JP2001034839A - 釣り銭自動払出装置 - Google Patents

釣り銭自動払出装置

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JP2001034839A
JP2001034839A JP11203827A JP20382799A JP2001034839A JP 2001034839 A JP2001034839 A JP 2001034839A JP 11203827 A JP11203827 A JP 11203827A JP 20382799 A JP20382799 A JP 20382799A JP 2001034839 A JP2001034839 A JP 2001034839A
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coin
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JP11203827A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Kaneko
俊弘 兼子
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引毎の預り金の収納作業を容易に行わせる
ことができる釣り銭自動払出装置を得る。 【解決手段】 硬貨投入口10に投入された硬貨を金種
毎に選別して収納し、必要に応じて収納された硬貨を払
い出すようにした釣り銭自動払出装置2において、閉塞
手段により吟味台14を閉塞位置に位置づけることによ
り硬貨投入口10を閉塞することで吟味台14の上で預
かり金額を確認させることを可能にし、開放手段により
吟味台14を開放位置へ開放することにより硬貨投入口
10を開放することで預り金を硬貨投入口10に投入さ
せることを可能にしたので、キャッシャーに対して吟味
台14を開放位置へ変位させる作業を行わせるだけで吟
味台14上の預り金を吟味台14の上から硬貨投入口1
0へ直接投入させることができ、これによって取引毎の
預り金の収納作業を容易に行わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPOS端末
やECRに接続して使用される釣り銭自動払出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばPOS(Point Of Sales)端
末やECR(Electronic Cash Register)に接続して使用
され、硬貨投入口に投入された硬貨を金種毎に選別して
収納し、必要に応じて収納した硬貨を所定金額払い出す
ようにした釣り銭自動払出装置がある。POS端末やE
CR等には、取引時に客から預かった預り金額を確認す
るための吟味台が設けられている。また、これらのPO
S端末やECR等の側方には、取引に係る金銭を一時置
くための釣り銭皿が設けられている。取引において、釣
り銭皿に置かれた預り金は、金額を確認するためにキャ
ッシャーにより吟味台上に移動される。キャッシャー
は、吟味台上で預り金額を確認した後に、その金額をP
OS端末等に入力する。釣り銭自動払出装置は、POS
端末により算出された釣り銭金額を受信することで、釣
り銭金額に応じた払出金種とその枚数とを算出して必要
金額を払い出す。キャッシャーは、払い出された釣り銭
を客に対して返却した後に、吟味台上の預り金を回収し
て、紙幣および硬貨をそれぞれの収納場所に収納する。
ここで、客からの預り金を一旦吟味台上に置いて一取引
が終了してから収納する理由としては、金銭授受に係わ
るトラブル防止のためであり、一取引が終了する時点で
キャッシャーと客との間で受け渡された金銭を確認して
から装置内に収納するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
釣り銭自動払出装置では、一取引毎に、キャッシャーに
対して、預り金を釣り銭皿から吟味台へ移動させ、取引
終了後に吟味台上に移動させた預り金を回収させ、硬貨
は硬貨投入口へ投入させて紙幣は金種毎にそれぞれの収
納場所に収納させるという作業を行わせるため、キャッ
シャーに対して大きな負担がかかり、作業において時間
と手間とが多くかかって作業が煩雑になるという問題が
ある。また、預り金の内、特に硬貨の取り扱いに関して
は、硬貨を移動させる回数が多いほど、硬貨を取り落と
してしまう等の作業ミスを誘発させてしまうという問題
