JP2009125384A - 遊技機のコインの受け皿 - Google Patents
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Abstract
【課題】コインの受け皿を大型化することなくコインの収容枚数を増やせるようにした受け皿を提供する。
【解決手段】箱形に形成するコインの受け皿2の底板32に前面壁36に沿って横長のスリット状をなすコインの受け穴33を複数個所要の間隔を置いて横並びに開設し穴列を形成する。この穴列の複数を前記前面壁36から後面壁31に向って並行状に配列して前記底板32に多数の受け穴33を規則的に配置し、これらの受け穴に縦向けにしたコインC1、C2、C3の縁を差し込むことにより起立した状態でコインC1、C2、C3を保持して壁を作り、コインC1、C2、C3の積み重ねを可能にする。
【選択図】図8
【解決手段】箱形に形成するコインの受け皿2の底板32に前面壁36に沿って横長のスリット状をなすコインの受け穴33を複数個所要の間隔を置いて横並びに開設し穴列を形成する。この穴列の複数を前記前面壁36から後面壁31に向って並行状に配列して前記底板32に多数の受け穴33を規則的に配置し、これらの受け穴に縦向けにしたコインC1、C2、C3の縁を差し込むことにより起立した状態でコインC1、C2、C3を保持して壁を作り、コインC1、C2、C3の積み重ねを可能にする。
【選択図】図8
Description
本発明は、スロットマシン等のコインを媒体として遊技する遊技機のコインの受け皿に関する。
スロットマシン等において使用されるコインは、ゲームの成立と共に景品として放出されるとき、スロットマシンの前面下方に設置するコインの受け皿に受け取ることになる。 このコインの受け皿は、その名称の通り一般には単なる皿形に形成されてスロットマシン内部に装備するコインの払出し装置から払出されるコインを受け取り、これを貯留するものになっており、遊技者はゲームを続行する間、この受け皿からコインを取り出しては投入口に所定枚数を投入し、ゲームを楽しむことになっている。
この様にゲームを続行する上で、コイン受け皿は単に景品としてのコインを受け取るだけでなく、次のゲームを行う上で投入するコインを貯留し、待機させておく場所になっているが、遊技者は一般に受け皿にコインが満杯になってもコイン箱に移して受け皿から溢れ出るのを防止したりすることなくそのまゝゲームに興じることが多々ある。
この様に、コインが受け皿に満たされても取り出してコイン箱(所謂ドル箱)に移し替えない理由には、ゲームの進行によって受け皿内のコインの増減が頻繁に行われ、無くなったときコイン箱から戻さなければならない煩わしさがあることや、受け皿のコインが貯まった状態にあることによって手の感触から安心してゲームに集中できること等の理由があるが、いずれにしても遊技者は、多量にコインが放出され、コインの受け皿に満たされても取り出してコイン箱に移し替えないと言った傾向にある。
しかし、コインが受け皿に満杯になると、コインが滑ることもあって受け皿から溢れ出し、周囲に飛散することがあるので、従来からその解決が望まれていた。
これについて、最も容易な解決策として受け皿自体を大型化し、容積を大きくすれば済むことになるが、元々コインの受け皿を設置する空間は遊技機の前面の限られた空間になることから単純に大型化することは困難である。
そこで、その解決策として従来受け皿を引き出し型にしてコインの収納力を高めるようにした提案が特許文献1によってなされている。
特開2003−275387号公報。
これについて、最も容易な解決策として受け皿自体を大型化し、容積を大きくすれば済むことになるが、元々コインの受け皿を設置する空間は遊技機の前面の限られた空間になることから単純に大型化することは困難である。
そこで、その解決策として従来受け皿を引き出し型にしてコインの収納力を高めるようにした提案が特許文献1によってなされている。
この特許文献1に記載の発明は、メダル(コイン)受け皿11をスロットマシン1の下部化粧板6から前方に引き出すことによって皿の容積を拡張できるものとしたもので、普通の使用においては受け皿11を後方に戻して邪魔にならないようにしたものである。
しかし、この引き出し型のコインの受け皿は拡張した後、受け皿を押し戻すことによって元の大きさの受け皿とすることができるが、使用後に遊技者が引き出した受け皿を必ず戻すという保証がないことから引き出して前方に突き出たまゝにして置く危険、つまり、遊技機間を通行する遊技者の邪魔になり、知らない遊戯者がこれに衝突し、怪我をする危険がある。
