外枠1は、図1に示すように、複数の木材を前後面が開口する四角筒状に相互に接合することから構成されたものであり、外枠1の前方には中枠2が水平な上ヒンジ3および水平な下ヒンジ4のそれぞれを介して装着されている。この中枠2は、図2に示すように、上下方向へ指向する軸5を中心に外枠1に対して回動操作可能にされたものであり、中枠2の下端部には垂直な台板部6が形成されている。この中枠2は外枠1の前面を覆う閉鎖状態および外枠1の前面を開放する開放状態相互間で軸5を中心に回動操作されるものであり、中枠ロック機構を介して閉鎖状態にロックされている。この中枠ロック機構は中枠2の閉鎖状態で前方から操作可能な操作子を有するものであり、操作子が操作されることに基づいて中枠2をロック解除する。
中枠2には、図1に示すように、中枠2の前方に位置して前面扉7が装着されている。この前面扉7は中枠2の前面を閉鎖する閉鎖状態および中枠2の前面を開放する開放状態相互間で中枠2と共通の軸5を中心に回動操作可能にされたものであり、前面扉ロック機構を介して閉鎖状態にロックされている。この前面扉7は円形状の貫通孔8を有するものであり、貫通孔8の内周面には透明なガラス製の窓9が固定されている。中枠2には中枠2の前方に位置して垂直な上皿板10が装着されている。この上皿板10は中枠2の前面を閉鎖する閉鎖状態および中枠2の前面を開放する開放状態相互間で中枠2と共通の軸5を中心に回動操作可能にされたものであり、上皿ロック機構を介して閉鎖状態にロックされている。この上皿板10は前面扉7の下方に配置されたものであり、上皿板10には上皿11が固定されている。この上皿11は上面が開口する容器状をなすものであり、中枠2の台板部6には、図2に示すように、上皿11の後方に位置して払出口12が形成されている。この払出口12は遊技球を上皿11内に賞品として払出すものであり、払出口12から上皿11内に払出された遊技球は上皿11内に貯留される。
中枠2には、図1に示すように、上皿板10の下方に位置して垂直な下皿板13が固定されており、下皿板13には下皿14が固定されている。この下皿14は上皿11内から溢れた遊技球を貯留するものであり、上面が開口する容器状をなしている。この下皿板13には下皿14の右方に位置してハンドル台15が固定されており、ハンドル台15にはハンドル16が装着されている。このハンドル16は前後方向へ指向する軸を中心に回動操作可能にされたものであり、ハンドル16が予め決められた初期位置から図1の時計回り方向へ回動操作されたときには発射ソレノイドに駆動電源が与えられる。この発射ソレノイドの出力軸には打球槌が連結されている。これら発射ソレノイドおよび打球槌のそれぞれは中枠2の台板部6に装着されたものであり、発射ソレノイドは駆動電源が与えられることに基づいて打球槌を待機位置および打球位置相互間で往復的に移動操作する。この打球槌は上皿11内から遊技球が1個単位で移送されるものであり、上皿11内から打球槌に移送された遊技球は打球槌が待機位置から打球位置へ移動することに基づいて打球槌によって叩かれる。
中枠2には、図2に示すように、台板部6の上方に位置して遊技盤収納部17が形成されている。この遊技盤収納部17は前面および後面のそれぞれが開口する角筒状をなすものであり、前面扉7の後方に配置されている。この遊技盤収納部17の内周面には、図3に示すように、垂直な板状の遊技盤18が嵌合されている。この遊技盤18には外レール19と内レール20と球止めゴム21のそれぞれが固定されている。これら外レール19および内レール20のそれぞれは円弧状の金属板から構成されたものであり、球止めゴム21は外レール19および内レール20相互間の隙間を塞ぐゴムから構成されている。
遊技盤18には、図3に示すように、発射通路22および遊技領域23が形成されている。発射通路22は外レール19および内レール20相互間に位置する円弧状の隙間を称するものであり、遊技領域23は外レール19と内レール20と球止めゴム21で囲まれた領域のうち発射通路22を除く円形状の領域を称するものであり、打球槌が弾いた遊技球は発射通路22を通して遊技領域23内に放出される。この遊技領域23内には複数の障害釘24が固定されており、発射通路22から遊技領域23内に放出された遊技球は障害釘24に当りながら遊技領域23内を落下する。これら発射通路22および遊技領域23のそれぞれは前面扉7の閉鎖状態で前方から窓9を通して視覚的に認識可能にされたものであり、遊技領域23は遊技球が転動することが可能な転動領域に相当する。
遊技盤18には、図3に示すように、遊技領域23内に位置して複数の普通入賞口25が固定されている。これら複数の普通入賞口25のそれぞれは上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技領域23内を転動する遊技球は複数の普通入賞口25内のそれぞれに上面から入賞可能にされている。これら複数の普通入賞口25のそれぞれには入賞口樋が接続されている。これら複数の入賞口樋のそれぞれは遊技盤18を前後方向に貫通するものであり、複数の普通入賞口25内のそれぞれに入賞した遊技球は入賞口樋を通して遊技盤18の後方に排出される。これら複数の普通入賞口25内のそれぞれには近接スイッチからなる入賞口センサが固定されており、複数の入賞口センサのそれぞれは遊技球が普通入賞口25内に入賞したことを検出して入賞信号を出力する。
遊技盤18には、図3に示すように、遊技領域23内に位置して始動口26が固定されている。この始動口26は上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技領域23内を転動する遊技球は始動口26内に上面から入賞可能にされている。この始動口26には始動口樋が接続されている。この始動口樋は遊技盤18を前後方向に貫通するものであり、始動口26内に入賞した遊技球は始動口樋を通して遊技盤18の後方に排出される。この始動口26内には近接スイッチからなる始動口センサが固定されており、始動口センサは遊技球が始動口26内に入賞したことを検出して始動信号を出力する。
複数の入賞口センサおよび始動口センサのそれぞれはメイン制御回路に接続されている。このメイン制御回路はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、予め決められた一定時間(例えば4msec)が経過する毎に予め決められた一定値(例えば1)を大当りカウンタに加算する。この大当りカウンタは大当りであるか否かを判定するためのものであり、予め決められた下限値(例えば0)から予め決められた上限値(例えば100)に加算された後に下限値に戻して循環的に加算される。このメイン制御回路は始動信号を検出することに基づいて大当りカウンタの加算結果を検出するものであり、大当りカウンタの検出結果が予め決められた大当り値(例えば7)と同一であると判断することに基づいて大当りであると判定し、大当りカウンタの検出結果が大当り値と同一でないと判断することに基づいて外れであると判定する。このメイン制御回路にはマイクロコンピュータを主体に構成された表示制御回路が接続されており、メイン制御回路は大当りであると判定したときには表示制御回路に大当りコマンドを送信し、外れであると判定したときには表示制御回路に外れコマンドを送信する。
