JP2005185424A - コインゲーム機のコイン受け皿 - Google Patents
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Abstract
【課題】
コインを簡単にかつ効率よく並べながら取り出すことができるようにしたコイン受け皿を提供すること。
【解決手段】
ゲーム機本体1の下部前面に設けられると共に、前壁8a及び側壁8bからなる周壁8と底壁9とから構成され、コイン払出口6から払い出されるコインCを受け入れて貯えるコイン受け皿7であって、コイン受け皿7の底壁9には、コインCの径とほぼ同径の半円状に形成されると共に周壁8に向かって傾斜状に延在する導出溝10が設けられる構成としたこと。
【選択図】 図2
コインを簡単にかつ効率よく並べながら取り出すことができるようにしたコイン受け皿を提供すること。
【解決手段】
ゲーム機本体1の下部前面に設けられると共に、前壁8a及び側壁8bからなる周壁8と底壁9とから構成され、コイン払出口6から払い出されるコインCを受け入れて貯えるコイン受け皿7であって、コイン受け皿7の底壁9には、コインCの径とほぼ同径の半円状に形成されると共に周壁8に向かって傾斜状に延在する導出溝10が設けられる構成としたこと。
【選択図】 図2
Description
本発明は、スロットマシンなどの様にコインが払い出されるコインゲーム機のコイン受け皿に関するものである。
従来、この種のコインゲーム機のコイン受け皿はゲーム機本体の下部前面に設けられ、コイン払出口から払い出されるコインを受け入れて一定量貯えておけるだけの容量を備えている。そして、遊技者は、払い出されたコインをコイン投入口へ投入してゲームを行ない、一定量のコインが溜ったときやゲームを終えるときはコイン受け皿内のコインを手指で掻き寄せて別の容器に移し替えている。
たとえば、従来のコインゲーム機のコイン受け皿としては、後述の特許文献1に記載のものが公知となっている。この特許文献1に記載のコイン受け皿においては、コイン受け皿の底面をコインの下面が密着しないように凹凸面に形成することによって、受け皿内のコインの残りが少なくなった状況でも、底面に接するコインの下面の少なくとも一部が底面より浮き上がって指先に掛かりやすくし、残ったコインを容易に掻き寄せ取り出すことができるようになっている。
特開平10−290858号公報(第2〜3頁、図4を参照)
スロットマシンなどに代表されるコインゲーム機では、コイン投入口にコインを連続して効率よく投入するために、遊技者は、コイン受け皿の壁面などを利用して所望の枚数分(数枚乃至10数枚)のコインを並べて、このコインを重ねた状態にして左手または右手に持っておき、ゲームの進行に応じてコイン投入口に順次投入していくといった遊技形態を、通例とっている。
上述した特許文献1に記載のコイン受け皿においては、コインの残りが少なくなった状況でもコインを取り出し易い構成となっているものの、コイン投入口への投入に好適となるように、受け皿内からコインを所望の枚数分だけ取り出して並べて、重ねた状態にして左手または右手に重ねて持つ、という一連の作業を遊技者が行なう必要があった。この作業を、ゲームの終了までその都度行なわなければならないため、遊技者にとっては手間がかかって不便なものとなっており、ひいては、迅速なゲーム進行の妨げにもなっていた。
また、仮に上述の如く、受け皿の壁面などを利用してコインを並べるにしても、この受け皿の壁面は、元来コインを並べるためのものではなく、効率よくコインを並べることができるとは言い難い。
よって、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、コインを簡単にかつ効率よく並べながら取り出すことができるようにしたコイン受け皿を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた第1の技術的手段は、請求項1に記載の様に、ゲーム機本体の下部前面に設けられると共に、前壁及び側壁からなる周壁と底壁とから構成され、コイン払出口から払い出されるコインを受け入れて貯える受け皿であって、該受け皿の底壁には、前記コインを前記周壁の外に導く導出溝が設けられる構成としたことである。
上記課題を解決するために、本発明にて講じた第2の技術的手段は、請求項2に記載の様に、ゲーム機本体の下部前面に設けられると共に、前壁及び側壁からなる周壁と底壁とから構成され、コイン払出口から払い出されるコインを受け入れて貯える受け皿であって、該受け皿の底壁には、前記コインの径とほぼ同径の半円状に形成されると共に前記周壁に向かって傾斜状に延在する導出溝が設けられる構成としたことである。
好ましくは、請求項3に記載の様に、前記導出溝は、前記周壁の上端面まで延在する構成とすると良い。
好ましくは、請求項4に記載の様に、前記導出溝は、前記受け皿の長手方向に沿って前記側壁に向かって傾斜状に延在する構成とすると良い。
好ましくは、請求項5に記載の様に、前記導出溝は、前記受け皿の長手方向に沿って前記側壁の何れか一方に向かって傾斜状に延在する構成とすると良い。
好ましくは、請求項6に記載の様に、前記導出溝は、前記受け皿の前壁に向かって傾斜状に延在する構成とすると良い。
