JPH1176569A - パチンコ遊技機における制御基板の収納ボックス構造 - Google Patents

パチンコ遊技機における制御基板の収納ボックス構造

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Publication number
JPH1176569A
JPH1176569A JP25423697A JP25423697A JPH1176569A JP H1176569 A JPH1176569 A JP H1176569A JP 25423697 A JP25423697 A JP 25423697A JP 25423697 A JP25423697 A JP 25423697A JP H1176569 A JPH1176569 A JP H1176569A
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JP
Japan
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control board
storage box
gaming machine
ball
game
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Application number
JP25423697A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
Mitsusaku Isomura
光作 磯村
Takamichi Suzaku
孝道 朱雀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansei KK
Original Assignee
Sansei KK
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Publication date
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Publication of JPH1176569A publication Critical patent/JPH1176569A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ遊技機の制御基板や裏ロム等が不正
に使用されることを防止するための制御基板収納ボック
ス構造を提供すること。 【解決手段】 制御基板収納ボックス122の収納ボッ
クスカバー124と収納ケース140を透明部材で構成
すると共に、破壊しなければ開封できない特殊ピン17
0で封止し、この特殊ピン170には作業年月日等を暗
号化若しくは記号化したデータを刻印する。更に収納ボ
ックスカバー124若しくは収納ケース140の内側面
には管理記録表示エリア126、149を設け、製造メ
ーカー名、密封作業年月日等を記載したシールを管理用
記録表示エリア126、149に主基板収納ボックス1
22が封止された状態で外部から視認できるように貼付
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機に
関し、さらに詳しくは、該遊技機の制御回路基板を無断
開封できない状態で収納し、且つ無断開封を容易に察知
できる制御基板の収納ボックス構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、この種のパチンコ遊技機において
は、パチンコ遊技機の遊技盤面で発生したセーフ球を検
出して特別図柄表示装置を駆動制御し、特別図柄の表示
態様を設定切り替え制御し、入賞の種別に対応して所定
個数の賞球払出し等を行う主制御回路基板等が機構板に
取付けられている。そして主制御回路基板には、該制御
回路基板が収納されるケース部材にカバー部材が被着さ
れ、該ケース部材とカバー部材とにまたがって封印証は
貼付られ、これにより無断開封が禁止されている。この
封印証としては、レーザーマーカーにより所定の印を形
成するタイプのものも知られている。
【0003】あるいはまた、ケース部材とカバー部材が
一列に夫々フランジを設け、このフランジ部同士を逆ネ
ジを用いてネジ止めするタイプのものも知られている。
この逆ネジタイプのものは、カバー部材を不正に開けよ
うとして逆ネジを回すと、逆ネジの先端部、すなわち外
部に出ているネジの部分が取れるようになっており、カ
バー部材を開けることができないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
な従来のパチンコ遊技機における制御基板収納ボックス
の封印証による無断開封の禁止では、痕跡を残さないで
簡単に封印証を取り外すことができるため、制御回路基
板収納ケースを開けて裏ROMを取付ける等の人為的な
