JP2001347034A - パチンコ遊技機における制御基板取付構造 - Google Patents

パチンコ遊技機における制御基板取付構造

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JP2001347034A
JP2001347034A JP2001116381A JP2001116381A JP2001347034A JP 2001347034 A JP2001347034 A JP 2001347034A JP 2001116381 A JP2001116381 A JP 2001116381A JP 2001116381 A JP2001116381 A JP 2001116381A JP 2001347034 A JP2001347034 A JP 2001347034A
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ball
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Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ遊技機において、遊技機本体の裏面
や遊技盤の裏面に数多く設けられる各種の制御基板を占
有スペースやノイズ障害等の面から効果的に配置した制
御基板組付構造を提供すること。 【解決手段】 遊技盤14に設けられる特別図柄表示装
置50や普通図柄表示装置60からなる図柄表示ユニッ
トの裏面に、特別図柄表示装置50の特別図柄を変動さ
せる特別図柄表示基板151とその特別図柄表示基板1
51を駆動制御する特別図柄制御基板152と、遊技盤
裏面に設けられる各種の制御基板とこのパチンコ遊技機
の制御の中枢をなす主基板91との中継的役割を果たす
中継基板162とを立体積層状に組付け、特別図柄表示
基板151と特別図柄制御基板152、遊技盤裏面の各
種の制御基板と中継基板162、あるいは特別図柄制御
基板152及び中継基板162と主基板91が電気的に
接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関し、さらに詳しくは、遊技機本体の裏面や遊技盤裏面
に設けられる各種制御基板の組付構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機においては、ゲームの趣
向を凝らすため近年ではいわゆるフィーバータイプのも
のが人気を集めている。このフィーバータイプの遊技機
は、例えば、遊技盤面の特定の入賞口に遊技球が入る
(この遊技球のことを以下「セーフ球」と略称する)と
特別図柄表示装置の複数の図柄(数字や絵模様等)が変
動し、停止時の図柄の組合せによって「大当り」と称さ
れるように、しばらくの間その遊技盤面の大入賞口が何
回か連続して開放され、その間多数の入賞が得られ遊技
者に大量の賞球が払出されるようになっている。
【0003】このようなパチンコ遊技機においては、各
種の制御が有機的に関連性を持ってなされている。例え
ば、遊技盤面の特定の入賞口に遊技球が入った時の図柄
表示装置の駆動制御、賞球払出機構部からの賞品球(以
下「賞球」と略称する)の払出制御、遊技盤面の各種ラ
ンプの遊技状態に応じた点滅動作制御等々である。
【0004】そこでパチンコ遊技機の本体裏面や遊技機
本体を構成する筐体内部(遊技盤の裏面)等には数多く
の制御基板が取付けられている。そしてこれらの各種の
制御基板からの指令信号により遊技機の図柄表示装置の
駆動制御や賞球の払出操作等が円滑に行われて遊技者が
快適に遊技を楽しむことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに多くの制御基板を有するパチンコ遊技機において
は、それらの制御基板を遊技機本体裏面や筐体内部の遊
技盤裏面のどこに取付けるのか、これらを取付けること
のできる占有面積(スペース)が限られていることから
その取付位置の決定に窮することが多々ある。特に互い
に信号の送受信関係にある制御基板の取付位置が互いに
離れておれば、電気的配線が複雑となり、電気接続が円
滑に行われないことも懸念される。
【0006】また遊技機本体内には遊技盤の各入賞口に
入ったセーフ球や賞球払出しのための賞球など数多くの
遊技球が引切り無しに流れている。これらの遊技球は通
常静電気を帯びており、特に賞球払出機構部より払出さ
れる賞球の静電気によるノイズ障害によってその賞球払
出機構部からの賞球の払出動作を制御する賞球払出制御
基板が誤動作すれば、遊技者への正確な賞球の払出操作
が損なわれることになる。
【0007】更に例えば前述のようにフィーバーの遊技
状態においては、遊技盤面の各入賞口より数多くの入賞
が連続して行われるため遊技機本体内のセーフ球の流路
がそのセーフ球によって塞がれ、球詰り等を生じること
もあるが、そのような時に遊技機本体の裏面を覗いても
どこに球詰り等のトラブルが生じているのかがわかり難
く、遊技機本体裏面に取付けされている各種の制御基板
が特にトラブル位置の確認を妨げているのが実情であっ
た。またこれらの制御基板の取付けによってセーフ球の
流路が狭くなり、そのようなトラブルの原因にもなって
いた。
【0008】本発明の解決しようとする課題は、数多く
の制御基板が遊技機本体の裏面や遊技盤の裏面に設けら
れるパチンコ遊技機において、それらの制御基板の取付
占有面積(スペース)の有効利用を図り、遊技球の静電
気によるノイズ障害等の生じない配置を達成し、更には
遊技機本体内での球詰り等のトラブルに対してメンテナ
ンスが容易な制御基板組付構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に請求項1に記載の発明は、遊技盤に中央部に図柄表示
装置を備えたパチンコ遊技機において、遊技機本体の裏
面側若しくは前記遊技盤の裏面側に各種の制御基板が設
けられるものであって、互いに電気的に接続される相互
の制御基板が立体積層状に組付けられていることを要旨
とするものである。
【0010】この場合に前記相互の制御基板は、例え
ば、前記相互の制御基板が、遊技盤に設けられる図柄表
示装置の図柄を変動表示させる図柄表示基板と、該図柄
表示基板を駆動制御する図柄表示制御基板と、遊技盤裏
面に設けられる各種の制御基板とこのパチンコ遊技機の
中枢的制御をなす主基板との中継的役割を果たす中継基
板とにより構成されていることにより構成されている。
上記構成を有する制御基板組付構造によれば、各制御基
板間の電気接続が円滑に行われ、また基板の占有面積
