JP4589259B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP4589259B2
JP4589259B2 JP2006080084A JP2006080084A JP4589259B2 JP 4589259 B2 JP4589259 B2 JP 4589259B2 JP 2006080084 A JP2006080084 A JP 2006080084A JP 2006080084 A JP2006080084 A JP 2006080084A JP 4589259 B2 JP4589259 B2 JP 4589259B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
box
medals
auxiliary receiving
receiving box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006080084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007252568A (ja
Inventor
谷口  誠
Original Assignee
株式会社オリンピア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社オリンピア filed Critical 株式会社オリンピア
Priority to JP2006080084A priority Critical patent/JP4589259B2/ja
Publication of JP2007252568A publication Critical patent/JP2007252568A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4589259B2 publication Critical patent/JP4589259B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技機の1つとしてパチスロ機などのスロットマシンを例に挙げて説明しているため、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはパチンコ球など他の媒体も含む。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、メダルに一定の価値が与えられて、遊技を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このスロットマシンは、前面が開口された収納箱と、この収納箱の前面を覆うように設けられた前面扉とからなる筐体の内部に、複数の図柄が外周面に配列されたリールや、入賞の際にメダルの払い出しを行うホッパー装置等や、これら装置を駆動制御する制御回路基板などが収納された構成からなる。
上述したように、ホッパー装置は遊技を行って入賞を得た場合にメダルを払い出す装置である。このホッパー装置は、入賞の際に払い出すメダルを貯留する貯留部が設けられている。この貯留部には、遊技において入賞が得られた場合にメダルの払い出しが行われるようにメダルが貯留されている。なお、遊技が開始されると、メダル投入口から直接投入されたメダルが貯留部に送り込まれるので、ホッパー装置の貯留部には、ある程度のメダルが貯留された状態で保持されている。
このようなホッパー装置が組み込まれたスロットマシンで遊技が行われた場合に、通常の遊技が行われる通常モードよりも入賞が得やすくなるBBモードやRBモードに移行しない場合には、ホッパー装置の貯留部には、メダル投入口から投入されるメダルによって満杯(所謂、オーバーフローとなる)ことがある。この状態で遊技が継続されると、メダル投入口から投入されるメダルが貯留箱に入りきらずに、貯留部の上部からスロットマシンの内部に溢れてしまうことになる。このような状態は、スロットマシンの故障等の原因となりやすいため、ホッパー装置の貯留部の側面にはオーバーフロー用の排出口が設けられており、このオーバーフロー用の排出口からメダルを排出させることで、ホッパー装置の貯留部が貯留されるメダルで満杯にならないようにしている。
オーバーフロー用の排出口から排出されるメダルは、排出口の下方に配置されたキャッシュボックス(補助受容箱)と呼ばれるオーバーフロー用の補助箱に受容されるようになっている。キャッシュボックスにおけるメダルの受容量は予め決まっているため、オーバーフロー用の排出口からメダルが排出される状態が継続されると、キャッシュボックスにもメダルが満杯となるまで貯留されることになり、結果的にスロットマシンの内部にメダルが溢れてしまう。このため、現行のスロットマシンには、例えばキャッシュボックス内に受容されるメダルの受容量が一定以上になった場合に、エラー処理が実行されるものが提供されている(特許文献1等)。このエラー処理が実行された場合には、遊技場の店員は前面扉を開け、キャッシュボックスに受容されたメダルを回収する作業を行うことになる。
