JP2003225435A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003225435A
JP2003225435A JP2002028042A JP2002028042A JP2003225435A JP 2003225435 A JP2003225435 A JP 2003225435A JP 2002028042 A JP2002028042 A JP 2002028042A JP 2002028042 A JP2002028042 A JP 2002028042A JP 2003225435 A JP2003225435 A JP 2003225435A
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詔八 鵜川
Takashi Katayama
孝 片山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機構部の占有スペースを極力縮小すること
で、遊技盤裏面に配置される構成部品の配置スペースを
広げることができる遊技機を提供する。 【構成】 機構板100は、変換通路部104cからの
遊技球を払出装置に誘導する払出誘導通路部104a,
104b,111,112と、払出装置よりも上流側で
流路の切り換えによって遊技球を受け該遊技球を弾球遊
技機の外部に排出するための球抜通路106と、を備
え、払出誘導通路部104a,104b,111,11
2と球抜通路106とを弾球遊技機の前後方向で並列す
るように配置する。これにより、払出誘導通路部104
a,104b,111,112と球抜通路106とを弾
球遊技機の左右方向で並列する構成に比べて、機構板1
00の占有スペースを縮小することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技領域が形成さ
れた遊技盤と、該遊技盤を収容する前面枠と、該前面枠
の裏面側に設けられ遊技球を払い出す払出装置が設けら
れる機構部と、を備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、可変表示装置を備えた遊
技機としての例である弾球遊技機は、可変表示装置で図
柄を可変表示し、その表示結果が予め定めた大当り図柄
となったことを条件に、特定遊技状態を発生するように
なっていた。また、このような弾球遊技機には、遊技盤
に区画形成される遊技領域のほぼ中央位置に可変表示装
置を配置し、該可変表示装置の側方に可動部材を備えた
サイド飾りを配置することで、視覚的な興趣を向上する
ものが提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年では、
遊技領域内の視覚的な演出効果を向上するために、可変
表示装置の側方に配置されたサイド飾りの可動部材を大
型化する傾向にある。しかしながら、このような大型化
した可動部材をサイド飾りに設ける構成としては、可動
部材を駆動させる電気的駆動源(例えば、モータやソレ
ノイド等)や接続用コネクタ等、遊技盤の裏面に配置さ
れる可動部材用の電気部品も大掛かりなものとなってし
まう。また、遊技盤を収容する前面枠の裏面側には、遊
技球の誘導通路や払出装置等を備えた機構板(機構部)
が設けられ、該機構板には、遊技盤の裏面に配置される
各種構成部品との干渉を避けるために開口部が形成され
る。ところが、機構板における開口部の側方には、遊技
球を払出装置に誘導するための払出誘導通路部と、遊技
球を弾球遊技機の外部に排出するように誘導するための
球抜通路とが左右方向で並列するように配置されてい
た。このため、開口部の側方と対応する遊技盤裏面の側
方位置には、構成部品(可動部材用の電気部品等)を配
置するスペースを広くとることができなかった。本発明
は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、機構部の占有スペースを極力縮小すること
で、遊技盤裏面に配置される構成部品の配置スペースを
広げることができる遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、遊技領域が形成された
遊技盤と、該遊技盤を収容する前面枠と、該前面枠の裏
面側に設けられ遊技球を払い出す払出装置が設けられる
機構部と、を備えた遊技機において、前記機構部は、前
記遊技機に供給される遊技球を貯留する貯留部と、該貯
留部からの遊技球を誘導する貯留誘導通路部と、該貯留
誘導通路部から遊技球を受け該遊技球の誘導方向をほぼ
垂直方向に変換する変換通路部と、該変換通路部からの
遊技球を前記払出装置に誘導する払出誘導通路部と、前
記払出装置よりも上流側で流路の切り換えによって遊技
球を受け該遊技球を前記遊技機の外部に排出するための
球抜通路部と、を備え、前記払出誘導通路部と前記球抜
通路部とを前記遊技機の前後方向で少なくとも一部が重
なるように配置したことを特徴とする。このように構成
することにより、払出誘導通路部と球抜通路部とを遊技
機の左右方向で並べる構成に比べて、機構部の占有スペ
ースを縮小することができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記貯
留誘導通路部と前記変換通路部とは、前記遊技機の前後
方向に並列された複数条の球通路からなり、前記払出誘
導通路部は、前記遊技機の前後方向に並列に配置され前
記変換通路部の複数条の球通路と個々に連通する複数条
の第1通路部と、該第1通路部から遊技球を受け該遊技
球の誘導方向を前記遊技機の左右方向で並列となるよう
に変換し前記払出装置に遊技球を誘導する複数条の第2
通路部と、からなり、前記払出装置は、遊技球を払い出
すための払出機構部と、前記第2通路部から遊技球を受
け該遊技球を前記払出機構部に誘導する払出通路部と、
を備え、前記払出機構部と前記払出通路部とを前記遊技
機の前後方向で並べて配置したことを特徴とする。この
ように構成することにより、払出機構部と払出通路部の
並ぶ方向を遊技機の前後方向に配置することで、払出機
構部と払出通路部の並ぶ方向を遊技機の左右方向に配置
するよりも、機構部の左右方向での占有スペースを縮小
することができる。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記第
1通路部は、遊技球の誘導方向がほぼ垂直方向となるよ
うに構成され、該第1通路部に、遊技球の有無を検出す
るための検出部を設けたことを特徴とする。このように
構成することにより、遊技球の誘導方向がほぼ垂直方向
となる部位にて遊技球の検出を行うことができるので、
より確実に払出装置に送り込まれる遊技球の検出を行う
ことができる。
【0007】また、請求項4の発明においては、前記機
構部は、前記遊技盤の裏面に取り付けられる構成部品と
の干渉を避けるための開口部を備え、該開口部の側方に
前記払出誘導通路と前記球抜通路部とを配置したことを
特徴とする。このように構成することにより、開口部の
内側に配置される構成部品の配置スペースを広くとるこ
とができる。
【0008】また、請求項5の発明においては、前記球
抜通路部は、前記前面枠に設けられる球抜通路と連通す
ることを特徴とする。このように構成することにより、
機構部側に設けられる球抜通路部のスペースを少なくす
ることができる。
【0009】また、請求項6の発明においては、前記遊
技機は、前記遊技領域を流下する遊技球を受け入れ可能
な入賞口に流入した遊技球を誘導するセーフ球通路と、
前記遊技領域に設けられ前記入賞口に受け入れられなか
った遊技球を受け入れるアウト口に流入した遊技球を誘
導するアウト球通路と、を備え、前記球抜通路と前記セ
ーフ球通路と前記アウト球通路とを合流させる合流通路
と、該合流通路で合流した遊技球を前記遊技機の外部に
排出する排出部と、を前記機構部に設けたことを特徴と
する。このように構成することにより、遊技機に設けら
れる各通路を機構部の合流通路で合流することで、各通
路を個別の部品で構成するよりも部品点数を削減するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。
【0011】先ず、遊技機の一例である弾球遊技機の全
体の構成について説明する。まず、図1乃至図3を参照