遊技盤18には、図3に示すように、遊技領域23内に位置して特別入賞口27が固定されている。この特別入賞口27は前面が開口する横長な箱状をなすものであり、特別入賞口27には扉28が水平な軸29を中心に回動可能に装着されている。この扉28は特別入賞口ソレノイドの出力軸に連結されており、特別入賞口ソレノイドの電気的なオフ状態で垂直な閉鎖状態になることに基づいて特別入賞口27の前面を遊技球が入賞不能に閉鎖する。この扉28は特別入賞口ソレノイドの電気的なオン状態で前方へ水平に倒れた開放状態に回動するものであり、扉28の開放状態では遊技領域23内を転動する遊技球が扉28に乗って特別入賞口27内に入賞することが許容される。この特別入賞口27には特別入賞口樋が接続されている。この特別入賞口樋は遊技盤18を前後方向に貫通するものであり、特別入賞口27内に入賞した遊技球は特別入賞口樋を通して遊技盤18の後方に排出される。
メイン制御回路には特別入賞口ソレノイドが接続されており、メイン制御回路は大当りであると判定したときには特別入賞口ソレノイドを電気的にオンすることに基づいて特別入賞口27を開放し、外れであると判定したときには特別入賞口ソレノイドを電気的にオンせずに特別入賞口27を閉鎖する。この特別入賞口27内には近接スイッチからなる特別入賞口センサが固定されており、特別入賞口センサは遊技球が特別入賞口27内に入賞したことを検出して特別入賞信号を出力する。この特別入賞口センサはメイン制御回路に接続されており、メイン制御回路は特別入賞口センサから出力される特別入賞信号に基づいて特別入賞口27内に予め決められた一定個数の遊技球が入賞したと判断したときには特別入賞口ソレノイドを電気的なオン状態から電気的なオフ状態に切換えることに基づいて特別入賞口27を閉鎖する。このメイン制御回路にはマイクロコンピュータを主体に構成された払出制御回路が接続されており、メイン制御回路は入賞口センサから入賞信号が出力されたと判断した場合と始動口センサから始動信号が出力されたと判断した場合と特別入賞口センサから特別入賞信号が出力されたと判断した場合のそれぞれには払出制御回路に賞球コマンドを送信する。
遊技盤18には、図3に示すように、内レール20の最低部に位置してアウト口30が形成されている。このアウト口30は遊技盤18を前後方向に貫通する貫通孔からなるものであり、4個の普通入賞口25と1個の始動口26と1個の特別入賞口27のいずれにも入賞しなかった遊技球は内レール20に沿って転動することに基づいてアウト口30内に進入する。このアウト口30にはアウト口樋が接続されている。このアウト口樋は遊技盤18を前後方向に貫通するものであり、アウト口30内に進入した遊技球はアウト口樋を通して遊技盤18の後方に排出される。
遊技盤18には、図3に示すように、装飾枠31が固定されており、装飾枠31には図柄表示器32が固定されている。この図柄表示器32は液晶表示器からなるものであり、表示制御回路に接続されている。この表示制御回路は図柄表示器32の表示内容を制御するものであり、大当りコマンドおよび外れコマンドのそれぞれを受信することに基づいて図柄表示器32に図柄遊技の映像を表示開始する。この図柄遊技の映像は左列の図柄要素と中列の図柄要素と右列の図柄要素のそれぞれを変動状態および変動停止状態で順に表示するものであり、表示制御回路は大当りコマンドを受信したときには左列の図柄要素〜右列の図柄要素が相互に同一な大当りの組合せとなるように左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを変動停止させ、外れコマンドを受信したときには左列の図柄要素〜右列の図柄要素が相互に同一ではない外れの組合せとなるように左列の図柄要素〜右列の図柄要素のそれぞれを変動停止させる。
前面扉7には、図1に示すように、窓9の左下部および右下部のそれぞれに位置してスピーカカバー33が固定されている。これら両スピーカカバー33のそれぞれは網状をなすものであり、前面扉7には両スピーカカバー33のそれぞれの後方に位置してスピーカが固定されている。これら両スピーカのそれぞれはマイクロコンピュータを主体に構成された音制御回路に接続されている。この音制御回路は両スピーカのそれぞれを駆動制御するものであり、図柄表示器32に図柄遊技の映像が表示されている図柄遊技中に両スピーカのそれぞれから予め決められた効果音を出力する。
上皿11には、図1に示すように、左側部および右側部のそれぞれに位置して2個のレンズ34が固定されている。これら複数のレンズ34のそれぞれは有色透明な合成樹脂からなるものであり、上皿板10には複数のレンズ34のそれぞれの後方に位置して電飾LEDが固定されている。これら複数の電飾LEDのそれぞれはマイクロコンピュータを主体に構成された電飾制御回路に接続されている。この電飾制御回路は複数の電飾LEDのそれぞれを駆動制御するものであり、図柄遊技中に複数の電飾LEDのそれぞれを予め決められたパターンで点滅させることに基づいて複数のレンズ34のそれぞれを後方から照明する。
中枠2には、図2に示すように、中枠2の後方に位置して球タンク35が固定されている。この球タンク35は上面が開口する容器状をなすものであり、中枠2の上端部に配置されている。この球タンク35はパチンコホールの球補給装置から遊技球が供給されるものであり、図4に示すように、タンクレール36を有している。このタンクレール36は右から左に向けて下降する傾斜状をなすものであり、球タンク35内の遊技球はタンクレール36に沿って右から左に向けて転動することが可能にされている。このタンクレール36は球タンク35の底板を称している。
中枠2には、図4に示すように、中枠2の後方に位置して払出ケース37が固定されている。この払出しケース37は上下方向へ指向する四角筒状をなすものであり、払出ケース37の内部には上下方向の中央部に位置して払出機構38が装着されている。この払出機構38はステッピングモータからなる払出モータを駆動源とするものであり、払出ケース37の内部には払出機構38の上方に位置して上球通路が形成されている。この上球通路は上面および下面のそれぞれが開口する縦長な通路状をなすものであり、上球通路の上面の入口はタンクレール36の左端部に接続されている。この上球通路は遊技球が一列に通過することが可能な大きさを有するものであり、上球通路内にはタンクレール36を通して遊技球が供給される。払出機構38は払出モータの電気的なオフ状態で上球通路内の遊技球を落下不能に支えるものであり、払出モータの電気的なオン状態では上球通路内の遊技球が上球通路の下面の出口から落下する。
払出ケース37の内部には払出機構38の下方に位置して下球通路が形成されている。この下球通路は上面および下面のそれぞれが開口する縦長な通路状をなすものであり、下球通路の下面の出口は中枠2の払出口12に接続されている。この下球通路の上面の入口は上球通路の出口に接続されており、払出モータの電気的なオン状態では上球通路の出口から落下した遊技球が下球通路から払出口12を通して上皿11内に払出される。この払出モータは払出制御回路に接続されており、メイン制御回路から払出制御回路に賞球コマンドが送信されたときには払出制御回路が払出モータを賞球コマンドの受信結果に基づいて駆動制御することで上皿11内に賞球コマンドの受信結果に応じた個数の遊技球を賞品として払出す。
払出ケース37の内部には球抜き通路が形成されている。この球抜き通路は上面および下面のそれぞれが開口する縦長な通路状をなすものであり、球抜き通路の上面の入口は上球通路に球払出機構38より上方で接続され、球抜き通路の下面の出口は払出ケース37の外部に下方に向けて開口している。この払出ケース37にはシャッタが装着されている。このシャッタはシャッタに操作力が作用していない非操作状態で閉鎖状態に移動するものであり、シャッタの閉鎖状態ではシャッタが球抜き通路を遊技球が落下不能に閉鎖する。このシャッタはシャッタに操作力が作用した操作状態で開放状態に移動するものであり、シャッタの開放状態ではシャッタが球抜き通路を開放する。このシャッタは払出ケース37の外部から手指で操作さるものであり、球抜き通路の開放状態では遊技球が上球通路から球抜き通路の入口に進入し、球抜き通路に沿って落下した後に球抜き通路の出口から下方に向けて排出される。
