JP2000107346A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000107346A
JP2000107346A JP10287017A JP28701798A JP2000107346A JP 2000107346 A JP2000107346 A JP 2000107346A JP 10287017 A JP10287017 A JP 10287017A JP 28701798 A JP28701798 A JP 28701798A JP 2000107346 A JP2000107346 A JP 2000107346A
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Japan
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medal
medals
gaming machine
slot
tray
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JP10287017A
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English (en)
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Yoshihiro Sato
義浩 佐藤
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間遊技しても腕が疲れ難い遊技機を提供
する。 【解決手段】 メダルが投入される投入口12と、メダ
ルが投入されたことを条件にゲームが開始され、ゲーム
結果に基づいてメダルを放出する放出口14と、該放出
口14から放出されたメダルを受け止めるメダル受け皿
11とを有し、前記投入口12が、前記メダル受け皿1
1に近接して設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メダルが投入する
ことを条件にゲームを行い、その結果に基でいて所定の
メダルを払い戻す遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、メダルを投入することを条件にゲ
ームを行うことができる遊技機としては、例えば、図
9, 10に示すような回胴式遊技機が知られている。図
9は従来の回胴式遊技機の正面図であり、図10は図9
に示す回胴式遊技機の前枠を開放した状態を示してい
る。このような回胴式遊技機は、遊技機の上部中央に3
個の回胴体53a、53b、53cが配設され、回胴体
53a、53b、53cの周面に描かれた図柄は前枠に
設けられた表示窓52a、52b、52cにより遊技者
に視認される様になっている。表示窓52a、52b、
52cの下方にはメダルが投入されるメダル投入口5
4、回胴体53a、53b、53cの回転を開始するた
めの始動レバー62、回胴体53a、53b、53cの
回転を夫々停止させるための停止ボタン60a、60
b、60cが配置されている。メダル投入口54から投
入されたメダルは、メダル搬送通路64を通って遊技機
内に配設されているメダルタンク66内に貯えられる。
メダルタンク66の底面には、メダル放出通路68にメ
ダルを導くメダルタンク出口通路57が形成され、この
メダルタンク出口通路57にメダル放出通路68の一端
が接続されている。また、メダル放出通路68の他端
は、前枠に形成されたメダル放出口56に接続されてい
る。したがって、メダルタンク66に貯えられたメダル
は、遊技者の遊技結果に基づいて、メダルタンク66底
面に設けられたメダルタンク出口通路57及びメダル放
出通路68を通ってメダル放出口56より遊技機の底部
に配設されたメダル受け皿58内に放出される。
【0003】このような回胴式遊技機において、遊技者
はメダル受け皿58内のメダルを手でメダル投入口54
まで運び、メダル投入口54より遊技機内に投入する。
そして、始動レバー62を押すことにより回胴体53
a、53b、53cを回転させ、停止ボタン60a、6
0b、60cにより回胴体53a、53b、53cを停
止させる。停止時の回胴体53a、53b、53cの図
柄が特定の組み合わせとなると、メダル放出口56より
メダル受け皿58内にメダルが放出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の回胴式遊技機で遊技するためには、メダル受け
