JP2014016951A - 異物侵入防止機構、券類発行装置、及び券売機 - Google Patents

異物侵入防止機構、券類発行装置、及び券売機 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送路に異物が侵入することを防止することができる。
【解決手段】券類発行装置7は、連続紙を収納可能であり他の装置に前記連続紙を給紙する給紙搬送路が形成された収納部としてのロール紙収納部32と、ロール紙収納部32を着脱可能とし、前記連続紙を搬送する搬送路が形成される本体部としてのロール紙搬送部33と、を備える券類発行装置7であって、ロール紙搬送部33は、ロール紙収納部32との着脱部に設けられ、前記搬送路を開閉する開閉シャッタと、前記連続紙を搬送可能な搬送位置及び、搬送不能な退避位置に移動可能な搬送ローラと、前記開閉シャッタの開閉と前記搬送ローラの移動とを連動する連動機構とを有する、ことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、券類を搬送する搬送路に用いられる異物侵入防止機構、券類発行装置、及び券売機に関し、特に、連続紙としてのロール紙を用いて乗車券の発券を行う券類発行装置の搬送路への異物侵入を防止する技術に関する。
自動券売機は、交通機関等に設置され、乗車券、座席指定券、定期券、特急券、搭乗券などの券類を発行するものや、競馬場などの公営競技場に設置され、公営競技場で使用される投票券などの券類を発行するものなどがある。
例えば、自動券売機は、複数のユニットで構成され、そのユニットの一つであり、券類の発行に係るユニットである発券部(券類発行装置)を備えている。その発券部(券類発行装置)は、ロール紙収納部に収納されるロール状の媒体(以下では「ロール紙」と呼ぶ)を所定の長さにカッタを用いて切断し、切断された媒体にサーマルヘッドを用いて印字を行い、投票券として発行するように構成されている(特許文献1参照)。
特開2003−51033号公報
ここで、ロール紙収納部は、券類発行装置の本体から脱着できる構成にするのが好適である。このような構成にすると、ロール紙を交換する動作が容易になる。また、券類発行装置の内部に、脱着可能なロール紙収納部を並列に複数配置することで、ロール紙を交換するに際し、あるロール紙収納部を脱離した場合に、他のロール紙収納部が券類発行装置に装着されている状態なので、券類発行装置の運用を停止しなくてすむ。ロール紙収納部が券類発行装置の本体から着脱できる構成を、図21及び図22に示す。
ロール紙収納部932は、ロール紙搬送部933に着脱できる構造になっている。ここで、ジャムが発生した際にジャムの原因となった媒体の取り忘れや、ロール紙Rを交換する際の係員の操作ミス等によって、ロール紙Rの破片や、定期券、切符、紙幣等の小型の帳票類などの異物が、あやまってロール紙収納部932の内部に残る場合がある。そのため、ロール紙収納部932は、異物がロール紙搬送部933内に侵入することを防止するストッパ954を設置している。ストッパ954は、図示しないリンク及びアクチュエータにより開閉し、ロール紙Rを搬送する場合には「開放状態」、ロール紙を搬送しない場合には「閉鎖状態」になる。これにより、ロール紙収納部932からロール紙搬送部933に異物が侵入する虞はない。
なお、ストッパ954は、ロール紙Rを交換する場合に、交換したロール紙Rの先頭の位置決めとしても利用される。具体的には、ロール紙Rを交換する場合に、ロール紙Rは、ロール紙収納部932に充填され、充填したロール紙Rの先頭を引き出してストッパ954に突き当ててセットされる。
しかしながら、このような券類発行装置は、ロール紙Rの交換やジャム除去に際し、ロール紙収納部932をロール紙搬送部933から脱離した場合に、ロール紙搬送部933内の搬送路に直接異物が侵入してしまうという問題があった(図22参照)。そして、搬送路に異物が残留することで、正常券と異物とが衝突し、ジャムや媒体誤検出などの障害が発生するという問題があった。
本発明は、前記問題に鑑みてなされたものであり、搬送路に異物が侵入することを防止することができる、異物侵入防止機構、券類発行装置、及び券売機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る異物侵入防止機構は、連続紙を搬送する搬送路の入口領域に設置する異物侵入防止機構(71〜73、75〜79)であって、前記搬送路を開閉する開閉シャッタ(73)と、前記連続紙を搬送可能な搬送位置及び、搬送不能な退避位置に移動可能な搬送ローラ(71,72)と、前記開閉シャッタと前記搬送ローラの移動とを連動する連動機構(75〜79)と、を備えることを特徴とする。これによれば、搬送路に開閉シャッタが設けられているので、搬送路に異物が混入することを防止することができる。但し、括弧内の符号は例示である。
また、前記連動機構は、前記搬送ローラが退避位置から搬送位置まで移動するのに連動して、前記開閉シャッタを閉鎖状態から開放状態にし、前記搬送ローラが搬送位置から退避位置まで移動するのに連動して、前記開閉シャッタを開放状態から閉鎖状態にすることが好ましい。前記した異物侵入防止機構は、連続紙を収納可能であり前記連続紙を給紙する給紙搬送路が形成された収納部を着脱可能として使用される。