操作を施すことにより、大量の賞球を遊技者に払出させ
たり、逆に賞球を遊技者に払出させないようにするため
に、フィーバー状態が殆ど起こらないように操作して遊
技者に損をさせたりするといったことが可能であった。
【0005】従って、遊技者の不正行為により大量の賞
球が払出されれば、パチンコ業者が大きな損害を被るこ
とになり、逆にパチンコ業者側の不正行為により、ある
特定の台だけに大量の賞球が払出されるように操作し、
その台については内部の者に客を装って遊技させて、一
般の遊技者の射幸心を煽る一方で別の台については殆ど
賞球が払出されないように操作をすれば、遊技者にいつ
かは勝てるという望みを抱かせつつ、実際には全く勝て
る見込みのない台へ遊技者を頻繁に通わせて損をさせる
こともできる。このように不正行為がなされると、遊技
産業の健全な経済活動が阻害されることになる。
【0006】本発明の解決しようとする課題は、パチン
コ遊技機に設けられる制御回路基板を不正できない状態
で収納でき、しかも無断開封があったときにその事実を
容易に察知できる制御基板の収納ボックス構造を提供
し、更にはその制御基板ボックスに管理記録を開封しな
ければ改ざんできない状態で施すことができる制御基板
の収納ボックス構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明に係るパチンコ遊技機における制御基板の収納
ボックス構造は、制御回路基板が収納されるケース体と
該ケース体に被着されるカバー体とを、封止部材により
破損しなければ開放できない状態で封止し、該封止部材
には該遊技機の製造メーカー名、密封作業の年月日、製
造台数或いは連番号による管理用データ項目の何れか選
択された1つ以上の情報が記号化若しくは暗号化されて
刻印されていることを要旨とするものである。
【0008】上記構成を有するパチンコ遊技機における
制御基板の収納ボックス構造によれば、ケース体とカバ
ー体とが開封された時には、その封止部材が早速使用さ
れないか、例え使用されたとしても、その封止部材に表
示される管理情報から、不正な開封等が容易に認識でき
る。
【0009】又、請求項2に記載の収納ボックス構造に
よれば、制御回路基板が収納されるケース体と該ケース
体に被着されるカバー体とを、封止部材により破損しな
ければ開放できない状態で封止し、該ケース体の内底面
若しくは該カバー体の内側面に該遊技機のメーカー名、
製造年月日、製造台数番号等の管理データが外部から視
認可能に表示される管理記録表示エリアが設けられるこ
とを要旨とするものでる。
【0010】上記構成を有するパチンコ遊技機における
制御基板の収納ボックス構造によれば、主制御基板が収
納される収納ボックスを無断で開放すれば、その無断開
放されたことがケース体若しくはカバー体の内側に設け
られる管理記録表示エリアに表示される管理データを目
視することにより一目瞭然にわかる。これによって収納
ボックス内の制御回路基板が不正に交換される使用され
ることを未然に防止することができる。
【0011】またこの場合に、請求項3に記載の収納ボ
ックス構造のように、封止部材には該遊技機の製造メー
カー名、密封作業年月日、製造台数或いは連番号による
管理用データ項目の何れが選択された1つ以上の情報が
記号化若しくは暗号化されて刻印されていれば、その封
止部材の取付状況とその封止部材に刻印される管理用デ
ータ項目によって制御基板収納ボックスが不正に開放さ
れたか否かが認識でき、不正開放を未然に防止すること
ができる。
【0012】更に請求項4に記載の制御基板の収納ボッ
クス構造のように、ケース体及びカバー体が透明部材で
構成され、管理記録表示エリアに該遊技機のメーカー
名、製造年月日、製造台数番号等の管理データが記録さ
れるシールが貼付られていることによって、やはりその
収納ボックスを開封しなくとも外部からそのシールに記
録される管理記録表示エリアの記録情報を目視すること
によって、不正の有無が管理されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して詳しく説明する。図1は、本実施例に
係るパチンコ遊技機の正面図を示したものである。パチ
ンコ遊技機10は、遊技機前面部のベースとなる遊技機
枠12を備え、その遊技機枠12の額縁状に形成された
開口内周縁には金枠13が嵌められると共に、その金枠
13には遊技盤14の前面を覆うガラス扉15が開閉可
能に設けられる。
【0014】そしてガラス扉15の下方位置には、打球
発射装置に供給される遊技球を貯留するための受け皿
(上受け皿)16が取り付けられ、更にその下方には、
賞品球の排出時に上受け皿16から溢れた球を貯留する
ための球受け皿(下受け皿)17が設けられている。
尚、上受け皿16に設けられる球抜きボタン18の操作
により上受け皿16内の遊技球が下受け皿17に向けて