特開2002−35214号公報
しかしながら、このようにキャッシュボックスに受容されたメダルを回収する場合、スロットマシンの前面に設けられた前面扉を開放するため、そのスロットマシンで遊技を行っている遊技者は、一旦スロットマシンに対応して設けられた椅子から立ち上がり、島設備と島設備との間に設けられた通路に移動してもらう必要がある。また、遊技場の店員は、前面扉を開放した後にキャッシュボックスに受容されたメダルを専用の回収箱に移し替える作業を行うため、メダル回収に伴う作業に手間が掛かり、面倒であるという欠点がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、キャッシュボックスに受容されたメダルを容易に回収することができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、遊技媒体を貯留する貯留部を備えたホッパー装置と、前記貯留部に貯留された遊技媒体が一定量以上となる場合に、前記貯留部からの遊技媒体が送り込まれる補助受容箱と、前記ホッパー装置及び前記補助受容箱が収納された筐体と、を備えた遊技機において、前記筐体は、前面が開口された収納箱と、前記収納箱の前面に回動自在に組み付けられ、前記補助受容箱の引き出しを行う引き出し口を有する前面扉と、前記引き出し口を遮蔽する遮蔽位置および前記引き出し口を露呈する露呈位置の間で、その下端縁を中心に前記遮蔽位置から90度を超えて回動するように前記前面扉に組み付けられている回収用扉とを備え、前記補助受容箱は、該補助受容箱の下面から突出するとともにその先端部が前記補助受容箱の引き出し方向に向けて曲げられた係止フックを備え、前記回収用扉は、引き出された前記補助受容箱の係止フックと係合することで、前記補助受容箱を前記回収用扉に連結させる連結部を備えたことを特徴とする。
また、前記補助受容箱は、その下面から突出して該補助受容箱を支持する支持片を複数備えており、前記支持片は、前記補助受容箱の下面に対する支持片の突出量が前記係止片の突出量よりも長くなるように設けられていることを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、補助受容箱を引き出した後に、この補助受容箱が連結された回収用扉を回転させるだけで、補助受容箱に受容されたメダル等の遊技媒体を回収することができる。これにより、従来ではメダル等の遊技媒体で満杯で重い補助受容箱を引き出した後に、専用の回収箱に遊技媒体を移し替える作業を行っていたが、本発明では、そのような作業を行わずに済む、つまり、メダルの回収作業を容易に行うことができる。
また、前記筐体は、前面が開口された収納箱と、前記収納箱の前面に回動自在に組み付けられ、前記補助受容皿の引き出しを行う引き出し口を有する前面扉とを備え、前記回収用扉は、前記引き出し口を遮蔽する位置と、前記引き出し口を露呈する位置との間で回動するように前記前面扉に組み付けられているから、補助受容皿に受容された遊技媒体を回収する際に、遊技機内部の構成を遊技場に来ている遊技者に見せることを防止することができる。また、回収扉を前面扉に設けることで、遊技者は、遊技媒体の回収の度に席を離れる必要がなくなるので、遊技者に煩わしさを感じさせる必要がない。
また、前記補助受容箱は、その下面から突出して該補助受容箱を支持する支持片を複数備えており、前記支持片は、前記補助受容箱の下面に対する支持片の突出量が前記係止片の突出量よりも長くなるように設けられているから、例えば支持片が無い場合には補助受容箱の引き出し作業をスムーズに行わせるために補助受容箱の下面から突出した係止片に合わせて収納箱の内面を形成する、つまり、係止片が挿入される溝部を設ける必要があるが、補助受容皿の下面に支持片を設けることで、補助受容箱の引き出し作業をスムーズに行わせることができるとともに、収納箱の内壁面の形状を補助受容皿に合わせて構成する必要がなくなるので、従来の収納箱をそのまま使用することができる。
図1は、遊技場の島設備に配設されるスロットマシンの近傍を示す斜視図である。島設備10には、本発明のスロットマシン15が配設される他、スロットマシン15の側方にメダル貸出機16が、スロットマシン15の上方に例えば遊技履歴や遊技状態を表示する表示装置17がそれぞれ設けられている。なお、これら装置は、周知であるので、その説明は省略する。また、島設備10は段差面20を備えており、この段差面20のうち、スロットマシン15の図1中右側下部には、段差面20から下方に向けて方形状に切り欠かれている。この切り欠かれた部分21は、後述する回収扉60が開放されたときに、回収扉60が島設備10に当接することを防止する窪み(以下、窪み21と称する)。