本発明によれば、搬送路に異物が侵入することを防止することができる。
第1実施形態に係る自動券売機の外観図であり、(a)は正面図、(b)は背面扉開状態での背面図、(c)は側面図である。 第1実施形態に係る発券部の概略縦断面図である。 第1実施形態に係る発券部の要部概略縦断面図である。 第1実施形態に係る給紙搬送ローラ及び搬送ローラの駆動を説明するための図である。 第1実施形態に係るロール紙収納部(脱離状態)の要部拡大概略縦断面図である。 第1実施形態に係るロール紙収納部(脱離状態)の要部拡大概略横断面図である。 第1実施形態に係るロール紙収納部(装着状態)の要部拡大概略縦断面図である。 第1実施形態に係るロール紙搬送部(脱離状態)の要部拡大概略縦断面図である。 第1実施形態に係るロール紙搬送部(脱離状態)の要部拡大概略横断面図である。 第1実施形態に係るロール紙収納部(脱離状態)の要部拡大概略横断面図(先端が出っ張り形状の場合)である。 第1実施形態に係るロール紙収納部(脱離状態)の要部拡大概略横断面図(先端が凹み形状の場合)である。 第2実施形態に係るロール紙収納部(脱離状態)の要部拡大概略横断面図(先端が出っ張り形状の場合)である。 第2実施形態に係るロール紙収納部(脱離状態)の要部拡大概略横断面図(先端が凹み形状の場合)である。 第1実施形態に係るロール紙収納部の噛み替え動作を説明するための図である。 第3実施形態に係る発券部の課題を説明するための図である。 第3実施形態に係る発券部の概要を説明するための図である。 第4実施形態に係る異物防止シャッタの概略縦断面図である。 第4実施形態に係る異物防止シャッタの要部拡大概略縦断面図である。 第3実施形態に係る異物防止シャッタの変形例を説明するための図である。 第4実施形態に係る異物防止シャッタの変形例を説明するための図である。 従来技術に係る発券部の要部概略縦断面図(装着状態)である。 従来技術に係る発券部の要部概略縦断面図(脱離状態)である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態につき詳細に説明する。
各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、参照する図面において、本発明を構成する部材の寸法は、説明を明確にするために誇張して表現されている。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
≪第1実施形態に係る自動券売機の構成≫
以下、図1を参照して、第1実施形態に係る自動券売機の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る自動券売機の外観図であり、(a)は正面図、(b)は背面扉開状態での背面図、(c)は側面図である。
自動券売機1は、顧客操作部2、エスカッション部3、背面扉4、係員操作部5、カード部6、券類発行装置としての発券部7、紙幣部8、硬貨部9、硬貨回収金庫10、及び電源部11を備える。
顧客操作部2は、顧客が券類発行装置1の操作を行うLCDディスプレイである。エスカッション部3は、券類等の挿入排出口である。背面扉4は、自動券売機1の背面側に開閉可能に設けられており、係員によって開閉される。係員操作部5は、係員が券類発行装置1の操作を行うLCDディスプレイであり、背面扉4の内側(本体側)に設けられる。
カード部6は、カード類を取り扱うユニットである。発券部7は、券類を取り扱うユニットである。紙幣部8は、紙幣を取り扱うユニットである。硬貨部9は、硬貨を取り扱うユニットである。硬貨回収金庫10は、係員によって回収される硬貨が収納されるユニットである。電源部11は、自動券売機1が備える各ユニットに電力を供給するユニットである。
続いて、券類発行装置としての発券部7の構成について説明する。なお、第1実施形態ないし第4実施形態では、発券部7以外の構成については同様であるので、第2実施形態ないし第4実施形態では、これらの説明を省略する。
<第1実施形態に係る発券部の構成>
図2を参照して、第1実施形態に係る発券部の構成について説明する。図2は、第1実施形態に係る発券部の概略縦断面図である。
券類発行装置としての発券部7は、筺体31、収納部としてのロール紙収納部32、本体部としてのロール紙搬送部33、ロール紙印字部34、定期券ホッパ部35、定期券印字部36、磁気部37、及び制御部40を備えて構成される。
(筺体)
筺体31は、箱型の形状をなし、顧客が券類を取り出す取出口を有するエスカッション部3を前方上部(図面右上部)に備える。筺体31の内部には、ロール紙収納部32に収納されるロール紙Rや定期券ホッパ部35に収納される定期券用媒体(図示せず)が通過する搬送路が、搬送ガイドにより形成される。搬送路上には、複数の搬送ローラが配設され、この搬送ローラによりロール紙Rや定期券用媒体が搬送路上を搬送される。
(ロール紙収納部)