皿58内のメダルをメダル投入口54まで運ぶ必要が有
る。このため、遊技者は遊技機の下部に配設されたメダ
ル受け皿58からメダル投入口54まで手を上下させる
必要が有り、長時間遊ぶと腕が疲れ易いという問題があ
った。上述した例は回胴式遊技機について説明したが、
一般にメダルを投入することを条件にゲームを行い、そ
の結果に基でいて所定のメダルを払い戻す従来の遊技機
においては、メダル受け皿とメダル投入口が離れている
ため、長時間遊ぶと疲れやすいという問題があった。そ
こで、本発明は、上記した問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、メダルを投入することを
条件にゲームを行い、その結果に基でいて所定のメダル
を払い戻す遊技機において、長時間遊技しても腕が疲れ
難い遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に係る回胴式遊技機は、メダルが投入される
投入口と、メダルが投入されたことを条件にゲームが開
始され、ゲーム結果に基づいてメダルを放出する放出口
と、該放出口から放出されたメダルを受け止めるメダル
受け皿とを有し、前記投入口が、前記メダル受け皿に近
接して設けられている。上記遊技機によれば、投入口が
メダル受け皿に近接して設けられているため、メダル受
け皿内のメダルを投入口に投入する際、遊技者の手の移
動量を少なくすることができ腕が疲れにくい。
【0006】請求項2の発明に係る遊技機は、請求項1
記載の遊技機であって、前記遊技機は、メダルが投入さ
れたことを条件に回転する複数の図柄が描かれた回胴体
を有し、該回胴体が回転を停止した時の図柄に基づいて
メダルが放出される。上記遊技機は回胴体を有する回胴
式遊技機であり、このような回胴式遊技機では頻繁にメ
ダルを投入口に投入する必要があるため、投入口をメダ
ル受け皿に近接して設けることが有効である。
【0007】請求項3の発明に係る遊技機は、請求項1
又は2記載の遊技機であって、前記投入口は前記メダル
受け皿内に形成されている。上記遊技機によれば、投入
口がメダル受け皿内に形成されているので、投入口にメ
ダルを投入する時は、メダル受け皿内のメダルを横にス
ライド移動させるだけで良い。
【0008】請求項4の発明に係る遊技機は、請求項3
記載の遊技機であって、前記メダル受け皿の底面は前記
投入口に向かってメダルが移動しやすいように傾斜して
形成される。上記遊技機によれば、メダル受け皿の底面
が投入口に向かって傾斜しているため、メダル受け皿内
のメダルは自重により投入口の方に移動する。したがっ
て、遊技者は投入口近辺に移動してきたメダルを投入す
るだけで良い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明をメダルを投入することを
条件にゲームを行うことができる遊技機の一種である回
胴式遊技機(スロットマシン)に適用した一実施の形態
について、図1乃至図6に基づいて説明する。図1は本
発明に係るスロットマシンに配設されるメダル受け皿の
斜視図であり、図2は図1のメダル受け皿を上方向から
見た図面であり、図3は本発明に係るスロットマシンの
メダル搬送機構を説明するための図面であり、図4は図
3に示すメダル搬送機構の一部拡大図であり、図5は図
1の本発明に係るスロットマシンの正面図であり、図6
は図5のスロットマシンの前枠を開放した図面である。
【0010】まず、図5,6に基づき本発明の一実施の
形態に係るスロットマシンの概略構成について説明す
る。スロットマシン10には、その上部に3つのリール
32a、32b、32cがその内部に収容される。この
リール32a、32b、32cは、図示省略したモータ
により回転駆動されるようになしている。また、リール
32a、32b、32cは、円筒状の回転体であってそ
の周面には複数の図柄が表示されている。リール32
a、32b、32cの円周に描かれた図柄は、スロット
マシン10の前枠に形成された表示窓30a、30b、
30cから遊技者が視認できるようになっている。この
表示窓30a、30b、30cから見ることのできる図
柄は、各リール32a、32b、32c毎に3つの図
柄、合計9つ(3×3)が視認可能となっている。そし
て、この9つの図柄は、上横線L2 、中横線L1 、下横
線L3 、斜め線L4 、L5 の各線の並びで図柄の組み合
わせが判定される。スロットマシン10の前枠中央部分
には、図5に示すように、リール32a、32b、32
