JP2012024377A - 遊技機 - Google Patents

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慎也 小川
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Abstract

【課題】固定側部材と可動側部材との間を連絡した配線部材の不規則な屈曲変形を抑制することが可能な遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】本発明のパチンコ遊技機10は、遊技機本体80と前面扉90との間を連絡するケーブル100のうち、本体側ケーブル引込口112と扉側ケーブル引込口90との間のケーブル中間部100Aが、前面扉90の回動に伴って屈曲変形すると共に、前面扉90を閉じるとケーブル中間部Aがケーブル収容部屋110に収容される。ガラス扉90の後面にケーブル保持アーム130を回動可能に設けて、そのケーブル保持アーム130の先端部でケーブル中間部100Aを保持することで、前面扉90の開閉時にケーブル中間部100Aの前後の動きを許容しかつ上下の動きを規制する。
【選択図】図8

Description

本発明は、遊技機に関する。
パチンコ遊技機に代表される遊技機は、一般に、遊技島に固定される遊技機本体の一側辺に、前面扉が回動可能に支持されている(例えば、特許文献1参照)。また、この種の遊技機では、図12に示すように、遊技機本体1と前面扉2との間が配線部材3にて電気接続されていた。
特開平5−329265号公報(段落[0006]、第2図)
ところが、上述した従来の遊技機では、遊技機本体1と前面扉2との間で配線部材3が不規則に屈曲可能となっていた為、前面扉2を閉めるときに、例えば、配線部材3の中間部が上下に動いて正規の位置に戻らないことがあった。その為に、前面扉2を閉められなくなったり遊技機本体1と前面扉2との間で配線部材3を挟んで破損する虞があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、固定側部材と可動側部材との間を連絡した配線部材の不規則な屈曲変形を抑制することが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、固定側部品配設部材と、その固定側部品配設部材に移動可能に連結された可動側部品配設部材とに1対の電気的部品が組み付けられ、それら1対の電気的部品の間を電気接続する配線部材の中間部が、固定側部品配設部材に対する可動側部品配設部材の移動に伴って屈曲変形する遊技機において、固定側部品配設部材とは別個に可動側部品配設部材に対して移動可能な可動部材を可動側部品配設部材に設け、固定側部品配設部材に対して可動側部品配設部材が移動したときに、可動部材が可動側部品配設部材に対して相対移動しながら配線部材の中間部を所定の障害領域を回避した回避軌道を描くようにガイドするように構成したところに特徴を有する。
ここで、本発明における「移動」には「回動」、「直動」その他、固定側部品配設部材に対する可動側部品配設部材の位置が変化する動きが含まれる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、障害領域は、固定側部品配設部材と可動側部品配設部材の間に配置され、固定側部品配設部材に対して可動側部品配設部材が移動したときに、配線部材の厚さより大きい状態から配線部材の厚さと略同等以下の大きさに狭まる空間であるところに特徴を有する。ここで「配線部材の厚さ」とは、屈曲していない状態での配線部材の厚さのことを意味する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、可動部材には、配線部材が固定され、可動側部品配設部材に対して可動部材が相対移動したときに所定の軌跡を描いて移動することで、配線部材の中間部を所定の障害領域を回避した回避軌道を描くようにガイドする配線固定部が設けられたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の遊技機において、固定側部品配設部材に対して可動側部品配設部材が移動したときに、配線部材のうち配線固定部の両側部分が屈曲変形するところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機において、配線部材の中間部は、通常は、屈曲した状態になっていて、可動側部品配設部材には、配線部材の中間部における屈曲部分が、所定角を越えて直線状に向かうように伸ばされることを規制する阻止部材が備えられているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の遊技機において、可動側部品配設部材が固定側部品配設部材に接近するように移動した際に、配線部材の一部が可動部材にガイドにされて固定側部品配設部材に形成された収容空間に収納されるところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項6に記載の遊技機において、配線部材の中間部は、収容空間に収納された状態で屈曲した状態になっており、可動部材は、配線部材の中間部における屈曲部分が障害領域の反対側に位置するようにガイドするところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項6又は7に記載の遊技機において、収容空間の内面には、配線部材が当接する位置に弾性部材が取り付けられているところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れか1の請求項に記載の遊技機において、配線部材の周囲を覆い、固定側部品配設部材に対して可動側部品配設部材が相対移動したときに配線部材と共に屈曲可能な保護部材を備えたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れか1の請求項に記載の遊技機において、可動側部品配設部材は固定側部品配設部材に対して回動可能に連結され、配線部材は可動側部品配設部材の回動中心寄り位置に配置され、可動部材は、配線部材の中間部が可動側部品配設部材の回動中心から側方に離れた軌道を描いて移動するようにガイドするところに特徴を有する。