スロットマシン15は、収納箱25と、この収納箱25の前面に設けられた前面扉26とからなる筐体27の内部に、後述する第1リール35、第2リール36、第3リール37、ホッパー装置78(図3参照)や電源装置77(図3参照)等が配設された構成となっている。前面扉26は、上部扉28と下部扉29との2枚の扉から構成される。上部扉28には、その中央に装飾パネル30が設けられ、この装飾パネル30の略中央に表示窓31が設けられている。この表示窓31の奥には第1リール35、第2リール36,第3リール37が配設されている。周知のように、第1リール35、第2リール36、第3リール37の外周面には、例えば複数種類の図柄が複数個配列される。第1リール35、第2リール36、第3リール37が停止すると、第1リール35、第2リール36、第3リール37に配列された図柄が、1リール当たり3個、表示窓31を介して表示される。これにより、表示窓9を通して表示される図柄は計9個となり、第1リール35、第2リール36、第3リール37の図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の計5本が設定される。
表示窓31の下方には、表示装置38が設けられている。この表示装置38は、例えば通常モードの遊技よりも、入賞が得やすくなるBB(ビックボーナス)モードや、RB(レギュラーボーナス)モードにおける遊技数の表示を行う他に、エラーが発生した場合にエラー表示などが行われる。
下部扉29の上部には、操作パネル40が設けられている。この操作パネル40には、遊技の開始時に操作されているMAXベットボタン41が設けられている。MAXベットボタン41は、クレジットされたメダルのうち、使用枚数である3枚のメダルを投入する際に押圧操作される。なお、投入されたメダルとは、クレジットされたメダルを用いてMAXベットボタンを押圧操作するほかに、後述するメダル投入口48から直接メダルを投入することである。
操作パネル40には、ペイアウトボタン42、スタートレバー43、第1ストップボタン45、第2ストップボタン46、第3ストップボタン47などが設けられている。ペイアウトボタン42は、クレジットされたメダルを払い出す際に押圧操作されるボタンである。スタートレバー43は、遊技を実行する際に操作される。
第1ストップボタン45は、回転する第1リール35を停止させる際に押圧操作されるボタンである。同様にして、第2ストップボタン46、第3ストップボタン47は、回転する第2リール36、第3リール37をそれぞれ停止させる際に押圧操作されるボタンである。
下部扉29であって、操作パネル40の側部には、遊技を行う際にメダルを投入するためのメダル投入口48が設けられている。メダル投入口48の奥にはセレクタ(図示せず)が組み込まれ、不適正なメダルはメダル払出口49を介してメダル受け皿50に排出される。また、セレクタは、例えば遊技の途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入された等の不適切なタイミングでメダルの投入が行われたときに、投入されたメダルをメダル受け皿50に排出する。なお、遊技の開始に先立って投入できるメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには、投入された1〜3枚目までのメダルは、自動的に投入され、4枚目以降に投入されたメダルはメダル受け皿50に排出される。
一方、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダルは、セレクタに設けられたメダルセンサ(図示省略)で検知された後、例えば50枚を限度にスロットマシン15の内部に貯留される。なお、メダルがクレジットされているときに、メダル投入口48からメダルを投入した場合には、投入された1〜3枚目までのメダルが自動的に投入され、4枚目以降に投入されたメダルがクレジットされる。なお、クレジットされたメダルがある場合には、前述したMAXベットボタン41の操作によりメダルの投入操作が行われ、その投入枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、遊技の結果、入賞が得られたときには配当となるメダルもクレジットされ、ペイアウトボタン42を操作したときにクレジットされているメダルがメダル受け皿50に払い出される。
下部扉29であって、操作パネル40とメダル受け皿50との間には、スロットマシン15のイメージとなる図柄や文字等のデザインが施された装飾パネル51が設けられている。この装飾パネル51とメダル受け皿50との側部となる箇所には開口52が設けられている(図2参照)。この開口52は、後述するキャッシュボックス(補助受容箱)79を引き出す際にキャッシュボックス79が挿通される引き出し口(以下、引き出し口52)となる。この引き出し口52は回収扉60によって被覆されている。
