JP3315402B2 - パチンコ遊技機における打球発射ユニット構造 - Google Patents

パチンコ遊技機における打球発射ユニット構造

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JP3315402B2
JP3315402B2 JP2002017212A JP2002017212A JP3315402B2 JP 3315402 B2 JP3315402 B2 JP 3315402B2 JP 2002017212 A JP2002017212 A JP 2002017212A JP 2002017212 A JP2002017212 A JP 2002017212A JP 3315402 B2 JP3315402 B2 JP 3315402B2
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敦詞 柏木
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株式会社サンセイアールアンドディ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関し、さらに詳しくは、遊技盤面に遊技球を発射する打
球発射装置に設けられる制御回路や外部回路との電気接
続のためのコネクタ部分を打球発射モータの熱から保護
するための打球発射ユニット構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機の打球発射装置は
主に操作ハンドルに関するユニット、打球の強さを調節
する弾発力調整ユニット、それらユニットを作動させる
打球発射ユニットが備えられている。この打球発射ユニ
ットは、電動モータおよびそれらを制御する打球発射制
御基板等によって構成され、打球発射制御基板は衝撃か
らの防止および保護の面から、基板収納ボックスに収納
されている。
【0003】しかし、この基板収納ボックスは、打球発
射装置制御基板を保護することのみを目的として構成さ
れているため、収納ボックスの内部に収納されている打
球発射装置制御基板の点検・修理等の作業を行う際に
は、その都度、制御基板を収納ボックスから取り外さな
ければならず、加えて、その取り外し、取付における操
作性の悪さから、その操作に手間がかかるという問題が
あった。
【0004】この問題を解決するべくものとして、特開
平2−229196号公報には制御基板を基板収納ボッ
クスから完全に取り外さなくとも、操作基板の裏・表の
点検、修理等の作業が可能であり、また基板収納ボック
スへの打球発射装置制御基板の装着を簡易化し得る基板
収納ボックスの構造が開示されている。この構造によれ
ば、基板収納ボックスの中央部を、収納される制御基板
面に対してほぼ直交する面で左右に分割し、分割した基
板収納ボックスの片面にて制御基板を片持ち支持した状
態で連結するというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−229196号公報にて開示されたものは、打球発
射装置制御基板の点検・修理を行う際の操作性、および
基板収納ボックスへの取付、取り外しの簡易性の両方を
持ち合わせた打球発射装置制御基板収納ボックスの構造
を目的としたにとどまり、打球発射モータの発熱等によ
る内部障害からの打球発射制御基板の保護には至ってい
ないため、回路障害等の防止には対応されていない。制
御基板は、打球発射制御基板に限らず熱に弱く、モータ
や機械の作動等の発熱を受けることによって、制御基板
の回路停止や暴走等の回路障害を引き起こすとの問題が
あった。
【0006】本発明の解決しようとする課題は、本パチ
ンコ遊技機において、打球発射モータの発熱から打球発
射装置制御基板を保護するのみならず、この制御基板へ
の各種コネクタの脱着の容易性並びにメンテナンスの簡
便性を具有する打球発射ユニット構造を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、パチンコ遊技機本体の内部
に設置されている打球発射モータの背面に放熱片を設け
ると共に、該打球発射モータの一側に打球発射装置制御
基板を収納する収納ボックスの取付台座を設け、該収納
ボックスは筐体と蓋体とからなり、該取付台座に取付け
られる該筐体内に打球発射装置制御基板が収納されると
共に、筐体はモータ側でない面が開口していてその開口
面に蓋体が被着され、該蓋体の一側壁には凹窪み状に三
方向が収納ボックス壁で囲まれ、一側方のみが開放され
たコネクタ収容部を設け、該コネクタ収容部には外部か
らのケーブルコネクタを前記打球発射装置制御基板に電
気接続するためのコネクタが設けられたパチンコ遊技機
における打球発射ユニット構造において、前記収納ボッ
クスの他側壁には、前記打球発射装置制御基板から打球
発射モータへ電気接続するためのコネクタケーブルが引
き出されると共に、このコネクタケーブルの先端のコネ
クタが前記打球発射モータに接続されたことを要旨とす
るものである。
【0008】上記構成を有する請求項1に記載されるパ
チンコ遊技機における打球発射ユニット構造によれば、
打球発射モータの制御基板は該打球発射モータの一側に
設けられる収納ボックス内に収容されているのでモータ
