JP5120643B2 - メダル預かり払出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メダルの預かり払出装置に関する。
特に、ゲーム場の閉店時に集中するメダル預かり作業を円滑に行うことができるメダル預かり払出装置に関する。
さらに、簡単な構造でありながら預かり作業集中時のメダルの預かり作業を円滑に行うことができるメダル預かり払出装置に関する。
なお、本明細書で使用する「メダル」は、パチスロ機やメダルゲーム機用のメダル、トークン、代用コインの総称である。
第1の従来技術として、メダルの貸し出し装置において、貨幣に対する不正防止目的から、メダル及び/又はメダルカップの補給口を貨幣に対するアクセスが可能なドアとは別に設けることが行われている(例えば、特許文献1参照。)。
第2の従来技術として、メダル計数機、第1メダル保留部、第2メダル保留部、揚送装置及び払出装置を筐体内に内蔵し、前記筐体の外面に配置した本人確認装置、預入口、及び受取口に配置し、前記本人確認装置での本人確認に基づいて前記預入口から受け入れたメダルを前記計数機により計数後、前記第1メダル保留部に保留し、適時に前記第1メダル保留部よりも上方に配置した前記第2メダル保留部に前記揚送装置によって揚送し、また、前記本人確認装置での本人確認に基づいて前記第2メダル保留部から前記払出装置によってメダルを前記受取口に払い出すようにしたメダル預かり払出装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2005-304840 号(段落番号0036〜0041、図2及び4) 特許3772082号(段落番号0021〜0032、図2及び4)
第2従来技術におけるメダル預かり払出装置は、ゲーム場の閉店間際における預け入れ処理数が極めて多い。
その理由は、ゲームにおいて獲得したメダルはゲーム場外へ持ち出すことができないため、メダル所有者が同時にメダル預けに殺到するからである。
メダル預けが集中した場合であっても、メダル預かり容量が十分であれば問題とならない。
順番待ちをすることになるが、順次預け入れすることができるからである。
しかし、メダル預かり容量が不十分である場合、例えばメダル保留部の保留量が多いため余剰預け入れ量が少ない場合、問題となる。
すなわち、メダル保留部が満杯になり、順番待ち者が停滞するからである。
この場合、通常メダル預かり払出装置のメインドアを開け、メダル保留部のメダルを掻き出して預かり容積を確保した後でなければ預かり処理を再開できない。
特に、メインドアを開いた場合、貨幣へのアクセスが可能なためメインドアは特定者のみが開錠可能としているケースがある。
この場合、当該特定者が不在である場合には、当該預かり払出装置を用いることができず、手動等により預かり処理を対応しなければならない問題がある。
第1の従来技術においては払出のためのメダルをメインドアとは別の補給口から供給することが開示されているが、預かったメダルを排出するため開口ではない。
さらに、メダルは所定金額に対し一定数を購入するため、一種の価値媒体であるため、不正に取得できないようにする必要がある。
本発明の第1の目的は、預かりメダルを受け入れるメダル保留部が満杯になっても預かり処理を継続できるメダル預かり払出装置を提供することを目的とする。
本発明の第2の目的は、メダル保留部のメダルを不正に取得できないメダル預かり払出装置を提供することを目的とする。
本発明の第3の目的は、メダル預かり払出装置の構成機器を有効活用してメダルを不正に取得できないようにしたメダル預かり払出装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明にかかるメダル預かり払出装置は以下のように構成されている。
メダル計数機、第1メダル保留部、第2メダル保留部、揚送装置及び払出装置を筐体内に内蔵し、前記筐体の外面に配置した本人確認装置、預入口、及び受取口を筐体の外面に配置し、前記本人確認装置での本人確認に基づいて前記預入口から受け入れたメダルを前記メダル計数機により計数後、前記第1メダル保留部に保留し、適時に前記第1メダル保留部よりも上方に配置した前記第2メダル保留部に前記揚送装置によって揚送し、また、前記本人確認装置での本人確認に基づいて前記第2メダル保留部から前記払出装置によってメダルを前記受取口に払い出すようにしたメダル預かり払出装置において、
前記第1メダル保留部の前記筐体の側板に隣接する垂立壁に凹部が形成され、さらに、前記第1メダル保留部の満杯を検知する第1フルセンサを設け、
前記筐体の前記第1メダル保留部の前記凹部に相対する位置に開口を形成し、
前記開口は施錠装置付きドアによって開口又は閉口され、前記ドアが前記開口を開口した際、ストッパによって前記側板から下向き傾斜となるよう設定されると共に、前記第1フルセンサからのフル信号時に前記ドアを開口した際には、前記第1メダル保留部に積み上がったメダルが前記凹部を介して落下するようにし、
前記第1フルセンサからの第1フル信号に基づいて前記メダル計数機による計数を中止して中止時のメダル計数値に基づいて預かり数を記憶し、前記第1フル信号の解消後は前記メダル計数機による計数を再開可能とする制御装置を有することを特徴とするメダル預かり払出装置である。
また、本発明の第1の好ましい実施態様は、前記施錠装置は電気的に施錠開錠可能であり、前記本人確認装置での本人確認に基づいて開錠されることを特徴とするメダル預かり払出装置である。
さらには、本発明の第2の好ましい実施態様は、前記施錠装置は電気的及び機械的に施錠開錠可能であり、前記本人確認装置での本人確認に後機械的開錠によって開錠されることを特徴とするメダル預かり払出装置である。
