JP4832913B2 - 棒金収納庫および釣銭補充管理システム - Google Patents

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本発明は、硬貨の枚数が互いに異なるような複数の種類の、例えば2種類の棒金硬貨(同一金種の硬貨を一定枚数だけ棒状にまとめて包装したもの)を収納することができる棒金収納庫およびこの棒金収納庫を備えた釣銭補充管理システムに関する。
従来より、棒金硬貨を金種別に特定の収納部に収納して棒金硬貨の在高を管理し得るようにした棒金収納庫が知られている。このような棒金収納庫としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特許文献1に記載された棒金収納庫は、複数本の棒金硬貨を収納するカセットが収納庫本体に納められた状態で、カセットに収納された各棒金硬貨の金種を順次判定するように構成されている。具体的には、収納庫本体内において、カセットに収納された棒金硬貨の配列方向に沿って一定方向で移動する反射型の光学式センサが設けられている。そして、そのような移動に伴うセンサ出力の時間変化に基づいて、各棒金硬貨の直径等から金種を判定するようになっている。
特開平11−250314号公報
上述した従来の棒金収納庫には、次のような問題点がある。
すなわち、棒金硬貨が収納されたカセットを収納庫本体内に納めた後、さらに上記のようにセンサを移動させて検出を行う必要があるため、金種判定に時間がかかってしまう。また、センサを一定速度で移動させるための機構等が必要となるため、製造コストの点でも不利となる。さらに、複数のカセットについてそれぞれ棒金硬貨の金種判別を行おうとすれば、各々のカセット毎にセンサを移動させながら検出を行う必要があり、ますます時間と製造コストがかかることになる。
また、棒金硬貨を金種別に特定の収納部に収納する棒金収納庫においては、カセットに収納された各棒金硬貨の金種および有無を順次判定するにあたり、従来では、収納されるべき棒金硬貨としては同一金種の50枚の硬貨を棒状にまとめて包装したものが想定されていた。
一般的には棒金硬貨として同一金種の50枚の硬貨を棒状にまとめて包装したものが使用されることが多いが、例えば日本国の硬貨の最高額金種である500円硬貨に限っては、流通業界の一部では20枚の硬貨を棒状にまとめて包装した棒金硬貨が使用されている。このため、50枚の硬貨からなる棒金硬貨に加えて、20枚の硬貨からなる棒金硬貨を収納するとともにこの棒金硬貨の金種および有無を順次判定することができるような棒金収納庫が望まれている。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、棒金ドロアにおける複数の棒金収納部に収納された棒金硬貨の金種を短時間で正確に判定することができ、製造コストを低減させることができ、さらに、硬貨の枚数が互いに異なるような複数の種類の棒金硬貨を収納することができるとともにどのような種類の棒金硬貨が収納された場合であってもその本数および金種を正確に判定することができる棒金収納庫およびこの棒金収納庫を備えた釣銭補充管理システムを提供することを目的とする。
本発明は、硬貨の枚数が互いに異なるような複数の種類の棒金硬貨を収納することができる棒金収納庫であって、収納庫本体と、この収納庫本体に対して、少なくとも閉鎖位置と引出位置との間で水平な縦方向に手動で引き出し自在に取り付けられ、棒金硬貨の軸線を横方向に向けて当該棒金硬貨を収納するための複数の棒金収納部が設けられると共に、少なくとも前記棒金収納部の設けられる範囲にわたって前記縦方向に延びる透光部分が形成された棒金ドロアと、前記収納庫本体に対する前記棒金ドロアの縦方向変位を検出するための変位検出手段と、前記棒金ドロアの透光部分を上下に挟んで対向する位置で前記収納庫本体に固定された発光ユニットおよび受光ユニットを有し、棒金硬貨による遮光の有無に応じた信号を出力し、前記棒金ドロアの横方向に沿って一列に並ぶよう配設される複数の棒金径センサと、収納されるべき棒金硬貨が前記複数の種類の棒金硬貨のうちどの種類のものであるかを予め設定する設定手段と、前記変位検出手段で検出した棒金ドロアの変位と、前記設定手段により設定された収納されるべき棒金硬貨の枚数に関する種類と、前記各棒金径センサの出力とに基づいて、前記棒金ドロアの各棒金収納部に収納された棒金硬貨の本数および金種を判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする棒金収納庫である。
このような棒金収納庫によれば、収納庫本体に対して棒金ドロアを手動で引き出し/押込みする際に、変位検出手段で検出した棒金ドロアの変位と、棒金硬貨による遮光の有無に応じた各棒金径センサの出力とに基づいて、判定手段が棒金ドロアの各棒金収納部に収納された棒金硬貨の有無および金種を判定する。その場合、棒金硬貨の金種は、棒金ドロアの縦方向変位と棒金径センサの出力とに基づいて特定される棒金硬貨の直径を基準として判定することができる。このように、棒金ドロアの縦方向変位を用いることで、手動で 引き出し/押込みされる棒金ドロアに多少の速度変動があったとしても、その影響を受けることなく、棒金硬貨の直径を正確に特定することが可能となる。