して実施形態に係る弾球遊技機1の全体の構成について
説明する。なお、本文中でいう弾球遊技機1の表側の方
向と前方向とは、同一方向であり遊技者が弾球遊技機1
と対峙する側の方向のことである。一方、弾球遊技機1
の裏側の方向と後方向とは、同一方向であり表側の方向
(前方向)とは反対側の方向のことである。また、弾球
遊技機1の左右方向とは、弾球遊技機1の横方向のこと
であり、弾球遊技機1の上下方向とは、弾球遊技機1の
鉛直(垂直)方向のことである。
【0012】弾球遊技機1は、図1に示すように、縦長
な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側
に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部の
ほぼすべてが集約して設けられる前面枠2Aと、該前面
枠2Aの前面上部に開閉自在に設けられる額縁状の前面
開閉枠2Bとを備えている。前面開閉枠2Bの下部表面
には上皿3がある。上皿3の下部には、上皿3から溢れ
た遊技球を貯留する下皿4と打球を発射する打球操作ハ
ンドル5が設けられている。前面開閉枠2Bの後方に
は、図2に示す遊技盤6が着脱可能に取り付けられてい
る。また、前面枠2Aに設けられる主要構成部として
は、上記した前面開閉枠2B、上皿3、下皿4、打球操
作ハンドル5、遊技盤6以外に、後で詳述する機構板1
00がある。
【0013】遊技盤6の表面には、図2に示すように、
円形うず巻き状に誘導レール7が取り付けられ、該誘導
レール7の内側が遊技領域8とされて発射された打球が
落下するものである。遊技領域8には、図示の場合、演
出部材の演出動作と対応する演出画像の表示が可能な画
像表示装置としての特別図柄表示装置9、特別可変入賞
球装置10、普通可変入賞球装置11等が設けられると
共に、遊技球を受け入れた場合に賞球を払出可能となる
条件を満たす入賞口、打球の流下方向,速度を変化せし
める風車又は多数の障害釘が設けられ、遊技領域8の最
下方には、いずれの入賞領域にも入賞しない打球が取り
込まれるアウト口12が設けられている。また、普通可
変入賞球装置11の左右の両側方には、それぞれ通過球
検出器13a,13bが設けられている。この通過球検
出器13a,13bは、該通過球検出器13a,13b
内を通過する打球を検出すると、その検出信号に基づい
て特別図柄表示装置9(表示部装飾部材18)の上側に
設けられる左右一対のLEDからなる普通図柄表示器1
4a,14bを可変表示(点灯移動)して表示結果を導
出する(上下いずれか一方のLEDのみを点灯表示す
る)。
【0014】左側の普通図柄表示器14aには「○」が
付され、右側の普通図柄表示器14bには「×」が付さ
れている。即ち、「×」が付された右側の普通図柄表示
器14bが点灯した場合には、普通図柄表示器14a,
14bがハズレの表示結果を導出したことになる。一
方、「○」が付された左側の普通図柄表示器14aが点
灯した場合には、普通図柄表示器14a,14bが当り
の表示結果を導出したことになり、普通可変入賞球装置
11が所定時間開放される。また、普通図柄表示器14
a,14bの可変時間は、通常確率モードのときに相対
的に長く(例えば、30秒)、確率変動モードのときに
相対的に短く(例えば、3〜5秒)設定されている。ま
た、普通図柄表示器14a,14bの左右側方には、普
通図柄表示器14a,14bの可変表示中に通過球検出
器13a,13bを通過した打球数を記憶表示するゲー
ト通過記憶表示器15(最高4個まで記憶表示する)が
設けられている。
【0015】普通可変入賞球装置11は、遊技領域8の
ほぼ中央に配置される特別図柄表示装置9とアウト口1
2の上方に配置される特別可変入賞球装置10との間に
配置され、ソレノイド16(図3参照)によって開閉駆
動される電動チューリップタイプの可変入賞球装置であ
る。そして、普通可変入賞球装置11には、始動球検出
器17(図3参照)が内蔵され、開放中又は閉成中に受
け入れた入賞球を検出するようになっている。しかし
て、打球が始動球検出器17によって検出されると特別
図柄表示装置9が可変表示を開始する。なお、普通可変
入賞球装置11の開放時間は、通常確率モードのときに
相対的に短く(例えば、0.5秒)、確率変動モードの
ときに相対的に長く(例えば、2秒)設定されている。
また、普通可変入賞球装置11が開放していない場合で
も打球を受け入れるようになっている。
【0016】特別図柄表示装置9は、左・中・右の特別
図柄を個々に可変表示する可変表示領域を備えた表示領
域80が形成された液晶タイプの表示器であり、その前
方外周には、縦長形状の窓枠部19が開設された表示部
装飾部材18が設けられる。そして、特別図柄表示装置
9の変動停止時における図柄の組合せが予め定めた大当
り図柄の組合せ(例えば、同一の図柄が当りラインのい
ずれかに揃った場合)である場合に、所定の遊技価値の
付与として特定遊技状態を発生して、特別可変入賞球装
置10を次に説明する所定の表示態様で開閉駆動するも
のである。但し、大当り図柄の組合せの一部は、確率変
動図柄として設定され、この確率変動図柄で特定遊技状
態となったときには、その特定遊技状態終了後における
前記普通図柄表示器14a,14bでの普通図柄の変動
時間の短縮や当り(当りLEDの点灯)の出現確率や特
別図柄表示装置9における大当り図柄の出現確率が高く
なる確率変動モードとなるように設定されている。ま
た、特別図柄表示装置9(表示部装飾部材18)の下側
には、特別図柄の可変動作中に前記始動球検出器17に
よって検出された球数を記憶表示する始動記憶表示器2
0(最高4個まで記憶表示する)が設けられ、表示部装
飾部材18の上側には装飾ランプ24が設けられてい
る。また、表示部装飾部材18には、ワープ入口21と
ワープ出口22とを備えたワープ通路が形成されてい
る。ワープ入口21に入った打球は、ワープ通路を通っ
てワープ出口22から表示領域80下側前方の球転動部
23に排出され、該球転動部23の排出口23aから再
度遊技領域8に排出されることで、排出口23aの下方
に位置する前記普通可変入賞球装置11に比較的入賞し
易くなっている。
【0017】また、表示部装飾部材18の右側には、演
出に用いられる演出部材として、敵キャラクタとなる鳥
形状の可動部材33と人形形状の可動部材34が上下に
配置されている。なお、可動部材33,34は、それぞ
れ表示部装飾部材18に直接的に取り付けられること
で、遊技領域8を流下する遊技球が当らない(侵入しな
い)ようになっている。言い換えれば、可動部材33,
34は、その演出動作によって打球の流路に影響を与え
ない位置に設けられている。また、可動部材33,34
は、その演出動作によって特別図柄表示装置9(表示領
域80)の表示を邪魔しないようにもなっている。一
方、表示部装飾部材18の左側方には、表示領域80を
挟んで敵キャラクタ(各可動部材33,34)と対峙す
る味方キャラクタとなる人形形状の可動部材35を備え
たサイド飾り36が設けられている。サイド飾り36に
は、可動部材35の周辺を光装飾するための役物飾りラ
ンプ37(図3参照)が設けられている。そして、各可
動部材33〜35は、特別図柄表示装置9の表示態様に
対応して可動するようになっている。具体的に、可動部
材33は、ソレノイド33a(図3参照)の駆動によっ
て右の翼33bを上げる動きを行うようになっている。
可動部材34は、ソレノイド34a(図3参照)の駆動
によって右腕の義手34bを上げる動きを行うようにな
っている。可動部材35は、ソレノイド35a(図3参
照)の駆動によって右腕に持った剣35bを前方に突き
出す動きを行うようになっている。
【0018】特定遊技状態となったときに駆動制御され
る特別可変入賞球装置10は、ソレノイド26(図3参
照)によって開閉駆動される開閉板25を有し、その開
閉板25に受け入れられた打球を検出する入賞個数検出
器27(図3参照)が設けられている。また、特別可変
入賞球装置10内(開閉板25の内側)には、打球の検
出(V入賞検出)に伴って特定遊技状態の継続権を成立
させる特定球検出器28(図3参照)が設けられてお
り、該特定球検出器28の上方には、一旦V入賞検出が
あると次に開閉板25を開放するまでは打球が特定球検
出器28を通過しないようにするVシャッター(図示し