遊技盤18には、図4に示すように、遊技盤18の後方に位置してメイン基板ボックス39と表示基板ボックス40と音電飾基板ボックス41のそれぞれが着脱可能に固定されており、メイン基板ボックス39と表示基板ボックス40と音電飾基板ボックス41のそれぞれには後方から共通のセンタカバーが被せられている。このセンタカバーはメイン基板ボックス39と表示基板ボックス40と音電飾基板ボックス41のそれぞれを後方から視覚的に認識可能に覆う透明なものであり、遊技盤18に着脱可能に固定されている。これらメイン基板ボックス39と表示基板ボックス40と音電飾基板ボックス41のそれぞれは前面が開口する容器状の基板カバーおよび基板カバーの前面を閉鎖する垂直な板状の基板ベース相互間を接合することから構成された中空状をなすものであり、メイン基板ボックス39の内部にはメイン制御基板が収納され、表示基板ボックス40の内部には表示制御基板が収納され、音電飾基板ボックス41の内部には音電飾制御基板が収納されている。これらメイン制御基板と表示制御基板と音電飾制御基板のそれぞれはプリント配線基板からなるものであり、メイン制御基板にはメイン制御回路が搭載され、表示制御基板には表示制御回路が搭載され、音電飾制御基板には音制御回路および電飾制御回路のそれぞれが搭載されている。
中枠2には、図4に示すように、台板部6の後方に位置して基板ユニット50が着脱可能に固定されている。この基板ユニット50はパチンコ遊技機のうちで最も後方に配置されたものであり、基板ユニット50の後方には電気部品および機械部品がいずれも存在しない。この基板ユニット50の詳細構成は次の通りである。
前ケース51は、図5に示すように、ベース板52およびフレーム53を有するものである。このフレーム53は前面および後面のそれぞれが開口する角筒状をなすものであり、ベース板52は垂直な板状をなすものである。このベース板52はフレーム53の前後方向の途中部分に配置されたものであり、フレーム53の内部空間は、図6に示すように、ベース板52より前方の球排出室54およびベース板52より後方の基板収納室55に区画されている。このフレーム53は中枠2の台板部6に後方から着脱可能に固定されたものであり、フレーム53の球排出室54の前面は中枠2の台板部6によって閉鎖されている。このフレーム53は遊技盤18より低所に配置されたものであり、フレーム53には、図7に示すように、切欠状の進入口56が形成されている。この進入口56は球排出室54を外部に接続するものであり、複数の普通入賞口25内のそれぞれに入賞した遊技球は遊技盤18の後方に排出された後に進入口56を通って球排出室54内に進入し、始動口26内に入賞した遊技球と特別入賞口27内に入賞した遊技球とアウト口30内に進入した遊技球のそれぞれは遊技盤18の後方に排出された後に進入口56を通って球排出室54内に進入する。
前ケース51のベース板52には、図7に示すように、右から左に向けて下降傾斜する球受けレール57が形成されている。この球受けレール57はベース板52から前方へ突出するものであり、球排出室54内に配置されている。この球受けレール57は進入口56の下方に配置されたものであり、遊技球は進入口56を通って球排出室54内に進入した後に球受けレール57上に落下し、球受けレール57に沿って右から左に向けて転動する。この球受けレール57の上方の空間部は前面が開口する球受け通路58に相当するものである。この球受け通路58の上下方向の幅寸法は右から左に向けて大きく設定されており、中枠2の台板部6は球受け通路58の前面を遊技球が脱落不能に閉鎖し、前ケース51のベース板52は球受け通路58の後面を遊技球が脱落不能に閉鎖している。
前ケース51のベース板52には、図7に示すように、球排出室54内に位置して補強レール59が形成されている。この補強レール59は球受けレール57の下方に配置されたものであり、補強レール59の左端部は球受けレール57の左端部に交差している。前ケース51のベース板52には複数のリブ60が形成されている。これら複数のリブ60のそれぞれは球受けレール57および補強レール59相互間を接続するものであり、補強レール59は球受けレール57が普通入賞口25と始動口26と特別入賞口27とアウト口30のそれぞれから落下する遊技球を受けるときの衝撃力で変形または破損することを防止している。
前ケース51のベース板52には、図7に示すように、進入口56の左端部に位置して垂直な仕切板61が形成されている。この仕切板61はベース板52から前方へ突出するものであり、球排出室54内に配置されている。この仕切板61は球受けレール57および補強レール59相互間の左端部の交差部分に隙間を介して対向するものであり、当該交差部分および仕切板61相互間には1個の遊技球が通過することが可能な隙間状の連絡口62が形成されている。この連絡口62は球受け通路58の左端部に位置するものであり、中枠2の台板部6は連絡口62の前面を遊技球が脱落不能に閉鎖し、前ケース51のベース板52は連絡口62の後面を遊技球が脱落不能に閉鎖している。
前ケース51のベース板52には、図7に示すように、球排出室54内に位置して仕切板63および仕切板64が形成されている。これら仕切板63および仕切板64のそれぞれはベース板52から前方へ突出するものであり、仕切板63および仕切板64相互間には球排出口65が形成されている。この球排出口65は上下方向へ直線的に指向する通路状をなすものであり、球排出口65の下面の出口は球排出室54の外部に下向きに開口している。この球排出口65は遊技球が1列に通過することが可能な大きさを有するものであり、中枠2の台板部6は球排出口65の前面を遊技球が脱落不能に閉鎖し、前ケース51のベース板52は球排出口65の後面を遊技球が脱落不能に閉鎖している。
前ケース51には、図7に示すように、球排出室54内に位置して球中継通路66が形成されている。この球中継通路66は連絡口62を球排出口65の上面の入口に接続する湾曲状をなすものであり、中枠2の台板部6は球中継通路66の前面を遊技球が脱落不能に閉鎖し、前ケース51のベース板52は球中継通路66の後面を遊技球が脱落不能に閉鎖している。この球中継通路66は遊技球が一列に転動することが可能な大きさを有するものであり、球受け通路58に沿って右から左へ転動する遊技球は連絡口62を通して球中継通路66内に進入する。この遊技球は球中継通路66に沿って転動し、球排出口65から球排出室54の外部に排出される。この球中継通路66は前ケース51のベース板52に仕切板67と仕切板68と仕切板69と仕切板70のそれぞれを形成することから構成されたものであり、仕切板67は補強レール59および仕切板63相互間を接続する湾曲状の部分を称し、仕切板68は仕切板61を起点に左から右に向けて下降傾斜する部分を称し、仕切板69は仕切板68の右端部を起点に下へ向う垂直な部分を称し、仕切板70は仕切板69の下端部を起点に左へ向う部分を称している。
前ケース51の球排出口65の下方にはパチンコホールの球循環装置が設置されている。この球循環装置は球排出口65から排出された遊技球を捕捉してパチンコールの球研磨装置に搬送するものであり、球受け通路58と連絡口62と球中継通路66と球排出口65は遊技盤18の遊技領域23内から遊技盤18の後方に排出された遊技球をパチンコホールの球循環装置に供給する球排出通路71を構成している。この球排出通路71は前面が開口する通路状をなすものであり、球排出通路71の前面は基板ユニット50が中枠2の台板部6に取付けられた取付け状態で台板部6によって遊技球が脱落不能に閉鎖され、基板ユニット50が中枠2の台板部6から取外された取付し状態で遊技球が脱落可能に開放される。
