JP4610177B2 - 遊技媒体貸出機と携帯型の小型景品交換装置 - Google Patents
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Description
遊技客は、遊技中において獲得した遊技媒体の全てそのまま換金する場合もあるが、遊技している時、持参した煙草がなくなり、新規な煙草が欲しい時や、飲物等が欲しい時がある。この時、現金にて購入せず、獲得した遊技媒体をカウンターに持参して景品と交換して入手している。このように遊技客が遊技中、景品と交換する場合、一旦遊技を中断していた。そのため、パチンコ遊技店にとっては、離席した時間分、稼動率が低下することになる。以下、煙草や飲物等を小景品として説明する。
例えば、景品交換としては、煙草の場合、遊技媒体(パチンコ玉約60発、メダル約15枚)飲物等の場合、遊技媒体(パチンコ玉約27発、メダル約5枚)と交換している。
店内を巡回するサービスワゴンは、底部四隅に設けたキャスタにて移動自在と成し、店員が上部の手押しハンドルを押すことによって移動するように構成されている。
さらに、サービスワゴンの筐体内部に設けた玉収容容器は、スペース上、大きい容器を設けることができず、巡回途中で満杯となり、その都度返却作業を行っていた。
特に、景品交換した後の遊技媒体はその場所(貨出機本体部内部若しくは天板下方内部)から遊技島内の回収樋に返却(戻す)することによって、サービスワゴンの筐体内部に設けた玉収容容器にて行っていた面倒な返却する作業がなくなり、店員の作業がより一層軽減される。
図1はパチンコ玉貸出機の正面に小型景品交換装置を装着した時の外観斜視図であり、図2はパチンコ玉貸出機の正面に小型景品交換装置を装着した時の内部構成を示す側面図であり、図3はパチンコ玉貸出機の正面から小型景品交換装置を取外した時の外観斜視図であり、図4は本発明の小型景品交換装置の外観斜視図であり、図5は小型景品交換装置の側面図である。
図1乃至図3に示すように、パチンコ玉貸出機は後述する携帯型の小型景品交換装置が正面の中央付近に、装着(着脱)できる構成を備えている点が特徴であり、さらに貨出機本体部内部を経由して遊技島内の回収樋に戻す構成も備えられている。よって、一対(セット販売)として販売が可能となる。以下、小型景品交換装置(パチンコ玉用)として説明する。
一般的に現金を投入して貸出すタイプのパチンコ玉貸出機2は、フレームと、略長方形状から成る約40ミリ幅の貸出機本体部2aとから形成されていて、該貸出機本体部2aの正面には貨幣類投入口2b(紙幣、硬貨)と貨幣返却口と玉供給樋付玉払出し装置2cが備えられ、また、内部には遊技媒体払出し機構2e(一発玉切り計数機構)と貨幣類識別装置と貨幣返却通路と制御部(何れも不図示)を備えた構成と成している。本発明のパチンコ玉貸出機2は、上記した構成に加え、さらに特徴となる新たな構成が備えられている。
取付部8の開閉扉8aを開けると、上方側に係止部としての係止具8bと接続口8cと雌コネクタ8dが備えられている。この取付部8に、後述する小型景品交換装置10の背面に設けた装着部16のロック部としての係止ロック爪16bと接続通路口16cと雄コネクタ16dが装着され、着脱自在の構成と成している。
貸出機本体部2aの内部の中央付近には、下方傾斜した玉返却通路2dが設けられている。該玉返却通路2dは、後述する小型景品交換装置10に投入されたパチンコ玉を遊技島内の回収樋に戻すための玉通路の役割と成している(図2参照)。また、内部に備えた遊技媒体払出し機構2eを利用して、計数交換時、余玉が生じた場合、計数して払出すように制御させている。
図4及び図5に示すように、小型景品交換装置10は、上部に投入受皿14a及び握手具14cと、正面に景品交換用の選択ボタン等の第一操作部12及びレシート排出口14gと、背面に装着部16及び雄コネクタ16dとを備えた本体部14と、該本体部14の内部の玉計数検知部14e及びレシート発行器14f、制御部14hと、から大略構成されている。例えば、小型景品交換装置10の外観寸法は、幅約70ミリ×奥行き約80ミリ×高さ約140ミリの大きさの長方形状に形成されているため、小型な大きさと成り、パチンコ玉貸出機2の貸出機本体部2aの幅スペースであっても取付けることができる。