ない)が設けられている。このVシャッターは、ソレノ
イド30(図3参照)によって開閉駆動が行われる。し
かして、特定遊技状態となった場合には、一定時間(例
えば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内に所
定個数(例えば、10個)の入賞球が入賞するまで開閉
板25を開放(以下、この開放を開放サイクルという)
し、その開放サイクル中に受け入れられた打球が特定球
検出器28によって検出されたときに継続権が成立し
て、再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サイ
クルにおいて継続権が成立していることを条件に最高1
6回の開放サイクルを繰り返すことができるようになっ
ている。
【0019】なお、特定遊技状態は、上記に限らず以下
に示す〜の制御のうちいずれか1つの制御又は組合
せた制御を実行する状態であればよい。
【0020】 打球の入賞を容易にする第一の状態
と、打球が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、
に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又
は間欠的に第一の状態にする制御 特定の入賞又は通過領域での打球の検出を介在さ
せ、打球の入賞を容易にする第一の状態と、打球が入賞
できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可
変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一
の状態にする制御 打球の入賞に関わらず所定数の賞球を直接排出する
制御 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)
に対して有価数を加算する制御 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に
対して得点を付与する制御 また、特別可変入賞球装置10の左右両側には、それぞ
れ入賞球検出器31,32を内蔵する入賞口が設けられ
ている。さらに、遊技領域8の外側の左右上部には、図
1に示すように、効果音を発する2つのスピーカ41が
設けられている。遊技領域8の外周には、遊技効果LE
D42が設けられている。そして、この例では、遊技領
域8の左側外周に、賞球残数があるときに点灯する賞球
ランプ43が設けられ、遊技領域8の上側外周に、補給
球が切れたときに点灯する球切れランプ44が設けられ
ている。さらに、図1には、弾球遊技機1に隣接して設
置され、プリペイドカードが挿入されることによって球
貸しを可能にするカードユニット45も示されている。
カードユニット45には、使用可能状態であるか否かを
示す使用可表示ランプ46、カード内に記録された残額
情報に端数(100円未満の数)が存在する場合にその
端数を上皿3の近傍に設けられる度数表示LEDに表示
させるための端数表示スイッチ47、カードユニット4
5がいずれの側の弾球遊技機1に対応しているのかを示
す連結台方向表示器48、カードユニット45内にカー
ドが投入されていることを示すカード投入表示ランプ4
9、記録媒体としてのカードが挿入されるカード挿入口
50、及びカード挿入口50の裏面に設けられているカ
ードリーダライタの機構を点検する場合にカードユニッ
ト45を解放するためのカードユニット錠51が設けら
れている。
【0021】図4に示すように、弾球遊技機1の裏面で
は、外枠2内の機構板100の上部に貯留タンク102
が設けられ、弾球遊技機1が遊技機設置島に設置された
状態で遊技球が遊技機設置島側から貯留タンク102に
供給される。貯留タンク102内の遊技球は、球整列レ
ール部材103を通って払出装置120に至る。
【0022】遊技機裏面側では、特別図柄表示装置9を
制御する可変表示制御ユニット(表示制御基板)56、
遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制
御基板(主基板)57が設置されている。また、球払出
制御を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載さ
れた払出制御基板58、及びモータの回転力を利用して
打球を遊技領域8に発射する打球発射装置67が設置さ
れている。さらに、各種ランプ・LEDに信号を送るた
めのランプ制御基板59、スピーカ41からの音声発生
を制御するための音声制御基板60、打球発射装置67
を制御するための発射制御基板61、遊技領域8の左端
部分に配置される可動部材35のソレノイド35aを電
気的に接続するための可動部材用コネクタ66も設けら
れている。
【0023】さらに、DC30V、DC21V、DC1
2V及びDC5Vを作成する電源回路が搭載された電源
基板62が設けられ、上方には、各種情報を遊技機外部
に出力するための各端子を備えたターミナル基板63が
設置されている。ターミナル基板63には、少なくと
も、球切れ検出スイッチの出力を導入して外部出力する
ための球切れ用端子、賞球個数信号を外部出力するため
の賞球用端子及び球貸し個数信号を外部出力するための
球貸し用端子が設けられている。また、中央付近には、
主基板57からの各種情報を遊技機外部に出力するため
の各端子を備えた情報端子盤64が設置されている。な
お、図4には、ランプ制御基板59及び音声制御基板6
0からの信号を、枠側に設けられている各種ランプ・L
EDに供給するための電飾中継基板65が示されている
が、信号中継の必要に応じて他の中継基板も設けられ
る。
【0024】図5は、弾球遊技機1の機構板100を背
面からみた背面図である。貯留タンク102に貯留され
た球は球整列レール部材103を通り、図5に示される
ように、球切れスイッチ108を通過して払出装置12
0に至る。球切れスイッチ108は、遊技球通路内の遊
技球の有無を検出するスイッチであるが、貯留タンク1
02内の補給球の不足を検出する球切れ検出スイッチ6
9(図3参照)も設けられている。払出装置120から
払い出された遊技球は、上皿連通口133を通って弾球
遊技機1の前面に設けられている上皿3に供給される。
上皿連通口133の側方には、弾球遊技機1の前面に設
けられている下皿4に連通する余剰球通路135が形成
されている。また、払出装置120には、払い出した遊
技球(賞球)の個数をカウントする賞球カウントスイッ
チ68b(図3参照)が設けられている。入賞に基づく
賞球が多数払い出されて上皿3が満杯になり、ついには
遊技球が上皿連通口133に到達した後さらに遊技球が
払い出されると遊技球は、余剰球通路135を経て下皿
4に導かれる。さらに遊技球が払い出されると、感知レ
バー72が満タンスイッチ73を押圧して満タンスイッ
チ73がオンする。その状態では、払出装置120内の
払出モータ124の回転が停止して払出装置120の動
作が停止する。このとき、打球発射装置67の駆動も停
止させるようにしてもよい。なお、機構板100におけ
る遊技球の通路構成については、後で詳述する。
【0025】図3は、主基板57における回路構成の一
例を示すブロック図である。なお、図3には、払出制御
基板58、ランプ制御基板59、音制御基板(音声制御
基板)60、及び表示制御基板56も示されている。主
基板57には、プログラムに従って弾球遊技機1を制御
する基本回路74と、ゲートスイッチ(通過球検出器)
13a,13b、始動口スイッチ(始動球検出器)1
7、カウントスイッチ(入賞個数検出器)27、Vカウ
ントスイッチ(特定球検出器)28、入賞口スイッチ
(入賞球検出器)31,32、満タンスイッチ73、球
切れスイッチ108、球切れ検出スイッチ69、及び賞
球カウントスイッチ68bからの信号を基本回路74に
与えるスイッチ回路75と、特別可変入賞球装置10
(開閉板25)を開閉するソレノイド26、普通可変入
賞球装置11を開閉するソレノイド16、Vシャッター
を開閉するソレノイド30を基本回路74からの指令に
従って駆動するソレノイド回路76とが搭載されてい
る。
【0026】また、基本回路74から与えられるデータ
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、特別図柄表
