JP4850142B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、メダル等の遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機に関し、特に、遊技媒体の受皿にメダルを貯留できるようにした遊技機に関する。
従来、メダル等の遊技媒体を用いる遊技機として、例えばスロットマシン等が提供されている。このスロットマシンは、前面が開口する箱型状の筐体、及びこの筐体の開口した前面を開閉可能に取り付けられた前面枠を備える。前面枠には、メダルが払い出される払出口が形成される。そして、前面枠の下部には、払出口から払い出されたメダルの遊技媒体を受け止めて貯留するための受皿が取り付けられていた。
この受皿を改良した技術として、メダルを貯留するための受皿の前壁部を手前側に膨出させる膨出部を形成することにより、遊技者によるメダルの掻き出しをガイドするようにしたスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−014450号公報
しかしながら、従来のスロットマシンに取り付けられていた受皿の内底部の形状は平坦であった。このため、払出口から払い出されるメダルが少量である場合、払出口から払い出された少量のメダルは、受皿内部で散乱してしまっていた。
したがって、遊技者は、払出口から払い出されたメダルをメダル投入口に投入する場合、受皿からメダルを取り出す他に、受皿内でメダルを掻き集めなければならなかった。このメダルを掻き集める行為は非常に煩雑であり、遊技の進行を遅らせる原因となっていた。
そこで、本発明は、遊技者がメダルを掻き集める煩雑さを解消し、受皿からメダルを取り出しやすい遊技機を提供することを目的とする。
第1の発明は、前面が開口する箱形状の筐体と、前記筐体の前面に開閉可能に取り付けられた前面枠と、を備え、前記前面枠には、遊技に使用するメダルが払い出される払出口を開設するとともに、前記払出口から払い出されたメダルを受け止めて貯留するための箱型状の受皿を備えた遊技機において、前記受皿の内底部には、前記払出口前方の前後方向にわたって窪むとともに前記払出口から払い出されたメダルを収容可能なメダル収容窪部と、前記メダル収容窪部の上縁から左右方向のそれぞれに向かって下り傾斜するとともに前記メダル収容窪部に収容しきれなくなったメダルを当該受皿の左右端側に誘導する誘導部と、を備え、前記メダル収容窪部は、メダルを起立させて前後方向に整列可能な曲率半径で形成されるメダル整列部を備えていることを特徴とする。
の発明は、第の発明において、前記メダル収容窪部は、前記払出口側に位置するとともに当該払出口から払い出されたメダルを前記メダル収容窪部に案内するためのメダル案内部をさらに備え、前記メダル案内部は、前記払出口との連通部が前記払出口の幅よりも大きく形成され、前記連通部から前記メダル収容窪部に向かって幅が小さく形成されることを特徴とする。
の発明は、第1又は2の発明において、前記受皿の前壁部には、前記メダル収容窪部の内壁と連続するように切り欠かれたメダル取出部が形成されることを特徴とする。
の発明は、第の発明において、前記メダル取出部には、メダルを起立させて嵌め込むことが可能なメダル起立用溝部が形成されることを特徴とする。
の発明は、第3又は4の発明において、前記メダル収容窪部は、前記メダル取出部に向けて上り傾斜して形成されることを特徴とする。
第1の発明によれば、払出口の前方にメダル収容窪部が位置するので、少量のメダルが払い出された場合には、メダル収容窪部内にメダルが収容される。よって、遊技者は受皿全体からメダルを掻き集めることなく、メダルを取り出すことができ、遊技者がメダルを掻き集める煩雑さを解消し、受皿からメダルを取り出しやすい。また、メダル収容窪部内に多数のメダルが収容されている場合、誘導部の傾斜によってメダルが受皿の左右の端側に誘導されて受皿の端側から貯留され、受皿に均等にメダルが貯留されるので、遊技者は受皿に貯留されたメダルを均等にするために手で掻き分ける必要がない。さらに、遊技者が受皿の端側に貯留されたメダルを取り出す際にも、メダル収容窪部までメダルを掻き入れれば、メダル収容窪部内でメダルがまとまった状態になるので、大量のメダルを容易に取り出すことができる。
