JP2007014450A - スロットマシン - Google Patents

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Sanseki Kobayashi
三石 小林
Tomoya Kobayashi
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Abstract

【課題】 受け皿に溜ったメダルをメダル収納箱に移し替える際、メダルの掻き出しを許容し、効率の良い移し替えを可能にしながらも、コストの増加を最小限に抑える。
【解決手段】 マシン正面からメダルを払い出すメダル払出口111と、払い出されたメダルを受ける受け皿104とを備えるスロットマシン100であって、受け皿104の前壁部104bに、前方に膨出する膨出部104dを形成し、この膨出部104dによってメダルの掻き出しをガイドする。
また、メダル払出口111は、膨出部104dに対して左右いずれかの方向にオフセットし、膨出部104dは、マシン正面の左右中心部に形成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、払い出されたメダルを受け皿に受けるスロットマシンに関し、特に、受け皿に溜まったメダルをメダル収納箱に移し替える際、メダルを容易に掻き出すことができるスロットマシンに関する。
一般に、スロットマシンの正面下部には、メダルを払い出すメダル払出口と、払い出されたメダルを受ける受け皿が設けられている。
受け皿は、所定量のメダルを溜められるように寸法が規定されているが、遊技中に多量のメダルが溜った場合や、溜ったメダルを景品と交換する場合には、受け皿からメダル収納箱(所謂ドル箱)へメダルを移し替える必要がある。
メダルの収納箱への移し替え作業は、通常、各遊技者によって行われる。
移し替えを行う遊技者は、一方の手でメダル収納箱を支えながら、他方の手で受け皿内のメダルを掬ってメダル収納箱に移し替えている。
しかしながら、このような移し替え方法では、一度に多くのメダルを移し替えることが不可能であるため、移し替えに時間がかかるだけでなく、メダルをこぼし易いという問題がある。
そこで、これまで、受け皿に溜ったメダルをメダル収納箱に容易に移し替えることができる提案がなされている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1の提案では、スロットマシンの受け皿の前部に、メダル収納箱を掛止する掛止手段と、メダルを掻き出す掻き出し口と、掻き出し口を開閉するシャッタとが設けられており、シャッタを開けた状態で、受け皿内のメダルを掻き出し口から掻き出すことにより、受け皿内のメダルがメダル収納箱に移し替えられるようになっている。
また、特許文献2の提案では、スロットマシンの受け皿が、ボタン操作に応じて前方に飛び出すダンパと、受け皿の前面を開口する開口扉板と、ダンパの押し込み操作に連動して傾斜動作するメダル受け部とを備えており、前方に飛び出したダンパをメダル収納箱の縁部で押し込むと、これに連動してメダル受け部が前傾し、受け皿内のメダルが一括してメダル収納箱に移し替えられるようになっている。
特開2003−154053号公報 特開2003−210664号公報
上述した特許文献1に記載される受け皿によれば、メダル収納箱にメダルを移し替える際、メダルを掻き出し口から掻き出すことができるので、メダルを掬い出す場合に比べて、メダルの移し替えを効率良く行うことが可能となった。
しかしながら、特許文献1では、受け皿の前部にメダル収納箱を片持ち状に掛止するので、掛止部を備えた専用のメダル収納箱が必要となるとともに、片持ち状態でメダルを満載しても掛止状態の収納箱が脱落・落下等しないための強度・構造が必要であった。このため、既存の収納箱では対応できず、実際にはこのような収納箱構造の実現は困難であった。
また、特許文献1の受け皿構造では、メダルの掻き出し口がスライド開閉式の扉構造になっていたため、扉の開閉部にメダルが挟まれてしまうという構造的な問題もあった。