熱から保護されることはもとより、前記収納ボックスの
他側壁のやはりモータ側と反対側の面には、前記打球発
射装置制御基板から打球発射モータへ電気接続するため
のコネクタケーブルが引き出されている構造であるた
め、打球発射装置制御基板から打球発射モータへのコネ
クタケーブルもモータ熱から保護され制御回路の回路障
害や暴走状態が回避される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施例の
パチンコ遊技機の正面図、図2はその外観斜視図を示し
たものである。パチンコ遊技機10は、パチンコ機本体
側部を構成する外枠11と、パチンコ機前面部のベース
となる内枠12とを備え、その内枠12の額縁状に形成
された開口内周縁には金枠13が嵌められると共に、そ
の金枠13には遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が
開閉可能に設けられる。
【0010】そしてガラス扉15の下方位置には、打球
発射装置に供給される遊技球を貯留するための受け皿
(上受け皿)16が取付られ、更にその下方には、賞品
球の排出時に上受け皿16から溢れた球を貯留するため
の球受け皿(下受け皿)17が設けられている。尚、上
受け皿16に設けられる球抜けボタン18の操作により
上受け皿16内の遊技球が下受け皿17に向けて抜き落
とされる。
【0011】下受け皿17の図中右側位置には、遊技球
を遊技盤14面に向けて弾発発射する発射レバー20が
設けられ、この発射レバー20には遊技球を一球毎に発
射する為の単発スイッチ21が備えられる。発射レバー
20の回動操作する量に応じて遊技球を遊技盤14面に
向けて弾発発射する程度が調整されるとともに、所定回
動位置の検出により発射電源が投入されるようになって
いる。
【0012】また、前記内枠12の上辺縁から図中右側
辺縁には、合成樹脂製のレンズ体で構成される枠トップ
飾り23が設けられ、この枠トップ飾り23の内部に
は、枠飾りランプ24,24…や前記ガラス扉15開閉
用の鍵穴25の周囲を飾る鍵飾りランプ26が設けられ
ている。
【0013】パチンコ遊技機10の一側には、プリペイ
ドカードによる玉貸機(以下、「プリペイドカードユニ
ット」と称する)30が設置される。このプリペイドカ
ードユニット30は、一台の遊技機に一台づつ設置され
る。このプリペイドカードユニット30の設置に対応し
てパチンコ遊技機10の前記上受け皿16には、プリペ
イドカードによる遊技球の貸出し操作を行う為の球貸し
操作部31が設けられ、この球貸し操作部31には、プ
リペイドカードによる球貸出しを操作する球貸出しボタ
ン32、その球貸出しの可能状態を示す球貸出しボタン
ランプ33、プリペイドカードを排出させるカード返却
ボタン34、プリペイドカードの残高表示、およびエラ
ー表示を行う度数表示部35等が備えられている。
【0014】プリペイドカードの使用に際しては、プリ
ペイドカードユニット30に備えられるカード利用可表
示ランプ36の点灯中にカード挿入口37にプリペイド
カードを挿入し、金額設定ボタン38を操作することに
より、貸出し金額(100円、200円、300円、5
00円等)を選択することができる。前記上受け皿16
に備えられる球貸し操作部31の球貸出しボタン32を
操作することにより、予め選択された金額の球技球が貸
出されることになる。
【0015】前記内枠12の前面に設けられる遊技盤1
4は、遊技板に装着された金属製の内レール41、打球
槌により打球発射位置より弾発発射された遊技球を盤面
に向けて誘導する為の外レール42、打球位置および発
射レールより転動し遊技盤面に至った球の跳ね返り作用
のより再び打球が発射レールや打球位置に戻ることを防
止するファール止43、打球位置より転動してきた過大
な飛送力を有する球を遊技板右上部において衝撃を吸収
しつつ停止阻止し、遊技板面下に向けて落下させる返し
ゴム48等によりその周囲が構成され、その内側に遊技
領域が形成される。
【0016】図3は、その遊技盤面を拡大して示したも
のである。遊技盤14の遊技領域の中央やや上方には特
別図柄表示装置50が設けられ、その中央部に3つの特
別図柄表示部(図中左から順に左図柄表示部50A、中
図柄表示部50B、右図柄表示部50Cが設けられる。
各図柄表示部50A、50B、50Cは、夫々「1、
2、3、4、5、6、7、8、9」までの数字と、「法
師、鬼、車、姫、小槌」の各図柄の計14種類の表示に
よって構成される。
【0017】特別図柄表示装置50の直下位置には第一
種始動入賞口51が設けられ、更にその下方位置に第一
種特別電動役物52および普通電動役物(第一種始動入
賞口)53が設けられる。第一種特別電動役物52は、
通常は閉じている大入賞口54と、その大入賞口54が
開放されたときに遊技球の入賞が可能な特定入賞口55
とを備える。また普通電動役物53も通常は閉じてお
り、後述する普通図柄表示装置の表示記号によって開閉
動作されるようになっている。
【0018】遊技球発射装置により遊技盤14面に発射
された遊技球が第一種始動入賞口51又は普通電動役物
(第一種始動入賞口)53に入賞すると、特別図柄表示
装置50の特別図柄が左図柄50A、中図柄50B、右