収納部としてのロール紙収納部32は、座席指定券や予約券等の基になる連続紙としてのロール紙Rを内部に収納し、発券部7の前後方向(図2のα1、α2方向)に摺動可能である。ロール紙収納部32が後方(α1方向)に摺動することにより、内部に収納されるロール紙Rが筺体31の外部に露出され、係員によりロール紙Rの交換が行われる。
図3を参照して、ロール紙収納部32のより詳細な構成を説明する。
ロール紙収納部32は、主として、筺体としてのトレイ部51、ロール支点部52、給紙搬送ローラ53、及びストッパ54を備えて構成される。
筺体としてのトレイ部51は、左下側に突出部51aが形成された器型をなし、図3のα1、α2方向に摺動可能である。トレイ部51がα1方向に摺動することにより、内部に収納されるロール紙Rが外部に露出され、係員によりロール紙Rの交換が可能となる。
また、突出部51aのロール紙搬送部33と対向する壁面の搬送路上には、ロール紙収納部32が装着状態において、ロール紙Rをロール紙搬送部33に排出する排出口51bが形成される。
ロール支点部52は、トレイ部51の略中央に配設され、発券部7(図2参照)の幅方向を回転軸として回動可能になるように、ロール紙Rを軸支する。そのため、ロール支点部52にロール紙Rが軸支された状態でロール支点部52が回動することにより、ロール紙Rは、ロール支点部52と同じ回転速度で回動する。
給紙搬送ローラ53は、搬送路を挟んで2つのローラが対向するように軸支され、回動することで、ロール紙Rを排出口51bからロール紙搬送部33に搬送する。具体的には、図4に示すように、モータ74で発生した駆動力が、駆動ベルト70、及びギヤ53aを介して伝達され、伝達した駆動力を用いて給紙搬送ローラ53は回動する。なお、図4は、第1実施形態に係る給紙搬送ローラ53及び搬送ローラ71,72の駆動を説明するための図である。
続いて、図5ないし図7を参照して、ストッパ54及びストッパ54の周辺構成について説明する。図5ないし図7は、第1実施形態に係るロール紙収納部の要部拡大概略縦断面図及び横断面図である。
ストッパ54は、ロール紙収納部32がロール紙搬送部33に着脱される状態に応じて、搬送路を開閉状態にする部品である。具体的には、ストッパ54は、トレイ部51に軸支されるストッパ支持部54aと、回動状態に応じて搬送路を開閉する突き当て部54bとが両端に形成された、コの字状(U字状)に折り曲げられた板材であり(図5参照)、搬送路の幅方向中央に配設される(図6参照)。なお、図6に示されているように、搬送路の両側には、搬送ガイドが設けられており、給紙搬送ローラ53,53は、ディスク状であり、所定間隔離れて配設されている。
ストッパ54は、ストッパ54を押し上げる方向(α3方向)に付勢力を発生するリセットスプリング55に接続される。これにより、ストッパ54は、ロール紙収納部32がロール紙搬送部33から脱離した状態でリセットスプリング55の付勢力によりα3方向に回動し、突き当て部54bが搬送路を閉鎖する(閉鎖状態)。
なお、ストッパ54は、ロール紙Rを交換する場合に、交換したロール紙Rの先頭の位置決めとしても利用される。係員は、ロール紙Rを交換する場合に、ロール紙Rの先頭を引き出して給紙搬送ローラ53を通過させ、閉鎖状態のストッパ54の突き当て部54bに突き当ててセットする(図5参照)。これにより、係員は、ロール紙Rを交換する場合に、ストッパ54にロール紙Rの先端を突き当てればよいので、ロール紙Rの先端位置がずれることがなくなり、ロール紙Rのセットを安定して行うことができる。
また、図7に示すように、ストッパ54は、屈曲部に軸体であるポスト56を固定しており、このポスト56は、ロール紙収納部32がロール紙搬送部33に装着される過程で、ロール紙搬送部33に形成される開閉ブロック31bに衝合する。ポスト56は、ロール紙収納部32がロール紙搬送部33に装着される過程で開閉ブロック31bから受ける押圧力により押し下げられ、ポスト56に連動してストッパ54はα4方向に回動する。これにより、突き当て部54bが搬送路を開放し(開放状態)、ロール紙Rをロール紙搬送部33に搬送可能な状態となる。
図5及び図6に戻り、セット検知センサ57の構成を説明する。セット検知センサ57は、ストッパ54にロール紙Rがセットできているか否かを検知するためのセンサであり、閉鎖状態におけるストッパ54の突き当て部54bの手前であって、搬送路の幅方向に離間した位置(搬送路の両側)に2個が並んで配置される。
セット検知センサ57は、ロール紙Rが完全にストッパ54に突き当たっており、ロール紙Rを検知できたときにはON信号を制御部40に出力する。一方、ロール紙Rが斜めにセットされた場合や、ロール紙Rが完全にストッパ54に突き当たっていない場合など、ロール紙Rを検知できないときには、セット検知センサ57は、ON信号を制御部40に出力しない。
(ロール紙搬送部)
図2に戻り、ロール紙搬送部33について説明する。筺体31内部には前記した通り搬送路が形成されるが、本実施形態では、筺体31内部に形成される搬送路の内、ロール紙収納部32の出口からロール紙印字部34までの区間を特にロール紙搬送部33と呼ぶことにする。ロール紙搬送部33は、複数個の搬送ローラを有して構成され、ロール紙収納部32に収納されるロール紙Rをロール紙印字部34に搬送する。