(スペース)を縮小できることになる。
【0011】また請求項3に記載の発明は、遊技機本体
の裏面にこのパチンコ遊技機の中枢的制御をなす主基板
からの指令により賞球払出機構部の賞球払出動作を指令
制御する賞球払出制御基板が設けられていることを要旨
とするものである。このような構成とすることにより、
静電気を帯びた賞球からのノイズによって賞球払出制御
基板が誤作動するようなことはなく、賞球払出動作に支
障を来たすことが回避される。またこの場合に賞球払出
制御基板は主基板に近接して配置されるものであるから
夫々の制御基板間の電気接続も短かくて円滑になされ
る。
【0012】前記賞球払出制御基板には、前記賞球払出
機構部における賞球払出の異常を表示する賞球払出異常
表示手段と、該異常表示手段における駆動状態をリセッ
トするリセット手段とが備えられていると更に良い。賞
球払出機構部の賞球払出に異常があれば賞球払出制御基
板側の異常表示手段により表示されることによりそのト
ラブル原因が容易に発見される。またそのトラブル原因
を解消すれば、リセット手段によりその異常表示をリセ
ットすれば、容易に元の正常状態に復帰することにな
る。
【0013】更に請求項5に記載の発明は、遊技盤面の
入賞口に入賞した遊技球を誘導制御する遊技球誘導ユニ
ットが前記遊技盤の裏面の装着され、該遊技球誘導ユニ
ットの中央部にはその遊技球の誘導状態を覗き視可能な
覗き窓が設けられると共に、該遊技球誘導ユニットに基
板取付部材を介してこのパチンコ遊技機を制御する制御
基板が取付けられていることを要旨とするものである。
かかる構成を有する制御基板の組付構造によれば、遊技
球誘導ユニットにより阻害される遊技盤の裏面状態を覗
き視することができる。またこのような組付構造によれ
ば、主基板などの制御基板が遊技盤の裏面に簡単に取付
けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施例の
パチンコ遊技機の正面図、図2はその外観斜視図を示し
たものである。パチンコ遊技機10は、パチンコ機本体
側部を構成する外枠11と、パチンコ機前面部のベース
となる内枠12とを備え、その内枠12の額縁状に形成
された開口内周縁には金枠13が嵌められると共に、そ
の金枠13には遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が
開閉可能に設けられる。遊技盤14面からガラス扉15
に嵌め込まれたガラス面迄の距離は19ミリ未満に設定
され、特別な遊技盤面装着部材の取付け高さを確保する
とともに、針金等不正手段や部材の挿入を防いでいる。
尚、ガラス扉に挿入するガラス板の枚数を3枚以上に設
定し、不正行為から更に有効に防護する手段を構成して
もよい。
【0015】そしてガラス扉15の下方位置には、打球
発射装置に供給される遊技球を貯留するための受け皿
(上受け皿)16が取り付けられ、更にその下方には、
賞球の排出時に上受け皿16から溢れた球を貯留するた
めの球受け皿(下受け皿)17が設けられている。尚、
上受け皿16に設けられる球抜けボタン18の操作によ
り上受け皿16内の遊技球が下受け皿17に向けて抜き
落とされる。
【0016】下受け皿17の図中右側位置には、遊技球
を遊技盤14面に向けて弾発発射する発射レバー20が
設けられ、この発射レバー20には遊技球を一球毎に発
射する為の単発スイッチ21が備えられる。発射レバー
20の回動操作する量に応じて遊技球を遊技盤14面に
向けて弾発発射する程度が調整されるとともに、所定回
動位置の検出により発射電源が投入されるようになって
いる。
【0017】前記内枠12の上辺縁から図中右側辺縁に
は、合成樹脂製のレンズ体で構成される枠トップ飾り2
3が設けられ、この枠トップ飾り23の内部には、枠飾
りランプ24,24…や前記ガラス扉15開閉用の鍵穴
25の周囲を飾る鍵飾りランプ26が設けられている。
【0018】パチンコ遊技機10の一側には、プリペイ
ドカードによる玉貸機(以下、「プリペイドカードユニ
ット」と称する)30が設置される。このプリペイドカ
ードユニット30は、1台の遊技機に1台ずつ設置され
る。このプリペイドカードユニット30の設置に対応し
てパチンコ遊技機10の前記上受け皿16には、プリペ
イドカードによる遊技球の貸出し操作を行う為の球貸し
操作部31が設けられ、この球貸し操作部31には、プ
リペイドカードによる球貸出しを操作する球貸出しボタ
ン32、その球貸出しの可能状態を示す球貸出しボタン
ランプ33、プリペイドカードを排出させるカード返却
ボタン34、プリペイドカードの残高表示、及びエラー
表示を行う度数表示部35等が備えられている。
【0019】プリペイドカードの使用に際しては、プリ
ペイドカードユニット30に備えられるカード利用可表
示ランプ36の点灯中にカード挿入口37にプリペイド
カードを挿入し、金額設定ボタン38を操作することに
より、貸出し金額(100円、200円、300円、5
00円等)を選択することができる。前記上受け皿16
に備えられる球貸し操作部31の球貸出しボタン32を
操作することにより、予め選択された金額の遊技球が貸
出されることになる。
【0020】前記内枠12の前面に設けられる遊技盤1
4は、遊技板に装着された金属製の内レール41、打球
槌により打球発射位置より弾発発射された遊技球を盤面
に向けて誘導する為の外レール42、打球位置及び発射
レールより転動し遊技盤面に至った球の跳ね返り作用に
より再び打球が発射レールや打球位置に戻ることを防止
するファール止43、打球位置より転動してきた過大な
飛送力を有する球を遊技板右上部において衝撃を吸収し
つつ停止阻止し遊技板面下に向けて落下させる返しゴム
44等によりその周囲が構成され、その内側に遊技領域
が形成される。
【0021】図3は、その遊技盤面を拡大して示したも
のである。遊技盤14の遊技領域の中央やや上方には特
別図柄表示装置50が設けられ、その中央部に3つの特
別図柄表示部(図中左から順に左図柄表示部50A、中
図柄表示部50B、右図柄表示部50Cが設けられる。
各図柄表示部50A、50B、50Cは、夫々「1、
2、3、4、5、6、7、8、9」までの数字と、「法
師、鬼、車、姫、小槌」の各図柄の計14種類の表示に
よって構成される。
【0022】特別図柄表示装置50の直下位置には第1
種始動入賞口51が設けられ、更にその下方位置に第1
種特別電動役物52及び普通電動役物(第1種始動入賞
口)53が設けられる。第1種特別電動役物52は、通
常は閉じている大入賞口54と、その大入賞口54が開
放されたときに遊技球の入賞が可能な特定入賞口55と