さらにまた、本発明の第3の好ましい実施態様は、前記施錠装置は閉店前及び/又は閉店後の所定時刻の間のみ開錠可能であることを特徴とするメダル預かり払出装置である。
さらには、本発明の第4の好ましい実施態様は、前記揚送装置は、予め設定された所定時刻の間、通常よりも揚送速度が高められることを特徴とするメダル預かり払出装置である。
この構成において、通常、本人確認装置での本人確認に基づいて前記預入口から受け入れたメダルを前記メダル計数機により計数後、前記第1メダル保留部に保留し、適時に前記第1メダル保留部よりも上方に配置した前記第2メダル保留部に前記揚送装置によって揚送し、また、前記本人確認装置での本人確認に基づいて前記第2メダル保留部から前記払出装置によってメダルを前記受取口に払い出す。
メダル預かり処理が連続する場合、第1メダル保留部に預け入れられるメダル数が第1メダル保留部から第2メダル保留部に揚送されるメダル数よりも大量なので第1メダル保留部のメダル保留量が順次増加し、ついには満杯となり、メダルの受入を中止する。
この場合、第1メダル保留部に相対するドアの施錠を開錠し、開口する。
第1メダル保留部が満杯の場合、この開口からメダルが自然滑落し、所定量以下になった場合、この開口から第1メダル保留部のメダルを掻き出して排出することができる。
これにより、預け入れメダルを受け入れることが可能になるのでメダルの預け入れを再開できる。
さらに、メダルを受け入れつつ第1メダル保留部のメダルを排出することもでき、メダル預かり処理を中断させることなく継続できる。
この開のドアはメインドアでないため、筐体内の貨幣へのアクセスは不能であり、貨幣への不正を防止できる利点がある。
本発明の第1の好ましい実施態様のメダル預かり払出装置は、前記施錠装置が電気的に施錠開錠可能であり、前記本人確認装置での本人確認に基づいて開錠されることを特徴とする。
この構成によれば、メダル預かり払出装置に付設されている本人確認装置に基づいて第1メダル保留部に相対するドアの施錠が開錠される。
したがって、新たな装置を装着せずともよい利点がある。
本人確認装置が人体特徴認証装置である場合、特定者のみ利用可能であるので、安全性がさらに高まる利点がある。
本発明の第2の好ましい実施態様のメダル預かり払出装置は、前記施錠装置は電気的及び機械的に施錠開錠可能であり、本人確認装置での本人確認後機械的開錠によって開錠される。
これにより、本人確認装置での本人確認に続いて機械的開錠手段により開錠しなければ第1メダル保留部のドアを開口することができない。
よって、不正にメダルを取得することが困難であり、さらに安全性を高めることができる。
本発明の第3の好ましい実施態様のメダル預かり払出装置はさらにまた、前記施錠装置は閉店前及び/又は後の所定時刻の間のみ開錠可能である。
これにより、施錠は閉店前及び/又は後の所定時刻の間のみ開錠可能であるので、さらに不正にメダルを取得することが困難であり、安全性を高めることができる。
本発明の第4の好ましい実施態様のメダル預かり払出装置はさらに、前記揚送装置が予め設定された所定時刻の間、通常よりも揚送速度が高められることを特徴とするメダル預かり払出装置である。
これにより、閉店前後のメダル預け入れ数が極めて多い時間帯において、預け入れられたメダルを第2メダル保留部へ揚送するリフト装置の揚送速度が高められるので、メダルの搬送能力が向上する。
結果として第1メダル保留部内のメダルの減少速度も向上するので、さらにメダルを円滑に受入ることができる利点がある。
メダル計数機、第1メダル保留部、第2メダル保留部、揚送装置及び払出装置を筐体内に内蔵し、前記筐体の外面に本人確認装置、預入口、及び受取口を配置し、前記本人確認装置での本人確認に基づいて前記預入口から受け入れたメダルを前記メダル計数機により計数後、前記第1メダル保留部に保留し、適時に前記第1メダル保留部よりも上方に配置した前記第2メダル保留部に前記揚送装置によって揚送し、また、前記本人確認装置での本人確認に基づいて前記第2メダル保留部から前記払出装置によってメダルを前記受取口に払い出すようにしたメダル預かり払出装置において、前記筐体の前記第1メダル保留部に相対する位置に開口を形成し、前記開口は施錠装置付きドアによって開口又は閉口され、前記施錠装置は電気的に施錠開錠可能であり、前記本人確認装置での本人確認に基づいて開錠されることを特徴とするメダル預かり払出装置である。
メダル預かり払出装置102は、その箱型の筐体104の前面ドア106にガイド表示装置108及び入力装置110を兼ねるタッチパネル付ディスプレイ112が装着されている。
前面ドア106は、左側端に配置されたヒンジ(図示せず)によってピボット運動可能に筐体104に取付けられている。
これにより、前面ドア106を開くことにより、筐体104の一面の開口全体が解放される。
前面ドア106は、ロック装置114によって筐体104に施錠される。
前面ドア106の中間の前下がり斜面116の左側にメダル預入口118、メダル預入口118の右側に本人認証装置120である生体認証装置122が配置され、本人確認装置120の下方に払出メダルの受取口124が配置されている。
また、筐体104の天板126にメダル補給口128が配置され、筐体104の側面にはメダル排出口130が配置されている。
筐体104内には、図2及び3に示すように、最下に第1メダル保留134、その上方にメダル計数機136、及び、その上にメダル払出装置138が配置され、メダル払出装置138の上方の最上位には第2メダル保留部142が配置され、第1メダル保留134の側方にはベルト揚送装置144が配置され、さらに第1メダル保留部134から第2メダル保留部142へメダルを供給するメダルリフト装置146が配置されている。
なお、図示を省略したが、各機器を制御するための制御装置150も内蔵されている。