このため、棒金ドロアを手動で引き出し/押込みするだけで、複数の棒金収納部に収納された棒金硬貨の金種を短時間で正確に判定することができる。また、従来のようにセンサを一定速度で移動させるための機構等も必要なくなる。このため、棒金収納庫の製造コスト低減を図ることができる。なお、棒金収納庫における棒金硬貨の在高管理は、特に棒金ドロアの押込み時の判定に基づいて行えばよい。
さらに、このような棒金収納庫によれば、硬貨の枚数が互いに異なるような複数の種類の棒金硬貨のうちどの種類の棒金硬貨が収納されるかについて予め設定手段により設定され、また、複数の棒金径センサが棒金ドロアの横方向に沿って一列に並ぶよう配設されている。このため、各棒金収納庫に収納される1または複数の棒金硬貨を、複数の棒金径センサによりそれぞれ検知することができるようになり、どのような種類の棒金硬貨が収納された場合であっても、判定手段はその本数および金種を正確に判定することができるようになる。
本発明は、硬貨の枚数が互いに異なるような2種類の棒金硬貨であって一の棒金硬貨に係る硬貨の枚数が他の棒金硬貨に係る硬貨の枚数の半数以下となっているような2種類の棒金硬貨を収納することができる棒金収納庫であって、収納庫本体と、この収納庫本体に対して、少なくとも閉鎖位置と引出位置との間で水平な縦方向に手動で引き出し自在に取り付けられ、棒金硬貨の軸線を横方向に向けて当該棒金硬貨を収納するための複数の棒金収納部が設けられると共に、少なくとも前記棒金収納部の設けられる範囲にわたって前記縦方向に延びる透光部分が形成された棒金ドロアと、前記収納庫本体に対する前記棒金ドロアの縦方向変位を検出するための変位検出手段と、前記棒金ドロアの透光部分を上下に挟んで対向する位置で前記収納庫本体に固定された発光ユニットおよび受光ユニットを有し、棒金硬貨による遮光の有無に応じた信号を出力し、前記棒金ドロアの棒金収納部の両端近傍にそれぞれ配設される一対の棒金径センサと、収納されるべき棒金硬貨が前記2種類の棒金硬貨のうちどの種類のものであるかを予め設定する設定手段と、前記変位検出手段で検出した棒金ドロアの変位と、前記設定手段により設定された収納されるべき棒金硬貨の枚数に関する種類と、前記一対の棒金径センサの出力とに基づいて、前記棒金ドロアの各棒金収納部に収納された棒金硬貨の本数および金種を判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする棒金収納庫である。
このような棒金収納庫によれば、棒金ドロアにおける複数の棒金収納部に収納された棒金硬貨の金種を短時間で正確に判定することができ、製造コストを低減させることができることに加えて、一対の棒金径センサを棒金ドロアの棒金収納部の両端近傍に設け、さらに収納されるべき棒金硬貨が2種類の棒金硬貨のうちどちらのものであるかを予め設定しておくことにより、硬貨の枚数が互いに異なるような2種類の棒金硬貨を収納することができるとともにどのような種類の棒金硬貨が収納された場合であってもその本数および金種を正確に判定することができるようになる。
本発明の棒金収納庫においては、前記棒金ドロアの各棒金収納部は、前記2種類の棒金硬貨のうち硬貨の枚数が少ない棒金硬貨を2本収納することができるようになっており、この2本の棒金硬貨を仕切るための仕切り部材が着脱自在に各棒金収納部の中央に設けられていることが好ましい。
このような棒金収納庫によれば、少ない枚数の硬貨からなる棒金硬貨を棒金ドロアの各棒金収納部に収納させる際には、仕切り部材を棒金収納部の中央に取り付け、この仕切り部材により棒金収納部に収納される1本または2本の棒金硬貨の仕切りを行うようになっている。このことにより、各棒金硬貨の位置決めを行うことができ、各棒金硬貨がその軸方向にずれることにより各棒金径センサによって検出されなくなるといった事態が発生することを抑止することができるようになる。
本発明の棒金収納庫においては、前記2種類の棒金硬貨に係る硬貨の枚数は50枚および20枚であり、前記棒金ドロアの各棒金収納部は、50枚の硬貨からなる棒金硬貨を1本、または20枚の硬貨からなる棒金硬貨を2本収納することができるようになっていることが好ましい。
本発明は、上記の棒金収納庫と、この棒金収納庫に通信接続された金銭登録機と、を備え、前記棒金収納庫の設定手段により設定された棒金硬貨1本あたりの硬貨の枚数と前記判定手段により判定された棒金硬貨の本数とにより算出された硬貨の枚数に関する情報が前記棒金収納庫から前記金銭登録機に送られるようになっていることを特徴とする釣銭補充管理システムである。
このような釣銭補充管理システムによれば、上記の棒金収納庫の利点に加え、棒金収納庫にどのような種類の棒金硬貨が収納された場合であってもこの収納された棒金硬貨に係る硬貨の合計枚数の情報を金銭登録機に正確に送ることができるようになる。
本発明の棒金収納庫およびこの棒金収納庫を備えた釣銭補充管理システムによれば、棒金ドロアにおける複数の棒金収納部に収納された棒金硬貨の金種を短時間で正確に判定することができ、製造コストを低減させることができ、さらに、硬貨の枚数が互いに異なるような複数の種類の棒金硬貨を収納することができるとともにどのような種類の棒金硬貨が収納された場合であってもその本数および金種を正確に判定することができる。
