JPH10248998A - パチスロ等の遊戯機におけるコイン及び選別装置 - Google Patents

パチスロ等の遊戯機におけるコイン及び選別装置

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Publication number
JPH10248998A
JPH10248998A JP9076649A JP7664997A JPH10248998A JP H10248998 A JPH10248998 A JP H10248998A JP 9076649 A JP9076649 A JP 9076649A JP 7664997 A JP7664997 A JP 7664997A JP H10248998 A JPH10248998 A JP H10248998A
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JP
Japan
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coin
pseudo
coins
shape
game machine
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JP9076649A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kohamada
忠 小浜田
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Daido Seibiyoushiyo Kk
Original Assignee
Daido Seibiyoushiyo Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチスロ等の遊戯機において、複数の店舗間
において擬似コインを共通使用できないようにしたコイ
ン及び選別装置を提供する。 【構成】 擬似コインが貫通孔の形状もしくは個数、薄
肉部の形状、凹凸模様の一つ又は複数から選ばれた選別
要素により識別可能な複数種類の異種擬似コインを構成
し、遊戯機のコイン通路に、異種擬似コインのうち特定
種類の擬似コインのみを使用可能とするように前記選別
要素を識別する識別手段を設けた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチスロやスロッ
トマシン等のように擬似コインを投入することにより作
動する遊戯機におけるコイン及び選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチスロやスロットマシン等の遊
戯機は、ユーザが店舗において貸出した擬似コインを遊
戯機に投入することにより作動する。例えば、擬似コイ
ンは、メダルと称され、店舗内に設置された自動貸出機
等により貸出され、平成9年現在、50枚/1000円
で貸出できる。
【0003】例えば、パチスロの場合、図1(A)に示
すように、遊戯機本体1の適宜個所に擬似コインの投入
口2が設けられており、ユーザは、擬似コインを一枚ず
つ投入しても良く、或いは一度に所定の枚数を投入して
も良く、投入コインの使用可能な残存枚数が表示部3に
表示される。そこで、ユーザは、コイン賭率、例えば1
枚〜3枚の範囲で賭率を選択した後、作動ボタンを押す
と、複数のドラム4a、4b、4cが回転し、ユーザが
各ドラムの停止ボタン5a、5b、5cを押す機会を提
供する。そこで、停止させた複数のドラム4a、4b、
4cに表示された数字や絵柄が揃うと、配当として賭率
に応じた枚数の擬似コインが排出口6から排出され、受
皿7に受取られる。数字や絵柄が揃わないときは、賭け
たコインを遊戯機内に没収する。尚、投入口2から所定
枚数を越える擬似コインが投入されたときは、オーバー
フローして排出口6から戻される。また、遊戯を中止す
るためリターンボタンを押したときにも、残存する投入
擬似コインが排出口6から戻される。
【0004】擬似コイン8は、図1(B)に示すような
金属製の円形板を構成しており、遊戯機本体1の内部に
装備された電子部品に対する悪影響を防止し、或いは磁
気的に作動する電気部品に対する吸着を防止するため、
非磁性ないし低磁性とされている。このため、従来、擬
似コイン8は、真鍮製であったが、真鍮は変形し易く、
ユーザの悪戯等により変形せしめられると、使用中、投
入口2や投下通路内で詰まったり、遊戯機本体1に擬似
コインを自動的に供給するための装置の供給路内でトラ