を備える。また普通電動役物53も通常は閉じており、
後述する普通図柄表示装置の表示記号によって開閉動作
されるようになっている。
【0023】遊技球発射装置により遊技盤14面に発射
された遊技球が第1種始動入賞口51または普通電動役
物(第1種始動入賞口)53に入賞すると、特別図柄表
示装置50の特別図柄が左図柄50A、中図柄50B、
右図柄50Cの順で変動を開始する。その速度は遊技者
がそれらの表示の変化を目で追えない程度に速いもので
ある。そして所定時間経過後、左図柄50A、中図柄5
0B、右図柄50Cの順で変動停止される。そのときに
変動停止した時の各図柄50A、50B、50Cの組合
せが、全て一致した時には、いわゆる「大当り」と称せ
られる特別遊技状態が得られ、条件装置が作動する。
【0024】条件装置が作動すると第1種特別電動役物
52が作動し、大入賞口54が約25.0 秒間開放され
る。その大入賞口54の開放中及び第1種特別電動役物
52の作動終了から約2.0 秒以内に、遊技球が特定入
賞口55を通過すると役物連続作動装置が作動し、その
第1種特別電動役物52の開放動作終了後、再びその第
1種特別電動役物52が作動して大入賞口54が開放さ
れる。この大入賞口54が開放される都度その大入賞口
54に遊技球が10個入賞した時は、開放動作時間中で
あってもその大入賞口54はいったん閉じられ、所定の
短いインターバル時間(例えば、3〜4秒)経過後、次
の開放動作へ移行する。
【0025】この「大当り」の遊技状態における第1種
特別電動役物52の連続開閉作動は最高16回まで繰り
返される。但し、大入賞口54が開放動作中及び第1種
特別電動役物52の作動終了から約2.0 秒以内に、遊
技球が特定入賞口55を通過しなかった場合、その大入
賞口54の開放動作の終了後、新たにその大入賞口54
が開放されることはなく、これにより「大当り」の遊技
状態は終了する。
【0026】尚、第1種始動入賞口51及び普通電動役
物(第1種始動入賞口)53の入賞の個数は4個まで記
憶され、その個数分特別図柄表示装置50の左右に設け
られる特別図柄用記憶表示LED56a〜56dが点灯
する。特別図柄表示装置50の図柄50A、50B、5
0Cの組合せがこの特別図柄表示用LEDが点灯し始動
入賞の記憶ある間は、その記憶表示LED56a〜56
dに表示される個数分の図柄変動停止が繰り返される。
【0027】特別図柄表示装置50の直上位置には7セ
グデジタル表示の普通図柄表示装置60が設けられる。
この普通図柄表示装置60の図柄は、「A、b、C、
d、E、−」の6種類によって表示される。この普通図
柄表示装置60の図柄は、遊技盤14面の特別図柄表示
装置50の左右両側に遊技球が通過可能なゲート61
a、61bが備えられ、遊技球がこのゲート61a、6
1bを通過すると変動を開始する。普通図柄表示装置6
0には、通常モードと変動時間短縮モードの2種類の状
態があり、普通図柄は変動を開始してから通常モード時
は約29.0 秒、変動時間短縮モード時は約5.0 秒経
過すると変動停止する。
【0028】そして変動停止した普通図柄が「A、b,
C,d,E」のいずれかの時、前記普通電動役物(第1
種始動入賞口)53が通常モード時は約0.3 秒、変動
時間短縮モード時は約0.8 秒間の開放動作を行う。そ
の間に普通電動役物(第1種始動入賞口)53に遊技球
が入賞すれば、その入賞個数分だけ前述の特別図柄表示
装置50の特別図柄の変動開始回数が増えることにな
る。尚、普通図柄が「−」で停止した場合は、普通電動
役物(第1種始動入賞口)53は開放動作を行わない。
【0029】尚、ゲート61a、61bを通過した遊技
球の個数は4個まで記憶され、その個数分普通図柄表示
装置60の隣に設けられる普通図柄用記憶表示LED6
2a〜62dが点灯する。そしてその記憶表示LED6
2a〜62dが点灯した個数分、その普通図柄の変動停
止が繰り返される。変動時間短縮モード時において記憶
による変動開始が行われているときは、変動時間が更に
短縮され、約1.0 秒以上が経過した時点で変動停止さ
れる。
【0030】特別図柄表示装置50の最上部には天入賞
口64が設けられており、その左右両側には左袖入賞口
65a及び右袖入賞口65bが設けられ、また、前記第
1種特別電動役物52の左右両側には左落し入賞口66
a及び右落し入賞口66bが設けられている。更に遊技
盤14面には、打球槌により弾発発射された遊技球の落
下してくる方向を無作為に変更させたり、打球の流下速
度及び方向を変化させる風車67、67や障害釘68、
68…、あるいは遊技の演出効果を高めるためある一定
の契機により点灯(点滅)を行うランプ風車69、6
9、サイドランプ70、70等が設けられている。そし
て遊技盤14の最下部には、何れの入賞口にも入賞しな
かった遊技球(アウト球)を回収し、集合処理するアウ
ト口71が設けられている。
【0031】発射された遊技球が、遊技盤14面に設け
られた各入賞口のうち、天入賞口64、左袖入賞口65
a、右袖入賞口65b、第1種始動入賞口51、普通電
動役物(第1種始動入賞口)53に入賞すると5個、左
落し入賞口66a及び右落し入賞口66bに入賞すると
10個、大入賞口54及び特定入賞口55に入賞すると
15個の賞球が払出される。
【0032】尚、遊技盤14の遊技領域の外側には、入
賞の発生により払い出される賞球数を表示する賞球数表
示部72、賞球の払出し動作時に点灯(点滅)表示駆動
される球払出しLED73、タンクやタンクレール上の
遊技球が所定量以下になったとき点灯(点滅)し、その
旨表示する球切れLED74等が設けられる。
【0033】図4は、パチンコ遊技機の裏面図、図5は
その外観斜視図である。パチンコ遊技機10の裏面に設
けられる機構板76面の上方位置に、遊技場の島から供
給される遊技球を一時貯留する賞球タンク77が設けら
れると共に、その賞球タンク77に連設されてタンクレ
ール78が設けられ、このタンクレール78の賞球流下
下端部分に同じく機構板76面に設けられる賞球払出機
構部80が連設されている。
【0034】このタンクレール78には、前記賞球タン
ク77やタンクレール78上の遊技球の補給状態により
作動される補給スイッチ81が設けられ、また、賞球払
出機構部80の直前において賞球の欠乏を検出し払出し
機構の空動作を防止する為の空切り防止スイッチ82が
設けられている。さらに賞球払出機構により払出された
賞球がパチンコ遊技機内で充満した場合にこれを検出す
る満タンスイッチ83あるいは機内で充満した遊技球に
より係動され満タンスイッチ83を押動する満タンスト
ッパ84等も備えられている。
