JP2011050422A - 遊技機 - Google Patents

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Makoto Miyanaga
真 宮永
Takeshi Nakazono
武 中園
Shinya Ogawa
慎也 小川
Yoshitaka Tsuchiya
義孝 土屋
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Abstract

【課題】前面扉の開閉に伴うケーブルの挙動を安定させることが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】本発明のパチンコ遊技機10では、遊技機本体90とその一側辺に回動可能に連結された前面扉95との間を連絡する第2前面ハーネス91Bのうち、遊技機本体90の前面における回動軸寄りに固定したケーブルクリップ32と、前面扉95の後面における回動軸寄りに固定した結束バンド47との間のハーネス中間可動部91Cが、前面扉95の回動に伴って変形するようになっている。また、遊技機本体90の前面又は前面扉95の後面には、ハーネス中間可動部91Cの少なくとも一部を収容するためのケーブル収容部91Sが形成され、ハーネス中間可動部91Cの両端部が共に上方又は下方に延びた状態に保持され、前面扉95が閉じたときに、ハーネス中間可動部91Cが折り返された状態に湾曲変形されてケーブル収容部91Sに収容されるようになっている。
【選択図】図18

Description

本発明は、ベース体とその一側辺に回動可能に連結された開閉体との間を連絡するケーブルを備え、そのケーブルの中間部分が開閉体の回動に伴って変形する遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、図19及び図20に示したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この遊技機では、遊技機本体1に含まれる前面枠2の内側面にケーブル収容部3が形成される一方、開閉体4の後面4Aに取り付けられたケーブルカバープレート5に切り欠き5Aが形成され、ケーブル9の中間部分がケーブル収容部3の奥部と切り欠き5Aとの間に差し渡されている。そして、前面扉4を開いた開放状態にすると、図19に示すように、ケーブル9の中間部がケーブル収容部3の奥部と切り欠き5Aとの間で略水平方向に延びた状態になり、前面扉4を閉じた閉止状態にすると、ケーブル9の中間部がケーブル収容部3の奥部に押し込まれると共に回動軸方向に湾曲した状態になる。また、前面枠2の内側面のうちケーブル収容部3の後側開口縁からは斜め前方にガイド片6が突出している。そして、このガイド片6によってケーブル9がケーブル収容部3内に押し込まれるようにガイドしている。
特開平11−179033号公報([0028]、第6図、第7図)
しかしながら、上記した従来の遊技機では、前面扉4を開いた状態で遊技機本体1と前面扉4の間で略水平方向に延びたケーブル9を、その軸方向で押して座屈させるように屈曲させる構造になっているので、前面扉4を開閉した際のケーブル9の挙動が安定しないという問題があった。そして、ケーブル9が設計通りの形状に湾曲せず、例えば、図20の二点鎖線で示したように、ケーブル9の中間部分が正規の位置に対して、遊技機本体1に対する前面扉4の回動軸8から離れる側に外れた位置で湾曲し、遊技機本体1のうちケーブル収容部3の周辺部位と前面扉4との間で挟み付けられる事態が生じ得た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、回動部分のケーブルの挙動を安定させることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る遊技機は、ベース体の一側辺に回動可能に連結された開閉体が、通常は、ベース体の前面に重ねられた閉止状態とされ、ベース体の前面が離れる側に回動して開放状態になると共に、ベース体及び開閉体との間を連絡するケーブルの一部をベース体の前面における回動軸寄りの位置に固定したベース体側ケーブル固定部と、ケーブルの一部を開閉体の後面における回動軸寄りの位置に固定した開閉体側ケーブル固定部とを設け、それらベース体側ケーブル固定部と開閉体側ケーブル固定部との間のケーブル中間可動部が開閉体の回動に伴って変形する遊技機において、ベース体の前面又は開閉体の後面には、ケーブル中間可動部の少なくとも一部を収容するためのケーブル収容部が形成され、ケーブル中間可動部の両端部がベース体側ケーブル固定部及び開閉体側ケーブル固定部によって共に上方又は下方に延びた状態に保持され、開閉体が閉じたときに、ケーブル中間可動部が折り返された状態に湾曲変形されてケーブル収容部に収容されるように構成したところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機において、ベース体側又は開閉体側のケーブル固定部は、ケーブルの少なくとも一部を覆いかつ開閉体又はベース体に固定され、開閉体の後面又はベース体の前面には、ベース対側又は開閉体側のケーブル固定部の近傍でかつケーブルの側方への移動及び傾斜を規制するケーブル側方移動規制突部が備えられたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の遊技機において、ケーブル側方移動規制突部は、ケーブルを挟んで横方向で対向するように対をなして設けられたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載の遊技機において、板状をなして開閉体の後面又はベース体の前面に重ねて取り付けられ、ケーブルのうちケーブル中間可動部よりも末端側の少なくとも一部を覆うケーブルカバーと、ケーブルカバーに形成され、ケーブルをケーブルカバーの内側から外側に導出するためのケーブル導出開口とが備えられ、ケーブル側方移動規制突部は、ケーブルカバーのうちケーブル導出開口の側方位置に一体に設けられたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機において、ケーブル収容部は、開閉体が閉じた状態で、ケーブル中間可動部の折り返し点を収容するように構成されたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の遊技機において、ベース体側又は開閉体側のケーブル固定部は、ケーブルに巻き付けられかつ開閉体又はベース体に固定された結束バンドであるところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかの1の請求項に記載の遊技機において、ベース体側及び開閉体側のケーブル固定部の位置を回動軸の軸方向でずらして配置したところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れか1の請求項に記載の遊技機において、開放状態から閉止状態へと変化する過程で、ケーブル中間可動部は、ケーブル収容部のうち回動軸から離れた側の開口縁に摺接しながらケーブル収容部に徐々に収容されて折り返し部分における湾曲度合いが大きくなるように構成されたところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れか1の請求項に記載の遊技機において、ケーブルは、開閉体及びベース体の電気部品を電気接続する導電ケーブルであるところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項1乃至9のうちの何れか1の請求項に記載の遊技機において、開閉体の下方には、ベース体の前面を覆う前面下側開閉扉が備えられ、ベース体の前面のうち前面下側開閉扉にて覆われた部分に、導電ケーブルを電気接続するための電気接続部を配置したところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の構成によれば、開閉体を閉じるときに、ベース体側及び開閉体側のケーブル固定部の間のケーブル中間可動部が湾曲変形してケーブル収容部屋に収容される。