JPH07255930A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH07255930A
JPH07255930A JP7973594A JP7973594A JPH07255930A JP H07255930 A JPH07255930 A JP H07255930A JP 7973594 A JP7973594 A JP 7973594A JP 7973594 A JP7973594 A JP 7973594A JP H07255930 A JPH07255930 A JP H07255930A
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JP
Japan
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wiring
board
game
game board
machine
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JP7973594A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線作業時を迅速に行うことが可能で、配線
処理によるトラブルを防止でき、かつ整然とした配線を
行う。 【構成】 遊技盤13側の情報を中継する遊技盤用外部
情報端子基盤155と、裏機構盤120側の情報を中継
する枠用中継基盤603とをパチンコ機2の裏面側の上
方部に並べて配置し、かつ枠用中継基盤603に隣接し
て開口部302、304を形成し、開口部302、30
4に対して遊技盤13を設置したときに、遊技盤用外部
情報端子基盤155がパチンコ機2の裏面側に臨むよう
な構成にする。これにより、いわゆる情報端子部を集中
的に配置し、配線処理をしやすくして、配線接続を間違
える等のトラブルを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機に係わり、詳し
くは、遊技盤に関する情報を外部に出力可能な遊技盤情
報出力端子と、遊技機機構体に関する情報を外部に出力
可能な遊技機機構体情報出力端子を隣接して配置するこ
とで、情報端子部を集中的にして配線処理の改良を図っ
た遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技媒体として玉を用いた遊技
機では各種の遊技態様の制御のためや玉の排出制御など
のために、例えばマイクロコンピュータなどの電子回路
からなる基盤を収納する制御回路盤を設けており、制御
回路盤としては例えば役物装置の制御を行う役物制御回
路盤、玉の排出制御や発射制御を行う排出制御回路盤等
がある。そのうち、役物制御回路盤は通常その取り付け
位置が遊技機の裏面側(例えば、裏機構盤に配置かある
いは遊技盤の裏面に配置)になっている。なお、裏機構
盤とは、遊技機の前面枠の裏面側に取り付けられ合成樹
脂製の一体成型品からなる基枠体と、この基枠体に配置
される各種の機構体(ユニット部品:例えば、玉排出装
置)とを総称する概念である。
【0003】また、従来よりホールの管理装置によって
遊技機における作動状態を監視して、必要なデータの処
理を行うために、遊技機に各種情報信号を出力可能な情
報端子が設けられている。そして、従来の遊技機におけ
る情報端子の配置は、遊技盤と枠(機枠)が分離構造で
あるため、その配線処理等の関係から、遊技盤裏面に遊
技盤情報端子が設けられ、裏機構盤に枠情報端子が設け
られている。この場合、遊技盤側には遊技に関する電気
部品(例えば、ランプ、LED、ソレノイド、センサ、
モータ、各種表示器等)や、それら電気部品を制御する
制御回路が備えられ、裏機構盤側には主に遊技球の排出
に関する各種電気部品や、玉貸しあるいは発射に関する
電気部品や、それら裏機構側(いわゆる裏メカ側)の各
種電気部品を制御する制御回路が備えられている。ま
た、各端子の配置場所をみると、枠情報端子は遊技機裏
面側の上方部のターミナル基盤部に配置されており、一
方、遊技盤情報端子は遊技盤裏面の中央部に配置され、
かつ裏機構盤の中央開口部から臨んだ状態で配置されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の遊技
機にあっては、遊技盤情報端子と枠情報端子が離れた状
態で配置されていたため、次のような問題点があった。 (イ)遊技盤側と裏機構側の配線をホールにおける作業
時に迅速に行うことができない場合があり、配線の接続
間違え等のトラブルの原因になっていた。 (ロ)遊技盤情報端子が裏機構盤の中央開口部に配置さ
れているのに対して、ホールからの配線は島設備の上方
から接続する場合が多く、配線を最短距離で接続でき
ず、整然とした配線処理にはならなかった。 (ハ)そのため、たるんだ配線による玉詰まりが発生し
たり、あるいは配線にノイズが乗ってしまう等の事故が
起こる原因になっていた。
【0005】そこで本発明は、配線作業を迅速に行うこ
とが可能で、配線処理によるトラブルを防止でき、かつ
整然とした配線を行うことができる遊技機を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明による遊技機は、遊技球により遊技が可能な遊技領
域を形成し、電気的部品を有する遊技盤13と、該遊技
盤13と分離可能に構成され、少なくとも遊技球の排出
が可能な排出機構体(例えば、玉排出装置104)を有
する遊技機機構体(例えば、裏機構盤120)と、を備
えた遊技機(例えば、パチンコ装置1)において、前記
遊技盤13の電気的部品(例えば、中継基盤154)の
入出力状態に基づき、該遊技盤13に関する情報を外部
(例えば、管理装置)に出力可能な遊技盤情報出力手段
(例えば、遊技盤用外部情報端子基盤155)と、前記
遊技機機構体(例えば、裏機構盤120)に備えられる
電気的機構体の作動状態に基づき、該遊技機機構体に関
する情報を外部(例えば、管理装置)に出力可能な遊技
機機構体情報出力手段(例えば、枠用中継基盤603)
と、を遊技機の裏面側の上方部に隣接させて配置したこ