示装置9の可変表示開始に利用された始動入賞球の個数
を示す始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情
報、払い出された賞球の個数を示す賞球情報等の情報出
力信号をホールコンピュータ等の外部機器に対して出力
する情報出力回路77が搭載されている。
【0027】基本回路74は、ゲーム制御用のプログラ
ム等を記憶するROM74a、ワークメモリとして使用
される記憶手段の一例であるRAM74b、プログラム
に従って制御動作を行うCPU74c、及びI/Oポー
ト部74dを含む。この実施形態では、ROM74a、
RAM74bはCPU74cに内蔵されている。即ち、
CPU74cは、1チップマイクロコンピュータであ
る。なお、1チップマイクロコンピュータは、少なくと
もRAM74bが内蔵されていればよく、ROM74a
及びI/Oポート部74dは外付けであっても内蔵され
ていてもよい。また、主基板57には、基本回路74か
らのアドレスデータをデコードし、基本回路74内のR
AM74b、I/Oポート部74d、あるいはROM7
4aにそれぞれチップセレクト信号を与えるアドレスデ
コード回路78が設けられている。
【0028】なお、この実施形態では、ランプ制御基板
59が、遊技盤6に設けられた始動記憶表示器20、ゲ
ート通過記憶表示器15、装飾ランプ24、及び役物飾
りランプ37と、枠側に設けられた遊技効果LED4
2、賞球ランプ43、及び球切れランプ44の表示制御
を行うと共に、表示部装飾部材18に設けられた可動部
材33,34を駆動する各ソレノイド33a,34a
と、サイド飾り36に設けられた可動部材35を駆動す
るソレノイド35aの駆動制御を行うようになってい
る。こうすることで、各可動部材33〜35の動作制御
を各種ランプ・LEDの点灯点滅制御とより一層綿密に
行わせることができる(ランプ・LEDの制御に対して
のズレを極力少なくできる)。また、特別図柄を可変表
示する可変表示部(特別図柄表示装置)9及び普通図柄
を可変表示する可変表示器(普通図柄表示器)14の表
示制御は、表示制御基板(可変表示制御ユニット)56
によって行われる。
【0029】また、各可動部材33〜35の動作を制御
するランプ制御基板59の内部には、試験信号出力部位
59aが設けられている。この試験信号出力部位59a
は、各可動部材33〜35の動作を試験する場合、基本
回路74からランプ制御基板59に送信される制御信号
を分岐して外部の試験装置(図示しない)に出力するよ
うになっている。但し、ランプ制御基板59におけるプ
リント基板上の試験信号出力部位59aには、配線パタ
ーンはあるものの、コネクタ等の外部接続手段は搭載さ
れていない。このため、試験をする場合、試験信号出力
部位59aは、コネクタを搭載すると共に該コネクタを
介して試験装置と接続される。
【0030】次に、本実施形態の要部を構成する機構板
100について図5乃至図13を参照して説明する。機
構板100は、図6に示すように、遊技機設置島からの
遊技球を貯留する貯留タンク102と、該貯留タンク1
02に貯留された遊技球を下流側に整列しながら誘導す
る球整列レール部材103及びカーブレール部材104
と、カーブレール部材104からの遊技球を誘導する球
通路部材110と、入賞に基づく賞球を払い出す払出装
置120(本実施形態では、貸球も払い出すが、賞球の
み払い出すものでもよい)と、が設けられる上部構成部
材100aと、主として遊技盤6に打ち込まれた入賞球
を含む打球を処理するための構成及び賞球を上皿3及び
下皿4に導くための通路が設けられる下部構成部材10
0bと、各構成部材100a,100bの左端部分を連
結する連結部材100cとが図5に示すように開口窓1
01を形成するように一体的に組み付けらて構成されて
いる。
【0031】なお、上部構成部材100aには、各連結
フランジ部150〜152が形成され、下部構成部材1
00bには、各連結フランジ部153〜155が形成さ
れ、連結部材100cには、各連結フランジ部156,
157が形成されている。そして、上部構成部材100
aの連結フランジ部150と連結部材100cの連結フ
ランジ部156、上部構成部材100aの連結フランジ
部151,152と下部構成部材100bの連結フラン
ジ部153,154、下部構成部材100bの連結フラ
ンジ部155と連結部材100cの連結フランジ部15
7、を個々にビスで共締めすることで開口窓101を形
成した機構板100が一体的に組み付けられるようにな
っている。
【0032】そこで、以下、機構板100の構成につい
て、各構成部毎に説明する。まず、上部構成部材100
aは、逆L字状をなし、その上辺部分には、多量の遊技
球を貯留する貯留タンク102と、該貯留タンク102
から供給される球を仕切壁103aによって複数列(本
実施形態の場合、2列)に整列して流下させる球整列レ
ール部材103と、該球整列レール部材103によって
誘導された球を後述する払出装置120に向けて方向転
換するカーブレール部材104とがそれぞれ所定の位置
に設けられている。
【0033】貯留タンク102は、上面が開放したボッ
クス状に形成されると共に、その底面の下流側に球整列
レール部材103と連通する落下口102aが開設され
ている。貯留タンク102の下流側に配置される球整列
レール部材103は、上部構成部材100aの左側端か
ら右側端に向けて下り傾斜状に取り付けられ、その内部
中央に仕切壁103aが立設されている。この仕切壁1
03aは、貯留タンク102の落下口102aから流出
した球を下流に向かうにしたがって確実に2列に整列さ
せるために徐々に高く形成されている。また、球整列レ
ール部材103の下流側上部には、球ならし部材103
bが揺動自在に垂下され、球整列レール部材103上を
上下2段となって流下する球を球ならし部材103bに
埋設される重錘(符号なし)の作用によって1段とする
ようになっている。
【0034】また、逆L字状をなす上部構成部材100
aの右下側辺部分(壁面部105c)は、両端に沿って
垂直状に突設される補強リブ105a,105bに囲ま
れており、外側の補強リブ105bの内側には、該補強
リブ105bに沿って球抜通路106が形成されてい
る。球抜通路106は、カーブレール部材104の屈曲
部に設けられる球抜弁114を作動する球抜レバー10
7(図8参照)を弾球遊技機1の前面側から操作するこ
とにより、その屈曲部より上流側の球整列レール部材1
03及び貯留タンク102に待機する球を誘導して弾球
遊技機1の外側(弾球遊技機1を設置する島の回収樋)
に導くものである。
【0035】球抜弁114は、その上端部分が軸支部1
14aとして上部構成部材100aに回動自在に取り付
けられている。一方、球抜レバー107は、その下端部
分が軸支部107aとして上部構成部材100aに回動
自在に取り付けられている。そして、球抜レバー107
を操作しない通常時(球抜レバー107が横方向に倒れ
た状態)においては、球抜レバー107の先端部が球抜
弁114の側壁部分を押圧して球抜弁114がロック状
態となる。即ち、球抜弁114の先端部分が通路部10
4a,104bと球抜通路106の境界部分115と当
接した状態を保持することで、球整列レール部材103
からの遊技球は、通路部104a,104b側、言い換
えれば払出装置120側に誘導されるようになってい
る。一方、球抜レバー107を操作したとき(球抜レバ
ー107が起立した状態)には、球抜レバー107によ
る球抜弁114の押圧状態を解除することで、球抜弁1
14のロック状態が解除される。即ち、球抜弁114の
先端部分と境界部分115との当接保持を解除すること
で、球整列レール部材103からの遊技球は、自重で球
抜弁114を押しやり、球抜弁114の先端部分は、補
強リブ105b(球抜通路106)の内壁と当接する。
これにより、流路は、通路部104a,104bから球
抜通路106に切り換えられ、遊技球は球抜通路106
側に流れるようになっている。また、球抜レバー107
の機構部分は、被覆部材109によって被覆され、該被
覆部材109は、開口部106bが形成された球抜通路
106の上流部分も一体的に被覆するようになっている
(図9(A)参照)。
【0036】しかして、各補強リブ105a,105b