以下、図面を参照して本発明の一の実施の形態について説明する。図1乃至図9は、本発明による棒金収納庫およびこの棒金収納庫を備えた釣銭補充管理システムの実施の形態を示す図である。
このうち図1は、本発明による棒金収納庫の一の実施の形態を、釣銭補充管理システムに組み込んだ状態で示すブロック図であり、図2は、図1に示したシステムの棒金収納庫および硬貨釣銭機を示す斜視図であり、図3は、図2に示した棒金収納庫の内部構造を示す(a)上側斜視図および(b)下側斜視図である。
また、図4は、図2に示した棒金収納庫における1つの棒金ドロアの変位を(a)閉鎖位置、(b)押込位置、(c)検出開始/終了位置、(d)検出終了/開始位置、(e)引出位置の各位置で示す模式図であり、図5は、図2に示した棒金収納庫における各棒金ドロアと変位検出手段との関係を模式的に示す側面図である。
また、図6は、図2に示した棒金収納庫における(a)50枚の硬貨からなる1本の棒金硬貨が棒金収納部に収納された際の、(b)20枚の硬貨からなる2本の棒金硬貨が棒金収納部に収納された際の、棒金硬貨と、棒金径センサおよび棒金孔センサとの関係を模式的に示す斜視図であり、図7は、図6の側面図であって、(a)50枚の硬貨からなる1本の棒金硬貨が棒金収納部に収納された際の、(b)20枚の硬貨からなる2本の棒金硬貨が棒金収納部に収納された際の、棒金硬貨と、棒金径センサおよび棒金孔センサとの関係を模式的に示す図である。
また、図8は、図2に示した棒金収納庫の制御系を示すブロック図であり、図9は、図3に示したロータリエンコーダおよびセンサの出力信号の例を示す図である。
以下、図1乃至図9を参照して、本実施の形態の棒金収納庫を備えた釣銭補充管理システムの構成、棒金収納庫の具体的な構成、当該システムにおける硬貨釣銭機の構成、本実施の形態の作用効果および変形例を順次説明する。
〔釣銭補充管理システムの構成〕
図1に示すように、本実施の形態の棒金収納庫1は、硬貨釣銭機3およびPOSレジスタ(金銭登録機)5と組み合わされて釣銭補充管理システムを構成する。図2に示すように、本実施の形態の棒金収納庫1は、硬貨釣銭機3と互いに上下方向に隣接して一体的に構成されている。具体的には、棒金収納庫1の収納庫本体(筐体)1aと硬貨釣銭機3の筐体3aとが一体的に形成されている。また、POSレジスタ5は、硬貨釣銭機3および棒金収納庫1の近傍に配置されている。
図1に示すように、棒金収納庫1、硬貨釣銭機3およびPOSレジスタ5は、それぞれ制御ユニット16、36および50を有している。そのうち、棒金収納庫1の制御ユニット16は硬貨釣銭機3の制御ユニット36と通信接続され、硬貨釣銭機3の制御ユニット36はPOSレジスタ5の制御ユニット50と通信接続されている。
〔棒金収納庫の構成〕
図2および図3に示すように、棒金収納庫1は、収納庫本体1aと、この収納庫本体1aに対してそれぞれ(水平な縦方向に)前方へ手動で引き出し自在に取り付けられた3つの棒金ドロア11、12、13とを有している。各棒金ドロア11、12、13には、特定金種の棒金硬貨を1本ずつまたは複数の本数(例えば2本)の同一金種の棒金硬貨を直列に並べて収納可能な棒金収納部14(図2)が複数設けられている。各棒金収納部14における棒金硬貨の収納姿勢は、棒金硬貨の軸線が棒金ドロア11、12、13の引き出し方向(縦方向)と直行する横方向を向いた水平姿勢である。
具体的には、例えば、上段の棒金ドロア11には、8つの1円棒硬貨用の棒金収納部14と、2つの5円棒金硬貨用の棒金収納部14が設けられている。また、中段の棒金ドロア12には、8つの10円棒金硬貨用の棒金収納部14と、2つの50円棒金硬貨用の棒金収納部14が設けられている。そして、下段の棒金ドロア13には、8つの100円棒金硬貨用の棒金収納部14と、2つの500円棒金硬貨用の棒金収納部14が設けられている。ここで、1円棒金硬貨用、5円棒金硬貨用、10円棒金硬貨用、50円棒金硬貨用、100円棒金硬貨用の各棒金収納部14は、それぞれ50枚の硬貨を棒状にまとめて包装された1本の棒金硬貨を収納するようになっている。一方、500円棒金硬貨用の棒金収納部14は、50枚の硬貨を棒状にまとめて包装された棒金硬貨、または20枚の硬貨を棒状にまとめて包装された棒金硬貨を選択的に収納することができるようになっている。さらに、図7に示すように、500円棒金硬貨用の各棒金収納部14の中央にはそれぞれ仕切り部材(仕切り用スペーサ)19が着脱自在に設けられている。仕切り部材19は、500円棒金硬貨用の棒金収納部14に20枚の硬貨からなる棒金硬貨Bを2本収納する際にこの2本の棒金硬貨Bを仕切るために用いられるようになっている(図7(b)参照)。この仕切り部材19は、透明プラスチック等の透光材料から形成されることが好ましい。仕切り部材19の他の構成としては、棒金収納部14に収納される棒金硬貨Bの中心に対応する位置に、この棒金硬貨Bの軸方向(図7の左右方向)に延びる貫通孔が設けられたものであってもよい。