しかし、この引き出し型のコインの受け皿は拡張した後、受け皿を押し戻すことによって元の大きさの受け皿とすることができるが、使用後に遊技者が引き出した受け皿を必ず戻すという保証がないことから引き出して前方に突き出たまゝにして置く危険、つまり、遊技機間を通行する遊技者の邪魔になり、知らない遊戯者がこれに衝突し、怪我をする危険がある。
本発明は、この様な事情に鑑み、コインの受け皿を大型化することなく設置空間内に収まる従来型の大きさの中で、より多くのコインを貯留することを可能にしたコインの受け皿を提供しようとするものである。
従来、遊技者の中にはコインの受け皿の容量を大きくしてより多くのコインを貯める方法として、放出されたコインを受け皿の前面壁に添わせ、立ち上げた状態にして複数枚のコインを横に並べ、これによって壁を作り、この壁を皿の内部で平積み状態に貯められる多数のコインで押え付け、コインの受け皿の容量を実質的に拡大させ、多量のコインの積み込みを可能にして遊技を行う者がいた。
このコインの立ち上げによって壁を作り、受け皿の容量を拡張する方法は、単にコイン同士を並べ、組合せによって行うものであることから言うまでもなく不安定なものであり、簡単に崩れてコインを周辺に撒き散らす問題があり、また誰でもコインによる壁を構築できるものでもないので充分な解決策とはなっていない。
本発明は、この様なことからコインの受け皿に放出され、或は投入されて平積み状態、つまりコイン1つ1つが倒れて横になり重なり合った状態で貯留されるコインをコインの受け皿において起立した状態に支持することによって安定した壁を作ることができるようにして、これにより受け皿の容量を超えてより多くのコインを貯留することができるようにしたコインの受け皿を提供しようとするものである。
前述したように、従来のコイン受け皿は放出され、或は投入されたコインを倒した状態で積み重ね収容するものとなっているが、本発明ではコインの受け皿の底部、底板にコインの縁部を受け入れるスリット状のコインの受け穴を左右方向に向きを揃えて複数個列状に配置して穴列を形成し、且つこの穴列を前後並行に複数列形成してそれぞれのコインの受け穴に対して放出されたコインの縁を差し込むようにして立ち上り状態に支持し、この立ち上げたコインの連続によって壁を作ると共に、前後に並行してできる壁を利用して更にその上にコインを立ち上げ、次々に積み上げることによって受け皿の縁を超えてコインを貯留することができるようにした受け皿とするものである。
更に詳述すれば、本発明は、箱形に形成するコインの受け皿の底板には前面壁に沿って横長のスリット状をなすコインの受け穴を複数個所要の間隔を置いて横並びに開設して穴列を形成すると共に、この穴列の複数を前記前面壁から後面壁に向って並行状に配列して前記底板に多数の受け穴を規則的に配置し、これらの受け穴に縦向けにしたコインの縁を差し込むことにより起立した状態でコインを保持できるようにしてなることを特徴とした遊技機のコインの受け皿を提供するものである。
また、本発明は、前記コインの受け穴は前後の幅をコインの肉厚を受け入れる幅に、そして左右の幅をコインの直径を超えない幅にした横長長方形状をなす貫通孔であることを特徴とした遊技機のコインの受け皿を提供することにある。
また、本発明は、前記左右に隣接するコインの受け穴は相互の穴の間にコインの直径よりやゝ大の間隔を設けることを特徴とした遊技機のコインの受け皿を提供することにある。
また、本発明は、前記コインの受け穴は左右の縁部を下方に向けて内向きに傾斜するテーパー面に形成してなることを特徴とした遊技機のコインの受け皿を提供することにある。
また、本発明は、前記前後に隣接して形成されるコインの受け穴の穴列は、それぞれのコインの受け穴の中心を互いに左右方向に位置をずらして配置することを特徴とした遊技機のコインの受け皿を提供することにある。
また、本発明は、前記前後に隣接する穴列は相互の間を密接させ間隙を設けることなく配置することを特徴とした遊技機のコインの受け皿を提供することにある。
上記本発明に係る遊技機のコインの受け皿は、受け皿の底板に多数のコインの受け穴を開設することになるが、通常の使用においては従来の受け皿と同様にら遊技機のコイン払出し装置から払出されたコインを放出口を通して受け入れることになり、放出されたコインは横倒れの状態のまゝ積み重ねられ貯留されることになる。
