JP2006296989A - メダル計数管理システム - Google Patents

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由起典 下村
Junichi Mogi
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Abstract

【課題】自店メダルとして登録された自店のメダル枚数と他店で使用されているメダル枚数および総メダル枚数とをメダル計数機の表示部に表示することにより、自店メダル枚数および他店メダル枚数を確実に把握/管理することができるメダル計数管理システムを提供する。
【解決手段】メダル計数機200は、自店メダル登録部210に登録されたメダルの画像情報に基づいて、メダル計数機構270により計数された複数のメダルが自店メダルか他店メダルかを判別する自店/他店メダル判別部220と、メダル計数機構270により計数されたメダルの総計数値と、自店/他店メダル判別部220により判別された自店メダルの計数値と他店メダルの計数値とを別々に表示する表示部251とを備える。
【選択図】 図3

Description

この発明は、遊技媒体(メダル)の計数をおこなうメダル計数管理システムに関し、特に、遊技者が獲得したメダルを計数した際に、当該遊技店で所有される正当なメダル(自店メダル)の枚数と、それ以外のメダル(非自店メダル)の枚数とをメダル計数機で表示することにより、自店メダルと非自店メダルの総数を確実に把握/管理することができるメダル計数管理システムに関する。
従来より、メダルを遊技媒体とするスロットマシン(パチスロ機)などの遊技機が設置された遊技ホールでは、メダルの貸し出しをおこなうメダル貸出機と、メダルの計数をおこなうメダル計数機が設置されているのが一般的である。具体的に説明すると、メダル貸出機は、パチスロ機に隣設されており、遊技客によってメダル貸出機の紙幣投入口に紙幣が挿入されると、所定枚数のメダルを投出し、遊技客は、このメダル貸出機から投出されたメダルを使用することによりパチスロ機による遊技をおこなうことができる。
この種の一般的なメダル計数機としては、投入されたメダルを回転円板で1枚ずつ繰り出し、繰り出されたメダルの枚数を、計数センサで計数するメダル計数機が知られている(例えば、特許文献1参照)。ところが、このメダル計数機の計数センサには、遮光/透光のみでメダルの有無を判断する光学式センサ(フォトインタラプタ)が採用されているため、正当な自店メダル以外に、他店メダルや同じサイズの金属板(非自店メダル)が不正に持ち込まれても、区別できずに計数されてしまい、これにより、遊技店が損害を被る可能性がある。
そこで、従来では、自店メダルと非自店メダルとの区別をおこなうために、メダルを特殊な材質で製造し、メダル計数機で計数をおこなう際に、投入されたメダルの材質をチェックする技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。また、メダルに非接触型ICチップを埋め込み、メダル計数機で計数をおこなう際に、ICチップの有無やデータ内容をチェックする技術が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−35107号公報 特開平9−299604号公報 特開2002−177626号公報
ところが、上述したメダル計数機に関する従来技術の場合、以下に示すような問題がある。すなわち、特殊な材質でメダルを作成したり、メダルに非接触ICチップを埋め込むというのは、メダルを作成する際のコストが高くなるというコスト面に大きな問題がある。つまり、遊技場で使用されるメダルは極めて枚数が多くメダルのコストアップは、遊技場サイドの経営に悪影響を与えることとなる。
また、遊技場において使用されるメダルは、一括してベルト搬送されたり、洗浄されるため、このメダルに埋め込まれたICチップが破損される可能性もあり、このICチップが破損したメダルが非自店メダルと判別されると遊技客が不利益を被ることとなる。また、メダル計数機によって計数されたメダルが非自店メダルであると判定されても、その遊技客が悪意をもって、この非自店メダルを遊技場に持ち込んだとは限らず、他の遊技客によって持ち込まれた非自店メダルが循環されて混入しているとも考えられる。このような理由から、単純に非自店メダルと判定したメダルを排除し、計数カウントの対象外としてしまうと遊技客が不利益を被ることとなる。
そこで、この発明は、上述した従来技術による問題点を解決するためになされたものであり、自店メダルと他店メダルの判別を画像情報をもとにおこなうとともに、自店で登録されているメダルの枚数と他店メダルと判定されたメダルの枚数とを別々に表示部に表示することにより、自店メダル以外のメダルの流入および不正な計数を抑制/抑止することができるメダル計数管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、遊技者が獲得したメダルの計数をおこなうメダル計数機を備えたメダル計数管理システムであって、前記メダル計数機は、前記メダルの計数をおこなうメダル計数手段と、自店で使用するメダルの画像情報を自店メダル情報として登録する自店メダル情報登録手段と、前記自店メダル情報登録手段によって登録された前記画像情報を記憶/格納する自店メダル情報データベースと、前記メダル計数手段によって計数されるメダルの画像情報を特定情報として取得する特定情報取得手段と、前記自店メダル情報登録手段に登録された自店メダルの画像情報と、前記特定情報取得手段によって取得された計数メダルの画像情報を照合し、当該メダルが自店メダルであるか否かを判別する自店メダル判別手段と、前記メダル計数手段によるメダルの総計数値と、前記自店メダル判別手段により自店メダルであると判別された自店メダル計数値と、自店メダルではないと判別された非自店メダル計数値とを別々に表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記メダル計数手段によるメダルの総計数値と、前記自店メダル判別手段により判別された自店メダルの計数値とを別々に印字する印字手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記非自店メダル計数値の上限値を設定する上限計数値設定手段をさらに備え、前記自店メダル判別手段により自店メダルではないと判別された非自店メダル計数値が、前記上限計数値設定手段により設定された上限値を超えた場合に、前記表示手段に自店メダル計数値および非自店メダル計数値を別々に表示することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記自店メダル判別手段により自店メダルではないと判別された非自店メダル計数値が、前記上限計数値設定手段により設定された上限値を超えた場合に、前記印字手段により自店メダル計数値と非自店メダル計数値とを印字することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記自店メダル判別手段は、メダル計数時の初期に投入される所定の枚数までを対象として自店メダルであるか否かの判別処理をおこなう機能を備え、当該所定枚数までを対象とする判別処理により非自店メダル計数値が予め設定した規定枚数よりも少ないと判別された場合は、当該自店メダル判別手段による判別制御を停止する制御をおこない、前記非自店メダル計数値が予め設定した規定枚数よりも多いと判別された場合は、以降、全てのメダルを対象とする判別処理をおこなうことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記自店メダル判別手段により自店メダルと判別されたメダルと、非自店メダルと判別されたメダルとを別々の搬送経路に分岐させて搬送する分岐機構を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記自店メダル判別手段により非自店メダルと判別されたメダルを、自店メダルと判別されたメダルとは別に収納する非自店メダル収納手段をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記表示手段による表示或いは、前記印字手段による印字を切り換えるための表示/印字切り換え手段を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、会員用の記録媒体を受け付け可能であって、当該会員を特定する識別IDに関連付けて、会員が遊技により獲得した自店のメダル枚数およびメダルの累積枚数を、前記記録媒体に関連付ける記録媒体処理端末機を備えることを特徴とする。