請求項11の発明に係る遊技機は、遊技機本体と、その遊技機本体の一側部に回動可能に連結されて遊技機本体の前面を開閉可能な前面扉との間を連絡するケーブルの一部が、遊技機本体の前面のうち回動中心寄り位置に設けられて、前面扉の後面に向かって開放したケーブル収容部屋の奥側の本体側ケーブル処理部に配置される一方、ケーブルの他の一部が、前面扉の後面のうち回動中心寄り位置に設けられた扉側ケーブル処理部に配置され、前面扉の回動に伴って、ケーブルのうち本体側ケーブル処理部と扉側ケーブル処理部との間のケーブル中間部が屈曲変形すると共に、前面扉を閉じると扉側ケーブル処理部がケーブル収容部屋に対向してケーブル中間部がケーブル収容部屋に収容される遊技機において、前面扉の後面に基端部が回動可能に連結されて先端部が前後動可能な回動レバーと、回動レバーの先端部に設けられてケーブル中間部を保持し、ケーブル中間部の上下の動きを規制しかつ前後の動きを許容するレバー先端保持部とを備えたところに特徴を有する。
請求項12の発明は、請求項11に記載の遊技機において、ケーブル中間部に左右方向で折り返された折り返し屈曲部を設け、ケーブル中間部のうち折り返し屈曲部より扉側ケーブル処理部寄り位置をレバー先端保持部に固定したところに特徴を有する。
請求項13の発明は、請求項12に記載の遊技機において、前面扉が閉じる方向に回動した場合に、回動レバーはレバー先端保持部が前面扉の回動中心とは反対側の位置に向かうように回動するところに特徴を有する。
請求項14の発明は、請求項11乃至13の何れか1の請求項に記載の遊技機において、回動レバーには、前面扉の後面に回動可能に連結された基端部としてのレバー回動中心基端部と、レバー回動中心基端部から水平方向に延びたレバー中間部と、レバー中間部から上下方向に屈曲した先端部としてのレバー先端部と、レバー先端部から遊技機本体側に突出し、ケーブル中間部を水平方向に貫通させた状態で保持したレバー先端保持部としてのケーブル保持リングとが設けられたところに特徴を有する。
請求項15の発明は、請求項11乃至14の何れか1の請求項に記載の遊技機において、前面扉が閉じたときに回動レバーはその長手方向が前面扉の後面と平行になように配置されかつ、ケーブル中間部と共にケーブル収容部屋に収納されるように構成したところに特徴を有する。
[請求項1及び2の発明]
請求項1の発明によれば、固定側部品配設部材に対して可動側部品配設部材が移動するときに、可動部材は、配線部材の中間部が、所定の障害領域を回避した回避軌道を描いて移動するようにガイドする。即ち、可動側部品配設部材が移動する際に、その移動の障害となり得る配線部材の中間部の不規則な屈曲変形を抑制することができる。
ここで、本発明における「障害領域」としては、「配線部材が擦れる領域」又は、「配線部材が引っ掛かる領域」又は、「配線部材が絡まる領域」又は、「配線部材の厚さより大きい状態から配線部材の厚さと略同等以下の大きさに狭まる空間」(請求項2の発明)が挙げられる。そして、請求項2の発明によれば、固定側部品配設部材と可動側部品配設部材の間に配線部材を挟んで破損することを抑制することができる。
[請求項3の発明]
請求項3の発明によれば、可動部材に備えた配線固定部の移動に追従して、配線部材の中間部が障害領域を回避した回避軌跡を描いて移動する。また、配線部材と可動部材とが常に連動可能となり、可動側部品配設部材の移動に伴う配線部材の動きと変形によって可動部材を動かすことができる。
[請求項4の発明]
請求項4の発明によれば、可動側部品配設部材が移動したときに、配線部材における配線固定部の両側部分が屈曲変形することにより、固定側部品配設部材と可動側部品配設部材の位置関係の変化を吸収することができ、配線部材と1対の電気的部品との接続解除を抑制することができる。
[請求項5の発明]
請求項5の発明によれば、配線部材の中間部が所定角を越えて直線状に伸ばされないようにすることができる。
[請求項6の発明]
請求項6の発明によれば、可動側部品配設部材が固定側部品配設部材に接近するように移動した場合に、配線部材を収容空間に逃がすことができる。これにより、可動側部品配設部材と固定側部品配設部材との接近による配線部材の圧迫を抑制することができる。
[請求項7の発明]
請求項7の発明によれば、配線部材の中間部における屈曲部分が、障害領域に進入することを抑制することができる。
[請求項8の発明]
請求項8の発明によれば、収容空間の内面との当接により配線部材が受ける負荷を軽減することが可能となる。
[請求項9の発明]
請求項9の発明によれば、固定側部品配設部材に対する可動側部品配設部材の移動に応じた配線部材の屈曲を許容しつつ配線部材を保護することができる。
[請求項10の発明]
請求項10の発明によれば、配線部材の中間部が可動側部品配設部材の回動中心側に巻き込まれることを防いで、可動側部品配設部材の回動妨害や、配線部材の破損を抑制することができる。
[請求項11の発明]
請求項11の発明によれば、前面扉が閉まるときに、回動レバーがケーブル中間部の前後の動きを許容しかつ上下の動きを規制するので、ケーブル中間部を確実にケーブル収容部屋内に戻すことができる。よって、遊技機本体と前面扉との間にケーブル中間部が挟まって前面扉が閉められなくなったり、ケーブルが破損するといった事態を抑制することができる。このように、本発明によれば、前面扉閉止の妨害となり得るケーブル中間部の不規則な屈曲変形を抑制することができる。また、前面扉が閉じたときに、ケーブル中間部をケーブル収容部屋に逃がすことができるから、前面扉と遊技機本体との間でのケーブル中間部の圧迫を抑制することができる。
[請求項12の発明]
請求項12の発明によれば、ケーブル中間部の折り返し屈曲部の位置や屈曲の大きさが変化することにより、遊技機本体と前面扉との位置関係の変化を吸収することができ、ケーブルと遊技機本体及び前面扉との接続解除を抑制することができる。
[請求項13の発明]
請求項13の発明によれば、前面扉が閉じる方向に回動した場合に、回動レバーがケーブルの折り返し屈曲部を前面扉の回動中心から遠ざけるようにガイドするから、前面扉の回動中心側にケーブル中間部が巻き込まれて前面扉が閉じられなくなったりケーブルが破損するといった事態を抑制することができる。