もある。
【0004】本発明は、取引毎の預り金の収納作業を容
易に行わせることができる釣り銭自動払出装置を得るこ
とを目的とする。
【0005】本発明は、取引毎の預り金の収納作業に際
し、作業ミスを減少させることができる釣り銭自動払出
装置を得ることを目的とする。+
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の釣り銭自
動払出装置は、硬貨投入口に投入された硬貨を金種毎に
選別して収納し、必要に応じて収納された前記硬貨を払
い出すようにした釣り銭自動払出装置において、前記硬
貨投入口を閉塞する閉塞位置と前記硬貨投入口を開放す
る開放位置とに変位自在に設けられた吟味台と、前記吟
味台を前記閉塞位置に位置づける閉塞手段と、前記吟味
台を前記開放位置へ開放する開放手段と、を備える。
【0007】したがって、閉塞手段により吟味台を閉塞
位置に位置づけることにより硬貨投入口を閉塞すること
で吟味台上で預かり金額を確認させることを可能にし、
開放手段により吟味台を開放位置へ開放することにより
硬貨投入口を開放することで預り金を硬貨投入口に投入
させることを可能にした。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の釣
り銭自動払出装置において、前記閉塞手段は、前記硬貨
投入口を閉塞する方向へ前記吟味台を付勢する付勢部材
により前記吟味台を前記閉塞位置に位置づける。
【0009】したがって、閉塞手段は、付勢部材により
硬貨投入口を閉塞する方向へ吟味台を付勢することによ
り、吟味台を閉塞位置に位置づけることを可能にした。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の釣
り銭自動払出装置において、前記付勢部材は、伸長され
た弾性体の収縮力によって前記吟味台を前記閉塞位置に
位置づける。
【0011】したがって、付勢部材は、伸長された弾性
体の収縮力により吟味台を硬貨投入口を閉塞する方向へ
付勢することによって、吟味台を閉塞位置に位置づける
ことを可能にした。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項2記載の釣
り銭自動払出装置において、前記付勢部材は、圧縮され
た弾性体の復元力によって前記吟味台を前記閉塞位置に
位置づける。
【0013】したがって、付勢部材は、圧縮された弾性
体の復元力により吟味台を硬貨投入口を閉塞する方向へ
付勢することによって、吟味台を閉塞位置に位置づける
ことを可能にした。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項2、3また
は4記載の釣り銭自動払出装置において、前記開放手段
は、信号を受信することにより前記吟味台を前記開放位
置へ開放する。
【0015】したがって、例えば外部機器から送信され
た信号を受信することにより吟味台を開放位置へ開放す
ることで、硬貨投入口を開放することを可能にした。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図5に基づいて説明する。本実施形態の釣り銭自動払
出装置は、POS端末に接続して使用される。
【0017】図1は、POS端末および釣り銭自動払出
装置を示す斜視図である。POS端末1は、釣り銭自動
払出装置2上に載置されており、キャッシャーは図1中
の手前側に立って各種操作を行う。POS端末1には、
各種のキーが集合するキーボード3、POS端末1に内
蔵されたプリンタ(図示せず)によって印字されるレシー
トを発行するレシート発行口4およびジャーナル窓5が
設けられている。キャッシャーから見て、キーボード3
は右側の領域、レシート発行口4およびジャーナル窓5
は左側の領域にそれぞれ配置されている。また、キャッ
シャーから見てレシート発行口4の手前側には、キャッ
シャーが客から預かった預り金の内の紙幣を一旦置いて
確認することを可能にする紙幣吟味台6が設けられてい
る。この紙幣吟味台6上には、マグネット等により客か
ら預かった紙幣を固定することが可能である。さらに、
キャッシャーから見てPOS端末1の右側上方には、操
作者側の表示部として機能するディスプレイ7が配置さ
れ、このディスプレイ7の近傍には客側の表示部として
機能する客側ディスプレイ8が立設されている。
【0018】釣り銭自動払出装置2のケース9には、キ
ャッシャーから見て右側から順に、上方に向けて開口し
て複数の硬貨C(図3参照)の投入を受け付ける硬貨投入