本発明によれば、メダル計数機は、メダル計数手段により計数されたメダルを画像情報に基づいて、自店メダルか非自店メダルかを判別する自店メダル判別手段と、メダル計数手段によるメダルの総計数値と、自店メダル判別手段により判別された自店メダルの計数値と非自店メダルの計数値とを別々に表示する表示手段とを備えたので、表示手段に表示された表示により、メダル計数値の合計値と、自店メダルの計数値と、非自店メダルの計数値とを目視により容易且つ確実に把握することができるうえ、不正な計数に対する防止対策およびセキュリティ機能を向上できるという効果を奏する。
また、メダルの画像情報により自店メダルと非自店メダルとの判別をおこなっているので、ICチップなどを埋め込んだメダルと異なり、コストアップなどの問題が生じることがないうえ、メダルの画像情報をもとに自店メダルの判別を確実におこなうことができ、これによって、不正な計数にともなう遊技店にとっての不利益を回避することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、メダル計数手段によるメダルの総計数値と、自店メダル判別手段により判別された自店メダルの計数値とを別々に印字する印字手段をさらに備えたので、印字手段により印字された印字により、メダル計数値の合計値と、自店メダルの計数値とを容易且つ確実に把握し、厳正な管理をおこなうことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、非自店メダル計数値の上限値を設定する上限計数値設定手段をさらに備え、前記自店メダル判別手段により自店メダルではないと判別された非自店メダル計数値が、上限計数値設定手段により設定された上限値を超えた場合に、前記表示手段に自店メダル計数値および非自店メダル計数値を別々に表示するので、非自店メダル枚数が多いと判別された場合にのみ、表示手段によりメダル計数値の合計値、自店メダルの計数値、非自店メダルの計数値とを表示手段に表示することから、効率的にメダルの計数値を目視により容易且つ確実に把握することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、自店メダル判別手段により自店メダルではないと判別された非自店メダル計数値が、上限計数値設定手段により設定された上限値を超えた場合に、印字手段により自店メダル計数値と非自店メダル計数値とを印字するので、非自店メダル枚数が多いと判別された場合にのみ、印字手段によりメダル計数値の合計値、自店メダルの計数値、非自店メダルの計数値とを印字することから、効率的にメダルの計数値を容易且つ確実に把握し、厳正な管理をおこなうことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、自店メダル判別手段は、メダル計数時の初期に投入される所定の枚数までを対象として自店メダルであるか否かの判別処理をおこなう機能を備え、当該所定枚数までを対象とする判別処理により非自店メダル計数値が予め設定した規定枚数よりも少ないと判別された場合は、当該自店メダル判別手段による判別制御を停止する制御をおこない、前記非自店メダル計数値が予め設定した規定枚数よりも多いと判別された場合は、以降、全てのメダルを対象とする判別処理をおこなうので、初期に判別した非自店メダル枚数に応じて、非自店メダル枚数が多いと推測された場合にのみ、自店メダル判別処理を継続しておこなうことから、メダルの計数速度を低下させることなく、効率的にメダルの判別処理の実行および自店メダルと非自店メダルの計数管理をおこなうことができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、自店メダル判別手段により自店メダルと判別されたメダルと、非自店メダルと判別されたメダルとを別々の搬送経路に分岐させて搬送する分岐機構を備えるので、分岐機構により自店メダルは、研磨装置により研磨され搬送通路を通じて、遊技客に対する貸し出し用のメダルとして再利用することができるとともに、他店メダルは、遊技ホールの島内に流通することなく容易、且つ、確実に回収することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、自店メダル判別手段により非自店メダルと判別されたメダルを、自店メダルと判別されたメダルとは別に収納する非自店メダル収納手段をさらに備えるので、自店メダルは、再利用するための貸し出し用のメダルとして収納できるとともに、非自店メダルは、遊技ホールの島内に流通することなく容易、且つ、確実に回収することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、表示手段による表示或いは、印字手段による印字を切り換えるための表示/印字切り換え手段を備えるので、容易に自店のメダル枚数および他店のメダル枚数の印字を実行するか否かを設定することができ、これにより、遊技ホールの係員による操作性を向上できるという効果を奏する。
また、本発明によれば、会員用の記録媒体を受け付け可能であって、当該会員を特定する識別IDに関連付けて、会員が遊技により獲得した自店のメダル枚数およびメダルの累積枚数を、記録媒体に関連付ける記録媒体処理端末機を備えるので、会員用の記録媒体を所有する会員にとっての利便性をより向上できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るメダル計数管理システムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、以下に示す実施例1では、本発明に係るメダル計数管理システムをメダルを使用するパチスロ遊技に適用した場合を示すこととする。なお、以下では、本実施例1に係るメダル計数管理システムの概要および特徴を説明し、これに続いて、このメダル計数管理システムの構成および機能の詳細を説明し、その後、メダル計数管理システムによる全体処理に関する処理手順を説明することとする。
ここで、本明細書中で示す他店メダル(請求項では、「非自店メダル」として記載)とは、他の遊技店で使用されていたメダル以外に、例えば、パチスロ機用のメダルとして偽造されたメダルや、金属板などを単に円板状に打ち抜き成形したものも含むものとする。
(メダル計数管理システムの概要および特徴)
まず最初に、本実施例1に係るメダル計数管理システムの概要および特徴を説明する。図1は、本実施例1に係るメダル計数管理システムの概略構成を示す機能ブロック図である。また、図2は、メダル計数機200とレシート・カード端末機300の概略構成を示す斜視図である。また、図3は、メダル計数機200の全体構成を示す機能ブロック図を、図4は、レシート・カード端末機300の全体構成を示す機能ブロック図をそれぞれ示している。
図1に示すように、このメダル計数管理システムは、遊技ホールの事務所内に設置するターミナルコントローラ140を中心として、このターミナルコントローラ140と島コントローラ120に通信接続される複数のパチスロ機100とメダル貸出機110とメダル計数機200とにより構築されたシステムである。すなわち、このメダル計数管理システムは、遊技ホール内のそれぞれ「島」と呼ばれるグループごとに複数のパチンコ機100と、このパチンコ機100に併設されたメダル貸出機110が据置されており、さらに、遊技ホール内の島端などにメダル計数機200を据置し、このメダル計数機200により遊技客が遊技により獲得したメダルの計数をおこなうとともに、このメダル計数機200によるメダル枚数を管理するシステムとして構築されている。
島コントローラ120は、それぞれの島内のパチスロ機100、メダル貸出機110に対する制御機能および管理機能を備えている。また、これら島コントローラ120は、ターミナルコントローラ140により一括管理されている。
