JP6328307B1 - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な動作でメダル投入を行うことができて、メダル投入の負担を軽減することが可能な遊技機を提供する。【解決手段】貯留部110は、遊技者側に位置し、遊技機本体と対向する前壁130と、前壁130の遊技機本体側に、前壁130に沿ってメダル受け皿100の他端側から一端側に向かって下り勾配で傾斜しており、メダルを立てた状態で回転可能に案内するレール部140と、レール部140の一端側に位置して、前壁130側から遊技機本体側に向かって下り勾配で傾斜し、レール部140から回転されてきたメダルを当該遊技機本体側に向かってスライド案内させるメダル整列部200とを備えることを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、スロットマシン等の遊技機に関する。
スロットマシン等の遊技機は、以下のようにして遊技が行われる。
遊技者は、先ず、メダルの投入操作を行う。メダルの投入には、遊技毎にその都度、メダル受け皿の中のメダルを数枚、手で掴んでメダル投入口からメダルを投入する方法と、メダル受け皿の中のある程度の枚数のメダルを予めメダル投入口から投入して内部貯留しておき、この内部貯留されたクレジットメダルをベットスイッチの操作で投入する方法とがあり、いずれかを任意に選択することができる。
すなわち、メダルの直接投入、又は、ベットスイッチの操作によるクレジットメダルからのメダルの内部投入により、所定の枚数、いわゆる規定数としての賭け数が設定されることを条件として遊技が開始可能となる。
そして、遊技者は、次に、遊技のスタート操作を行う。この操作は、スタートスイッチを押下することにより行われ、この押下操作に応じて遊技がスタートすると、全リールが回転を開始し、リール上の図柄が変動状態となる。また、スタートスイッチの押下操作のタイミングで、複数の役のいずれの役に当選するか否かの役抽選が行われる。
次に遊技者がリールの停止操作を行う。この操作は、各リールに対応して設けられているストップスイッチを任意の順番で操作することにより行われる。
役抽選の結果、所定の役に当選し、且つ、リールが当選した役に応じて予め定められた図柄の組み合わせが所定のライン、いわゆる有効ライン上に揃うことにより、入賞等となり、或いは図柄の組み合わせが有効ライン上に揃わないことによりハズレとなって1回の遊技が終了する。入賞内容に応じて、メダルの払い出し等が行われる。メダルの払い出しにおいては、クレジットメダルが予め定めた貯留枚数に到達していない場合には、クレジットメダルに加算され、当該貯留枚数に到達した場合にはメダル受け皿へメダル払出口を介して払い出される。
以上の操作は、遊技者の操作手順であり、通常は、複数ゲームに亘って遊技を行うため、これらの操作が何度も繰り返されることとなる。
ここで、メダル受け皿に貯留したメダルを、遊技毎にメダル投入口へ投入させる動作を長時間繰り返しても疲れないように、メダル受け皿の底面にメダル受け皿内部に貯留しているメダルを投入可能なメダル投入口を備えている従来技術(例えば、特許文献1)がある。
この特許文献1記載の発明によれば、メダル受け皿の底面にメダル投入口があるのでメダルの投入操作が楽となり長時間遊んでも疲れ難くすることができる。
特開2000−107346号公報
しかし、上述した特許文献1に記載の発明では、メダル受け皿の底面にメダル投入口があるため、投入されたメダルを、メダル投入口よりも上方に位置する遊技機内部のホッパーユニットにまで上昇させる搬送装置が新たに必要となり、製造コストが大幅にかかってしまう。
また、上述した特許文献1に記載の発明では、メダル投入口の手前側にメダルを俵状(円筒状)に整えるメダル投入部11bが設けられ、メダル受け皿内部のメダル投入口にメダルを投入する際、メダルを複数枚、俵状(円筒状)に整えることが可能であるが、その作業は、遊技者自ら、メダル受け皿内部に散乱しているメダルを手で集めて整える必要がある。遊技中に、そのような複雑な作業を行うのは大変手間がかかってしまうという問題点があった。
本発明は、簡単な動作でメダル投入を行うことができて、メダル投入の負担を軽減することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係る遊技機10は、次の点を特徴とする。すなわち、メダル払出口28から円盤状のメダルを払い出すメダル払出装置24と、上方に向けて開口する貯留部110を有し、当該貯留部110に前記メダル払出口28から払い出されたメダルを受け入れて貯留するメダル受け皿100と、を備える遊技機10であって、前記貯留部110は、遊技者側に位置し、遊技機本体と対向する前壁130と、前記前壁130の前記遊技機本体側に、前記前壁130に沿って前記メダル受け皿100の他端側から一端側に向かって下り勾配で傾斜しており、メダルを立てた状態で回転可能に案内するレール部140と、前記レール部140の前記一端側に位置して、前記前壁130側から前記遊技機本体側に向かって下り勾配で傾斜し、前記レール部140から回転されてきた前記メダルを当該遊技機本体側に向かってスライド案内させるメダル整列部200とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、メダル受け皿100のメダル払出口28から払い出されて貯留部110内部に貯留されているメダルを遊技者が片手で掻いて、レール部140に載せる。レール部140はメダル受け皿100の他端側から一端側に向かって下り勾配で傾斜していることで、レール部140に乗せられたメダルは立った状態で自重により、メダル受け皿100の一端側に向かって転がって回転移動する。