図3を参照して、ロール紙搬送部33のより詳細な構成を説明する。
本体部としてのロール紙搬送部33は、主として、第1の搬送ローラ71、第2の搬送ローラ72、及び開閉シャッタとしての異物防止シャッタ73を筺体31の内部に備えて構成される。ロール紙収納部32に形成される排出口51bに対向する筺体31の側面には、ロール紙Rを吸入する吸入口31aが形成される。
第1の搬送ローラ71及び第2の搬送ローラ72は、搬送路を挟んで2つのローラが対向するように配設され、図4に示すように、第2の搬送ローラ72はモータ74(図4参照)で発生した駆動力を用いて、第1の搬送ローラ71は駆動ベルト70を介して伝達された駆動力を用いて同時に回動する。
以下では、第1の搬送ローラ71の内、上部のローラを「第1の搬送ローラ71a」と呼び、下部のローラを「第1の搬送ローラ71b」と呼ぶ場合がある。また、第2の搬送ローラ72の内、上部のローラを「第2の搬送ローラ72a」と呼び、下部のローラを「第2の搬送ローラ72b」と呼ぶ場合がある。
開閉シャッタとしての異物防止シャッタ73は、第1の搬送ローラ71及び第2の搬送ローラ72に連動して稼働する。以下では、図8を参照して、第1の搬送ローラ71及び第2の搬送ローラ72と異物防止シャッタ73との連動機構について説明する。
下部に設置される第1の搬送ローラ71b及び第2の搬送ローラ72bは、上下方向(図8のα7,α8方向)に移動可能に設置され、前後方向(図8のα5、α6方向)に摺動可能なリンクポスト75,76とリンクバー77を介してソレノイド78に連結される。ソレノイド78は、図示しないマグネット(又は、鉄板)を内包し、マグネットの吸引動作によりリンクバー77を前方向(図8のα5方向)に摺動させ、マグネットの開放動作によりリンクバー77を後方向(図8のα6方向)に摺動させる。つまり、リンクバー77は、搬送方向に往復運動する。
リンクバー77がソレノイド78の吸引動作により前方向(図8のα5方向)に摺動した場合に、第1の搬送ローラ71b及び第2の搬送ローラ72bは、上方向(図8のα7方向)に移動し(UP動作)、UP動作により上部に設置される第1の搬送ローラ71a及び第2の搬送ローラ72aに接触する接触位置で停止する。この接触位置は、連続紙としてのロール紙Rを狭持して搬送可能な搬送位置である。
また、リンクバー77がソレノイド78の開放動作により後方向(図8のα6方向)に摺動した場合に、第1の搬送ローラ71b及び第2の搬送ローラ72bは、下方向(図8のα8方向)に移動し(DOWN動作)、DOWN動作により上部に設置される第1の搬送ローラ71a及び第2の搬送ローラ72aから離間する離間位置で停止する。この離間位置は、連続紙としてのロール紙Rを搬送不能な退避位置である。
下部に設置される第1の搬送ローラ71b及び第2の搬送ローラ72bが接触位置にあるのは、ロール紙収納部32がロール紙搬送部33に装着された状態で、モータ74(図4参照)が発生した駆動力を用いてロール紙Rを発券部7の内部にあるロール紙印字部34(図2参照)に搬送する場合である。
一方、第1の搬送ローラ71b及び第2の搬送ローラ72bが離間位置にあるのは、ロール紙収納部32がロール紙搬送部33から脱離された場合や自動券売機1(図1参照)の電源が切られた場合などのロール紙Rを搬送しないときや、ロール紙Rが傾いてセットされたまま搬送された場合にロール紙Rの傾きを矯正するときである。ロール紙Rの傾きの矯正は、具体的には、下部に設置される第1の搬送ローラ71b及び第2の搬送ローラ72bが接触位置にある状態から、一度DOWN動作を行い離間位置にし、再度UP動作を行い接触位置にすることにより行われる。以下では、この動作を、「搬送ローラの噛み替え動作」と呼ぶことにする。なお、搬送ローラの噛み替え動作は、第1の搬送ローラ71及び第2の搬送ローラ72の回転を停止した状態で行う。
続いて、異物防止シャッタ73は、搬送ローラ71b,72bのUP/DOWN動作に連動して搬送路を開閉状態にする。具体的には、異物防止シャッタ73は、筺体31に軸支されるシャッタ支持部73aと、回動状態に応じて搬送路を開閉する閉鎖部材としての突き当て部73bとが両端に形成された、コの字状(U字状)に折り曲げられた板材であり、搬送路の幅方向中央に配設される(図9参照)。異物防止シャッタ73は、ソレノイド78の吸引・開放動作により、前後方向(図8のα5、α6方向)に摺動するリンクバー77と連結するリンクポスト79に接続される。
リンクバー77がソレノイド78の吸引動作により前方向(図8のα5方向)に摺動した場合に、異物防止シャッタ73は、反時計回り(図8のα9方向)に回動し、突き当て部73bが搬送路を開放する(開放状態)。これにより、ロール紙Rを搬送可能な状態となる。
また、リンクバー77がソレノイド78の開放動作により後方向(図8のα6方向)に摺動した場合に、異物防止シャッタ73は、時計回り(図8のα10方向)に回動し、突き当て部73bが搬送路を閉鎖する(閉鎖状態)。これにより、ロール紙搬送部33内への異物の侵入を防止する。