パチスロ機100は、メダルを使用して回転する絵柄を揃える操作により遊技をおこなう遊技機である。メダル貸出機110は、このメダル貸出機110に紙幣が投入された際に、所定量(1000円で50枚)のメダルを投出して遊技用のメダルの貸し出し処理をおこなう装置である。このメダル貸出機110は、遊技ホールに設置された複数のパチスロ機100それぞれに対して1台ずつペアとなるように用意され、パチスロ機100の相互間に挟まれるように設置してある。
図2に示すように、メダル計数管理システムにおいて、メダル計数機200は、遊技客が遊技により獲得したメダル数(メダルの総枚数)の計数および計数値(メダル総枚数、自店メダル枚数、他店メダル枚数)を表示部251に表示するとともに、このメダル計数機200に隣接されたレシート・カード端末機300によりメダルの総枚数を印字したレシートやメダルの総枚数を記憶したカードなどを発行する機能を備えている。
ここで、図2では、メダル計数機200に隣接して、レシート・カード端末機300が据置された例で説明する。ここで、本例において、メダル計数機200本体とレシート・カード端末機300とを別体構成としているが、メダル計数機200本体とレシート・カード端末機300とを一体構成とすることもできる。また、メダル計数機200に接続されたレシート・カード端末機300は、メダル計数機200の表示部251に表示されたメダルの総計数値と、自店メダルの計数値と他店メダルの計数値とを別々にレシートに印字し、このレシートをレシート排出口から排出するようになっている。なお、このメダル計数機200およびレシート・カード端末機300の機構(機能)は、本発明の特徴部分であるため構成および機能の詳細は、後述する。
すなわち、以上のように構成されるメダル計数管理システムにおいて、本実施例1に係るメダル計数機200は、メダルの計数時に、他店のメダルが混入した場合を想定し、自店で登録されているメダルの枚数と他店で登録されているメダルの枚数とを別々に区分して表示部に表示することに特徴がある。
以下、図2を参照して、本実施例1における主たる特徴を具体的に説明する。この図2に示すように、本実施例1では、メダル計数機200に隣接して、レシート・カード端末機300が据置された例で説明する。すなわち、上述した本実施例1の特徴で説明したように、メダル計数機200の表示部251は、従来と同様に、メダル総計数値、景品数、余り数の他に、自店メダル枚数および他店メダル枚数をそれぞれ表示する機能を備えている。また、レシート・カード端末機300は、メダル計数機200の表示部251に表示されたメダル総計数値、自店メダル枚数および他店メダル枚数をそれぞれレシートに印字し、レシート排出口350から出力する機能を備えている。このため、図2に示すように、メダル計数機200とレシート・カード端末機300とは、接続ケーブルにより接続されている。
このメダル計数機200の特徴を具体的に説明すると、メダル計数機200は、予め、特定情報登録部211により、自店で所有するメダルの画像情報を特定情報としてを登録し、この特定情報登録部211により登録されたメダルの特定情報を、自店メダルの特定情報として自店メダル情報登録部212により登録しており、さらに、この自店メダル情報登録部212に登録された自店のメダルとして登録された画像情報と、投入されたメダルの画像情報とを照合することにより、このメダルが自店のメダルか他店のメダルかを自店/他店メダル判別部220により判別し、さらに、メダル計数部271により計数されたメダルの総計数値と、自店/他店メダル判別部220により判別された自店メダルの計数値と他店メダルの計数値とを別々に表示部251に表示するようにしている。
すなわち、これによって自店で登録した自店メダル(指定メダル)のメダル枚数および他店メダルの枚数を正確に把握することができるうえ、不正な計数に対する防止対策およびセキュリティ機能を向上することができる。
ここで、メダル計数機200でメダルの計数をおこなうのは、遊技ホールの店員がおこなうことを原則としているが、遊技客が会員の場合は、身元が明確であるため会員自身がメダル計数機200による計数をおこなうものとし、会員カードを所有しない会員以外の遊技客がメダル計数機200を使用して、メダルの計数をおこなう場合には、この遊技客が計数をおこなうのではなく、遊技ホールの店員がメダル計数機200に店員用のIDカードを挿入した時に、実際の計数がおこなわれるものとなる。
(メダル計数機200の構成および機能の詳細)
次に、図3を参照してメダル計数機200の内部構成および機能の詳細について説明する。すなわち、図3に示すように、メダル計数機200の内部は、自店メダル登録部210と、自店/他店メダル判別部220と、メモリ230と、他店メダル排除機構240と、表示部251(モニタ)と、表示制御部252と、各種指示入力を受け付ける操作部260と、制御部265と、メダル計数機構270と、電源部280と、通信I/F部285と、レシート発行切換スイッチ290とを備えている。前述したように、このメダル計数機200は、2種類(通常メダル/沖縄メダル)のメダル(φ25/φ30)を計数する機能を備えており、自店で使用するメダルの表面および裏面には、メダルを自店のメダルとして特定するための画像情報(模様/イメージ情報)が印刷或いは、刻印されている。
自店メダル登録部210は、特定情報登録部211と、自店メダル情報登録部212と、自店メダル情報データベース213とを備えており、このうち、特定情報登録部211は、自店で所有するメダルの画像情報(模様/イメージ情報)を特定情報として登録する機能を備えている。また、自店メダル情報登録部212は、特定情報登録部211に基づいて、登録されたメダルの画像情報を自店/他店メダルの特定情報として登録する機能を備えている。
具体的には、メダル計数機200を導入した際、或いは、新規の模様が印字/刻印されたメダルを導入した際に、係員の操作によって、登録モードに入り、自店のメダルをメダル計数機200に流すことにより、メダルの新規の模様などが画像情報として登録されるものとする。
なお、自店メダルの表面および裏面に印刷或いは、刻印されている特定の画像情報(模様/イメージ情報)は、遊技ホールで開催されるイベントなどにより適宜、変更する場合がある。このため、特定情報登録部211には、1パターンの特定情報ではなく、複数種類の特定画像情報を登録できる機能を備えるようにしている。
また、自店メダルとして1種類のメダルしか使用されない運用であっても、メダルの表面と裏面とで模様が異なるメダルを使用する場合は、2種類(表面/裏面)の画像情報を登録する必要が生じる。
自店メダル情報データベース213は、自店メダル情報登録部212により登録された自店メダルの特定情報を記憶/格納する機能を備えている。この自店メダル情報データベース213には、自店で所有する所定枚数分(約、50枚分)のメダルの表裏に印刷(刻印)されている画像情報(特定情報)をサンプルデータとして記憶/格納することができる。
自店/他店メダル判別部220は、メダルの画像情報に基づいて、メダルホッパー内に投入された複数枚のメダルが自店メダルか他店メダルであるかを判別する機能を備えている。また、この自店/他店メダル判別部220は、メダル上限枚数設定部221とメダル規定枚数設定部222とを備えている。具体的には、予め、自店で使用しているメダルの表面に印字或いは刻印された画像情報は登録されているため、この登録されたメダルの画像情報と、メダル計数機200に計数を目的として投入されたメダルの表面に印字或いは刻印された画像情報(判別センサ224により読取った画像情報)とを照合し、比較することで、自店メダルであるか他店メダルであるかの判別をおこなう機能を備えている。
メダル上限枚数設定部221は、他店メダルの上限値(上限枚数)を設定する機能を備えている。このメダル上限枚数設定部221により他店メダルの上限値を設定することにより、他店メダルの混入が多いか少ないかの判別基準としており、後述するように、このメダル上限枚数設定部221により設定された上限値よりも他店メダルのメダルと判別されたメダル枚数が超えていると判別された場合に、表示部251に自店メダル枚数および他店メダル枚数を表示するようにしている。