口10と、必要に応じて所定の硬貨Cが所定枚数払い出
される硬貨払出口11と、所定事項を表示し、操作者の
操作を受け付ける表示キー部12とが設けられている。
硬貨投入口10の上部には、後述する預り金確認部40
が配設されている。表示キー部12には、エラーメッセ
ージ等の所定の情報を表示するディスプレイ13や、押
し下げられることにより後述する吟味台としての預り金
置き板14を回動させることが可能な開閉キー15a等
の各種操作キー15が設けられている。釣り銭自動払出
装置2の正面中央には、紙幣および硬貨Cを収納する引
き出し形状のドロワ16が設けられている。
【0019】図2は、釣り銭自動払出装置を示す平面図
である。釣り銭自動払出装置2は、硬貨C(図3参照)の
投入を受け付ける硬貨投入部17と、硬貨投入部17に
投入された硬貨Cを装置内部に一枚ずつ搬送する硬貨搬
送部18と、搬送された硬貨Cを金種毎に選別する硬貨
選別部19と、選別された硬貨Cを金種毎に収納する硬
貨収納部20と、硬貨払出命令に対応して払い出す硬貨
Cを待機させる硬貨待機部21と、硬貨払出命令に応じ
て必要金額の硬貨Cを払い出す硬貨払出部22とから構
成されている。
【0020】硬貨投入部17には、投入された硬貨Cを
装置内部に搬入する投入ベルト23が、硬貨投入口10
の底面に設けられている。この投入ベルト23の上方に
は、対向する位置において投入ベルト23と反対方向へ
回転することにより、硬貨投入口10に複数投入された
硬貨Cを一枚ずつに分離する分離ローラ24が配設され
ている。硬貨投入口10の壁面には、光を発光する発光
体(図示せず)と発光体で発光された光を受光する受光体
(図示せず)とで一対とされ、硬貨Cが光軸を横切ること
により硬貨投入口10に硬貨Cが投入されたことを検出
する投入口センサ25が設けられている。投入口センサ
25は、受光体での受光量の変化によって出力が変化
し、これによって硬貨Cが投入されたことを検出する。
また、この投入口センサ25により硬貨Cが投入された
ことが検出されると、モータ49(図4参照)によって硬
貨搬送部18が駆動され、硬貨Cを装置内部に搬入す
る。
【0021】硬貨搬送部18には、投入ベルト23によ
って装置内に搬入された硬貨Cを硬貨選別部19へ搬送
する硬貨案内路26が設けられている。硬貨案内路26
は、搬送ベルト27、28、29で構成され、途中の搬
送ベルト28後端で搬送方向が変更されて後述する硬貨
選別口30まで延出している。また、投入ベルト23に
連設された搬送ベルト27は、硬貨Cの間隔を広げて搬
送するために、投入ベルト23よりも搬送速度が速く設
定されている。この搬送ベルト27の下方には、外径チ
ェック部31とリジェクトオーバーフロー部32とが設
けられている。外径チェック部31は、搬送された硬貨
Cの外径によって正貨か偽貨かを判別する。リジェクト
オーバーフロー部32は、外径チェック部31により搬
送された硬貨Cが正貨でないと判別された場合や、硬貨
収納部20に硬貨Cが満杯である場合に、駆動部である
リジェクトソレノイド33(図4参照)を駆動させること
により不必要な硬貨を排除する。これらによって硬貨搬
送部18が構成されている。
【0022】硬貨選別部19には、搬送ベルト29の下
方に設けられて金種毎に大きさの異なる硬貨選別口30
が、硬貨Cの搬送方向上流側から小さい順に形成されて
いる。硬貨搬送部18により硬貨選別部19へ搬送され
た硬貨Cは、所定の外径の硬貨選別口30に到達した際
に、金種毎に順次硬貨収納部20に落下する。硬貨選別
口30には、落下する硬貨Cが光軸を横切ることによっ
て硬貨Cが硬貨収納部20に入金されたことを検出する
入金計数センサ34が金種毎に設けられている。入金計
数センサ34は、投入口センサ25と同様の構造をして
おり、硬貨Cが光軸を横切ることにより生じる受光体
(図示せず)での受光量の変化によって硬貨Cが入金され
たことを検出する。
【0023】硬貨収納部20は、硬貨選別口30に連設
され、金種毎に仕切り板35によって仕切られている。
そして、硬貨収納部20の底面には、長短二本のエンド
レスベルトで構成される搬送ベルト36が、金種毎に設
けられている。搬送ベルト36のうち短い方の短搬送ベ
ルト36aの終端には、全ての硬貨収納部20を横切る
ように分離ローラ37が対向配置されている。搬送ベル
ト36のうち長い方の長搬送ベルト36bの後端は、硬
貨待機部21まで延出し、硬貨待機部21の底面を構成
している。