図1及び図2に示すように、回収扉(回収用扉)60は、キャッシュボックス79に受容されたメダルを回収する際に回動される。この回収扉60は、略直方体形状から構成され、その前面60aがスロットマシン15の外観の一部となる意匠面(以下、意匠面60a)となる。この意匠面60aの上部には、回収扉60を回動させる際に掴まれる把手部61を備えている。また、回収扉60の側面60bであって、その上部には、この回収扉60を下部扉29に施錠する施錠装置62の鍵穴63が露呈されている。なお、施錠装置62の構成は省略するが、回収扉60が取り出し口52を被覆している状態で施錠された場合に、その状態を保持できればよいものとする。なお、以下では、回収扉60が引き出し口52を被覆した状態を閉じ状態として説明する。
また、この回収扉60の意匠面60aとは反対側となる裏面(背面)60cには、連結部65が設けられている。この連結部65は、連結棒66と、この連結棒66の両端を支持する支持片67,68とから構成される。なお、連結棒66は、回収扉60の裏面60cに対して隙間を空けて支持片67,68に保持されている。この連結棒66と回収扉60の裏面60cとに設ける隙間は、後述するフック96(図4参照)の厚みよりも広い隙間からなる。この連結棒66は、後述するキャッシュボックス79を引き出したときに、キャッシュボックス79の下面79bから突出するフック96(図4参照)が係合されることで、キャッシュボックス79を回収扉60に連結させる。
この回収扉60は、ヒンジ70を介して下部扉29に組み付けられている。ヒンジ70は、パネル71,72を備えている。これらパネル71,72は、その短手方向の一端に、且つ長手方向に沿って筒部71a,72aが複数同一間隔を空けて設けられており、パネル72に設けられる筒部72aがパネル71に設けられた筒部71aと筒部71aとの間に挿入された状態で、このヒンジ70の回動軸となるピン73が各パネルの筒部に挿入される。なお、これらパネル71,72のうち、パネル71は、回収扉60の下面60dに組み付けられ、パネル72は取り出し口52の内壁面52aに組み付けられる。このようにヒンジ70が組み付けられることで、回収扉60は、ヒンジ70のピン73を回動軸として、つまり回収扉60の下端縁を中心にして回動する。また、この回収扉60は閉じ状態から90°以上回動させることができるようになっており、回収扉60を回動させると、島設備10の窪み21の内部に収納される位置まで回動する(図8参照)。また、この回収扉60が引き出し口52を遮蔽する位置から90°回動させると、回収扉60の裏面60cと、収納箱25の内壁面25cとが略同一平面となる(図6又は図7参照)。
図3に示すように、収納箱25は、前面が開口された箱形状から構成されている。この収納箱25の内部は、仕切り板75によって、上部収納部25aと下部収納部25bとに仕切られている。この上部収納部25aには、第1リール35、第2リール36、第3リール37を備えたリールユニット76が込み込まれる。一方、下部収納部25aには、電源装置77、ホッパー装置78、キャッシュボックス79などが収納される。電源装置77は、スロットマシン15に給電を行う装置である。この電源装置77の前面には、主電源となる電源スイッチ80の他に、キーシリンダ81、設定変更ボタン82、選択スイッチ83などが設けられている。なお、これらについては周知であるから、ここではその説明を省略する。
この電源装置77の下方には、ホッパー装置78が組み込まれる。このホッパー装置78は、上部にメダルを貯留する貯留部85を備えている。この貯留部85には、メダル投入口48から投入されたメダルのうち、正規のメダルと判定されたメダルが送り込まれる。この貯留部85の側面85aには、貯留部85に貯留されたメダルが一定量となる場合に、キャッシュボックス79に向けてメダルを排出する排出口86が設けられている。この排出口86を設けることで、貯留部85がメダルで満杯になることが防止される。なお、このホッパー装置78は、スロットマシン15における遊技において入賞を得た場合に駆動し、貯留部85に貯留されたメダルのうち最下層にあるメダルをホッパー装置78の前面に設けられた払い出し口87から払い出す。この払い出し口87から払い出されたメダルは、下部扉29に設けられたメダル払出口49からメダル受け皿50に払い出される。
キャッシュボックス79は、排出口86から排出されたメダルを受容するために設けられている。図4に示すように、キャッシュボックス79は、上面が開口された箱形状から構成されている。この内部の空間90が、貯留部85の側面に設けられた排出口86から排出されるメダルが受容される受容部(以下、受容部90)となる。このキャッシュボックス79の側面79aには、キャッシュボックス79を引き出す際に、手によって掴まれる把手部91を備えている。