によって囲まれる上部構成部材100aの右下側辺部分
には、上記した球整列レール部材103の下流側に接続
される逆くの字状の変換通路部104cを備えたカーブ
レール部材104が取り付けられている。カーブレール
部材104の変換通路部104cは、球整列レール部材
103によって左から右に導かれる前後2列(機構板1
00の背面から見て)の遊技球をそのまま前後2列で弾
球遊技機1の左右方向から下方(鉛直方向)に誘導する
ように方向転換するものである。変換通路部104cの
下流側には、図7に示すように、遊技球を前後2列で下
方に誘導する各通路部104a,104bが形成されて
おり、その途中経路には、各通路部104a,104b
を通過する前後2列の遊技球を個々に検出する球切れス
イッチ108が取り付けられている。即ち、球切れスイ
ッチ108は、通路部104a,104bと個々に連通
する遊技球の検出口(図示しない)が前後2列に並列し
て設けられている。球切れスイッチ108の検出信号
は、主基板57に入力され、遊技球を検出しなくなった
ときには、後述する払出装置120の払出モータ124
の作動を停止して遊技球の払出を不能動化させるように
なっている(主基板57からの払出停止コマンドを払出
制御基板58が受信することで、払出制御基板58が払
出停止制御を行う)。
【0037】また、カーブレール部材104(球切れス
イッチ108)の下流側であって前記補強リブ105
a,105b間の空間には、球通路部材110と払出装
置120とが配置されている。球通路部材110は、図
8(機構板100に設けられるカーブレール部材104
の付近を裏から表方向へ斜めに見た部分拡大図)に示す
ように、複数の部品の組付体からなり、球切れスイッチ
108(各通路部104a,104b)を通過した前後
2列の遊技球を個々に受け入れて払出装置120に誘導
する各通路部111,112が形成されている。各通路
部111,112は、カーブレール部材104に形成さ
れた前後2列の通路部104a,104bと個々に連通
すると共に、前後2列の遊技球を左右2列の並列方向に
変換する通路形状をなし、各通路部111,112の下
流端部となる球排出口111a,112aは、左右2列
に並列して形成されている。また、球通路部材110の
下部には、払出装置120を機構板100から取り外し
た状態で各通路部111,112の球排出口111a,
112aから遊技球が零れ出ることを防止するための球
ストッパー部材113が取り付けられている。なお、図
8に示すの方向は弾球遊技機1の上方向を示し、の
方向は弾球遊技機1を裏面側から見た右方向を示し、
の方向は弾球遊技機1の表方向を示している。
【0038】ここで、上部構成部材100aの右下側辺
部分に設けられる各通路部104a,104b、各通路
部111,112、及び球抜通路106の通路形状につ
いて図9及び図10を参照して説明する。先ず、カーブ
レール部材104の変換通路部104cと球通路部材1
10との間では、前記図5のA−A線断面図となる図9
(A)に示すように、カーブレール部材104に形成さ
れた通路部104aと通路部104bが前後2列(図9
(A)中では、上下2列)に重なった状態で鉛直方向に
延びる通路形状となり、その右側方には、被覆部材10
9によって開口部106bが被覆された状態で球抜通路
106が鉛直方向に延びて配置される。
【0039】また、球通路部材110の内部では、前記
図5のB−B線断面図となる図9(B)に示すように、
通路部104bと連通する通路部112が右側に湾曲
し、通路部104aと連通する通路部111が徐々に後
方(図9(B)中では、上方)にせり上がることで、通
路部111と通路部112とが若干段差を持って左右方
向で並列する通路形状となる。なお、この下流部分で
は、通路部111が通路部112と同じ高さ位置までせ
り上がることで、各通路部111,112が横並びで左
右2列に並列する通路形状となる。一方、球抜通路10
6は、前記図9(A)の状態から引き続き鉛直方向に延
びて配置される。但し、このとき、球抜通路106は、
開口部106bがなくなり、壁面部105cが球抜通路
106の後面壁(図9(B)では、上面壁となる)とな
る。このため、各通路部111,112と球抜通路10
6とは、前後方向(図9(B)では、上下方向)で並列
するように配置されることになる。
【0040】また、球通路部材110の下端部分では、
前記図5のC−C線断面図となる図10に示すように、
横並びで左右2列となった各通路部111,112が徐
々に前方(図10中では、下方)に下ることで、球排出
口111a,112aが横並びで壁面部105cと当接
した状態に配置される。なお、各通路部111,112
が徐々に前方に下っていく途中には、壁面部105cが
前方に折れ曲がってなる段差部105dが形成されてお
り、各通路部111,112は、その段差部105dに
沿って前方に下った形状となっている。一方、球抜通路
106は、前記図9(B)の状態から引き続き鉛直方向
に延びて配置される。但し、球抜通路106は、段差部
105dの部分ではこれに沿って折曲形成されており、
球排出口111a,112aと球抜通路106とは、前
記図9(B)の状態と同様に、前後方向で並列するよう
に配置されることになる。
【0041】以上のように、機構板100の上部構成部
材100aには、弾球遊技機1に供給される遊技球を貯
留する貯留部としての貯留タンク102と、該貯留タン
ク102からの遊技球を誘導する貯留誘導通路部として
の球整列レール部材103と、 該球整列レール部材1
03から遊技球を受け該遊技球の誘導方向をほぼ鉛直方
向に変換する変換通路部104cと、該変換通路部10
4cからの遊技球を払出装置120に誘導する払出誘導
通路部としての各通路部104a,104b,111,
112と、払出装置120よりも上流側で遊技球を受け
該遊技球を弾球遊技機1の外部に排出するように誘導す
る球抜通路部としての球抜通路106と、が設けられた
構成となる。また、前記払出誘導通路部104a,10
4b,111,112は、弾球遊技機1の前後方向に並
列され変換通路部104cの複数条の球通路と個々に連
通する通路部となる複数条の第1通路部104a,10
4bと、該第1通路部104a,104bから遊技球を
受け該遊技球の誘導方向を弾球遊技機1の左右方向で並
列するように変換し払出装置120に遊技球を誘導する
通路部となる複数条の第2通路部111,112と、に
大別することができる。なお、実施形態中では、払出誘
導通路部を構成する第1通路部と第2通路部とを個々に
別部材で形成しているが、これに限らず、1つの部材で
第1通路部と第2通路部とを構成するようにしてもよ
い。
【0042】上記した球通路部材110の下方に取着さ
れる払出装置120は、図11(機構板100と払出装
置120を表から裏方向へ斜めに見た図)に示すよう
に、ほぼ直方体形状をなすケース121の内部に収容さ
れて機構板100(上部構成部材100a)に着脱自在
に取り付けられるようになっている。ケース121内に
は、前記球通路部材110の左右2列の球排出口111
a,112aと個々に連通する2条の払出通路部122
a,122bが形成され、その払出通路部122a,1
22bの経路途中には、払出装置120内(払出通路部
122a,122b)の球を1個づつ区切って球排出口
から排出するスプロケット123が設けられている。な
お、払出機構部であるスプロケット123は、払出モー
タ124の回転駆動がギヤ125を介して伝達されるこ
で回転する。また、払出装置120を機構板100(上
部構成部材100a)に取り付けた状態において、払出
通路部と払出機構部の位置関係は、払出通路部が前側に
位置し、払出機構部が後側に位置するようになってい
る。但し、これとは逆に、払出通路部が後側に位置し、
払出機構部が前側に位置するように払出装置を機構板に
取り付けてもよい。球排出口は、前後方向に並列する2
つの排出口からなり、前側(上部構成部材100a側)
の排出口は、払出装置120から排出する球を賞球とし
て払い出す賞球排出口として構成され、後側の排出口
は、払出装置120から排出する球を貸球として払い出
す貸球排出口として構成されている。また、前後の排出
口には、それぞれの排出口から排出される球数(貸球数
及び賞球数)を検出するための球貸しカウントスイッチ