とを特徴とする。また、好ましい態様として、例えば請
求項2記載のように、前記遊技盤情報出力手段(例え
ば、遊技盤用外部情報端子基盤155)は、前記遊技盤
13の裏面に備えられ、前記遊技機機構体情報出力手段
(例えば、枠用中継基盤603)は、遊技機の裏面側に
配置する裏機構盤120の上方部に備えられ、前記裏機
構盤120の上方部であって前記遊技機機構体情報出力
手段に隣接した箇所に、前記遊技盤情報出力手段が遊技
機の裏面側に臨む状態で配置可能な開口部302、30
4を形成するようにしてもよい。
【0007】
【作用】本発明では、遊技盤の裏面に備えられる遊技盤
情報出力手段と、裏機構盤に備えられる遊技機機構体情
報出力手段とが隣接して配置(例えば、遊技機の裏面側
の上方部に並べて配置)される。したがって、情報出力
手段が集中的に配置されることとなり、整然とした配線
処理が可能になる。また、配線処理作業がしやすくなっ
て、配線接続を間違える等のトラブルがなくなる。そし
て、情報出力手段を遊技機の上方部に隣接して配置する
ことにより、管理装置との配線処理を整然と行うことが
可能になり、断線、配線による玉詰まり、配線にノイズ
が乗る等の事故を防止てきる。さらに、請求項2記載の
ように、遊技機機構体情報出力手段に隣接して開口部を
形成し、そこに遊技盤設置時に遊技盤情報出力手段が遊
技機の裏面側に臨む構成にすることにより、例えば遊技
盤を設置したと同時に2つの情報出力手段が並んだ状態
となり、作業性の向上、配線処理の簡略化を図ることが
できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図12は本発明をプリペイドカード
方式の遊技機に適用した場合の一実施例を示している。パチンコ装置の正面構成 図1はパチンコ装置の全体を示す正面斜視図である。図
1において、1はパチンコ装置であり、大きく分けてパ
チンコ機2と、遊技媒体貸出装置としてのカード式玉貸
機(以下、単に玉貸機という)3によって構成され、こ
れらが対をなして設置される。パチンコ機2とカード式
玉貸機3とが対をなして設置されたパチンコ装置1は、
いわゆるCR機(カードリーディング機)と称されてい
る。玉貸機3にはカードリーダーが内蔵され、玉貸機3
の前面パネル4にはプリペイドカードが挿入されるカー
ド挿入口5と、7セグメントの発光ダイオードを用いて
3列で構成され、カードの残り度数を表示するカード残
度数表示器6と、発光ダイオード等からなりカードの受
け付けが有効であることを表示するカード受付け表示器
7とが設けられている。
【0009】パチンコ機1は、額縁状前面枠11と、ガ
ラス12aを支持する金枠(ガラス枠)12と、遊技盤
13と、前面表示パネル14と、前面操作パネル15と
を有している。額縁状前面枠11は木製(あるいは樹脂
製でもよい)の機枠16に対して上部蝶番17および下
部蝶番(図示略)によって開閉可能に支持され、金枠1
2は額縁状前面枠11に開閉可能に支持されている。前
面表示パネル14には上皿21と、プリペイドカードの
残高を表示するカード度数表示器(カード残高表示器)
22と、玉を購入するときに操作される玉貸釦(変換
釦)23と、プリペイドカードを排出するときに操作さ
れるカード排出釦(返却釦)24と、玉貸し可能表示器
25と、上皿21の玉を後述の玉貯留皿32に移す玉通
路開閉用の押し釦26とが設けられている。
【0010】なお、玉貸機3にカードリーダでなく、例
えばカードリーダ・ライタを配置し、玉数等の価値情報
や遊技客の識別情報が記憶されている遊技用カードを用
い、遊技結果をカードに書き込む等のデータ処理が可能
なものであってもよい。さらに、遊技用カードはプリペ
イドカードに限らず、例えば玉数等の価値情報が記憶さ
れいる玉数カード、あるいは遊技客の識別情報が記憶さ
れている識別カード等を単独で使用する遊技機でもよ
い。
【0011】要は、遊技用カードを使用するために、こ
のカード情報を読み込み可能なカードリーダ、若しくは
読み込み/書き込み可能なカードリーダ・ライタであれ
ばよい。例えば、完全なカード式のパチンコ遊技システ
ムで封入球式の遊技機(例えば、クレジット方式の遊技
機)にも本発明を適用することができる。また、遊技用
カードとして磁気カードを用いている例に限らず、例え
ばICカードを用いる遊技機でもよい。ICカードを用
いた場合、当然のことながらカードリーダ若しくはカー
ドリーダ・ライタはICカードに対応するものを使用す
ることになる。なお、カードリーダとカード制御装置と
は別体として分離して配置してもよいし、あるいは両者
を一体化してもよく、例えばカードリーダの内部にカー
ド制御装置を組み込むようにしてもよい。
【0012】前面操作パネル15には、灰皿31と、玉
を貯留する玉貯留皿(受皿)32と、玉貯留皿32に貯
留された玉を外部下方に抜くための玉抜きレバー33
と、発射装置の操作を行う発射操作ノブ34とが設けら
れている。パチンコ機2の額縁状前面枠11の上部には
左側から順次、賞球排出時に点灯する賞球玉排出表示器
41と、貸玉排出時に点灯する貸玉排出表示器42と、
パチンコ機2において打止状態が発生したときに点灯す
る完了表示器43とが設けられている。これらの賞球玉
排出表示器41、貸玉排出表示器42および完了表示器
43によりその他の遊技状態(例えば、大当り状態:点
滅する制御)も表示可能である。
【0013】なお、遊技盤13における遊技領域は本発
明の適用対象である遊技媒体として遊技球を使用するパ
チンコ遊技機であれば、任意の構成を取り得る。例え
ば、複数の図柄を可変表示可能な図柄表示装置を備え、
この図柄表示装置における可変表示結果が予め定められ
た特別図柄で表示されたことを条件に遊技者に有利な特
別遊技状態(大当り状態)を発生可能な遊技機(いわゆ
る「第1種」に属するもの)、図柄表示装置を備えた
「第3種」に属する遊技機、あるいはいわゆる「第2
種」に属する遊技機、さらにはその他の種類の遊技機
(例えば、電動役物装置を備えた遊技機)等に幅広く適
用が可能である。本実施例では「第1種」に属するタイ
プの遊技盤13を使用している。