筐体104の下面の四隅からネジ式の高さ調整装置151が下方に突出し、それらの下端は左右一対の支えプレート152に取り付けられている。
したがって、メダル預かり払出装置102の全重量は、支えプレート152を介して床面によって支えられ、かつ、高さ調整装置151の個別の調整により、水平出しが行われる。
次に各構成機器について詳述する。
まず、タッチパネル付ディスプレイ112を説明する。
タッチパネル付ディスプレイ112は、メダル預かり払出装置102の顧客に対するガイド表示装置108及び顧客による入力装置110を兼用している。
したがって、ガイド表示装置108及び入力装置110に分離して設けることができる。
もちろん、顧客に限らず、メダル預かり払出装置102の管理のための設定、及び、確認機能、並びに、メンテナンスのための設定、確認機能等を兼用することができる。
次に、メダル預入口118を説明する。
メダル預入口118は、顧客が預け入れようとするメダルを受入れ、メダル計数機136へ案内する機能を有する。
具体的には、メダル預かり払出装置102の前面の中間であって、かつ、顧客の平均的腰部高さ位置付近の前下がり斜面116にほぼ斜めに開口している。
メダル預入口118の奥部には、梯子状若しくは格子状等に横木を配置し、一気に投入されたメダルがジャムしないように、かつ、顧客がメダル預入口118の奥に手を挿入出来ないようにすることが好ましい。
次に生体認証装置122を説明する。
生体認証装置122は、メダル預かり払出装置102にメダルを預入又は払出す顧客が本人であること、及び後述の第1メダル保留部のドアの開錠権限者本人であることを確認するための機能を有する。
生体認証装置122としては、指静脈認証装置、掌静脈認証装置、網膜認証装置、虹彩認証装置、顔認証装置、声紋認証装置、耳形認証装置、筆跡認証装置等が採用可能である。
本実施例において生体認証装置122は、掌静脈認証装置を使用している。
本人確認装置120としては、生体認証装置122の他、パスワード等本人確認のための各種システムを採用することができる。
生体認証装置122は、メダル預入口118の右側の前下がり斜面116にメダル預入口118と並列配置することが好ましい。
次ぎにメダル受取口124を説明する。
メダル受取口124はメダル払出装置138から払い出されたメダルを取り出す開口である。
メダル受取口124は、立方体空間の一側面であり、メダルは立方体空間に払い出され、顧客はメダル受取口124から立方体空間内のメダルを掻き出したり、予め受取容器を挿入して当該容器内に払出を受ける。
次に第1メダル保留部134が図7をも参照して説明される。
第1メダル保留部134は、主にメダル計数機136の出口153から落下したメダルを上面開口154から受入れて保留する機能を有する。
第1メダル保留部134は、大凡筐体104のほぼ全幅及び奥行きを占め、かつ、筐体104の高さの約四分の一を占める容積を有する。
換言すれば、第1メダル保留部134は、メダル預かり払出装置102において保留するメダルの大部分、例えば大凡三分の二のメダルを貯留する。
これにより、メダル処理装置100における重量部を筐体104の下方に配置し、メダル処理装置100の重心を低くして地震等の振動発生時の倒れ防止を図っている。
図1及び図7に示すように、第1メダル保留部134は前面ドア106側の第1垂立壁156、左側の第2垂立壁158、後ろ側の第3垂立壁162、右側の第4垂立壁164及び底板166により全体として立方形の第1メダル保留室168が形成され、上面は上面開口154として開口されている。
底板166は、後ろ側から第1垂立壁156側に向かって前下がりに傾斜する第1底板172、及び正面視右側から左側に向かって下向きに傾斜する第2底板174によって構成される。
第1底板172及び第2底板174の傾斜は、メダルが重力により自然滑落する傾斜角である。
第1底板172及び第2底板174の傾斜により、第1メダル保留室168内のメダルは前方左側端部の第1保留部口176に滑落する傾向にある。
第1垂立壁156の一部、好ましくは第1保留部出口176の上方の側壁177は、ヒンジにより解放可能とすることが好ましい。
前面ドア106を開き、かつ側壁177を倒すことにより第1メダル保留室168内のメダルをかき混ぜ、メダルジャムを解消できるからである。
第1メダル保留部134に第1フルセンサ178が付設されている。
第1フルセンサ178は、第1メダル保留室168が満杯になったことを検知する機能を有する。
したがって第1フルセンサ178は同様の機能を有する他の装置に変更することができる。
本実施例において第1フルセンサ178は、第1投光部182及び第1受光部184からなる透過形光電センサである。
第1投光部182からの投射光が出口153から落下したメダルが山形に堆積する頂部を通過するよう設定される。
第1フルセンサ178は、第1受光部184が所定時間を超えて受光しない場合、第1フル信号FS1を制御装置150に出力する。
なお、第1フルセンサ178よりも少ないメダル量を検知し、プレ第1フル信号を出力し、適宜制御に利用することができる。
次にメダル計数機136を説明する。
メダル計数機136は、メダル預入口118に投入されたメダルを受入口160に受入れ、その数を高速で計数し、計数値を制御装置150に出力し、所定のメダルは出口153に送り出し、所定のメダル以外は所定場所に選別する機能を有する。
メダル計数機136は、一分間で約2000枚以上の処理能力が好ましい。
また、メダル計数機136は、直径、厚み、材質の規格外のメダルの排除機能を有していることが好ましいが、少なくとも直径及び厚みの規格外のメダルの排除機能を有していればよい。
次にベルト揚送装置144を説明する。
