JP2006061553A - 賞球払出装置 - Google Patents

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Toshiyuki Misawa
年之 三沢
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KOOYOOTEKKU KK
Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
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Fuji Electric Retail Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】遊技ゲーム結果に応じた賞球を計数して払い出す場合に、賞球の払い出しの時間効率を向上し、また万一球詰まりがあってもゲームを継続する。
【解決手段】貯球部8に貯留した賞球を計数して払い出す計数払出機構12A,12Bを複数の払出系統9,10に並列して設け、ゲーム結果に応じた数の賞球を各計数払出機構12A,12Bで合算して払い出す。このため、賞球の払い出しの時間効率を向上できる。また、何れかの払出系統9(10)に球詰まりがあっても球詰まりを生じていない払出系統10(9)のみを用いて払い出しを行えるのでゲームを継続できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技ゲーム結果に応じた賞球を計数して払い出す賞球払出装置に関するものである。
可変表示ゲームを行う遊技機としてスロットマシンがある。一般にスロットマシンは、遊技媒体としてメダルを利用する。これに対し近年では、遊技媒体として遊技球(いわゆるパチンコ球)を利用して可変表示ゲームを行うスロットマシンが提案されている。遊技球を用いる場合には、1ゲームあたりの経済的単価をメダルと均衡させるため、例えばメダル1枚をパチンコ球5個に換算して5個の遊技球を単位球数とする。すなわち、通常メダル3枚で行われる1ゲームに対して15個の遊技球を1ゲーム単位として使用することになる。このため、1ゲームあたりで払い出す賞球数も増加し、例えば1ゲームで払い出す最多のメダル15枚に相当する75個の賞球を払い出すことになる。しかし、従前のパチンコ機と同様の賞球払出装置では、賞球が多数であるために計数時間がかかる、球詰まりが生じやすくなるなどの問題がある。
従来では、賞球用の球を貯留するタンクを2分割して、一方のタンクから賞球を払い出し、当該一方のタンクの球が不足したときに他方のタンクから賞球の払い出しを行う。そして、これを交互に行うことによって賞球の払い出しを円滑に行おうとしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3053028号公報
上述したように、遊技媒体として遊技球を使用した場合には、1ゲーム単位として15個の遊技球を投入し、最多75個の賞球を払い出す必要がある。しかし、経済的価値の均衡は単に球数だけではなく、その計数やゲーム開始時の投入処理および賞球の払い出しに要する合計時間についての均衡も同時に要求される。従前のメダルを用いたスロットマシンの合計時間は、最小ゲーム間隔(例えば4.1秒)であり、この合計時間を超えないことが必要である。このため、賞球の払い出し時間を2〜3秒程度としなければならない。
一方、遊技球を遊技媒体とすることの利点は、球の供給や循環のシステムをパチンコ機と共用することにあるため、遊技機に要求される寸法的な面でもパチンコ機との類似が要求される。すなわち、賞球を貯留する上限位置と、払い出しの下限位置とが制限される。このため、賞球を貯留し払い出す構造も限られたものになる。
本発明は、上記実情に鑑みて、遊技ゲーム結果に応じた賞球を計数して払い出す場合に、賞球の払い出しの時間効率を向上することができ、また万一球詰まりがあってもゲームを継続することができる賞球払出装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る賞球払出装置は、貯球部に貯留した賞球を計数して払い出す計数払出機構を別系統に複数並列し、遊技ゲーム結果に応じた数の賞球を前記各計数払出機構で合算して払い出すことを特徴とする。