の発明によれば、遊技者は、メダル整列部によってメダルを起立させて前後方向に整列させることができ、容易にメダルを束にして取り出すことできる。なお、メダルを束にして取り出すことができるので、遊技者はメダル投入口へメダルを投入しやすくなる。また、メダル整列部でメダルを整列させた後に、大量のメダルが払い出された場合には、払い出されたメダルが整列されたメダルにぶつかり左右に振り分けられるので、受皿に均等にメダルが貯留されるので、遊技者は受皿に貯留されたメダルを均等にするために手で掻き分ける必要がない。さらに、遊技者によっては、受皿内部でメダルを整列させて貯留させることがあり、この場合には、メダル整列部で整列されたメダルが基準となって受皿内のメダルを整列させ易くなる。
の発明によれば、遊技者は、払出口から払い出されたメダルを、メダル案内部により絞り込んでメダル整列部に誘導できるので、メダル整列部でメダルを整列させやすくなる。また、メダル整列部でメダルを整列させない場合であっても、メダル案内部内でメダルが一塊になっているので、遊技者は一回の取出動作で多数のメダルを取り出すことができる。
の発明によれば、遊技者は、メダル収容窪部に収容されたメダルをメダル収容窪部の内壁と連続するメダル取出部から取り出すことができるので、メダル収容窪部に収容されたメダルを取り出しやすくなる。
の発明によれば、メダル起立用溝部にメダルを嵌め込むことにより、メダル起立用溝部に嵌め込まれたメダルによってメダル取出部が塞がれるので、受皿からのメダルの落下を防止できる。
の発明によれば、払出口から払い出されたメダルの勢いがメダル収容窪部の傾斜によって減衰され、メダル取出部からメダルが直接落下することを防止できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の実施の形態の説明において記す前後左右とは、遊技者から見た、つまり遊技盤に向かって見た方向を指すものとする。
図1は、本発明の実施形態の遊技機(スロットマシン)1の構成を示す外観斜視図である。
遊技機(スロットマシン)1は、前面が開口する箱型状の筐体22と、この筐体22の開口した前面を開閉可能に取り付けられた前面枠2とを備える。筐体22は、左側に図示しない蝶番を有し、この蝶番を軸として片開き形式に開閉自在な前面枠2が取り付けられている。
前面枠2の中央には開口窓部3が設けられている。開口窓部3は、背面から取り付けられたクリア部材(装飾パネル)4によって閉塞されている。クリア部材4は、透明プラスチック板等の透明樹脂からなり、シルクスクリーン印刷や印刷されたフィルムの貼付等により装飾(図示省略)が施されている。特に、クリア部材4の上部には、遊技方法や入賞図柄の組合せ等の図柄が装飾により施されている。また、クリア部材4は、一部に装飾が施されていない領域(又は無色透明の装飾が施されている領域)を有し、当該領域は開口窓部3の背面側を前面から視認可能な表示窓部を形成している。
開口窓部3の背面には、変動表示装置(可変表示装置)を構成する図示しない3個のリールが、回転自在に並んで配置されている。各リールの外周面には、複数種類のシンボル(図柄)からなる図柄列が表記されている。リールはリール用モータによって駆動され、互いに独立して回転する。遊技機1では、リールの回転によって変動表示ゲームが行われる。そして、変動表示の停止結果が、遊技者によるメダルの賭け操作によって設定された有効ライン上において所定の表示態様(所定の図柄組合せ態様)となることによって、所定の遊技価値を遊技者に付与する。
クリア部材4の略中央には、リールの回転によって変動表示(可変表示)する図柄を遊技者に視認させるための表示窓部(図示省略)が設けられている。リールが停止すると、表示窓部から、リールの外周面に表記された図柄列のうちそれぞれ3個の図柄が視認可能となる。つまり、リールが停止した状態で、表示窓部から合計9個の図柄を視認することができる。
また、開口窓部3の背面下方には、いずれも図示しないが、7セグメントLED又は液晶ディスプレイよりなる払出枚数表示部、遊技進行表示部及びクレジット数表示部が設けられている。そして、クリア部材4の下部には、これらの払出枚数表示部、遊技進行表示部及びクレジット数表示部を視認するための表示窓部が設けられている。
