚数をその金種に関連付けて、記憶部14に記憶している精査済紙幣の枚数に加えて記憶すると共に、鑑別部18で読み取った記番号を記憶する。
紙幣収納庫26c内の紙幣がなくなると、制御部12は、紙幣収納庫26cからの紙幣の繰り出しを停止し、一時保留部20に集積している精査済紙幣を図9に示すように紙幣収納庫26dに搬送して収納する。
このように制御部12は、紙幣収納庫26cから紙幣が無くなるまで、所定枚数ずつ紙幣を繰り出して鑑別部18で紙幣の鑑別、計数、記番号の読み取りを行い、記番号を記憶部14に記憶し、精査済紙幣を一時保留部20へと搬送して集積し、その集積した精査済紙幣を紙幣収納庫26dに搬送して収納する。
こうして紙幣収納庫26c内の紙幣のうち、精査済紙幣は全て紙幣収納庫26dに移動し、リジェクト紙幣は損券収納庫30へと移動し、紙幣収納庫26c内は空となる。因みに、損券収納庫30へと搬送した紙幣については行員が当該損券収納庫30を紙幣入出金機10から取り出し、別途記番号読取機により記番号を読み取る。
次に制御部12は、紙幣収納庫26bを精査対象収納庫に設定する。紙幣収納庫26bが精査対象収納庫に設定される際、紙幣収納庫26cは既に紙幣が収納されていないため空になっている。
制御部12は、紙幣収納庫26bから1枚ずつ紙幣を分離して搬送部24に繰り出し、図10に示すように順次鑑別部18へ搬送し、鑑別部18において紙幣の鑑別及び記番号の読み取りを行い、精査済紙幣の枚数を計数し一時保留部20へ搬送して集積する。制御部12は、精査済紙幣の枚数をその金種に関連付けて、記憶部14に記憶している精査済紙幣の枚数に加えて記憶すると共に、鑑別部18で読み取った記番号を記憶する。
所定枚数の紙幣を紙幣収納庫26bから繰り出して一時保留部20に精査済紙幣を搬送した後、制御部12は、紙幣収納庫26bからの紙幣の繰り出しを停止し、一時保留部20に集積している精査済紙幣を図11に示すように紙幣収納庫26cに搬送して収納する。
続いて制御部12は、紙幣収納庫26b内の紙幣の繰り出しを再開する。制御部12は、紙幣収納庫26bから1枚ずつ紙幣を分離して搬送部24に繰り出し、図12に示すように順次鑑別部18へ搬送し、鑑別部18において紙幣の鑑別及び記番号の読み取りを行い、精査済紙幣の枚数を計数し一時保留部20へ搬送して集積する。制御部12は、精査済紙幣の枚数をその金種に関連付けて、記憶部14に記憶している精査済紙幣の枚数に加えて記憶すると共に、鑑別部18で読み取った記番号を記憶する。
所定枚数の紙幣を紙幣収納庫26bから繰り出して一時保留部20に精査済紙幣を搬送した後、制御部12は、紙幣収納庫26bからの紙幣の繰り出しを停止し、一時保留部20に集積している精査済紙幣を図13に示すように紙幣収納庫26cに搬送して収納する。
続いて制御部12は、紙幣収納庫26b内の紙幣の繰り出しを再開し、紙幣収納庫26bから1枚ずつ紙幣を分離して搬送部24に繰り出し、図14に示すように順次鑑別部18へ搬送し、鑑別部18において紙幣の鑑別及び記番号の読み取りを行い、精査済紙幣の枚数を計数し一時保留部20へ搬送して集積する。制御部12は、精査済紙幣の枚数をその金種に関連付けて、記憶部14に記憶している精査済紙幣の枚数に加えて記憶すると共に、鑑別部18で読み取った記番号を記憶する。
紙幣収納庫26b内の紙幣がなくなると、制御部12は、紙幣収納庫26bからの紙幣の繰り出しを停止し、一時保留部20に集積している精査済紙幣を図15に示すように紙幣収納庫26cに搬送して収納する。
このように制御部12は、紙幣収納庫26bから紙幣が無くなるまで、所定枚数ずつ紙幣を繰り出して鑑別部18で紙幣の鑑別、計数、記番号の読み取りを行い、記番号を記憶部14に記憶し、精査済紙幣を一時保留部20へと搬送して集積し、その集積した精査済紙幣を紙幣収納庫26cに搬送して収納する。
こうして紙幣収納庫26b内の紙幣のうち、精査済紙幣は全て紙幣収納庫26cに移動し、リジェクト紙幣は損券収納庫30へと移動し、紙幣収納庫26b内は空となる。
