JPH11213210A - 硬貨自動選別装置 - Google Patents

硬貨自動選別装置

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Publication number
JPH11213210A
JPH11213210A JP10015383A JP1538398A JPH11213210A JP H11213210 A JPH11213210 A JP H11213210A JP 10015383 A JP10015383 A JP 10015383A JP 1538398 A JP1538398 A JP 1538398A JP H11213210 A JPH11213210 A JP H11213210A
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JP
Japan
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coin
coins
dust
sorting
transport
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Application number
JP10015383A
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English (en)
Inventor
Kazuya Okawa
一也 大川
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
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Publication of JPH11213210A publication Critical patent/JPH11213210A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、硬貨を良好に搬送できるようにした
硬貨自動選別装置を提供することにある。 【解決手段】硬貨投入口11から投入された硬貨5を搬
送する搬送ベルト40、47(搬送手段)が配設される
とともに、一側側に基準面71を有する案内部材70が
設けられた搬送路20の下流側に選別された硬貨を種別
毎に収納する硬貨収納部50を設けた硬貨自動選別装置
において、前記案内部材70の基準面71と搬送路20
の搬送面22、26とで形成される角部に搬送方向に沿
って塵埃排除溝72を形成し、搬送路20に入り込んだ
塵埃を塵埃排除溝72によって排除し硬貨を良好に搬送
するようにした硬貨自動選別装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子レジスタ
ー、POSシステムの端末機等に接続して設けられる硬
貨自動選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商店、スーパーマーケット等にお
いては、顧客が買い上げた商品の代金の精算時において
現金の受け渡しを迅速かつ正確に行うために、電子レジ
スターあるいはPOSシステムの端末機等に接続して、
顧客が買い上げた商品の代金の精算時に扱われる硬貨を
金種別に選別して収納するとともに、釣り銭に硬貨が含
まれている場合に電子レジスターあるいはPOSシステ
ムの端末機等からの支払う硬貨の種別情報に基づいて所
要の金種別の硬貨自動的に払い出すようにした硬貨自動
選別装が用いられている。
【0003】そして、この種硬貨自動選別装置として
は、例えば実用新案登録第2513792号に記載され
ている。この前記公報には硬貨自動選別と自動払い出し
機能を有する循環式硬貨入出機が記載されている。
【0004】この循環式硬貨入出機は、機体の上部前面
の一側側に設けた硬貨受入口から投入された各種硬貨
を、前記硬貨受入口の底部に設けられた繰出ベルトと分
離ローラーによって一層一列に整列させて、硬貨識別通
路部と硬貨分類通路部から構成されるとともに搬送ベル
トが設けられた硬貨通路に送り出し、前記搬送ベルトに
よって前記硬貨を硬貨通路の下流側つまり前記硬貨分類
通路部に搬送し、この硬貨分類通路部に設けられた各金
種別の内所定の直径の硬貨のみを通過させる硬貨選別孔
から所定の硬貨を落下させ、この落下した硬貨を収納す
る金種別の貨幣収納部を硬貨分類通路部の下方に設け
て、前記硬貨受入口から投入された各種硬貨を金種別に
自動的に分類つまり選別して貨幣収納部に収納し、ま
た、機体の前面に金種別硬貨繰出部を設け、前記各貨幣
収納部の底部を構成する繰出ベルトによってこの各貨幣
収納部に収納されている硬貨を金種別硬貨繰出部に搬送
するとともに、金種別硬貨繰出部に設けた係数手段と規
制部材とによって所定枚数の硬貨を繰り出すように構成
されている。
【0005】そして、前記硬貨識別通路部の両側には、
それぞれ通路側板が設けられており、硬貨はその右側を
前記一方側の通路側板に沿わせて搬送されるようになっ
ている。また、前記硬貨識別通路部には、硬貨の孔の有
無を検知する孔検知センサー、硬貨の左端を検知するイ
メージセンサー等が配設された識別部が設けられてい
る。
【0006】そして、搬送されてくる硬貨の直径つまり
外径の識別は、その右側を前記一方側の通路側板に沿わ
せて搬送する過程で硬貨の左端を検知するイメージセン
サーによってなされるようになっている。この一方の通