ここで、ベース体側及び開閉体側のケーブル固定部は、ケーブル中間可動部の両端部を、開閉体の回動軸の軸方向と同じ上下方向で延びた状態に保持しているので、ケーブル中間可動部は、開閉体の回動軸の軸方向と略平行な面内で湾曲変形し、その湾曲変形の繰り返し動作が一定になる。即ち、ケーブルの挙動が安定する。
[請求項2及び3の発明]
請求項2の構成によれば、ケーブル開閉体側又はベース体側のケーブル固定部としての結束バンドを中心してケーブルが回動することがケーブル側方移動規制突部によって防がれ、開閉体側ケーブル固定部においてケーブル中間可動部を上下方向に延びた状態に安定させることができる。また、請求項3の構成では、ケーブル側方移動規制突部が、ケーブルを挟んで横方向で対向するように対をなして設けられているので、開閉体側又はベース体側のケーブル固定部におけるケーブル中間可動部の延びる方向が安定する。
[請求項4の発明]
請求項4の構成によれば、ケーブル側方移動規制突部が、ケーブルカバーに一体に設けられているので、部品点数の削減が図られる。
[請求項5の発明]
請求項5の構成によれば、開閉体が閉じた状態でケーブル中間可動部の折り返し点がケーブル収容部に収容されるので、ケーブル中間可動部の折り返し部分が開閉体とベース体との間に挟まる事態を防ぐことができる。
[請求項6の発明]
請求項6の構成によれば、ベース体側ケーブル固定部又は開閉体側ケーブル固定部が、ケーブルに巻き付けられた結束バンドであるので、低コストでベース体側ケーブル固定部又は開閉体側ケーブル固定部を設けることができる。
[請求項7の発明]
開閉体側ケーブル固定部とケーブル規制突壁とが回動軸の軸方向で同じ位置に配置されていると、それらベース体側及び開閉体側のケーブル固定部を支点にして、ケーブル中間可動部が下方に折れて倒れる事態が懸念されるが、請求項7の構成によれば、ベース体側及び開閉体側のケーブル固定部の位置を回動軸の軸方向でずらして配置したので、上記したようにケーブル中間可動部が折れて倒れるような事態が発生し難い。
[請求項8の発明]
請求項8の構成によれば、開放状態から閉止状態へと変化する過程で、ケーブル収容部屋のうち回動軸から離れた側の開口縁をガイドにして、ケーブル中間可動部をケーブル収容部屋に徐々に収容することができ、開閉体の開閉に伴うケーブルの挙動が安定する。
[請求項9の発明]
ケーブルは、開閉体とベース体との間で信号を授受するための光ファイバーケーブルや、開閉体とベース体との分離を防ぐためのワイヤーとしてのケーブルであってもよい。また、請求項9の構成のように、ケーブルは、開閉体及びベース体の電気部品を電気接続する導電ケーブルであってもよい。
[請求項10の発明]
請求項10の構成によれば、開閉体の下方に備え前面下側開閉扉を開いて、ベース体の前面に備えた電気接続部への導電ケーブルの接続作業を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図 パチンコ遊技機の斜視図 パチンコ遊技機の前面扉を開いた状態の斜視図 パチンコ遊技機の下皿扉を開いた状態の斜視図 パチンコ遊技機を後斜め上方から見た分解斜視図 パチンコ遊技機を前斜め上方から見た分解斜視図 遊技機本体と前面扉の上部連結部分を示した斜視図 前面枠の下端部の拡大斜視図 下皿誘導カセットの斜視図 ケーブル収容部の斜視図 ケーブルクリップの斜視図 ケーブル収容部の斜視図 前面枠の分解斜視図 ケーブルカバーの斜視図 ハーネス中間可動部の変形過程を示した概念図 前面枠を開いた状態のハーネス中間可動部の形状を示した平断面図 前面枠を閉じた状態のハーネス中間可動部の形状を示した平断面図 前面枠を閉じた状態のハーネス中間可動部の形状を示した側断面図 従来の遊技機におけるケーブル収容部周辺の斜視図 従来の遊技機におけるケーブル収容部周辺の断面図
以下、本発明を適用したパチンコ遊技機10に係る一実施形態を、図1〜図19に基づいて説明する。本実施形態のパチンコ遊技機10は、図1に示すように、遊技板11に種々の部品を組み付けて備えている。遊技板11は、略矩形の木製板であって(図6参照)、遊技板11の前面には、ガイドレール12が取り付けられ、ガイドレール12の内側が遊技領域R1となっている。
遊技領域R1のほぼ中央部には、表示装置13が設けられ、表示装置13の下方には、上始動入賞口14A、下始動入賞口14B、大入賞口15及びアウト口16が、上から順に間隔を開けて並べて設けられている。遊技領域R1のうち、表示装置13の左側方には始動ゲート18と風車17と普通図柄表示部38とが備えられ、始動入賞口14A,14Bの左右両側には、一般入賞口20、21がガイドレール12に沿って設けられている。さらに、これら入賞口以外に、遊技領域R1には図示しない複数の釘が起立している。また、パチンコ遊技機10のうちアウト口16より下方には、図2に示すように、パチンコ遊技機10の前面から膨出した上皿27Aが備えられ、さらに、その上皿27Aより下方には、図3に示すように、パチンコ遊技機10の前面から膨出した下皿27Bが備えられている。
以下、遊技板11の前面に備えた上記始動ゲート18、大入賞口15等の所要部位を詳説しつつ、このパチンコ遊技機10による遊技について説明する。図1に示した上記始動ゲート18は、遊技球が潜って通過可能な門形構造をなしている。そして、始動ゲート18を遊技球が通過すると、普通図柄表示部38が、2桁の数字(普通図柄)を所定期間に亘って変動表示した後、停止表示する。例えば、停止表示された2桁の数字が同じ(ゾロ目)の場合には、下始動入賞口14Bの次述する両可動翼14C,14Cが開放状態になって、遊技球が入賞し易い状態になる。また、普通図柄表示部38が変動表示している間に始動ゲート18を通過した遊技球は、所定数(例えば、4つ)まで累積カウント(所謂「保留」)される。なお、保留数は、遊技領域R1に備えた保留数用のLEDの点灯数によって遊技者に報知される。
上下の各始動入賞口14A,14Bは、共にポケット構造をなして上方に向かって開口し、上始動入賞口14Aの真下に下始動入賞口14Bが配置されている。また、下始動入賞口14Bの上面開口の左右両側には可動翼14C,14Cが備えられている。これら両可動翼14C,14Cは、常には起立状態になっており、両可動翼14C,14Cに挟まれた下始動入賞口14Bの開口幅も、遊技球を1つずつ受け入れる大きさになっている。また、下始動入賞口14Bの上方空間は、常には、上始動入賞口14Aを構成する部材と起立状態の可動翼14C,14Cとで囲まれて、遊技球が入らないようになっている。そして、普通図柄表示部38の2桁の数字がゾロ目で停止表示して開放条件が成立すると、可動翼14C,14Cが所定期間(例えば、0.5秒間)に亘って左右に倒される。可動翼14C,14Cが左右に倒れると、その倒れた可動翼14C,14Cに案内されて遊技球が下始動入賞口14Bに入賞可能となる。