一方、特許文献2に記載される受け皿によれば、受け皿内のメダルを一括してメダル収納箱に移し替えることは可能であったが、部品点数が多く、構造が複雑であるため、信頼性が低いだけでなく、コスト的にも問題があり、特許文献1の受け皿構造と同様、実際には実現は困難であった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する課題を解決するために提案されたものであり、複雑な構造や過大な強度,専用の収納箱等を必要とすることなく、受け皿に溜ったメダルを容易かつ確実に収納箱に移し替えることができるスロットマシンの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のスロットマシンは、請求項1に記載するように、マシン正面からメダルを払い出すメダル払出口と、払い出されたメダルを受ける受け皿と、を備えるスロットマシンであって、前記受け皿の前壁部に、メダルの掻き出しをガイドする、マシン正面の前方に膨出する膨出部を備える構成としてある。
このようにすると、受け皿で受けられて溜ったメダルをメダル収納箱に移し替える際、受け皿の前壁部に形成された膨出部を介してメダルの掻き出しが容易に行えるようになり、受け皿内のメダルを効率の良くメダル収納箱に移し替えることができる。
特に、本発明の膨出部による掻き出しガイドは、受け皿の前壁部から前方に膨出する膨出部によって行われるので、受け皿の前壁部に掻き出し口を切り欠き形成したものに比べ、掻き出されたメダルをメダル収納箱の近くまで導くことができ、その結果、メダルの移し替えが容易になるとともに、メダルをこぼす可能性も低下させることができる。
しかも、受け皿の膨出部は、成形加工等によって受け皿と一体的に容易に形成することができ、複雑な受け皿構造や専用の収納箱等を必要としないので、既存のスロットマシンや収納箱に直ちに適用することができ、コストの増加も最小限に抑えることが可能となる。
また、請求項2に記載するように、前記メダル払出口は、前記膨出部に対してマシン正面の左右いずれかの方向にオフセットされて配設される構成としてある。
このようにすると、メダル払出口から払い出されたメダルが膨出部を乗り越え、受け皿から落下するという不都合を回避でき、より使い易く信頼性の高い受け皿構造とすることができる。
これにより、メダルの乗り越えを考慮することなく、膨出部の勾配や形状を任意に設定し、メダルの掻き出し易さを向上させることができる。
また、請求項3に記載するように、前記膨出部は、前記受け皿の前壁部の、マシン正面の左右中心部に形成される構成としてある。
このようにすると、スロットマシンの前方中央に座っている遊技者の位置を基準とし、遊技者がメダルを掻き出し易い位置に膨出部が形成されるので、受け皿からメダル収納箱へのメダルの移し替えが更に容易になる。
また、請求項4に記載するように、前記前壁部は、下端部を回動中心としてマシン正面の前方に傾倒可能に形成され、当該前壁部の傾倒状態においてメダルの掻き出しが行われる構成とすることができる。
このようにすると、掻き出されるメダルをより前方までガイドできるので、メダル収納箱へのメダルの移し替えが更に容易になるだけでなく、メダルをこぼす可能性も更に低下させることができる。
さらに、請求項5に記載するように、前記受け皿の前壁部の少なくとも一部が可撓性部材からなり、当該可撓性の前壁部の撓み変形により前記膨出部が形成される構成とすることができる。
このようにすると、受け皿に溜ったメダルをメダル収納箱に移し替えるときだけ、撓み変形によって膨出部を形成できるので、通常の遊技状態では、従来の受け皿と同様に機能させながらも、受け皿内のメダルを効率の良くメダル収納箱に移し替えることができる。
以上のように、本発明によれば、受け皿の前壁部に、前方に膨出する膨出部を形成し、当該膨出部によってメダルの掻き出しをガイドすることができるので、受け皿に溜ったメダルをメダル収納箱に移し替える際、メダルの掻き出しが可能になり、受け皿内のメダルを効率の良くメダル収納箱に移し替えることができる。
しかも、本発明は、受け皿の前壁部に膨出部を形成する程度の簡単な変更で実施できるので、既存のスロットマシンや収納箱にそのまま適用でき、かつ、コストの増加も最小限に抑えることができる。
以下、本発明のスロットマシンの好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの正面図であり、図2は、同じく本実施形態に係るスロットマシンの側面図、図3は、同じくスロットマシンの斜視図である。
これらの図に示すように、スロットマシン100は、通常、遊技場(ホール)に設けられる設置台10の上に並列状に設置され、遊技機島を構成している。各スロットマシン100の前方には、遊技者用の椅子20が設けられ、台間には、メダルの貸し出しを行うメダル貸機30が設けられている。