前ケース51には、図7に示すように、球排出室54内に位置して前面が開口する球抜き通路72が形成されており、中枠2の台板部6は球抜き通路72の前面を遊技球が脱落不能に閉鎖し、前ケース51のベース板52は球抜き通路72の後面を遊技球が脱落不能に閉鎖している。この球抜き通路72は遊技球が一列に転動することが可能な大きさを有するものであり、左から右に向けて下降する傾斜状をなしている。この球抜き通路72は前ケース51のベース板52に仕切板73および仕切板74のそれぞれを形成することから構成されたものであり、仕切板73は仕切板64の上端部を起点に右から左に向けて上昇する傾斜状の部分を称し、仕切板74は仕切板70の左端部を起点に右から左に向けて上昇する傾斜状の部分を称している。この球抜き通路72は左面および右面のそれぞれが開口するものであり、球抜き通路72の左面の入口は球排出室54の外部に左に向けて開口し、球抜き通路72の右面の出口は球排出口65および球中継通路66のそれぞれに接続されている。
前ケース51のフレーム53には、図7に示すように、球排出室54および基板収納室55のそれぞれの外部に位置して球受け台75が形成されている。この球受け台75は払出ケース37の球抜き通路の出口に下方から対向するものであり、球抜き通路の出口から排出された遊技球は球受け台75の上面に落下する。この球受け台75の上面は左から右に向けて下降傾斜するものであり、球抜き台75の上面に落下した遊技球は球抜き台75の上面の傾斜に沿って転動することに基づいて球抜き通路72の入口に進入する。この遊技球は球抜き通路72に沿って転動することに基づいて球排出口65の入口に進入し、球排出口65の出口からパチンコホールの球循環装置に排出される。この球抜き台75の前方には中枠2の台板部6が配置されており、台板部6は遊技球が球受け台75の上面から前方へ転落することを防止している。
前ケース51のフレーム53には、図5に示すように、右上端部に位置して枠中継基板収納部76が形成されている。この枠中継基板収納部76は後面が開口するものであり、図7に示すように、前板77を有している。前ケース51のフレーム53には、図5に示すように、枠中継基板収納部76内に位置して底板78が形成されている。この底板78はフレーム53の上板と同一高さに配置された水平なものであり、底板78には後面が開口する切欠状の複数の配線挿入部79が形成されている。枠中継基板収納部76内には底板78の上方に位置して基板取付ベース80が収納されている。この基板取付ベース80は垂直な四角環状をなすものであり、基板取付ベース80の内周面には垂直な枠中継基板81が嵌合されている。この枠中継基板81はプリント配線基板からなるものであり、枠中継基板81の後面には複数の後コネクタ82が搭載されている。
フレーム53の枠中継基板収納部76には、図7に示すように、前板77に位置して複数のコネクタ挿入口83が形成されている。これら複数のコネクタ挿入口83のそれぞれは縦長な貫通孔からなるものであり、枠中継基板81の前面には複数のコネクタ挿入口83のそれぞれの後方に位置して前コネクタが搭載されている。これら複数の前コネクタのそれぞれには枠中継基板収納部76の外部からコネクタ挿入口83を通してフローティングコネクタが機械的および電気的に接続されている。これら複数のフローティングコネクタのそれぞれは配線を介してメイン制御回路に接続されており、メイン制御回路はフローティングコネクタおよび前コネクタを介して枠中継基板81に接続されている。
前ケース51のベース板52には、図5に示すように、基板収納室55内に位置して横配線仕切板84および縦配線仕切板85が形成されている。横配線仕切板84は左右方向へ指向する水平なものであり、フレーム53の上板および枠中継基板収納部76の底板78のそれぞれに下方から隙間を介して対向している。縦配線仕切板85は横配線仕切板84の左端部に接続されたものであり、仕切板86に右方から隙間を介して対向している。この仕切板86は上下方向へ指向する垂直なものであり、前ケース51のベース板52に基板収納室55内に位置して形成されている。
前ケース51には、図5に示すように、基板収納室55内の上端部に位置して横配線収納室87が形成されている。この横配線収納室87はフレーム53の上板および横配線仕切板84相互間の空間部と枠中継基板収納部76の底板78および横配線仕切板84相互間の空間部を総称するものであり、後面が開口する通路状をなしている。この横配線収納室87は左右方向へ直線的に指向するものであり、枠中継基板81は横配線収納室87の右端側に配置されている。前ケース51には基板収納室55内の左端部に位置して後面が開口する縦配線収納室88が形成されている。この縦配線収納室88は縦配線仕切板85および仕切板86相互間の空間部を称するものであり、上下方向へ指向する通路状をなしている。
前ケース51には、図5に示すように、仕切板86に位置して2本の軸受89が形成されている。これら両軸受89のそれぞれは縦配線収納室88内の後端部に配置されたものであり、上面および下面のそれぞれが開口する円筒状をなしている。前ケース51のベース板52には仕切板86の左方に位置して水平な仕切板90が形成されている。この仕切板90は基板収納室55内のうち仕切板86の左方の空間部を上段の上基板収納部91および下段の下基板収納部92に区画するものである。これら上基板収納部91および下基板収納部92のそれぞれは後面が開口するものであり、仕切板86には、図10に示すように、上基板収納部91内および下基板収納部92内のそれぞれに位置してボス部93が形成されている。これら両ボス部93のそれぞれは前後方向へ指向するものであり、後面が開口する円筒状をなしている。
前ケース51の上基板収納部91内には、図9に示すように、外部端子基板94が収納されており、外部端子基板94は横配線収納室87の左端側に配置されている。この外部端子基板94はプリント配線基板からなるものであり、後方から外部端子基板94を通して上基板収納部91内のボス部93の内周面にネジを螺合することに基づいて上基板収納部91内に垂直に固定されている。この外部端子基板94の後面にはコネクタ95とコネクタ96と複数のコネクタ97が搭載されており、外部端子基板94はコネクタ95を介してパチンコホールのホールコンピュータに配線されている。
前ケース51の下基板収納部92内には、図9に示すように、球貸中継基板98が収納されている。この球貸中継基板98はプリント配線基板からなるものであり、後方から球貸中継基板98を通して下基板収納部92内のボス部93の内周面にネジを螺合することに基づいて下基板収納部92内に垂直に固定されている。この球貸中継基板98の後面にはコネクタ99とコネクタ100とコネクタ101が搭載されており、球貸中継基板98はコネクタ101を介してパチンコホールのカードリーダに配線されている。
前ケース51の横配線収納室87内および縦配線収納室88内には、図9に示すように、共通の配線102が収納されている。この配線102は複数のリード線をバンドで束ねることから構成されたものであり、配線102の右端部は底板78の配線挿入部79を通して枠中継基板収納部76内に挿入されている。この配線102の右端部には右コネクタが接続されており、右コネクタは枠中継基板81の後コネクタ82に電気的および機械的に接続されている。この配線102の左端部は上基板収納部91内に挿入されており、配線102の左端部には左コネクタが接続されている。この左コネクタは外部端子基板94のコネクタ96に電気的および機械的に接続されており、枠中継基板81は配線102を介して外部端子基板94に接続されている。これら枠中継基板81および外部端子基板94のそれぞれはメイン制御回路をホールコンピュータに接続するものであり、メイン制御回路は大当りであると判定したときには大当り信号を出力する。この大当り信号はフローティングコネクタから枠中継基板81の前コネクタと枠中継基板81の後コネクタ82と横配線収納室87内の配線102と外部端子基板94のコネクタ96と外部端子基板94のコネクタ95を通してホールコンピュータに送信される。
