JP2010075603A - 計数結果記録媒体発行装置および遊技媒体数管理システム - Google Patents

計数結果記録媒体発行装置および遊技媒体数管理システム Download PDF

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Toshinori Akita
稔典 秋田
Yuki Sunahara
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Abstract

【課題】この発明は、遊技媒体の種類毎に遊技媒体数を計数することが可能な計数手段による計数結果に基づいて、計数結果を含む情報が記録された計数結果記録媒体を発行する際に、計数結果記録媒体の取り忘れを防止できる計数結果記録媒体発行装置を提供することを目的とする。
【解決手段】計数手段によって複数種類の遊技媒体の計数が行なわれた場合に、遊技媒体の種類毎の計数結果を含む情報を1枚の記録媒体に記録して、発行させる発行手段を備えており、発行手段は、前記遊技媒体の種類毎の計数結果情報の全てを含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した前記1種類のコード情報を1枚の記録媒体に記録させる手段を備えている。
【選択図】図7

Description

この発明は、遊技客がパチスロ機で獲得したメダル数を記録したレシート等の記録媒体を発行するための計数結果記録媒体発行装置および遊技媒体数管理システムに関する。
現在、メダルを遊技媒体として利用するパチスロ機として、直径25mmのメダル(以下、φ25メダルという)を利用するパチスロ機と、直径30mmのメダル(以下、φ30メダルという)を利用するパチスロ機とが存在している。このように利用するメダルの直径が異なる2種類のパチスロ機が設置された遊技施設では、φ25メダルを計数するためのφ25メダル専用のメダル計数機と、φ30メダルを計数するためのφ30メダル専用のメダル計数機とをそれぞれ設置している。
このような遊技施設においては、φ25メダルはφ25メダル専用のメダル計数機によって、φ30メダルはφ30メダル専用のメダル計数機によって、計数を行なわなければならない。このため、2種類のメダルを保有している遊技客は、それぞれの種類のメダルを、その種類に対応した専用のメダル計数機で計数させなければならず、面倒であった。
また、1つのメダル計数機に2種類のメダルが混在して投入されるおそれがある。このようなことが起こると、メダル計数機は計数動作を行なえないエラー状態となる場合がある。メダル計数機がエラー状態となると、エラー状態解除のために投入メダルを全て取り除かなければならず、従業員に負担をかけるとともに、遊技客を待たせることになる。
最近においては、直径は同じであるが、形状、模様、色、材質等が異なる複数種類のメダルを使用することにより、景品交換レートが異なる複数種類のメダルによる遊技を行なえるようにした遊技施設(以下、複数レート運用施設という)も増えてきている。たとえば、低レートと高レートの2種類のメダルを使用している複数レート運用施設では、同じ機構の複数のメダル計数機を、低レート専用のメダル計数機と、高レート専用のメダル計数機に分け、低レートのメダルは低レート専用のメダル計数機で計数し、高レートのメダルは高レート専用のメダル計数機で計数するようにしている。
このような複数レート運用施設においては、景品交換レートが異なるメダル種類毎に専用のメダル計数機を用意しているが、計数対象メダルのレートに対応したメダル計数機以外のメダル計数機によって計数を行なってしまう場合がある。例えば、低レートのメダルを高レート専用のメダル計数機によって計数を行なうと、遊技施設側に損害が発生する。
特開平9−35107号公報 特開平9−299604号公報 特開2002−177626号公報
本出願人は、上記のような問題を解消するために、φ25メダルとφ30メダルとを自動的に判別して、それぞれのメダルの枚数を1台で計数することができるメダル計数機を開発した。このような複数種類のメダルの計数を行なえるメダル計数機を用いた場合、メダル計数機に接続されるレシート発行機としては、メダル種類毎にレシートを発行するものが想定される。なお、この場合、各レシートには、メダル種類、計数結果等が記録される。
例えば、φ25メダルとφ30メダルの2種類のメダルがメダル計数機に投入され、メダル種類毎にそれらの枚数が計数され、メダル種類毎の計数結果がレシート発行機に送られた場合において、レシート発行機の発券ボタン(レシート発行ボタン)が押されると、一方のメダルに対応するレシートが発行され、この後に再度、発券ボタンが押された場合に、他方のメダルに対応するレシートが発行されるようにすると、2枚目のレシートを発行させるためのボタン操作を忘れたり、2枚目のレシートを取り忘れたりする可能性がある。
この発明は、遊技媒体の種類毎に遊技媒体数を計数することが可能な計数手段による計数結果に基づいて、計数結果を含む情報が記録された計数結果記録媒体を発行する際に、計数結果記録媒体の取り忘れを防止できる計数結果記録媒体発行装置および遊技媒体数管理システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数種類の遊技媒体が投入された場合に、遊技媒体の種類毎に遊技媒体数を計数することが可能な計数手段による計数結果に基づいて、計数結果を含む情報が記録された計数結果記録媒体を発行する計数結果記録媒体発行装置において、前記計数手段によって複数種類の遊技媒体の計数が行なわれた場合に、遊技媒体の種類毎の計数結果を含む情報を1枚の記録媒体に記録して、発行させる発行手段を備えており、前記発行手段は、前記遊技媒体の種類毎の計数結果情報の全てを含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した前記1種類のコード情報を1枚の記録媒体に記録させる手段を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、2種類の遊技媒体が投入された場合に、遊技媒体の種類毎に遊技媒体数を計数することが可能な計数手段による計数結果に基づいて、計数結果を含む情報が記録された計数結果記録媒体を発行する計数結果記録媒体発行装置において、前記計数手段によって前記2種類の遊技媒体の計数が行なわれた場合に、前記2種類の遊技媒体の計数結果が共に所定の閾値以上であるか否かを判別する判別手段、前記判別手段によって前記2種類の遊技媒体の計数結果が共に前