ブルを生じるため、近年は、低磁性かつ変形し難いステ
ンレス等により形成されている。尚、ユーザが配当とし
て獲得した擬似コインは、当該店舗又は当該店舗が指定
する場所において景品と交換自在である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した擬似コイン8
は、他店舗のものから識別可能にするため、表面に種々
の模様等が施されているが、周縁の外径と肉厚はほぼ同
一規格の下で生産されている。即ち、遊戯機は各種各様
であるが、投入口2及び投下通路等は、所定の規格寸法
の下で設計されており、擬似コイン8はその規格寸法に
合致するものとされている。
【0006】従って、店舗が異なる場合でも、同一の擬
似コイン8を何れの店舗における何れの遊戯機について
も使用可能であり、特定の店舗で使用中の擬似コインを
調べると、他店舗で販売された擬似コインが混在してい
るという現状にある。
【0007】ところが、遊戯機の利用を提供する店舗
は、自己の店舗で貸出した擬似コインの枚数と、ユーザ
に配当として供与する擬似コインの枚数とのバランスの
下で経営されているため、他店舗で販売された擬似コイ
ンが自己の店舗で使用されると、経営が成り立たないこ
とになる。特に、擬似コインは、前述のように現金と同
等の価値を有するため、他店舗の擬似コインを不正使用
されると、大きなダメージを受けることになり兼ねな
い。
【0008】このため、各店舗においては、自己の店舗
に設置した遊戯機について、他店舗で販売された擬似コ
インを使用できないようにすることが望まれているが、
前述のように遊戯機自体がコイン投入口及びコイン通路
を規格化されているため、擬似コインだけを特殊なもの
に設計することは困難である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、遊戯機において規格化されたコイン投入口
及びコイン通路に対して、寸法的には共通して使用可能
であるが、特定の店舗で販売された擬似コインを他の店
舗では使用不能なように構成した技術を提供するもので
ある。
【0010】そこで、前記課題を解決するために、本発
明が手段として構成したところは、投入された擬似コイ
ンにより作動する遊戯機において、擬似コインが周縁の
外径と肉厚をほぼ同一とするが、該擬似コインに設けた
貫通孔の形状もしくは個数、該擬似コインの周縁を除く
部分に設けた薄肉部の形状、該擬似コインの周縁を除く
部分に設けた凹凸模様の一つ又は複数から選ばれた選別
要素により識別可能な複数種類の異種擬似コインを構成
し、遊戯機のコイン投入口に続くコイン通路に、異種擬
似コインのうち特定種類の擬似コインのみを使用可能と
するように前記選別要素を識別する識別手段を設けて成
る点にある。
【0011】本発明の第1実施形態において、選別要素
は、擬似コインに設けた貫通孔の形状又は個数により構
成され、識別手段は、コイン通路を挟んで設けられると
共に通過中の擬似コインの前記選別要素を光学的に識別
する発光体と受光体により構成される。
【0012】また、本発明の第2実施形態において、選
別要素は、擬似コインに設けた貫通孔の形状もしくは個
数、該擬似コインの周縁を除く部分に設けた薄肉部の形
状、該擬似コインの周縁を除く部分に設けた凹凸模様の
一つ又は複数から選ばれて成り、識別手段は、コイン通
路を挟んで設けられると共に通過中の擬似コインの前記
選別要素に対応する電気容量を識別する電極により構成
される。
【0013】更に、本発明の第3実施形態において、選
別要素は、擬似コインに設けた貫通孔の形状もしくは個
数、該擬似コインの周縁を除く部分に設けた薄肉部の形
状、該擬似コインの周縁を除く部分に設けた凹凸模様の
一つ又は複数から選ばれて成り、識別手段は、コイン通
路に臨んで設けられると共に通過中の擬似コインの前記
選別要素を画像により識別するイメージ処理手段により
構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
形態を詳述する。
【0015】上述したように、パチスロ等の遊戯機は、
擬似コインの投入口及び投下通路を規格寸法のものとし
て設計されているため、本発明を構成する擬似コイン8
についても、少なくとも、周縁の外径と周縁部分の肉厚
は、規格化された円板状のコインと変わらない。従っ
て、擬似コイン8の外形寸法に関する限り、何れの遊戯
機本体1のコイン投入口2にも正常に投入可能であり、
コイン通路を正常に通過可能とされている。
【0016】然しながら、本発明の擬似コイン8は、該