抜き落とされる。
【0015】前記遊技機枠12の下方に位置する下受け
皿17の図中右側位置には、遊技球を遊技盤14面に向
けて弾発発射する発射レバー20が設けられ、この発射
レバー20には遊技球を一球毎に発射する為の単発スイ
ッチ21が備えられる。発射レバー20の回動操作する
量に応じて遊技球を遊技盤14面に向けて弾発発射する
程度が調整されるとともに、所定回動位置の検出により
発射電源が投入されるようになっている。
【0016】前記遊技機枠12の上辺縁から図中右側辺
縁には、合成樹脂製のレンズ体で構成される枠トップ飾
り23が設けられ、この枠トップ飾り23の内部には、
枠飾りランプ24,24…や前記ガラス扉15開閉用の
鍵穴25の周囲を飾る鍵飾りランプ26が設けられてい
る。
【0017】パチンコ遊技機10の一側には、プリペイ
ドカードによる玉貸機(以下、「プリペイドカードユニ
ット」と称する)30が設置される。このプリペイドカ
ードユニット30は、1台の遊技機に1台づつ設置され
る。このプリペイドカードユニット30の設置に対応し
てパチンコ遊技機10の前記上受け皿16には、プリペ
イドカードによる遊技球の貸出し操作を行う為の球貸し
操作部31が設けられ、この球貸し操作部31には、プ
リペイドカードによる球貸出しを操作する球貸出しボタ
ン32、その球貸出しの可能状態を示す球貸出しボタン
ランプ33、プリペイドカードを排出させるカード返却
ボタン34、プリペイドカードの残高表示、及びエラー
表示を行う度数表示部35等が備えられている。
【0018】プリペイドカードの使用に際しては、プリ
ペイドカードユニット30に備えられるカード利用可表
示ランプ36の点灯中にカード挿入口37にプリペイド
カードを挿入し、金額設定ボタン38を操作することに
より、貸出し金額(100円、200円、300円、5
00円等)を選択することができる。前記上受け皿16
に備えられる球貸し操作部31の球貸出しボタン32を
操作することにより、予め選択された金額の遊技球が貸
出されることになる。
【0019】前記遊技機枠12の前面に設けられる遊技
盤14は、遊技板に装着された金属製の内レール41、
打球槌により打球発射位置より弾発発射された遊技球を
盤面に向けて誘導する為の外レール42、打球位置及び
発射レールより転動し遊技盤面に至った球の跳ね返り作
用により再び打球が発射レールや打球位置に戻ることを
防止するファール止43、打球位置より転動してきた球
を遊技板面下に向けて落下させる返しゴム44等により
その周囲が構成され、その内側に遊技領域が形成され
る。
【0020】図2は、遊技盤面を拡大して示したもので
ある。遊技盤14の遊技領域の中央やや上方には特別図
柄表示装置2が設けられ、その中央部に3つの特別図柄
表示部(図中左から順に左図柄表示部2a、中図柄表示
部2b、右図柄表示部2c)が設けられる。特別図柄表
示装置2の直下位置には第1種始動入賞口4が設けら
れ、更にその下方位置に通常は閉じている大入賞口6
と、該大入賞口6が開放された時に遊技球の入賞が可能
となる特定領域入賞口8とを備える。
【0021】そして、その左右には普通入賞口である左
落とし入賞口11、右落とし入賞口12が設けられ、更
に該表示装置2の上部には天入賞口16、左右側部には
左袖入賞口18及び右袖入賞口19が備えられる。これ
らの入賞口に遊技球が入賞すると所定個数の賞球(例え
ば、第1種始動入賞口4及び天入賞口16は6個、左右
落とし入賞口11,12、左右袖入賞口18,19は1
0個、大入賞口6は15個等)が払出される。
【0022】前記特別図柄表示装置2の左側には遊技球
が通過可能なゲート22が備えられ、遊技球が通過する
毎に、詳細は後述するが普通図柄表示装置24の図柄が
セグデジタル表示で変動を開始する。ここでゲート22
を通過した遊技球はカウントされ、普通図柄用記憶表示
LED25a〜25dに最大4個まで記憶されランプの
点灯でもって表示される。このゲート22は遊技球が通
過した時に賞球(例えば6個)が払出されるようにして
もよい。又遊技盤面には、弾発発射された遊技球の落下
方向を無作為に変更したり、打球の流下速度及び方向を
変化させる風車26及びランプ風車27、袖下飾り28
或いは単なる通過口29が設けられている。
【0023】更に、遊技盤14には各種のランプが設け
られ、所定の遊技状況の発生を受けて点灯点滅を行う。
遊技盤14の左右にはサイドランプ30、又、遊技領域
外上部には、賞球の払出動作時に点灯(点滅)表示駆動
される球払出LED46、遊技機10の裏面に設けられ
たタンクやタンクレール上の遊技球が所定量以下になっ
た場合に点灯(点滅)し、その旨表示する球切れLED
47が備えられている。更に前記特別図柄表示装置2の
両側には、特別図柄記憶表示用LED42a〜42dが
設けられる。
【0024】発射装置20により、遊技盤14面に発射