記所定の閾値以上であると判別された場合には、前記遊技媒体の種類毎にその計数結果情報を含む機械読取可能なコード情報をそれぞれ作成し、作成した2種類のコード情報を前記2種類の遊技媒体の計数結果に対応するコード情報として1枚の記録媒体に記録して発行させる第1発行手段、および前記判別手段によって前記2種類の遊技媒体の計数結果のうち少なくとも一方が前記所定の閾値未満であると判別された場合には、計数結果が少ない方の第1の遊技媒体を計数結果の大きい方の第2の遊技媒体と見做して、第1の遊技媒体の計数結果を第2の遊技媒体の計数結果に加算し、得られた加算結果を含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した1種類のコード情報を前記第2の遊技媒体の計数結果に対するコード情報として1枚の記録媒体に記録して発行させる第2発行手段を備えていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、2種類の遊技媒体が投入された場合に、遊技媒体の種類毎に遊技媒体数を計数することが可能な計数手段による計数結果に基づいて、計数結果を含む情報が記録された計数結果記録媒体を発行する計数結果記録媒体発行装置において、前記計数手段によって前記2種類の遊技媒体の計数が行なわれた場合に、前記2種類の遊技媒体の計数結果が共に所定の閾値以上であるか否かを判別する判別手段、前記判別手段によって前記2種類の遊技媒体の計数結果が共に前記所定の閾値以上であると判別された場合には、前記遊技媒体の種類毎の計数結果情報の全てを含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した前記1種類のコード情報を1枚の記録媒体に記録して発行させる第1発行手段、および前記判別手段によって前記2種類の遊技媒体の計数結果のうち少なくとも一方が前記所定の閾値未満であると判別された場合には、計数結果が少ない方の第1の遊技媒体を計数結果の大きい方の第2の遊技媒体と見做して、第1の遊技媒体の計数結果を第2の遊技媒体の計数結果に加算し、得られた加算結果を含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した1種類のコード情報を前記第2の遊技媒体の計数結果に対するコード情報として1枚の記録媒体に記録して発行させる第2発行手段を備えていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、2種類の遊技媒体が投入された場合に、遊技媒体の種類毎に遊技媒体数を計数することが可能な計数手段による計数結果に基づいて、計数結果を含む情報が記録された計数結果記録媒体を発行する計数結果記録媒体発行装置において、前記計数手段によって2種類の遊技媒体の計数が行なわれた場合において、前記2種類の遊技媒体の景品交換レートが同一である場合には、前記2種類の遊技媒体の計数結果を加算し、得られた加算結果情報を含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した1種類のコード情報を1枚の記録媒体に記録して発行させる手段を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4に記載の発明において、複数種類の遊技媒体は、直径、形状、模様、色、材質のうちから選択された1または任意の組合せが異なることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5に記載の発明において、前記計数手段が、計数結果記録媒体発行装置に接続された計数機であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、遊技媒体数管理システムであって、請求項6に記載の計数結果記録媒体発行装置と、前記計数結果記録媒体発行装置によって発行された記録媒体に記録されているコード情報を読み取る機能を備えた景品管理装置とからなることを特徴とする。
請求項1〜7に記載の発明によれば、計数手段によって複数種類の遊技媒体の計数が行なわれた場合にも、複数枚の記録媒体が発行されるのではなく、1枚の記録媒体しか発行されないので、計数結果記録媒体の取り忘れが発生しにくくなる。
請求項1に記載の発明では、遊技媒体の種類毎の計数結果情報の全てを含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した1種類のコード情報を1枚の記録媒体に記録させているので、遊技媒体の種類毎の複数種類のコード情報が記録媒体に記録される場合に比べて、その読み取り操作が簡単となる。
請求項2または請求項3に記載の発明によれば、2種類の遊技媒体の計数結果のうち、一方が所定の閾値未満である場合には、計数結果が閾値未満の遊技媒体は遊技客が誤って混入したものと判断した上で、当該閾値未満の計数結果を他方の遊技媒体の計数結果に加算するようにしている。したがって、景品交換するには中途半端な少数の遊技媒体が、計数結果が多い方の遊技媒体として取り扱われるので、遊技客にとっては便利となる。
請求項4に記載の発明によれば、遊技媒体の種類は異なるが景品交換レートが同じ場合には、それらの遊技媒体が同一種類である場合と同様な計数結果が記録媒体に記録されるので、後に行なわれる景品交換等の処理が簡単となる。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
〔1〕メダル計数管理システムの構成
図1は、遊技施設内に設けられたメダル計数管理システムの構成を示している。
メダル計数管理システムは、メダル計数機100と、レシート発行機(計数結果記録媒体発行装置)200と、景品管理機300とを備えている。メダル計数機100とレシート発行機200は、遊技施設内の所要箇所に設置されている。景品管理機300は、遊技施設内の景品カウンタに設置されている。
この実施例では、メダル計数機100とレシート発行機200とは個別に設けられているが、メダル計数機能とレシート発行機能の両方を備えた1つの装置(メダル計数・レシート発行装置)を用いてもよい。メダル計数機能とレシート発行機能の両方を備えたメダル計数・レシート発行装置を用いた場合には、当該装置が計数結果記録媒体発行装置に該当する。