本発明に係る賞球払出装置は、遊技ゲーム結果に応じた数の賞球を各系統の計数払出機構で合算して払い出す。このため、賞球の払い出しの時間効率を向上することができる。また、何れかの系統に球詰まりがあっても球詰まりを生じていない系統を用いて払い出しを行えるのでゲームを継続することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る賞球払出装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明に係る賞球払出装置を採用した遊技機を示す正面側斜視図、図2および図3は図1で示した遊技機の背面側であって本発明に係る賞球払出装置を示す斜視図である。
まず、本発明に係る賞球払出装置を採用した遊技機について説明する。図1に示すように遊技機1は、従前から知られているパチンコ機と同様の外枠2を有している。すなわち、外枠2は、上下左右を囲む略矩形状に象られた枠体であって、図には明示しないが従前のパチンコ機が設置されている同じ島設備に取り付けられる。外枠2の内側には、フロントパネル3、操作部4、上受け皿5、下受け皿6、表示ランプ7などが設けてある。
フロントパネル3は、ゲーム結果を示す部位であり、本実施例では可変表示ゲームの結果を表示するための3つの表示窓3Aが左、中、右に並んで設けてある。各表示窓3Aの内部には、それぞれリール3Bが設けてある。各リール3Bは、図2および図3に示すように遊技機1の背面側に配置したリール駆動部3Cに具備してあって、左右方向に延在する軸(図示せず)の周りにそれぞれ独立して回転可能に設けてある。各リール3Bは、その外周面の一部を表示窓3Aから臨む態様で設けてある。各リール3Bの外周面には、回転方向に並んで絵柄が設けてあり、この絵柄を表示窓3Aから上下方向に3段臨ませている。すなわち、各リール3Bの絵柄が、上段、中段、下段、左斜めもしくは右斜めの5列の何れかに並ぶ態様でゲーム結果を示す。
操作部4は、ゲームの操作を行う部位であり、押しボタン類が配置してある。具体的には、遊技球投入ボタン4A、スタートレバー4B、ストップボタン4Cなどがある。遊技球投入ボタン4Aは、遊技球(パチンコ球)の投入を指示するものである。遊技球投入ボタン4Aは、例えば1回押すことで1ベット分、2回押すことで2ベット分、3回押すことで3ベット分の数の遊技球の投入を指示する。ここで、ベットとは、可変表示ゲームの賭け数であって、1ベットは中段の1列のみに賭けることであり、2ベットは、上段、中段および下段の3列に賭けることであり、3ベットは上段、中段、下段、左斜めおよび右斜めの5列に賭けることである。スタートレバー4Bは、各リール3Bの回転開始を指示するものである。ストップボタン4Cは、各リール3Bの回転停止を指示するものであり、各リール3Bに対応して3つ設けてある。すなわち、操作部4では、遊技球投入ボタン4Aによってゲームの賭け数を決定し、スタートレバー4Bによってリール3Bの回転を開始し、ストップボタン4Cによってリール3Bの回転を停止してゲームを操作する。
上受け皿5は、遊技球および賞球を貯留する部位である。上受け皿5は、その底面が図1中左側に向かって傾斜して設けてある。上受け皿5の傾斜の下流には、傾斜に沿って転動した遊技球を遊技機1の内部に収容するための収容口5Aが設けてある。この収容口5Aは、遊技機1内に設けた不図示の遊技球投入装置に通じている。遊技球投入装置は、上受け皿5から遊技球を受け渡され、上記遊技球投入ボタン4Aの押す回数(ベット数)に応じた数の遊技球を遊技機1側に投入する。遊技球の数は、従前から知られているスロットマシンで使用されるメダルと経済的単価を均衡させて換算した数である。遊技球投入装置では、例えば1ベットでメダル1枚を換算した遊技球5個を投入し、2ベットでメダル2枚を換算した遊技球10個を投入し、3ベットでメダル3枚を換算した遊技球15個を投入する。また、上受け皿5の傾斜の上流には、賞球を排出する払出口5Bが設けてある。この払出口5Bは、本発明に係る賞球払出装置に通じている。