好ましくは、請求項7に記載の様に、前記コインを前記導出溝に導く段部が前記底壁に設けられる構成とすると良い。
好ましくは、請求項8に記載の様に、前記段部は、前記導出溝に連続して凹状に形成される構成とすると良い。
好ましくは、請求項9に記載の様に、前記段部は、前記底壁上の前記コイン払出口に対応する位置に設けられる構成とすると良い。
好ましくは、請求項10に記載の様に、前記段部は、前記導出溝と交差するように延在する構成とすると良い。
本発明によれば、底壁に設けられる導出溝によってコインが周壁の外に導かれる。この導出溝は、コインの径とほぼ同径の半円状に形成されているので、導出溝内のコインは遊技者の手の移動に伴ってスムーズにスライドすると共に、その半円形状に案内されて簡単にかつ効率よく並べられていく。さらに、導出溝は側壁の上端面まで傾斜状に延在する構成となっているため、遊技者は、導出溝に沿ってコインをスライドさせて並べながら、同時に、その傾斜に沿ってコインを側壁の上端面に向かって移動させていけば、並べられた状態のコインをそのまま取り出すことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を基に説明する。図1は本発明のコイン受け皿7を備えるスロットマシンの斜視図である。スロットマシンのゲーム機本体1には上部に3個のリール2,2,2が横並びに配列され、その下方にコイン投入口3とスタートレバー4及び3個のストップボタン5,5,5が配置される。そして、ゲーム機本体1の下部中央にコイン払出口6が設けられ、このコイン払出口6の下方にコイン受け皿7が設けられる。
このスロットマシンは、コイン投入口3からコインを投入した後、スタートレバー4を操作して3個のリール2,2,2を回転させ、次いでストップボタン5,5,5を順次押してそれらに対応する前記リール2,2,2を順次停止させ、その際のリール2,2,2の各外周面に表示した図柄の組み合わせが一定の有効図柄の組み合わせになったとき、所定枚数のコインをコイン払出口6から払い出し、コイン受け皿7に受けるようになっている。
コイン受け皿7は、前壁8aと左右の側壁8b,8bからなる周壁8と底壁9とから構成され、上端全面を開放している。図2及び図3に示すように、底壁9にはコインを周壁8の外に導く導出溝10が設けられている。導出溝10は、図4に示すように、コインCの径とほぼ同径の半円状に形成されている。また、導出溝10は、コイン受け皿7の長手方向に沿って左右の各側壁8b,8bに向かって上下に傾斜状に延在し、さらには、同側壁8bの上端面8sまで延在する構成となっている。なお、本実施形態では、導出溝10は左右の各側壁8b,8bに向かって傾斜状に延在する構成となっているが、周壁8に向かって傾斜状に延在するものであれば良く、例えば、前壁8aに向かって傾斜状に延在するものや、左右の各側壁8b,8bの何れか一方に向かって傾斜状に延在するものであっても良い。
底壁9には、コイン払出口6から払い出されるコインを導出溝10に導く段部11が設けられている。段部11は、導出溝10に連続して凹状に形成されている。段部11は、コイン受け皿7がゲーム機本体1に取り付けられた状態にて、底壁9上のコイン払出口6に対応する位置に設けられ、導出溝10と交差するように延在している。この凹状の段部11によって、コイン払出口6から払い出されるコインが導出溝10へと案内され、コインが導出溝10に効率よく導かれる構成となっている。なお、段部11の構成は、本実施形態のものに限定されず、例えば、導出溝10に連続して形成されるものであれば、段部11の位置は底壁9上において任意であっても良い。また、段部11の幅や形状に関しても、コインを導出溝10に導くのに好適なものであれば良い。
次に、底壁9に設けられる導出溝10を用いて遊技者がコイン受け皿7からコインを取り出す際の一連の動作について、図5を参照して説明する。図5は、遊技者の手の動きとこれに伴うコインCの動きとを模式的に描いた図である。
図5(a)は、コイン受け皿7において、複数のコインCが導出溝10内に導かれた状態を示している。前述したように、導出溝10は、コインCの径とほぼ同径の半円状に形成されているので、導出溝10内に位置するコインCと同導出溝10の底面との間には常に隙間ができるようになっている。
この状態で、遊技者Pが隙間に左手もしくは右手(同図においては右手)の指先を入れてコインCに指をかけ、そのまま手を導出溝10に沿って側壁8bの方向にある程度の勢いで移動させると、図5(b)及び(c)に示すように、導出溝10内のコインCは、遊技者Pの手の移動に伴って側壁8bの方向にスライドしながら、同時に、遊技者Pの手に最も近い位置にあるコインCから順に起こされていくような格好となり、ひいては、コインCが徐々に並べられていくこととなる。
さらに引き続いて、遊技者Pが手を導出溝10の傾斜に沿って側壁8bの上端面8sに向かって移動させると、図5(d)に示すように、導出溝10内のコインCは、傾斜の作用によって完全に並んだ状態となる。そして、遊技者Pが、この並べられた複数のコインCを保持しながら、そのまま手を導出溝10に沿って側壁8bの上端面8sの上方まで移動させると、並べられた状態のコインCをコイン受け皿7から取り出すことができる。