路側板の硬貨の右側が沿う面つまり基準面は硬貨識別通
路部の搬送面と直交関係となるように構成されているこ
とから、前記搬送面と基準面とで形成される角部は直角
に形成されることになる。
【0007】一方、前記硬貨識別通路部には、搬送され
る硬貨に付着した塵埃、硬貨受入口か侵入した塵埃、あ
るいは長期に亘る使用中における搬送ベルトの磨耗によ
り生じる塵埃等が入り込み、これらの塵埃は前記搬送面
と基準面とで形成される角部に滞積しやすいことからこ
の滞積量は徐々に増加することになり、その結果、硬貨
の外周面の右側は前記角部に滞積した塵埃によって一方
の通路側板の硬貨の右側が沿う面つまり基準面から離れ
て搬送されることになる。
【0008】つまり、硬貨の外周面は通路側板に接触し
つつ案内されなくなり、硬貨は傾く等して良好に搬送が
されなくなり場合によっては硬貨が搬送されなくなると
いう事態が生じる。また、硬貨の外周面が通路側板から
離れて搬送されると、前記イメージセンサーで検知され
る硬貨の左端は実際の硬貨の直径よりも大きい直径の硬
貨であるとして検知されることになる。つまり、硬貨の
直径を正確に検知できなくなることから硬貨を正確に識
別できなくなり、真正な硬貨であるにもかかわらず偽硬
貨であると識別されるといる事態が生じる。
【0009】また、前記硬貨分類通路部の一側側には、
選別基準レールが設けられるとともに、この選別基準レ
ールは選別基準面を有し、この選別基準面を基準にして
通路底板に各金種の硬貨の直径に応じたつまり硬貨を通
過させる硬貨選別孔が、硬貨分類通路部の上流側から下
流側に順次小径硬貨から大径硬貨に対応して配列形成形
成されている。そして、前記選別基準レールの選別基準
面と前記通路底板つまり搬送面とは直交関係となるよう
に構成されていることから、この搬送面と選別基準面と
で形成される角部は同様に直角に形成されることにな
る。
【0010】また、前記硬貨選別通路部には、前記識別
硬貨通路部と同様、搬送される硬貨に付着した塵埃、硬
貨受入口か侵入した塵埃、あるいは長期に亘る使用中に
おける搬送ベルトの磨耗により生じる塵埃等が入り込
み、これらの塵埃は前記搬送面と基準面とで形成される
角部に滞積しやすいことからこの滞積量は徐々に増加す
ることになる。
【0011】その結果、搬送される硬貨の選別基準面に
沿う側は角部に滞積した塵埃によって選別基準面から離
れて搬送されることになり、良好な搬送がされないこと
になるとともに、硬貨は本来通過つまり落下すべき硬貨
選別孔に落下することなく、この本来の硬貨選別孔を通
ってこの硬貨選別孔より下流側に形成された硬貨選別孔
から硬貨収納部に落下することになる。
【0012】つまり、搬送される硬貨は前記角部に滞積
した塵埃によって選別基準面から離れて硬貨選別孔側に
片寄せられて搬送されることから、本来通るべき選別硬
貨孔を通ることなく他の硬貨を収納すべき硬貨収納部に
収納されることになり、硬貨の選別が正確になされなく
なるという事態が生じる。このことは例えば5円硬貨の
直径寸法とと100円硬貨の直径寸法との差は約0.5
mm(ミリメートル)であることから、前記選別基準面
からこの硬貨に対応した硬貨選別孔の選別基準面側と反
対側の孔縁まで寸法は、前記各種の硬貨の直径寸法より
も約0.5mm程度しか大きくできないため、前記角部
に滞積する塵埃の影響を受けやすいものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように上記後方に
記載された循環式硬貨入出機では、硬貨識別通路部の通
路側板の硬貨の右側が沿う面つまり基準面と硬貨識別通
路部の搬送面とが直交関係となるように構成されている
ことから、搬送面と基準面とで形成される角部に塵埃が
滞積しやすく、この角部に滞積した塵埃に起因し良好な
搬送がされなくなり、また、硬貨の直径の判別等が正確
にできなくなり真正な硬貨であるか偽硬貨等であるかを
正確に識別できなくなるという問題があり、また、硬貨
選別通路部に設けられ硬貨を選別するための選別基準レ
ールの選別基準面と硬貨選別通路部の通路底板つまり搬
送面とは直交関係となるように構成されていることか
ら、この搬送面と選別基準面とで形成される角部には塵
埃が滞積しやすく、この角部に滞積した塵埃に起因し同
様に良好な搬送ができなくなり、また、搬送されてくる
硬貨は、本来この硬貨に対応させて設けられた選別硬貨
孔から硬貨収納部に落下することなく他の硬貨選別孔つ
まりこの硬貨より径大な硬貨を通す選別硬貨孔を通って
径大な硬貨を収納する硬貨収納部に収納されることにな
り、硬貨の選別が正確になされなくなるという問題があ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みなされたものであり、請求項1記載の発明は、各種硬
貨を投入する硬貨投入口と、この硬貨投入口から投入さ
れた硬貨を搬送面に沿って搬送する搬送手段が配設され
るとともに、一側に硬貨の円周面が接する基準面を有す
る案内部材が前記搬送面から略立設して設けられた搬送
路と、この搬送路の下流側に設けられ各種別毎に選別さ
れた前記硬貨を種別毎に収納する硬貨収納部と、種別毎
に硬貨を払い出す払出部と、この払出部から払い出され
た硬貨を受ける受け皿部と備えた硬貨自動選別装置にお
いて、前記案内部材の基準面と搬送路の搬送面とで形成
される角部に搬送方向に沿った塵埃排除溝を形成した硬
貨自動選別装置としたものである。
【0015】このように請求項1記載の発明は、搬送路