された遊技球が第1種始動入賞口4に入賞すると、特別
図柄表示装置2の特別図柄2a〜2cが変動を開始す
る。そして所定時間が経過するとその変動は停止し、そ
の時に表示された図柄の組合せが全て一致した時には、
いわゆる「大当り」と称せられる特別遊技状態が得られ
条件装置が作動する。
【0025】上記条件装置が作動すると大入賞口6が所
定時間開放され、開口した大入賞口6に遊技球が入賞す
ると所定個数(例えば15個)の賞球が払出される。そ
して遊技球が特定領域入賞口8を通過すると、役物連続
作動装置が作動し、大入賞口6が開放動作を終了した後
に再び大入賞口6が開放される。この大入賞口6が開放
される間に所定個数の遊技球(例えば10個)が入賞す
る都度、開放動作時間中であってもその大入賞口6は一
旦閉じられ、所定のインターバル時間(例えば、3〜4
秒)経過後、次の開放動作へ移行する。尚、この「大当
り」の遊技状態における連続開閉作動は最高作動回数が
決められ、この回数内で作動を繰り返す。但し、大入賞
口6が開放動作中に遊技球が特定領域入賞口8を通過し
なかった場合、その大入賞口6の開放動作の終了後、新
たにその大入賞口6が開放されることはなく、これによ
り「大当り」の遊技状態は終了する。
【0026】なお、第1種始動入賞口4への入賞個数は
4個まで記憶され、その個数分特別図柄表示装置2の左
右に設けられる特別図柄記憶表示用LED42a〜42
dが点灯する。特別図柄表示装置2の図柄2a、2b、
2cの組合せがこの特別図柄記憶表示用LEDが点灯し
始動入賞の記憶がある間は、その記憶表示用LED42
a〜42dに表示される個数分の図柄変動停止が繰り返
される。
【0027】特別図柄表示装置2の直上位置には、7セ
グデジタル表示の普通図柄表示装置24が設けられる。
この普通図柄表示装置24の図柄は、遊技盤14面の特
別図柄表示装置2の左側に設けられたゲート22を遊技
球が通過すると変動を開始する。そして、一定時間が経
過すると変動停止して表示図柄が確定し、その図柄に応
じた時間分、前記第1種始動入賞口4が開放動作を行
う。その間に第1種始動入賞口4に遊技球が入賞すれ
ば、入賞個数分だけ前述の特別図柄表示装置2の特別図
柄の変動開始回数が増えることになる。ゲート22を通
過した遊技球の個数は4個まで記憶され、その個数分普
通図柄表示装置24の隣に設けられる普通図柄用記憶表
示LED25a〜25dが点灯する。そして、その記憶
表示LED25a〜25dが点灯した個数分、その普通
図柄の変動停止が繰り返される。
【0028】図3は、パチンコ遊技機の裏面図を示した
ものである。パチンコ遊技機10の裏面に設けられる機
構板76面の上方位置に、遊技場の島から供給される遊
技球を一時貯留する賞球タンク77が設けられると共
に、その賞球タンク77に連設されてタンクレール78
が設けられ、このタンクレール78の賞球流下下端部分
に同じく機構板76面に設けられる賞球払出機構部80
が連設されている。
【0029】このタンクレール78には、前記賞球タン
ク77やタンクレール78上の遊技球の補給状態により
作動される補給スイッチ81が設けられ、又、賞球払出
機構部80の直前において賞球の欠乏を検出し払出し機
構の空動作を防止する為の空切り防止スイッチ82が設
けられている。さらに賞球払出機構により払出された賞
球がパチンコ遊技機内で充満した場合にこれを検出する
満タンスイッチ83あるいは機内で充満した遊技球によ
り係動され満タンスイッチ83を押動する満タンストッ
パ84等も備えられている。
【0030】また機構板76には遊技盤14面の各入賞
口に入った入賞球(セーブ球)を一球毎に球切りして検
出するセーフ球排出機構部85が設けられ、このセーフ
球排出機構部85により検出されたセーフ球はこの後機
外へ排出されるようになっている。パチンコ遊技機10
の遊技板裏面は中央カバー86により覆われており、こ
の中央カバー86は、図中左側に設けられたラッチ12
0を手間に引くことによって開閉動作を行う。中央カバ
ー86の内部には遊技状況を設定制御する各種の制御基
板等が設けられ、機構板76に取付けられている。
【0031】例えば、プリペイドカードに係わる情報を
パチンコ遊技機10の外部において処理するプリペイド
カードユニット30と遊技機本体とを電気的に接続する
CR外部接続端子基板87を含む外部接続端子97、発
生したセーフ球の種別に応じて所定個数の賞球を前記賞
球払出機構部80に払出し動作させる回路が装着された
CR賞球払出制御基板88、該CR賞球払出制御基板8
8とプリペイドカードユニット30及び球貸し操作基
板、度数表示基板(図1の球貸し操作部31に収容され
ている)との間に設けられ、プリペイドカードユニット
30に挿入されたプリペイドカードの情報と、パチンコ
遊技機10の前面に設けられた球貸し操作部31への球