次に制御部12は、紙幣収納庫26aを精査対象収納庫に設定する。紙幣収納庫26aが精査対象収納庫に設定される際、紙幣収納庫26bは既に紙幣が収納されていないため空になっている。
制御部12は、紙幣収納庫26aから1枚ずつ紙幣を分離して搬送部24に繰り出し、図16に示すように順次鑑別部18へ搬送し、鑑別部18において紙幣の鑑別及び記番号の読み取りを行い、精査済紙幣の枚数を計数し一時保留部20へ搬送して集積する。制御部12は、精査済紙幣の枚数をその金種に関連付けて、記憶部14に記憶している精査済紙幣の枚数に加えて記憶すると共に、鑑別部18で読み取った記番号を記憶する。
所定枚数の紙幣を紙幣収納庫26aから繰り出して一時保留部20に精査済紙幣を搬送した後、制御部12は、紙幣収納庫26aからの紙幣の繰り出しを停止し、一時保留部20に集積している精査済紙幣を図17に示すように紙幣収納庫26bに搬送して収納する。
続いて制御部12は、紙幣収納庫26a内の紙幣の繰り出しを再開する。制御部12は、紙幣収納庫26aから1枚ずつ紙幣を分離して搬送部24に繰り出し、図18に示すように順次鑑別部18へ搬送し、鑑別部18において紙幣の鑑別及び記番号の読み取りを行い、精査済紙幣の枚数を計数し一時保留部20へ搬送して集積する。制御部12は、精査済紙幣の枚数をその金種に関連付けて、記憶部14に記憶している精査済紙幣の枚数に加えて記憶すると共に、鑑別部18で読み取った記番号を記憶する。
所定枚数の紙幣を紙幣収納庫26aから繰り出して一時保留部20に精査済紙幣を搬送した後、制御部12は、紙幣収納庫26aからの紙幣の繰り出しを停止し、一時保留部20に集積している精査済紙幣を図19に示すように紙幣収納庫26bに搬送して収納する。
続いて制御部12は、紙幣収納庫26a内の紙幣の繰り出しを再開し、紙幣収納庫26aから1枚ずつ紙幣を分離して搬送部24に繰り出し、図20に示すように順次鑑別部18へ搬送し、鑑別部18において紙幣の鑑別及び記番号の読み取りを行い、精査済紙幣の枚数を計数し一時保留部20へ搬送して集積する。制御部12は、精査済紙幣の枚数をその金種に関連付けて、記憶部14に記憶している精査済紙幣の枚数に加えて記憶すると共に、鑑別部18で読み取った記番号を記憶する。
紙幣収納庫26a内の紙幣がなくなると、制御部12は、紙幣収納庫26aからの紙幣の繰り出しを停止し、一時保留部20に集積している精査済紙幣を図21に示すように紙幣収納庫26bに搬送して収納する。
このように制御部12は、紙幣収納庫26aから紙幣が無くなるまで、所定枚数ずつ紙幣を繰り出して鑑別部18で紙幣の鑑別、計数、記番号の読み取りを行い、記番号を記憶部14に記憶し、精査済紙幣を一時保留部20へと搬送して集積し、その集積した精査済紙幣を紙幣収納庫26bに搬送して収納する。
こうして紙幣収納庫26a内の紙幣のうち、精査済紙幣は全て紙幣収納庫26bに移動し、リジェクト紙幣は損券収納庫30へと移動し、紙幣収納庫26a内は空となる。
このように制御部12は、精査対象収納庫の紙幣収納庫26に収納された紙幣の記番号を鑑別部18で読み取った後一時保留部20に一旦収納して空の紙幣収納庫26へ収納し、その後も空の状態の紙幣収納庫26を作り同様の動作を繰り返すことにより、紙幣収納庫26a、26b及び26cに収納された全ての紙幣の記番号を記憶部14に記憶する。
また紙幣入出金機10は、未精査紙幣が紙幣収納庫26に存在する場合、記番号確認処理を可能な限り速やかに開始するものの、顧客と入出金取引を行う際は記番号確認処理を中断し、入出金取引が完了すると記番号確認処理を再開する。すなわち紙幣入出金機10は、入出金取引時を行っていない空き時間に記番号確認処理を行う。
このように紙幣入出金機10は、記番号確認処理を可能な限り速やかに開始することにより、行員が紙幣収納庫26を紙幣入出金機10から取り外してしまう時点よりも早く未精査紙幣の記番号を読み取ることができ、且つ入出金取引を行う際は記番号確認処理を中断することにより、入出金取引時において取り扱われる紙幣と記番号確認処理において搬送される紙幣とが混ざらないようにすることができる。