また、棒金収納庫1は、棒金ドロア11、12、13の各棒金収納部14ごとに棒金硬貨の有無および金種を判定するための信号を出力する検出系18(図1)を備えている。そして、棒金収納庫1の制御ユニット16は、検出系18から出力された信号に基づいて特定の棒金ドロア11、12、13の各棒金収納部14に収納された棒金硬貨の有無および金種を判定する判定手段としての機能を有している。また、棒金収納庫1の収納庫本体1aの前面には、判定手段としての制御ユニット16の判定結果に基づいて各金種の棒金硬貨のFULL(満杯)/EMPTY(品切)等の状態を表示する表示パネル1bが設けられている。
なお、本明細書においては、棒金収納庫1の棒金ドロア11、12、13から(通常、レジ係員によって)取り出された棒金硬貨を「取出棒金硬貨」と称する。
図3には、棒金収納庫1の収納庫本体1a(図2)内部に設けられた枠体Fが示されている。この枠体Fは、各棒金ドロア11、12、13を上記縦方向へスライド可能に保持している。各棒金ドロア11、12、13の底部には透光部分(開口ないし透明部分)15が形成されている。この透光部分15は、各棒金ドロア11、12、13における複数の棒金収納部14(図2)が設けられる範囲にわたって延びるとともに、最前の棒金収納部14よりも前の棒金ドロア先端付近まで延びている。図5にも示すように、各棒金ドロア11、12、13の左側には、縦方向に延びるラックRが設けられている。
図4には、3つの棒金ドロア11、12、13を代表して、1つの棒金ドロア11の、収納庫本体1aの前面パネル1c(図2参照)を基準とした様々な縦方向位置が示されている。図4において:
(a)は、棒金ドロア11の前面が前面パネル1cと略面一となった「閉鎖位置」;
(b)は、棒金ドロア11が閉鎖位置より更に押し込まれ、棒金ドロア11の前面が前面パネル1cから少し引っ込んだ「押込位置」;
(c)は、棒金ドロア11の引き出し時に検出系18(図1)による検出が開始され、棒金ドロア11の押込み時には検出系18による検出が終了する「検出開始/終了位置」;
(d)は、棒金ドロア11の引き出し時に検出系18による検出が終了し、棒金ドロア11の押込み時には検出系18による検出が開始される「検出終了/開始位置」;
(e)は、棒金ドロア11の全ての棒金収納部14(図2)に対する棒金硬貨Bの収納/取り出しが可能となるまで引き出された「引出位置」;
をそれぞれ示している。なお、図4では、上記検出系18(図1)を代表して、下記の棒金径センサS11(S12)が示されている。
図3に示すように、枠体Fの前部には、左右一対の棒金径センサS11、S12と、3つの棒金孔センサS21、S22、S23とが設けられている。棒金径センサS11、S12は、それぞれ棒金ドロア11の横方向に沿って一列に並ぶよう配設されており、具体的には棒金ドロア11の棒金収納部14の両端近傍にそれぞれ配設されている。各棒金径センサS11、S12は、3つの棒金ドロア11、12、13の透光部分15を上下に挟んで互いに対向する位置でフレームF(収納庫本体1a)に固定された発光ユニットおよび受光ユニットを有している。これらの棒金径センサS11、S12は、閉鎖位置(図4(a))にある各棒金ドロア11、12、13の最前の棒金収納部14よりも前方の透光部分15を光軸が通るように配置されている(図4および図5参照)。
また、各棒金孔センサS21、S22、S23は、それぞれ棒金ドロア11、12、13に対応して設けられている。各棒金孔センサS21、S22、S23は、それぞれ対応する棒金ドロア11、12、13を両側から挟んで互いに対向する位置でフレームF(収納庫本体1a)に固定された発光ユニットおよび受光ユニットを有している。各棒金孔センサS21、S22、S23は、対応する棒金ドロア11、12、13に収納される棒金硬貨Bの中心に対応する高さを光軸が通るよう配置されている。
また、フレームFの前部左側には、上段の棒金ドロア11に略対応した高さに単一の2相ロータリエンコーダEが設けられている。図5に示すように、このロータリエンコーダEは、下方に延びる入力軸e1を有している。入力軸e1には、各棒金ドロア11、12、13のラックRに対応する3つのピニオンPが固定されている。各棒金ドロア11、12、13のラックRと、対応するピニオンPとは、少なくとも当該棒金ドロア11、12、13が検出開始/終了位置(図4(c))と検出終了/開始位置(図4(d))との間(閉鎖位置(図4(a))と引出位置(図4(e))との間で判定手段による判定に必要な範囲内の位置)にあるときには互いに噛み合い、少なくとも当該棒金ドロア11、12、13が閉鎖位置にあるときには互いに噛み合わないように配置されている。
これにより、ロータリエンコーダEが、各棒金ドロア11、12、13の縦方向変位に比例した数のパルス信号を出力するように構成されるようになる。すなわち、以上のロータリエンコーダE、ラックRおよびピニオンPは、収納庫本体1aに対する各棒金ドロア11、12、13の縦方向変位を検出するための変位検出手段を構成している。
図8に示すように、制御ユニット16には、上記検出系18を構成する棒金径センサS11、S12、棒金孔センサS21、S22、S23およびロータリエンコーダEが接続されている。また、制御ユニット16には、表示パネル1b(図2参照)、メモリ(記憶手段)Mおよび通信インターフェイスTが接続されている。メモリMには、全ての棒金ドロア11、12、13における、各棒金収納部14の位置と、各棒金収納部14に収納されるべき棒金硬貨の金種との対応関係が予め記憶されている。また、通信インターフェイスTは、硬貨釣銭機3(図1)の制御ユニット36と制御ユニット16とを通信接続するためのものである。