ベルト揚送装置144は、第1保留部出口176から自然流出するメダルを載置し、メダルリフト装置146に揚送して供給する機能を有する。
ベルト揚送装置144は、第1プーリローラ186及び第2プーリローラ188の間に張設された平ベルト192及び第2プーリローラ188を駆動する第1電気モータ194を含んでいる。
ベルト揚送装置144は第1メダル保留部134の第1垂立壁156に沿って配置され、ベルト192は第1保留部出口176に隣接した下方から第4垂立壁164側に向かって前上がりに傾斜配置されている。
ベルト192の前上がり傾斜は、載置されたメダルが自重によって滑落しない角度である。
ベルト192は第1垂立壁156及び第1垂立壁156と平行に配置された第5側壁195との間に配置される。
ベルト192は、1電気モータ194によって第2プーリローラ188を介して図7において時計回りに循環される。
第1保留部出口176から落下したメダルは、張設側であるベルト192の上面上に載置される。
また、ベルト192の中間部の上方にはベルト192の上面と所定の間隔198を有する規制板196が配置される。
これらの構成により、第1保留部出口176からベルト192上に落下したメダルは、ベルト192の移動によって斜め上方へ向かって搬送される。
この搬送途上において、ベルト192上に所定以上積み上がったメダルのうち間隔198以上に積み上がっているメダルは間隔198を通過できない。
換言すれば、ベルト揚送装置144は所定時間に所定量以上のメダルを搬送することができない。
これにより、次行程であるメダルリフト装置146へのメダル供給を円滑に行うことができる。
ベルト揚送装置144の最下部の上方所定位置に第2フルセンサ202が付設される。
第2フルセンサ202は、ベルト192上に所定量のメダルが存在することを検知する機能を有する。
第2フルセンサ202は、第2投光部204と第2受光部206を含み、第1保留部出口176の隣接下方に配置される。
具体的には、第2投光部204からの投射光が第1保留部出口176の隣接下方のベルト192上方を横断し、第2受光部206に受光される。
第1保留部出口176に隣接するベルト192上に所定量のメダルが載置されている場合、第2受光部206は第2投光部204からの投射光を受光しないので、第2フル信号FS2を制御装置150に出力する。
第2フル信号FS2が出力される場合、ベルト揚送装置144の第1電気モータ194は駆動され、メダルを揚送する。
第2フル信号FS2が所定時間を超えて出力されない場合、メダルがベルト192上に殆どないことから、ベルト揚送装置144の揚送は停止される。
次にメダル払出装置138を説明する。
メダル払出装置138は、制御装置150からの指令に基づいて所定数のメダルを払出す機能を有する。
メダル払出装置138は、複数の所謂コインホッパ206A、206Bを用い、これらコインホッパ206A、206Bによって払い出したメダルを一ずつ計数し、これらを合算することにより所定数のメダルを払い出すことが好ましい。
コインホッパ206A、206Bは、流入したメダルを一つずつ区分けし、かつ、カウントしつつ縦向きのメダルシュート208A、208Bへ払い出す。
メダル払出装置138は、所定数のメダルを払い出した場合、停止される。
メダル払出装置138は、メダルが払い出される毎に検出信号を出力する払出センサ(図示せず)を有している。
また、メダルの払出を迅速に行うため、実施例のようにコインホッパを複数配置することが好ましいが、一つでもよい。
このメダル払出装置138としては、本出願人の出願にかかる特開2008-71013に開示のものを用いることが好ましい。
次に第2メダル保留部142を図2及び3を参照して説明する。
第2メダル保留部142は、メダル払出装置138に供給するメダルを保留する機能を有する。
第2メダル保留部142は、メダル払出装置138の上側の最上位に配置され、それぞれ垂立する前面側壁212、左側壁214、後側壁216及び右側壁218によって立方体形に形成され、上面が上面開口222によって解放された第2メダル保留室224を有する。
第2メダル保留部142の底板225は傾斜し、重力によってメダルがメダル払出装置138に滑落するよう傾斜している。
前面側壁212の一部220は、ヒンジ結合により側面を解放可能にすることが好ましい。
メダルジャム等を解消するためのである。
天板126のメダル補給口128は、上面開口222の上側に配置される。
換言すれば、メダル補給口128から投入されたメダルは、上面開口222から第2メダル保留室224に補給される。
メダル補給口128は、鍵付扉によって開閉可能に閉口することが好ましい。
第2メダル保留部142に第3フルセンサ226が付設される。
第3フルセンサ226は、第2メダル保留室224が満杯になったことを検知する機能を有する。
第3フルセンサ226は、第3投光部228及び第3受光部230からなり、第3投光部228からの投射光が第3受光部230に所定時間を超えて受光されない場合、第3フル信号FS3が出される。
第3フルセンサ226は、後述のメダル受渡部240から落下するメダルの積み上がり部を投射光が横断するよう配置することが好ましい。
次に本発明に係るメダルリフト装置146を説明する。
メダルリフト装置146は、ベルト揚送装置144から受け取ったメダルを、次行程である上方の第2メダル保留部142に揚送する機能を有する。
メダルリフト装置146は、揚送ベルト装置232、ベルト駆動装置234、及び押さえ装置236を含み、メダル受取部238、メダル受渡部240及びメダルリサイクル装置242が付設される。
次に揚送ベルト装置232を説明する。
揚送ベルト装置232は、本体243、下部に配置した第3歯付ローラ244、上方に配置した第4歯付ローラ246、第3歯付ローラ244と第4歯付ローラ246との間に巻き掛けた歯付き平ベルト248及び平ベルト248の背面に配置した規制体250を含んでいる。