の搬送面と案内部材の基準面とで形成される角部に搬送
方向に沿って塵埃排除溝を形成したことから、前記搬送
路に入り込んで前記角部に存在する塵埃は、搬送される
硬貨の前記角部に対応する外周面によって塵埃排除溝に
押しやられることから基準面と搬送面に塵埃が滞積する
ことを確実に防止できるため、硬貨を良好に搬送させる
ことがでこるという作用を有するものである。
【0016】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、搬送路の上流側に少なくとも硬貨の
外径を判別する外径判別手段を設けた硬貨自動選別装置
としたものである。
【0017】このように請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明において、搬送路の上流側に少なくとも硬
貨の外径を判別する外径判別手段を設けたことから、請
求項1記載の作用に加えて、搬送される硬貨の外周面は
正確に基準面に接触することから、硬貨を正確かつ確実
に判別できるという作用を有するものである。
【0018】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、搬送路の下流側に各硬貨の種別毎に
通過させる選別孔によって構成した硬貨選別部を設けた
硬貨自動選別装置としたものである。
【0019】このように請求項3記載の発明は、請求項
1記載の発明において、搬送路の下流側に各硬貨の種別
毎に通過させる選別孔によって構成した硬貨選別部を設
けたことから、請求項1記載の発明の作用に加えて、搬
送される硬貨の外周面は正確に基準面に接触することか
ら、搬送されてくる貨幣を正確かつ確実に選別できると
いう作用を有するものである。
【0020】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、塵埃排除溝は、その
底面を搬送路の搬送面と同一面とするとともに搬送路側
を開放したコ字状溝によって形成した硬貨自動選別装置
としたものである。
【0021】このように請求項4記載の発明は、請求項
1ないし請求項3記載の発明において、塵埃排除溝は、
その底面を搬送路の搬送面と同一面とするとともに搬送
路側を開放したコ字状溝によって形成としたことから、
請求項1ないし請求項3記載のそれぞれの発明の作用に
加えて、基準面および搬送面に存在する塵埃の塵埃排除
溝への入り込みを容易にするとともに、塵埃排除溝の底
面を搬送路の搬送面と同一面としたことことから、塵埃
排除溝内からの塵埃を容易に除去できるという作用を有
するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態を
図1ないし図8に基づいて説明する。
【0023】図1はこの発明の硬貨自動選別装置をPO
Sシステムの端末機(以下POS端末機という)に接続
して用いた場合の斜視図であり、図2は上記硬貨自動選
別装置の横断面図である。
【0024】そして、図1、図2において、符号1は硬
貨自動選別装置であり、この硬貨自動選別装置1の上面
部にはPOS端末機100が載置されて配置されてい
る。
【0025】このPOS端末機100の構成は従来周知
のものと同様に構成されているものである。つまり、上
面部に置数情報を入力するするテンキー、商品部門情報
を入力する部門キー、登録処理を支持する締めキー、小
計キー等の各種ファンクションキーが配設されたキーボ
ード102が設けられるとともに、内部に図示しないマ
イクロコンピュータからなるCPU(中央演算処理装
置)、各種制御用プログラムを格納するROM(記憶手
段)、各種データを記録するRAM(メモリー手段)、
前記キーボード102で入力された情報を取り込むキー
ボード制御回路、表示器制御回路、プリンター制御回
路、ドロワ制御回路等が設けられた本体部101と、こ
の本体部101に設けられ入力された買い上げ商品の価
格等を表示する表示器103およびプリンターを内臓し
1顧客についての精算処理がされた際に商品毎の価格、
合計金額等を印字してレシートを発行するとともにジャ
ーナル用紙に前記売り上げ内容を印字するR/J(レシ
ート/ジャーナル)プリンター部104等から構成さ
れ、売り上げ情報等所定の情報を図示しない上位機種に
送るようになっている。
【0026】つぎに、硬貨自動選別装置1について説明
する。
【0027】この硬貨自動選別装置1の筐体10は図1
に示すように上面からの投影が略正方形とした偏平状に
形成されており、また、その下部にドロワ2が設けられ
ており、このドロワ2は1顧客が買い上げた商品のすべ
ての登録処理がされ締め操作された際に、CPUおよび
ドロワ制御回路の制御により開放されるようになってい
る。
【0028】この筐体10の前部右側上面には、硬貨を
投入する硬貨投入口11(以下単に投入口という)が設
けられ、また、前部中央部には左右方向つまり横方向を
長手方向とした硬貨を受ける受け皿12が設けられてお
り、この受け皿12の上方には、後述する図6に示すよ
うに構成された払出搬送手段としての払出ベルト62a
ないし62fによって各種別毎の硬貨を払い出す払出部
13が設けられている。そして、この払出部13は図1
において右側から順に外径寸法の小さい硬貨の順に配列
した払出口13aないし13eが設けられている。つま
り、一番右側の払出口13aは最も外径の小さい1円硬
貨の払出口であり、つぎの払出口13bは1円硬貨より
も外径の大きい50円硬貨の払出口であり、同様に払出