【0024】硬貨待機部21には、硬貨Cを一時的に停
止させるとともに必要枚数の硬貨Cを送り出すように動
作制御がなされる硬貨ストッパ(図示せず)が、長搬送ベ
ルト36bに対向配置されている。この硬貨ストッパ
は、払出ソレノイド38(図4参照)に駆動制御され、指
定された硬貨Cを所定枚数払い出す。長搬送ベルト36
b上方で硬貨搬送方向において硬貨ストッパの直後に
は、硬貨収納部20から出金された硬貨Cの枚数を計数
し、その硬貨Cの正偽を判別する出金計数センサ39が
設けられている。出金計数センサ39は、設定範囲内に
硬貨Cが進入することによって硬貨Cの内に流れる誘導
電流の値により払い出し硬貨Cの正偽を無接触で検出す
る。
【0025】長搬送ベルト36bの終端は、硬貨払出口
11に至っており、ここに硬貨払出部22が構成されて
いる。
【0026】図3は、硬貨投入口および預り金確認部を
示す縦断側面図であり、(a)は預り金置き板が閉塞位置
にある状態を示し、(b)は預り金置き板が開放位置にあ
る状態を示している。硬貨投入口10の上部には、硬貨
投入口10を覆うようにして預り金確認部40が設けら
れている。預り金確認部40のケース41の上部には、
客から預かった預り金等の取引に係る金銭が置かれる預
り金置き板14が設けられている。この預り金置き板1
4の一端部はケース41に設けられた回動軸40aに回
動自在に取り付けられており、預り金置き板14によっ
て硬貨投入口10が閉塞される位置を閉塞位置とし、預
り金置き板14が閉塞位置から硬貨投入口10に対して
下方に回動することで硬貨投入口10が開放される位置
を開放位置とする。預り金置き板14の他端部側には、
一端がケース41の上縁側に固定された付勢部材として
のばね42の他端が取り付けられている。ばね42は、
伸長された弾性体としても機能し、ばね42の収縮力に
より預り金置き板14の他端部側を硬貨投入口10に対
して上方へ付勢しており、ばねが完全に収縮した状態で
預り金置き板14を水平状態に維持するように取り付け
られている。ケース41の回動軸40aの下方には、ケ
ース41の内側に突出するストッパ43が形成されてい
る。預り金置き板14の下方への回動は、図3(b)に示
すようにこのストッパ43に当接することにより規制さ
れ、これによって預り金置き板14が投入ベルト23等
に接触することを防止している。預り金置き板14の下
面側には、回動ソレノイド14aが設けられている。回
動ソレノイド14aは、後述するマイコン44に駆動制
御され、POS端末1からの信号を受信した場合や開閉
キー15aが押し下げられた場合等に、預り金置き板1
4を硬貨投入口10に対して上方あるいは下方へ回動さ
せることで閉塞位置と開放位置との間で変位させる。
【0027】図4は、釣り銭自動払出装置が備える各部
のうち電気的な接続を示すブロック図である。釣り銭自
動払出装置2は、マイクロコンピュータ(以後マイコン
と略す)44を内蔵し、このマイコン44が各部を駆動
制御する。マイコン44は、所定の処理を実行すること
により各部を集中的に制御するCPU45に、プログラ
ム等の固定的データを格納するROM46と、可変的な
データを書換自在に格納するRAM47とをバスライン
48を介して接続することにより構成されている。マイ
コン44には、ディスプレイ13、開閉キー15a等の
各種操作キー15、回動ソレノイド14a、投入口セン
サ25、モータ49、入金計数センサ34、出金計数セ
ンサ39、リジェクトソレノイド33、払出ソレノイド
38等が各種制御回路(図示せず)を介して接続されてい
る。また、マイコン44には、POS端末1と接続する
ための通信I/F50が接続されており、これによって
POS端末1との間でデータの授受を行う。さらに、マ
イコン44には、回動ソレノイド14aやモータ49等
を駆動する際に、時間を計測するタイマ51がバスライ
ン48を介して接続されている。
【0028】このような構成において、ROMに格納さ
れた制御プログラムが、マイコン44に実行させる機能
について説明する。図5は、硬貨入金処理の概略を示す
フローチャートである。硬貨入金処理は、一取引時に客
によって預り金確認部40の預り金置き板14の上に置
かれ、キャッシャーによって預り金置き板14上で預り
金として確認された取引に係る金銭の金額がPOS端末
1に入力されることにより実行される。
【0029】まず、通信I/F50を介してPOS端末
1からの釣り銭金額データを受信したか否かを判断する
(ステップS1)。
【0030】ステップS1で、POS端末1からの釣り