上下の始動入賞口14A,14Bの何れかに遊技球が入賞すると、「大当たり遊技」を行うか否かを決定する当否判定の権利が発生し、その当否判定結果が表示装置13によって遊技者に報知される。具体的には、表示装置13には、通常、3つの左、中、右の特別図柄13A,13B,13Cが横並びに表示されている。これら各特別図柄は、例えば、「0」〜「9」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、両始動入賞口14A,14Bの何れかに遊技球が入賞したときに、これら3つの特別図柄13A,13B,13Cが、変動表示(上下方向にスクロール表示)され、所定時間後に、例えば、左、中、右の順で各特別図柄13A,13B,13Cが停止表示される。このとき、例えば、全ての特別図柄13A,13B,13Cが同じ図柄、即ち、ゾロ目になった場合に、遊技が「通常遊技」から「大当たり遊技」に移行する。また、最後に停止される特別図柄だけを残して、残りの二つの特別図柄が同一の図柄で停止した場合に、遊技が「リーチ状態」になる。
ここで、表示装置13にて特別図柄13A,13B,13Cが変動表示している最中又は「大当たり遊技」の最中に各始動入賞口14A,14Bに入賞した遊技球の数は、所定の限度数まで累積カウント(所謂「保留」)され、特別図柄13A,13B,13Cが外れの図柄組み合わせで停止表示又は「大当たり遊技」が終了すると、その保留記憶に基づいて再び、特別図柄13A,13B,13Cの変動表示が開始される。なお、保留数は、遊技領域R1に備えた保留数用のLEDの点灯数によって遊技者に報知される。
大入賞口15は、遊技板11の前面に開放して横長形状をなしており、常には、可動扉15Tにて閉塞されている。そして、上記したように特別図柄がゾロ目で停止表示した場合に、可動扉15Tが前側に倒れて大入賞口15が開放し、可動扉15Tをガイドにして大入賞口15に遊技球が入賞可能になる。ここで、可動扉15Tが開放してから閉じるまでの間を「ラウンド」と称すると、1つのラウンドは、可動扉15Tの開放時間が30秒に達したか、又は、大入賞口15に遊技球が10個入賞したか、の何れかの終了条件が先に満たされた場合に終了する。また、「大当たり遊技」は、最大で、例えば15ラウンドまで継続される。
大入賞口15の内部には、図示しないが継続入賞口と計数入賞口とが設けられている。可動扉15Tが開いたときには、継続入賞口は開放しており、継続入賞口に入賞すると継続入賞口が閉鎖される一方、計数入賞口は開放されたままとなる。継続入賞口に遊技球の入賞を検出すると、前述した終了条件を満たしてラウンドが終了した後で、連続して次のラウンドが実行される。また、計数入賞口に遊技球の入賞を検出すると、継続入賞口への入賞球と合わせて、大入賞口15への入賞球がカウントされ、これらが前記したように計10個に達したか否かがチェックされる。
なお、各入賞口14A,14B,15,20,21に入賞したときには、パチンコ遊技機10の前面に備えた上皿27Aに賞球としての遊技球が払い出される。また、大入賞口15に遊技球が入賞したときには、他の入賞口14A,14B,20,21への入賞時より多い遊技球が払い出される。
図5には、遊技板11の後面側が示されている。同図に示すように、遊技板11の後面には機構盤52が取り付けられている。機構盤52は、各入賞口14A,14B,15,20,21及びアウト口16に入球した遊技球を遊技場に回収するための球通路(図示せず)を備えている。また、機構盤52の後面に重ねて表示制御基板51、ランプ・音声制御基板50及び主制御基板53が取り付けられている。
遊技板11は、上記した表示装置13、機構盤52、各種基板50,51,53等を組み付けたアッシ状態で図6に示した前面枠75に取り付けられ、その前面枠75が外枠82に組み付けられている。そして、これら遊技板11と前面枠75と外枠82とから本発明に係る遊技機本体90(本発明の「ベース体」に相当する)が構成されている。
外枠82は、4つの長板83を縦長矩形状に接合してなり、遊技場の遊技島に固定されている。また、それら両側部に配置された長板83,83における下端部の間には、補強及び歪み防止用の下辺補強板84が差し渡されている。一方、前面枠75は、外枠82と同一幅をなし、上下方向が外枠82より短い縦長矩形状になっていて、その前面枠75の前面側には、後に詳説する下皿扉93(本発明の「前面下側開閉扉」に相当する)、前面扉95(本発明の「開閉体」に相当する)、が取り付けられる一方、前面枠75の後面側にはカバー包囲壁70等が取り付けられている。そして、外枠82の前面のうち下辺補強板84より上方部分全体に前面枠75が重ねて配置され、前面枠75における後面側の部品が外枠82によって側方から覆われている。
前面枠75は、外枠82に対して回動可能に連結されている。具体的には、図6に示すように、外枠82の正面視左側の一側辺には、それぞれ上下両端部から前方に突出したヒンジ片85,85が備えられ、前面枠75の正面視左側の一側辺にも、それぞれ上下両端部から前方に突出したヒンジ片76,76が備えられている。そして、各ヒンジ片85の前端から上方に突出した連結ピン85Pを、ヒンジ片76のピン孔76Hに挿入して、前面枠75が外枠82に回動可能に連結されている。また、図5に示すように、外枠82のうち正面視右側の側辺内側には、上下両端部に1対の係止片86,86が備えられる一方、図6に示すように、前面枠75の正面視右側の側辺外側には外枠係止具73,73が備えられている。そして、前面枠75を外枠82の内側に嵌め込んだ状態で、係止片86と外枠係止具73とを係止させてロックすることができるようになっている。
前面枠75は、前面扉95、下皿扉93、カバー包囲壁70等の部品を外した状態における基礎形状が、縦長矩形の枠状になっていて、上下方向における下側略1/4が前面枠下部壁75Wになっている(図4参照)。そして、前面枠75のうち前面枠下部壁75Wより上側全体の内側に略矩形の遊技板嵌合孔77が備えられ、そこに遊技板11がアッシ状態で嵌合されて着脱可能に固定されている。
図5に示すように、前面枠75の後面における遊技板嵌合孔77の上縁部及び両側縁部からは、透明な樹脂製のカバー包囲壁70が張り出して、遊技板11の後面側部品を側方から覆っている。また、カバー包囲壁70の後端開口には、後方カバープレート70Pが開閉可能に取り付けられて、遊技板11の後面側部品を後方から覆っている。さらに、カバー包囲壁70の上面には、遊技球タンク71が備えられると共に、カバー包囲壁70の一側部には球払出装置55が固定され、遊技球タンク71から球払出装置55に遊技球が供給されるようになっている。また、前面枠75のうち前面枠下部壁75Wの後面には、払出制御基板58と電源基板54とが重ね合わされた状態で取り付けられている。
前面枠75の前面は、図4に示した前面扉95と下皿扉93とコーナーカバー75Vによって、図2に示すように全体を覆われている。図4に示すように、コーナーカバー75Vは、略三角形になっていて、前面枠75の正面視、右下角部を覆った状態に固定されている。そして、操作ノブ28がコーナーカバー75Vの前面に回動可能に備えられている。なお、コーナーカバー75Vの一辺は、前面枠下部壁75Wの右側側辺全体に重ねられている。