[請求項14の発明]
請求項14の発明によれば、前面扉が開閉する場合、レバー回動中心基端部を中心にして回動レバーが回動し、レバー先端部から突出した可動ケーブル保持リングが水平に旋回する。この可動ケーブル保持リングの動きにより、ケーブル中間部の前後の動きを許容しつつ、上下の動きを規制する。
[請求項15の発明]
請求項15の発明によれば、回動レバーはその長手方向が前面扉の後面と平行に配置された状態でケーブル収容部屋に収納されるから、ケーブル収容部屋の奥行寸法を抑えることができる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 ガラス扉が開放したパチンコ遊技機を斜め下方から見た斜視図 図2の点線円で囲まれた部分の拡大図 ガラス扉を開放したパチンコ遊技機を斜め上方から見た斜視図 図4の点線円で囲まれた部分の拡大図 ガラス扉の背面斜視図 図6の点線円で囲まれた部分の拡大図 (A)ガラス扉全開時のケーブルの状態を示す平面図、(B)ガラス扉半開時のケーブルの状態を示す平面図、(C)ガラス扉閉止時のケーブルの状態を示す平面図 (A)ケーブルガイドレバーの平面図、(B)ケーブルガイドレバーの側面図 ケーブルクリップの平面図 ケーブルの斜視図 従来の遊技機の正面図
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10に係る一実施形態を、図1〜図11に基づいて説明する。パチンコ遊技機10に備えた遊技板11の前面には、ガイドレール12が取り付けられ、その内側が略円形の遊技領域R1となっている。
図1に示すように、遊技領域R1のほぼ中央部には、表示装置13が設けられ、表示装置13の下方には、始動入賞口14、大入賞口15及びアウト口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。遊技領域R1のうち、表示装置13の左右両側には始動ゲート18と風車17とが備えられ、始動入賞口14の左右両側には、一般入賞口20、21がガイドレール12に沿って設けられている。さらに、これら入賞口以外に、遊技領域R1には図示しない複数の釘が起立している。また、パチンコ遊技機10のうちアウト口16より下方には、パチンコ遊技機10の前面から膨出した上皿27Aが備えられ、さらに、その上皿27Aより下方には、パチンコ遊技機10の前面から膨出した下皿27Bが備えられている。
以下、遊技板11の前面に備えた上記始動ゲート18等を詳説しつつ、パチンコ遊技機10の遊技内容について説明する。始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなしている。始動ゲート18を遊技球が通過すると、表示装置13の表示画面の一角部に表示された2桁の数字(普通図柄)が所定期間に亘って変動表示した後、停止表示する。また、普通図柄が変動表示している間に始動ゲート18を通過した遊技球は、所定数(例えば、4つ)まで累積カウント(所謂「保留」)される。なお、保留数は、遊技領域R1に備えた保留数用のLEDの点灯数によって遊技者に報知される。
始動入賞口14は、共にポケット構造をなして上方に向かって開口している。始動入賞口14の上面開口の左右両側には可動翼14C,14Cが備えられている。これら両可動翼14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼14C,14Cに挟まれた始動入賞口14の開口幅も、遊技球を1つずつ受け入れる大きさになっている。普通図柄が当たりの組み合わせ(ゾロ目)で停止表示すると、可動翼14C,14Cが所定期間(例えば、0.5秒間)に亘って左右に倒される。可動翼14C,14Cが左右に倒れると、その倒れた可動翼14C,14Cに案内されて遊技球が始動入賞口14に入賞可能となる。
始動入賞口14に遊技球が入賞すると、「大当たり遊技」を行うか否かを決定する当否判定の権利が発生し、その当否判定結果が表示装置13によって遊技者に報知される。具体的には、表示装置13の表示画面には、通常、3つの左、中、右の特別図柄(図示せず)が横並びに表示されている。これら各特別図柄は、例えば、「0」〜「9」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、左、中、右の各特別図柄ごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、始動入賞口14に遊技球が入賞したときに、これら3つの特別図柄が、変動表示(上下方向にスクロール表示)され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄が停止表示される。このとき、例えば、全ての特別図柄が同じ図柄、即ち、ゾロ目になった場合に、遊技が「通常遊技」から「大当たり遊技」に移行する。
ここで、表示装置13にて特別図柄が変動表示している最中又は「大当たり遊技」の最中に始動入賞口14に入賞した遊技球の数は、所定の限度数まで累積カウント(所謂「保留」)され、特別図柄が外れの図柄組み合わせで停止表示又は「大当たり遊技」が終了すると、その保留記憶に基づいて再び、特別図柄の変動表示が開始される。なお、保留数は、遊技領域R1に備えた保留数用のLEDの点灯数によって遊技者に報知される。
大入賞口15は、遊技板11の前面に開放して横長形状をなしており、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、上記したように特別図柄がゾロ目で停止表示した場合に、可動扉15Tが前側に倒れて大入賞口15が開放し、可動扉15Tをガイドにして大入賞口15に遊技球が入賞可能になる。ここで、可動扉15Tが開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が30秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの終了条件が先に満たされた場合に終了する。また、「大当たり遊技」は、最大で、例えば15ラウンドまで継続される。