レール部140の上を回転移動して、前記一端側にまで案内されたメダルは、レール部140の一端側に位置するメダル整列部200に移動する。このメダル整列部200は、前壁130側から遊技機本体側に向かって下り勾配で傾斜していることで、レール部140から回転されてきたメダルを遊技機本体側に向かってスライド案内させ易くなる。
これにより、遊技者は、片手で貯留部110内部に貯留されているメダルをレール部140に乗せるだけで、それらのメールをメダル受け皿100の一端側にあるメダル整列部200に集めることが可能となる。そして、メダル整列部200に集められた複数枚のメダルを、適宜のタイミングで纏めて掴んで、メダル投入口38へ移動させることで、メダル投入処理を容易に行うことができる。
結果として、上述したような簡単な動作でメダル投入を行うことができて、メダル投入の負担を軽減することができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記レール部140の少なくとも一部は、前記レール部140にメダルを前記立てた状態で前記前壁130に沿って並べると、メダルの上端が前記前壁130の上端よりも高くなるような位置に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、レール部140の少なくとも一部では、レール部140にメダルを立てた状態で前壁130に沿って並べることで、メダルの上端が前壁130の上端よりも高くなる。
メダルの上端が前壁130の上端よりも高くなることで、前壁130の上端の高さをメダルによって実質的に高くすることができ、メダル受け皿100内のメダルが前壁130から溢れることを抑えることが可能となり、メダル受け皿100のメダルの貯留量を増加させることができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記メダル整列部200は、前記メダルの直径と略同じ径からなる半円柱状に形成されることを特徴とする。
本発明によれば、メダル整列部200は、メダルの直径と略同じ径からなる半円柱状に形成されている。このため、メダル整列部200において、メダルが横方向に寝た状態、すなわち円盤状のメダルの表裏面が上下方向に向いた状態になると、メダルの中央付近の下面と、メダル整列部200の上面との間には円弧状の間隙である円弧状間隙260が発生する。
また、メダル整列部200は、前壁130側から遊技機本体側に向かって下り勾配で傾斜していることで、レール部140より落下してきたメダルが、遊技機本体側に向かってスライド案内される。その後、レール部140より落下してスライド案内されるメダルの一部が、その前に横方向に倒れているメダルの下面とメダル整列部200の上面との円弧状間隙260に入り込む。この入り込んだメダルの後からレール部140より落下してスライド案内されるメダルも同様に、その前のメダルの下面とスライド整列部の上面との円弧状間隙260に入り込む。さらに、その後から続いてレール部140より落下してスライド案内されるメダルも同様の動作を繰り返すことになる。
このように、レール部140より落下してスライド案内されるメダルの一部が、その前にレール部140より落下して横になっているメダルとメダル整列部200の上面との円弧状間隙260に入り込んだ状態が繰り返されることで、メダル整列部200の複数枚のメダルは、互いに一部が重なり合った状態となる。この状態で整列したメダルの両端を指で挟んで掴むだけで簡単に俵状(円柱状)に複数枚のメダルを形成することができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記メダル整列部200の前記遊技機本体側と、前記遊技機本体との間には、前記メダル整列部200に整列したメダルを掴むための指を入れる隙間240を設けたことを特徴とする。
本発明では、メダル整列部200の遊技機本体側と遊技機本体との間にメダル整列部200に俵状(円柱状)に整列したメダルの両端を掴むための指を入れる隙間240を設けたことで、遊技者は指を前記隙間240に差し込んで、俵状に整列したメダルの両端を簡単に掴むことができる。
また、本発明に係る遊技機10は、さらに、前記レール部140の底面の少なくとも一部は、前記前壁130の上端よりも高くなるように形成されていることを特徴とする。
本発明では、レール部140の底面の少なくとも一部は、前壁130の上端よりも高くなるように形成されていることで、レール部140の底面が前壁130の上端よりも常に低いものと比較して、レール部140の傾斜角度を大きくすることができる。これにより、レール部140にメダルを立てた状態で乗せると自重により勢いよくメダル受け皿100の一端側に転がって移動させることができ、レール部140の途中でメダルが停止してメダル整列部200に到達しないようなことを回避することができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機を示す外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、メダル受け皿を背面側の斜め上方から見た場合の外観図である。 