さらに紙幣入出金機10は、出金取引の際、精査済紙幣よりも未精査紙幣の方を優先して出金する。ここで、出金取引の際は紙幣が鑑別部18を一旦通過するため、当該鑑別部18において記番号を読み取ることができる。このため紙幣入出金機10は、未精査紙幣を精査済紙幣よりも優先して出金することにより、当該未精査紙幣に対し記番号確認処理を行うことなく、当該未精査紙幣の記番号を確認することができる。
さらに紙幣入出金機10は、入金取引の際、入金された紙幣を、未精査紙幣が収納された紙幣収納庫26へは収納せず、精査済紙幣が収納された紙幣収納庫26へ収納する。これにより紙幣入出金機10は、入金され鑑別部18を通過し記番号が読み取られた紙幣が未精査紙幣と混ざってしまうことを防止できる。
[1−4.効果]
以上の構成において紙幣入出金機10は、精査対象収納庫の紙幣収納庫26から紙幣を他の空の紙幣収納庫26に移動させつつ鑑別部18を通過させ、鑑別部18において記番号を読み取るようにした。
現金自動取引装置1が設置される国によっては、中央銀行から各金融機関に対して記番号を管理するよう要請される場合があり、現金自動取引装置1は、そのような国に設置された場合において記番号を管理できる。
以上の構成によれば紙幣入出金機10は、紙幣を収納する紙幣収納庫26と、紙幣に付された固有の識別情報としての記番号を読み取る記番号読取部19と、精査対象収納庫の紙幣収納庫26から紙幣を記番号読取部19へ搬送し記番号を読み取った後に他の紙幣収納庫26に移動させる記番号確認処理を行う制御部12とを設けるようにした。これにより紙幣入出金機10は、紙幣収納庫26に収納された紙幣の記番号を迅速に把握することができる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.紙幣入出金機の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による現金自動取引装置101の紙幣入出金機110は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、制御部112が制御部12と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[2−2.記番号確認処理]
次に、紙幣入出金機110における記番号確認処理の動作について図22乃至図24を用いて説明する。図22に示すように紙幣入出金機110は、紙幣入出金機10とは異なり、紙幣収納庫26dは予め空になっておらず紙幣が収納された状態となっている。また、紙幣収納庫26cに収納されている紙幣は全て精査済紙幣であり、紙幣収納庫26cと紙幣収納庫26dとに収納されている紙幣の金種は同一であるとする。
制御部112は、紙幣収納庫26dから1枚ずつ紙幣を分離して搬送部24に繰り出し、図23に示すように順次鑑別部18へ搬送し、鑑別部18において紙幣の鑑別及び記番号の読み取りを行い、精査済紙幣の枚数を計数し一時保留部20へ搬送して集積する。制御部112は、精査済紙幣の枚数を、鑑別部18により鑑別された金種に関連づけて記憶部14に記憶する一方、リジェクト紙幣を損券収納庫30へと搬送して集積する。また制御部12は、鑑別部18で読み取った記番号を記憶部14に記憶する。
紙幣収納庫26d内の紙幣がなくなると、制御部112は、紙幣収納庫26dからの紙幣の繰り出しを停止し、一時保留部20に集積している精査済紙幣を図24に示すように紙幣収納庫26cに搬送して精査済紙幣の上に収納する。
こうして紙幣収納庫26d内の紙幣が紙幣収納庫26cに移動し紙幣収納庫26d内が空となると、制御部112は、紙幣収納庫26bを精査対象収納庫に設定し、上述した第1の実施の形態による記番号確認処理とほぼ同様の処理を行う。すなわち、紙幣収納庫26cには精査済紙幣のみが収納されているため、紙幣収納庫26c内の紙幣を移動させつつ記番号を確認する必要はない。このため制御部112は、紙幣収納庫26bの紙幣を紙幣収納庫26dに移動させつつ記番号を確認した後、紙幣収納庫26aの紙幣を空になった紙幣収納庫26bに移動させつつ記番号を確認する。