擬似コインに設けた貫通孔の形状もしくは個数、該擬似
コインの周縁を除く部分に設けた薄肉部の形状、該擬似
コインの周縁を除く部分に設けた凹凸模様の一つ又は複
数から選ばれた選別要素により識別可能な複数種類の異
種擬似コインを構成する。
【0017】例えば、図2(A)に示す擬似コイン8
は、中心部に円形の貫通孔9aを開設しており、該貫通
孔9aにより他の擬似コインから識別可能な選別要素1
0を構成する。この際、貫通孔9aの寸法や形状を異に
する複数種類の擬似コインを準備すれば、それらの擬似
コインが相互に識別可能な異種コインを構成することに
なる。
【0018】また、図2(B)(C)に示す擬似コイン
8は、中心部に角形の貫通孔9bを開設しており、該貫
通孔9bにより他の擬似コインから識別可能な選別要素
10を構成する。この際、貫通孔9bの形状を三角形、
四角形、六角形のように相違せしめたり、或いは、星形
のような特殊な形状としたり、その寸法を相違せしめる
ことにより複数種類の擬似コインを準備すれば、それら
の擬似コインが相互に識別可能な異種コインを構成す
る。
【0019】更に、図2(D)に示す擬似コイン8は、
周縁近傍において周方向に間隔をあけて複数の貫通孔9
cを開設しており、該貫通孔9cにより他の擬似コイン
から識別可能な選別要素10を構成する。この際、貫通
孔9cの個数を相違せしめたり、各孔9cの開口寸法を
相違せしめることにより複数種類の擬似コインを準備す
れば、それらの擬似コインが相互に識別可能な異種コイ
ンを構成する。
【0020】一方、図2(E)に示す擬似コイン8は、
周縁に沿って周方向に延びる環状の溝9dを形成してお
り、該溝9dにより他の擬似コインから識別可能な選別
要素10を構成する。この際、溝9dの幅寸法や該溝9
dにより形成された凹凸模様の形状を相違せしめたり、
溝9dの底部を成す部分の肉厚寸法を相違せしめること
により複数種類の擬似コインを準備すれば、それらの擬
似コインが相互に識別可能な異種コインを構成する。
【0021】或いは、図2(F)に示す擬似コイン8
は、周縁部を除く中央部に凹部9eを形成しており、該
凹部9eにより他の擬似コインから識別可能な選別要素
10を構成する。この際、凹部9eにより形成された薄
肉部の形状を相違せしめたり、該薄肉部の肉厚寸法を相
違せしめることにより複数種類の擬似コインを準備すれ
ば、それらの擬似コインが相互に識別可能な異種コイン
を構成する。
【0022】そこで、このような異なる選別要素10に
より識別可能に構成された複数種類の異種擬似コイン8
の中から、特定の店舗は、特定の選別要素10により同
一性を識別できる擬似コイン8を選択して採用し、コイ
ンメーカに生産を依頼することにより、自己の店舗にお
いて選択した特定の選別要素10を備えた擬似コイン8
だけを貸出する。そして、自己の店舗に設置された遊戯
機本体1は、コイン投入口やコイン通路は規格寸法のま
まとされているが、該通路に選別要素10を識別するた
めの識別手段を設け、ユーザにより投入された擬似コイ
ン8が果たして自己の店舗で貸出された擬似コインであ
るか或いは他店舗で貸出された擬似コインであるかを識
別できるように構成する。
【0023】(第1実施形態)図3(A)に示す第1実
施形態において、識別手段11は、遊戯機本体1のコイ
ン投入口2に続くコイン通路12を挟んで設けられた発
光体13と受光体14により構成されている。発光体1
3は、例えば発光ダイオードやレーザビーム発光手段等
により構成することができ、受光体14は、例えばホト
トランジスタにより構成することができる。
【0024】ところで、この第1実施形態においては、
通路12を通過する擬似コイン8の選別要素10を発光
体13と受光体14により光学的に識別する構成とさ
れ、このため、擬似コイン8に設けられた選別要素10
は、図2(A)ないし(D)に示したような貫通孔9
a、9b、9cの形状又は個数により規定されている。
【0025】そこで、遊戯機本体1のコイン投入口2に
投入された擬似コイン8は、通路12を通過して識別手
段11により識別される際、図3(B)に示すように、
受光体14から出力される起電力Vにより選別要素10
を識別される。図例の場合、起電力Vをデジタル変換し
た矩形波として表しており、受光体14は発光体13の
照射光を常時受光し、待機状態を表す待機波形15aを
出力しているが、擬似コイン8の通過により照射光が遮
られると、一旦、起電力Vを中断して出力停止波形15
bを表し、その後、選別要素10の貫通孔からの光透過
を介して受光体14の起電力Vによる識別波形15cを