cの回転を開始するための始動レバー20が設けられ、
その横にはリール32aの回転を停止するための回転停
止ボタン22a、リール32bの回転を停止するための
回転停止ボタン22b、リール32cの回転を停止する
ための回転停止ボタン22cがそれぞれ設けられてい
る。始動レバー20、回転停止ボタン22a、22b、
22cは図示省略した制御部に接続され、制御部はこれ
らの操作ボタンからの信号に基づいてリール32a、3
2b、32cの回転を制御する。
【0011】また、回転停止ボタン22a、22b、2
2cの横には、メダル投入方法の切り替えを行う切り替
えスイッチ26が設けられる。このスイッチを押すこと
により、スロットマシン10にメダルをクレジットする
か否かを遊技者は選択することができる。クレジットす
ることを選択した場合、本実施形態に係るスロットマシ
ンでは最大50枚までクレジットすることができ、クレ
ジットされている枚数は、メダル受け皿11のすぐ上に
設けられたクレジット枚数表示部16に表示されるよう
になっている。切り替えスイッチ26横には、掛け数設
定表示及び操作部28が設けられる。掛け数設定表示及
び操作部28は、1回のゲームで賭けるメダル数を設定
することができ、掛け数設定表示及び操作部28を1回
押すことによりメダル1枚掛け(L1線上の図柄の組合
わせのみ有効)、2回押すことによりメダル2枚掛け
(L1線、L2線、L3線上の図柄の組合わせが有
効)、3回押すことによりメダル3枚掛け(L1〜L5
線上の図柄の組合わせが有効)となる。また、掛け数設
定表示及び操作部28は、上述した手順で設定される1
回のゲームで掛けるメダルの枚数を表示できるようにな
っている。一旦ゲームで掛けるメダルの枚数が設定され
た後は、ゲームスイッチ24を1回押すだけで掛け数設
定表示及び操作部28に表示された数のメダルが自動的
に掛けられる。したがって、遊技者はゲームスイッチ2
4を押した後始動レバー20を操作するだけで、ゲーム
を開始することができる。
【0012】スロットマシン10の正面下部には後で詳
述するメダル受け皿11が形成され、メダル受け皿11
内にメダル投入口12が設けられる。メダル投入口12
に投入されたメダルは、後述するメダル搬送機構により
スロットマシン10内に設けられたメダルタンク34に
貯留される。メダルタンク34の底面には、メダル放出
通路36にメダルを導くメダルタンク出口通路35が形
成され、このメダルタンク出口通路35にメダル放出通
路36の一端が接続されている。また、メダル放出通路
36の他端は、前枠に形成されたメダル放出口14に接
続されている。したがって、メダルタンク34に貯えら
れたメダルは、遊技者の遊技結果に基づいて、メダルタ
ンク34底面に設けられたメダルタンク出口通路35及
びメダル放出通路36を通ってメダル放出口14より遊
技機の底部に配設されたメダル受け皿11内に放出され
る。
【0013】次に、図1,2に基づきスロットマシン1
0に配設されるメダル受け皿11について説明する。図
1、2に示すように、メダル受け皿11はメダル放出口
14から放出されるメダル50を貯えるメダル貯留部1
1aと、メダル投入口12にメダルを投入するためのメ
ダル投入部11bとが形成される。メダル投入部11b
には、スロットマシン10の前面に接する部分にメダル
投入口12が形成される。メダル投入部11bの底面は
メダル50の円周面と略同一の曲率を持つ円弧で凹面と
なるように形成され、メダル50をこの底面に対して立
てた状態(図1に示すような状態)で保持し易くなって
いる。
【0014】次に、メダル投入口12から投入されたメ
ダル50をスロットマシン10内に配設されるメダルタ
ンク34へ搬送するためのメダル搬送機構40について
図3、4に基づいて説明する。図3に示すように、メダ
ル搬送機構40はメダル投入口12とメダルタンク34
を連通するメダル搬送通路48と、メダル搬送通路48
内のメダル50をメダルタンク34に強制的に運ぶため
の送り手段42を有する。メダル搬送通路48は、メダ
ル1枚が通過するのに適した大きさの形状、すなわちメ
ダル50の直径と略同一の横幅とメダル50の厚みと略
同一の厚みを有する長方形状の断面を有する。メダル搬
送通路48は、図4に示すようにメダル投入口12から
スロットマシン10の底面に向かって斜めに伸び、その
終端部に送り手段42が配設される下部メダル搬送部4
8aと、下部メダル搬送部48aとメダルタンク34を
連結する上部メダル搬送部48bとからなる。下部メダ