【0014】パチンコ装置の裏機構の構成 次に、図2はパチンコ装置1の裏機構の構成を示す図で
ある。図2において、パチンコ装置1の裏機構の主要な
ものとして、玉を貯留する貯留タンク(上タンク)10
1と、貯留タンク101内の玉を誘導する2条の誘導路
102と、ターミナル基盤部103と、貯留タンク10
1からの玉の排出を行う玉排出装置(排出機構体に相
当)104と、玉排出装置104から排出した玉の流路
を形成する排出流路ユニット105と、制御回路盤10
6と、玉寄せカバー(カバー部材)107と、中継基盤
108と、玉を発射する発射装置109と、合成樹脂
(例えば、ABS樹脂)製の一体成型品から形成され各
種のユニット部品(例えば、貯留タンク101等)がそ
の上に取り付けられた裏機構盤の基枠体110とがあ
る。なお、基枠体110の上に取り付けられた各種ユニ
ット部品(機構体)と基枠体110とを総称する概念と
して裏機構盤(遊技機機構体に相当)120と称してい
る。前述した遊技盤13は裏機構盤120に対して分離
可能に取り付けられる。
【0015】ターミナル基盤部103は詳細を後述する
ように基盤を取り付け可能な基盤取り付け部212を有
し、基盤取り付け部212に枠用中継基盤603と、遊
技盤用外部情報端子基盤155とが配置される。この場
合、枠用中継基盤603は遊技機機構体情報出力手段に
相当し、遊技盤用外部情報端子基盤155は遊技盤情報
出力手段に相当する。ターミナル基盤部103は電源供
給部としての機能を有している。ターミナル基盤部10
3のうち枠用中継基盤603はAC電源を入力して裏機
構盤120に配置される電気部品に電源の供給を行うと
ともに、遊技盤13に配置される電気部品に対しても電
源の供給を行う。ここで、枠用中継基盤603における
AC電源の供給方法としては、例えばAC電源をそのま
ま供給する方法と、枠用中継基盤603でAC電源をD
C電源(例えば、DC24V等)に変換して供給する方
法とがある。何れを採用してもよい。本実施例では前者
の方法を採用している。
【0016】枠用中継基盤603はホールの管理装置と
の間における信号の授受などについての中継を行い、具
体的にはパチンコ装置1における枠側の各種情報、すな
わち遊技盤13以外の下記のような情報をホールの管理
装置に出力する際の配線の中継を行う。なお、下記以外
の情報を含めてもよい。 a)賞球数情報(つまり、賞球などの情報) b)貸球数情報(玉を排出して玉貸しする場合の情報) c)補給情報(島設備から玉を補給する場合の情報) d)発射情報(発射球数等の情報) e)不正情報(例えば、金枠12の開閉情報)
【0017】一方、遊技盤用外部情報端子基盤155は
遊技盤13上に配置された後述の役物装置151や役物
制御回路盤157からの各種情報として下記のような情
報をホールの管理装置に出力する際の配線の中継を行
う。なお、下記以外の情報を含めてもよい。 a)大当り情報(例えば、大当り信号の出力) b)始動回数情報(始動入賞口に入賞して有効に特図を
回した回数) c)始動入賞情報(いわゆるベースの演算に関する情
報) d)確率変動情報(大当り確率等が変動したときの情
報) e)羽根開閉情報(例えば、遊技盤が第2種遊技を行う
場合) f)カウント入賞情報(いわゆる大入賞口への入賞数等
の情報) g)V入賞情報(いわゆる大入賞口のV入賞口への入賞
情報)
【0018】制御回路盤106は玉の排出制御、発射制
御等の処理を行うための回路を組み込んだもので、本実
施例では基枠体110に形成した凹室部110B(図5
参照)に制御回路盤106が取り付けられている。制御
回路盤106には枠用中継基盤603および後述の役物
制御回路盤157からの配線123が基枠体110に形
成された配線通路124を通して接続されているととも
に、中継基盤108からの配線125、発射装置109
からの配線126が接続されている。なお、配線123
は詳細には後述のように樹脂製のチューブ232に収納
されている。
【0019】なお、配線通路124は後述の配線部カバ
ー(カバー体)241を取り外した状態を示しており、
配線部カバー241を装着することで、配線通路124
内の配線123を保護可能である。また、制御回路盤1
06の表面には2つのボリウム(つまみ)121、12
2が配置されており、一方のボリウム121は発射装置
109における玉の飛距離を粗調整するもので、他方の
ボリウム122は発射操作ノブ34のタッチ感度を調整
するものである。なお、ボリウム121、122の取付
け部は制御回路盤106の表面よりくぼんだ状態になっ
ており、これにより、保守点検時に誤ってボリウムに触
ってしまうのを防ぐことが可能である。
【0020】基枠体110の中央部は大きく開口して中
央開口部110A(図5参照)になっており、中央開口
部110Aには遊技盤の裏面部が臨み、役物装置の取り
付けのための空間になっている。中央開口部110Aに
は膨出状の玉寄せカバー107が配置され、玉寄せカバ
ー107は上方の貯留タンク101から落下する玉が役
物装置に衝突しないように保護する機能を有している。
中継基盤108は玉貸機3からの配線127や開閉パネ
ルに備えられるカード操作部からの配線128と、制御
回路盤106からの配線125との相互間における中継
を行う。なお、玉寄せカバー107の内部には遊技盤1
3における役物装置の作動に必要な各種制御を行う役物
制御回路盤157が配置されている。
【0021】役物制御回路盤の配置構造 次に、図3を参照して役物制御回路盤157の配置構造
について、詳細に説明する。図3は玉寄せカバー107
の内部にある遊技盤13の裏面側の構成を示す図であ
る。図3において、遊技盤13は木製の合板(ベニア)
からなる矩形板によって成形されている。なお、遊技盤
13は木製の合板でなく、例えばプラスチック(樹脂)
を素材としてもよい。遊技盤13はその前面側が遊技領
域になっており、裏面側には玉寄せ部材150が配置
(例えば、ビスによって固定)されている。玉寄せ部材
150は透明の樹脂製(例えば、ABS樹脂)で、遊技
盤13の各入賞口に入ったセーフ玉を寄せて集める機能
を有している。
【0022】玉寄せ部材150の中央部には役物装置1