また、メダル規定枚数設定部222は、他店メダルの占有率を規定する規定枚数(M枚)を設定する機能を備えている。このメダル規定枚数設定部222により設定される規定枚数(M枚)とは、他店メダルの占有率を示すメダルの枚数を表している。つまり、規定枚数(M枚)を設定することにより、他店メダルの占有率の高低を判定することができる。具体的には、他店メダルと判定されたメダル数が規定枚数(M枚)よりも多い場合は、他店メダルの占有率が高いと判定することができる。ここで、所定の枚数(N枚)とは、他店メダルの占有率を判定する場合に、基準となるメダルの投入枚数であり、この所定の枚数は、予め、工場出荷時に設定されている数値(メダルの枚数)或いは、このメダル規定枚数設定部222により設定する数値(メダルの枚数)とする。
判別センサ224は、メダルホッパー内に投入されたメダルが自店メダルか他店メダルかを判別する機能を備えている。具体的には、判別センサ224によりメダル表裏の画像情報を検出し、その検出結果を自店/他店メダル判別部220に出力する機能を備えている。
メモリ230は、自店メダル枚数記憶部231と、他店メダル枚数記憶部232と、メダル上限枚数記憶部233と、メダル規定枚数記憶部234と、メダル総枚数記憶部235とを備えている。このうち、自店メダル枚数記憶部231は、自店/他店メダル判別部220により判別された自店のメダル枚数を記憶する機能を備えている。
また、メダル上限枚数記憶部233は、メダル上限枚数設定部221により設定されたメダルの上限枚数を記憶する機能を備えている。メダル規定枚数記憶部234は、メダル規定枚数設定部222により設定されたメダルの規定枚数を記憶する機能を備えている。
また、メダル総枚数記憶部235は、メダル計数機構270により計数されたメダル計数値の総数を記憶する機能を備えている。なお、自店メダル枚数記憶部231、他店メダル枚数記憶部232、メダル総枚数記憶部235により記憶された自店メダル枚数、他店メダル枚数、メダルの総枚数は、自店/他店メダル情報データベース236(図6参照)に記憶/格納される。
ここで、図6を参照して、自店/他店メダル情報データベース236の構成の詳細について説明する。すなわち、図6に示すように、自店/他店メダル情報データベース236は、遊技ホールでの月/日に対応付けて、メダル計数機200により計数されたメダルの総計数枚数と、自店メダルと判別された自店のメダル枚数と、他店メダルと判別された他店のメダル枚数とがそれぞれ記憶/格納されたデータベースである。
図3に戻り、他店メダル排除機構240は、自店で登録された正規のメダル以外のメダル(指定外メダル/他店で所有しているメダル)がメダル計数機100に投入された場合に、この他店外のメダル(指定外のメダル)を他店メダルとして排除する機能を備えており、他店メダル分岐機構部241と、他店メダル搬送部242と、他店メダル排除機構240により、排除された他店外メダルを回収する他店メダル回収ボックス245とにより構成される。この他店メダル排除機構240を構成する他店メダル分岐機構部241の詳細については、後述する。
表示部251は、例えば液晶表示器(LCD表示画面)などにより構成され、遊技客によりメダルホッパー内に投入されたメダルの総枚数および自店メダルの枚数と他店メダルの枚数とを区分して表示する機能を備えている(図8−1参照)。なお、この表示部251は、従来と同様にカラー表示により景品数、余り数などの各種情報を表示する機能も備えている。表示制御部252は、表示部251による表示を制御する表示制御機能を備えている。
メダル計数機構270は、メダル数をカウントするカウントセンサ275と、実際にメダルの計数(カウント)をおこなうメダル計数部271と、メダルホッパー内に投入されたメダルを搬送するメダル搬送部272とを備えている。前述したように、本実施例1におけるメダル計数機200は、2種類のメダル(φ25/φ30)を計数する機能を備えており、通常仕様メダル(φ25)では、計数速度2400枚/分、沖縄仕様メダル(φ30)では、計数速度2000枚/分の計数機能を備えている。
以下、図7を参照して、メダル計数機構270および前述した他店メダル分岐機構部241の詳細について説明する。なお、この図7において、自店メダルの画像情報を「模様A」とし、他店メダルの画像情報を「模様B」として示している。すなわち、前述した図3に示したように、メダル計数機構270は、メダルの計数をおこなうメダル計数部271と、遊技店の店員や遊技客により投入された複数枚のメダルの搬送をおこなうメダル搬送部272とにより構成される。図7に示すように、メダル搬送部272は、他店メダル分岐機構部241によりメダルの搬送経路が2方向に分岐する自店メダル搬送路273と他店メダル搬送路242とにより構成されている。
また、メダルが搬送されるメダル搬送部272の途中には、メダルの計数をおこなうカウントセンサ275とメダルの判別をおこなう判別センサ224とを有するセンサユニット276が配置されている。そして、店員或いは遊技客によりメダルホッパー内に投入された複数のメダルは1枚づつ、メダル搬送部272を搬送中にカウントセンサ275により検出されるとともに、メダル計数部271による計数がおこなわれ、次いで、判別センサ224により1枚づつメダルが自店のメダル或いは他店のメダルであるかが判別されることとなる。この場合、メダルの計数および判別はほぼ同時におこなわれる。
ここで、他店メダル分岐機構部241は、例えば、メダル搬送部272を移動するメダルの搬送経路をソレノイドなどの作動によりメダルの搬送経路を自店メダル搬送路273或いは他店メダル搬送路242とに振り分ける振り分け板などにより構成することができ、この他店メダル分岐機構部241は、判別センサ224および自店/他店メダル判別部220によりメダルが他店のメダルであると判別した場合、反時計方向に作動するようになっている(図7参照)。
ここで、図7に示すように、判別センサ224により、メダルホッパー内に投入されメダル搬送部272を移動するメダルが自店メダルと判別された場合、他店メダル分岐機構部241は作動しないようになっているため、自店メダルは、そのままメダル搬送部272を通じて、自店メダル搬送路273を経由して搬送される。一方、判別センサ224により他店メダルと判別された場合、他店メダル分岐機構部241が作動し、これにより搬送中のメダルは、メダル搬送部272から他店メダル搬送路242を通じて、他店メダル回収ボックス245(図3)に回収されることとなる。
図3に戻り、制御部265は、メダル計数機200全体を統括的に制御する機能を備えている。電源部280は、メダル計数機200に対して、所定の電源(AC電源100V)を供給する機能を備えている。
通信I/F部285は、メダル計数機200に接続されたレシート・カード端末機300(図4)の通信I/F部395と、相互に通信をおこなうための機能を備えている。具体的には、メダル計数機200の通信I/F部285からレシート・カード端末機300の通信I/F部395を通じて、メダルの計数データ(メダル総枚数/自店メダル枚数/他店メダル枚数)を送信する機能を備えている。
レシート発行切換スイッチ290は、メダル計数機200の表示部251に表示されたメダルの計数値(枚数)をレシートに印字する機能を備えている。具体的には、メダル計数値の合計枚数と、自店メダルの計数値と、他店メダルの計数値とをレシート・カード端末機300により印字するように切り換える機能を備えている。このレシート発行切換スイッチ290の切り換えによりレシート・カード端末機300のレシート排出口350(図4)から各メダルの計数値を印字したレシート(図8−2参照)を発行することができる。
ここで、遊技ホールでは、この遊技ホールの定休日などを利用して、遊技客に貸し出すメダル貸出機110内に貯留しておくメダルを全て自店メダルとする業務がある。このメダル計数管理システムを利用することにより他店メダルの排除を効率良く作業をおこなうことができる。具体的には、メダル貸出機110内のメダルを全てメダル計数機200に投入することにより他店メダルを正確且つ、効率的に排除することができる。