設置台10及び椅子20の高さは、いずれも約50cm前後(40〜60cm)であり、スロットマシン100は、椅子20に座った遊技者と向かい合うほぼ垂直な正面部101を有している。
スロットマシン100の正面部101には、上側から順に、表示パネル102、操作部103及び受け皿104が設けられている。
表示パネル102には、図柄表示窓105が形成され、その内側に、回転可能な複数のリール106(106a、106b、106c)が並設されている。各リール106の周面には、回転方向に並ぶ複数種類の図柄が配列されており、これらの図柄が図柄表示窓105を介してマシン外部から目視される。
操作部103には、メダル投入口107と、メダルの賭け数を指定するベットボタン108と、リール106の回転をスタートさせるスタートレバー109と、各リール106の回転をストップさせる複数のストップボタン110(110a、110b、110c)が設けられている。
受け皿104の上側近傍には、メダル払出口111が形成されており、ここから払い出されたメダルが受け皿104で受けられ、所定量のメダルが受け皿104に溜められる。また、受け皿104の左側には、通常、灰皿112が設けられている。
そして、本実施形態では、この受け皿104に後述する膨出部104dが設けられ、受け皿104に溜められたメダルの取り出しが容易に行えるようになっている(図3参照)。
次に、スロットマシン100の遊技方法について説明する。
まず、遊技者は、メダル貸機30に現金又はプリペイドカードを投入し、所定の単価でメダルを借りる。
次に、ゲームの開始に先立ち、スロットマシン100にメダルを賭ける。メダルを賭ける方法としては、メダル投入口107にメダルを投入する方法や、ベットボタン108でメダル賭け数を指定する方法がある。
メダルを賭けたら、スタートレバー109を押下し、ゲームをスタートさせる。ゲームがスタートすると、各リール106が回転し、図柄表示窓105内で図柄が変動表示される。
遊技者は、回転している各リール106の図柄を見ながら、各ストップボタン110を順番に押し、各リール106の回転を停止させる。全てのリール106が停止すると、図柄表示窓105内に複数の図柄が並び、その配列にもとづいて入賞が決定される。停止した図柄配列が入賞役である場合は、入賞役に応じた枚数のメダルがメダル払出口111から払い出される。
これらの操作は、遊技者が行うゲームの回数分だけ繰り返される。
遊技中、受け皿104に多量のメダルが溜った場合や、溜ったメダルを景品と交換する場合には、受け皿104内のメダルをメダル収納箱40に移し替える。
そして、本実施形態に係る受け皿104は、このメダルの移し替え作業を容易にする構造となっており、以下、この受け皿104について具体的に説明する。
ここで、まずメダル収納箱40は、例えば図2に示すように、椅子20の遊技者の股間部分に置かれ、遊技者が両足で挟持したり手で押さえることで保持された状態でメダルの移し替えが行われる。
受け皿104は、図3に示すように、メダルを受ける底部104aと、底部104aの前端から上方に立ち上がる前壁部104bと、底部104aの左右端から上方に立ち上がる左右の側壁部104cとを一体に備えて構成されており、前壁部104bには、本発明の特徴である膨出部104dが形成されている。
膨出部104dは、前壁部104bから部分的に前方に膨出しており、受け皿104に溜ったメダルをメダル収納箱40に移し替える際、メダルの掻き出しガイドとして機能する。例えば、本実施形態の膨出部104dは、側方から見て、ほぼ45゜の勾配で前方に傾斜状に膨出し、また、上方から見て、前方に円弧状に膨出することにより、メダルの掻き出しを良好にガイドすることができる。特に、メダルを掻き出す手の指先に沿うように膨出部104dの円弧寸法を設定すれば、効率良くメダルを掻き出すことが可能になる。
受け皿104の前壁部104bに、このような膨出部104dを形成すると、受け皿104に溜ったメダルをメダル収納箱40に移し替える際、メダルの掻き出しが可能になるので、受け皿104内のメダルを効率の良くメダル収納箱40に移し替えることができる。
また、本実施形態の膨出部104dは、受け皿104の成形段階で同時形成できるので、コストの増加も最小限に抑えることができる。
また、受け皿104の前壁部104bから前方に膨出する膨出部104dによってメダルの掻き出しをガイドするので、受け皿104の前壁部104bに掻き出し口を切り欠き形成する場合に比べ、掻き出されたメダルをメダル収納箱40まで確実に導くことができる。