【0035】また機構板76には遊技盤14面の各入賞
口に入った入賞球(セーフ球)を一球毎に球切りして検
出するセーフ球排出機構部85が設けられ、このセーフ
球排出機構部85により検出されたセーフ球はこの後機
外へ排出されるようになっている。パチンコ遊技機10
の遊技板裏面は中央カバー86により覆われており、各
入賞口に入ったセーフ球はこの中央カバー86が覆設さ
れる機構板76下部に形成されたセーフ球誘導路112
で集められてセーフ球排出機構部85へ導出されるよう
になっている。
【0036】そして各種の制御基板がこの機構板76に
は取付けられている。例えば、プリペイドカードに係わ
る情報をパチンコ遊技機10の外部において処理するプ
リペイドカードユニット30と遊技機本体とを電気的に
接続するCR外部接続端子基板87を含む外部接続端子
97、発生したセーフ球の種別に応じて所定個数の賞球
を前記賞球払出機構部80に払出し動作させる回路が装
着されたCR賞球払出制御基板88、該CR賞球払出制
御基板88とプリペイドカードユニット30及び球貸し
操作基板、度数表示基板(図2の球貸し操作部31に収
容されている)との間に設けられ、プリペイドカードユ
ニット30に挿入されたプリペイドカードの情報と、パ
チンコ遊技機10の前面に設けられた球貸し操作部31
への球貸し要求信号と球貸し状態を表示する度数表示情
報と、球貸し情報に基づいてCR賞球払出制御部を司令
制御する情報との授受を行うカードインターフェイス基
板89が設けられている。
【0037】また前記CR外部接続端子基板87、カー
ドインターフェイス基板89、CR賞球払出制御基板8
8相互間においてカードデータ処理に係わる信号を中継
するCR中継基板90、パチンコ遊技機10の遊技盤1
4面で発生したセーフ球を検出して特別図柄表示装置5
0を駆動制御し、その特別図柄の表示態様を設定切り替
え制御し、入賞の種別に対応して所定個数の賞球の払出
し等を行う主基板91等がこの機構板76に取付けられ
ている。そしてこれら独立してそれぞれ組付けられた各
種基板がパチンコ遊技機に組付けられた後、コネクタ配
線により互いに脱着可能に電気接続されている。パチン
コ遊技機10の外部のプリペイドカードユニット30と
遊技機本体との間の情報の入出力は、カードインターフ
ェイス接続部92を介して行われる。
【0038】前記CR賞球払出制御基板88は、賞球の
不足欠乏、及び供給状態、排出状態の異常を検出し、払
出し動作の停止と、表示動作も合わせて行われるもの
で、ここにはCR賞球払出制御基板88や賞球払出機構
部80等の賞球払出制御機構において遊技球の不足、球
詰まり、回路動作異常、ソフトエラー等の異常が発生し
た場合にその旨を表示するエラー表示部93、あるいは
エラー状態が解除された場合に前記エラー表示部93を
初期状態に復帰リセットさせるエラー表示リセットボタ
ン94が設けられている。このエラー表示部93あるい
はエラー表示リセットボタン94は壁に囲まれた窪みC
内に収容されリセットボタンへの意に反する作用が実現
されないようにされている。この様に、パチンコ機の制
御回路基板や中継基板に付設される操作部に操作部防護
用窪み(若しくは防護用の立て壁)を設けて、パチンコ
機制御回路の誤作動を排除すると一層正確かつ確実なパ
チンコ機の制御動作が維持できる効果を生じる。
【0039】また前記主基板91には、特定図柄表示装
置50に於いて発生する当りの出現状態(確率)を3個
のLEDにて表示する設定表示LED95、あるいは前
記当りの出現確率を所定条件下のみ切替え可能に設定す
る為の確率モード設定スイッチ96が設けられている。
【0040】パチンコ遊技機10で発生した各種情報は
機構板76の上部片隅に設けられる外部接続端子97を
介して遊技機外部の遊技場管理装置へ出力される。特別
図柄表示装置50の図柄若しくは入賞装置の始動回数、
所定図柄の確定により発生する大当りの発生回数、遊技
者に特別な利益状態を継続させる継続情報、当該パチン
コ遊技機における当りの出現確率、不正検出信号等の各
種情報がこの外部接続端子92を介して入出力されるこ
とになる。
【0041】更に機構板76の裏面下方隅寄り位置に
は、前記上受け皿16に供給された遊技球を遊技盤14
面に向けて弾発発射するための打球発射装置100が備
えられている。この打球発射装置100は、打球発射モ
ータ101のほか、発射装置制御回路、打球槌、弾発力
調整手段等により構成される。タッチ感度調整ボリュー
ム102は、遊技者の打球発射操作ハンドルへの接触を
検出して打球発射モータ101の電源を投入するタッチ
スイッチ回路の検出感度を調整する為に設けられ、ま
た、遊技球発射調整ダイヤル103は、遊技盤14面へ
向けての遊技球弾発力、飛走距離をパチンコ遊技機の裏
面側で調整設定する為に設けられている。
【0042】打球発射装置100に近接して発射装置制
御基板104が設けられ、これには打球発射モータ10
1の駆動制御回路及びタッチスイッチ回路が含まれてい
る。打球発射モータ101の駆動制御回路では、モータ
の回転速度、トルク、特に1分間に発射する打球間隔、
速度等が設定されている。
【0043】そしてこの図4より判るように、前記CR
賞球払出制御基板88は、前記主基板91と打球発射装
置制御基板104との間に位置して機構板76の裏面に
設けられる。また前記賞球払出機構部80は遊技機裏面
の図中右サイドに設けられているが、この賞球払出制御
基板88は図中左サイドに設けられている。すなわちこ
のCR賞球払出制御基板88の取付位置は、前記賞球払
出機構部80より離れている。
【0044】CR賞球払出制御基板88を主基板91や
打球発射装置制御基板104と同じように機構板76裏
面に設けることにより、遊技機本体の厚みを薄くでき、
遊技機全体が嵩ばることが回避される。またCR賞球払
出制御基板88は賞球払出機構部80における賞球の払
出動作を制御するものであるから、これを賞球払出機構
部80に近接して配置すると、賞球払出機構部80から
払出される賞球は静電気が帯電しているためその静電気
によるノイズ障害によってCR賞球払出制御基板88の
信号動作に狂いが生じるおそれがあるが、このようにC
R賞球払出制御基板88を賞球払出機構部80より離れ
た位置に配置することにより賞球払出機構部80におけ
る賞球からのノイズ障害による影響が回避され、安定し
た信号の送受信が行われることになる。
【0045】そして賞球払出機構部80の賞球払出制御
に異常が発生したときには、前記エラー表示部93にエ
ラー表示がなされるのでその賞球払出制御に異常が発生
したことが容易にわかる。また賞球払出制御の異常トラ