よって、図1のように上記した小型景品交換装置10は、パチンコ台1に隣接する貸出機本体部2aの中央付近の取付部8に取付けられる。このように貸出機本体部2aの中央付近の高さに装着することにより、店員は、装着し易く、然もパチンコ玉が投入受皿14aに投入し易い。
また、上部中央には店員が小型景品交換装置10を持ち運ぶ際、使用する握手具14cが設けられている。握手具14cは、回動自在と成すように本体部14の側面の軸に軸支されている。使用時(図3)は、握手具14cを回動し持ち上げることにより握手機能と成り、不使用時(図2)は、元の後方位置に回動させると水平状態(本体部の上部にて停止)に戻るため邪魔にならない。このように上部中央に設けた握手具14cによって、店員は持ち運びが容易となる。
例えば、第一操作部12の選択ボタンは、例えば上段に各種飲物選択ボタン12a、下段に各種煙草選択ボタン12bが各々三個設けられ、決定ボタン12c、取消ボタン12dが各々一個設けられている。
上段の飲物選択ボタン12aは、飲物の種類によって選択でき、その種類によって玉数を異ならせている。例えば飲物の種類は、25発ボタン、30発ボタン、40発ボタンとし、遊技客の好みに応じて何れかが選択できる。下段の煙草選択ボタン12bは、煙草の種類によって選択でき、その種類によって玉数を異ならせている。例えば煙草の種類は、60発ボタン、70発ボタン、80発ボタンとし、遊技客の好みに応じて何れかが選択できる。ここでの説明は、予め交換する数が決められた選択ボタン式の実施形態と成している。決定ボタン12cは、遊技客が何れかを選択し決定した際操作するボタンで、取消ボタン12dは、選択した際誤った際、キャンセルする操作するボタンである。なお、ここで第一操作部12の選択ボタンの個数、種類等に限定されるものでない。
また、第一操作部12の下方の正面位置にはレシート排出口14gが設けられている。レシート排出口14gは、本体部14の内部に備えたレシート発行器14fから発行されたレシートを排出するように突出して開口されている。なお、上記した選択ボタン等含む第一操作部の構成とせず、数字テンキー等を含む他の第二操作部の構成としても良い。
装着部16の背面側には、上面に凸状の装着突部16aを形成し、該装着突部16aには、上方側に係止ロック爪16bと、貸出機本体部2aの接続口8cと接続するよう開口した接続通路口16cと、雄コネクタ16dとが備えられている。装着部16の装着突部16aは、突出して形成されていて貸出機本体部2aの取付部8に取付けた時、隙間が生じ且つ間座の機能と成るため装着し易い(図2参照)。装着突部16aの下方側には、貸出機本体部2aの雌コネクタ8dに接続するための雄コネクタ16dが設けられている。上述した貸出機本体部2aの雌コネクタ8dに、小型景品交換装置10の本体部14背面の雄コネクタ16dを差込み接続すると遊技媒体貸出機2の貸出機本体部2aからの電源(AC24V)が供給されるため、本発明の小型景品交換装置10は大きく、重い電源部(バッテリー等)を備えなくても、各遊技媒体貸出機2の任意の位置で使用(景品交換作業)することができ、持ち運びする際、軽量となる。
玉取込通路14dは、下方に向かって傾斜状に設けられた玉通路と成し、上記投入受皿14aの下方傾斜板14bの終端と、上記装着突部16aの接続通路口16cの始端と接続し、連通していている。また、玉取込通路14dの終端寄りの位置には、光センサー等から成る玉計数検知部14eが備えられている。
よって、上部の投入受皿14aに景品交換用として投入されたパチンコ玉は、下方傾斜板14bを一個ずつ転動して内部に取込まれ、一列と成したパチンコ玉が玉取込通路14dを通過する際、通過した数が玉計数検知部14eによってカウントされ、カウントされたパチンコ玉は接続通路口16cを介して遊技媒体貸出機2の貸出機本体部2a内の玉返却通路2dを通過して遊技島内(回収樋等)に戻される。その結果、景品交換した後の遊技媒体はその場所の貨出機本体部2a内部から遊技島内に戻されるため、後で返却する作業がなくなる。
