JP2891605B2 - 紙幣入出金機 - Google Patents

紙幣入出金機

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JP2891605B2
JP2891605B2 JP5052724A JP5272493A JP2891605B2 JP 2891605 B2 JP2891605 B2 JP 2891605B2 JP 5052724 A JP5052724 A JP 5052724A JP 5272493 A JP5272493 A JP 5272493A JP 2891605 B2 JP2891605 B2 JP 2891605B2
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明 平田
泰敏 坂田
伸一 井村
和行 関
栄一 吉川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、POSレジに接続して
使用される紙幣入出金機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、POSレジに接続して使用される
貨幣入出金機として、例えば特開平4−294480号
公報に示すような硬貨入出金機が知られている。この硬
貨入出金機は、入金口から投入された硬貨を判別して、
金種別に設けられた硬貨収納筒に選別収納する入金機構
と、該硬貨収納筒に収納された硬貨を出金口に出金させ
る出金機構とを有するものであり、更にこれら入金機構
と出金機構とは、POSにより購入商品の代金計算を行
う、上位機のPOSレジと接続されている。そして、こ
のような硬貨入出金機においては、顧客から受け取った
代金の内、硬貨分を入金口より受け入れ、この受け入れ
た硬貨を金種別に分類して硬貨収納筒に収納させるとと
もに、顧客から受け取った代金と、商品の購入金額との
間に差額がある場合には、その差額の内、硬貨分を払い
出す釣銭指令がPOSレジから出力され、この釣銭指令
に基づき、所定額の硬貨を出金口から払い出すようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
示される硬貨入出金機は硬貨のみを取り扱うものである
が、現在では、硬貨だけではなく、POSレジに接続し
て使用できる紙幣入出金機に対する要望も高まってきて
いる。しかしながら、紙幣入出金機は現在のところ金融
機関等で使用される大型のものが一般的であり、よっ
て、このような紙幣入出金機を、POSレジに接続しよ
うとしても機体自体が大型であるため、レジ回りに設置
できないという問題があった。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、POSレジに接続可能で、かつレジ回りに
設置可能なコンパクトな紙幣入出金機の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、入金口に投入された入金紙幣を搬送する
紙幣搬送路と、該紙幣搬送路の途中に設けられて入金紙
幣の金種、真偽、二重搬送等を鑑別する入金鑑別部と、
該入金鑑別部の下流側の紙幣搬送路に接続されて、該入
金鑑別部の鑑別結果に基づき入金紙幣を選別収納し、か
つ収納した入金紙幣を出金紙幣として紙幣搬送路に送り
出す還流スタッカと、該還流スタッカの下流側の紙幣搬
送路に設けられて、出金紙幣の二重搬送等を判別する出
金判別部と、該出金判別部の下流側の紙幣搬送路に接続
されて、該出金判別部により二重搬送等と判別された出
金紙幣を収納する収納スタッカと、紙幣搬送路の末端に
設けられて出金紙幣等を払い出す出金/リジェクト口
と、上位機であるPOSレジからの指令に基づいて、入
金口から還流スタッカ等への入金処理、還流スタッカか
ら出金/リジェクト口等への釣銭の出金処理をそれぞれ
行わせる制御部とを有する紙幣入出金機であって、前記
紙幣搬送路を、入金口から機体の奥行き方向に向けて水
平に配置し、入金鑑別部を経てUターンした後、機体前
面の出金/リジェクト口に向けて水平に配置し、更に、
前記制御部により、入金鑑別部が正券の千券と鑑別した
入金紙幣を一時貯留させることなく千券用の還流スタッ
カに収納させ、正券の五千券と鑑別した入金紙幣を一時
貯留させることなく五千券用の還流スタッカに収納さ
せ、正券の万券と鑑別した入金紙幣を一時貯留させるこ
となく収納スタッカに収納させ、偽券、二重搬送紙幣等
と鑑別した出金紙幣のリジェクト紙幣を出金/リジェク
ト口に搬送し、また、出金判別部により、正常券と判別
した出金紙幣を出金/リジェクト口に搬送し、二重搬送
等と判別した出金紙幣のリジェクト紙幣を収納スタッカ
に収納させるようにしている。
【0006】
【作用】本発明によれば、入金紙幣、出金紙幣を搬送す
るための紙幣搬送路を、入金口から機体の奥行き方向に
向けて水平に配置し、入金鑑別部を経てUターンさせた
後、機体前面の出金/リジェクト口に向けて水平に配置
させるようにしたので、紙幣搬送路の上下方向の配置ス