68a及び賞球カウントスイッチ68bが設けられてい
る。また、スプロケット123の下流側には、球を貸球
排出口に送る球通路と賞球排出口に送る球通路との間で
切り換える切換弁126が設けられており、該切換弁1
26は、通路切換ソレノイド127の駆動によって球通
路を切り換えるようになっている。また、上記した球切
れスイッチ108、球通路部材110、及び払出装置1
20は、上部構成部材100aに回動自在に軸支して取
り付けられるカバー部材128(図4参照)によって被
覆されるようになっている。
【0043】なお、本実施形態における払出装置120
は、2条を1条に変換するようにしているが、2条(複
数条)を2条(複数条)のまま払い出すようにしてもよ
いし、1条のものでもよい。但し、本実施形態では、2
条で受けるのは、払出スピードを向上するのが目的で、
それを1条にするのは、カウントスイッチの数を少なく
してコストダウンを図りたいからである。また、このよ
うに払出誘導通路部で遊技球の通路を2条とした後に、
払出装置120によって1条で遊技球を払い出す構成と
することで、払出誘導通路部内の遊技球が片すべりする
のを防止することができる。
【0044】次に、機構板100の下部構成部材100
bについて説明すると、下部構成部材100bは、図1
2に示すように、背面から見てその右側部分が払出制御
基板58を収容する払出制御基板ボックスを取り付ける
ためのスペース160となり、背面から見てその左側部
分が電源基板62を収容する電源ユニットボックスを取
り付けるためのスペース161となる。下部構成部材1
00bの前面(遊技盤6と対面する側)には、入賞球を
誘導するセーフ球通路129と、打球発射装置67によ
って発射された遊技球が遊技領域8に到達せずに打球発
射装置67側に戻ってくるバック球を誘導するバック球
通路130と、アウト球を誘導するアウト球通路131
とが形成されている。一方、払出制御基板ボックスが取
り付けられる下部構成部材100b右側の後面には、上
側部分に賞球通路132が形成され、該賞球通路132
の下端に上皿連通口133が形成されている。この上皿
連通口133は、弾球遊技機1の前面に設けられる上皿
3に賞球を導くものである。上皿連通口133の右側方
には、連絡通路134が形成され、該連絡通路134の
下流に余剰球通路135が接続されている。また、連絡
通路134の右側方には、前記上部構成部材100aに
形成された玉抜通路106の下端口と接続されて一連の
玉抜通路106を構成する玉抜通路部106aが形成さ
れている。
【0045】しかして、入賞に基づく賞球が多数払い出
されて上皿3が賞球で満杯となり、遂には上皿連通口1
33に到達してさらに賞球が払出続けられたときには、
賞球は、連絡通路134を介して余剰球通路135に導
かれ、その後、余剰球通路135の下流端に接続される
接続樋136(図4参照)を介して下皿4に排出され
る。そして、さらに賞球が払い出し続けられたときに
は、下皿4も満杯になるが、余剰球通路135の一側側
壁に設けられた感知レバー72部分にまで到達すると、
感知レバー72が押圧されて満タンスイッチ73がON
され、払出装置120の払出モータ124の駆動を停止
して賞球及び貸球の払出動作を不能動化する(主基板5
7からの払出停止コマンドを払出制御基板58が受信す
ることで、払出制御基板58が払出停止制御を行う)。
なお、必要に応じて打球発射装置67の発射装置電動機
(ステッピングモータ)の駆動も停止するようにしても
よい。また、賞球通路132、球抜通路部106a、及
び余剰球通路135の後面は、払出制御基板ボックスを
下部構成部材100bの後面側に取り付けるための下部
通路カバー体(図示しない)によって覆われるようにな
っている。
【0046】一方、下部構成部材100bの前面に形成
されるセーフ球通路129の上方は、入賞球落下入口1
37となっており、遊技盤6の裏面に取り付けられる入
賞球誘導カバー体(図示しない)の下端排出口から放出
される入賞球を受け入れるようになっており、その受け
入れた入賞球をセーフ球通路129が一側側方に向かっ
て誘導し、下部構成部材100bに形成された連通口1
38から下部構成部材100bの背面側に導き、さらに
その連通口138と球抜通路106とを連通する合流通
路139に導くようになっている。なお、球抜通路10
6、より具体的には下部構成部材100bに形成された
球抜通路部106aは、機構板100を前面枠2Aの裏
面側に取り付けた状態で、図13に示すように、前面枠
2A裏面に形成された球抜通路200の上端口200a
と連通し、該球抜通路200の下端口200bは、下部
構成部材100bに形成された連通口140を介して合
流通路139と連通するようになっている。これによ
り、入賞球落下入口137から受け入れられてセーフ球
通路129を通過した入賞球、及び各球抜通路106,
201を通過した遊技球は、合流通路139で合流さ
れ、その後、合流通路139の下流通路となる合流排出
通路141を通って弾球遊技機1の外部に誘導されるよ
うになっている。
【0047】また、バック球通路130は、機構板10
0を前面枠2Aの裏面側に取り付けた状態で、前面枠2
Aに形成されたバック球受口201(図13参照)と連
通する。これにより、遊技盤6面から送り返されるバッ
ク球は、バック球受口201を介してバック球通路13
0に送り込まれ、下部構成部材100bに形成された連
通口142から下部構成部材100b背面側の余剰球通
路135に導かれることで下皿4に排出されるようにな
っている。
【0048】また、アウト球通路131は、機構板10
0を前面枠2Aの裏面側に取り付けた状態で、前面枠2
A裏面に形成されたアウト球通路202(図13参照)
の下端口202aと連通する。これにより、遊技盤6の
アウト口12から取り込まれたアウト球は、遊技盤6の
裏面に刻設されるアウト球排出通路(図示しない)に導
かれた後、前面枠2Aのアウト球通路202を経由して
アウト球通路131に導かれ、下部構成部材100bに
形成された連通口143から下部構成部材100b背面
側の合流排出通路141に導かれることで弾球遊技機1
の外部に導かれるようになっている。
【0049】なお、上記した下部構成部材100bの構
成によれば、球抜通路を前面枠2A側に分けて構成した
り、あるいは下部構成部材100bに設けられる各通路
129〜131を合流通路139で合流させる構成とす
ることで、払出制御基板58を取り付けるためのスペー
ス160を狭めることができる。このため、電源基板6
2を取り付けるためのスペース161を逆に広くとるこ
とができ、電源基板62の取付スペースが確保できる。
【0050】ところで、上記した球抜通路200、バッ
ク球受口201、及びアウト球通路202が形成された
前面枠2Aは、その上部が前面開閉枠2Bに対応する前
面開閉枠対応板部300として構成され、前面枠2Aの
下部は、下皿4及び打球操作ハンドル5に対応する下皿
対応板部301として構成されている。前面開閉枠対応
板部300と下皿対応板部301とは、僅かな段差をも
って形成されており、前面開閉枠対応板部300のほぼ
中央には、遊技盤6の遊技領域8が臨む開口302が開
設されている。そして、前面開閉枠対応板部300の下
方部分は、凹んだ板状の支持板部303として形成され
ており、該支持板部303を貫通するようにしてバック
球受口201が形成されると共に、支持板部303の裏
面側に球抜通路200及びアウト球通路202が形成さ
れている。また、支持板部303の一側上部には、機構
板100の上皿連通口133と連通して払出装置120
から払い出される遊技球を弾球遊技機1前面の上皿3に
流出する上皿流出用開口304が形成されている。
【0051】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、遊技領域8が形成された遊技盤6と、該遊技盤6を
収容する前面枠2Aと、該前面枠2Aの裏面側に設けら
れ遊技球を払い出す払出装置120が設けられる機構部
としての機構板100と、を備えた遊技機としての弾球
遊技機1において、前記機構板100は、弾球遊技機1
に供給される遊技球を貯留する貯留部としての貯留タン
ク102と、該貯留タンク102からの遊技球を誘導す
る貯留誘導通路部としての球整列レール部材103と、