銭金額データを受信したと判断すると(ステップS1の
Y)、回動ソレノイド14aを駆動して預り金置き板1
4を硬貨投入口10に対して下方へ回動させることで開
放位置へ変位させ(ステップS2)、預り金置き板14の
上の硬貨Cを預り金置き板14の上から硬貨投入口10
へ落下させる。ここに、ステップS2において、開放手
段としての機能が実行される。
【0031】そして、預り金置き板14の上から硬貨投
入口10へ落下した硬貨Cが投入口センサ25の光軸を
通過することによる投入口センサ25の出力変化によっ
て、硬貨投入口10に硬貨Cが投入されたと判断するま
で待機する(ステップS3)。
【0032】ステップS3で、投入口センサ25の出力
変化により硬貨投入口10に硬貨Cが投入されたと判断
すると(ステップS3のY)、モータ49を駆動すること
により硬貨投入部17および硬貨搬送部18を駆動して
投入された硬貨Cを硬貨収納部20に金種毎に収納し、
タイマ51によりモータ49の駆動開始からの時間を計
測する(ステップS4)。
【0033】タイマ51により所定時間が計測されたと
判断すると(ステップS5)、回動ソレノイド14aを駆
動し、回動ソレノイド14aの駆動力とばね42の収縮
力により預り金置き板14を硬貨投入口10に対して上
方へ回動させて閉塞位置へ変位させて(ステップS6)、
処理を終了する。ここに、ステップS6において、閉塞
手段としての機能が実行される。
【0034】これによって、キャッシャーに対して通常
通りの締め操作を行わせ、POS端末1に預り金額を入
力させる操作を行わせるだけで、回動ソレノイド14a
を駆動して預り金置き板14の上の硬貨Cを預り金置き
板14の上から直接装置内に収納させ、硬貨Cを投入し
た後の預り金置き板14を自動的に閉塞位置に戻すこと
ができる。また、預り金置き板14の上で預り金額を確
認し、確認した硬貨Cを預り金置き板14の上から直接
装置内に収納させることで、キャッシャーは預り金を預
り金確認部40から別の場所へ移すことなく、預り金額
の確認と収納とを行うことができる。このため、硬貨C
の移動作業が必要最小限になり、硬貨Cの移動に伴う作
業ミスを減らして、キャッシャーおよび客に対して作業
時間を短縮させることができる。
【0035】なお、本実施の形態では、客が取引に係る
金銭を置くことが可能である位置に預り金置き板14が
設けられているため、預り金置き板14の上に置かれた
金額をキャッシャーと客とによって確認することがで
き、取引において金銭授受に係わるトラブルを未然に防
止することができる。客によって預り金確認部40に置
かれた金銭預り金置き板14をなお、本実施の形態にお
いては、キャッシャーに対してPOS端末1預り金額を
入金する通常の締め操作を行わせることで回動ソレノイ
ド14aを駆動することによって預り金置き板14を回
動させるようにしたが、これに限るものではなく、開閉
キー15aの押し下げによって回動ソレノイド14aを
駆動したり、手動により預り金置き板14を硬貨投入口
10に対して下方へ押し下げることによって預り金置き
板14を回動させることで硬貨投入口10の開閉を行う
ようにしてもよい。
【0036】また、本実施の形態においては、付勢部材
として伸長された弾性体であるばね42を用いたが、こ
れに限定されるものではなく、例えば圧縮された弾性体
として、圧縮状態のばねを預り金置き板14の下方に設
けて、預り金置き板14を硬貨投入口10に対して上方
に付勢するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の釣り銭自動払出装置によ
れば、硬貨投入口に投入された硬貨を金種毎に選別して
収納し、必要に応じて収納された硬貨を払い出すように
した釣り銭自動払出装置において、硬貨投入口を閉塞す
る閉塞位置と硬貨投入口を開放する開放位置とに変位自
在に設けられた吟味台と、吟味台を閉塞位置に位置づけ
る閉塞手段と、吟味台を開放位置へ開放する開放手段
と、を備えて、閉塞手段により吟味台を閉塞位置に位置
づけることにより硬貨投入口を閉塞することで吟味台上
で預かり金額を確認させることを可能にし、開放手段に
より吟味台を開放位置へ開放することにより硬貨投入口
を開放することで預り金を硬貨投入口に投入させること
を可能にしたので、キャッシャーに対して吟味台を開放
位置へ変位させる作業を行わせるだけで吟味台上の預り
金を吟味台上から硬貨投入口へ直接硬貨投入口に投入さ
せることができ、これによって商品売上登録処理終了毎