大入賞口15の内部には、図示しないが継続入賞口と計数入賞口とが設けられている。可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞すると継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。継続入賞口に遊技球の入賞を検出すると、前述した終了条件を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口に遊技球の入賞を検出すると、継続入賞口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。
なお、各入賞口14,15,20,21に遊技球が入賞すると、賞球として所定数の遊技球が上皿27Aに払い出される。また、大入賞口15に遊技球が入賞したときには、他の入賞口14,20,21への入賞時よりも多くの遊技球が払い出される。以上が、遊技板11及び遊技内容に関する説明である。
図2に示すように、遊技板11は本体枠70に嵌め込まれており、その本体枠70は外枠82に嵌め込まれている。これら遊技板11と本体枠70と外枠82とから遊技機本体80が構成されている。なお、遊技機本体80は、本発明の「固定側部品配設部材」に相当する。
外枠82は、縦長矩形状の木枠で構成されており、パチンコホールの遊技島に固定されている。本体枠70は、上下方向が外枠82より短い縦長矩形状になっており、正面視左側辺が外枠82に対して回動可能に連結されている。本体枠70の下端寄り部分は部品取付部71となっており、ここに図示しない発射装置や回路基盤等の各種部品が組み付けられている。本体枠70のうち部品取付部71の上方部分は遊技板取付部72となっている。遊技板取付部72は前後方向に貫通した枠形構造をなしており、ここに遊技板11が嵌め込まれている。
本体枠70の正面視右下角部には、上皿27Aに貯留された遊技球を遊技領域R1に発射するための操作ノブ28が配置されている。また、操作ノブ28の取付部分を除く本体枠70の前面には、下皿扉60とガラス扉90とが重ねて取り付けられて本体枠70の前面が覆われている。なお、ガラス扉90及び下皿扉60は、本発明の「前面扉」及び「可動側部品配設部材」に相当する。
下皿扉60は、本体枠70の下辺に沿って延びた横長構造をなしており、前面に下皿27Bが設けられている。下皿扉60は、本体枠70の正面視左側辺から前方に張り出した上下対向のヒンジ片85,86(図2参照)によって回動可能に連結されており、本体枠70の前面に重ねられた閉止状態で、本体枠70における部品取付部71の下半分を前面から覆っている。
ガラス扉90は略矩形枠状をなしており、本体枠70のうち下皿扉60より上側全体を覆っている。ガラス扉90は、下皿扉60と同様に本体枠70の正面視左側辺に回動可能に連結されている。詳細には、本体枠70の左側辺から前方に張り出した上下対向のヒンジ片84,85(図2参照)の間にガラス扉90の左側辺が挟まれた状態で連結されている。なお、図2及び図4に示すように、本体枠70の正面視右側辺には、ガラス扉係止具74,74が備えられており、ガラス扉90の正面視右側辺に備えた係止片99,99と係止可能となっている。これにより、ガラス扉90を本体枠70の前面に重ね合わせた閉止状態(図1に示す状態)に維持することができる。なお、ガラス扉90は閉止状態から所定の開放角度以上に回動することが禁止されている。
ガラス扉90の中央部には、遊技領域R1に対応した遊技窓90Wが貫通形成されている。遊技窓90Wは透明なガラス板96にて塞がれており、そのガラス板96を通して遊技領域R1をパチンコ遊技機10の前面から視認することができる(図1参照)。
ガラス扉90の前面のうち遊技窓90Wの下方には上皿27Aが設けられている。また図示しないが、上皿27Aには遊技に使用するための遊技ボタン及び球移動ボタンが備えられている。そして、球移動ボタンを押すと、本体枠70に備えた図示しない球通路を通って上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動する。
さらに、ガラス扉90の前面には遊技窓90Wを囲むように装飾ランプ97が設けられており(図4参照)、ガラス扉90の前面の上端両角部にはスピーカ98,98が設けられている(図1参照)。これら装飾ランプ97やスピーカ98,98等の電気部品は、ガラス扉90に内蔵された扉側中継基盤90A(図8参照)と電気的に接続されている。そして、扉側中継基盤90Aと本体枠70に備えた本体側中継基盤70Aとの間が、例えば、通信用及び給電用のケーブル100(本発明の「配線部材」に相当する)によって接続されている。なお、本体側中継基盤70A及び扉側中継基盤90Aは、本発明に係る「1対の電気的部品」に相当する。
図11に示すように、ケーブル100は、複数本の絶縁電線の両端部を共通のコネクタ101,101にて束ねた構造であり、自在に変形可能となっている。また、ケーブル100の外側は、ケーブル100と共に自在に変形可能な樹脂チューブ105(具体的には、コルゲートチューブ又はスパイラルチューブ)にて覆われている。この樹脂チューブ105によりケーブル100が保護されている。なお、樹脂チューブ105は、本発明の「保護部材」に相当する。ケーブル100を樹脂チューブ105で覆わず剥き出しのまま使用することも可能である。
本体側中継基盤70Aは、例えば、遊技機本体80の後面側に備えた図示しない電源装置や制御回路基盤等に接続され、本体枠70の部品取付部71に取り付けられている。詳細には、図8に示すように、部品取付部71のうち、ガラス扉90の回動中心Q1寄り位置にはケーブル収容部屋110が設けられており、本体側中継基盤70Aはそのケーブル収容部110の裏側に配設されている(図8参照)。
ケーブル収容部屋110は、左右方向に延びかつ前方(ガラス扉90の後面)に向かって開放している。ケーブル収容部屋110の奥壁111のうち、ガラス扉90の回動中心Q1寄り位置には、奥壁111を前後方向に貫通した本体側ケーブル引込口112(本発明の「本体側ケーブル処理部」に相当する)が貫通形成されている。この本体側ケーブル引込口112から、ケーブル収容部屋110の裏側にケーブル100が引き込まれており、そのケーブル100の一端部(コネクタ101)が本体側中継基盤70Aにコネクタ接続されている。なお、本体側ケーブル引込口112の近傍位置で、結束バンド、ステープル又は後述するケーブルクリップ140等の配線固定部材によりケーブル100を固定してもよい。