該球整列レール部材103から遊技球を受け該遊技球の
誘導方向をほぼ垂直方向に変換する変換通路部104c
と、該変換通路部104cからの遊技球を払出装置12
0に誘導する払出誘導通路部としての通路部104a,
104b,111,112と、払出装置120よりも上
流側で流路の切り換えによって遊技球を受け該遊技球を
弾球遊技機1の外部に排出するように誘導する球抜通路
部としての球抜通路106と、を備え、前記払出誘導通
路部104a,104b,111,112と前記球抜通
路106とを弾球遊技機1の前後方向で少なくとも一部
が重なるように配置したことを特徴とする。このように
構成することにより、払出誘導通路部104a,104
b,111,112と球抜通路106とを弾球遊技機1
の左右方向で並べる構成に比べて、機構板100の占有
スペースを縮小することができる。
【0052】なお、実施形態中では、遊技盤を直接的に
前面枠に取り付けた構成としているが、これに限らず、
遊技盤を機構板に取り付け、その機構板を前面枠に取り
付けることで遊技盤を前面枠に収容させるようにしても
よい。ここでいう遊技盤の収容とは、取り付け固定する
概念は含まず、遊技盤を嵌め込む等して所定の部位に収
めることをいう。
【0053】また、前記球整列レール部材103と前記
変換通路部104cとは、弾球遊技機1の前後方向に並
列された複数条の球通路からなり、前記払出誘導通路1
04a,104b,111,112は、弾球遊技機1の
前後方向に並列に配置され前記変換通路部104cの複
数条の球通路と個々に連通する複数条の第1通路部10
4a,104bと、該第1通路部104a,104bか
ら遊技球を受け該遊技球の誘導方向を弾球遊技機1の左
右方向で並列となるように変換し前記払出装置120に
遊技球を誘導する複数条の第2通路部111,112
と、からなり、前記払出装置120は、遊技球を払い出
すための払出機構部としてのスプロケット123、払出
モータ124、ギヤ125、切換弁126、及び通路切
換ソレノイド127と、前記第2通路部111,112
から遊技球を受け該遊技球を前記払出機構部に誘導する
払出通路部122a,122bと、を備え、前記払出機
構部123〜127と前記払出通路部122a,122
bとを弾球遊技機1の前後方向で並べて配置したことを
特徴とする。このように構成することにより、払出機構
部123〜127と払出通路部122a,122bの並
ぶ方向を弾球遊技機1の前後方向に配置することで、払
出機構部123〜127と払出通路部122a,122
bの並ぶ方向を弾球遊技機1の左右方向に配置するより
も、機構板100の占有スペースを縮小することができ
る。
【0054】なお、実施形態中では、払出通路部を前側
に配置し、払出機構部を後側に配置する構成としている
が、これとは逆に、払出機構部を前側に配置し、払出通
路部を後側に配置する構成としてもよい。
【0055】また、前記第1通路部104a,104b
は、遊技球の誘導方向がほぼ垂直方向となるように構成
され、該第1通路部104a,104bに、遊技球の有
無を検出するための検出部としての球切れスイッチ10
8を設けたことを特徴とする。このように構成すること
により、遊技球の誘導方向がほぼ垂直方向となる部位に
て遊技球の検出を行うことができるので、より確実に払
出装置120に送り込まれる遊技球の検出を行うことが
できる。なお、球切れスイッチ108は、遊技球の検出
口が第1通路部104a,104bと個々に連通するよ
うに弾球遊技機1の前後方向に並列して設けられてい
る。このため、球切れスイッチ108全体として最も幅
寸法が広くなる部分も弾球遊技機1の前後方向と平行に
なるように配置することになるので、これによっても機
構板100の占有スペースを縮小することができる。
【0056】また、前記機構板100は、前記遊技盤6
の裏面に取り付けられる構成部品との干渉を避けるため
の開口部としての開口窓101を備え、該開口窓101
の側方に前記払出誘導通路部104a,104b,11
1,112と前記球抜通路106とを配置したことを特
徴とする。このように構成することにより、開口窓10
1の側方と対応する遊技盤6裏面に配置される構成部品
の配置スペースを広くとることができ、該構成部品が大
型のものであってもこれを遊技盤6裏面に配置すること
ができる。
【0057】また、前記球抜通路106は、前記前面枠
2Aに設けられる球抜通路200と連通することを特徴
とする。このように構成することにより、機構板100
側に設けられる球抜通路106のスペースを少なくする
ことができる。
【0058】また、前記弾球遊技機1は、前記遊技領域
8を流下する遊技球を受け入れ可能な入賞口(特別可変
入賞装置10、普通可変入賞装置11、入賞球検出器3
1,32)に流入した遊技球を誘導するセーフ球通路1
29と、前記遊技領域8に設けられ前記入賞口に受け入
れられなかった遊技球を受け入れるアウト口12に流入
した遊技球を誘導するアウト球通路131と、を備え、
前記球抜通路106と前記セーフ球通路129と前記ア
ウト球通路131とを合流させる合流通路139と、該
合流通路139で合流した遊技球を弾球遊技機1の外部
に排出する排出部としての合流排出通路141と、を前
記機構板100に設けたことを特徴とする。このように
構成することにより、弾球遊技機1に設けられる各通路
を機構板100の合流通路139で合流することで、各
通路を個別の部品で構成するよりも部品点数を削減する
ことができる。
【0059】また、前記機構板100は、複数の部品
(上部構成部材100a、下部構成部材100b、連結
部材100c)を連結して構成されることを特徴とす
る。このように構成することにより、機構板100を持
ち運ぶような場合には、機構板100を分解してコンパ
クトに持ち運ぶことができる。また、部品を付け替える
等することで、様々な機種に対応する機構部を構成する
ことができる。
【0060】なお、実施形態中の弾球遊技機1は、始動
入賞に基づいて特別図柄表示装置9に可変表示される特
別図柄の停止図柄が所定の図柄の組合せになると所定の
遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種弾球遊技機で
あったが、始動入賞に基づいて開放する電動役物の所定
領域への入賞があると所定の遊技価値が遊技者に付与可
能になる第2種弾球遊技機や、始動入賞に基づいて可変
表示される図柄の停止図柄が所定の図柄の組合せになる
と開放する所定の電動役物への入賞があると所定の権利
が発生または継続する第3種弾球遊技機であっても、本
発明を適用できる。また、本発明の構成は、弾球遊技機
に限定するものではない。具体的には、機構板100を
構成する上部構成部材100aは、遊技機を用いたスロ
ットマシン(俗に、パチロットという)にそのまま用い
ることができる。即ち、本発明は弾球遊技機に限られ
ず、例えばコイン遊技機や遊技球を用いたスロット機等
であってもよい。
【0061】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、遊技領域が形成された
遊技盤と、該遊技盤を収容する前面枠と、該前面枠の裏
面側に設けられ遊技球を払い出す払出装置が設けられる
機構部と、を備えた遊技機において、前記機構部は、前
記遊技機に供給される遊技球を貯留する貯留部と、該貯
留部からの遊技球を誘導する貯留誘導通路部と、該貯留
誘導通路部から遊技球を受け該遊技球の誘導方向をほぼ
垂直方向に変換する変換通路部と、該変換通路部からの
遊技球を前記払出装置に誘導する払出誘導通路部と、前
記払出装置よりも上流側で流路の切り換えによって遊技
球を受け該遊技球を前記遊技機の外部に排出するための
球抜通路部と、を備え、前記払出誘導通路部と前記球抜
通路部とを前記遊技機の前後方向で少なくとも一部が重
なるように配置したことを特徴とする。このように構成
することにより、払出誘導通路部と球抜通路部とを遊技
機の左右方向で並べる構成に比べて、機構部の占有スペ
ースを縮小することができる。
【0062】また、請求項2の発明においては、前記貯
留誘導通路部と前記変換通路部とは、前記遊技機の前後
方向に並列された複数条の球通路からなり、前記払出誘
導通路部は、前記遊技機の前後方向に並列に配置され前
記変換通路部の複数条の球通路と個々に連通する複数条