図柄50Cの順で変動を開始する。その速度は遊技者が
それらの表示の変化を目で追えない程度に速いものであ
る。そして所定時間経過後、左図柄50A、中図柄50
B、右図柄50Cの順で変動停止される。そのときに変
動停止した時の各図柄50A、50B、50Cの組合せ
が、全て一致した時には、いわゆる「大当り」と称せら
れる特別遊技状態が得られ、条件装置が作動する。
【0019】条件装置が作動すると第一種特別電動役物
52が作動し、大入賞口54が約25.0 秒間開放され
る。その大入賞口54の開放中および第一種特別電動役
物52の作動終了から約2.0 秒以内に、遊技球が特定
入賞口55を通過すると役物連続作動装置が作動し、そ
の第一種特別電動役物52の開放動作終了後、再びその
第一種特別電動役物52が作動して大入賞口54が開放
される。この大入賞口54が開放される都度その大入賞
口54に遊技球が10個入賞した時は、開放動作時間中
であってもその大入賞口54はいったん閉じられ、所定
の短いインターバル時間(例えば、3〜4秒)経過後、
次の開放動作へ移行する。
【0020】この「大当り」の遊技状態における第一種
特別電動役物52の連続開閉作動は、最高16回まで繰
り返される。ただし、大入賞口54が開放動作中および
第一種特別電動役物52の作動終了から約2.0 秒以内
に、遊技球が特定入賞口55を通過しなかった場合は、
その大入賞口54の開放動作の終了後、新たにその大入
賞口54が開放されることはなく、これにより「大当
り」の遊技状態は終了する。
【0021】なお、第一種始動入賞口51および普通電
動役物(第一種始動入賞口)53の賞球の個数は4個ま
で記憶され、その個数分特別図柄表示装置50の左右に
設けられる特別図柄用記憶表示LED56a〜56dが
点灯する。特別図柄表示装置50の図柄50A、50
B、50Cの組合せがこの特別図柄表示用LEDが点灯
し始動入賞の記憶ある間は、その記憶表示LED56a
〜56dに表示される個数分の図柄変動停止が繰り返さ
れる。
【0022】特別図柄表示装置50の直上位置には7セ
グデジタル表示の普通図柄表示装置60が設けられる。
この普通図柄表示装置60の図柄は、「A、b、C、
d、E、−」の6種類によって表示される。この普通図
柄表示装置60の図柄は、遊技盤14面の特別図柄表示
装置50の左右両側に遊技球が通過可能なゲート61
a、61bが備えられ、遊技球がこのゲート61a、6
1bを通過すると変動を開始する。普通図柄表示装置6
0には、通常モードと変動時間短縮モードの2種類の状
態があり、普通図柄は変動を開始してから通常モード時
は約29.0 秒、変動時間短縮モード時は約5.0 秒経
過すると変動停止する。
【0023】そして変動停止した普通図柄が「A、b,
C,d,E」のいずれかの時、前記普通電動役物(第一
種始動入賞口)53が通常モード時は約 0.3秒、変動
時間短縮モード時は約 0.8秒間の開放動作を行う。そ
の間に普通電動役物(第一種始動入賞口)53に遊技球
が入賞すれば、その入賞個数分だけ前述の特別図柄表示
装置50の特別図柄の変動開始回数が増えることにな
る。尚、普通図柄が「−」で停止した場合は、普通電動
役物(第一種始動入賞口)53は開放動作を行わない。
【0024】なお、ゲート61a、61bを通過した遊
技球の個数は4個まで記憶され、その個数分普通図柄表
示装置60の隣に設けられる普通図柄用記憶表示LED
62a〜62dが点灯する。そしてその記憶表示LED
62a〜62dが点灯した個数分、その普通図柄の変動
停止が繰り返される。変動時間短縮モード時において記
憶による変動開始が行われているときは、変動時間が更
に短縮され、約1.0秒以上が経過した時点で変動停止
される。
【0025】特別図柄表示装置50の最上部には天入賞
口64が設けられており、その左右両側には左袖入賞口
65aおよび右袖入賞口65bが設けられ、又、前記第
一種特別電動役物52の左右両側には左落し入賞口66
aおよび右落し入賞口66bが設けられている。更に遊
技盤14面には、打球槌により弾発発射された遊技球の
落下してくる方向を無作為に変更させたり、打球の流下
速度および方向を変化させる風車67、67や障害釘6
8、68…、あるいは遊技の演出効果を高めるためある
一定の契機により点灯(点滅)を行うランプ風車69、
69、サイドランプ70、70等が設けられている。そ
して遊技盤14の最下部には、何れの入賞口にも入賞し
なかった遊技球(アウト球)を回収し、集合処理するア
ウト口71が設けられている。
【0026】発射された遊技球が、遊技盤14面に設け
られた各入賞口のうち、天入賞口64、左袖入賞口65
a、右袖入賞口65b、第一種始動入賞口51、普通電
動役物(第一種始動入賞口)53に入賞すると5個、左
落し入賞口66aおよび右落し入賞口66bに入賞する
と10個、大入賞口54および特定入賞口55に入賞す
ると15個の賞球が払出される。
【0027】尚、遊技盤14の遊技領域の外側には、入
賞の発生により払い出される賞球数を表示する賞球数表
示部72、賞球の払出し動作時に点灯(点滅)表示駆動
される球払出しLED73、タンクやタンクレール上の
遊技球が所定量以下になったとき点灯(点滅)し、その
旨表示する球切れLED74等が設けられる。