ル搬送部48aに配設される送り手段42は、円筒状の
回転体であって図示省略したモータ等の駆動手段により
適宜回転可能な構成とされている。また、送り手段42
の回転体の外周面にはゴムの突起が設けられている。さ
らに、下部メダル搬送部48aの送り手段42の回転体
が配設される箇所には、下部メダル搬送部内のメダルと
送り手段42の回転体の外周面のゴムの突起とが接触す
るように開口部が形成されている。このように構成され
るスロットマシン内に、メダル投入口12からメダルが
投入されると、下部メダル搬送部48aに配設したメダ
ル検出センサ44がこのメダルを検知し、この信号に基
づき送り手段42が適宜回転駆動される。送り手段42
が回転すると、下部メダル搬送部48a内のメダルは送
り手段42の外周面の突起に引っかけられて回転にあわ
せて下部メダル搬送部48a内を移動し上部メダル搬送
部48b内に送り出される。また、下部メダル搬送部4
8aと上部メダル搬送部48bの連結部分にはストッパ
46が配設され、一旦上部メダル搬送部48b内に運ば
れたメダルが下部メダル搬送部48a内に戻らないよう
にしている。
【0015】次に、上述のように構成されるスロットマ
シン10の動作について説明する。まず、クレジット機
能を使用する場合について説明する。遊技者は、切り替
えスイッチ26を押すことによりスロットマシン10に
所定の枚数(本実施形態では50枚)のメダルをあらか
じめ投入(クレジット) することができる。この場合に
おいて、遊技者がメダルをメダル投入口12に投入する
際には、まずメダル貯留部11a内の図2に示すような
状態のメダルを集めメダル投入部11bの方向に運ぶ。
そして、メダル投入部11bにおいて、図1に示す状態
にメダルを図1に示すような状態に整えメダル投入口1
2の方向にスライドさせることにより投入する。メダル
投入口12より投入されたメダルは、その自重により下
部メダル搬送部48a内を落下する。その際、下部メダ
ル搬送部48aに配置されたメダル検出センサ44によ
りメダルが検出される。メダルが検出されると、その信
号は図示省略した制御部に送信され、制御部では、送り
手段42を駆動するための信号を送信する。この信号に
基づき送り手段42は回転し、下部メダル搬送部48a
内のメダルを上部メダル搬送部48b内へと運ぶ。上部
メダル搬送部48b内のメダルは、後からくるメダルに
押し出される形で上部メダル搬送部48b内を移動しメ
ダルタンク34内に入る。一方、制御部では、これと同
時に、現在スロットマシン10内にクレジットされてい
るメダルの枚数と、投入されたメダルの枚数の和が50
枚を超えるかどうかを判断する。そして、この枚数が5
0枚を超える時は、50枚を超える枚数分だけメダルタ
ンク34内のメダルをメダル放出口14よりメダル受け
皿11内に放出する。この場合、クレジットされている
メダルの枚数は、50枚となる。50枚を超えないとき
は、投入されたメダルの枚数がそのままスロットマシン
10内にクレジットされる。スロットマシン10内にク
レジットされたメダルの枚数は、スロットマシン10正
面のクレジット枚数表示部16に表示される。遊技者は
メダル投入後、掛け数設定表示及び操作部28により1
回のゲームで賭けるメダル数を設定する。掛け数を変更
する場合は、掛け数設定表示及び操作部28を1回押す
ことにより、掛け数設定表示及び操作部28に表示され
ている掛け数よりも1枚掛け数を多くすることができ
る。ただし、掛け数設定表示及び操作部28に表示され
ている掛け数が3枚の時は、掛け数は1枚となる。ゲー
ムで掛けるメダルの枚数が設定された後は、ゲームスイ
ッチ24を1回押すだけで掛け数設定表示及び操作部2
8に表示された数のメダルが自動的に掛けられる。その
後遊技者は、始動レバー20を押してリール32a、3
2b、32cを回転させる。そして、回転停止ボタン2
2a、22b、22cを押すことによりリール32a、
32b、32cの回転を停止する。リール32a、32
b、32cの回転が停止すると、表示窓30a、30
b、30cに表示される図柄の組み合わせが判定され、
特定の組み合わせになるとメダルタンク34内のメダル
がメダル放出口14からメダル受け皿11内に放出され
遊技者に特典が与えられることとなる。
【0016】次に、クレジット機能を使用しない場合に
ついて説明する。遊技者は、切り替えスイッチ26を解
除し、クレジット機能を選択しないため、ゲーム毎にメ
ダルをスロットマシン10内に投入する必要がある。し
たがって、遊技者は、ゲームが終わると、メダル貯留部