貸し要求信号と球貸し状態を表示する度数表示情報と、
球貸し情報に基づいてCR賞球払出制御部を司令制御す
る情報との授受を行うカードインターフェイス基板89
が設けられている。
【0032】また前記CR外部接続端子基板87、カー
ドインターフェイス基板89、CR賞球払出制御基板8
8相互間においてカードデータ処理に係わる信号を中継
するCR中継基板90、パチンコ遊技機10の遊技盤1
4面で発生したセーフ球を検出して特別図柄表示装置5
0を駆動制御し、その特別図柄の表示態様を設定切り替
え制御し、入賞の種別に対応して所定個数の賞球の払出
し等を行う主基板91等がこの機構板76に取付けられ
ている。
【0033】尚、この主基盤91は制御基板収納ボック
ス122にて覆われ、遊技者が主基盤91に触れること
ができないようになっている。そしてこれら独立してそ
れぞれ組み付けられた各種基板がパチンコ遊技機に組み
付けられた後、コネクタ配線により互いに脱着可能に電
気接続されている。パチンコ遊技機10の外部のプリペ
イドカードユニット30と遊技機本体との間の情報の入
出力は、カードインターフェイス接続部92を介して行
われる。
【0034】前記CR賞球払出制御基板88は、賞球の
不足欠乏、及び供給状態、排出状態の異常を検出し、払
出し動作の停止と、表示動作も合わせて行われるもの
で、ここにはCR賞球払出制御基板88や賞球払出機構
部80等の賞球払出制御機構において遊技球の不足、球
詰まり、回路操作異常、ソフトエラー等の異常が発生し
た場合にその旨を表示するエラー表示部93、あるいは
エラー状態が解除された場合に前記エラー表示部93を
初期状態に復帰リセットさせるエラー表示リセットボタ
ン94が設けられている。
【0035】また前記主基板91には、特定図柄表示装
置50に於いて発生する当たりの出現状態(確率)を3
個のLEDにて表示する設定表示LED95、あるいは
前記当たりの出現確率を所定条件下のみ切替え可能に設
定する為の確率モード設定スイッチ96が設けられてい
る。
【0036】パチンコ遊技機10で発生した各種情報は
機構板76の上部片隅に設けられる外部接続端子97を
介して遊技機外部の遊技場管理装置へ出力される。特別
図柄表示装置50の図柄若しくは入賞装置の始動回数、
所定図柄の確定により発生する大当たりの発生回数、遊
技者に特別な利益状態を継続させる継続情報、当該パチ
ンコ遊技機における当たりの出現確率、不正検出信号等
の各種情報がこの外部接続端子92を介して入出力され
ることになる。
【0037】更に機構板76の裏面下方隅寄り位置に
は、前記上受け皿16に供給された遊技球を遊技盤14
面に向けて弾発発射するための打球発射装置100が備
えられている。この打球発射装置100は、打球発射モ
ータ101のほか、発射装置制御回路、打球槌、弾発力
調整手段等により構成される。タッチ感度調整ボリュー
ム102は、遊技者の打球発射操作ハンドルへの接触を
検出して打球発射モータ101の電源を投入するタッチ
スイッチ回路の検出感度を調整する為に設けられ、又、
遊技球発射調整ダイヤル103は、遊技盤14面へ向け
ての遊技球弾発力、飛走距離をパチンコ遊技機の裏面側
で調整設定する為に設けられている。
【0038】打球発射装置100に近接して発射装置制
御基板104が設けられ、これには打球発射モータ10
1の駆動制御回路及びタッチスイッチ回路が含まれてい
る。打球発射モータ101の駆動制御回路では、モータ
の回転速度、トルク、特に1分間に発射する打球間隔、
速度等が設定されている。尚、このパチンコ遊技機10
は電源プラグ106を介してAC100V電源に接続さ
れている。また前記外部接続端子97より引き出された
リード線107は、コネクタ108及び電源プラグ10
9を介してAC24V電源に接続されている。
【0039】図4は、前記図3にて示した中央カバー8
6及び制御基板収納ボックス122の拡大図を示してい
る。中央カバー86により機構板76に取付けられた各
種の制御基板及び、その接続部位であるコネクタ部は覆
われ、中央カバー86の上部と右部位を機構板76に引
っかけて、左側部(図4中においては左下方部)に設け
られたラッチ120により中央カバー86は機構板76
に固定される。尚、中央カバー86の下方部分は制御基
板収納ボックス122の収納ボックスカバー124から
はみ出している主基板91の上部分を覆っている。
【0040】又、収納ボックスカバー124は、その内
側に管理用データを記載したシールを貼付る為の管理用
記録表示エリア126が設けられる。この該表示エリア
126には製造メーカー名及び製造年月日等のデータが
記号化若しくは暗号化して刻印される。これについては
後に詳しく説明する。そして該カバー124の外側から
は触れることはできないが、収納ボックスカバー124
は透明部材で構成されることから、記載内容は外部から