口13cは50円硬貨よりも外径の大きい5円硬貨の払
出口であり、つぎの払出口13dは5円硬貨よりも外径
の大きい100円硬貨の払出部であり、払出口13eは
100円硬貨よりも外径の大きい10円硬貨の払出口で
あり、そして最も左側に位置した払出口13fは10円
硬貨よりも外径の大きい500円硬貨の払出口となって
いる。
【0029】そして、前記各払出口部13aないし13
fから前記受け皿12に落下した際には前記1円硬貨な
いし500円硬貨は、各払出口13aないし13fに対
応した部位に止まっており、互いに隣接する払出口から
払い出されてこの払出口に対応した皿12の部位に落下
した硬貨とは混じり合うことがない用に設定されてい
る。このことによって、操作者(キャッシャー)は、精
算時に払出部13aないし13fから釣り銭として所定
の金種の硬貨が前記受け皿12に払い出された際に、目
視により前記表示器103に表示された硬貨の金額と一
致しているか否かを確認できるものである。
【0030】また、前記投入口11の両側に互いに対向
して配置された発光素子14a、14aとこの発光素子
14a、14aからの光を受ける受光素子14b,14
bとからなり投入口11に硬貨が投入されたことを検出
する検出手段14が設けられている。また、投入口11
の底部には図3に示すように駆動ローラー15aと従動
ローラー15bに懸架されて搬送ベルト15が設けられ
ており、この搬送ベルト15は後述する搬送路20に前
記投入された硬貨5を送り出す方向に回転するようにな
っている。また、投入口11の搬送ベルト15の回転方
向下流側には整列ローラー16が設けられており、この
整列ローラー16は搬送ベルト15と硬貨一枚を通過さ
せる間隙を設けて配置されるとともに、搬送ベルト15
の搬送方向とは逆方向に回転するように駆動されるよう
になっており、このことによって投入口11に複数の硬
貨が同時に投入されたとしても、各硬貨は一層一列に整
列されて順次前記搬送路20に送り出されるものであ
る。
【0031】つぎに、投入口11の下流側に設けられた
搬送路20ついて説明する。
【0032】この搬送路20は、図2に示すように筐体
10に右側壁側と後側壁側(図2においては上部側)と
に沿ってL字状に形成されている。また、搬送路20は
上流側つまり右側壁側に沿って形成された第一の搬送路
21と下流側つまり後側壁側に沿って形成された第二の
搬送路25とから構成されている。
【0033】そして、前記第一の搬送路21の搬送面2
2は平坦面に形成されおり、またこの第一の搬送路21
の上流側には硬貨が真正な硬貨であるか偽硬貨等である
かを判別する判別部23となっており、この判別部23
の下流側は偽硬貨等および後述する硬貨収納部60aな
いし60fが満杯となっている場合に、これら偽硬貨等
および満杯となっている硬貨を排除する排除部24とな
っている。
【0034】そして、前記判別部23には、硬貨の直径
つまり外径を判別する外径判別手段30(図3、図4参
照)が配置されており、この外径判別手段30は図3、
図4に示すように前記搬送面22に形成された孔22a
の下方に配置された発光素子30aと孔22aの上方に
配置された受光素子30bとから構成されており、この
外径判別部30は硬貨の外径の大きさによって前記孔2
2aを通過する光量すなわち受光素子30bが受光する
光量が異なることから、この光量によって変化する電気
的出力によって硬貨の外径を判別するようになっている
ものである。
【0035】また、判別部23には5円硬貨および50
円硬貨のように孔のある硬貨であるか否かを判別する図
示しない孔判別手段が配置されており、この孔判別手段
は外径判別手段30と同様搬送面22に設けた孔22c
の上下に配置した図示しない発光素子と受光素子とから
構成されており、前記硬貨の孔の有無は搬送される硬貨
の孔を通過する発光素子からの光を受光素子によって検
知することによってなされるものである。
【0036】また、前記排除部24は、搬送面22に形
成した排除孔22b、この排除孔22bの図2において
搬送方向右側縁から排除孔に常時所定幅突出するように
して配設されたシャッターSおよび排除孔22bの下方
に設けられた図示しない収納部とから構成されており、
前記シャッターSは前記外径判別手段30および孔判別
手段によって判別された結果偽硬貨等と判別された場合
および判別された硬貨が収納されるべき硬貨収納部が満
杯でる場合は前記図示しない制御手段の制御によって動
作する図示しない電磁石によって前記突出した部分を右
側に没入させ搬送されてきた前記偽硬貨等および満杯の
硬貨収納部に収納されるべき硬貨を排除孔22bから前
記収納部に落下させ収納するようになっているものであ
る。
【0037】また、前記第一の搬送路21には、搬送面
22と対向させて配設され前記投入口から送り出された
硬貨を搬送する搬送手段としての第一の搬送ベルト40
が駆動ローラー41aと従動ローラー41bに懸架され
て配設されている。そして、この第一の搬送ベルト40
は硬貨の上面に圧接しつつ回転するようになっており、
このことによって第一の搬送路21に送り込まれた硬貨
は搬送面22上を滑りつつ搬送されるものである。
【0038】また、第一の搬送路21の下流側つまり前
記第二の搬送路25との境界部近傍には、その上面を搬
送面22と同一面として駆動ローラー44aと図示しな
い従動ローラーとに懸架されて配設された搬送手段とし
ての帯状ベルト44が設けられている。
【0039】また、第一の搬送路21と第二の搬送路2