51の取り付けのための開口部(中央開口部)が形成さ
れ、この開口部には役物装置151の後方部が臨んでい
る。また、玉寄せ部材150には基盤取付部152およ
び回路取付部153が同様の樹脂によって一体成形され
るとともに、中継基盤154が取り付けられている。基
盤取付部152は遊技盤用外部情報端子基盤155を固
定するもので、遊技盤用外部情報端子基盤155はビス
により基盤取付部152に取り付けられる。遊技盤用外
部情報端子基盤155は前述した各種情報を外部(例え
ば、ホールの管理装置)に出力するため、遊技盤13上
に配置された役物装置151や役物制御回路盤157か
らの各種信号(例えば、大当り信号、始動入賞数信号
(ベース演算用)、始動回数信号、確率変動情報羽根回
数信号(第2種遊技機の場合))の中継を行う。なお、
遊技盤用外部情報端子基盤155は後述のように枠用中
継基盤603が収納される基盤取り付け部212内に同
じく収納可能になっている。
【0023】中継基盤154は遊技盤13の前面側に配
置された各種表示器やセンサ類からの配線や役物装置1
51からの一部の配線(例えば、役物装置151のソレ
ノイド、ランプ、LED、センサ、モータなどからの一
部の配線)と、役物制御回路盤157や遊技盤用外部情
報端子基盤155からの配線を途中で中継する。なお、
中継基盤154や遊技盤用外部情報端子基盤155から
の配線は玉寄せ部材150に形成された配線通路156
を通して回路取付部153の上に配置された役物制御回
路盤157のコネクタに接続される。
【0024】回路取付部153は役物制御回路盤157
を取り付けるもので、ほぼ直方体の形状をなし、その上
面にはスライド機構160が形成されている。また、回
路取付部153は遊技盤13を裏機構盤120に取り付
けた際に、裏機構盤120の一方の側に配置される遊技
球の排出機構部(すなわち、玉排出装置104等)と反
対側の遊技盤13裏面の所定箇所に位置し、透明の樹脂
製(例えば、ABS樹脂)で成形されている。スライド
機構160は回路取付部153の上面に形成されたスリ
ット状の一対の溝161a、161bと、役物制御回路
盤157をロック可能なロック部材162とからなる。
また、役物制御回路盤157を回路取付部153に取り
付けた際に、パチンコ機2の機枠16の後端よりもさら
に後方に、すなわち機枠16の前後幅よりも後方に役物
制御回路盤157が位置するように回路取付部153の
高さが形成されている。すなわち、役物制御回路盤15
7を遊技盤13から一定の高さだけ浮せた状態で回路取
付部153に取り付け可能になっている。
【0025】一方、役物制御回路盤157の底部にはス
ライド機構160の一対の溝161a、161bに対し
てそれぞれ係合可能な凸状のスライド部(図示略)が形
成されている。このように、役物制御回路盤157のス
ライド方向がパチンコ機2の外側方向(中央開口部11
0Aとは逆方向)であるため、役物制御回路盤157の
取り付け時に突出状の役物装置が邪魔にならずに取り付
けが可能である。役物制御回路盤157は役物装置15
1の作動に必要な各種制御を行うもので、断面が台形状
で図中左側角部が斜めにカットされた直方体に近似する
形状をなし、突出状に形成されるとともに、その斜めカ
ット面157aには確率設定部のキー挿入口164およ
び設定表示器(図示略)が配置されている。
【0026】役物制御回路盤157の外部は透明の樹脂
製(例えば、ABS樹脂)で成形され、その内部に役物
制御回路が収納されている。斜めカット面157a(い
わゆの逃げ面)は前面枠11を開閉する際に役物制御回
路盤157が機枠16に接触しないようにするために形
成されているものである。また、役物制御回路盤157
の後端側底部には複数のコネクタが配置されており、こ
れらのコネクタは遊技盤用外部情報端子基盤155から
の電源配線、遊技盤用外部情報端子基盤155からの外
部情報出力信号の配線、役物装置151からの配線の各
端部コネクタにそれぞれ接続される。
【0027】役物制御回路盤157の内部に収納されて
いる確率設定部は役物装置151における大当りの確率
を変更、設定するもので、例えば1/200、1/21
0、1/220の3段階に役物装置の大当りの確率を変
更できるように、3つの接点を有している。各接点は、
例えば大当り確率の[設定1]〜[設定3]に対応す
る。この接点はホールの係員によって操作可能であり、
その設定値は7セグメントのLEDからなる設定表示器
に表示されるが、設定後一定時間が経過すると、消えて
外部から目視できないように、機密が保たれている。な
お、役物装置の大当り確率の変更は、上記のような3段
階に限らず、他の変更内容にしてもよい。
【0028】遊技盤用外部情報端子基盤の構成 次に、遊技盤用外部情報端子基盤155の詳細な構成に
ついて説明する。図4は遊技盤用外部情報端子基盤15
5の斜視図である。図4において、遊技盤用外部情報端
子基盤155を取り付ける基盤取付部152は、玉寄せ
部材150と一体型で一体成形されている。遊技盤用外
部情報端子基盤155には複数のリレー171、中継基
盤154や役物制御回路盤157との間の配線を接続す
るコネクタ172、173、枠用中継基盤603との間
の配線を接続するコネクタ174、175が配置される
とともに、島設備やホールの管理装置との間の信号の送
信/受信を行う配線181を接続するコネクタ182が
配置されている。コネクタ172、174は各種信号
用、コネクタ173、175は電源供給用である。
【0029】複数のリレー171は管理装置にパチンコ
装置1から必要な信号を送出するときに信号レベルを変
換するものである。コネクタ172、173に接続され
た配線191は玉寄せ部材150に形成された配線通路
192に収納され、固定部材193によって保持されて
いる。配線通路192は凹室状に形成され、内部の配線
191を保護可能な構造になっている。コネクタ17
4、175には枠用中継基盤603との間の配線が接続
されるが、その中には電源配線、役物制御回路〜排出制
御回路間の配線が含まれ、排出関連情報(例えば、賞球
データ、入賞口の位置により何個の賞球を排出するかの
