JP6328307B1 - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
遊技者は、先ず、メダルの投入操作を行う。メダルの投入には、遊技毎にその都度、メダル受け皿の中のメダルを数枚、手で掴んでメダル投入口からメダルを投入する方法と、メダル受け皿の中のある程度の枚数のメダルを予めメダル投入口から投入して内部貯留しておき、この内部貯留されたクレジットメダルをベットスイッチの操作で投入する方法とがあり、いずれかを任意に選択することができる。
役抽選の結果、所定の役に当選し、且つ、リールが当選した役に応じて予め定められた図柄の組み合わせが所定のライン、いわゆる有効ライン上に揃うことにより、入賞等となり、或いは図柄の組み合わせが有効ライン上に揃わないことによりハズレとなって1回の遊技が終了する。入賞内容に応じて、メダルの払い出し等が行われる。メダルの払い出しにおいては、クレジットメダルが予め定めた貯留枚数に到達していない場合には、クレジットメダルに加算され、当該貯留枚数に到達した場合にはメダル受け皿へメダル払出口を介して払い出される。
この特許文献1記載の発明によれば、メダル受け皿の底面にメダル投入口があるのでメダルの投入操作が楽となり長時間遊んでも疲れ難くすることができる。
結果として、上述したような簡単な動作でメダル投入を行うことができて、メダル投入の負担を軽減することができる。
本発明によれば、レール部140の少なくとも一部では、レール部140にメダルを立てた状態で前壁130に沿って並べることで、メダルの上端が前壁130の上端よりも高くなる。
メダルの上端が前壁130の上端よりも高くなることで、前壁130の上端の高さをメダルによって実質的に高くすることができ、メダル受け皿100内のメダルが前壁130から溢れることを抑えることが可能となり、メダル受け皿100のメダルの貯留量を増加させることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記メダル整列部200は、前記メダルの直径と略同じ径からなる半円柱状に形成されることを特徴とする。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル枚数とする。
このメダル投入口38の手前には、メダルをメダル投入口38へ投入する際、底面が半円状になって俵状(円柱状)に整列させたメダルを載置することができて、メダル投入口38へメダルを案内可能な投入案内部39が形成されている。
ベットスイッチ32には、スタートスイッチ40の略直上に配置されているシングルベットスイッチ35と、このシングルベットスイッチ35の右側に隣接するマックスベットスイッチ34とを備えている。
このベットスイッチ32の操作により設定された賭け数が規定数に達している状態で、スタートスイッチ40が操作されることにより、当該賭け数が確定するように形成されている。
メダル整列部200には、メダルの直径と略同じ径からなる円柱状のものを直径方向に沿って半分に切断したような半円柱状に形成されている整列溝210が形成されている。
このレール部140はメダル整列部200の遊技者から見て左側の側端まで形成されている。すなわち、レール部140はメダル整列部200には形成されていない。
レール部140に乗せたメダルは、メダル整列部200側へ転がってメダル整列部200の側端からレール部140よりも下方に位置する整列溝210へ落下するように形成されている。
レール底面150の前後方向の幅は、メダルの厚みよりも僅かに長くなるように形成されている。
また、図5に示すように、レール部140は、レール部140にメダルを立てた状態で前壁130に沿って並べると、メダルの上端が前壁130の上端よりも高くなるような位置に形成されている。別の言い方をすると、レール部140は、レール底面150から前壁130の上端までの高さ方向の距離がメダルの直径よりも小さくなるような位置に形成されている。
このレール部140の高さ方向の位置を限定する内容は、本実施の形態ではレール部140の長手方向の全部で成立している。
なお、このレール部140の高さ方向の位置を限定する内容は必ずしもレール部140の長手方向の全部で成立していることに限定されるものではなく、レール部140の一部だけで成立してもよい、すなわち、レール部140の少なくとも一部で成立すればよいものである。
メダルがレール部140から落下してくるたびに同様のことが繰り返されることになる。
結果として、上述したような簡単な動作でメダル投入を行うことができて、メダル投入の負担を軽減することができる。
すなわち、これらのメダルが立った状態で前壁130の位置に沿って並び、メダルの上端が前壁130の上端よりも高くなることで、前壁130の上端の高さをメダルによって実質的に高くすることができ、貯留本体部120内のメダルが前壁130から溢れることを抑えることが可能となり、貯留本体部120のメダルの貯留量を増加させる。
レール部140は、長手方向のメダル整列部200側に向かって下り傾斜している。
このようにレール部140を傾斜させることによってメダルを立てた状態でメダル整列部200に向かって案内させることができる。
更に、レール部140を傾斜させているにも関わらず、レール部140上に立てた状態のメダルの上端が前壁130の上端よりも上方に向かって突出するようにレール部140の高さ方向を調整していることによってメダルの貯留量を増やすことができる。