また、受け皿104の前壁部104bに膨出部104dを形成する場合、メダル払出口111は、膨出部104dに対して左右いずれかの方向にオフセットすることが好ましい。例えば、本実施形態のメダル払出口111は、正面から見て、膨出部104dの右側にオフセットされている。
このようにすると、受け皿104の前壁部104bに緩勾配の膨出部104dを形成しても、メダル払出口111から払い出されたメダルが膨出部104dを乗り越える不都合がない。これにより、メダルの乗り越えを考慮することなく、膨出部104dの勾配や形状を任意に設定し、メダルの掻き出し易さを更に向上させることができる。
また、受け皿104の前壁部104bに膨出部104dを形成する場合、膨出部104dの形成位置は、スロットマシン正面部101の左右中心線上とすることが好ましい。例えば、図3に示すように、スロットマシン100の左右幅が2Aである場合、膨出部104dの中心からスロットマシン100の左右端までの距離をAとする。
このようにすると、スロットマシン100の前方中央に座っている遊技者の位置を基準とし、遊技者がメダルを掻き出し易い位置に膨出部104dが形成されるので、受け皿104からメダル収納箱40へのメダルの移し替えが更に容易になる。
次に、受け皿104からメダル収納箱40へのメダルの移し替え方法について説明する。
遊技中、受け皿104に多量のメダルが溜った場合や、溜ったメダルを景品と交換する場合には、図2に示すように、椅子20の遊技者股間部分にメダル収納箱40を載置し、遊技者が足や手でメダル収納箱40を押さえて保持する。このとき、受け皿104とメダル収納箱40は離間していてもよいが、膨出部104dの下方にメダル収納箱40を位置させる。
そして、この状態で受け皿104内に溜ったメダルを膨出部104dから掻き出す。このとき、掻き出されるメダルは、膨出部104dによって左右方向の掻き出し位置が規定されるだけでなく、膨出部104dによってメダル収納箱40の上方まで導かれるので、メダル収納箱40内に確実に移し替えられる。
以上のように構成された第一実施形態のスロットマシン100によれば、受け皿104の前壁部104bに、前方に膨出する膨出部104dを形成し、この膨出部104dによってメダルの掻き出しをガイドするので、受け皿104に溜ったメダルをメダル収納箱40に移し替える際、膨出部104dの形状に沿ってメダルの掻き出しがガイド・許容され、受け皿104内のメダルを効率の良くメダル収納箱40に移し替えることができる。
しかも、受け皿104の前壁部104bに膨出部104dを形成する程度の簡単な変更で実施できるので、コストの増加も最小限に抑えることができる。
また、受け皿104の前壁部104bから前方に膨出する膨出部104dによってメダルの掻き出しをガイドするので、受け皿104の前壁部104bに掻き出し口を切り欠き形成する場合に比べ、掻き出されたメダルをメダル収納箱40の近くまで導くことができ、その結果、メダルの移し替えが容易になるとともに、メダルをこぼす可能性も低下させることができる。
また、メダル払出口111は、膨出部104dに対して左右いずれかの方向にオフセットされるので、メダル払出口111から払い出されたメダルが膨出部104dを乗り越え、受け皿104から落下するという不都合を回避できる。これにより、メダルの乗り越えを考慮することなく、膨出部104dの勾配や形状を任意に設定し、メダルの掻き出し易さを向上させることができる。
また、膨出部104dは、マシン正面の左右中心部に形成されるので、スロットマシン100の前方中央に座っている遊技者の位置を基準とし、遊技者がメダルを掻き出し易い位置に膨出部104dを形成でき、その結果、受け皿104からメダル収納箱40へのメダルの移し替えが更に容易になる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図4及び図5を参照して説明する。
なお、本実施形態は、上述した第一実施形態の変更形態であり、第一実施形態と共通の構成については、第一実施形態と同じ符号を付し、第一実施形態の説明を援用する。
図4は、本発明の第二実施形態に係るスロットマシンの通常状態を示す斜視図、図5は、本発明の第二実施形態に係るスロットマシンのメダル掻き出し状態を示す斜視図である。
これらの図に示すように、第二実施形態の受け皿113は、下端部を回動中心とする前壁部114の前方への傾倒操作を許容し、当該傾倒操作状態でメダルの掻き出しを行う点が第一実施形態の受け皿104と相違している。