前ケース51のベース板52には、図5に示すように、仕切板103が形成されている。この仕切板103は上下方向へ指向する垂直なものであり、横配線仕切板84およびフレーム53の下板相互間を接続している。この仕切板103と横配線仕切板84とフレーム53の下板とフレーム53の右側板相互間には後面が開口する電源基板収納部104が形成されており、電源基板収納部104内には、図6に示すように、前端部に位置してプリント配線基板からなる電源基板105が着脱可能にねじ止めされている。この電源基板105はベース板52に対して離間するように垂直に配置されたものであり、基板収納室55内の右側部に偏って配置されている。この電源基板105は交流の主電源を相互に異なるレベルの複数の直流電源に変換するものであり、電源基板105の後面には複数の直流電源を生成するために整流回路および電圧変換回路を含む複数の電源部品が搭載されている。
前ケース51には、図11に示すように、基板ベース106が装着されている。この基板ベース106は後面が開口する矩形皿状をなすものであり、透明な合成樹脂を材料に成形されている。この基板ベース106には払出制御基板107が固定されている。この払出制御基板107はプリント配線基板からなるものであり、基板ベース106の後面は払出制御基板107によって閉鎖されている。この払出制御基板107の後面には、図9に示すように、右コネクタ領域108と左コネクタ領域109と制御部品領域が形成されている。右コネクタ領域108は払出制御基板107の後面のうち右端部に設定されたものであり、払出制御基板108の後面には右コネクタ領域108内に位置してコネクタ110およびコネクタ111が搭載されている。左コネクタ領域109は払出制御基板107の後面のうち左端部に設定されたものであり、払出制御基板107の後面には左コネクタ領域109内に位置してコネクタ112を含む複数のコネクタ113が搭載されている。制御部品領域は払出制御基板107の後面のうち右コネクタ領域108および左コネクタ領域109の双方を除く残りの領域を称するものであり、払出制御基板107の後面には制御部品領域内に位置して払出制御回路が搭載されている。この払出制御基板107は片面プリント配線基板からなるものであり、払出制御回路用の配線パターンは払出制御基板107の前面に形成されている。
基板ベース106には、図5に示すように、基板カバー114が着脱不能に接合されている。この基板カバー114は前面が開口する容器状をなすものであり、透明な合成樹脂を材料に成形されている。この基板カバー114は基板ベース106と共に中空状の基板ボックス115を構成するものであり、払出制御基板107は払出制御回路と共に基板ボックス115内に基板ボックス115の外部から基板ベース106および基板カバー114のそれぞれを通して視覚的に認識可能に収納されている。この基板カバー114には複数の開口部が形成されており、払出制御基板107のコネクタ110とコネクタ111とコネクタ112と複数のコネクタ113のそれぞれは、図6に示すように、基板カバー114の開口部を通して基板カバー114の外部に突出している。
基板ベース106には、図5に示すように、2枚のプレート116が形成されている。これら両プレート116のそれぞれは基板ベース106の左側面から突出する水平なものであり、両プレート116のそれぞれには円柱状のシャフト117が固定されている。これら両シャフト117のそれぞれはプレート116を起点に下へ向うものであり、基板ボックス115は両シャフト117のそれぞれを上方から前ケース51の軸受89の内周面に挿入することに基づいて前ケース51に閉鎖状態および開放状態相互間で回動可能に装着され、両シャフト117のそれぞれを軸受89の内周面から上方へ抜取ることに基づいて前ケース51から取外される。
基板ボックス115の閉鎖状態とは、図6に示すように、払出制御基板107の右半部が電源基板105に後方から平行に隙間を介して対向する状態であり、基板ボックス115は基板ベース106の前面がフレーム53の上板および仕切板103のそれぞれに接触することに基づいて閉鎖状態に位置決めされる。この基板ボックス115は、図9に示すように、閉鎖状態で横配線収納室87の後面および縦配線収納室88の後面のそれぞれを閉鎖することに基づいて配線102が横配線収納室87の後面および縦配線収納室88の後面のそれぞれから脱落することを防止するものであり、払出制御基板107の後面は基板ボックス115の閉鎖状態で基板カバー114を通して視覚的に認識可能になる。
基板ボックス115の開放状態とは基板ボックス115が閉鎖状態から両シャフト117のそれぞれを中心に後方へ回動した状態である。この基板ボックス115は開放状態で横配線収納室87の後面および縦配線収納室88の後面のそれぞれを開放するものであり、配線102は基板ボックス115の開放状態で横配線収納室87内および縦配線収納室88内のそれぞれに対して出し入れ可能になり、払出制御基板107の前面は基板ボックス115の開放状態で基板ベース106を通して視覚的に認識可能になり、電源基板105は基板ボックス115の開放状態で着脱可能になる。
電源基板105の後面には、図5に示すように、コネクタ118とコネクタ119とコネクタ120が搭載されている。これらコネクタ118〜コネクタ120のそれぞれは、図9に示すように、電源基板105の後面のうち基板ボックス115の閉鎖状態で後方に露出する右半部に配置されたものであり、前ケース51のフレーム53には、図5に示すように、コネクタ120の右方に位置してコネクタ差込口148が形成されている。このコネクタ差込口148は縦長な貫通孔からなるものであり、コネクタ120には前ケース51の外部からコネクタ差込口148を通して対のコネクタが電気的および機械的に接続されている。この対のコネクタは、図9に示すように、配線121を介してパチンコホールの島電源に接続されており、電源基板105には交流の島電源が配線121を通して主電源として与えられ、電源基板105は島電源から複数種の直流電源を生成する。
電源基板105のコネクタ118には、図9に示すように、対のコネクタが電気的および機械的に接続されている。この対のコネクタには配線123が接続されており、配線123にはコネクタが接続されている。このコネクタは払出制御基板107のコネクタ110に電気的および機械的に接続されており、払出制御基板107の払出制御回路には電源基板105から配線123を通して直流の駆動電源が与えられる。
電源基板105のコネクタ119には、図9に示すように、対のコネクタが電気的および機械的に接続されている。この対のコネクタには配線124が接続されており、配線124は後面が開口する切欠状の配線挿入部122を通して電源基板収納部104の外部に引出されている。この配線挿入部122は、図5に示すように、横配線仕切板84に形成されたものであり、配線124は、図9に示すように、配線挿入部79を通して枠中継基板収納部76内に挿入されている。この配線124にはコネクタが接続されており、コネクタは枠中継基板81の後コネクタ82に電気的および機械的に接続されている。この後コネクタ82は枠中継基板81の前コネクタおよびフローティングコネクタのそれぞれを介してメイン制御基板に配線されており、メイン制御基板のメイン制御回路には電源基板105から配線124を通して直流の駆動電源が与えられる。