メダル計数機100は、遊技客がパチスロ機で獲得したメダルを計数する。メダル計数機100は、通常は、遊技客による不正を防止するために従業員によって操作される。この遊技施設では、パチスロ機として、直径25mmのメダル(以下、φ25メダルという)51を利用するパチスロ機と、直径30mmのメダル(以下、φ30メダルという)52を利用するパチスロ機との両方が設置されている。このメダル計数機100は、φ25メダル51とφ30メダル52とを自動的に判別して、それぞれのメダルの枚数を1台で計数する機能(混合計数機能)を備えている。メダル計数機100には、レシート発行機200が接続されている。
レシート発行機200は、メダル計数機100から与えられるメダル計数結果を含む情報を記録したレシートを発行する。メダル計数機100の混合計数機能によって2種類のメダルの計数が同時に行なわれた場合には、レシート発行機200は2種類のメダル51、52それぞれの計数結果等を含む情報を記録した1枚のレシート61を発行する。
レシート発行機200によって発行されたレシートは、景品管理機(POS)300が設置された景品カウンタに持ち込まれる。従業員は、持ち込まれたレシートに記録されている計数結果(遊技媒体数)等の情報を景品管理機300に読み取らせる。景品管理機300によって読み取られた計数結果に基づいて、景品交換が行なわれる。
〔2〕メダル計数機100の機構
図2は、メダル計数機100を正面右側から見た斜視図である。
メダル計数機100は、その筐体をなす本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2は、幅広のボックス形状である。本体ケーシング2の天面において、手前側には、2つの投入口3が左右に並んで形成されており、奥側には、表示操作パネル4が設けられている。
各投入口3の周縁には、下向きに狭くなる略筒状のホッパ5の上端が連設されている。ホッパ5の下端は開口されており、本体ケーシング2の内部に臨んでいる。
表示操作パネル4は、たとえば、タッチパネル付きの液晶表示器から構成されており、表示操作パネル4には、メダル計数機100の動作状況が表示されたり、メダル計数機100を操作するためのボタンが表示されたりする。
メダル計数機100は、本体ケーシング2内において、各投入口3の下方(厳密には各投入口3に対応するホッパ5の下方)に、計数ユニット6を備えている。つまり、このメダル計数機100には、2つの計数ユニット6が設けられている。
なお、この実施例で示したメダル計数機100は、処理を迅速に行うために投入口3および計数ユニット6が2つ備えられたいわゆるツインタイプとしたが、投入口3および計数ユニット6がそれぞれ1つのシングルタイプのものであってもよい。
遊技客が獲得したメダルは、いずれかの投入口3に投入されると、ホッパ5によって計数ユニット6に導かれる。計数ユニット6は、後述するように、導かれたメダルの枚数をメダルの種類毎に数える。計数後のメダルは、本体ケーシング2の後方から機外の貯留タンク等に排出される。
なお、ゴミや硬貨等の異物が誤って投入口3に投入された場合には、これらの異物は、計数ユニット6にてメダルから分離された後、本体ケーシング2の正面の下端で引き出し可能に設けられたリジェクトボックス7に排出される。
図3は、1つの計数ユニット6を正面右側から見た斜視図である。
図3に示すように、計数ユニット6は、上下方向に薄い平板状のベース10を備えている。ベース10の上面は、水平面である。
そして、計数ユニット6は、ベース10上に、ホッパ5によって導かれたメダルを1枚ずつ分離して繰り出す繰出機構11と、1枚ずつ繰り出されたメダルを本体ケーシング2の後方へ向けて搬送する搬送機構12と、搬送機構12によって搬送されるメダルの種類を1枚毎に判別する判別機構13とを備えている。
繰出機構11は、回転円板14と、第1モータ15と、ガイド壁16と、ゲート17と、第2モータ18とを備えている。
回転円板14は、上下方向に延びる中心軸を有しており、ベース10によって回転自在に支持されている。回転円板14の上面は、水平面である。回転円板14の上面における円中心位置には、上向きに突出するガイドキャップ19が一体的に設けられている。ガイドキャップ19およびガイドキャップ19周辺における回転円板14の上面は、ホッパ5の下端から投入口3を介して上方へ露出されている(図2参照)。
第1モータ15は、回転円板14の後側において、ベース10の上面に取り付けられている。第1モータ15が発生する駆動力は、ベルト等を介して回転円板14に伝達され、これにより、回転円板14は、所定の方向(詳しくは平面視における時計回りの方向であり、図示した太い実線矢印参照)へ回転する。
ガイド壁16は、回転円板14と同心の略環状をなしており、回転円板14の外周縁に沿って回転円板14を径方向外側から取り囲むように、ベース10の上面から上向きに延びている。ガイド壁16の周方向における1箇所(詳しくは左後側部分)は、完全に切断されるように切り欠かれており、切欠き部分20とされる。ここで、ガイド壁16において、切欠き部分20を後側から区画する部分を第1部16Aとし、切欠き部分20を前側から区画する部分を第2部16Bとする。
ガイド壁16は、周方向における複数の箇所において、ねじ21によってベース10の上面に固定されている。しかし、上述した第2部16Bは、ベース10に固定されておらず、ベース10の上面に対して、上下に移動することができる。
ゲート17は、切欠き部分20においてガイド壁16の周方向に対する接線方向(詳しくは前後方向)に延びる平板である。ゲート17は、上述した接線方向に長手であり、切欠き部分20をガイド壁16の径方向外側からほぼ塞ぐ閉塞部17Aと、閉塞部17Aから前方へ延びる延設部17Bとを一体的に備えている。
閉塞部17Aでは、後端部が、ねじ22によってガイド壁16の第1部16Aに固定され、前端部が、ねじ23によってガイド壁16の第2部16Bに固定されている。なお、延設部17Bの後端部も、ねじ23によってガイド壁16の第2部16Bに固定されている。
ここで、閉塞部17Aの下端縁は、水平方向に平坦である。そして、閉塞部17Aの下端縁は、回転円板14の上面においてガイド壁16の切欠き部分20に一致する部分に対して、僅か上方から対向している。詳しくは、閉塞部17Aの下端縁と回転円板14の上面との間には、隙間Xが確保されている。図3に示す常態では(このときのゲート17の位置を常態位置とする。)、隙間Xの上下方向における寸法は、1枚のメダルの厚さとほぼ同じであり、隙間Xの水平方向における寸法(ガイド壁16における第1部16Aと第2部16Bとの間隔)は、メダルの直径よりも大きい。上述したように、このメダル計数機100では、φ25メダルとφ30メダルとが計数可能であるので、隙間Xの水平方向における寸法は、30mmより大きい。