信号やその賞球が完了した応答信号等)、各種遊技情報
(例えば、不正情報)の伝送が行われる。そして、例え
ば不正情報が発生すると、玉の発射を停止するような処
理が行われる。配線191、コネクタ172、コネクタ
173および遊技盤13に配置される電気部品への接続
コネクタ(図示略)は、遊技盤13に配置される電気部
品(例えば、中継基盤154や役物制御回路盤157)
からターミナル基盤部103(電源供給部)への配線を
接続する遊技盤配線処理手段701を構成する。
【0030】コネクタ182に接続された島設備やホー
ルの管理装置との間の信号の送信/受信を行う配線18
1は、複数本がまとめられて一定の長さにカットされた
状態になっており、その端末部分は被覆(例えば、ビニ
ールの絶縁部材)を残しつつ部分的に一部に心線が現れ
た状態になっている。このように、あえて配線181の
端末にコネクタを付けないのは、ホールにおけるパチン
コ装置1の設置状態や管理装置、島設備等の種類によっ
て遊技盤用外部情報端子基盤155との接続形態が異な
るので、一律にコネクタを装着するのを避けて、多様な
形態に合せるためである。
【0031】例えば、配線181をホールの管理装置に
接続する際には、被覆の残った部分をつまんで引くこと
により、簡単に心線を露出させることができ、露出した
心線に管理装置からの配線を接続することで配線処理が
行われ、作業効率を高めるようになっている。なお、配
線接続後は被覆を引抜いた状態になる。したがって、最
初に被覆を残すことで、配線の接続前に心線がばらばら
にならないという利点がある。また、遊技盤用外部情報
端子基盤155には遊技盤13に形成された配線用の開
口部194を通して遊技盤13の前面側のサイドケース
ランプからの配線196が接続されている。なお、開口
部194を通して、例えば賞球ランプ等を前面側に臨ま
せることが可能になっている。
【0032】基枠体の配線処理の構成 次に、基枠体110の配線処理を行う構成について説明
する。図5は基枠体110の全体図である。図5におい
て、基枠体110は各種のユニット部品を着脱可能に取
り付けることができるように多数のボス部201(繁雑
になるので、他のボス部は番号付けを省略)が形成され
るとともに、配線を収納可能な配線通路(凹室部に相
当)124が凹室状に形成されている。なお、配線通路
124はパチンコ機2の裏側方向に向けて開口し、その
部分は開口部210(図7参照)になり、配線を入れる
ことができるようになっている。基枠体110は各種の
ユニット部品を着脱可能に取り付けることができる部分
として、大きく分けて上タンク101や誘導路102を
配置可能なタンク部211と、枠用中継基盤603を取
り付け可能な基盤取り付け部212と、玉排出装置10
4を取り付け可能な排出装置部213と排出流路ユニッ
ト105を取り付け可能な排出流路部214とを有して
いる。
【0033】また、基枠体110には制御回路盤106
を取り付け可能な凹室部110Bが形成されている。制
御回路盤106にはコネクタ221、コネクタ222が
接続されるようになっており、コネクタ221は排出関
連の配線、すなわち玉排出装置104に接続される配線
223、224の一方の端部に設けられている。配線2
23、224の他方の端部には2つのコネクタ225、
226がそれぞれ設けられており、コネクタ225、2
26は玉排出装置104に接続される。配線223、2
24は樹脂製のチューブ(配線ガイド部材)227に収
納されており、チューブ227は凹凸状をなし、弾力性
を有して屈曲自由である。また、チューブ227には図
6に示すように軸線方向に沿って切り込み228が形成
され、この切り込み228を割ってチューブ227の内
部に配線223、224を簡単に収納することが可能で
ある。例えば、配線223に追加の線223aがある場
合、この追加の線223aは切り込み228を開くよう
にチューブ227を割ってその内部に簡単に収納でき
る。配線223、224およびチューブ227は全体と
して、配線集合体401を構成する。
【0034】なお、コネクタ225、226は基枠体1
10の裏面側(パチンコ機2から見ると、パチンコ機2
の裏面)から玉排出装置104に接続され、チューブ2
27は基枠体110の裏面側に沿って凹室部110Bに
至り、コネクタ221、コネクタ222が制御回路盤1
06に接続される。制御回路盤106に接続されるもう
1つのコネクタ222は玉の排出制御や発射制御関連の
配線、すなわち枠用中継基盤603および役物制御回路
盤157からの配線123の一方の端部に設けられてい
る。配線123の他方の端部にはコネクタ231が設け
られており、コネクタ231は枠用中継基盤603に接
続される(詳しくは、枠用中継基盤603に配置された
後述のメス型のコネクタ316に対してオス型のコネク
タ231が差し込まれる)。
【0035】配線123は同じく樹脂製のチューブ(配
線ガイド部材)232に収納されており、チューブ23
2は表面が凹凸状をなし、弾力性を有して屈曲自由であ
る。また、チューブ232には同様に軸線方向に沿って
切り込み(図示略)が形成され、この切り込みを割って
チューブ232の内部に配線123を簡単に収納するこ
とが可能である。配線123およびチューブ232は全
体として、配線集合体402を構成する。ここで、配線
通路124およびチューブ232は、裏機構盤120の
下方部に配置された機構体(制御回路盤106)からタ
ーミナル基盤(枠用中継基盤603)へ接続される配線
123を処理する配線処理部500(図8参照)を構成
する。また、配線123、チューブ232、コネクタ2
22およびコネクタ231は裏機構盤120に配置され
る制御回路盤106(電気的機構体)からターミナル基
盤部103(電源供給部)への配線を接続する裏機構配
線処理手段702を構成する。
【0036】枠用中継基盤603にはAC電源(AC2
4V)を供給するACコード233が接続され、ACコ
ード233の端部にはACプラグ234が付けられてい
る。ACプラグ234は島設備におけるAC24Vの供
給ラインに接続される。また、枠用中継基盤603はカ