まず本体243を説明する。
本体243は、平板であって、上下方向に長くほぼ垂立される角柱状中空体である。
本体243は、所定の間隔で平行に配置した二枚の本体板252A、252B、背面に配置した背面板254により断面チャンネル形に成形され、上下方向に延びる空間256が形成される。
空間256は、落下防止手段257である押さえ装置236によって閉止される。
空間256の下部に第3歯付ローラ244が、上部に第4歯付ローラ246が配置され、それらローラ間に平ベルト248が巻き掛けられる。
換言すれば、平ベルト248は上下方向に長い扁平ループ状に構成され、空間256に配置される。
平ベルト248の外表面には所定間隔で横向きであって水平に所定長さで突出するメダル載置桟258が固定されている。
この突出量は、メダルの搬送能力に影響するので大きいことが好ましいが、メダル厚みの5倍程度が好ましい。
平ベルト248は図4(B)に示すように僅かに傾けられる。
メダル載置桟258上のメダルが自重によって平ベルト248にもたれかかり、落下しにくくするためである。
傾斜角は、可及的に小さいことが好ましいが、メダル受渡部240との関係で設定される。
本実施例では水平線に対し約80度傾斜している。
これにより、メダル載置桟258の載置面は水平線に対し5度〜10度の間で傾斜し、メダル載置側ベルト面260と直角をなす。
メダル載置桟258は、ベルト面260に対しメダル半径未満の長さで突出している。
これにより、メダルはメダル載置桟258上に面接触して載置せれず、周面下端が載置され、周面上部がベルト面260にもたれかかった状態で搬送され、落下しにくい態様において搬送される。
また、メダル載置桟258に対する載置メダル量を少なくしてメダルリフト装置146の小型化を図ると共に第2電気モータ292を小型化し、省エネルギ化するためである。
次に背面板254を説明する。
背面板254は、メダルが載置側の載置側ベルト面260の背面に配置され(図8参照)、載置側ベルト248が撓まないよう位置を規制する機能を有する。
本実施例では背面板254は板状体を使用しているが、実質的板状を構成する案内体により代替えすることができる。
次に押さえ装置236を図5を参照して説明する。
押さえ装置236は、メダル載置桟258上のメダルがメダル載置桟258から落下しないよう案内する機能を有する。
押さえ装置236は、支持板262、押さえ板264及び弾性保持装置266を含んでいる。
まず支持板262を説明する。
支持板262は、縦長矩形の金属板であり、空間256の下部を除く全体を覆うよう形成される。
支持板262の裏面262Rには複数の押さえ板264が固定され、支持板262自体は本体板252A、252Bに弾性的に取り付けられる。
次に押さえ板264を説明する。
押さえ板264は断面L字形であって、その一側壁268が支持板262の裏面262Rに宛われ、支持板262のほぼ全長に亘って固定される。
他側板272は支持板262に対し直角をなし、所定量突出し、その先端が押さえ縁274である。
押さえ縁274は、ベルト248の進行方向と平行に一直線に伸びている。
壁268の幅は押さえ縁274の配置間隔と一致するよう形成することが好ましい。
最端の側壁268を位置決めすることにより、隣接する押さえ板264を当該側壁268の先端にあてがうことにより隣接押さえ板264の位置が設定され、組み付けの便宜のためである。
これにより、押さえ縁274は平ベルト248の大凡全長及び全幅に亘って等間隔、かつ平行に複数配置される。
押さえ板264のピッチ、換言すれば押さえ縁274のピッチは搬送するメダルの直径未満に設定される。
理由は、メダルが押さえ板264の間で自由落下できないようにするためである。
押さえ縁274は、支持板262が本体板252A、252Bに取り付けられた場合、メダル載置桟258の先端に対し、メダルの厚み未満の間隔になるよう設定される。
また、押さえ縁274は平ベルト248の全幅に相対するよう所定数、本実施例では7枚並置される。
メダルがメダル載置桟258と押さえ縁274の間から落下しないようにするためである。
押さえ縁274の下端部は斜面280に形成され、メダル載置桟258の先端が案内されるようにしてメダル載置桟258との衝突を防止している。
押さえ板264の他側板272によって支持板262が強化され、支持板262が撓むことはない。
側板272には透孔281を穿孔し、軽量化を図ることが好ましい。
次に弾性保持装置266を図6を参照して説明する。
弾性保持装置266は支持板262に対し平行に形成された本体板252Aのフランジ部276に形成した透孔278に円形頭部282付きピン284を移動自在に貫通させ、フランジ部276とリテーナ286との間に介在させたスプリング288によってピン284を頭部282がフランジ部276に近づくよう付勢している。
頭部282とフランジ部276との間に挟み込んだ支持板262をフランジ部276に押し付けるように付勢している。
弾性保持装置266は支持板262が平行移動するよう適宜箇所に配置されている。
これにより、万が一メダルが押さえ縁274とメダル載置桟258の先端との間にはさまれた場合、押さえ縁274が逃げることができ、平ベルト248がロックすることを防止する。
次にベルト駆動装置234を図9を参照して説明する。
ベルト駆動装置234は、平ベルト248をメダルの揚送方向D(図4(B))に駆動する機能を有する。
ベルト駆動装置234は第2電気モータ292及び減速機294からなるギヤードモータであり、減速機294の出力軸は第4歯付ローラ246を所定の速度で駆動する。
次にメダル受取部238を図8を参照して説明する。