本発明の第1の実施の形態であって、メダル受け皿を図2のBB線で切断した状態のものを斜め後方から見た外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、メダル受け皿を図2のAA線で切断した状態のものを斜め後方から見た外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、メダル受け皿を斜め後方から見た外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、レール部を転がってきたメダルがメダル整列部にスライド案内される状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、レール部を転がってきたメダルがメダル整列部にスライド案内される状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、レール部を転がってきたメダルがメダル整列部にスライド案内される状態を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、メダル整列部に整列したメダルを遊技者が指で掴んでいる状態を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態であって、メダル整列部を正面から向かって左側に設けたメダル受け皿を背面側の斜め上方から見た外観図である。 本発明の第3の実施の形態であって、レール部がメダル受け皿の中央付近から一端側に設けたメダル受け皿を背面側の斜め上方から見た外観図である。 本発明の第4の実施の形態であって、レール部のレール底面の一部が前壁の上端よりも高い位置にあるメダル受け皿を途中で切断した状態のものを斜め後方から見た外観斜視図である。
本明細書では、各説明箇所において、方向についての定義等が示されていない場合には、遊技機10の正面に向かって位置している遊技者、すなわち、当該遊技機10の前に設置してある椅子に座っている遊技者から見て、遊技機10から遊技者の手前側に向かう方向を「前」方向とし、その逆方向を「後」方向とする。また、同様に、「左」や「右」等の左右方向及び「上」や「下」等の上下方向も、遊技機10の前に座っている遊技者から見た場合の左方向や右方向、又は上方向や下方向を意味する。同様に、各部材の説明においても、方向についての定義等が示されていない場合には、各部材を、遊技機10の所定位置に固定した場合における遊技者から見た方向を意味する。
本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンを、以下、図1を参照しながら説明する。本実施の形態に係る遊技機10としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する正面開口を有する四角箱状の筐体12と、この筐体12の正面開口を開閉自在に覆う前扉14とを備えている。
前扉14の上部には、薄板樹脂からなる中パネル20を備えている。この中パネル20の略中央には、3個のリール62(正面から向かって左側の左リール64、中央の中リール66、右側の右リール68)の円周上の図柄61を見ることができる透過可能な図柄表示窓部16が形成されている。この図柄表示窓部16は、3個全てのリール62の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄61を遊技者に見せるように形成されている。この図柄表示窓部16は、リール62の正面側に設けられて、リール62の回転が停止した際、有効ライン86上に停止している複数の図柄61を視認するためのものである。リール62は、複数の図柄61を図柄表示窓部16を介して変動表示可能なものである。
図柄表示窓部16の後方向(奥方向)には、3個のステッピングモータ(図示せず)と、この各ステッピングモータによってそれぞれ回転させられる合計3個の前記リール62と、前記ステッピングモータ及び前記リール62を保持するユニットホルダ(図示せず)とを有するリールユニットが配置されている。また、リールユニットには、リール62の回転位置が基準となる位置(基準位置)であることを検出するためのリール位置センサが設けられている。このステッピングモータは、制御手段から出力されるステッピングモータを駆動するための駆動信号に基づき駆動する。
図柄表示窓部16の下方には、後述するクレジットメダルの貯留枚数であるクレジットメダル枚数を表示するクレジット表示器87と、このクレジット表示器87の左側に配置され、遊技機10から払い出されたメダルの総数を表示する払出枚数表示器88とが設けられている。これらの表示器は、2個の7セグメントLED表示器で構成されている。7セグメントLED表示器は、10進法のアラビア数字等の1文字を表現するために、それぞれ個別に点灯・消灯が可能な7つのセグメント(LED)から構成されているものである。2個の7セグメントLED表示器を有することにより、クレジット表示器87は2桁の貯留枚数、払出枚数表示器88は2桁の払出枚数が表示可能になっている。
前扉14の下部には下パネル22が設けられている。そして、前扉14には下パネル22の上部に位置して前扉14の前方向へ向けて突出する操作部30を備えている。
本実施の形態に係る遊技機10には、遊技開始の条件として投入するためのメダルを後述するメダル投入口38からあらかじめ投入して、最大50枚までクレジットメダルとして内部に貯留可能なクレジット機能(投入枚数を電子データとして電子的に記憶し管理する機能)を有している。なお、このクレジットメダルとして貯留可能な最大枚数である50枚を最大クレジットメダル枚数とする。
操作部30の上面右側には、遊技媒体としての円盤状のメダルを投入するためのメダル投入口38が設けられている。
このメダル投入口38の手前には、メダルをメダル投入口38へ投入する際、底面が半円状になって俵状(円柱状)に整列させたメダルを載置することができて、メダル投入口38へメダルを案内可能な投入案内部39が形成されている。
筐体12内部であって、メダル投入口38の近傍には、メダル投入口38に投入されたメダルが正規のものか否かを選別して、正規のメダルのみをメダル払出装置24に導くメダルセレクタが設けられている。このメダルセレクタには、メダル投入口38に投入されたメダルを1枚ずつ検出する投入センサが設けられている。