図6に示すように、ガラス扉90の後面における回動中心Q1寄り位置には、本体枠70の前面に向かって開放した扉側ケーブル引込口92(本発明の「扉側ケーブル処理部」に相当する)が貫通形成されている。扉側ケーブル引込口92はガラス扉90の下端寄り位置に配設され、ガラス扉90を閉めた状態でケーブル収容部屋110と重なり合うようになっている(図8(C)参照)。この扉側ケーブル引込口92からガラス扉90の内部にケーブル100が引き込まれており、そのケーブル100の他端部(コネクタ101)が、ガラス扉90に内蔵された扉側中継基盤90Aにコネクタ接続されている。なお、扉側ケーブル引込口92の近傍位置で、結束バンド、ステープル又は後述するケーブルクリップ140等の配線固定部材によりケーブル100を固定してもよい。
そして、ガラス扉90が本体枠70に対して開閉動作したときにケーブル100の余長部分、即ち、扉側ケーブル引込口92と本体側ケーブル引込口112との間の中間部100A(以下、「ケーブル中間部100A」という)が屈伸動作を行うことで、本体枠70に対するガラス扉90の位置変化を吸収して、各中継基盤70A,90Aとケーブル100とのコネクタ接続が維持されるようになっている。
詳細には、図8(C)に示すように、ガラス扉90を本体枠70の前面に重ね合わせた閉止時は、ケーブル中間部100Aが左右方向でヘアピン状に1回折り返された状態でケーブル収容部屋110に収納される。この状態からガラス扉90を開く方向に回動(開放動作)させると、図8(C)から同図(B)さらには同図(A)への変化に示すように、ヘアピン状に折り返された折り返し屈曲部100Bを伸ばしながら、ケーブル中間部100Aがケーブル収容部屋110の前方に向かって移動する。これとは逆に、開いたガラス扉90を閉まる方向に回動(閉止動作)させると、図8(A)から同図(B)さらには同図(C)への変化に示すように、折り返し屈曲部100Bを折り曲げながら、ケーブル中間部100Aがケーブル収容部屋110に向かって移動する。そして、このようなガラス扉90の開閉に伴うケーブル中間部100Aの動作(移動及び変形)を安定して行わせるために、次述するケーブルガイドレバー130が設けられている。
図3に示すように、ガラス扉90の後面のうち、扉側ケーブル引込口92の側方位置にはヒンジ部93が突設されており、そのヒンジ部93に、ケーブルガイドレバー130(本発明の「可動部材」、「回動レバー」に相当する)が回動可能に軸支されている。ヒンジ部93は、扉側ケーブル引込口92を挟んでガラス扉90の回動中心Q1とは反対側に設けられており、その回転軸J1がガラス扉90の回転軸と平行な垂直軸となっている(図9(B)参照)。ケーブルガイドレバー130は片持ち状態でヒンジ部93に水平支持され(図3及び図5参照)、回転軸J1回りで往復回動可能となっている。
図9に示すように、ケーブルガイドレバー130は、ヒンジ部93と連結した基端部とは反対の先端部にケーブル中間部100Aを保持するためのケーブルクリップ140(図10参照)を備えている。詳細には、図9(B)に示すように、ケーブルガイドレバー130は、基端部からガラス扉90の回動中心Q1とは反対側に延びたレバー中間部130Bと、レバー中間部130Bの先端から下方に屈曲したレバー先端部130Cとを備え、それらが一体成形されている。レバー中間部130Bは、レバー先端部130C寄り位置で、下方にクランク状に屈曲している。ケーブルクリップ140はレバー先端部130Cに組み付けられて本体枠70に向かって突出している。なお、ケーブルガイドレバー130の基端部(ヒンジ部93との連結部分)は、本発明の「レバー回動中心基端部」に相当する。
ケーブルクリップ140は、図10に示すように、1対の平行直線部141A,141Bの基端部間を連絡直線部141Cで連絡した角U字形のクリップ本体141と、一方の平行直線部141Aの先端にヒンジ部142を介して連結された係止レバー143とを備えている。そして、係止レバー143をヒンジ部142で折り曲げてその先端を他方の平行直線部141Bの先端に係止させ、矩形リング状にすることで、その内側にケーブル中間部100Aを水平方向に貫通させた状態で保持することが可能となっている。ここで、係止レバー143の先端は、V字バネとなっており、そのV字バネを圧縮操作することで、係止レバー143と平行直線部141Bとの係止を解除して、ケーブルクリップ140によるケーブル100の保持を解除することができる。なお、ケーブルクリップ140は、本発明の「配線固定部」、「レバー先端保持部」、「ケーブル保持リング」に相当する。
クリップ本体141の連絡直線部141Cには、アーチ状に湾曲した可撓板144の頂点部分が接続され、その可撓板144の頂点の裏側から矢尻形の弾性リベット145が突出している。一方、レバー先端部130Cは、図9(B)に示すように、ケーブルガイドレバー130の長手方向(水平方向)で対向した1対の対向壁135,135の間を、それら対向壁135,135と直交した中間壁136にて連絡した「H」形構造をなしている。
そして、1対の対向壁135,135の間に可撓板144が嵌め込まれると共に、中間壁136に形成された貫通孔136A(図9(B)参照)に弾性リベット145が押し込まれて、弾性リベット145と可撓板144との間で中間壁136を挟むことで、レバー先端部130Cにケーブルクリップ140が固定されている。
図7及び図8(C)に示すように、ケーブルガイドレバー130は、ガラス扉90が閉止状態のときに、ガラス扉90の後面と平行に配置されて、ケーブル中間部100Aと共にケーブル収容部屋110に収納される。このとき、ケーブル中間部100Aの取り廻し状態は以下のようになっている。即ち、ケーブル中間部100Aは、本体側ケーブル引込口112からケーブル収容部屋110内に出てガラス扉90の回動中心Q1とは逆方向に向かい、ケーブル収容部屋110の左右方向の一端でヘアピン状に折り返されてガラス扉90の回動中心Q1に向かって延び、ケーブル収容部屋110の前面開口を介してガラス扉90の扉側ケーブル引込口92に引き込まれている。また、ケーブル中間部100Aは、折り返し屈曲部100Bより扉側ケーブル引込口92寄り部分でケーブルクリップ140を水平方向に貫通しており、その貫通部分でケーブルクリップ140に保持されている。