以上説明した様に、本発明のコイン受け皿7によれば、底壁9に設けられる導出溝10によってコインCが周壁8の外に導かれる。この導出溝10は、コインCの径とほぼ同径の半円状に形成されているので、導出溝10内のコインCは遊技者の手の移動に伴ってスムーズにスライドすると共に、その半円形状に案内されて簡単にかつ効率よく並べられていく。さらに、導出溝10は側壁8bの上端面8sまで傾斜状に延在する構成となっているため、遊技者は、導出溝10に沿ってコインCをスライドさせて並べながら、同時に、その傾斜に沿ってコインCを側壁8bの上端面8sに向かって移動させていけば、並べられた状態のコインCをそのまま取り出すことができる。つまり、遊技者はコインを並べる作業と並べられたコインを取り出す作業とを一連の流れの中で連続して効率よく行なうことができるため、遊技者の手間が減って便利であり、ひいてはゲーム進行の迅速化にもつながる。
以上の実施形態を示したが、本発明はこの形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な形態を実施しうるものである。
1 ゲーム機本体
6 コイン払出口
7 コイン受け皿(受け皿)
8 周壁
8a 前壁
8b 側壁
8s 上端面
9 底壁
10 導出溝
11 段部
C コイン
6 コイン払出口
7 コイン受け皿(受け皿)
8 周壁
8a 前壁
8b 側壁
8s 上端面
9 底壁
10 導出溝
11 段部
C コイン
Claims (10)
- ゲーム機本体の下部前面に設けられると共に、前壁及び側壁からなる周壁と底壁とから構成され、コイン払出口から払い出されるコインを受け入れて貯える受け皿であって、
該受け皿の底壁には、前記コインを前記周壁の外に導く導出溝が設けられることを特徴とするコインゲーム機のコイン受け皿。 - ゲーム機本体の下部前面に設けられると共に、前壁及び側壁からなる周壁と底壁とから構成され、コイン払出口から払い出されるコインを受け入れて貯える受け皿であって、
該受け皿の底壁には、前記コインの径とほぼ同径の半円状に形成されると共に前記周壁に向かって傾斜状に延在する導出溝が設けられることを特徴とするコインゲーム機のコイン受け皿。 - 前記導出溝は、前記周壁の上端面まで延在することを特徴とする請求項2に記載のコインゲーム機のコイン受け皿。
- 前記導出溝は、前記受け皿の長手方向に沿って前記側壁に向かって傾斜状に延在することを特徴とする請求項3に記載のコインゲーム機のコイン受け皿。
- 前記導出溝は、前記受け皿の長手方向に沿って前記側壁の何れか一方に向かって傾斜状に延在することを特徴とする請求項3に記載のコインゲーム機のコイン受け皿。
- 前記導出溝は、前記受け皿の前壁に向かって傾斜状に延在することを特徴とする請求項3に記載のコインゲーム機のコイン受け皿。
- 前記コインを前記導出溝に導く段部が前記底壁に設けられることを特徴とする請求項3乃至請求項6何れかに記載のコインゲーム機のコイン受け皿。
- 前記段部は、前記導出溝に連続して凹状に形成されることを特徴とする請求項7に記載のコインゲーム機のコイン受け皿。
- 前記段部は、前記底壁上の前記コイン払出口に対応する位置に設けられることを特徴とする請求項8に記載のコインゲーム機のコイン受け皿。
- 前記段部は、前記導出溝と交差するように延在することを特徴とする請求項9に記載のコインゲーム機のコイン受け皿。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003429193A JP2005185424A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | コインゲーム機のコイン受け皿 |
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JP2003429193A JP2005185424A (ja) | 2003-12-25 | 2003-12-25 | コインゲーム機のコイン受け皿 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009034182A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2013111150A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP6082147B1 (ja) * | 2016-04-06 | 2017-02-15 | 山佐株式会社 | 遊技機 |
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JPS575281U (ja) * | 1980-06-11 | 1982-01-12 | ||
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-
2003
- 2003-12-25 JP JP2003429193A patent/JP2005185424A/ja active Pending
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