上記玉計数検知部14eにて計数された結果は、レシート発行器14fによってレシートに印字され、レシート排出口14gから排出し発行される。発行されたレシートの処理は、例えば店員が所持している不図示の景品交換端末器(POS端末器等)によって読み出し、小景品と交換することができる。景品交換端末器によって、遊技店は、景品交換したデータが管理され、通信接続されている不図示のホールコンピュータに売上げデータとして送信される。上記景品交換処理において、選択した景品数に対し、誤って多く投入した場合(余玉)は、貸出機本体部2aの内部に備えた遊技媒体払出し機構2e(一発玉切り計数機構)を介して余分な数だけ計数し、玉供給樋付玉払出し装置2cから上皿に返却することができる。なお、上皿に返却せず、貯玉会員カードにデータとして記録するようにしても良い。
ある遊技客からの要求で景品交換要求があった場合、店員は携帯型の小型景品交換装置10の握手具14cを持って、要求のあった遊技客の席に出向く。景品交換であることを確認した後、専用の開錠鍵によって鍵操作し、開閉扉8aを開放する(図3)。
そして、パチンコ玉貸出機2の中央付近に備えた取付部8と雌コネクタ8dに、小型景品交換装置10の装着部16と雄コネクタ16dを前面側より、差し込むようにして装着する。図2のように、正面から装着すると、係止具8bと係止ロック爪16bにより係止してロック保持され、接続口8cと開口した接続通路口16cとが連通し、同時に雌コネクタ8dと雄コネクタ16dとが接合によって電源供給可能となり、小景品との交換作業が行える。景品交換が終了した後は、解除するボタン(不図示)操作すると、ロック保持が解消され、手前方向に抜き出すことによって、小型景品交換装置10を容易に取外すことができる。以上の操作によって、遊技媒体貸出機2の貨出機本体部2aの正面から、携帯型の小型景品交換装置10を着脱操作することが可能となる。
例えば、遊技客が飲物(25発)と景品交換する場合、
遊技媒体貸出機2の開閉扉8aを開け、携帯型の小型景品交換装置10を正面の位置に装着する。店員は、遊技客が交換したい飲物25発と要望されると、該当する選択ボタン12aを押す。投入受皿14aに遊技客から手渡されたパチンコ玉を投入する。25発丁度のパチンコ玉が投入され、計数後、レシート排出口14gからレシートが発行される。店員が籠等に所持している飲物と交換することができる。店員は、このレシートを景品交換端末器にて入力する。小型景品交換装置10に投入されたパチンコ玉は貨出機本体部2a内部の玉返却通路2dを通過して遊技島内に戻される。なお、誤って28発のパチンコ玉を投入した場合、余分の数、3発が貨出機本体部2a内部の遊技媒体払出し機構2eから計数され、払い戻される。
パチンコ台1に隣接され、一般的に現金を投入して貸出すタイプのパチンコ玉貸出機32は、フレームと略長方形状から成る約40ミリ幅の貸出機本体部32aとから形成されていて、該貸出機本体部32aの正面には貨幣類投入口32b(紙幣、硬貨)と貨幣返却口と玉供給樋付玉払出し装置32cが備えられ、また、内部には遊技媒体払出し機構(一発玉切り計数機構)と貨幣類識別装置と貨幣返却通路と制御部(何れも不図示)を備えた構成と成している。
開閉扉32dを開けると、略水平姿勢に維持され、裏面の取付部28に後述する小型景品交換装置20の底面に設けた装着部26とが装着し、同時に裏面の雄コネクタ32eに後述する小型景品交換装置20の背面に設けた雌コネクタ26dとが接合して電源供給され、装着部26と取付部28とが着脱自在の構成と成している。
さらに天板30の取付部28に小型景品交換装置20の装着部26を装着すると、取付部28の接続口28cと、装着部26の底面の接続通路口26cとが接合し、小型景品交換装置20に投入され計数後のパチンコ玉は傾斜する天板返却通路30aを通って遊技島内の回収樋へと導かれていく(図7参照)。
天板30の各部位に設けた取付部28及び係止部28bと、後述する小型景品交換装置20の底面の装着部26及びロック部26bとが嵌合するため、装着時においてパチンコ玉が零れることがなく、装着時の位置合わせが行われる。上記接続口28cに連通して、下方傾斜する玉返却玉通路30aが設けられている。該玉返却玉通路30aは、後述する小型景品交換装置20に投入されたパチンコ玉を遊技島内の回収樋に戻すための玉通路の役割と成している。通常、玉貸時においては不使用なので開閉蓋28aは閉じられている。後述する小型景品交換装置20にて景品交換する時、使用することから店員が所持している鍵により開閉蓋28aを開き装着する。