出力し、再度、照射光の遮蔽による出力停止波形15d
を表した後、擬似コイン8の通過完了と共に待機波形1
5eに復帰する。
【0026】従って、前記識別波形15cの有無によ
り、擬似コイン8が貫通孔の選別要素10を設けた正常
なものかどうかを判定することができる。更に、このよ
うな受光体14からの出力波形を比較回路に接続するこ
とにより、選別要素10に設けられた貫通孔9a、9
b、9cの形状又は個数を識別することが可能である。
即ち、前記識別波形15cの時間方向の長さが所定長さ
であるかどうかを判定することにより、検知された貫通
孔の大きさや形状が真正な選別要素10と合致するかど
うかを判断できる。また、識別波形15cの個数を判定
することにより、検知された貫通孔の個数が真正な選別
要素10と合致するかどうかを判断できる。尚、擬似コ
イン8が自己の店舗で販売された真正なコインであると
判断されたときは、遊戯機本体1の内部で正常なコイン
通路へ導き遊戯機本体を作動せしめるが、不正コインで
あると判断されたときは、排出口6から排出し受皿7に
戻すと共に、ランプ又は警報等の不正信号を表示するよ
うに構成するのが良い。
【0027】(第2実施形態)図4(A)に示す第2実
施形態において、識別手段11は、遊戯機本体1のコイ
ン通路12を挟んで対向配置された一対の電極16、1
7により構成されており、両電極の間を物体が通過した
とき、検出される電気容量に基づいて信号を出力する。
このような電極により通過物体の電気容量を検出する技
術は、例えば、ワインダに巻取られながら走行する糸の
太むら又は細むら等を検知する測定機器に用いられてい
る。
【0028】ところで、この第2実施形態においては、
通路12を通過する擬似コイン8の選別要素10を電気
容量により識別する構成であるため、擬似コイン8に設
けられた選別要素10は、電気容量の変化を発生せしめ
るものであれば何でも良く、従って、図2(A)ないし
(D)に示した貫通孔9a、9b、9cの形状もしくは
個数により構成できる他、図2(E)に示した溝9d
や、図2(F)に示した凹部9eのような凹凸により形
成される薄肉部の形状ないし凹凸模様により構成でき
る。
【0029】(選別要素を薄肉部又は凹凸部により構成
した場合)そこで、前記選別要素10を凹部9eにより
構成した場合は、図4(B)に示すように、遊戯機本体
1のコイン投入口2に投入された擬似コイン8は、通路
12を通過して識別手段11により識別される際、電気
容量に応じて電極16、17から出力される信号波形に
より選別要素10を識別される。図例の場合、出力信号
は、アナログ波形によるサイン波を表しており、擬似コ
イン8が到来するまでは出力0の待機状態18aを表す
が、擬似コイン8が到来すると電気容量を検出して信号
を出力し検知波形18bを表す。擬似コイン8は円板状
であり、次第に電気容量を増加せしめるため、検知波形
18bはカーブを描いて立ち上がる。引き続き、選別要
素10が電極の間に進入すると、凹部9eにより信号が
低下して識別波形18cを表す。その後、選別要素10
が通過すると、信号は再度立ち上がると共に低下して検
知波形18dを表し、擬似コイン8が完全に通過した後
は出力0の待機状態18eに戻る。
【0030】従って、前記識別波形18cの有無によ
り、擬似コイン8が選別要素10を設けた正常なものか
どうかを判定することができる。また、このような電極
からの出力信号を比較回路に接続することにより、識別
波形18cの高さが所定の選別要素10により規定され
た薄肉部の肉厚に合致しているかどうかを判定したり、
識別波形18cの時間方向の長さが選別要素10により
規定された凹凸部や薄肉部の形状に合致しているかどう
かを判定することできる。尚、擬似コイン8が自己の店
舗で貸出された真正なコインであると判断されたとき
は、遊戯機本体1の内部で正常なコイン通路へ導き遊戯
機本体を作動せしめるが、不正コインであると判断され
たときは、排出口6から排出し受皿7に戻すと共に、ラ
ンプ又は警報等の不正信号を表示するように構成する。
【0031】(選別要素を貫通孔により構成した場合)
一方、前記選別要素10を貫通孔9a、9b、9cによ
り構成した場合は、図4(C)に示すように、電極1
6、17は、擬似コイン8が到来するまでは出力0の待
機状態19aを表すが、擬似コイン8が到来すると電気
容量を検出して信号を出力し検知波形19bを表す。こ
の場合も、円板状の擬似コイン8が次第に電気容量を増
加せしめるため、検知波形18bはカーブを描いて立ち
上がる。引き続き、選別要素10が電極の間に進入する