11a内のメダルをメダル投入口12からスロットマシ
ン10内に投入する。この際、メダル投入口12から投
入されたメダルをメダル検出センサ44で検出し、送り
手段42により上部メダル搬送部48b内へと運ぶ点は
クレジット機能を使用する場合と同様である。異なるの
は投入されたメダルが3枚を超える場合に、メダル放出
口14からメダル受け皿11内に3枚を超える分につい
てメダルが放出される点である。すなわち、メダルが投
入されると現在投入されているメダルの数を更新し、投
入されているメダルの枚数が3枚を超える時は、超えた
枚数だけメダルタンク34内のメダルをメダル放出口1
4より遊技者に返却する。メダルの投入が終われば、遊
技者はクレジット機能を使用する場合と同様に始動レバ
ー20を押してゲームを開始する。
【0017】以上説明したように、本実施形態に係るス
ロットマシン10では、メダル受け皿11内にメダル投
入口12が形成されているため、メダルを投入しようと
する遊技者はメダル貯留部11a内のメダルを手でかき
集め、メダル投入部11bまで腕をスライドさせるだけ
でメダル投入口12近傍までメダルを運ぶことができ
る。したがって、従来のようにメダルを掴んで腕を上下
させる必要がないため、メダル投入動作を簡単に行うこ
とができ、かつ、長時間遊んでも疲れ難い。また、本実
施形態に係るスロットマシン10では、メダル投入部1
1bの底面の形状がメダルの形状に沿うように形成され
ているので、メダルの方向を揃えやすくメダルの投入を
楽に行うことができる。
【0018】次に、上記した実施形態の変更例について
図7に基づいて説明する。図7は、メダル受け皿11の
形状が異なる他の実施形態に係るスロットマシンの正面
図である。図7に示すスロットマシン10では、メダル
受け皿11の底面13の形状が、メダル投入口12に向
かって傾斜している点、及び、メダル投入口12の投入
角度の点で異なる。すなわち、本実施形態では、メダル
受け皿10の底面13がメダル放出口14からメダル投
入口12にむかって低くなるように傾斜しているため、
メダル放出口14から放出されたメダルは重力の影響で
メダル投入口12の方向に移動しやすくなっている。ま
た、メダル投入口12の投入角度が図1に示すものはメ
ダル受け皿の底面に対してほぼ垂直であるのに対して、
図7に示すものはメダル受け皿の底面に対してはぼ平行
となっている。このため、図7に示すものでは、メダル
がメダル受け皿の底面で横になった状態のままで投入で
きる角度となっている。したがって、メダル受け皿11
内に放出されたメダルは、メダルが貯まるにしたがって
自重でメダル投入口12近傍に移動する。また、メダル
投入口12近傍に運ばれたメダルは、図1に示すスロッ
トマシン10のようにメダルの方向を整える必要はな
く、少しの力で、または、メダルの自重により自然にメ
ダル投入口12内に投入される。このように、本実施形
態のスロットマシン10では、さらに簡単にメダル投入
口12にメダルを投入することができる。
【0019】なお、上述した実施形態では、始動レバー
20、回転停止ボタン22a、22b、22c等のボタ
ンは従来の機種と同様の位置のままであったが、これら
の操作部材をメダル受け皿11近傍に設けてもよい。こ
のようにすれば、リール32a、32b、32cを操作
する際の腕の移動量を少なくすることができる。逆に、
始動レバー20等の位置をそのままでメダル受け皿11
を始動レバー20等の近傍に設けても良い。この場合メ
ダル搬送機構は、図7、8に示す従来のスロットマシン
と同様な構成とし、メダル放出機構を本実施形態と同様
に機械的な手段でメダルを送るような構成とする。ま
た、メダル搬送機構としては、上述した実施形態のもの
に限らず、例えばベルト式の移動体によりメダルを搬送
するものであっても良く、その他様々な方法が適用でき
る。また、上述した実施形態においては、遊技機に機械
的なメダル搬送機構を設置し遊技機内に投入されたメダ
ルを遊技機内のメダルタンクに搬送したが、必ずしもこ
のようにする必要はない。例えば、次のような構成とす
ることができる。まず、ホール内の遊技機が設置される
各島に、メダルを循環搬送する搬送装置(例えば、コン
ベア)を設置する。遊技機内に投入されたメダルは、メ
ダル搬送通路を通って、一旦遊技機外の搬送装置上に放
出される。そして、メダル搬送通路には、遊技機に投入
されたメダルを検出するメダル検出センサを配設する。
また、遊技機内のメダルタンクには、別途遊技機外の搬
送装置上のメダルがメダル補給器により補給されるよう