払出枚数表示部は、入賞が確定することにより得られるメダルの払出枚数、又は、遊技機1の動作に異常(例えば、メダル不足、メダル詰まり)が発生した場合に、予め設定したエラーコードを表示する。遊技進行表示部は、アシスト(AT)状態(小役等の入賞フラグの状態、リールの特定の停止順等が遊技者に報知される遊技状態)中、ビッグボーナス(BB)状態中又はレギュラーボーナス(RB)状態中の残りゲーム回数を表示する。クレジット数表示部は、遊技者のメダル投入操作によって蓄積されるクレジット数を表示する。
クリア部材4の前方の傾斜台部6には、右方にメダルを投入するメダル投入口7が設けられている。このメダル投入口7にメダルを投入すると、投入されたメダルは賭数として加算される。なお、賭数が最大ベット可能枚数(例えば、3枚)に達している場合は、投入されたメダル数は賭数に加算されることなく、クレジット数に加算される。また、クレジット数が限度値(例えば、50)に達している場合は、投入されたメダルはクレジット数に加算されることなく、前面枠2の最下部に設けられた受皿8に排出される。受皿8は、前面枠2の背面側にあるメダル払出装置(ホッパ)から払い出され、払出口5から排出されたメダルを貯留する。
傾斜台部6には、一回の押圧操作によって最大ベット可能枚数のメダルをベットするベットボタン9が設けられている。ベットボタン9を操作すると、例えば、メダルが1枚もベットされていない場合は3枚のメダルがベットされ、メダルが1枚だけベットされている場合はさらに2枚のメダルがベットされる。このベットボタン9を用いることによって、メダル投入口7からメダルを投入することなく、クレジット数以内でメダルをベットすることができる。
前面枠2の下方には、四辺形状の化粧パネル10が設けられている。化粧パネル10の左上方には、クレジットを精算するためのクレジット精算ボタン11が設けられている。クレジット精算ボタン11の操作によってクレジット数に相当する数のメダルが受皿8に排出され、同時にクレジット数表示部の表示はクリアされて0になる。
クレジット精算ボタン11の右側には、リールの回転を一斉に開始させるためのスタートレバー12が設けられている。スタートレバー12の右側には、各リールの回転を停止させ、停止図柄を導出させるためのリール停止ボタン13〜15が設けられている。リール停止ボタン13〜15が操作されると、各ボタンに対応したリールがそれぞれ回転を停止する。なお、賭数が0の場合は、変動表示ゲームの開始条件が満たされていないため、スタートレバー12を操作してもリールは回転しない。
リール停止ボタン15の右側には、返却ボタン16が設けられている。メダル投入口7からのメダルの流下路104(図7Bに示す)内にメダルが詰まった場合に返却ボタン16を操作すると、流下路104に詰まったメダルが受皿8に返却される。
前面枠2の上方には、上部装飾ユニット17が設けられている。上部装飾ユニット17では補助ゲームが実行され、リールによる変動表示ゲームに関連する演出表示や情報表示を行う。上部装飾ユニット17は、図示しない表示制御装置によって制御され、表示内容を変動する。なお、補助ゲームは、特定の結果を導出することで、変動表示ゲームにおいて特定入賞のフラグが成立したことを遊技者に報知することができる。
上部装飾ユニット17の上方左右には、スピーカの放音部18が設けられている。また、受皿8内の奥まった位置には、左右それぞれにスピーカの放音部19が設けられている。
また、上部装飾ユニット17の上方には、装飾用ランプ、LED等からなる装飾部20が設けられている。装飾部20は、BB状態又はRB状態の発生時に種々の態様で点灯することによって、遊技の興趣を向上させる。また、受皿8の左方には、灰皿21が設けられている。
上述したように、本実施形態に係る遊技機1は、遊技に使用するメダルが払い出される払出口5と、この払出口5から払い出されたメダルを受け止めて貯留するための受皿8とを備えている。
図2は、本発明の実施形態の受皿8の斜視図であり、図3は、本発明の実施形態の受皿8の分解斜視図であり、図4は、本発明の実施形態の受皿8の中央付近の断面図である。
受皿8は、メダルを貯留する箱型形状のカバー部材81及びカバー部材81を収容する箱型形状の取付ベース部材91によって形成される。カバー部材81は、取付ベース部材91の後方から取付ベース部材91内に挿入され、取付ベース部材91と前面枠2によって挟まれ保持される。
カバー部材81には、前壁82、左側壁83、右側壁84及び底面86によって、メダル収容空間が形成される。