ブルを解消したときは、エラー表示リセットボタン94
を押すことにより容易に元の状態に復帰させることがで
きる。
【0046】尚、このパチンコ遊技機10は電源プラグ
106を介してAC100V電源に接続されている。ま
た前記外部接続端子97より引き出されたリード線10
7の端末には、コネクタ108aが設けられ、AC24
V電源への接続のための電源プラグ109が装着される
電源入力線105の他端末には前記コネクタ108aに
係脱自在に結合されるコネクタ108bが設けられる。
そして電源入力線105の途中部位にはヒューズホルダ
110が設けられ、このヒューズホルダ110にヒュー
ズが交換可納に収納されている。
【0047】これによりパチンコ遊技機へのAC24V
電源ラインへの接続及び遮断は、そのAC24V電源プ
ラグ109若しくはコネクタ108a、108bのいず
れか複数箇所で行なうことができる。またヒューズの溶
断時にはコネクタ108bより電源プラグ109までの
電源入力線105側全体を交換し、あるいはヒューズホ
ルダ110のヒューズを交換することにより電源トラブ
ルに対処でき、電気処理作業が円滑に行える。
【0048】図6は、遊技盤14の裏面に設けられるセ
ーフ球の流出経路を示したものである。図示されるよう
に、普通電動役物(第1種始動入賞口)53、天入賞口
64、左袖入賞口65a、左落し入賞口66aに入賞し
たセーフ球は、傾斜板状のセーフ球集合路(セーフ球集
合板)111上に落下し、その傾斜下端位置に設けられ
る、同じ傾斜板状のセーフ球誘導路(セーフ球誘導板)
112を介して前述のセーフ球排出機構部85へ誘導さ
れる。また第1種始動入賞口51、大入賞口54、特定
入賞口55、右袖入賞口65b、右落し入賞口66bに
入賞したセーフ球は直接セーフ球誘導路112上に落下
し、セーフ球排出機構部80へ誘導されるように構成さ
れている。
【0049】一方遊技盤前面下方で発生したアウト球
は、遊技盤14にアウト球の導出口Aを貫通状態で形成
するとともに、この導出口Aに連通状態で、遊技盤14
の裏面側において、アウト球を誘出する樋路Bを刻設し
て、機構板76に対するアウト球の導出形態が簡略化さ
れている。前記導出口Aと樋路Bの遊技盤14裏面側を
覆う蓋部材を機構板76のセーフ球集合路111、11
2の背面側に形成し、機構板76と独立した蓋部材によ
りアウト球の導出口A樋路Bの開放部を閉鎖しなくても
よく、パチンコ機機構部品点数の削除と、工程数の簡略
化が図られている。また、前記樋路Bを遊技盤裏面側で
傾斜状態に刻設し、遊技盤裏面下部においてアウト球の
落下衝撃を吸収させるとともに、アウト口より隔離した
位置へのアウト球の誘導を当該遊技盤裏面において行う
よう構成されている。
【0050】前記第1種始動入賞口51、及び普通電動
役物(第1種始動入賞口)53に入ったセーフ球の流出
経路には、それぞれそれらの入賞を感知する第1種始動
口用検出スイッチ113a、113bが設けられる。ま
た前記大入賞口54に入ったセーフ球の流出経路には、
その大入賞口54内への入賞球数を計数(カウント)す
るカウント用スイッチ114が設けられ、前記特定入賞
口55に入ったセーフ球の流出経路には、その特定入賞
口55にセーフ球が入ったことを感知する特定入賞検出
用スイッチ115が設けられている。さらに前記ゲート
61a、61bを通過する遊技球の通過経路には、遊技
球がゲート61a、61bを通過したことを感知するゲ
ート用スイッチ116a、116bがそれぞれ設けられ
ている。
【0051】そして前記第1種始動口用検出スイッチ1
13a、113bからの検出信号により前記第1種始動
入賞口51、53に遊技球の入賞があったことが検知さ
れると、前述したように特別図柄表示装置50が駆動さ
れる。遊技盤14の裏面には普通電動役物(第1種始動
入賞口)53を開閉動作させる普通電動役物用ソレノイ
ド119や大入賞口54を開閉動作させる大入賞口用ソ
レノイド120も設けられている。
【0052】一方、前記天入賞口64及び左右袖入賞口
65a、65bの各入賞口に入ったセーフ球の流路には
5個払出用検出スイッチ117a、117bが設けら
れ、これらの検出スイッチ117a、117bからの検
知信号に基づいて前述の賞球払出機構部80より所定個
数(5個ずつ)の賞球が払出される。また前記第1種始
動入賞口51、あるいは普通電動役物53に設けられる
前述の第1種始動用検出スイッチ113a、113bか
らの検出信号によっても同様に賞球払出機構部80より
5個の賞球が払出されるようになっている。
【0053】また前記大入賞口54に設けられるカウン
ト用スイッチ114、あるいは特定入賞口55に設けら
れる特定入賞検出用スイッチ115からの検出信号があ
れば、賞球払出機構部80より15個の賞球が払出され
る。尚、前記左右落し入賞口66a、66bに入ったセ
ーフ球の流路には入賞検出スイッチは設けられていない
が、セーフ球払出機構部85に設けられる後述のセーフ
球検出スイッチによりトータルのセーフ球個数がカウン
トされるので、その個数差分だけ10個ずつの賞球が払
出されることになっている。
【0054】図7は賞球払出機構及びセーフ球排出機構
における遊技球の流路を示したものである。初めに賞球
払出機構について説明すると、前述したことと一部重複
するが、タンクレール78の球流路下端部に賞球払出樋
121と球抜き樋122とが分岐して設けられ、賞球払
出樋121の下流位置に前記賞球払出機構部80が設け
られるものであり、その賞球払出機構部80の開放下端
口123より流下した賞球はクッションローラ124を
介して上面開口した箱型の賞球保留部125に一時的に
保留され、通常は球出口126より上受け皿16へ払出
され、上受け皿16が満杯になったときは賞球通路樋体
128を介して下受け皿17へ払出されるようになって
いる。
【0055】図8は、賞球払出機構部80の詳細を示し
た分解斜視図である。この賞球払出機構部80は、図8
に示すように、機構部本体130に賞球モータ131が
設けられ、そのモータ軸に取付けられるスクリュー回転
体132が前記開放下端口123に臨設されている。ま
た機構部本体130に取付けられるケース軸受133に
は賞球払出機構内の賞球を1個ずつ検出するフォトセン
サ134a、134bが設けられている。ケース軸受1
33にはケース軸受カバー135が被着される。
【0056】この賞球払出機構部80からの賞球の払出
しは、賞球モータ131の駆動によりスクリュー回転体
132が回転駆動され、前述タンク77及びタンクレー
ル78上の賞球が賞球払出樋121を通って賞球払出機
構部80へ導出され、スクリュー回転体132の回転に