の第1通路部と、該第1通路部から遊技球を受け該遊技
球の誘導方向を前記遊技機の左右方向で並列となるよう
に変換し前記払出装置に遊技球を誘導する複数条の第2
通路部と、からなり、前記払出装置は、遊技球を払い出
すための払出機構部と、前記第2通路部から遊技球を受
け該遊技球を前記払出機構部に誘導する払出通路部と、
を備え、前記払出機構部と前記払出通路部とを前記遊技
機の前後方向で並べて配置したことを特徴とする。この
ように構成することにより、払出機構部と払出通路部の
並ぶ方向を遊技機の前後方向に配置することで、払出機
構部と払出通路部の並ぶ方向を遊技機の左右方向に配置
するよりも、機構部の左右方向での占有スペースを縮小
することができる。
【0063】また、請求項3の発明においては、前記第
1通路部は、遊技球の誘導方向がほぼ垂直方向となるよ
うに構成され、該第1通路部に、遊技球の有無を検出す
るための検出部を設けたことを特徴とする。このように
構成することにより、遊技球の誘導方向がほぼ垂直方向
となる部位にて遊技球の検出を行うことができるので、
より確実に払出装置に送り込まれる遊技球の検出を行う
ことができる。
【0064】また、請求項4の発明においては、前記機
構部は、前記遊技盤の裏面に取り付けられる構成部品と
の干渉を避けるための開口部を備え、該開口部の側方に
前記払出誘導通路と前記球抜通路部とを配置したことを
特徴とする。このように構成することにより、開口部の
内側に配置される構成部品の配置スペースを広くとるこ
とができる。
【0065】また、請求項5の発明においては、前記球
抜通路部は、前記前面枠に設けられる球抜通路と連通す
ることを特徴とする。このように構成することにより、
機構部側に設けられる球抜通路部のスペースを少なくす
ることができる。
【0066】また、請求項6の発明においては、前記遊
技機は、前記遊技領域を流下する遊技球を受け入れ可能
な入賞口に流入した遊技球を誘導するセーフ球通路と、
前記遊技領域に設けられ前記入賞口に受け入れられなか
った遊技球を受け入れるアウト口に流入した遊技球を誘
導するアウト球通路と、を備え、前記球抜通路と前記セ
ーフ球通路と前記アウト球通路とを合流させる合流通路
と、該合流通路で合流した遊技球を前記遊技機の外部に
排出する排出部と、を前記機構部に設けたことを特徴と
する。このように構成することにより、遊技機に設けら
れる各通路を機構部の合流通路で合流することで、各通
路を個別の部品で構成するよりも部品点数を削減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における弾球遊技機を示す
正面図である。
【図2】遊技盤の表面に設けられる各種構成部材を示す
正面図である。
【図3】遊技制御基板(主基板)の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図4】弾球遊技機を示す背面図である。
【図5】機構板を示す背面図である。
【図6】機構板を示す分解背面図である。
【図7】機構板を示す側面図である。
【図8】機構板に設けられる球通路部材を示す部分斜視
図である。
【図9】同図(A)は図5のA−A線断面図であり、同
図(B)は図5のB−B線断面図である。
【図10】図5のC−C線断面図である。
【図11】機構板に対する払出装置の取り付けを示す分
解斜視図である。
【図12】機構板を構成する下部構成部材を示す背面図
である。
【図13】前面枠を示す背面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機) 2A 前面枠 6 遊技盤 8 遊技領域 10 特別可変入賞球装置(入賞口) 11 普通可変入賞球装置(入賞口) 12 アウト口 31,32 入賞球検出器(入賞口) 100 機構板(機構部) 100a 上部構成部材 100b 下部構成部材 100c 連結部材 101 開口窓(開口部) 102 貯留タンク(貯留部) 103 球整列レール部材(貯留誘導通路部) 104 カーブレール部材 104a,104b 通路部(払出誘導通路部、第1通
路部) 104c 変換通路部 106 球抜通路(球抜通路部) 106a 球抜通路部 108 球切れスイッチ(検出部) 110 球通路部材 111,112 通路部(払出誘導通路部、第2通路
部) 120 払出装置 122a,122b 払出通路部 123 スプロケット(払出機構部) 124 払出モータ(払出機構部) 125 ギヤ(払出機構部) 126 切換弁(払出機構部) 127 通路切換ソレノイド(払出機構部) 129 セーフ球通路 131 アウト球通路 139 合流通路 141 合流排出通路(排出部) 200 球抜通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域が形成された遊技盤と、該遊技
    盤を収容する前面枠と、該前面枠の裏面側に設けられ遊
    技球を払い出す払出装置が設けられる機構部と、を備え
    た遊技機において、 前記機構部は、前記遊技機に供給される遊技球を貯留す
    る貯留部と、 該貯留部からの遊技球を誘導する貯留誘導通路部と、 該貯留誘導通路部から遊技球を受け該遊技球の誘導方向
    をほぼ垂直方向に変換する変換通路部と、 該変換通路部からの遊技球を前記払出装置に誘導する払
    出誘導通路部と、 前記払出装置よりも上流側で流路の切り換えによって遊
    技球を受け該遊技球を前記遊技機の外部に排出するため
    の球抜通路部と、を備え、 前記払出誘導通路部と前記球抜通路部とを前記遊技機の
    前後方向で少なくとも一部が重なるように配置したこと
    を特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記貯留誘導通路部と前記変換通路部と
    は、前記遊技機の前後方向に並列された複数条の球通路
    からなり、 前記払出誘導通路部は、前記遊技機の前後方向に並列に
    配置され前記変換通路部の複数条の球通路と個々に連通
    する複数条の第1通路部と、該第1通路部から遊技球を
    受け該遊技球の誘導方向を前記遊技機の左右方向で並列
    となるように変換し前記払出装置に遊技球を誘導する複
    数条の第2通路部と、からなり、 前記払出装置は、遊技球を払い出すための払出機構部
    と、前記第2通路部から遊技球を受け該遊技球を前記払
    出機構部に誘導する払出通路部と、を備え、 前記払出機構部と前記払出通路部とを前記遊技機の前後
    方向で並べて配置したことを特徴とする請求項1記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記第1通路部は、遊技球の誘導方向が
    ほぼ垂直方向となるように構成され、該第1通路部に、
    遊技球の有無を検出するための検出部を設けたことを特
    徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記機構部は、前記遊技盤の裏面に取り
    付けられる構成部品との干渉を避けるための開口部を備
    え、該開口部の側方に前記払出誘導通路と前記球抜通路
    部とを配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記球抜通路部は、前記前面枠に設けら
    れる球抜通路と連通することを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技機は、前記遊技領域を流下する
    遊技球を受け入れ可能な入賞口に流入した遊技球を誘導
    するセーフ球通路と、前記遊技領域に設けられ前記入賞
    口に受け入れられなかった遊技球を受け入れるアウト口
    に流入した遊技球を誘導するアウト球通路と、を備え、
    前記球抜通路と前記セーフ球通路と前記アウト球通路と
    を合流させる合流通路と、該合流通路で合流した遊技球
    を前記遊技機の外部に排出する排出部と、を前記機構部
    に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいず
    れかに記載の遊技機。
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