ペースが小さくて済む。一方、本発明では、入金鑑別部
により、正券の千券と鑑別した入金紙幣を一時貯留させ
ることなく千券用の還流スタッカに収納し、正券の五千
券と鑑別した入金紙幣を一時貯留させることなく五千券
用の還流スタッカに収納し、正券の万券と鑑別した入金
紙幣を一時貯留させることなく収納スタッカに収納し、
偽券、二重搬送紙幣等と鑑別した入金紙幣のリジェクト
紙幣を出金/リジェクト口に搬送し、また、出金判別部
により、正券と判別した出金紙幣を出金/リジェクト口
に搬送し、二重搬送等と判別した出金紙幣のリジェクト
紙幣を収納スタッカに収納した。すなわち、本発明で
は、釣銭として使用する必要のある千券、五千券の入金
紙幣を専用の払出可能な還流スタッカにそれぞれ収納
し、それ以外の万券の入金紙幣を、出金紙幣のリジェク
ト紙幣が収納される収納スタッカに共に収納させるよう
にしたので、結果として2つの還流スタッカと、1つの
収納スタッカとからなる3つのスタッカを、紙幣搬送路
に沿って前後方向に設ければ済み、これにより機体の前
後方向の寸法も小さくすることができる。しかも、正券
の千券と鑑別した入金紙幣を一時貯留させることなく千
券用の還流スタッカに収納し、正券の五千券と鑑別した
入金紙幣を一時貯留させることなく五千券用の還流スタ
ッカに収納し、正券の万券と鑑別した入金紙幣を一時貯
留させることなく収納スタッカに収納するため、入金紙
幣を一時貯留させるための一時貯留部が不要となり、こ
の点からも機体全体の寸法を小さくすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係わる貨幣入出金機を図1〜
図10に基づいて説明する。まず、図1を参照して全体
構成を説明すると、これらの図において、符号1で示す
ものはレジ係により操作されるPOSレジである。ま
た、符号100で示すものは、紙幣入出金機101と、
硬貨入出金機102とから構成される貨幣入出金機であ
って、これら紙幣入出金機101と硬貨入出金機102
とは、POSレジ1からの指示により入出金処理がそれ
ぞれ行われるようになっている。また、上記紙幣入出金
機101と、硬貨入出金機102の幅寸法は、POSレ
ジ1の幅寸法の1/2にそれぞれ設定されている。
【0008】POSレジ1は、バーコード読取機(図示
略)で読み取った商品のバーコードに基づき、該商品の
合計金額を計算する計算機能等を有するPOSレジ制御
部C1(図3、図6参照)ととも、バーコードの読取作
業を終了させるための合計キー2、顧客から預かった現
金の金額を入力するための金額入力キー3、計算した商
品の合計金額を表示させるための表示部4、バーコード
に対応した購入商品名、商品金額、商品の合計金額等を
印刷するための印刷手段5などが備えられている。そし
て、このPOSレジ1では、商品の計算が終了して、合
計キー2が押下された場合には、POSレジ制御部C1
によって、商品の合計金額を表示部4に表示させた後
(レジ係はこの表示部4を参照して顧客に商品の合計金
額を告げる)、顧客から受け取った代金と、商品の購入
金額との間の差額を計算し、更に、顧客からの代金と商
品の購入金額との間に差額がある場合には、その差額の
貨幣(紙幣、硬貨)を払い出す釣銭指令を出力する。な
お、このPOSレジ1は、後述する貨幣入出金機100
の上面のPOSレジ載置部6に載置されるようになって
いる。
【0009】次に、紙幣入出金機101の構成を図2〜
図4を参照して説明する。この紙幣入出金機101は、
機体7の前面上部に設けられ、入金紙幣を受け入れかつ
該入金紙幣を一枚ずつ繰り出すための入金口8と、該入
金口8の下側に位置する機体7前面に設けられた出金/
リジェクト口9と、前記入金口8から機体7の奥行き方
向に向けて水平に配置され、途中でUターンした後、機
体7の前面方向に向けて水平に配置され、最終的に出金
/リジェクト口9に至る紙幣搬送路10と、該紙幣搬送
路10の戻り側ルートに、入金連絡路11・12、出金
連絡路13・14を介して接続され、入金連絡路11・
12を通じて入金された紙幣を集積収納するとともに、
集積収納された紙幣を出金連絡路13・14を通じて出
金紙幣として払い出す複数の還流スタッカ15・16
と、還流スタッカ15・16の下流側に位置する紙幣搬
送路10に連絡路17を介して接続された収納スタッカ
18と、入金口8と還流スタッカ15・16との間に位
置する紙幣搬送路10に設けられ、該紙幣搬送路10に
より搬送される紙幣の金種、真偽、二重搬送などを鑑別
する入金鑑別部19と、還流スタッカ15・16と収納
スタッカ18との間の紙幣搬送路10に設けられ、該紙
幣搬送路10により搬送された出金紙幣の二重搬送など
を判別する出金判別部20と、紙幣搬送路10、還流ス
タッカ15・16等を制御する紙幣入出金用制御部C2
(図3参照)とを主な構成要素とする。
【0010】なお、このような紙幣入出金機101で
は、図4に示すように、紙幣搬送路10と入金連絡路1