また、キャッシュボックス79の下面79bであって、その四隅には、キャッシュボックス79を支持する支持片92,93,94,95が設けられている。このキャッシュボックス79の下面79bであって、支持片94と支持片95との間にはフック(係止フック)96が設けられている。なお、このキャッシュボックス79の下面79bに設けられる支持片を四隅に設けた実施形態としているが、これに限定する必要はなく、例えば下面79bの長手方向に延びる支持片を2個、下面の短手方向の両端縁に配置することも可能である。なお、支持片92と支持片93との間隔G、及び支持片94と支持片95との間隔Hは、連結部65の支持片67の側面67aから支持片68の側面68aまでの距離I(図2参照)よりも広く形成されている。
このフック96は、平板の後端縁を前端縁に向けて半円状に湾曲させた形状から構成されている。このフック96は、キャッシュボックス79を引き出したときに、回収扉60の裏面60cに設けられた連結部65の連結棒66に係合される。これにより、キャッシュボックス79と回収扉60とが連結される。なお、キャッシュボックス79の下面79aからの支持片92,93,94,95の突出量Kは、フック96の先端の突出量Lよりも大きくなるように設けられている。これにより、キャッシュボックス79を引き出すときに、フック96の先端を収納箱25の内壁面25cに摺接させずに済む。また、このフック96の幅Mは、連結棒66の長手方向の長さN(図2参照)よりも短くなるように形成されている。
次に、このようにして構成されるスロットマシン15において、キャッシュボックス79に受容されたメダルを回収する手順について図5〜図8を用いて説明する。例えばスロットマシン15のキャッシュボックス79が受容されたメダルで満杯となると、図示しないオーバーフローセンサによりオーバーフローであることが検知され、スロットマシン15がエラー状態となり、遊技の実行が中断される。これにより、遊技者は遊技場の店員を呼んで、エラー状態を解除してもらう。この場合、遊技場の店員は、回収扉60の側面60bに露呈された鍵穴63に専用の鍵を差し込んで、施錠装置62を解錠する。施錠装置62を解錠した後、遊技場の店員は、回収扉60の前面に設けられた把手部61を掴んで手前に引っ張る。回収扉60は、その下面60dにヒンジ70のパネル71が組み付けられていることから、回収扉60はヒンジ70を中心にして、つまり回収扉60の下端縁を中心にして、図5中A方向に回動する。これにより、引き出し口52が露呈される。
図6に示すように、回収扉60を90°回動させた後、遊技場の店員は、引き出し口52に手を挿入し、キャッシュボックス79の把手部91を掴んで、キャッシュボックス79を図6中B方向に引き出す。このとき、回収扉60の裏面60c、引き出し口52の壁面52a、収納箱25の内壁面25cが略同一平面上となることから、キャッシュボックス79は引っ掛かることなく、引き出し口52から回収扉60の裏面60cまで引き出すことができる。図7に示すように、キャッシュボックス79を回収扉60の裏面60cまで引き出すと、キャッシュボックス79の下面79bに設けられたフック96が、回収扉60の裏面60cに設けられた連結棒66に係合する。これにより、キャッシュボックス79と回収扉60とが連結される。
この状態で回収扉60を図7中A方向に回動させると、回収扉60が島設備10に設けられた窪み21まで入り込込んだ状態で停止する(図8参照)。この状態まで回収扉60を回動させると、この回収扉60に連結されたキャッシュボックス79が傾くことになるので、キャッシュボックス79の受容部90に受容されているメダル99が落下する。なお、フック96は半円状から構成されているので、図8に示す位置まで回収扉60が回動した場合であっても、フック60と連結棒66との係合が解除される、つまり、キャッシュボックス79と回収扉60との連結が解除されることはない。このとき、遊技場の床面には、メダル99を回収するための回収箱(図示せず)がメダルの落下軌跡上に位置するように置かれていることから、キャッシュボックス79から落下するメダル99は、回収箱に受容される。なお、回収扉60を回動させることでキャッシュボックス79が傾き、受容されているメダル99が回収箱に落下することになるが、全てのメダル99が落下せずに、残る場合がある。この場合は、キャッシュボックス79の受容部90に残るメダル99を遊技場の店員が手でキャッシュボックス79から回収箱へと回収する。