さらに、棒金収納部14に収納されるべき500円棒金硬貨の種類が、20枚からなる棒金硬貨および50枚からなる棒金硬貨のうちどの種類のものであるかを予め設定する設定手段17が、制御ユニット16に接続されている。この設定手段17における棒金硬貨の枚数に関する種類の設定は、具体的にはレジ係員が硬貨釣銭機3の表示・操作パネル3b(後述)によって棒金硬貨の枚数に関する種類の情報の入力を行い、入力された情報が通信インターフェイスTを介して設定手段17に送られることにより行われるようになっている。設定手段17により設定された500円棒金硬貨の枚数に関する種類はメモリMに記憶されるようになっている。
制御ユニット16は、ロータリエンコーダEの出力から特定されるいずれか1つの棒金ドロア11、12、13の縦方向変位と、設定手段17により設定された収納されるべき棒金硬貨の枚数に関する種類(すなわち、50枚の硬貨からなる棒金硬貨あるいは20枚の硬貨からなる棒金硬貨のどちらが収納されるのかについての情報)と、棒金径センサS11、S12および棒金孔センサS21、S22、S23の各出力とに基づいて、当該棒金ドロアの各棒金収納部14に収納された棒金硬貨の本数および金種を判定する判定手段としての機能を有している。
具体的には、収納庫本体1aに対して棒金ドロアを手動で引き出し/押込みする際に、ロータリエンコーダE、棒金径センサS11、S12および当該棒金ドロアに対応する棒金孔センサS21、S22、S23は、それぞれ図9に(それらの一部を)示すような信号70、72、74を出力する。これらの出力信号のうち、ロータリエンコーダEのパルス信号70によって、収納庫本体1aに対する棒金ドロア11、12、13の縦方向の変位が特定され、従って各棒金収納部14の各棒金センサS11、S12;S21、S22、S23に対する縦方向の変位が特定される。また、各棒金センサS11、S12;S21、S22、S23の信号72;74によって、各棒金硬貨の半径方向外縁および内縁(5円および50円の孔あき硬貨以外の場合は外縁のみ)による透光/遮光(遮光の有無)の遷移が特定される。とりわけ、図6および図7に示すように、棒金径センサS11、12は棒金収納部14の両端近傍にそれぞれ配設されているので、棒金収納部14に例えば20枚からなる棒金硬貨Bが収納される場合に、2本の棒金硬貨Bが収納されたのかあるいは1本の棒金硬貨Bしか収納されなかったのかを特定することができる(図7(b)参照)。
このことにより、特定の棒金ドロア11、12、13の各棒金収納部14ごとに、棒金硬貨Bの有無(2本の棒金硬貨Bが収納可能となっている場合はその本数)だけでなく、収納されている棒金硬貨Bの直径および中心孔の有無も特定することが可能となる。これに基づいて、制御ユニット16は、各棒金収納部14に存在する棒金硬貨Bが、本来収納すべき金種の棒金硬貨Bであるか否かを判定できるようになっている。
〔硬貨釣銭機の構成〕
図1および図2に示すように、硬貨釣銭機3は、筐体3aの前側に形成された投入口30、払出口34および表示・操作パネル3b(図2)を備えている。また、図1に示すように、硬貨釣銭機3は、識別手段31、選別手段32および金種別収納部33を備えている。識別手段31は、投入口30に投入されたバラ硬貨の金種および枚数を識別するように構成されている。また、選別手段32は、識別手段31によって識別されたバラ硬貨を金種ごとに選別するように構成されている。そして、金種別収納部33は、選別手段32によって選別されたバラ硬貨を金種別に収納するように構成されている。
そして、この硬貨釣銭機3は、金種別収納部33に収納されているバラ硬貨を、釣銭の払出し等の必要に応じて払出口34へ投出するように構成されている。なお、投入口30に投入されるバラ硬貨としては、釣銭用として補充される硬貨(典型的には取出棒金硬貨の包装を解いて得られたバラ硬貨)の他に、顧客から受け取った入金硬貨も含まれるが、両者は特に区別することなく金種別収納部33に収納され、釣銭として利用される。
硬貨釣銭機3の制御ユニット36には、棒金収納庫1の制御ユニット16から判定結果が送信されるようになっている。そして、制御ユニット36は、取出棒金硬貨の包装を解いて得られたバラ硬貨が投入口30へ投入された際に、識別手段31によって識別された当該バラ硬貨の金種および枚数と、受信した判定結果に基づく取出棒金硬貨の金種および本数とを比較して、両者間の対応を管理する機能を有している。
なお、棒金収納庫1の制御ユニット16からPOSレジスタ5の制御ユニット50にも判定結果が送られるようになっている。
例えば、バラ硬貨の金種および枚数と取出棒金硬貨の金種および本数とが対応していない(同一金種で、バラ硬貨の合計枚数が、棒金硬貨1本あたりの硬貨枚数(20枚または50枚)と本数とを掛けることにより算出される枚数と一致しない)と判定された場合には、釣銭補充管理システムのログデータにフラグを立てる等の対応が取られる。これにより、取り出された棒金硬貨と、釣銭用として補充されたバラ硬貨との間の対応を正確に管理することができる。なお、硬貨釣銭機3の制御ユニット36に代えて、POSレジスタ5の制御ユニット50がそのような対応関係を管理する機能を有していてもよい。