左側壁83の上端部と右側壁84の上端部との間には、取付ベース部材91に対するカバー部材81の上側の移動を規制する上面85が設けられる。上面85には、遊技者が受皿8に貯留したメダルを取り出すための第1開口部87が形成される。また、カバー部材81の後方には、受皿8を前面枠2に取り付けた場合に、払出口5が位置する第2開口部88が形成される。
底面86は、払出口5前方の前後方向にわたって窪むとともに払出口から払い出されたメダルを収容するメダル収容窪部861と、メダル収容窪部861の上縁から左右方向のそれぞれに向かって下り傾斜するとともにメダル収容窪部861に収容しきれなくなったメダルを受皿8の左右端側に誘導する誘導部862と、を有する。
誘導部862は、メダル収容窪部861の左側上縁部から左方向に向かって下り傾斜する左側誘導部862Aとメダル収容窪部861の右側上縁部から右方向に下り傾斜する右側誘導部862Bとからなる。
前壁82の中央部には、遊技者がカバー部材81に貯留したメダルを取り出すためのメダル取出部821が設けられる。メダル取出部821は、メダル収容窪部861の窪みの内壁と連続し、前壁82の中央の上端が半円状に切り欠かれることにより形成される。メダル取出部821には、一枚のメダルを起立させて嵌め込ませる溝であるメダル起立用溝部822が設けられる。
なお、メダル収容窪部861及び誘導部862は、図5A及び図5Bで詳細を説明する。
次に、取付ベース部材91について説明する。
取付ベース部材91は、カバー部材81を収納するカバー部材収納部92、及び灰皿21を収納する灰皿収納部93を備える。
まず、カバー部材収納部92について説明する。
カバー部材収納部92には、前壁94、中間側壁95、右側壁96、上面97及び底面98によって、カバー部材収納空間が形成される。
上面97には、遊技者が受皿8に貯留したメダルを取り出すための第1開口部99が形成される。取付ベース部材91の第1開口部99の形状は、取付ベース部材91がカバー部材81を収納した場合に、カバー部材81の第1開口部87の形状と一致するように形成される。なお、第1開口部87は、払出口5の横幅よりも広い幅で区画されている。
また、取付ベース部材91の背面には、カバー部材81を内部に受け入れるための第2開口部100が形成される。
前壁94の中央部には、取付ベース部材91がカバー部材81を収納した場合に、カバー部材81のメダル取出部821を収容する半円状の凹部105が形成される。
次に、灰皿収納部93について説明する。
灰皿収納部93は、後壁101、左側壁102、中間側壁95及び上面97から形成される。
左側壁102及び中間側壁95の互いの対向面には、それぞれ凸部103が設けられる。一方、灰皿21の左側面及び右側面には、凸部103に係合する開口部211が形成される。また、灰皿21は、灰皿収納部93に収納された場合に、灰皿収納部93の後壁101と当接することによって、係止される。なお、灰皿21は、凸部103を中心に、灰皿21の後面が灰皿収納部93の後壁101と当接するまでの範囲で、前後方向に回動可能である。
なお、上面97は、灰皿収納部93の左側壁102からカバー部材収納部92の右側壁96にわたって、前方に下り傾斜する傾斜面971、及び底面98と略平行な上端面972を有する。なお、傾斜面971には、灰皿21を収納するための開口部974及び第1開口部99が形成される。上端面972には、前面枠2の図示しない穴部に係合する2つの係合部973が形成される。また、図2及び図3には図示されないが、図4に示すように、後壁101及び底面98には、前面枠2の図示しない穴部に係合する係合部973がそれぞれ形成される。
これらの係合部973が前面枠2の図示しない穴部に係合することにより、取付ベース部材91が、前面枠2に取り付けられる。
次に、カバー部材81が取付ベース部材に収納された場合について説明する。
図2に示すように、取付ベース部材91の前壁94の前面は、灰皿21の前面と一致する。また、図2に示すように、カバー部材81の左側壁83の高さは、取付ベース部材91の中間側壁95の高さと一致する。同様に、カバー部材81の右側壁84の高さは、取付ベース部材91の右側壁96の高さと一致する。なお、カバー部材81の前壁82の高さは、取付ベース部材91の前壁94の高さと一致する。