視認することができる。又、該表示エリア126の部位
のみを透明部材で構成し、他部分は覆う構成をもっても
よい。
【0041】更に収納ボックスカバー124の左右側面
には各4カ所ずつピン取付部130a〜130d、13
4a〜134dが突出して設けられ、これらの取付部に
は各々ピン挿入孔132a〜132d、136a〜13
6dが設けられる。尚、この収納ボックスカバー124
を封止し、固定する為に使用されるピンは特殊ピンが用
いられ、ピン挿入孔132a〜132d、136a〜1
36dの各々に挿入される。尚、この特殊ピンの形態に
ついては図7において詳細に説明するので、ここでは割
愛する。
【0042】図5は、制御基板収納ボックス122の分
解斜視図を示している。制御基板収納ボックス122は
透明な部材で構成され、その前面には収納ボックスカバ
ー124が設けられ、左右両側面にはピン取付部130
a〜130d、134a〜134dが設けられる。そし
てその内部にはピン挿入孔132a〜132d、136
a〜136dが各々設けられると共に上部両端には、主
基板91を固定するネジ止め部分を覆うためのネジカバ
ー片125a,125bが設けられる。更に収納ボック
スカバー124の内側には、管理記録表示エリア126
設けられ、製造メーカー名及び製造年月日等のデータが
記号化若しくは暗号化して刻印されると共に、検査年月
日、基板管理番号証、開封者名等の所定事項が記載され
たシールが内側から張付けられる。
【0043】そして、主基板91が収納され、更に前記
収納ボックスカバー124が被着される収納ケース14
0も収納ボックスカバー124と同様に透明な部材で構
成され、その内側隅角上部には主基板91をネジ止めす
るためのネジ孔141a、141bが設けられる。一
方、収納ケース140の上縁部分の左右各2カ所と下縁
部分中央部分の1カ所に爪部材142が設けられ、この
爪部材142をもって主基板91は収納ケース140に
取付けられる。又、収納ケース140の左右両外側面に
はピン取付部固定台143a、143bが各々設けら
れ、その内部には各4個のネジ孔が孔設されたピン挿入
孔固定台144a、144bが設けられる。
【0044】尚、前記ピン挿入孔固定台144a、14
4bはネジ145でもってピン取付部固定台143a、
143bに固定される。又、収納ケース140の背面部
には、左右2カ所ずつに取付用爪部材146a〜146
dが突出して設けられている。そして、収納ケース14
0の内側には、管理用データを記載したシールを貼付る
ための管理記録用表示エリア149が設けられる。この
該表示エリア149は、収納ケース140の内側に設け
られ、外部表面から触れることはできない。その為、管
理用データを記載したシールは、外部表面からその記載
内容が視認できるように記載面側を該表示エリア149
に貼付けられる。
【0045】そして上記収納ケース140を取付るため
の取付台150が設けられる。尚、前記収納ケース14
0と取付台150の後方面からの分解斜視図を図6に示
す。取付台150の上部には上部縁151が起立して設
けられ、その一側に押し動作によって前後に変動するフ
ック152が設けられる。又、取付台150の一側上下
隅角部にはネジ孔153が設けられ、ネジ止めによって
機構板76に取付けられる。この取付台150の中央下
部には左右に各2カ所ずつ収納ケース140を取付ける
ための取付口155a〜155dが設けられ、該収納ケ
ース140は、外側の背面部分に設けられた取付用爪部
材146a〜146dを係留して行われる。
【0046】上記構成品による制御基板収納ボックス1
22の機構板76への取付は、先ず、取付板150の左
側端に設けられたネジ孔153をネジ止めして機構板7
6に取付ける。そして、主基板91の縁を収納ケース1
40の爪部材142の内側にはめ込み、更にネジ孔14
1a、141bに主基板91に設けられたネジ孔160
a、160bを合わせてネジ止めして、しっかりと固定
する。
【0047】そして、予め機構板76に取付けられた取
付板150の上部縁151の内側と収納ケース140の
上部面147とを合わせ、右方向から左方向へ押しつけ
ながらスライドさせる。これにより収納ケース140の
外側背面に設けられた取付用爪部材146a〜146d
が取付板150の取付口155a〜155dに引っかか
りながら係入され、収納ケース140は取付板150に
固定されることになる。
【0048】最後に収納ボックスカバー124の取付を
行う。先に取付けた主基板91のネジ孔160a、16
0bにネジカバー片125a、125bを覆う様に被
せ、更に収納ケース140の左右上部に設けられたカバ
ー用爪部材148a、148bに該収納ボックスカバー
124の爪片127a、127bを引っかけて固定す
る。そして、該収納ボックスカバー124の左右に設け
られたピン取付部130a〜130d、134a〜13