【0028】図4は、パチンコ遊技機の裏面図、図5は
その外観斜視図である。パチンコ遊技機10の裏面に設
けられる機構板76面の上方位置に、遊技場の島から供
給される遊技球を一時貯留する賞球タンク77が設けら
れると共に、その賞球タンク77に連設されてタンクレ
ール78が設けられ、このタンクレール78のさらに下
端部分に同じく機構板76面に設けられる賞球払出ユニ
ット(機構部)80が連設されている。
【0029】このタンクレール78には、前記賞球タン
ク77やタンクレール78上の遊技球の補給状態により
作動される補給スイッチ81が設けられ、さらに賞球払
出機構部80の直前において賞球の欠乏を検出し、払出
し機構の空動作を防止する為の空切り防止スイッチ82
が設けられている。賞球払出機構により払出された賞球
がパチンコ遊技機内で充満した場合には、これを検出す
る満タンスイッチ83、あるいは機内で充満した遊技球
により係動され満タンスイッチ83を押動する満タンス
トッパ84等も備えられている。
【0030】また、遊戯中に遊技盤14面の各入賞口に
入った入賞球(セーブ球)は、中央カバー86に覆設さ
れたセーフ球誘導路で集められ、セーフ球排出機構部8
5において一球毎に球切りされ、検出が行われた後、機
外へ排出されるようになっている。
【0031】そして各種の制御基板がこの機構板76に
は取付けられている。例えば、プリペイドカードに係わ
る情報をパチンコ遊技機10の外部において処理するプ
リペイドカードユニット30、遊技機本体と本体外部と
の情報の入出力をおこなうCR外部接続端子基板87お
よびその外部接続端子97、発生したセーフ球の種別に
応じて所定個数の賞球を前記賞球払出機構部80に払出
し動作させるCR賞球払出制御基板88、プリペイドカ
ードに係る情報と球貸し情報に基づいてCR賞球払出制
御部を制御するカードインターフェイス基板89が設け
られている。
【0032】また、前記CR外部接続端子基板87、カ
ードインターフェイス基板89、CR賞球払出制御基板
88相互間においてカードデータ処理に係わる情報を中
継するCR中継基板90、パチンコ遊技機10の遊技盤
14面で発生したセーフ球を検出して特別図柄表示装置
50を駆動制御し、その特別図柄の表示態様を設定切り
替え制御し、入賞の種別に対応して所定個数の賞球の払
出し等を行う主基板91等がこの機構板76に取付けら
れている。そして、これら独立してそれぞれ組み付けら
れた各種基板は、着脱可能なようにコネクタ配線で相互
に接続されている。なお、パチンコ遊技機10の外部の
プリペイドカードユニット30と遊技機本体との間の情
報の入出力は、カードインターフェイス接続部92を介
して行われる。
【0033】前記CR賞球払出制御基板88は、賞球の
不足欠乏、および供給状態、排出状態の異常を検出し、
払出し動作の停止と、表示動作も合わせて行われるもの
で、ここにはCR賞球払出制御基板88や賞球払出機構
部80等の賞球払出制御機構において遊技球の不足、球
詰まり、回路操作異常、ソフトエラー等の異常が発生し
た場合にその旨を表示するエラー表示部93、あるいは
エラー状態が解除された場合に前記エラー表示部93を
初期状態に復帰リセットさせるエラー表示リセットボタ
ン94が設けられている。
【0034】また前記主基板91には、特定図柄表示装
置50に於いて発生する当たりの出現状態(確率)を3
個のLEDにて表示する設定表示LED95、あるいは
前記当たりの出現確率を所定条件下のみ切替え可能に設
定する為の確率モード設定スイッチ96が設けられてい
る。
【0035】パチンコ遊技機10で発生した各種情報は
機構板76の上部片隅に設けられる外部接続端子97を
介して遊技機外部の遊技場管理装置へ出力される。特別
図柄表示装置50の図柄若しくは入賞装置の始動回数、
所定図柄の確定により発生する大当たりの発生回数、遊
技者に特別な利益状態を継続させる継続情報、当該パチ
ンコ遊技機における当たりの出現確率、不正検出信号等
の各種情報がこの外部接続端子92を介して入出力され
ることになる。
【0036】さらに、機構板76の裏面下方隅寄り位置
には、本発明の構成部分である、遊技球を遊技盤14面
に向けて弾発発射するための打球発射装置100が備え
られている。この打球発射装置100は、打球発射モー
タ101のほか、発射装置制御回路、打球槌、弾発力調
整手段等により構成される。タッチ感度調整ボリューム
102は、遊技者の打球発射操作ハンドルへの接触を検
出して打球発射モータ101の電源を投入するタッチス
イッチ回路の検出感度を調整する為に設けられ、また、
遊技球発射調整ダイヤル103は、遊技盤14面へ向け
ての遊技球弾発力、飛走距離をパチンコ遊技機の裏面側
で調整設定する為に設けられている。前記打球発射モー
タ101には、ステッピングモータが用いられている。
【0037】打球発射装置100に近接して打球発射装
置制御基板104が設けられ、これには打球発射モータ
101の駆動制御回路およびスイッチ回路が含まれてい
る。打球発射モータ101の駆動制御回路では、モータ
の回転速度、トルク、特に一分間に発射する遊技球の打
球間隔、速度等が設定されている。なお、このパチンコ
遊技機10は、電源プラグ106を介してAC100V
電源に接続されている。また、前記外部接続端子97よ