第2モータ18は、ゲート17の延設部17Bの左側において、ベース10の上面に取り付けられている。第2モータ18の出力軸(ギヤ機構を経た出力軸)18Aには、カム24が取り付けられており、カム24は、第2モータ18が駆動されると、偏心回転する。
ここで、延設部17Bの前端縁には、後側へ略U字状に窪む窪み25が形成されており、窪み25に、上述したカム24が嵌め込まれている。ゲート17が常態位置にある状況でカム24が所定量(たとえば180°)だけ偏心回転すると、カム24が、延設部17Bにおいて窪み25を上から縁取る部分を押し上げる。これにより、ゲート17全体が、延設部17B側が閉塞部17A側より高くなるように、ガイド壁16の第1部16Aを支点として傾く(このときのゲート17の位置を解除位置とする。)。これに伴い、ガイド壁16の第2部16Bが持ち上がり、また、上述した隙間Xが、ゲート17が常態位置にあるときよりも上方ヘ僅かに広がる。なお、カム24が、前記所定量だけ逆回転すると、ゲート17は解除位置から常態位置に戻る。
このように、ゲート17を常態位置から解除位置へ移動させることによって、隙間Xを上方へ広げることができる。
図4は、搬送機構12および判別機構13が見える位置における計数ユニット6の要部平面図である。
図4に示すように、搬送機構12は、搬送路30と、1対の側壁31と、搬送路30を前方から後方へとメダルを搬送するために搬送路30の上に配置されている2つのプーリ32および搬送ベルト33とを備えている。なお、説明の便宜上、プーリ32および搬送ベルト33は、点線で示している(プーリ32および搬送ベルト33については、図3も参照)。
搬送路30は、ベース10の上面に設けられた水平面である。搬送路30は、回転円板14におけるガイド壁16の切欠き部分20(換言すれば上述した隙間X)の近傍を始点として本体ケーシング2の後方(図4では上方)へ向かって延びている。搬送路30は、回転円板14の上面と面一となっている。搬送路30では、前後方向における途中部分が、右側へ湾曲しており、湾曲部分30Aとされる。湾曲部分30Aには、前後方向に長いリジェクト穴34が形成されている。リジェクト穴34は、紙面下方へ開口していて、上述したリジェクトボックス7(図2参照)につながっている。リジェクト穴34の左右方向寸法は、25mmよりも小さい。
1対の側壁31は、ベース10の上面から立設されており、搬送路30の左右方向を区画している。詳しくは、右側の側壁31Aは、搬送路30の右端に沿いつつ、本体ケーシング2の後方へ向かって延びている。左側の側壁31Bは、搬送路30の左端に沿いつつ、本体ケーシング2の後方へ向かって延びている。1対の側壁31は、ともに、搬送路30の湾曲部分30Aでは、湾曲部分30Aに沿って右側へ湾曲している。
1対の側壁31は、上述したように搬送路30の左右方向を区画していることから、搬送路30の幅を規定している。搬送路30の幅(1対の側壁31の間隔)は、前端部を除く前後方向における全域に亘って、約30mmで一定となっている。つまり、搬送路30は、その幅を約30mmに保ちつつ後方へ延び、湾曲部分30Aにおいても、その幅を約30mmに保ったまま右側へ湾曲している。
2つのプーリ32は、回転軸が水平に左右を向いており、搬送路30の上方において、前後方向に互いに間隔を隔てた状態で回転自在に配置されている。詳しくは、前側のプーリ32Aは、搬送路30の前端部の上方に配置されている。後側のプーリ32Bは、搬送路30の後端部の上方に配置されている。プーリ32Bは、上述した第1モータ15(図3参照)の出力軸に連結されている。
搬送ベルト33は、所定の張力で2つのプーリ32間に掛け回されている。搬送ベルト33において、プーリ32Aの下端とプーリ32Bの下端とを繋ぐ部分は、下側部分33Aとされる(図3も参照)。下側部分33Aは、後方へ向かって直線的に延びつつ、水平方向に平坦となっており、搬送路30に対して上方から対向している。詳しくは、下側部分33Aは、後方へ向かって搬送路30に対して右側へ寄った(偏向した)状態で配置されている。つまり、下側部分33Aは、搬送路30の前端部(上流側)では搬送路30の幅方向略中央または左寄りにあり、搬送路30の後端部(下流側)では右寄りにあるので、下側部分33Aの長さ方向は、搬送路30の長さ方向に対して、右側へ向かってやや傾いている。
ここで、第1モータ15(図3参照)が駆動されると、その駆動力がプーリ32Bを介して搬送ベルト33に伝達され、搬送ベルト33は、下側部分33Aが常に後方へ移動するように、2つのプーリ32間を周回移動する。
判別機構13は、搬送路30の後端部(詳しくは、湾曲部分30Aよりも後方)に設けられており、1対のセンサ35を含んでいる。1対のセンサ35のうち、一方のセンサは、右側の側壁31Aに支持されて搬送路30内に臨む磁気センサ35Aであり、他方のセンサは、左側の側壁31Bに支持されて搬送路30内に臨む光電センサ35Bである。ここで、上述したように後方へ向かって搬送路30に対して右側へ寄っている搬送ベルト33の下側部分33Aは、搬送路30の後端部では、磁気センサ35A側に寄っている。
磁気センサ35Aは、物体が通過するとき物体の右端部分を検出し、パルス信号を出力する。同様に、光電センサ35Bも、物体が通過するとき物体の左端部分を検出して、パルス信号を出力する。ここで、磁気センサ35Aが出力するパルスを第1パルスとし、光電センサ35Bが出力するパルスを第2パルスという。
磁気センサ35Aおよび光電センサ35Bは、それぞれ、本体ケーシング2に内蔵されたマイクロコンピュータを含む制御部110(図5参照)に対して電気的に接続されており、第1パルスおよび第2パルスは、出力される度に制御部110に送られる。
次に、このメダル計数機100によるメダル計数処理について説明する。
まず、図2を参照して、遊技客が獲得したメダルが、上述したようにいずれかの投入口3に投入される。投入されたメダルは、ホッパ5で導かれることによって、対応する計数ユニット6に上から降り注がれ、回転円板14の上面における円中心部分周辺に落下する。ここで、上述したように回転円板14の上面における円中心位置にはガイドキャップ19が設けられていることから、メダルは、回転円板14の上面において、円中心位置以外の領域に落下する。
その後、表示操作パネル4に表示されたボタン(図示せず)が押されることによって、メダル計数機100によるメダル計数処理が開始され、図3を参照して、回転円板14が、所定の方向(平面視における時計回りの方向であり、図示した太い実線矢印参照)へ回転する。