メダル受取部238は、ベルト揚送装置144から供給されたメダルをメダルリフト装置146に受け渡す機能を有する。
換言すれば、ベルト揚送装置144から落下したメダルをメダル載置桟258上に載せる機能を有する。
メダル受取部238は平ベルト248の側方に形成されたメダル保持部296である。
メダル保持部296は、平ベルト248の下部側方に形成された上面が開口298である凹部302である。
凹部302は、本体板252Aの側方に延長する保持部第1側板304A及び本体板252Bの側方に延長する保持部第2側板304B及び平ベルト248に相対する垂立板306により構成される。
凹部302の底板308は、平ベルト248側に向かって下向きの斜面に形成され、平ベルト248に近接する部位の角度は凹部302の傾斜角度よりも大きい。
メダルがメダル載置桟258上に載置されやすくするためである。
凹部302を構成する保持部第1側板304A及び保持部第2側板304Bには透孔307を開口を構成することが好ましい。
ゴミ等を落下させるためのである。
ベルト揚送装置144の端部から落下したメダルは開口298から凹部302に落下し、底板308上に落下する。
底板308の傾斜により平ベルト248側に滑落したメダルはメダル載置桟258にのり、揚送される。
メダル保持部296に第4フルセンサ310が付設される。
第4フルセンサ310は凹部302のメダルがフルになったことを検知し、第4フル信号FS4を出力する機能を有する。
第4フルセンサ310は例えば透過形光電センサによって構成され、平ベルト248に近い凹部302の上部に配置される。
次にメダル受渡部240を図9を参照して説明する。
メダル受渡部240はメダルリフト装置146から揚送されたメダルをうけとり、第2メダル保留部142に供給する機能を有する。
メダル受渡部240は、メダル滑落樋312であり、平ベルト248の背面側の側方であって、メダル滑落樋312が第4歯付ローラ246の頂部から下方に移動し、水平になる下方に位置している。
メダル滑落樋312は、傾斜底板314、及びその両側から垂立する側壁316、318よりなる。
傾斜底板314は、メダルが重力によって自然滑落する傾斜を有し、その落下口322は第2メダル保留部142の上面開口222の上方に配置されている。
側壁316上端に実質的に連なって上端がラッパ状に拡開されたガイド板323はメダル載置桟258の移動範囲から外れるが、平面視メダル載置桟258とオーバ―ラップする位置に配置される。
メダル載置桟258から落下するメダルを底板314上に落下させるためである。
また、底板314の上方であって、ガイド板323に相対して配置されたガイド板324が配置されている。
これらガイド板323、324の側面はサイド板326、328によってカバーされている。
これにより、メダル滑落樋312の上方にガイド板323、324、サイド板326、328によって上下方向に延びるメダル供給通路332が構成される。
この構成により揚送されたメダルは、第4歯付ローラ246の頂部をすぎると平ベルト248が下向き傾斜になるので、所定角度以上になると自重により滑落し、メダル供給通路332に案内されてメダル滑落樋312の傾斜底板314上に落下する。
落下したメダルは傾斜底板314上を滑落し、第2メダル保留室224に落下する。
次にメダルリサイクル装置242を図10を参照して説明する。
メダルリサイクル装置242は、背面板254に沿って落下したメダルを第1メダル保留部134に供給する機能を有する。
メダルリフト装置146によって揚送されたメダルは、原則、メダル滑落樋312に落下する。
しかし、メダルは複雑な動きをするのでガイド板323と平ベルト248との隙間から背面板254上に落ちこぼれる可能性がある。
メダルリサイクル装置242は、この落ちこぼれメダルを第1メダル保留部134に戻す機能を有する。
背面板254の中間に開口334を形成し、開口334の下縁336から平ベルト248側に斜め上方に延びるガイド板338を形成してある。
開口334の側方にリサイクル樋340を形成してある。
リサイクル樋340は底面342が第1メダル保留部134側に傾斜している。
また、側壁344によって確定されるリサイクル通路346はメダル3枚程度の厚みを有する。
背面板254に沿って落下する落ちこぼれメダルは、ガイド板338によって横にずらされてリサイクル通路346に偏倚され、底面342の傾斜によって第1メダル保留室168に落下する。
次にメダル排出口130を説明する。
メダル排出口130は、開口350及びドア356を含んでいる。
まず第1メダル保留部134のメダル排出用の開口350を説明する。
第1メダル保留部134の第2垂立壁158の中央には矩形の凹部352が形成されている。
凹部352の下縁、両側縁から横向きに下フランジ352U、右フランジ352R及び左フランジ352Lが所定長さで突出されている。
筐体104の左側板104Lの下方であって、凹部325に対面する位置に矩形の開口350が形成される。
開口350の下フランジ350U、右フランジ350R(図示せず)、左フランジ350L(図示せず)が形成される。
下フランジ350Uは第1メダル保留室168の最大深さに対し大凡二分の一に位置している。
換言すれば、第1メダル保留室168内に所定量以上のメダルが積み上がっている場合、メダルの一部は重力により凹部325から自然落下するように構成される。
下フランジ350Uは下フランジ352U、右フランジ350Rは352R、左フランジ352Lは352Lと同一面に配置される。
換言すれば、各フランジによって第1メダル保留室168に連なる横向きの矩形の短トンネルが形成される。
開口350の下側の左側板104Lの軸354に矩形のドア356の下端が回動自在に取り付けられている。