このように紙幣入出金機110は、空の紙幣収納庫26が存在しない場合、例えば収納されている紙幣の枚数が最も少ない紙幣収納庫26から、精査済紙幣が収納された紙幣収納庫26へ一旦紙幣を移動させ、空になった当該紙幣収納庫26へ精査対象収納庫から紙幣を移動させつつ記番号を確認するようにした。
これにより紙幣入出金機110は、1つの紙幣収納庫26を予め空にしておかなくても、紙幣収納庫26に収納された紙幣の記番号を把握することができる。
その他第2の実施の形態による紙幣入出金機110は、第1の実施の形態による紙幣入出金機10とほぼ同様の作用効果を奏する。
[3.第3の実施の形態]
[3−1.紙幣入出金機の構成]
図1及び図2に示すように、第3の実施の形態による現金自動取引装置201の紙幣入出金機210は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、制御部212が制御部12と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[3−2.記番号確認処理]
次に、紙幣入出金機210における記番号確認処理の動作について図25乃至図32を用いて説明する。図25に示すように紙幣入出金機210は、紙幣入出金機10とは異なり、紙幣収納庫26dは予め空になっておらず紙幣が収納された状態となっている。また、紙幣収納庫26cに収納されている紙幣は全て未精査紙幣であり、紙幣収納庫26cと紙幣収納庫26dとに収納されている紙幣の金種は異なるものであるとする。
制御部212は、紙幣収納庫26dから1枚ずつ紙幣を分離して搬送部24に繰り出し、図26に示すように順次鑑別部18へ搬送し、鑑別部18において紙幣の鑑別及び記番号の読み取りを行い、精査済紙幣の枚数を計数し一時保留部20へ搬送して集積する。制御部212は、精査済紙幣の枚数を、鑑別部18により鑑別された金種に関連づけて記憶部14に記憶する一方、リジェクト紙幣を損券収納庫30へと搬送して集積する。また制御部212は、鑑別部18で読み取った記番号を記憶部14に記憶する。
紙幣収納庫26d内の紙幣がなくなると、制御部212は、紙幣収納庫26dからの紙幣の繰り出しを停止し、一時保留部20に集積している精査済紙幣を図27に示すように紙幣収納庫26cに搬送して未精査紙幣の上に収納する。これにより、紙幣収納庫26cには元々収納している金種の紙幣の上に紙幣収納庫26dに収納されていた紙幣が収納されて2種類の金種の紙幣が混在する一方、紙幣収納庫26dは空の状態となる。
制御部212は、紙幣収納庫26cに移した紙幣(以下では移動紙幣とも呼ぶ)を検知センサ38によって検知し、その検知した回数をもとに移動紙幣の枚数を計数し、計数した移動紙幣の枚数を記憶部14に記憶する。
こうして紙幣収納庫26d内の紙幣が紙幣収納庫26cに移動し紙幣収納庫26d内が空となると、制御部212は、紙幣収納庫26bを精査対象収納庫に設定し、紙幣収納庫26bから紙幣が無くなるまで、所定枚数ずつ紙幣を繰り出して鑑別部18で紙幣の鑑別、計数、記番号の読み取りを行い、精査済紙幣を一時保留部20へと搬送して集積し、その集積した精査済紙幣を図28に示すように紙幣収納庫26dに搬送して収納する。また制御部212は、鑑別部18で読み取った記番号を記憶部14に記憶する。
紙幣収納庫26b内の紙幣が紙幣収納庫26dに移動し紙幣収納庫26b内が空となると、制御部212は、紙幣収納庫26aを精査対象収納庫に設定し、紙幣収納庫26aから紙幣が無くなるまで、所定枚数ずつ紙幣を繰り出して鑑別部18で紙幣の鑑別、計数、記番号の読み取りを行い、精査済紙幣を一時保留部20へと搬送して集積し、その集積した精査済紙幣を図29に示すように紙幣収納庫26bに搬送して収納する。また制御部212は、鑑別部18で読み取った記番号を記憶部14に記憶する。