り引き出されたリード線107は、コネクタ端子108
および電源プラグ109を介してAC24V電源に接続
されている。
【0038】図6は、遊技盤14の裏面に設けられるセ
ーフ球の流出経路を示したものである。図示されるよう
に、普通電動役物(第一種始動入賞口)53、天入賞口
64、左袖入賞口65a、左落し入賞口66aに入賞し
たセーフ球は、傾斜板状のセーフ球集合路(セーフ球集
合板)111上に落下し、その傾斜下端位置に設けられ
る、同じ傾斜板状のセーフ球誘導路(セーフ球誘導板)
112を介して前述のセーフ球排出機構部85へ誘導さ
れる。また第一種始動入賞口51、大入賞口54、特定
入賞口55、右袖入賞口65b、右落し入賞口66bに
入賞したセーフ球は直接セーフ球誘導路112上に落下
し、セーフ球排出機構部80へ誘導されるように構成さ
れている。
【0039】前記第一種始動入賞口51、及び普通電動
役物(第一種始動入賞口)53に入ったセーフ球の流出
経路には、それぞれそれらの入賞を感知する第一種始動
用検出スイッチ113a、113bが設けられる。また
前記大入賞口54に入ったセーフ球の流出経路には、そ
の大入賞口54内への入賞球数を計数(カウント)する
カウント用スイッチ114が設けられ、前記特定入賞口
55に入ったセーフ球の流出経路には、その特定入賞口
55にセーフ球が入ったことを感知する特定入賞検出用
スイッチ115が設けられている。さらに前記ゲート6
1a、61bを通過する遊技球の通過経路には、遊技球
がゲート61a、61bを通過したことを感知するゲー
ト用スイッチ116a、116bがそれぞれ設けられて
いる。
【0040】そして前記第一種始動用検出スイッチ11
3a、113bからの検出信号により前記第一種始動入
賞口51、53に遊技球の入賞があったことが検知され
ると、前述したように特別図柄表示装置50が駆動され
る。また第一種特別電動役物52の作動中に前記カウン
ト用スイッチ114からの検出信号により前記大入賞口
54の一回毎の開放状態で10個のセーフ球の入賞があ
ったことが検知されると、その大入賞口54は閉じられ
る。
【0041】さらにその大入賞口54の開放状態の間に
前記特定入賞検出用スイッチ115からの検出信号によ
り特定入賞口55に遊技球の入賞があったことが検知さ
れれば、前記第一種特別電動役物52の作動は繰り返さ
れることになる。またゲート用スイッチ116a、11
6bからの検出信号があれば、前述したように普通図柄
表示装置60が駆動されることになる。遊技盤14裏面
には普通電動役物(第一種始動入賞口53)を開閉動作
させる普通電動役物用ソレイノイド119や大入賞口6
4を開閉動作させる大入賞口用ソレノイド120も設け
られている。
【0042】一方、前記天入賞口64及び左右袖入賞口
65a、65bの各入賞口に入ったセーフ球の流路には
5個払出用検出スイッチ117a、117bが設けら
れ、これらの検出スイッチ117a、117bからの検
知信号に基づいて前述の賞球払出機構部80より所定個
数(5個づつ)の賞球が払出される。また前記第一種始
動入賞口51、あるいは普通電動役物53に設けられる
前述の第一種始動用検出スイッチ113a、113bか
らの検出信号によっても同様に賞球払出機構部80より
5個の賞球が払出されるようになっている。
【0043】また前記大入賞口54に設けられるカウン
ト用スイッチ114、あるいは特定入賞口55に設けら
れる特定入賞検出用スイッチ115からの検出信号があ
れば、賞球払出機構部80より15個の賞球が払出され
る。尚、前記左右落し入賞口66a、66bに入ったセ
ーフ球の流路には入賞検出スイッチは設けられていない
が、セーフ球払出機構部85に設けられる後述のセーフ
球検出スイッチによりトータルのセーフ球個数がカウン
トされるので、その個数差分だけ10個づつの賞球が払
出されることになっている。
【0044】図7は、賞球払出機構及びセーフ球排出機
構における遊技球の流路を示したものである。初めに賞
球払出機構について説明すると、前述したことと一部重
複するが、タンクレール78の球流路下端部に賞球払出
樋121と球抜き樋122とが分岐して設けられ、賞球
払出樋121の下流位置に前記賞球払出機構部80が設
けられるものであり、その賞球払出機構部80の開放下
端口123より流下した賞球はクッションローラ124
を介して上面開口した箱型の賞球保留部125に一時的
に保留され、通常は球出口126より上受け皿16へ払
出され、上受け皿16が満杯になったときは賞球通路樋
体128を介して下受け皿17へ払出されるようになっ
ている。
【0045】図8は前述の図3に示した遊技盤14の裏
面側に位置する筐体内部に設けられる各種制御基板の配
置関係を示したものである。例えば、前述の特別図柄表
示装置50の特別図柄を変動表示させる特別図柄表示基
板151、遊技盤14面の第一種始動入賞口51や普通
電動役物53に入賞があったときにこの特別図柄表示基
板15を駆動させる特別図柄制御基板152、前述の特
別図柄用記憶表示LED56a〜56dを点灯させる特
別図柄用記憶表示左基板153a及び右基板153b、
前述の普通図柄表示装置60の普通図柄を変動表示させ
る普通図柄表示装置基板154が設けられる。
【0046】またゲート61a、61bを遊技球が通過