なお、筐体12内部には図示しないメダル通路が設けられており、メダルセレクタにおいて非正規のメダルとして排除されたメダルや、メダル払出装置24から払い出されたメダルが、このメダル通路を通過して後述するメダル払出口28から払い出される。
具体的には、メダルセレクタには、特に図示していないが、電磁石を用いたキャンセルコイルの作動により、メダル投入口38から投入されたメダルをメダル払出装置24内に貯留させる通路と、メダル払出口28から後述するメダル受け皿100へ進ませる通路との切り換えが可能に形成されている。これにより、メダル投入口38から投入されたメダルをクレジットメダルとして貯留するか、メダル受け皿100へ払い出すかの切り換えをすることができる。
操作部30の左端には、クレジット機能によりクレジットしたメダルの全てを払い出すための精算スイッチ36が設けられている。この精算スイッチ36が操作されると、クレジットしたメダルの全てが、メダル払出口28からメダル受け皿100へ払い出される。
操作部30の中央には、操作により対応するリール62の回転を停止させるため、3個のリール62のそれぞれに対応する3個のストップスイッチ50が設けられている。このストップスイッチ50は、左リール64を停止させるための左ストップスイッチLと、中リール66を停止させるための中ストップスイッチCと、右リール68を停止させるための右ストップスイッチRとを有している。すなわち、これらのストップスイッチ50は、複数のリール62それぞれに対応して設けられ、複数のリール62の図柄61の変動表示の開始後、遊技者の操作によりリール62の図柄61の変動表示を個別に停止させるためのものである。
このストップスイッチ50の左側には、メダルの投入又は後述するベットスイッチ32の操作を条件にリール62の回転を開始させるためのスタートスイッチ40が設けられている。すなわち、このスタートスイッチ40は、遊技者の操作によりリール62の図柄61の変動表示を開始させるためのものである。
このスタートスイッチ40の上方には、遊技を開始するためのメダルの賭け数を設定するために予め貯留したメダルをベット可能なベットスイッチ32が設けられている。
ベットスイッチ32には、スタートスイッチ40の略直上に配置されているシングルベットスイッチ35と、このシングルベットスイッチ35の右側に隣接するマックスベットスイッチ34とを備えている。
シングルベットスイッチ35を操作すると、1枚の賭け数が設定され、マックスベットスイッチ34を操作すると、最大枚数としての3枚の賭け数が設定される。
このベットスイッチ32の操作により設定された賭け数が規定数に達している状態で、スタートスイッチ40が操作されることにより、当該賭け数が確定するように形成されている。
前扉14の下部に相当する筐体12の内部には、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができるメダル払出装置24(ホッパーユニットと称される場合もある)と、各部品に電力を供給するための電源ユニット(図示せず)とが配置されている。
このメダル払出装置24には、その駆動によりメダルをメダル払出口28に向けて払い出すホッパーモータと、メダル払出装置24の出口に設けられ、メダル払出口28に払い出されたメダルを1枚ずつ検出する払出センサと、メダル払出装置24のメダルタンクから溢れたメダルを収納するための補助タンクの近傍に設けられ、補助タンク内のメダルが満杯になったことを検出して制御手段へ信号を出力するオーバーフローセンサとが設けられている。
前扉14の下部には、所定の場合にメダル払出装置24からメダルが払い出されるメダル払出口28が形成されている。また、上方に向けて開口してメダル払出口28から払い出されたメダルを受け入れて貯留するメダル受け皿100が形成されている。
メダル受け皿100は、正面から向かって左側に位置して灰皿を載置する灰皿置部105と、メダル払出口28の下方に位置してメダル払出口28から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する貯留部110とを有している。
貯留部110は、メダル払出口28の下方に位置してメダル払出口28から払い出されたメダルを貯留する貯留本体部120と、この貯留本体部120の遊技者側に位置し、遊技機本体と対向する前壁130と、前壁130の遊技機本体側に、前壁130に沿ってメダル受け皿100の他端側である左端側から一端側である右端側に向かって下り勾配で傾斜しており、メダルを立てた状態で回転可能に案内するレール部140と、レール部140の一端側に位置して、前壁130側から遊技機本体側に向かって下り勾配で傾斜し、レール部140から回転されてきたメダルを当該遊技機本体側に向かってスライド案内させるメダル整列部200とを備えている。
なお、ここで、遊技機本体とは、遊技機10からメダル受け皿100を取り外した部分を指すものである。すなわち、遊技機10は、メダル受け皿100を取り外した遊技機本体と、メダル受け皿100とを有していることになる。
図2に示すように、メダル整列部200は、遊技機10の正面側の遊技者から見て右側に配置されている。
メダル整列部200には、メダルの直径と略同じ径からなる円柱状のものを直径方向に沿って半分に切断したような半円柱状に形成されている整列溝210が形成されている。
レール部140は、前壁130の裏面側に位置して、メダル受け皿100の他端側(遊技機10の正面から見て左端側)から一端側(遊技機10の正面側から見て右端側)に向かって下り勾配に傾斜し、メダルを立てた状態で回転移動させて、メダル整列部200へ案内可能に形成されている。
レール部140の遊技機本体側と、遊技機本体との間にメダル払出口28から払い出されたメダルを貯留可能な貯留本体部120が設けられている。この貯留本体部120に払い出されたメダルを遊技者が手で手前側に掻いて手前側のレール部140に乗せることが可能に形成されている。