回転円板14が所定の方向へ回転することによって、回転円板14上のメダルには遠心力が作用し、回転円板14上のメダルは、回転円板14の外周縁(換言すればガイド壁16の内周面)へ向かって移動する。なお、上述したように回転円板14の上面における円中心位置にガイドキャップ19が設けられていることから、遠心力が作用せずに回転円板14の円中心位置に留まり続けるメダルはない。
ガイド壁16の内周面まで到達したメダルは、ガイド壁16の内周面に接触することによって、回転円板14の径方向外側へそれ以上移動できないが、引き続き回転円板14が回転していることから、ガイド壁16の内周面に沿って1枚ずつ並びつつ、ガイド壁16の内周面に接触しながら回転円板14とともに回転する。
このようにガイド壁16の内周面に接触しながら回転円板14とともに回転するメダルのうち、上述した隙間Xに到達したメダルは、上述した遠心力によって、隙間Xから回転円板14の外側へ弾き出され、図4に示す搬送路30の前端部に受け渡される。ここで、隙間Xを区画するゲート17が上述した常態位置にあるので(図3参照)、隙間Xの上下方向における寸法は、1枚のメダルの厚さとほぼ同じであり、隙間Xに到達したメダルは、1枚ずつ隙間Xを通過して搬送路30に受け渡される。なお、隙間Xでメダルが詰まった場合には、ゲート17が常態位置から解除位置へ移動して隙間Xが広げられた後、回転円板14が逆転することによって、隙間Xのメダルが回転円板14側へ回収される。
搬送路30の前端部に受け渡されたメダルは、搬送路30と搬送ベルト33の下側部分33Aとによって上下から挟まれ、周回移動する搬送ベルト33の下側部分33Aによって、搬送路30を後方へ搬送される。
ここで、上述したように、搬送路30では、前後方向における途中の湾曲部分30Aが、右側へ湾曲している。そのため、搬送路30を後方へ搬送されるメダルは、湾曲部分30Aの手前までは、後方へ向かってまっすぐ搬送されるものの、湾曲部分30Aでは右側へ迂回しながら後方へ向かい、湾曲部分30Aより後では、後方へ向かって再度まっすぐ搬送される。
そして、上述したように搬送ベルト33の下側部分33Aが、後方へ向かって搬送路30に対して右側へ寄っているので、下側部分33Aによって搬送路30を後方へ搬送されるメダルは、搬送路30において、下側部分33Aの長さ方向、つまり、搬送路30の右方向に偏向する方向へ搬送される。このため、メダルは、そのサイズにかかわらず、搬送路30の右壁(右側の側壁31A)に沿って、側壁31Aにガイドされるように、搬送路30を進む。
なお、メダルは、湾曲部分30Aで右側へ迂回することによって右側の側壁31Aへ積極的に接近することから、側壁31Aによるメダルのガイドが促進される。また、湾曲部分30Aに形成されたリジェクト穴34の左右方向寸法は、上述したように25mmよりも小さいので、φ25メダルおよびφ30メダルは、リジェクト穴34から落下することなく、湾曲部分30Aを通過して搬送路30の後端部へ向かう。
上述したように、搬送路30の幅(1対の側壁31の間隔)は、前後方向における全域に亘って約30mmで一定であるので、φ30メダルが搬送路30を搬送される場合、φ30メダルは、1対の側壁31で左右からガイドされるように、左右の側壁31に触れながら、搬送路30を後方へ進む。厳密には、上述したように搬送路30を通過するメダルは、右側の側壁31Aに沿って搬送されるので、φ30メダルと左側の側壁31Bとの間には、僅かな隙間があり得る。
そして、搬送路30の後端部に到達したφ30メダル52(図4において実線で示している。)は、右側の側壁31Aに支持された磁気センサ35A、および、左側の側壁31Bに支持された光電センサ35Bにより、左端部および右端部がそれぞれ検出される。そのため、搬送路30の後端部にφ30メダルが1枚到達する度に、磁気センサ35Aが第1パルスを1つ出力し、かつ、光電センサ35Bが第2パルスを1つ出力する。上述した制御部110は、第1パルスおよび第2パルスの両方がほぼ同時に送られてくる度に、φ30メダルを1枚カウントする。
これに対し、φ25メダルが搬送路30を搬送される場合、φ25メダルは、左右に5mm程度移動できる状態で、後方へ搬送されるが、上述したように、右側の側壁31Aに沿って搬送される。また、φ25メダルを搬送する搬送ベルト33の下側部分33Aは、上述したように、搬送路30の後端部では、磁気センサ35A側に寄っている。そのため、φ25メダルは、搬送ベルト33の下側部分33Aによって、磁気センサ35A側に向かうように、搬送路30の後端部へ搬送される。
搬送路30の後端部に到達したφ25メダル51(図4において破線で示している。)は、その径が搬送路30の幅より小さいため、右側の側壁31Aに接触している一方で左側の側壁31Bから離れている(約5mm間隔があいている)ので、左側の側壁31Bに支持された磁気センサ35Bは、φ25メダルの左端部を検出することができない。そのため、搬送路30の後端部にφ25メダルが1枚到達する度に、磁気センサ35Aだけが第1パルスを出力する。上述した制御部110は、第1パルスだけが送られてくる度に、φ25メダルを1枚カウントする。
このようにして、φ30メダルが搬送路30の後端部に到達して第1パルスおよび第2パルスの両方がほぼ同時に制御部110に送られ、それをカウントした回数の合計が、投入口3に投入されたφ30メダルの枚数となる。また、φ25メダルが搬送路30の後端部に到達して第1パルスだけが制御部110に送られ、それをカウントした回数の合計が、投入口3に投入されたφ25メダルの枚数となる。φ25メダルおよびφ30メダルのそれぞれの枚数情報は、表示操作パネル4に表示されたり、外部機器へ出力されたりする。
なお、搬送路30の後端部に到達したメダルは、その後、上述したように、本体ケーシング2の後方から機外の貯留タンク等に排出される。また、φ25メダルより小さいゴミや硬貨等の異物が搬送路30を搬送された場合、この異物は、リジェクト穴34から落下して、上述したリジェクトボックス7(図2参照)に排出される。
〔3〕メダル計数機100の電気的構成
図5は、メダル計数機100の電気的構成を示している。
メダル計数機100は、制御部110を備えている。制御部110には、計数ユニット6内の第1モータ15、第2モータ18、第1センサ35Aおよび第2センサ35Bが接続されている。さらに、制御部110には、表示部111、操作部112、レシート発行機接続用I/F113が接続されている。この例では、表示部111は表示操作パネル4に用いられている液晶表示器であり、操作部112は表示操作パネル4に用いられているタッチパネルである。レシート発行機接続用I/F113には、レシート発行機200が接続される。なお、メダル計数機100には、計数ユニット6が2つ設けられているが、図6では一方の計数ユニット6のみが示されている。