したときにそのゲートLEDを点灯させる左肩及び右肩
ゲートLED基板155a、155b、サイドランプ7
0、70を点灯させるサイドランプ基板156、15
6、左袖及び右袖入賞口65a、65bに入賞があった
ときにそれらの入賞口のLEDを点灯させる左袖及び右
袖入賞口ランプ基板157a、157b、前述の第一種
特別電動役物52の条件動作中に大入賞口54を開閉動
作させる大入賞口基板158、その大入賞口54の開閉
動作中にその左右ランプを点灯させる左右の大入賞口ラ
ンプ基板159a、159b、並びに大入賞口の左右L
EDを点灯させる大入賞口左LED基板160a及び右
LED基板160bも設けられる。
【0047】さらに前述の枠トップ飾り23内の枠飾り
ランプ24等を点灯させる天飾りLED基板161、ラ
ンプ風車69を点灯させるランプ風車基板164、そし
てこれらの各種基板と前述の主基板91とを接続し該主
基板91からの指令を上記各種基板に伝達する中継基板
162等がこの筐体内部には設けられている。尚、遊技
盤面の筐体内部には、その他に遊技機前面のガラス扉1
5が設けられる金枠13がこじ開けられた場合などにこ
れを検出する金枠スイッチ163等も設けられる。
【0048】図9は、上述した各種制御基板の電気的接
続関係を示す制御ブロック図である。この制御ブロック
図でもわかるように、特別図柄表示装置50の特別図柄
制御基板152は直接主基板91に接続され、普通図柄
表示装置60の普通図柄表示装置基板154は中継基板
162を介して主基板91に接続されている。また特別
図柄用記憶表示基板153a、153b、ゲートLED
基板155a、155b、サイドランプ基板156、袖
入賞口ランプ基板157a、157b、ランプ風車基板
164、第一種始動口用スイッチ113a等も中継基板
162を介して主基板91に接続されている。
【0049】一方大入賞口ランプ基板159a,159
b、大入賞口LED基板160a、160b、第一種始
動口用スイッチ113b、カウント用スイッチ114、
特定領域入賞検出用スイッチ115、普通電動役物開放
用ソレイド119、第入賞口開放用ソレノイド120等
は大入賞口基板158に接続されており、この大入賞口
158が中継基板162を介して主基板91に接続され
ている。
【0050】更に前記主基板91はCR外部接続端子基
板87やCR賞球払出制御基板88と接続され、CR賞
球払出制御基板88はCR中継基板90を介して賞球払
出機構部80の賞球モータ131やフォトセンサ13
4、空切り防止スイッチ82等と接続される。またCR
賞球払出制御基板88には満タンスイッチ83、セーフ
球排出ソレノイド141、セーフ球検出スイッチ14
2、金枠スイッチ163等が接続されるほか、発射装置
制御基板104を介して遊技球発射装置100の発射レ
バー20、単発スイッチ21、発射モータ101に接続
され、更にこのCR賞球払出制御基板88にはカードイ
ンターフェース基板89を介してプリペイドカードユニ
ット30に接続されるほか、前述の球貸し操作基板と度
数表示基板に接続されている。
【0051】その他天飾りLED基板161や各種の制
御基板、さらにスイッチ類等もこの制御基板には設けら
れているが、図面に示すのみで説明は省略する。また、
各制御基板間の電気信号の送受信関係や各種スイッチ類
信号の入出力関係は矢印で示しており、重ねて説明する
ことは割愛する。
【0052】図10は本発明の要部である打球発射装置
100の構造を示した分解斜視図である。図示されるよ
うに、遊技機本体にビス止め等により取付られる打球発
射装置取付基板178に、遊技盤面に向けて遊技球を一
球ずつ弾発発射させる打球槌181が止軸188を中心
に回動自在に支持され、この取付基板178に取着され
る上下一対の弾性ストッパ部材184a,184bに打
球槌181が当接された位置で、この打球槌181の上
端の弾発部190が遊技球発射口(詳細は省略)に突入
されるようになっている。この打球槌181の中間部に
は、遊技球発射口に遊技球を一個ずつ供給する球送り部
材(図示略)に供給可能な針金状の係合ロッド189が
取着され、この係合ロッド189の先端にこの係合ロッ
ド189の傾動に伴って前記球送り部材を円滑に案内す
るコイル巻き状の案内部187が設けられている。
【0053】前記打球発射装置取付基板178の一側寄
り位置には、前記打球槌181を引張り付勢するバネ部
材183の引張り力を調整するバネ調整部材173が取
付られ、このバネ調整部材173に前記バネ部材183
の一端が係止されると共に、このバネ部材の他端を前記
打球槌181に係止させ、このバネ部材183の引張り
力により、前記打球槌181の弾発部190が常時は遊
技球発射口に突入されるようになっている。
【0054】前記バネ調整部材173には、前記バネ部
材183の引張り力を調整するための遊技球発射調整ダ
イヤル191が設けられ、この遊技球発射調整ダイヤル
191のフック部に前記打球発射装置取付基板178に
取付られるプーリーユニット182内のプーリー192
により引き出されるベルト193の先端部が係留され
る。そして、発射レバー20と単発スイッチ21が設け
られるハンドル本体179の回転軸194が前記取付基
板に取着されるハンドル台180に貫挿されて前記プー