このレール部140はメダル整列部200の遊技者から見て左側の側端まで形成されている。すなわち、レール部140はメダル整列部200には形成されていない。
レール部140に乗せたメダルは、メダル整列部200側へ転がってメダル整列部200の側端からレール部140よりも下方に位置する整列溝210へ落下するように形成されている。
貯留本体部120、レール部140及びメダル整列部200は、いずれも上方に向けて開口して全てメダルを貯留することができるものであり、貯留本体部120、レール部140及びメダル整列部200によりメダルを貯留可能な貯留部110を形成している。
図3に示すように、メダル整列部200の整列溝210は、前壁130側から遊技機本体側に向かって下り勾配で傾斜し、レール部140から回転移動して落下してきたメダルを遊技機本体側に向かってスライド案内させることができるように形成されている。
整列溝210の底面は、レール部140の後述するレール底面150(図4参照)よりも高さ方向において低い位置に形成されている。これにより、レール部140から転がってきたメダルを下方に落下させるとともに整列溝210へスライド案内させることができるように形成されている。
整列溝210の遊技機本体側には、整列溝210の底面から立設する立設板220が形成されている。この立設板220は、整列溝210の底面から垂直方向ではなく、90度よりも僅かに小さな角度で傾斜して立設するように形成されている。具体的には、立設板220の上側程、遊技機本体からの距離が長くなって遊技機本体から離れるように形成されている。このように立設板220の上側を遊技機本体から離れさせることで、後述する隙間240を形成することが可能となる。
立設板220には、立設板220の上端から遊技機本体側に向かって延設されると共に略中央が凹状に凹んでいる凹状縁部230が形成されている。この凹状縁部230は、全体として略中央が凹状に凹んでいることで、立設板220に沿って立設するメダルの上端と、遊技機本体との間に遊技者の指を差し込むことが可能な隙間240を生じさせることができるように形成されている。
図4に示すように、レール部140は、前壁130の遊技機本体側の側面から遊技機本体側へ向かって水平に延設されるレール底面150と、このレール底面150の遊技機本体側から上方に向かって突条に突出する突条片160とを備えている。
レール底面150の前後方向の幅は、メダルの厚みよりも僅かに長くなるように形成されている。
また、前壁130の内面は、上側程、遊技機本体からの距離が長くなるように前後方向に僅かに傾いて形成されている。このため、レール部140を回転しながら移動するメダルも、前壁130の内面に沿ってメダルの上側程、遊技機本体からの距離が長くなるように前後方向に僅かに傾斜した状態で転がる(図5〜図9参照)。
メダルは、上側程、遊技機本体からの距離が長くなるように僅かに傾斜した状態で転がっていくことで、メダルがレール部140からメダル整列部200に落下する際も、その傾斜した状態を維持したまま落下する。メダルは、上側が遊技機本体側に倒れることなく、整列溝210の内面に沿って滑り落ちる。これにより、当該メダルより前に整列溝210で横になっているメダルの下面と整列溝210の上面との間の円弧状間隙260にレール部140から落下するメダル下部を潜り込ませることが可能となる。
仮にレール部140から整列溝210へ落下するメダルが垂直に立設した状態であったり、メダルの上側程、遊技機本体からの距離が短くなって、上述したものとは逆方向に傾斜した状態であったりすると、メダルの上部が遊技機本体側に倒れ込み易くなり、レール部140から整列溝210へ落下するメダル下部を、前記円弧状間隙260の中に潜り込ませることが難しくなる。
図5に示すように、レール底面150は、遊技機10の正面から見て左端側が最も高い位置にあり、右端側は、メダル整列部200の整列溝210の底面よりも僅かに上に位置している。これにより、レール底面150上のメダルをメダル整列部200まで回転移動させることができるとともに、図5の黒塗り矢印のように、転がってきたメダルをレール底面150から整列溝210へ落下させ、そのまま整列溝210上をスライド案内させることが可能となる。
突条片160がレール底面150の奥側で上方に突出しているため、レール部140上のメダルが、図5の白抜き矢印のように前壁130の上端を回転中心として回転し前壁130を乗り越えて遊技者側に向かって倒れ込むようにメダル受け皿100の外部へ落下しようとしても、レール底面150上のメダルの下端が突条片160に当接することになり、メダルの落下を防止することができる。
また、図5に示すように、レール部140は、レール部140にメダルを立てた状態で前壁130に沿って並べると、メダルの上端が前壁130の上端よりも高くなるような位置に形成されている。別の言い方をすると、レール部140は、レール底面150から前壁130の上端までの高さ方向の距離がメダルの直径よりも小さくなるような位置に形成されている。
このレール部140の高さ方向の位置を限定する内容は、本実施の形態ではレール部140の長手方向の全部で成立している。
なお、このレール部140の高さ方向の位置を限定する内容は必ずしもレール部140の長手方向の全部で成立していることに限定されるものではなく、レール部140の一部だけで成立してもよい、すなわち、レール部140の少なくとも一部で成立すればよいものである。
以下に、図6〜図9を用いて、レール部140を転がってきたメダルがメダル整列部200に案内されて整列する状態を説明する。