と、貫通孔により信号が低下して識別波形19cを表
し、選別要素10が通過すると、信号は再度立ち上がる
と共に低下して検知波形19dを表し、擬似コイン8が
完全に通過した後は出力0の待機状態19eに戻る。
【0032】従って、前記識別波形19cの有無によ
り、擬似コイン8が選別要素10を設けた正常なものか
どうかを判定することができ、出力信号を比較回路に接
続すれば、識別波形19cの高さや時間方向の長さによ
り、貫通孔9a、9b、9cの内径の大小や、開口形状
を判定することができ、それが真正な識別要素10と合
致するかどうかを判断できる。尚、この場合も、擬似コ
イン8が自己の店舗で貸出された真正なコインであると
判断されたときは、遊戯機本体1の内部で正常なコイン
通路へ導き遊戯機本体を作動せしめるが、不正コインで
あると判断されたときは、排出口6から排出し受皿7に
戻すと共に、ランプ又は警報等の不正信号を表示するよ
うに構成する。
【0033】(第3実施形態)図5(A)(B)に示す
第3実施形態において、識別手段11は、遊戯機本体1
のコイン通路12に臨んで設けられると共に、通過中の
擬似コイン8の選別要素10を画像により識別するイメ
ージ処理手段20により構成されている。イメージ処理
手段20は、例えばCCDカメラにより構成することが
でき、光源21が併設される。尚、イメージ処理手段2
0を例えば赤外線カメラやX線カメラ等により構成する
場合は、光源21は必要でない。
【0034】(第1例)図5(A)に示す第1例は、直
射型を示しており、コイン通路12を挟んで光源21と
イメージ処理手段20が配置されている。従って、常時
は光源21からの光がレンズ22を介してイメージ処理
手段20の全面に照射される。そこで、通路12に擬似
コイン8が進入すると、照射光を遮蔽する擬似コイン8
の影がイメージ処理手段20に映し出される。このた
め、擬似コイン8に設けられた選別要素10は、図2
(A)ないし(D)に示したような貫通孔9a、9b、
9cの形状又は個数により規定されており、イメージ処
理手段20に投影された画像が貫通孔の大きさ形状又は
個数に合致するかどうかを判定する。
【0035】(第2例)図5(B)に示す第2例は、反
射型を示しており、コイン通路12の側部に光源21と
イメージ処理手段20が並設されている。常時は、光源
21からの光をレンズ22を介して通路12に向けて照
射しており、通路12に擬似コイン8が進入すると、該
擬似コイン8の反射光をイメージ処理手段20により受
光する。従って、擬似コイン8が通路12を通過する
際、該擬似コイン8の映像がイメージ処理手段20に映
し出され、その映像が真正な選別要素10と合致するか
どうかを判定する。このため、擬似コイン8に設けられ
た選別要素10は、外観上、その形状模様を表すもので
あれば何でも良く、図2(A)ないし(D)に示した貫
通孔9a、9b、9cの形状もしくは個数により構成で
きる他、図2(E)に示した溝9dや、図2(F)に示
した凹部9eのような凹凸により形成される薄肉部の形
状ないし凹凸模様により構成できる。
【0036】上記第1例及び第2例の何れの場合も、擬
似コイン8が自己の店舗で貸出された真正なコインであ
ると判断されたときは、遊戯機本体1の内部で正常なコ
イン通路へ導き遊戯機本体を作動せしめるが、不正コイ
ンであると判断されたときは、排出口6から排出し受皿
7に戻すと共に、ランプ又は警報等の不正信号を表示す
るように構成するのが良い。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、擬似コイン8は、周縁
の外径と周縁の肉厚を従来の擬似コインとほぼ同一とし
た構成であるから、現存する遊戯機の投入口及び投下通
路にそのまま合致し、遊戯機の内部構造を大幅に変更す
る必要はなく実施できる。
【0038】その一方において、貫通孔の形状もしくは
個数、該擬似コインの周縁を除く部分に設けた薄肉部の
形状、該擬似コインの周縁を除く部分に設けた凹凸模様
の一つ又は複数から選ばれた選別要素10により識別可
能な複数種類の異種擬似コイン8を構成し、遊戯機のコ
イン通路12に、異種擬似コインのうち特定種類の擬似
コインのみを使用可能とするように前記選別要素10を
識別する識別手段11を設けた構成であるから、二つ以
上の店舗において、一方の店舗で貸出された擬似コイン
8が他方の店舗で使用されるという不正使用を確実に防
止できるという効果がある。
【0039】この点に関し、例えば、擬似コイン8の表
面に選別要素を記憶させた磁気テープ等を貼着し、遊戯