1・12との各分岐部には振分フォーク21・22が設
けられ、紙幣搬送路10と連絡路17との分岐部には振
分フォーク23が設けられており、これら振分フォーク
21〜23は、入金鑑別部19の鑑別結果、出金判別部
20の判別結果に基づき、紙幣入出金用制御部C2によ
り駆動される。すなわち、紙幣入出金用制御部C2は、
入金鑑別部19によって、(1)入金紙幣を正券の千券
であると鑑別した場合には、振分フォーク21のみを駆
動して、該千券を入金連絡路11を通じて一時貯留させ
ることなく還流スタッカ15に収納し、(2)入金紙幣
を正券の五千券であると鑑別した場合には、振分フォー
ク22のみを駆動して、該五千券を入金連絡路12を通
じて一時貯留させることなく還流スタッカ16に収納
し、(3)入金紙幣を正券の万券であると鑑別した場合
には、振分フォーク23のみを駆動して、該万券を連絡
路17を通じて一時貯留させることなく収納スタッカ1
8に収納し、(4)入金紙幣を偽券、二重搬送などのリ
ジェクト紙幣であると鑑別した場合には、これら振分フ
ォーク21〜23を駆動させず、該リジェクト紙幣を直
進させて、出金/リジェクト口9から払い戻す。また、
(5)還流スタッカ15・16内の紙幣の収納枚数を管
理する計数手段(図示略)からの出力に基づき、これら
還流スタッカ15・16が満杯であると判定した場合に
は、振分フォーク23のみを駆動して、入金紙幣を連絡
路17を通じて一時貯留させることなく収納スタッカ1
8に収納する。なお、前記計数手段による満杯の判断
は、入金連絡路11・12、出金連絡路13・14の途
中に設けた計数センサ(図示略)の計数値に基づくもの
であっても、還流スタッカ15・16内の紙幣量を直接
検知する光センサ(図示略)の検出信号に基づくもので
あっても良い。ここで、入金紙幣を一時貯留させること
なく還流スタッカ15,16あるいは収納スタッカ18
に収納するのは、図4にも示すように、紙幣入出金機1
01が一時貯留部を持っていないことからも明らかであ
る。すなわち、後述するように、この紙幣入出金機10
1は、目視確認に基づいて係員により代金が割り出され
この代金がPOSレジ1において金額入力キー3に入力
されると、この代金と購 入物品の金額とに差額がある場
合に、その差額に基づいて直ちに釣銭を支払ってしまう
ものであり、この釣銭の支払いの後、紙幣の収納および
出金紙幣としての再利用のために、顧客より受け取った
紙幣を入金鑑別部19で鑑別し収納させるものであっ
て、入金紙幣を鑑別し入金紙幣の金額の確認を係員に行
わせて必要に応じて入金紙幣を返却させるものではない
ためである。
【0011】また、紙幣入出金用制御部C2は、出金判
別部20により、(一)出金紙幣を二重搬送紙幣と判別
した場合には、振分フォーク23のみを駆動して、該紙
幣を連絡路17を通じて収納スタッカ18にリジェクト
する、(二)出金紙幣を二重搬送されていない正常券と
判別した場合には、振分フォーク23を駆動せず、正常
券を出金/リジェクト口9から払い出させるようにして
いる。
【0012】そして、上述したように振分フォーク21
〜23が選択的に駆動されることにより、還流スタッカ
15には千券が収納され、還流スタッカ16には五千券
が収納され、収納スタッカ18には、入金紙幣の万券
と、出金紙幣の中の二重搬送紙幣が収納されるようにな
っている。なお、還流スタッカ15・16に千券、五千
券をそれぞれ収納したのは、これら紙幣は、出金時にお
いて釣銭として使用することができるからであり、よっ
て万券は、出金リジェクト紙幣とともに、再度、出金で
きない収納スタッカ18に収納させるようにしている。
【0013】次に、還流スタッカ15・16の構成につ
いて説明する。これら還流スタッカ15・16は、入金
連絡路11・12、出金連絡路13・14に接続される
入出金路24・25と、これら入出金路24・25に接
続された収納部26・27と、これら収納部26・27
内に昇降自在に設けられて、紙幣をその上面に載置する
昇降板28・29と、入出金路24・25の近傍に出入
自在に設けられて、入出金路24・25を通じて搬送さ
れた入金紙幣を収納部26・27内の昇降板28・29
上に一枚ずつ掻き落とす羽根車30・31と、収納部2
6・27の上部位置に設けられて、昇降板28・29上
の紙幣を出金連絡路13・14に向けて送り出す蹴出ロ
ーラ32・33とを有するものである。
【0014】そして、このような還流スタッカ15・1
6では、入金時に、羽根車30・31を入出金路24・
25から突出させて配置し、かつ該羽根車30・31を
紙幣の搬送に合わせて、図4中反時計方向に回転させる
ことにより、入金連絡路11・12、入出金路24・2
5を通じてぞれぞれ搬送された紙幣が、羽根車30・3
1により掻き落とされて、収納部26・27内の昇降板
28・29(昇降板は下降位置にある)上に一枚ずつ集
積される。一方、出金時には、羽根車30・31を入出
金路24・25から退避させ、かつ下降位置にあった昇
降板28・29を、その上面に載置された紙幣の最上面