図6に示すように、先ず最初にメダル受け皿100の左端側からレール部140を転がってきたメダルは、右端側のメダル整列部200の整列溝210にそのまま落下し、整列溝210上を遊技機本体側に向かってスライド案内される。スライド案内されるメダルは、図6に示すように、メダルの表裏面が上下方向に向いた状態、いわゆる横方向に寝ている状態である。整列溝210は、メダルの直径と略同じ径からなる半円状に形成されているため、横方向に寝ている状態のメダルの下面と、整列溝210の上面との間には、円弧状間隙260が生じる。
次に図7に示すように、整列溝210に2枚目のメダルがレール部140から落下してくると、2枚目のメダルの下端は、その前に整列溝210に落下して横方向になっている1枚目のメダルの下面と、整列溝210の上面との間の円弧状間隙260に入り込む。
次に図8に示すように、整列溝210に3枚目のメダルがレール部140から落下してくると、3枚目のメダルの下端は、同様にその前に整列溝210に落下して横方向になっている2枚目のメダルの下面と、整列溝210の上面との間の円弧状間隙260に入り込む。
メダルがレール部140から落下してくるたびに同様のことが繰り返されることになる。
そして、図9に示すように、適当な枚数のメダルが整列溝210に入り込んだ状態で、遊技者が右手の親指で整列溝210上に貯まったメダルの手前側を立てるように押し込むとともに、右手の人差し指(又は中指等)を凹状縁部230により形成された隙間240から差し込み、親指と人差し指(又は中指等)との間に整列溝210上の複数枚のメダルを挟み混む。これにより、整列溝210上の複数枚のメダルは、俵状(円柱状)となり、親指と人差し指とで挟み混んで簡単に掴むことができる。この俵状(円柱状)の複数枚のメダルを掴んだ状態のまま、メダル投入口38の手前の投入案内部39に移動させて乗せるだけで、複数枚のメダルを1回でメダル投入口38の手前側への移動を簡単に実行することができる。
上述したような構成を有することで、以下に示すような作用及び効果を奏することができる。
本実施の形態によれば、メダル受け皿100のメダル払出口28から払い出されて貯留部110の貯留本体部120の内部に貯留されているメダルを遊技者が片手で掻いて、レール部140のレール底面150に載せる。レール部140はメダル受け皿100の左端側から右端側に向かって下り勾配で傾斜していることで、レール部140に乗せられたメダルは立った状態で自重により、メダル受け皿100の一端側に向かって転がって回転移動する。
レール部140の上を転がって、前記右端側にまで案内されたメダルは、レール部140の右端側に位置するメダル整列部200に移動する。このメダル整列部200は、前壁130側から遊技機本体側に向かって下り勾配で傾斜していることで、レール部140から回転されてきたメダルを遊技機本体側に向かってスライド案内させ易くなる。
これにより、遊技者は、片手で貯留部110の貯留本体部120の内部に貯留されているメダルをレール部140に乗せるだけで、それらのメールをメダル受け皿100の右端側にあるメダル整列部200に集めることが可能となる。そして、メダル整列部200に集められた複数枚のメダルを、適宜のタイミングで纏めて掴んで、メダル投入口38へ移動させることで、メダル投入処理を容易に行うことができる。
結果として、上述したような簡単な動作でメダル投入を行うことができて、メダル投入の負担を軽減することができる。
本実施の形態によれば、メダル整列部200の整列溝210は、メダルの直径と略同じ径からなる半円柱状に形成されている。このため、メダル整列部200において、メダルが横方向に寝た状態、すなわち円盤状のメダルの表裏面が上下方向に向いた状態になると、メダルの中央付近の下面と、メダル整列部200の整列溝210の上面との間には円弧状間隙260が発生する。
また、メダル整列部200は、前壁130側から遊技機本体側に向かって下り勾配で傾斜していることで、レール部140より落下してきたメダルが、遊技機本体側に向かってスライド案内される。その後、レール部140より落下してスライド案内されるメダルの一部が、その前に横方向に倒れているメダルの下面とメダル整列部200の上面との円弧状間隙260に入り込む。この入り込んだメダルの後からレール部140より落下してスライド案内されるメダルも同様に、その前のメダルの下面とスライド整列部の上面との円弧状間隙260に入り込む。さらに、その後から続いてレール部140より落下してスライド案内されるメダルも同様の動作を繰り返すことになる。
このように、レール部140より落下してスライド案内されるメダルの一部が、その前にレール部140より落下して横になっているメダルとメダル整列部200の上面との円弧状間隙260に入り込んだ状態が繰り返されることで、メダル整列部200の複数枚のメダルは、互いに一部が重なり合った状態となる。この状態で整列したメダルの両端を指で挟んで掴むだけで簡単に俵状(円柱状)に複数枚のメダルを形成することができる。
本実施の形態では、メダル整列部200の整列溝210の遊技機本体側と遊技機本体との間にメダルを掴むための指を入れる隙間240を設けたことで、遊技者は指を前記隙間240に差し込んで、俵状に整列したメダルの両端を簡単に掴むことができる。
本実施の形態では、図5に示すように、レール部140は、メダルが整列溝210に俵状(円柱状)になった後、レール部140にメダルを立てた状態で前壁130に沿って並べると、メダルの上端が前壁130の上端よりも高くなるような位置に形成されている。
すなわち、これらのメダルが立った状態で前壁130の位置に沿って並び、メダルの上端が前壁130の上端よりも高くなることで、前壁130の上端の高さをメダルによって実質的に高くすることができ、貯留本体部120内のメダルが前壁130から溢れることを抑えることが可能となり、貯留本体部120のメダルの貯留量を増加させる。
また、メダル整列部200に俵状に隙間無く整列したメダル及びレール部140上に並んだメダルも加えると、貯留部110全体としても、それらが無い場合と比較して、メダルの貯留量を増加させていることになる。