下受け皿6は、賞球を貯留する部位であり、賞球を排出する払出口6Aが設けてある。この払出口6Aは、本発明に係る賞球払出装置に通じている。
表示ランプ7は、主にフロントパネル3の周囲に設けてあり、ゲーム結果に応じて点灯あるいは点滅するものである。
以下、本発明に係る賞球払出装置について説明する。図2および図3に示すように賞球支払装置は、遊技機1の背面側であって上述した不図示の島設備内に配置してある。賞球払出装置は、貯球部8、第1払出系統9および第2払出系統10を有している。
貯球部8は、上方が開口してなる皿状に形成してある。この貯球部8は、上述した不図示の島設備に通じている。図には明示しないが、島設備には、球供給装置が設けてある。球供給装置は、上述した図示しない遊技球投入装置が投入した遊技球や、島設備の外部から補充された遊技球を搬送し当該島設備に取り付けた各遊技機の貯球部8に供給するものである。貯球部8は、球供給装置から供給された遊技球を賞球として貯留する。
第1払出系統9は、球案内樋11A、計数払出機構12Aおよび球払出樋13Aを有してなる。球案内樋11Aは、貯球部8と計数払出機構12Aとの間に通じて配置した樋状の管路である。球案内樋11Aは、貯球部8に貯留してある賞球を計数払出機構12Aに案内する。貯球部8に貯留してある賞球は、自重で球案内樋11Aの内部に転動する。すなわち、球案内樋11Aの内部には、計数払出機構12Aとの間において賞球が充填されている。
計数払出機構12Aは、賞球を通してその数を計るものである。図には明示しないが計数払出機構12Aは、球案内樋11Aによって案内された賞球を連ねて通過させる賞球通路を有している。賞球通路は、開閉機構によって開閉可能に設けてある。また、賞球通路には、賞球検出手段が設けてある。すなわち、計数払出機構12Aは、賞球検出手段によって賞球通路を通過する賞球の数を計り、開閉機構によって所望とする数の賞球を払い出す。
球払出樋13Aは、計数払出機構12Aと上述した下受け皿6の払出口6Aとの間に通じて配置した樋状の管路である。また、球払出樋13Aは、計数払出機構12Aから払出口6Aに至る途中において上述した上受け皿5の払出口5Bに通じる枝樋13Aaを有している。また、図には明示しないが球払出樋13Aには、枝樋13Aaの部位に振分機構が設けてある。そして、球払出樋13Aは、計数払出機構12Aによって計数されて払い出された賞球を振分機構を介して払出口6Aに案内して下受け皿6に導く。また、球払出樋13Aは、計数払出機構12Aによって計数されて払い出された賞球を振分機構および枝樋13Aaを介して払出口5Bに案内して上受け皿5に導く。なお、振分機構は、主に賞球を枝樋13Aaを通じて上受け皿5に導き、上受け皿5が一杯になると賞球を下受け皿6に導ように作動する。
第2払出系統10は、球案内樋11B、計数払出機構12Bおよび球払出樋13Bを有してなる。球案内樋11Bは、貯球部8と計数払出機構12Bとの間に通じて配置した樋状の管路である。球案内樋11Bは、貯球部8に貯留してある賞球を計数払出機構12Bに案内する。貯球部8に貯留してある賞球は、自重で球案内樋11Bの内部に転動する。すなわち、球案内樋11Bの内部には、計数払出機構12Bとの間において賞球が充填されている。
計数払出機構12Bは、賞球を通してその数を計るものである。図には明示しないが計数払出機構12Bは、球案内樋11Bによって案内された賞球を連ねて通過させる賞球通路を有している。賞球通路は、開閉機構によって開閉可能に設けてある。また、賞球通路には、賞球検出手段が設けてある。すなわち、計数払出機構12Bは、賞球検出手段によって賞球通路を通過する賞球の数を計り、開閉機構によって所望とする数の賞球を払い出す。
球払出樋13Bは、計数払出機構12Bと上述した下受け皿6の払出口6Aとの間に通じて配置した樋状の管路である。球払出樋13Bは、計数払出機構12Bによって計数されて払い出された賞球を払出口6Aに案内して下受け皿6に導く。