が蹴出ローラ32・33に当接されるまで上昇させ(図
示しないセンサの検出による)、この状態で、蹴出ロー
ラ32・33を図4中反時計方向に回転させることによ
り、昇降板28・29上の紙幣が一枚ずつ入出金路24
・25に搬送され、更には入出金路24・25を上方に
直進した後、出金連絡路13・14を経て紙幣搬送路1
0に搬送される。なお、以上のような還流スタッカ15
・16の詳細な構成は、本出願人が先に出願した特願平
4−248267号に説明されている。
【0015】次に、収納スタッカ18の構成を説明す
る。この収納スタッカ18は、連絡路17に接続される
入金路34と、該入金路34に接続された収納部35
と、該収納部35に設けられて、紙幣をその上面に載置
する昇降板36と、前記入金路34の近傍に設けられ
て、該入金路34を通じて搬送された紙幣を収納部35
上に一枚ずつ掻き落とす羽根車37とから構成されたも
のであって、前記昇降板36は、スプリング38により
下側から支持されその上面に紙幣が載置された場合に、
紙幣の重さにより徐々に下降するようになっている。
【0016】なお、前記羽根車37は、紙幣の搬送に合
わせて、図4中反時計方向に回転され、これにより収納
部35内の昇降板36上に、紙幣が一枚ずつ掻き落とさ
れて集積されるようになっている。また、前記収納スタ
ッカ18は、機体7に対して脱着自在に設けられ、かつ
キー18Aの操作により機体7から取り外せるように構
成されたものであって、業務終了時等に、キーを管理す
る管理者により、機体7から取り外されてその内部に収
納された紙幣(万券の入金紙幣、二重搬送された千券、
五千券の出金紙幣)が回収できるようになっている。
【0017】次に、出金/リジェクト口9の構成を説明
する。この出金/リジェクト口9は、機体7に設けられ
た軸40に回転自在に支持されてたセパレータ41を有
し、このセパレータ41により仕切られた上側がリジェ
クト口9Aに、下側が出金口9Bとなるように構成され
たものである。また、この出金/リジェクト口9の後部
には、紙幣取揃板42と支持板43とが設けられてい
る。前記紙幣取揃板42は出金口9Bに集積された紙幣
の後端部に当接して、該集積紙幣を取り揃えるものであ
る。また、前記支持板43は、機体7に設けられた軸4
4に回転自在に支持されたものであって、倒れた位置に
まで回転した場合には、出金口9Bの底面と同一平面を
形成し、一方、起立した位置にまで回転した場合には、
リジェクト口9Aに集積された集積紙幣の後端部に当接
して、該集積紙幣を取り揃えるものである。
【0018】そして、以上のように構成された出金/リ
ジェクト口9では、入金時に、セパレータ41が下降
し、かつ支持板43が起立した位置に配置され、これに
より入金口8に入金された紙幣の中で、偽券、二重搬送
等と鑑別されたリジェクト紙幣が、上側のリジェクト口
9Aに案内される。このときリジェクト口9Aに案内さ
れて集積されたリジェクト紙幣は、支持板43により後
端部が取り揃えられる。一方、この出金/リジェクト口
9では、出金時には、セパレータ41が上昇し、かつ支
持板43が倒れた位置に配置され、これにより、還流ス
タッカ15・16から繰り出された出金紙幣の中で、二
重搬送されていない正常紙幣のみが、下側の出金口9B
に案内される。このとき出金口9Bに案内されて集積さ
れた出金紙幣は、紙幣取揃板42によりその後端部が取
り揃えられる。
【0019】次に、硬貨入出金機102の構成を、図5
〜図10を参照して説明する。この硬貨入出金機102
は、機体50の上部に設けられ、入金硬貨を受け入れる
入金口51と、垂直軸を中心として水平面内で回転自在
に設けられ、入金口51を通じて投入された入金硬貨を
貯留し、回転時の遠心力により該入金硬貨を放出する回
転円盤52と、回転円盤52から放出された入金硬貨が
一枚ずつ連続搬送される入金搬送路53と、入金搬送路
53に接続されて該入金搬送路53を通じて搬送された
入金硬貨を金種別に選別する選別通路54と、該選別通
路54により金種別に分類された入金硬貨をそれぞれ案
内するためのシュート55〜60と、シュート55〜6
0により案内された入金硬貨を受け入れて貯留するとと
もに、貯留した入金硬貨を出金硬貨として払い出す還流
式ホッパー61〜66と、これら還流式ホッパー61〜
66から払い出された出金硬貨を搬送するための出金搬
送路67と、機体50の前面下部に設けられて、出金搬
送路67により搬送された出金硬貨を払い出す出金口6
8と、回転円盤52、還流式ホッパー61〜66、出金
搬送路67等を制御する硬貨入出金用制御部C3(図6
参照)とを有するものである。
【0020】前記入金搬送路53は全体が水平に設けら
れるとともに、その途中に90゜強屈曲する屈曲部53
Aが設けられたものであって、この屈曲部53Aにおい
て、入金搬送路53により搬送された硬貨を後述する基
準レール73に沿わせるようにしている。また、前記屈
曲部53Aの上流側に位置する入金搬送路53には、硬
貨の真偽、金種等を鑑別する入金鑑別部69(図7参