リーユニット182内のプーリー192に連繋されてお
り、発射レバー20の回動量に応じてプーリー192の
回転量が変わることにより、前記遊技球発射調整ダイヤ
ル191によるバネ部材183の引張り力が調整される
ようになっている。
【0055】一方、前記打球発射装置取付基板178に
モーターブラケット177がネジ止め等により一体的に
取付られ、このモータブラケット177に打球発射モー
タ101が取付られている。そして、この打球発射モー
タ101の駆動軸には打球槌181を回動駆動させるた
めの板カム176が設けられ、この板カム176には前
記打球槌181に取付られたカムフォロアとしての作動
ピン186に接触可能となっている。打球発射モータ1
01の駆動に伴い、板カム176が回転すると前記作動
ピン186が板カム176に押され、打球槌181は前
記バネ部材183の付勢力に抗して、その弾発部190
が打球発射口から離間する方向へ傾動すると共に、板カ
ム176との接触が外れると、弾発部190がバネ部材
183の付勢力により、打球発射口に突入する方向へ復
帰傾動し、この往復傾動を繰り返すようになっている。
【0056】そして、前記打球発射モータ101の背面
には、そのモータ自身の駆動によって生じる発熱を放熱
するための放熱片195が複数列に渡って設けられる。
また、前記モーターブラケット177には、前記打球発
射モータ101の一側に位置して打球発射装置制御基板
104を収納する開閉式の収納ボックス196の取付台
座197を設け、この取付台座197に取付られる収納
ボックス内に打球発射装置制御基板104が収納されて
いる。収納ボックス196は、打球発射モータ101に
直接取着される上面開口の筺体198と、この筺体19
8の開口面に被着される蓋体199とにより構成され、
筺体198内に前記打球発射装置制御基板104を収容
した後、蓋体199と筺体198にビス止め(図示され
ず)等することにより、一体的に組み付けている。
【0057】さらに該収納ボックス196の一側壁に
は、前記打球発射装置制御基板104から打球発射モー
タ101へ電気接続するためのコネクタケーブル201
が引き出され、このコネクタケーブル先端のコネクタ
は、前記打球発射モータ101に接続されるようになっ
ている。また、収納ボックス196の他側壁には、打球
発射装置制御基板104とCR賞球払出制御基板88と
を電気接続するためのコネクタ収容部202、および発
射レバー20や単発スイッチ21と打球発射装置制御基
板104とを電気接続するためのコネクタ収容部203
が、三方向が収納ボックス壁で囲まれ、一側方が開放さ
れた凹窪み状に設けられ、このコネクタ収容部202,
203に夫々CR賞球払出制御基板88からのケーブル
コネクタ204、及び発射レバー20や単発スイッチ2
1からのケーブルコネクタ205を電気接続するための
コネクタ206a,206bが設けられている。なお、
前記収納ボックス196の背面には、発射レバー20へ
の回動を検出して打球発射モータ101への電源を投入
するためのタッチ感度調整ボリューム173が設けられ
ている。
【0058】しかして、このように構成された打球発射
装置のユニット構造によれば、遊技者がハンドル本体1
79を握りそのハンドル操作をすることにより打球発射
モータ101が駆動し、そのモータの駆動によって板カ
ム176が回転することにより打球槌181によって遊
技球が1球ずつ打球発射口より遊技盤14面にむけて発
射されるものであるが、その時に打球発射モータ101
の駆動に伴い発生するモータの発熱は、その打球発射モ
ータ101の背面に設けられる複数列からなる放熱片1
95によって放熱される。
【0059】従って、打球発射モータ101そのものが
熱を帯びてオーバーヒートするようなことは回避される
が、さらにその打球発射モータ101に近接して収納ボ
ックス196内に収納される打球発射装置制御基板10
4がそのモータの熱影響を受けて回路障害を引き起こす
ようなことが回避される。そしてこの打球発射装置制御
基板104は、この打球発射装置100とCR賞球払出
制御基板88との中継的役割を果たすものであって、こ
のパチンコ遊技機の中枢的役割をもつ主基板91との指
令制御に関るものであるから、この打球発射装置制御基
板104を打球発射モータ101の発熱から保護される
ことにより、このパチンコ遊技機の遊技が円滑に制御さ
れることになる。
【0060】しかも、その打球発射装置制御基板104
とCR賞球払出制御基板88とのコネクタ制御部および
打球発射レバー20等とのコネクタ接続部が打球発射装
置制御基板104の収納ボックス196の一側壁にモー
タからの熱を避ける状態で設けられているので、一層そ
のような制御回路の回路障害や暴走状態が回避されるも
のである。
【0061】また、発射レバー20や単発スイッチ21
(操作ハンドル部)がパチンコ遊技機本体の前面部に装
着され、打球発射装置取付基板178若しくは打球発射
モータ101、打球発射装置制御基板104が、該遊技
機本体の裏面に装着された後、該遊技機前面側から引き
出された発射レバー20や単発スイッチ21のケーブル
コネクタ205を打球発射装置制御基板104に付設さ
れたコネクタ206aに脱着可能に接続するだけで、打