〔作用効果〕
次に、以上のように構成された本実施の形態の棒金収納庫の作用効果について説明する。
本実施の形態の棒金収納庫1によれば、収納庫本体1aに対して特定の棒金ドロア11、12、13を手動で引き出し/押込みする際に、変位検出手段としてのロータリエンコーダEの出力から特定される当該棒金ドロア11、12、13の縦方向変位と、棒金硬貨による遮光の有無に応じた棒金径センサS11、S12および棒金孔センサS21、S22、S23の各出力とに基づいて、判定手段としての制御ユニット16が当該棒金ドロアの各棒金収納部14に収納された棒金硬貨の有無および金種を判定する。この場合、棒金硬貨の金種は、棒金ドロア11、12、13の縦方向変位と棒金径センサS11、S12の出力とに基づいて特定される棒金硬貨の直径、および棒金孔センサS21、S22、S23の出力に基づいて特定される棒金硬貨の中心孔の有無を基準として判定することができる。このように、各棒金ドロア11、12、13の縦方向変位を用いることで、手動で引き出し/押込みされる棒金ドロアに多少の速度変動があったとしても、その影響を受けることなく、棒金硬貨の直径を正確に特定することが可能となる。
このため、特定の棒金ドロア11、12、13を手動で押し込むだけで、当該棒金ドロアの複数の棒金収納部14に収納された棒金硬貨の金種を短時間で正確に判定して、在高管理を行うことができる。また、従来のようにセンサを一定速度で移動させるための機構等も必要なくなる。このため、棒金収納庫の製造コスト削減を図ることができる。また、複数の棒金ドロア11、12、13の縦方向変位を単一のロータリエンコーダEでそれぞれ検出することができる。このため、変位検出手段の製造コストを低減させ、ひいては棒金収納庫の更なる製造コスト削減を図ることができる。
また、本実施の形態の棒金収納庫1によれば、50枚の硬貨からなる棒金硬貨または20枚の硬貨からなる棒金硬貨のうちどちらの種類の棒金硬貨が収納されるのかについて予め設定手段17により設定され、また、一対の棒金径センサS11、S12が棒金ドロア13の棒金収納部14の両端近傍にそれぞれ配設されている。このため、図6および図7に示すように、例えば20枚の硬貨からなる棒金硬貨を棒金ドロア13の各棒金収納部14に収納する際には、2本の棒金硬貨が直列に並ぶよう棒金収納部14に収納されることとなるが、予めこのことを設定手段17によって設定しておくことにより、各棒金径センサS11、S12が対応する各棒金硬貨の有無を検知するようになり、判定手段としての制御ユニット16は棒金収納部14に棒金硬貨が存在しないか、1本のみ存在するか、あるいは2本存在するかを判定することができるようになる。
一方、例えば50枚の硬貨からなる棒金硬貨を棒金ドロア13の各棒金収納部14に収納する際には、1本の棒金硬貨が棒金収納部14に収納されることとなるが、予めこのことを設定手段17により設定しておくことにより、棒金径センサS11、S12の両方を用いて棒金硬貨の有無を検知することができるようになる。このように、棒金径センサを複数設け、さらに収納されるべき棒金硬貨が20枚の硬貨からなる棒金硬貨または50枚の硬貨からなる棒金硬貨のうちどちらの種類のものであるかを予め設定しておくことにより、硬貨の枚数が互いに異なるような複数の種類の棒金硬貨を収納することができるとともにどのような種類の棒金硬貨が収納された場合であってもその本数および金種を正確に判定することができるようになる。
さらに、20枚の硬貨からなる棒金硬貨を棒金ドロア13の各棒金収納部14に収納させる際には、図7(b)に示すように仕切り部材19を棒金収納部14の中央に取り付け、この仕切り部材19により棒金収納部14に収納される1本または2本の棒金硬貨Bの仕切りを行うようになっている。このことにより、各棒金硬貨Bの位置決めを行うことができ、各棒金硬貨Bがその軸方向にずれることにより棒金径センサS11、S12によって検出されなくなるといった事態が発生することを抑止することができるようになる。
〔変形例〕
本実施の形態による棒金収納庫1は、上記の態様に限定されるものではなく、様々の変更を加えることができる。
例えば、上記の実施の形態においては棒金収納庫1の制御ユニット16が判定手段としての機能を有する場合を説明したが、これに代えて、硬貨釣銭機3の制御ユニット36やPOSレジスタ5の制御ユニット50が判定手段としての機能を有するように構成することも可能である。
また、各ピニオンPがロータリエンコーダEの入力軸e1に固定されている場合を説明したが、各ピニオンPは、入力軸e1と連動して回転する限り、これに固定されていなくてもよい。例えば、各ピニオンPと入力軸e1との間に他のギアや軸が介在されていてもよい。
また、取扱対象の棒金硬貨に孔あき硬貨が含まれない場合や、金種間で棒金硬貨の直径差が十分大きくて棒金径センサS11、S12の出力のみで十分に金種の判定が可能な場合には、棒金孔センサS21、S22、S23を省略してもよい。