照)が設けられ、更に、前記屈曲部53Aの下流側に位
置する入金搬送路53には、入金鑑別部69の鑑別結果
に基づいて開閉動作されるリジェクトゲート70、オー
バーフローゲート71が硬貨の搬送方向に沿って順次設
けられている(図9参照)。
【0021】なお、リジェクトゲート70は、入金鑑別
部69により偽と判別された場合に開状態となって、偽
と判別された硬貨をリジェクトゲート70内に落下させ
るものであり、また、オーバーフローゲート71は、入
金鑑別部69により鑑別された金種の硬貨が、既に還流
式ホッパー61〜66内で満杯である場合に(後述す
る)、開状態となってオーバーフローゲート71内に落
下させるものである。なお、これらリジェクトゲート7
0、オーバーフローゲート71の開閉は硬貨入出金用制
御部C3が行う。
【0022】また、前記リジェクトゲート70、オーバ
ーフローゲート71の下方には収納ボックス72(図
1、図4、図6、図9参照)が脱着自在に設けられ、そ
の収納ボックス72は内部を二分するように仕切られ、
一方の収納部には、リジェクトゲート70で選別された
リジェクト硬貨がシュート70Aを通じて供給され、他
方の収納部には、オーバーフローゲート71で選別され
たオーバーフロー硬貨が、シュート71Aを通じて供給
されるようになっている。そして、この収納ボックス7
2にはキー72Aが設けられており、キー操作により該
収納ボックス72が機体50から脱着されるようになっ
ている。
【0023】次に、入金搬送路53を通じて搬送された
入金硬貨を金種別に選別する選別通路54について説明
する。この選別通路54は、図7に示すように硬貨の搬
送方向に沿うように設けられて、硬貨を案内する基準レ
ール73と、該基準レール73から微小量離れた位置の
通路面54Aに、搬送方向に向けて小径金種から順番に
一定の間隔をおいて形成され、硬貨を小径順に選別して
ゆく選別孔74〜79と、通路面54の上方位置に設け
られて、該通路面54に対して硬貨を押しつけながら搬
送する入金搬送ベルト80とを有するものであって、こ
の入金搬送ベルト80は、硬貨の搬送方向に向けて、基
準レール73との間隔が漸次狭くなるように配置され、
これによって硬貨の周縁部を基準レール73に対して接
触させるようにしている。また、この選別通路54は、
図7の平面図を参照して判るように、硬貨の搬送方向に
向けて機体50の中央部に向けて漸次近接するように設
けられ、更にこの選別通路54の末端部は機体50の中
央部にまで至っている。
【0024】一方、還流式ホッパー61〜66は、上部
にシュート55〜60を通じて供給された硬貨を、開口
部(図示略)を通じてそれぞれ受け入れる斜円盤を備え
たものである。この斜円盤は、傾斜した状態で回転自在
に設けられ、かつ内周面に硬貨を一枚ずつ係止して掻き
出すための突起が複数設けられたものであって、この斜
円盤が回転した場合に突起により掻き出された硬貨は、
繰出口(図示略)を経由して出金搬送路67に払い出さ
れるようになっている。また、これら還流式ホッパー6
1〜66は、図7〜図9に示すように選別通路54の両
側に二列となるように配置されたものであって、還流式
ホッパー61には1円硬貨が、還流式ホッパー62には
50円硬貨が、還流式ホッパー63には5円硬貨が、還
流式ホッパー64には100円硬貨が、還流式ホッパー
65には10円硬貨が、還流式ホッパー66には500
円硬貨がそれぞれ収納されるようになっている。また、
前記出金搬送路67は、機体50のほぼ下部中央に、前
後方向に向けて水平配置されたベルトコンベアにより構
成されるものであって、還流式ホッパー61〜66から
繰り出された出金硬貨を該ベルトコンベア上に載置する
ことにより、出金口68に運搬するようにしている。
【0025】また、前記シュート55〜60の途中には
入金硬貨計数センサ(図示略)がそれぞれ設けられてお
り、この入金硬貨計数センサの計数に基づき、還流式ホ
ッパー61〜66に供給された入金硬貨の枚数が金種別
に計数される。また、前記還流式ホッパー61〜66の
繰出口近傍には出金硬貨計数センサ(図示略)がそれぞ
れ設けられ、この出金硬貨計数センサの計数に基づき、
還流式ホッパー61〜66から繰り出される出金硬貨の
枚数が金種別に計数される。そして、このように入金硬
貨計数センサ、出金硬貨計数センサの計数結果は、硬貨
入出金用制御部C3に供給され、この硬貨入出金用制御
部C3では、これら計数センサの演算結果に基づき、各
還流式ホッパー61〜66内の硬貨の収納枚数を演算す
るとともに、還流式ホッパー61〜66が満杯であるか
否かを判断し、更に還流式ホッパー61〜66が満杯で
あると判断した場合に、満杯情報を出力する。そして、
この硬貨入出金用制御部C3では、この満杯情報で示さ
れる金種を入金鑑別部69で鑑別した場合には、オーバ
ーフローゲート71を開動作して、当該金種の硬貨を収
納ボックス72に選別する。
【0026】次に、POSレジ制御部C1によるPOS
レジ1の動作内容と、POSレジ制御部C1からの指示