〔4〕レシート発行機200の電気的構成
図6は、レシート発行機200の電気的構成を示している。
レシート発行機200は、制御部210を備えている。制御部210には、レシート発行部211、表示部212、操作部213、メダル計数機接続用I/F214、上位機接続用I/F215等が接続されている。レシート発行部211内には、図示しないが、レシートに文字やバーコードを印刷するための印刷部、レシートを搬送させるための駆動装置が含まれている。メダル計数機接続用I/F214には、メダル計数機100が接続されている。表示部212は、例えば、液晶表示器で構成され、操作部213は、液晶表示器上に形成されたタッチパネルで構成される。レシート発行機200は、遊技店内の各種の端末を統括管理している図示しない管理装置(TC:ターミナルコントローラ)や、レシート発行機200によって発行されたレシートに記録されているバーコードを読み取る機能を備えた景品管理機(POS)300とも上位機接続用I/F215を介して接続されており、レシートに書き込む情報と同等の情報を上記TCやPOS300へ送信する。
〔5〕メダル計数機の動作
従業員は、メダルの計数を行いたい場合には、メダル計数機100の表示操作パネル4に表示されている計数開始ボタンを押下げるとともに、メダルをメダル計数機100に投入する。この例では、φ25メダルとφ30メダルとが混在した状態で、メダルがメダル計数機100に投入されるものとする。
メダル計数機100が計数待機状態にある場合において、計数開始ボタンが押下げられると、計数動作(混合計数)が開始される。計数動作が開始されると、メダル計数機100は、φ25メダルのメダル数と、φ30メダルのメダル数とをそれぞれ計数する。
計数動作が終了すると、メダル計数機100は、予め定められた1種類目のメダル(この例ではφ25メダルであるとする)の計数結果をそのメダル種類を示す情報とともにレシート発行機200に通知した後、予め定められた2種類目のメダル(この例では、φ30メダルであるとする)の計数結果をそのメダル種類を示す情報とともにレシート発行機200に通知する。
この実施例では、2種類のメダルの計数結果のうち、一方の計数結果が零である場合にも、各メダル種類毎にそのメダル種類と計数結果とが、レシート発行機200に通知されるものとする。
〔6〕レシート発行機の動作
〔6−1〕レシート発行機の動作の第1実施例
図7は、レシート発行機200によるレシート発行処理の手順の第1実施例を示している。
1種類目のφ25メダルの計数結果を受信した後(ステップS1)、2種類目のφ30メダルの計数結果を受信すると(ステップS2)、計数結果表示画面を表示部212に表示する(ステップS3)。図8は、計数結果表示画面の一例を示している。計数結果表示画面には、φ25メダルの計数結果と、φ30メダルの計数結果と、発行ボタンとが表示される。
計数結果表示画面上の発行ボタンが押下げられると(ステップS4)、印刷・発行処理を行なうことにより、φ25メダルの計数結果とφ30メダルの計数結果との両方の情報を含む1種類のバーコード等が印刷された1枚のレシートを発行する(ステップS5)。そして、今回のレシート発行処理を終了する。
第1実施例では、印刷・発行処理によって、たとえば、図9に示すような1枚のレシートが発行される。このレシート61には、遊技施設の店名(パーラーABC)、レシート発行年月日、号機番号、レシート番号、φ25メダルの種類を示す記号(”φ25”)およびφ25メダルの計数結果ならびにφ30メダルの種類を示す記号(”φ30”)およびφ30メダルの計数結果が、遊技客および従業員に判読可能に印字されている。号機番号とは、当該レシート61を発行するレシート発行機200に接続されているメダル計数機100の号機番号である。さらに、このレシート61には、レシート発行年月日、号機番号、レシート番号、φ25メダルの計数結果およびφ30メダルの計数結果を含む情報を表す1種類のバーコードが印刷されている。
上記ステップS5の印刷・発行処理では、レシートに、遊技施設の店名を表す文字列、レシート発行年月日を表す文字列、号機番号を表す文字列、レシート番号を表す文字列、φ25メダルの種類を示す記号(”φ25”)およびステップS1で受信したφ25メダルの計数結果を表す文字列ならびにφ30メダルの種類を示す記号(”φ30”)およびステップS2で受信したφ30メダルの計数結果を表す文字列を印刷する。なお、文字列は、文字、数字等から構成される。
また、レシート発行年月日、号機番号、レシート番号、ステップS1で受信したφ25メダルの計数結果およびステップS2で受信したφ30メダルの計数結果を含む情報を1種類のバーコードに変換し、得られた1種類のバーコードをレシートに印刷する。そして、当該レシートを発行する。
第1実施例では、混合計数が行なわれた場合においても、レシートは1枚しか発行されないので、各メダル種類毎にレシートを発行する場合に比べて、レシートの取り忘れが発生しにくくなる。また、第1実施例では、φ25メダルの計数結果とφ30メダルの計数結果との両方の情報を含む1種類のバーコードがレシートに記録されるので、各メダル種類毎の2種類のバーコードがレシートに記録される場合に比べて、バーコードリーダの操作が簡単となる。
〔6−2〕レシート発行機の動作の第2実施例
第2実施例によるレシート発行処理の手順は第1実施例とほぼ同様であるが、第2実施例では、第1実施例のステップS1〜S5(図7参照)の処理のうち、ステップS5の印刷・発行処理が異なっている。
図10は、第2実施例における印刷・発行処理の手順を示している。
第2実施例における印刷・発行処理においては、図7のステップS1で受信したφ25メダルの計数結果およびステップS2で受信したφ30メダルの計数結果がともに所定の閾値以上であるか否かを判別する(ステップS11)。閾値としては、例えば、10が設定される。
φ25メダルの計数結果およびφ30メダルの計数結果がともに閾値以上である場合には、第1の印刷・発行処理を行なうことにより、例えば、図11に示すように、φ25メダルの計数結果情報を含む第1のバーコードと、φ30メダルの計数結果情報を含む第2のバーコードとの2種類のバーコード等が印刷された1枚のレシートを発行する(ステップS12)。そして、今回のレシート発行処理を終了する。