伴って所定数の球数の賞球が開放下端口123より賞球
保留部125へ払出されるようになっている。
【0057】一方セーフ球排出機構部85は、図9に詳
細な断面構造を示したが、機構板76右下部にユニット
化され脱着可能に設けられた機構部本体137に前述の
セーフ球誘導路112を介して誘導されてきたセーフ球
を受け入れるセーフ球排出樋138がやはり前述の合成
樹脂製の射出成型により一体的に形成されている。
【0058】そしてそのセーフ球排出樋138の途中に
切欠開口部139が設けられ、その切欠開口部139に
は連続して流下するセーフ球の球切り作用をするテコ部
材140が臨設される。そしてこのテコ部材140を間
欠的に揺動作用するセーフ球排出ソレノイド141が連
繋され、この排出ソレノイド141のプランジャの進退
動により前記テコ部材140が回動軸を中心に揺動さ
れ、セーフ球排出樋138内に貯留されているセーフ球
が1個ずつ通過するようになっている。
【0059】セーフ球排出樋138のセーフ球流路には
セーフ球の通過を1個ずつ検出するセーフ球検出スイッ
チ142が設けられ、その検出スイッチ142による検
出信号は前述のCR賞球払出制御基板88へ送信され
る。そしてこの信号に基づいて前述の賞球払出機構部8
0より所定数の賞球が払出されるものである。
【0060】図10は、賞球払出誘導構造を示した分解
斜視図である。この図10に示されるように、前述の賞
球保留部125の一側壁に設けられる前述の賞球通路樋
体128は、賞球保留部125よりオーバーフローする
賞球を流下させる傾斜面144と、その傾斜下端に設け
られる賞球通路145とにより構成され、例えば、フィ
ーバーの状態となって賞球払出機構部80から連続して
賞球が賞球保留部125へ払出されたときに、その賞球
保留部125が満杯となればその賞球保留部125より
オーバーフローする賞球は、賞球通路樋体128の傾斜
面144に沿って流出し、次いで賞球通路145を通っ
て下受け皿17へ払出されることになる。
【0061】図11は前述の図3に示した遊技盤14の
裏面側に位置する筐体内部に設けられる各種制御基板の
配置関係を示したものである。例えば、前述の特別図柄
表示装置50の特別図柄を変動表示させる特別図柄表示
基板151、遊技盤14面の第1種始動入賞口51や普
通電動役物53に入賞があったときにこの特別図柄表示
基板15を駆動させる特別図柄制御基板152、前述の
特別図柄用記憶表示LED56a〜56dを点灯させる
特別図柄用記憶表示左基板153a及び右基板153
b、前述の普通図柄表示装置60の普通図柄を変動表示
させる普通図柄表示装置基板154が設けられる。
【0062】またゲート61a、61bを遊技球が通過
したときにそのゲートLEDを点灯させる左肩及び右肩
ゲートLED基板155a、155b、サイドランプ7
0、70を点灯させるサイドランプ基板156、15
6、左袖及び右袖入賞口65a、65bに入賞があった
ときにそれらの入賞口のLEDを点灯させる左袖及び右
袖入賞口ランプ基板157a、157b、前述の第1種
特別電動役物52の条件動作中に大入賞口54を開閉動
作させる大入賞口基板158、その大入賞口54の開閉
動作中にその左右ランプを点灯させる左右の大入賞口ラ
ンプ基板159a、159b、並びに大入賞口の左右L
EDを点灯させる大入賞口左LED基板160a及び右
LED基板160bも設けられる。
【0063】さらに前述の枠トップ飾り23内の枠飾り
ランプ24等を点灯させる天飾りLED基板161、ラ
ンプ風車69を点灯させるランプ風車基板164、そし
てこれらの各種基板と前述の主基板91とを接続し該主
基板91からの指令を上記各種基板に伝達する中継基板
162等がこの筐体内部には設けられている。尚、遊技
盤面の筐体内部には、その他に遊技機前面のガラス扉1
5が設けられる金枠13がこじ開けられた場合などにこ
れを検出する金枠スイッチ163等も設けられる。
【0064】図12は、上述した各種制御基板の電気的
接続関係を示す制御ブロック図である。この制御ブロッ
ク図でもわかるように、特別図柄表示装置50の特別図
柄制御基板152は直接主基板91に接続され、普通図
柄表示装置60の普通図柄表示装置基板154は中継基
板162を介して主基板91に接続されている。また特
別図柄用記憶表示基板153a、153b、ゲートLE
D基板155a、155b、サイドランプ基板156、
袖入賞口ランプ基板157a、157b、ランプ風車基
板164、第1種始動口用スイッチ113a等も中継基
板162を介して主基板91に接続されている。
【0065】一方大入賞口ランプ基板159a,159
b、大入賞口LED基板160a、160b、第1種始
動口用スイッチ113b、カウント用スイッチ114、
特定領域入賞検出用スイッチ115、普通電動役物開放
用ソレイド119、大入賞口開放用ソレノイド120等
は大入賞口基板158に接続されており、この大入賞口
158が中継基板162を介して主基板91に接続され
ている。
【0066】更に前記主基板91はCR外部接続端子基
板87やCR賞球払出制御基板88と接続され、CR賞
球払出制御基板88はCR中継基板90を介して賞球払
出機構部80の賞球モータ131やフォトセンサ13
4、空切り防止スイッチ82等と接続される。またCR
賞球払出制御基板88には満タンスイッチ83、セーフ
球排出ソレノイド141、セーフ球検出スイッチ14
2、金枠スイッチ163等が接続されるほか、発射装置
制御基板104を介して遊技球発射装置100の発射レ
バー20、単発スイッチ21、発射モータ101に接続
され、更にこのCR賞球払出制御基板88にはカードイ
ンターフェース基板89を介してプリペイドカードユニ
ット30に接続されるほか、前述の球貸し操作基板と度
数表示基板に接続されている。
【0067】その他天飾りLED基板161や各種の制
御基板、更にスイッチ類等もこの制御回路内には設けら
れているが、図面に示すのみで説明は省略する。また、
各制御基板間の電気信号の送受信関係や各種スイッチ類
信号の入出力関係は矢印で示しており、重ねて説明する
ことは割愛する。
【0068】次に図13及び図14は、前述の特別図柄
表示装置50及び普通図柄表示装置60からなる図柄表
示ユニットの裏面に各種制御基板が取付けられているの
で、その取付構造を説明するために示したものである。
図13は外観斜視図であり、図14は断面図である。図
示されるように、遊技盤14の裏面に取付けられる取付
基板165には表示カバー166がネジ167止めによ
り取付けられている。そして前記取付基板165の上面