なお、カバー部材81が取付ベース部材91に収納された場合に、カバー部材81の第2開口部88は、取付ベース部材91の第2開口部100内に位置する。したがって、受皿8が前面枠2に取り付けられた場合、図6に示すように、カバー部材81の第2開口部88には、2つの放音部19と2つの放音部19の間にある払出口5が位置する。
そして、受皿8が前面枠2に取り付けられた場合、カバー部材81は、取付ベース部材91の前壁94の内面と、右側壁96の内面と、中間側壁95の内面と、上端面972の下面と、前面枠2の前面とによって、位置決めされる。
次に、メダル収容窪部861及び案内部862について、図5A及び図5Bを用いて説明する。
図5Aは、本発明の実施形態のカバー部材81の前方斜視図であり、図5Bは、本発明の実施形態のカバー部材81の後方斜視図である。
図6に示すように、メダル収容窪部861は、払出口5の直下(前方)に位置する。これにより、払出口5から払い出されたメダルは、断面円弧状の窪部が形成されるメダル収容窪部861に収容される。
この窪部の曲率半径はメダルの曲率半径よりもわずかに大きく形成されるので、メダル収容窪部861は、メダルを起立させて前後方向に整列させた状態で収容できる。
また、図4、図5A及び図5Bに示すように、メダル収容窪部861は、前方(メダル取出部821)に向かって上り傾斜している。これにより、払出口5から払い出されたメダルが勢い余って前方に飛び出すことを防止できる。
メダル取出部821は、メダル収容窪部861と段差なく接続される。メダル取出部821のメダル起立用溝部822は、一枚のメダルが起立できる溝である。なお、メダル起立用溝部822の溝幅は、メダルの厚みよりもわずかに大きく形成される。また、メダル起立用溝部822の溝の曲率半径は、メダルの曲率半径よりもわずかに大きい。
前述したように、メダル収容窪部861の左の上縁部(上端部)から左方向に対して下り傾斜する左側誘導部862Aが設けられ、メダル収容窪部861の右の上縁部(上端部)から右方向に対して下り傾斜する右側誘導部862Bが設けられる。誘導部862の左右方向の長さは、前方側よりも後方側のほうが長くなっている。また、図4、図5A及び図5Bに示すように、メダル収容窪部861の上縁部(上端部)は、前方に向かって上がり傾斜するので、メダル収容窪部861の前方側の上縁部(上端部)の高さは、メダル収容窪部861の後方側の上縁部(上端部)の高さよりも高い。したがって、案内部862の前方側の傾斜は、案内部862の後方側の傾斜よりも急になる。
図6は、本発明の実施形態の少量のメダルが払い出された場合の受皿8付近の遊技機1の拡大斜視図である。
本実施形態の場合、底面86の前後方向の中央線の延長線上に払出口5が位置する。つまり、払出口5は底面86の中央に対応する位置にある。また、払出口5の前後方向の中央線の延長線上にメダル収容窪部861が位置するので、払出口5から払い出されたメダルがメダル収容窪部861に収容されやすくなり、払出口5から払い出されたメダルが底面86内で散乱しにくくなる。
さらに、メダル収容窪部861にメダルが収容されやすいので、遊技者は、メダルを掻き集める必要はなく、メダル収容窪部861に収容されたメダルをメダル収容窪部861内で起立させてメダルの束を生成し、生成したメダルの束をメダル取出部821の切り欠きを通過するように手前に引き出して取り出すことができる。
メダルの束としてメダルを取り出せるので、遊技者は、メダル投入口7に一枚ずつメダルを投入しやすくなる。
なお、メダル収容窪部861は、払出口5の左側壁の延長線と右側壁の延長線との間であれば、どこに配置してもよい。
図7Aは、本発明の実施形態のメダル起立用溝部822にメダルを嵌めた場合の受皿8付近の遊技機1の拡大斜視図であり、図7Bは、本発明の実施形態のメダル起立用溝部822にメダルを嵌めた場合の受皿8付近の遊技機1の断面図である。
遊技者は、図7Aに示すように、メダル起立用溝部822にメダル(M)を嵌め込み、メダル起立用溝部822にメダルを起立させる。
これによって、起立させたメダルによってメダル取出部821が塞がれるので、払出口5から払い出されたメダルが勢い余ってメダル取出部821側に飛び出しても、メダル起立用溝部822に嵌め込まれ起立させたメダルによって、受皿8の外側に飛び出すことを防止できる。
なお、図7Bに示すように、メダル起立用溝部822は、メダル起立用溝部822に嵌め込まれて起立させたメダルの上端と、前壁82の上端とが一致するように形成される。このようにすることで、遊技者が受皿を触る際に邪魔にならずに済む。