上記ステップS12の第1の印刷・発行処理では、レシートに、遊技施設の店名を表す文字列、レシート発行年月日を表す文字列、号機番号を表す文字列、レシート番号を表す文字列、φ25メダルの種類を示す記号(”φ25”)およびステップS1で受信したφ25メダルの計数結果を表す文字列ならびにφ30メダルの種類を示す記号(”φ30”)およびステップS2で受信したφ30メダルの計数結果を表す文字列を印刷する。
また、レシート発行年月日、号機番号、レシート番号、φ25メダルを表す識別情報、ステップS1で受信したφ25メダルの計数結果を含む情報を第1のバーコードに変換し、得られた第1のバーコードを、レシートにおけるφ25メダルの計数結果の印刷位置の下側に印刷する。さらに、レシート発行年月日、号機番号、レシート番号、φ30メダルを表す識別情報、ステップS2で受信したφ30メダルの計数結果を含む情報を第2のバーコードに変換し、得られた第2のバーコードを、レシートにおけるφ30メダルの計数結果の印刷位置の下側に印刷する。そして、当該レシートを発行する。
上記ステップS11において、φ25メダルの計数結果およびφ30メダルの計数結果のうち、少なくとも一方が閾値未満である場合には、計数結果の少ない方のメダル種類を計数結果の大きい方のメダル種類と見做すことにより、1種類のバーコード等が印刷されたレシートを発行する第2の印刷・発行処理を行なう(ステップS13)。そして、今回のレシート発行処理を終了する。
例えば、φ25メダルの計数結果が1500枚であり、φ30メダルの計数結果が8枚であり、閾値が10であるとすると、図7のステップS3では、図12に示すような計数結果表示画面が表示される。また、上記ステップS13の第2の印字・発行処理では、例えば、図13に示すような1枚のレシートが発行される。
上記ステップS13の第2の印刷・発行処理では、まず、φ25メダルの計数結果およびφ30メダルの計数結果を加算し、多数メダル(計数結果が多い方のメダル)の計数結果を、得られた加算結果に置き換える。例えば、φ25メダルの計数結果が1500枚であり、φ30メダルの計数結果が8枚であり、閾値が10であるとすると、多数メダルであるφ25メダルの計数結果を、両メダルの加算結果である1508枚に置き換える。
そして、レシートに、遊技施設の店名を表す文字列、レシート発行年月日を表す文字列、号機番号を表す文字列、レシート番号を表す文字列、計数結果が大きい方のメダルの種類を示す記号および当該種類の計数結果として置き換えられた値(加算結果)を表す文字列を印刷する。計数結果が少ない方のメダルに関する情報は印刷されない。
また、レシート発行年月日、号機番号、レシート番号、計数結果が大きい方のメダルの種類および当該種類の計数結果として置き換えられた値(加算結果)を含む情報を1種類のバーコードに変換し、得られた1種類のバーコードを、レシートに印刷する。そして、当該レシートを発行する。
第2実施例では、φ25メダルの計数結果およびφ30メダルの計数結果のうち、一方が閾値(例えば、10)未満である場合には、計数結果が閾値未満の少数メダルは遊技客が誤って混入したものと判断した上で、サービスとして、当該閾値未満の計数結果を多数メダルの計数結果に加算するようにしている。したがって、景品交換するには中途半端な少数メダルが、計数結果の多い方の多数メダルとして取り扱われるので、遊技客にとっては便利となる。
なお、上記ステップS12の第1の印刷・発行処理においては、φ25メダルの計数結果情報を含む第1のバーコードと、φ30メダルの計数結果情報を含む第2のバーコードとの2種類のバーコード等が印刷された1枚のレシートを発行しているが、第1の実施例のステップS5の印刷・発行処理のように、φ25メダルの計数結果とφ30メダルの計数結果との両方の情報を含む1種類のバーコード等が印刷された1枚のレシートを発行するようにしてもよい。
〔6−3〕レシート発行機の動作の第3実施例
図14は、レシート発行機200によるレシート発行処理の手順の第3実施例を示している。
第3実施例におけるレシート発行処理は、φ25メダルの景品交換レートとφ30メダルの景品交換レートとが同一である場合に、採用可能なレシート発行処理である。
1種類目のφ25メダルの計数結果を受信した後(ステップS21)、2種類目のφ30メダルの計数結果を受信すると(ステップS22)、φ25メダルの計数結果とφ30メダルの計数結果とを加算する(ステップS23)。そして、計数結果表示画面を表示部212に表示する(ステップS24)。
図15は、φ25メダルの計数結果が1500枚であり、φ25メダルの計数結果が200枚であり、それらの加算結果が1700枚である場合の計数結果表示画面の一例を示している。計数結果表示画面には、ステップS23の加算結果(φ25メダルの計数結果とφ30メダルの計数結果との加算結果)が計数値として表示されるとともに発行ボタンが表示される。
計数結果表示画面上の発行ボタンが押下げられると(ステップS25)、印刷・発行処理を行なうことにより、ステップS23の加算結果情報を含む1種類のバーコードが印刷された1枚のレシートを発行する(ステップS26)。そして、今回のレシート発行処理を終了する。
第3実施例では、印刷・発行処理によって、たとえば、図16に示すような1枚のレシート61が発行される。つまり、上記ステップS26の印刷・発行処理では、レシートに、遊技施設の店名を表す文字列、レシート発行年月日を表す文字列、号機番号を表す文字列、レシート番号を表す文字列、計数された複数のメダルの景品交換レートが同一である意味を表す”混合”の文字列、上記ステップS23の加算結果(φ25メダルの計数結果とφ30メダルの計数結果との加算結果)を表す文字列を印刷する。
また、レシート発行年月日、号機番号、レシート番号および上記ステップS23の加算結果を含む情報を1種類のバーコードに変換し、得られた1種類のバーコードをレシートに印刷する。そして、当該レシートを発行する。
第3実施例では、メダルの種類は異なるが景品交換レートが同じ場合には、それらのメダルが同一種類である場合と同様な計数結果がレシートに記録されるので、後に行なわれる景品交換処理が簡単となる。
上記各実施例では、直径の異なる複数種類のメダルに対して、メダル種類を判別してメダル種類毎にメダル枚数を計数し、レシートを発行するようなシステムについて説明したが、複数種類のメダルとしては、形状、模様、色、材質等が異なる複数種類のメダルであってもよい。上記各実施例では、メダル計数機100とレシート発行機200とは、それぞれ独立した機器で構成されているが、メダル計数機100とレシート発行機200とは一体化された装置(メダル計数機能とレシート発行機能の両方を備えた装置)を用いてもよい。