機本体1の内部に前記選別要素を読み取る磁気リーダを
設ければ、擬似コイン8の選別という本発明の目的を達
することができるが、このような場合、機械的に乱暴な
取扱いを受ける擬似コイン8の表面から磁気テープが剥
離したり、或いは、遊戯機内部の磁性部品により、磁気
テープに記憶された選別要素が消去されてしまうという
問題があるのに対して、本発明によれば、このような問
題を提起することなく、好適に所期の目的を達すること
ができる点において極めて優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチスロ等の遊戯機を示しており、(A)は遊
戯機の正面図、(B)は擬似コインの斜視図である。
【図2】擬似コインに設けた選別要素を例示しており、
(A)(B)(C)(D)は貫通孔により構成した選別
要素を設けた擬似コインの正面図及び断面図、(E)は
溝により構成した選別要素を設けた擬似コインの正面図
及び断面図、(F)は凹部により構成した選別要素を設
けた擬似コインの正面図及び断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示しており、(A)は
識別手段の説明図、(B)は選別要素と出力波形の関係
を示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示しており、(A)は
識別手段の説明図、(B)は凹部から成る選別要素と出
力波形の関係を示す説明図、(C)は貫通孔から成る選
別要素と出力波形の関係を示す説明図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示しており、(A)は
識別手段の第1例を示す説明図、(B)は識別手段の第
2例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊戯機本体 8 擬似コイン 10 選別要素 11 識別手段 12 コイン通路 13 発光体 14 受光体 16、17 電極 20 イメージ処理手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された擬似コインにより作動する遊
    戯機において、擬似コインが周縁の外径と肉厚をほぼ同
    一とするが、該擬似コインに設けた貫通孔の形状もしく
    は個数、該擬似コインの周縁を除く部分に設けた薄肉部
    の形状、該擬似コインの周縁を除く部分に設けた凹凸模
    様の一つ又は複数から選ばれた選別要素により識別可能
    な複数種類の異種擬似コインを構成し、 遊戯機のコイン投入口に続くコイン通路に、異種擬似コ
    インのうち特定種類の擬似コインのみを使用可能とする
    ように前記選別要素を識別する識別手段を設けて成るこ
    とを特徴とするパチスロ等の遊戯機におけるコイン及び
    選別装置。
  2. 【請求項2】 選別要素が、擬似コインに設けた貫通孔
    の形状又は個数により構成され、識別手段が、コイン通
    路を挟んで設けられると共に通過中の擬似コインの前記
    選別要素を光学的に識別する発光体と受光体により構成
    されて成ることを特徴とする請求項1に記載のパチスロ
    等の遊戯機におけるコイン及び選別装置。
  3. 【請求項3】 選別要素が、擬似コインに設けた貫通孔
    の形状もしくは個数、該擬似コインの周縁を除く部分に
    設けた薄肉部の形状、該擬似コインの周縁を除く部分に
    設けた凹凸模様の一つ又は複数から選ばれて成り、識別
    手段が、コイン通路を挟んで設けられると共に通過中の
    擬似コインの前記選別要素に対応する電気容量を識別す
    る電極により構成されて成ることを特徴とする請求項1
    に記載のパチスロ等の遊戯機におけるコイン及び選別装
    置。
  4. 【請求項4】 選別要素が、擬似コインに設けた貫通孔
    の形状もしくは個数、該擬似コインの周縁を除く部分に
    設けた薄肉部の形状、該擬似コインの周縁を除く部分に
    設けた凹凸模様の一つ又は複数から選ばれて成り、識別
    手段が、コイン通路に臨んで設けられると共に通過中の
    擬似コインの前記選別要素を画像により識別するイメー
    ジ処理手段により構成されて成ることを特徴とする請求
    項1に記載のパチスロ等の遊戯機におけるコイン及び選
    別装置。
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