紙幣収納庫26a内の紙幣が紙幣収納庫26bに移動し紙幣収納庫26a内が空となると、制御部212は、紙幣収納庫26cから移動紙幣の枚数分だけ紙幣を繰り出して図30に示すように紙幣収納庫26dに搬送して精査済紙幣の上に収納する。このとき制御部212は、紙幣収納庫26cから繰り出した紙幣を、鑑別部18を介さずに紙幣収納庫26dに搬送する。これにより、紙幣収納庫26cに一時的に収納された精査済みの移動紙幣が全て紙幣収納庫26dに移動する。
紙幣収納庫26c内の移動紙幣が紙幣収納庫26dに移動すると、制御部212は、紙幣収納庫26cを精査対象収納庫に設定し、紙幣収納庫26cから紙幣が無くなるまで、所定枚数ずつ紙幣を繰り出して鑑別部18で紙幣の鑑別、計数、記番号の読み取りを行い、精査済紙幣を一時保留部20へと搬送して集積し、その集積した精査済紙幣を図31に示すように紙幣収納庫26aに搬送して収納する。また制御部212は、鑑別部18で読み取った記番号を記憶部14に記憶する。
紙幣収納庫26c内の紙幣が紙幣収納庫26aに移動し紙幣収納庫26c内が空となると、制御部212は、紙幣収納庫26dから移動紙幣の枚数分だけ紙幣を繰り出して図32に示すように紙幣収納庫26cに搬送して収納する。このとき制御部212は、紙幣収納庫26dから繰り出した紙幣を、鑑別部18を介さずに紙幣収納庫26cに搬送する。
このように紙幣入出金機210は、空の紙幣収納庫26が存在しない場合、例えば収納されている紙幣の枚数が最も少ない紙幣収納庫26から、未精査紙幣が収納された紙幣収納庫26へ一旦紙幣を移動させ、その移動紙幣の枚数を記憶しておき、当該未精査紙幣の記番号を確認する際は、当該移動紙幣を一旦他の紙幣収納庫26へ移動させた上で当該未精査紙幣を移動させつつ記番号を確認するようにした。
これにより紙幣入出金機210は、1つの紙幣収納庫26を予め空にしておく必要なく、さらに精査済紙幣のみが収納された紙幣収納庫26を用意する必要もなく、紙幣収納庫26に収納された紙幣の記番号を把握することができる。
その他第3の実施の形態による紙幣入出金機210は、第1の実施の形態による紙幣入出金機10とほぼ同様の作用効果を奏する。
[4.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては入金取引時、入金された紙幣を、未精査紙幣が収納された紙幣収納庫26へは収納せず、精査済紙幣が収納された紙幣収納庫26へ収納する場合について述べた。本発明はこれに限らず、未精査紙幣が収納された紙幣収納庫26への収納を禁止するまではせず、入金された紙幣を未精査紙幣が収納された紙幣収納庫26よりも精査済紙幣が収納された紙幣収納庫26の方へ優先して収納するようにしても良い。
また上述した実施の形態においては、一方の紙幣収納庫26から他方の紙幣収納庫26へ紙幣を移動させる際、一時保留部20に紙幣を保留させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、取忘れ回収庫22、紙幣収納庫26、リジェクト庫28又は紙幣入出金部16等、紙幣を収納できる種々の機構に紙幣を保留しても良い。特に紙幣入出金部16に紙幣を保留する場合、ビルプレス32を収納空間の後端へ移動させた上で当該ビルプレス32と繰出ローラ34との間に紙幣を集積した後、ビルプレス32を繰出ローラ34に押圧して当該繰出ローラ34を回転させることにより、紙幣を搬送部24へ繰り出せば良い。
さらに上述した実施の形態においては、リジェクト紙幣を損券収納庫30へ格納しておく場合について述べた。本発明はこれに限らず、リジェクト紙幣を例えば紙幣入出金部16に一時的に集積して再び鑑別部18へ搬送することにより再鑑別を行っても良い。
さらに本発明においては、前扉2Aが開放された場合、すなわち紙幣収納庫26が行員により紙幣入出金機10から取り外されようとしている場合は、未精査紙幣が収納されている紙幣収納庫26と精査済紙幣が収納されている紙幣収納庫26とを明示的に区別して例えば操作表示部6に提示したり、未精査紙幣が収納されている紙幣収納庫26は取り外し禁止であると操作表示部6に提示したり、未精査紙幣が収納されている紙幣収納庫26を筐体2にロックし取り外し不可としたりしても良い。又は、未精査紙幣が収納されている紙幣収納庫26が取り外されようとしている場合に、当該紙幣収納庫26を精査対象収納庫として記番号確認処理を行っても良い。これにより紙幣入出金機10は、未だ記番号が把握できていない紙幣を当該紙幣入出金機10の外部へ流出させてしまうことを防止できる。