払出制御基板107のコネクタ112には、図9に示すように、対のコネクタが機械的および電気的に接続されており、コネクタ112の対のコネクタには配線125を介してコネクタが接続されている。このコネクタは球貸中継基板98のコネクタ100に電気的および機械的に接続されており、払出制御基板107の払出制御回路は配線125および球貸中継基板98のそれぞれを介してカードリーダーに接続されている。このカードリーダーはプリペイドカードから残金情報を読取り、残金情報の読取り結果を払出制御回路に送信するものであり、払出制御回路は球貸スイッチ126が操作された場合にはカードリーダーからの残金情報の受信結果が予め決められた単位金額を上回っていることを条件に払出モータを駆動することで上皿11内に予め決められた単位個数の遊技球を貸球として払出す。この球貸スイッチ126は遊技者が操作するものであり、図1に示すように、上皿11に前方から操作可能に装着されている。
払出制御基板107のコネクタ111には、図9に示すように、対のコネクタが機械的および電気的に接続されている。この対のコネクタには配線127が接続されており、配線127は配線挿入部122および配線挿入部79のそれぞれを介して枠中継基板収納部76内に挿入されている。この配線127にはコネクタが接続されており、コネクタは枠中継基板81の後コネクタ82に電気的および機械的に接続されている。この後コネクタ82は枠中継基板81の前コネクタおよびフローティングコネクタのそれぞれを介してメイン制御基板に配線されており、遊技球が普通入賞口25と始動口26と特別入賞口27のそれぞれに入賞したときにはメイン制御基板のメイン制御回路から枠中継基板81および配線127のそれぞれを通して払出制御基板107の払出制御回路に賞球コマンドが送信され、払出制御回路が払出モータを駆動することに基づいて上皿11内に予め決められた単位個数の遊技球を賞球として払出す。
前ケース51のフレーム53には、図5に示すように、2個の軸受台128が形成されている。これら両軸受台128のそれぞれはフレーム53の右側板から突出するものであり、両軸受台128のそれぞれには軸受129が形成されている。これら両軸受129のそれぞれは上面および下面の双方が開口する円筒状をなすものであり、両軸受129の内周面のそれぞれには、図10に示すように、上方から円柱状のシャフト130が挿入されている。これら両シャフト130のそれぞれは、図8に示すように、後ケース131に形成されたものである。この後ケース131は前面が開口する容器状をなすものであり、透明な合成樹脂を材料に成形されている。この後ケース131は両シャフト130のそれぞれが軸受129の内周面に挿入された後ケース131の取付け状態で両シャフト130の双方を中心に閉鎖状態および開放状態相互間で回動操作されるものであり、両シャフト130のそれぞれを軸受129の内周面から上方へ抜取ることに基づいて前ケース51から取外される。
後ケース131の閉鎖状態は、図8に示すように、後ケース131が前ケース51のフレーム53に後方から接触した状態であり、後ケース131は閉鎖状態で枠中継基板81と外部端子基板94と球貸中継基板98と電源基板105と基板ボックス115のそれぞれを後方から覆い、基板ボックス115は後ケース131の閉鎖状態で回動操作不能になる。この後ケース131の開放状態は後ケース131が閉鎖状態から両シャフト130の双方を中心に後方へ90°回動した状態であり、枠中継基板81と外部端子基板94と球貸中継基板98と電源基板105と基板ボックス115のそれぞれは後ケース131の開放状態で後方に露出し、基板ボックス115は後ケース131の開放状態で回動操作可能になる。この後ケース131には操作アーム132が形成されている。この操作アーム132は後ケース131の右側板から突出するものであり、後ケース131は操作アーム132がフレーム53の外周面に右方から接触することに基づいて開放状態に位置決めされる。
後ケース131には、図6に示すように、コネクタ差込口133およびコネクタ差込口134が形成されている。これらコネクタ差込口133およびコネクタ差込口134のそれぞれは貫通孔からなるものであり、コネクタ差込口133は後ケース131の閉鎖状態で外部端子基板94のコネクタ95に後方から対向し、コネクタ差込口134は後ケース131の閉鎖状態で球貸中継基板98のコネクタ101に後方から対向する。コネクタ差込口133は後ケース131の閉鎖状態で外部端子基板94のコネクタ95に後方から対のコネクタを電気的および機械的に接続するためのものである。この対のコネクタはホールコンピュータに配線されたものであり、外部端子基板94はコネクタ95を介してホールコンピュータに接続されている。コネクタ差込口134は後ケース131の閉鎖状態で球貸中継基板98のコネクタ101に後方から対のコネクタを電気的および機械的に接続するためのものである。この対のコネクタはカードリーダーに配線されたものであり、球貸中継基板98はコネクタ101を介してカードリーダーに接続されている。
前ケース51のフレーム53には、図5に示すように、上板に位置して上プレート135が形成されている。この上プレート135は上プレート135に外力が作用していない自然状態でフレーム53の上板を基点に後方へ水平に指向するものであり、上プレート135には下方へ突出する三角柱状の上爪部136が形成されている。この上爪部136は基板ボックス115が開放状態から閉鎖状態に回動操作されることに基づいて基板ボックス115によって上方へ押圧されるものであり、上プレート135は上爪部136が上方へ押圧されることに基づいて前から後に向けて上昇する傾斜状態に弾性変形し、上爪部136は上プレート135が傾斜状態に弾性変形することに基づいて基板ボックス115の基板ベース106の後面に係合する。
前ケース51のフレーム53には、図5に示すように、下板に位置して下プレート1137が形成されている。この下プレート137は下プレート137に外力が作用していない自然状態でフレーム53の下板を基点に後方へ水平に指向するものであり、下プレート137には上方へ突出する三角柱状の下爪部138が形成されている。この下爪部138は基板ボックス115が開放状態から閉鎖状態に回動操作されることに基づいて基板ボックス115によって下方へ押圧されるものであり、下プレート137は下爪部138が下方へ押圧されることに基づいて前から後に向けて下降する傾斜状態に弾性変形し、下爪部138は下プレート137が弾性変形することに基づいて基板ボックス115の基板ベース106の後面に係合する。
前ケース51の上プレート135および下プレート137は基板ボックス115を閉鎖状態にロックするものであり、基板ボックス115が閉鎖状態から後方へ操作された場合には基板ボックス115から上爪部136を通して上プレート135に操作力が作用することに基づいて上プレート135が前から後に向けて上昇傾斜し、基板ボックス115から下爪部138を通して下プレート137に操作力が作用することに基づいて下プレート137が前から後に向けて下降傾斜し、上爪部136および下爪部138のそれぞれが基板ボックス115の基板ベース106の後面から外れることに基づいて基板ボックス115が開放状態に回動する。