5に境界部つまりコーナー部28には図示しない駆動ロ
ーラーと、この駆動ローラーと同一軸45aに回動自在
に取り付けられるとともに所定距離して設けられた従動
ローラー45と、この従動ローラー45と駆動ローラー
との中間部を軸心とするとともにこの軸心を駆動ローラ
ーと従動ローラー45の軸心と直交させて設けた軸に取
り付けられた図示しないアイドラローラーとに懸架され
て配設された搬送手段としての断面円形状のベルト46
が設けられており、このベルト46は前記帯状ベルト4
4によって搬送されてきた硬貨を第二の搬送路25に送
り込むために硬貨5の搬送方向を90度変更させるよう
に機能しているものであるのである。
【0040】つぎに、前記第二の搬送路25について説
明する。この第二の搬送路25の搬送面26は平坦面に
形成されおり、この第二の搬送路26には硬貨選別部5
0が設けられている。そして、この硬貨選別部50は図
2において右側から順に外径寸法の小さい硬貨を通過さ
せて搬送面26の下方に形成した後述する硬貨収納部6
0aないし60fに落下させる選別孔51aないし51
fによって構成されている。つまり、図2において一番
右側つまり第一の搬送路21側の選別孔51aは最も外
径の小さい1円硬貨の選別孔であり、つぎの選別孔51
bは1円硬貨よりも外径の大きい50円硬貨の選別孔で
あり、同様に選別孔51cは50円硬貨よりも外径の大
きい5円硬貨の選別孔であり、選別孔51dは5円硬貨
よりも外径の大きい100円硬貨の選別孔であり、選別
孔51eは100円硬貨よりも外径の大きい10円硬貨
の選別孔であり、そして最も左側に位置した選別孔51
fは10円硬貨よりも外径の大きい500円硬貨の選別
孔となっている。
【0041】また、前記第二の搬送路25には、搬送面
26と対向させて配設され前記ベルト46によって搬送
方向が変更されて送り込まれてきた硬貨5を搬送する搬
送手段としての第二の搬送ベルト47が図示しない駆動
ローラーと図5、図6に示す従動ローラー48に懸架さ
れて配設されている。そして、この第二の搬送ベルト4
7は硬貨の上面に圧接しつつ回転するようになってお
り、このことによって第二の搬送路25に送り込まれた
硬貨は搬送面26上を滑りつつ搬送されるものである。
【0042】そして、搬送の過程において各硬貨はこの
硬貨を選別する選別孔の位置に搬送された時にこの選別
孔から下方に落下しこの硬貨を収納する硬貨収納部に収
納されるようになっている。
【0043】つぎに、前記搬送路20に設けられる案内
部材70について説明する。
【0044】この案内部材70は搬送路20の外側に沿
ってL字形状に形成されるとともに、図3および図4に
示すように硬貨5の厚み寸法よりも僅かに大きい厚み寸
法に設定されている。そして、この案内部材70の搬送
路20の搬送面つまり第一の搬送路の搬送面22および
第二の搬送路25の搬送面26側は、これら搬送面22
および26と直交する基準面71となっており、硬貨5
は前記基準面71に案内されて前記搬送路20を搬送さ
れるようになっている。
【0045】また、前記基準面71と搬送面つまり搬送
面22および搬送面26とが直交する角部には、図4、
図5および図7、図8に示すように搬送面22および搬
送面26を底壁72aとし搬送路20側を開放したコ字
状とした塵埃排除溝72が搬送路20に沿って形成され
ている。この塵埃排除溝72は、前記のようにその底壁
72aは搬送面22および搬送面26によって形成され
ていることから搬送面22、26と同一面となってい
る。
【0046】そして、この塵埃排除溝72は、図3およ
び図4に示すように搬送路20を搬送される硬貨に付着
した塵埃、投入口か侵入した塵埃、あるいは長期に亘る
使用中における搬送ベルト、つまり第一の搬送ベルト4
0、帯状ベルト44、ベルト46および第二の搬送ベル
ト48の磨耗等に起因して生じ搬送路2に入り込んだ塵
埃Dを、この塵埃排除溝72内に入り込ませることによ
って排除するように機能するものである。つまり、前記
第一の搬送路21および第二の搬送路25に入り込んだ
塵埃は搬送面22、26と基準面71とによって形成さ
れる角部に滞積しやすいが、この角部に滞積しつつある
塵埃Dは、図4、図5に示すように搬送される硬貨5の
外周面によって徐々に塵埃排除溝72内に移動つまり押
し込まれることにより排除されるものである。そして、
硬貨5の外周面5aは円弧面となっていることから搬送
方向に移動するにつれて硬貨の外周面5aは塵埃Dを外
側つまり塵埃排除溝72方向に移動させるよう作用する
ことから、塵埃Dの排除が効果的になされる。さらに、
塵埃排除溝72の底壁72aは搬送面22、26と同一
面となっていることから塵埃Dの塵埃排除溝72への移
動はスムーズになされるものである。
【0047】また、使用を続けているうちに次第に塵埃
排除溝72内に塵埃が溜まるが、ある程度溜まった時は
開口側から刷毛により掃き出すことにより除去すれば良
いものである。そして、この除去する際も塵埃排除溝7
2の底壁72aは搬送面22、26と同一面となってい
ることから容易に除去できるものである。
【0048】そして、硬貨5が搬送路20を搬送される
際は、その外周面5aを案内部材70の基準面71に案
内されて搬送され、この搬送の際前記第一の搬送路21
および第二の搬送路25に入り込み搬送面22、26と
基準面71とによって形成される角部に滞積しつつある
塵埃Dは塵埃排除溝72に排除されているため、硬貨5