さらに本発明においては、鑑別部18において偽券であると鑑別された紙幣を格納する偽券取込庫を例えば紙幣収納庫26及び損券収納庫30と一時保留部20との間に配置しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣を取引する現金自動取引装置1、101及び201において本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば債権、証書、商品券、金券や入場券等のような薄い紙状の媒体を取り扱う種々の装置に適用しても良い。
また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、入金取引及び出金取引を行う現金自動取引装置に本発明を適用する場合について述べたが、出金取引のみを行う装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、収納庫としての紙幣収納庫26と、識別情報読取部としての記番号読取部19と、制御部としての制御部12、112及び212とによって、紙幣処理装置としての紙幣入出金機10、110及び210を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる収納庫と、識別情報読取部と、制御部とによって、紙幣処理装置を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、接客部としての接客部3と、収納庫としての紙幣収納庫26と、識別情報読取部としての記番号読取部19と、制御部としての制御部12、112及び212とによって、紙幣取引装置としての現金自動取引装置1、101及び201を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる接客部と、収納庫と、識別情報読取部と、制御部とによって、紙幣取引装置を構成しても良い。
本発明は、媒体に付された識別情報を読み取る種々の装置でも利用できる。
1、101、201……現金自動取引装置、2……筐体、3……接客部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、……主制御部、10、110、210……紙幣入出金機、12、112、212……制御部、14……記憶部、16……紙幣入出金部、18……鑑別部、19……記番号読取部、20……一時保留部、22……取忘れ回収庫、24……搬送部、26……紙幣収納庫、28……リジェクト庫、30……損券収納庫、32……ビルプレス、34……繰出ローラ、36……紙幣返却部、38……検知センサ。

Claims (14)

  1. 紙幣を収納する収納庫と、
    前記紙幣に付された固有の識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    前記収納庫から前記紙幣を前記識別情報読取部へ搬送し前記識別情報を読み取った後に他の前記収納庫に移動させる識別情報確認処理を行い、入出金取引を行う際は、前記識別情報確認処理を中断する制御部と
    を有する紙幣処理装置。
  2. 前記制御部は、前記入出金取引を前記識別情報確認処理よりも優先して行う
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記制御部は、前記入出金取引を終了した後に前記識別情報確認処理を再開する
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記制御部は、前記入出金取引が可能な通常運用のときに前記識別情報確認処理を行う