ここで、ガラス扉90を閉止状態にしたときには、ケーブル中間部100Aの折り返し屈曲部100Bが、ケーブル収容部屋110の奥壁111に当接し得る。これに対し、奥壁111には薄板状の弾性部材116(例えば、ゴム)が配設されており、折り返し屈曲部100Bを弾性部材116で受けることで、折り返し屈曲部100Bの負荷を軽減するようになっている。また、図5に示すように、ガラス扉90の後面のうち、閉止状態にしたときにケーブルガイドレバー130のレバー先端部130Cと重なる位置にも薄板状の弾性部材95が配設されている。この弾性部材95は、レバー先端部130Cの中間壁136を貫通した弾性リベット145と当接する(図9(A)参照)。
ガラス扉90の後面には、ガラス扉90の開放に伴うケーブルガイドレバー130の回動限界を規定するための阻止部材94(図9参照)が突設されている。阻止部材94は、扉側ケーブル引込口92とヒンジ部93との間に配設されており、ケーブルガイドレバー130の基端寄り部分と当接することで、ケーブルガイドレバー130を図8(A)に示す回動限界位置(例えば、閉止状態から約100度回動した位置)で押し止める。これにより、ケーブル中間部100Aにおける折り返し屈曲部100Bが、所定角を越えて直線状に伸ばされることがないようになっている。
なお、上述したヒンジ部93、阻止部材94及び弾性部材95は、ガラス扉90の後面に敷設された台板91に一体に設けられている。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の作用効果について説明する。パチンコ遊技機10の釘調整を行う場合や遊技板11の役物に不具合が生じた場合には、閉止状態のガラス扉90が開かれる。ガラス扉90を開く方向に回動させると、ケーブル収容部屋110内で折り畳まれていたケーブル中間部100Aが、ケーブルガイドレバー130の案内によってケーブル収容部屋110の前方に引き出される。即ち、図8(C)から同図(B)さらに同図(A)への変化に示すように、ガラス扉90の開放角度が大きくなるのに従って、折り返し屈曲部100Bの屈曲角度が緩和され、ケーブル中間部100Aが前後方向に拡開しながら前方に移動する。
ケーブルガイドレバー130は、上記したケーブル中間部100Aの動き(移動及び変形)に応じて、ガラス扉90の後面側で水平に回動する。詳細には、ガラス扉90の開放角度が大きくなるのに従って、ケーブルガイドレバー130がガラス扉90の後面から起き上がるように回動し、ケーブルガイドレバー130の先端部に備えたケーブルクリップ140が、ガラス扉90の後面から離れていく。即ち、ガラス扉90の開放角度が大きくなるとガラス扉90に対するケーブルガイドレバー130の回動角度も大きくなる。そして、このケーブルガイドレバー130がケーブル中間部100Aを保持しているので、ガラス扉90が開放動作するときにケーブル中間部100Aの前方への移動が許容される一方で、上下の動きが規制される。また、ガラス扉90の開放動作に伴ない、折り返し屈曲部100Bが、ガラス扉90の回動中心Q1から側方に離れた移動軌跡を描くようにケーブル中間部100Aをガイドするので、ガラス扉90の回動中心Q1側の隙間S1(図5参照)にケーブル中間部100Aを巻き込むことを防ぐことができる。
図8(A)に示すようにガラス扉90を全開にして釘調整又は遊技板11の不具合への対処を終えた後、ガラス扉90を閉まる方向に回動させると、ケーブル中間部100Aが、ケーブルガイドレバー130の案内によって変形及び移動してケーブル収容部屋110内に収納される。詳細には、図8(A)から同図(B)さらに同図(C)への変化に示すように、ガラス扉90の開放角度が小さくなるのに従って、折り返し屈曲部100Bの屈曲角度が次第に小さくなると共に、その折り返し屈曲部100Bが斜め後方に移動する。即ち、ケーブル中間部100Aは、前後方向で折り畳まれながらケーブル収容部屋110に向かって移動する。また、図8(A)に示すように、ガラス扉90の後面から起き上がった状態のケーブルガイドレバー130は、同図(B)への変化に示すように、ケーブルクリップ140がガラス扉90の回動中心Q1とは反対側に向かうように回動して、徐々にガラス扉90の後面に向かって倒されていく。即ち、ガラス扉90の開放角度が小さくなると、ガラス扉90に対するケーブルガイドレバー130の回動角度も小さくなる。
ガラス扉90の閉止動作時も、ケーブルガイドレバー130でケーブル中間部100Aを保持しているので、ケーブル中間部100Aの後方(ケーブル収容部屋110)への移動が許容される一方で、上下の動きが規制される。よって、ケーブル収容部屋110の前面開口縁とガラス扉90の後面との間でケーブル中間部100Aを挟むことなく確実にケーブル収容部屋110内に戻すことができる。また、ガラス扉90の閉止動作に伴ない、折り返し屈曲部100Bが、ガラス扉90の回動中心Q1の側方に離れた移動軌跡を描いて移動するようにケーブル中間部100Aをガイドするので、ガラス扉90の回動中心Q1側の隙間S1(図5参照)にケーブル中間部100Aを巻き込むことを防ぐことができる。なお、ケーブル収容部屋110の前面開口の外側領域及び回動中心Q1側の隙間S1は、本発明に係る「障害領域」に相当する。
図8(C)に示すように、ガラス扉90が本体枠70の前面に重ね合わされて閉止状態になると、折り返し屈曲部100Bを約180度折り返した状態で、ケーブル中間部100Aの全体がケーブル収容部屋110内に収納される。また、ケーブルガイドレバー130はその長手方向がガラス扉90の後面と平行に倒された状態になって、ケーブル中間部100Aと共にケーブル収容部屋110に収納される。さらに、ケーブル100の折り返し屈曲部100Bは、ケーブル収容部屋110の奥壁111に配設された弾性部材116にて受け止められる。