そして、キャッシュボックス79に受容されたメダル99を全て回収箱に回収した後に、回収扉60を図8中C方向に回動させる。そして、回収扉60の裏面60cと収納箱25の内壁面25cとが略同一平面となる位置まで回収扉60を回動させた後、キャッシュボックス79を取り出し口52から、収納箱25の内部に(図7中D方向に)押し込む。フック96は、その後端縁が前端縁に向けて、且つ半円状に湾曲した形状から構成されているので、キャッシュボックス79を図7中D方向に押し込むと、フック96と連結棒66との係合が解除される、つまり、キャッシュボックス79と回収扉60との連結が解除される。これにより、キャッシュボックス79が収納箱25に収納される。そして、回収扉60を図6中C方向に回動させて、取り出し口52を遮蔽する位置まで回動させる、つまり回収扉60を閉じ状態にした後、鍵を用いて施錠装置62による施錠を行う。これにより、回収扉60が閉じ状態で保持される。そして、下部扉29の解錠を行う鍵穴に解錠キーを差し込んで、解錠を行う方向とは逆に解錠キーを回転させることでリセット処理が行われ、エラー状態が解除される。このようにキャッシュボックス79に受容されたメダル99を回収する際に、スロットマシン15の図1中右方下部に設けられた回収扉60のみを回動させるので、そのスロットマシンにおいて遊技を行う遊技者が席から立ち上がる必要がない。
本実施形態では、キャッシュボックス79の下面79bに組み付けられるフック96よりも突出量が長い支持片92,93,94,95を設けたが、これに限定する必要はなく、例えば収納箱25の内壁面25c、回収扉60の裏面60c及び引き出し口52の内壁面52aにフック96が挿入される溝部を設けることも可能である。また、この他に、例えば収納箱25の内壁面25c、回収扉60の裏面60c、及び引き出し口52の内壁面52aに、例えばキャッシュボックス79の移動方向を規制するための溝部を、キャッシュボックス79の下面79bに設けられる支持片92、93,94,95に合わせて設けることも可能である。これによれば、キャッシュボックス79をスムーズに移動させることができるという効果の他に、キャッシュボックス79の引き出し、押し込み時の移動方向が規制されるので、これら作業を容易に行うことができる。
なお、本実施形態では、上部扉及び下部扉の2枚の扉から前面扉を構成したスロットマシンの例を取り上げているが、これに限定する必要はなく、1枚の前面扉の場合であっても、本発明を用いることが可能である。また、本実施形態では、回収扉を下部扉に対して回動自在に組み付けた、つまり回収扉を下部扉の一部とした実施形態としているが、これに限定する必要はなく、回収扉と下部扉とを別個に収納箱に組み付けた形態としてもよい。
本実施形態では、スロットマシンの例を取り上げているが、これに限定する必要はなく、例えばホッパー装置の貯留部に遊技に使用する遊技媒体を貯留し、貯留された遊技媒体を用いた払い出しを行う遊技機であれば、本発明を用いることができる。
遊技場の島設備に本発明のスロットマシンを組み込んだ状態を示す斜視図である。 スロットマシンに設けられる回収扉の近傍の構成を示す斜視図である。 収納箱の内部の構成を示す斜視図である。 キャッシュボックスの外観を示す斜視図である。 回収扉が閉じ状態となる場合を示す説明図である。 回収扉を閉じ状態から90°回動させた状態を示す説明図である。 回収扉とキャッシュボックスとが連結された状態を示す説明図である。 キャッシュボックスに受容されたメダルを回収する状態を示す説明図である。
符号の説明
10 島設備
15 スロットマシン
21 窪み
25 収納箱
26 前面扉
27 筐体
29 下部扉
52 引き出し口
60 回収扉(回収用扉)
65 連結部
66 連結棒
70 ヒンジ
79 キャッシュボックス(補助受容箱)
92,93,94,95 支持片
96 フック(係止フック)

Claims (1)

  1. 遊技媒体を貯留する貯留部を備えたホッパー装置と、
    前記貯留部に貯留された遊技媒体が一定量以上となる場合に、前記貯留部からの遊技媒体が送り込まれる補助受容箱と、
    前記ホッパー装置及び前記補助受容箱が収納された筐体と、を備えた遊技機において、
    前記筐体は、前面が開口された収納箱と、前記収納箱の前面に回動自在に組み付けられ、前記補助受容箱の引き出しを行う引き出し口を有する前面扉と、前記引き出し口を遮蔽する遮蔽位置および前記引き出し口を露呈する露呈位置の間で、その下端縁を中心に前記遮蔽位置から90度を超えて回動するように前記前面扉に組み付けられている回収用扉とを備え、
    前記補助受容箱は、該補助受容箱の下面から突出するとともにその先端部が前記補助受容箱の引き出し方向に向けて曲げられた係止フックを備え、
    前記回収用扉は、引き出された前記補助受容箱の係止フックと係合することで、前記補助受容箱を前記回収用扉に連結させる連結部を備えたことを特徴とする遊技機。