ドア356は解放した場合、左側板104Lに形成されたストッパ358によって左側板104Lに対し約20度の角度で下向きとなるよう設定される。
次に施錠装置360を説明する。
図13に示す施錠装置360は通常の鍵により施錠開錠できる機械式の施錠装置である。
鍵を一方向に回すことにより、ロック片362を筐体104内の係止部364に係止させ、ドア356を施錠する。
鍵を他方向に回すことにより、ロック片362が係止部364から外れ、開錠される。
機械式施錠装置360を用いる場合、前面ドア106のロック装置114の鍵はゲーム場責任者が所持し、ドア356の鍵はゲーム場責任者及び副責任者が所持する。
前面ドア106を解放することにより、有価値のメダルの大量のメダルを短時間で取得でき、ドア356を開口することにより、所定のメダルを所定量取得できるので、信用のおける者に所持させる必要があるからである。
次に実施例のメダル預かり払出装置102の作用を説明する。
まずメダルを預け入れる場合を説明する。
預け入れに先立ち、生体認証装置122によって取得した掌静脈認証情報に基づき本人確認を行う。
本人と確認された場合、メダルの預け入れ可能状態となる。
換言すれば、顧客が預け入れメダルをメダル預入口118に投入した場合、受入口160からメダル計数機136は受け入れる。
メダル計数機136はメダルの受入を検知すると計数を開始し、計数値を制御装置150に送る。
受け入れたメダルは出口153から第1メダル保留部134の第1メダル保留室168に保留される。
正規メダルでない場合、メダル受取口124に返却される。
計数されたメダル数はガイド表示装置108に表示される。
次にメダルを払い出す場合を説明する。
まず、生体認証装置122によって取得した掌静脈認証情報に基づき本人確認を行う。
本人と確認された場合、入力装置110から払出数を設定する。
払出数は預け入れられているメダル数の内数に限られる。
メダル払出装置138が起動され、メダル受取口124に指定されたメダル数が払い出される。
次にメダルリフト装置146の作用を説明する。
第3フルセンサ226が第2メダル保留室224の第3フル信号FS3、第4フルセンサ310がメダル保持部296の凹部302の第4フル信号FS4を出力せず、第2フルセンサ202が第1保留部出口176の第2フル信号FS2を出力していない場合、第1電気モータ194、第2電気モータ292が起動される。
これにより、ベルト揚送装置144の平ベルト192が搬送方向に移動し、メダルリフト装置146の平ベルト248が揚送方向に循環される。
第2フルセンサ202は第2フル信号FS2を出力しているので、平ベルト192上にメダルが載置している。
平ベルト192の揚送運動により平ベルト192上のメダルが斜め上方に搬送される。
平ベルト192上のメダルは規制板196によって通過高さが規制されるため、所定量以下に制限されたメダルがメダル受取部238の凹部302に端部から落下する。
落下したメダルは、平ベルト248の揚送運動によってメダル載置桟258に載って揚送される。
凹部302を抜けるとすぐさまメダル載置桟258上のメダルは押さえ板264の斜面280によって案内され、押さえ縁274によってメダル載置桟258からの落下を抑制されつつ揚送される。
揚送されたメダルはメダル供給通路332からメダル滑落312に落下し、傾斜底板314の傾斜によって自重で滑落し、第2メダル保留室224に供給される。
第2メダル保留室224の第3フルセンサ226が第3フル信号FS3を出力した場合。第2電気モータ292は停止され、メダルリフト装置146は停止される。
第4フルセンサ310が第4フル信号FS4を出力した場合、第1電気モータ194は停止され、ベルト揚送装置144によるメダル搬送は停止される。
メダル受渡部240における落ちこぼれメダルは開口334からリサイクル樋340を通って第1メダル保留室168に返還される。
次に預け入れが連続して第1メダル保留部134が満杯になったケースを説明する。
メダル計数機136の出口153から落下するメダルが積み上がり、第1フルセンサ178が第1フル信号FS1を出力すると、メダル計数機136は停止され、メダルの計数は中止される。
この中止時のメダル計数値に基づいて預かり数を記憶し処理を終了する。
換言すれば、停止までのメダル計数値を預け入れメダル数として制御装置において記憶する。
これと同時に第1メダル保留部134が満杯である旨の表示がガイド表示装置108に表示され、及び/又は満杯である旨の信号が出力され、店長及び副店長に無線等で通知される。
顧客からの申し出及び/又は無線通知により店長又は副店長がメダル預かり払出機102に箱形の受け箱370をもって急行する。
受け箱370をドア356の下方に配置した後、鍵により施錠装置360を開錠し。ドア356を下方へ旋回して開口する。
これにより第1メダル保留室168内の積み上がっているメダルが凹部352を介してドア356の裏面上をガイドとして受け箱370内に落下する。
第1メダル保留室168内の積み上げ量が減少するので第1フルセンサ178は第1フル信号の出力を中止し、メダルの計数が可能になる。
この状態において、顧客は再度預け入れ操作をし、メダル計数機136に残つているメダルを預け入れする。
さらに、メダルの預け入れが継続した場合であっても、開口350をとおしてメダルを掻き出すことができる。
よって、第1メダル保留室168のメダルが満杯にならないのでメダルの預け入れを円滑におこなうことができる。
次に施錠装置を電気的に開錠施錠する実施例2を説明する。
図15において、施錠装置はロック片362を電磁ソレノイド374によって可動可能とし、係止部364に対する係止、解除を制御装置150からの指示に基づいて行うようにした電気的施錠装置372である。