に基づく、紙幣入出金用制御部C2による紙幣入出金機
101、硬貨入出金用制御部C3による硬貨入出金機1
02の動作内容について説明する。
【0027】(1) レジ係が、バーコード読取機(図
示略)により顧客が購入した全商品のバーコードを読み
取ったとして、POSレジ1の合計キー2を押下した場
合には、購入商品の合計金額が表示部4に表示される。 (2) レジ係は、この表示部4に表示された合計金額
を顧客に伝えて、顧客より現金を受け取ると、その合計
金額を金額入力キー3によりPOSレジ1に入力する。 (3) POSレジ1によって、購入代金と受取金額と
の差が算出され、釣銭がある場合には、POSレジ1よ
り紙幣入出金機101の入出金用制御部C2、硬貨入出
金機102の硬貨入出金用制御部C3へそれぞれ釣銭指
令が出力され、各入出金機101・102より釣銭額に
相当する現金(紙幣及び硬貨、紙幣及び硬貨のいずれか
一方)をそれぞれ払い出す。また、POSレジ1によっ
て購入代金と、受取金額との差が0であると計算した場
合には、該POSレジ1からは釣銭指令が出力されず、
次の動作(4)が行われる。
【0028】そして、POSレジ1の釣銭指令で示され
た釣銭が千券である場合には、蹴出ローラ32を駆動し
て還流スタッカ15内の千券を入出金路24、出金連絡
路13、紙幣搬送路10を通じて出金/リジェクト口9
の出金口9Bに払い出す。また、釣銭が五千券である場
合には、蹴出ローラ33を駆動して還流スタッカ16内
の五千券を入出金路25、出金連絡路14、紙幣搬送路
10を通じて出金/リジェクト口9の出金口9Bに所定
枚数払い出す。また、このような千券、五千券の出金に
際して出金判別部20により二重搬送が検知された場合
には、振分フォーク23を駆動して該二重搬送紙幣を収
納スタッカ18に収納する。一方、釣銭が1円〜500
円の硬貨である場合には、該当する還流式ホッパー61
〜66の斜円盤を回転駆動して、該還流ホッパー61〜
66の繰出口から硬貨を繰り出し、更に該硬貨を出金搬
送路67を経由して出金口68から払い出す。
【0029】(4) 紙幣入出金機101の出金口9
B、硬貨入出金機102の出金口68から払い出した釣
銭(紙幣及び硬貨、紙幣及び硬貨のいずれか一方)を顧
客に受け渡したならば、レジ係は顧客から受け取った現
金を紙幣と硬貨とにわけて、それぞれの入出金機101
・102の入金口8・51へ投入する。また、この場
合、レジ係は顧客から受け取った現金が紙幣、硬貨のい
ずれかである場合には、これら紙幣、硬貨を該当する入
出金機101・102の入金口8・51へ投入する。ま
た、釣銭を支払う必要が無い場合には、レジ係は、顧客
から受け取った現金を、入出金機101・102の入金
口8・51へ投入する作業のみを行う。
【0030】ここで、紙幣入出金機101と硬貨入出金
機102の入金処理について説明する。まず、紙幣入出
金機101では、入金口8に投入された紙幣を1枚ずつ
機内に向けて繰り出し、紙幣搬送路10に沿って紙幣を
搬送し、その搬送途中において該紙幣を入金鑑別部19
により鑑別する。そして、この入金鑑別部19の鑑別結
果に基づき、真と鑑別された紙幣のうち最高額の紙幣
(万券)は、釣銭として再利用できないので、出金判別
部20より前方の収納スタッカ18内に収納し、最高額
以下の紙幣(千券、五千券)は、それぞれ金種別の還流
スタッカ15・16内に分類収納する。また、入金鑑別
部19において偽あるいは二重搬送等と鑑別された紙幣
は、リジェクト券として出金/リジェクト口9のリジェ
クト口9Aへ払い出す。
【0031】一方、硬貨入出金機102では、入金口5
1に投入された硬貨を回転円盤52の遠心力により1枚
ずつ入金搬送路53に繰り出し、該入金搬送路53の搬
送途中において該硬貨を入金鑑別部69により鑑別す
る。そして、この入金鑑別部69の鑑別の結果、真で、
かつ還流式ホッパー61〜66においてオーバーフロー
していないと判断した硬貨について、選別通路54に送
り込み、この選別通路54の選別孔74〜79にて、硬
貨の径に応じた金種別の分類を行う。そして、この選別
通路54にて分類された硬貨はシュート55〜60を通
じて金種別の還流式ホッパー61〜66にそれぞれ案内
される。また、入金鑑別部69により、偽と判別した硬
貨、還流式ホッパー61〜66においてオーバーフロー
していると判断した硬貨については、各リジェクトゲー
ト70、オーバーフローゲート71により収納ボックス
72に案内する。
【0032】そして、以上説明したような紙幣入出金機
101によれば、入金紙幣、出金紙幣を搬送するための
紙幣搬送路10を、入金口8から機体7の奥行き方向に
向けて水平に配置し、入金鑑別部19を経てUターンさ
せた後、機体7の前面方向に向けて水平に配置させるよ
うにしたので、紙幣搬送路10の上下方向の配置スペー
スが小さくて済み、これによって機体7の上下寸法を小
さくすることができる。 また、上記紙幣入出金機10
1では、釣銭として使用する必要のある千券、五千券を