(レシート・カード端末機300の構成および機能の詳細)
次に、図2および図4を参照して、メダル計数機200に隣設されるレシート・カード端末機300の構成および機能の詳細について説明する。ここで、図2では、メダル計数機200に隣接して、レシート・カード端末機300が据置された例で説明する。ここで、本例において、メダル計数機200本体とレシート・カード端末機300とを別体構成としているが、メダル計数機200とレシート・カード端末機300とを一体構成とすることもできる。
また、このレシート・カード端末機300は、会員用の会員カードの挿入時に、会員を特定する識別IDに関連付けて、会員が遊技により獲得したメダル枚数および累積枚数(貯メダル枚数)を、会員カードに記録する機能を備えている。メダル計数機200とレシート・カード端末機300とは、接続ケーブルにより接続される構成としている。
レシート・カード端末機300は、遊技客或いは遊技ホールの店員などにより投入された複数枚のメダル枚数をレシートに印字して出力(排紙)する機能を備えている。具体的には、メダル計数機200の表示部251(図2)に表示される遊技客がパチスロ遊技により獲得したメダルの総枚数および自店メダルの枚数と他店メダルの枚数とを区分してレシートに印字(プリント)し、このレシートをレシート排出口350(図2)から出力(排紙)する機能を備えている(図8−2参照)。
すなわち、図2に示すように、レシート・カード端末機300は、本体部310と、この本体部310の一部(前面部)が傾斜した傾斜部320とで構成され、傾斜部320には表示パネル部330(4インチのカラーLCD)が配置され、この傾斜部320の上方にはカード挿入/返却口340と、レシート排出口350とが配置されている。
また、このレシート・カード端末機300の内部は、表示部331と表示制御部331aと操作部332とからなる表示パネル部330と、カード挿入/返却口340と、レシート排出口350と、制御部380と、カード読取部360と、印字部370と、メモリ375と、電源部390と、通信I/F部395ととにより構成されている。
表示パネル部330は、表示部331およびテンキー(0〜9)と、確認キーと、取消キーなどが配置された操作部332とを備えたタッチパネル式に構成されている。店員用のIDカードや会員カードの挿入時には、操作部332によるテンキーの入力操作により、暗証番号などを入力することができる。
すなわち、操作部332は、確認スイッチや取消スイッチなどの各種機能スイッチ、さらには店員の暗証番号を入力するためのテンキースイッチ(0〜9)を配置して構成したものであり、具体的には、メダルを登録するときや店員がIDカードをカード挿入/返却口340に挿入した際に、暗証番号を入力する場合に使用される。表示制御部331aは、表示部331による表示を制御する表示制御機能を備えている。
カード挿入/返却口340は、遊技ホール内の店員が所有する店員用のIDカードを受け入れて、このIDカードをカード情報読取部360に取り込むとともに、このカード情報読取部360において所望の処理を施した後、このIDカードを再度、返却するための開口部である。ここで、店員用のIDカードは、遊技ホール内の店員が所有するとともに、店員個々を認証するための識別カードで、このIDカードには、個別のID番号(003269・・・)が記録されている。
カード情報読取部360は、店員用のIDカードや会員カードに記録されたカード情報を読み取る機能を備えており、カード挿入/返却口340から挿入された店員用のIDカードや会員カードに記録された記録情報(識別ID)を読み取る機能(リード)機能を有している。具体的には、カード情報読取部360の磁気ヘッドにより、各カードに記録されたカード情報の読み取りをおこなうことができる。
メモリ375は、メダル計数機200の表示部251に表示されたメダルの総枚数および自店メダルの枚数/他店メダルの枚数とを一時的に記憶する機能を備えている。
印字部370は、メダル計数機200の表示部251に表示される遊技客或いは店員により投入されたメダルの総枚数および自店メダルの枚数と他店メダルの枚数とを区分してメダル枚数を、印字(プリント)する機能を備えている。この印字部270により印字されたレシートは、レシート排出口350から発行される。
制御部380は、レシート・カード端末機300全体の制御をおこなうためのOS(Operating System)などの制御プログラムおよびメダルの印字処理に係わる種々の処理を実行する処理部としての機能を備えている。
電源部390は、レシート・カード端末機300に対して所定の電源を供給する機能を備えている。通信I/F部395は、メダル計数機200の通信I/F部285を介して、メダルの総枚数および自店メダルの枚数と他店メダルの枚数を受信する機能を備えている。
(メダル貸出機110の構成および機能)
次に、図5を参照してメダル貸出機110の構成および機能の詳細について説明する。図5は、メダル貸出機110の全体構成の機能ブロック図を示している。すなわち、メダル貸出機110は、縦長の直方体型に構成されており、このメダル貸出機110の内部には、前面上部から紙幣を投入するための紙幣投入口111と、メダル枚数/エラー表示部112と、メダルを投出するためのメダル投出装置113と、メモリ114と、紙幣投入口111から投入された紙幣が正常な紙幣であるかを識別する紙幣識別装置115と、電源部116と、メダル貸出機110全体の制御をおこなう貸出制御部117と、島コントローラ120との間で通信をおこなう通信I/F部118と、メダル貸出機110からメダルを投出するメダル投出口119とを備えている。
また、図示しないメダルを補給するためのメダル補給ドア、メダル補給ドアから補給された所定量のメダルを貯留する補助タンクなどを備えている。
図5において、紙幣投入口111は、現金(紙幣)を受け入れてこれを紙幣識別装置115に取り込むための開口部である。この紙幣投入口111には、1000円札の紙幣を投入することができる。
メダル枚数/エラー表示部112は、紙幣の投入時、メダル貸出機110から投出されるメダルの枚数およびエラーの発生時にエラー内容(エラー情報)を表示する機能を有している。
メモリ114は、一時的に紙幣の金額情報、メダルの投出情報などを記憶する記憶部である。紙幣識別装置115は、紙幣投入口111から投入された紙幣が正常であるかを識別する機能を備えており、正常と判定された紙幣は内部に収納する。一方、紙幣識別装置115による判定により、識別不能な紙幣については、紙幣投入口111から返却する。
貸出制御部117は、メダル貸出機110の各処理部を一括して制御する全体コントロール機能を備えている。この貸出制御部117は、紙幣の挿入によるタイミングに基づいてメダル投出装置113に対してメダル投出要求を通知(送信)することができる。
通信I/F部118は、島コントローラ120との間で相互にデータの送受信をおこなうインターフェースとして機能する。電源部116は、メダル貸出機110に対して所定の電源を供給する機能を備えている。
(メダル計数機200によるメダル計数管理手順)
次に、図9のフローチャートを参照して、本実施例1に係るメダルの計数管理手順を詳細に説明する。この図9に示すフローチャートは、遊技客が獲得した遊技媒体(メダル)の計数をおこなうメダル計数機200の制御部265(図3)によるメダル計数管理手順を示している。ここで、以下の図9に示すフローチャートでは、遊技ホールの店員が計数をおこなうことを前提に説明する。
すなわち、図9のフローチャートに示すように、先ず、遊技ホールの店員が遊技客がパチスロ遊技により獲得したメダルをメダル計数機200(メダルホッパー内)に投入すると(ステップS110)、メダル計数機200によりメダルの投入が検出され、以下、このメダルホッパー内に投入された複数枚のメダルを対象とするメダルの枚数を計数するとともに、メダルが自店メダルか他店メダルであるかを判別するメダル計数・判別処理に移行する(ステップS120)。
このメダル計数・判別処理は、メダル計数機構270(図7)に設けられたセンサユニット276内のカウントセンサ275によって、メダルホッパー内に投入されたメダルの計数および判別センサ224によって、投入されたメダルの画像情報に基づいて、投入されたメダルの判別をおこなう処理である。