の預り金の収納作業を容易に行わせることができる。ま
た、吟味台上の預り金を吟味台上から硬貨投入口へ直接
投入させることで、硬貨投入における操作手順等を省い
てキャッシャーにかかる負担を減らすことができるの
で、取引毎の預り金の収納作業に際し、作業ミスを減少
させることができる。
【0038】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の釣り銭自動払出装置において、閉塞手段は、付勢部
材により硬貨投入口を閉塞する方向へ吟味台を付勢する
ことにより、吟味台を閉塞位置に位置づけることを可能
にしたので、キャッシャーが吟味台を閉塞位置に変位さ
せる必要なく、キャッシャーに対して吟味台を開放位置
へ変位させる作業を行わせるだけで吟味台上の預り金を
吟味台上から硬貨投入口へ直接投入させることができ、
これによって商品売上登録処理終了毎の預り金の収納作
業を容易に行わせることができる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の釣り銭自動払出装置において、付勢部材は、伸長さ
れた弾性体の収縮力により吟味台を硬貨投入口を閉塞す
る方向へ付勢することによって、吟味台を閉塞位置に位
置づけることを可能にしたので、伸長された弾性体の収
縮力を利用することで簡易な構造で吟味台を閉塞位置へ
付勢することができる。
【0040】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の釣り銭自動払出装置において、付勢部材は、圧縮さ
れた弾性体の復元力により吟味台を硬貨投入口を閉塞す
る方向へ付勢することによって、吟味台を閉塞位置に位
置づけることを可能にしたので、圧縮された弾性体の弾
性力を利用することで簡易な構造で吟味台を硬貨投入口
を閉塞する方向へ付勢することができる。
【0041】請求項5記載の発明によれば、請求項2、
3または4記載の釣り銭自動払出装置において、開放手
段によって、例えば外部機器から送信された信号を受信
することにより吟味台を開放位置へ開放することで、硬
貨投入口を開放することを可能にしたので、種々の外部
機器に接続して幅広く使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】POS端末および釣り銭自動払出装置を示す斜
視図である。
【図2】釣り銭自動払出装置を示す平面図である。
【図3】硬貨投入口および預り金確認部を示す縦断側面
図である。
【図4】釣り銭自動払出装置が備える各部のうち電気的
な接続を示すブロック図である。
【図5】硬貨入金処理の概略を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 釣り銭自動払出装置 10 硬貨投入口 14 吟味台 42 付勢部材、弾性体 S2 開放手段 S6 閉塞手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨投入口に投入された硬貨を金種毎に
    選別して収納し、必要に応じて収納された前記硬貨を払
    い出すようにした釣り銭自動払出装置において、 前記硬貨投入口を閉塞する閉塞位置と前記硬貨投入口を
    開放する開放位置とに変位自在に設けられた吟味台と、 前記吟味台を前記閉塞位置に位置づける閉塞手段と、 前記吟味台を前記開放位置へ開放する開放手段と、を備
    えることを特徴とする釣り銭自動払出装置。
  2. 【請求項2】 前記閉塞手段は、前記硬貨投入口を閉塞
    する方向へ前記吟味台を付勢する付勢部材により前記吟
    味台を前記閉塞位置に位置づけることを特徴とする請求
    項1記載の釣り銭自動払出装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢部材は、伸長された弾性体の収
    縮力によって前記吟味台を前記閉塞位置に位置づけるこ
    とを特徴とする請求項2記載の釣り銭自動払出装置。
  4. 【請求項4】 前記付勢部材は、圧縮された弾性体の復
    元力によって前記吟味台を前記閉塞位置に位置づけるこ
    とを特徴とする請求項2記載の釣り銭自動払出装置。
  5. 【請求項5】 前記開放手段は、信号を受信することに
    より前記吟味台を前記開放位置へ開放することを特徴と
    する請求項2、3または4記載の釣り銭自動払出装置。
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