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記制御部は、出金取引を行う際は、前記識別情報読取部において未だ前記識別情報が読み取られていない未精査紙幣を、既に前記識別情報が読み取られた精査済紙幣よりも優先的に前記識別情報読取部を介し外部へ排出する
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  6. 前記制御部は、入金取引を行う際は、前記識別情報読取部において未だ前記識別情報が読み取られていない未精査紙幣が収納された前記収納庫よりも、既に前記識別情報が読み取られた精査済紙幣が収納された前記収納庫へ優先的に紙幣を収納する
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  7. 前記制御部は、前記識別情報読取部において前記識別情報を読み取った後に、前記紙幣が収納されていない前記収納庫へ前記紙幣を移動させる
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  8. 前記制御部は、前記識別情報読取部において前記識別情報を読み取った後に、前記識別情報読取部において既に前記識別情報が読み取られた精査済紙幣が収納された前記収納庫へ前記紙幣を移動させる
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  9. 前記制御部は、前記識別情報読取部において前記識別情報を読み取った後に、前記識別情報読取部において未だ前記識別情報が読み取られていない未精査紙幣が収納された前記収納庫へ前記紙幣を移動させ、移動させた当該紙幣の枚数を所定の記憶部に記憶させる
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  10. 前記制御部は、前記識別情報読取部において未だ前記識別情報が読み取られていない未精査紙幣が収納された前記収納庫は前記紙幣処理装置の外部へ取り外し禁止であることを提示する
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  11. 前記制御部は、前記識別情報読取部において未だ前記識別情報が読み取られていない未精査紙幣が収納された前記収納庫を前記紙幣処理装置の外部へ取り外せない状態とする
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  12. 前記制御部は、前記識別情報読取部において未だ前記識別情報が読み取られていない未精査紙幣が収納された前記収納庫が前記紙幣処理装置の外部へ取り外されようとした場合、当該収納庫に収納された未精査紙幣に対し前記識別情報確認処理を行う
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  13. 前記制御部は、前記収納庫が前記紙幣処理装置の外部へ取り外されようとした場合、前記識別情報読取部において未だ前記識別情報が読み取られていない未精査紙幣が収納された前記収納庫と、前記識別情報読取部において既に前記識別情報が読み取られた精査済紙幣が収納された前記収納庫とを区別して提示する
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  14. 紙幣に関する取引を受け付ける接客部と、
    前記接客部により受け付けた前記紙幣を収納する収納庫と、
    前記紙幣に付された固有の識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    前記収納庫から前記紙幣を前記識別情報読取部へ搬送し前記識別情報を読み取った後に他の前記収納庫に移動させる識別情報確認処理を行い、入出金取引を行う際は、前記識別情報確認処理を中断する制御部と
    を有する紙幣取引装置。
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