球起動信号の電気系統がパチンコ機の前面側から裏面側
にわたって簡単に組み付けることが可能となる。打球起
動回路の不具合時には、発射レバー20若しくは操作ハ
ンドル部の内部に収容された単発スイッチ21を打球発
射装置制御基板104からワンタッチで切り離し、修理
・交換等の作業が可能となる。
【0062】さらに、打球発射装置制御基板104に対
しては、賞球払出制御基板88との電気接続を適宜脱着
可能とするためのケーブルコネクタ204を収納するコ
ネクタ206bが設けられていることから、打球発射装
置の制御回路と賞球払出制御回路相互間における電気的
不具合発生時には、必要に応じて何れか一方、若しくは
双方を該コネクタより離脱させ、異常部分の修理・交換
が可能となる。
【0063】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変
更、あるいは改善は勿論可能である。特に上記実施例は
いわゆるフィーバータイプのパチンコ遊技機に適用した
例を示したが、このタイプのパチンコ遊技機に限られる
ものではなく、各種の遊技機にも適用できることは言う
までもない。
【0064】
【発明の効果】本発明の請求項1記載に係るパチンコ遊
技機における打球発射ユニット構造によれば、打球発射
モータの制御基板は収納ボックス内に収納されてモータ
の熱から保護されているので、その制御基板が遊技中に
回路障害を起こすことは回避され、また、この打球発射
装置制御基板にコネクタ接続される打球発射レバーから
のケーブルコネクタ並びに賞球払出機構部の賞球払出し
制御を行うCR賞球払出制御基板からのケーブルコネク
タのコネクタ部に加え、これらのコネクタ接続やコネク
タケーブルの引き出しも、その打球発射モータの熱を遮
るように構成上配慮されているので、外部回路との信号
の送受信等も正常に行われ、制御回路の回路障害や破
損、あるいは暴走等によって遊技中にトラブルが生じる
ことが回避され、遊技者は安心して遊技を楽しむことが
できる。しかもこれらのコネクタ接続は収納ボックスの
一側壁においてそれぞれ行われるものであるから、コネ
クタ接続配線作業が容易であってメンテナンス上の利便
性も有するなどその意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるパチンコ遊技機
の正面図である。
【図2】図1に示したパチンコ遊技機の外観斜視図であ
る。
【図3】同じく図1に示したパチンコ遊技機の遊技盤拡
大図である。
【図4】図1に示したパチンコ遊技機の裏面図である。
【図5】図4に示したパチンコ遊技機の裏面斜視図であ
る。
【図6】遊技盤の裏面に設けられる入賞球(セーフ球)
の流出経路を説明する図である。
【図7】本パチンコ遊技機における賞球払出機構及びセ
ーフ球排出機構における遊技球(賞球、セーフ球)の流
出経路を示した図である。
【図8】遊技盤の筺体内部における各制御基板の配置関
係を示した図である。
【図9】本パチンコ遊技機における制御ブロック図であ
る。
【図10】本発明における打球発射装置機構部の詳細を
示した分解斜視図である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機 20 打球発射レバー 80 賞球払出機構部 88 CR賞球払出制御基板 101 打球発射モータ 104 打球発射装置制御基板 196 打球発射装置制御基板収納ボッ
クス 201 コネクタケーブル 202、203 コネクタ端子収容部 204,205 ケーブルコネクタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−315227(JP,A) 特開 昭63−150084(JP,A) 特開 昭64−13750(JP,A) 特開 昭64−13751(JP,A) 実開 平8−1267(JP,U) 実公 平2−29516(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ遊技機本体の内部に設置されて
    いる打球発射モータの背面に放熱片を設けると共に、該
    打球発射モータの一側に打球発射装置制御基板を収納す
    る収納ボックスの取付台座を設け、該収納ボックスは筐
    体と蓋体とからなり、該取付台座に取付けられる該筐体
    内に打球発射装置制御基板が収納されると共に、筐体は
    モータ側でない面が開口していてその開口面に蓋体が被
    着され、該蓋体の一側壁には凹窪み状に三方向が収納ボ
    ックス壁で囲まれ、一側方のみが開放されたコネクタ収
    容部を設け、該コネクタ収容部には外部からのケーブル
    コネクタを前記打球発射装置制御基板に電気接続するた
    めのコネクタが設けられたパチンコ遊技機における打球
    発射ユニット構造において、前記収納ボックスの他側壁
    には、前記打球発射装置制御基板から打球発射モータへ
    電気接続するためのコネクタケーブルが引き出されると
    共に、このコネクタケーブルの先端のコネクタが前記打
    球発射モータに接続されたことを特徴とするパチンコ機
    における打球発射ユニット構造。
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