下皿扉93は、前面枠下部壁75Wのうちコーナーカバー75Vによって覆われた部分を除く領域の下側略半分を覆うと共に、前面枠75の正面視、左側部に回動可能に連結されている。その下皿扉93の回動中心は、前面枠75全体の前面より若干前方でありかつ、上記した前面枠75と外枠82とを連結する連結ピン85Pの中心軸より若干後方に位置している。また、下皿扉93のうち回動中心とは反対側の端部には、図4に示すように、前面枠下部壁75Wに向かって下皿扉係止具93Aが突出形成される一方、これに対向して前面枠下部壁75Wには下皿扉係止孔78が形成されている。そして、下皿扉93を前面枠下部壁75Wの前面に重ね、下皿扉係止具93Aが下皿扉係止孔78に係止した状態でロックすることができるようになっている(図2及び図3参照)。また、下皿扉93の前面には前記した下皿27Bが膨出形成され、その下皿扉93に連通した下皿取込孔27V及び下皿排出孔27Wが下皿扉93の後面に開口している。
前面扉95は、全体が前面枠75と同一幅の略矩形状になっていて、遊技板嵌合孔77と前面枠下部壁75Wの前面における上側略半分を覆い、前面枠75の正面視、左側部に回動可能に連結されている。この前面扉95の回動中心は、下皿扉93の回動中心と同軸上に配置され、前面枠75全体の前面より若干前方に位置している。また、前面枠75のうち回動中心と反対側の側辺には、前面扉係止具74,74(図6参照)が取り付けられる一方、これと対応した前面扉95の側辺にも係止片94A,94A(図5参照)が備えられている。そして、前面扉95を前面枠75の前面に重ね合わせた扉閉止状態(図2参照)で前面扉係止具74,74を係止片94A,94Aに係止させてロックすることができる。
なお、図1に示すように、コーナーカバー75Vの上方端部には鍵孔72が備えられ、そこに挿入した鍵を左側に回動操作すると、前面扉95と前面枠75との間のロックが解除され、前面扉95を開くことができる(図3参照)。また、前面扉95を開くと、下皿扉93の下皿扉係止具93Aが露出し、その下皿扉係止具93Aを押下することで下皿扉93と前面枠75との間のロックが解除されて、下皿扉93を開くことができる(図4参照)。さらに、上記鍵を右側に回動操作すると、前面枠75と外枠82との間のロックが解除されて、前面枠75が外枠82に対して回動可能となる。
前面扉95の中央部には、遊技板11の遊技領域R1に対応した遊技窓95Wが貫通形成されており、その遊技窓95Wは透明なガラス板96にて塞がれている。そして、そのガラス板96を通して遊技領域R1をパチンコ遊技機10の前面から視認することができる(図1参照)。
前面扉95の前面のうち遊技窓95Wの下方には、前述した上皿27Aが膨出形成され、図3に示すように、その上皿27Aに連通した上皿取込孔27Xと上皿排出孔27Yと発射供給孔27Zが前面扉95の後面に開口している。そして、球払出装置55(図5参照)から排出された遊技球が、上皿取込孔27Xを介して上皿27Aに払い出される。また、図2に示すように、上皿27Aには、遊技に使用するための遊技ボタン24,25及び球移動ボタン29が備えられている。そして、球移動ボタン29を押すと、上皿排出孔27Yから、前面枠75の前面の後述する球送りカセット87、下皿扉93の下皿取込孔27Vとを通って上皿27Aから下皿27Bに遊技球が移動する。なお、図3に示すように、下皿27Bの下面の排出操作部27Hを操作すると、下皿27Bを上下に貫通した下皿排出孔27G(図6参照)が開いて、下皿27B内の遊技球を下皿27Bの下方に排出することができる。
図2に示すように、前面扉95の前面のうち、遊技窓95Wの上部及び両側部には装飾ランプ97が設けられており、上端両角部にはスピーカ98,98が設けられている。そして、図7に示すように、前面扉95の後面上端部のうち回動中心寄り位置には、両スピーカ98,98用のコネクタ98Cが備えられ、そのスピーカ98に結合された複数本の導電ケーブルが一纏めにされて樹脂チューブに通されて、第1前面ハーネス91Aが構成されている。
また、前面扉95の後面のうちコネクタ98Cの近傍には結束バンド95Bが固定されている。その結束バンド95Bは、前面扉95の左右方向を向いた巻回軸回りに第1前面ハーネス91Aに巻き付けられ、結束バンド95Bから前面扉95の回動軸側に引き出された第1前面ハーネス91Aが途中で屈曲して前面枠75側に延びている。
そして、前面枠75の上部における回動軸側の端部を貫通形成されたケーブル挿通孔75Zに第1前面ハーネス91Aが挿通されて前面枠75の後面側に引き出されると共に、前面枠75の一側縁部に沿って下方に延ばされて、ランプ・音声制御基板50(図5参照)に接続されている。また、第1前面ハーネス91Aは、前面枠75の後面の複数位置で前面枠75に固定され(図示せず)、前面扉95を略90度開いた状態(図7参照)で前面扉95と前面枠75との間で真っ直ぐ延びた状態になり、前面扉95を閉じるとケーブル挿通孔75Zの奥側に押し込まれて前面枠75の後面から後方に膨出するように湾曲した状態になる。
また、装飾ランプ97及び遊技ボタン24,25用の複数本の導電ケーブルは、図3及び図4に示すように、前面扉95の後面を覆うケーブルカバー40及び第1の扉後面カバー48(図13参照)の内側で取り廻されて一纏めにされて、第2前面ハーネス91Bが構成されている。そして、その第2前面ハーネス91Bは、前面扉95の後面における下端寄りかつ回動軸寄りの位置で、ケーブルカバー40から後方に引き出され、前面枠75側に延びて前面枠75の前面の後述するコネクタ92A,92B(図4参照)に接続されている。
これら第2前面ハーネス91Bを構成する導電ケーブルの本数(例えば、38本)は、上記第1前面ハーネス91Aを構成する導電ケーブルの本数(例えば、6本)より多く、前面枠75側における固定位置も、第1前面ハーネス91Aは、前面枠75の後面側であるのに対し、第2前面ハーネス91Bは、前面枠75の前面側になっていて異なる。それ故に、前面扉95と前面枠75との間の可動部分における取り回し構造も、第2前面ハーネス91Bは第1前面ハーネス91Aとは異なっていて、その第2前面ハーネス91Bの可動部分における取り回し構造に関しては、前面枠75の前面枠下部壁75Wにおける前面の構造を説明した後で詳説する。
図8に示すように、前面枠下部壁75Wの前面には、下縁部全体が前方に段付き状に突出させた段差突出部75Dが形成されると共に、上縁部から球進入規制突片75Tが突出している。そして、コーナーカバー75Vと、その反対側の前面枠75の回動軸側の側壁75Sと、段差突出部75D及び球進入規制突片75Tとに囲まれたに部分が前面部品収容凹75Uになっていて、そこに下皿誘導カセット88と球送りカセット87と発射装置89とが取り付けられている。なお、図8には、発射装置89のうち次述するベースプレート89Pのみが示されている。
発射装置89は、ベースプレート89Pに図示しない打撃槌、駆動モータ等を組み付けてなる。そして、前面部品収容凹75Uの奥面のうちコーナーカバー75V寄り位置にベースプレート89Pが重ねて取り付けられ、ベースプレート89Pの後側の部品が、前面枠下部壁75Wに形成された貫通孔を介して前面枠下部壁75Wの後面側に配置されている。そして、発射装置89の前面に球送りカセット87が重ね取り付けられている。