図8は、本発明の実施形態のメダル収容窪部861にメダルを整列させた場合の受皿8付近の遊技機1の拡大斜視図である。
遊技者は、図7A及び図7Bに示すように、メダル起立用溝部822にメダルを嵌め込め込むことによって起立させ、メダル収容窪部861に収容されたメダルを起立させてメダル収容窪部861内でメダルの束を生成する。メダル収容窪部861内でメダルの束が生成された後、払出口5から払い出されたメダルは、メダルの束にぶつかり、左右方向のいずれかに振り分けられて、受皿8に貯留される。この場合、払い出されたメダルが、左右方向に下り傾斜する誘導部862により、左右方向の端側に貯留され、その後、中央に向かって貯留される。これによって、払い出されたメダルが受皿8内に均等に貯留され、遊技者は、手でメダルを受皿8内で均等にする必要がなくなる。
なお、遊技者がメダル収容窪部861に収容されたメダルを起立させてメダル収容窪部861内でメダルの束を生成していなくても、メダル収容窪部861に多数のメダルが収容され、メダル収容窪部861にメダルが収容できなくなると、払い出されたメダルは、メダル収容窪部861に収容されているメダルにぶつかり、左右方向のいずれかに貯留されるので、払い出されたメダルが受皿8内に均等に貯留される。
本実施形態では、図6で説明したように、底面86の左右方向の中央に払出口5が位置するが、底面86の左右方向の中央からずれて払出口5が位置する場合に、メダル収容窪部861が形成される位置について説明する。
例えば、払出口5が底面86の左右方向の中央から左にずれて位置する場合、払出口861から払い出されたメダルは左側誘導部862A付近にぶつかりやすくなり、左側の貯留スペースに貯留されやすい。この場合、左側の貯留スペースにメダルが貯留しやすくなる。右側の貯留スペースが空いているにもかかわらず、左側の貯留スペースが一杯になってしまうので、受皿8の貯留可能メダル数は、半減する。したがって、遊技者は、左側の貯留スペースが一杯になると、左側の貯留スペースから右側の貯留スペースにメダルを移動させなければならない。
そこで、払出口5が底面86の左右方向の中央から左にずれて位置する場合、払出口5の中央の延長線よりも左側に位置するようにメダル収容窪部861を形成するとよい。これにより、払出口5から払いされたメダルは右側案内部862B付近にぶつかりやすくなり、右側の貯留スペースに貯留されやすい。さらに、メダル収容窪部861が底面86の左右方向から左側にずれて形成されているため、メダル収容窪部861の左側の貯留スペースは、メダル収容窪部861の右側の貯留スペースよりも狭くなる。
このため、払出口5から払い出されたメダルは、広いほうの貯留スペース(右側の貯留スペース)に貯留されやすくなり、狭いほうの貯留スペース(左側の貯留スペース)に貯留されにくくなる。よって、遊技者は、左側の貯留スペースから右側の貯留スペースにメダルを頻繁に移動させなくてもよい。
次に、本発明の実施形態の変形例を図9を用いて説明する。
図9は、本発明の実施形態の変形例の受皿8付近の遊技機1の拡大斜視図である。
メダル収容窪部861は、前方にメダル整列部861A及び後方にメダル整列部861Aにメダルを案内するためのメダル案内部861Bを有する。
メダル整列部861Aの構成は、図1〜図8で説明した実施形態のメダル収容窪部861と同じなので、説明を省略する。
メダル案内部861Bは、後方側(払出口5側)にかけて窪部の径が大きくなる。メダル案内部861Bの後端の窪部の径は、払出口5の横幅よりもわずかに大きくなるように形成されている。換言すると、メダル案内部861Bの窪部の径は、払出口5との連通部の幅が払出口5の横幅よりもわずかに大きくなるように形成され、かつ連通部からメダル整列部861Aに向かって小さく形成される。これによって、払出口5から払い出されたすべてのメダルをメダル収容窪部861に収容できる。
また、メダルは、メダル整列部861Aに向かって径が小さくなるメダル案内部861Bに沿って、メダル整列部861Aに案内されるので、絞り込まれてメダル整列部861Aに収容される。したがって、遊技者は、メダル整列部861Aに収容されたメダルを起立させるだけで、メダルの束を生成できるようになる。