前ケース51には、図5に示すように、左端部に位置してラッチ挿入口139が形成され、後ケース131には、図9に示すように、左端部に位置して開口部140が形成されている。ラッチ挿入口139は前面および後面のそれぞれが開口する円筒状をなすものであり、開口部140は後ケース131の閉鎖状態でラッチ挿入口139に後方から対向するものであり、ラッチ挿入口139の内周面には、図6に示すように、後方から開口部140を通してナイラッチ141のグロメットが着脱可能に挿入されている。このナイラッチ141はグロメットがラッチ挿入口139の内周面に接触する接触抵抗でラッチ挿入口139に保持されたものであり、後ケース131はナイラッチ141の頭部に係合することに基づいて閉鎖状態にロックされている。このナイラッチ141のグロメットはグロメットおよびラッチ挿入口139相互間の接触抵抗に抗して後方へ操作されることに基づいてラッチ挿入口139から開口部140を通して抜取られるものであり、後ケース131はナイラッチ141の抜取り状態で前ケース51に対して回動可能になり、前ケース51に対して着脱可能になる。
後ケース131の上板には、図7に示すように、切欠状の噛込み確認口142が形成されている。この噛込み確認口142は基板ボックス115の閉鎖状態で基板ベース106およびフレーム53の上板相互間の接触面143を外部に露出するものであり、横配線収納室87内の配線102が基板ベース106およびフレーム53の上板相互間に挟まっている噛込み時には配線102が噛込み確認口142を通して後ケース131の外部に直接的に露出するので、配線102の噛込みを後ケース131の閉鎖状態で容易に認識することができる。
電源基板105の後面には、図5に示すように、右端部に位置して電源スイッチ143が搭載されている。この電源スイッチ143はロッカースイッチからなるものであり、図7に示すように、スイッチケース144および操作子145を有している。この操作子145はスイッチケース144に前後方向へ指向する軸を中心にオン位置およびオフ位置相互間で回動可能に装着されたものであり、オン操作部146およびオフ操作部147を有している。オン操作部146は軸より下方に位置する部分を称するものであり、オフ操作部147は軸より上方に位置する部分を称するものであり、操作子145のオン位置では、図6に示すように、下方のオン操作部146がスイッチケース144の内部に退避して上方のオフ操作部147がスイッチケース144の外部に突出し、操作子145のオフ位置では、図10に示すように、下方のオン操作部146がスイッチケース144の外部に突出して上方のオフ操作部147がスイッチケース144の内部に退避する。
電源スイッチ143のスイッチケース144内にはロック機構が収納されている。このロック機構は操作子145がオフ位置からオン位置に操作された場合に操作子145をオン位置にロックするものであり、操作子145がオン位置からオフ位置に操作された場合には操作子145をオフ位置にロックする。この電源スイッチ143のスイッチケース144内には一対の固定接点および可動接点のそれぞれが収納されている。この可動接点は操作子145のオン位置で両固定接点のそれぞれに接触するものであり、操作子145がオン位置に操作された電源スイッチ143のオン状態では両固定接点相互間が可動接点を介して電気的に導通する。この可動接点は操作子145のオフ位置で両固定接点のそれぞれから離間するものであり、操作子145がオフ位置に操作された電源スイッチ143のオフ状態では両固定接点相互間が電気的に遮断される。これら両固定接点のそれぞれはパチンコホールの島電源を電源基板105の整流回路に供給する給電路に介在されたものであり、電源基板105には電源スイッチ143のオン状態で島電源が供給され、電源スイッチ143のオフ状態で島電源が遮断される。
電源スイッチ143の操作子145は、図10に示すように、フレーム53のコネクタ差込口148を介して外部に露出している。このコネクタ差込口148は後ケース131の閉鎖状態で操作子145のオン操作部146およびオフ操作部147のそれぞれを外部から操作するためのものであり、電源スイッチ143のオフ状態では操作子145のオン操作部146のみがコネクタ差込口148を通して前ケース51の外部に押圧操作可能に突出し、電源スイッチ143のオン状態ではオフ操作部147のみがコネクタ差込口148を通して前ケース51の外部に押圧操作可能に突出する。即ち、電源スイッチ143のオン状態では前ケース51の外部からオフ操作部147を押圧操作することに基づいて電源スイッチ143をオン状態からオフ状態に切換えることができ、電源スイッチ143のオフ状態では前ケース51の外部からオン操作部146を押圧操作することに基づいて電源スイッチ143をオフ状態からオン状態に切換えることができる。
後ケース131の操作アーム132は、図6に示すように、電源スイッチ143のオフ操作部147と同一高さに配置されている。この操作アーム132は後ケース131の閉鎖状態でオフ操作部147から離間する非操作状態になるものであり、後ケース131の開放状態では、図9に示すように、オフ操作部147に接触する操作状態になる。この操作アーム132は電源スイッチ143のオフ操作部147のみを操作するものであり、電源スイッチ143のオン状態で後ケース131が閉鎖状態から開放状態に操作された場合には操作アーム132が電源スイッチ143のオフ操作部147を押圧操作することに基づいて操作子145をオン位置からオフ位置に回動操作する。この電源スイッチ143のオフ状態で後ケース131が開放状態から閉鎖状態に操作された場合には操作アーム132が電源スイッチ143のオフ操作部147から離間し、電源スイッチ143の操作子145がロック機構のロック力でオフ位置に自己保持されることに基づいて電源スイッチ143がオフ状態に保持される。
即ち、電源スイッチ143の操作子145は後ケース131の閉鎖状態で外部からオン位置およびオフ位置相互間で押圧操作可能にされたものであり、操作子145のオン位置で後ケース131が閉鎖状態から開放状態に操作された場合には操作子145が強制的にオン位置からオフ位置に操作され、電源スイッチ143がオフ状態になることに基づいて主電源および電源基板105相互間が電気的に遮断される。この操作子145のオフ位置で後カバー131が開放状態から閉鎖状態に操作された場合には操作子145がオフ位置に保持され、電源スイッチ143がオンされることなくオフされたままになる。
前ケース51のベース板52には、図8に示すように、上基板収納部91内に位置して2個のネジ挿入孔149が形成され、電源基板収納部104内に位置して2個のネジ挿入孔149が形成されており、合計4個のネジ挿入孔149内のそれぞれには後方からネジが挿入されている。これら4本のネジのそれぞれは中枠2の台板部6に螺合されており、前ケース51は4本のネジの締結力で中枠2の台板部6に固定されている。この前ケース51の取付け状態では中枠2の台板部6が前ケース51の球排出通路71の前面を遊技球が脱落不能に閉鎖する。
外部端子基板94および電源基板105のそれぞれには、図9に示すように、2個の操作口150が形成されている。これら合計4個の操作口150のそれぞれはベース板52のネジ挿入孔149に後方から対向するものであり、4個のネジ挿入孔149内のネジのそれぞれは後方から操作口150内に工具を挿入することで操作される。即ち、基板ユニット50は後ケース131の開放状態で後方から4個の操作口150のそれぞれを通して中枠2の台板部6にネジを螺合することで台板部6に取付けられ、4個の操作口150のそれぞれを通して中枠2の台板部6からネジを取外すことで台板部6から取外されるものであり、基板ユニット50の取外し状態では中枠2の台板部6が前ケース51の球排出通路71の前面を遊技球が脱落可能に開放する。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