このようにすると、掻き出されるメダルをより前方までガイドできるので、メダル収納箱40へのメダルの移し替えが更に容易になるだけでなく、メダルをこぼす可能性も更に低下させることができる。
具体的に説明すると、第二実施形態の受け皿113では、少なくとも前壁部114が別体で構成される。前壁部114の下端部は、ピアノ蝶番115を介して、受け皿113の前端部に前後回動自在に連結され、下端部を回動中心とする前方への傾倒操作が許容される。前壁部114の傾倒角度に制限はないが、70゜〜80゜が好ましい。このようにすると、メダルのこぼれを避けつつ、掻き出されるメダルをより前方までガイドできる。
第二実施形態の前壁部114にも、第一実施形態と同様に膨出部114aが形成される。第二実施形態の膨出部114aは、前壁部114が直立状態のとき前方に膨出する必要はなく、前壁部114が前方に傾倒操作されたとき前方に膨出する形状であればよい。例えば、図4及び図5に示す膨出部114aは、前壁部114の一部を高くすることにより形成され、前壁部114を前方へ傾倒操作したとき、前方へ膨出してメダルの掻き出しガイドを行う。
第二実施形態においても、メダル払出口111は、膨出部114aに対して左右いずれかの方向にオフセットすることが好ましい。例えば、本実施形態のメダル払出口111は、正面から見て、膨出部114aの右側にオフセットされている。
このようにすると、メダルの移し替えを行った後、前壁部114を直立状態に戻し忘れても、メダル払出口111から払い出されたメダルが膨出部114aを乗り越える不都合がない。
また、第二実施形態においても、膨出部114aの形成位置は、スロットマシン正面部101の左右中心線上とすることが好ましい。例えば、図5に示すように、スロットマシン100の左右幅が2Aである場合、膨出部114aの中心からスロットマシン100の左右端までの距離をAとする。
このようにすると、スロットマシン100の前方中央に座っている遊技者の位置を基準とし、遊技者がメダルを掻き出し易い位置に膨出部114aが形成されるので、受け皿113からメダル収納箱40へのメダルの移し替えが更に容易になる。
前壁部114には、回動規制用のロックピン116を設けることが好ましい。例えば、前壁部114の側部114bに出没自在なロックピン116を設け、これを受け皿113の側部113aに形成した係合孔113bに係合させることにより、前壁部114の回動規制を行う。ロックピン116による回動規制は、前壁部114の起立状態で行えば十分であり、ロックピン116のロック解除操作後、前壁部114の傾倒操作を行うようにする。
このようにすると、通常の遊技状態において、前壁部114が不意に傾倒するような不都合を回避できる。
なお、ロックピン116は、バネによって係合方向に付勢し、回動規制位置で自動的に係合孔113bに係合させることが好ましい。
また、本実施形態では、前壁部114の側部114bと、受け皿113の側部113aとの対向面に凹凸加工を施し、両側部113a、114b間でのメダルの挟み込みを防止している。この凹凸加工は、例えば、前壁部114の回動支点を中心とする円弧に沿い、複数の凹凸を並列状に形成することにより行われる。
このようにすると、側部113a、114b間におけるメダルの挟み込みにより、前壁部114の円滑な傾倒操作が阻害される不都合を回避できる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。
なお、本実施形態においても、第一実施形態と共通の構成については、第一実施形態と同じ符号を付し、第一実施形態の説明を援用する。
図6は、本発明の第三実施形態に係るスロットマシンの通常状態を示す斜視図、図7は、本発明の第三実施形態に係るスロットマシンのメダル掻き出し状態を示す斜視図である。
これらの図に示すように、第三実施形態の受け皿117は、前壁部117aの少なくとも一部が可撓性の材質からなり、その撓み変形によって膨出部117bを形成する点が第一実施形態と相違している。
このようにすると、受け皿117に溜ったメダルをメダル収納箱40に移し替えるときだけ、撓み変形によって膨出部117bを形成できるので、通常の遊技状態では、従来の受け皿と同様に機能させながらも、受け皿117内のメダルを効率の良くメダル収納箱40に移し替えることができる。
具体的に説明すると、受け皿117の前壁部117aは、例えば、ゴム素材などの可撓性部材からなり、通常の遊技状態では、図6に示すように、直立状態を維持することができる。