なお、今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって制限的なものではない。また、本発明の範囲は前述した発明の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図される。
以上のように、本発明は、コイン又はメダル等の遊技媒体を貯留する受皿を有する遊技機に適用することができる。
本発明の実施形態の遊技機の構成を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態の受皿の斜視図である。 本発明の実施形態の受皿の分解斜視図である。 本発明の実施形態の受皿の中央付近の断面図である。 本発明の実施形態のカバー部材の前方斜視図である。 本発明の実施形態のカバー部材の後方斜視図である。 本発明の実施形態の少量のメダルが払い出された場合の受皿付近の遊技機の拡大斜視図である。 本発明の実施形態のメダル起立用溝部にメダルを嵌めた場合の受皿付近の遊技機の拡大斜視図である。 本発明の実施形態のメダル起立用溝部にメダルを嵌めた場合の受皿付近の遊技機の断面図である。 本発明の実施形態のメダル収容溝部にメダルを整列させた場合の受皿付近の遊技機の拡大斜視図である。 本発明の実施形態の変形例の受皿付近の遊技機の拡大斜視図である。
符号の説明
1 遊技機(スロットマシン)
2 前面枠
3 開口窓部
4 クリア部材
5 払出口
6 傾斜台部
7 メダル投入口
8 受皿
9 ベットボタン
10 化粧パネル
11 クレジット精算ボタン
12 スタートレバー
13、14、15 リール停止ボタン
15 リール停止ボタン
16 返却ボタン
17 上部装飾ユニット
18 放音部
19 放音部
20 装飾部
21 灰皿
81 カバー部材
82 前壁
83 左側壁
84 右側壁
85 上面
86 底面
91 取付ベース部材
92 カバー部材収納部
93 灰皿収納部
94 前壁
95 中間側壁
96 右側壁
97 上面
98 底面
101 後壁
102 左側壁
821 メダル取出部
822 メダル起立用溝部
861 メダル収容窪部
861A メダル整列部
861B メダル案内部
862 誘導部
862A 左側誘導部
862B 右側誘導部

Claims (5)

  1. 前面が開口する箱形状の筐体と、前記筐体の前面に開閉可能に取り付けられた前面枠と、を備え、
    前記前面枠には、遊技に使用するメダルが払い出される払出口を開設するとともに、前記払出口から払い出されたメダルを受け止めて貯留するための箱型状の受皿を備えた遊技機において、
    前記受皿の内底部には、
    前記払出口前方の前後方向にわたって窪むとともに前記払出口から払い出されたメダルを収容可能なメダル収容窪部と、
    前記メダル収容窪部の上縁から左右方向のそれぞれに向かって下り傾斜するとともに前記メダル収容窪部に収容しきれなくなったメダルを当該受皿の左右端側に誘導する誘導部と、を備え
    前記メダル収容窪部は、メダルを起立させて前後方向に整列可能な曲率半径で形成されるメダル整列部を備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記メダル収容窪部は、前記払出口側に位置するとともに当該払出口から払い出されたメダルを前記メダル収容窪部に案内するためのメダル案内部をさらに備え、
    前記メダル案内部は、
    前記払出口との連通部が前記払出口の幅よりも大きく形成され、
    前記連通部から前記メダル収容窪部に向かって幅が小さく形成されることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  3. 前記受皿の前壁部には、前記メダル収容窪部の内壁と連続するように切り欠かれたメダル取出部が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記メダル取出部には、メダルを起立させて嵌め込むことが可能なメダル起立用溝部が形成されることを特徴とする請求項に記載の遊技機。
  5. 前記メダル収容窪部は、前記メダル取出部に向けて上り傾斜して形成されることを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機。
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