は、その外周面5aは常に基準面71に接触しつつ、つ
まり基準面71から離れることなく搬送されるため、前
記硬貨判別部23を移動する際に外径検出手段30によ
って硬貨の外径は正確かつ確実に検出することができる
ものである。また、硬貨選別部50を移動する際も同様
に硬貨の外周面5aは基準面71から離れることなく搬
送されることから、前記硬貨選別部50を移動する際に
それぞれの硬貨に対応する選別孔から確実に硬貨収納部
60aないし60fに落下することになる。
【0049】つぎに、前記第二の搬送路25の搬送面2
6の下方には前述したように、前記選別孔51aないし
51fのそれぞれに対応して、隔壁板61aないし61
eによって区画されて形成された1円硬貨ないし500
円硬貨を収納する前記硬貨収納部60aないし60fが
設けられている。
【0050】つぎに、硬貨収納部を硬貨収納部60fに
基づいて説明する。なお、硬貨収納部60aないし60
fは同一構造であることから他の硬貨収納部60aない
し60eについてはその説明を省略する。
【0051】硬貨収納部60fの底部には図6に示すよ
うに払出搬送手段としての払出ベルト62が配設されて
おり、この払出ベルト62は短い第一の払出ベルト62
aと長い第二の払出ベルト62bの2本からなってい
る。そして、第一の払出ベルト62aは駆動ローラー6
3と従動ローラー64とに懸架されるとともに、その前
部は硬貨収納部60cから外側に延出されている。ま
た、第二の払出ベルト62bは前記駆動ローラー63と
払出口13fの近傍に設けられた従動ローラー65とに
懸架されている。つまりこの第二の払出ベルト62bは
硬貨収納部60fから外側に延出して払出口13fにま
で延出されているものである。これら第一の払出ベルト
62aと第二の払出ベルト62b、つまり払出ベルト6
2は硬貨5を払出口13fに向けて搬送する方向に回転
するようになっている。
【0052】また、前記硬貨収納部60fの出口には、
前記第一の払出ベルト62aと第二の払出ベルト62b
とに対向して整列ローラー66が設けられており、この
整列ローラー66は払出ベルト62の回転方向と逆方向
に回転し、前記払出ベルト62によって払出口13fに
向けて搬送される際に硬貨を一層一列に整列させるよう
に機能をするようになっている。
【0053】第二の払出ベルト62bの下流側つまり払
出口13fの手前近傍の部位には、第二の払出ベルト6
2bと対向して、前記図示しない制御手段によって制御
されて動作する電磁石80によって軸81aを支点とす
るとともに先端部に係止片81bによって搬送されてき
た硬貨5の移動つまり搬送を停止する規制部材部材81
が配設されている。そして、前記電磁石80は前記PO
S端末機100からの釣り銭情報に基づく所定枚数の硬
貨が払い出された際に前記図示しない制御手段によって
制御されて動作し前記規制部材81を動作させてそれ以
上の硬貨の払い出し停止するものである。
【0054】そして、払出ベルト62のうちの第二の払
出ベルト62bによって払出口13fまで搬送された硬
貨5は前記受け皿12内に落下つまり払い出されるもの
である。
【0055】つぎに、上記硬貨自動選別装置1の動作に
ついて説明をする。
【0056】まず、操作者は釣り銭として使われる各硬
貨つまりあらかじめ準備された硬貨および買い上げ商品
の代金支払いの際に顧客から受け取った混在状態のまま
の各種硬貨を投入口11に投入する。すると硬貨が投入
されたことが検出手段14によって検出され、検出信号
が前記図示しない制御手段に送られ制御手段はこの検出
信号を受けると、搬送ベルト14、第一の搬送ベルト4
0、帯状ベルト44、ベルト46、第二の搬送ベルト4
7を回転させるように各駆動ローラー15a、14a等
を駆動させる。
【0057】そして、投入口11に投入された硬貨5は
整列ローラー16によって一層一列に整列されて搬送路
20つまり第一の搬送路21に送り出され、ついでこれ
ら硬貨5は第一の搬送ベルト40によって第一の搬送路
21を一方側の外周面5aを前記案内部材70の基準面
71に接触しつつ搬送され、この搬送の過程において硬
貨判別部23に設けられている図示しない孔検知手段に
よって孔の有無を、外径判別手段30によって外径の判
別がされ搬送されてきた硬貨が真正な硬貨か否かが判別
される。そして、この硬貨判別部23を通過する場合は
前記記基準面71と搬送路22によって形成される角部
に滞積した塵埃は塵埃排除溝72によって排除されるこ
とから、硬貨5は前記基準面71に接触していることか
ら硬貨5の外周面5aは孔検知手段、外径判別手段30
によって基準面71を基準として孔の有無の検知および
外径の判別がなされることから正確かつ確実になされる
ものである。
【0058】つぎに、硬貨5は帯状ベルト44によって
さらに下流側に搬送され、ベルト46によって第二の搬
送路25方向に移動方向を変えて第二の搬送路25に送
り込まれ、ついで、第二の搬送ベルト47によって硬貨
5はその外周面5aを前記案内部材70の基準面71に
接触しつつ搬送され、その搬送の過程において選別孔5
1aないしに51fのうちこの硬貨5に対応する選別孔
に対応したとき、この選別孔を通ってこの選別孔に対応
して設けられている硬貨収納室落下して収納される。こ
のようにして、各硬貨は第二の搬送路25を搬送される
過程で選別孔51aないし51fによって選別されてそ
れぞれの硬貨に対応して設けられた硬貨収納部60aな
いし60fに選別されて収納される。