操作ノブ28の操作に応じて発射装置89の駆動モータが作動し、その動力の一部を球送りカセット87内の可動部品が受けて作動する。これにより、上皿27Aの発射供給孔27Z(図3参照)から遊技球が球送りカセット87に取り込まれて、発射装置89に1球ずつ供給される。そして、発射装置89の打撃槌が遊技球を1つずつ遊技領域R1へと弾き出す。
下皿誘導カセット88は、図9に示すように前後方向に扁平になっていて、内部に遊技球が転動する空間を有し、その空間が後方を向いて開放している。また、前方から見ると全体が略正方形になって、その左側辺の上端部から側方に固定用突片88Aが突出している。さらには、下皿誘導カセット88のうち上下方向の略中央からは前面突壁88Bが前方に突出して横方向の全体に亘って延びている。
そして、下皿誘導カセット88は、図8に示すように前面部品収容凹75Uの奥面のうち発射装置89のベースプレート89Pよりコーナーカバー75Vから離れた位置に宛われると共に、前面枠75の回動軸側の側壁75Sの近傍に固定用突片88Aが配置された状態で前面枠75にビス止めされている。この状態で、下皿誘導カセット88の上端部は、球進入規制突片75Tに形成された切り欠き部内に収容されて、下皿誘導カセット88の上面と球進入規制突片75Tの上面とが面一になり、下皿誘導カセット88の下端部は段差突出部75Dに隣接している。そして、下皿誘導カセット88の一側部と前面枠75の回動軸側の側壁75Sとの間に、縦長のケーブル取り廻し空間K1が確保されている。なお、下皿扉93を閉じると、下皿扉93の上面と前面突壁88Bの上面とが面一になる(図3参照)。
前面部品収容凹75Uの奥面のうち下皿誘導カセット88によって覆われる部分の左上角部には、第1賞球払出口(図示せず)が形成され、下皿誘導カセット88のうち第1賞球払出口に前方から対向する位置には、ダクト挿通孔88D(図9参照)が形成されている。そして、前面扉95における前記した上皿取込孔27Xから後方に延びた図示しないダクトが、ダクト挿通孔88Dを介して第1賞球払出口に接続され、これにより球払出装置55(図5参照)が排出した遊技球が上皿27Aに排出される。
前面部品収容凹75Uの奥面のうち第1賞球払出口の下方には、第2賞球払出口が形成されている(図示せず)。これに対し、下皿誘導カセット88には、図9に示すように第2賞球払出口の前側下方位置から右下方に下ったレール部88Rが形成されると共に、右下角部前方に開放した溢れ球排出口88Eが形成されている。そして、上皿27Aから第1賞球払出口まで遊技球が満杯になったときに、その遊技球が第2賞球払出口から下皿誘導カセット88内に排出され、レール部88Rを転動して、溢れ球排出口88Eから下皿扉93の下皿排出孔27W(図4参照)を介して下皿27Bに遊技球が払い出される。
図9に示すように、下皿誘導カセット88のうち溢れ球排出口88Eより左側部分は、下皿27Bにおける遊技球の満杯を検出する満杯検出機構が内蔵した満杯機構収容部88Mが形成されると共に、満杯検出機構の一部品である検出スイッチ88Sが満杯機構収容部88Mの下端部の前側に露出している。そして、満杯機構収容部88Mを除き、下皿誘導カセット88のうちレール部88Rより下側部分全体が、レール部88Rより上側部分全体より前後方向で窪んで、基板収容部88Fになっている。そして、下皿扉93を閉じた状態で、基板収容部88Fと下皿扉93の後面との間に、横長のケーブル取り廻し空間K2(図8参照)が形成され、このケーブル取り廻し空間K2と前記した縦長のケーブル取り廻し空間K1とが連通してL字形のケーブル取り廻し空間K3が形成されている。
図9に示すように、基板収容部88Fには、縦長長方形のコネクタ挿通孔88X,88Y,88Zが貫通形成され、基板収容部88Fの内面に固定された基板(図示せず)の1対のコネクタ92A,92Bが右側2つのコネクタ挿通孔88X,88Yから前側に露出し、前面部品収容凹75Uの奥面に固定された基板(図示せず)のコネクタ92Cが残りのコネクタ挿通孔88Zから前側に露出している。そして、前記した第2前面ハーネス91Bの一端部に備えた1対のコネクタ(図示せず)が基板収容部88Fのコネクタ92A,92Bに接続されている。
図10には、前面部品収容凹75Uのうちケーブル取り廻し空間K1の奥部の構造が示されている。同図に示すように、ケーブル取り廻し空間K1の奥部には、上下方向の中央にケーブルクリップ32が設けられ、上下方向の上端部には、前記した下皿誘導カセット88の固定用突片88Aが配置され、それらケーブルクリップ32と固定用突片88Aとの間には、ケーブル挿通孔75Yが前面枠下部壁75Wの前後方向に貫通形成されている。そして、基板収容部88Fのコネクタ92Cに図示しないコネクタにて接続されたケーブルと、検出スイッチ88Sから延びたケーブルとが、ケーブル挿通孔75Yを介して前面枠75の裏側の所定の制御基板に接続されている。
ケーブルクリップ32は、図11(A)に拡大して示したように、角U字形のクリップ本体32Hの一端部に、ヒンジ部32Gを介して回動レバー32Jを備え、その回動レバー32Jの先端32Bを図11(B)に示すようにクリップ本体32Hの他端部32Aに係止したリング状にして、その内側に第2前面ハーネス91Bの一端部とケーブル挿通孔75Yに挿通されたケーブルとが保持されている。また、回動レバー32Jの先端32Bは、V字バネ構造をなしていて、そのV字バネ構造を圧縮操作することで、回動レバー32Jの先端32Bをクリップ本体32Hの他端部32Aから外すこともできるようになっている。
クリップ本体32Hのうち角U字の底部に相当する部分には、山形に湾曲した可撓板32Dの頂点部分が接続され、その可撓板32Dの頂点の裏側から矢尻係止突部32Cが突出している。そして、図10に示すように、前面部品収容凹75Uの奥面に形成された貫通孔に矢尻係止突部32Cが押し込まれ、矢尻係止突部32Cの末広がり側の端面と可撓板32Dとの間で前面枠下部壁75Wを前後から挟んでケーブルクリップ32が前面枠下部壁75Wに固定されている。なお、本実施形態では、このケーブルクリップ32は、本発明に係る「結束バンド」及び「ベース体側ケーブル固定部」として構成されている。
その固定された状態で、ケーブルクリップ32は、内側を第2前面ハーネス91B等が上下方向に貫通した状態に保持されるようになっている。また、ケーブルクリップ32は、下皿誘導カセット88における前面突壁88Bの側方に配置され、ケーブル取り廻し空間K1のうちケーブルクリップ32より上側部分が、本発明に係るケーブル収容部91Sになっている。
図3に示すように、下皿扉93を閉じ、前面扉95を開いた状態では、ケーブル取り廻し空間K1のうち本発明に係るケーブル収容部91Sのみが前方に開放する。そして、前面扉95の後面のうちケーブル収容部91Sと対向する部分に、後述するケーブル導出開口45(図14参照)が形成されると共に、そのケーブル導出開口45の一部を覆うようにケーブル規制突壁41が形成されている(図12参照)。そして、ケーブル導出開口45から第2前面ハーネス91Bが前面枠75側に導出されている。