バー235が開閉自在に設けられている。そして、図7
に示すように枠用中継基盤603は基枠体110の基盤
取り付け部212に取り付けられ、枠用中継基盤603
と制御回路盤106とを接続する配線123の収納され
たチューブ232は配線通路124に収納される。この
場合、配線通路124は玉排出装置104の配置されて
いる側と反対側に設けられ、排出関連の装置の保守点検
に邪魔になることが防止される。
【0037】図7に断面を示すように、配線通路124
は基枠体110の裏側方向に突出し(つまり基枠体11
0の表面から見ると、凹室状に形成され)、その内部に
配線123を通したチューブ232が完全に収納されて
いる。また、配線通路124の途中には複数箇所に固定
部240が設けられ、チューブ232を保持している。
なお、固定部240は図5においても番号が付けられて
いるが、説明の都合上、1つの固定部に対して番号を付
け、他は省略している。
【0038】配線通路124にチューブ232を完全に
収納した状態は、図8のように示される。また、図8に
おいて、配線通路124は同じく樹脂製の配線部カバー
241によって覆うことができるようになっており、配
線部カバー241は、例えば基枠体110に形成された
複数のボス部242(他のボス部は図示略)に対してワ
ンタッチで係合可能なくクリップ243、244を押し
込むことにより、基枠体110に着脱可能に固定され
る。このように配線部カバー241を固定することによ
り、配線通路124に収納されたチューブ232が防護
される。また、基枠体110のタンク部211には樹脂
製の誘導路102を取り付け可能で、例えば基枠体11
0に形成された複数のボス部251、252に対してワ
ンタッチで係合可能なくクリップ253、254をそれ
ぞれ押し込むことにより、誘導路102が基枠体110
に着脱可能に固定される。このとき、誘導路102を固
定することにより、配線通路124に収納されたチュー
ブ232のうち誘導路102に沿った部分が防護され
る。すなわち、誘導路102は配線通路124の一部に
対して配線部カバーとしての機能を発揮する。
【0039】基盤取り付け部の構成 図9は基盤取り付け部212の詳細な構成を示す図であ
る。図9において、パチンコ機2の前面枠11の裏面側
には取り付けフレーム300が固定(例えば、ビス30
1によって固定)されており、取り付けフレーム300
には一定の大きさの開口部302が形成されている。開
口部302は遊技盤用外部情報端子基盤155が臨むの
に十分な大きさを有している。一方、取り付けフレーム
300に続くパチンコ機2の裏面側には基枠体110を
装着可能で、基枠体110には基盤取り付け部212が
同様の樹脂によって一体成形されている。基盤取り付け
部212の底部には遊技盤用外部情報端子基盤155が
臨むのに十分な大きさの開口部304が形成されてい
る。基盤取り付け部212にはボス部305および支持
部306が形成され、枠用中継基盤603の端部を支持
部306に差し込むとともに、ボス部305に対して枠
用中継基盤603をビス止めすることにより、枠用中継
基盤603が着脱可能に基盤取り付け部212に固定さ
れる。
【0040】枠用中継基盤603には複数のリレー31
1、ヒューズ312、賞球ランプ313、遊技盤用外部
情報端子基盤155との間の配線321、322を接続
するコネクタ314、315、制御回路盤106との間
の配線を接続するコネクタ316、島設備やホールの管
理装置との間の信号の送信/受信を行う配線317を接
続するコネクタ318が配置されるとともに、裏機構盤
120に備えられる各電気部品に電源を供給する電源供
給回路319が配置されている。
【0041】複数のリレー311は管理装置にパチンコ
装置1から必要な信号を送出するときに信号レベルを変
換するものである。コネクタ316は、配線123の端
部にあるコネクタ231に対してオス/メスの関係で相
互に接続されるものである。詳しくは、コネクタ316
は枠用中継基盤603に配置されたメス型のもの、コネ
クタ231は配線123の端部に配置されたオス型のも
のである。そして、メス型のコネクタ316に対してオ
ス型のコネクタ231を差し込むことにより、配線12
3が枠用中継基盤603に接続されることになる。な
お、図面上では両方のコネクタ231、316が重なる
ために、一方の番号のみを表示している。コネクタ23
1に接続された配線123は樹脂製のチューブ232に
収納され、制御回路盤106に接続される。
【0042】コネクタ318に接続された島設備やホー
ルの管理装置との間の信号の送信/受信を行う配線31
7は、複数本がまとめられて一定の長さにカットされた
状態になっており、その端末部分は被覆(例えば、ビニ
ールの絶縁部材)を残しつつ部分的に一部に心線が現れ
た状態になっている。このように、あえて配線317の
端末にコネクタを付けないのは、ホールにおけるパチン
コ装置1の設置状態や管理装置、島設備等の種類によっ
て枠用中継基盤603との接続形態が異なるので、一律
にコネクタを装着するのを避けて、多様な形態に合せる
ためである。例えば、配線317をホールの管理装置に
接続する際には、被覆の残った部分をつまんで引くこと
により、簡単に心線を露出させることができ、露出した
心線に管理装置からの配線を接続することで配線処理が
行われ、作業効率を高めるようになっている。なお、配
線接続後は被覆を引抜いた状態になる。したがって、最
初に被覆を残すことで、配線の接続前に心線がばらばら
にならないという利点がある。
【0043】一方、遊技盤13は前面枠11に対してそ
の表側から取り付けられ、このとき遊技盤用外部情報端
子基盤155は取り付けフレーム300の開口部302
および基盤取り付け部212の開口部304を順次通し
て基盤取り付け部212の前面側に臨むようになる。こ
れにより、図10に示すように遊技盤用外部情報端子基
盤155は基盤取り付け部212の内部で枠用中継基盤
603の横に並んで配置されることになる。遊技盤用外
部情報端子基盤155が枠用中継基盤603の横に並ん
で配置されると、両者の配線接続処理を行う。すなわ
ち、コネクタ314、315に接続された配線321、