すなわち、カウントセンサ275により、投入されたメダルがメダル搬送部272(図7)を通過する際に、メダル枚数のカウントをおこない、カウントしたメダルの総枚数をメモリ230内のメダル総枚数記憶部235に記憶する(ステップS130)。本例では、このカウントセンサ275によりメダルの総枚数が13000枚カウントされたとして、以下、説明する。
また、判別サンサ224により、自店/他店メダル判別部220(図3)により自店で予め登録されている正規のメダルの画像情報と、搬送されたメダルの画像情報とを照合し、これら画像情報を比較することでおこなう。具体的には、メダルホッパー内に投入されたメダルがメダル搬送部272(図7)を通過する際に、このメダル搬送部272に設けられた判別センサ224により搬送されたメダルが自店メダルか他店メダルかの判別がおこなわれる。
すなわち、自店/他店メダル判別処理により判別(計数)された自店メダルの枚数は、メモリ230内の自店メダル枚数記憶部231に(ステップS140)、他店メダルの枚数は、他店メダル枚数記憶部232にそれぞれ記憶される(ステップS150)。なお、これら自店メダル枚数記憶部231および他店メダル枚数記憶部232に記憶された各メダルの枚数情報は、自店/他店メダル情報データベース236(図6)に格納される。
ここで、本例では、図6の自店/他店メダル情報データベース236に示すように、自店/他店メダル判別部220により自店のメダルと判別された自店メダル枚数が、12345枚であり、他店のメダルと判別された他店メダル枚数が655枚であるとして、以下説明する。
次いで、メダル枚数表示処理に移行する(ステップS160)。このメダル枚数表示処理は、メダル計数機200の表示部251に、ステップS120により計数処理されたメダルの総枚数値、自店のメダルと判別された自店メダルの枚数値、他店メダルと判別された他店メダルの枚数値をそれぞれ表示する処理である。
具体的には、前述した図8−1に示すように、本例では、表示部251に、メダルの総枚数値を示す「13000枚」と、自店メダルの枚数値を示す「12345枚」と、他店メダルの枚数値を示す「655枚」を表示する処理をおこなう(ステップS170)。これによって、遊技ホールでは、自店のメダルとして計数されたメダルの枚数値以外に、他店のメダルとして計数されたメダルの枚数を目視により正確に把握することができる。
図9に戻り、ステップS170の処理により表示部251にメダル枚数データ(メダルの総枚数値/自店メダル枚数/他店メダル枚数)を表示した後、次いで、メダル計数値印字判定処理に移行する(ステップS180)。このメダル計数値印字判定処理は、表示部251に表示されたメダル枚数データ(メダルの総枚数値/自店メダル枚数/他店メダル枚数)をレシートに印字するか否かを判定する処理である。実際には、レシート発行切換スイッチ290(図3)によりプリントが設定されている場合は、レシート・カード端末機300による印字処理に移行する。
すなわち、次の、ステップS200の判定によりメダル計数結果の印字処理に移行すると判定された場合には(ステップS200肯定)、メダル計数機200からレシート・カード端末機300に対して、「印字指示信号」が送信される(ステップS210)。具体的には、メダル計数情報(メダルの総枚数値の「13000枚」、自店メダルの枚数値の「12345枚」、他店メダルの枚数値が655枚)が送信されることとなる。一方、ステップS200の判定によりメダル計数結果の印字処理に移行しないと判定された場合には(ステップS200否定)、印字処理に移行することなく、そのまま処理を終了し(エンド)、以下、個別での対応がおこなわれる(メダル計数機200自体の処理は、終了するが、何らかの対応がおこなわれることとなる)。
ここで、レシート・カード端末機300は、メダル計数機200から送信される「印字指示信号」の待機状態であり、メダル計数機200から送信される「印字指示信号」を受信すると(ステップS220肯定)、次いで、メダル計数結果の取得があるかの判定により(ステップS230)、メダル計数結果の取得がある場合には(ステップS230肯定)、以下、ステップS240によるメダル計数結果の印字処理に移行する。
具体的には、メダル総枚数と自店メダル枚数と他店メダル枚数をレシート・カード端末機300の印字部370(図4)によりレシートに印字するとともに、このレシートをレシート排出口350から排出する(ステップS250)。以下、全ての処理を終了する(エンド)。
ここで、図8−2は、レシート・カード端末機300からプリント(印字)されるメダル計数機200により計数されたメダルの総枚数、自店メダル枚数、他店メダル枚数を印字しているレシートの一例を示している。この図8−2に示すように、本例では、メダル計数機200により計数されたメダル総枚数(13000枚)に対して、自店メダル枚数が12345枚で他店メダル枚数が655枚であることを示している。これによって、遊技ホールでは、自店のメダルとして計数されたメダルの枚数値以外に、他店のメダルとして計数されたメダルの枚数をレシートにより正確に確認/管理することができる。
以上説明したように、本実施例1に係るメダル計数管理システムによれば、メダル計数機200は、自店メダル登録部210に登録された特定情報に基づいて、メダル計数機構270により計数された複数のメダルが自店メダルか他店メダルかを判別する自店/他店メダル判別部220と、メダル計数機構270により計数されたメダルの総計数値と、自店/他店メダル判別部220により判別された自店メダルの計数値と他店メダルの計数値とを別々に表示する表示部251とを備え、メダル計数部271により計数されたメダルの総計数値と、自店/他店メダル判別部220により判別された自店メダルの計数値と他店メダルの計数値とを別々に表示部251に表示するので、自店で登録した自店メダル(指定メダル)のメダル枚数および他店から持ち込まれた他店メダル枚数を正確に把握することができるうえ、不正な計数に対する防止対策およびセキュリティ機能を向上することができる。
次に、図10のフローチャートを参照して、本実施例2に係るメダルの計数管理手順を詳細に説明する。この図10に示すフローチャートは、遊技客が獲得した遊技媒体(メダル)の計数をおこなうメダル計数機200の制御部265(図3)によるメダル計数管理手順の別例を示している。ここで、本実施例2においては、自店/他店メダル判別部220により他店メダルと判別された他店メダルの上限枚数が、予め設定した上限枚数を超えた場合にのみ、自店メダル枚数と他店メダル枚数との両者の計数枚数を表示部251(図3)に表示することに特徴がある。
また、この場合も、実施例1と同様、メダル計数機200から印字指示信号の送信がある際、レシート・カード端末機300からレシートに自店メダル枚数および他店メダル枚数とを印字し、出力するようにしている。なお、他店メダルの上限枚数の設定は、自店/他店メダル判別部220に備えたメダル上限枚数設定部221(図3)によりおこなわれる。
ここで、この図10に示すフローチャートにおいて、前述した実施例1によるステップS120〜ステップS150およびステップS180〜ステップS250までの処理は同様であるため、ここでは、主に、本実施例2の特徴部分であるステップS175〜ステップS178までの処理手順について説明する。
すなわち、図10のフローチャートに示すように、メダルの計数および判別処理をおこない(ステップS120)、メダルの総枚数の記憶(ステップS130)、自店メダル枚数の記憶(ステップS140)、他店メダル枚数の記憶(ステップS150)をおこなった後、本例では、次いで、他店メダルと判別されたメダルの枚数が予め設定した他店メダルの上限値(上限枚数)を超えたか否かの判定をおこなう(ステップS175)。
すなわち、自店/他店メダル判別部220により判別された他店のメダル枚数と予め設定した他店のメダル枚数の上限枚数とを比較する処理(「他店メダル枚数≦上限値?」)をおこない(ステップS175)、このステップS175の判定により、他店メダル枚数が上限値よりも少ない(他店メダル枚数≦上限値)と、判定された場合には(ステップS175肯定)、第一メダル枚数表示処理に移行する(ステップS176)。この第一メダル枚数表示処理は、表示部251にメダルの総枚数のみを表示する処理である(ステップS177)。