また、上記の実施の形態においては20枚の硬貨からなる棒金硬貨および50枚の硬貨からなる棒金硬貨の両方を収納することができるのは500円用棒金硬貨用の棒金収納部14に限定される場合を説明したが、他の金種の棒金硬貨に係る棒金収納部14が同様の構成となっていてもよい。この場合、他の金種の棒金硬貨についても、収納されるべき棒金硬貨が50枚の硬貨からなる棒金硬貨または20枚の硬貨からなる棒金硬貨のうちどちらの種類のものであるかについて、設定手段17により予め設定されるようになる。
また、設定手段17が、収納されるべき棒金硬貨の種類を、20枚の硬貨からなる棒金硬貨あるいは50枚の硬貨からなる棒金硬貨のいずれか一方のものに設定する態様について説明したが、棒金硬貨における硬貨の各枚数は変更可能である。すなわち、一の棒金硬貨に係る硬貨の枚数が他の棒金硬貨に係る枚数の半数以下となっているのであれば、各棒金収納部14に、2本の上記一の棒金硬貨あるいは1本の上記他の棒金硬貨を収納することができるようになり、一対の棒金径センサS11、S12によりいずれの種類の棒金硬貨が棒金収納部14に収納された場合であってもその本数および金種を正確に判定することができるようになる。
さらに、棒金収納部14は2本の上記一の棒金硬貨あるいは1本の上記他の棒金硬貨を収納することができるようなものに限定されることはなく、硬貨の枚数がより少ない棒金硬貨を直列的に3本以上棒金収納部14に収納することができるようになっていてもよい。この場合は、設置される棒金径センサの数は3つ以上となり、各棒金径センサは棒金ドロアの横方向に沿って一列に並ぶよう配設されるようになる。
本発明による棒金収納庫の一の実施の形態を、釣銭補充管理システムに組み込んだ状態で示すブロック図である。 図1に示したシステムの棒金収納庫および硬貨釣銭機を示す斜視図である。 図2に示した棒金収納庫の内部構造を示す(a)上側斜視図および(b)下側斜視図である。 図2に示した棒金収納庫における1つの棒金ドロアの変位を(a)閉鎖位置、(b)押込位置、(c)検出開始/終了位置、(d)検出終了/開始位置、(e)引出位置の各位置で示す模式図である。 図2に示した棒金収納庫における各棒金ドロアと変位検出手段との関係を模式的に示す側面図である。 図2に示した棒金収納庫における(a)50枚の硬貨からなる1本の棒金硬貨が棒金収納部に収納された際の、(b)20枚の硬貨からなる2本の棒金硬貨が棒金収納部に収納された際の、棒金硬貨と、棒金径センサおよび棒金孔センサとの関係を模式的に示す斜視図である。 図6の側面図であって、(a)50枚の硬貨からなる1本の棒金硬貨が棒金収納部に収納された際の、(b)20枚の硬貨からなる2本の棒金硬貨が棒金収納部に収納された際の、棒金硬貨と、棒金径センサおよび棒金孔センサとの関係を模式的に示す図である。 図2に示した棒金収納庫の制御系を示すブロック図である。 図3に示したロータリエンコーダおよびセンサの出力信号の例を示す図である。
符号の説明
1 棒金収納庫
1a 収納庫本体
1b 表示パネル
1c 前面パネル
3 硬貨釣銭機
3a 筐体
3b 表示・操作パネル
5 POSレジスタ(金銭登録機)
11、12、13 棒金ドロア
14 棒金収納部
15 透光部分
16 制御ユニット(判定手段)
17 設定手段
18 検出系
19 仕切り部材
30 投入口
31 識別手段
32 選別手段
33 金種別収納部
34 払出口
36 制御ユニット
50 制御ユニット
70、72、74 信号

Claims (9)

  1. 硬貨の枚数が互いに異なるような複数の種類の棒金硬貨を収納することができる棒金収納庫であって、
    収納庫本体と、
    この収納庫本体に対して、少なくとも閉鎖位置と引出位置との間で水平な縦方向に手動で引き出し自在に取り付けられ、棒金硬貨の軸線を横方向に向けて当該棒金硬貨を収納するための複数の棒金収納部が設けられると共に、少なくとも前記棒金収納部の設けられる範囲にわたって前記縦方向に延びる透光部分が形成された棒金ドロアと、
    前記収納庫本体に対する前記棒金ドロアの縦方向変位を検出するための変位検出手段と、
    前記棒金ドロアの透光部分を上下に挟んで対向する位置で前記収納庫本体に固定された発光ユニットおよび受光ユニットを有し、棒金硬貨による遮光の有無に応じた信号を出力し、前記棒金ドロアの横方向に沿って一列に並ぶよう配設される複数の棒金径センサと、
    収納されるべき棒金硬貨が前記複数の種類の棒金硬貨のうちどの種類のものであるかを予め設定する設定手段と、
    前記変位検出手段で検出した棒金ドロアの変位と、前記設定手段により設定された収納されるべき棒金硬貨の枚数に関する種類と、前記各棒金径センサの出力とに基づいて、前記棒金ドロアの各棒金収納部に収納された棒金硬貨の本数および金種を判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする棒金収納庫。
  2. 硬貨の枚数が互いに異なるような2種類の棒金硬貨であって一の棒金硬貨に係る硬貨の枚数が他の棒金硬貨に係る硬貨の枚数の半数以下となっているような2種類の棒金硬貨を収納することができる棒金収納庫であって、
    収納庫本体と、
    この収納庫本体に対して、少なくとも閉鎖位置と引出位置との間で水平な縦方向に手動で引き出し自在に取り付けられ、棒金硬貨の軸線を横方向に向けて当該棒金硬貨を収納するための複数の棒金収納部が設けられると共に、少なくとも前記棒金収納部の設けられる範囲にわたって前記縦方向に延びる透光部分が形成された棒金ドロアと、