遊技施設内に設けられたメダル計数管理システムの構成を示すブロック図である。 メダル計数機100の外観を示す斜視図である。 1つの計数ユニット6の外観を示す斜視図である。 計数ユニット6の要部を示す平面図である。 メダル計数機100の電気的構成を示すブロック図である。 レシート発行機200の電気的構成を示すブロック図である。 レシート発行機200によるレシート発行処理の手順の第1実施例を示すフローチャートである。 計数結果表示画面の一例を示す模式図である。 第1実施例で発行されるレシートの例を示す模式図である。 第2実施例における印刷・発行処理の手順を示すフローチャートである。 図10のステップS12の第1の印刷・発行処理で発行されるレシートの例を示す模式図である。 計数結果表示画面の一例を示す模式図である。 図10のステップS13の第2の印刷・発行処理で発行されるレシートの例を示す模式図である。 レシート発行機200によるレシート発行処理の手順の第3実施例を示すフローチャートである。 計数結果表示画面の一例を示す模式図である。 第3実施例で発行されるレシートの例を示す模式図である。
符号の説明
100 メダル計数機
6 計数ユニット
110 制御部
111 表示部
112 操作部
200 レシート発行機
210 制御部
211 レシート発行部
212 表示部
213 操作部
300 景品管理機

Claims (7)

  1. 複数種類の遊技媒体が投入された場合に、遊技媒体の種類毎に遊技媒体数を計数することが可能な計数手段による計数結果に基づいて、計数結果を含む情報が記録された計数結果記録媒体を発行する計数結果記録媒体発行装置において、
    前記計数手段によって複数種類の遊技媒体の計数が行なわれた場合に、遊技媒体の種類毎の計数結果を含む情報を1枚の記録媒体に記録して、発行させる発行手段を備えており、
    前記発行手段は、前記遊技媒体の種類毎の計数結果情報の全てを含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した前記1種類のコード情報を1枚の記録媒体に記録させる手段を備えていることを特徴とする計数結果記録媒体発行装置。
  2. 2種類の遊技媒体が投入された場合に、遊技媒体の種類毎に遊技媒体数を計数することが可能な計数手段による計数結果に基づいて、計数結果を含む情報が記録された計数結果記録媒体を発行する計数結果記録媒体発行装置において、
    前記計数手段によって前記2種類の遊技媒体の計数が行なわれた場合に、前記2種類の遊技媒体の計数結果が共に所定の閾値以上であるか否かを判別する判別手段、
    前記判別手段によって前記2種類の遊技媒体の計数結果が共に前記所定の閾値以上であると判別された場合には、前記遊技媒体の種類毎にその計数結果情報を含む機械読取可能なコード情報をそれぞれ作成し、作成した2種類のコード情報を前記2種類の遊技媒体の計数結果に対応するコード情報として1枚の記録媒体に記録して発行させる第1発行手段、および
    前記判別手段によって前記2種類の遊技媒体の計数結果のうち少なくとも一方が前記所定の閾値未満であると判別された場合には、計数結果が少ない方の第1の遊技媒体を計数結果の大きい方の第2の遊技媒体と見做して、第1の遊技媒体の計数結果を第2の遊技媒体の計数結果に加算し、得られた加算結果を含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した1種類のコード情報を前記第2の遊技媒体の計数結果に対するコード情報として1枚の記録媒体に記録して発行させる第2発行手段、
    を備えていることを特徴とする計数結果記録媒体発行装置。
  3. 2種類の遊技媒体が投入された場合に、遊技媒体の種類毎に遊技媒体数を計数することが可能な計数手段による計数結果に基づいて、計数結果を含む情報が記録された計数結果記録媒体を発行する計数結果記録媒体発行装置において、
    前記計数手段によって前記2種類の遊技媒体の計数が行なわれた場合に、前記2種類の遊技媒体の計数結果が共に所定の閾値以上であるか否かを判別する判別手段、
    前記判別手段によって前記2種類の遊技媒体の計数結果が共に前記所定の閾値以上であると判別された場合には、前記遊技媒体の種類毎の計数結果情報の全てを含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した前記1種類のコード情報を1枚の記録媒体に記録して発行させる第1発行手段、および
    前記判別手段によって前記2種類の遊技媒体の計数結果のうち少なくとも一方が前記所定の閾値未満であると判別された場合には、計数結果が少ない方の第1の遊技媒体を計数結果の大きい方の第2の遊技媒体と見做して、第1の遊技媒体の計数結果を第2の遊技媒体の計数結果に加算し、得られた加算結果を含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した1種類のコード情報を前記第2の遊技媒体の計数結果に対するコード情報として1枚の記録媒体に記録して発行させる第2発行手段、
    を備えていることを特徴とする計数結果記録媒体発行装置。
  4. 2種類の遊技媒体が投入された場合に、遊技媒体の種類毎に遊技媒体数を計数することが可能な計数手段による計数結果に基づいて、計数結果を含む情報が記録された計数結果記録媒体を発行する計数結果記録媒体発行装置において、
    前記計数手段によって2種類の遊技媒体の計数が行なわれた場合において、前記2種類の遊技媒体の景品交換レートが同一である場合には、前記2種類の遊技媒体の計数結果を加算し、得られた加算結果情報を含む機械読取可能な1種類のコード情報を作成し、作成した1種類のコード情報を1枚の記録媒体に記録して発行させる手段を備えていることを特徴とする計数結果記録媒体発行装置。
  5. 複数種類の遊技媒体は、直径、形状、模様、色、材質のうちから選択された1または任意の組合せが異なることを特徴とする請求項1〜4に記載の計数結果記録媒体発行装置。
  6. 前記計数手段が、計数結果記録媒体発行装置に接続された計数機であることを特徴とする請求項1〜5に記載の計数結果記録媒体発行装置。
  7. 請求項6に記載の計数結果記録媒体発行装置と、前記計数結果記録媒体発行装置によって発行された記録媒体に記録されているコード情報を読み取る機能を備えた景品管理装置とからなる遊技媒体数管理システム。
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