異物防止シャッタ73が開放状態にあるのは、第1の搬送ローラ71b及び第2の搬送ローラ72bが接触位置にある場合、つまり、ロール紙収納部32がロール紙搬送部33に装着された状態で、モータ74(図4参照)が発生した駆動力を用いてロール紙Rを発券部7の内部にあるロール紙印字部34(図2参照)に搬送する場合である。
一方、異物防止シャッタ73が閉鎖状態にあるのは、第1の搬送ローラ71b及び第2の搬送ローラ72bが離間位置にある場合、つまり、ロール紙収納部32がロール紙搬送部33から脱離された場合や自動券売機1(図1参照)の電源が切られた場合などのロール紙Rを搬送しないときや、ロール紙Rが傾いてセットされたまま搬送された場合にロール紙Rの傾きを矯正するときである。
これにより、ロール紙Rを搬送しない場合に、ロール紙搬送部33内への異物の侵入を防止することができる。
(ロール紙印字部、定期券ホッパ部、定期券印字部、磁気部)
図2に戻り、ロール紙印字部34、定期券ホッパ部35、定期券印字部36、及び磁気部37について説明する。
ロール紙印字部34は、ロール紙Rへの印字及び印字後のロール紙Rを指定の幅にカットする。定期券ホッパ部35は、定期券の基になる定期券用媒体(図示せず)を収納する。定期券ホッパ部35から繰り出された定期券用媒体は搬送路を通り、定期券印字部36に搬送される。定期券印字部36は、搬送されてきた定期券用媒体(図示せず)への印字を行う。磁気部37は、指定の幅にカットされたロール紙Rや定期券用媒体(図示せず)に磁気の書込み及び書込みチェックを行う。磁気の書込み及び書込みチェックが正常に行われた場合に、カットされたロール紙Rは座席指定券や予約券等として、また定期券用媒体(図示せず)は定期券としてエスカッション部3の取出口から排出される。
(制御部)
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現され、発券部7の各部の動作を制御する。制御部40の詳細については、後記する発券部7の動作で説明する。
以上で、第1実施形態に係る発券部7の構成についての説明を終了する。
<第1実施形態に係る発券部の動作>
図3ないし9を参照して、発券部7におけるロール紙Rの給紙動作について説明する。
最初に、係員は、ロール紙収納部32をα1方向に引き出し、ロール紙Rの先端をストッパ54に突き当てるようにしてロール紙Rをロール紙収納部32にセットし、ロール紙収納部32をα2方向に押し込む。開閉ブロック31bがストッパ54に付属するポスト56を押し下げ、ポスト56が押し下げられるのに連動してストッパ54が開放状態となる(図7参照)。また、給紙搬送ローラ53は、ギヤ53aを介して第1の搬送ローラ71に連結される。
続いて、制御部40は、セット検知センサ57からロール紙Rの先端を検知したON信号を受信した場合に、ロール紙Rを発券部7内に装填可能であることを示す情報を係員操作部5(図1)に表示させる。一方、制御部40は、セット検知センサ57からロール紙Rの先端を検知したON信号を受信しない場合に、ロール紙収納部32のロール支点部52を搬送方向に一定時間回動させて、セット検知センサ57からON信号の受信を監視する。ロール支点部52を搬送方向に一定時間回動し、それでもON信号を受信しない場合には、制御部40は、ロール紙Rがロール紙収納部32に正しくセットされていないことを示す情報を係員操作部5に表示させ、係員にロール紙Rの再セットを促す。
続いて、制御部40は、係員操作部5を介して入力される、ロール紙Rの装填指示の受信を監視する。装填指示を受信すると、制御部40は、ソレノイド78に吸引動作の指示を送信し、搬送ローラ71b,72bを上方向(図8のα7方向)に移動させることにより、接触位置に移動させ、また、異物防止シャッタ73を反時計回り(図8のα9方向)に回動させることにより、搬送路を開放する。そして、制御部40は、モータ74を駆動させて給紙搬送ローラ53や搬送ローラ71,72を回転させて、ロール紙Rをロール紙印字部34の手前まで搬送する。
以上で、第1実施形態に係る発券部7の動作についての説明を終了する。
以上のように、第1実施形態に係る券類発行装置としての発券部7は、搬送ローラ71b,72bのUP/DOWN動作に連動する異物防止シャッタ73を設ける構成とした。異物防止シャッタ73は、ロール紙Rの搬送時には下がっているが、ロール紙Rを搬送しない時には必ず上がっているため、電源OFF時やロール紙収納部32が脱離した状態であっても異物進入を防止することができる。
このため、第1実施形態に係る券類発行装置としての発券部7は、装置状態に影響されることなく常に異物進入を防止できる。また、アクチュエータなどの電装部品を増やす必要がないため安価に実現することが可能である。
[第2実施形態]
第1実施形態に係る券類発行装置としての発券部7は、セット検知センサ57を搬送路の両側に2個が対向するように配置し(図6参照)、セット検知センサ57が2個ともロール紙を検知した場合に、ON信号を出力するように構成されていた。