なお、遊技媒体貸出機32の貸出機本体部32aからの電源はAC24Vでなく、電源(AC100V)であっても良い。
ある遊技客からの要求で景品交換要求があった場合、店員は携帯型の小型景品交換装置20の握手具24cを持って、要求のあった遊技客の席に出向く。景品交換であることを確認した後、専用の開錠鍵によって鍵操作し、開閉扉32dと開閉蓋28aを開放する(図9)。そして、天板30の各部位に備えた取付部28の雄コネクタ32eに、小型景品交換装置20の装着部26と雌コネクタ26dを上方より、乗せるようにして装着する。
図7のように、上面から装着すると、係止部28bとロック部26bにより嵌合してロック保持され、接続口28cと開口した接続通路口26cとが連通し、同時に雌コネクタ26dと雄コネクタ32eとが接合によって電源供給可能となり、小景品との交換作業が行える。景品交換が終了した後は、解除するボタン(不図示)操作すると、ロック保持が解消され、上方方向に抜き出すことによって、小型景品交換装置20を容易に取外すことができる。以上の操作によって、遊技媒体貸出機32の前方の天板30各部位の正面から、携帯型の小型景品交換装置20を着脱操作することが可能となる。
遊技媒体貸出機32の開閉扉32dと開閉蓋28aを開き、携帯型の小型景品交換装置20を天板30の位置に装着する。店員は、遊技客が交換したい飲物25発と要望されると、該当する選択ボタン22aを押す。投入受皿24aに遊技客から手渡されたパチンコ玉を投入する。25発丁度のパチンコ玉が投入され、計数後、レシート排出口24gからレシートが発行される。店員が籠等に所持している飲物と交換することができる。店員は、このレシートを景品交換端末器にて入力する。小型景品交換装置20に投入されたパチンコ玉は天板30下部の天板返却通路30a内を通過して遊技島の回収樋に戻される。なお、誤って28発のパチンコ玉を投入した場合、余分の数、3発が貨出機本体部32a内部の遊技媒体払出し機構から計数され、払い戻される。
2a 貸出機本体部
2e 遊技媒体払出し機構(一発玉切り玉計数機構)
2d 玉返却通路
8 取付部
8b 係止部
8c 接続口
8d 雌コネクタ
10 小型景品交換装置
12 第一操作部
14 本体部
14a 投入受皿
14e 玉計数検知部
16 装着部
16b ロック部
16c 接続通路口
16d 雄コネクタ
20 小型景品交換装置(他の実施形態)
24 本体部
26 装着部
26b ロック部
26c 接続通路口
26d 雌コネクタ
28 取付部
28a 開閉扉
28b 係止部
28c 接続口
30 天板
30a 天板返却通路
32d 開閉蓋
32e 雄コネクタ
Claims (1)
- 遊技台に隣接して遊技媒体を貸出す遊技媒体貸出機と、
投入された遊技媒体を景品計数するための持ち運び可能な携帯型の小型景品交換装置とにおいて、
小型景品交換装置の本体部は、
上部に投入受皿と、
投入受皿から投入された遊技媒体を本体部背面に流下させる玉取込通路と、
玉取込通路に流下する遊技媒体を計数する玉計数検知部と、
本体部の背面に遊技媒体貸出機と接続する装着部とが設けられ、
該装着部には球取込通路から遊技媒体を流出させる接続通路口が備えられ、
上記遊技媒体貸出機の貸出機本体部は、
前面に小型景品交換装置と接続する取付部と、
内部に遊技媒体を一発切り計数払出が可能な遊技媒体払出し機構と玉返却通路とが設けられ、
該取付部には玉返却通路と連接する接続口が備えられ、
小型景品交換装置の装着部を遊技媒体貸出機の取付部に装着して接続した状態で、
小型景品交換装置の接続通路口と遊技媒体貸出機の接続口が接続され、
投入受皿に投入された遊技媒体は玉返却通路から回収すると共に、
投入された全数の遊技媒体を玉計数検知部で計数が終えた際に、
全投入数の計数値が景品交換との所要数を超えた場合に過剰数の遊技媒体を遊技媒体払出し機構より払い出すことを可能にした遊技媒体貸出機と携帯型の小型景品交換装置。
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