専用の払出可能な還流スタッカ15・16にそれぞれ収
納し、それ以外の万券を、出金リジェクト紙幣が収納さ
れる収納スタッカ18に共に収納させるようにしたの
で、結果として2つの還流スタッカ15・16と、1つ
の収納スタッカ18とからなる3つのスタッカを、紙幣
搬送路10に沿って前後方向に設ければ済み、これによ
り機体7の前後方向の寸法も小さくすることができる。
また、上記紙幣入出金機101の幅寸法は、POSレジ
1の幅寸法の1/2にそれぞれ設定されており、これに
より、該紙幣入出金機101の大きさは、幅、上下、前
後の三方向について小さくなり、設置スペースが制限さ
れるPOSレジの周辺にも確実に設置することができ、
かつ図1に示すように硬貨入出金機102と並べて設置
することも可能となる。さらに、入金紙幣を一時貯留さ
せることなく還流スタッカ15,16あるいは収納スタ
ッカ18に収納するため、入金紙幣を一時貯留させるた
めの一時貯留部が不要となり、この点からも機体全体の
寸法を小さくすることができる。
【0033】なお、上述したPOSレジ1のPOSレジ
制御部C1、紙幣入出金機101の紙幣入出金用制御部
C2、硬貨入出金機102の硬貨入出金用制御部C3は
以下のようなデータ処理、制御も行う。 (一) POSレジ1の制御部では、入金紙幣、入金硬
貨の入金処理が完了した時点で、入金鑑別部19、69
の鑑別データに基づく入金金額と、POSレジ1の金額
入力キー3で入力された入金データとの照合を行ない、
レジ係のオペレーションミスがなかったか否かの管理を
行うようにしている。そして、このとき、鑑別データと
入金データとの間に差(オペレーションミス)があった
場合には、ミスがあったことを示すデータ(例えば、差
額、時間、担当者名等)を、POSレジ1のメモリ上に
書き込むようになっており、要求に応じてそのデータを
出力できるようになっている。
【0034】(二) 紙幣入出金機101では、還流モ
ード(上記実施例にて説明した方式)と、非還流モード
とが選択できるようになっている。この場合、これら還
流モードと非還流モードとは、管理者が所持するキーの
キー操作により選択される。
【0035】以下、非還流モードについて説明する。紙
幣入出金用制御部C2は、入金時において、入金鑑別部
19により、(1)正券の万券、五千券、千券を鑑別し
た場合に、振分フォーク23のみを駆動して、これら万
券、五千券、千券を連絡路17を通じて収納スタッカ1
8に収納し、(2)偽券、二重搬送などのリジェクト紙
幣を鑑別した場合には、これら振分フォーク21〜23
を駆動させず、該リジェクト紙幣を直進させて、出金/
リジェクト口9から払い戻すようにしている。また、出
金時には、還流モードと同様に、千券、五千券を、還流
スタッカ15・16から出金/リジェクト口9の出金口
9Bに払い出すようにし、このとき二重搬送があれば該
二重搬送紙幣を収納スタッカ18に収納させるようにし
ている。
【0036】すなわち、非還流モードでは、還流スタッ
カ15・16に対して紙幣を還流させず、これら還流ス
タッカ15・16を出金専用スタッカとしたので、還流
モードのように、障害が発生する原因となる複雑な動作
を、これら還流スタッカ15・16に行わせる必要がな
い。具体的には、機内でジャム障害が発生した場合には
ジャム紙幣を取り除くために機内を開放して、人手によ
り取り除かなければならないが、原則として機内を空け
ることができるのは、管理者のみでなくてはならない。
従って、このような非還流方式であると、障害の発生頻
度も低く抑えられるので、必ずしも管理者がいなくても
良いことになり、これによって管理者なしで現金の防犯
管理を確実に行うことができ、例えば、深夜営業のコン
ビニエンスストア、ガソリンスタンド等のアルバイト店
員のみで仕事を行う場合にも、十分対応することが可能
となる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、入金紙幣、出金紙幣を搬送するための紙幣搬送
路を、入金口から機体の奥行き方向に向けて水平に配置
し、入金鑑別部を経てUターンさせた後、機体前面の出
金/リジェクト口に向けて水平に配置させるようにした
ので、紙幣搬送路の上下方向の配置スペースが小さくて
済み、これによって機体の上下寸法を小さくすることが
できる。
【0038】一方、本発明では、入金鑑別部により、正
券の千券と鑑別した入金紙幣を千券用の還流スタッカに
収納し、正券の五千券と鑑別した入金紙幣を五千券用の
還流スタッカに収納し、正券の万券と鑑別した入金紙幣
を収納スタッカに収納し、偽券、二重搬送紙幣等と鑑別
した入金紙幣のリジェクト紙幣を出金/リジェクト口に
搬送し、また、出金判別部により、正常券と判別した出
金紙幣を出金/リジェクト口に搬送し、二重搬送等と判
別した出金紙幣のリジェクト紙幣を収納スタッカに収納
した。すなわち、本発明では、釣銭として使用する必要
のある千券、五千券の入金紙幣を専用の払出可能な還流
スタッカにそれぞれ収納し、それ以外の万券の入金紙幣