【0059】そして、この状態において硬貨自動選別装
置1にPOS端末機100から釣り銭として硬貨を支払
うべき釣り銭情報が送られると、制御手段の制御によっ
て前記払出ベルト62つまり第一の払出ベルト62a、
第二の払出ベルト62bおよび整列ローラー66を駆動
させ、硬貨収納部60aないし60fから硬貨5を払出
口13aないし13fに向けて搬送する。また、制御手
段は前記釣り銭情報の指定された予定枚数の硬貨を払出
すように前記電磁石80を動作させて規制部材81を動
作させる。このことによって、釣り銭情報に基づく硬貨
は受け皿12に払出される。そして、受け皿12内に払
出された各硬貨は所定の部位に互いに隣接する異なる硬
貨同志は重なり合うことなく、操作者は表示器103に
表示された釣り銭金額と受け皿12内の硬貨の金種およ
び額を確認して顧客に支払うことができるものである。
【0060】このように硬貨自動選別装置1は、第一の
搬送路21つまり搬送路20の上流側に外径判別手段3
0を、第二の搬送路25つまり搬送路20の下流側に硬
貨選別部50を設けるとともに、搬送路20の搬送面つ
まり第一の搬送路21の搬送面22および第二の搬送路
25の搬送面26と案内部材70の基準面71とで形成
される角部に搬送方向に沿って塵埃排除溝72を形成し
たことから、前記搬送路20に入り込んで前記角部に存
在する塵埃は、搬送される硬貨5の前記角部に対応する
外周面5aによって塵埃排除溝72に押しやられること
から基準面71および搬送面21、26に塵埃が滞積す
ることを確実に防止できる。このことによって、硬貨の
搬送は良好になされるものであり、また、硬貨5の外周
面5aは基準面71から離れることはなくつまり基準面
71を基準にして硬貨の外径等の判別および選別が正確
かつ確実になされるものである。特に判別部23におけ
る硬貨5の外径の判別は、硬貨5が基準部材70の基準
面71を基準にして判別するものであることか、塵埃排
除溝72を設けた案内部材70が配設された搬送路に外
径判別手段30を設けることにより硬貨の外径の判別を
正確かつ確実に行うことができるものである。
【0061】また、基準面71を有するとともに塵埃排
除溝72を設けた案内部材70が配設された第二の搬送
路つまり搬送路20の下流側に、選別孔51aないし5
1fによって構成した硬貨選別部50を設けたことか
ら、搬送されてきた硬貨は基準面71を基準として搬送
面26を移動する際に、正確かつ確実に選別されるもの
である。
【0062】また、塵埃排除溝72は、その底面72a
を搬送路22、26の搬送面と同一面とするとともに搬
送路側を開放したコ字状溝に形成したことから、角部に
存在する塵埃の塵埃排除溝72への入り込みを容易にす
るとともに、塵埃排除溝72の底面72aを搬送路の搬
送面22、26と同一面としたことことから、塵埃排除
溝内72からの塵埃の除去は容易になされるものであ
る。
【0063】なお、上記実施の形態では案内部材70の
全長に亘って形成したが、これは判別部23および選別
部50が設けられた領域にのみ設けるようにしてもよい
ものである。
【0064】また、上記実施の形態では塵埃排除溝72
は、全長に亘って側壁を有するコ字状溝によって形成し
たが、これは図9に示すように側壁に所定間隔をおいて
複数個の貫通孔72cを形成しこの貫通孔72cから塵
埃排除溝72に入り込んだ塵埃を塵埃排除溝72の外部
に出すようにしてもよく、このようにした場合は塵埃排
除溝72の掃除をする必要がないものである。
【0065】また、上記実施の形態では塵埃排除溝72
はコ字状溝として形成したが、これは図10に示すよう
に搬送面22(26)に上方を開放した凹状溝72fに
よって構成してもよく、また、図11に示すように案内
部材70と搬送面22(26)に両者に亘って形成した
凹状溝72gによって構成してもよく、さらに他の形状
として構成してもよいものである。また、図11に示す
ように案内部材70と搬送面22(26)に両者に亘る
凹状溝72gによって構成した場合に、凹状溝72gの
底壁に点線で示すように貫通孔72hを形成し、この貫
通孔72hから凹状溝72gに入り込んだ塵埃を外部に
排出するようにすれば、図9の場合と同様に塵埃排除溝
72の掃除をする必要がないもなである。
【0066】また、塵埃排除溝はコ字状ではなく基準面
と搬送面とで形成される角部を凹状とすればよく、この
凹状の形状はどのような形状であってもよいものであ
る。
【0067】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、搬送路の搬送面と案内部材の基準面とで形成され
る角部に搬送方向に沿って塵埃排除溝を形成したことか
ら、前記搬送路に入り込んで前記角部に存在する塵埃
は、搬送される硬貨の前記角部に対応する外周面によっ
て塵埃排除溝に押しやられることから基準面および搬送
面に塵埃が滞積することを確実に防止できるため、硬貨
を良好に搬送できるという効果を有するものである。
【0068】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、搬送路の上流側に少なくとも硬貨の
外径を判別する外径判別手段を設けたことから、請求項
1記載の効果に加えて、搬送される硬貨の外周面は正確
に基準面に接触するため、硬貨を正確かつ確実に判別で
きるという効果を有するものである。
【0069】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、搬送路の下流側に各硬貨を種別毎に