更に、上記内容を詳細に説明する。
レール部140は、長手方向のメダル整列部200側に向かって下り傾斜している。
このようにレール部140を傾斜させることによってメダルを立てた状態でメダル整列部200に向かって案内させることができる。
更に、レール部140を傾斜させているにも関わらず、レール部140上に立てた状態のメダルの上端が前壁130の上端よりも上方に向かって突出するようにレール部140の高さ方向を調整していることによってメダルの貯留量を増やすことができる。
既に説明しているようにレール部140の高さ方向の位置を限定する内容は、本実施の形態ではレール部140の長手方向の全部で成立している。
図5に示すように、レール部140は長手方向においてメダル整列部200側に向かって下り傾斜しているにも関わらず、レール部140上に立てた状態のメダルは長手方向の全領域において上方向に突出している。この場合、レール部140の長手方向において、前壁130の上端よりもメダルの突出する高さがメダル整列部200側に向かって徐々に減ってはいるものの、レール部140の全体としては、長手方向の全領域で上方に向かって突出している。なお、既に説明しているようにレール部140の長手方向の一部だけにおいてメダルの上端が上方に向かって突出するようにしてもよい。
仮に、貯留部110にメダルが貯留されていない状況で、メダルを前壁130に沿って例えば溝等に並べて立設させ、実質的な前壁130の高さを高くするようにしても、メダルが貯留部110に貯まっていない状況では、遊技者にとって、前壁130に沿って立設するようなメダルは遊技進行において単に邪魔にしかならない存在となる。
本実施の形態では、メダルが貯留部110に貯まっていない状況では、レール部140にメダルが立った状態で並ぶことはなく、メダルが貯留部110に多く貯まった後、レール部140にメダルが立った状態で並ぶことで実質的な前壁130の高さが当該メダルにより自動的にせり上がるようになっている。このような状況が発生するのは、多くのメダルがメダル受け皿100に払い出されて、遊技者がメダルをメダル整列部200で俵状にしている状況であり、メダルが更に払い出されることが予想される状況にある。
すなわち、メダルが貯留部110にある程度貯まって更に貯まる可能性がある状況であり、メダル整列部200でメダルを俵状にしてメダルがレール部140上で移動しない貯まった状況のときに、レール部140に並んだメダルにより実質的な前壁130の高さがせり上がる状態が発生し、メダルの貯留量を増やすことができる。
一方、メダルが貯留部110に貯まっていない状況では、レール部140にメダルが並ぶことはなく、遊技進行において、レール部140上のメダルが邪魔になるようなことは発生しない。
このように、本実施の形態では、貯留部110のメダルの量によって、実質的な前壁130の高さを上下させることができ、貯留可能な量を変化させることができる。
また、本実施の形態では、遊技者が右利きの場合、遊技の操作で最も重要なストップスイッチ50での停止操作、いわゆる目押しを右手で行いながら、空いている左手で貯留本体部120内部のメダルを掻いてレール部140に乗せる動作を同時に行うことが可能となる。これにより、右利きの遊技者にとって、操作しやすい配置になっている。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、メダル整列部200が遊技者から見て向かって右側に配置されていたが、本実施の形態では、図10に示すように、メダル整列部200が遊技者から見て向かって左側に配置されているものである。そして、レール部140の傾斜方向もそれに伴って、遊技者から見て右端側から左端側に向かって下り勾配に傾斜しているものである。
本実施の形態では、遊技者が左利きの場合、遊技の操作で最も重要なストップスイッチ50での停止操作、いわゆる目押しを左手で行いながら、空いている右手で貯留本体部120内部のメダルを掻いてレール部140に乗せる動作を同時に行うことが可能となる。すなわち、左利きの遊技者にとって、操作しやすい配置になっている。
その他の構成や、作用及び効果は、第1の実施の形態と同様であって、それらの説明を省略する。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態では、レール部140がメダル受け皿100の左端側から右端側に向かって貯留本体部120の左右方向の略全領域に形成されていたが、本実施の形態では、図11に示すように、レール部140がメダル受け皿100の中央から右端側に向かって貯留本体部120の左右方向の一部に形成されているものである。
本実施の形態では、レール部140の左右方向の長さが短くなっていることで、下り勾配の傾斜角度が第1の実施の形態より大きくなっている。
本実施の形態によれば、レール部140の長さを第1の実施の形態よりも短くしていることで、レール部140の下り勾配の傾斜角度を第1の実施の角度よりも大きく(急勾配)にすることができる。これにより、レール部140にメダルを立てた状態で乗せると自重により勢いよくメダル受け皿100の一端側に転がって移動させることができ、レール部140の途中でメダルが停止してメダル整列部200に到達しないようなことを回避することができる。
その他の構成や、作用及び効果は、第1の実施の形態と同様であって、それらの説明を省略する。
(第4の実施の形態)
第1の実施の形態では、レール部140のレール底面150の全領域は、前壁130より低い位置に配置されていたが、本実施の形態では、図12に示すように、レール底面150の一部が、前壁130の上端よりも高くなるように形成されているものである。