一方、ステップS175の判定により、他店メダルと判定されたメダル枚数が上限値を超えたと判定された場合(他店メダル枚数≧上限値)には(ステップS175否定)、第二メダル枚数表示処理(ステップS177)に移行する。この第二メダル枚数表示処理は、表示部241にメダル総枚数/自店メダル枚数/他店メダル枚数を表示する処理である(ステップS178)。
以下、前述した実施例1と同様、ステップS180〜ステップS250の処理をおこない、第一メダル枚数表示処理では、表示部251にメダルの計数データ(メダルの総枚数)を表示する処理および印字要求時には、レシート・カード端末機300により表示部251に表示されたメダルの計数データを印字してレシートを発行する処理をおこなう。また、第二メダル枚数表示処理では、表示部251にメダルの計数データ(メダルの総枚数、自店メダル枚数、他店メダル枚数)を表示する処理および印字要求時には、レシート・カード端末機300により表示部251に表示されたメダルの計数データを印字してレシートを発行する処理をおこなう。
以上説明したように、本実施例2に係るメダル計数管理システムによれば、予め、他店のメダル枚数の上限値(上限枚数)を設定するとともに、自店/他店メダル判別部220により判別された他店のメダル枚数と予め設定した他店のメダル枚数の上限枚数とを比較し、他店のメダル枚数が予め設定した上限枚数を超えたと判別された場合にのみ、他店メダルのメダル枚数(計数値)を表示部251に表示するので、他店メダル枚数を正確に把握することができるうえ、他店から大量に他店メダルが持込まれた場合を想定とする不正な計数に対する防止対策に基づくメダル計数管理システムを実現することができる。
次に、図11のフローチャートを参照して、本実施例3に係るメダルの計数管理手順を詳細に説明する。この図11に示すフローチャートは、遊技客が獲得した遊技媒体(メダル)の計数をおこなうメダル計数機200の制御部265(図3)によるメダル計数管理手順の別例を示している。
ここで、本実施例3の特徴は、メダル計数機200によるメダル計数時における初期に投入される所定枚数N(例えば、50枚)を対象として、自店メダルと他店メダルとを判別する判別処理をおこない、この判別処理により大量に他店メダルが投入されたことが推測された場合にのみ(例えば、20枚程度)、実施例1と同様に、投入されたメダル1枚毎を対象とする判別処理を継続しておこない、この一方、他店のメダルの混入がない場合(例えば、50枚判別されたメダルのうち、自店のメダル50枚、他店メダル枚数0枚)、或いは、他店のメダルが規定枚数以下(例えば、50枚判別されたメダルのうち、自店のメダル40枚、他店メダル枚数10枚)であると判定された場合には、判別処理を停止して、メダルの計数処理のみをおこなうことに特徴がある。
具体的に説明すると、自店メダルと他店メダルとの判別処理を継続するか否かの基準となる所定の枚数(N枚)と、他店メダルの占有率を規定する規定枚数Mを設定するとともに、メダル枚数の計数時に他店メダルの占有率が高いと判定された場合には、メダル計数機200に投入されたメダルには、大量の他店メダルが混入していると想定できるため、この規定枚数(M枚)を超える他店メダルが判別された場合には、以降、全てのメダルを対象とする自店/他店メダル判別処理を継続しておこなうようにしている。前述したように、所定の枚数(N枚)とは、他店メダルの占有率を判定する場合に、基準となるメダルの投入枚数であり、この所定の枚数は、予め、工場出荷時に設定されている数値(メダルの枚数)或いは、メダル規定枚数設定部222により設定する数値としている。
一方、他店からの悪意のある持ち込みではなく、なんらかの原因により数枚(規定枚数のM枚以下)の他店メダルが混入していると判定された場合、或いは、他店メダルの混入がないと判定された際には、特に、自店/他店メダル判別処理を継続しておこなう必要がないため、この時点で、自店/他店メダル判別処理を中断或いは停止するようにしている。
以下、フローチャートに基づいて、説明する。すなわち、図11のフローチャートに示すように、先ず、店員によりメダルが投入されると(ステップS110)、次いで、メダルの計数をおこなう第一メダル枚数計数処理に移行する(ステップS121)。この第一メダル枚数計数処理は、初期に投入される所定枚数であるN枚分(例えば、50枚)のメダルまでを計数する処理である。具体的には、所定枚数のN枚分の計数が終了したかの判定(メダル計数枚数=N枚?)をおこない(ステップS122)、このステップS122の判定により、所定枚数N枚分(50枚)までの計数がおこなわれたと判定された場合には(ステップS122肯定)、次いで、自店/他店メダル判別処理に移行する(ステップS123)。この自店/他店メダル判別処理は、初期に投入された所定枚数N枚分(例えば、50枚)のメダルを対象として、このN枚(50枚)のメダルのうち何枚、他店のメダルが混入しているかを判定する処理である。
そして、このステップS123による自店/他店メダル判別処理により、他店メダルと判定されたメダル枚数を取得し(ステップS124)、次いで、このステップS124により取得された他店のメダル枚数が予め設定した規定枚数のM枚よりも多いか否かの判定(他店メダル枚数≧M枚?)をおこなう(ステップS125)。そして、このステップS125の判定により他店のメダル枚数が規定枚数のM枚よりも多いと判定された場合(他店メダル枚数≧M枚)には(ステップS125肯定)、次の、メダル計数・判別処理に移行する(ステップS128)。
このメダル計数・判別処理は、ホッパー内に投入された残りのメダル(N+1枚目以降のメダル)を対象として計数および判別をおこなう処理である。以下、実施例1、2と同様、ステップS130〜ステップS250の処理をおこない、表示部251にメダルの計数データ(メダルの総枚数、自店メダル枚数、他店メダル枚数)を表示する処理およびレシート・カード端末機300により表示部251に表示されたメダルの計数データをレシートを発行する処理をおこなう。
一方、ステップS125の判定により、他店のメダル枚数が予め設定した規定枚数のM枚よりも少ない(他店メダル枚数<M枚)と判定された場合には(ステップS125否定)、次の、第二メダル枚数計数処理に移行する(ステップS126)。この第二メダル枚数計数処理は、残りのメダル(N+1枚目以降のメダル)を対象としてメダルの計数をおこなう処理である(50枚以降の全てのメダルの計数をおこなう処理)。
次いで、メダル総枚数の表示をおこなう(ステップS127)。ここで、この場合のメダル総枚数の表示は、メダルの総枚数(自店メダル枚数)のみを表示する処理となり、ステップS220〜ステップS250によるレシート・カード端末機300により印字されるレシートには、メダルの総枚数のみが印字されることとなる。これによって、他店メダルの混入が少ないと想定された場合には、自店/他店メダル判別処理手順を削減できることからメダル計数管理を効率良くおこなうことができる。
なお、この実施例3において、メダル計数時の初期時に投入されたメダルを判別対象としているが、任意の所定単位枚数毎(100枚単位)に規定枚数M枚よりも他店メダルの枚数が多いか否かの判定により、メダル判別処理を継続するかの判定をおこなうようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例3に係るメダル計数管理システムによれば、予め、他店メダル枚数の基準値(占有枚数)となる規定枚数(M枚)を設定するとともに、メダル計数時の初期時(所定枚数の計数時)に、他店メダルの計数値が規定枚数(M枚)よりも少ない或いは、1枚もないと判定された場合には、以降は、自店/他店メダル判別処理を中断する処理をおこない、一方、規定枚数(M枚)を超える他店メダルが判別された場合には、他店メダルの占有率(計数値/判別枚数)が高いと判定するとともに、(具体的には、この時、メダル計数機200に投入された複数のメダルには、大量の他店メダルが混入していると想定し、)以降、全てのメダルを対象とする自店/他店メダル判別処理を継続しておこなうようにしているので、他店から持ち込まれた他店メダル枚数が多いと推測された場合にのみ、自店/他店メダル判別処理を継続しておこなうことから、効率的にメダルの判別処理および自店メダルおよび他店メダルの計数管理をおこなうことができる。