4dのうち左右各々から1カ所を選択し、そのピン取付
部に付設された特殊ピン170を挿入し、ねじ回し等の
工具を用いて叩き込む。これによって収納ボックスカバ
ー124と収納ケース140が被着して封止され、破壊
しなければ制御基板収納ボックス122は開放できな
い。
【0049】但し、特殊ピン170を用いての封止は、
4回行うことができる。上記方法を用いて制御基板収納
ボックス122を封止すると、開放する場合はその封止
箇所を破壊しなければならない。その為、1度目の封止
は収納ボックスカバー124の正面に表示された番号
「1」の左右各ピン取付部130a及び134a、2度
目はピン取付部130b、134b・・というように、
順次封止していく。そして、4回目の封止を行った後に
制御基板収納ボックス124を開放した場合は、収納ボ
ックスカバー124を新しいものに交換する。
【0050】尚、制御基板収納ボックス122の機構板
76への取付は本実施例に限らず、始めに収納ケース1
40に主基板91及び収納ボックスカバー124を取付
けて特殊ピン170を用いて封止し、最後に取付板15
0へ取付ける様にしてもよい。
【0051】図7は、特殊ピン170の詳細及び該特殊
ピン170を用いた収納ボックスカバー124の取付構
造を示している。本実施例においては、ピン取付部13
4bの部分を示すが、他のピン取付部134a、134
c、134dの場合も同様である。但し、特殊ピン17
0は何れのピン取付部にも取付けられているが、使用さ
れるのは左右各1箇所ずつであって、一度に複数が使用
されることはない。
【0052】図7(a)は特殊ピン170の詳細な構造
を示している。特殊ピン170は、頭部171を有する
ピン本体部172の途中位置に該本体部よりもやや大径
のローレット状のリング部173が設けられ、更にリン
グ部173よりも下方位置に、凹状の溝部175が周設
される。そして、該ピン取付部134bの内側に設けら
れたピン孔部材176のピン孔177に挿通され、又、
ピン取付部固定台143bの内側に金属板バネ状のピン
挿入孔固定台144bの中央部には、特殊ピン170の
先端部174を係入するための嵌合孔178が設けられ
ている。そして頭部上面179には封止作業年等を記号
化若しくは暗号化したものを刻印する。この刻印する内
容は、遊技機製造メーカー名、作業年月日、作業台数連
番号等を用いてもよい。
【0053】そして(b)は特殊ピン170を用いた封
止前の状態を示している。封止する前の特殊ピン170
は、ローレット状のリング部173がピン孔部材176
に係留されることによってピン取付部134より抜け落
ちることはなく、又、特殊ピン170の先端部174も
嵌合孔178よりも大きく形成されていることから、リ
ング部173がピン孔部材176の下端に接触する位置
から先端部174が嵌合孔178に接触する位置の間に
在ることになる。
【0054】そして、ねじ回し等の工具を用いて特殊ピ
ン170をピン挿入孔固定台144bに叩き込むことに
よって収納ボックスカバー124と収納ケース140が
封止される(図7(b))。該工具を特殊ピン170の頭
部171にあて、押圧動作する。この動作によって特殊
ピン170の先端部174がピン挿入孔固定台144b
の嵌合孔178から内部へ貫通し、溝部175にピン挿
入孔固定台144bの先端部分が係留されるものであ
る。これによってピン取付部134bとピン取付部固定
台143bが固定され、制御基板収納ボックス122が
構成される。
【0055】この様に構成された制御基板収納ボックス
122に設けられた主基板91の異常検査等は、収納ボ
ックスカバー124と収納ケース140を封止した特殊
ピン170を破壊して切断し、収納ボックスカバー14
0を開封して行う。尚、この際に主基板91を収納ケー
ス140から取り外す必要はなく、収納ケース140も
取付板150に付設したままでよい。
【0056】収納ボックスカバー124の取外しは、封
止に用いた左右各1カ所ずつの特殊ピン取付部位をニッ
パ等の切断工具を用いて切断する。切断部位は、収納ボ
ックスカバー124の側面部分と左右のピン取付部13
0a〜130d及び134a〜134dとの接合部分で
ある(図4中A−A’)。この切断により封止された制
御基板収納ボックス122が開放され、収納されている
主基板91の検査を行うことができる。
【0057】このように封止に用いる特殊ピンに管理用
データを表示すると、もし、不正開封を行って再度封止
を行ったとしても、封止に使用するピンが異なり、更に
封止を開封するためにはカバー体若しくはケース体を破
損しなければ開封できないことから、封止した箇所が異
なり、不正開封が発見され易い。又、ケース体若しくは
カバー体の内側面から管理用記録データを記載したシー
ルを貼付ることによって、シールには外部から触れるこ
とは不可能なため、記載内容に改ざんを加えることはで