前ケース51の球排出通路71の前面を基板ユニット50の取付け状態で前方から中枠2の台板部6によって遊技球が脱落不能に閉鎖し、基板ユニット50の取外し状態で遊技球が脱落可能に開放した。このため、普通入賞口25と始動口26と特別入賞口27とアウト口30のそれぞれから遊技盤18の後方に排出された遊技球が球排出通路71内を転動する途中で球排出通路71内に詰まった場合には基板ユニット50を台板部6から取外すことに基づいて球排出通路71の前面を開放し、球排出通路71内の遊技球を球排出通路71の前面から抜取ることで遊技球の詰りを解消することができる。
前ケース51に透明な基板ボックス115を開放状態および閉鎖状態相互間で回動可能に設けたので、作業者が後ケース131の開放状態で基板ボックス115を開放状態に回動操作することに基づいて基板ボックス115の外部から払出制御基板107の前面を目視で確認することができ、作業者が後ケース131の開放状態で基板ボックス115を閉鎖状態に回動操作することに基づいて基板ボックス115の外部から払出制御基板107の後面を目視で確認することができる。前ケース51に後面が開口する横配線収納室87を設け、配線102を横配線収納室87内に収納した。このため、配線102が横配線収納室87内に収納された配線102の収納状態で基板ボックス115を回動操作できるので、前ケース51および基板ボックス115相互間で配線102を噛み込んでしまうことを防止できる。
基板ボックス115の閉鎖状態で基板ボックス115が横配線収納室87の後面を閉鎖する構成としたので、配線102が配線収納室87の後面から脱落することを防止できる。基板ボックス115の閉鎖状態で基板ボックス115および横配線収納室87相互間の接触面143を後ケース131の噛込み確認口142を介して外部に露出させた。このため、基板ボックス115を回動操作する場合に横配線収納室87内の配線102が基板ボックス115および横配線収納室87相互間に挟まったときには配線102が噛込み確認口142を通して後ケース131の外部に直接的に露出するので、配線102の噛込みを後ケース131の閉鎖状態で認識して修正できる。前ケース51にコネクタ差込口148を設け、電源スイッチ143の操作子145を前ケース51の外部にコネクタ差込口148を介して突出させた。このため、電源スイッチ143の操作子145を後ケース131の閉鎖状態で外部から手指で操作できるので、パチンコホールの営業状態に合わせて電源スイッチ143を日常的に支障なくオンオフ操作できる。
電源スイッチ143の操作子145がオン位置に操作された状態で後ケース131が閉鎖状態から開放状態に操作された場合には後ケース131の操作アーム132が操作子145のオフ操作部147を押圧操作することに基づいて操作子145をオン位置からオフ位置に操作するように構成した。このため、パチンコホールの営業が終了した直後に作業者が後ケース131を閉鎖状態から開放状態に操作することに連動して電源スイッチ143が強制的にオフされるので、作業者が基板ボックス115を回動操作することに基づいて払出制御基板107を点検する場合に電源基板105に手を触れることに気を使う必要がなくなる。電源スイッチ143の操作子145がオフ位置に操作された状態で後ケース131が開放状態から閉鎖状態に操作された場合には後ケース131の操作アーム132が操作子145のオフ操作部147から離間するように構成した。このため、作業者が点検作業の終了後に後ケース131を開放状態から閉鎖状態に戻した場合に電源スイッチ143がオンされることなくオフされたままになるので、電源スイッチ143をわざわざオフする手間がなくなる。
上記実施例1においては、基板ボックス115内の払出制御基板107に払出制御回路に換えてメイン制御回路を搭載しても良い。
上記実施例1においては、基板ボックス115内の払出制御基板107に払出制御回路およびメイン制御回路の双方を搭載しても良い。
上記実施例1においては、後ケース131を前ケース51に着脱可能であって回動不能に装着しても良い。
上記実施例1においては、後ケース131を前ケース51に回動可能であって着脱不能に装着しても良い。
上記実施例1においては、中枠2の台板部6に球受けレール57と仕切板61と仕切板63と仕切板64と仕切板67と仕切板68と仕切板69と仕切板70のそれぞれを形成し、台板部6に後面が開口する通路状の球排出通路71を形成する構成としても良い。前ケース51のベース板52は基板ユニット50の取付け状態で球排出通路71の後面を遊技球が脱落不能に閉鎖するものであり、球排出通路71の後面は基板ユニット50の取付し状態で遊技球が脱落可能に開放される。[その他発明1]は当該事項を記載したものである。
[その他発明1]
遊技球が転動することが可能な遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技盤の遊技領域内に設けられ、前記遊技盤の遊技領域内を転動する遊技球が入賞することが可能なものであって遊技球を前記遊技盤の遊技領域内から前記遊技盤の後方へ排出する複数の入賞口と、
前記遊技盤の遊技領域内に設けられ、前記遊技盤の遊技領域内を転動する遊技球のうち前記複数の入賞口のいずれにも入賞しなかったものを前記遊技盤の遊技領域内から前記遊技盤の後方へ排出するアウト口と、
前記遊技盤が収納される遊技盤収納部を有する支持枠と、
前記支持枠に前記遊技盤収納部の下方に位置して設けられ、前記遊技盤の遊技領域内に遊技球を弾き出す打球槌の駆動源を支持する台板部と、
前記支持枠の台板部に当該台板部の後方に位置して着脱可能に設けられ、前面および後面のそれぞれが開口する筒状の基板ケースと、
前記基板ケースの内部に設けられ、前記基板ケースの内部空間を前面が開口する球排出室および当該球排出室の後方に位置するものであって後面が開口する基板収納室に区画する仕切部材と、
前記基板ケースの基板収納室内に設けられ、電気部品が搭載された基板と、
前記基板ケースに設けられ、前記基板収納室の後面を閉鎖する閉鎖状態および前記基板収納室の後面を開放する開放状態相互間で操作可能な基板カバーと、
前記基板ケースに設けられ、前記複数の入賞口のそれぞれから前記遊技盤の後方に排出された遊技球を前記球排出室内に進入させると共に前記アウト口から前記遊技盤の後方に排出された遊技球を前記球排出室内に進入させる開口部と、
前記支持枠の台板部に設けられ、前記基板ケースが前記支持枠の台板部に取付けられた前記基板ケースの取付け状態で前記基板ケースの球排出室内に突出する複数の通路仕切板を備え、
前記複数の通路仕切板は、前記開口部から前記球排出室内に進入した遊技球を前記球排出室の外部に排出する球排出通路を前記基板ケースの取付け状態で前記基板ケースの球排出室内に形成するものであり、
前記基板ケースの仕切部材は、前記基板ケースの取付け状態で前記球排出通路の後面を遊技球が脱落不能に閉鎖するものであって前記基板ケースが前記台板部から取外された前記基板ケースの取付し状態で前記球排出通路の後面を遊技球が脱落可能に開放するものであることを特徴とするパチンコ遊技機。
2は中枠(支持枠)、11は上皿(球受け皿)、18は遊技盤、23は遊技領域、26は始動口、27は特別入賞口(可変入賞口)、51は前ケース(ユニットケース)、81は枠中継基板(第1の基板)、82は後コネクタ(第1のコネクタ)、87は横配線収納室(配線収納室)、94は外部端子基板(第2の基板)、96はコネクタ(第2のコネクタ)、102は配線、107は払出制御基板(制御基板)、115は基板ボックス、131は後ケース(ユニットカバー)、142は噛込み確認口(開口部)を示している。