以下、賞球払出装置の動作を説明する。まず、遊技機1のゲームに関し、貸与された遊技球を上受け皿5に投入して、遊技球投入ボタン4Aを押す。通常のゲームは、3ベットの賭け数であるため遊技球投入ボタン4Aを3回押す。すると、上述した不図示の遊技球投入装置によって3ベット分の15個の遊技球が遊技機1側に投入される。続いて、スタートレバー4Bを操作して各リール3Bを回転させる。続いて、各ストップボタン4Cを押して各リール3Bを停止させる。これによりゲーム結果が確定する。
ゲーム結果において、各リール3Bの絵柄が上段、中段、下段、左斜めおよび右斜めの5列の何れかにおいて所定の組み合わせで揃うことにより賞球が発生する。賞球の数は、絵柄の組み合わせによって異なり、従前から知られているスロットマシンで使用されるメダルと経済的単価を均衡させて換算した数であって、1ゲームあたりメダル1枚〜15枚を換算した5個〜75個である。賞球払出装置では、ゲーム結果に応じた数の賞球を第1払出系統9の計数払出機構12Aと、第2払出系統10の計数払出機構12Bで合算し、第1払出系統9の球払出樋13A、および第2払出系統10の球払出樋13Bを通して上受け皿5および下受け皿6に払い出す。このようにして賞球の払い出しが行われる。
ここで、第1払出系統9もしくは第2払出系統10に球詰まりが生じた場合、賞球払出装置は、球詰まりを生じていない払出系統9(10)のみを用いて払い出しを行う。
このように、上述した賞球払出装置は、貯球部8に貯留した賞球を計数して払い出す計数払出機構12A,12Bを複数(本実施例では2つ)の払出系統9,10に並列して設け、ゲーム結果に応じた数の賞球を各計数払出機構12A,12Bで合算して払い出す。このため、賞球の払い出しの時間効率を向上することが可能になる。また、何れかの払出系統9(10)に球詰まりがあっても球詰まりを生じていない払出系統10(9)のみを用いて払い出しを行えるのでゲームを継続することが可能になる。
なお、最多の賞球数75個を1系統で一気に払い出す場合、従前のパチンコ機と同様の位置にある貯球部8と下受け皿6との垂直距離ほぼ83cmを自由落下させるだけであれば所要時間は0.4秒強である。しかし、実際には遊技機1の背面側形状による配置制限によって球払出樋は直線にはできず傾斜や曲がり部分が生じる。このため、賞球の流れが滞りがちになって、2秒〜3秒でさえも常に保つことは簡単ではない。上述した賞球払出装置では、複数(本実施例では2つ)の払出系統9,10に並列して設けたことで、時間効率を実質約2倍向上することが可能である。この結果、上述した遊技機1を従前のパチンコ機が設置されている同じ島設備に取り付けた上で、賞球の払い出しを円滑に行うことが可能になる。
本発明に係る賞球払出装置を採用した遊技機を示す正面側斜視図である。 図1で示した遊技機の背面側であって本発明に係る賞球払出装置を示す斜視図である。 図1で示した遊技機の背面側であって本発明に係る賞球払出装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 遊技機
2 外枠
3 フロントパネル
3A 表示窓
3B リール
3C リール駆動部
4 操作部
4A 遊技球投入ボタン
4B スタートレバー
4C ストップボタン
5 上受け皿
5A 収容口
5B 払出口
6 下受け皿
6A 払出口
7 表示ランプ
8 貯球部
9 第1払出系統
10 第2払出系統
11A,11B 球案内樋
12A,12B 計数払出機構
13A,13B 球払出樋

Claims (1)

  1. 貯球部に貯留した賞球を計数して払い出す計数払出機構を別系統に複数並列し、遊技ゲーム結果に応じた数の賞球を前記各計数払出機構で合算して払い出すことを特徴とする賞球払出装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62270187A (ja) * 1986-05-19 1987-11-24 株式会社ソフイア パチンコ球を用いた遊戯機
JPH05154229A (ja) * 1991-04-17 1993-06-22 Sophia Co Ltd パチンコ球を用いた遊戯機

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