を、出金紙幣のリジェクト紙幣が収納される収納スタッ
カに共に収納させるようにしたので、結果として2つの
還流スタッカと、1つの収納スタッカとからなる3つの
スタッカを、紙幣搬送路に沿って前後方向に設ければ済
み、これにより機体の前後方向の寸法も小さくすること
ができる。しかも、正券の千券と鑑別した入金紙幣を一
時貯留させることなく千券用の還流スタッカに収納し、
正券の五千券と鑑別した入金紙幣を一時貯留させること
なく五千券用の還流スタッカに収納し、正券の万券と鑑
別した入金紙幣を一時貯留させることなく収納スタッカ
に収納するため、入金紙幣を一時貯留させるための一時
貯留部が不要となり、この点からも機体全体の寸法を小
さくすることができる。
【0039】すなわち、本発明では、機体の上下方向と
前後方向の寸法を、従来のものと比較して小さくするこ
とが可能であり、これにより設置スペースが制限される
POSレジの周辺にも確実に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる紙幣入出金機と、硬貨入出金
機、POSレジとの位置関係を示す斜視図。
【図2】紙幣入出金機の外観を示す斜視図。
【図3】紙幣入出金機の中の紙幣の流れを示す側面図。
【図4】紙幣入出金機の内部構成を示す側面図。
【図5】硬貨入出金機の外観を示す斜視図。
【図6】硬貨入出金機の中の硬貨の流れを示す側面図。
【図7】硬貨入出金機のケーシングの上面を外した状態
の平面図。
【図8】図7を矢印VIIIから見た側面図。
【図9】図7を矢印IXから見た側面図。
【図10】図7を矢印Xから見た正面図。
【符号の説明】
1 POSレジ 2 合計キー 3 金額入力キー 6 POSレジ載置部 7 機体 8 入金口 9 出金/リジェクト口 10 紙幣搬送路 15 還流スタッカ 16 還流スタッカ 18 収納スタッカ 19 入金鑑別部 20 出金判別部 100 貨幣入出金機 101 紙幣入出金機 102 硬貨入出金機 C1 POSレジ制御部 C2 紙幣入出金用制御部 C3 硬貨入出金用制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 和行 東京都北区東田端1丁目12番6号 ロー レル精機株式会社 東京研究所内 (72)発明者 吉川 栄一 東京都北区東田端1丁目12番6号 ロー レル精機株式会社 東京研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−89188(JP,A) 特開 平4−372093(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 9/00 326 G07D 9/00 331 G07G 1/00 331

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入金口に投入された入金紙幣を搬送する
    紙幣搬送路と、該紙幣搬送路の途中に設けられて入金紙
    幣の金種、真偽、二重搬送等を鑑別する入金鑑別部と、
    該入金鑑別部の下流側の紙幣搬送路に接続されて、該入
    金鑑別部の鑑別結果に基づき入金紙幣を選別収納し、か
    つ収納した入金紙幣を出金紙幣として紙幣搬送路に送り
    出す還流スタッカと、該還流スタッカの下流側の紙幣搬
    送路に設けられて、出金紙幣の二重搬送等を判別する出
    金判別部と、該出金判別部の下流側の紙幣搬送路に接続
    されて、該出金判別部により二重搬送等と判別された出
    金紙幣を収納する収納スタッカと、紙幣搬送路の末端に
    設けられて出金紙幣等を払い出す出金/リジェクト口
    と、上位機であるPOSレジからの指令に基づいて、入
    金口から還流スタッカ等への入金処理、還流スタッカか
    ら出金/リジェクト口等への釣銭の出金処理をそれぞれ
    行わせる制御部とを有する紙幣入出金機であって、 前記紙幣搬送路は、入金口から機体の奥行き方向に向け
    て水平に配置され、入金鑑別部を経てUターンした後、
    機体前面の出金/リジェクト口に向けて水平に配置され
    たものであり、 前記制御部は、入金鑑別部により、正券の千券と鑑別し
    た入金紙幣を一時貯留させることなく千券用の還流スタ
    ッカに収納し、正券の五千券と鑑別した入金紙幣を一時
    貯留させることなく五千券用の還流スタッカに収納し、
    正券の万券と鑑別した入金紙幣を一時貯留させることな
    収納スタッカに収納し、偽券、二重搬送紙幣等と鑑別
    した入金紙幣のリジェクト紙幣を出金/リジェクト口に
    搬送し、また、出金判別部により、正常券と判別した出
    金紙幣を出金/リジェクト口に搬送し、二重搬送等と判
    別した出金紙幣のリジェクト紙幣を収納スタッカに収納
    することを特徴とする紙幣入出金機。
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