このように本実施形態によれば、ガラス扉90が閉まるときに、ケーブル中間部100Aの前後の動きを許容する一方で上下の動きを規制するので、ケーブル中間部100Aを確実にケーブル収容部屋110内に戻すことができる。また、ガラス扉90が開閉するときに、折り返し屈曲部100Bをガラス扉90の回動中心Q1の側方に離した状態に保持するから、ガラス扉90の回動中心Q1側にケーブル中間部100Aを巻き込むことを防ぐことができる。従って、ケーブル中間部100Aの不規則な屈曲変形により、ガラス扉90が閉められなくなったり、遊技機本体80とガラス扉90との間にケーブル中間部100Aを挟んで破損することを防ぐことができる。
また、ケーブルガイドレバー130でケーブル中間部100Aを保持してガイドするようにしたことで、ガラス扉90を閉める際に、ケーブル中間部100Aを手で支えたりケーブル中間部100Aの不規則な動きに注意を払う必要が無くなり作業性が向上する。
また、ガラス扉90を閉めたときにケーブル中間部100Aをケーブル収容部屋110に逃がすことができるから、ガラス扉90と遊技機本体80との間でのケーブル中間部100Aの圧迫を防ぐことができる。
さらに、ケーブル中間部100Aは左右方向で約180度折り返された状態でケーブル収容部屋110に収納されかつ、ケーブルガイドレバー130は、その長手方向がガラス扉90の後面と平行になるように寝かされた状態でケーブル収容部屋110に収納されるから、ケーブル収容部屋110の奥行寸法を極力抑えることができる。換言すれば、ケーブル中間部100Aとケーブルガイドレバー130とを前後方向でコンパクトに纏めてケーブル収容部屋110に収納することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態ではパチンコ遊技機10に本発明を適用していたが、遊技機本体と前面扉との間がケーブル100にて連絡されている他の遊技機(例えば、コイン遊技機やスロットマシン等)に本発明を適用してもよい。
(2)前記実施形態では、遊技機本体80(本体枠70)とガラス扉90との間がケーブル100にて連結された遊技機に本発明を適用していたが、遊技機本体80と下皿扉60との間がケーブル100にて連結された遊技機に本発明を適用してもよい。
(3)前記実施形態では、本体側中継基盤70Aがケーブル収容部屋110の後側に設けられていたが、ケーブル収容部屋110の奥壁111(例えば、本体側ケーブル引込口112の位置)に本体側中継基盤70Aを設けてもよい。また、前記実施形態では、扉側中継基盤90Aがガラス扉90の内部に配置されていたが、ガラス扉90の後面(例えば、扉側ケーブル引込口92)の位置に扉側中継基盤90Aを設けてもよい。このとき、本体側中継基盤70A、扉側中継基盤90Aは、本発明の「本体側ケーブル処理部」、「扉側ケーブル処理部」に相当する。
(4)前記実施形態においてケーブル100は、ガラス扉90と遊技機本体80とを電気接続するためのものであったが、ガラス扉90と遊技機本体80とを繋ぎ止めるためのケーブルでもよい。
(5)前記実施形態では、ガラス扉90の下端部と遊技機本体80との間をケーブル100で接続した遊技機に本発明を適用していたが、ガラス扉90の上端部又は上下方向の中間部と遊技機本体80との間をケーブル100で接続した遊技機に本発明を適用してもよい。
(6)前記実施形態では、本発明の「配線部材」(ケーブル100)にて接続される「電気的部品」の一例として本体側中継基盤70A及び扉側中継基盤90Aを例示したが、「電気的部品」は基盤に限定するものではなく、例えば、モータやソレノイドでもよい。
(7)前記実施形態では、遊技機本体80と遊技機本体80に対して回動可能なガラス扉90との間をケーブル100にて連絡したパチンコ遊技機10に本発明を適用していたが、「固定側部品配設部材」に対して回動以外の移動(直動、傾動等)が可能な「可動側部品配設部材」を連結し、それら「固定側部品配設部材」と「可動側部品配設部材」との間を「配線部材」で連絡した遊技機に本発明を適用してもよい。例えば、「固体側部品配設部材」としての遊技板と、遊技板に直動可能に連結された「可動側部品配設部材」としての電動役物とを備えた遊技機に本発明を適用してもよい。または、例えば、「固定側部品配設部材」としての本体枠と、本体枠に移動可能に連結された「可動側部品配設部材」としての基盤ケースとを備えた遊技機に本発明を適用してもよい。
(8)前記実施形態では、ケーブルガイドレバー130が、ガラス扉90の回転軸と平行な回転軸J1回りで前後動するように構成されていたが、ケーブルガイドレバー130がガラス扉90の回転軸と直交した水平軸回り、或いは、ガラス扉90の回転軸に対して傾斜した軸回りで前後動するようにしてもよい。
(9)前記実施形態では、ケーブル収容部屋110を本体枠70(遊技機本体)に設けていたが、ガラス扉90(前面枠)に設けてもよい。また、本体枠70(遊技機本体)とガラス扉90(前面扉)との双方に、ケーブル収容部屋110を前後方向でニ分割した半割部屋を設けると共に、ガラス扉90の半割部屋内にケーブルガイドレバー130を設けておき、ガラス扉90が閉止したときに、それら半割部屋同士が合体してケーブル収容部屋110を形成するようにしてもよい。
10 パチンコ遊技機
70A 本体側中継基盤(電気的部品)
80 遊技機本体(固定側部品配設部材)
90 ガラス扉(可動側部品配設部材、前面扉)
90A 扉側中継基盤(電気的部品)
92 扉側ケーブル引込口(扉側ケーブル処理部)
94 阻止部材
100 ケーブル(配線部材)
100A ケーブル中間部
100B 折り返し屈曲部
105 樹脂チューブ(保護部材)
110 ケーブル収容部屋(収容空間)
112 本体側ケーブル引込口(本体側ケーブル処理部)
116 弾性部材
130 ケーブルガイドレバー(可動部材、回動レバー)
130B レバー中間部
130C レバー先端部
140 ケーブルクリップ(配線固定部、レバー先端保持部、ケーブル保持リング)

Claims (15)

  1. 固定側部品配設部材と、その固定側部品配設部材に移動可能に連結された可動側部品配設部材とに1対の電気的部品が組み付けられ、それら1対の電気的部品の間を電気接続する配線部材の中間部が、前記固定側部品配設部材に対する前記可動側部品配設部材の移動に伴って屈曲変形する遊技機において、