には天入賞口64に入ったセーフ球の誘導樋168が一
体的に設けられており、天入賞口64より案内されたセ
ーフ球はこのセーフ球誘導樋168を介してセーフ球集
合路111上へ落下誘導されるようになっている。
【0069】一方前記表示カバー166により覆われる
前記取付基板165面には、前記特別図柄表示装置50
の特別図柄50A、50B、50Cからなる液晶表示体
であるTFT−LCDモジュール169、及びその液晶
表示体のバックライト170が設けられている。また取
付基板165にはブラケット171がネジ172止めに
より設けられ、このブラッケット171に更に前記特別
図柄表示基板151と特別図柄制御基板152とがネジ
173止めにより前記取付基板165に対して積層方向
に立体的に組付けられている。この時特別図柄表示基板
151と前記TFT−LCDモジュール169及びバッ
クライト170とはケーブル174を介して接続され、
また特別図柄表示基板151と特別図柄制御基板152
とはコネクタ175を介して接続されている。
【0070】そして更に前記表示カバー166の外表面
に前述の中継基板162がネジ176止めによりやはり
前記特別図柄表示基板151や特別図柄制御基板152
に対して積層方向に立体的に組付けられている。前記特
別図柄制御基板152はフレームアレイタイプのコネク
タ177を介して前述の主基板91に接続され、中継基
板162はピングリットアレイタイプのコネクタ178
を介して前述の普通図柄表示装置基板154、大入賞口
基板158、あるいは主基板91に接続されている。
【0071】このように特別図柄表示装置50を備えた
図柄表示ユニットの裏面側に、特別図柄表示基板151
と、特別図柄制御基板152と、中継基板162とを立
体的に組付けた構成としたことにより、この図柄表示装
置(特に特別図柄表示装置50)と他の電気構成品との
電気接続を円滑にすることができる。また遊技盤14の
裏面には数多くの制御基板を取付けることが必要とされ
るが、このようにいくつかの基板を立体的に組付ける構
成とすることにより、基板占有面積を縮小することがで
きる。
【0072】更に前述のように図柄表示ユニット裏面の
取付基板165に天入賞口64に入ったセーフ球の誘導
路168が設けられることにより、図柄表示装置やその
制御基板等が存在していてもセーフ球の回収経路が妨げ
られてセーフ球の回収に障害を来たすというようなこと
もなくなり、セーフ球の円滑な誘導が行われることとな
る。
【0073】一方図15は、遊技機本体の裏面に設けら
れる前述の主基板91の取付構造を示したものである。
図示されるように、前記遊技板の裏面には、天入賞口6
4や左袖入賞口65aに入ったセーフ球をセーフ球集合
板111上に落下集合させるための第1のセーフ球集合
樋181と、第1種始動入賞口51や右袖入賞口65b
に入ったセーフ球をセーフ球誘導板112上に落下集合
させるための第2セーフ球集合樋182とが設けられ、
両セーフ球集合樋181、182の間に位置して遊技板
の中央には、第1種始動入賞口51と大入賞口54を遊
技機の裏面から覗き視できるように覗き窓183が開設
されている。
【0074】そして遊技盤裏面の前記第1及び第2のセ
ーフ球集合樋181、182寄り位置に、前記主基板9
1を取付けるための左右ブラケット184a、184b
がピン185止めされ、この左右両ブラケット184
a、184bに主基板91のシャーシ部材186をピン
187止めすることによりこの主基板91は前記覗き窓
183への覗き視を妨げないようにある一定の空間を設
けて立体的に組付けられている。この主基板91にはカ
バー部材188が被着され、封印証189により無断開
封が禁止されている。尚、制御回路基板収納ケースを封
印する手段として、レーザーマーカーにより所定の印を
形成する構成を取り、シール(封印証)の貼付、形成工
程を迅速かつ簡単な作業としてもよい。またこのカバー
部材188には確率モード設定スイッチ96が設けられ
ていることは前述したとおりである。
【0075】このような構成により遊技板裏面の状態の
透視が可能となり、特に大入賞口54の開閉動作やフィ
ーバー状態で大入賞口54に多量に流れ込むセーフ球の
詰り等のチェックが容易に行える。また主基板91の遊
技板への装着も可能となり、その取付構造も簡単な構成
により簡略化できることになる。
【0076】図16は、主基板91のプリント基板に配
列される各種電子部品の実装図を示しており、また図1
7はこのプリント基板に形成される導体回路パターンを
示したものである。図示されるように、主基板91のプ
リント基板にはコンデンサ、抵抗、整流器等の多種類、
多数個の各種電子部品が装着されることになる。そこで
これらの電子部品のシンボル図形や外形輪郭を表す図
形、更に各電子部品の規格容量を表示する文字記号等を
明示した電子部品の実装図を用意しておき、この実装図
を上述の回路パターン上に重ね合わせ、この回路パター
ン上にその実装図に基づいて各種の電子部品を装着す
る。
【0077】次にこうして製作されたプリント基板を主
基板収納ボックス(前述したように主基板用シャーシと
主基板用カバー等から構成される)内に収納する。そし
てこの主基板収納ボックスを前述したように主基板取付
用の左右ブラケット184a、184bにピン止めする
ことにより主基板91が遊技盤裏面に取付けられるもの
である。
【0078】かくしてこのように、前記制御基板が、プ
リント基板の導体回路パターン上に電子部品の取付位
置、シンボル図形、外形輪郭図形、規格容量を表示する
文字記号の少なくとも1種以上のマークを介して電子部
品が装着されているものであって、該電子部品が装着さ
れるプリント基板が基板収納ボックスに収納されると共
に該基板収納ボックスが前記遊技球誘導ユニットの基板
取付部材に取付けられているので、多種類、多数個によ
り構成される電子部品が錯誤なく迅速にパチンコ遊技機
を制御する制御回路として遊技機本体に装着できること
になる。
【0079】そして、この制御基板の遊技機への組付け
は、電子部品の取付け位置と電子部品のシンボル図形若
しくは外形輪郭を表す図形と電子部品の規格容量を表示
する文字記号とを回路パターンと共にプリント基板に装
着する第一工程と、該プリント基板を基板収納ボックス
に収納する第二工程と、該基板収納ボックスをパチンコ
機に設けられた基板収納ボックス取付け手段に取り付け
る第三工程とにより構成されるものであるから、パチン
コ遊技機への組付けも簡易迅速に行え、組付け作業性の
向上も図れることになる。
【0080】プリント基板にはICソケットを装着し、
このICソケットに対し、IC集積回路を係入する構成