通過させる選別孔によって構成した硬貨選別部を設けた
ことから、請求項1記載の発明の効果に加えて、搬送さ
れる硬貨の外周面は正確に基準面に接触することから、
搬送されてくる硬貨を正確かつ確実に選別できるという
効果を有するものである。
【0070】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし請求項3記載の発明において、塵埃排除溝は、その
底面を搬送路の搬送面と同一面とするとともに搬送路側
を開放したコ字状溝によって形成したことから、請求項
1ないし請求項3記載のそれぞれの発明の効果に加え
て、基準面および搬送面に存在する塵埃の塵埃排除溝へ
の入り込みを容易にするとともに、塵埃排除溝内に塵埃
が滞積したとしても塵埃排除溝の底面を搬送路の搬送面
と同一面としたことことから、塵埃排除溝内からの塵埃
の除去を容易にできるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の硬貨自動選別装置をPO
S端末機に用いた場合の斜視図。
【図2】上記硬貨自動選別装置の横断面(図1における
X−X断面図)。
【図3】上記硬貨自動選別装置の硬貨投入口と搬送路の
上流側の一部とを断面した断面図。
【図4】上記硬貨自動選別装置の搬送路の断面図(図2
におけるA−A断面図)。
【図5】上記硬貨自動選別装置の搬送路の断面図(図2
におけるB−B断面図)。
【図6】上記硬貨自動選別装置の硬貨収納部等を示す断
面図(図2におけるC−C断面図)。
【図7】上記硬貨自動選別装置の搬送路の上流側におけ
る塵埃排除溝を示す斜視図。
【図8】上記硬貨自動選別装置の搬送路の下流側におけ
る塵埃排除溝を示す斜視図。
【図9】上記硬貨自動選別装置の塵埃排除溝の他の実施
の形態を示す斜視図。
【図10】上記硬貨自動選別装置の塵埃排除溝の他の実
施の形態を示す断面面。
【図11】上記硬貨自動選別装置の塵埃排除溝の他の実
施の形態を示す断面図。
【符号の説明】
1 硬貨自動選別装置 5 硬貨 11 硬貨投入口 20 搬送路 21 第一の搬送路(搬送路に一部) 22 第一の搬送路の搬送面(搬送路の搬送面の一
部) 25 第二の搬送路(搬送路に一部) 26 第二の搬送路の搬送面(搬送路の搬送面の一
部) 40 第一の搬送ベルト(搬送手段) 44 帯状ベルト(搬送手段) 46 ベルト(搬送手段) 47 第二の搬送ベルト(搬送手段) 50 硬貨収納部 70 案内部材 71 案内部材に基準面 72 塵埃排除溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種硬貨を投入する硬貨投入口と、この
    硬貨投入口から投入された硬貨を搬送面に沿って搬送す
    る搬送手段が配設されるとともに、一側に硬貨の円周面
    が接する基準面を有する案内部材が前記搬送面から略立
    設して設けられた搬送路と、この搬送路の下流側に設け
    られ各種別毎に選別された前記硬貨を種別毎に収納する
    硬貨収納部と、種別毎に硬貨を払い出す払出部と、この
    払出部から払い出された硬貨を受ける受け皿部と備えた
    硬貨自動選別装置において、前記案内部材の基準面と搬
    送路の搬送面とで形成される角部に搬送方向に沿った塵
    埃排除溝を形成したことを特徴とする硬貨自動選別装
    置。
  2. 【請求項2】 前記搬送路の上流側に少なくとも硬貨の
    外形を判別する外形判別手段を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の硬貨自動選別装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送路の下流側に各硬貨の種別毎に
    通過させる選別孔によって構成した硬貨選別部を設けた
    ことを特徴とする請求項1の硬貨自動選別装置。
  4. 【請求項4】 前記塵埃排除溝は、その底面を搬送路の
    搬送面と同一面とするとともに搬送路側を開放したコ字
    状溝によって形成したことを特徴とする請求項1ないし
    請求項3記載の硬貨自動選別装置。
JP10015383A 1998-01-28 1998-01-28 硬貨自動選別装置 Pending JPH11213210A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063661A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Toshiba Tec Corp 硬貨払出装置
JP2004265443A (ja) * 2004-05-18 2004-09-24 Toshiba Tec Corp 硬貨払出装置
JP2009059191A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 硬貨処理装置および硬貨処理方法
JP2013109452A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Oki Electric Ind Co Ltd 硬貨識別装置
CN111127784A (zh) * 2019-12-26 2020-05-08 北京神州安付科技股份有限公司 一种pos机

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