次に、前面扉95における第2前面ハーネス91Bの取り回しについて以下説明する。図13には、前面扉95からケーブルカバー40及び第1と第2の扉後面カバー48,49を取り外した状態が示されている。同図に示すように、前面扉95の後面のうち遊技窓95Wの下端部より前面扉95の回転軸側には、上下方向にケーブル収容溝95Yが形成され、そのケーブル収容溝95Yの奥面上端部には、装飾ランプ97用のコネクタ95Cが備えられている。また、前面扉95の後面のうち遊技窓95Wに下方から隣接しかつ前面扉95の回転軸から離れた位置には、遊技ボタン24,25からの複数の導電ケーブルが挿通されたケーブル孔95Xが形成されている。
そして、ケーブル孔95Xから後方に導出された導電ケーブル群が遊技窓95Wの下縁部に沿って延びると共に、ケーブル収容溝95Y内に引き込まれている(図示せず)。また、コネクタ95Cに図示しないコネクタを介して接続された導電ケーブル群は、ケーブル収容溝95Y内を下方に延び、遊技ボタン24,25から引き込まれた導電ケーブル群と共にケーブル収容溝95Y内で束ねられて第2前面ハーネス91Bが形成されている。さらに、ケーブル収容溝95Yは、ケーブルカバー40にて後方から覆われている。
詳細には、上記ケーブル導出開口45及びケーブル規制突壁41は、ケーブルカバー40に形成されている。ケーブルカバー40は、図14に示されており、透明な樹脂で構成され、全体が縦長の略板状をなしたカバー本体40Hを有し、そのカバー本体40Hにおける上下方向の中間位置に段差部40Dが形成されて、段差部40Dより上側が段付き状に前面扉95の後方に突出している。また、ケーブルカバー40の上端部には、フック部40Fが備えられ、段差部分より下側部分には、複数の取付孔40Nが備えらえている。そして、フック部40Fをケーブル収容溝95Yの縁部に係止させた状態で取付孔40Nに挿通した螺旋にて前面扉95にケーブルカバー40が固定されている。
ケーブル導出開口45は、四角形になっていてカバー本体40Hの下端部に配置されている。そして、ケーブル導出開口45は、図15(A)に示すように、上下方向で第2前面ハーネス91Bの径と同程度の大きさをなし、図14に示すように、横方向においては第2前面ハーネス91Bの径の1.5〜2倍程度の大きさをなし、さらに、下端部は開放されている。
図14に示すように、ケーブル規制突壁41は、ケーブル導出開口45のうち前面扉95の回動軸から離れた側の側縁部から張り出している。また、ケーブル導出開口45のうち前面扉95の回動軸側の側縁部からケーブル受け壁42が張り出し、ケーブル導出開口45のうち上縁部から張り出した連結補強壁43によって、ケーブル受け壁42とケーブル規制突壁41の上端部の間が連絡され、これらケーブル規制突壁41、ケーブル受け壁42及び連結補強壁43からケーブル導出突部44が構成されている。なお、このケーブル導出突部44が、本発明に係る「ケーブル側方移動規制突部」に相当する。
ケーブル受け壁42は、縦長長方形の平板状をなし、カバー本体40Hから直角に突出し、その突出量はケーブル導出開口45の幅の半分程度になっている。また、ケーブル受け壁42の先端縁は、丸みを帯びた形状になっている。さらに、ケーブル受け壁42の上下方向の全長の略1/3〜1/2程度は、カバー本体40Hの下端部から下方に突出している。
ケーブル規制突壁41は、その突出の基端より先端が前面扉95の回動軸側に位置した形状になっている。詳細には、ケーブル規制突壁41は、図12に示すように、カバー本体40Hから直角に突出した基端平板部41Aの先端から前面扉95の回動軸側に略45度傾斜した方向に傾斜ガイド部41Bを張り出した形状になっている。基端平板部41Aは、ケーブル受け壁42の1/2程度の幅の長方形の平板状をなしている。一方、傾斜ガイド部41Bは、ケーブル受け壁42より若干大きな幅の長方形の板状をなし、かつ外側に膨出するように丸みを帯びた形状になっている。また、ケーブル規制突壁41は、ケーブル受け壁42と同様に、上下方向の全長の略1/3〜1/2程度が、カバー本体40Hの下端部から下方に突出している(図14参照)。
図14に示すように、連結補強壁43は、平板状をなしてカバー本体40Hから直角に張り出し、連結補強壁43の縁部は、ケーブル導出開口45の上縁部全体とケーブル規制突壁41の上縁部全体とケーブル受け壁42の上縁部全体とに接続されている。それらケーブル規制突壁41の先端縁とケーブル受け壁42の先端縁との間は、ケーブル規制開口41Kとなっていて、そのケーブル規制開口41Kの幅は、第2前面ハーネス91Bの径より若干大きくなっている。また、連結補強壁43には、ケーブル規制開口41Kと同じ幅をなして連通したケーブル受容溝43Kが形成されている。ケーブル受容溝43Kは、連結補強壁43における前端縁の近傍まで延び、前端部は半円形になっている。なお、ケーブル受容溝43Kの縁部も丸みを帯びている。
カバー本体40Hのうち連結補強壁43から上方に延長された四角形の領域は、段付き状に板厚が大きくなっていて補強されている。そして、その補強部分におけるケーブル受容溝43Kの上方には、バンド挿通部46が突出形成されている。バンド挿通部46は、1対の脚部を上下に並べて備えた門形構造をなし、水平横方向に貫通したバンド挿通孔46Kを内側に備えている。また、バンド挿通部46の後端面は、ケーブル受容溝43Kの前端縁より若干後方に位置している。そして、図12に示すように、長孔46Kに結束バンド47が挿通されている。なお、本実施形態では、この結束バンド47は、本発明に係る「開閉体側ケーブル固定部」として構成されている。
図13に示すように、第1の扉後面カバー48は、横方向に延びて遊技窓95Wの下方に配置され、第2前面ハーネス91Bの一部及びケーブルカバー40の一部を覆っている。そして、第1の扉後面カバー48に形成された切り欠き部48Aからケーブル導出突部44が後方に突出している。
第2の扉後面カバー49は、上下方向に延び、第2の扉後面カバー49の下端部が第1の扉後面カバー48のうち前面扉95の回動軸側端部に重ねた状態に取り付けられている。また、第2の扉後面カバー49の下端部の側縁部が、ケーブル導出突部44におけるケーブル受け壁42の側方に隣接して配置され、その第2の扉後面カバー49の側縁部から起立した後方突出壁49Tが、ケーブル受け壁42の外面に重ねられている。また、図16に示すように、ケーブル受け壁42の先端の方が、後方突出壁49Tの先端より突出方向の先方に位置している。なお、後方突出壁49Tは、上下方向でケーブル受け壁42より長くなっていて、後方突出壁49Tの上端部はケーブル受け壁42より上方に配置され、後方突出壁49Tの下端部はケーブル受け壁42より下方に配置されている。
そして、第2前面ハーネス91Bは、ケーブル収容溝95Y内をケーブル導出突部44内に向かって下方に延びてから、そのケーブル導出突部44のケーブル規制開口41K及びケーブル受容溝43Kを介して外側に引き出されて鉛直上方へと折り返されている。そして、第2前面ハーネス91Bのうちケーブル導出突部44における連結補強壁43より上方で鉛直上方に延びた部分が、結束バンド47にて前面扉95の後面に固定されている。そして、第2前面ハーネス91Bのうち結束バンド47から上方に延びた部分が途中で下方に折り返され、結束バンド47より下方でケーブルクリップ32に固定されている。また、第2前面ハーネス91Bのうち結束バンド47とケーブルクリップ32との間のハーネス中間可動部91C(本発明に係る「ケーブル中間可動部」に相当する)は、蛇腹状の樹脂チューブ(具体的には、コルゲートチューブ)に通されて、保護されている。