実施例2において、施錠装置372の解放は次の手順によって行う。
まず、生体認証装置122により開錠権限者の生体情報を登録しておく。
本実施例では、店長及び副店長の掌静脈情報を掌静脈認証装置122によって制御装置150に登録しておく。
メダル預かり払出装置102がメダル預かり中にフル信号により預かり処理を中止した場合、店長または副店長が急行し、まず、生体認証装置122によって本人認証を行う。
本人と認証された場合、電磁ソレノイド374が励磁され、施錠装置372が開錠される。
これにより、ドア356は手動で解放可能になるので、前述同様に第1メダル保留室168内のメダルを排出することできる。
この場合、ドア356の開錠権限を有する者のみが開錠できるので価値媒体としてのメダルの窃盗防止効果を高めることができる。
実施例2において、さらに、生体認証装置122によって本人と認証された場合であっても所定の時刻帯に無い場合、電磁ソレノイド374が励磁されないようにすることができる。
換言すれば、閉店が午後11時の場合、午後9時〜午後12時までの間のみドア356を開錠可能とすることができる。
この場合、ドア356の開錠時刻帯がさらに限定されるので、一層メダルの窃盗防止効果を高めることができる。
さらに、実施例1の機械的施錠装置360と実施例2の電気的施錠装置362を組み合わせることが出来る。
この場合、生態情報に基づいて本人認証がされ、かつ、特定者が所持する鍵を用いなければドア356を開錠できないので、より一層メダルの窃盗防止効果を高めることができる。
さらにまた、メダル預かり処理が集中する時刻帯は、メダルリフト装置146のベルト248の揚送速度を増速し、メダルの揚送能力を高めることが好ましい。
揚送能力が高まれば、実質的に第1メダル保留室168の保留容量が増加するからである。
図1は、実施例1のメダル預かり払出装置の斜視図である。 図2は、実施例1のメダル預かり払出装置のカバーを取り除いた状態の斜視図である。 図3は、実施例1のメダル預かり払出装置のカバーを取り除き、さらにベルト揚送装置とメダルリフト装置の一部カバーを取り除いた斜視図である。 図4は、実施例1のメダルリフト装置の正面図及びA―A線断面図である。 図5は、実施例1のメダルリフト装置の落下防止装置の押さえ板の裏面射視図、下端部拡大図及び下端部正面図である。 図6は、実施例1のメダルリフト装置の押さえ板の弾性保持装置の拡大図である。 図7は、実施例1のメダル預かり払出装置の第1メダル保留及びベルト揚送装置の一部切除斜視図である。 図8は、実施例1のメダルリフト装置の下端部の断面図である。 図9は、実施例1のメダルリフト装置の上部斜視図及び断面図である。 図10は、実施例1のメダルリフト装置の中間部の斜視図及び断面図である。 図11は、実施例1のメダル預かり払出装置の制御ブロック図である。 図12は、実施例2のメダル預かり払出装置の斜視図である。 図13は、実施例2のメダル預かり払出装置のメダル排出用の開口の拡大断面図(閉口状態)である。 図14は、実施例2のメダル預かり払出装置のメダル排出用の開口の拡大断面(開口状態)図である。 図15は、実施例2のメダル預かり払出装置の制御ブロック図である。
104 筐体
118 預入口
120 本人確認装置
124 受取口
134 第1メダル保留部
138 払出装置
146 揚送装置
142 第2メダル保留部
136 メダル計数機
350 開口
360、372 施錠装置
356 ドア

Claims (1)

  1. メダル計数機(136)、第1メダル保留部(134)、第2メダル保留部(142)、揚送装置(146)及び払出装置(138)を筐体(104)内に内蔵し、前記筐体(104)の外面に配置した本人確認装置(120)、預入口(118)、及び受取口(124)を筐体(104)の外面に配置し、前記本人確認装置(120)での本人確認に基づいて前記預入口(118)から受け入れたメダルを前記メダル計数機(136)により計数後、前記第1メダル保留部(134)に保留し、適時に前記第1メダル保留部(134)よりも上方に配置した前記第2メダル保留部(142)に前記揚送装置(146)によって揚送し、また、前記本人確認装置(120)での本人確認に基づいて前記第2メダル保留部(142)から前記払出装置(138)によってメダルを前記受取口(124)に払い出すようにしたメダル預かり払出装置において、
    前記第1メダル保留部(134)の前記筐体(104)の側板(104L)に隣接する垂立壁(158)に凹部(352)が形成され、さらに、
    前記第1メダル保留部(134)の満杯を検知する第1フルセンサ(178)を設け、
    前記筐体(104)の前記第1メダル保留部(134)の前記凹部(352)に相対する位置に開口(350)を形成し、
    前記開口(350)は施錠装置(360、372)付きドア(356)によって開口又は閉口され、前記ドア(356)が前記開口(350)を開口した際、ストッパ(358)によって前記側板(104L)から下向き傾斜となるよう設定されると共に、前記第1フルセンサ(178)からのフル信号時に前記ドア(356)を開口した際には、前記第1メダル保留部(134)に積み上がったメダルが前記凹部(352)を介して落下するようにし、
    前記第1フルセンサ(178)からの第1フル信号(PS1)に基づいて前記メダル計数機(136)による計数を中止して中止時のメダル計数値に基づいて預かり数を記憶し、前記第1フル信号(PS1)の解消後は前記メダル計数機(136)による計数を再開可能とする制御装置(150)を有する
    ことを特徴とするメダル預かり払出装置。
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