ここで、係員が新品のロール紙をセットする際に、ロール紙の先端の糊付けされている部分を手でちぎるために、ロール紙の先端が出っ張る場合や先端の一部が凹む場合などがあり、この場合に、ロール紙Rがセットされているにも関わらず、セット検知センサ57がロール紙Rを検知できないという問題があった(図10、図11参照)。
これに対して、第2実施形態に係る券類発行装置としての発券部7Aは、セット検知センサ57Aをストッパ54が設置される位置に関係を持たせて配置する。具体的には、セット検知センサ57Aは、ストッパ54の手前(直前)で且つ搬送方向に対して同一直線上に配置する。これにより、毎回異なるロール紙Rの先端の形状に関係なく、セットされたロール紙Rを検知することができる。
<第2実施形態に係る発券部の構成>
図12及び図13を参照して、第2実施形態に係る発券部7A(図示せず)の構成を説明する。図12は、第2実施形態に係るロール紙収納部(脱離状態)の要部拡大概略横断面図(先端が出っ張り形状の場合)である。図13は、第2実施形態に係るロール紙収納部(脱離状態)の要部拡大概略横断面図(先端が凹み形状の場合)である。
第1実施形態に係る発券部7と、第2実施形態に係る発券部7Aとの違いは、第1実施形態ではセット検知センサ57を搬送路の両側に2個が対向するように配置していたが(図6参照)、第2実施形態では単一のセット検知センサ57Aをストッパ54の手前(直前)で且つ搬送方向に対して同一直線上に配置する。
なお、センサ1個で媒体監視を行うことにより、第1実施形態に比べてロール紙Rの傾きを厳しく検知できなくなるという懸念が想定されるが、搬送路幅を「媒体幅ばらつき」と「商品ばらつき」とを考慮した最小幅にすることにより、センサ2個監視と同等の性能を確保することが可能である。
これにより、図12に示すように、ロール紙の先端が出っ張る場合や、図13に示すように、ロール紙Rの先端の一部が凹む場合でも、ロール紙Rをストッパ54に突き当たるまで押し込むことにより、セット検知センサ57Aは必ずロール紙Rを検知することができる。
以上のように、第2実施形態に係る券類発行装置としての発券部7Aは、1個のセット検知センサ57Aをストッパ54の手前(直前)で且つ搬送方向に対して同一直線上に配置することで、ロール紙Rの先端形状に影響されることなくロール紙を検知することができる。
また、第2実施形態に係る券類発行装置としての発券部7Aは、センサの数を2個から1個に減らすことができるためコスト低減効果も得られる。
[第3実施形態]
第1実施形態に係る券類発行装置としての発券部7は、図14に示すように、ロール紙Rが傾いてセットされ、そのまま搬送された場合に、搬送ローラの噛み替え動作によりロール紙Rの傾きを矯正する。そして、異物防止シャッタ73は、搬送ローラ71b,72bのUP/DOWN動作に連動して搬送路の開閉を行うので、異物防止シャッタ73の自由端の先端部分がわずかにロール紙Rの下面をこするように接触(摺接)する。
そのため、ロール紙Rの材質等によっては、図15に示すように、異物防止シャッタ73がロール紙Rの磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1にキズSを付けることになり、磁気読取不良や印字抜けなどを引き起こす問題があった。
これに対して、第3実施形態に係る券類発行装置としての発券部7Bは、異物防止シャッタ83をロール紙Rの磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1に接触しない位置に配置する。これにより、搬送ローラの噛み替え動作により異物防止シャッタ83が搬送路の開閉を行っても、ロール紙Rの磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1にはキズSが付かない(図16参照)。
<第3実施形態に係る発券部の構成>
第3実施形態に係る券類発行装置としての発券部7B(図示せず)は、異物防止シャッタ73が、ロール紙Rの磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1に接触しない位置(図16参照)に、シャッタ支持部73aを筺体31に軸支するように構成する(図8参照)。
以上のように、第3実施形態に係る券類発行装置としての発券部7Bは、異物防止シャッタ73を、ロール紙Rの磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1の外に配置することで、ロール紙Rの磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1にキズを付けることがない。
[第4実施形態]
第3実施形態に係る券類発行装置としての発券部7Bは、異物防止シャッタ73を、ロール紙Rの磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1の外に配置することで、ロール紙Rの磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1にキズを付けることを防止していた。