322の他方の端部にはそれぞれコネクタ331、33
2が設けられており、遊技盤用外部情報端子基盤155
が枠用中継基盤603の横に並んで配置された時点でコ
ネクタ331、332を遊技盤用外部情報端子基盤15
5に配置されているコネクタ341、342にそれぞれ
接続する。
【0044】これにより、枠用中継基盤603と遊技盤
用外部情報端子基盤155の間が接続される(図10参
照)。また、この接続により遊技盤13とパチンコ機2
の枠側との間における信号の中継を1箇所で完全に行う
ことができるとともに、遊技盤13に対して必要な電源
の供給が両者の配線接続によって行われる。ここで、枠
用中継基盤603と遊技盤用外部情報端子基盤155の
間の配線321、322、コネクタ314、315およ
びコネクタ331、332はターミナル基盤部103
(電源供給部)に備えられ、裏機構配線処理手段702
による配線と、遊技盤配線処理手段701による配線と
の接続を行う配線接続手段703を構成する。
【0045】以上の構成において、本実施例では遊技盤
13側の情報を中継する遊技盤用外部情報端子基盤15
5と、裏機構盤120側の情報を中継する枠用中継基盤
603とがパチンコ機2の裏面側の上方部に並べて配置
されているので、いわゆる情報端子部が集中的に配置さ
れることとなり、配線処理がしやすくなり、配線接続を
間違える等のトラブルを防止することができる。また、
遊技盤用外部情報端子基盤155と枠用中継基盤603
をパチンコ機2の裏面側の上方部に隣接して配置するこ
とにより、管理装置との配線処理を整然と行うことがで
き、断線、配線による玉詰まり、配線にノイズが乗る等
の事故を防止することができる。
【0046】枠用中継基盤603に隣接して開口部30
2、304を形成し、開口部302、304に対して遊
技盤13を設置したときに、遊技盤用外部情報端子基盤
155がパチンコ機2の裏面側に臨むような構成にする
ことにより、例えば遊技盤13を設置したのと同時に2
つの情報出力手段(すなわち、遊技盤用外部情報端子基
盤155および枠用中継基盤603)が並んだ状態とな
り、両者間の配線作業や外部との配線接続作業の向上を
図ることができるとともに、配線処理の簡略化を図るこ
とができる。なお、コネクタやその周辺部に”遊技盤
用”、”枠用”といった表示をしてもよい。そのように
すると、より一層明確に両者を区別して認識することが
できる。また、遊技盤用と枠用とでコネクタや配線の配
色を変えてもよい。あるいは、”遊技盤用”、”枠用”
といった表示と、コネクタや配線の配色を変える方法と
を組み合せてもよい。さらに、裏機構盤120や遊技盤
13に配置される各種電気部品からターミナル基盤部1
03へは電源配線や外部出力端子(例えば、外部の管理
装置への出力端子)への配線が従来より既にあるので、
その配線とまとめて本実施例の配線を行うようにすると
よく、そのようにすればより一層効率良く配線処理を行
うことができる。
【0047】配線処理の第1の変形例 図11は配線処理の第1の変形例を示す図である。図1
1において、基枠体110には凹室状の配線通路501
が形成され、配線通路501の断面はほぼコ字状で、基
枠体110の裏側方向に突出している(つまり基枠体1
10の表面から見ると、凹室状に形成されている)。配
線通路501はパチンコ機2の裏側方向に向けて開口
し、その部分は開口部510になり、配線を入れること
ができるようになっている。配線通路501の内部に配
線502を通した弾力性を有する樹脂製のチューブ(配
線ガイド部材)503の一部が収納されている。また、
配線通路501の途中には複数箇所に固定部504が設
けられ、チューブ503を保持している。配線502お
よびチューブ503は全体として、配線集合体505を
構成する。なお、固定部504は複数箇所にところどこ
ろ設けるのではなく、連続して設けてもよい。
【0048】ここで、固定部504は基枠体110と一
体成形され、上方向から配線通路501の開口部510
を半分程度覆うような構造になっている。また、固定部
504の断面はチューブ503の外形に沿ってほぼ円形
の一部をなすように形成されている。したがって、例え
ば遊技球Tが上方から落下してきた場合に、固定部50
4に衝突しても円形の一部をなすような断面を有する固
定部504の表面に当って跳ね返り、配線通路501の
内部に収納された配線集合体505に遊技球Tが乗っか
ることはなく、しかも配線集合体505を完全に防護す
ることができる。
【0049】配線処理の第2の変形例 図12は配線処理の第2の変形例を示す図である。図1
2において、基枠体110には凹室状の配線通路601
が形成され、配線通路601の断面はほぼコ字状で、基
枠体110の裏側方向に突出している(つまり基枠体1
10の表面から見ると、凹室状に形成されている)。配
線通路601はパチンコ機2の裏側方向に向けて開口
し、その部分は開口部610になり、配線を入れること
ができるようになっている。配線通路601の内部に配
線602を通した弾力性を有する樹脂製のチューブ(配
線ガイド部材)603の一部が収納されている。また、
配線通路601の途中には複数箇所に樹脂製の配線カバ
ー(カバー体)604が設けられ、配線カバー604は
クリップ605a、605bを基枠体110の固定穴に
挿入することによってワンタッチで基枠体110に固定
される。
【0050】配線カバー604は円形の一部をなす断面
を有し、チューブ603を保持している。配線602お
よびチューブ603は全体として、配線集合体606を
構成する。なお、配線カバー604は複数箇所にところ
どころ設けるのではなく、連続して設けてもよい。ここ
で、配線カバー604は配線通路601の開口部610
を2/3程度覆うような構造になっている。また、配線
カバー604の断面はチューブ603の外形に沿ってほ
ぼ円形の一部をなし、チューブ603を防護可能であ
る。したがって、例えば遊技球が図11の場合と同様に
上方から落下してきた場合に、配線カバー604に衝突
しても円形の一部をなすような断面を有する配線カバー
604の表面に当って跳ね返り、配線通路601の内部