本実施形態の構成に関する説明は以上である。次に、本実施形態の作用効果について説明する。パチンコ遊技機10で遊技を実行していると、例えば、遊技板11の何れかの場所で球詰りが発生して、それを解消するために前面扉95を開く場合がある。また、遊技板11上の釘の傾きを調整するために前面扉95を開く場合もある。そして、前面扉95を開くと、ハーネス中間可動部91Cが、前面扉95と遊技機本体90との間で延びた状態になる。詳細には、図15(A)に示すように、前面扉95を90度程度開くと、ハーネス中間可動部91Cのうち遊技機本体90側の端部は、ケーブルクリップ32から前面扉95の回転軸と略平行になって上方に延びてから、又は、斜め前側上方に延びてから前方に屈曲して斜め上方に延び、そこから、再び、前面扉95の回転軸と略平行になるように、鉛直下方又は斜め前側鉛直下方に屈曲して結束バンド47を通ってケーブル導出突部44のケーブル規制開口41Kから前面扉95内へと延びた状態になる。このとき、ハーネス中間可動部91Cを上方から見ると、図16に示すように、ハーネス中間可動部91Cは、結束バンド47の上方位置で、後方突出壁49Tを乗り越えるように屈曲してからケーブルクリップ32へと向かって延びた状態になる。
そして、上記した球詰まりの解消後、又は、釘の調整作業終了後に、前面扉95を閉じると、ハーネス中間可動部91Cがケーブル収容部91Sに収容される。詳細には、前面扉95を閉じて行くと、遊技機本体90側のケーブルクリップ32と前面扉95側の結束バンド47との間のハーネス中間可動部91Cが湾曲変形する。そして、その湾曲部分が徐々に上方に移動すると共に後方に移動していく(図15(B)参照)。ここで、ケーブルクリップ32と結束バンド47は、ハーネス中間可動部91Cの両端部を前面扉95の回動軸の軸方向と同じ上下方向で延びた状態に保持しているので、ハーネス中間可動部91Cは前面扉95の回動軸と略平行な面内で水平軸回りに湾曲変形する(図15(C)に示した矢印L1方向に湾曲変形する)。また、ハーネス中間可動部91Cの両端部は、ケーブルクリップ32及び結束バンド47によって共に前面扉95の回動軸と略平行な状態に保持されているので、前面扉95の回動軸に伴って捻り変形していく(図15(C)に示す矢印L2方向)。
このとき、ハーネス中間可動部91Cは、ケーブル収容部91Sのうち前面扉95の回動中心から離れた側の側縁部、即ち、下皿誘導カセット88の前端側縁部に当接する。即ち、ケーブル収容部91Sのうち回動軸から離れた側の開口縁をガイドにして、ハーネス中間可動部91Cをケーブル収容部91Sにスムーズに収容することができる。
そして、前面扉95が完全に閉まると、図17に示すように、ケーブル規制突壁41における傾斜ガイド部41Bの略全体とケーブル受け壁42の先端とがケーブル収容部91S内に収容された状態になる。このとき、ケーブル収容部91S内では、図15(C)及び図18に示すように、ケーブルクリップ32から前面扉95の回動軸と略平行に上方に延びたハーネス中間可動部91Cがヘアピン状に下方に折り返されてからケーブルクリップ32の上方で前方に屈曲されて、結束バンド47及びケーブル導出突部44内に向かった状態になる。
ハーネス中間可動部91Cは、前面扉95の開閉状態に関わらずケーブルクリップ32から結束バンド47の間で常に折り返し点が設けられているので、前面扉95を閉める際の移動に伴って移動するハーネス中間可動部91Cの移動量が、折り返し点が予め設けられずに固定される場合に比べて小さくなり、ハーネス中間可動部91Cが前面扉95と遊技機本体90との間に挟まれる事態が生じにくくなる。なお、前面扉95が閉止されたときに(図7に示す状態)、ケーブル収容部91S内で形成するハーネス中間可動部91Cの折り返し点の頂点が、ハーネス中間可動部91Cが上下方向で移動する最高位置になる。
このように本実施形態によれば、前面扉95を閉じるときに、遊技機本体90のケーブルクリップ32と前面扉95の結束バンド47とが、ハーネス中間可動部91Cの両端部を、前面扉95の回動軸の軸方向と同じ上下方向で延びた状態に保持しているので、ハーネス中間可動部91Cは、前面扉95の回動軸の軸方向と略平行な面内で湾曲変形することになり、その湾曲変形の繰り返し動作が一定になる。即ち、ケーブルの挙動が安定する。これにより、ハーネス中間可動部91Cがスムーズにケーブル収容部91Sに収容され、ハーネス中間可動部91Cが遊技機本体90と前面扉95との間に挟まれる事態が防がれる。
しかも、ケーブルクリップ32とケーブル規制突壁41とは、前面扉95の回動軸の軸方向でずれた配置になっているので、ケーブルクリップ32と結束バンド47とを前後方向で近づけることができると共に、ケーブルクリップ32及び結束バンド47を支点にしてハーネス中間可動部91Cが下方に折れて倒れる事態が防がれる。つまり、ケーブルが遊技機本体90と前面扉95との間に挟まり易く変形する事態が防がれる。また、前面扉95の後面から突出したケーブル導出突部44及びケーブル受け壁42によって、バンド挿通部46を中心にして第2前面ハーネス91Bが回動することが防がれると共に、結束バンド47おける第2前面ハーネス91Bの保持が安定する。さらに、それらケーブル導出突部44は、ケーブルカバー40に一体に設けられているので、部品点数の削減が図られる。
なお、例えば、ハーネス中間可動部91Cが、従来の遊技機(図19参照)のように前面扉95から水平に延びた状態で固定されている場合、前面扉95の開閉に伴ってハーネス中間可動部91Cの中間部分が、前記実施形態のように上下方向に湾曲する場合もあれば、遊技機本体90に対する前面扉95の回動軸から離れる側(例えば、図20の二点鎖線)、即ち左右方向に湾曲する場合もあり、ケーブルの挙動が安定せず、遊技機本体90のうちケーブル収容部91Sの周辺部位と前面扉95との間で挟み付けられる事態が生じ得る。しかし、本実施形態では、ハーネス中間可動部91Cの両端部が、共に前面扉95の回動軸と略平行になるように上下に延びた状態で(回動軸に沿った方向を向いて)固定されているので、ハーネス中間可動部91Cの中間部分が遊技機本体90と前面扉95との回動軸から離れる側に湾曲するのを防止でき、ハーネス中間可動部91Cの湾曲変形の繰り返し動作が安定して、ハーネス中間可動部91Cが前面扉95と遊技機本体90との間に挟まれる事態が生じにくくなる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態ではパチンコ遊技機10に本発明を適用していたが、ベース体と開閉体の間でケーブルが取り廻されている遊技機であれば、コイン遊技機やスロットマシン等に本発明を適用してもよい。
(2)前記実施形態のパチンコ遊技機10は、前面枠75に対して前面扉95が回動開閉可能である一方、外枠82に対しては前面枠75が回動開閉可能な構成である。前記実施形態では、前面枠75の前面にケーブル収容部91Sを設けていたが、前面扉95の後面にケーブル収容部91Sを設けてもよい。この場合、前面枠75が本発明に係る「開閉体」に相当し、前面扉95が本発明に係る「ベース体」に相当する。