この様な中で、遊技者がコインの受け皿の容量を超えた貯留をしようとした場合は、放出されたコインの1つ1つを横並びに列設されるコインの受け穴にコインの縁を差し込むようにして立ち上げ、立ち上げたコインを次々に並べることによって壁を作り、更に放出されるコインを後の列にも差し込んで順次後側に新たな壁を作るようにして受け皿の前面壁側から後面壁側に向って多数のコインの壁を作ることになる。
この様にしてコインの受け皿に放出乃至投入されるコインをコインの受け穴に差し込んで立ち上げ、前後方向に複数のコインの壁を作ったのち、更に多くのコインを貯留する場合には、立ち上げたコイン同士によって作られる前後の壁の間を利用して次のコインの縁を差し入れ、これを起立した状態に支持して次々に横に並べて2段重ねの壁を作り、この壁を後側にも並行して作って上下2層に形成するのである。
そして、更に積み込む場合は、同様にして上記第2層に重ねた上に第3層のコインの壁を作り、更に第4層の壁を作るようにして次々に起立したコインを積み重ねて多重層に組立て、これによりコインの受け皿の縁を超えたコインの積み込みを可能にするもので、多くの枚数のコインの貯留が行われる。
そして、更に積み込む場合は、同様にして上記第2層に重ねた上に第3層のコインの壁を作り、更に第4層の壁を作るようにして次々に起立したコインを積み重ねて多重層に組立て、これによりコインの受け皿の縁を超えたコインの積み込みを可能にするもので、多くの枚数のコインの貯留が行われる。
コインの受け穴は、コインの受け皿の底板に蜜に形成することによって、より多くのコインを貯留することが可能になるが、本発明においては更にコインの受け穴に差し込み立ち上げることによって整列させることができることから、コインを横倒しにして平積みの状態で貯留する場合に比べて効率的により多くのコインを収容することができ、更に立ち上げたコインの上にコインを起立した状態で積み重ねることができるので、コインの受け皿の上に盛り上げた状態で貯留することができる。しかも、この場合上に積み上げられたコインは下のコインの列の間に縁を突き入れて保持されることから安定し、崩れ落ちることがなく、盛り上げた状態で貯留することができることになる。
以上の如く本発明によれば、整列させた状態で、しかも蜜にコインを収容することができることから、コインの受け皿の容量を超えて貯留することができると共に、仮にコイン受け皿の縁を超えて積まれた場合でも上下のコインが挟み合って連結した状態で積み上がるため崩れることがなく安定して貯留できることになる。
勿論、本発明のコイン受け皿の積み上げ方は自由にできるもので、例えば受け皿の前面壁に沿った複数の穴列のみを使ってコインを起立させ、壁を作り、上記前面壁の内側に嵩上げしたコインによる前面壁を作ってこの壁の内側に放出されるコインを平積み状態にして貯留するようにしてもよく、貯留の仕方は自由に選択できるところとなっている。
勿論、本発明のコイン受け皿の積み上げ方は自由にできるもので、例えば受け皿の前面壁に沿った複数の穴列のみを使ってコインを起立させ、壁を作り、上記前面壁の内側に嵩上げしたコインによる前面壁を作ってこの壁の内側に放出されるコインを平積み状態にして貯留するようにしてもよく、貯留の仕方は自由に選択できるところとなっている。
また本発明のコインの受け皿は、受け皿自体の外形を変えるものではないので、遊技機前面の設置空間を変更することがなく、従って前方に大きく突き出して遊技者の邪魔になるようなことがない。
また本発明のコイン受け皿は、受け皿本体の底板にコインの受け孔を形成するだけであり、その他は従来のコイン受け皿と変ることがないので、コインを起立させ壁を作って容量を増大させる使い方と、従来と同様にコインを平積みにした状態で貯留する使い方ができ、遊技者において自由に選択することができるものとなっている。
次に、本発明を図面に示す実施の形態に基づき説明することにする。図1は、本発明のコインの受け皿を装置したスロットマシンの斜視図であり、図2は、スロットマシンの分解斜視図、図3は本発明に係るコインの受け皿の平面図、図4は図3のA−A線に沿って断面とした要部の分解拡大縦断右側面図である。
図面において、1は遊技の媒体としてコインを使用する代表的な遊技機であるスロットマシンであり、2はこのスロットマシン1の前面下部に装着された本発明に係るコインの受け皿である。