に収納された配線集合体606に遊技球が乗っかること
はなく、しかも配線集合体506を完全に防護すること
ができる。
【0051】なお、チューブの断面は円形でなくてもよ
く、遊技球が乗らないような形状であれば、他の断面形
状を有していてもよい。例えば、傾斜面(三角形等)を
備えて遊技球が乗らないような断面形状にしてもよい。
また、配線カバーの形状についても同様に、円形の一部
をなすような断面を有する例に限らず、例えば、傾斜面
(三角形等)を備えて遊技球が乗らないような断面形状
にしてもよい。
【0052】なお、遊技盤用外部情報端子基盤および枠
用中継基盤の大きさや形状は上記実施例のようなタイプ
に限定されず、同様に配線通路の形状、凹室形状の深さ
なども上記実施例のようなタイプに限定されない。要
は、本発明の適用される要件を満たせばよく、したがっ
て、本発明の目的の範囲内で各種の変形が可能である。
また、配線通路の配置箇所は遊技球排出装置が配置され
る位置に対して基枠体の中央開口部を挟んで反対側であ
れば、上記実施例のような位置に限定されず、他の位置
であってもよい。さらに、玉貸機の配置場所は上記例に
限るものではない。例えば、前面パネルの部分や皿前装
飾体の部分に設けるようにしてパチンコ機と一体にして
もよい。さらに、本発明に係わるパチンコ機は上記実施
例のようなパッキーカード方式のパチンコ装置に適用す
る例に限らない。例えば、クレジット方式のパチンコ装
置あるいは通常のパチンコ装置にも適用することができ
る。また、遊技盤と機枠が分離可能な構造であり、管理
装置に情報を送信するものであればなんでもよく、例え
ば他の遊技機でもよい(例えばアレンジボール機にも適
用できる)。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、遊技盤に関する情報を
外部に出力可能な遊技盤情報出力手段と、遊技機機構体
に関する情報を外部に出力可能な遊技機機構体情報出力
手段とを遊技機の裏面側の上方部に並べて配置している
ので、以下の効果を得ることができる。 いわゆる各種情報を外部に出力可能な情報端子部を集
中的に配置することができ、その結果、配線処理がしや
すくなり、配線接続を間違える等のトラブルを防止する
ことができる。 遊技盤情報出力手段と遊技機機構体情報出力手段を遊
技機の裏面側の上方部に隣接して配置することにより、
管理装置との配線処理を整然と行うことができ、断線、
配線による玉詰まり、配線にノイズが乗る等の事故を防
止することができる。 遊技機機構体情報出力手段に隣接して該遊技盤情報出
力手段が遊技機の裏面側に臨む状態で配置可能な開口部
を形成し、この開口部に対して遊技盤を設置したとき
に、遊技盤情報出力手段が遊技機の裏面側に臨むような
構成にすることにより、例えば遊技盤を設置したのと同
時に2つの情報出力手段(すなわち、遊技盤情報出力手
段および遊技機機構体情報出力手段)が並んだ状態とな
り、両者間の配線作業や外部との配線接続作業の向上を
図ることができるとともに、配線処理の簡略化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード方式のパチンコ装置の一実
施例の構成を示す斜視図である。
【図2】同実施例のパチンコ装置の裏機構の構成を示す
図である。
【図3】同実施例の遊技盤の裏面側の構成を示す図であ
る。
【図4】同実施例の遊技盤用外部情報端子基盤の斜視図
である。
【図5】同実施例の基枠体の全体図である。
【図6】同実施例のチューブの斜視図である。
【図7】同実施例の配線通路の断面図である。
【図8】同実施例の配線通路にチューブを収納した状態
を示す図である。
【図9】同実施例のターミナル基盤部の詳細な構成を示
す図である。
【図10】同実施例のターミナル基盤部の配置を示す図
である。
【図11】同実施例の配線処理の第1の変形例を示す図
である。
【図12】同実施例の配線処理の第2の変形例を示す図
である。
【符号の説明】
1 パチンコ装置 2 パチンコ機 3 玉貸機 11 前面枠 13 遊技盤 103 ターミナル基盤部 104 玉排出装置(排出機構体) 106 制御回路盤(電気的機構体) 110 基枠体 120 裏機構盤(遊技機機構体) 123 配線 124 配線通路 154 中継基盤(電気部品) 155 遊技盤用外部情報端子基盤(遊技盤情報出力手
段) 157 役物制御回路盤(電気部品) 212 基盤取り付け部 302、304 開口部 500 配線処理部 603 枠用中継基盤(遊技機機構体情報出力手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球により遊技が可能な遊技領域を形
    成し、電気的部品を有する遊技盤と、 該遊技盤と分離可能に構成され、少なくとも遊技球の排
    出が可能な排出機構体を有する遊技機機構体と、を備え
    た遊技機において、 前記遊技盤の電気的部品の入出力状態に基づき、該遊技
    盤に関する情報を外部に出力可能な遊技盤情報出力手段
    と、 前記遊技機機構体に備えられる電気的機構体の作動状態
    に基づき、該遊技機機構体に関する情報を外部に出力可
    能な遊技機機構体情報出力手段と、を遊技機の裏面側の
    上方部に隣接させて配置したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技盤情報出力手段は、前記遊技盤
    の裏面に備えられ、前記遊技機機構体情報出力手段は、
    遊技機の裏面側に配置する裏機構盤の上方部に備えら
    れ、 前記裏機構盤の上方部であって前記遊技機機構体情報出
    力手段に隣接した箇所に、前記遊技盤情報出力手段が遊
    技機の裏面側に臨む状態で配置可能な開口部を形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
JP7973594A 1994-03-25 1994-03-25 遊技機 Pending JPH07255930A (ja)

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