即ち、前記実施形態では、前面枠75が本発明に係る「ベース体」に相当し、前面扉95が本発明に係る「開閉体」に相当していたように、パチンコ遊技機10を構成する部材のうち何が本発明の「ベース体」に相当し、何が「開閉体」に相当するかは相手方との関係で相対的に決定される。従って、回動開閉可能な部材が存在し、当該回動開閉可能な部材とケーブルで接続されている部材が存在すれば、そこにはケーブルの取り廻しが必要となるため、本発明の構成が適用可能となる。具体的には、例えば、後方カバープレート70Pと遊技板11の後面側部品との間でケーブルが取り廻されていれば、そこに本発明を適用してもよい。
(3)前記実施形態では、結束バンド47の下方にケーブル導出突部44を設けていたが、結束バンド47の上方にケーブル導出突部44を設けてもよい。また、ケーブルクリップ32の上方又は下方にケーブル導出突部44を設けてもよい。このとき、上記第1実施形態と同様に、ケーブル導出突部44をケーブルカバー40に一体に備えて前面枠75の前面に備える構成としてもよい。
(4)前記実施形態において、結束バンド47及びケーブルクリップ32に市販の結束ひも(例えば、インシュロックやロッキングワイヤーサドル等)を用いてもよい。なお、例えば、ベース体側ケーブル固定部及び開閉体側ケーブル固定部として、コネクタを用いた場合、本発明に係る「ケーブル中間可動部の両端部」には、ケーブル自体の両端部が含まれる。
(5)前記実施形態において、ハーネス中間可動部91Cは上向きに撓むように固定されていたが、ハーネス中間可動部91Cをケーブルクリップ32及び結束バンド47で鉛直下方に固定して、ケーブル収容部91S内で下向きに撓むように構成してもよい。
(6)ケーブル導出突部44の形状は、前面扉95を閉鎖したときに前面枠75(具体的には、下皿誘導カセット88)と干渉しない形状であれば傾斜形状や円弧形状等、適宜形成可能である。また、ケーブル収容部91Sも、ケーブル規制突壁41の形状に応じて、ケーブル規制突壁41が収容されるような形状で適宜形成すれば良い。
(7)ケーブル100には、前面扉95と遊技機本体90との間で信号を授受するための光ファイバーケーブルや、前面扉95と遊技機本体90との分離を防ぐためのワイヤーとしてのケーブルが含まれていてもよい。
10 パチンコ遊技機
32 ケーブルクリップ(結束バンド、ベース体側ケーブル固定部)
40 ケーブルカバー
41 ケーブル規制突壁
41K ケーブル規制開口
42 ケーブル受け壁
43 連結補強壁
44 ケーブル導出突部(ケーブル側方移動規制突部)
45 ケーブル導出開口
46 バンド挿通部
47 結束バンド(開閉体側ケーブル固定部)
75 前面枠
75W 前面枠下部壁
82 外枠
88 下皿誘導カセット
90 遊技機本体
91A 第1前面ハーネス
91B 第2前面ハーネス
91C ハーネス中間可動部(ケーブル中間可動部)
91S ケーブル収容部
92A,92B コネクタ(電気接続部)
93 下皿扉(前面下側開閉扉)
95 前面扉
95C,98C コネクタ
95X ケーブル孔
95Y ケーブル収容溝
97 装飾ランプ
98 スピーカ
K1,K2,K3 ケーブル取り廻し空間

Claims (10)

  1. ベース体の一側辺に回動可能に連結された開閉体が、通常は、前記ベース体の前面に重ねられた閉止状態とされ、前記ベース体の前面が離れる側に回動して開放状態になると共に、前記ベース体及び前記開閉体との間を連絡するケーブルの一部を前記ベース体の前面における回動軸寄りの位置に固定したベース体側ケーブル固定部と、ケーブルの一部を前記開閉体の後面における回動軸寄りの位置に固定した開閉体側ケーブル固定部とを設け、それらベース体側ケーブル固定部と開閉体側ケーブル固定部との間のケーブル中間可動部が前記開閉体の回動に伴って変形する遊技機において、
    前記ベース体の前面又は前記開閉体の後面には、前記ケーブル中間可動部の少なくとも一部を収容するためのケーブル収容部が形成され、
    前記ケーブル中間可動部の両端部が前記ベース体側ケーブル固定部及び前記開閉体側ケーブル固定部によって共に上方又は下方に延びた状態に保持され、前記開閉体が閉じたときに、前記ケーブル中間可動部が折り返された状態に湾曲変形されて前記ケーブル収容部に収容されるように構成したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ベース体側又は前記開閉体側のケーブル固定部は、前記ケーブルの少なくとも一部を覆いかつ前記開閉体又は前記ベース体に固定され、前記開閉体の後面又は前記ベース体の前面には、前記ベース対側又は前記開閉体側のケーブル固定部の近傍でかつ前記ケーブルの側方への移動及び傾斜を規制するケーブル側方移動規制突部が備えられたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記ケーブル側方移動規制突部は、前記ケーブルを挟んで横方向で対向するように対をなして設けられたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 板状をなして前記開閉体の後面又は前記ベース体の前面に重ねて取り付けられ、前記ケーブルのうち前記ケーブル中間可動部よりも末端側の少なくとも一部を覆うケーブルカバーと、
    前記ケーブルカバーに形成され、前記ケーブルを前記ケーブルカバーの内側から外側に導出するためのケーブル導出開口とが備えられ、
    前記ケーブル側方移動規制突部は、前記ケーブルカバーのうち前記ケーブル導出開口の側方位置に一体に設けられたことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記ケーブル収容部は、前記開閉体が閉じた状態で、前記ケーブル中間可動部の折り返し点を収容するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  6. 前記ベース体側又は前記開閉体側のケーブル固定部は、前記ケーブルに巻き付けられかつ前記開閉体又は前記ベース体に固定された結束バンドであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  7. 前記ベース体側及び前記開閉体側のケーブル固定部の位置を前記回動軸の軸方向でずらして配置したことを特徴とする請求項1乃至6の何れかの1の請求項に記載の遊技機。
  8. 前記開放状態から前記閉止状態へと変化する過程で、前記ケーブル中間可動部は、前記ケーブル収容部のうち前記回動軸から離れた側の開口縁に摺接しながら前記ケーブル収容部に徐々に収容されて折り返し部分における湾曲度合いが大きくなるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  9. 前記ケーブルは、前記開閉体及び前記ベース体の電気部品を電気接続する導電ケーブルであることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  10. 前記開閉体の下方には、前記ベース体の前面を覆う前面下側開閉扉が備えられ、前記ベース体の前面のうち前記前面下側開閉扉にて覆われた部分に、前記導電ケーブルを電気接続するための電気接続部を配置したことを特徴とする請求項1乃至9のうちの何れか1の請求項に記載の遊技機。
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