としてもよいが、このICソケットの金属端子に金メッ
キを施して、ICの円滑な取り外しと導電性を高める工
夫をしてもよい。
【0081】本発明は上記した実施の形態に何ら限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の改変が可能であることは勿論のことである。例え
ば、図16及び図17に示した実施例は、主基板91に
適用した例について説明したが、他の制御基板などにも
適用できることは言うまでもない。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明のパチンコ遊
技機によれば、まず初めに請求項1に記載の発明では、
互いに関連を有する複数の制御基板が互いに近接して立
体積層状に組付けられているので各制御基板間の電気接
続が円滑に行なわれ、また数多くの制御基板の取付けを
必要とするパチンコ遊技機においてその取付占有面積
(スペース)の有効利用が図れる利点を有する。特に請
求項2に記載される発明のように、フィーバータイプの
図柄表示装置を遊技盤面に有する場合には、その図柄表
示基板等の互いに電気接続される制御基板を立体的に組
付けることの効果は大きいものである。
【0083】また本発明の請求項3に記載の発明によれ
ば、賞球払出機構部での賞球払出動作を制御する賞球払
出制御基板をその賞球払出機構部から遠ざけることによ
り賞球の静電気によるノイズ障害が避けられ、安定した
賞球払出動作が得られる。また、この賞球払出制御基板
は互いに電気接続される主基板に近接して配置されるこ
とにより電気接続の円滑化も図られる。更に請求項4に
記載の発明によれば、万一賞球払出制御に異常があった
ときのメンテナンスが容易に行われ、迅速な対応が取れ
る利点がある。
【0084】更に本発明の請求項5に記載の発明によれ
ば、遊技盤裏面に装着される遊技球誘導ユニットの外側
からその入賞球等を覗き視することができ、球詰り等の
トラブルが生じたときのメンテナンスも容易に行える利
点がある。また遊技球誘導ユニットに入賞球等の覗き視
を妨げない状態で制御基板を簡易に取付けることができ
る利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるパチンコ遊技機
の正面図である。
【図2】その外観斜視図である。
【図3】遊技盤面の拡大正面図である。
【図4】図1に示したパチンコ遊技機の裏面図である。
【図5】その外観斜視図である。
【図6】遊技盤の裏面に設けられる入賞球(セーフ球)
の流出経路を説明する図である。
【図7】このパチンコ遊技機における賞球払出機構及び
セーフ球排出機構における遊技球(賞球、セーフ球)の
流出経路を示した図である。
【図8】図7に示した賞球払出機構部の詳細を示した分
解斜視図である。
【図9】図7に示したセーフ球排出機構部の詳細を示し
た拡大断面図である。
【図10】本発明の賞球払出誘導構造を示した分解斜視
図である。
【図11】遊技盤裏面の筐体内部における各種制御基板
の配置関係を示した図である。
【図12】このパチンコ遊技機における制御プロック図
である。
【図13】図柄表示ユニットの裏面に設けられる制御基
板の取付構造を示した外観斜視図である。
【図14】図13に示した制御基板取付構造を断面で示
した図である。
【図15】遊技機本体の裏面に設けられる主基板の取付
構造を示した外観斜視図である。
【図16】その主基板のプリント配線基板に装着される
各種電子部品の実装図を示したものである。
【図17】図15のプリント配線基板の導体回路パター
ン図を示したものである。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機 50 特別図柄表示装置 60 普通図柄表示装置 64 天入賞口 80 賞球払出機構部 88 CR賞球払出制御基板 91 主基板 100 打球発射装置 104 発射装置制御基板 151 特別図柄表示基板 152 特別図柄制御基板 153a、153b 特別図柄用記憶表示基板(左、
右) 154 普通図柄表示装置基板 162 中継基板 183 覗き窓

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤に中央部に図柄表示装置を備えた
    パチンコ遊技機において、遊技機本体の裏面側若しくは
    前記遊技盤の裏面側に各種の制御基板が設けられるもの
    であって、互いに電気的に接続される相互の制御基板が
    立体積層状に組付けられていることを特徴とするパチン
    コ遊技機における制御基板組付構造。
  2. 【請求項2】 前記相互の制御基板が、遊技盤に設けら
    れる図柄表示装置の図柄を変動表示させる図柄表示基板
    と、該図柄表示基板を駆動制御する図柄表示制御基板
    と、遊技盤裏面に設けられる各種の制御基板とこのパチ
    ンコ遊技機の中枢的制御をなす主基板との中継的役割を
    果たす中継基板とにより構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載されるパチンコ遊技機における制御基
    板組付構造。
  3. 【請求項3】 遊技機本体の裏面にこのパチンコ遊技機
    の中枢的制御をなす主基板からの指令により賞球払出機
    構部の賞球払出動作を指令制御する賞球払出制御基板が
    設けられると共に、該賞球払出制御基板はその遊技機本
    体裏面の前記払出機構部より離れた、かつ前記主基板に
    近接した位置に取付けされていることを特徴とするパチ
    ンコ遊技機における制御基板組付構造。
  4. 【請求項4】 前記賞球払出制御基板には、前記賞球払
    出機構部における賞球払出の異常を表示する賞球払出異
    常表示手段と、該異常表示手段における駆動状態をリセ
    ットするリセット手段とが備えられていることを特徴と
    する請求項3に記載されるパチンコ遊技機における制御
    基板組付構造。
  5. 【請求項5】 遊技盤面の入賞口に入賞した遊技球を誘
    導制御する遊技球誘導ユニットが前記遊技盤の裏面に装
    着され、該遊技球誘導ユニットの中央部にはその遊技球
    の誘導状態を覗き視可能な覗き窓が設けられると共に、
    該遊技球誘導ユニットに基板取付部材を介してこのパチ
    ンコ遊技機を制御する制御基板が取付けられていること
    を特徴とするパチンコ遊技機における制御基板組付構
    造。
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