具体的には、レール部140は、第1の実施の形態で説明したレール底面150と、このレール底面150の遊技機本体側から上方に突出する突条片160とを有しているが、さらに、レール底面150の正面側から突条片160よりも上方に突出する立設片170とを有している。すなわち、レール部140は、立設片170、レール底面150及び突条片160により、全体として凹溝状に形成されている。この凹溝状の内部を円盤状のメダルが立設した状態でメダル整列部200側に向かって転がって移動できるように形成されている。
なお、立設片170の上端面は、メダル挿入の際、メダルが引っ掛からないように水平ではなく、後方側に傾斜して形成されている。
本実施の形態では、レール底面150の前後に上方に向かって突出する突条片160と立設片170とを設けたことで、前壁130が無い箇所までレール底面150の高さが高くなっても、レール底面150上のメダルが前後に落下しない。
本実施の形態では、レール部140のレール底面150の一部は、前壁130の上端よりも高くなるように形成されていることで、レール部140のレール底面150が前壁130の上端よりも全領域において低いものと比較して、レール部140の傾斜角度を大きくすることができる。これにより、レール部140にメダルを立てた状態で乗せると自重により勢いよくメダル受け皿100の一端側に転がって移動させることができ、レール部140の途中でメダルが停止してメダル整列部200に到達しないようなことを回避することができる。
また、立設片170の上端は、突条片160の上端より高くなっていることで、貯留本体部120からのメダルをレール部140に載置する場合、メダルの下部を立設片170に当接させて、立設片170に沿って下方にスライドさせることで簡単にレール部140の凹溝状の内部に載置することができる。
また、立設片170の方が突条片160よりも高くなっていることで、レール部140からメダルがメダル整列部200に到達する前にバランスを崩して仮に落下するような場合でも、遊技者側に落下せずに遊技機本体側へ落下して貯留本体部120内部へ落下することになり、メダル落下による手間が発生することもない。
その他の構成や、作用及び効果は、第1の実施の形態と同様であって、それらの説明を省略する。
なお、本実施の形態でも、第2の実施の形態のようにメダル整列部200の位置が反対側に位置して傾斜方向が異なってもよいものであり、また、第3の実施の形態のように、レール部140の長さを短くしてもよいものであり、また、これらの実施の形態を組み合わせてもよいものである。
また、本実施の形態では、レール底面150の一部が、前壁130の上端よりも高くなるように形成されているが、特にこれに限定されるものでない。例えば、レール底面150のメダルが倒れないような凹形状になっていれば、レール底面150の全部が、前壁130の上端よりも高くなるように形成されていてもよい。
10 遊技機 12 筐体
14 前扉 16 図柄表示窓部
20 中パネル 22 下パネル
24 メダル払出装置 28 メダル払出口
30 操作部 32 ベットスイッチ
34 マックスベットスイッチ 35 シングルベットスイッチ
36 精算スイッチ 38 メダル投入口
39 投入案内部 40 スタートスイッチ
50 ストップスイッチ L 左ストップスイッチ
C 中ストップスイッチ R 右ストップスイッチ
61 図柄 62 リール
64 左リール 66 中リール
68 右リール 86 有効ライン
87 クレジット表示器 88 払出枚数表示器
89 設定表示器 100 メダル受け皿
105 灰皿置部 110 貯留部
120 貯留本体部 130 前壁
140 レール部 150 レール底面
160 突条片 170 立設片
200 メダル整列部 210 整列溝
220 立設板 230 凹状縁部
240 隙間 260 円弧状間隙

Claims (5)

  1. メダル払出口から円盤状のメダルを払い出すメダル払出装置と、
    上方に向けて開口する貯留部を有し、当該貯留部に前記メダル払出口から払い出されたメダルを受け入れて貯留するメダル受け皿と、を備える遊技機であって、
    前記貯留部は、
    遊技者側に位置し、遊技機本体と対向する前壁と、
    前記前壁の前記遊技機本体側に、前記前壁に沿って前記メダル受け皿の他端側から一端側に向かって下り勾配で傾斜しており、メダルを立てた状態で回転可能に案内するレール部と、
    前記レール部の前記一端側に位置して、前記前壁側から前記遊技機本体側に向かって下り勾配で傾斜し、前記レール部から回転されてきた前記メダルを当該遊技機本体側に向かってスライド案内させるメダル整列部とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記レール部の少なくとも一部は、
    前記レール部にメダルを前記立てた状態で前記前壁に沿って並べると、メダルの上端が前記前壁の上端よりも高くなるような位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記メダル整列部は、前記メダルの直径と略同じ径からなる半円柱状に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記メダル整列部の前記遊技機本体側と、前記遊技機本体との間には、前記メダル整列部に整列したメダルを掴むための指を入れる隙間を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技機。
  5. 前記レール部の底面の少なくとも一部は、前記前壁の上端よりも高くなるように形成されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の遊技機。
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