にする。このように構成される遊技機においてメダルを
遊技者に返却する場合は、上述した実施形態と同様にメ
ダル検出センサにより検出されたメダル数に応じて、メ
ダルタンクからメダル放出口にメダルを放出するように
する。かかる構成において、メダル投入口より下方に搬
送装置を設ければ、重力によりメダルが搬送装置に搬送
されるので、遊技機内にはメダルを機械的に搬送する搬
送手段を設置する必要はなく、遊技機内の構造をシンプ
ルにすることができる。また、上述した実施形態では、
メダル投入口12をメダル受け皿11内に設けたが、こ
れに限らず、メダル受け皿11とは別に設けても良い。
例えば、図8に示すように、メダル受け皿11と近接す
るすぐ横にメダル投入口12を設けても良い。このよう
にメダル受け皿11とメダル投入口12を別々に設けて
も、メダル受け皿11とメダル投入口12は近接してい
るので手の移動量は少なく長時間遊んでも腕が疲れにく
い。すなわち、メダル投入口12はメダル受け皿11と
近接する位置に配設すれば良く、メダル受け皿11の
上、下、横の何れの位置でも良い。ここで近接する位置
とは、ほぼ接するぐらいに近くの位置という意味であ
る。
【0020】以上、本発明をスロットマシンに適用した
実施形態について説明したが、本発明はこれに限られる
ものではなく、メダルを投入することを条件にゲームを
行うことができる遊技機であればどのようなものでも良
く、例えばアレンジボール、雀球等の他の遊技機にも適
用することが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る遊技
機は、投入口とメダル受け皿とが近接した位置に設けら
れているので、メダル受け皿内のメダルを投入口に投入
する際の遊技者の手の移動量を少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るスロットマシンに
配設されるメダル受け皿の斜視図である。
【図2】図1に示すメダル受け皿を上方向から見た図面
である。
【図3】本発明に係るスロットマシンのメダル搬送機構
を説明するための図面である。
【図4】図3に示すメダル搬送機構の一部拡大図であ
る。
【図5】本発明に係るスロットマシンの正面図である。
【図6】図5に示すスロットマシンの前枠を開放した図
面である。
【図7】他の実施の形態に係るスロットマシンの正面図
である。
【図8】他の実施の形態に係るスロットマシンの一部正
面斜視図である。
【図9】従来のスロットマシンの正面図である。
【図10】図8に示す従来のスロットマシンの前枠を開
放した図面である。
【符号の説明】
10・・スロットマシン 11・・メダル受け皿 12・・メダル投入口 14・・始動レバー 16・・クレジット枚数表示部 18・・リセットキー 20・・始動レバー 22a、22b、22c・・回転停止ボタン 24・・ゲームスイッチ 26・・切り替えスイッチ 28・・掛け数設定表示及び操作部 30・・表示窓 32・・リール 42・・ホッパー 44・・メダル検出センサ 48a・・下部メダル搬送通路 48b・・上部メダル搬送通路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メダルが投入される投入口と、メダルが
    投入されたことを条件にゲームが開始され、ゲーム結果
    に基づいてメダルを放出する放出口と、該放出口から放
    出されたメダルを受け止めるメダル受け皿とを有し、 前記投入口が、前記メダル受け皿に近接して設けられて
    いる遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技機であって、前記遊
    技機は、メダルが投入されたことを条件に回転する複数
    の図柄が描かれた回胴体を有し、 該回胴体が回転を停止した時の図柄に基づいてメダルが
    放出される遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の遊技機であって、
    前記投入口は前記メダル受け皿内に形成されている遊技
    機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の遊技機であって、前記メ
    ダル受け皿の底面は、前記投入口に向かってメダルが移
    動しやすいように傾斜して形成される遊技機。
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