図5に示すように、レール部140は長手方向においてメダル整列部200側に向かって下り傾斜しているにも関わらず、レール部140上に立てた状態のメダルは長手方向の全領域において上方向に突出している。この場合、レール部140の長手方向において、前壁130の上端よりもメダルの突出する高さがメダル整列部200側に向かって徐々に減ってはいるものの、レール部140の全体としては、長手方向の全領域で上方に向かって突出している。なお、既に説明しているようにレール部140の長手方向の一部だけにおいてメダルの上端が上方に向かって突出するようにしてもよい。
一方、メダルが貯留部110に貯まっていない状況では、レール部140にメダルが並ぶことはなく、遊技進行において、レール部140上のメダルが邪魔になるようなことは発生しない。
このように、本実施の形態では、貯留部110のメダルの量によって、実質的な前壁130の高さを上下させることができ、貯留可能な量を変化させることができる。
第1の実施の形態では、メダル整列部200が遊技者から見て向かって右側に配置されていたが、本実施の形態では、図10に示すように、メダル整列部200が遊技者から見て向かって左側に配置されているものである。そして、レール部140の傾斜方向もそれに伴って、遊技者から見て右端側から左端側に向かって下り勾配に傾斜しているものである。
その他の構成や、作用及び効果は、第1の実施の形態と同様であって、それらの説明を省略する。
第1の実施の形態では、レール部140がメダル受け皿100の左端側から右端側に向かって貯留本体部120の左右方向の略全領域に形成されていたが、本実施の形態では、図11に示すように、レール部140がメダル受け皿100の中央から右端側に向かって貯留本体部120の左右方向の一部に形成されているものである。
その他の構成や、作用及び効果は、第1の実施の形態と同様であって、それらの説明を省略する。
第1の実施の形態では、レール部140のレール底面150の全領域は、前壁130より低い位置に配置されていたが、本実施の形態では、図12に示すように、レール底面150の一部が、前壁130の上端よりも高くなるように形成されているものである。
なお、立設片170の上端面は、メダル挿入の際、メダルが引っ掛からないように水平ではなく、後方側に傾斜して形成されている。
その他の構成や、作用及び効果は、第1の実施の形態と同様であって、それらの説明を省略する。
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 中パネル 22 下パネル
24 メダル払出装置 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
39 投入案内部 40 スタートスイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
61 図柄 62 リール
64 左リール 66 中リール
68 右リール 86 有効ライン
87 クレジット表示器 88 払出枚数表示器
89 設定表示器 100 メダル受け皿
105 灰皿置部 110 貯留部
120 貯留本体部 130 前壁
140 レール部 150 レール底面
160 突条片 170 立設片
200 メダル整列部 210 整列溝
220 立設板 230 凹状縁部
240 隙間 260 円弧状間隙
Claims (5)
- メダル払出口から円盤状のメダルを払い出すメダル払出装置と、
上方に向けて開口する貯留部を有し、当該貯留部に前記メダル払出口から払い出されたメダルを受け入れて貯留するメダル受け皿と、を備える遊技機であって、
前記貯留部は、
遊技者側に位置し、遊技機本体と対向する前壁と、
前記前壁の前記遊技機本体側に、前記前壁に沿って前記メダル受け皿の他端側から一端側に向かって下り勾配で傾斜しており、メダルを立てた状態で回転可能に案内するレール部と、
前記レール部の前記一端側に位置して、前記前壁側から前記遊技機本体側に向かって下り勾配で傾斜し、前記レール部から回転されてきた前記メダルを当該遊技機本体側に向かってスライド案内させるメダル整列部とを備えることを特徴とする遊技機。 - 前記レール部の少なくとも一部は、
前記レール部にメダルを前記立てた状態で前記前壁に沿って並べると、メダルの上端が前記前壁の上端よりも高くなるような位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記メダル整列部は、前記メダルの直径と略同じ径からなる半円柱状に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
- 前記メダル整列部の前記遊技機本体側と、前記遊技機本体との間には、前記メダル整列部に整列したメダルを掴むための指を入れる隙間を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機。
- 前記レール部の底面の少なくとも一部は、前記前壁の上端よりも高くなるように形成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の遊技機。
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