受け皿117に溜ったメダルをメダル収納箱40に移し替える際には、前壁部117aを前方へ引張り、部分的に撓み変形を生じさせる。そして、撓み変形により形成された膨出部117bをガイドとし、メダルの掻き出しを行う。
移し替えが終了した後は、遊技者が前壁部117aを直立状態に戻してもよいが、前壁部117aの弾性復元力で自動的に直立状態に戻ることが好ましい。
以上、本発明のスロットマシンについて、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係るスロットマシンは、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
本発明は、マシン正面からメダルを払い出すメダル払出口と、払い出されたメダルを受ける受け皿とを備えるスロットマシンに好適に利用することができる。
特に、本発明によれば、受け皿に溜ったメダルをメダル収納箱に移し替える際、メダルの掻き出しを許容し、効率の良い移し替えを可能にしながらも、コストの増加を最小限に抑えることができる。
本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの正面図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの側面図である。 本発明の第一実施形態に係るスロットマシンの斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るスロットマシンの通常状態を示す斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るスロットマシンのメダル掻き出し状態を示す斜視図である。 本発明の第三実施形態に係るスロットマシンの通常状態を示す斜視図である。 本発明の第三実施形態に係るスロットマシンのメダル掻き出し状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 設置台
20 椅子
30 メダル貸機
40 メダル収納箱
100 スロットマシン
101 正面部
102 表示パネル
103 操作部
104 受け皿
104a 底部
104b 前壁部
104c 側壁部
104d 膨出部
113 受け皿
113a 側部
113b 係合孔
114 前壁部
114a 膨出部
114b 側部
115 ピアノ蝶番
116 ロックピン
117 受け皿
117a 前壁部
117b 膨出部

Claims (5)

  1. マシン正面からメダルを払い出すメダル払出口と、払い出されたメダルを受ける受け皿と、を備えるスロットマシンであって、
    前記受け皿の前壁部に、メダルの掻き出しをガイドする、マシン正面の前方に膨出する膨出部を備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記メダル払出口が、前記膨出部に対してマシン正面の左右いずれかの方向にオフセットされて配設される請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記膨出部は、前記受け皿の前壁部の、マシン正面の左右中心部に形成される請求項1又は2記載のスロットマシン。
  4. 前記受け皿の前壁部が、下端部を回動中心としてマシン正面の前方に傾倒可能に形成され、当該前壁部の傾倒状態においてメダルの掻き出しが行われる請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシン。
  5. 前記受け皿の前壁部の少なくとも一部が可撓性部材からなり、当該可撓性の前壁部の撓み変形により前記膨出部が形成される請求項1〜3のいずれかに記載のスロットマシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013111150A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Cited By (1)

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JP2013111150A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

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