    前記収納庫本体に対する前記棒金ドロアの縦方向変位を検出するための変位検出手段と、
    前記棒金ドロアの透光部分を上下に挟んで対向する位置で前記収納庫本体に固定された発光ユニットおよび受光ユニットを有し、棒金硬貨による遮光の有無に応じた信号を出力し、前記棒金ドロアの棒金収納部の両端近傍にそれぞれ配設される一対の棒金径センサと、
    収納されるべき棒金硬貨が前記2種類の棒金硬貨のうちどの種類のものであるかを予め設定する設定手段と、
    前記変位検出手段で検出した棒金ドロアの変位と、前記設定手段により設定された収納されるべき棒金硬貨の枚数に関する種類と、前記一対の棒金径センサの出力とに基づいて、前記棒金ドロアの各棒金収納部に収納された棒金硬貨の本数および金種を判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする棒金収納庫。
  3. 前記棒金ドロアの各棒金収納部は、前記2種類の棒金硬貨のうち硬貨の枚数が少ない棒金硬貨を2本収納することができるようになっており、この2本の棒金硬貨を仕切るための仕切り部材が着脱自在に各棒金収納部の中央に設けられていることを特徴とする請求項2記載の棒金収納庫。
  4. 前記2種類の棒金硬貨に係る硬貨の枚数は50枚および20枚であり、
    前記棒金ドロアの各棒金収納部は、50枚の硬貨からなる棒金硬貨を1本、または20枚の硬貨からなる棒金硬貨を2本収納することができるようになっていることを特徴とする請求項2または3記載の棒金収納庫。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の棒金収納庫と、
    この棒金収納庫に通信接続された金銭登録機と、
    を備え、
    前記棒金収納庫の設定手段により設定された棒金硬貨1本あたりの硬貨の枚数と前記判定手段により判定された棒金硬貨の本数とにより算出された硬貨の枚数に関する情報が前記棒金収納庫から前記金銭登録機に送られるようになっていることを特徴とする釣銭補充管理システム。
  6. 硬貨の枚数が互いに異なるような複数の種類の棒金硬貨を収納可能な棒金ドロアを有する棒金収納庫と、
    バラ硬貨を収納する硬貨釣銭機と、
    金銭登録機と、
    を備えた釣銭補充管理システムであって、
    前記棒金収納庫の前記棒金ドロアの各棒金収納部に収納されるべき棒金硬貨の一本あたりの硬貨の枚数がそれぞれ記憶された記憶手段と、
    前記棒金収納庫に設けられたセンサの出力に基づいて、前記棒金ドロアの各棒金収納部に収納された棒金硬貨の有無と金種を判定する判定手段と、
    前記記憶手段に記憶された内容および前記判定手段による判定結果に基づいて、前記棒金収納庫から取り出された棒金硬貨と、前記硬貨釣銭機へ補充されたバラ硬貨との間の対応を管理する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする釣銭補充管理システム。
  7. 硬貨の枚数が互いに異なるような複数の種類の棒金硬貨を収納可能な棒金ドロアを有する棒金収納庫と、
    バラ硬貨を収納する硬貨釣銭機と、
    金銭登録機と、
    を備えた釣銭補充管理システムであって、
    前記棒金収納庫の前記棒金ドロアの各棒金収納部に収納されるべき棒金硬貨の金種と一本あたりの硬貨の枚数がそれぞれ記憶された記憶手段と、
    前記棒金収納庫に設けられたセンサの出力に基づいて、前記棒金ドロアの各棒金収納部に収納された棒金硬貨の有無を判定する判定手段と、
    前記記憶手段に記憶された内容および前記判定手段による判定結果に基づいて、前記棒金収納庫から取り出された棒金硬貨と、前記硬貨釣銭機へ補充されたバラ硬貨との間の対応を管理する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする釣銭補充管理システム。
  8. 釣銭補充管理システムを構成する棒金収納庫であって、
    収納庫本体と、
    この収納庫本体に対して引き出し自在に取り付けられ、棒金硬貨を収納する複数の棒金収納部を有し、これらの棒金収納部のうち少なくとも1つの棒金収納部において、収納する棒金硬貨に包装された硬貨の枚数に関して収納可能な枚数を変更可能とした棒金ドロアと、
    前記各棒金収納部における棒金硬貨の少なくとも有無を検出するセンサと、
    他の装置と通信接続する通信インターフェースと、
    を備えたことを特徴とする棒金収納庫。
  9. 釣銭補充管理システムを構成する棒金収納庫であって、
    収納庫本体と、
    この収納庫本体に対して引き出し自在に取り付けられ、棒金硬貨を収納する複数の棒金収納部を有し、これらの棒金収納部のうち少なくとも1つの棒金収納部において、収納する棒金硬貨に包装された硬貨の枚数に関して収納可能な枚数を他の棒金収納部と異ならせた棒金ドロアと、
    前記各棒金収納部における棒金硬貨の少なくとも有無を検出するセンサと、
    他の装置と通信接続する通信インターフェースと、
    を備えたことを特徴とする棒金収納庫。
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