    前記固定側部品配設部材とは別個に前記可動側部品配設部材に対して移動可能な可動部材を前記可動側部品配設部材に設け、前記固定側部品配設部材に対して前記可動側部品配設部材が移動したときに、前記可動部材が前記可動側部品配設部材に対して相対移動しながら前記配線部材の中間部を所定の障害領域を回避した回避軌道を描くようにガイドするように構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記障害領域は、前記固定側部品配設部材と前記可動側部品配設部材の間に配置され、前記固定側部品配設部材に対して前記可動側部品配設部材が移動したときに、前記配線部材の厚さより大きい状態から前記配線部材の厚さと略同等以下の大きさに狭まる空間であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記可動部材には、前記配線部材が固定され、前記可動側部品配設部材に対して前記可動部材が相対移動したときに所定の軌跡を描いて移動することで、前記配線部材の中間部を前記所定の障害領域を回避した回避軌道を描くようにガイドする配線固定部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記固定側部品配設部材に対して前記可動側部品配設部材が移動したときに、前記配線部材のうち前記配線固定部の両側部分が屈曲変形することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記配線部材の中間部は、通常は、屈曲した状態になっていて、前記可動側部品配設部材には、前記配線部材の中間部における屈曲部分が、所定角を越えて直線状に向かうように伸ばされることを規制する阻止部材が備えられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  6. 前記可動側部品配設部材が前記固定側部品配設部材に接近するように移動した際に、前記配線部材の一部が前記可動部材にガイドにされて、前記固定側部品配設部材に形成された収容空間に収納されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  7. 前記配線部材の中間部は、前記収容空間に収納された状態で屈曲した状態になっており、
    前記可動部材は、前記配線部材の中間部における屈曲部分が前記障害領域の反対側に位置するようにガイドすることを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 前記収容空間の内面には、前記配線部材が当接する位置に弾性部材が取り付けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の遊技機。
  9. 前記配線部材の周囲を覆い、前記固定側部品配設部材に対して前記可動側部品配設部材が相対移動したときに前記配線部材と共に屈曲可能な保護部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  10. 前記可動側部品配設部材は前記固定側部品配設部材に対して回動可能に連結され、前記配線部材は前記可動側部品配設部材の回動中心寄り位置に配置され、
    前記可動部材は、前記配線部材の中間部が前記可動側部品配設部材の回動中心から側方に離れた軌道を描いて移動するようにガイドすることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  11. 遊技機本体と、その遊技機本体の一側部に回動可能に連結されて前記遊技機本体の前面を開閉可能な前面扉との間を連絡するケーブルの一部が、前記遊技機本体の前面のうち回動中心寄り位置に設けられて、前記前面扉の後面に向かって開放したケーブル収容部屋の奥側の本体側ケーブル処理部に配置される一方、前記ケーブルの他の一部が、前記前面扉の後面のうち回動中心寄り位置に設けられた扉側ケーブル処理部に配置され、前記前面扉の回動に伴って、前記ケーブルのうち前記本体側ケーブル処理部と前記扉側ケーブル処理部との間のケーブル中間部が屈曲変形すると共に、前記前面扉を閉じると前記扉側ケーブル処理部が前記ケーブル収容部屋に対向して前記ケーブル中間部が前記ケーブル収容部屋に収容される遊技機において、
    前記前面扉の後面に基端部が回動可能に連結されて先端部が前後動可能な回動レバーと、
    前記回動レバーの先端部に設けられて前記ケーブル中間部を保持し、前記ケーブル中間部の上下の動きを規制しかつ前後の動きを許容するレバー先端保持部とを備えたことを特徴とする遊技機。
  12. 前記ケーブル中間部に左右方向で折り返された折り返し屈曲部を設け、前記ケーブル中間部のうち前記折り返し屈曲部より前記扉側ケーブル処理部寄り位置を前記レバー先端保持部に固定したことを特徴とする請求項11に記載の遊技機。
  13. 前記前面扉が閉じる方向に回動した場合に、前記回動レバーは前記レバー先端保持部が前記前面扉の回動中心とは反対側の位置に向かうように回動することを特徴とする請求項12に記載の遊技機。
  14. 前記回動レバーには、前記前面扉の後面に回動可能に連結された前記基端部としてのレバー回動中心基端部と、
    前記レバー回動中心基端部から水平方向に延びたレバー中間部と、
    前記レバー中間部から上下方向に屈曲した前記先端部としてのレバー先端部と、
    前記レバー先端部から前記遊技機本体側に突出し、前記ケーブル中間部を水平方向に貫通させた状態で保持した前記レバー先端保持部としてのケーブル保持リングとが設けられたことを特徴とする請求項11乃至13の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  15. 前記前面扉が閉じたときに前記回動レバーはその長手方向が前記前面扉の後面と平行になるように配置されかつ、前記ケーブル中間部と共に前記ケーブル収容部屋に収納されるように構成したことを特徴とする請求項11乃至14の何れか1の請求項に記載の遊技機。
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