きない。この記載内容と実際に開封されている封止箇所
を比較することによって開封状況が一目瞭然で認識で
き、例え不正開封されていても容易に発見することがで
き、迅速に対応できる。
【0058】本発明は、上記実施例の形態に何ら限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々の改変が可能である。例えば、本実施例においてはケ
ース体及びカバー体は透明部材を用いたが、管理用デー
タの記載内容部分だけを透明部材で構成し、他部分は透
明部材以外で覆うように構成する。又、材質、形状、封
止部材の形状及び封止方法、更には管理用記録データを
記載したシールを貼付る位置や張付方法の変更等は随時
可能である。
【0059】又、管理記憶表示エリアはケース体の内底
面、カバー体の内側面以外のケース体、カバー体の外側
面、ケース体やカバー体内側に実施例にて示した形態で
特定した箇所以外の箇所に適宜設定してもよい。
【0060】
【発明の効果】本発明のパチンコ遊技機における制御基
板の収納ボックス構造によれば、該収納ボックスのカバ
ー体及びケース体は透明な部材で構成されると共に、破
損しなければ開封できない封止部材を用いて封止し、そ
の封止部材には遊技機の製造メーカー名、密封作業年月
日等が刻印されており、或いはケース体若しくはカバー
体の内側面には、管理用記録表示エリアを設けて製造メ
ーカー名及び製造年月日等の管理用データを記載したシ
ールを貼付ける様にしたものであるから、制御基板の収
納ボックスの出荷台数等のデータ及び、開放作業等のデ
ータ管理を容易に行うことができることはもとより、無
断開封があったときにその特定の封止部材が用いられて
いないとか、管理データとの照合により模造された制御
基板や裏ロム等が不正に使用されたこと等が容易に判断
でき、この様な不正使用を未然に防止できる効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図で
ある。
【図2】図1に示した遊技盤面の拡大正面図である。
【図3】図1に示した遊技機の裏面図である。
【図4】図3に示した中央カバーと制御基板収納ボック
スの拡大図である。
【図5】図4に示した制御基板収納ボックスの分解斜視
図である。
【図6】図5に示した収納ケースと取付板の分解斜視図
である。
【図7(a)、(b)、(c)】本実施例に用いた特殊ピンの
詳細構造と封止構造である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技機 91 主基板 122 制御基板収納ボックス 124 収納ボックスカバー 126、149 管理用記録表示エリア 140 収納ケース 170 特殊ピン 179 頭部上面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御回路基板が収納されるケース体と該
    ケース体に被着されるカバー体とを、封止部材により破
    損しなければ開放できない状態で封止し、該封止部材に
    は該遊技機の製造メーカー名、密封作業の年月日、製造
    台数或いは連番号による管理用データ項目の何れか選択
    された1つ以上の情報が記号化若しくは暗号化されて刻
    印されていることを特徴とするパチンコ遊技機における
    制御基板の収納ボックス構造。
  2. 【請求項2】 制御回路基板が収納されるケース体と該
    ケース体に被着されるカバー体とを、封止部材により破
    損しなければ開放できない状態で封止し、該ケース体の
    内底面若しくは該カバー体の内側面に該遊技機のメーカ
    ー名、製造年月日、製造台数番号等の管理データが外部
    から視認可能に表示される管理記録表示エリアが設けら
    れることを特徴とするパチンコ遊技機における制御基板
    の収納ボックス構造。
  3. 【請求項3】 前記封止部材には、該遊技機の製造メー
    カー名、密封作業の年月日、製造台数或いは連番号によ
    る管理用データ項目の何れか選択された1つ以上の情報
    が記号化若しくは暗号化されて刻印されていることを特
    徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機における制御
    基板の収納ボックス構造。
  4. 【請求項4】 前記ケース体及びカバー体が透明部材で
    構成され、管理記録表示エリアは該遊技機のメーカー
    名、製造年月日、製造台数番号等の管理データが記載さ
    れるシール部材が貼付られていることを特徴とする請求
    項2又は3に記載のパチンコ遊技機における制御基板の
    収納ボックス構造。
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