しかしながら、磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1がロール紙Rの全体を占める場合や、設計の制約などにより異物防止シャッタ73をロール紙Rの磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1の外に配置することができない場合に、依然として、異物防止シャッタ73がロール紙Rの磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1にキズSを付けるという問題が残る。
これに対して、第4実施形態に係る券類発行装置としての発券部7Cは、エスケープ機構を用いて、ロール紙Rにキズが付くことを防止する。
<第4実施形態に係る発券部の構成>
図17及び図18を参照して、第4実施形態に係る発券部7C(図示せず)の構成を説明する。図17は、第4実施形態に係る異物防止シャッタの概略縦断面図である。図18は、第4実施形態に係る異物防止シャッタの要部拡大概略縦断面図である。
第1実施形態に係る発券部7と、第4実施形態に係る発券部7Cとの違いは、異物防止シャッタ73及びリンクバー77の構成が、図17及び図18に示す異物防止シャッタ83及びリンクバー87に変更されている点である。
異物防止シャッタ83は、筺体31に軸支されるシャッタ支持部83aと、回動状態に応じて搬送路を開閉すると共に異物の潜り込みを防止する閉鎖部材としての突起部83b(図18参照)と、円弧形状として形成されロール紙Rの下面と接触する接触部83cと、が形成された略L字形状の板材として構成される。
また、異物防止シャッタ83は、異物防止シャッタ83を押し上げる方向(α10方向)に付勢力を発生する弾性部材としてのリセットスプリング90に接続される。リセットスプリング90の付勢力は、異物防止シャッタ83自身が持ち上がるだけの最小限の力に設定する。
また、異物防止シャッタ83が接続するリンクポスト89は、リンクバー87に形成される角穴87aを介してリンクバー87に連結する。リンクバー87に形成される角穴87aは、異物防止シャッタ83がロール紙Rに接触した場合に、リンクポスト89がβ1方向に移動することで、異物防止シャッタ83がロール紙Rを押圧する力がリセットスプリング90の付勢力だけになるように形成されている。
なお、以下では、リンクバー87に形成される角穴87a、及び異物防止シャッタ83に接続されるリセットスプリング90により実現される機構を「エスケープ機構」と呼ぶことにする。このエスケープ機構により、異物防止シャッタ83の回動がロール紙Rで止まり、ロール紙Rを傷つけ、さらには穴を開けるなどの不具合を防止できる。
なお、ストッパ54も異物防止シャッタ83と同様に、前記説明したエスケープ機構を備える構成にしてもよい。これにより、ロール紙搬送部33にロール紙Rが残った状態のままロール紙収納部32を脱離した場合にストッパ54がロール紙Rにキズを付けることを防止できる。
以上のように、第4実施形態に係る券類発行装置としての発券部7Cは、異物防止シャッタ83の先端を円弧形状にし、エスケープ機構を備える構成にしたので、ロール紙Rへのキズ付きを防止することができる。
また、異物防止シャッタ83の異物が衝突する面に突起形状を形成したので、異物の潜り込みを防止することができる(図18)。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例を以下に示す。
第3実施形態では、1個の異物防止シャッタ73を用いて、1箇所で異物の侵入を防止する場合を説明したが、ロール紙Rの磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域R1の外に配置すれば、複数の異物防止シャッタ73を用いて、複数個所で異物の侵入を防止するようにしてもよい。2個の異物防止シャッタ73を用いた場合を、図19に示す。
第4実施形態では、異物防止シャッタ83の異物が衝突する面に異物の潜り込みを防止する突起部83bを備える構成にしていたが、凹み形状(例えば、図20に示す凹み部83d)を形成するようにしてもよい。
第1実施形態ないし第4実施形態では、搬送ローラ71b,72bのUP/DOWN動作を、ソレノイド78が内包するマグネットの吸引・開放動作で行う場合を説明したが、モータなどのアクチュエータ電装部品でも代替可能である。
第1実施形態ないし第4実施形態では、異物防止シャッタ73,83を第1の搬送ローラ71と第2の搬送ローラ72との間に配設していたが、ロール紙搬送部33に形成される搬送路上であれば配設する場所は特に限定されない。例えば、第1の搬送ローラ71の左側(ロール紙収納部32との接続部分)に配設するようにしてもよい。また、異物防止シャッタ73,83の回転方向についても特に限定されない。
1 自動券売機(券売機)
5 係員操作部
7,7A,7B,7C 発券部(券類発行装置)
31 筺体
32 ロール紙収納部(収納部)
33 ロール紙搬送部(本体部)
40 制御部
51 トレイ部
52 ロール支点部
53 給紙搬送ローラ
54 ストッパ(開閉ストッパ)
54a ストッパ支持部
54b 突き当て部