ここで、メダル計数機200における各設定は、このメダル計数機200で直接入力する以外にターミナルコントローラ140で入力操作をおこない、設定を複数台のメダル計数機200に配信するようにしてもよい。この場合、遊技店内に設置された複数台のメダル計数機200に対する一括設定を可能とすることができる。
(他の実施例)
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
すなわち、本実施例1〜3では、本発明に係る遊技媒体計数システムをパチスロ遊技に適用した場合を示しているが、本発明の遊技媒体計数システムは、パチスロ遊技に限定することなく、例えば、パチンコ機による遊技媒体計数システムにも好適に適用することができる。
また、本実施例1〜3において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、或いは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
以上のように、本発明に係るメダル計数管理システムは、自店で登録されたメダルの枚数と他店メダルと判別されたメダルの枚数とをメダル計数機の表示部に表示することにより、自店のメダル枚数と他店のメダル枚数を確実に把握/管理することができるメダル計数管理システムに適している。
本実施例1に係るメダル計数管理システムの概要を示す全体機能ブロック図である。 図1に示したメダル計数機およびレシート・カード端末機の概要を示す外観斜視図である。 同メダル計数機の構成を示す機能ブロック図である。 同レシート・カード端末機の構成を示す機能ブロック図である。 同メダル貸出機の構成を示す機能ブロック図である。 自店/他店メダル情報データベースの構成内容を示す図である。 自店/他店メダルの搬送部および他店メダル分岐機構部の概要を示す説明図である。 表示部に表示されるメダル枚数データを示す表示例である。 レシート・カード端末機により発行されるレシートの印字例を示す図である。 本実施例1に係るメダル計数管理システムの全体制御手順を示すフローチャートである。 本実施例2に係るメダル計数管理システムの全体制御手順を示すフローチャートである。 本実施例3に係るメダル計数管理システムの全体制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 パチスロ機
110 メダル貸出機
112 メダル枚数/エラー表示部
113 メダル投出装置
116、280、390 電源部
118、285、395 通信I/F部
117 貸出制御部
119 メダル投出口
120 島コントローラ
140 ターミナルコントローラ
200 メダル計数機
210 自店メダル登録部
211 特定情報登録部
212 自店メダル情報登録部
213 自店メダル情報データベース
220 自店/他店メダル判別部
221 メダル上限枚数設定部
222 メダル規定枚数設定部
224 判別センサ
231 自店メダル枚数記憶部
232 他店メダル枚数記憶部
233 メダル上限枚数記憶部
234 メダル規定枚数記憶部
236 自店/他店メダル情報データベース
240 他店メダル排除機構
241 他店メダル分岐機構部
242 他店メダル搬送路
245 他店メダル回収ボックス
251、331 表示部
272 メダル搬送部
273 自店メダル搬送路
265、380 制御部
290 レシート発行切換スイッチ
300 レシート・カード端末機
330 表示パネル部
310 本体部
320 傾斜部
332 操作部
340 カード挿入/返却口
350 レシート排出口
360 カード情報読取部
370 印字部
114、230、375 メモリ

Claims (9)

  1. 遊技者が獲得したメダルの計数をおこなうメダル計数機を備えたメダル計数管理システムであって、
    前記メダル計数機は、
    前記メダルの計数をおこなうメダル計数手段と、
    自店で使用するメダルの画像情報を自店メダル情報として登録する自店メダル情報登録手段と、
    前記自店メダル情報登録手段によって登録された前記画像情報を記憶/格納する自店メダル情報データベースと、
    前記メダル計数手段によって計数されるメダルの画像情報を特定情報として取得する特定情報取得手段と、
    前記自店メダル情報登録手段に登録された自店メダルの画像情報と、前記特定情報取得手段によって取得された計数メダルの画像情報を照合し、当該メダルが自店メダルであるか否かを判別する自店メダル判別手段と、
    前記メダル計数手段によるメダルの総計数値と、前記自店メダル判別手段により自店メダルであると判別された自店メダル計数値と、自店メダルではないと判別された非自店メダル計数値とを別々に表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とするメダル計数管理システム。
  2. 前記メダル計数手段によるメダルの総計数値と、前記自店メダル判別手段により判別された自店メダルの計数値とを別々に印字する印字手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のメダル計数管理システム。
  3. 前記非自店メダル計数値の上限値を設定する上限計数値設定手段をさらに備え、前記自店メダル判別手段により自店メダルではないと判別された非自店メダル計数値が、前記上限計数値設定手段により設定された上限値を超えた場合に、前記表示手段に自店メダル計数値および非自店メダル計数値を別々に表示することを特徴とする請求項1または2に記載のメダル計数管理システム。
  4. 前記自店メダル判別手段により自店メダルではないと判別された非自店メダル計数値が、前記上限計数値設定手段により設定された上限値を超えた場合に、前記印字手段により自店メダル計数値と非自店メダル計数値とを印字することを特徴とする請求項3に記載のメダル計数管理システム。
  5. 前記自店メダル判別手段は、メダル計数時の初期に投入される所定の枚数までを対象として自店メダルであるか否かの判別処理をおこなう機能を備え、当該所定枚数までを対象とする判別処理により非自店メダル計数値が予め設定した規定枚数よりも少ないと判別された場合は、当該自店メダル判別手段による判別制御を停止する制御をおこない、前記非自店メダル計数値が予め設定した規定枚数よりも多いと判別された場合は、以降、全てのメダルを対象とする判別処理をおこなうことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のメダル計数管理システム。
  6. 前記自店メダル判別手段により自店メダルと判別されたメダルと、非自店メダルと判別されたメダルとを別々の搬送経路に分岐させて搬送する分岐機構を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のメダル計数管理システム。
  7. 前記自店メダル判別手段により非自店メダルと判別されたメダルを、自店メダルと判別されたメダルとは別に収納する非自店メダル収納手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のメダル計数管理システム。
  8. 前記表示手段による表示或いは、前記印字手段による印字を切り換えるための表示/印字切り換え手段を備えることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載のメダル計数管理システム。
  9. 会員用の記録媒体を受け付け可能であって、当該会員を特定する識別IDに関連付けて、会員が遊技により獲得した自店のメダル枚数およびメダルの累積枚数を、前記記録媒体に関連付ける記録媒体処理端末機を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のメダル計数管理システム。
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