図面において、1は遊技の媒体としてコインを使用する代表的な遊技機であるスロットマシンであり、2はこのスロットマシン1の前面下部に装着された本発明に係るコインの受け皿である。
スロットマシン1は、図2に示したように装置本体枠3と前面を被う扉枠4によって外形を構成してあり、本体枠3の内部には上段に3個の回転ドラム5を横並びに連設したドラム表示装置6を収め、下段には電源ボックス7、スピーカー8、コイン払出し装置9、投入されるコインを受けるコインボックス10等を収容する。
図2では、コイン払出し装置9を本体枠3から取出した状態にして示してあるが、本体枠3の底板11の上面に付設するレール状の止め金具12,12に底部を差し込むことによって装着することができるようにしてあり、またコインボックス10はこのコイン払出し装置9と本体枠の側面板13との間の空間に押し入れることで収められるようにしてある。
一方、扉枠4は左側縁部に図示しない枢着軸を上下に備え、この枢着軸を本体枠3の開口部の左縁部に備える上下の軸受部14,14に軸承することによって組付けられるようにしてあり、この枢着軸を支点に開閉し、使用時には図1に示したように閉じられて本体枠3の内部を被うものとなる。
この扉枠4は、前面上部に装飾用表示用のランプカバー15を備え、前面上半部分には表示枠16を装着し、その中央部に前記回転ドラム5を臨む表示窓17、その表示窓17の左右にゲームの設定組合せ等を表示するランプ窓群18,19を設けている。そして、前面中央部には前方に突き出すように操作用の台20を設け、コインの投入数選択ボタン21やスタートボタン22、ストップボタン23、コインの投入口24等を設けており、この操作用の台20の下方に表示用装飾板25を嵌め付け、その下方に本発明に係るコインの受け皿2を装置している。
コインの受け皿2は、扉枠4の下部前面部に一体に設ける取付板26にビス27を介して取付けられるようにしてあり、ここでは扉枠4の横巾に揃えて形成する取付板26に合せて横長の箱形に形成し、左端には灰皿28を一体に設けるようにしている。
上記取付板26は、プラスチックを素材に形成してあり、コインの受け皿2を取付ける部分に上下3個づつ計6個の受部29を設け、コインの受け皿2の背面部に突き出すねじ受け突部30を受け入れられるようにしてある。
コインの受け皿2は、プラスチックを素材に成形されるもので、上方を開放した横長の箱形に形成した皿本体の背面板31に上述したねじ受け突部30を突設し、底板32に多数のコインの受け穴33を開設する。
上記ねじ受け突部30は、受部29の凹部の形状に合せてあり、前面側から押込んで嵌め付けたのち、取付板26の背後から透孔34を通して揉み込むねじ27をねじ受け孔35に受けることで取り付け板26に固定され、コインの受け皿2を取付けることができるようにしてある。
上記ねじ受け突部30は、受部29の凹部の形状に合せてあり、前面側から押込んで嵌め付けたのち、取付板26の背後から透孔34を通して揉み込むねじ27をねじ受け孔35に受けることで取り付け板26に固定され、コインの受け皿2を取付けることができるようにしてある。
上記コインの受け穴33は、ここでは1個のコインCを受ける大きさにしてある。コインCの受け入れはコインの縁を突き入れることによって起立した状態で受け入れることになり、この受け入れに当って底板32から突き抜けてしまわないようにしてある。つまり、ここではコインの受け穴33は長辺側がコインの直径を超えない長さにして短辺側がコインの厚さを受け入れる長さを有する横長長方形の貫通孔として形成してあるのである。
受け穴33は、図3に示したように底板32に全面に亘って整列させて多数開設してある。ここでは受け皿2の前面壁36に沿って横に長さを揃えた複数のコインの受け穴33を間隔37を置いて並べ、穴列38を形成しており、この穴列38を前面壁36側から後面壁31側に向けて並行に並べることによって底板32の全面に亘って開設している。
上記穴列38を構成するコインの受け穴33相互の間の間隔37は、コインCの直径を受け入れる幅にしてあり、また前後の穴列38相互は隣接させて間隔を設けない状態で配置してある。そして、前後に隣接する穴列38同士はコインの受け穴33と間隔37とが前後に揃うようにして互い違いにコインの受け穴33,33が配置されるようにして底板32の全面に亘って形成されるようにしてある(図3を参照)。
このコインの受け穴33を互い違いに配置することで底板32の強度の低下が防止されることになるが、実際の使用においては、コインの受け穴33にコインCを差し込み起立させたとき、左右に隣接する穴33に差し込まれる2枚のコインの間、つまり間隔37の上に別のコインを入れると、この差し込まれたコインは前後の穴列38において前後に向き合うことになるコインの受け穴33,33に差し込まれて起立する2枚のコインの間に挟まれることになる。
この結果、間隔37の上に、つまり底板32の上面に立ち上げたゞけでも左右及び前後のコインの受け穴によって起立した状態で支持されるコイン相互の組み合わせによって起立した状態に支えられることになるのである。
この結果、間隔37の上に、つまり底板32の上面に立ち上げたゞけでも左右及び前後のコインの受け穴によって起立した状態で支持されるコイン相互の組み合わせによって起立した状態に支えられることになるのである。
図6は、前記穴列38を構成する左右のコインの受け穴33,33にコインC1,C1をそれぞれ差し入れてコインの立ち上り状態を示したものである。そして、図7は左右のコインの受け穴33に差し入れて立ち上げた2枚のコインC1,C1の間に別のコインC2を差し入れて間隔37の上に置く一方、このコインC2を背後の穴列38のコインの受け穴33に差し入れ起立させるコインC3によって支え、起立した状態に保持する姿を説明したものである。
図7において、C4,C4は、コインC3を差し入れた受け穴33を設けるところの穴列38の間隔37の上に立ち上げたコインであり、これらのコインC4,C4は横に並んで起立するコインC3に支えられ、且つ同時に、前面側において起立するコインC1,C1によって、また図示しないが背面側において起立するコインによって前後から挟まれ、立ち上り状態に支持されることになる。
図8は、前後に並ぶ穴列38,38のコインの受け穴33,33にコインCを差し入れることによって起立させた状態に保持されると同時に、前後に起立させたコインC1,C3の間に差し込まれるコインC2が間隔37の上にあって前後から支えられ起立した状態に保持されることを説明したものである。この様に各コインがコインの受け穴33に差し込まれて起立した状態に保持されるのを基礎にしてコイン同士の間隔を利用して更に別のコインを立ち上げ、積上げて行くことになる。
図9は、コインCの積み上げをコインの受け皿2の縁を超えて山盛りにした状態を示している。コイン同士は起立すると同時に、相互の間に入り込んで間隔を埋め、高い密度でコインの受け皿2の内部に収まり貯留され、更に受け皿の縁を超えて積み上げられることになる。
ところで、コインの受け穴33は前述したようにコインの受け皿2に対して長さ方向を横向きにして並べられ、穴列38を形成し、それぞれの穴はコインCが落下しない大きさに形成されるが、穴自体はコインCの縁を差し入れ易くするため、また安定的に差し込めるように穴33の左右の縁33aを図6,図7に示すようにテーパー状に削ってある。
このコインの受け穴33については、更にコインの受け入れを容易にするため、前後の縁を面取りして上からの差し込みを容易にしてもよい。
尚、この実施の形態では1個のコインの受け穴33に対して1個のコインCを受け入れる大きさのものとしているが、前後の幅を拡大して2個,3個のコインを纏めて差し込めるようにしてもよい。
勿論、このときコインCが抜け落ちない大きさを限度にして前後の幅の拡大が許されるが、穴に対する収まりを安定させるために左右方向の幅、つまり穴の長辺方向の幅についてはコインの直径に近づけ、コインが深く差し込めるようにするとよい。
尚、この実施の形態では1個のコインの受け穴33に対して1個のコインCを受け入れる大きさのものとしているが、前後の幅を拡大して2個,3個のコインを纏めて差し込めるようにしてもよい。
勿論、このときコインCが抜け落ちない大きさを限度にして前後の幅の拡大が許されるが、穴に対する収まりを安定させるために左右方向の幅、つまり穴の長辺方向の幅についてはコインの直径に近づけ、コインが深く差し込めるようにするとよい。
本発明に係るコインの受け皿2は、上述の如く構成されるもので、取付板26に開設したコインの払出し口39から放出されるコインCはコインの受け皿2に受けられ、貯留されることになる。そして、或る程度貯まった状態で遊技者が、例えばコインの受け皿の容量を超えて貯留することになると予感した場合には、底板32に貯まったコインを端に寄せてコインの受け穴33を露出させ、この穴にコインCを縦向けにして突き入れ、立ち上り状態に収めて、次々にこの操作を繰り返して列状に並べれば、コインの壁を作りながら積み上げることができ、前述したように盛り上がった状態まで貯留することができる。
勿論、この様なコインを立ち上げ、積み上げることは遊技者の自由な選択によるものであり、その積み上げ高さも任意遊技者が決定することができるものであるが、コインの受け皿2の縁を超えて積み上げることができると同時に、コイン同士の間隔を埋めるようにして積み上げることができることから密度の高い状態で貯留することが可能になり、皿の容量を実質的に、且つ確実に拡大することができる。
尚、このコインの受け穴33に対するコインCの差し込みは片手の、しかも指先の作業で簡単に行うことができると同時に、穴33に差し込まれることによってコイン同士は自動的に整列し、コイン間に適正な間隔を作りながら次に差し込まれるコインを受け入れ、これを同じく整列させながら受け入れて保持することになるため、特に意識することなく積み込み作業を行うことができることになり、便利に使用することができる。
1 スロットマシン
2 コインの受け皿
31 コインの受け皿の後面壁
32 コインの受け皿の底部
33 コインの受け穴
36 コインの受け皿の前面壁
37 コインの受け穴間の間隔
38 横に並ぶコインの受け穴の連続によって形成される穴列
C コイン
2 コインの受け皿
31 コインの受け皿の後面壁
32 コインの受け皿の底部
33 コインの受け穴
36 コインの受け皿の前面壁
37 コインの受け穴間の間隔
38 横に並ぶコインの受け穴の連続によって形成される穴列
C コイン
Claims (6)
- 箱形に形成するコインの受け皿の底板には前面壁に沿って横長のスリット状をなすコインの受け穴を複数個所要の間隔を置いて横並びに開設して穴列を形成すると共に、この穴列の複数を前記前面壁から後面壁に向って並行状に配列して前記底板に多数の受け穴を規則的に配置し、これらの受け穴に縦向けにしたコインの縁を差し込むことにより起立した状態でコインを保持できるようにしてなることを特徴とした遊技機のコインの受け皿。
- 請求項1に記載の遊技機のコインの受け皿において、コインの受け穴は前後の幅をコインの肉厚を受け入れる幅に、そして左右の幅をコインの直径を超えない幅にした横長長方形状をなす貫通孔であることを特徴とした遊技機のコインの受け皿。
- 請求項1又は2に記載の遊技機のコインの受け皿において、左右に隣接するコインの受け穴は相互の穴の間にコインの直径よりやゝ大の間隔を設けることを特徴とした遊技機のコインの受け皿。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機のコインの受け皿において、コインの受け穴は左右の縁部を下方に向けて内向きに傾斜するテーパー面に形成してなることを特徴とした遊技機のコインの受け皿。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の遊技機のコインの受け皿において、前後に隣接して形成されるコインの受け穴の穴列は、それぞれのコインの受け穴の中心を互いに左右方向に位置をずらして配置することを特徴とした遊技機のコインの受け皿。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の遊技機のコインの受け皿において、前後に隣接する穴列は相互の間を密接させ間隙を設けることなく配置することを特徴とした遊技機のコインの受け皿。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109243102A (zh) * | 2018-11-20 | 2019-01-18 | 韦玉课 | 一种叠币装置 |
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2007
- 2007-11-26 JP JP2007304806A patent/JP2009125384A/ja active Pending
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CN109243102B (zh) * | 2018-11-20 | 2023-11-24 | 韦玉课 | 一种叠币装置 |
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