55 リセットスプリング
56 ポスト
57 セット検知センサ
70 駆動ベルト
71,71a,71b,72,72a,72b 搬送ローラ
73 異物防止シャッタ(開閉シャッタ)
73a シャッタ支持部
73b 突き当て部(閉鎖部材)
74 モータ
75,76,79 リンクポスト(連動機構)
77 リンクバー(連動機構)
78 ソレノイド(連動機構)
R ロール紙(連続紙)
R1 磁気書込みエリアや印字書込みエリアである領域
S キズ
83 異物防止シャッタ
83a シャッタ支持部
83b 突起部(閉鎖部材)
83c 接触部
83d 凹み部
87 リンクバー
87a 角穴(エスケープ機構)
90 リセットスプリング(エスケープ機構)

Claims (9)

  1. 連続紙を搬送する搬送路の入口領域に設置する異物侵入防止機構であって、
    前記搬送路を開閉する開閉シャッタと、
    前記連続紙を搬送可能な搬送位置及び、搬送不能な退避位置に移動可能な搬送ローラと、
    前記開閉シャッタの開閉と前記搬送ローラの移動とを連動する連動機構と、
    を備えることを特徴とする異物侵入防止機構。
  2. 前記連動機構は、
    前記搬送ローラが退避位置から搬送位置まで移動するのに連動して、前記開閉シャッタを閉鎖状態から開放状態にし、
    前記搬送ローラが搬送位置から退避位置まで移動するのに連動して、前記開閉シャッタを開放状態から閉鎖状態にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載された異物侵入防止機構。
  3. 前記連動機構は、
    搬送方向に往復運動するリンクバーと、
    前記リンクバーと前記搬送ローラとを連結する第1のリンクポストと、
    前記リンクバーと前記開閉シャッタとを連結する第2のリンクポストと、
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された異物侵入防止機構。
  4. 前記連続紙は、磁気データを記憶する磁気領域、及び印字する印字領域の少なくともどちらか一方を有し、
    前記開閉シャッタは、
    先端を前記搬送路の内部に挿入することにより搬送路を閉鎖する閉鎖部材と、
    前記搬送路の内部を前記連続紙が搬送されている状態で、前記開閉シャッタが前記搬送路を閉鎖した場合に、前記閉鎖部材の先端が前記連続紙の前記磁気領域、及び前記印字領域以外の位置に接触するように前記閉鎖部材を支持するシャッタ支持部と、
    を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載された異物侵入防止機構。
  5. 前記開閉シャッタは、
    円弧形状に形成された先端を前記搬送路の内部に挿入することにより搬送路を閉鎖する閉鎖部材と、
    前記搬送路の内部を前記連続紙が搬送されている状態で、前記閉鎖部材が前記搬送路を閉鎖した場合に、前記連続紙への押圧力を逃す弾性部材と、
    を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載された異物侵入防止機構。
  6. 連続紙を収納可能であり他の装置に前記連続紙を給紙する給紙搬送路が形成された収納部と、前記収納部を着脱可能とし、前記連続紙を搬送する搬送路が形成される本体部と、を備える券類発行装置であって、
    前記本体部は、
    前記収納部との着脱部に設けられ、前記搬送路を開閉する開閉シャッタと、前記連続紙を搬送可能な搬送位置及び、搬送不能な退避位置に移動可能な搬送ローラと、前記開閉シャッタの開閉と前記搬送ローラの移動とを連動する連動機構と、を有する、
    ことを特徴とする券類発行装置。
  7. 前記収納部は、前記収納部の着脱により開閉する開閉ストッパと、前記連続紙が前記収納部に収納されているか否かを検知するセット検知センサと、前記給紙搬送路を用いて前記本体部に前記連続紙を給紙する給紙搬送ローラと、を有し、
    前記開閉ストッパと前記セット検知センサとが、前記給紙搬送路の搬送方向に対して同一直線上に配置される、
    ことを特徴とする請求項6に記載された券類発行装置。
  8. 前記本体部は、前記セット検知センサが連続紙を検知した場合に、給紙搬送ローラを駆動させる制御部を備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載された券類発行装置。
  9. 連続紙を収納可能であり他の装置に前記連続紙を給紙する給紙搬送路が形成された収納部と、前記収納部を着脱可能とし、前記連続紙を搬送する搬送路が形成される本体部と、を備える券売機であって、
    前記本体部は、
    前記収納部との着脱部に設けられ、前記搬送路を開閉する開閉シャッタと、前記連続紙を搬送可能な搬送位置及び、搬送不能な退避位置に移動可能な搬送ローラと、前記開閉シャッタの開閉と前記搬送ローラの移動とを連動する連動機構と、を有する、
    ことを特徴とする券売機。
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