JP2006080084A 2006-03-23 2006-03-23 遊技機 Expired - Fee Related JP4589259B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080084A JP4589259B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006080084A JP4589259B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007252568A JP2007252568A (ja) 2007-10-04
JP4589259B2 true JP4589259B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=38627409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006080084A Expired - Fee Related JP4589259B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4589259B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5120643B2 (ja) * 2008-09-17 2013-01-16 旭精工株式会社 メダル預かり払出装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002035214A (ja) * 2000-07-21 2002-02-05 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2004097413A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Heiwa Corp スロットマシン
JP2004136003A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Olympia:Kk 遊技機
JP2007252511A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Olympia:Kk 遊技機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002035214A (ja) * 2000-07-21 2002-02-05 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2004097413A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Heiwa Corp スロットマシン
JP2004136003A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Olympia:Kk 遊技機
JP2007252511A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Olympia:Kk 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007252568A (ja) 2007-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5386903A (en) Coin fill and delivery system for gaming machines
JP4589260B2 (ja) 遊技機
JP4448840B2 (ja) 遊技機
JP4557913B2 (ja) 遊技機
JP4693000B2 (ja) 遊技媒体受容箱及び遊技機
JP4589259B2 (ja) 遊技機
JP5997336B2 (ja) 管理装置
JP2008104785A (ja) 遊技機
JP7465250B2 (ja) 遊技機
JP4184298B2 (ja) 遊技機
JP2003236047A (ja) 遊技機
JP4497286B2 (ja) 遊技機
JP2005329076A (ja) スロットマシン
JPH07308422A (ja) 遊技機
JP2003070960A (ja) 遊技機
JP6343867B2 (ja) 遊技機
JP4520239B2 (ja) 遊技機
JP4386443B2 (ja) 遊技機の回路基板収納ケース
JP3703790B2 (ja) 遊技機
JPH07308424A (ja) 遊技機
JP2008212583A5 (ja)
JP3784050B2 (ja) 遊技機
JP2003024597A (ja) 遊技機
JP4133219B2 (ja) 遊技機及びプログラム及び記憶媒体
JP4213088B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4589259

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees