JP2004008503A - プッシャーゲーム機 - Google Patents
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Abstract
【課題】プッシャーゲーム機であって、そのメダル投入器の改良に関するものである。
【解決手段】プッシャーゲーム機10には、フィールド110、カバー120、メダル投入器200、プッシャー130を備える。メダル投入器200には、メダルレール210、レールホルダー220、メダルホルダー230を備える。メダルホルダー230には、メダル装填溝260、メダルガイド部270、指掛け部280を備える。指掛け部280は、メダルガイド部270の外側に位置し、メダル装填溝260にメダルMを複数枚重ね合わせて装填した状態で、最上方に位置するメダルMに人差し指Fを掛け、重ね合わせた複数枚のメダルMをメダルガイド部270に向かって押し付けるための親指Tが掛かるものである。
【選択図】 図1
【解決手段】プッシャーゲーム機10には、フィールド110、カバー120、メダル投入器200、プッシャー130を備える。メダル投入器200には、メダルレール210、レールホルダー220、メダルホルダー230を備える。メダルホルダー230には、メダル装填溝260、メダルガイド部270、指掛け部280を備える。指掛け部280は、メダルガイド部270の外側に位置し、メダル装填溝260にメダルMを複数枚重ね合わせて装填した状態で、最上方に位置するメダルMに人差し指Fを掛け、重ね合わせた複数枚のメダルMをメダルガイド部270に向かって押し付けるための親指Tが掛かるものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プッシャーゲーム機であって、そのメダル投入器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プッシャーゲーム機では、メダルを1枚1枚投入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のプッシャーゲーム機では、メダルの連続投入が困難であるという問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1に記載の発明は、メダル投入器の改良に関し、メダルを連続投入することができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0004】
すなわち、請求項2に記載の発明は、メダルのサイズが異なる場合にも使用することができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0005】
すなわち、請求項3に記載の発明は、メダルをスムーズに投入することができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0006】
すなわち、請求項4に記載の発明は、レールホルダーを回転した際の異音や振動の発生を防止することができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0007】
すなわち、請求項5に記載の発明は、規定のメダルより直径の小さなメダルを、不正なメダルとして、落下溝を利用してプレーヤに返却することができるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0009】
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第一に、プッシャーゲーム機(10)には、例えば図2〜3に示すように、次の構成を備える。
【0010】
(1)フィールド(110)
フィールド(110)は、図示しないが、メダル(M)が堆積可能なものである。
(2)カバー(120)
カバー(120)は、例えば図2〜3に示すように、フィールド(110)を覆うものである。
【0011】
(3)メダル投入器(200)
メダル投入器(200)は、例えば図2〜3に示すように、カバー(120)の外側からカバー(120)を貫通してフィールド(110)に向かって延び、プレーヤが投入したメダル(M)をフィールド(110)に向かって落下させるためのものである。
(4)プッシャー(130)
プッシャー(130)は、例えば図3に示すように、フィールド(110)を往復移動し、フィールド(110)に堆積されたメダル(M)を落下溝(140)に向かって押し出すためのものである。
【0012】
第二に、メダル投入器(200)には、例えば図3及び図5に示すように、次の構成を備える。
(5)メダルレール(210)
メダルレール(210)は、例えば図3に示すように、中空で、カバー(120)の内外に延び、カバー(120)の外側に位置する一端部からカバー(120)の内側に位置する他端部に向かって下り傾斜させたものである。
【0013】
メダルレール(210)は、例えば図5に示すように、一端部にメダル(M)を1枚投入可能な投入口(211)を有する。
メダルレール(210)は、例えば図3及び図5に示すように、他端部にフィールド(110)に向かって開放した排出口(212)を有する。
メダルレール(210)は、投入口(211)から投入されたメダル(M)を、下り傾斜を利用して、円周方向に回転させながら排出口(212)から落下させるものである。
【0014】
(6)レールホルダー(220)
レールホルダー(220)は、例えば図3及び図5に示すように、メダルレール(210)の長さの途中を、カバー(120)に対して左右方向に回転可能に支持するものである。
(7)メダルホルダー(230)
メダルホルダー(230)は、例えば図1及び図3に示すように、メダルレール(210)の一端部に取り付けられ、メダル(M)を複数枚保持可能なものである。
【0015】
第三に、投入口(211)は、メダル(M)の厚み以上で、且つ厚みの2倍未満の幅を有する。
第四に、メダルホルダー(230)には、例えば図1及び図3に示すように、次の構成を備える。
(8)メダル装填溝(260)
メダル装填溝(260)は、例えば図1及び図8に示すように、溝であって、その溝の一端部を側方に開放させ、当該一端部から他端部に向かって下り傾斜させ、傾斜下端が投入口(211)の幅方向の一方の縁部に臨み、投入口(211)に平行にメダル(M)を複数枚、厚み方向に重ね合わせた状態で載置可能なものである。
【0016】
(9)メダルガイド部(270)
メダルガイド部(270)は、例えば図1及び図8に示すように、投入口(211)の幅方向の他方の縁部に沿って上方に延びるものである。
(10)指掛け部(280)
指掛け部(280)は、例えば図1及び図9に示すように、メダルガイド部(270)の外側に位置し、メダル装填溝(260)にメダル(M)を複数枚重ね合わせて装填した状態で、最上方に位置するメダル(M)に人差し指(F)を掛け、重ね合わせた複数枚のメダル(M)をメダルガイド部(270)に向かって押し付けるための親指(T)が掛かるものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0017】
すなわち、メダル装填溝(260)には、例えば図1に示すように、次の構成を有する。
(1)底面(261)
(2)傾斜側面(262)
傾斜側面(262)は、例えば図1に示すように、一対有り、底面(261)の両端部から上方に向かって開いたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0018】
すなわち、メダルガイド部(270)のメダル(M)と接触する面が、平滑である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、レールホルダー(220)には、例えば図7に示すように、ストッパー(250)を備える。
【0019】
ストッパー(250)は、回転角度を規制するための弾性を有するものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第一に、投入口(211)の幅と直交する全長を、規定のメダル(M)の直径にほぼ等しく設定する。
【0020】
第二に、メダルレール(210)の長さの途中には、例えば図3に示すように、メダルセレクター(240)を備える。
メダルセレクター(240)は、規定のメダル(M)より直径の小さなメダル(M)を、不正なメダル(M)として、落下溝(140)に向かって排出するためのものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1〜9は、本発明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1は、メダル投入器の斜視図、図2はプッシャーゲーム機の斜視図、図3はメダル投入器の側面図、図4はメダル投入器の他の側面図、図5はメダル投入器の平面図、図6はメダル投入器の正面図、図7は図6のVII−VIIに沿う断面図、図8は図3のVIII−VIIIに沿う断面図、図9はメダル投入器の使用状態を示す平面図をそれぞれ示すものである。
(プッシャーゲーム機10)
図2中、10は、メダルMを使用したプッシャーゲーム機を示すものである。
【0022】
プッシャーゲーム機10には、図2に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
(1)ゲーム機本体100
(2)メダル投入器200
なお、プッシャーゲーム機10のパーツは、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(メダルM)
メダルMには、図示しないが、次の種類がある。
【0023】
なお、メダルMの種類は、次の(1)〜(2)に限定されない。
(1)大径なメダルM
大径なメダルMの直径は、例えば24.3mmで、厚みは、例えば1.6mmに設定されている。なお、大径なメダルMの直径は、24.3mmに限定されず、又、厚みも、1.6mmに限定されない。
【0024】
(2)小径なメダルM
小径なメダルMの直径は、例えば21mmで、厚みは、例えば2.1mmに設定されている。なお、小径なメダルMの直径は、21mmに限定されず、又、厚みも、2.1mmに限定されない。
(ゲーム機本体100)
ゲーム機本体100には、図2及び図3に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
【0025】
(1)フィールド110
(2)カバー120
(3)プッシャー130
(4)落下溝140
(5)メダル払出口150
なお、ゲーム機本体100のパーツは、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(メダル投入器200)
メダル投入器200は、図3に示すように、カバー120の外側からカバー120を貫通してフィールド110に向かって延び、プレーヤが投入したメダルMをフィールド110に向かって落下させるためのものである。
【0026】
具体的には、メダル投入器200には、図3に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
(1)メダルレール210
(2)レールホルダー220
(3)メダルホルダー230
なお、メダル投入器200のパーツは、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(フィールド110)
フィールド110は、図示しないが、メダルMが堆積可能なものである。
(カバー120)
カバー120は、図2及び図3に示すように、フィールド110を覆うものである。
【0027】
具体的には、カバー120は、透明や半透明なガラス板やプラスチック板から構成されている。
(プッシャー130)
プッシャー130は、図3に示すように、フィールド110を往復移動し、フィールド110に堆積されたメダルMを落下溝140に向かって押し出すためのものである。
(落下溝140)
落下溝140は、メダルMが落下可能なものであり、図3に示すように、フィールド110の手前側の縁に沿って位置する。
(メダル払出口150)
メダル払出口150は、図2に示すように、ゲーム機本体100の下側に位置し、落下溝140から落下したメダルMが払い出される。
(メダルレール210)
メダルレール210は、図3に示すように、中空で、カバー120の内外に延び、カバー120の外側に位置する一端部からカバー120の内側に位置する他端部に向かって下り傾斜させたものである。
【0028】
具体的には、メダルレール210を、例えば25度、傾斜させている。なお、メダルレール210の傾斜角度は、25度に限定されない。
メダルレール210は、後述するが、投入口211から投入されたメダルMを、下り傾斜を利用して、円周方向に回転させながら排出口212から落下させるものである。
【0029】
なお、メダルMを円周方向に回転させると説明したが、必ずしも回転に限定されず、メダルMが回転せずに、円周方向に滑りながら下降しても良い。
具体的には、メダルレール210には、図3及び図5に示すように、大別すると、次の部分を備える。
なお、メダルレール210の部分は、次の(1)〜(3)に限定されない。
【0030】
(1)投入口211
投入口211は、図1及び図5に示すように、メダルレール210のカバー120の外側に位置する一端部に位置し、メダルMを1枚投入可能なものである。
具体的には、投入口211は、メダルMの厚み以上で、且つ厚みの2倍未満の幅を有する。投入口211の幅は、例えば2.1mmに設定されている。なお、投入口211の幅は、2.1mmに限定されない。
【0031】
投入口211の幅と直交する全長を、規定のメダルの直径にほぼ等しく設定する。具体的には、投入口211の全長を、例えば26mmに設定している。なお、投入口211の全長は、26mmに限定されない。
(2)排出口212
排出口212は、図3及び図5に示すように、カバー120の内側に位置する他端部に位置し、フィールド110に向かって開放したものである。
【0032】
(3)メダルセレクター240
メダルセレクター240は、規定のメダルMより直径の小さなメダルMを、不正なメダルMとして、落下溝140に向かって排出するためのものである。落下溝140に向かって排出された不正なメダルMは、メダル払出口150を介して返却される。
【0033】
具体的には、基準としては直径24mm以下のメダルMを、不正なメダルMとして返却している。なお、不正なメダルMは、直径24mm以下に限定されない。
(レールホルダー220)
レールホルダー220は、図3及び図5に示すように、メダルレール210の長さの途中を、カバー120に対して左右方向に回転可能に支持するものである。
【0034】
具体的には、レールホルダー220には、図3及び図7に示すように、大別すると、次の部分を備える。
なお、レールホルダー220の部分は、次の(1)〜(2)に限定されない。
(1)軸221
軸221は、図3及び図5に示すように、上下に一対有り、レールホルダー220を左右方向に回転可能に支持するものである。
【0035】
(2)ストッパー250
ストッパー250は、回転角度を規制するための弾性を有するものである。
具体的には、ストッパー250に、例えばクッション・ゴムを使用している。なお、ストッパー250は、クッション・ゴムに限定されない。
メダルホルダー230の回転角度は、例えば30度に規制している。なお、メダルホルダー230の回転角度は、30度に限定されない。
(メダルホルダー230)
メダルホルダー230は、図1及び図3に示すように、メダルレール210の一端部に取り付けられ、メダルMを複数枚保持可能なものである。
【0036】
具体的には、メダルホルダー230には、図1に示すように、大別すると、次の部分を備える。
(1)メダル装填溝260
(2)メダルガイド部270
(3)指掛け部280
なお、メダルホルダー230の部分は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(メダル装填溝260)
メダル装填溝260は、図1及び図8に示すように、溝であって、その溝の一端部を側方に開放させ、当該一端部から他端部に向かって下り傾斜させ、傾斜下端が投入口211の幅方向の一方の縁部に臨み、投入口211に平行にメダルMを複数枚、厚み方向に重ね合わせた状態で載置可能なものである。
【0037】
具体的には、メダル装填溝260の傾斜角度を、3度に設定している。なお、メダル装填溝260の傾斜角度は、3度に限定されない。
メダル装填溝260は、金属製で、図1に示すように、台形形に凹んでいる。メダル装填溝260の全長を、例えば30mmに設定し、例えば21枚程度のメダルMを装填可能としている。なお、メダル装填溝260の全長は、30mmに限定されず、又、メダルMの装填枚数も、21枚に限定されない。
【0038】
また、メダル装填溝260の最大の開口幅は、投入口211の全長に等しく、例えば26mmに設定されている。なお、メダル装填溝260の最大の開口幅は、26mmに限定されない。
さらに、メダル装填溝260の深さは、例えば8mmに設定されている。なお、メダル装填溝260の深さは、8mmに限定されない。
【0039】
メダル装填溝260は、メダルMの大きさに応じて、交換することができるようにしている。
メダル装填溝260には、図1に示すように、大別すると、次の部分を備える。
なお、メダル装填溝26の部分は、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)底面261
底面261は、その幅を、例えば10mmに設定している。なお、底面261の幅は、10mmに限定されない。
【0040】
(2)傾斜側面262
傾斜側面262は、図1に示すように、一対有り、底面261の両端部から上方に向かって開いたものである。
具体的には、傾斜側面262は、底面261に対して、例えば30〜40度の角度で立ち上がり、幅は、例えば10mmに設定されている。傾斜側面262の傾斜角度は、30〜40度に限定されず、又、幅も10mmに限定されない。
【0041】
(3)起立部263
起立部263は、図1に示すように、一対有り、各傾斜側面262の上縁からほぼ垂直にそれぞれ起立している。具体的には、起立部263の高さを、例えば2〜4mmに設定している。なお、起立部263の高さは、2〜4mmに限定されない。
(メダルガイド部270)
メダルガイド部270は、図1及び図8に示すように、投入口211の幅方向の他方の縁部に沿って上方に延びるものである。
【0042】
具体的には、メダルガイド部270のメダルと接触する面を、平滑にしている。
メダルガイド部270は、金属製で、円盤形に形成されている。具体的には、メダルガイド部270の直径を、例えば28mmに、厚みを、例えば1mmに設定している。
なお、メダルガイド部270の直径は、本実施の形態では28mmに固定されているが、28mmに限定されず、又、厚みも、本実施の形態では1mmに固定されているが、1mmに限定されない。
(指掛け部280)
指掛け部280は、図1及び図9に示すように、メダルガイド部270の外側に位置し、メダル装填溝260にメダルMを複数枚重ね合わせて装填した状態で、最上方に位置するメダルMに人差し指Fを掛け、重ね合わせた複数枚のメダルMをメダルガイド部270に向かって押し付けるための親指Tが掛かるものである。
【0043】
具体的には、指掛け部280は、図1に示すように、半円形に突出し、その直径を、例えば35mmに、又、厚みを、例えば9mmに設定している。
なお、指掛け部280の直径は、本実施の形態では35mmに固定されているが、35mmに限定されず、又、厚みも、本実施の形態では9mmに固定されているが、9mmに限定されない。
(メダル投入器200の使用方法)
上記した構成を備えるプッシャーゲーム機10のメダル投入器200の使用方法について、以下に説明する。
【0044】
図9に示すように、メダル装填溝260にメダルMを複数枚重ね合わせて装填し、重ね合わせた複数枚のメダルMの最上方に位置するメダルMに右手の人差し指Fを掛け、指掛け部280に同じ右手の親指Tを掛ける。
この状態で、人差し指Fと親指Tとで、重ね合わせた複数枚のメダルMを強く挟み付ける。
【0045】
強く挟み付けると、傾斜下端のメダルMが、メダルガイド部270に押し付けられて、投入口211から落下しない。
上記強く挟み付けた状態から、挟み付ける力を一瞬、緩めると、傾斜下端のメダルMが投入口211から1枚、落下する。
こうして、強く挟み付けた状態と、挟み付ける力を一瞬、緩めた状態とを交互に繰り返すことで、傾斜下端のメダルMが投入口211から1枚1枚落下し、メダル装填溝260に装填したメダルMを、短時間に連続的に投入することができる。
【0046】
なお、右手の人差し指FをメダルMに掛けたが、人差し指Fと中指との2本をメダルMに掛けても良いし、或いは、人差し指Fに代えて、中指だけをメダルMに掛けても良い。
また、右手で操作したが、逆に左手で操作しても良い。左手で操作する場合には、左手の親指をメダルMに掛け、同じ左手の人差し指を指掛け部280に掛けることとなる。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0048】
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、メダル投入器の改良に関し、メダルを連続投入することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0049】
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、メダルのサイズが異なる場合にも使用することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0050】
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、メダルをスムーズに投入することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0051】
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、レールホルダーを回転した際の異音や振動の発生を防止することができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0052】
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、規定のメダルより直径の小さなメダルを、不正なメダルとして、落下溝を利用してプレーヤに返却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メダル投入器の斜視図である。
【図2】プッシャーゲーム機の斜視図である。
【図3】メダル投入器の側面図である。
【図4】メダル投入器の他の側面図である。
【図5】メダル投入器の平面図である。
【図6】はメダル投入器の正面図である。
【図7】図6のVII−VIIに沿う断面図である。
【図8】図3のVIII−VIIIに沿う断面図である。
【図9】メダル投入器の使用状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 プッシャーゲーム機 100 ゲーム機本体
110 フィールド 120 カバー
130 プッシャー 140 落下溝
150 メダル払出口 200 メダル投入器
210 メダルレール 211 投入口
212 排出口 220 レールホルダー
221 軸 230 メダルホルダー
240 メダルセレクター 250 ストッパー
260 メダル装填溝 261 底面
262 傾斜側面 263 起立部
270 メダルガイド部 280 指掛け部
M メダル F 人差し指
T 親指
【発明の属する技術分野】
この発明は、プッシャーゲーム機であって、そのメダル投入器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、プッシャーゲーム機では、メダルを1枚1枚投入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来のプッシャーゲーム機では、メダルの連続投入が困難であるという問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1に記載の発明は、メダル投入器の改良に関し、メダルを連続投入することができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0004】
すなわち、請求項2に記載の発明は、メダルのサイズが異なる場合にも使用することができるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0005】
すなわち、請求項3に記載の発明は、メダルをスムーズに投入することができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0006】
すなわち、請求項4に記載の発明は、レールホルダーを回転した際の異音や振動の発生を防止することができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0007】
すなわち、請求項5に記載の発明は、規定のメダルより直径の小さなメダルを、不正なメダルとして、落下溝を利用してプレーヤに返却することができるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0009】
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第一に、プッシャーゲーム機(10)には、例えば図2〜3に示すように、次の構成を備える。
【0010】
(1)フィールド(110)
フィールド(110)は、図示しないが、メダル(M)が堆積可能なものである。
(2)カバー(120)
カバー(120)は、例えば図2〜3に示すように、フィールド(110)を覆うものである。
【0011】
(3)メダル投入器(200)
メダル投入器(200)は、例えば図2〜3に示すように、カバー(120)の外側からカバー(120)を貫通してフィールド(110)に向かって延び、プレーヤが投入したメダル(M)をフィールド(110)に向かって落下させるためのものである。
(4)プッシャー(130)
プッシャー(130)は、例えば図3に示すように、フィールド(110)を往復移動し、フィールド(110)に堆積されたメダル(M)を落下溝(140)に向かって押し出すためのものである。
【0012】
第二に、メダル投入器(200)には、例えば図3及び図5に示すように、次の構成を備える。
(5)メダルレール(210)
メダルレール(210)は、例えば図3に示すように、中空で、カバー(120)の内外に延び、カバー(120)の外側に位置する一端部からカバー(120)の内側に位置する他端部に向かって下り傾斜させたものである。
【0013】
メダルレール(210)は、例えば図5に示すように、一端部にメダル(M)を1枚投入可能な投入口(211)を有する。
メダルレール(210)は、例えば図3及び図5に示すように、他端部にフィールド(110)に向かって開放した排出口(212)を有する。
メダルレール(210)は、投入口(211)から投入されたメダル(M)を、下り傾斜を利用して、円周方向に回転させながら排出口(212)から落下させるものである。
【0014】
(6)レールホルダー(220)
レールホルダー(220)は、例えば図3及び図5に示すように、メダルレール(210)の長さの途中を、カバー(120)に対して左右方向に回転可能に支持するものである。
(7)メダルホルダー(230)
メダルホルダー(230)は、例えば図1及び図3に示すように、メダルレール(210)の一端部に取り付けられ、メダル(M)を複数枚保持可能なものである。
【0015】
第三に、投入口(211)は、メダル(M)の厚み以上で、且つ厚みの2倍未満の幅を有する。
第四に、メダルホルダー(230)には、例えば図1及び図3に示すように、次の構成を備える。
(8)メダル装填溝(260)
メダル装填溝(260)は、例えば図1及び図8に示すように、溝であって、その溝の一端部を側方に開放させ、当該一端部から他端部に向かって下り傾斜させ、傾斜下端が投入口(211)の幅方向の一方の縁部に臨み、投入口(211)に平行にメダル(M)を複数枚、厚み方向に重ね合わせた状態で載置可能なものである。
【0016】
(9)メダルガイド部(270)
メダルガイド部(270)は、例えば図1及び図8に示すように、投入口(211)の幅方向の他方の縁部に沿って上方に延びるものである。
(10)指掛け部(280)
指掛け部(280)は、例えば図1及び図9に示すように、メダルガイド部(270)の外側に位置し、メダル装填溝(260)にメダル(M)を複数枚重ね合わせて装填した状態で、最上方に位置するメダル(M)に人差し指(F)を掛け、重ね合わせた複数枚のメダル(M)をメダルガイド部(270)に向かって押し付けるための親指(T)が掛かるものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0017】
すなわち、メダル装填溝(260)には、例えば図1に示すように、次の構成を有する。
(1)底面(261)
(2)傾斜側面(262)
傾斜側面(262)は、例えば図1に示すように、一対有り、底面(261)の両端部から上方に向かって開いたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0018】
すなわち、メダルガイド部(270)のメダル(M)と接触する面が、平滑である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、レールホルダー(220)には、例えば図7に示すように、ストッパー(250)を備える。
【0019】
ストッパー(250)は、回転角度を規制するための弾性を有するものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第一に、投入口(211)の幅と直交する全長を、規定のメダル(M)の直径にほぼ等しく設定する。
【0020】
第二に、メダルレール(210)の長さの途中には、例えば図3に示すように、メダルセレクター(240)を備える。
メダルセレクター(240)は、規定のメダル(M)より直径の小さなメダル(M)を、不正なメダル(M)として、落下溝(140)に向かって排出するためのものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1〜9は、本発明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1は、メダル投入器の斜視図、図2はプッシャーゲーム機の斜視図、図3はメダル投入器の側面図、図4はメダル投入器の他の側面図、図5はメダル投入器の平面図、図6はメダル投入器の正面図、図7は図6のVII−VIIに沿う断面図、図8は図3のVIII−VIIIに沿う断面図、図9はメダル投入器の使用状態を示す平面図をそれぞれ示すものである。
(プッシャーゲーム機10)
図2中、10は、メダルMを使用したプッシャーゲーム機を示すものである。
【0022】
プッシャーゲーム機10には、図2に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
(1)ゲーム機本体100
(2)メダル投入器200
なお、プッシャーゲーム機10のパーツは、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(メダルM)
メダルMには、図示しないが、次の種類がある。
【0023】
なお、メダルMの種類は、次の(1)〜(2)に限定されない。
(1)大径なメダルM
大径なメダルMの直径は、例えば24.3mmで、厚みは、例えば1.6mmに設定されている。なお、大径なメダルMの直径は、24.3mmに限定されず、又、厚みも、1.6mmに限定されない。
【0024】
(2)小径なメダルM
小径なメダルMの直径は、例えば21mmで、厚みは、例えば2.1mmに設定されている。なお、小径なメダルMの直径は、21mmに限定されず、又、厚みも、2.1mmに限定されない。
(ゲーム機本体100)
ゲーム機本体100には、図2及び図3に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
【0025】
(1)フィールド110
(2)カバー120
(3)プッシャー130
(4)落下溝140
(5)メダル払出口150
なお、ゲーム機本体100のパーツは、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(メダル投入器200)
メダル投入器200は、図3に示すように、カバー120の外側からカバー120を貫通してフィールド110に向かって延び、プレーヤが投入したメダルMをフィールド110に向かって落下させるためのものである。
【0026】
具体的には、メダル投入器200には、図3に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
(1)メダルレール210
(2)レールホルダー220
(3)メダルホルダー230
なお、メダル投入器200のパーツは、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(フィールド110)
フィールド110は、図示しないが、メダルMが堆積可能なものである。
(カバー120)
カバー120は、図2及び図3に示すように、フィールド110を覆うものである。
【0027】
具体的には、カバー120は、透明や半透明なガラス板やプラスチック板から構成されている。
(プッシャー130)
プッシャー130は、図3に示すように、フィールド110を往復移動し、フィールド110に堆積されたメダルMを落下溝140に向かって押し出すためのものである。
(落下溝140)
落下溝140は、メダルMが落下可能なものであり、図3に示すように、フィールド110の手前側の縁に沿って位置する。
(メダル払出口150)
メダル払出口150は、図2に示すように、ゲーム機本体100の下側に位置し、落下溝140から落下したメダルMが払い出される。
(メダルレール210)
メダルレール210は、図3に示すように、中空で、カバー120の内外に延び、カバー120の外側に位置する一端部からカバー120の内側に位置する他端部に向かって下り傾斜させたものである。
【0028】
具体的には、メダルレール210を、例えば25度、傾斜させている。なお、メダルレール210の傾斜角度は、25度に限定されない。
メダルレール210は、後述するが、投入口211から投入されたメダルMを、下り傾斜を利用して、円周方向に回転させながら排出口212から落下させるものである。
【0029】
なお、メダルMを円周方向に回転させると説明したが、必ずしも回転に限定されず、メダルMが回転せずに、円周方向に滑りながら下降しても良い。
具体的には、メダルレール210には、図3及び図5に示すように、大別すると、次の部分を備える。
なお、メダルレール210の部分は、次の(1)〜(3)に限定されない。
【0030】
(1)投入口211
投入口211は、図1及び図5に示すように、メダルレール210のカバー120の外側に位置する一端部に位置し、メダルMを1枚投入可能なものである。
具体的には、投入口211は、メダルMの厚み以上で、且つ厚みの2倍未満の幅を有する。投入口211の幅は、例えば2.1mmに設定されている。なお、投入口211の幅は、2.1mmに限定されない。
【0031】
投入口211の幅と直交する全長を、規定のメダルの直径にほぼ等しく設定する。具体的には、投入口211の全長を、例えば26mmに設定している。なお、投入口211の全長は、26mmに限定されない。
(2)排出口212
排出口212は、図3及び図5に示すように、カバー120の内側に位置する他端部に位置し、フィールド110に向かって開放したものである。
【0032】
(3)メダルセレクター240
メダルセレクター240は、規定のメダルMより直径の小さなメダルMを、不正なメダルMとして、落下溝140に向かって排出するためのものである。落下溝140に向かって排出された不正なメダルMは、メダル払出口150を介して返却される。
【0033】
具体的には、基準としては直径24mm以下のメダルMを、不正なメダルMとして返却している。なお、不正なメダルMは、直径24mm以下に限定されない。
(レールホルダー220)
レールホルダー220は、図3及び図5に示すように、メダルレール210の長さの途中を、カバー120に対して左右方向に回転可能に支持するものである。
【0034】
具体的には、レールホルダー220には、図3及び図7に示すように、大別すると、次の部分を備える。
なお、レールホルダー220の部分は、次の(1)〜(2)に限定されない。
(1)軸221
軸221は、図3及び図5に示すように、上下に一対有り、レールホルダー220を左右方向に回転可能に支持するものである。
【0035】
(2)ストッパー250
ストッパー250は、回転角度を規制するための弾性を有するものである。
具体的には、ストッパー250に、例えばクッション・ゴムを使用している。なお、ストッパー250は、クッション・ゴムに限定されない。
メダルホルダー230の回転角度は、例えば30度に規制している。なお、メダルホルダー230の回転角度は、30度に限定されない。
(メダルホルダー230)
メダルホルダー230は、図1及び図3に示すように、メダルレール210の一端部に取り付けられ、メダルMを複数枚保持可能なものである。
【0036】
具体的には、メダルホルダー230には、図1に示すように、大別すると、次の部分を備える。
(1)メダル装填溝260
(2)メダルガイド部270
(3)指掛け部280
なお、メダルホルダー230の部分は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(メダル装填溝260)
メダル装填溝260は、図1及び図8に示すように、溝であって、その溝の一端部を側方に開放させ、当該一端部から他端部に向かって下り傾斜させ、傾斜下端が投入口211の幅方向の一方の縁部に臨み、投入口211に平行にメダルMを複数枚、厚み方向に重ね合わせた状態で載置可能なものである。
【0037】
具体的には、メダル装填溝260の傾斜角度を、3度に設定している。なお、メダル装填溝260の傾斜角度は、3度に限定されない。
メダル装填溝260は、金属製で、図1に示すように、台形形に凹んでいる。メダル装填溝260の全長を、例えば30mmに設定し、例えば21枚程度のメダルMを装填可能としている。なお、メダル装填溝260の全長は、30mmに限定されず、又、メダルMの装填枚数も、21枚に限定されない。
【0038】
また、メダル装填溝260の最大の開口幅は、投入口211の全長に等しく、例えば26mmに設定されている。なお、メダル装填溝260の最大の開口幅は、26mmに限定されない。
さらに、メダル装填溝260の深さは、例えば8mmに設定されている。なお、メダル装填溝260の深さは、8mmに限定されない。
【0039】
メダル装填溝260は、メダルMの大きさに応じて、交換することができるようにしている。
メダル装填溝260には、図1に示すように、大別すると、次の部分を備える。
なお、メダル装填溝26の部分は、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)底面261
底面261は、その幅を、例えば10mmに設定している。なお、底面261の幅は、10mmに限定されない。
【0040】
(2)傾斜側面262
傾斜側面262は、図1に示すように、一対有り、底面261の両端部から上方に向かって開いたものである。
具体的には、傾斜側面262は、底面261に対して、例えば30〜40度の角度で立ち上がり、幅は、例えば10mmに設定されている。傾斜側面262の傾斜角度は、30〜40度に限定されず、又、幅も10mmに限定されない。
【0041】
(3)起立部263
起立部263は、図1に示すように、一対有り、各傾斜側面262の上縁からほぼ垂直にそれぞれ起立している。具体的には、起立部263の高さを、例えば2〜4mmに設定している。なお、起立部263の高さは、2〜4mmに限定されない。
(メダルガイド部270)
メダルガイド部270は、図1及び図8に示すように、投入口211の幅方向の他方の縁部に沿って上方に延びるものである。
【0042】
具体的には、メダルガイド部270のメダルと接触する面を、平滑にしている。
メダルガイド部270は、金属製で、円盤形に形成されている。具体的には、メダルガイド部270の直径を、例えば28mmに、厚みを、例えば1mmに設定している。
なお、メダルガイド部270の直径は、本実施の形態では28mmに固定されているが、28mmに限定されず、又、厚みも、本実施の形態では1mmに固定されているが、1mmに限定されない。
(指掛け部280)
指掛け部280は、図1及び図9に示すように、メダルガイド部270の外側に位置し、メダル装填溝260にメダルMを複数枚重ね合わせて装填した状態で、最上方に位置するメダルMに人差し指Fを掛け、重ね合わせた複数枚のメダルMをメダルガイド部270に向かって押し付けるための親指Tが掛かるものである。
【0043】
具体的には、指掛け部280は、図1に示すように、半円形に突出し、その直径を、例えば35mmに、又、厚みを、例えば9mmに設定している。
なお、指掛け部280の直径は、本実施の形態では35mmに固定されているが、35mmに限定されず、又、厚みも、本実施の形態では9mmに固定されているが、9mmに限定されない。
(メダル投入器200の使用方法)
上記した構成を備えるプッシャーゲーム機10のメダル投入器200の使用方法について、以下に説明する。
【0044】
図9に示すように、メダル装填溝260にメダルMを複数枚重ね合わせて装填し、重ね合わせた複数枚のメダルMの最上方に位置するメダルMに右手の人差し指Fを掛け、指掛け部280に同じ右手の親指Tを掛ける。
この状態で、人差し指Fと親指Tとで、重ね合わせた複数枚のメダルMを強く挟み付ける。
【0045】
強く挟み付けると、傾斜下端のメダルMが、メダルガイド部270に押し付けられて、投入口211から落下しない。
上記強く挟み付けた状態から、挟み付ける力を一瞬、緩めると、傾斜下端のメダルMが投入口211から1枚、落下する。
こうして、強く挟み付けた状態と、挟み付ける力を一瞬、緩めた状態とを交互に繰り返すことで、傾斜下端のメダルMが投入口211から1枚1枚落下し、メダル装填溝260に装填したメダルMを、短時間に連続的に投入することができる。
【0046】
なお、右手の人差し指FをメダルMに掛けたが、人差し指Fと中指との2本をメダルMに掛けても良いし、或いは、人差し指Fに代えて、中指だけをメダルMに掛けても良い。
また、右手で操作したが、逆に左手で操作しても良い。左手で操作する場合には、左手の親指をメダルMに掛け、同じ左手の人差し指を指掛け部280に掛けることとなる。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0048】
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、メダル投入器の改良に関し、メダルを連続投入することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0049】
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、メダルのサイズが異なる場合にも使用することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0050】
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、メダルをスムーズに投入することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0051】
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、レールホルダーを回転した際の異音や振動の発生を防止することができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0052】
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、規定のメダルより直径の小さなメダルを、不正なメダルとして、落下溝を利用してプレーヤに返却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メダル投入器の斜視図である。
【図2】プッシャーゲーム機の斜視図である。
【図3】メダル投入器の側面図である。
【図4】メダル投入器の他の側面図である。
【図5】メダル投入器の平面図である。
【図6】はメダル投入器の正面図である。
【図7】図6のVII−VIIに沿う断面図である。
【図8】図3のVIII−VIIIに沿う断面図である。
【図9】メダル投入器の使用状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 プッシャーゲーム機 100 ゲーム機本体
110 フィールド 120 カバー
130 プッシャー 140 落下溝
150 メダル払出口 200 メダル投入器
210 メダルレール 211 投入口
212 排出口 220 レールホルダー
221 軸 230 メダルホルダー
240 メダルセレクター 250 ストッパー
260 メダル装填溝 261 底面
262 傾斜側面 263 起立部
270 メダルガイド部 280 指掛け部
M メダル F 人差し指
T 親指
Claims (5)
- メダルが堆積可能なフィールドと、
前記フィールドを覆うカバーと、
前記カバーの外側から前記カバーを貫通して前記フィールドに向かって延び、プレーヤが投入したメダルを前記フィールドに向かって落下させるためのメダル投入器と、
前記フィールドを往復移動し、前記フィールドに堆積されたメダルを落下溝に向かって押し出すためのプッシャーとを備えるプッシャーゲーム機において、
前記メダル投入器には、
前記カバーの内外に延び、
前記カバーの外側に位置する一端部から前記カバーの内側に位置する他端部に向かって下り傾斜させ、
前記一端部にメダルを1枚投入可能な投入口を有し、
前記他端部に前記フィールドに向かって開放した排出口を有し、
前記投入口から投入されたメダルを、前記下り傾斜を利用して、円周方向に回転させながら前記排出口から落下させる中空なメダルレールと、
前記メダルレールの長さの途中を、前記カバーに対して左右方向に回転可能に支持するレールホルダーと、
前記メダルレールの一端部に取り付けられ、メダルを複数枚保持可能なメダルホルダーとを備え、
前記投入口は、メダルの厚み以上で、且つ前記厚みの2倍未満の幅を有し、
前記メダルホルダーには、
溝であって、その溝の一端部を側方に開放させ、当該一端部から他端部に向かって下り傾斜させ、傾斜下端が前記投入口の幅方向の一方の縁部に臨み、前記投入口に平行にメダルを複数枚、厚み方向に重ね合わせた状態で載置可能なメダル装填溝と、
前記投入口の幅方向の他方の縁部に沿って上方に延びるメダルガイド部と、
前記メダルガイド部の外側に位置し、前記メダル装填溝にメダルを複数枚重ね合わせて装填した状態で、最上方に位置するメダルに人差し指を掛け、前記重ね合わせた複数枚のメダルをメダルガイド部に向かって押し付けるための親指が掛かる指掛け部とを備えていることを特徴とするプッシャーゲーム機。 - 請求項1に記載のプッシャーゲーム機において、
前記メダル装填溝には、
底面と、
前記底面の両端部から上方に向かって開いた一対の傾斜側面とを有することを特徴とするプッシャーゲーム機。 - 請求項1又は請求項2に記載のプッシャーゲーム機において、
前記メダルガイド部のメダルと接触する面が、平滑であることを特徴とするプッシャーゲーム機。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のプッシャーゲーム機において、
前記レールホルダーには、
回転角度を規制するための弾性を有するストッパーを備えていることを特徴とするプッシャーゲーム機。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のプッシャーゲーム機において、
前記投入口の幅と直交する全長を、規定のメダルの直径にほぼ等しく設定し、
前記メダルレールの長さの途中には、
前記規定のメダルより直径の小さなメダルを、不正なメダルとして、前記落下溝に向かって排出するためのメダルセレクターを取り付けていることを特徴とするプッシャーゲーム機。
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